JP2009185617A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化ユニットの排気浄化能力をより好適に回復させる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気通路2に配置されたNSR触媒3と、NSR触媒3よりも上流の排気に燃料を添加する燃料添加弁4と、排気通路2を流通する排気にNSR触媒3をバイパスさせるバイパス通路5と、バイパス通路5に配置されバイパス通路5を開閉するバイパス弁6と、を備え、燃料添加弁4から燃料を添加しNSR触媒3を高温にすると共に排気空燃比をリッチ若しくはストイキにしNSR触媒3から硫黄成分を放出させるS再生の開始時に、バイパス弁6の直上流に排気脈動の密部が到達した場合に、バイパス弁6を開弁する。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関1の排気通路2に配置されたNSR触媒3と、NSR触媒3よりも上流の排気に燃料を添加する燃料添加弁4と、排気通路2を流通する排気にNSR触媒3をバイパスさせるバイパス通路5と、バイパス通路5に配置されバイパス通路5を開閉するバイパス弁6と、を備え、燃料添加弁4から燃料を添加しNSR触媒3を高温にすると共に排気空燃比をリッチ若しくはストイキにしNSR触媒3から硫黄成分を放出させるS再生の開始時に、バイパス弁6の直上流に排気脈動の密部が到達した場合に、バイパス弁6を開弁する。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
吸蔵還元型NOx触媒であるNSR触媒と、NSR触媒に還元剤を供給するために排気に還元剤を添加する還元剤添加手段と、排気にNSR触媒をバイパスさせるバイパス通路と、を備える技術が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。また触媒早期暖機制御の実行中に、排気を排気通路とバイパス通路の両方に流して両者の排気脈動を互いに打消し合うようにし排気脈動の影響を少なくする技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−349236号公報
特開平8−14027号公報
特開2002−303164号公報
ところで内燃機関の排気通路に配置されたNSR触媒の排気浄化能力を回復させるために排気に還元剤を供給して排気空燃比を制御した際に、排気空燃比が目標空燃比に到達するまでには時間がかかる場合がある。排気空燃比が目標空燃比に到達するのが遅いと、NSR触媒の排気浄化能力を回復させることも遅くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化ユニットの排気浄化能力をより好適に回復させる技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
内燃機関の排気通路に配置された排気浄化ユニットと、
前記排気浄化ユニットよりも上流の排気に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記還元剤供給手段から還元剤を供給し前記排気浄化ユニットに流入する排気空燃比を目標空燃比に低下させ前記排気浄化ユニットの排気浄化能力を回復させる回復制御手段と、
前記排気通路を流通する排気に前記排気浄化ユニットをバイパスさせるバイパス通路と、
前記バイパス通路に配置され前記バイパス通路を開閉するバイパス弁と、
を備え、
前記回復制御手段の開始時に、前記バイパス弁の直上流に前記内燃機関が排気を周期的に排出することで生じる排気脈動の密部が到達した場合又は前記バイパス弁の直下流に前記排気脈動の疎部が到達した場合に、前記バイパス弁を開弁することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置である。
内燃機関の排気通路に配置された排気浄化ユニットと、
前記排気浄化ユニットよりも上流の排気に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記還元剤供給手段から還元剤を供給し前記排気浄化ユニットに流入する排気空燃比を目標空燃比に低下させ前記排気浄化ユニットの排気浄化能力を回復させる回復制御手段と、
前記排気通路を流通する排気に前記排気浄化ユニットをバイパスさせるバイパス通路と、
前記バイパス通路に配置され前記バイパス通路を開閉するバイパス弁と、
を備え、
