JP2008097760A - ヘッドスライダ用接触判定装置および接触判定方法並びに記憶媒体駆動装置 - Google Patents

ヘッドスライダ用接触判定装置および接触判定方法並びに記憶媒体駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】これまで以上に短時間で、かつ、高精度にヘッド素子および記憶媒体の間で接触を検知することができる記憶媒体駆動装置や接触判定方法を提供する。
【解決手段】ヘッドスライダ22に搭載される書き込み用コイル69に交流電源73が接続される。交流電源73は特定の周波数の交流電流を出力する。測定回路74は、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する。周波数解析回路75は、測定される指標値の時系列に対してフーリエ変換を施す。特定の周波数以外の周波数に対応する成分すなわちノイズは除去される。制御回路76は、フーリエ変換後の指標値の振幅に基づきヘッドスライダ22および記憶媒体の間で接触を検知する。ヘッドスライダ22および記憶媒体の間で接触は高い精度で検知されることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ハードディスク駆動装置(HDD)といった記憶媒体駆動装置に関し、特に、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに関連付けられて、記憶媒体の表面に直交する方向に書き込み用コイルを駆動するアクチュエータを備える記憶媒体駆動装置に関する。
例えば特許文献4に記載されるように、ヘッドスライダに組み込まれるアクチュエータは広く知られる。このアクチュエータは電熱線を備える。電熱線に電流が供給されると、電熱線は発熱する。その結果、ヘッド素子は熱膨張する。こうしてヘッド素子の先端例えば書き込みギャップは磁気ディスクに接近することができる。
HDDにヘッドスライダが組み込まれると、ヘッドスライダごとに浮上高さに2〜3nm程度のばらつきが生じる。こうしたばらつきの解消にあたっていわゆるゼロキャリブレーションが実施される。このゼロキャリブレーションではヘッドスライダの浮上中にアクチュエータがヘッド素子を駆動する。ヘッド素子は徐々に回転中の磁気ディスクに接近する。ヘッド素子と磁気ディスクとの接触が検知される。こうして接触時のヘッド素子の突出量が検出される。検出された突出量に基づき読み込み時や書き込み時のヘッド素子の突出量は決定される。
特開平8−167121号公報 特開2003−297029号公報 特許第2770881号公報 特開平5−20635号公報
ゼロキャリブレーションではヘッド素子の先端が回転中の磁気ディスクに接触する。ヘッド素子と磁気ディスクとの接触はできる限り阻止されなければならない。ヘッド素子が過度に磁気ディスクに接触し続けると、ヘッド素子は破損してしまう。短時間で、かつ、高精度に接触を検知する術が要求される。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、これまで以上に短時間で、かつ、高精度にヘッド素子および記憶媒体の間で接触を検知することができる記憶媒体駆動装置や接触判定方法を提供することを目的とする。本発明は、そういった記憶媒体駆動装置の実現に大いに役立つ接触判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置が提供される。
例えば書き込みコイルの周辺でヘッドスライダが記憶媒体に接触すると、書き込みコイルの周辺でヘッドスライダは接触熱に曝される。書き込みコイルの温度は急上昇する。その結果、書き込みコイルの電気抵抗は増大する。電気抵抗の変化は交流電流の電圧値や電流値といった指標値の時系列に変化をもたらす。こういった変化は測定回路で測定されることができる。このとき、測定される指標値の時系列から特定の周波数が抽出される。特定の周波数以外の周波数に対応する成分すなわちノイズは除去される。したがって、高い精度で指標値の変化は特定されることができる。こうしてヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触は高い精度で検知されることができる。特定の周波数の抽出にあたってヘッドスライダ用接触判定装置は例えば周波数解析回路を備えればよい。こういった周波数解析回路は指標値の時系列に対してフーリエ変換を実施すればよい。その他、ヘッドスライダ用接触判定装置は例えばバンドパスフィルタ回路を備えればよい。こういったバンドパスフィルタ回路は、交流電流の周波数に相当する周波数を通過させればよい。
