JP2009185122A - ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【効果】本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、機械的強度物性及び成形性に優れ、これから製造した成形品の表面は、良好な塗膜密着性を示す。組成物本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、自動車部品、特に外装成形品の製造に好適である。
【選択図】なし
Description
脂の合計100重量部に対してDBP吸油量が60〜200ml/100gかつ比表面積が30〜200m2/gであるカーボンブラックを60〜150重量部の割合で配合した
マスターバッチ及び、マスターバッチ100重量部に対しポリプロピレン樹脂60〜200重量部の割合で配合した射出成形体が記載されている。
水蒸気で部分酸化反応させて合成ガス化と同時に高導電性カーボンブラックを製造するにあたり、該炭化水素の炭素原子/水素原子が重量比で9以上であり、かつ、炉内温度範囲1300〜1450℃、炉内圧力25〜80kg/cm2、炉内へ供給される水蒸気の量
が該炭化水素1トン当り400〜800kgの条件で運転されて得られ、かつDBP吸油量が350ml/100g以上の高導電性カーボンブラック70〜3重量%とからなることを特徴とする高導電性カーボンブラック配合組成物が記載されている。
一方、特許文献4には、ポリプロピレン樹脂にプライマーを塗布しなくとも良好な塗膜密着性を付与する方法として、水酸基を有する有機化合物で変性されたポリプロピレンを混合する方法が記載されている。しかしながらこの方法では、良好な塗膜密着性を保持しようとすると、本来持つポリプロピレン樹脂の強度が低下する傾向にあった。
する水酸基含有無水マレイン酸誘導体がグラフトした変性プロピレン系重合体及びフイラーからなる組成物であって、具体的には数平均分子量が7,000、エチレン含量が3重
量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体を熱酸化し、アゾ系ラジカル開始剤によって全体の10重量%の割合で無水マレイン酸をグラフトしたのちエタノールアミンで2次変性した変性プロピレン重合体を配合してなる組成物が記載されている。しかしながら、とりわけ高い剛性衝撃物性バランスと塗膜密着性を得る場合には実質、成形加工性に改善の余地があった。
〔1〕(A)ポリプロピレン系重合体5〜55重量%、
(B)酸変性ポリプロピレン10〜45重量%、
(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム15〜25重量%、
(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物1〜10重量%、
(D)無機充填剤15〜30重量%、(E)導電性カーボンブラック1〜10重量%
(ここで(A)、(B)、(c−1)、(c−2)、(D)および(E)の合計は100重量%である)からなり、
前記(B)酸変性ポリプロピレンが、酸基を含有するラジカル反応性モノマーと、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとによって変性された変性ポリプロピレンであって、ポリプロピレン樹脂組成物中の、酸基を含有するラジカル反応モノマーに由来する構成単位の含有量が0.3〜1.0重量%、かつ酸基を含有しないラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量が0.01〜0.5重量%であることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成物。
(B)酸変性ポリプロピレン10〜45重量%、
(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム15〜25重量%、
(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物1〜10重量%、
(D)無機充填剤15〜30重量%、
(E)導電性カーボンブラック1〜10重量%、および
(F)変性共重合体1〜10重量%
(ここで(A)、(B)、(c−1)、(c−2)、(D)、(E)、および(F)の合計は100重量%である)からなり、
前記(B)酸変性ポリプロピレンが、酸基を含有するラジカル反応性モノマーと、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとによって変性された変性ポリプロピレンであり、
前記(F)変性共重合体が、(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合体ゴムおよび/または(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物を、酸基を含有するラジカル反応性モノマーおよび/または酸基を含有しないラジカル反応性モノマーによって変性した共重合体であり、
ポリプロピレン樹脂組成物中の、(B)成分中の酸基を含有するラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量を(MPP)(重量%)、(F)成分中の酸基を含有するラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量を(RPP)(重量%)とした場合、MPPとRPPとが、下記関係式(i)、(ii)を満足することを特徴とするポリプロ
ピレン樹脂組成物。
0<(RPP)/(MPP)<1 …(ii)
〔3〕(A)ポリプロピレン系重合体が、(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、または(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体50〜99重量%と(a−2)結晶性プロピレン単独重合体1〜50重量%との混合物(ここで(a−1)、(a−2)の合計は100重量%である)であり、
