JP2009182258A - トランス - Google Patents

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JP2009182258A JP2008021792A JP2008021792A JP2009182258A JP 2009182258 A JP2009182258 A JP 2009182258A JP 2008021792 A JP2008021792 A JP 2008021792A JP 2008021792 A JP2008021792 A JP 2008021792A JP 2009182258 A JP2009182258 A JP 2009182258A
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丈夫 土田
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Abstract

【課題】実装を良好に行え且つ実装面積を小さくすることが可能なトランスの提供。
【解決手段】巻線1が巻回される筒状の巻回用胴部2を有するコイルボビン3と、このコイルボビン3の巻回用胴部2の内孔4に挿入配設される挿入部及び非挿入部から成るコア7とで構成され、コイルボビン3の巻回用胴部2の軸方向両端部に夫々巻線1と接続される端子8が配設される端子配設部9を設けたトランスであって、端子8は、下方向に突出して実装面に実装される実装用突出部10と横方向に突出して巻線1が接続される巻線接続用突出部11とから成るL字形状に形成し、端子配設部9に、巻線接続用突出部11が巻回用胴部2の周囲に配設されるコア7の非挿入部の垂直投影面積内に収まるように、平面視において端子8の巻線接続用突出部11の突出向きが巻線用胴部2の軸方向と交差する向きとなるように端子8を位置決めする端子位置決め部を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランスに関するものである。
従来から例えば特許文献1,2に開示されるように、巻線が巻回される筒状の巻回用胴部を有するコイルボビンと、このコイルボビンの前記筒状の巻回用胴部の内孔に挿入配設される挿入部及び前記巻回用胴部の内孔に挿入されずに前記巻回用胴部の水平方向周囲に配設される非挿入部から成るコアとで構成されたトランスにおいて、端子形状を、下方向に突出して基板等の実装面に実装される実装用突出部と横方向に突出して巻線が絡げられる巻線接続用突出部とから成るL字形状としたトランスが知られている。
このように端子形状をL字形状とした場合、基板等の実装面に実装される実装用突出部に作用する引っ張り荷重が巻線接続用突出部に直接作用せず、それだけ断線し難くなることから近年注目されている。
特開第3371880号公報 特開第3382590号公報
しかしながら、従来のトランスは、L字形状端子の巻線接続用突出部が、トランスの垂直投影面積(コアの垂直投影面積)からはみ出ており、実装時に邪魔となり易く、また、実装面積をそれだけ広く取る必要があるという問題点を有している。
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、L字形状の端子の巻線接続用突出部がコアの垂直投影面積からはみ出さず、実装を良好に行え且つ実装面積を小さくすることが可能な実用性に秀れたトランスを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
巻線1が巻回される筒状の巻回用胴部2を有するコイルボビン3と、このコイルボビン3の前記筒状の巻回用胴部2の内孔4に挿入配設される挿入部及び前記巻回用胴部2の内孔4に挿入されずに前記巻回用胴部2の水平方向周囲に配設される非挿入部から成るコア7とで構成され、前記コイルボビン3の前記巻回用胴部2の軸方向両端部に夫々前記巻線1と接続される端子8が配設される端子配設部9を設けたトランスであって、前記端子8は、側面視において前記巻線用胴部2の軸方向と直交する下方向に突出して実装面に実装される実装用突出部10と前記巻線用胴部2の軸方向と平行な横方向に突出して前記巻回用胴部2に巻回された巻線1が接続される巻線接続用突出部11とから成るL字形状に形成し、前記端子配設部9に、前記巻線接続用突出部11が前記巻回用胴部2の周囲に配設される前記コア7の前記非挿入部の垂直投影面積内に収まるように、平面視において前記端子8の前記巻線接続用突出部11の突出向きが前記巻線用胴部2の軸方向と交差する向きとなるように前記端子8を位置決めする端子位置決め部を設けたことを特徴とするトランスに係るものである。