交流電源は交流電流の電流振幅を一定に維持すればよい。こうした電流振幅の維持にあたって交流電源には例えばパワーアンプICが利用されればよい。この場合には、測定回路は電流の電圧値を測定すればよい。こうしてヘッドスライダ用接触判定装置は電圧値の測定に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触を検知することができる。その他、交流電源は交流電流の電圧振幅を一定に維持してもよい。この場合には、測定回路は電流の電流値を測定すればよい。測定回路は電流の電流値および電圧値を測定してもよい。この場合には、検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出すればよい。こうした時系列の変化に基づきヘッドスライダ用接触判定装置はヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触を検知することができる。
ヘッドスライダ用接触判定装置は、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備えてもよい。このとき、検出回路はブリッジ回路の出力に基づき時系列の振幅の変化を特定すればよい。こういったブリッジ回路では、書き込み用コイルで電気抵抗が変化すると、増幅された変化がブリッジ回路から取り出されることができる。したがって、ヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触は確実に検知されることができる。
こういったヘッドスライダ用接触判定装置は例えば記憶媒体駆動装置に組み込まれることができる。このとき、記憶媒体駆動装置は、記憶媒体と、記憶媒体に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルと、書き込み用コイルに関連付けられて、記憶媒体の表面に直交する方向に書き込み用コイルを駆動するアクチュエータと、書き込み用コイルに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えればよい。
以上のようなヘッドスライダ用接触判定装置によれば、特定の接触判定方法が提供されることができる。この接触判定方法は、例えば、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに特定の周波数の交流電流を通電する工程と、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する工程と、記憶媒体に書き込み用コイルを近づけながら、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化を検出する工程とを備えればよい。
第2発明によれば、ヘッドスライダに搭載されるヒーターに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、ヒーターに接続されて、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置が提供される。
例えばヒーターの周辺でヘッドスライダが記憶媒体に接触すると、ヒーターの周辺でヘッドスライダは接触熱に曝される。ヒーターの温度は急上昇する。その結果、ヒーターの電気抵抗は増大する。電気抵抗の変化は交流電流の電圧値や電流値といった指標値の時系列に変化をもたらす。こういった変化は測定回路で測定されることができる。このとき、測定される指標値の時系列から特定の周波数が抽出される。特定の周波数以外の周波数に対応する成分すなわちノイズは除去される。したがって、高い精度で指標値の変化は特定されることができる。こうしてヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触は高い精度で検知されることができる。ヒーターは例えば書き込みコイルの周辺でヘッドスライダに搭載されればよい。ヒーターに流れる交流電流の振幅が増加すると、書き込みコイルは記憶媒体に接近することができる。特定の周波数の抽出にあたってヘッドスライダ用接触判定装置は例えば周波数解析回路を備えればよい。こういった周波数解析回路は指標値の時系列に対してフーリエ変換を実施すればよい。その他、ヘッドスライダ用接触判定装置は例えばバンドパスフィルタ回路を備えればよい。こういったバンドパスフィルタ回路は、交流電流の周波数に相当する周波数を通過させればよい。
