JP2009180672A - 気圧測定装置および気圧測定方法 - Google Patents

気圧測定装置および気圧測定方法 Download PDF

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    • G01L11/00Measuring steady or quasi-steady pressure of a fluid or a fluent solid material by means not provided for in group G01L7/00 or G01L9/00
    • G01L11/04Measuring steady or quasi-steady pressure of a fluid or a fluent solid material by means not provided for in group G01L7/00 or G01L9/00 by acoustic means

Abstract

【課題】簡単な構造で容易に気圧を測定することができる気圧測定装置および気圧測定方法を提供する。
【解決手段】気圧測定装置24は、音波を発信する発信機52と、発信機52に向き合わせられる受信機58とを備える。発信機52から発信される音波は受信機58で受信される。制御部75は、受信機58で受信される音波の強さに基づき気圧を検出する。こうした気圧測定装置24では、気圧の測定にあたって、発信機52から発信される音波は空気を伝う。受信機58は音波を受信する。音波は気圧の変化に応じて強さを変化させることから、受信機58で受信される音波の強さに基づき気圧が測定される。こうして簡単な構造で容易に気圧が測定される。
【選択図】図7

Description

本発明は気圧測定装置および気圧測定方法に関する。
絶対圧の測定にあたって気圧センサは密閉容器を備える。密閉容器内にはセンサが配置される。センサは、密閉容器内の基準圧力値を予め保持する。密閉容器は気圧の変化に応じて体積を変化させる。センサは体積の変化に応じて密閉容器内の圧力値を検知する。センサは基準圧力値と圧力値との差分に応じて気圧を測定することができる。
特許第3242631号公報 特開2001−276019号公報
こうした気圧センサでは測定精度の維持にあたって密閉容器内の圧力は一定に維持される。その結果、センサには圧力が作用し続ける。センサにはいわゆるクリープが生じてしまう。測定精度は低下する。しかも、一定の圧力の維持にあたって密閉容器は完全に密閉されなければならない。こうした密閉容器の製造には高い加工技術が要求される。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡単な構造で容易に気圧を測定することができる気圧測定装置および気圧測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、音波を発信する発信機と、発信機から発信される音波を受信する受信機と、受信機で受信される音波の強さに基づき気圧を検出する制御部とを備えることを特徴とする気圧測定装置が提供される。
こうした気圧測定装置では、気圧の測定にあたって、発信機から音波が発信される。音波は空気を伝う。受信機は音波を受信する。音波は気圧の変化に応じて強さを変化させることから、受信機で受信される音波の強さに基づき気圧が測定される。こうして簡単な構造で容易に気圧が測定される。こうした気圧測定装置では、前記発信機および前記受信機は相互に向き合わせられる。
気圧測定装置では、前記発信機は電気信号を音波に変換し、前記受信機は音波を電気信号に変換する。このとき、前記受信機は、前記発信機から発信される音波の周波数に応じて電気信号のノイズを除去するフィルタ回路をさらに備える。こうしたフィルタ回路の働きで電気信号のノイズは除去される。音波の強さの検出精度は向上する。
気圧の検出にあたって、前記制御部は、前記発信機から発信される音波の強さに対する前記受信機で受信される音波の強さと気圧との相関関係を参照する。こうして音波の強さと気圧との相関関係が参照されれば、気圧は簡単に特定されることができる。相関関係は予め実測に基づき確立されればよい。
前記音波の周波数は前記発信機および前記受信機の共振周波数に一致することが望まれる。こうして音波の周波数が共振周波数に一致すれば、共振に基づき電気信号の出力は増大することができる。また、前記発信機および前記受信機は、前記発信機から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられる。こうした構成によれば、発信機および受信機の間で共振すなわち共鳴が引き起こされる。こうした共鳴によれば、受信機から最大限の出力で電気信号が取り出されることができる。特に、前記音波の周波数は可聴域外に設定されることが望まれる。こうして気圧測定装置内で騒音の発生は回避される。
