JP2009184944A - 固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】しっとり感及び化粧持ちに優れ、外観の光沢感の高い固形粉末化粧料を提供する。
【解決手段】(A)平均粒子径0.1〜200μmの粉体、(B)25℃で液状の油剤、及び(C)25℃で液状の多価アルコールを含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が15〜30質量%である固形粉末化粧料であって、成型時に、周波数10〜40kHz、振幅10〜100μmの振動を付与し、加圧成型して得られる固形粉末化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】(A)平均粒子径0.1〜200μmの粉体、(B)25℃で液状の油剤、及び(C)25℃で液状の多価アルコールを含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が15〜30質量%である固形粉末化粧料であって、成型時に、周波数10〜40kHz、振幅10〜100μmの振動を付与し、加圧成型して得られる固形粉末化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は、固形粉末化粧料の製造方法に関する。
固形粉末化粧料は、粉体に油性成分等を混合し、粉砕・圧縮成型して製造されており、塗布具へのとれや、肌へのつき、しっとり感等の使用性を改善するための検討がなされている。
しっとり感を改善するため、油性成分の含有量を32〜34質量%に増やした固形粉末化粧料が検討されている(特許文献1、2)。これは、油性成分の含有量を油性化粧料よりも少なめにすることにより、しっとり感と化粧持ちやべたつきとのバランスをとっているものである。また、成型する際には、油性成分量が多いため、混練機で押し出すことによって組成物中の空気を抜いて成型体を得る方法も提案されている(特許文献3)。
しっとり感を改善するため、油性成分の含有量を32〜34質量%に増やした固形粉末化粧料が検討されている(特許文献1、2)。これは、油性成分の含有量を油性化粧料よりも少なめにすることにより、しっとり感と化粧持ちやべたつきとのバランスをとっているものである。また、成型する際には、油性成分量が多いため、混練機で押し出すことによって組成物中の空気を抜いて成型体を得る方法も提案されている(特許文献3)。
しかし、15〜30質量%の油剤を含んでいる粉体化粧料は、粉体と油剤の均一混合が難しく、成型性が悪い。また、成型された固形粉末化粧料の表面光沢はムラが出来やすく満足のできるものではなかった。
本発明の目的は、成型性に優れ、成型された化粧料表面の光沢感、しっとり感及び化粧持ちに優れた固形粉末化粧料を提供することにある。
本発明者らは、粉体と、油剤及び保湿成分を特定の割合で組合せて用い、超音波を照射しながら加圧成型することにより、しっとり感がありながら化粧持ちを向上させ、さらに外観の光沢感にも優れた固形粉末化粧料が得られることを見出した。
本発明は、(A)平均粒子径0.1〜200μmの粉体、(B)25℃で液状の油剤、及び(C)25℃で液状の多価アルコールを含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が15〜30質量%である固形粉末化粧料の製造方法であって、成型時に、周波数10〜40kHz、振幅10〜100μmの振動を付与して、加圧成型することを特徴とする固形粉末化粧料の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、当該製造方法により得られる固形粉末化粧料を提供するものである。
また、本発明は、当該製造方法により得られる固形粉末化粧料を提供するものである。
本発明により得られる固形粉末化粧料は、成型性に優れ、成型された化粧料表面の光沢感、しっとり感と化粧持ちに優れたものであり、化粧料をとるときと、塗布したときのしっとり感が強く感じられ、化粧持ちが向上したものである。
本発明で用いる成分(A)の粉体としては、水、油、に不溶であって、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、例えば、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、合成マイカ、カオリン、窒化ホウ素、鱗片状ガラス、アルミニウム、ベンガラ、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カルミン、カーボンブラック、これらの複合体等の無機粉体;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、CIピグメントイエロー、CIピグメントオレンジ、長鎖アルキルリン酸金属塩、高級脂肪酸金属塩、N−モノ長鎖アルキルアシル塩基性アミノ酸、N−モノ長鎖アルキルアシル塩基性アミノ酸金属塩、シリコーン樹脂、これらの複合体等の有機粉体;さらに、上記無機粉体と有機粉体との複合体などが挙げられる。
また、パール顔料として、例えば、薄片状母材と被覆層からなり、母材がマイカ、合成マイカ、シリカ、ガラス、アルミニウムから選ばれ、被覆層が金属、金属酸化物、金属錯体及び有機顔料から選ばれる着色剤であるパール顔料を用いることもできる。
また、パール顔料として、例えば、薄片状母材と被覆層からなり、母材がマイカ、合成マイカ、シリカ、ガラス、アルミニウムから選ばれ、被覆層が金属、金属酸化物、金属錯体及び有機顔料から選ばれる着色剤であるパール顔料を用いることもできる。
成分(A)の粉体は、平均粒子径0.1〜200μm、好ましくは、0.1〜120μmのものである。なお、平均粒子径は、レーザー回折粒子径測定装置(LA−920、ホリバ製作所)を用いて粉体をエタノールに分散させて測定したメジアン径の値である。
