JP2009186083A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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【課題】意匠性を損なうことなく、カビや細菌の繁殖を抑制することが可能な空気調和機の室内機の提供。
【解決手段】冷房運転および/または除湿運転の後に、内部の湿度を低減させるための内部乾燥運転を行うことが可能な空気調和機の室内機1であって、室内機ケーシング13と、化粧パネル20と、制御部60とを備えている。化粧パネル20には、隙間開口25と、第1開口23と、吹き出し開口24とが設けられている。また、化粧パネル20は、第1開口23の80%以上を覆うことが可能なパネル21と、吹き出し開口24を覆うことが可能なフラップ22a,22bとを有している。制御部60は、内部乾燥運転時に閉状態となるように、パネル21およびフラップ22a,22bの駆動を制御可能である。さらに、この閉状態のときに、隙間開口25は、室内機1内部と室内機1外部とを連通させることが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機の室内機、特に、室内機内部のカビや細菌の繁殖を抑制する機能を有する空気調和機の室内機に関する。
空気調和機において、冷房運転または除湿運転を行うと、室内機の内部(以下、室内機内部という)が高湿度状態となる。この高湿度状態が維持されると、室内機内部にカビや細菌が繁殖するおそれがある。そこで、従来より、室内機内部におけるカビや細菌の繁殖を抑制する機能を有する空気調和機が提案されている。
例えば、冷房運転または除湿運転の停止後に、室内機内部に残留している水分を除去するための水切り運転が行われ、引き続いて、室内機内部に収容されている室内熱交換器を乾燥させる乾燥運転が行われる空気調和機がある(特許文献1参照)。この空気調和機では、水切り運転および乾燥運転が行われることによって、室内機内部を乾燥させることができる。このため、室内機内部におけるカビや細菌の繁殖を抑制することができる。
特開平11−211184号公報
ところで、空気調和機の室内機には、室内機のケーシングに設けられている吹き出し開口を覆うフラップを備えているものが多い。このフラップは、空気調和機の運転停止時に吹き出し開口を覆うことによって、室内機の意匠性を向上させている。しかしながら、特許文献1に開示されている空気調和機の室内機では、水切り運転および乾燥運転において、室内機内部からの空気の吹き出しを確保するために、吹き出し開口が開放された状態となっている。このため、冷房運転または除湿運転が停止しているにもかかわらず、吹き出し開口が空調対象者等の視野に入り、意匠性を損なうおそれがある。
そこで、本発明の課題は、意匠性を損なうことなく、カビや細菌の繁殖を抑制することが可能な空気調和機の室内機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機の室内機は、冷房運転および/または除湿運転の後に、内部の湿度を低減させるための内部乾燥運転を行うことが可能な空気調和機の室内機であって、ケーシングと、制御部とを備えている。ケーシングには、隙間開口と、吸い込み開口と、吹き出し開口とが設けられている。また、ケーシングは、パネルとフラップとを有している。パネルは、吸い込み開口の80%以上を覆うことが可能である。フラップは、吹き出し開口を覆うことが可能である。制御部は、内部乾燥運転時に閉状態となるように、パネルおよびフラップの駆動を制御可能である。閉状態とは、パネルが吸い込み開口を閉じ、かつ、フラップが吹き出し開口を閉じた状態である。さらに、この閉状態のときに、隙間開口は、ケーシングの内部とケーシングの外部とを連通させることが可能である。
内部乾燥運転では、室内機内部の湿度を低減させるために、湿度を多く含む室内機内部の空気を処理する必要がある。そこで、従来の隙間開口が設けられていない空気調和機において内部乾燥運転が行われる場合、室内機内部の湿度を多く含む空気を処理するために、吹き出し開口を開放し、湿度を多く含む空気を室内機内部から室内機の外部(以下、室内機外部という)に排気している。
これに対して、第1発明に係る空気調和機の室内機では、ケーシングに隙間開口が設けられている。ケーシングの内部を室内機内部としケーシングの外部を室内機外部とすると、吹き出し開口が閉状態であっても、隙間開口を介して室内機内部と室内機外部とが連通する。このため、吹き出し開口を開放した状態にしなくても、室内機内部の湿度を多く含む空気を室内機外部に排気することができる。
また、吸い込み開口の80%以上がパネルによって覆われているため、隙間開口が設けられていない場合、吸い込み開口および吹き出し開口を閉じた状態で室内機内部の湿度を多く含む空気を室内機外部に十分に排気できないおそれがある。しかし、第1発明に係る空気調和機の室内機では、隙間開口が設けられているため、吸い込み開口または吹き出し開口を開放した状態にしなくでも、室内機内部の湿度を多く含む空気を室内機外部に排気することができる。
