JP2009185709A - ターボ圧縮機及び冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力損失の低減と、圧縮機の性能向上を図ることが可能な最適化された配管構造を備えるターボ圧縮機及びこのターボ圧縮機を備えた冷凍機を提供する。
【解決手段】流体を吸引して圧縮する第1圧縮段21と、該第1圧縮段21と回転軸23を介して連結されて第1圧縮段21からの圧縮流体をさらに圧縮する第2圧縮段22とを備え、第1圧縮段21と第2圧縮段22とが互いに背面側を対向させて隣接して配設されているターボ圧縮機4において、第1圧縮段21の第1吐出口21iと第2圧縮段22の第2吸入口22kとを同一平面上に形成し、これら第1吐出口21iと第2吸入口22kとを接続するU字配管40を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、ターボ圧縮機に関し、特に二つのインペラが同一の回転軸に互いの背面側が対向する向きに固定された二段式のターボ圧縮機に関するものである。
水等の冷却対象物を冷却あるいは冷凍する冷凍機として、冷媒を、インペラ等を備えた圧縮段によって圧縮して排出するターボ圧縮機を備えるターボ冷凍機が知られている。
圧縮機においては、圧縮比が大きくなると圧縮機の吐出温度が高くなり容積効率が低下してしまう。そこで、上述のようなターボ冷凍機が備えるターボ圧縮機においては、複数段に分けて冷媒の圧縮を行う場合がある。
例えば、特許文献1には、駆動モータ軸の両端に圧縮羽根(インペラ)を有し、一段目のインペラで圧縮した流体を二段目のインペラに送る二段式のターボ圧縮機が開示されている。
このターボ圧縮機においては、一段目のインペラで圧縮された流体は外部に設けられた配管(外部配管)を介して二段目のインペラの吸入口に導かれるようになっている。
また、特許文献2には、2つのインペラが背面側を対向させて隣接するように配設されたターボ圧縮機が開示されている。
このターボ圧縮機においては、一段目のインペラを囲む第1ハウジング内及び二段目のインペラを囲む第2ハウジング内に、第1インペラで圧縮された流体を第2インペラに導入する配管(内部配管)が形成されている。
特開平5−223090号公報 特開2007−177695号公報
ところで、上記のような従来のターボ圧縮機には以下の問題があった。
即ち、特許文献1に記載されたターボ圧縮機においては、一段目のインペラと二段目のインペラとの間に駆動モータが配置されているため、両インペラ間の距離は必然的に長くなってしまう。したがって、これらインペラ間を外部配管で接続すると、配管構造が長く複雑なものになることに加え、配管の屈曲箇所が多くなるため流体の流れが乱れて剥離が生じやすく、圧力損失が増加してしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載されたターボ圧縮機においては、両インペラ間に駆動モータはなく、当該インペラ間の距離を短くすることができるものの、ハウジング内部に配管を有する構造であるため、配管の曲率が小さくなり剥離が生じやすく圧力損失が増加し、さらに、インペラの周囲に設けられるディフューザが配設される空間を十分に確保することができなくなるため、効率良く圧力エネルギーを得ることができず、圧縮機の性能の向上が図れないという問題があった。
この発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、二段式のターボ圧縮機において、圧力損失の低減と、圧縮機の性能向上を図ることが可能な最適化された配管構造を備えるターボ圧縮機及びこのターボ圧縮機を備えた冷凍機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係るターボ圧縮機は、第1インペラ及びこれを囲む第1ハウジングを有し流体を吸引して圧縮する第1圧縮段と、該第1圧縮段と回転軸を介して連結された第2インペラ及びこれを囲む第2ハウジングを有し前記第1圧縮段からの圧縮流体をさらに圧縮する第2圧縮段とを備え、前記第1圧縮段と前記第2圧縮段とが互いに背面側を対向させて隣接して配設されているターボ圧縮機において、前記第1圧縮段における圧縮流体の吐出口と前記第2圧縮段における前記圧縮流体の吸入口とが同一平面上に形成され、前記吐出口と前記吸入口とを接続するU字配管が設けられたことを特徴としている。