交流電源は交流電流の電流振幅を一定に維持すればよい。こうした電流振幅の維持にあたって交流電源には例えばパワーアンプICが利用されればよい。この場合には、測定回路は電流の電圧値を測定すればよい。こうしてヘッドスライダ用接触判定装置は電圧値の測定に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触を検知することができる。その他、交流電源は交流電流の電圧振幅を一定に維持してもよい。この場合には、測定回路は電流の電流値を測定すればよい。測定回路は電流の電流値および電圧値を測定してもよい。この場合には、検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出すればよい。こうした時系列の変化に基づきヘッドスライダ用接触判定装置はヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触を検知することができる。
ヘッドスライダ用接触判定装置は、ヒーターに接続されて、ヒーターとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備えてもよい。このとき、検出回路はブリッジ回路の出力に基づき時系列の振幅の変化を特定すればよい。こういったブリッジ回路では、ヒーターで電気抵抗が変化すると、増幅された変化がブリッジ回路から取り出されることができる。したがって、ヘッドスライダおよび記憶媒体の間で接触は確実に検知されることができる。
こういったヘッドスライダ用接触判定装置は例えば記憶媒体駆動装置に組み込まれることができる。このとき、記憶媒体駆動装置は、記憶媒体と、記憶媒体に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルと、書き込み用コイルに関連付けられて、ヘッドスライダに搭載されるヒーターと、ヒーターに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、ヒーターに接続されて、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えればよい。
以上のようなヘッドスライダ用接触判定装置によれば、特定の接触判定方法が提供されることができる。この接触判定方法は、書き込み用コイルに関連付けられてヘッドスライダに搭載されるヒーターに特定の周波数の交流電流を通電する工程と、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する工程と、記憶媒体に書き込み用コイルを近づけながら、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化を検出する工程とを備えればよい。
以上のように本発明によれば、これまで以上に短時間で、かつ、高精度にヘッド素子および記憶媒体の間で接触を検知することができる記憶媒体駆動装置や接触判定方法は提供される。そういった記憶媒体駆動装置の実現に大いに役立つ接触判定装置は提供される。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15の回転軸に装着される。スピンドルモータ15は例えば5400rpmや7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはキャリッジ16がさらに収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21はキャリッジアーム19の先端から前方に延びる。ヘッドサスペンション21の先端には後述のフレキシャが張り合わせられる。フレキシャにはいわゆるジンバルばねが区画される。こうしたジンバルばねの働きで浮上ヘッドスライダ22はヘッドサスペンション21に対してその姿勢を変化させることができる。後述されるように、浮上ヘッドスライダ22には磁気ヘッドすなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にキャリッジ16が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)24といった動力源が接続される。このVCM24の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動は実現される。
図1から明らかなように、キャリッジブロック17上には、フレキシブルプリント基板ユニット25が配置される。フレキシブルプリント基板ユニット25は、フレキシブルプリント基板26に実装されるヘッドIC(集積回路)すなわちプリアンプIC27を備える。磁気情報の読み出し時には、このプリアンプIC27から電磁変換素子の読み出しヘッド素子に向けてセンス電流は供給される。同様に、磁気情報の書き込み時には、プリアンプIC27から電磁変換素子の書き込みヘッド素子に向けて書き込み電流は供給される。フレキシブルプリント基板ユニット25のプリアンプIC27には、収容空間内に配置される小型の回路基板28や、ベース13の底板の裏側に取り付けられるプリント回路基板(図示されず)からセンス電流や書き込み電流は供給される。こうしたセンス電流や書き込み電流の供給にあたってフレキシブルプリント基板29が用いられる。フレキシブルプリント基板29は個々のフレキシャから連続する。フレキシブルプリント基板29はフレキシブルプリント基板ユニット25に接続される。
