JP2009182254A - 電気機器 - Google Patents

電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009182254A
JP2009182254A JP2008021721A JP2008021721A JP2009182254A JP 2009182254 A JP2009182254 A JP 2009182254A JP 2008021721 A JP2008021721 A JP 2008021721A JP 2008021721 A JP2008021721 A JP 2008021721A JP 2009182254 A JP2009182254 A JP 2009182254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case body
portions
holding
pair
groove portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008021721A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Ogino
大助 荻野
Hiroshi Kubota
洋 久保田
Hiroshi Terasaka
博志 寺坂
Tomokazu Usami
朋和 宇佐美
Hideo Kozuka
日出夫 小塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2008021721A priority Critical patent/JP2009182254A/ja
Publication of JP2009182254A publication Critical patent/JP2009182254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

【課題】ケース体内のスペースを有効に利用して小型化が可能な放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】筒状のケース体12に、互いに対向して対をなす溝部41,43および溝部42,44を軸方向に沿って形成する。基板13,14を、溝部41,43および溝部42,44に両側部を保持した状態でケース体12に収納する。溝部41,43および溝部42,44によって複数の基板13,14をケース体12内に収納でき、ケース体12内のスペースを有効に利用して小型化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース体内に基板を収納した電気機器に関する。
従来、例えば放電灯を点灯するための放電ランプ用点灯装置などに用いられる電気機器は、各種電子部品を実装した基板をケース体に収納している。このケース体は、アルミニウムなどの金属により押し出し成形され両端に開口部を有する角筒状のケース本体と、このケース本体の開口部をそれぞれ閉塞する蓋体とを備え、ケース本体の互いに対向する一対の内側面には、基板の両側部を保持するための保持部である溝部が、一方の開口部から他方の開口部までそれぞれ軸方向に沿って連続して直線状に形成されて対をなしており、これら溝部に基板を開口部から摺動すなわちスライドさせて取り付ける(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−180012号公報(第5−6頁、図1−4)
しかしながら、上述の電気機器では、溝部が一対のみであるため、1枚の基板しかケース体に収納できない。このため、ケース本体内の限られたスペースを有効に利用できず、電気機器の小型化が容易でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ケース体内のスペースを有効に利用して小型化が可能な電気機器を提供することを目的とする。
請求項1記載の電気機器は、筒状に形成され、少なくとも一端側に開口部を有するとともに、互いに対向して対をなす保持部が軸方向に沿って複数形成されたケース体と;板状に形成され、対をなす保持部のいずれかに両側部が保持された状態でケース体に収納される複数の基板と;を具備しているものである。
ケース体は、例えばアルミニウムなどの金属などにより筒状に押し出し形成されたものなどが用いられる。
保持部は、例えばケース体に軸方向に沿って形成された溝部などである。
基板は、例えば電子部品を両面に実装した両面実装プリント配線基板などが用いられる。
そして、互いに対向して対をなす保持部をケース体の軸方向に沿って複数形成することにより、複数の対をなす保持部によって複数の基板がケース体内に収納され、ケース体内のスペースを有効に利用して小型化が可能になる。
請求項2記載の電気機器は、請求項1記載の電気機器において、対をなす保持部のいずれかは、残りの他の対をなす保持部と互いの距離が異なっているものである。
そして、対をなす保持部のいずれかが、残りの他の対をなす保持部と、互いの距離が異なっていることにより、大きさが異なる複数種類の基板が、対をなす保持部によってケース体内に収納される。