また、平面視において前記端子8の前記巻線接続用突出部11の突出向きが前記巻線用胴部2の軸方向と略垂直な向きとなるようにこの端子8を位置決めする端子位置決め部を前記端子配設部9に設けたことを特徴とする請求項1記載のトランスに係るものである。
また、巻線1が巻回される筒状の巻回用胴部2を有するコイルボビン3と、このコイルボビン3の前記筒状の巻回用胴部2の内孔4に挿入配設される挿入部及び前記巻回用胴部2の内孔4に挿入されずに前記巻回用胴部2の水平方向周囲に配設される非挿入部から成るコア7とで構成され、前記コイルボビン3の前記巻回用胴部2の軸方向両端部に夫々前記巻線1と接続される端子8が配設される端子配設部9を設けたトランスであって、前記端子8は、側面視において前記巻線用胴部2の軸方向と直交する下方向に突出して実装面に実装される実装用突出部10と前記巻線用胴部2の軸方向と平行な横方向に突出して前記巻回用胴部2に巻回された巻線1が接続される巻線接続用突出部11とから成るL字形状に形成し、前記コア7は、基体15に第一部材16,第二部材17及び第三部材18を突設した平面視略E字形状で前記第二部材17が前記内孔4の一方側から挿入される薄板状の一方のE型コア構成体13と、基体19に第一部材20,第二部材21及び第三部材22を突設した平面視略E字形状で前記第二部材21が前記内孔4の反対側から挿入される薄板状の他方のE型コア構成体14とが交互に複数枚積層されると共に、この各E型コア構成体13・14の基体15・19間の間隙に夫々平面視略I字形状のI型コア構成体33が挿入配設されて成り、前記端子配設部9に、前記端子8の前記巻線接続用突出部11が前記E型コア構成体13・14の基体15・19の垂直投影面積内に収まるように、平面視において前記端子8の前記巻線接続用突出部11の突出向きが前記巻線用胴部2の軸方向と略垂直な向きとなるようにこの端子8を位置決めする端子位置決め部を設けたことを特徴とするトランスに係るものである。
また、前記端子8を夫々2つずつ配設し得るように前記端子配設部9を構成し、一の前記端子配設部9に設けられる端子8同士が、平面視において前記巻線接続用突出部11の突出向きが180°異なるように背中合わせに配設されるように前記端子位置決め部を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトランスに係るものである。
また、一方側の前記端子配設部9に配設される端子8同士の間隔及び他方側の前記端子配設部9に配設される端子8同士の間隔が略同一となるように前記端子位置決め部を構成し、いずれか一方の前記端子配設部9の裏面側にのみ突起部23を設けたことを特徴とする請求項4記載のトランスに係るものである。
また、前記端子位置決め部は、前記端子8の実装用突出部10が挿通可能な挿通孔24を底部に有すると共に前記巻線接続用突出部11が通過可能な側方開口部25を有し、底部が前記巻線接続用突出部11と略同幅な凹溝26により形成して、この凹溝26に上方から前記実装用突出部10が前記挿通孔24を挿通し前記巻線接続用突出部11が前記側方開口部25を通過するように前記端子8を降下配設することで前記端子配設部9に前記端子8を配設し得るようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトランスに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、L字形状の端子の巻線接続用突出部がコアの垂直投影面積からはみ出さず、実装を良好に行え且つ実装面積を小さくすることが可能な実用性に秀れたトランスとなる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
L字形状の端子8の巻線接続用突出部11が、コア7の非挿入部の垂直投影面積内に収まり、巻線接続用突出部11が実装時に極めて邪魔になり難く、更に、それだけ実装面積を小さくすることが可能となる。
