JP2007274751A - スイッチング直流電源 - Google Patents
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Abstract
【課題】平滑電解コンデンサの防爆弁の機能を妨げることなく、かつ、放熱を向上させたLED用電源に適用するスイッチング直流電源を提供することにある。
【解決手段】防爆弁を有するコンデンサ1d,1hを備えた電気部品が搭載された回路用基板5をケース6に収納する。コンデンサのコンデンサ容量を分割して複数個設けて隣接させ、コンデンサの筒状部の側面を一括するように設けられると共に、上端がコンデンサの上面部より高くなるようにバリア7を形成する。ケース6にモールド用樹脂10が充填された樹脂面の位置がバリアの上端以下となるようにコンデンサ以外の電気部品を完全にモールド被覆形成する。
【選択図】図2
【解決手段】防爆弁を有するコンデンサ1d,1hを備えた電気部品が搭載された回路用基板5をケース6に収納する。コンデンサのコンデンサ容量を分割して複数個設けて隣接させ、コンデンサの筒状部の側面を一括するように設けられると共に、上端がコンデンサの上面部より高くなるようにバリア7を形成する。ケース6にモールド用樹脂10が充填された樹脂面の位置がバリアの上端以下となるようにコンデンサ以外の電気部品を完全にモールド被覆形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、防爆弁を有する入力側平滑電解コンデンサ及び出力側平滑電解コンデンサを備えた電気部品が搭載された回路用基板をケースに収納し、このケース内に溶融したモールド用樹脂を充填させて電気部品をモールド被覆形成したスイッチング直流電源に関するものである。
抵抗器、コンデンサ、IC、トランジスタ等の電気部品が搭載された回路用基板を樹脂製のケースに収納し、このケース内に溶融したエポキシ樹脂等のモールド用樹脂を充填させてモールド被覆形成した電子回路装置は、例えば特許文献1に示されている。
一方、従来の一般的なスイッチング直流電源は、図3に示すように、主回路1は、AC入力端子1a、コンデンサ、コイルからなるノイズフィルタ回路1b、ダイオードからなる入力側整流回路1c、防爆弁を有する入力側平滑電解コンデンサ1d、電界効果トランジスタ等の放熱器付電力用スイッチング素子1e、高周波トランス1f、電力用ダイオードからなる出力側整流回路1g、防爆弁を有する出力側平滑電解コンデンサ1h、DC出力端子1i等から構成されている。また、制御回路2、過電圧保護回路3及び過電流保護回路4は、ダイオード、抵抗器、コンデンサ、IC、トランジスタ等から構成されている。このような電源は、これらの電気部品を搭載した回路用基板が金属製のケース内に適宜の状態で収納されて構成されている。
上記電気部品のうち、発熱が大きい部品の他の部品への影響を避けるために、各部品を適宜の距離に離隔配置させると、ケースが大きくなる。これを避けるために、ケース内をモールドしている。
また、上記スイッチング直流電源を屋外用のLED電光表示看板のLED用電源とする場合、この電源も屋外で用いられるために、屋外仕様として、ケース内をモールドすることが考えられる。
特開平6−36908号公報
上記電解コンデンサには、万一過大な電圧が印加などされたときに発生するガスを逃がすための防爆弁が設けられているが、モールド用樹脂を充填させると、入力側平滑電解コンデンサ1d及び出力側平滑電解コンデンサ1hがモールド用樹脂で閉じ込められるために、異常時に防爆弁が機能しないという問題がある。
また、他の電気部品(ダイオード(1c)、電力用スイッチング素子1e、高周波トランス1f)から発生した熱がモールド用樹脂を伝導し、電解コンデンサ1d,1hがこの熱の影響を受けるために、耐熱仕様を高くする必要があり、コストアップするという問題がある。