請求項3記載の電気機器は、請求項1または2記載の電気機器において、ケース体は、互いに対向し対をなす保持部が形成された一対の内側面を備えているものである。
そして、対をなす保持部をケース体の互いに対向する一対の内側面に形成することで、複数の基板の両側部を保持する対をなす保持部が容易に形成される。
請求項4記載の電気機器は、請求項1または2記載の電気機器において、対をなす保持部は、ケース体に4つ以上形成され、ケース体は、互いに対向し対をなす保持部の少なくとも2つ以上がそれぞれ形成された複数の対をなす内側面を備えているものである。
対をなす保持部の少なくとも2つ以上がそれぞれ形成されているとは、一対の内側面につき、2つ以上の対をなす保持部が形成されていることをいう。
そして、ケース体の複数の対をなす内側面のそれぞれに2つ以上の対をなす保持部を形成することで、基板のケース体内での収納方向を基板の大きさなどに応じて選択可能となり、汎用性が向上する。
請求項5記載の電気機器は、請求項1または2記載の電気機器において、ケース体は、互いに対向し対をなす保持部のいずれかが形成された一対の保持内側面と、これら保持内側面に対して交差する方向に沿って形成された交差内側面と、この交差内側面に対向するように一対の保持内側面の少なくともいずれかから突出し、保持内側面の対をなす保持部と反対側で交差内側面との間に残りの他の保持部の少なくともいずれかが形成された突出面を有する突出部とを備えているものである。
ケース体は、例えば保持内側面として一対の側面を備えるとともに、交差内側面として一対の端面を備える角筒状などの形状とする。
突出部は、例えば一対の保持内側面に形成された対をなす保持部に対して離間され、これら保持部に両側部を保持された基板との間に基板を収納するための空間部を区画している。
そして、対をなす保持部を形成した一対の保持内側面に、交差内側面と対向するように突出部を設け、この突出部の保持内側面の対をなす保持部とは反対側の突出面と交差内側面との間に残りの他の保持部の少なくともいずれかを形成することで、ケース体の内部を突出部によって区画し、例えば大きさが異なる基板などをケース体内に収納可能となる。
請求項1記載の電気機器によれば、互いに対向して対をなす保持部をケース体の軸方向に沿って複数形成することにより、複数の対をなす保持部によって複数の基板をケース体内に収納でき、ケース体内のスペースを有効に利用して小型化できる。
請求項2記載の電気機器によれば、請求項1記載の電気機器の効果に加えて、対をなす保持部のいずれかが、残りの他の対をなす保持部と、互いの距離が異なっていることにより、大きさが異なる複数種類の基板を、対をなす保持部によってケース体内に収納できる。
請求項3記載の電気機器によれば、請求項1または2記載の電気機器の効果に加えて、対をなす保持部をケース体の互いに対向する一対の内側面に形成することで、複数の基板の両側部を保持する対をなす保持部を容易に形成できる。
請求項4記載の電気機器によれば、請求項1または2記載の電気機器の効果に加えて、ケース体の複数の対をなす内側面のそれぞれに2つ以上の対をなす保持部を形成することで、基板のケース体内での収納方向を選択でき、汎用性を向上できる。
請求項5記載の電気機器によれば、請求項1または2記載の電気機器の効果に加えて、対をなす保持部を形成した一対の保持内側面に、交差内側面と対向するように突出部を設け、この突出部の保持内側面の対をなす保持部とは反対側の突出面と交差内側面との間に残りの他の保持部の少なくともいずれかを形成することで、ケース体の内部を突出部によって区画し、例えば大きさが異なる基板などをケース体内に収納できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に第1の実施の形態を示し、図1は電気機器の開口部側からの平面図、図2は電気機器のケース体の斜視図である。
図1において、11は電気機器としての電子安定器である放電灯点灯装置を示し、この放電灯点灯装置11は、ケース体12と、このケース体12内に収納される点灯装置本体である複数、例えば2枚の基板13,14となどを備えている。
ケース体12は、例えばアルミニウム(Al)などの導電性の金属材料などにより押し出し成形された角筒状のケース本体15と、このケース本体15の両端を覆う板状の蓋体16,17とを有している。これらケース本体15および蓋体16,17の表面には、例えば防錆処理が施されている。
ケース本体15は、図1および図2に示すように、互いに対向する側板21,22と、互いに対向する端板23,24とを一体に備え、両端部に開口部25,26が形成されている。また、ケース本体15の内部には、図示しないが、基板13,14を収納した状態で、放熱用および絶縁用の充填材が充填される。
側板21,22は、互いに離間されてケース本体15の軸方向に対して略平行に形成され、外側面に複数の放熱フィン28がケース本体15の軸方向に沿って形成されているとともに、これら放熱フィン28の端板23,24側に、蓋体16,17を図示しないシール部材である防水(防湿)パッキンなどを介してケース本体15に螺子止め固定するための丸孔状の螺子止め孔29がケース本体15の軸方向に沿って形成されている。また、側板21,22は、軸方向に平行に形成された平面状の内側面としての保持内側面である側面31,32を有している。