具体的には、端子8の巻線接続用突出部11を、平面視において端子配設部9が設けられる巻線用胴部2の軸方向に沿う方向に突出させず、端子配設部9が設けられておらずそれだけ余裕のある巻線用胴部2の軸方向と交差する方向に突出させてコア7の非挿入部の垂直投影面積内に収まるように端子位置決め部により位置決めした状態で端子配設部9に設けることで、この巻線接続用突出部11の外方への突出を良好に阻止できることになり、巻線接続用突出部が外方に突出していた従来のトランスに比し、極めて実用性に秀れた構成となる。
また、例えば、前記コア7は、基体15に第一部材16,第二部材17及び第三部材18を突設した平面視略E字形状で前記第二部材17が前記内孔4の一方側から挿入される薄板状の一方のE型コア構成体13と、基体19に第一部材20,第二部材21及び第三部材22を突設した平面視略E字形状で前記第二部材21が前記内孔4の反対側から挿入される薄板状の他方のE型コア構成体14とが交互に複数枚積層されると共に、この各E型コア構成体13・14の基体15・19間の間隙に夫々平面視略I字形状のI型コア構成体33が挿入配設されて成り、前記端子配設部9に、前記端子8の前記巻線接続用突出部11が前記E型コア構成体13・14の基体15・19の垂直投影面積内に収まるように、平面視において前記端子8の前記巻線接続用突出部11の突出向きが前記巻線用胴部2の軸方向と略垂直な向きとなるようにこの端子8を位置決めする端子位置決め部を設けた場合には、簡易な構成で一層確実に巻線接続用突出部11の外方への突出を阻止できることになる。
また、前記端子8を夫々2つずつ配設し得るように前記端子配設部9を構成し、一の前記端子配設部9に設けられる端子8同士が、平面視において前記巻線接続用突出部11の突出向きが180°異なるように背中合わせに配設されるように前記端子位置決め部を構成し、一方側の前記端子配設部9に配設される端子8同士の間隔及び他方側の前記端子配設部9に配設される端子8同士の間隔が略同一となるように前記端子位置決め部を構成し、いずれか一方の前記端子配設部9の裏面側にのみ突起部23を設けた場合には、製造が極めて容易となり、例えば自動化生産への対応も容易となり、また、各端子配設部9における端子8同士の間隔を同一ピッチとしても突起部23により容易にいずれかを判別可能となる。
また、例えば、前記端子位置決め部は、前記端子8の実装用突出部10が挿通可能な挿通孔24を底部に有すると共に前記巻線接続用突出部11が通過可能な側方開口部25を有し、底部が前記巻線接続用突出部11と略同幅な凹溝26により形成して、この凹溝26に上方から前記実装用突出部10が前記挿通孔24を挿通し前記巻線接続用突出部11が前記側方開口部25を通過するように前記端子8を降下配設することで前記端子配設部9に前記端子8を配設し得るようにした場合には、単に凹溝26に上方から端子8を挿し込むだけで端子8の巻線接続用突出部11の突出向きを設定可能で、しかも、自動化生産も容易に行えることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に図示したように、巻線1が巻回される筒状の巻回用胴部2を有するコイルボビン3と、このコイルボビン3の前記筒状の巻回用胴部2の内孔4に挿入配設される挿入部及び前記巻回用胴部2の内孔4に挿入されずに前記巻回用胴部2の水平方向周囲に配設される非挿入部から成るコア7とで構成され、前記コイルボビン3の前記巻回用胴部2の軸方向両端部に夫々前記巻線1と接続される端子8が配設される端子配設部9を設けたトランスであって、前記端子8は、側面視において前記巻線用胴部2の軸方向と直交する下方向に突出して実装面に実装される実装用突出部10と前記巻線用胴部2の軸方向と平行な横方向に突出して前記巻回用胴部2に巻回された巻線1が接続される巻線接続用突出部11とから成るL字形状に形成し、前記コア7は、基体15に第一部材16,第二部材17及び第三部材18を突設した平面視略E字形状で前記第二部材17が前記内孔4の一方側から挿入される薄板状の一方のE型コア構成体13と、基体19に第一部材20,第二部材21及び第三部材22を突設した平面視略E字形状で前記第二部材21が前記内孔4の反対側から挿入される薄板状の他方のE型コア構成体14とが交互に複数枚積層されると共に、この各E型コア構成体13・14の基体15・19間の間隙に夫々平面視略I字形状のI型コア構成体33が挿入配設されて成り、前記端子配設部9に、前記端子8の前記巻線接続用突出部11が前記E型コア構成体13・14の基体15・19の垂直投影面積内に収まるように、平面視において前記端子8の前記巻線接続用突出部11の突出向きが前記巻線用胴部2の軸方向と略垂直な向きとなるようにこの端子8を位置決めする端子位置決め部を設けたものである。
