JP2009188669A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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茂 藤田
Hiroki Horikoshi
宏樹 堀越
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秀城 竹村
Takeshi Kuga
剛 久我
Hiroyuki Hosogoe
洋行 細越
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Abstract

【課題】電子透かしの検出作業を容易にすることができる画像形成装置及び画像形成方法等を提供する。
【解決手段】ステップS101において、印刷ジョブで指定されたプリントサイズが、所定のサイズ閾値より大きいか判定する。プリントサイズがサイズ閾値よりも大きいと判定した場合、ステップS102において、印刷ジョブに含まれる埋め込みデータを抽出し、この埋め込みデータを電子透かしとして、画像データの周辺領域に埋め込む。プリントサイズがサイズ閾値以下であると判定した場合、ステップS103において、印刷ジョブに含まれる埋め込みデータを抽出し、この埋め込みデータを電子透かしとして画像データの全体に埋め込む。そして、ステップS104では、プリンタエンジンが印刷処理を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像データの中に著作権情報等の秘匿情報を埋め込むことが可能な画像形成装置及び画像形成方法等に関する。
近年、レーザービームプリンタ及びインクジェットプリンタの性能向上に伴い、これらプリンタの出力品質は目覚しく向上している。プロ写真家による作品及びデジタルアート画像作家の作品を、特に高画質に特化して開発されたハイエンドインクジェットプリンタを用いて印刷して得られた印刷物は、それ自体が作品として売買されるほどの品質を持っている。このように、プリンタの印字出力物を作品として扱うことが可能となってきたため、印字出力物が不正に出力されたものでないか、改竄されていないかを判別したいという要求も高まってきている。そこで、これらの要求を満たすために、著作権情報及び出力プリンタのシリアルナンバー等の情報を印字出力物に埋め込むための技術について種々の検討がなされている。
このような著作権情報及びプリンタのシリアルナンバー等の情報を画像に埋め込む技術として、電子透かし技術が利用されるようになってきている。電子透かし技術とは、人間には知覚できないように対象となるデジタルデータの中に所望の情報を電子透かしとして埋め込む技術である。
画像に電子透かしを埋め込む方法の一例として、画像データの全面を対象として埋め込む方法、及び画像データを複数のブロックに分割し、分割したブロックを対象として埋め込む方法が知られている。特許文献1には、分割したブロックに電子透かしを埋め込む場合に、電子透かしを埋め込む位置を複数指定する方法が提案されている。また、電子透かしを埋め込む領域のサイズ及び埋め込み角度を可変にする方法(特許文献2)、並びに埋め込み領域の位置、サイズ及び形を乱数に基づいて決定する方法(特許文献3)も提案されている。
なお、印刷出力物に埋め込まれた電子透かしは、当該印刷出力物の画像をイメージスキャナ等で再度デジタルデータ化し、専用の透かし検出ソフトウェアを用いることで検出することができる。このように、印刷出力物から電子透かし情報を検出することによって、真贋判定及び著作権侵害の有無等をチェックすることができる。ポートレート写真画像で一般的なL判サイズ及びA4サイズ程度の大きさの印刷出力物をスキャンする場合、十分な解像度を持つA4サイズのフラットベッドスキャナを利用することができる。また、フラットベッドスキャナをPC(パーソナルコンピュータ)に接続して印刷出力物をスキャンすれば、デジタル画像データを得ることもできる。
特開2005−109719号公報 特開2005−218027号公報 特開2002−232678号公報
このような電子透かしの埋め込みに関する技術が開発される一方で、近年、A2サイズ、A1サイズ、及びB0サイズ超の大きなサイズで印字可能な大判プリンタが普及し始めている。そして、大判プリンタの高速化及び高画質化によって、大判サイズで写真及び絵画等の芸術作品を直接印刷出力することも可能となってきている。このため、大判サイズの作品の著作権保護の要求も高まってきており、電子透かしを大判サイズの作品に埋め込むことも行われようとしている。
しかしながら、A4サイズのフラットベッドスキャナを用いて、上述のような大判サイズの印刷出力物から電子透かしを検出することは極めて困難である。A3サイズ程度の印刷出力物であれば、特許文献1〜3に記載されている技術等によって、電子透かしを検出することが可能な場合もある。しかし、上述のような大判サイズの場合には、全面のスキャンが不可能なだけでなく、複数回に分けてスキャンしようとしても、その中央部のスキャン時には特に慎重な取り扱いをしなければ、印刷出力物が折れ曲がったり破損したりしてしまう。このように、電子透かしの検出に用いようとするスキャナによってスキャン可能なサイズよりも、対象の印刷出力物のサイズが著しく大きい場合には、電子透かしの検出作業が極めて煩雑なものとなる。