前記発信機および前記受信機は、振動板と、振動板に貼り付けられる圧電材とを備える。こうした発信機および受信機は例えば圧電ブザーから構成されることができる。気圧測定装置の構造は簡略化される。発信機の振動板および受信機の振動板は同一の形状および同一の寸法を有する。
第2発明によれば、発信機から音波を発信する工程と、発信機から発信された音波を受信機で受信する工程と、受信機で受信された音波の強さに基づき気圧を検出する工程とを備えることを特徴とする気圧測定方法が提供される。
こうした気圧測定方法によれば、気圧の測定にあたって、発信機から音波が発信される。音波は空気を伝う。受信機は音波を受信する。音波は気圧の変化に応じて強さを変化させることから、受信機で受信される音波の強さに基づき気圧が測定される。こうして簡単な構造で容易に気圧が測定される。
気圧測定方法では、音波の発信にあたって前記発信機は電気信号を音波に変換し、音波の受信にあたって前記受信機は音波を電気信号に変換する。このとき、気圧測定方法は、前記気圧の検出にあたって、前記発信機から発信される音波の周波数に応じて電気信号のノイズを除去する工程を備える。こうして音波の強さの検出精度は向上する。
前記気圧の検出にあたって、前記発信機で発信される音波の強さに対する前記受信機で受信される音波の強さと気圧との相関関係が参照される。こうして音波の強さと気圧との相関関係が参照されれば、気圧は簡単に特定されることができる。相関関係は予め実測に基づき確立されればよい。
前記音波の周波数は前記発信機および前記受信機の共振周波数に一致することが望まれる。こうして音波の周波数が共振周波数に一致すれば、共振に基づき電気信号の出力は増大することができる。また、前記発信機および前記受信機は、相互に向き合わせられて、前記発信機から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられる。こうした構成によれば、発信機および受信機の間で共振すなわち共鳴が引き起こされる。こうした共鳴によれば、受信機から最大限の出力で電気信号が取り出されることができる。特に、前記音波の周波数は可聴域外に設定される。その結果、騒音の発生は回避される。
第3発明によれば、筐体と、筐体の収容空間に組み込まれる記憶媒体と、記憶媒体の表面に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載されるヘッド素子と、筐体の収容空間に組み込まれて、音波を発信する発信機と、筐体の収容空間に組み込まれて、発信機から発信される音波を受信する受信機と、受信機で受信される音波の強さに基づき気圧を検出し、検出した気圧に応じてヘッド素子の浮上量を制御する制御部とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置が提供される。
こうした記憶媒体駆動装置では、前述と同様に、発信機から音波が発信される。音波は空気を伝う。受信機は音波を受信する。音波は気圧の変化に応じて強さを変化させることから、受信機で受信される音波の強さに基づき気圧が測定される。こうして簡単な構造で容易に気圧が測定される。しかも、検出された気圧に応じてヘッド素子の浮上量の変化が算出される。浮上量の変化に応じて浮上量は調整される。その結果、気圧の変化に拘わらずヘッド素子の浮上量は常に一定に維持される。記憶媒体への情報の書き込みや読み出しは正確に実施される。その他、記憶媒体駆動装置は前述の気圧測定装置と同様の構成を備える。
前記ヘッド素子の浮上量の制御にあたって、前記制御部は前記記憶媒体の回転数を調整する。例えば記憶媒体の回転数が増大すれば、記憶媒体の表面で生成される気流の流速は増大する。ヘッドスライダに作用する正圧は増大する。反対に、記憶媒体の回転数が減少すれば、気流の流速は減少する。ヘッドスライダに作用する正圧は減少する。こうした回転数の調整に応じてヘッド素子の浮上量は調整されることができる。
第4発明によれば、記憶媒体駆動装置の筐体の収容空間に組み込まれる発信機から音波を発信する工程と、発信機から発信された音波を、筐体の収容空間に組み込まれる受信機で受信する工程と、受信機で受信した音波の強さに基づき筐体内の気圧を検出する工程と、検出された気圧に応じて、ヘッドスライダに搭載されるヘッド素子の記憶媒体からの浮上量を調整する工程とを備えることを特徴とする浮上量制御方法が提供される。その他、浮上量制御方法は前述の気圧測定方法と同様の構成を備える。
こうした浮上量制御方法によれば、前述と同様に、発信機から音波が発信される。音波は空気を伝う。受信機は音波を受信する。音波は気圧の変化に応じて強さを変化させることから、受信機で受信される音波の強さに基づき気圧が測定される。こうして簡単な構造で容易に気圧が測定される。しかも、検出された気圧に応じてヘッド素子の浮上量の変化が算出される。浮上量の変化に応じて浮上量は調整される。その結果、気圧の変化に拘わらずヘッド素子の浮上量は常に一定に維持される。記憶媒体への情報の書き込みや読み出しは正確に実施される。
