JP2009186686A - カメラモジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率良く製造することができ、且つ、性能面で高い信頼性を有するカメラモジュール、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のカメラモジュール81は、イメージセンサ1の上に、レンズ6の周りが矩形の第1のコバ部5で囲まれた第1のレンズ部材2を備えている。第1のコバ部5には、イメージセンサ1の面と接触する接触領域の他に、レンズ6の径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置に、溝部10a−1〜10d−1が設けられている。溝部10a−1〜10d−1それぞれは、互いにレンズ6中心から等距離になるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のカメラモジュール81は、イメージセンサ1の上に、レンズ6の周りが矩形の第1のコバ部5で囲まれた第1のレンズ部材2を備えている。第1のコバ部5には、イメージセンサ1の面と接触する接触領域の他に、レンズ6の径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置に、溝部10a−1〜10d−1が設けられている。溝部10a−1〜10d−1それぞれは、互いにレンズ6中心から等距離になるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、矩形状の外形を有するカメラモジュール及びその製造方法に関する。
現在、カメラモジュールは、例えば、携帯電話等の小型機器に搭載するために小型化が要求されるため、最も生産性が高いとされるウエハレベルにおいて製造されている。
このとき、ウエハ上にレンズを並べて製造するため、カメラモジュールは矩形状の外形を有するものが最適である。
ここでカメラモジュールの製造方法の一例を説明すると次の通りである。まず、複数のレンズをシート状にしたレンズアレイと、ウエハの上に複数のイメージセンサが並べられたウエハ状態のイメージセンサとを準備する。そして、これらを貼り合せて接合体とし、最後に、この接合体を個々の製品形状に切断することによって、矩形状の外形を有するカメラモジュールを完成させる。
特許文献1には、このようなウエハレベルにおいて製造される図19に示すようなカメラモジュール406の構造体が開示されている。図19に示すように、カメラモジュール406の構造体は、イメージセンサ・チップ420と、このイメージセンサ・チップ420の上に張り合わされた第1のレンズアレイ402と、この第1のレンズアレイ402の上に張り合わされた第2のレンズアレイ403と、第1のレンズアレイ402及び第2のレンズアレイ403をそれぞれ支持している、第1のレンズ支持枠412と第2のレンズ支持枠432とを備えている。
このようなカメラモジュール406は、次の方法により製造される。
まず、シート状にアレイ化した、第1のレンズアレイ402と第2のレンズアレイ403とを、第1のレンズ支持枠412と第2のレンズ支持枠432との間において接着することにより、レンズ群のアレイシートを形成する。
次に、ウエハの上には複数のイメージセンサ・チップ420が形成されており、前記レンズ群のアレイシートをウエハに張り合わせることによって、図19に示すような、カメラモジュールの構造体406を形成する。なお、レンズ群のアレイシートとウエハとは、第1のレンズ支持枠412と、イメージセンサ・チップ420の上部に位置する支持ガラス基板422とを接着することにより張り合わされている。
さらに、図20に示すように、前記シート状のカメラモジュール406の構造体を、点線に沿って個々のカメラモジュール406に切断することによって、製品形状のカメラモジュール406にする。
また、カメラモジュールを製造する際、イメージセンサの形状により、レンズ群のアレイシートとイメージセンサとを一括して切断することが困難な場合もある。そこで、このような場合は、以下の方法を用いてカメラモジュールを製造することもできる。
すなわち、2つのレンズアレイシートを接着することによりレンズ群のアレイシートを形成し、このレンズ群のアレイシートを個々のレンズ群に切断する。次に、個々のレンズ群を単体のイメージセンサに位置を合わせるように張り合わせることによって、製品形状のカメラモジュールにする。
特開2004−226872号公報(2004年8月12日公開)
しかしながら、個々のレンズ群と単体のイメージセンサとを位置合わせする場合、明確な位置合わせの基準がないため、位置合わせが困難であった。
また、特許文献1に示すカメラモジュールの製造方法では、カメラモジュールの構造体106を切断する際に、レンズ周辺部において、レンズの外形を歪めるような応力が生じ、第1のレンズ支持枠412と支持ガラス基板422との間には、互いを引き離す力が発生する。このような力によって、第1のレンズ支持枠412と支持ガラス基板422との接着力を低下させるため、カメラモジュールとして、例えばハンドリングの際に、容易に破損してしまうという事態を招く。
そこで、本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、効率良く製造することができ、且つ、性能面で高い信頼性を有するカメラモジュール、及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係るカメラモジュールは、前記の課題を解決するために、イメージセンサの上に、レンズの周りが矩形の枠で囲まれたレンズ部材を備えたカメラモジュールであって、前記枠は、前記イメージセンサの面と接触する接触領域を有しており、更に前記枠には、前記レンズの径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置であって、且つ、前記接触領域の少なくとも一部分よりも当該径方向に沿って外側の位置に、前記イメージセンサの前記面と所定の距離を隔てて当該面と対向する対向領域を有しており、前記対向領域は、上記レンズの光軸中心に対して垂直な同一面内に位置する、当該対向領域内における互いに異なる2点がそれぞれ、前記レンズの中心から等距離になるように、構成されていることを特徴としている。
前記の構成によれば、本発明に係るカメラモジュールは、レンズ中心から等距離になるように対向領域を設けているため、イメージセンサの上にレンズ部材を固定する際、位置合わせが容易になる。また、前記対向領域を設けることによって、イメージセンサとレンズとの接合体をカメラモジュールとするために切断する際、レンズ部材の切断面、特に切断線が交差する付近にかかる応力を緩和することができる。
具体的には、本発明に係るカメラモジュールは、イメージセンサの上に、レンズの周りが矩形の枠で囲まれたレンズ部材を備えている。また、前記枠には、イメージセンサの面と接触する接触領域を有しており、接触領域の少なくとも一部分よりも外側の位置に、イメージセンサの面と所定の距離を隔てて対向領域を有している。また、当該対向領域として、例えば溝部が好ましい。
したがって、本発明に係るカメラモジュールは、その製造過程において、イメージセンサとレンズ部材との接合体を切断する際に、レンズ部材の切断面、特に切断線が交差する付近にかかる応力を緩和することができる。さらに、前記応力が緩和されることにより、イメージセンサとレンズ部材の枠との接触領域に塗布されている、接着剤の接着力の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