本発明は、電子透かしの検出作業を容易にすることができる画像形成装置及び画像形成方法等を提供することを目的とする。
本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明に係る画像形成装置は、画像データ、埋め込みデータ及び印刷設定情報を入力する入力手段と、前記印刷設定情報に基づいて、前記埋め込みデータを埋め込む前記画像データの領域を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された領域に前記埋め込みデータを電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み手段と、前記電子透かし埋め込み手段により前記埋め込みデータが埋め込まれた前記画像データに基づいて画像を用紙に印刷して出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法は、画像データ、埋め込みデータ及び印刷設定情報を入力する入力ステップと、前記印刷設定情報に基づいて、前記埋め込みデータを埋め込む前記画像データの領域を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定した領域に前記埋め込みデータを電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込みステップと、前記電子透かし埋め込みステップにおいて前記埋め込みデータを埋め込んだ前記画像データに基づいて画像を用紙に印刷して出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、埋め込みデータが埋め込まれる領域が印刷設定情報に基づいて決定されるため、印刷に際して印刷設定情報を適切に設定しておけば、その後の電子透かしの検出作業を容易なものとすることができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタシステムの概要を示すブロック図である。
このプリンタシステムでは、プリンタ101とホストPC104とが互いに接続されている。この接続は、例えば、ネットワーク(有線LAN若しくは無線LAN等)又はUSB若しくはIEEE1394等の接続インタフェースを介してなされている。ホストPC104には、画像データ等の印刷データを記憶したメモリが設けられている。また、プリンタ101にはコントローラ102及びプリンタエンジン103が設けられている。コントローラ102は、ホストPC104とのインタフェース機能を具えており、ホストPC104から送信された印刷データに対して、その解釈及び画像処理を行い、印刷データを2値データへ変換してプリンタエンジン103へ渡す。プリンタエンジン103はコントローラ102から2値化された印刷データを受け取り、印刷を行う。プリンタ101としてインクジェットプリンタが用いられる場合、プリントヘッドのスキャン制御、インク吐出制御、紙送り制御等を経て印刷が行われる。
次に、コントローラ102について説明する。図2は、コントローラ102の構成を示すブロック図である。
コントローラ102には、コントローラチップ202、ROM205、RAM207、操作パネル209、IEEE1394インタフェース217、LANコントローラ219及び拡張インタフェース220が設けられている。コントローラチップ202、LANコントローラ219、IEEE1394インタフェース217及び拡張インタフェース220は拡張バスを介して互いに接続されている。
コントローラチップ202は、所謂SOC(System On a Chip)である。コントローラチップ202には、CPU203、ROMコントローラ204、RAMコントローラ206、操作パネルインタフェース208、バスインタフェース216、デコーダ210、画像データ処理ブロック211、USBインタフェース214及びエンジンインタフェース212が含まれている。これらの各ブロックは、内部バスによって相互に接続されている。
CPU203はROM205に格納されたプログラムに従って動作し、インタフェース212、214、217、及び220並びにコントローラ219を介した外部との通信、並びに各部の制御を行う。
ROMコントローラ204はデータ保持可能なROM205とのインタフェースを行う。RAMコントローラ206はデータ保持可能なRAM207とのインタフェースを行い、RAMアクセスタイミングを制御しながら、CPU203及び他のブロックからの要求に従い、RAMへのデータ入出力を行う。
操作パネルインタフェース208は、操作キー、LED及びLCD等を実装した操作パネル209とのインタフェースを行う。例えば、操作パネルインタフェース208は、ユーザからの操作キー入力をCPU203へ伝え、CPU203からの命令に応じてLED及びLCDの表示を制御する。
バスインタフェース216は拡張バスを制御するブロックであり、拡張バスに接続されたIEEE1394インタフェース217、LANコントローラ219及び拡張インタフェース220との通信制御を行う。
デコーダ210は圧縮符号化された印刷データをRAM207から読み出し、デコードしてRAM207へ書き戻す。