また、端板23,24は、側板21,22に対して交差、本実施の形態では略直交する方向に互いに離間されてケース本体15の軸方向に対して略平行に形成され、側板21,22の端部間に亘って連続している。また、端板23,24は、軸方向に平行に形成された平面状の内側面としての交差内側面である端面35,36を有している。すなわち、これら端面35,36は、側面31,32に対して交差、本実施の形態では直交する方向に沿って形成され、これら側面31,32とそれぞれ連続している。さらに、端板24の外側面には、爪部37,37が突出して設けられ、これら爪部37,37間に、放電灯点灯装置11を所定位置に係止するための係止溝38が区画形成されている。
そして、一方の端面35には、保持部としての溝部41,42が形成され、他方の端面36には、保持部としての溝部43,44が形成されており、溝部41,43が互いに対向して対をなし、溝部42,44が互いに対向して対をなしている。すなわち、端面35,36間には、2対の溝部41,43および溝部42,44が形成されている。
溝部41,42は、一方の端面35に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部46,47と、これら突起部46,47間にて一方の端面35からリブ状に突出した断面四角形状の保持部形成突部としての中間突起部48の両側との間にそれぞれ形成されている。
突起部46,47および中間突起部48は、ケース本体15の軸方向に沿って直線状に形成され、ケース本体15の一端から他端に亘って連続している。このため、溝部41,42は、ケース本体15の開口部25,26に亘って連続して形成され、両端がこれら開口部25,26に臨んで連通している。
また、突起部46,47は、例えばケース本体15の図1中の左右方向の中心線CL1に対して互いに線対称な位置に形成されており、中間突起部48は、例えば中心位置が中心線CL1と対応している。このため、溝部41,42は、例えば中心線CL1に対して互いに線対称な位置に形成されている。換言すれば、一方の溝部41と一方の側面31との距離は、他方の溝部42と他方の側面32との距離と略等しく設定されている。
また、溝部43,44は、他方の端面36に対して凹設され、ケース本体15の軸方向に沿って直線状に形成されて、両端が開口部25,26に臨んで連通している。さらに、これら溝部43,44は、中心線CL1に対して互いに線対称な位置に形成されている。また、これら溝部43,44は、溝部41,42と対向する位置に形成されている。
また、蓋体16は、開口部25に沿った略四角形状をなし、各螺子止め孔29に対応する螺子孔H1が四隅近傍に形成されているとともに、ケース本体15内に収納された基板13,14からの各種配線を外部に導出するための配線導出入口である孔部H2などが形成されている。この配線は、例えば外部電源に接続される入力線、基板13,14の出力端子に接続され放電灯の電極側に接続される出力線およびアース線などである。同様に、蓋体17は、開口部26に沿った略四角形状をなし、各螺子止め孔29に対応する螺子孔H3が四隅に形成されている。
一方、基板13,14は、基板本体51と、この基板本体51に実装された放電灯の高周波点灯用の点灯回路などを構成する各種電子部品52とをそれぞれ備えている。
基板本体51は、例えばガラスエポキシ材やポリブチレンテレフタレート(PBT)などの材質により、四角形板状に形成されている。
電子部品52は、例えば、スイッチング素子である電界効果トランジスタ、ダイオード、ノイズフィルタ用のコンデンサおよびインダクタ、全波整流器、平滑用コンデンサ、突入電流防止用の抵抗あるいはインダクタ、チョークバラスト、直流カット用コンデンサ、共振用コンデンサ、共振用インダクタ、トランスおよびスイッチング素子であるサイリスタなどである。
そして、一方の基板13は、溝部41,43間に基板本体51の両側部が保持され、他方の基板14は、溝部41,43間に基板本体51の両側部が保持されてケース体12の内部に収納されている。このとき、一方の基板13の電子部品52側すなわち部品面側が一方の側板21(側面31)側となり、他方の基板14の電子部品52側すなわち部品面側が他方の側板22(側面32)側となるようにケース体12に収納されている。換言すれば、基板13,14は、互いに部品面と反対側の面すなわち配線パターン面またははんだ面である背面側を対向させるように、いわゆる背中合わせの状態でケース体12内に収納されている。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
放電灯点灯装置11を組み立てる際には、例えば開口部26に防水パッキンと蓋体17とを、各螺子孔H3および各螺子止め孔29を介して螺子Sにより螺子止め固定して開口部26を閉塞し、基板13,14を、開口部25から、基板本体51,51の両側部を溝部41,43および溝部42,44に嵌合させ、ケース本体15の軸方向へと摺動させて挿入することで、基板13をケース体12内に収納する。
このとき、基板13,14は、図1に示すように、互いに背中合わせとなるようにケース体12に収納する。また、基板13,14の各種配線は、開口部25の孔部H2から、ケース体12の外部へと導出しておく。