前記ヘッド素子の浮上量の制御にあたって、熱膨張に基づき前記ヘッドスライダの突き出しが実現されればよい。その一方で、前記ヘッド素子の浮上量の制御にあたって、前記記憶媒体の回転数が調整されてもよい。その他、記憶媒体駆動装置は前述の気圧測定装置と同様の構成を備える。
以上のように本発明によれば、簡単な構造で容易に気圧を測定することができる気圧測定装置および気圧測定方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明に係る記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このハードディスク駆動装置11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15の回転軸に装着される。スピンドルモータ15は例えば4200rpmや5400rpm、7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはキャリッジ16がさらに収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21はキャリッジアーム19の先端から前方に延びる。ヘッドサスペンション21の先端には後述のフレキシャが貼り合わせられる。フレキシャにはいわゆるジンバルばねが区画される。こうしたジンバルばねの働きで浮上ヘッドスライダ22はヘッドサスペンション21に対してその姿勢を変化させることができる。後述されるように、浮上ヘッドスライダ22にはヘッド素子すなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にキャリッジ16が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に近い円弧に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)23といった動力源が接続される。このVCM23の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動は実現される。
キャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動範囲の外側でベース13の底板には気圧測定装置すなわち気圧センサ24が配置される。気圧センサ24はベース13の底板に例えばねじ(図示されず)に基づき固定されればよい。気圧センサ24はハウジング12の収容空間の気圧を測定することができる。気圧センサ24の詳細は後述される。
図1から明らかなように、キャリッジブロック17上には、フレキシブルプリント基板ユニット25が配置される。フレキシブルプリント基板ユニット25は、フレキシブルプリント基板26に実装されるヘッドIC(集積回路)27を備える。ヘッドIC27は電磁変換素子の読み出しヘッド素子および書き込みヘッド素子に接続される。接続にあたってフレキシャ28が用いられる。フレキシャ28はフレキシブルプリント基板ユニット25に接続される。フレキシャ28は配線パターンを備える。配線パターンは浮上ヘッドスライダ22およびフレキシブルプリント基板26を相互に接続する。
磁気情報の読み出し時には、このヘッドIC27から電磁変換素子の読み出しヘッド素子に向けてセンス電流が供給される。読み出しヘッド素子には例えばCPP構造読み取り素子が用いられる。同様に、磁気情報の書き込み時には、ヘッドIC27から電磁変換素子の書き込みヘッド素子に向けて書き込み電流が供給される。書き込みヘッド素子には例えば単磁極ヘッド素子が用いられる。センス電流の電流値は特定の値に設定される。ヘッドIC27には、収容空間内に配置される小型の回路基板29や、ベース13の底板の裏側に取り付けられるプリント回路基板(図示されず)から電流が供給される。
図2は一具体例に係る浮上ヘッドスライダ22を示す。この浮上ヘッドスライダ22は、例えば平たい直方体に形成されるスライダ本体31を備える。スライダ本体31の空気流出側端面には非磁性膜すなわち素子内蔵膜32が積層される。この素子内蔵膜32に前述の電磁変換素子33が組み込まれる。スライダ本体31は例えばAl−TiC(アルチック)といった硬質の非磁性材料から形成されればよい。素子内蔵膜32は例えばAl(アルミナ)といった比較的に軟質の絶縁非磁性材料から形成されればよい。
浮上ヘッドスライダ22は媒体対向面すなわち浮上面34で磁気ディスク14に向き合う。浮上面34には平坦なベース面35すなわち基準面が規定される。磁気ディスク14が回転すると、スライダ本体31の前端から後端に向かって浮上面34には気流36が作用する。
浮上面34には、前述の気流36の上流側すなわち空気流入側でベース面35から立ち上がる1筋のフロントレール37が形成される。フロントレール37はベース面35の空気流入端に沿ってスライダ幅方向に延びる。同様に、浮上面34には、気流の下流側すなわち空気流出側でベース面35から立ち上がるリアレール38が形成される。リアレール38はスライダ幅方向の中央位置に配置される。リアレール38はスライダ本体31から素子内蔵膜32まで延びる。