前記回復制御手段の開始時に、前記バイパス弁の直上流に前記内燃機関が排気を周期的に排出することで生じる排気脈動の密部が到達した場合又は前記バイパス弁の直下流に前記排気脈動の疎部が到達した場合に、前記バイパス弁を開弁することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置である。
回復制御手段の実施時には、排気浄化ユニットの排気浄化能力を回復させるために還元剤供給手段から還元剤を供給し排気浄化ユニットに流入する排気空燃比を目標空燃比のリッチ若しくはストイキに低下させる。このとき排気空燃比が目標空燃比に到達し易いように、バイパス弁を開弁しバイパス通路へ排気を流入させて排気浄化ユニットへ流入する排気を減量することが行われる。しかしこれによっても排気空燃比が目標空燃比に到達するまでには時間がかかる場合がある。排気空燃比が目標空燃比に到達するのが遅いと、排気
浄化ユニットの排気浄化能力を回復させることも遅くなってしまう。
浄化ユニットの排気浄化能力を回復させることも遅くなってしまう。
そこで本発明では、回復制御手段の開始時に、バイパス弁の直上流に内燃機関が排気を周期的に排出することで生じる排気脈動の密部が到達した場合又はバイパス弁の直下流に排気脈動の疎部が到達した場合に、バイパス弁を開弁するようにした。
本発明でバイパス弁の直上流に排気脈動の密部が到達した場合にバイパス弁を開弁すると、排気脈動の密部が排気流れ方向へ最大速度を有することから、バイパス弁開弁時に排気がバイパス通路に引き込まれる。これによりバイパス通路との分岐部よりも下流の排気通路へ流入する排気速度が瞬時に低減される(低SV(Space Velocity)化される)。
またバイパス弁の直下流に排気脈動の疎部が到達した場合にバイパス弁を開弁すると、排気脈動の疎部が排気流れ方向とは反対方向(逆流方向)へ最大速度を有することから、バイパス弁開弁時にバイパス弁の直下流の排気がバイパス通路の排気流れ方向とは反対方向に押し込まれる。これによりバイパス弁開弁時にバイパス通路では排気が排気流れ方向へ向かう勢いが抑えられ、そしてその作用が排気通路にも伝達され排気通路でも排気速度が瞬時に低減される(低SV(Space Velocity)化される)。
このように排気浄化ユニットへ流入する排気速度が瞬時に低減されるので、回復制御手段の開始から排気空燃比を目標空燃比に速やかに到達させることができる。よって排気浄化ユニットの排気浄化能力を速やかに回復させることができる。
前記回復制御手段の実施時に、前記排気脈動の周期に同期して前記バイパス弁を制御するとよい。また前記回復制御手段の実施時に、前記排気脈動の周期に同期して前記還元剤供給手段を制御するとよい。
本発明によると、排気脈動を考慮して排気空燃比を制御でき、排気空燃比の制御精度を向上できる。
本発明によると、内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化ユニットの排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関及びその排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒を有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、車両に搭載されている。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を適用する内燃機関及びその排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒を有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、車両に搭載されている。
内燃機関1には、内燃機関1からの排気が排出される排気通路2が接続されている。排気通路2には、NSR触媒3が配置されている。NSR触媒3は、吸蔵還元型NOx触媒であり、内燃機関1が通常運転状態のように排気空燃比がリーンのときには、排気中のNOxを吸蔵し、排気空燃比がリッチ若しくはストイキになり且つ排気中に還元成分が存在するとき(還元雰囲気のとき)には、吸蔵したNOxを放出する特性を有する。またNSR触媒3は、NOxと共に燃料などに含まれる硫黄成分(SOx)を吸蔵し、高温且つ排気空燃比がリッチ若しくはストイキのときに吸蔵した硫黄成分を放出する特性も有する。本実施例におけるNSR触媒3が本発明の排気浄化ユニットに相当する。またNSR触媒3のNOxを吸蔵するNOx吸蔵能力が排気浄化能力に相当する。