この状態で、開口部25から合成樹脂などの充填材をケース本体15内に注入し、基板13,14を充填材中に埋没させた後、開口部25に防水パッキンと蓋体16とを、各螺子孔H1および各螺子止め孔29を介して螺子Sにより螺子止め固定して開口部25を閉塞する。開口部25から導出された配線は、蓋体16の孔部H2に挿通させる。なお、孔部H2は、パッキンなどにより防水処理を施しておくことが好ましい。
この後、ケース体12を所定温度下で所定時間熱処理することで合成樹脂を硬化させて、放電灯点灯装置11を完成する。
そして、外部に導出された配線により外部から入力された電力を高周波交流電力に変換する点灯回路の出力により放電灯が点灯される。
以上のように、互いに対向して対をなす溝部41,43および溝部42,44をケース体12の軸方向に沿って形成することにより、これら溝部41,43および溝部42,44によって基板13,14をケース体12内に収納でき、ケース体12内のスペースを有効に利用して放電灯点灯装置11を小型化できる。
また、対をなす溝部41,43および溝部42,44を、ケース本体15の互いに対向する一対の端面35,36に形成することで、基板13,14の両側部を保持する溝部41,43および溝部42,44を容易に形成できる。
しかも、溝部41〜44は、ケース本体15の押し出し成形時に同時に形成されるので、これら溝部41〜44の形成工程を別途必要とせず、製造性が低下することもない。
そして、上述のように単純かつ安価な構成で放電灯点灯装置11の小型化を達成でき、低コスト化も可能となる。
なお、上記第1の実施の形態において、対をなす保持部は、側板21,22間に形成してもよい。
また、対をなす保持部は、上記のように4個の溝部41〜44からなる一対の組み合わせに限らず、溝部を6個以上として3対以上形成してもよい。
次に、図3および図4に第2の実施の形態を示し、図3は電気機器の開口部側からの平面図であり、(a)は同上電気機器の一の対をなす保持部に基板を保持した状態、(b)は同上電気機器の他の対をなす保持部に基板を保持した状態、図4は電気機器のケース体の斜視図である。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、一方の側板21の側面31に保持部としての溝部55,56が形成され、他方の側板22の側面32に保持部としての溝部57,58が形成されて、溝部55,57が互いに対向して対をなし、溝部56,58が互いに対向して対をなしているものである。換言すれば、この第2の実施の形態は、側面31,32間に対をなす溝部が複数、例えば一対(2組)形成され、端面35,36間に対をなす溝部が複数、例えば一対(2組)形成されているものである。
溝部55,56は、図3および図4に示すように、一方の側面31に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部61,62と、これら突起部61,62間にて一方の側面31からリブ状に突出した断面四角形状の保持部形成突部としての中間突起部63の両側との間にそれぞれ形成されている。
突起部61,62および中間突起部63は、ケース本体15の軸方向に沿って直線状に形成され、ケース本体15の一端から他端に亘って連続している。このため、溝部55,56は、ケース本体15の開口部25,26に亘って連続して形成され、両端がこれら開口部25,26に臨んで連通している。
また、突起部61,62は、例えばケース本体15の図3(a)中の上下方向の中心線CL2に対して互いに線対称な位置に形成されており、中間突起部63は、例えば中心位置が中心線CL2と対応している。このため、溝部55,56は、例えば中心線CL2に対して互いに線対称な位置に形成されている。換言すれば、一方の溝部55と一方の端面35との距離は、他方の溝部56と他方の端面36との距離と略等しく設定されている。
同様に、溝部57,58は、他方の側面32に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部71,72と、これら突起部71,72間にて他方の側面32からリブ状に突出した断面四角形状の保持部形成突部としての中間突起部73の両側との間にそれぞれ形成されている。
突起部71,72および中間突起部73は、ケース本体15の軸方向に沿って直線状に形成され、ケース本体15の一端から他端に亘って連続している。このため、溝部57,58は、ケース本体15の開口部25,26に亘って連続して形成され、両端がこれら開口部25,26に臨んで連通している。
また、突起部71,72は、例えば中心線CL2に対して互いに線対称な位置に形成されており、中間突起部73は、例えば中心位置が中心線CL2と対応している。このため、溝部57,58は、例えば中心線CL2に対して互いに線対称な位置に形成されている。換言すれば、一方の溝部57と一方の端面35との距離は、他方の溝部58と他方の端面36との距離と略等しく設定されている。さらに、溝部57,58は、溝部55,56と対向する位置に形成されている。