成分(A)の粉体は、表面処理したものを用いることもできる。表面処理としては、例えば、シリコーン処理、脂肪酸処理、アミノ酸処理、レシチン処理、金属石鹸処理、アルキル処理、フッ素化合物処理、エステル処理、これらの複合処理等が挙げられる。
具体的には、シリコーン処理としては、例えば、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーン樹脂等による処理;脂肪酸処理としては、ミリスチン酸、ステアリン酸等による処理;フッ素化合物処理としては、パールフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルシラン等による処理が挙げられる。
具体的には、シリコーン処理としては、例えば、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーン樹脂等による処理;脂肪酸処理としては、ミリスチン酸、ステアリン酸等による処理;フッ素化合物処理としては、パールフルオロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルキルシラン等による処理が挙げられる。
表面処理剤の使用量は、処理前の粉体質量に対して0.1〜10質量%、特に2〜9質量%であるのが好ましい。表面処理の方法は、特に制限されず、通常の方法に従って行うことができる。
成分(A)の粉体は、1種以上を用いることができ、全組成中に70〜85質量%、特に、75〜85質量%含有するのが、外観の光沢感、しっとり感及び化粧持ちに優れているので好ましい。
成分(B)の25℃で液状の油剤は、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されない。例えば、ヒマシ油、ホホバ油、オリーブ油、ヒマワリ油、マカデミアナッツ油等の植物抽出油;ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル等の脂肪酸エステル類;イソノナン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類;流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素油;ジメチルポリシロキサン等のシリコーン油;フッ素油などが挙げられる。
成分(B)の25℃で液状の油剤は、1種以上を用いることができ、全組成中に10〜29.999質量%、特に15〜25質量%含有するのが、外観の光沢感、しっとり感及び化粧持ちに優れているので好ましい。
成分(C)の25℃で液状の多価アルコールは、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されない。例えば、グリセリン、プロピレングリコール、分子量1500以下のポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
成分(C)の25℃で液状の多価アルコールは、1種以上を用いることができ、全組成中に0.001〜20質量%、特に0.001〜10質量%含有するのが、しっとり感が優れているので好ましい。
また、本発明において、成分(B)の25℃で液状の油剤と成分(C)の25℃で液状の多価アルコールの合計含有量は、15〜30質量%、好ましくは15〜25質量%である。この範囲内であれば、外観の光沢感、しっとり感及び化粧持ちに優れている。
また、本発明の固形粉末化粧料は、炭化水素系、エステル系、シリコーン系等の成分よりなるワックスを含有することができる。ワックスとしては、動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、合成ワックス、これらの混合物等が挙げられる。より具体的には、ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、木ロウ等の植物性ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、ペトロラタム、マイクロクリスタリンワックス等の鉱物性ワックス;ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、硬化ひまし油、水素添加ホホバ油、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、シリコーンワックス等の合成ワックスなどが挙げられる。
さらに、油溶性植物抽出物;卵黄レシチン、大豆レシチン等のリン脂質;スフィンゴ脂質;セラミド、セラミド類似構造物質、コレステロール、コレステリルエステル、コレステリルイソステアレート等の細胞間脂質;醗酵代謝物、生体抽出物、ステロイド化合物、蛋白質、コラーゲン、キチン、その他合成高分子などの保湿成分を含有することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、香料、紫外線吸収剤、殺菌剤、消炎剤、皮膚賦活剤等を、適宜含有することができる。
本発明においては、例えば、(B)油剤と(C)保湿成分を混合し、更に(A)粉体を加えた混合物に、周波数10〜40kHz、振幅10〜100μmの振動を付与し、加圧成型することにより、固形粉末化粧料を製造することができる。油性成分の添加方法としては、スプレーで噴霧することもできる。得られた混合物は、そのまま圧縮成型することができるが、粉砕して加圧成型するのが好ましい。粉砕された成分(A)、(B)及び(C)の混合物は、3mm以下の篩いにかけ、成型する容器内に集める。振動の付与は、成分(A)、(B)及び(C)の混合物に、約10g以上、特に100g以上の加重がかけられた状態で行うのが好ましい。
振動の付与時間は、0.1〜2秒、特に0.5〜1.5秒が好ましく、振動の付与後、加圧された状態で0.1〜5秒、特に0.5〜2秒保持されることが、耐衝撃性に優れるので好ましい。
また、加圧成型時に加えられる圧力は10kg/cm2以下、特に1〜5kg/cm2であるのが、使用時の塗布具へのとれや、肌へのつき、塗布時のしっとり感の点で好ましい。