各部を具体的に説明する。
図2に図示したように、合成樹脂製のコイルボビン3の巻回用胴部2には、ソフトフェライト製のコア7の挿入部が挿入される断面視方形状の内孔4が水平方向に穿設され、この内孔4の外周を囲むように巻回用胴部2の断面視方形状の外周面に巻線1が巻回されている。
具体的には、巻回用胴部2の軸方向両端部には夫々鍔部28・29が設けられ、この鍔部28・29同士の間には中仕切り用鍔部30が設けられ、一方の鍔部28と中仕切り用鍔部30との間には一次側の巻線1が巻回され、他方の鍔部29と中仕切り用鍔部30との間には二次側の巻線1が巻回されている。尚、図中、符号32は巻線1の表面を覆う絶縁テープである。
即ち、一次側の巻線1と二次側の巻線1とは軸方向に分割された構成となり、このコイルボビン3の軸方向両端部の前記鍔部28・29の下部には、前記巻線1が夫々接続される端子8が配設される端子配設部9が設けられている。
具体的には、端子配設部9は、前記端子8を夫々2つずつ配設し得るように構成されている。即ち、一方の端子配設部9には、一次側の巻線1の両端に夫々接続される2つの端子8が配設され、他方の端子配設部9には、二次側の巻線1の両端に夫々接続される2つの端子8が配設される。
本実施例においては、一の前記端子配設部9に設けられる2つの端子8同士が、平面視において前記巻線接続用突出部11の突出向きが180°異なるように背中合わせに配設されるように前記端子位置決め部を構成している。
また、図4に図示したように、一方側の前記端子配設部9に配設される端子8同士の間隔A及び他方側の前記端子配設部9に配設される端子8同士の間隔Bが略同一となるように前記端子位置決め部を構成し、いずれか一方の前記端子配設部9の裏面側にのみ突起部23を設けている。
また、端子8同士の間隔を一定とすると、いずれの端子配設部9に設けた端子8が一次側か二次側かの判別し難くなるが、この点、本実施例においてはいずれか一方側(一次側)に突起部23を設けているから、容易に判別できることになる。
具体的には、端子位置決め部は、前記端子8の実装用突出部10が挿通可能な挿通孔24を底部に有すると共に前記巻線接続用突出部11が通過可能な側方開口部25を有し、底部が前記巻線接続用突出部11と略同幅な凹溝26により形成して、この凹溝26に上方から前記実装用突出部10が前記挿通孔24を挿通し前記巻線接続用突出部11が前記側方開口部25を通過するように前記端子8を降下配設することで前記端子配設部9に前記端子8を配設し得るようにしている。
更に具体的に説明すると、端子位置決め部は、鍔部28・29の下部に一体に連設形成され鍔部28・29に比して幅広でE型コア構成体13・14の基体15・19より幅狭な端子配設部9の上部から、この端子配設部9の高さの中程の途中部に向かって側面視において巻回用胴部2の軸方向と直交する方向に凹溝26を切り込むことで形成されている。この凹溝26は端子配設部9にして側面視において巻回用胴部2の軸方向と垂直方向側の両端部に夫々設けられる。また、挿通孔24は凹溝26の溝底から側面視において巻回用胴部2の軸方向と直交する方向に穿設して設けられる。
更に、凹溝26は夫々、外方側に側方開口部25を有する構成とすると共に、溝形成方向(溝の長手方向)が巻回用胴部2の軸方向と略垂直方向となるように夫々構成し、更に、溝底を巻線接続用突出部11の外側面と略一致する形状とし巻線接続用突出部11が丁度嵌合し得るように設定している。
従って、凹溝26に、前記挿通孔24に実装用突出部10が挿通するように端子8を上から挿入することで、夫々の端子配設部9に所望の向きで且つ背中合わせに簡単に端子8を位置決め配設することが可能となる。
尚、溝26に配設された端子8は、その途中部分が一部上方から押し潰されることで形成される突起により溝26に固定され、固定された端子8の巻線接続用突出部11には、端子配設部9の端面に形成された巻線挿通溝31を通じて巻線1が絡げられハンダ付けされる。
また、各凹溝26の内方側は開口せず、断面視方形状の挿通孔24にして端子8の実装用突出部10の(同一の端子配設部9に設けられる他の端子8と対向する)背面側と対向する対向面を、実装用突出部10の背面側と略面一なガイド面に設定し、前記端子8を配設する際、このガイド面に沿って実装用突出部8を挿通孔24に容易に導けるように構成されている。