(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体が、メルトフローレート(ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が10〜130g/10分であり、プロピレン単独重合体部における13C−NMRで測定されるアイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が97%以上であり、さらにプロピレン・エチレンランダム共重合体部の含有量が5〜25重量%であり、
(a−2)結晶性プロピレン単独重合体のアイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が97%以上、メルトフローレート(ASTM D−1238、230℃、荷重21
60g)が100〜300g/10分である、
ことを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載のポリプロピレン樹脂組成物。
D−1238、230℃、荷重2160g)が0.5〜15g/10分であることを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載のポリプロピレン樹脂組成物。
Ω・cm以下であることを特徴とする前記〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載のポリプロピレン樹脂組成物。
(A)ポリプロピレン系重合体
本発明のポリプロピレン樹脂組成物を構成する(A)ポリプロピレン系重合体は、ポリプロピレンから導かれる構成単位を80重量%以上、好ましくは90重量%以上含有する単独重合体または共重合体で、酸変性のなされていないものである。(A)ポリプロピレン系重合体は結晶性を有することが好ましく、共重合体である場合にはプロピレン・α−オレフィン共重合体であることが好ましい。
97%未満の場合、剛性や耐熱性が不十分なことがある。また、プロピレン単独重合体部のMFR(230℃、荷重2160g)は、100〜300g/10分、好ましくは120〜250g/10分である。
44, 1015, 1971)。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物を構成する(B)酸変性ポリプロピレンは、酸基を含有するラジカル反応性モノマーと、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとによってポリプロピレンが変性された変性ポリプロピレンであって、かつ該酸変性ポリプロピレンの135℃デカリン中で測定される固有粘度[η]が0.8〜2.0dl/g、好ましくは0.8〜1.5dl/gであり、さらに好ましくは0.8〜1.2dl/gである。135℃デカリン中で測定される固有粘度[η]が0.8dl/g未満の場合には、耐衝撃性が発現せず、2.0dl/gを超えた場合、良好な流動性が得られず、成形加工性が不十分なことがある。また、(B)酸変性ポリプロピレンの、示差走査熱量計により検出される融点は、150〜168℃、好ましくは155〜167℃であることが望ましい。示差走査熱量計により検出される融点が150℃未満の場合、剛性や耐熱性が不十分なことがある。
ドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、エンドシス−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2,3−ジカルボン酸(ナジック酸、商標)、メチル−エンドシス−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸(メチルナジック酸、商標)等の不飽和カルボン酸;これらの不飽和カルボン酸の無水物;これらの不飽和カルボン酸塩;不飽和カルボン酸ハライド、不飽和カルボン酸アミド、および不飽和カルボン酸イミドの誘導体などがあげられる。より具体的には、塩化マレニル、マレイミド、N−フェニルマレイミド、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエートなどをあげることができる。これらの中では、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ナジック酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ナジック酸が好ましく、特に無水マレイン酸が好ましい。酸成分を含有するラジカル反応性モノマーは1種単独で使用出来るし、2種以上を組み合わせて使用することも出来る。
具体的には、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとしては、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー、アクリルアミド系モノマー、アクロニトリル、スチレン系モノマー、ハロゲン化ビニル系モノマー、ビニルエステル系モノマー、ビニルピリジン系モノマーなどが挙げられ、これらの中では(メタ)アクリル酸エステル系モノマーが好ましい。酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとして用いる(メタ)アクリル酸エステル系モノマーの具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、 (メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)
アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸イコシル、(メタ)アクリル酸コシル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、(メタ)アクリル酸グリセリンなどを挙げることができる。いずれの(メタ)アクリル酸エステルを用いた場合も、変性ポリプロピレン樹脂の分子量低下の抑制効果は認められるが、その効果は配合量によって決まる。そのため、エステル部の炭素数が多い場合(具体的にはエステル部の炭素数が8以上)、つまり(メタ)アクリル酸エステルの分子量が大きくなる場合、所定の効果を得るための重量部見合いの配合量は多くなる。ポリプロピレン樹脂のような非極性樹脂を用いて溶融変性を行う場合、このような極性液状成分を多量に添加すると、混合物の性状が悪化し、生産時に押出機のホッパー下でブリッジング等の問題が起こり、生産上の支障をきたす場合がある。そのため、添加量を極力少なくするには、エステル部の炭素数が7以下の(メタ)アクリル酸エステルが望ましい。具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、(メタ)アクリル酸グリセリン等が好ましく、特に、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリル酸ヘキシル、メタアクリル酸ペンチル、メタアクリル酸ヘキシル、メタアクリル酸シクロヘキシル、メタアクリル酸ベンジルが好ましく用いられる。