画像データ処理ブロック211は、デコーダ210によってデコードされたデータをRAM207から読み出し、各インク色のドットデータに変換し、RAM207へ書き戻す。また、画像データ処理ブロック211は、電子透かしの埋め込み処理も行う。この電子透かしの埋め込み処理の詳細については後述する。
エンジンインタフェース212は、各インク色のドットデータをRAM207から読み出し、プリンタエンジン103へ送信する制御を行う。
USBインタフェース214は、USB機器とのインタフェースを行う。
IEEE1394インタフェース217は、IEEE1394機器のインタフェースを行い、LANコントローラは、LANに接続された機器との間の通信の制御を行う。
ホストPC104は、LANを介してLANコントローラ219に接続されるか、USBインタフェース214又はIEEE1394インタフェース217に接続される。そして、ホストPC104から送信されてきた圧縮符号化された印刷データは、これらを介して入力される。
IEEE1394インタフェース217又はLANコントローラ219を介して入力された印刷データは拡張バスを通じてコントローラチップ202のバスインタフェース216を経由し、RAMコントローラ206の制御に従って、RAM207へ書き込まれる。一方、USBインタフェース214を介して入力された印刷データは内部バスを通じてRAMコントローラ206の制御に従って、RAM207へ書き込まれる。
RAM207へ書き込まれた印刷データは、CPU203によって通信プロトコルが解釈された後、デコーダ210へ渡され、デコードされる。デコードされた印刷データは画像データ処理ブロック211によって各インク色のドットデータに変換された後、エンジンインタフェース212を通じてプリンタエンジン103へ送信され、紙に印刷される。この際に、後述するように、電子透かしが埋め込まれることがある。
次に、第1の実施形態における電子透かしの埋め込み処理を含む印刷処理について説明する。図3は、第1の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。なお、図3に示す印刷処理は、CPU203がホストPC104から受信した印刷ジョブを解釈し、印刷用の画像データを取得した後に行われる。
先ず、ステップS101において、CPU203がホストPC104から受信した印刷ジョブで指定されたプリントサイズが、所定のサイズ閾値より大きいか判定する。そして、プリントサイズがサイズ閾値よりも大きいと判定した場合、CPU203はステップS102の処理を行うこととし、プリントサイズがサイズ閾値以下であると判定した場合、CPU203はステップS103の処理を行うこととする。ここで、プリントサイズは、印刷ジョブで指定された、プリンタエンジン103が印刷を行う際に用いることが予定されている用紙のサイズである。サイズ閾値は、印刷ジョブ毎にホストPC104から送付されてもよく、プリンタ101の操作パネル209を介してユーザにより入力されてもよい。サイズ閾値としては、例えば、A3サイズ及びA2サイズ等の定型の用紙サイズが用いられる。また、用紙幅及び用紙長等に関する任意の数値(例えば、300mm、500mm)が用いられてもよい。本実施形態では、プリントサイズが印刷設定情報として用いられる。
ステップS102では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを電子透かしとして、画像データ処理ブロック211が画像データの周辺領域に埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、決定手段として埋め込みデータを埋め込む領域を画像データのうちで印刷用紙の周辺領域に印刷される部分に決定し、電子透かし埋め込み手段として埋め込みデータをそこに埋め込む。その後、ステップS104の処理を行う。なお、周辺領域は、印刷用紙の縁を基準として、電子透かしの検出に用いる予定のスキャナのスキャン可能な範囲内にあることが好ましい。この大きさは、印刷ジョブ毎にホストPC104から送付されてもよく、プリンタ101の操作パネル209を介してユーザにより入力されてもよい。
一方、ステップS103では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを電子透かしとして、画像データ処理ブロック211が画像データの全体に埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、決定手段として埋め込みデータを埋め込む領域を画像データの全体、即ち印刷用紙の全体に決定し、電子透かし埋め込み手段として埋め込みデータをそこに埋め込む。その後、ステップS104の処理を行う。
ステップS104では、プリンタエンジン103が印刷処理を実行する。つまり、ステップS102又はS103を経て受け取った画像データの印刷処理をプリンタエンジン103が実行する。このとき、プリンタエンジン103は、電子透かしを印刷物の最前面等の最背面以外に位置させることが好ましい。また、読み取り可能に位置させてもよい。後の検出を容易にするためである。
このような第1の実施形態によれば、電子透かしの検出に用いる予定のスキャナのスキャン可能なサイズを考慮してサイズ閾値を適切に規定しておきさえすれば、当該スキャナを用いた電子透かしの検出を容易に行うことが可能となる。また、選択的な埋め込みを行う場合には、同じサイズの全体に電子透かしを埋め込む場合と比較すると、埋め込みのための処理負荷が低減される。