また、レンズの周りを囲む矩形の枠には、レンズ中心から等距離になるように対向領域を設けている。したがって、イメージセンサの上にレンズ部材を固定する際、対向領域に位置合わせすることによって、容易にレンズの固定位置を把握することができる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、対向領域における互いに異なる2点がそれぞれレンズ中心から等距離になるように設けている。このため、例えば、イメージセンサとレンズとの接合体において、レンズが所定の位置からずれていた場合であっても、対向領域を基準として、画像処理などを用いることにより、容易にレンズ中心における位置ずれを判別することができる。
また、前記レンズと前記枠とは、一体的に構成することができる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、さらに、前記対向領域が、前記矩形の各々の角部近傍に設けられており、各前記対向領域の端部は、互いに、前記レンズの中心から等距離に位置していることが好ましい。
前記の構成によれば、例えば、イメージセンサとレンズ部材との接合体をレンズが所定の位置からずれていた場合であっても、各対向領域を基準として、画像処理などを用いることにより、容易にレンズの中心における位置ずれを判別できるという効果を奏する。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、さらに、前記対向領域は、円弧形状であることが好ましい。
前記の構成によれば、レンズ部材の枠に設けられた対向領域が円弧形状を有しているので、レンズ部材とイメージセンサとの間、または2つのレンズ部材の間を接着する際に、対向領域よりもレンズの中心に近い部分に、接着領域を多く確保できるという効果を奏する。
また、本発明に係るカメラモジュールは、さらに、前記対向領域は、直線形状であることが好ましい。
前記の構成によれば、レンズ部材の枠に設けられた対向領域が直線形状を有しているので、イメージセンサとレンズ部材との接合体を切断する際に、直線状の対向領域によって矩形の枠の角部付近の変形を直線状の対向領域の外側に集中させることができるので、変形による影響を効果的に吸収することができる。
したがって、前記枠にかかる切断時の応力を大きく緩和することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るカメラモジュールは、さらに、前記レンズの光軸中心を中心として、前記矩形の枠に内接する円を仮定したとき、当該円の内側の領域であって、且つ、前記対向領域よりも前記中心の側に位置する前記接触領域にて、前記イメージセンサと、前記矩形の枠とが接着していることが好ましい。
これにより、レンズ部材がアレイ化しているシートを用いて、本発明に係るカメラモジュールを製造する際、その製造過程で行われるダイシング処理でダイシング部分でシートに応力が生じるが、上記のように、前記イメージセンサと、前記矩形の枠との接着位置を限定することによって、対向領域において、当該応力に因る前記枠の変形を効果的に吸収することができる。
また、本発明に係るカメラモジュールは、さらに、前記対向領域が、前記接触領域内に設けられた溝部であり、前記枠を前記対向領域を含む位置にて前記レンズの光軸に沿って切断したときの前記溝部の断面が、前記イメージセンサとの接触側から距離を隔てる方向に沿って、溝幅が徐々に狭くなった逆V字形状を有していることが好ましい。
前記の構成によれば、対向領域において、逆V字形状とすることによって、当該応力に因る前記枠の変形を効果的に吸収することができる。
また、本発明に係るカメラモジュールは、前記イメージセンサの上には、第1の前記レンズ部材と、当該第1のレンズ部材の上に配置される第2の前記レンズ部材とが設けられており、前記第2のレンズ部材の前記枠は、前記第1のレンズ部材の前記枠と接触する接触領域を有しており、前記第2のレンズ部材の枠には、更に、前記第2のレンズ部材のレンズの径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置であって、且つ当該径方向に沿って前記接触領域の少なくとも一部分よりも外側の位置に、前記第1のレンズ部材の枠と所定の距離を隔てて対向する対向領域を有しており、当該対向領域は、上記レンズの光軸中心に対して垂直な面内に位置する、当該対向領域内における互いに異なる2点がそれぞれ、前記第2のレンズ部材のレンズの中心から等距離になるように、構成されていることが好ましい。
前記の構成によれば、本発明に係るカメラモジュールは、イメージセンサの上に、第1のレンズ部材と、さらにその上に第2のレンズ部材とを設けている。また、第2のレンズ部材の枠には、第1のレンズ部材の枠と接触する接触領域を有しており、接触領域の少なくとも一部分よりも外側の位置に、第1のレンズ部材の枠と所定の距離を隔てて対向領域を有している。当該対向領域として、例えば溝部が好ましい。
したがって、本発明に係るカメラモジュールは、その製造過程において、イメージセンサと第1のレンズ部材との接合体を切断する際に第1のレンズ部材の切断面、特に切断線が交差する付近にかかる応力を緩和することができるだけでなく、第1のレンズ部材と第2のレンズ部材との接合体を切断する際に第2のレンズ部材の切断面、特に切断線が交差する付近にかかる応力を緩和することができる。そのため、イメージセンサと第1のレンズ部材との接着性、及び第1のレンズ部材と第2のレンズ部材との接着性を損なうことなく、信頼性の高いカメラモジュールを提供することが可能となる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、第2のレンズ部材の枠に設けられた対向領域も、レンズの中心から等距離になるように配置している。このため、例えば、第1のレンズ部材と第2のレンズ部材との接合体において、レンズが所定の位置からずれていた場合であっても、対向領域を基準として、画像処理などを用いることにより、容易にレンズの中心における位置ずれを判別できるという効果を奏する。
また、本発明に係るカメラモジュールの製造方法は、上記した構成を備えたカメラモジュールの製造方法であって、前記の課題を解決するために、イメージセンサと、前記対向領域を上記枠に有する、複数の前記レンズ部材がアレイを形成して1つのシートに構成されたレンズアレイシートとを準備する準備工程と、前記イメージセンサの上に、前記レンズアレイシートを接着するための接着剤を塗布する塗布工程と、接着剤が塗布された前記イメージセンサと前記第1のレンズシートとを接着する接着工程と、前記イメージセンサと前記レンズアレイシートとの接合体を切断して個々のカメラモジュールを作製する切断工程とを含むことを特徴としている。
前記の方法によれば、製造時の接着力を有効に機能させ、かつ、切断時の応力の緩和も容易にできるため、高い歩留まりによりカメラモジュールを製造することができるという効果を奏する。