これによって、意匠性を損なうことなく、カビや細菌の繁殖を抑制することができる。
第2発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明の空気調和機の室内機であって、ファンを更に備えている。ファンは、ケーシングに収容される。また、制御部は、内部乾燥運転時に、ファンを回転駆動させる。このため、例えば、内部乾燥運転時にファンが回転しない場合と比較して、室内機内部における湿度の拡散を促進することができる。したがって、室内機内部において高湿度状態が維持されている時間を短縮することができる。
これによって、カビや細菌の繁殖を更に抑制することができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明または第2発明の空気調和機の室内機であって、吸い込み開口および吹き出し開口は、ケーシングの下面に設けられている。このため、この空気調和機の室内機では、部屋内の天井面から部屋内の空間に調和空気を吹き出すことができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第3発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、隙間開口は、吸い込み開口または吹き出し開口の少なくともいずれか一方の縁に隣接して設けられている。また、制御部は、開状態となるように、パネルおよび/またはフラップの駆動を制御可能である。開状態とは、吸い込み開口および/または吹き出し開口が開いた状態である。さらに、この開状態である場合、隙間開口の面積は、前記閉状態である場合と比較して、小さくなる。
第4発明に係る空気調和機の室内機では、隙間開口が吸い込み開口または吹き出し開口の少なくともいずれか一方の縁に隣接して設けられている。このため、例えば、隙間開口が吸い込み開口または吹き出し開口から離れたところに設けられている場合と比較して、隙間開口を必要以上に目立たなくすることができる。
これによって、意匠性を損なうおそれを少なくすることができる。
第5発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第4発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、隙間開口は、略長方形状である。また、隙間開口の短辺の長さは、5mm以上である。このため、例えば、隙間開口の短辺の長さが5mm以下である場合と比較して、閉状態の場合でも、より多くの室内機内部の空気を室内機外部に排気することができる。
第6発明に係る空気調和機の室内機は、第1発明から第5発明のいずれかの空気調和機の室内機であって、パネルは、吸い込み開口を90%以上覆うことが可能である。また、フラップは、吹き出し開口を90%以上覆うことが可能である。このため、ケーシングに設けられている吸い込み開口および吹き出し開口の90%以上が閉じられた状態であっても、室内機内部の湿度を多く含む空気を隙間開口から室内機外部に排気することができる。
これによって、カビや細菌の繁殖を抑制することができる。
第1発明に係る空気調和機の室内機では、意匠性を損なうことなく、カビや細菌の繁殖を抑制することができる。
第2発明に係る空気調和機の室内機では、カビや細菌の繁殖を更に抑制することができる。
第3発明に係る空気調和機の室内機では、部屋内の天井面から部屋内の空間に調和空気を吹き出すことができる。
第4発明に係る空気調和機の室内機では、意匠性を損なうおそれを少なくすることができる。
第5発明に係る空気調和機の室内機では、閉状態の場合でも、より多くの室内機内部の空気を室内機外部に排気することができる。
第6発明に係る空気調和機の室内機では、カビや細菌の繁殖を抑制することができる。
<空気調和機の構成>
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機1を図1および図2に示す。この空気調和機の室内機1は、天井Uに埋め込まれた状態で設置される天井埋込型の室内機である。また、この空気調和機の室内機1は、冷房運転、暖房運転、加湿運転および除湿運転の他に、室内機1内部を乾燥させるための内部乾燥運転を行うことができる。以下、空気調和機の室内機1について説明する。
<室内機の構成>
室内機1は、図1および図2に示すように、室内機本体2と、化粧パネル20とを備えている。室内機本体2は、天井Uの開口Oを臨むように天井裏空間に配置される。また、化粧パネル20は、開口Oを挟んで後述する室内機本体2の吸い込み側流路19aおよび吹き出し側流路19bに対向するように室内機本体2に装着される。以下、室内機本体2および化粧パネル20について説明する。
(1)室内機本体
室内機本体2は、図1および図2に示すように、室内機ケーシング13、室内ファン5および室内熱交換器4等を有している。室内機ケーシング13は、略直方体形状であり、下面が開口した箱状の形態を有している。また、室内機ケーシング13には、室内ファン5および室内熱交換器4等が収容される。