例えば、スキャン可能なサイズがA4サイズである場合は、サイズ閾値をA4サイズとしておけばよい。このような設定がされている場合、プリントサイズがB5サイズ又はA4サイズ等の画像データをプリンタ101が受信すると、ステップS103を経て、図4(a)に示すように、画像データの全体に電子透かしが埋め込まれた印刷物が出力される。従って、A4サイズ以下の印刷物における電子透かしの検出を行う場合には、1回のスキャンを行えば、電子透かしの全体の情報が得られる。このように、サイズ閾値以下のサイズの印刷物からの電子透かしの検出作業は容易である。
一方、プリントサイズがA1サイズ又はA0サイズ等の画像データをプリンタ101が受信すると、ステップS102を経て、図4(b)に示すように、画像データの周辺領域のみに電子透かしが埋め込まれた印刷物が出力される。従って、印刷物の周辺領域のスキャンを行えば、電子透かしの全体の情報が得られる。つまり、印刷物の中央部のみのスキャンを行わずとも所望の情報が得られ、印刷物が折れ曲がったり破損したりしてしまうようなスキャンは不要となる。このように、サイズ閾値より大きなサイズの印刷物からの電子透かしの検出作業も容易である。
ここで、図4(a)及び(b)に示す例について説明する。図4(a)及び(b)は、印刷結果を示す模式図である。図4(a)及び(b)では、画像データを複数の矩形領域ブロックに分割し、分割したブロックに対して電子透かしが埋め込まれている。ハッチングが付されたブロックでは画像データに電子透かしが埋め込まれており、ハッチングが付されていないブロックには画像データのみが存在する。図4(a)に示す例では、画像データのプリントサイズがサイズ閾値以下であり、9つのブロックに分割され、全てのブロックにおいて電子透かしが埋め込まれている(ステップS103)。一方、図4(b)に示す例では、画像データのプリントサイズがサイズ閾値より大きく、108のブロックに分割され、最も外側に位置するブロックにおいてのみ電子透かしが埋め込まれている。
なお、埋め込みデータがホストPC104から印刷ジョブ毎に送信される必要はなく、例えば、予めホストPC104から受信しておいた埋め込みデータをステップS102又はS103において使用してもよい。このような場合、プリンタ101が印刷ジョブに先立って埋め込みデータを受信しておき、データ保持手段として機能するROM205又はRAM207に格納しておけばよい。
また、サイズ閾値はスキャン可能なサイズ以下である必要はない。例えば、スキャン可能なサイズがA4サイズである場合に、サイズ閾値をA2サイズとしてもよい。このような場合、プリントサイズがA3サイズ又はA2サイズ等であっても、その全体に電子透かしが埋め込まれるが、多くとも印刷物を4等分した各領域のスキャンを行えば、電子透かしの全体の情報が得られる。つまり、印刷物の中央部のみのスキャンを行わずとも所望の情報が得られ、印刷物が折れ曲がったり破損したりしてしまうようなスキャンは不要となる。
また、ステップS102において、用紙の隅の領域(コーナ領域)にのみ電子透かしを埋め込んでもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、ホストPC104からプリンタ101に送信されるデータ及び印刷処理の内容が第1の実施形態と相違しているが、他の構成は第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態では、プリントサイズに応じて電子透かしが埋め込まれる領域を決定している。これに対し、第2の実施形態では、プリントサイズだけでなく、印刷物、即ち印刷後の用紙が展示される予定の位置をも考慮して電子透かしが埋め込まれる領域を決定する。
ここでは、ホストPC104から送信されてくる印刷ジョブに、展示位置設定情報が含まれていることとする。ここで、展示位置設定情報とは、当該印刷物が展示される予定の位置を示す情報であり、例えば、ホストPC104における印刷ジョブの発行の際に、プリンタドライバの設定画面を介してユーザによって指定される。また、ここでは、展示位置設定情報として、「H」及び「L」の2種類が選択可能であるとする。「H」はユーザが高いと感じる位置に印刷物を展示する際に選択する情報であり、「L」はユーザが低いと感じる位置に印刷物を展示する際に選択する情報である。この高いか低いかの判断基準としては、例えばユーザの目線の高さが用いられる。本実施形態では、展示位置設定情報がプリントサイズと共に印刷設定情報として用いられる。
次に、第2の実施形態における電子透かしの埋め込み処理を含む印刷処理について説明する。図5は、第2の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。なお、図5に示す印刷処理は、CPU203がホストPC104から受信した印刷ジョブを解釈し、印刷用の画像データを取得した後に行われる。
先ず、ステップS201において、CPU203がホストPC104から受信した印刷ジョブで指定されたプリントサイズが、所定のサイズ閾値より大きいか判定する。そして、プリントサイズがサイズ閾値よりも大きいと判定した場合、CPU203はステップS202の処理を行うこととし、プリントサイズがサイズ閾値以下であると判定した場合、CPU203はステップS205の処理を行うこととする。