浮上面34には、空気流出側でベース面35から立ち上がる左右1対のサイドリアレール39、39がさらに形成される。サイドリアレール39、39はベース面35の左右の縁に沿ってそれぞれ配置される。その結果、サイドリアレール39、39同士はスライダ幅方向に間隔を空けて配置される。サイドリアレール39、39同士の間にリアレール38は配置される。
フロントレール37、リアレール38およびサイドリアレール39、39の頂上面にはいわゆる空気軸受け面(ABS)41、42、43が規定される。空気軸受け面41、42、43の空気流入端は段差でレール37、38、39の頂上面に接続される。磁気ディスク14の回転に基づき生成される気流36は浮上面34に受け止められる。このとき、段差の働きで空気軸受け面41、42、43には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール37の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧のバランスに基づき浮上ヘッドスライダ22の浮上姿勢は確立される。なお、浮上ヘッドスライダ22の形態はこういった形態に限られるものではない。
図3に示されるように、電磁変換素子33は読み出しヘッド素子45および書き込みヘッド素子46を備える。読み出しヘッド素子45および書き込みヘッド素子46の間にはヒータ47が組み込まれる。ヒータ47は例えば電熱線で構成される。ヒータ47に電力が供給されると、ヒータ47は発熱する。ヒータ47の熱でヒータ47とともに読み出しヘッド素子45や書き込みヘッド素子46、素子内蔵膜32は熱膨張する。その結果、図4に示されるように、リアレール38の頂上面で素子内蔵膜32やスライダ本体31は隆起する。いわゆる突き出しが形成される。読み出しヘッド素子45および書き込みヘッド素子46は磁気ディスク14に向かって変位する。こうして電磁変換素子33の浮上量すなわち浮上高さFHは決定される。
図5は本発明の一具体例に係る気圧センサ24の構造を概略的に示す。この気圧センサ24は、例えば直方体の内部空間を区画する筐体51を備える。筐体51は例えば樹脂材料から形成される。筐体51の内部空間には発信機すなわちスピーカ52が配置される。スピーカ52は、振動板53と、裏面で振動板53の表面に貼り付けられる圧電材54とを備える。振動板53は裏面で筐体51の側壁に向き合わせられる。振動板53には例えば黄銅板やステンレス鋼板といった金属板が用いられる。圧電材54には例えば圧電セラミック薄板が用いられる。圧電材54の表面には電極55が形成される。振動板53は防振材56で支持される。防振材56は振動板53の外縁の全周を支持すればよい。防振材56は筐体51の内壁面に固定される。
振動板53および電極55にはそれぞれ配線57、57が接続される。配線57から電極55には所定の電気信号すなわち交流電圧が印加される。その結果、圧電材54は伸縮する。圧電材54の伸縮に基づき振動板53は振動する。振動板53の振動に基づきスピーカ52から音波が発信される。音波の周波数は交流電圧の周波数に基づき特定される。このとき、前述のように、振動板53は防振材56で支持されることから、振動板53から筐体51に振動の伝達はできる限り回避される。
筐体51の内部空間にはスピーカ52に所定の間隔で向き合わせられる受信機すなわちマイク58が配置される。マイク58は、振動板59と、裏面で振動板59の表面に貼り付けられる圧電材61とを備える。振動板59は表面で振動板53の表面に向き合わせられる。振動板53および振動板59は相互に平行に広がる。振動板59は裏面で筐体51の側壁に向き合わせられる。振動板59には例えば黄銅板やステンレス鋼板といった金属板が用いられる。圧電材61には例えば圧電セラミック薄板が用いられる。圧電材61の表面には電極62が形成される。振動板61は防振材63で支持される。防振材63は振動板61の外縁の全周を支持すればよい。防振材63は筐体51の内壁面に固定される。
振動板61および電極62にはそれぞれ配線64、64が接続される。スピーカ52から音波が発信されると、音波は空気を伝わってマイク58に伝達される。音波が振動板59に受け止められると、振動板59は振動する。その結果、圧電材61の伸縮が引き起こされる。こうして圧電材61では所定の電気信号すなわち交流電圧が生成される。こうした交流電圧は配線64から取り出される。このとき、前述のように、振動板59は防振材63で支持されることから、筐体51から振動板59に振動の伝達はできる限り回避される。
筐体51の天板および底面には通気孔66、67が区画される。通気口66、67は筐体51の内部空間および筐体51の外部空間すなわちハウジング12の収容空間を接続する。その結果、通気孔66、67の働きで筐体51の内部空間にはハウジング12内の空気が導入される。図6を併せて参照し、振動板53、59、圧電材54、61および電極55、62はそれぞれ円盤形に形成される。例えば振動板53、59の軸心で規定されるスピーカ52およびマイク58の軸心は相互に一致する。ここでは、スピーカ52およびマイク58の間で振動板53、59の形状および寸法は同一に設定される。同様に、圧電材54、61の形状および寸法は同一に設定される。こういったスピーカ52やマイク58はいわゆる圧電ブザーから構成されればよい。