図2から明らかなように、フレキシャ31はヘッドサスペンション21に固定される固定板32を備える。固定板32には、表面で浮上ヘッドスライダ22を支持する支持板33が接続される。支持板33および固定板32の間にはいわゆるジンバルばね34が区画される。ジンバルばね34は固定板32に対して支持板33すなわち浮上ヘッドスライダ22の姿勢変化を許容する。固定板32、支持板33およびジンバルばね34は1枚の板ばね材から形成されればよい。板ばね材は例えば均一な板厚のステンレス鋼から構成されればよい
フレキシブルプリント基板29は例えば下地絶縁膜を備える。下地絶縁膜は部分的に支持体33や固定板32の表面に張り合わせられる。下地絶縁膜の表面には導電層が形成される。導電層は配線パターンを構成する。配線パターンは保護層で覆われる。導電層には例えば銅といった導電材料が用いられればよい。絶縁膜および保護層には例えばポリイミド樹脂といった樹脂材料が用いられればよい。フレキシブルプリント基板29の前端で配線パターンは浮上ヘッドスライダ22に接続される。配線パターンはフレキシブルプリント基板29の後端でフレキシブルプリント基板26上の配線パターンに接続される。こうして浮上ヘッドスライダ22はプリアンプIC27に接続される。
固定板32には圧電素子35が結合される。この圧電素子35は、固定板32の表面に沿って広がる圧電セラミックの薄膜を備える。圧電セラミックの薄膜は例えばPNN−PT−PZといった圧電材料から形成されればよい。この薄膜の表面には一面に電極が重ね合わせられる。電極は例えばCuといった導電材料から形成されればよい。こうして圧電セラミックの薄膜は固定板32および電極の間に挟み込まれる。
例えば固定板32および電極の間で圧電セラミックの薄膜に駆動電圧が供給されると、固定板32および電極の間に電位差が生み出される。圧電セラミックの薄膜では、固定板32および電極の間に確立される電圧の向きに応じて分極が引き起こされる。同時に、この分極方向に電圧は印加される。その結果、圧電セラミックの薄膜は固定板32の表面に直交する方向に伸張する。圧電セラミックの薄膜は気流の向きに沿って前後方向に収縮する。薄膜の収縮に伴い固定板32は湾曲する。後述されるように、湾曲の増大に応じて浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14に接近する。圧電セラミックの薄膜および固定板32はいわゆるユニモルフ型の圧電アクチュエータを構成する。電極には例えばフレキシブルプリント基板29上の配線パターンから電圧が供給される。
図3は一具体例に係る浮上ヘッドスライダ22を示す。この浮上ヘッドスライダ22は、例えば平たい直方体に形成されるスライダ本体37を備える。スライダ本体37の空気流出端面には素子内蔵膜38が積層される。この素子内蔵膜38に前述の電磁変換素子39が組み込まれる。電磁変換素子39の詳細は後述される。
スライダ本体37は例えばAl−TiC(アルチック)といった硬質の非磁性材料から形成されればよい。素子内蔵膜38は例えばAl(アルミナ)といった比較的に軟質の絶縁非磁性材料から形成されればよい。スライダ本体37は媒体対向面すなわち浮上面41で磁気ディスク14に向き合う。浮上面41には平坦なベース面42すなわち基準面が規定される。磁気ディスク14が回転すると、スライダ本体37の前端から後端に向かって浮上面41には気流43が作用する。
浮上面41には、前述の気流43の上流側すなわち空気流入側でベース面42から立ち上がる1筋のフロントレール44が形成される。フロントレール44はベース面42の空気流入端に沿ってスライダ幅方向に延びる。同様に、浮上面41には、気流の下流側すなわち空気流出側でベース面42から立ち上がるリアレール45が形成される。リアレール45はスライダ幅方向の中央位置に配置される。
浮上面41には、空気流出側でベース面42から立ち上がる左右1対の補助リアレール46、46がさらに形成される。補助リアレール46、46はベース面42の左右の縁に沿ってそれぞれ配置される。その結果、補助リアレール46、46同士はスライダ幅方向に間隔を空けて配置される。補助リアレール46、46同士の間にリアレール45は配置される。