また、加圧成型時に加えられる圧力は10kg/cm2以下、特に1〜5kg/cm2であるのが、使用時の塗布具へのとれや、肌へのつき、塗布時のしっとり感の点で好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、例えばファンデーション、フェイスパウダー、固形白粉、アイシャドウ、アイブロウ、頬紅等のメイクアップ化粧料や、ボディパウダーなどとして好適である。
実施例において行った評価方法は以下のとおりである。
(評価方法)
(1)耐衝撃性:
縦14mm、横26mmの中皿に充填加圧成型した固形粉末化粧料を容器にセットし、30cmの高さから厚さ25mmのSUS板上に繰返し落下させた。かけや割れなどの異常が生じるまでの回数により、以下の基準で評価した。
A;15回以上。
B:10〜14回。
C:5〜9回。
D:1〜4回。
(評価方法)
(1)耐衝撃性:
縦14mm、横26mmの中皿に充填加圧成型した固形粉末化粧料を容器にセットし、30cmの高さから厚さ25mmのSUS板上に繰返し落下させた。かけや割れなどの異常が生じるまでの回数により、以下の基準で評価した。
A;15回以上。
B:10〜14回。
C:5〜9回。
D:1〜4回。
(2)使用性:
10人の専門パネラーにより、各固形粉末化粧料を用いたときの、しっとり感、化粧持ち、成型された化粧料表面の光沢感、成型された化粧料表面の油染みを官能評価し、下記基準により判定した。
A;7人以上が良いと評価した。
B:4〜6人が良いと評価した。
C:2〜3人が良いと評価した。
D:1人以下が良いと評価した。
10人の専門パネラーにより、各固形粉末化粧料を用いたときの、しっとり感、化粧持ち、成型された化粧料表面の光沢感、成型された化粧料表面の油染みを官能評価し、下記基準により判定した。
A;7人以上が良いと評価した。
B:4〜6人が良いと評価した。
C:2〜3人が良いと評価した。
D:1人以下が良いと評価した。
実施例1〜6及び比較例1〜3
表1に示す組成の固形粉末化粧料を製造し、耐衝撃性、しっとり感、化粧持ち、成型された化粧料表面の光沢感、成型された化粧料表面の油染みを評価した。結果を表1に併せて示す。
表1に示す組成の固形粉末化粧料を製造し、耐衝撃性、しっとり感、化粧持ち、成型された化粧料表面の光沢感、成型された化粧料表面の油染みを評価した。結果を表1に併せて示す。
(製法)
粉体成分を混合して、別途、油剤成分と保湿成分とを加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填し、表1に示す条件で加圧成型して、固形粉末化粧料を得た。
粉体成分を混合して、別途、油剤成分と保湿成分とを加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填し、表1に示す条件で加圧成型して、固形粉末化粧料を得た。
実施例7(ファンデーション)
以下に示す組成のファンデーションを製造した。
以下に示す組成のファンデーションを製造した。
(製法)
成分(1)〜(10)を混合したものに、成分(11)〜(15)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、ファンデーションを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
成分(1)〜(10)を混合したものに、成分(11)〜(15)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、ファンデーションを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
(成分)
(1)シリコーン処理タルク(平均粒子径7μm) 11.5(質量%)
(2)シリコーン処理マイカ(平均粒子径20μm) 30
(3)シリコーン処理セリサイト(平均粒子径8μm) 17
(4)球状シリコーン樹脂(平均粒子径5μm) 5
(5)シリコーン処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 10
(6)シリコーン処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.8
(7)シリコーン処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(8)シリコーン処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 2.5
(9)シリコーン処理パール顔料(平均粒子径20μm) 5
(10)防腐剤 0.1
(11)流動イソパラフィン 7.5
(12)ジメチルポリシロキサン 4
(13)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(14)パラフィンワックス 1
(15)グリセリン 2.5
(1)シリコーン処理タルク(平均粒子径7μm) 11.5(質量%)
(2)シリコーン処理マイカ(平均粒子径20μm) 30
(3)シリコーン処理セリサイト(平均粒子径8μm) 17
(4)球状シリコーン樹脂(平均粒子径5μm) 5
(5)シリコーン処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 10
(6)シリコーン処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.8
(7)シリコーン処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(8)シリコーン処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 2.5
(9)シリコーン処理パール顔料(平均粒子径20μm) 5