NSR触媒3の直上流の排気通路2には、排気通路2内の排気に還元剤として燃料を添加する燃料添加弁4が配置されている。本実施例における燃料添加弁4が本発明の還元剤供給手段に相当する。なお還元剤供給手段として排気通路2に配置される添加弁としては、燃料以外にも他の還元剤を添加するものでもよい。また還元剤供給手段としては、内燃機関1におけるアフター噴射などによって排気に燃料を供給するものであってもよい。
排気通路2には、排気にNSR触媒3をバイパスさせるバイパス通路5が設けられている。バイパス通路5は、燃料添加弁4よりも上流の排気通路2と分岐し、NSR触媒3よりも下流の排気通路2に合流する。なおバイパス通路5は、排気にNSR触媒3を迂回させることができればよいので、燃料添加弁4よりも下流且つNSR触媒3よりも上流の排気通路2と分岐するものでもよい。
バイパス通路5には、バイパス通路5に流入する排気流量を調節するバイパス弁6が備えられている。バイパス弁6は、電動アクチュエータにより開閉される。バイパス弁6がバイパス通路5に流入する排気流量を調節する場合には、同時にバイパス通路5との分岐部よりも下流の排気通路2を流れNSR触媒3に流入する排気流量も相対的に調節される。NSR触媒3に流入する排気流量とバイパス通路5に流入する排気流量とはどちらか一方が増加すれば他方が減少する相関関係にある。排気通路2及び排気通路2に備えられるこれらの機器によって内燃機関1の排気系が構成される。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU7が併設されている。ECU7は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
ECU7には、エアフローメータ8や各種センサが電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU7に入力されるようになっている。一方、ECU7には、燃料添加弁4及びバイパス弁6の各アクチュエータが電気配線を介して接続されており、該ECU7によりこれらの機器が制御される。
ECU7は、不図示のクランクポジションセンサやアクセルポジションセンサなどの出力信号を受けて内燃機関1の運転状態を判別し、判別された機関運転状態に基づいて内燃機関1や上記機器を電気的に制御する。
ところで、排気通路2に配置されたNSR触媒3はNOxと共に吸蔵する硫黄成分が内燃機関1の運転時間と共に増加する。そしてNSR触媒3は吸蔵した硫黄成分が増加して行くと、NOx吸蔵能力が低下してしまう。そこでNSR触媒3のNOx吸蔵能力を回復させるために、NSR触媒3に堆積した硫黄成分堆積量が所定量以上になると、燃料添加弁4から燃料を添加しNSR触媒3を高温にすると共にNSR触媒3に流入する排気空燃比を目標空燃比のリッチ若しくはストイキに低下させNSR触媒3から硫黄成分を放出させるS再生を実施する場合がある。本実施例におけるS再生が本発明の回復制御手段に相当する。
ここでS再生の実施時には、NSR触媒3のNOx吸蔵能力を回復させるために燃料添加弁4から燃料を添加しNSR触媒3に流入する排気空燃比を目標空燃比のリッチ若しくはストイキに低下させる。このとき排気空燃比が目標空燃比に到達し易いように、バイパス弁6を開弁しバイパス通路5へ排気を流入させてNSR触媒3へ流入する排気を減量することが行われる。しかしこれによっても排気空燃比が目標空燃比に到達するまでには時間がかかる場合がある。排気空燃比が目標空燃比に到達するのが遅いと、NSR触媒3のNOx吸蔵能力を回復させることも遅くなってしまうし、燃料添加弁4からの添加燃料を
無駄に消費してしまうことになる。
無駄に消費してしまうことになる。
そこで本実施例では、S再生の開始時に、バイパス弁6の直上流に内燃機関1が排気を周期的に排出することで生じる排気脈動の密部が到達した場合に、バイパス弁6を開弁するようにした。
本実施例でバイパス弁6の直上流に排気脈動の密部が到達した場合にバイパス弁6を開弁すると、排気脈動の密部が排気流れ方向へ最大速度を有することから、バイパス弁6開弁時に排気がバイパス通路5に引き込まれる。これによりバイパス通路5との分岐部よりも下流の排気通路2へ流入する排気速度が瞬時に低減される(低SV(Space Velocity)化される)。