ここで、側面31,32(側板21,22)間の距離L1は、端面35,36(端板23,24)間の距離L2よりも大きく設定されている。すなわち、距離L1と距離L2とは、互いに異なっている。したがって、溝部55,57間の距離および溝部56,58間の距離は、溝部41,43間の距離および溝部42,44間の距離と異なっており、本実施の形態では、溝部55,57間の距離および溝部56,58間の距離が、溝部41,43間の距離および溝部42,44間の距離よりも大きく設定されている。
なお、溝部55,57間と溝部56,58間とに基板13,14を保持する場合には、一方の基板13の電子部品52側すなわち部品面側が一方の端板23(端面35)側となり、他方の基板14の電子部品52側すなわち部品面側が他方の端板24(端面36)側となる。換言すれば、基板13,14は、溝部55,57間と溝部56,58間とに保持する場合に、溝部41,43間と溝部42,44間とに保持する場合と同様に、互いに部品面と反対側の面すなわちはんだ面である背面側を対向させるように、いわゆる背中合わせの状態でケース体12内に収納される。
そして、基板13,14は、その寸法などに応じて、図3(a)に示すように、溝部41,43間および溝部42,44間に両側部を保持してもよく、図3(b)に示すように、溝部55,57間および溝部56,58間に両側部を保持してもよい。
このように、複数の対をなす保持部により複数の基板をケース体に収納、具体的には、互いに対向して対をなす溝部41,43、溝部42,44、溝部55,57および溝部56,58をケース体12の軸方向に沿って形成し、これら溝部41,43および溝部42,44、あるいは溝部55,57および溝部56,58によってそれぞれ基板13および基板14を保持するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、ケース体12の端面35,36に対をなす溝部41,43および溝部42,44を形成するとともに、ケース体12の側面31,32に対をなす溝部55,57および溝部56,58を形成することで、基板13,14のケース体12内での収納方向を基板13,14の大きさなどに応じて選択でき、汎用性を向上できる。
特に、距離L1と距離L2とを異ならせる、すなわち溝部41,43間の距離および溝部42,44間の距離と溝部55,57間の距離および溝部56,58間の距離とを異ならせることにより、溝部41,43間および溝部42,44間に両側部を保持する基板13a,14aと、溝部55,57間および溝部56,58間に両側部を保持する基板14b,13bとで、基板本体51の幅寸法や厚み寸法、電子部品52の突出寸法などが異なる基板13,14を、ケース体12のケース本体15の形状に対応させて選択的に収納でき、放電灯点灯装置11の製品使用などに合わせて、幅広の基板や幅狭の基板の収納に対応できるなど、汎用性が良好になる。
なお、上記各実施の形態において、各突起部46,47,61,62,71,72および中間突起部48,63,73の突出量は、互いに異なる寸法の基板13,14を収納できるように、それぞれ異ならせて設定してもよい。
次に、図5および図6に第3の実施の形態を示し、図5は電気機器の開口部側からの平面図、図6は電気機器のケース体の斜視図である。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記各実施の形態の溝部41〜44,55〜58に代えて、側板21,22の側面31,32に保持部としての溝部81,82が形成されて対をなすとともに、一方の端板23の端面35に保持部としての溝部83,84が形成され、かつ、側板21,22の側面31,32から突出した突出部85,86のそれぞれの溝部81,82とは反対側に保持部としての溝部87,88が形成されて、溝部83,87が対をなし、溝部84,88が対をなすものである。
溝部81は、一方の側面31に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部91,92間にそれぞれ形成され、溝部82は、他方の側面32に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部93,94間にそれぞれ形成されている。
突起部91,92および突起部93,94は、ケース本体15の軸方向に沿って直線状に形成され、ケース本体15の一端から他端に亘って連続している。このため、溝部81,82は、ケース本体15の開口部25,26に亘って連続して形成され、両端がこれら開口部25,26に臨んで連通している。また、突起部91,92および突起部93,94は、例えばケース本体15の図5中の上下方向の中心線CL3よりも下側に偏った位置に形成されている。このため、溝部81,82は、ケース本体15の下側に偏った位置に形成されている。
また、溝部83は、一方の端面35に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部95,96間にそれぞれ形成され、溝部84は、一方の端面35に対して略直交する方向にリブ状に突出した断面四角形状の突起部97,98間にそれぞれ形成されている。
突起部95,96および突起部97,98は、ケース本体15の軸方向に沿って直線状に形成され、ケース本体15の一端から他端に亘って連続している。このため、溝部83,84は、ケース本体15の開口部25,26に亘って連続して形成され、両端がこれら開口部25,26に臨んで連通している。また、突起部95,96および突起部97,98は、例えばケース本体15の図5中の左右方向の中心線CL4に対して互いに線対称な位置に形成されている。このため、溝部83,84は、例えば中心線CL4に対して互いに線対称な位置に形成されている。