以上のように、本発明に係るカメラモジュールは、イメージセンサの上に、レンズの周りが矩形の枠で囲まれたレンズ部材を備えたカメラモジュールであって、前記枠は、前記イメージセンサの面と接触する接触領域を有しており、更に前記枠には、前記レンズの径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置であって、且つ、前記接触領域の少なくとも一部分よりも当該径方向に沿って外側の位置に、前記イメージセンサの前記面と所定の距離を隔てて当該面と対向する対向領域を有しており、前記対向領域は、上記レンズの光軸中心に対して垂直な同一面内に位置する、当該対向領域内における互いに異なる2点がそれぞれ、前記レンズの中心から等距離になるように、構成されていることを特徴としている。また、本発明に係るカメラモジュールの製造方法は、以上のように、上記した構成を備えたカメラモジュールの製造方法であって、前記の課題を解決するために、イメージセンサと、前記対向領域を上記枠に有する、複数の前記レンズ部材がアレイを形成して1つのシートに構成されたレンズアレイシートとを準備する準備工程と、前記イメージセンサの上に、前記レンズアレイシートを接着するための接着剤を塗布する塗布工程と、接着剤が塗布された前記イメージセンサと前記第1のレンズシートとを接着する接着工程と、前記イメージセンサと前記レンズアレイシートとの接合体を切断して個々のカメラモジュールを作製する切断工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、効率良く製造することができ、且つ、性能面で高い信頼性を有するカメラモジュール、及びその製造方法を提供することができる。
〔実施形態1〕
まず、本発明の一実施形態に係るカメラモジュールの構成について、図1〜図3を参照して説明する。
まず、本発明の一実施形態に係るカメラモジュールの構成について、図1〜図3を参照して説明する。
(カメラモジュールの構成)
図1は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール81を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール81の構成を示した断面図である。
図1は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール81を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール81の構成を示した断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るカメラモジュール81は、イメージセンサ1と、第1のレンズ部材2(レンズ部材)と、第2のレンズ部材3とを備えている。
前記イメージセンサ1には、その受光側に、IR(赤外線)コートが形成されたカバーガラス8が設けられている。このカバーガラス8は、イメージセンサ1内に配置された受光素子9を、外部環境から保護することができる。
前記第1のレンズ部材2は、光学有効領域であるレンズ6を中心に設け、その周りを第1のコバ部7(矩形の枠)によって囲んだ構造を有している。
また、第2のレンズ部材3は、光学有効領域であるレンズ4を中心に設け、その周りを第2のコバ部5(矩形の枠)によって囲んだ構造を有している。
第1のレンズ部材2及び第2のレンズ部材3は、それぞれレンズとコバ部とが一体的に構成されたものであり、例えば、後述するように、樹脂によって成型されたものを用いることができる。
第1のレンズ部材2と第2のレンズ部材3とは、互いのコバ部同士を貼り合わして、互いの光軸を一致させている。そして、イメージセンサ1のカバーガラス8に、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7が貼り合わされている。貼り合わせは、従来周知の接着剤等を用いることができる。このように貼り合せられたカメラモジュール81は、第2のレンズ部材3のレンズ4から入射した光が、第1のレンズ部材2のレンズ6、カバーガラス8の順に通過し、前記受光素子9に受光されるように構成されている。
カメラモジュール81の製造にあたっては、上述したように、第1のレンズ部材2及び第2のレンズ部材3は、それぞれ、複数の第1のレンズ部材2または複数の第2のレンズ部材3が、アレイ化されてシート状となったレンズアレイシートを、貼り合せる。そして、その貼り合せた構造体を、複数の受光素子9が配置されたウエハ上に配置され、貼り合わせられ、最後に、ここのカメラモジュールを形成するために、所定の位置において切断(ダイシング)される。
このようにシート状のものを予め貼り合わせ、ダイシングすることによって、完成品を形成する手法を採用した一般的なカメラモジュールの場合は、上述したような2つの問題が生じる虞がある。そこで、本実施形態では、これらの問題を解決すべく、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7に、以下に説明する構造を設けている。
図2は、図1に示した第1のレンズ部材2のみの構成を示した上面図である。中心に点線で示す円形部分がレンズ6を示している。また、図3は、図2に示した第1のレンズ部材2を、切断線A−A´において切断した状態を示した矢視断面図である。
図3に示すように、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7には、カバーガラス8と接触する側に、カバーガラス8と接触する接触領域Sa及びSbの他に、カバーガラス8の面と所定の距離を隔ててカバーガラス8と対向する対向領域Nを有している。本実施形態では、この対向領域は凹部であり、以下の説明では、これを溝部とよぶ。
図2に示すように、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7には、角領域11a〜11dがあり、上記溝部は、角領域11a〜11dそれぞれに設けられている。
ここで「角領域11a〜11d」として表される範囲は、図2における線分B−Bよりも角の側の領域(図中の線分B−Bよりも矢印で示す領域)であって、且つ、第1のレンズ部材2における最大内接円の領域の外側の領域に相当する。また、上記「線分B−Bよりも角の側の領域」とは、具体的には、角の先端から、対向する角までの対角線において、角の先端から15%までの長さを高さとし、その位置において、対角線に対して直行する底辺をもつ三角形に囲まれた領域である。
すなわち、本実施形態の第1のコバ部7は図2に示すように四角形であるため、溝部は、計4つ(溝部10a−1〜10d−1)設けられている。
また、溝部10a−1〜10d−1は、図2に示すように、第1のレンズ部材2を光軸方向に見たときに、円弧形状を有している。円弧形状とすることにより、第2のレンズ部材が複数個配置されたレンズアレイシートと、イメージセンサ1との間を接着する際に、溝部10a−1〜10d−1よりもレンズ中心に近い部分に、接着領域(図3における接着領域Sb)を広く確保できるという効果を奏する。
また、溝部10a−1〜10d−1はそれぞれ、その端部が、前記レンズの中心から互いに等距離になるように配置されている。
次に、本実施形態のカメラモジュール81の製造方法と併せて、製造過程において、上記した第1のレンズ部材2の特徴的構成である溝部10a−1〜10d−1がもたらす作用効果について詳述する。
(カメラモジュールの製造方法)
図4(a)〜図4(b)及び図5(a)は、カメラモジュール81の製造過程を示す断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すカメラモジュール81に切断される前の接着体において、説明の便宜上、第1のレンズ部材2をシート状に複数個配置したレンズアレイシートのみを上面からみた図である。