ステップS202では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる展示位置設定情報をCPU203が抽出し、この展示位置設定情報が「H」であるか否かをCPU203が判定する。そして、展示位置設定情報が「H」であると判定した場合、CPU203はステップS203の処理を行うこととし、展示位置設定情報が「H」ではない(「L」である)と判定した場合、CPU203はステップS204の処理を行うこととする。
ステップS203では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを電子透かしとして、画像データ処理ブロック211が画像データの下端領域にのみ埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、決定手段として埋め込みデータを埋め込む領域を画像データのうちで印刷用紙の下側の領域に印刷される部分に決定し、電子透かし埋め込み手段として埋め込みデータをそこに埋め込む。その後、ステップS206の処理を行う。
ステップS204では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを電子透かしとして、画像データ処理ブロック211が画像データの下端領域を除く周辺領域に埋め込む。例えば、画像データ処理ブロック211は、画像データの上端領域及び両側端領域にのみ埋め込みデータを埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、決定手段として埋め込みデータを埋め込む領域を画像データのうちで印刷用紙の下側の領域を除く周辺領域に印刷される部分に決定し、電子透かし埋め込み手段として埋め込みデータをそこに埋め込む。その後、ステップS206の処理を行う。
また、ステップS205では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを画像データ処理ブロック211が電子透かし埋め込み手段として画像データの全体に埋め込む。その後、ステップS206の処理を行う。
ステップS206では、プリンタエンジン103が印刷処理を実行する。つまり、ステップS203、S204又はS205を経て受け取った画像データの印刷処理をプリンタエンジン103が実行する。このとき、プリンタエンジン103は、電子透かしを印刷物の最前面等の最背面以外に位置させることが好ましい。また、読み取り可能に位置させてもよい。後の検出を容易にするためである。
このような第2の実施形態によれば、展示位置設定情報を適切に設定しておきさえすれば、印刷物の展示後に容易に電子透かしの検出を行うことが可能となる。印刷物の展示後における電子透かしの検出にはハンディ型スキャナの使用が好適であるが、地面及び床からの高さが高すぎる位置及び低すぎる位置に電子透かしが埋め込まれている場合、そのスキャン等の検出作業が煩雑となる。これに対し、本実施形態では、展示位置設定情報に基づく埋め込みが行われるので、このような検出作業が容易なものとなる。
例えば、印刷物が大きく、かつ印刷物を高い位置に展示すること(ポスターを天井から吊り下げること等)が予定されている場合には、展示位置設定情報を「H」と設定しておけば、図6(a)に示すように、印刷物の下端領域にのみ電子透かしが埋め込まれる。一方、印刷物が大きく、かつ印刷物を低い位置に展示すること(印刷物を床に置かれて展示すること等)が予定されている場合には、展示位置設定情報を「L」と設定しておけば、図6(b)に示すように、印刷物の下端領域を除く周辺領域に電子透かしが埋め込まれる。
従って、周辺領域の全体に電子透かしが埋め込まれている場合と比較すると、ユーザの目線の高さから大きくずれた位置での検出作業が低減され、電子透かしの検出作業が容易なものとなる。また、第1の実施形態と同様に、選択的な埋め込みを行う場合には、同じサイズの全体に電子透かしを埋め込む場合と比較すると、埋め込みのための処理負荷が低減される。
なお、第1の実施形態と同様に、埋め込みデータがホストPC104から印刷ジョブ毎に送信される必要はなく、例えば、予めホストPC104から受信しておいた埋め込みデータをステップS203、S204又はS205において使用してもよい。このような場合、プリンタ101が印刷ジョブに先立って埋め込みデータを受信しておき、データ保持手段として機能するROM205又はRAM207に格納しておけばよい。
また、展示位置の設定は2段階である必要はなく、3段階以上であってもよい。また、高さ方向だけでなく横方向等の位置を設定可能にしてもよい。
また、電子透かしの埋め込みによって生じる画質の劣化が鑑賞者の目につきにくくすること等を目的として、電子透かしを埋め込む領域を逆にしてもよい。即ち、展示位置設定情報が「H」の場合に上端領域にのみ電子透かしを埋め込み、展示位置設定情報が「L」の場合に上側の領域を除く周辺領域に電子透かしを埋め込んでもよい。このような処理を行うことにより、電子透かしの検出作業が第2の実施形態ほどは容易なものとはならないが、鑑賞者の目から離れた位置に電子透かしが埋め込まれる。この結果、電子透かしの埋め込みによって画質劣化が生じていても、それが目立ちにくくなる。