さらに、溝部83,84は、突出部85,86に対向する位置、本実施の形態では、図5中の左右方向の両側寄りの位置でかつ突出部85,86の上方の位置に形成されている。
突出部85,86は、側面31,32の上下方向の略中間の位置から、これら側面31に対して略直交する方向にリブ状に突出して形成され、断面四角形状となっている。したがって、これら突出部85,86は、突起部92,94に対して離間されている。また、これら突出部85,86は、その突出寸法が突起部91,92および突起部93,94よりも大きく設定されている。
さらに、突出部85,86は、一側すなわち図5中の下側の側面である下側面85a,86aと、他側すなわち図5中の上側の側面である突出面としての上側面85b,86bとを有している。
溝部87,88は、それぞれ上側面85b,86bに凹設され、それぞれ溝部83,84に対向する位置となっている。
そして、本実施の形態では、溝部81,82間の距離と、溝部83,87間の距離および溝部84,88間の距離とが、互いに異なっており、溝部81,82間の距離が、溝部83,87間の距離および溝部84,88間の距離よりも大きく、具体的には2倍以上に設定されている。
また、このケース体12には、点灯装置本体である基板101,102,103が収納可能となっている。
基板101は、基板本体105と、この基板本体105に実装された放電灯の高周波点灯用の点灯回路などを構成する各種電子部品106とをそれぞれ備えている。
基板本体105は、例えばガラスエポキシ材やポリブチレンテレフタレート(PBT)などの材質により、四角形板状に形成された幅広基板である。
電子部品106は、電子部品52と同様に、例えば、スイッチング素子である電界効果トランジスタ、ダイオード、ノイズフィルタ用のコンデンサおよびインダクタ、全波整流器、平滑用コンデンサ、突入電流防止用の抵抗あるいはインダクタ、チョークバラスト、直流カット用コンデンサ、共振用コンデンサ、共振用インダクタ、トランスおよびスイッチング素子であるサイリスタなどである。
また、基板102,103は、基板本体108と、この基板本体108に実装された放電灯の高周波点灯用の点灯回路などを構成する各種電子部品109とをそれぞれ備えている。
基板本体108は、例えば基板本体105と同様の材質などにより、四角形板状に形成されており、基板本体105よりも幅寸法が狭い、本実施の形態では幅寸法が基板本体105の幅寸法の1/2よりも小さい程度の幅寸法を有する幅狭基板である。
電子部品109は、電子部品106と同様である。
そして、基板101は、溝部81,82間に基板本体105の両側部が保持され、基板102は、溝部83,87間に基板本体108の両側部が保持され、基板103は、溝部84,88間に基板本体108の両側部が保持されてそれぞれケース体12の内部に収納されている。このとき、基板101の電子部品106側すなわち部品面側が突出部85,86側となるとともに、基板102,103のそれぞれの電子部品109側すなわち各部品面側が互いに対向するように収納される。したがって、突出部85,86は、突起部92,94側である下側面85a,86a側に、電子部品106が嵌合可能な空間部S1を区画しているとともに、上側面85b,86b側に、基板102,103が嵌合可能な空間部S2を区画している。
そして、幅広の基板101は、開口部25,26のいずれか一方から、溝部81,82間に両側部を挿入して保持し、電子部品106側を突出部85,86側すなわち上側として空間部S1内へとスライドさせて収納する。
また、幅狭の基板102は、開口部25,26のいずれか一方から、溝部83,87間に両側部を挿入して保持し、幅狭の基板103は、溝部84,88間に両側部を挿入して保持し、それぞれ空間部S2内へとスライドさせて基板101と交差(直交)する方向に収納する。
このように、複数の対をなす保持部により複数の基板をケース体に収納、具体的には、互いに対向して対をなす溝部81,82、溝部83,87および溝部84,88をケース体12の軸方向に沿って形成し、これら溝部81,82、溝部83,87および溝部84,88によってそれぞれ基板101、基板102および基板103を保持するなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することにより、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、溝部81,82を形成した側面31,32に、端面35,36と対向するように突出部85,86を設け、この突出部85,86の溝部81,82とは反対側の上側面85b,86bと端面35,36との間に溝部83,87および溝部84,88を形成することで、ケース体12の内部を突出部85,86によって溝部81,82側の空間部S1と溝部83,87および溝部84,88側の空間部S2とに区画し、大きさが異なる基板101と基板102,102となどをケース体12内に収納できる。
