JP2009184069A - ウエハ搬送装置及びその調整方法 - Google Patents

ウエハ搬送装置及びその調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハを所定方向に向いた回転軸を中心に旋回させかつ回転軸を中心とする径方向に往復動させることが可能なロボット部と、回転軸と直交するX方向へロボット部を移動させるロボット部移動手段と、を有するウエハ搬送装置において、ウエハが目標位置に搬送された時点でロボット部がウエハを移動させる径方向がX方向に正しく直交しているように、ウエハ搬送装置に対するティーチング作業における位置精度を高める。
【解決手段】保持部10が保持する治具50を径方向(T)へ移動させた前後において、治具50の撮像手段51で目標位置に設けられたマーク28を撮像し、撮像画像上のマークの変位に基づいて、径方向(T)への移動に伴う治具50のX方向移動量を検出し、検出されるX方向移動量が所定値以下となるようにロボット部11のX方向位置を修正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウエハ搬送装置及びその調整方法に関する。特に、所定の目標位置へウエハを搬送させた時点でウエハ搬送装置の各移動部位が居るべき位置を、ウエハ搬送装置に設定するティーチング(教示)作業に関する。
半導体ウエハ(以下、「ウエハ」と示す)などの半導体装置等の製造は多数の工数から成り立っており、最終及び途中の工程での欠陥の発生具合を検査して製造工程にフィードバックすることが歩留まり向上の上からも重要である。製造工程の途中で欠陥を検出するために、ウエハなどの試料の表面に形成されたパターンを撮像し、これにより得られた画像を検査することにより試料表面に存在する欠陥を検出する外観検査が広く行われている。
外観検査装置においては、ウエハを収容したキャリアと、検査中のウエハを載置する移動ステージと、ウエハの向きを調整するアライナとの間においてウエハを搬送するためのウエハ搬送装置が設けられる。この搬送装置は、一般的に、所定の1方向(通常は鉛直方向Z)に向いた回転軸を中心とする回転方向(θ方向)への旋回運動と、この回転軸を中心とする径方向(T方向)への往復運動と、回転軸と直交するX方向に沿った直線運動と、鉛直方向Zに沿った昇降運動とをウエハに与えることができる4軸形式の搬送ロボットが採用される。
なお以下の説明では、半導体ウエハの外観検査を行う外観検査装置を例に挙げて発明の説明を行うが、本発明の適用範囲をこれに限定することを意図するものではない。本発明は、半導体ウエハ以外の基板用の外観検査装置において基板の搬送に使用される搬送装置にも適用可能であり、また、外観検査装置以外にも、半導体ウエハや基板を製造する製造装置においてこれらを搬送するために使用する搬送装置にも適用可能である。したがってこれらの搬送装置も本発明の範囲に含まれる。
図1は、外観検査装置の概略構成図である。外観検査装置100は、検査対象となるウエハを載置するステージ機構101を収容する検査室102と、ウエハキャリアを搭載するキャリアローダ103及び104と、ウエハの向きを調整するアライナ105と、これら検査室102、キャリアローダ103及び104、並びにアライナ105の間でウエハを搬送するウエハ搬送装置を収容する搬送室106を有している。
搬送室106に収容されるウエハ搬送装置は、ウエハを保持するための保持部10と、図示のXY平面に垂直な回転軸を中心とする回転方向(θ方向)への旋回運動、および回転軸を中心とする径方向(T方向)への往復運動を保持部10に与えることができるロボット11と、ロボット11をX方向に移動させることができるX方向移動部12とを有している。ロボット11は、θ方向への旋回可能な回転テーブル13と、回転テーブル13により回転される搬送アーム14からなり、搬送アーム14は複数の関節を屈伸することによって、保持部10をT方向へ移動させることが可能である。
特開平5−235146号公報 特開平11−145248号公報 特開2005−297072号公報
図1に示すウエハ搬送機構が設けられた外観検査装置や半導体デバイス製造装置を工場に導入する際には、エンジニアがウエハ搬送機構の据え付け作業を行うことが多い。据え付け作業を終えたエンジニアは、ウエハ搬送機構の各移動部位の位置を制御する位置制御装置に、ウエハ搬送動作のそれぞれの時点において各移動部位が位置すべき位置を設定するティーチング作業を行う。ティーチング作業はエンジニアの目視によって行われることが多い。