室内ファン5は、長細い円筒形状に構成されるクロスフローファンであり、回転軸が室内機ケーシング13の長手方向にそって延びるように、室内機ケーシング13内部に収容されている。また、室内ファン5は、室内ファンモータ5a(図6参照)によって回転駆動されることで、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。さらに、室内ファン5は、部屋内の空気を、所定の吸い込み口および後述する吸い込み流路19aを通って室内機本体2内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器4との間で熱交換を行った後の空気を、後述する吹き出し通路19bおよび所定の吹き出し口を通って部屋内に吹き出させる。
室内熱交換器4は、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内熱交換器4は、室内ファン5の下側の位置から室内ファン5から遠ざかるにつれて斜め上方に延びるように室内機ケーシング13内に配置されている。
このように、室内機ケーシング13内には、吸い込まれた部屋内の空気が、室内熱交換器4との間で熱交換を行い、再び部屋内に吹き出されるまでの空気流路が形成されている。また、この空気流路は、部屋内から吸い込まれた空気が室内熱交換器4に至るまでの流路部分である吸い込み流路19aと、室内熱交換器4から室内ファン5を介して再び部屋内に吹き出されるまでの流路部分である吹き出し流路19bとから構成されている。
(2)化粧パネル
化粧パネル20は、図1、図2および図3に示すように、平面視において、室内機ケーシング13の天面よりも大きな略長方形状の部材である。また、化粧パネル20には、第1開口23(吸い込み開口に相当)および第2開口30が設けられている。第1開口23は、室内機本体2の吸い込み側流路19aに一致する位置に配置される略長方形状の開口である。また、第1開口23は、吸い込み側流路19aを介して室内機ケーシング13内部に連通するように設けられている。第2開口30は、室内機本体2の吹き出し側流路19bに一致する位置に配置される略長方形状の開口である。また、第2開口30は、吹き出し側流路19bを介して室内機ケーシング13内部に連通するように設けられている。
さらに、第1開口23には、第1開口23の80%以上(本実施形態では、90%〜100%)を覆うことが可能なパネル21が設けられている。パネル21は、室内機本体2の長手方向に長い形状を有する板状の部材であり、室内機本体2の長手方向に平行な回転軸と、パネル駆動モータ21a(図6参照)とを有している。パネル21は、格子等が形成されていない、表面がフラットなパネルである。また、パネル21は、図2および図4に示すように、パネル駆動モータ21aによって回転軸を中心に回転されることで、第1開口23を遮蔽または開放することができる。なお、回転軸は、化粧パネル20において、化粧パネル20の中央側に位置する第1開口23の縁近傍に設けられている。
第2開口30は、吹き出し開口24と隙間開口25とから構成されている。吹き出し開口24および隙間開口25は、連続して設けられている略長方形状の開口であり、吹き出し開口24と隙間開口25との長辺の長さは同一である。また、隙間開口25の短辺の長さは、後述するフラップ22a,22bが吹き出し開口24を閉じている状態で、5mm以上(本実施形態では、10.7mm)ある。なお、本実施形態では、吹き出し開口24と隙間開口25とが連続して設けられているが、吹き出し開口24と隙間開口25とが独立して設けられていてもよい。また、本実施形態では、吹き出し開口24と隙間開口25とが連続して設けられているが、隙間開口は、第1開口23の近傍、または、第1開口23に連続して設けられていてもよい。
また、吹き出し開口24近傍には、吹き出し開口24の90%〜100%を覆うことが可能なフラップ22a,22bが設けられている。フラップ22a,22bは、室内機本体2の長手方向に長い形状を有する板状の部材であり、室内機本体2の長手方向に平行な回転軸28a,28bとフラップ駆動モータ22cとを有している(図5および図6参照)。また、フラップ22a,22bは、図2および図4に示すように、フラップ駆動モータ22cによって回転軸28a,28bを中心に回転されることで、吹き出し開口24を遮蔽または開放することができる。これによって、フラップ22a,22bは、吹き出し開口24から部屋内に吹き出される空気の吹き出し方向を変更する。なお、回転軸28a,28bは、化粧パネル20において、化粧パネル20の中央側に位置する吹き出し開口24の縁近傍に設けられている。また、本実施形態では、図5に示すように、フラップ22a,22bが回動することによって、フラップ22aの隙間開口21側の端の位置が変化することで隙間開口25の短辺の長さが変化する。例えば、吹き出し開口24がフラップ22a,22bによって開放されている場合の隙間開口25の短辺の長さW2は、吹き出し開口24がフラップ22a,22bによって遮蔽されている状態の場合の隙間開口25の短辺の長さW1と比較して、短くなる。