このようにNSR触媒3へ流入する排気速度が瞬時に低減されるので、図2の実線Aに示すようにS再生の開始から排気空燃比を目標空燃比に速やかに到達させることができる。よってNSR触媒3のNOx吸蔵能力を速やかに回復させることができる。これに対し従来技術では、排気脈動を利用せず燃料添加の後にバイパス弁を開弁すると、図2の破線Bに示すように排気空燃比は鋭く目標空燃比に向かうものの少しなまってしまう。また燃料添加の前にバイパス弁を開弁すると、NSR触媒3に流入する排気速度を低減する効果を長く得られるものの図2の破線Cに示すように排気空燃比は目標空燃比に到達するまでなまってしまう傾向がある。またバイパス通路を有していない場合には、図2の一点鎖線Dに示すように排気空燃比が一旦は目標空燃比に向かって低下するものの上昇してしまう場合がある。
なおS再生の開始時に、排気脈動がバイパス通路5に回り込むことを考慮してバイパス弁6の直下流に内燃機関1が排気を周期的に排出することで生じる排気脈動の疎部が到達した場合に、バイパス弁6を開弁するようにしてもよい。バイパス弁6の直下流に排気脈動の疎部が到達した場合にバイパス弁6を開弁すると、排気脈動の疎部が排気流れ方向とは反対方向(逆流方向)へ最大速度を有することから、バイパス弁6開弁時にバイパス弁6の直下流の排気がバイパス通路5の排気流れ方向とは反対方向に押し込まれる。これによりバイパス弁6開弁時にバイパス通路5では排気が排気流れ方向へ向かう勢いが抑えられ、そしてその作用が排気通路2にも伝達され排気通路でも排気速度が瞬時に低減される(低SV(Space Velocity)化される)。これによってもS再生の開始から排気空燃比を目標空燃比に速やかに到達させることができ、NSR触媒3のNOx吸蔵能力を速やかに回復させることができる。
次に、本実施例によるS再生開始制御ルーチンについて説明する。図3は、本実施例によるS再生開始制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、ECU7は、S再生の実施要求があるか否かを判別する。具体的には各種センサの出力値から内燃機関1の運転状態を検出し、NSR触媒3に流入するNOx量、触媒状態、還元効率、燃費悪化などの情報に鑑みS再生を実施する必要があるか否かを判別する。
ステップS101においてS再生の実施要求がないと否定判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。ステップS101においてS再生の実施要求があると肯定判定された場合には、ステップS102へ移行する。
ステップS102では、ECU7は、排気脈動周期を算出する。具体的には、排気脈動周期T=60/(i×Ne)で算出される。ここでi=気筒数/2であり、Ne=内燃機
関1の機関回転数である。
関1の機関回転数である。
ステップS103では、ECU7は、排気の輸送遅れを算出する。具体的には、排気の輸送遅れt1=x/vで算出される。ここでx=内燃機関1からバイパス弁6直上流までの距離であり、v=エアフローメータ8が検出する吸気量などに基づく排気の流速である。
ステップS104では、ECU7は、バイパス弁6の開弁時期を算出する。具体的には、バイパス弁6開弁時期t2=t1と設定される。
ステップS105では、ECU7は、燃料添加弁4からの燃料添加時期を算出する。具体的には、燃料添加時期t4=t2−t3で算出される。ここでt3=燃料添加弁4で添加した添加燃料がNSR触媒3の上流側端面に到達するまでの時間である。
ステップS106では、ECU7は、S再生を開始する。この開始時に、燃料添加時期t4で燃料添加弁4から燃料を添加し、バイパス弁6開弁時期t2でバイパス弁6を開弁する。これによりS再生の開始時に、バイパス弁6の直上流に排気脈動の密部が到達した場合にバイパス弁6を開弁することになる。
ステップS106の処理の後、本ルーチンを一旦終了すると共に、S再生実施を行う。
ここでS再生実施時には、排気空燃比を継続して目標空燃比に維持するので、排気脈動の周期に同期させてバイパス弁6の開度量を制御するようにした。
バイパス弁6の開度量が一定のままであると、図4の破線で示すように排気空燃比が目標空燃比に対して上下に振動してしまう。これに対し本実施例によると、図4に示すようにバイパス弁6の開度量を排気脈動に応じて制御することで、図4の実線で示すように排気空燃比を継続して目標空燃比にほぼ維持できる。ここでバイパス弁6の開度量は、図4に示すように例えば排気空燃比が目標空燃比よりも上昇する場合に大開度とし、排気空燃比が目標空燃比よりも下降する場合に小開度とするような制御となる。このように排気脈動を考慮して排気空燃比を制御でき、排気空燃比を目標空燃比に維持する制御精度を向上できる。