搬送アーム14を伸長してステージ機構101へウエハを搭載する様子を図2に示す。ステージ機構101へウエハを搭載する際には、検査室102の入り口107やステージ機構101の内壁などへウエハを接触させないように、搬送アーム14の伸縮方向(T方向)とX方向とが完全に直交することが望ましい。
したがってウエハ搬送機構の初期調整を行う作業者は、ステージ機構101へウエハを搭載するときには、回転テーブル13の回転軸Aが、ステージ機構101のステージ中心からX方向移動部12により移動される回転軸Aの軌跡へ降ろした垂線Hの足に位置するように、ロボット11のX方向位置と搬送アーム14の伸長量を調整することが望ましい。
しかしながら、搬送室106とステージ機構101との間の相対的な位置は、個々の据え付け状態に応じて微妙に異なっている。したがって作業者の目視によってティーチング作業を行うと、図3に示すように、搬送アーム14の伸縮方向とX方向とが直交するように校正されない場合が生じうる。このため、設計された位置精度を達成できない事態や、最悪の場合にはウエハを検査装置へ接触させてしまう事態も考えられる。
また上記調整作業は、作業者が搬送室106に入室して行うため、時間や労力がかかることはもとより、作業者による搬送機構への不意の接触のために、搬送室106内で発塵が起こる可能性がある。
上記問題に鑑み、本発明は、ウエハを保持する保持手段を所定方向に向いた回転軸を中心に旋回させかつ回転軸を中心とする径方向に往復動させることが可能なロボット部と、回転軸と直交する所定の1方向へロボット部を移動させるロボット部移動手段と、を有するウエハ搬送装置が、ウエハを目標位置に搬送したときに、ロボット部がウエハを移動させる径方向と上記所定の1方向とが正しく直交するように、ウエハ搬送装置に対するティーチング作業における位置精度を高めることを目的とする。
二次的には、ウエハ搬送装置内での発塵低減、ウエハと障害物との不意な衝突防止、ティーチング作業の効率向上をも目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、ウエハを搬送すべき目標位置にマークを設け、ウエハ保持用の保持手段にはこのマークを撮像するための撮像手段を設けた治具を保持させる。そして治具を径方向に移動させる前後でマークを撮像し、得られた画像におけるマークの変位に基づいて上記所定の1方向における治具の移動量を検出する。そして、上記所定の1方向における治具の移動量が所定値以下となるように、この所定の1方向におけるロボット部の位置を定める。
撮像画像上におけるマークの変位に基づいて上記所定の1方向における治具の移動量を検出するために、目標位置に設けられたマークには方向性を持たせておく。
本発明によれば、ウエハ搬送装置に対するティーチング作業において、ウエハを保持する保持手段に保持された治具に設けられた撮像装置で撮像した画像を用いて、ロボット部と目標位置との間の位置関係を検出することができるので、従来の目視によるティーチング作業に比べて、調整された位置精度が飛躍的に向上される。このためウエハと障害物との不意な衝突防止も防止できる。
また、ウエハ搬送装置内へ作業者が立ち入る回数を減らすことができるため、ウエハ搬送装置内での発塵の可能性が低減されまた時間や労力が節約される。
撮像装置をウエハ搬送装置本体に設けるのではなく撮像装置を設けた治具を保持手段に保持させるので、1つの撮像装置で何台でもウエハ搬送装置を調整することができる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図4は、本発明の実施例によるウエハ搬送装置のハードウエア構成を示す図である。
ウエハ搬送装置20は、図1に示して説明した、ウエハを保持するための保持部10と、ロボット11と、ロボット11をX方向に移動させるX方向移動部12とを有している。図4では簡単のためX方向移動部12の図示を省略している。
ロボット11は、θ方向への旋回可能な回転テーブル13と、回転テーブル13により回転される搬送アーム14からなり、搬送アーム14は複数の関節を屈伸することによって、保持部10をT方向へ移動させることが可能である。
ウエハ搬送装置20は、コンピュータ等により実現される制御部21と、制御部21が動作するOSや制御部21により実行されるプログラムなどが記憶される記憶部22と、制御部21に対する指令を操作者が入力するための入力部23と、制御部21が操作者への情報を表示するための表示部24を備える。入力部23は、例えばキーボードやマウスなどであってよく、表示部24は例えばCRTや液晶ディスプレイであってよい。
ウエハ搬送装置20は、ロボット11及びX方向移動部12を駆動する搬送機構コントローラ25を有する。制御部21は、保持部10の位置を制御する保持位置制御命令を生成する。搬送機構コントローラ25はこの位置制御命令に従ってロボット11及びX方向移動部12を駆動する。