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(t−ブチルペルオキシ)オクタン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バラレート、2,2−ビス(t−ブチルペルオキシ)ブタン等のペルオキシケタール類;ジ−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、α,α′−ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3等のジアルキルペルオキシド類;アセチルペルオキシド、イソブチルペルオキシド、オクタノイルペルオキシド、デカノイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、2,5−ジクロロベンゾイルペルオキシド、m−トリオイルペルオキシド等のジアシルペルオキシド類;t−ブチルオキシアセテート、t−ブチルペルオキシイソブチレート、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルペルオキシラウリレート、t−ブチルペルオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルペルオキシイソフタレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、t−ブチルペルオキシマレイックアシッド、t−ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、クミルペルオキシオクテート等のペルオキシエステル類;ジ(3−メチル−メトキシブチル)ペルオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチルペルオキシジカーボネート,ジ−2−エトキシエチルペルオキシジーカーボネート、ジ−n−プロピルペルオキシジカーボネート、ジイソプロピルペルオキシジカルボネート、ジ−2−エチルヘキシルペルオキシジカーボネート、ジーnーブチルペルオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチル シクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジミリスチルペ
ルオキシカーボネート、ジセチルペルオキシジカーボネート等のペルオキシジカーボネート類;t−ブチルハイドロペルオキシド、クメンハイドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼンハイドロペルオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロペルオキシド等のハイドロペルオキシド類などをあげることができる。これらの中ではベンゾイルペルオキシド、m−トリオイルペルオキシド、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、t−ブチルペルオキシベンゾエートジミリスチルペルオキシジカーボネート、ジセチルペルオキシジカーボネートなどが好ましい。これらは1種単独で、あるいは二種以上組み合わせて用いることができる。
本発明で用いられる(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合体ゴムは、エチレンと
、α−オレフィンとをモノマーの主成分とした共重合ゴムであればよく、その種類は特に限定されないが、好ましい態様として次の共重合体を挙げることができる。すなわち、エチレン含有量20〜95モル%、好ましくは30〜90モル%、炭素数3〜20のα−オレフィン含有量80〜5モル%、好ましくは10〜70モル%のエチレン・α−オレフィン共重合体ゴムがあげられる。(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合体ゴムは、MFRが0.5〜15g/10分、好ましくは1〜15g/10分である。ポリプロピレン樹脂組成物における(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合体ゴムの割合は15〜25重量%、好ましくは18〜25重量%である。
好ましくは0.1〜0.5g/10分である。MFRがこの範囲にあるものを使用すると、最終的に得られる樹脂組成物から製造した成形品表面にフローマークやウエルドマークの発生を避けることができる。
本発明で用いられる(c−2)芳香族ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物は、下記に示す式(1)または式(2)で表されるブロック共重合体のY部を水素添加して得られた水素添加物である。
X(−Y−X)n …(2)
前記式中、Xは芳香族ビニルモノマーの重合体ブロック、Yは共役ジエン重合体ブロック、nは1〜5の整数、好ましくは1または2である。本発明のポリプロピレン樹脂組成物における(c−2)芳香族ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物の割合は1〜10重量%、好ましくは1〜8重量%である。