フロントレール44、リアレール45および補助リアレール46、46の頂上面にはいわゆる空気軸受け面(ABS)47、48、49が規定される。空気軸受け面47、48、49の空気流入端は段差51、52、53でレール44、45、46の頂上面に接続される。磁気ディスク14の回転に基づき生成される気流43は浮上面41に受け止められる。このとき、段差51、52、53の働きで空気軸受け面47、48、49には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール44の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧のバランスに基づき浮上ヘッドスライダ22の浮上姿勢は確立される。
空気軸受け面47、48、49ではスライダ本体37の表面に例えば保護膜(図示されず)が形成される。前述の電磁変換素子39は空気軸受け面42の空気流出側でスライダ本体37の表面から読み出しギャップや書き込みギャップを露出させる。保護膜は電磁変換素子39の読み出しギャップや書き込みギャップに覆い被さる。保護膜には例えばDLC(ダイヤモンドライクカーボン)が用いられればよい。なお、浮上ヘッドスライダ22の形態はこういった形態に限られるものではない。
例えば図4に示されるように、圧電素子35で電圧の印加が保留されると、圧電素子35は固定板32の表面に沿って最大限に伸張する。その結果、固定板32の湾曲は回避される。このとき、浮上ヘッドスライダ22が回転中の磁気ディスク14に向き合わせられると、浮上ヘッドスライダ22は所定のピッチ角α1で浮上する。浮上量Hは最大値に設定される。圧電素子35に電圧が印加されると、図5に示されるように、圧電素子35は固定板32の表面に沿って収縮する。固定板32は湾曲する。その結果、ピッチ角αが増大する。ピッチ角αの増大に応じて浮上ヘッドスライダ22の空気流出端は磁気ディスク14の表面に向かって駆動される。こうして浮上ヘッドスライダ22の浮上量は減少する。電磁変換素子39は磁気ディスク14に接近する。圧電素子35の収縮量に基づき浮上ヘッドスライダ22の浮上量Hは目標浮上量Hsに設定される。
図6は電磁変換素子39の様子を詳細に示す。電磁変換素子39は、例えば、CPP構造読み取り素子56と薄膜磁気ヘッド素子57とを備える。CPP構造読み取り素子56は、周知の通り、磁気ディスク14から作用する磁界に応じて変化する抵抗に基づき2値情報を検出することができる。薄膜磁気ヘッド素子57は、周知の通り、例えば導電コイルパターン(図示されず)で生起される磁界を利用して磁気ディスク14に2値情報を書き込むことができる。CPP構造読み取り素子56および薄膜磁気ヘッド素子57はAl膜58とAl膜59との間に挟み込まれる。Al膜58は前述のヘッド素子内蔵膜38の上側半層すなわちオーバーコート膜を構成する。Al膜59はヘッド素子内蔵膜38の下側半層すなわちアンダーコート膜を構成する。
CPP構造読み取り素子56は例えばスピンバルブ膜やトンネル接合膜といった磁気抵抗効果膜61を備える。磁気抵抗効果膜61は上側電極62および下側電極63に挟み込まれる。上側電極62および下側電極63は、スライダ本体37の表面で露出する前端で磁気抵抗効果膜61の上側境界面および下側境界面にそれぞれ接触する。上側電極62および下側電極63の働きで磁気抵抗効果膜61にセンス電流は供給される。上側電極62および下側電極63は導電性を備えるだけでなく同時に軟磁性を備えてもよい。上側電極62および下側電極63が例えばパーマロイ(NiFe合金)といった導電性の軟磁性体で構成されると、上側電極62および下側電極63は同時にCPP構造読み取り素子56の上部および下部シールド層として機能することができる。こうして上側電極62および下側電極63は読み出しギャップを規定する。
誘導書き込みヘッド素子57は、スライダ本体37の表面で露出する前端で磁気ディスク14に向き合う上部磁極層64と、同様にスライダ本体37の表面で露出する前端で磁気ディスク14に向き合う下部磁極層65とを備える。上部および下部磁極層64、65は例えばFeNやNiFeから形成されればよい。上部および下部磁極層64、65は協働して薄膜磁気ヘッド素子57の磁性コアを構成する。
上部および下部磁極層64、65の間には例えばAl製の非磁性ギャップ層66が挟み込まれる。周知の通り、後述の薄膜コイルパターンで磁界が生起されると、非磁性ギャップ層66の働きで、上部磁極層64と下部磁極層65とを行き交う磁束は磁気ディスク14に向かって漏れ出る。漏れ出る磁束がギャップ磁界すなわち記録磁界を形成する。こうして上部磁極層64および下部磁極層65が書き込みギャップを規定する。
図7を併せて参照し、下部磁極層65は、上側電極62上で任意の基準平面67に沿って広がる。この基準平面67はAl製の非磁性層68の表面で規定される。非磁性層68は上側電極62上に均一な厚みで積層形成されればよい。非磁性層68は上側電極62と下部磁極層65との間で磁気的な結合を断ち切る。