図4(a)〜図4(b)及び図5(a)は、カメラモジュール81の製造過程を示す断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すカメラモジュール81に切断される前の接着体において、説明の便宜上、第1のレンズ部材2をシート状に複数個配置したレンズアレイシートのみを上面からみた図である。
図4(a)に示すように、まず、第1のレンズ部材2をシート状に複数個配置した形態を持つレンズアレイシート92、第2のレンズ部材3をシート状に複数個配置したレンズアレイシート93、及びイメージセンサ1を複数個形成したイメージセンサ形成基板91をそれぞれ個別に作製する。レンズアレイシート92及びレンズアレイシート93は、従来周知の方法によって作製することができる。具体的には、所望の形状を有した鋳型を用いて、樹脂などの材料を成型することによって作製することができる。このとき、レンズアレイシート92には、第1のレンズ部材2の角領域11a〜11dに相当する位置に溝部10a−1〜10d−1が形成される。尚、例えば、上記したように鋳型を用いて成型する方法を用いた場合、溝部10a−1〜10d−1の形成は、レンズアレイシート92の作製と同時に形成されるものであってもよく、あるいは、レンズアレイシート92を作製した後で、形成されるものであってもよい。
次に、図4(b)に示すように、レンズアレイシート92、レンズアレイシート93、及びイメージセンサ形成基板91を貼り合せて接合体とする。
このとき、第1のレンズ部材2に設けられている溝部10a−1〜10d−1は、レンズの上面からも容易に観測可能であり、且つ上述したようにレンズ中心から等距離になるように設けられているため、例えば、画像処理等を用いて、レンズの中心を容易に割り出すことができ、レンズアレイシート92をイメージセンサ形成基板91の所定の位置に位置合わせすることができる。
さらに、最終工程で、前記接合体を、図5(a)に示すC1及びC2の位置において切断することにより、個々のカメラモジュール81が形成される。
切断方法としては、ダイシングブレードを用いたダイシングであってもよく、あるいは、レーザによるダイシング等を用いてもよい。
ところで、当該最終工程に入る直前の前記接合体は、図5(b)に示すように、縦横方向に複数のカメラモジュールの前駆体がアレイとなっている。そのため、ダイシング処理は、図5(b)に示すカットラインC1〜C5において切断する。すなわち、前記接合体は、縦横に最低2回にわたり、ダイシング処理が施される。
このようにダイシング処理を経てカメラモジュールを製造する場合、図5(b)に示すカットラインC1の位置において1回目の切断をしたとき、角領域11b及び11cを含む辺は、隣のカメラモジュールとの連結状態が解かれ、外力に影響を受け易い状態、すなわち可動な状態、となっている。この状態で、次に、C4の位置において2回目の切断をすると、当該2回目の切断の力を受けるため、第1のレンズ部材2がひずんでしまう事態となる。
ここで、本実施形態のカメラモジュールの有効性を検証するための対照として、カメラモジュールの第1のレンズ部材に、上述した溝部が設けられていない構成を考えてみる。この構成は、上述した溝部を設けていないこと以外は、図5(a)及び図5(b)と同じ構成である。そのため、説明の便宜上、本実施形態で用いている部材番号を用いて、この対照構成の問題点を説明する。この対照構成では、前記ひずみが発生することによって、角領域11a〜11dの付近において、局所的にイメージセンサ1に向かう方向に力がかかる。また、角領域11a〜11dの付近に局所的にかかる力の影響によって、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7と、イメージセンサ1との間の接着領域において、両者を引き剥がす方向に働く力も発生する。このような力が働くことによって、前記接着領域において、剥がれが発生する可能性が高くなる。そこで、本実施形態のカメラモジュール81は、上述したように溝部10a−1〜10d−1を設けていることによって、上述したような剥がれの発生を回避することができる。具体的には、次の通りである。
図6(a)及び図6(b)は、本実施形態の第1のレンズ部材2における角領域11aの変形を示す断面図である。
図6(a)は、前記接合体を個々のカメラモジュール81にするために、1回目の切断をした後の第1のレンズ部材2を示す。この図に示す角領域11aは切断により上述したような可動な状態となっている。この状態で、2回目の切断をすると、角領域11aに応力が生じる。ところが、本実施形態のカメラモジュール81には溝部10a−1が設けられているので、角領域11aの端部、具体的には図6(b)に示す接触領域の一部分(接触領域Sa)が、図6(b)に示すように、レンズ中心に向けて歪むように変形するだけであり、図6(a)及び図6(b)に示す接触領域Sbの接触(接着)状態を維持することができる。すなわち、2回目の切断によって受ける力の影響は、溝部10a−1があることにより、溝部10a−1よりも切断ライン側の範囲に限定されることになる。
したがって、本実施形態におけるカメラモジュール81は、第1のコバ部7に溝部10a−1〜10d−1を設けることによって、上述した角領域11a〜11dの付近に局所的にかかる力の影響によって、接着領域に働く応力を緩和することができる。これにより、第1のレンズ部材2がイメージセンサ1から剥がれるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態におけるカメラモジュール81は、イメージセンサ1の上に、レンズ6の周りが矩形の第1のコバ部7で囲まれた第1のレンズ部材2を備えたカメラモジュールであって、第1のコバ部7は、前記イメージセンサ1の面と接触する接触領域を有しており、更に第1のコバ部7には、前記レンズの径方向に沿って接触領域に隣接した位置であって、且つ前記接触領域の少なくとも一部分(接触領域Sb)よりも当該径方向に沿って外側の位置に、前記イメージセンサ1の前記面と所定の距離を隔てて当該面と対向する対向領域である溝部10a−1〜10d−1を有している。これにより、イメージセンサ1と第1のレンズ部材2との接合体を切断する際に第1のレンズ部材2の切断面、特に切断線が交差する付近にかかる応力を緩和することができる。さらに、前記応力が緩和されることにより、イメージセンサ1と第1のレンズ部材2との間の接着力の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態におけるカメラモジュール81は、前記溝部10a−1〜10d−1が、その端部同士がそれぞれ、前記レンズの中心から等距離になるように構成されていることから、イメージセンサ1の上に第1のレンズ部材2を固定する際、溝部10a−1〜10d−1に位置合わせすることによって、容易に第1のレンズ部材2の固定位置を把握することができる。また、溝部10a−1〜10d−1を基準として、画像処理などを用いることにより、容易に第1のレンズ部材2のレンズ6の中心を割り出すことができる。そのため、イメージセンサ1との位置合わせを容易に行うことができる。
また、上述した方法によって製造することによって、切断時の応力の緩和も容易にできるため、高い歩留まりによりカメラモジュールを製造することができる。
尚、イメージセンサ1の形状によっては、レンズアレイシート92とイメージセンサ形成基板91とを一括して切断することが困難なことがある。その場合には、まず、レンズアレイシート92とレンズアレイシート93とを接着しただけの接着体を準備し、この接着体を、図5(a)に示すC1及びC2の位置において切断(ダイシング)する。一方、イメージセンサ形成基板91も、それぞれ個別の単体にするために切断する。その後、単体となった接着体とイメージセンサ1とを、所定位置にて接着することにより、個々のカメラモジュール81を形成することができる。この場合も、上記溝部10a−1〜10d−1は、上述したように、イメージセンサ1との位置合わせに用いられる。