このような特徴のターボ圧縮機によれば、背面合わせで隣接された両インペラ間の距離は短く、また第1圧縮段の吐出口と第2圧縮段の吸入口とが同一平面上に開口されているため、経路長が最短かつ配管構造の単純なU字配管によりこれら吐出口と吸入口とを外部にて接続することが可能となる。
従って、ただ一回の屈曲数かつ大きな曲率でもって最短距離で流路を設けることが可能となるため、圧力損失を最低限に抑えることができるとともに、外部配管方式であることからハウジング内においてディフューザが配設される空間を十分に確保することが可能となる。
また、本発明に係るターボ圧縮機においては、前記U字配管の屈曲部分が、前記吐出口と前記吸入口との間を直径とする半円弧状をなすことを特徴としている。
これにより、U字配管を通過する流体は、一定の曲率の下で向きを緩やかに変えながら吐出口から吸入口に導かれるため、流体に剥離が生じて圧力損失が発生してしまうことを抑制することが可能となる。
さらに、本発明に係るターボ圧縮機においては、前記U字配管に前記第2圧縮段にガスを追加注入するためのガス注入管が接続されていることを特徴としている。
これにより、注入されたガスをU字配管内を流れる主流と均一に混合させて第2圧縮段のインペラに導くことができる。
さらに、本発明に係るターボ圧縮機においては、前記ガス注入管が、前記U字配管の屈曲部分の接線に沿って接続されていることを特徴としている。
これにより、注入されるガスが主流の流れを乱すことなく主流に沿うようにして合流されるため、圧力損失を発生させずにガスを注入することが可能となる。
本発明に係る冷凍機は、圧縮された冷媒を冷却液化する凝縮器と、液化された前記冷媒を蒸発させて冷却対象物から気化熱を奪うことによって前記冷却対象物を冷却する蒸発器と、前記蒸発器にて蒸発された前記冷媒を圧縮して前記凝縮器に供給する圧縮機とを備える冷凍機であって、前記圧縮機として、上記のいずれかのターボ圧縮機を備えることを特徴としている。
このような特徴の冷凍機によれば、上記のターボ圧縮機と同様の作用・効果を奏する。
本発明に係るターボ圧縮機及び冷凍機によれば、単純な構造のU字配管でもって第1圧縮段の吐出口と第2圧縮段の吸入口を接続することにより、最短距離かつ、単一の屈曲数、大きな曲率でもって流体を導くことができるため圧力損失の低減を図ることができる。
また、外部配管方式とすることでディフューザが配設される空間を十分に確保することができるため、圧縮機の性能向上を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係るターボ圧縮機及び冷凍機の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態におけるターボ冷凍機S(冷凍機)の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるターボ冷凍機Sは、例えば空調用の冷却水を生成するためにビルや工場に設置されるものであり、図1に示すように、凝縮器1と、エコノマイザ2と、蒸発器3と、ターボ圧縮機4とを備えている。
凝縮器1は、気体状態で圧縮された冷媒(流体)である圧縮冷媒ガスX1が供給され、この圧縮冷媒ガスX1を冷却液化することによって冷媒液X2とするものである。この凝縮器1は、図1に示すように、圧縮冷媒ガスX1が流れる流路R1を介してターボ圧縮機4と接続されており、冷媒液X2が流れる流路R2を介してエコノマイザ2と接続されている。なお、流路R2には、冷媒液X2を減圧するための膨張弁5が設置されている。
エコノマイザ2は、膨張弁5にて減圧された冷媒液X2を一時的に貯留するものである。このエコノマイザ2は、冷媒液X2が流れる流路R3を介して蒸発器3と接続されており、エコノマイザ2にて生じた冷媒の気相成分X3が流れる流路R4を介してターボ圧縮機4と接続されている。なお、流路R3は、冷媒液X2をさらに減圧するための膨張弁6が設置されている。また、流路R4は、ターボ圧縮機4が備える後述する第2圧縮段22に気相成分X3を供給するようにターボ圧縮機4と接続されている。
蒸発器3は、冷媒液X2を蒸発させて水等の冷却対象物から気化熱を奪うことによって冷却対象物を冷却するものである。この蒸発器3は、冷媒液X2が蒸発されることによって生じる冷媒ガスX4が流れる流路R5を介してターボ圧縮機4と接続されている。なお、流路R5は、ターボ圧縮機4が備える後述する第1圧縮段21と接続されている。