10g/10分である。X部の含有量が上記範囲内のブロック共重合体を使用した場合には、最終的に得られる樹脂組成物からの成形品の加熱収縮率は小さく、また脆化温度も低い。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物を構成する(D)無機充填剤としては、公知の無機充填剤をいずれも使用することができ、たとえば、タルク、クレー、炭酸カルシウム、マイカ、ケイ酸塩類、炭酸塩類、ガラス繊維などが挙げられる。これらの中では特にタルクが好ましく用いられる。タルクとしてはまた、レーザー解析法で測定した平均粒径が1〜10μm、好ましくは2〜6μmのものが望ましい。無機充填剤は1種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて使用することもできる。本発明のポリプロピレン樹脂組成物における(D)無機充填剤の割合は15〜30重量%、好ましくは20〜30重量%である。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物を構成する(E)導電性カーボンブラックとしては、導電性を有するカーボンブラックをいずれも用いることができるが、具体的には、たとえば、ファーネスブラック又はアセチレンブラックが挙げられる。これらは市販のものから適宜選んで使用することができる。例えば、ファーネスブラックとしては、ライオン社製「ケッチェンブラックEC」や「ケッチェンブラックEC600JD」を、アセチレンブラックとしては電気化学社製の「デンカブラック」等を好ましく挙げることができる。これらは1種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて使用することもできる。本発明のポリプロピレン樹脂組成物における(E)導電性カーボンブラックの割合は1〜10重量%、好ましくは1〜6重量%である。このような量で(E)導電性カーボンブラックを含有する本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、良好な導電性を有し、静電塗装による塗着効率に優れる。
/gである。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、上述した(A)、(B)、(c−1)、(c−2)、(D)、(E)および(F)の各成分に加えて、所望により(F)変性共重合体を含有していてもよい。本発明で用いることのできる(F)変性共重合体としては、共重合体をラジカル反応性モノマーで変性した変性共重合体が挙げられ、具体的には、上述した(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合体ゴムおよび/または(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物を、ラジカル反応性モノマーによって変性した変性共重合体が挙げられる。ラジカル反応性モノマーとしては、(B)成分を製造する際に用いられる、酸基を含有するラジカル反応性モノマーまたは酸基を含有しないラジカル反応性モノマーと同様のものが挙げられる。これらのラジカル反応性モノマーとしては、酸基、水酸基、アミノ基、イミド基、イミン基を含有するモノマーが挙げられ、これらの中で酸基を含有するラジカル反応性モノマーが好ましく、酸基を含有するラジカル反応性モノマーの具体例として、不飽和カルボン酸またはその誘導体が挙げられる。
0<(RPP)/(MPP)≦1 …(ii)
上記関係式(i)は、好ましくは0.4≦(MPP)+(RPP)≦1.0である。(
MPP)+(MPP)が0.3未満であると、所定の塗膜密着性が発現しにくく、(MPP)+(RPP)が1.0を超えると、ポリプロピレン樹脂との相溶性が低下し、塗膜密着性能、剛性、耐熱性が不十分となることがある。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、ポリプロピレン樹脂組成物中の、酸基を含有するラジカル反応モノマーに由来する構成単位の含有量が0.3〜1.0重量%、好ましくは0.4〜0.8重量%、かつ酸基を含有しないラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量が0.01〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%である。酸基を含有するラジカル反応モノマーに由来する構成単位の含有量が0.3重量%未満、ま
たは酸基を含有しないラジカル反応モノマーに由来する構成単位の含有量が0.01〜0.5重量%の範囲外である場合、所定の塗膜密着性が発現せず、また酸基を含有するラジカル反応モノマーに由来する構成単位の含有量が1.0重量%を超える場合、剛性、耐熱性が不十分となることがある。
D−256)が150J/m以上、脆化温度(ASTM D−746)が−10〜−40℃、および体積抵抗率が108Ω・cm以下である。
このような樹脂組成物は、自動車部品、特に自動車外装部品、例えばバンパー、オーバーフェンダー、サイドモール、ロッカーモールなどの部品成形に好適に使用することができ、優れた塗装密着を得ることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例、比較例で用いたポリプロピレン樹脂組成物の諸特性は次のようにして測定した。
(1)メルトフローレート
ASTM D−1238に準拠し、230℃、荷重2160gで測定した。
(2)曲げ弾性率
ASTM D−790に準拠し、1/4インチ厚みの試験片を使用して測定した。
(3)アイゾット衝撃強さ(IZOD)
ASTM D−256に準拠し、1/4インチ厚みの試験片にノッチ加工して測定に供した。
(4)荷重撓み温度
ASTM D−648に準拠し、0.45MPaの荷重で測定した。
(5)脆化温度
ASTM D−746に準拠して測定した。
(6)体積固有抵抗値
厚み3mm、150×150cm角の射出成形平板から幅12.7mmの短冊片を切り出し、50mmになるように冷凍破断した。破断面両端に銀ペーストを塗布し、アドバンテスト社製 R8340A絶縁抵抗測定器を使用して両端に100Vの電圧を印可したときの抵抗値を求め、次式によって算出した。
R:100V印加時の抵抗値、W:試験片幅(cm)、L:試験片長さ、t:試験片厚み(7)塗装密着性
日本製鋼社製J100−EP型射出成形機を用いて、140mm×70mm×3mmの角板を作成した。この角板を、純水を含浸させた紙ウエスにて清拭し、次のようにして塗料を塗布した。
△:一部剥離
×:全面剥離
原料
実施例および比較例で用いた各種の原料について説明する。
(A)ポリプロピレン系重合体
(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体