ここで、スピーカ52から発信される音波の周波数は可聴域外に設定されることが望まれる。その結果、HDD11内で騒音の発生は確実に回避される。特に、音波の周波数はスピーカ52およびマイク58に固有の共振周波数に設定される。こうしたマイク58から取り出される交流電圧の出力は増大する。スピーカ52で設定される交流電圧は小さく設定されることができる。加えて、スピーカ52およびマイク58は、スピーカ52から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられる。その結果、振動板53、59の間で共振すなわち共鳴が引き起こされる。こうした共鳴によれば、マイク58からの小さい出力に対しても、最大限の出力で交流電圧が取り出されることができる。
図7に示されるように、気圧センサ24は発振器71を備える。発振器71はスピーカ52に接続される。発振器71はスピーカ52に所定の交流電圧を印加する。発振器71およびスピーカ52の間には増幅器72が挿入される。増幅器72は交流電圧を増幅する。その一方で、マイク58にはフィルタ回路すなわちバンドパスフィルタ73が接続される。バンドパスフィルタ73はマイク58から出力される交流電圧のノイズを除去する。バンドパスフィルタ73は、スピーカ52から発信される音波の周波数のみを通過させる。マイク58およびバンドパスフィルタ73の間には増幅器74が挿入される。増幅器74は交流電圧の出力を増幅する。
一般に、ハウジング12の収容空間すなわち筐体51の内部空間の気圧が低下すると、筐体51の内部空間の空気の密度は減少する。その結果、伝達される音波の強さは弱められる。その一方で、筐体51の内部空間の気圧が上昇すると、筐体51の内部空間の空気の密度は増大する。その結果、伝達される音波の強さは強められる。こうした音波の強さの強弱に基づき、後述のように、ハウジング12の収容空間の気圧が測定されることができる。
バンドパスフィルタ73には制御部75が接続される。バンドパスフィルタ73から制御部75に交流電圧が出力される。その一方で、制御部75は前述の発振器71に接続される。制御部75は、発振器71に交流電圧の印加を指示する。制御部75の指示に応じて発振器71はスピーカ52に交流電圧を印加する。印加される交流電圧は一定に設定される。なお、発振器71や増幅器72、74、バンドパスフィルタ73、制御部75は例えばハウジング12内の回路基板29に実装されればよい。
制御部75にはメモリ76が接続される。メモリ76には不揮発性メモリが用いられる。メモリ76には所定のテーブル77が格納される。テーブル77は、マイク58で受信される音波の強さと気圧との相関関係を特定する。図8は、一具体例に係るテーブル77を示すグラフである。グラフの縦軸は、マイク58から取り出される交流電圧の出力[Vp_p]を示す。出力および気圧の相関関係は実測に基づき確立される。実測では、スピーカ52に印加される交流電圧は3.0[Vp_p]に設定された。こうした実測は例えばHDD11の出荷時に実施されればよい。なお、100[kPa]以上の気圧でも実測が実施されればよい。こうしたテーブル77に基づき、制御部75は、マイク58から出力される交流電圧に基づき気圧を測定することができる。
その一方で、浮上ヘッドスライダ22のヒータ47にはヒータ制御部78が接続される。ヒータ制御部78はヒータ47に所定の電力を供給する。電力の供給に応じてヒータ47は発熱する。ヒータ47の温度は電力で決定される。すなわち、電力に応じて突き出しの突き出し量は制御される。その結果、電磁変換素子33の浮上高さFHが制御される。ヒータ制御部78には浮上量指示部79が接続される。浮上量指示部79はヒータ制御部78に電力を指示する。こうしてヒータ制御部78は、指示された電力をヒータ47に供給する。なお、電力の設定にあたっていわゆるゼロキャリブレーションが実施されてもよい。
前述の制御部75には浮上量変化算出部81が接続される。浮上量変化算出部81には制御部75から気圧が出力される。浮上量変化算出部81は気圧に応じて電磁変換素子33の浮上高さFHの変化を算出する。算出にあたって、浮上量変化算出部81は、実測値やシミュレーション値から予め求められる気圧と浮上高さFHの変化との相関関係を参照すればよい。こうした相関関係はHDD11内のメモリ(図示されず)に格納されればよい。算出された浮上高さFHの変化はヒータ制御部78に出力される。こうしてヒータ制御部78は、浮上量指示部79から供給される電力を調整する。