(10)防腐剤 0.1
(11)流動イソパラフィン 7.5
(12)ジメチルポリシロキサン 4
(13)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(14)パラフィンワックス 1
(15)グリセリン 2.5
実施例8(アイシャドウ)
以下に示す組成のアイシャドウを製造した。
以下に示す組成のアイシャドウを製造した。
(製法)
成分(1)〜(11)を混合したものに、成分(12)〜(16)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、アイシャドウを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
成分(1)〜(11)を混合したものに、成分(12)〜(16)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、アイシャドウを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
(成分)
(1)シリコーン処理タルク(平均粒子径7μm) 21.15(質量%)
(2)シリコーン処理合成マイカ(平均粒子径10μm) 25
(3)球状ナイロンパウダー(平均粒子径5μm) 2
(4)シリコーン処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.1
(5)シリコーン処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.05
(6)シリコーン処理群青(平均粒子径0.1μm) 0.3
(7)赤色226号(平均粒子径0.1μm) 0.3
(8)シリコーン処理雲母チタン(平均粒子径20μm) 20
(9)シリコーン処理ベンガラ被覆雲母チタン
(平均粒子径20μm) 8
(10)シリコーン処理酸化チタン被覆ガラスフレーク
(平均粒子径80μm) 5
(11)防腐剤 0.1
(12)流動イソパラフィン 7.5
(13)ジメチルポリシロキサン 4
(14)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(15)パラフィンワックス 1
(16)グリセリン 2.5
(1)シリコーン処理タルク(平均粒子径7μm) 21.15(質量%)
(2)シリコーン処理合成マイカ(平均粒子径10μm) 25
(3)球状ナイロンパウダー(平均粒子径5μm) 2
(4)シリコーン処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.1
(5)シリコーン処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.05
(6)シリコーン処理群青(平均粒子径0.1μm) 0.3
(7)赤色226号(平均粒子径0.1μm) 0.3
(8)シリコーン処理雲母チタン(平均粒子径20μm) 20
(9)シリコーン処理ベンガラ被覆雲母チタン
(平均粒子径20μm) 8
(10)シリコーン処理酸化チタン被覆ガラスフレーク
(平均粒子径80μm) 5
(11)防腐剤 0.1
(12)流動イソパラフィン 7.5
(13)ジメチルポリシロキサン 4
(14)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(15)パラフィンワックス 1
(16)グリセリン 2.5
実施例9(固形白粉)
以下に示す組成の固形白粉を製造した。
以下に示す組成の固形白粉を製造した。
(製法)
成分(1)〜(9)を混合したものに、成分(10)〜(14)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、固形白粉を得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
成分(1)〜(9)を混合したものに、成分(10)〜(14)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、固形白粉を得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
(成分)
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 29.19(質量%)
(2)フッ素化合物処理合成マイカ(平均粒子径10μm) 45
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 5
(4)フッ素化合物処理球状ポリメチルメタクリレート粉末
(平均粒子径5μm) 2
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.01
(8)フッ素化合物処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 0.1
(9)防腐剤 0.1
(10)流動イソパラフィン 7.5
(11)ジメチルポリシロキサン 4
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(13)パラフィンワックス 1
(14)グリセリン 2.5
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 29.19(質量%)
(2)フッ素化合物処理合成マイカ(平均粒子径10μm) 45
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 5
(4)フッ素化合物処理球状ポリメチルメタクリレート粉末
(平均粒子径5μm) 2
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.01
(8)フッ素化合物処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 0.1