BCPP:
・MFR(230℃、2160g):100g/10分
・プロピレン単独重合体部:90重量%
アイソタクチックペンダット分率(mmmm分率);98%
・プロピレン・エチレンランダム共重合体部:10重量%
固有粘度[η];7.5dl/g
(135℃、デカリン溶媒中での測定値)
エチレン含有量;26重量%
(a−2)結晶性プロピレン単独重合体
HPP:
・MFR(230℃、2160g):220g/10分
・アイソタクチックペンダット分率(mmmm分率);98%
(B)酸変性ポリプロピレン
MPP−1:135℃デカリン溶媒中で測定される固有粘度[η]が7.5dl/gで、示差走査熱量計で検出される融点が164℃であるポリプロピレン単独重合体樹脂100
重量部、無水マレイン酸3重量部、メタクリル酸メチル1.5重量部、及びT−ブチルペルオキシベンゾエート1重量部を配合し予めヘンシェルミキサーで混合し、得られた混合物をベント付2軸混練機を用いてシリンダー温度210℃で溶融混練によるグラフト共重合変性を行なった。得られた酸変性ポリプロピレンの135℃デカリン中で測定される固有粘度[η]は0.92dl/g、示差走査熱量計で検出される融点が158℃、赤外吸光分析にて算出した無水マレイン酸のグラフト量が1.3wt%、及びメタクリル酸メチルのグラフト量が0.5wt%であった。
(c−1)エチレン・α-オレフィン共重合体ゴム
MPP−4:135℃デカリン溶媒中で測定される固有粘度[η]が7.5dl/gで、示差走査熱量計で検出される融点が164℃であるポリプロピレン単独重合体樹脂100重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル6重量部、及びT−ブチルペルオキシベンゾエート2重量部を配合し予めヘンシェルミキサーで混合し、得られた混合物をベント付2軸混練機を用いてシリンダー温度190℃で溶融混練によるグラフト共重合変性を行なった。得られた変性ポリプロピレンの135℃デカリン中で測定される固有粘度[η]は1.0dl/g、示差走査熱量計で検出される融点が155℃、赤外吸光分析にて算出したメタクリル酸2−ヒドロキシエチル由来の水酸基のグラフト量が2.5wt%であった。
・メタロセン触媒を用いて製造した共重合体
・1−オクテン含有量:45重量%
・MFR(230℃、荷重2160g):2.5g/10分、
EOR−2:
・メタロセン触媒を用いて製造した共重合体
・1−オクテン含有量:38重量%
・MFR(230℃、荷重2160g):10g/10分、
(c−2)スチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体
SEBS:
・MFR(230℃、荷重2160g):4g/10分
・スチレン含有量:20重量%
(D)無機充填剤:タルク
・平均粒径:4μm
(E)導電性カーボンブラック
CB: DBP吸油量が495ml/gのものを用いた。
(F)変性共重合体(極性基を含有する(c−1)、および/または(c−2)成分)
MAH−SEBS:
・無水マレイン酸変性スチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体
・MFR(230℃、荷重2160g):8g/10分
・スチレン含有量:20重量%
・無水マレイン酸含有量:1.7wt%
[実施例1〜6、比較例1〜7]
実施例1〜6、比較例1〜7として、各成分を表1,2に示した割合で混合し、神戸製鋼社製2軸押出機KTX−46にて、バレル温度150℃、回転数450rpmで溶融混練した後、アンダーウォーターカットによりペレット状のポリプロピレン樹脂組成物を得た。得られた組成物を新潟鉄工所社製NN220α型射出成形機にてバレル温度220℃で成形し、試験片を作製した。
レン樹脂組成物の衝撃強度、および耐熱性が不十分であることが分る。比較例6については、塗装密着性、および導電性が不十分であったため、機械物性は測定しなかった。
Claims (13)
- (A)ポリプロピレン系重合体5〜55重量%、
(B)酸変性ポリプロピレン10〜45重量%、
(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム15〜25重量%、
(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物1〜10重量%、
(D)無機充填剤15〜30重量%、(E)導電性カーボンブラック1〜10重量%
(ここで(A)、(B)、(c−1)、(c−2)、(D)および(E)の合計は100重量%である)からなり、
前記(B)酸変性ポリプロピレンが、酸基を含有するラジカル反応性モノマーと、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとによって変性された変性ポリプロピレンであって、ポリプロピレン樹脂組成物中の、酸基を含有するラジカル反応モノマーに由来する構成単位の含有量が0.3〜1.0重量%、かつ酸基を含有しないラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量が0.01〜0.5重量%であることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成物。 - (A)ポリプロピレン系重合体5〜55重量%、
(B)酸変性ポリプロピレン10〜45重量%、
(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム15〜25重量%、
(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物1〜10重量%、
(D)無機充填剤15〜30重量%、
(E)導電性カーボンブラック1〜10重量%、および
(F)変性共重合体1〜10重量%
(ここで(A)、(B)、(c−1)、(c−2)、(D)、(E)、および(F)の合計は100重量%である)からなり、
前記(B)酸変性ポリプロピレンが、酸基を含有するラジカル反応性モノマーと、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとによって変性された変性ポリプロピレンであり、