なお、上記第3の実施の形態において、突出部85,86の形成位置は、ケース体12内に保持する基板の大きさに対応して空間部S1,S2の大きさを設定するように任意の位置とすることができる。
また、溝部81,82および突出部85,86を側板21,22に設け、溝部83,84を一方の端板23に設ける構成としたが、例えば溝部83,84を他方の端板24に設ける構成、あるいは、溝部81,82および突出部85,86を端板23,24に設け、溝部83,84を一方の側板21あるいは他方の側板22などに設ける構成などとしてもよい。
さらに、上記各実施の形態において、ケース体12は、対をなす保持部を複数形成できる筒状であれば、角筒状以外の筒状とすることも可能である。
そして、ケース体12は、少なくとも一端側に開口部が形成されているものであれば、同様の作用効果を得ることが可能である。
また、電気機器は、放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に限らず、その他の電力変換装置や、別の電気機器などにも適用することもでき、同様の作用効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態を示す電気機器の開口部側からの平面図である。 同上電気機器のケース体の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す電気機器の開口部側からの平面図であり、(a)は同上電気機器の一の対をなす保持部に基板を保持した状態、(b)は同上電気機器の他の対をなす保持部に基板を保持した状態である。 同上電気機器のケース体の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示す電気機器の開口部側からの平面図である。 同上電気機器のケース体の斜視図である。
符号の説明
11 電気機器としての放電灯点灯装置
12 ケース体
13,14,101,102,103 基板
25,26 開口部
31,32 内側面としての保持内側面である側面
35,36 内側面としての交差内側面である端面
41〜44,55〜58,81〜84,87,88 保持部としての溝部
85,86 突出部
85b,86b 突出面

Claims (5)

  1. 筒状に形成され、少なくとも一端側に開口部を有するとともに、互いに対向して対をなす保持部が軸方向に沿って複数形成されたケース体と;
    板状に形成され、対をなす保持部のいずれかに両側部が保持された状態でケース体に収納される複数の基板と;
    を具備していることを特徴とする電気機器。
  2. 対をなす保持部のいずれかは、残りの他の対をなす保持部と互いの距離が異なっている
    ことを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. ケース体は、互いに対向し対をなす保持部が形成された一対の内側面を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電気機器。
  4. 対をなす保持部は、ケース体に4つ以上形成され、
    ケース体は、互いに対向し対をなす保持部の少なくとも2つ以上がそれぞれ形成された複数の対をなす内側面を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電気機器。
  5. ケース体は、
    互いに対向し対をなす保持部のいずれかが形成された一対の保持内側面と、
    これら保持内側面に対して交差する方向に沿って形成された交差内側面と、
    この交差内側面に対向するように一対の保持内側面の少なくともいずれかから突出し、保持内側面の対をなす保持部と反対側で交差内側面との間に残りの他の保持部の少なくともいずれかが形成された突出面を有する突出部とを備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電気機器。
JP2008021721A 2008-01-31 2008-01-31 電気機器 Pending JP2009182254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021721A JP2009182254A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021721A JP2009182254A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009182254A true JP2009182254A (ja) 2009-08-13

Family

ID=41035958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008021721A Pending JP2009182254A (ja) 2008-01-31 2008-01-31 電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009182254A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238991A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 コイズミ照明株式会社 容器形状成形体及びこれを用いた照明器具