なおS再生実施時には、排気空燃比を継続して目標空燃比に維持するために、排気脈動の周期に同期させて燃料添加弁4からの燃料添加量を制御するようにしてもよい。これによっても図4に示すバイパス弁6の開度量と同じように燃料添加弁4からの燃料添加量を制御することで、図4の実線で示すように排気空燃比を継続して目標空燃比にほぼ維持できる。ここで燃料添加量は、図4のバイパス弁6の開度量と類似して例えば排気空燃比が目標空燃比よりも上昇する場合に添加量を多くし、排気空燃比が目標空燃比よりも下降する場合に添加量を少なくするような制御となる。
以上説明した本ルーチンによれば、S再生の開始から排気空燃比を目標空燃比になまることなく速やかに鋭く到達させることができ、NSR触媒3のNOx吸蔵能力を速やかに回復させることができる。また上記のように排気空燃比を目標空燃比に速やかに到達させるので、燃料添加弁4からの添加燃料を無駄にすることなく有効利用できる。
なお、上記実施例では、回復制御手段としてS再生を例に挙げたがこれに限られない。例えばS再生と同様に排気空燃比を目標空燃比のリッチ若しくはストイキに低下させるNOx還元処理であっても本発明を適用することができる。
本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 内燃機関
2 排気通路
3 NSR触媒
4 燃料添加弁
5 バイパス通路
6 バイパス弁
7 ECU
8 エアフローメータ
2 排気通路
3 NSR触媒
4 燃料添加弁
5 バイパス通路
6 バイパス弁
7 ECU
8 エアフローメータ
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に配置された排気浄化ユニットと、
前記排気浄化ユニットよりも上流の排気に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記還元剤供給手段から還元剤を供給し前記排気浄化ユニットに流入する排気空燃比を目標空燃比に低下させ前記排気浄化ユニットの排気浄化能力を回復させる回復制御手段と、
前記排気通路を流通する排気に前記排気浄化ユニットをバイパスさせるバイパス通路と、
前記バイパス通路に配置され前記バイパス通路を開閉するバイパス弁と、
を備え、
前記回復制御手段の開始時に、前記バイパス弁の直上流に前記内燃機関が排気を周期的に排出することで生じる排気脈動の密部が到達した場合又は前記バイパス弁の直下流に前記排気脈動の疎部が到達した場合に、前記バイパス弁を開弁することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記回復制御手段の実施時に、前記排気脈動の周期に同期して前記バイパス弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記回復制御手段の実施時に、前記排気脈動の周期に同期して前記還元剤供給手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112412602A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-26 | 无锡腾跃汽车部件有限公司 | 一种汽车尾气净化系统及净化方法 |
KR102312543B1 (ko) * | 2021-05-21 | 2021-10-15 | 에스티엑스엔진 주식회사 | 디젤산화촉매장치 및 디젤미립자 필터의 일체형 구조 |
-
2008
- 2008-02-04 JP JP2008023702A patent/JP2009185617A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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CN112412602A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-26 | 无锡腾跃汽车部件有限公司 | 一种汽车尾气净化系统及净化方法 |
KR102312543B1 (ko) * | 2021-05-21 | 2021-10-15 | 에스티엑스엔진 주식회사 | 디젤산화촉매장치 및 디젤미립자 필터의 일체형 구조 |
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Legal Events
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