ターボ圧縮機4は、冷媒ガスX4を圧縮して上記圧縮冷媒ガスX1とするものである。このターボ圧縮機4は、上述のように圧縮冷媒ガスX1が流れる流路R1を介して凝縮器1と接続されており、冷媒ガスX4が流れる流路R5を介して蒸発器3と接続されている。
このように構成されたターボ冷凍機Sにおいては、流路R1を介して凝縮器1に供給された圧縮冷媒ガスX1は、凝縮器1によって液化冷却されて冷媒液X2とされる。
冷媒液X2は、流路R2を介してエコノマイザ2に供給される際に膨張弁5によって減圧され、減圧された状態にてエコノマイザ2において一時的に貯留された後、流路R3を介して蒸発器3に供給される際に膨張弁6によってさらに減圧され、さらに減圧された状態にて蒸発器3に供給される。
また、蒸発器3に供給された冷媒液X2は、蒸発器3によって蒸発されて冷媒ガスX4とされ、流路R5を介してターボ圧縮機4に供給される。
ターボ圧縮機4に供給された冷媒ガスX4は、ターボ圧縮機4によって圧縮されて圧縮冷媒ガスX1とされ、再び流路R1を介して凝縮器1に供給される。
なお、冷媒液X2がエコノマイザ2に貯留されている際に発生した冷媒の気相成分X3は、流路R4を介してターボ圧縮機4に供給され、冷媒ガスX4と共に圧縮されて圧縮冷媒ガスX1として流路R1を介して凝縮器1に供給される。
そして、このようなターボ冷凍機Sでは、蒸発器3にて冷媒液X2を蒸発される際に、冷却対象物から気化熱を奪うことによって、冷却対象物の冷却あるいは冷凍を行う。
続いて、本実施形態の特徴部分である上記ターボ圧縮機4についてより詳細に説明する。図2はターボ圧縮機4の垂直断面図、図3は図2におけるA方向矢視図、図4は図2におけるB方向矢視図である。
図2に示すように、本実施形態におけるターボ圧縮機4は、モータユニット10と、圧縮機ユニット20と、ギアユニット30とを備えている。
モータユニット10は、出力軸11を有すると共に圧縮機ユニット20を駆動させるための駆動源となるモータ12と、該モータ12を囲むと共に上記モータ12を支持するモータハウジング13とを備えている。
なお、モータ12の出力軸11は、モータハウジング13に固定される第1軸受14と第2軸受15とによって回転可能に支持されている。
また、モータハウジング13には、ターボ圧縮機4の摺動部位に供給される潤滑油が回収されると共に貯留されるオイルタンク(図示省略)が備えられている。
圧縮ユニット20は、冷媒ガスX4(図1参照)を吸入して圧縮する第1圧縮段21と、第1圧縮段21にて圧縮された冷媒ガスX4をさらに圧縮して圧縮冷媒ガスX1(図1参照)として排出する第2圧縮段22とを備えている。
第1圧縮段21は、スラスト方向から供給される冷媒ガスX4に速度エネルギを付与してラジアル方向に排出する第1インペラ21a(インペラ)と、第1インペラ21aによって冷媒ガスX4に付与された速度エネルギを圧力エネルギに変換することによって圧縮する第1ディフューザ21bと、第1ディフューザ21bによって圧縮された冷媒ガスX4を第1圧縮段21の外部に導出する第1スクロール室21cと、冷媒ガスX4を吸入して第1インペラ21aに供給する第1吸入口21dを備えている。
なお、第1ディフューザ21b、第1スクロール室21c及び第一吸入口21dの一部は、第1インペラ21aを囲う第1ハウジング21eによって形成されている。
第1インペラ21aは、回転軸23に固定され、回転軸23がモータ12の出力軸11から回転動力を伝達されて回転されることによって軸線O回りに回転駆動され、その周囲には第1ディフューザ21bが環状に配置されている。
第1スクロール室21cは、第1インペラ21a及び第1ディフューザ21bを環状に囲むように形成されており、これら第1インペラ21a及び第1ディフューザ21bの周囲を一周した後に第1ハウジング21eの外部に延びて開口し、図2から図4に示すような第1吐出口21iを形成している。なお、この第1吐出口21iの開口周縁部には第1吐出フランジ21jが設けられている。
また、第1圧縮段21の第一吸入口21dには、第1圧縮段21の吸入容量を調節するためのインレットガイドベーン21gが複数設置されている。
各インレットガイドベーン21gは、第1ハウジング21eに固定された駆動機構21hによって冷媒ガスX4の流れ方向からの見かけ上の面積が変更可能なように回転可能とされている。