以上のような構成を有する室内機1において、室内ファン5を回転させると、図4に示すように、部屋内の空気が第1開口23から吸い込まれフィルタ40および吸い込み側流路19aを介して室内熱交換器4へと送られる。室内熱交換器4に送られた空気は、室内熱交換器4を通過する際に温度調節され調和空気となる。そして、室内熱交換器4を通過した調和空気は、吹き出し側流路19bを介して化粧パネル20の第2開口30の主に吹き出し開口24から部屋内へ供給される。
さらに、室内機1は、図1に示すように、空気調和機を遠隔操作するための装置であるリモートコントローラ50を備えている。リモートコントローラ50は、複数のスイッチを有しており、空調対象者がスイッチを押すことによって指示する空気調和機に対しての指示内容を制御信号として後述する制御部60に送信する。例えば、複数のスイッチには、冷房運転または除湿運転が停止した後に、引き続き、自動的に内部乾燥運転を開始するか否かの設定を行うための「自動運転設定」ボタンが含まれている。この「自動運転設定」ボタンが空調対象者に押されると、冷房運転または除湿運転の運転が停止すると、引き続き、内部乾燥運転を行うという設定の制御信号がリモートコントローラ50から制御部60に送信される。なお、本実施形態では、「自動運転設定」ボタンが押されている状態をON状態とし、「自動運転設定」ボタンが押されていない状態をOFF状態とする。
<制御部>
制御部60は、図6に示すように、室内機1に収容される室内ファンモータ5aや室内熱交換器4等の各種機器や、室外機3に収容される圧縮機9、四路切換弁8および室外熱交換器6等の各種機器と接続されており、リモートコントローラ50等を介した空調対象者からの運転指令に基づいて、通常運転や内部乾燥運転等の各運転モードに応じて各種機器の運転制御を行う。なお、通常運転には、暖房運転、加湿運転、冷房運転および除湿運転等の運転が含まれる。
また、制御部60は、パネル駆動モータ21aおよびフラップ駆動モータ22cと接続されており、パネル21およびフラップ22a,22bの回動を制御することができる。このため、制御部60は、リモートコントローラ50等を介した空調対象者からの角度設定指令がある場合には、この角度設定指令に基づいて、パネル21およびフラップ22a,22bの回動を制御することで、パネル21およびフラップ22a,22bの傾斜角度を調整することができる。なお、制御部60は、通常運転時には、第1開口23および第2開口30が開放されている状態である開状態となるように、パネル21およびフラップ22a,22bの回動を制御する。また、制御部60は、運転停止時および内部乾燥運転時には、第1開口23および第2開口30の吹き出し開口24が閉じられた状態である閉状態となるように、パネル21およびフラップ22a,22bの回動を制御する。
次に、内部乾燥運転について説明する。
<内部乾燥運転>
内部乾燥運転は、室内機1内部に繁殖するカビや細菌の生育を抑制するために設けられた運転である。具体的には、内部乾燥運転とは、冷房運転または除湿運転を行った後に行われる運転であって、上述のように、第1開口23および第2開口30の吹き出し開口24を閉状態にし、室内ファン5を所定時間回転させることによって室内機1内部を乾燥させる運転である。また、本実施形態では、内部乾燥運転とは、第1開口23および第2開口30の吹き出し開口24を閉状態にし、室内ファン5を所定時間回転させることによって室内機1内部を乾燥させる運転であるが、室内機1内部を乾燥させることができるのであれば、内部乾燥運転が、第1開口23および第2開口30の吹き出し開口24を閉状態にし、送風運転および暖房運転等の各種運転を任意に組み合わせた運転であってもよい。また、本実施形態では、内部乾燥運転時の風量は、空調対象者が設定可能な最小風量よりも小さく、サーモオフ時の風量と同等程度の風量である。なお、内部乾燥運転の自動運転設定がON状態の場合にのみ、冷房運転または除湿運転が行われた後に、引き続き、内部乾燥運転が開始される。
<特徴>
(1)
空気調和機において、冷房運転または除湿運転を行うと、室内機内部が高湿度状態となる。この高湿度状態が維持されると、室内機内部にカビや細菌が繁殖するおそれがある。そこで、従来より、室内機内部におけるカビや細菌の繁殖を抑制する機能を有する空気調和機が提案されている。
例えば、特開平11−211184号公報に開示されている空気調和機では、冷房運転または除湿運転の停止後に、室内機内部に残留している水分を除去するための水切り運転が行われ、引き続いて、室内機内部に収容されている室内熱交換器を乾燥させる乾燥運転が行われている。この空気調和機では、水切り運転および乾燥運転が行われることによって、室内機内部を乾燥させることができる。このため、室内機内部におけるカビや細菌の繁殖を抑制することができる。
ところで、空気調和機の室内機には、室内機のケーシングに設けられている吹き出し開口を覆うフラップを備えているものが多い。このフラップは、空気調和機の運転停止時に吹き出し開口を覆うことによって、室内機の意匠性を向上させている。しかしながら、特許文献1に開示されている空気調和機の室内機では、水切り運転および乾燥運転において、室内機内部からの空気の吹き出しを確保するために、吹き出し開口が開放された状態となっている。このため、冷房運転または除湿運転が停止しているにもかかわらず、吹き出し開口が空調対象者等の視野に入り、意匠性を損なうおそれがある。