また、本実施形態のカメラモジュール81の溝部10a−1〜10d−1は、上面からみると、図2に示すように円弧形状を有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上面からみたときに直線形状であってもよい。溝部が直線形状であることにより、イメージセンサ1とレンズ群との接合体を切断する際に、溝部を有するレンズの周りを囲んでいるコバ部が変形しやすい。したがって、コバ部にかかる切断時の応力を大きく緩和することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のカメラモジュール81は、第1のレンズ部材2の上に第2のレンズ部材3を配置しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1のレンズ部材2のみをイメージセンサ1の上に配置してもよく、あるいは、第2のレンズ部材3の上にさらに別のレンズ部材を配置することもできる。
また、本実施形態のカメラモジュール81は、接着性の向上を図るべく、図2にしめすように溝部が4つに別れている(10a−1〜10d−1)。しかしながら、接着性について重視しない場合は、これに限定されるものではなく、溝部がレンズの外周を囲むように環状の構造となっていてもよい。この場合、環状の溝部は、レンズの光軸中心に対して垂直な同一面内に位置する互いに異なる2点がそれぞれ、レンズの中心から等距離になるような形状であればよい。
尚、本発明に係るカメラモジュールは、次の点を特徴としていると換言することができる。すなわち、本発明に係るカメラモジュールは、イメージセンサ上に矩形状の外形を有するレンズ群を固定するカメラモジュールであって、少なくとも1つのレンズをイメージセンサ上に固定し、固定されるレンズの矩形の角領域付近のイメージセンサと接する面上に溝部が設けられ、かつ前記溝部の端部がレンズ中心から等距離になるよう前記溝部が配置されていることを特徴としていると換言することができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの製造方法は、次の点を特徴としていると換言することができる。すなわち、本発明に係るカメラモジュールの製造方法は、前記イメージセンサに第1のレンズシートを接着するための接着剤をレンズに形成された溝部とレンズの有効範囲との間に塗布する工程と、第1のレンズシートをイメージセンサに接着する工程と、接着された第1のレンズシート上に、第2のレンズシートを接着するための接着剤をレンズに形成された溝部とレンズの有効範囲との間に塗布する工程と、第2のレンズシートを第1のレンズシートに固定する工程と、イメージセンサと第1のレンズシートと第2のレンズシートとが接着とが一体化したものを切断する工程とによって構成されることを特徴としていると換言することができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明に係る他の実施形態のカメラモジュールについて、図7〜図13を参照して説明する。尚、本実施形態では、上述した実施形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明に係る他の実施形態のカメラモジュールについて、図7〜図13を参照して説明する。尚、本実施形態では、上述した実施形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
(カメラモジュールの構成)
図7は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール82を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール82の構成を示した断面図である。
図7は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール82を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール82の構成を示した断面図である。
上述した実施形態1では、図1に示すように、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7のみに溝部を設けていた。これに対して、本実施形態では、第1のレンズ部材の上に配置された第2のレンズ部材の第2のコバ部にも溝部を設けている。また、上述した実施形態1では、図3に示すように、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7の接触領域が同時にイメージセンサ1に接触する構造でも、イメージセンサ1と接着させるために、全て接着剤(角領域が可動になるよう弾性変形可能な接着剤)が塗布可能である。これに対して、本実施形態では、接着剤を接触領域の一部分のみにつけている。以下に、本実施形態について詳述する。
本実施形態に係るカメラモジュール82は、図7に示すように、イメージセンサ1と、第1のレンズ部材2と、第2のレンズ部材3Aとを備えている。
第2のレンズ部材3Aは、光学有効領域であるレンズ4を中心に設け、その周りを第2のコバ部5A(矩形の枠)によって囲んだ構造を有している。
図8は、図7に示した第2のレンズ部材3Aのみの構成を示した上面図である。中心に点線で示す円形部分がレンズ4を示している。また、図9は、図8に示した第2のレンズ部材3Aを、切断線D−D´において切断した状態を示した断面図である。
図9に示すように、第2のレンズ部材3Aの第2のコバ部5Aには、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7と接触する側に、第1のコバ部7と接触する接触領域Sa及びSbの他に、第1のコバ部7の面と所定の距離を隔てて第1のコバ部7と対向する対向領域Nを有している。本実施形態では、この対向領域は凹部であり、以下の説明では、これを溝部とよぶ。
図8に示すように、第2のレンズ部材3Aの第2のコバ部5Aには、角領域21a〜21dがあり、上記溝部は、角領域21a〜21dそれぞれに設けられている。
ここで「角領域21a〜21d」として表される範囲は、上述した実施形態1における角領域11a〜11dと同じ定義であるため、ここでは説明を省略する。
すなわち、本実施形態の第2のコバ部5は図8に示すように四角形であるため、溝部は、計4つ(溝部20a−1〜20d−1)設けられている。
また、溝部20a−1〜20d−1は、図8に示すように、第2のレンズ部材3Aを光軸方向に見たときに、円弧形状を有している。円弧形状とすることにより、第1のレンズ部材がアレイとなって形成されているレンズアレイシートと、第2のレンズ部材がアレイとなって形成されているレンズアレイシートとの間を接着する際に溝部20a−1〜20d−1よりもレンズ中心に近い部分に、接着領域(図中のSb)を広く確保できるという効果を奏する。
詳細は後述するが、図10は、第2のレンズ部材3Aを光軸方向に見たときに、第2のレンズ部材との接着領域を図示している(図中の51A)。図10に示すように、接着剤51Aは、第2のレンズ部材3Aのレンズ4よりも外側であり、かつ、第2のレンズ部材3Aに設けられた溝部20a−1〜20d−1よりもレンズの中心側に塗布されている。