本発明の目的は、平滑電解コンデンサの防爆弁の機能を妨げることなく、かつ、放熱を向上させたLED用電源に適用するスイッチング直流電源を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、防爆弁を有する入力側平滑電解コンデンサ及び出力側平滑電解コンデンサを備えた電気部品が搭載された回路用基板をケースに収納し、ケース内に溶融したモールド用樹脂を充填させて電気部品をモールド被覆形成したスイッチング直流電源を対象とし、平滑電解コンデンサのコンデンサ容量を分割して複数個設け、平滑電解コンデンサを複数個隣接させ、平滑電解コンデンサの筒状部の側面を一括するように設けられると共に、上端が平滑電解コンデンサの上面部より高くなるようにバリアが形成され、モールド用樹脂が充填された樹脂上面の位置がバリアの上端以下となるように平滑電解コンデンサ以外の電気部品を完全にモールド被覆形成したものである。
請求項2に記載の発明は、バリアを平滑電解コンデンサ同士間で直線的に形成したものである。
請求項3に記載の発明は、電解コンデンサを複数個隣接させる配置を、三角形または四角形状としたものである。
以上のように、請求項1に記載した発明によれば、入力側平滑電解コンデンサ及び出力側平滑電解コンデンサの上面部に、適宜の空間を形成させるようにしたので、万一過大な電圧が印加などされたときに、防爆弁を機能させることができ、また、そのときに発生するガスを上記空間に逃げやすくすることができる。さらに、他の電気部品から発生した熱の影響を受ける面積を減少させることができると共に、影響を受けた熱をこの空間に対応する面から逃げやすくすることができる。
請求項2に記載した発明によれば、電解コンデンサとバリアとの間に形成される空間が大きくなるので、他の電気部品から発生した熱の影響を受ける面積がさらに減少させることができると共に、影響を受けた熱をこの空間に対応する面からさらに逃げやすくすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、電解コンデンサ同士の側面側に新たな空間が形成されるので、他の電気部品から発生した熱の影響を受ける面積がよりさらに減少させることができると共に、影響を受けた熱をこの空間に対応する面からよりさらに逃げやすくすることができる。
図1は本発明に係るスイッチング直流電源をLED用電源に適用した一実施形態の部品配置を示す要部上面図である。
図2(A)は、本発明に係るスイッチング直流電源をLED用電源に適用した一実施形態を示す上面図、(B)はその一実施形態を示す縦断面図である。なお、図2(A)はケースの蓋部を外した図、(B)はケースの蓋部を取り付けた図である。
図2(A)は、本発明に係るスイッチング直流電源をLED用電源に適用した一実施形態を示す上面図、(B)はその一実施形態を示す縦断面図である。なお、図2(A)はケースの蓋部を外した図、(B)はケースの蓋部を取り付けた図である。
図示するように、図3と同回路構成のノイズフィルタ回路1b、入力側整流回路1c、入力側平滑電解コンデンサ1d、電力用スイッチング素子1e、高周波トランス1f、出力側整流回路1g、出力側平滑電解コンデンサ1h、制御回路2、過電圧保護回路3及び過電流保護回路4が配置され、これらを構成する各電気部品が回路用基板5に搭載されている。入力側平滑電解コンデンサ1dは、電源を小型化するために、コンデンサ容量を分割して例えば3個からなり、出力側平滑電解コンデンサ1hは例えば1個からなり、共に円筒状に形成されている。
上記LED用電源は、3個の入力側平滑電解コンデンサ1dと1個の出力側平滑電解コンデンサ1hとが、例えば一列に配置された状態で、各電気部品を搭載した回路用基板5が容器部6a及び蓋部6bからなる金属製のケース6の容器部6aに適宜の状態で収納されて構成されている。
一列に配置された入力側平滑電解コンデンサ1d及び出力側平滑電解コンデンサ1hの筒状部の各側面には、これらを一括して例えばプラスチック等のテープが巻き付けられると共に、上端が電解コンデンサの上面部より高くなるようにバリア7が形成されている。バリア7は、その上端の位置がケース6の容器部6aの底から容器部6aの開口端までの深さと略同じとなるように形成されている。また、上記電解コンデンサの側面側には、三角柱状の空間が形成されるように形成されている。なお、バリア7の下端の位置は回路用基板5の上面に達するのが望ましい。