前記(F)変性共重合体が、(c−1)エチレン・α−オレフィン共重合体ゴムおよび/または(c−2)芳香族含有ビニルモノマー・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物を、酸基を含有するラジカル反応性モノマーおよび/または酸基を含有しないラジカル反応性モノマーによって変性した共重合体であり、
ポリプロピレン樹脂組成物中の、(B)成分中の酸基を含有するラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量を(MPP)(重量%)、(F)成分中の酸基を含有するラジカル反応性モノマーに由来する構成単位の含有量を(RPP)(重量%)とした場合、MPPとRPPとが、下記関係式(i)、(ii)を満足することを特徴とするポリプロ
ピレン樹脂組成物。
0.3≦(MPP)+(RPP)≦1.0 …(i)
0<(RPP)/(MPP)<1 …(ii) - (A)ポリプロピレン系重合体が、(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、または(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体50〜99重量%と(a−2)結晶性プロピレン単独重合体1〜50重量%との混合物(ここで(a−1)、(a−2)の合計は100重量%である)であり、
(a−1)結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体が、メルトフローレート(ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が10〜130g/10分であり、プロピレン単独重合体部における13C−NMRで測定されるアイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が97%以上であり、さらにプロピレン・エチレンランダム共重合体部の含有量が5〜25重量%であり、
(a−2)結晶性プロピレン単独重合体のアイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が97%以上、メルトフローレート(ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が100〜300g/10分である、
ことを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。 - (B)酸変性ポリプロピレンが、酸基を含有するラジカル反応性モノマーと、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーとによって変性された変性ポリプロピレンであって、135℃デカリン中で測定される固有粘度[η]が0.8〜2.0dl/gであり、示差走査熱量計により検出される融点が150℃〜168℃であり、かつ酸変性ポリプロピレン中の、酸基を含有するラジカル反応性モノマーに由来する構成単位が0.6〜5.0重量%、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーに由来する構成単位が0.01〜3.0重量%であることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (B)酸変性ポリプロピレンにおける、酸基を含有するラジカル反応性モノマーが、不飽和カルボン酸および/又はその誘導体であることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (B)酸変性ポリプロピレンにおける、酸基を含有しないラジカル反応性モノマーが、(メタ)アクリル酸エステルおよび/又はその誘導体であることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (c−1)エチレン・α−オレフィン共重合ゴムのメルトフローレート(ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が0.5〜15g/10分であることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (c−1)エチレン・α−オレフィン共重合ゴムが、エチレンと炭素数6以上のα−オレフィンとの共重合ゴムであることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (c−2)ブロック共重合体の水素添加物が、スチレン・エチレン・ブテン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体、またはスチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体であることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (D)無機充填剤がタルクであることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- (E)導電性カーボンブラックのDBP吸油量が100〜500ml/100gであることを特徴とする請求項1または2記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- ポリプロピレン樹脂組成物からなる成形体表面の、溶剤洗浄・プライマー塗布等の前処理を施さずに塗装したメラミン系塗料の塗膜密着性が、碁盤目剥離試験の碁盤目残存率で100%であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のポリプロピレン樹脂組成物。
- メルトフローレート(ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)が10〜70g/10分、曲げ弾性率(ASTM D−790)が1700〜2500MPa、23℃で測定されるアイゾッド衝撃強度(ASTM D−256)が150J/m以上、脆化温度(ASTM D−746)が−10〜−40℃、および体積抵抗率が108Ω・c
m以下であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のポリプロピレン樹脂組
成物。
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