そこで、上記実施形態では、化粧パネル20には、第1開口23と第2開口30とが設けられている。また、第1開口23には、第1開口23の90%〜100%を覆うことが可能なパネル21が設けられている。さらに、第2開口30として、吹き出し開口24と隙間開口25とが連続して設けられている。また、吹き出し開口24近傍には、吹き出し開口24の90%〜100%を覆うことが可能なフラップ22a,22bが設けられている。さらに、フラップ22a,22bが吹き出し開口24を閉じている状態で、隙間開口25の短辺の長さW1は、10.7mmである。このため、第1開口23および第2開口30の吹き出し開口24を閉状態にして行われる内部乾燥運転時において、湿度を多く含む室内機1内部の空気を隙間開口25を介して室内機外部に排気することができる。
これによって、意匠性を損なうことなく、カビや細菌の繁殖を抑制することができている。
また、吹き出し開口24および隙間開口25は、連続して設けられている。このため、隙間開口25を必要以上に目立たなくすることができている。
(2)
上記実施形態では、室内機ケーシング13には、室内ファン5が収容されている。また、室内ファン5は、内部乾燥運転時に所定時間回転する。このため、例えば、内部乾燥運転時に室内ファン5が回転しない場合と比較して、室内機1内部における湿度の拡散を促進することができる。したがって、室内機1内部において高湿度状態が維持されている時間を短縮することができる。
これによって、カビや細菌の繁殖を更に抑制することができている。
本発明は、意匠性を損なうことなくカビや細菌の繁殖を抑制することができるため、空気調和機の室内機への適用が有用である。
本発明の実施形態に係る室内機の外観斜視図(天井は省略)。 本発明の実施形態に係る室内機の縦断面図であって、閉状態を示す図(図1のII−II断面に相当)。 本発明の実施形態に係る室内機を化粧パネル側から見た概略平面図。 本発明の実施形態に係る室内機の縦断面図であって、開状態を示す図(図1のIV−IV断面に相当)。 化粧パネルの第2開口の拡大図。 空気調和機の制御ブロック図。
符号の説明
1 室内機
5 室内ファン(ファン)
13 室内機ケーシング(ケーシング)
20 化粧パネル(ケーシング)
21 パネル
22a,22b フラップ
23 第1開口(吸い込み開口)
24 吹き出し開口
25 隙間開口
60 制御部

Claims (6)

  1. 冷房運転および/または除湿運転の後に、内部の湿度を低減させるための内部乾燥運転を行うことが可能な空気調和機の室内機であって、
    隙間開口(25)、吸い込み開口(23)および吹き出し開口(24)が設けられており、前記吸い込み開口の80%以上を覆うことが可能なパネル(21)と、前記吹き出し開口を覆うことが可能なフラップ(22a,22b)とを有するケーシング(13,20)と、
    前記内部乾燥運転時に、前記パネルが前記吸い込み開口を閉じ、かつ、前記フラップが前記吹き出し開口を閉じた状態である閉状態となるように、前記パネルおよび前記フラップの駆動を制御可能な制御部(60)とを備え、
    前記隙間開口は、少なくとも前記閉状態のときに、前記ケーシングの内部と前記ケーシングの外部とを連通させることが可能である、
    空気調和機の室内機(1)。
  2. 前記ケーシングに収容されるファン(5)を更に備え、
    前記制御部は、前記内部乾燥運転時に、前記ファンを回転駆動させる、
    請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記吸い込み開口および前記吹き出し開口は、前記ケーシングの下面に設けられている、
    請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記隙間開口は、前記吸い込み開口または前記吹き出し開口の少なくともいずれか一方の縁に隣接して設けられており、
    前記制御部は、前記吸い込み開口および/または前記吹き出し開口が開いた状態である開状態となるように、前記パネルおよび/または前記フラップの駆動を制御可能であり、
    前記隙間開口の面積は、前記開状態である場合、前記閉状態である場合と比較して小さくなる、
    請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記隙間開口は、略長方形状であり、
    前記隙間開口の短辺の長さは、5mm以上である、
    請求項1から4のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記パネルは、前記吸い込み開口を90%以上覆うことが可能であり、
    前記フラップは、前記吹き出し開口を90%以上覆うことが可能である、
    請求項1から5のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
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