搬送機構コントローラ25は、保持位置制御命令に従って回転テーブル13のθ方向における回転角度と、搬送アーム14を屈伸させてT方向における搬送アーム14の伸縮量を制御するロボットコントローラ26と、保持位置制御命令に従ってロボット11のX方向位置を制御するX方向移動部コントローラ27とを備える。
ステージ機構101にはマーク28が設けられる。マーク28の設置位置は、ステージ機構101上のウエハ搭載位置の中央であることが好ましい。
図5は、ステージ機構101に設けた方向性のあるマーク28の例を示す図である。マーク28は方向性を有するようにその形状が定められており、マーク28を撮像した画像上の任意の方向が、ステージ機構上のXY平面上のいずれの方向を示しているのかが判定できる。図示の例では、マーク28はY方向に沿う線70と、X方向に沿う線71とを有しており、線70と線71との長さは異なっている。
ウエハ搬送装置20は、撮像部51を有する調整用治具50を保持部10が保持したとき、撮像部51を制御する信号を出力し、撮像部51が出力する信号を入力するための入力インタフェース15を有する。撮像部51はCCD撮像センサやC−MOS型撮像センサを搭載したカメラであってよい。また入出力インタフェース15は有線接続のための接続ケーブルや入出力インタフェース回路であってよく、無線接続のため無線通信回路であってもよい。
調整用治具50は、保持部10が保持しやすいように、搬送対象であるウエハと同じ厚さと外周とを有する(センサ部分を除く)板形状を有する。保持部10が調整用治具50を把持する方向によって、保持部10と撮像部51との間の相対位置関係に影響を及ぼさないように、調整用治具50の中心に撮像部51を設けるのが望ましい。
調整用治具50には、ウエハ搬送装置20側の入出力インタフェース15に対応する、調整用治具50側の入出力インタフェース52が設けられる。入出力インタフェース52は、例えば入出力インタフェース15である接続ケーブルが接続される接続コネクタであってよく、入出力インタフェース15である無線通信回路が通信を行う相手方の無線通信装置であってもよい。またウエハ搬送装置20は、入出力インタフェース15及び52を介して接続された撮像部51の撮像センサを駆動し、その撮像画像を生成する撮像センサコントローラ29を備える。
調整用治具50には、反射型の赤外線センサ53及び54が設けられ、赤外線センサ53及び54は入出力インタフェース15及び52を介して接続された赤外線センサコントローラ32から駆動電流を与えられ、また赤外線センサコントローラ32へ検出信号を出力する。ステージ機構101には反射素子30及び31が設けられ、反射素子30及び31は、それぞれの上方の所定範囲内に赤外線センサ53及び54があるとき、赤外線センサ53及び54から放射された赤外線を、再び元の赤外線センサへそれぞれ反射する。
図6は、図4に示すウエハ搬送装置20の制御部21の動作により実現される機能ブロック図である。これらの機能ブロックは、記憶部22に記憶されたOS及びプログラムを制御部21が実行することによって実現される。
制御部21の動作により実現される機能ブロックは、保持位置制御部41と、画像機億部42と、X方向移動量検出部43と、位置決め部44と、位置記憶部47とを含む。
保持位置制御部41は、記憶部22に記憶されたプログラムに従って保持部10の位置を制御する保持位置制御命令を生成して、ロボットコントローラ26とX方向移動部コントローラ27へ出力し、搬送アーム14のT方向への伸縮量と、回転テーブル13のθ方向への回転角度、X方向移動部12によるロボット11のX方向位置を制御する。
画像記憶部42は、保持部10に保持された調整用治具50の撮像部51により撮像された画像を記憶する。
X方向移動量検出部43は、搬送アーム14により調整用治具50をT方向に移動させた前後において撮像部51で撮像したマーク28の画像の変化に基づいて、調整用治具50のT方向の移動に伴うX方向の移動量を検出する。
位置決め部44は、X方向移動量検出部43により検出されるX方向移動量が所定値以下となるようなロボット11のX方向位置を決定する。位置決め部44は、X方向移動量検出部43により検出されるX方向移動量が所定値以下であるか否かを判定するX方向位置良否判定部45と、X方向移動量がより低減するようにロボット11のX方向位置の修正位置を決定するX方向位置修正部46を有する。
位置記憶部47は、位置決め部44により決定されたロボット11のX方向位置を記憶する。