(9)防腐剤 0.1
(10)流動イソパラフィン 7.5
(11)ジメチルポリシロキサン 4
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(13)パラフィンワックス 1
(14)グリセリン 2.5
実施例10(頬紅)
以下に示す組成の頬紅を製造した。
以下に示す組成の頬紅を製造した。
(製法)
成分(1)〜(12)を混合したものに、成分(13)〜(17)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、頬紅を得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
成分(1)〜(12)を混合したものに、成分(13)〜(17)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、頬紅を得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
(成分)
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 23.8(質量%)
(2)フッ素化合物処理マイカ(平均粒子径10μm) 30
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 8
(4)フッ素化合物処理球状シリコーン樹脂(平均粒子径5μm) 2
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.3
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(8)フッ素化合物処理青色404号(平均粒子径0.1μm) 1.2
(9)雲母チタン(平均粒子径20μm) 10
(10)ベンガラ被覆雲母チタン(平均粒子径20μm) 2
(11)酸化チタン被覆ガラス末(平均粒子径80μm) 4
(12)防腐剤 0.1
(13)流動イソパラフィン 7.5
(14)ジメチルポリシロキサン 4
(15)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(16)パラフィンワックス 1
(17)グリセリン 2.5
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 23.8(質量%)
(2)フッ素化合物処理マイカ(平均粒子径10μm) 30
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 8
(4)フッ素化合物処理球状シリコーン樹脂(平均粒子径5μm) 2
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.3
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(8)フッ素化合物処理青色404号(平均粒子径0.1μm) 1.2
(9)雲母チタン(平均粒子径20μm) 10
(10)ベンガラ被覆雲母チタン(平均粒子径20μm) 2
(11)酸化チタン被覆ガラス末(平均粒子径80μm) 4
(12)防腐剤 0.1
(13)流動イソパラフィン 7.5
(14)ジメチルポリシロキサン 4
(15)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(16)パラフィンワックス 1
(17)グリセリン 2.5
実施例11(アイブロウ)
以下に示す組成のアイブロウを製造した。
以下に示す組成のアイブロウを製造した。
(製法)
成分(1)〜(9)を混合したものに、成分(10)〜(14)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、アイブロウを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
成分(1)〜(9)を混合したものに、成分(10)〜(14)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、アイブロウを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
(成分)
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 17.7(質量%)
(2)フッ素化合物処理マイカ(平均粒子径20μm) 5
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 40
(4)フッ素化合物処理球状ナイロン末(平均粒子径5μm) 5
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.2
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 12
(8)フッ素化合物処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 1.5
(9)防腐剤 0.1
(10)流動イソパラフィン 7.5
(11)ジメチルポリシロキサン 4
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(13)パラフィンワックス 1
(14)グリセリン 2.5
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 17.7(質量%)
(2)フッ素化合物処理マイカ(平均粒子径20μm) 5
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 40
(4)フッ素化合物処理球状ナイロン末(平均粒子径5μm) 5