また、プリントサイズとサイズ閾値との比較(ステップS201)を省略してもよい。つまり、プリントサイズに拘わらず、展示位置設定情報の判定を行い(ステップS202)、電子透かしを埋め込む領域を決定してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、ホストPC104からプリンタ101に送信されるデータ及び印刷処理の内容が第1の実施形態と相違しているが、他の構成は第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態では、プリントサイズに応じて電子透かしが埋め込まれる領域を決定している。これに対し、第3の実施形態では、プリントサイズだけでなく、電子透かしの検出に使用する予定のスキャナの種別をも考慮して電子透かしが埋め込まれる領域を決定する。
ここでは、ホストPC104から送信されてくる印刷ジョブに、スキャナ種別情報が含まれていることとする。ここで、スキャナ種別情報とは、当該印刷物からの電子透かしの検出に使用される予定のスキャナの種別を示す情報であり、例えば、ホストPC104における印刷ジョブの発行の際に、プリンタドライバの設定画面を介してユーザによって指定される。また、ここでは、スキャナ種別情報として、「ハンディ型スキャナ」及び「フラットベッド型スキャナ」の2種類が選択可能であるとする。本実施形態では、スキャナ種別情報がプリントサイズと共に印刷設定情報として用いられる。
次に、第3の実施形態における電子透かしの埋め込み処理を含む印刷処理について説明する。図7は、第3の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。なお、図7に示す印刷処理は、CPU203がホストPC104から受信した印刷ジョブを解釈し、印刷用の画像データを取得した後に行われる。
先ず、ステップS301において、CPU203がホストPC104から受信した印刷ジョブで指定されたプリントサイズが、所定のサイズ閾値より大きいか判定する。そして、プリントサイズがサイズ閾値よりも大きいと判定した場合、CPU203はステップS302の処理を行うこととし、プリントサイズがサイズ閾値以下であると判定した場合、CPU203はステップS305の処理を行うこととする。
ステップS302では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれるスキャナ種別情報をCPU203が抽出し、このスキャナ種別情報が「ハンディ型スキャナ」及び「フラットベッド型スキャナ」のどちらであるかをCPU203が判定する。そして、スキャナ種別情報が「フラットベッド型スキャナ」であると判定した場合、CPU203はステップS303の処理を行うこととし、スキャナ種別情報が「ハンディ型スキャナ」であると判定した場合、CPU203はステップS304の処理を行うこととする。
ステップS303では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを画像データ処理ブロック211が電子透かし埋め込み手段として画像データの隅の領域(コーナ領域)にのみ埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、決定手段として埋め込みデータを埋め込む領域を画像データのうちで印刷用紙のコーナ領域に印刷される部分に決定し、電子透かし埋め込み手段として埋め込みデータをそこに埋め込む。その後、ステップS306の処理を行う。なお、コーナ領域は、印刷用紙の縁を基準として、電子透かしの検出に用いる予定のスキャナのスキャン可能な範囲内にあることが好ましい。この大きさは、印刷ジョブ毎にホストPC104から送付されてもよく、プリンタ101の操作パネル209を介してユーザにより入力されてもよい。
ステップS304では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを画像データ処理ブロック211が電子透かし埋め込み手段として画像データの周辺領域に埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、この埋め込みデータを電子透かしとして、画像データ処理ブロック211が画像データの周辺領域に埋め込む。つまり、画像データ処理ブロック211が、決定手段として埋め込みデータを埋め込む領域を画像データのうちで印刷用紙の周辺領域に印刷される部分に決定し、電子透かし埋め込み手段として埋め込みデータをそこに埋め込む。その後、ステップS306の処理を行う。
また、ステップS305では、ホストPC104から受信した印刷ジョブに含まれる埋め込みデータをCPU203が抽出し、この埋め込みデータを画像データ処理ブロック211が電子透かし埋め込み手段として画像データの全体に埋め込む。その後、ステップS306の処理を行う。
ステップS306では、プリンタエンジン103が印刷処理を実行する。つまり、ステップS303、S304又はS305を経て受け取った画像データの印刷処理をプリンタエンジン103が実行する。このとき、プリンタエンジン103は、電子透かしを印刷物の最前面等の最背面以外に位置させることが好ましい。また、読み取り可能に位置させてもよい。後の検出を容易にするためである。