また、溝部20a−1〜20d−1はそれぞれ、その端部が、前記レンズの中心から互いに等距離になるように配置されている。
本実施形態の場合も上述した実施形態1と同様に、ダイシングの際に生じる応力を効果的に緩和することができる。上述した実施形態1では、第1のレンズ部材2についてひずみ(変形)を述べたが、このことは、第1のレンズ部材2の上に配置される第2のレンズ部材に対しても言えることである。すなわち、ダイシングの際に第1のレンズ部材の第1のコバ部に応力が生じて変形すると、第1のレンズ部材と第2のレンズ部材との接着が剥がれてしまう事態となる。具体的には、ダイシングの際、図7に示す矢印E及びFに示す方向に応力が働く。そこで、次に、本実施形態のカメラモジュール82の製造方法と併せて、上記した第1のレンズ部材2の特徴的構成である溝部20a−1〜20d−1の作用効果について詳述する。
ここで、従来技術である特許文献1のカメラモジュール407における一実施例を図21を参照して説明する。
図21に示すように、カメラモジュール407の構造体は、第1のレンズ支持枠412には凹部を、第2のレンズ支持枠432には凸部を形成している。このように、2つのレンズの支持枠に凹凸を形成することによって、第1のレンズアレイ402と第2のレンズアレイ403とを貼り合わせる際に当該凹凸が案内となる。したがって、第1のレンズ支持枠412と第2のレンズ支持枠432との凹凸の嵌め合いによって、2つのレンズを組合せている。このように、2つのレンズ間を当該凹凸の嵌め合いによって組合せた場合、レンズの嵌め合い部分では、ずれが発生しやすい。このため、レンズアレイシート内に形成するレンズの数を増やすほど、当該凹凸の嵌め合い部分のずれが積算されるという問題がある。したがって、レンズ同士は、例えば、上述した実施形態1のカメラモジュール81、及び本実施形態のカメラモジュール82の構成のように、第1のレンズ部材2と第2のレンズ部材3との平面同士を合わせるように接着する方法を採用することが有利な場合もある。
(カメラモジュールの製造方法)
図11(a)〜図11(f)は、カメラモジュール82の製造過程を示す断面図である。
図11(a)〜図11(f)は、カメラモジュール82の製造過程を示す断面図である。
(準備工程)
図11(a)は、イメージセンサ1を複数個形成したイメージセンサ形成基板91を示す。この図に示すように、イメージセンサ形成基板91を準備する。
図11(a)は、イメージセンサ1を複数個形成したイメージセンサ形成基板91を示す。この図に示すように、イメージセンサ形成基板91を準備する。
(塗布工程)
次に、図11(b)に示すように、イメージセンサ形成基板91の上に、後に接着される第1のレンズ部材2に設けられている溝部10a−1〜10d−1よりもレンズ中心側に位置するように、接着剤50を塗布する。
次に、図11(b)に示すように、イメージセンサ形成基板91の上に、後に接着される第1のレンズ部材2に設けられている溝部10a−1〜10d−1よりもレンズ中心側に位置するように、接着剤50を塗布する。
(接着工程)
次に、図11(c)に示すように、イメージセンサ形成基板91の上に、別途作製したレンズアレイシート92を貼り付ける。ここで、図示しないが、接着工程の後には、硬化工程も設けられている。なお、接着剤50としてUV(Ultra Violet、紫外線)硬化型の接着剤を用いた場合には、UV光を照射する工程も設けられている。
次に、図11(c)に示すように、イメージセンサ形成基板91の上に、別途作製したレンズアレイシート92を貼り付ける。ここで、図示しないが、接着工程の後には、硬化工程も設けられている。なお、接着剤50としてUV(Ultra Violet、紫外線)硬化型の接着剤を用いた場合には、UV光を照射する工程も設けられている。
(第2の塗布工程)
次に、図11(d)に示すように、イメージセンサ形成基板91の上に貼り付けたレンズアレイシート92の上に、接着剤51Aを塗布する。このとき、接着剤51Aは、後に接着される第2のレンズ部材3Aに設けられている溝部20a−1〜20d−1よりもレンズ中心側に位置するように塗布する。
次に、図11(d)に示すように、イメージセンサ形成基板91の上に貼り付けたレンズアレイシート92の上に、接着剤51Aを塗布する。このとき、接着剤51Aは、後に接着される第2のレンズ部材3Aに設けられている溝部20a−1〜20d−1よりもレンズ中心側に位置するように塗布する。
(固定工程)
また、図11(e)に示すように、別途作製したレンズアレイシート93Bを貼り付ける。ここで、図示しないが、固定工程の後には、硬化工程も設けられている。なお、接着剤51AとしてUV接着剤を用いた場合には、UV光を照射する工程も設けられている。
また、図11(e)に示すように、別途作製したレンズアレイシート93Bを貼り付ける。ここで、図示しないが、固定工程の後には、硬化工程も設けられている。なお、接着剤51AとしてUV接着剤を用いた場合には、UV光を照射する工程も設けられている。
ここで、上述したように第1のレンズ部材2の上に塗布される接着剤51Aは、第1のレンズ部材2のレンズ6よりも外側であって、且つ第2のレンズ部材3Aに設けられた溝部20a−1〜20d−1よりも内側(レンズ中心側)に塗布されている。
上述のように、前記範囲において接着剤50及び接着剤51Aを塗布することにより、第2のレンズ部材3Aの角領域21a〜21d、及び第1のレンズ部材2の角領域11a〜11dは完全に可動な状態になる。これにより、第2のレンズ部材3Aの角領域21a〜21d、及び第1のレンズ部材2の角領域11a〜11dにおいて、切断時に発生する応力を効果的に緩和できる。
(切断工程)
最後に、図11(f)に示すカットラインC11及びC12に沿って切断することによって、本発明に係るカメラモジュール82を作製する。
最後に、図11(f)に示すカットラインC11及びC12に沿って切断することによって、本発明に係るカメラモジュール82を作製する。
上述の製造方法を採用することによって、カメラモジュール82の破損の危険を低減し、矩形状の外形を持つカメラモジュール82を高い信頼性を持って製造できる。
以上のように、本実施形態におけるカメラモジュール82は、上述した実施形態1と同様に、イメージセンサ1と第1のレンズ部材2との接合体を切断する際に第1のレンズ部材2の切断部にかかる応力を緩和することができる。更に、本実施形態の場合は、第2のレンズ部材3Aにも溝部20a−1〜20d−1を設けているため、切断する際に第2のレンズ部材3Aの切断面、特に切断線が交差する付近にかかる応力をも緩和することができる。
また、第2のレンズ部材3Aに、溝部20a−1〜20d−1を設けていることから、第1のレンズ部材2と第2のレンズ部材3Aとを貼り合せたレンズアレイシート状態において、これらを切断した際に生じるレンズ間の位置ずれを容易に判別できる。すなわち、第1のレンズ部材2及び第2のレンズ部材3Aのそれぞれに溝部10a−1〜10d−1、及び溝部20a−1〜20d−1を観測することによって、レンズの中心からのずれを判別できる。尚、この観測は、通常の画像処理等により判別可能であり、例えば、偏芯測定等の光学的手法を用いる必要がなく、簡易に観測することができる。