図7は、本発明の実施例によるティーチング作業を示すフローチャートである。ステップS1では、調整用治具50を保持部10に搭載させる。具体的には、ウエハの代わりに調整用治具50を収容したウエハキャリアを、図1に示すキャリアローダ103又は104に搭載する。そして、ウエハキャリアからウエハを取り出す既存の搬送シーケンスに従って、ウエハキャリアから調整用治具50を取り出すことによって保持部10が調整用治具50を保持する。
ステップS2では、保持部10上における調整用治具50の位置のアライメントを行う。実際には、ウエハキャリアからウエハを取り出す際に保持部10上におけるウエハの位置をアライメントする機構は既存の機構として確立しているので、ステップS1を実行するのと同時に調整用治具50のアライメントが行われている。
入出力インタフェース15が有線ケーブルである場合には、調整用治具50のアライメントを行った後に、調整用治具50側の入出力インタフェース52である接続コネクタに接続する。
ステージ機構101のウエハ搭載位置へ保持部10を位置付けるときの、搬送アーム14のT方向への伸縮量、回転テーブル13のθ方向への回転角度、X方向移動部12によるロボット11のX方向位置は、予め工場出荷の時に仮設定されている。ステップS3において保持位置制御部41は、これらの仮設定値へロボット11及びX方向移動部12を移動させる。
ステップS4では、保持位置制御部41は、撮像部52により撮像されたマーク28の画像を元に、ステージ機構101上のウエハ搭載位置の中央から調整用治具50の位置までのずれ量を検出する、そしてこのずれ量がなくなるようにロボット11を駆動することにより、調整用治具50をステージ機構101上のウエハ搭載位置の中央に位置付ける。
ステップS5では、調整用治具50でマーク28を撮像し、撮像した画像を画像記憶部42に記憶する。
ステップS6では、保持位置制御部41は、搬送アーム14を伸長又は縮退させて調整用治具50をT方向への所定の距離ΔTだけ移動させる。
ステップS7では、調整用治具50でマーク28を再度撮像し、撮像した画像を画像記憶部42に記憶する。
ステップS8においてX方向移動量検出部43は、ステップS5にて撮像したマーク28の撮像画像と、ステップS7にて撮像したマーク28の撮像画像との間におけるマークの位置の変化を検出することにより、ステップS6による調整治具50のT方向への移動に伴う、調整治具50のX方向への移動量Δxを検出する。
図8の(A)は調整用治具50をT方向に移動する前に撮像したマーク28の画像を示す図であり、図8の(B)は移動後に撮像したマーク28の画像を示す図である。図2に示すように回転テーブル13の回転軸Aが、ステージ機構101のステージ中心からX方向移動部12により移動される回転軸Aの軌跡へ降ろした垂線の足に位置している時には、T方向はY方向と一致しているため、調整治具50がT方向へ移動してもX方向への変位はない。
しかし、図3に示すように回転テーブル13の回転軸Aが、ステージ機構101のステージ中心からX方向移動部12により移動される回転軸Aの軌跡へ降ろした垂線の足の位置からずれている場合には、図8の(C)に示すように調整治具50がT方向へ移動したときX方向へも変位する。
ステップS9においてX方向位置良否判定部45は、ステージ機構101のステージ中心からX方向移動部12により移動される回転軸Aの軌跡へ降ろした垂線と、搬送アーム14の伸縮方向との間の角度Δθを算出する。
図9に示すように、回転テーブル13の回転軸の位置がAであり、ステージ機構101のステージ中心の位置がPであり、調整治具50をT方向へのΔTだけ移動させたときのX方向への移動量がΔxであったとすると、X方向移動部12によって移動する回転軸Aの軌跡へステージ中心Pから降ろした垂線Hと、搬送アーム14の伸縮方向との間の角度Δθは、Δθ=Sin-1(Δx/ΔT)により算出できる。
X方向位置良否判定部45は、角度Δθが所定の閾値Thを超えるときには、角度Δθをx方向位置修正部46へ出力する。
ステップS10ではX方向位置修正部46は、X方向位置良否判定部45から角度情報Δθを受信する。X方向位置修正部46は、回転軸Aを垂線Hの足へ位置させるようにロボット11のX方向位置を修正する修正量Xmを算出する。ロボット11のX方向位置をXmだけ修正させ、回転軸Aが垂線Hの足に位置すれば、調整治具50をT方向へ移動させてもX方向へ移動しなくなる。Xmは、Xm=Tc×sinΔθにより算出できる。保持位置制御部41は修正量Xmだけロボット11のX方向位置を修正する。その後、処理はステップS4に戻る。
なお、反射素子30及び31は、調整用治具50がステージ機構101の内の所定の移動許容範囲内にあるとき、赤外線センサ53及び54からの赤外線信号を元のセンサに反射するように設けられる。