第2圧縮段22は、第1圧縮段21にて圧縮されると共にスラスト方向から供給される冷媒ガスX4に速度エネルギを付与してラジアル方向に排出する第2インペラ22aと、第2インペラ22a(インペラ)によって冷媒ガスX4に付与された速度エネルギを圧力エネルギに変換することによって圧縮して圧縮冷媒ガスX1として排出する第2ディフューザ22bと、第2ディフューザ22bから排出された圧縮冷媒ガスX1を第2圧縮段22の外部に導出する第2スクロール室22cと、第1圧縮段21にて圧縮された冷媒ガスX4を第2インペラ22aに導く導入スクロール室22dとを備えている。
なお、第2ディフューザ22b、第2スクロール室22c及び導入スクロール室22dの一部は、第2インペラ22aを囲う第2ハウジング22eによって形成されている。
第2インペラ22aは、上記回転軸23に第1インペラ21aと背面合わせとなるように固定されており、回転軸23がモータ12の出力軸11から回転動力を伝達されて軸線O回りに回転されることによって回転駆動され、その周囲には第2ディフューザ22bが環状に配置されている。
第2スクロール室22cは、第2インペラ22a及び第2ディフューザ22bを環状に囲むように形成されており、これら第2インペラ22a及び第2ディフューザ22bの周囲を一周した後に第2ハウジング22eの外部に延びて開口し、図2及び図4に示すような、第2吐出口22iを形成している。なお、この第1吐出口21iの開口周縁部には第2吐出フランジ21jが設けられている。
なお、この第2吐出口22iは、圧縮冷媒ガスX1を凝縮機1に供給するための流路R1と接続されているが、図2及び図4においては該流路R1は省略されている。
また、第2圧縮段22の導入スクロール22dは、上記第2スクロール室22cよりもギアユニット30側の位置にて回転軸23を環状に囲むように形成されており、その一部は第2ハウジング22eの外部に延びて開口し、図2から図4に示すような第2吸入口22kを形成している。なお、この第2吸入口22kの開口周縁部には第2吸入フランジ22lが設けられている。
なお、本実施形態においては、第1吐出口21iの第1吐出フランジ21jと第2吸入口22kの第2吸入フランジ22lとは図3に示すように同一の平面P上に位置するように形成されている。
そして、本実施形態においては、第1圧縮段21における第1吐出口21iと、第2圧縮段22における第2吸入口22kとは、第1圧縮段21及び第2圧縮段22とは別体で設けられるU字配管40を介して接続されており、該U字配管40を介して第1圧縮段21にて圧縮された冷媒ガスX4が第2圧縮段22に供給される外部配管方式が採用されている。
U字配管40はその両端開口部にフランジ41、41を備えており、それぞれ第1吐出口21iの第1吐出フランジ21j、第2吸入口22kの第2吸入フランジ22lと気密液密に接合されることにより圧縮機ユニット20に取り付けられている。
またU字配管40における屈曲部分43は第1吐出口21iと第2吸入口22kの間を直径とする半円弧状に形成されており、その頂点付近には該屈曲部分43の接線に沿うようにしてガス注入管42が連通状態で接続されている。このガス注入管42は上述の流路R4に接続されており、エコノマイザ2にて発生した冷媒の気相成分X3がガス注入管42及びU字配管40を介して第2圧縮段22に供給される構成となっている。
また、回転軸23は、第1圧縮段21と第2圧縮段22との間の空間50において第2圧縮段22の第2ハウジング22eに固定される第3軸受24と、モータユニット10側において第2ハウジング22eに固定される第4軸受25とによって回転可能に支持されている。
ギアユニット30は、モータ12の出力軸11の回転動力を回転軸23に伝達するためのものであり、モータユニット10のモータハウジング13と圧縮機ユニット20の第2ハウジング22eとによって形成される空間60に収納されている。
このギアユニット30は、モータ12の出力軸11に固定される大径歯車31と、回転軸23に固定されると共に大径歯車31と噛み合う小径歯車32とによって構成されており、出力軸11の回転数に対して回転軸23の回転数が増加するようにモータ12の出力軸11の回転動力を回転軸23に伝達する。
また、ターボ圧縮機4は、軸受(第1軸受14,第2軸受15,第3軸受24,第4軸受25)、インペラ(第1インペラ21a,第2インペラ22a)とハウジング(第1ハウジング21e,第2ハウジング22e)との間、及びギアユニット30等の摺動部位にオイルタンク(図示省略)に貯留された潤滑油を供給する潤滑油供給装置70を備えている。なお、図面において潤滑油供給装置70は、一部のみが図示されている。