尚、本実施形態では、第1のレンズ部材2及び第2のレンズ部材3Aに溝部10a−1〜10d−1及び20a−1〜20d−1を設けている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。具体的に説明すれば、本発明に係るカメラモジュールは、例えば、図12のような構成であってもよい。図12に示すレンズ部材のコバ部は、第1のレンズ部材2及び/または第2のレンズ部材3Aの別の形態である。図12に示すように、前記レンズの径方向に沿って、イメージセンサ1の面と接触する接触領域Sb´に隣接した位置であって、且つ前記接触領域Sb´よりも当該径方向に沿って外側の位置に、前記イメージセンサ1の前記面と所定の距離を隔てて当該面と対向する対向領域Nが設けられていてもよい。
また、本実施形態では、溝部20a−1〜20d−1は、図8に示すように円弧形状を有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、直線形状であってもよい。具体的には、図13に示す溝部20a−2〜20d−2である。この形状は、上述した実施形態1の直線形状の溝部10a−1〜10d−1と同じ形状である。この形状について詳述すれば、次の通りである。当該直線の延伸方向は、図13に示す第2のレンズ部材3Aの第2のコバ部5Aの4つの角のうちの1つの角の先端から、対向する角までの対角線に対して直行する方向である。
このように溝部20a−2〜20d−2を直線形状にすることによって、第2のレンズ部材3Aの角領域21a〜21dがより可動しやすくなる。したがって、レンズアレイシート92、レンズアレイシート93、及びイメージセンサ形成基板91を貼り合せた接合体を切断する際に発生する応力を緩和できる。
また、図13には、第2のレンズ部材3Aにおける接着剤51Bの塗布領域を示している。接着剤51Bはレンズ4よりも外側であり、かつ、溝部20a−2〜20d−2よりもレンズの中心側に、略八角形となるような範囲で塗布されている。
このように、溝部20a−2〜20d−2の形状が直線形状であることによって、接着剤51Bを塗布する際に、その塗布範囲を最大限に広げることができる。これにより、第2のレンズ部材3Aの第2のコバ部5Aと、第1のレンズ部材2の第1のコバ部7との間の接着力を高めることができる。
〔実施形態3〕
次に、本発明に係る他の実施形態のカメラモジュールについて、図14及び図15を参照して説明する。尚、本実施形態では、上述した実施形態2との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態2で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明に係る他の実施形態のカメラモジュールについて、図14及び図15を参照して説明する。尚、本実施形態では、上述した実施形態2との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態2で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
(カメラモジュールの構成)
図14は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール83を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール83の構成を示した断面図である。
図14は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール83を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール83の構成を示した断面図である。
上述した実施形態2では、図7に示すように、溝部10a−1〜10d−1及び20a−1〜20d−1は、断面が矩形である。これに対して、本実施形態では、その形状が異なる。これについて、以下に詳述する。
本実施形態におけるカメラモジュール83は、光軸に沿って切断した図14の状態において、第1のレンズ部材2Aの第1のコバ部7Aに設けられた溝部10a−2〜10d−2が、イメージセンサ1と接触する側から距離を隔てる方向に沿って、溝幅が徐々に狭くなった逆V字形状を有している。加えて、図14の状態でみたときに、溝部10a−2〜10d−2の当該逆V字形状を形成する2つの辺のうちのレンズ中心側の辺は、実施形態2の溝部10a−1〜10d−1のそれと同じく光軸に沿って平行である。これに対して、もう一方の辺は、傾斜している。この逆V字形状は、第2のレンズ部材3Bの第2のコバ部5Bに設けられた溝部20a−3〜20d−3も同じである。
本実施形態においても、図15に示すように、第1のレンズ部材2Aに塗布される接着剤50は、溝部10a−2〜10d−2よりもレンズ中心側であり、かつ、レンズ6よりも外側に塗布される。これにより、実施形態2と同様に、切断の際の応力を緩和できる。
以上のように、本実施形態におけるカメラモジュール83は、上述したような形状の溝部を設けていることによって、より可動しやすくなり、切断時の応力が、第1のレンズ部材2Aと第2のレンズ部材3Bとの接触界面、及び第1のレンズ部材2Aとイメージセンサ1との接触界面に影響することをより一層防ぐことができる。この結果として、ハンドリング時、実装時等の信頼性をより高めた状態のカメラモジュールを得ることができる。
〔実施形態4〕
次に、本発明に係る他の実施形態のカメラモジュールについて、図16〜図18を参照して説明する。尚、本実施形態では、上述した実施形態2との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態2で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明に係る他の実施形態のカメラモジュールについて、図16〜図18を参照して説明する。尚、本実施形態では、上述した実施形態2との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態2で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
(カメラモジュールの構成)
図16は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール84を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール84の構成を示した断面図である。
図16は、本実施形態に係る、矩形状のカメラモジュール84を、光軸に沿って当該矩形状の対角線の位置にて切断したときの、カメラモジュール84の構成を示した断面図である。
本実施形態では、上述した実施形態2において説明した溝部10a−1〜10d−1に加えて、第1のレンズ部材2Bの第1のコバ部7Bに、別の溝部が設けられている。また、本実施形態では、上述した実施形態2において説明した円弧形状の溝部20a−1〜20d−1の代わりに、直線形状の溝部20a−2〜20d−2を有しており、且つこの直線形状の溝部20a−2〜20d−2に加えて、第2のレンズ部材3Cの第2のコバ部5Cに、別の溝部が設けられている。
具体的には、図17は、第1のレンズ部材2Bの上面を示した上面図である。図17に示すように、第1のレンズ部材2Bには、第1のレンズ部材2Bの第1のコバ部7Bの、溝部10a−1〜10d−1よりもレンズ6中心側に位置する円環状の補助溝部77を有している。この補助溝部77の位置は、図16に示すように、接着剤50の塗布領域内にある。