例えば気圧が低下すると、空気の密度は低下する。その結果、浮上ヘッドスライダ22に作用する正圧は減少する。電磁変換素子33の浮上高さFHは減少する。したがって、ヒータ制御部78は電力を減少させる。突き出し量は減少する。その一方で、気圧が上昇すると、空気の密度は増大する。浮上ヘッドスライダ22に作用する正圧は増大する。電磁変換素子33の浮上高さFHは増大する。ヒータ制御部78は電力を増大させる。突き出し量は増大する。こうして気圧の変化に拘わらず電磁変換素子33の浮上高さFHは常に一定に維持される。
こういったHDD11では磁気情報の読み出しや書き込みに先立って突き出しの突き出し量が設定される。突き出し量の設定にあたってハウジング12の収容空間の気圧が測定される。前述の通り、気圧センサ24は気圧を測定する。測定された気圧は浮上量変化算出部81に出力される。浮上量変化算出部81は気圧に応じて電磁変換素子33の浮上高さFHの変化を算出する。変化に基づきヒータ制御部78はヒータ47への電力を調整する。こうして磁気情報の読み出し時や書き込み時の突き出し量が設定される。突き出し量が設定されると、電磁変換素子33は予め決められた浮上高さFHで磁気ディスク14の表面から浮上することができる。こういった突き出し量の調整は例えばHDD11の起動のたびに実施されればよい。
気圧の測定にあたって制御部75は発振器71に交流電圧の印加を指示する。発振器71は圧電材54に所定の交流電圧を印加する。圧電材54は伸縮する。振動板53は振動する。その結果、音波はマイク58に向かって発信される。音波は空気を伝う。マイク58では音波の受信に基づき振動板59が振動する。圧電材61は伸縮する。振動に応じて圧電材61では所定の交流電圧が生成される。その結果、マイク58から所定の交流電圧が取り出される。バンドパスフィルタ73で交流電圧のノイズが除去される。交流電圧は制御部75に出力される。前述の通り、制御部75はテーブル77の参照に基づき気圧を測定する。
以上のようなHDD11には気圧センサ24が組み込まれる。気圧センサ24ではスピーカ52およびマイク58の間で音波が伝わる。音波は気圧の変化に応じて強さを変化させることから、マイク58で受信される音波の強さに基づき気圧が測定されることができる。こうして簡単な構造で容易に気圧が測定されることができる。しかも、測定された気圧に応じて電磁変換素子33の浮上高さFHの変化が算出される。浮上高さFHの変化に応じて浮上ヘッドスライダ22の突き出しの突き出し量が制御される。その結果、気圧の変化に拘わらず電磁変換素子33の浮上高さFHは常に一定に維持される。磁気情報の書き込みや読み出しは正確に実施される。
図9に示されるように、前述の気圧センサ24には、増幅器74およびバンドパスフィルタ73に代えていわゆるロックインアンプ82が組み込まれてもよい。ロックインアンプ82は、マイク58から取り出される交流電圧の出力のうち、発振器71で設定される特定周波数の出力のみを取り出すことができる。取り出しにあたって、ロックインアンプ82には発振器71から同期信号が供給されればよい。この同期信号に基づきロックインアンプ82で特定周波数の出力のみが取り出されれば、ハウジング12内の他の音波に基づく周波数での出力の影響は除去される。音波の強さは高い精度で検出される。その結果、前述に比べて気圧は一層高い精度で測定されることができる。
図10は本発明の他の具体例に係る気圧センサ24aの構造を概略的に示す。この気圧センサ24aでは振動板53、59にいわゆるピエゾフィルム85、86がそれぞれ貼り付けられる。ピエゾフィルム85、86は前述の圧電材54、61と同様に円盤状に形成される。ピエゾフィルム85、86にはそれぞれ配線87、88が接続される。配線87に基づきピエゾフィルム85に交流電圧が印加される。配線88に基づきピエゾフィルム86から交流電圧が取り出される。その他、前述の気圧センサ24と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
図11に示されるように、ピエゾフィルム85は、1対の電極91a、91bで挟み込まれる圧電材92を備える。圧電材92には例えばポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)が用いられる。電極91a、91bには絶縁フィルム93a、93bが貼り合わせられる。ピエゾフィルム85は例えば絶縁フィルム93aで振動板53の表面に貼り付けられる。前述の配線87は電極91a、91bに交流電圧を印加する。その結果、振動板53の振動が引き起こされる。なお、ピエゾフィルム86はピエゾフィルム85と同様に構成されればよい。こうした気圧センサ24aによれば、前述と同様の作用効果が実現される。