また、第3軸受24が配置される空間50とギアユニット30が収納される空間60とは、第2ハウジング22eに形成された貫通孔80によって接続されており、さらに空間60とオイルタンクとは接続されている。このため、空間50,60に供給されて摺動部位から流れ落ちた潤滑油は、オイルタンクに回収される。
次に、このように構成された本実施形態におけるターボ圧縮機4の動作について説明する。
まず、潤滑油供給装置70によって、ターボ圧縮機4の摺動部位にオイルタンクから潤滑油が供給され、その後モータ12が駆動される。そして、モータ12の出力軸11の回転動力がギアユニット30を介して回転軸23に伝達され、これによって圧縮機ユニット20の第1インペラ21aと第2インペラ22aとが回転駆動される。
第1インペラ21aが回転駆動されると、第1圧縮段21の第1吸入口21dが負圧状態となり、流路R5からの冷媒ガスX4が吸入口21dを介して第1圧縮段21に流入する。
第1圧縮段21の内部に流入した冷媒ガスX4は、第1インペラ21aにスラスト方向から流入し、第1インペラ21aによって速度エネルギを付与されてラジアル方向に排出される。
第1インペラ21aから排出された冷媒ガスX4は、第1ディフューザ21bによって速度エネルギを圧力エネルギに変換されることで圧縮される。
第1ディフューザ21bから排出された冷媒ガスX4は、第1スクロール室21cを介して第1圧縮段21の外部に位置する第1吐出口21iに導出される。
そして、この第1吐出口21iに導入された冷媒ガスX4は、U字配管40内を通過する過程でガス注入管42によりエコノマイザ2にて発生した冷媒の気相成分X3が注入された後、第2圧縮段22における第2吸入口22kに導入される。
そして第2吸入口22kから第2圧縮段22に供給された冷媒ガスX4は、導入スクロール室22dを介してスラスト方向から第2インペラ22aに流入し、第2インペラ22aによって速度エネルギを付与されたラジアル方向に排出される。
第2インペラ22aから排出された冷媒ガスX4は、第2ディフューザ22bによって速度エネルギを圧力エネルギに変換されることでさらに圧縮されて圧縮冷媒ガスX1とされる。
第2ディフューザ22bから排出された圧縮冷媒ガスX1は、第2スクロール室22cを介して第2圧縮段22の外部に位置する第2吐出口22iに導出され、流路R1を介して凝縮器1に供給される。
以上のような本実施形態におけるターボ圧縮機4においては、第1インペラ21a及び第2インペラ22aが背面合わせで固定されており、その間には駆動モータ等の他の機構が介在することはないため、両インペラ21a、22a間の距離を短くすることができ、また、第1圧縮段21の第1吐出口21iと第2圧縮段22の第2吸入口22kとが同一平面上に開口されている。従って、経路長が最短かつ配管構造の単純なU字配管40によりこれら第1吐出口21iと第2吸入口22kとを圧縮ユニット20の外部にて接続することが可能となる。
このようにして、U字配管40を用いることで、ただ一回の屈曲数かつ大きな曲率でもって第1吐出口21iと第2吸入口22kとを接続することができるため、U字配管40内部を通過する流体の剥離を最低限に抑制することが可能となり、さらに、これら第1吐出口21iと第2吸入口22kとは最短距離で接続されることになるため、圧力損失が大幅に低減される
また、圧縮ユニット20の外部においてU字配管40で接続する外部配管方式を採用することにより、圧縮ユニット20内における第1ハウジング21e及び第2ハウジング22e内において第1ディフューザ21b及び第2ディフューザ22bが配設される空間を十分に確保することが可能となるため、当該第1、第2ディフューザ21b、22bにより効率良く圧力エネルギーを得ることができ、圧縮機の性能の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態に係るターボ圧縮機4においては、U字配管40の屈曲部分43が、第1吐出口21iと第2吸入口22kとの間を直径とする半円弧状をなしているため、内部を通過する流体は、一定の曲率の下で向きを緩やかに変えられながら第1吐出口21iから第2吸入口22kに導かれるため、剥離の発生をより効果的に抑制することができ、圧力損失をさらに低減させることが可能となる。