AC入力端子1aには、入力側リード線8が接続され、DC出力端子1iには出力側リード線9が接続されており、入力側リード線9及び出力側リード線8がケース6の容器部6aを貫通して引き出されている。
ケース6の容器部6aには、ケース6を水平にした状態で、樹脂上面の位置がバリア7の上端以下となるように、エポキシ樹脂等のモールド用樹脂10が充填されており、このモールド用樹脂10を硬化させると、入力側平滑電解コンデンサ1d及び出力側平滑電解コンデンサ1h以外の電気部品が完全にモールド被覆形成された状態になっている。モールド用樹脂10は、容器部6aの開口端まで充填されている。
ケース6の容器部6aにはまた、モールド用樹脂10、入力側平滑電解コンデンサ1d及び出力側平滑電解コンデンサ1hを保護するために、蓋部6bが容器部6aに対し、屋外仕様に耐えられる密閉状態で容器部6aに適宜に取り付けられている。この蓋部6bは、モールドされた樹脂上面に接するように形成されている。
上記のように構成すると、入力側平滑電解コンデンサ1d及び出力側平滑電解コンデンサ1hの上面部には、適宜の空間が形成されているので、万一過大な電圧が印加などされたときに、防爆弁が機能され、また、そのときに発生するガスを上記空間に逃がせられる。
また、電解コンデンサ1d,1hとバリア7との間に形成される空間により、他の電気部品から発生した熱の影響を受ける面積が減少すると共に、影響を受けた熱はこの空間に対応する面から逃げやすくなる。
バリア7を電解コンデンサ1d,1h同士間で直線的に形成させると、電解コンデンサとバリアとの間に形成される空間が大きくなるので、他の電気部品から発生した熱の影響を受ける面積がさらに減少すると共に、影響を受けた熱はこの空間に対応する面からさらに逃げやすくなる。
電解コンデンサ1d,1hを複数個隣接させる配置を、3個の場合は三角形、4個の場合は四角形状とすると、電解コンデンサ同士の側面側に新たな空間が形成されるので、他の電気部品から発生した熱の影響を受ける面積がよりさらに減少すると共に、影響を受けた熱はこの空間に対応する面からよりさらに逃げやすくなる。
バリア7を、断熱材により形成すると、電解コンデンサ1d,1hへの熱影響が大きく軽減される。
1d 入力側平滑電解コンデンサ
1h 出力側平滑電解コンデンサ
5 回路用基板
6 ケース
7 バリア
10 モールド用樹脂
1h 出力側平滑電解コンデンサ
5 回路用基板
6 ケース
7 バリア
10 モールド用樹脂
Claims (3)
- 防爆弁を有する入力側平滑電解コンデンサ及び出力側平滑電解コンデンサを備えた電気部品が搭載された回路用基板をケースに収納し、前記ケース内に溶融したモールド用樹脂を充填させて前記電気部品をモールド被覆形成したスイッチング直流電源であって、
前記平滑電解コンデンサのコンデンサ容量を分割して複数個設け、
前記平滑電解コンデンサを複数個隣接させ、
前記平滑電解コンデンサの筒状部の側面を一括するように設けられると共に、上端が前記平滑電解コンデンサの上面部より高くなるようにバリアが形成され、
前記モールド用樹脂が充填された樹脂上面の位置が前記バリアの上端以下となるように前記平滑電解コンデンサ以外の電気部品を完全にモールド被覆形成したスイッチング直流電源。 - 前記バリアは、前記平滑電解コンデンサ同士間で直線的に形成された請求項1に記載のスイッチング直流電源。
- 前記電解コンデンサを複数個隣接させる配置は、三角形または四角形状とした請求項1または2に記載のスイッチング直流電源。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2006
- 2006-03-30 JP JP2006093712A patent/JP2007274751A/ja active Pending
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