また、図18は、第2のレンズ部材3Cの上面を示した上面図である。図18に示すように、第2のレンズ部材3Cの第2のコバ部5Cには、直線形状の溝部20a−2〜20d−2よりもレンズ4中心側に位置し、且つ溝部20a−2〜20d−2と平行をなす直線形状を有した補助溝部55a〜55dが設けられている。この補助溝部55a〜55dの位置は、図16に示すように、接着剤51Aの塗布領域内にある。
このように、本実施形態では、第1のレンズ部材2Bの第1のコバ部7Bに、円環状の補助溝部77を設けることによって、第1のレンズ部材2Bの第1のコバ部7Bとイメージセンサ1とを接着する際に、接着剤50が補助溝部77に入り込むので、レンズ6に接着剤が侵入せず、且つ第1のレンズ部材2Bの第1のコバ部7Bとイメージセンサ1との間における接着力をアンカー効果により一層増すことができる。したがって、レンズ群の切断時における応力の緩和効果をさらに高めることができる。
また、同様に、第2のレンズ部材3Cの第2のコバ部5Cに、直線形状の補助溝部55a〜55dを設けることによって、第2のコバ部5Cと、第1のコバ部7Bとを接着する際に、接着剤51Aが補助溝部55a〜55dに入り込むので、レンズ4に接着剤51Aが侵入せず、且つ第1のコバ部7Bと、第2のコバ部5Cとの間における接着力もアンカー効果により一層増すことができる。したがって、レンズ群の切断時における応力の緩和効果をさらに高めることができる。
本発明に係るカメラモジュールは、携帯電話等の小型機器に搭載するために、ウエハレベルにおいて製造される矩形状の外形を有しているカメラモジュールとして適用できる。
1 イメージセンサ
2、2A、2B 第1のレンズ部材(レンズ部材)
3、3A、3B、3C 第2のレンズ部材
4 レンズ
5、5A、5B、5C 第2のコバ部(矩形の枠)
6 レンズ
7、7A、7B 第1のコバ部(矩形の枠)
8 カバーガラス
9 受光素子
10a−1〜10d−1、10a−2〜10d−2 溝部(対向領域)
11a〜11d 角領域(角部近傍)
20a−1〜20d−1、20a−2〜20d−2、20a−3〜20d−3 溝部(対向領域)
21a〜21d 角領域(角部近傍)
50 接着剤
51A、51B 接着剤
55a〜55d 補助溝部
77 補助溝部
81、82、83、84 カメラモジュール
91 イメージセンサ形成基板
92 レンズアレイシート
93、93B レンズアレイシート
C1〜C5、C11、C12 カットライン
N 対向領域
Sa,Sb 接触領域
2、2A、2B 第1のレンズ部材(レンズ部材)
3、3A、3B、3C 第2のレンズ部材
4 レンズ
5、5A、5B、5C 第2のコバ部(矩形の枠)
6 レンズ
7、7A、7B 第1のコバ部(矩形の枠)
8 カバーガラス
9 受光素子
10a−1〜10d−1、10a−2〜10d−2 溝部(対向領域)
11a〜11d 角領域(角部近傍)
20a−1〜20d−1、20a−2〜20d−2、20a−3〜20d−3 溝部(対向領域)
21a〜21d 角領域(角部近傍)
50 接着剤
51A、51B 接着剤
55a〜55d 補助溝部
77 補助溝部
81、82、83、84 カメラモジュール
91 イメージセンサ形成基板
92 レンズアレイシート
93、93B レンズアレイシート
C1〜C5、C11、C12 カットライン
N 対向領域
Sa,Sb 接触領域
Claims (10)
- イメージセンサの上に、レンズの周りが矩形の枠で囲まれたレンズ部材を備えたカメラモジュールであって、
前記枠は、前記イメージセンサの面と接触する接触領域を有しており、
更に前記枠には、前記レンズの径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置であって、且つ、前記接触領域の少なくとも一部分よりも当該径方向に沿って外側の位置に、前記イメージセンサの前記面と所定の距離を隔てて当該面と対向する対向領域を有しており、
前記対向領域は、上記レンズの光軸中心に対して垂直な同一面内に位置する、当該対向領域内の互いに異なる2点がそれぞれ、前記レンズの中心から等距離になるように、構成されていることを特徴とするカメラモジュール。 - 前記対向領域は、前記接触領域内に設けられた溝部であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
- 前記対向領域は、前記矩形の各々の角部近傍に設けられており、
各前記対向領域の端部は、互いに、前記レンズの中心から等距離に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。 - 前記対向領域は、円弧形状であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のカメラモジュール。
- 前記対向領域は、直線形状であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のカメラモジュール。
- 前記レンズの光軸中心を中心として、前記矩形の枠に内接する円を仮定したとき、当該円の内側の領域であって、且つ、前記対向領域よりも前記中心の側に位置する前記接触領域にて、前記イメージセンサと、前記矩形の枠とが接着していることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のカメラモジュール。
- 前記対向領域は、前記接触領域内に設けられた溝部であり、
前記枠を前記対向領域を含む位置にて前記レンズの光軸に沿って切断したときの前記溝部の断面は、前記イメージセンサとの接触側から距離を隔てる方向に沿って、溝幅が徐々に狭くなった逆V字形状を有していることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のカメラモジュール。 - 前記レンズと前記枠とは、一体的に構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のカメラモジュール。
- 前記イメージセンサの上には、第1の前記レンズ部材と、当該第1のレンズ部材の上に配置される第2の前記レンズ部材とが設けられており、
前記第2のレンズ部材の前記枠は、前記第1のレンズ部材の前記枠と接触する接触領域を有しており、
前記第2のレンズ部材の枠には、更に、前記第2のレンズ部材のレンズの径方向に沿って前記接触領域に隣接した位置であって、且つ当該径方向に沿って前記接触領域の少なくとも一部分よりも外側の位置に、前記第1のレンズ部材の枠と所定の距離を隔てて対向する対向領域を有しており、当該対向領域は、上記レンズの光軸中心に対して垂直な同一面内に位置する、当該対向領域内における互いに異なる2点がそれぞれ、前記第2のレンズ部材のレンズの中心から等距離になるように、構成されていることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のカメラモジュール。 - 請求項1から9の何れか1項に記載のカメラモジュールの製造方法であって、
イメージセンサと、前記対向領域を上記枠に有する、複数の前記レンズ部材がアレイを形成して1つのシートに構成されたレンズアレイシートとを準備する準備工程と、
前記イメージセンサの上に、前記レンズアレイシートを接着するための接着剤を塗布する塗布工程と、
接着剤が塗布された前記イメージセンサと前記第1のレンズシートとを接着する接着工程と、
前記イメージセンサと前記レンズアレイシートとの接合体を切断して個々のカメラモジュールを作製する切断工程とを含む、カメラモジュールの製造方法。
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