また、コア7は、コイルボビン3の内孔4に一方側から一方のE型コア構成体13にして内孔4の幅と略同幅の第二部材17を挿入するように配設し、内孔4の反対側から一方のE型コア構成体13上に他方のE型コア構成体14を積層するように交互に配設すると共に、E型コア構成体13・14の基体15・19同士の間の間隙に夫々I型コア構成体33を挿入配設して構成されている。
具体的には、E型コア構成体13・14は同形状同素材であり、図3に図示したように、一方のE型コア構成体13の第一部材16、第二部材17及び第三部材18は対向する他方のE型コア構成体14の第一部材20、第二部材21及び第三部材22と夫々重なり、基体15・19まで第一部材16・20、第二部材17・21及び第三部材18・22の先端が至らないように構成している。即ち、一方のE型コア構成体13の基体15同士の間、他方のE型コア構成体14の基体19同士の間には、夫々I字状の間隙が生じることになり、この間隙をE型コア構成体13・14と同厚同素材のI型コア構成体33で埋めている。各コア構成体13・14・33によりコア7を形成した後、周囲を絶縁テープ27で巻回し固定する。尚、各コア構成体の厚さは0.4mm程度であるが、図面では説明のためやや誇張して厚めに記載している。
本実施例においては、E型コア構成体13・14の第二部材17・21が挿入部に設定され、それ以外の部位、E型コア構成体13・14の基体15・19、第一部材16・20及び第三部材18・22とI型コア構成体33とが非挿入部に設定される。そして、この非挿入部のうち、端子配設部9の上方に位置する基体15・19(及びI型コア構成体33)の垂直投影面積内に収まるように端子8の端子接続用突出部11が端子配設部9に配設されている。
また、端子8の巻線接続用突出部11の(突出)長さは、E型コア構成体13・14の基体15・19における端子配設部9から平面視において巻回用胴部2の軸方向と垂直方向へのはみ出し長さ(厚さ)より短く設定する。また、凹溝26の内方への切り込み深さを深くすることで巻線接続用突出部11の端子配設部9からの突出度合いを設定調整しても良い。
尚、本実施例においては、端子8の巻線接続用突出部11の突出向きを平面視において巻回用胴部2の軸方向と略垂直な向きに設定しているが、前記コア7の非挿入部の垂直投影面積内に収まる向きであれば他の向きに設定しても良い。ただし、垂直な向きに設定する方が、製造が簡易となりそれだけ自動化生産が容易な構成となるため好ましい。
本実施例は上述のように構成したから、L字形状の端子8の巻線接続用突出部11が、コア7の非挿入部の垂直投影面積内に収まり、巻線接続用突出部11が実装時に極めて邪魔になり難く、更に、それだけ実装面積を小さくすることが可能となる。
特に、本実施例においては、巻線接続用突出部11の突出向きを平面視において巻回用胴部2の軸方向と略垂直な方向となるように端子を位置決めする端子位置決め部を凹溝26により構成しているから、それだけ簡易な構成となり、端子8を単に上から凹溝26に降下配設するだけで確実に巻線接続用突出部11の外方への突出を阻止できる構成を実現でき、製造工程が容易化し、手作業によらず自動化生産により一層コスト安に生産可能となる。
また、同じ端子配設部9に配設された端子8同士の間隔が略同一となるように前記端子位置決め部を構成したから、この点においても自動化生産を容易に行えることになり、また、各端子配設部9における端子8同士の間隔を同一ピッチとしても突起部23により容易にいずれかが判別可能となる。
よって、本実施例は、L字形状の端子の巻線接続用突出部がコアの垂直投影面積からはみ出さず、実装を良好に行え且つ実装面積を小さくすることが可能な上、自動化生産が可能で極めて生産性に秀れる実用的なトランスとなる。
本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の一部を切り欠いた概略説明斜視図である。 本実施例の概略説明分解斜視図である。 本実施例のコア説明用の概略説明斜視図である。 本実施例の概略説明背面図である。
符号の説明
1 巻線
2 巻回用胴部
3 コイルボビン
4 内孔
7 コア
8 端子
9 端子配設部
10 実装用突出部
11 巻線接続用突出部
13・14 E型コア構成体
15・19 基体
16・20 第一部材
17・21 第二部材
18・22 第三部材
23 突起部
24 挿通孔
25 側方開口部
26 凹溝
33 I型コア構成体

Claims (6)