また、第2圧縮段にガスを追加注入するためのガス注入管42が、U字配管40の屈曲部分43の接線に沿って接続されているため、注入されるガスが主流の流れを乱すことなく当該主流に沿うようにして合流されるため、圧力損失を発生させずにガスを注入することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係るターボ圧縮機及び冷凍機の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記第実施形態においては2つの圧縮段(第1圧縮段21及び第2圧縮段22)を備える構成について説明したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の圧縮段を備える構成を採用しても良い。
また、上記実施形態においては、ターボ冷凍機が、空調用の冷却水を生成するためにビルや工場に設置されるものとの説明をした。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、家庭用や業務用の冷蔵庫あるいは冷凍庫や、家庭用の空調装置に適用することも可能である。
また、上記第1実施形態においては、第1圧縮段21が備える第1インペラ21aと、第2圧縮段22が備える第2インペラ22aとが背面合わせとされた構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1圧縮段21が備える第1インペラ21aの背面と、第2圧縮段22が備える第2インペラ22aの背面とが同じ方向を向くように構成されても良い。
また、上記第1実施形態においては、モータユニット10と圧縮ユニット20とギアユニット30とが各々設けられたターボ圧縮機について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、モータが第1圧縮段と第2圧縮段の間に配置する構成を採用しても良い。
本実施形態におけるターボ冷凍機の概略構成を示すブロック図である。 ターボ圧縮機の垂直断面図である。 図2におけるA方向矢視図である。 図4は図2におけるB方向矢視図である
符号の説明
S 冷凍機
1 凝縮器
3 蒸発器
4 ターボ圧縮機
21 第1圧縮段
21a 第1インペラ(インペラ)
21b 第1ディフューザ
21i 第1吐出口
22 第2圧縮段
22a 第2インペラ
22b 第2ディフューザ
22k 第2吸入口
40 U字配管
42 ガス注入管
43 屈曲部分
X1 圧縮冷媒ガス
X2 冷媒液
X3 気相成分
X4 冷媒ガス

Claims (5)

  1. 第1インペラ及びこれを囲む第1ハウジングを有し流体を吸引して圧縮する第1圧縮段と、該第1圧縮段と回転軸を介して連結された第2インペラ及びこれを囲む第2ハウジングを有し前記第1圧縮段からの圧縮流体をさらに圧縮する第2圧縮段とを備え、前記第1圧縮段と前記第2圧縮段とが互いに背面側を対向させて隣接して配設されているターボ圧縮機において、
    前記第1圧縮段における圧縮流体の吐出口と前記第2圧縮段における前記圧縮流体の吸入口とが同一平面上に形成され、
    前記吐出口と前記吸入口とを接続するU字配管が設けられたことを特徴とするターボ圧縮機。
  2. 前記U字配管の屈曲部分が、前記吐出口と前記吸入口との間を直径とする半円弧状をなすことを特徴とする請求項1に記載のターボ圧縮機。
  3. 前記U字配管に前記第2圧縮段にガスを追加注入するためのガス注入管が接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のターボ圧縮機。
  4. 前記ガス注入管が、前記U字配管の屈曲部分の接線に沿って接続されていることを特徴とする請求項3に記載のターボ圧縮機。
  5. 圧縮された冷媒を冷却液化する凝縮器と、
    液化された前記冷媒を蒸発させて冷却対象物から気化熱を奪うことによって前記冷却対象物を冷却する蒸発器と、
    前記蒸発器にて蒸発された前記冷媒を圧縮して前記凝縮器に供給する圧縮機とを備える冷凍機であって、
    前記圧縮機として、請求項1から4のいずれか一項に記載のターボ圧縮機を備えることを特徴とする冷凍機。





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