図12に示されるように、HDD11では、スピンドルモータ15にモータ制御部95が接続される。モータ制御部95はスピンドルモータ15に所定の電力を供給する。電力の供給に応じてスピンドルモータ15すなわち磁気ディスク14は回転する。スピンドルモータ15の回転数は電力で決定される。モータ制御部95には回転数指示部96が接続される。回転数指示部96はモータ制御部95に電力を指示する。こうしてモータ制御部95は、指示された電力をスピンドルモータ15に供給する。スピンドルモータ15の回転数は一定に維持される。その一方で、制御部75には前述の浮上量変化算出部81が接続される。浮上量変化算出部81で算出された変化はモータ制御部95に出力される。モータ制御部95は、回転数指示部96から出力される電力を調整する。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
気圧が低下すると、電磁変換素子33の浮上高さFHは減少する。このとき、浮上高さFHの変化に応じてモータ制御部95は電力を増大させる。磁気ディスク14の回転数は増大する。磁気ディスク14の表面や裏面に沿って生成される気流の流速は増大する。浮上ヘッドスライダ22に作用する正圧は増大する。こうして電磁変換素子33の浮上高さFHは一定に維持される。その一方で、気圧が上昇すると、電磁変換素子33の浮上高さFHは増大する。浮上高さFHの変化に応じてモータ制御部95は電力を減少させる。磁気ディスク14の回転数は減少する。磁気ディスク14の表面や裏面に沿って生成される気流の流速は減少する。浮上ヘッドスライダ22に作用する正圧は減少する。こうして電磁変換素子33の浮上高さFHは一定に維持される。
以上のようなHDD11では、マイク58から出力される交流電圧のノイズが小さい場合、例えば図7や図12のバンドパスフィルタ73は省略されてもよい。同様に、図9のロックインアンプ82は増幅器74に置き換えられてもよい。その他、気圧センサ24aと磁気ディスク14の回転数の制御とが組み合わされてもよい。前述の気圧センサ24、24aは、前述のHDD11といった記憶媒体駆動装置に代えて、気圧の測定を必要とするその他の記憶媒体駆動装置、記憶装置、電子機器に組み込まれてもよい。その他、前述の気圧センサ24、24aは単独で使用されてもよい。
(付記1) 音波を発信する発信機と、
発信機から発信される音波を受信する受信機と、
受信機で受信される音波の強さに基づき気圧を検出する制御部と
を備えることを特徴とする気圧測定装置。
(付記2) 付記1に記載の気圧測定装置において、前記発信機および前記受信機は相互に向き合わせられることを特徴とする気圧測定装置。
(付記3) 付記1に記載の気圧測定装置において、気圧の検出にあたって、前記制御部は、前記発信機から発信される音波の強さに対する前記受信機で受信される音波の強さと気圧との相関関係を参照することを特徴とする気圧測定装置。
(付記4) 付記1に記載の気圧測定装置において、前記音波の周波数は前記発信機および前記受信機の共振周波数に一致することを特徴とする気圧測定装置。
(付記5) 付記1に記載の気圧測定装置において、前記発信機および前記受信機は、前記発信機から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられることを特徴とする気圧測定装置。
(付記6) 付記1に記載の気圧測定装置において、前記発信機および前記受信機は、振動板と、振動板に貼り付けられる圧電材とを備えることを特徴とする気圧測定装置。
(付記7) 付記6に記載の気圧測定装置において、前記発信機の振動板および前記受信機の振動板は同一の形状および同一の寸法を有することを特徴とする気圧測定装置。
(付記8) 発信機から音波を発信する工程と、
発信機から発信された音波を受信機で受信する工程と、
受信機で受信された音波の強さに基づき気圧を検出する工程とを備えることを特徴とする気圧測定方法。
(付記9) 付記8に記載の気圧測定方法において、前記気圧の検出にあたって、前記発信機で発信される音波の強さに対する前記受信機で受信される音波の強さと気圧との相関関係が参照されることを特徴とする気圧測定方法。
(付記10) 付記8に記載の気圧測定方法において、前記音波の周波数は前記発信機および前記受信機の共振周波数に一致することを特徴とする気圧測定方法。
(付記11) 付記8に記載の気圧測定方法において、前記発信機および前記受信機は、相互に向き合わせられて、前記発信機から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられることを特徴とする気圧測定方法。
(付記12) 筐体と、
筐体の収容空間に組み込まれる記憶媒体と、
記憶媒体の表面に向き合わせられるヘッドスライダと、
ヘッドスライダに搭載されるヘッド素子と、
筐体の収容空間に組み込まれて、音波を発信する発信機と、
筐体の収容空間に組み込まれて、発信機から発信される音波を受信する受信機と、
受信機で受信される音波の強さに基づき気圧を検出し、検出した気圧に応じてヘッド素子の浮上量を制御する制御部とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記13) 記憶媒体駆動装置の筐体の収容空間に組み込まれる発信機から音波を発信する工程と、
発信機から発信された音波を、筐体の収容空間に組み込まれる受信機で受信する工程と、
受信機で受信した音波の強さに基づき筐体内の気圧を検出する工程と、