  1. 巻線が巻回される筒状の巻回用胴部を有するコイルボビンと、このコイルボビンの前記筒状の巻回用胴部の内孔に挿入配設される挿入部及び前記巻回用胴部の内孔に挿入されずに前記巻回用胴部の水平方向周囲に配設される非挿入部から成るコアとで構成され、前記コイルボビンの前記巻回用胴部の軸方向両端部に夫々前記巻線と接続される端子が配設される端子配設部を設けたトランスであって、前記端子は、側面視において前記巻線用胴部の軸方向と直交する下方向に突出して実装面に実装される実装用突出部と前記巻線用胴部の軸方向と平行な横方向に突出して前記巻回用胴部に巻回された巻線が接続される巻線接続用突出部とから成るL字形状に形成し、前記端子配設部に、前記巻線接続用突出部が前記巻回用胴部の周囲に配設される前記コアの前記非挿入部の垂直投影面積内に収まるように、平面視において前記端子の前記巻線接続用突出部の突出向きが前記巻線用胴部の軸方向と交差する向きとなるように前記端子を位置決めする端子位置決め部を設けたことを特徴とするトランス。
  2. 平面視において前記端子の前記巻線接続用突出部の突出向きが前記巻線用胴部の軸方向と略垂直な向きとなるようにこの端子を位置決めする端子位置決め部を前記端子配設部に設けたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 巻線が巻回される筒状の巻回用胴部を有するコイルボビンと、このコイルボビンの前記筒状の巻回用胴部の内孔に挿入配設される挿入部及び前記巻回用胴部の内孔に挿入されずに前記巻回用胴部の水平方向周囲に配設される非挿入部から成るコアとで構成され、前記コイルボビンの前記巻回用胴部の軸方向両端部に夫々前記巻線と接続される端子が配設される端子配設部を設けたトランスであって、前記端子は、側面視において前記巻線用胴部の軸方向と直交する下方向に突出して実装面に実装される実装用突出部と前記巻線用胴部の軸方向と平行な横方向に突出して前記巻回用胴部に巻回された巻線が接続される巻線接続用突出部とから成るL字形状に形成し、前記コアは、基体に第一部材,第二部材及び第三部材を突設した平面視略E字形状で前記第二部材が前記内孔の一方側から挿入される薄板状の一方のE型コア構成体と、基体に第一部材,第二部材及び第三部材を突設した平面視略E字形状で前記第二部材が前記内孔の反対側から挿入される薄板状の他方のE型コア構成体とが交互に複数枚積層されると共に、この各E型コア構成体の基体間の間隙に夫々平面視略I字形状のI型コア構成体が挿入配設されて成り、前記端子配設部に、前記端子の前記巻線接続用突出部が前記E型コア構成体の基体の垂直投影面積内に収まるように、平面視において前記端子の前記巻線接続用突出部の突出向きが前記巻線用胴部の軸方向と略垂直な向きとなるようにこの端子を位置決めする端子位置決め部を設けたことを特徴とするトランス。
  4. 前記端子を夫々2つずつ配設し得るように前記端子配設部を構成し、一の前記端子配設部に設けられる端子同士が、平面視において前記巻線接続用突出部の突出向きが180°異なるように背中合わせに配設されるように前記端子位置決め部を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトランス。
  5. 一方側の前記端子配設部に配設される端子同士の間隔及び他方側の前記端子配設部に配設される端子同士の間隔が略同一となるように前記端子位置決め部を構成し、いずれか一方の前記端子配設部の裏面側にのみ突起部を設けたことを特徴とする請求項4記載のトランス。
  6. 前記端子位置決め部は、前記端子の実装用突出部が挿通可能な挿通孔を底部に有すると共に前記巻線接続用突出部が通過可能な側方開口部を有し、底部が前記巻線接続用突出部と略同幅な凹溝により形成して、この凹溝に上方から前記実装用突出部が前記挿通孔を挿通し前記巻線接続用突出部が前記側方開口部を通過するように前記端子を降下配設することで前記端子配設部に前記端子を配設し得るようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトランス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016207811A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 太陽誘電株式会社 表面実装用トランス

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