JP2016136531A (ja) * 2016-03-23 2016-07-28 オリジン電気株式会社 X線発生装置及び歯科用x線撮影装置
WO2018135634A1 (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 日本特殊陶業株式会社 回路接続装置、及び電子機器装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514202U (ja) * 1974-06-26 1976-01-13
JPS58142972U (ja) * 1982-03-19 1983-09-27 大倉電気株式会社 回路装置の筐体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514202U (ja) * 1974-06-26 1976-01-13
JPS58142972U (ja) * 1982-03-19 1983-09-27 大倉電気株式会社 回路装置の筐体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238991A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 コイズミ照明株式会社 容器形状成形体及びこれを用いた照明器具
JP2016136531A (ja) * 2016-03-23 2016-07-28 オリジン電気株式会社 X線発生装置及び歯科用x線撮影装置
WO2018135634A1 (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 日本特殊陶業株式会社 回路接続装置、及び電子機器装置
WO2018135636A1 (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 日本特殊陶業株式会社 回路接続装置
JPWO2018135634A1 (ja) * 2017-01-20 2019-01-24 日本特殊陶業株式会社 回路接続装置、及び電子機器装置
JPWO2018135636A1 (ja) * 2017-01-20 2019-01-31 日本特殊陶業株式会社 回路接続装置
CN110199581A (zh) * 2017-01-20 2019-09-03 日本特殊陶业株式会社 电路连接装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10141809B2 (en) Motor controller and motor comprising the same
US9078372B2 (en) Power system and power converting device thereof
JP2008166331A (ja) 電子機器装置及びその電子機器装置の製造方法
JP4697108B2 (ja) 点灯装置および照明器具
JP2009182254A (ja) 電気機器
JP6120623B2 (ja) 磁気デバイス
JP6213979B2 (ja) 磁気デバイス
JP2009070887A (ja) 電気機器
JP6237516B2 (ja) 電源装置
KR101340801B1 (ko) 고주파 열처리기용 박스형 콘덴서
JP6003703B2 (ja) 電源装置
JP2007274751A (ja) スイッチング直流電源
JP2008109067A (ja) プリント回路基板構造体、放電ランプ点灯装置および照明装置
JP2011187838A (ja) トランスの取付構造
US9543281B2 (en) Semiconductor device having a substrate and input and output electrode units
JP2007059902A (ja) 固定装置を備えたパワー半導体モジュール
JP2007135336A (ja) 高圧電源装置
JP4362869B2 (ja) 板金配線構造体
KR101632050B1 (ko) 버스바가 장착된 배전반 및 버스바의 제조방법
JP2007110008A (ja) 電子回路モジュール
JP2007266322A (ja) 電磁誘導部品および電源装置
JP2009009717A (ja) 電気機器および放電灯点灯装置
JP2009038151A (ja) 電気機器
JP4800283B2 (ja) 配線ブロックの収納構造
JP2012079847A (ja) 電気装置および照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100921

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20111128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20120201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120725