検出された気圧に応じて、ヘッドスライダに搭載されるヘッド素子の記憶媒体からの浮上量を調整する工程とを備えることを特徴とする浮上量制御方法。
(付記14) 付記13に記載の浮上量制御方法において、前記気圧の検出にあたって、前記発信機で発信される音波の強さに対する前記受信機で受信される音波の強さと気圧との相関関係が参照されることを特徴とする浮上量制御方法。
(付記15) 付記13に記載の浮上量制御方法において、前記音波の周波数は前記発信機および前記受信機の共振周波数に一致することを特徴とする浮上量制御方法。
(付記16) 付記13に記載の浮上量制御方法において、前記発信機および前記受信機は、前記発信機から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられることを特徴とする浮上量制御方法。
本発明に係る記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す平面図である。 ヘッドスライダの構造を概略的に示す拡大斜視図である。 電磁変換素子の構造を概略的に示す部分拡大断面図である。 ヘッドスライダの突き出しの様子を概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の一具体例に係る気圧測定装置の構造を概略的に示す断面図である。 発信機および受信機の構造を概略的に示す部分透視斜視図である。 一具体例に係る制御系を示すブロック図である。 受信機の出力と気圧との相関関係を示すグラフである。 他の具体例に係る制御系を示すブロック図である。 本発明の他の具体例に係る気圧測定装置の構造を概略的に示す断面図である。 ピエゾフィルムの構造を概略的に示す部分拡大断面図である。 さらに他の具体例に係る制御系を示すブロック図である。
符号の説明
11 記憶媒体駆動装置(ハードディスク駆動装置)、12 筐体(ハウジング)、14 記憶媒体(磁気ディスク)、22 ヘッドスライダ(浮上ヘッドスライダ)、24 気圧測定装置(気圧センサ)、33 ヘッド素子(電磁変換素子)、47 ヒータ、52 発信機(スピーカ)、53 振動板、54 圧電材、58 受信機(マイク)、59 振動板、61 圧電材、73 フィルタ回路(バンドパスフィルタ)、75 制御部、78 制御部(ヒータ制御部)、82 フィルタ回路(ロックインアンプ)、95 制御部(モータ制御部)。

Claims (9)

  1. 音波を発信する発信機と、
    発信機から発信される音波を受信する受信機と、
    受信機で受信される音波の強さに基づき気圧を検出する制御部と
    を備えることを特徴とする気圧測定装置。
  2. 請求項1に記載の気圧測定装置において、前記発信機および前記受信機は相互に向き合わせられることを特徴とする気圧測定装置。
  3. 請求項1に記載の気圧測定装置において、前記音波の周波数は前記発信機および前記受信機の共振周波数に一致することを特徴とする気圧測定装置。
  4. 請求項1に記載の気圧測定装置において、前記発信機および前記受信機は、前記発信機から発信される音波の半波長の整数倍の距離で相互に隔てられることを特徴とする気圧測定装置。
  5. 請求項1に記載の気圧測定装置において、前記発信機および前記受信機は、振動板と、振動板に貼り付けられる圧電材とを備えることを特徴とする気圧測定装置。
  6. 請求項5に記載の気圧測定装置において、前記発信機の振動板および前記受信機の振動板は同一の形状および同一の寸法を有することを特徴とする気圧測定装置。
  7. 発信機から音波を発信する工程と、
    発信機から発信された音波を受信機で受信する工程と、
    受信機で受信された音波の強さに基づき気圧を検出する工程とを備えることを特徴とする気圧測定方法。
  8. 筐体と、
    筐体の収容空間に組み込まれる記憶媒体と、
    記憶媒体の表面に向き合わせられるヘッドスライダと、
    ヘッドスライダに搭載されるヘッド素子と、
    筐体の収容空間に組み込まれて、音波を発信する発信機と、
    筐体の収容空間に組み込まれて、発信機から発信される音波を受信する受信機と、
    受信機で受信される音波の強さに基づき気圧を検出し、検出した気圧に応じてヘッド素子の浮上量を制御する制御部とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  9. 記憶媒体駆動装置の筐体の収容空間に組み込まれる発信機から音波を発信する工程と、
    発信機から発信された音波を、筐体の収容空間に組み込まれる受信機で受信する工程と、
    受信機で受信した音波の強さに基づき筐体内の気圧を検出する工程と、
    検出された気圧に応じて、ヘッドスライダに搭載されるヘッド素子の記憶媒体からの浮上量を調整する工程とを備えることを特徴とする浮上量制御方法。
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