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.2
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 12
(8)フッ素化合物処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 1.5
(9)防腐剤 0.1
(10)流動イソパラフィン 7.5
(11)ジメチルポリシロキサン 4
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(13)パラフィンワックス 1
(14)グリセリン 2.5
実施例12(ボディパウダー)
以下に示す組成のボディパウダーを製造した。
以下に示す組成のボディパウダーを製造した。
(製法)
成分(1)〜(9)を混合したものに、成分(10)〜(15)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、ボディパウダーを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
成分(1)〜(9)を混合したものに、成分(10)〜(15)を加熱溶解混合したものを添加し、均一に混合した。中皿に充填して加圧成型し、ボディパウダーを得た。加圧成型は、周波数20kHz、振幅20μm、照射時間1秒、保持時間0.5秒、プレス成型圧4.2kg/cm2の条件で行った。
(成分)
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 20.19(質量%)
(2)フッ素化合物処理マイカ(平均粒子径20μm) 30
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 25
(4)フッ素化合物処理球状シリコーン樹脂(平均粒子径5μm) 6
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.01
(8)フッ素化合物処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 0.1
(9)防腐剤 0.1
(10)流動イソパラフィン 7.4
(11)ジメチルポリシロキサン 4
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(13)パラフィンワックス 1
(14)グリセリン 2.5
(15)消炎剤 0.1
(1)フッ素化合物処理タルク(平均粒子径7μm) 20.19(質量%)
(2)フッ素化合物処理マイカ(平均粒子径20μm) 30
(3)フッ素化合物処理セリサイト(平均粒子径8μm) 25
(4)フッ素化合物処理球状シリコーン樹脂(平均粒子径5μm) 6
(5)フッ素化合物処理酸化チタン(平均粒子径0.1μm) 0.5
(6)フッ素化合物処理黄酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.1
(7)フッ素化合物処理黒酸化鉄(平均粒子径0.1μm) 0.01
(8)フッ素化合物処理ベンガラ(平均粒子径0.1μm) 0.1
(9)防腐剤 0.1
(10)流動イソパラフィン 7.4
(11)ジメチルポリシロキサン 4
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 3
(13)パラフィンワックス 1
(14)グリセリン 2.5
(15)消炎剤 0.1
実施例7〜12で得られた固形粉末化粧料はいずれも、耐衝撃性、しっとり感、化粧持ち、外観の光沢感に優れたものであった。
Claims (3)
- (A)平均粒子径0.1〜200μmの粉体、(B)25℃で液状の油剤、及び(C)25℃で液状の多価アルコールを含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が15〜30質量%である固形粉末化粧料の製造方法であって、成型時に、周波数10〜40kHz、振幅10〜100μmの振動を付与して、加圧成型することを特徴とする固形粉末化粧料の製造方法。
- 成型時に加えられる圧力が、10kg/cm2以下である請求項1記載の固形粉末化粧料の製造方法。
- 請求項1又は2記載の製造方法により得られる固形粉末化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008024834A JP2009184944A (ja) | 2008-02-05 | 2008-02-05 | 固形粉末化粧料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2008024834A JP2009184944A (ja) | 2008-02-05 | 2008-02-05 | 固形粉末化粧料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009184944A true JP2009184944A (ja) | 2009-08-20 |
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Family Applications (1)
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JP2008024834A Pending JP2009184944A (ja) | 2008-02-05 | 2008-02-05 | 固形粉末化粧料の製造方法 |
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-
2008
- 2008-02-05 JP JP2008024834A patent/JP2009184944A/ja active Pending
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