このような第3の実施形態によれば、スキャナ種別情報を適切に設定しておけば、電子透かしの検出を容易に行うことが可能となる。
例えば、印刷物が大きく、かつハンディ型スキャナが用いられる場合には、スキャナ種別情報を「ハンディ型スキャナ」と設定しておけば、図8(a)に示すように、印刷物の周辺領域にのみ電子透かしが埋め込まれる。A0サイズ及びB0サイズ等の大判の印刷物の場合、その全体に電子透かしが埋め込まれていると、ハンディ型スキャナを使用して印刷物の中央部のスキャンを行う際に、印刷物が折れ曲がったり、破損したりしないように注意する必要がある。これに対し、本実施形態では、周辺領域にのみ電子透かしが埋め込まれるため、電子透かしの検出作業が容易なものとなる。
一方、印刷物が大きく、かつフラットベット型スキャナが用いられる場合には、スキャナ種別情報を「フラットベット型スキャナ」と設定しておけば、図8(b)に示すように、印刷物のコーナ領域にのみ電子透かしが埋め込まれる。A0サイズ及びB0サイズ等の大判の印刷物の場合、その全体に電子透かしが埋め込まれていると、フラットベット型スキャナを使用して印刷物の中央部のスキャンを行う際にも、印刷物が折れ曲がったり、破損したりしないように注意する必要がある。更に、周辺領域のスキャンを行う際にも、ハンディ型スキャナを用いる場合よりも細心の注意が必要とされる。これに対し、本実施形態では、コーナ領域にのみ電子透かしが埋め込まれるため、電子透かしの検出作業が容易なものとなる。
また、第1の実施形態と同様に、選択的な埋め込みを行う場合には、同じサイズの全体に電子透かしを埋め込む場合と比較すると、埋め込みのための処理負荷が低減される。
なお、第1の実施形態と同様に、埋め込みデータがホストPC104から印刷ジョブ毎に送信される必要はなく、例えば、予めホストPC104から受信しておいた埋め込みデータをステップS203、S204又はS205において使用してもよい。このような場合、プリンタ101が印刷ジョブに先立って埋め込みデータを受信しておき、データ保持手段として機能するROM205又はRAM207に格納しておけばよい。
また、プリントサイズとサイズ閾値との比較(ステップS301)を省略してもよい。つまり、プリントサイズに拘わらず、プリンタ種別情報の判定を行い(ステップS302)、電子透かしを埋め込む領域を決定してもよい。
また、使用可能なスキャナは、フラットベット型スキャナ及びハンディ型スキャナに限定されず、他のスキャナを用いてもよい。フラットベット型スキャナは、印刷物等の検出対象物との相対位置を固定した状態で用いられるスキャナ(検出装置)の一例であり、ハンディ型スキャナは、検出対象物との相対位置を逐次変更しながら用いられるスキャナ(検出装置)の一例である。
なお、第1〜第3のいずれの実施形態においても、電子透かし埋め込み処理方法は特定のものに制限されない。画像データが構成される空間領域において透かしを埋める空間領域型や画像データへ離散コサイン変換、離散ウェーブレット変換などの変換を施した変換領域において透かしを埋める変換領域型等の公知の電子透かし埋め込み処理方法を用いることができる。
また、電子透かしとして埋め込む埋め込みデータは出所等に限らず、例えば、画像データの著作権が帰属する自然人又は法人等の名称又は連絡先等のデータを用いてもよい。また、画像データの作成日時、出力プリンタの製造者名、機種名、製造シリアルナンバー等のデータを用いてもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、ホストPC104とプリンタ101とが接続されてプリントシステムが構成されているが、プリンタ101にホストPC104が接続されている必要はない。例えば、プリンタ101にメモリカード用のインタフェースが設けられていれば、データの供給元として、プリンタ101の代わりにメモリカードを用いることができる。他の記録媒体を用いる場合も同様である。
また、画像形成装置がプリンタである必要はなく、画像形成装置としてイメージスキャナを備えた複写機等を用いてもよい。
また、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
本発明の第1の実施形態に係るプリンタシステムの概要を示すブロック図である。 コントローラ102の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態において電子透かしが埋め込まれる領域の例を示す図である。 第2の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態において電子透かしが埋め込まれる領域の例を示す図である。 第3の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態において電子透かしが埋め込まれる領域の例を示す図である。
符号の説明
101:プリンタ
102:コントローラ
103:プリンタエンジン
104:ホストPC

Claims (12)

  1. 画像データ、埋め込みデータ及び印刷設定情報を入力する入力手段と、
    前記印刷設定情報に基づいて、前記埋め込みデータを埋め込む前記画像データの領域を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された領域に前記埋め込みデータを電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み手段と、