ステップS4〜ステップS10の繰り返しループが実行されている間、保持位置制御部41は、赤外線センサ53及び54の出力信号を監視し、反射素子30及び31から反射する赤外線が赤外線センサ53及び54に検出されなくなったとき、搬送アーム14、回転テーブル13及びX方向移動部12の駆動を停止する。
ステップS4〜ステップS10を繰り返すことにより、ステップS9において角度Δθが所定の閾値Th以下になったとき、X方向位置良否判定部45は、その時点における搬送アーム14の伸長量と、回転テーブル13の回転角度と、ロボット11のX方向位置とを保持位置制御部41から取得して位置記憶部47へ記憶し、ティーチング作業を終了する。
保持位置制御部41は、ステージ機構101へウエハを搭載するとき、搬送アーム14の伸長量と、回転テーブル13の回転角度と、ロボット11のX方向位置とが、位置記憶部47にそれぞれ記憶される値となるように、搬送アーム14、回転テーブル13及びX方向移動手段12を制御する。
本発明は、半導体デバイス製造工程において、半導体デバイス製造装置や半導体デバイス検査装置に使用されるウエハ搬送装置及びその調整方法に利用可能である。
外観検査装置の概略構成図である。 搬送アームの伸長状態(その1)を示す図である。 搬送アームの伸長状態(その2)を示す図である。 本発明の実施例によるウエハ搬送装置のハードウエア構成を示す図である。 方向性のあるマークの例を示す図である。 図4に示すウエハ搬送装置の動作により実現される機能ブロック図である。 本発明の実施例によるティーチング作業を示すフローチャートである。 (A)は調整用治具をT方向に移動する前に撮像したマークの画像を示す図であり、(B)は移動後に撮像したマークの画像(その1)を示す図であり、(C)は移動後に撮像したマークの画像(その2)を示す図である。 X方向位置の補正量の算出方法を説明する図である。
符号の説明
10 保持部
11 ロボット
12 X方向移動部
13 回転テーブル
14 搬送アーム
15、52 入出力インタフェース
20 ウエハ搬送装置
28 マーク
50 調整用治具
51 CCDカメラ
100 外観検査装置
101 ステージ機構

Claims (2)

  1. ウエハを保持する保持手段と、前記保持手段を所定方向に向いた回転軸を中心に旋回させかつ前記回転軸を中心とする径方向に往復動させることが可能なロボット部と、前記回転軸と直交する所定の1方向へ前記ロボット部を移動させるロボット部移動手段と、を有するウエハ搬送装置であって、
    前記ウエハを搬送する目標位置に設けられた方向性を有するマークと、
    前記保持手段によって保持された所定の治具からこの治具に設けられた撮像手段によって撮像された画像を取得するための、前記治具との間の入力インタフェースと、
    前記保持手段に保持された前記治具を前記ロボット部により前記径方向に移動させた前後のそれぞれにおいて前記撮像手段で撮像した前記マークの画像間における前記マークの変位に基づいて、前記径方向への移動に伴う前記所定の1方向における前記治具の移動量を検出する移動量検出手段と、
    前記移動量検出手段により検出される移動量が所定値以下となるように、前記所定の1方向における前記ロボット部の位置を定める位置決め手段と、
    を備えることを特徴とするウエハ搬送装置。
  2. ウエハを保持する保持手段と、前記保持手段を所定方向に向いた回転軸を中心に旋回させかつ前記回転軸を中心とする径方向に往復動させることが可能なロボット部と、前記回転軸と直交する所定の1方向へ前記ロボット部を移動させるロボット部移動手段と、を有するウエハ搬送装置の調整方法であって、
    撮像手段を有する所定の治具を前記保持手段によって保持する第1ステップと、
    前記ロボット部により前記治具を前記径方向に移動させた前後のそれぞれにおいて、前記ウエハを搬送する目標位置に設けられた方向性を有するマークを前記撮像手段によって撮像する第2ステップと、
    前記マークの画像間における前記マークの変位に基づいて、前記径方向への移動に伴う前記所定の1方向における前記治具の移動量を検出する第3ステップと、
    前記径方向への移動に伴う前記所定の1方向における前記治具の移動量を低減させる位置へ前記ロボット部を移動させる第4ステップと、を有し、
    前記2〜4ステップを反復し、前記移動量検出手段により検出される移動量が所定値以下となったときの前記所定の1方向における前記ロボット部の位置を、前記ウエハを前記目標位置へ搬送する際に前記ロボット部が位置すべき位置として決定する、
    ことを特徴とするウエハ搬送装置の調整方法。
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