    前記電子透かし埋め込み手段により前記埋め込みデータが埋め込まれた前記画像データに基づいて画像を用紙に印刷して出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、前記印刷設定情報として、前記用紙のサイズの情報を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記用紙のサイズが所定の閾値よりも大きい場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の縁から所定の範囲内とし、
    それ以外の場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の全体とすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、前記用紙の縁から所定の範囲を、前記用紙の隅から所定の範囲とすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、前記印刷設定情報として、印刷後の前記用紙の展示が予定されている展示位置の情報を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記決定手段は、
    前記展示位置が、所定の基準に対して高いと設定されている場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の下側の縁から所定の範囲内とし、
    それ以外の場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の縁から所定の範囲内であって、かつ前記用紙の下側の縁から所定の範囲を除く領域とすることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記決定手段は、
    前記展示位置が、所定の基準に対して高いと設定されている場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の上側の縁から所定の範囲内とし、
    それ以外の場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の縁から所定の範囲内であって、かつ前記用紙の上側の縁から所定の範囲を除く領域とすることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記決定手段は、前記印刷設定情報として、前記電子透かしの埋め込みの検出に用いることが予定されている検出装置の情報を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  9. 前記決定手段は、
    前記検出装置が、検出対象物との相対位置を固定した状態で用いられるものである場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の隅から所定の範囲内とし、
    それ以外の場合、前記埋め込みデータを埋め込む領域を、前記用紙の縁から所定の範囲内とすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記電子透かし埋め込み手段は、前記電子透かしを印刷物の最背面以外に位置させるか、又は読み取り可能に位置させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 画像データ、埋め込みデータ及び印刷設定情報を入力する入力ステップと、
    前記印刷設定情報に基づいて、前記埋め込みデータを埋め込む前記画像データの領域を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定した領域に前記埋め込みデータを電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込みステップと、
    前記電子透かし埋め込みステップにおいて前記埋め込みデータを埋め込んだ前記画像データに基づいて画像を用紙に印刷して出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  12. コンピュータに、
    画像データ、埋め込みデータ及び印刷設定情報を入力する入力ステップと、
    前記印刷設定情報に基づいて、前記埋め込みデータを埋め込む前記画像データの領域を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定した領域に前記埋め込みデータを電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込みステップと、
    前記電子透かし埋め込みステップにおいて前記埋め込みデータを埋め込んだ前記画像データに基づいて画像を用紙に印刷して出力する出力ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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