非磁性ギャップ層66は下部磁極層65上で均一な膜厚で広がる。この非磁性ギャップ層66上には薄膜コイルパターン69が配置される。薄膜コイルパターン69は1平面に沿って渦巻き状に広がる。薄膜コイルパターン69は非磁性ギャップ層66上で絶縁層71に埋め込まれる。絶縁層71の表面に前述の上部磁極層64が形成される。上部磁極層64は薄膜コイルパターン69の中心位置で下部磁極層65に磁気的に連結される。薄膜コイルパターン69に電流が供給されると、上部磁極層64および下部磁極層65に磁束が流通する。
図8に示されるように、圧電アクチュエータすなわち圧電素子35には駆動回路72が接続される。駆動回路72は圧電素子35に電圧を印加する。電圧の大きさに応じて圧電素子35の変形量は決定される。
薄膜コイルパターン69には本発明の第1実施形態に係る接触判定装置CDが接続される。接触判定装置CDは、薄膜コイルパターン69に接続される電流発生回路73を備える。この電流発生回路73は特定の周波数f[Hz]の交流電流を出力する。すなわち、電流発生回路73は本発明に係る交流電源として機能する。周波数fは例えば10kHz程度以上に設定されればよい。望ましくは周波数fは1MHz程度以上に設定される。ここでは、電流発生回路73は交流電流の電流振幅を一定に維持する。すなわち、電流波形の振幅は一定に維持される。こういった電流発生回路73には例えばパワーアンプICが利用されればよい。
薄膜コイルパターン69には接触判定装置CDの電圧測定回路74が接続される。この電圧測定回路74は、薄膜コイルパターン69に供給される交流電流の電圧値を測定する。電圧値の測定は継続的に実施される。その結果、電圧測定回路74は電圧波形を測定する。ここで、電圧値は本発明に係る電流の指標値の時系列に相当する。
電圧測定回路74には周波数解析回路75が接続される。この周波数解析回路75は電圧波形に対して特定の周期ごとにフーリエ変換を施す。その結果、周波数解析回路75では周波数ごとの振幅を示すスペクトラムが特定される。周波数解析回路75はスペクトラムから前述の周波数fに対応する成分の振幅を抽出する。こうして周波数解析回路75は特定の周期で振幅値信号を出力する。この振幅値信号には抽出された振幅の数値が記述される。
周波数解析回路75には制御回路76が接続される。制御回路76は振幅値信号を受信する。制御回路76は振幅値信号に基づき振幅の変化を監視する。ここでは、周波数解析回路75および制御回路76は本発明に係る検出回路を構成する。制御回路76は例えばマイクロプロセッサから構成されればよい。
制御回路76には前述の駆動回路72および電流発生回路73が同時に接続される。駆動回路72は制御回路76から供給される指令信号に基づき印加電圧の電圧値を決定する。電流発生回路73は制御回路76から供給される制御信号に基づき交流電流の出力をオンオフする。
制御回路76にはメモリ77が接続される。メモリ77には例えば所定のソフトウェアプログラムやデータが格納される。制御回路76はそういったソフトウェアプログラムやデータに基づき指定の処理を実施する。なお、駆動回路72、電流発生回路73、電圧測定回路74、周波数解析回路75、制御回路76およびメモリ77は例えばフレキシブルプリント基板26上に実装されればよい。
次に、目標浮上量Hsの設定にあたって制御回路76の処理動作を簡単に説明する。図9のフローチャートに示されるように、制御回路76はステップS1で交流電流の供給を指示する。こうした指示にあたって制御回路76は電流発生回路73に制御信号を供給する。電流発生回路73は制御信号の供給に応じて交流電流を出力する。交流電流は薄膜コイルパターン69に供給される。交流電流の周波数はf[Hz]に設定される。このとき、薄膜コイルパターン69の電気抵抗の変化に拘わらず交流電流の電流振幅は一定に維持される。
ステップS2で制御回路76は交流電流の基準振幅値Wsを取得する。取得にあたって制御回路76は周波数解析回路75から振幅値信号を受信する。こうした振幅値信号の出力にあたって電圧測定回路74は交流電流の電圧値を測定する。電圧測定回路74は電圧波形を出力する。電圧波形は周波数解析回路75に供給される。周波数解析回路75は電圧波形にフーリエ変換を施す。フーリエ変換の結果、電圧波形に基づき周波数fに対応する成分の振幅が抽出される。このとき、周波数f以外の周波数に対応する成分すなわちノイズは除去されることから、高い精度で電圧振幅は特定されることができる。基準振幅値Wsは例えばキャッシュメモリに一時的に記憶されればよい。
続くステップS3で制御回路76は所定量ΔZで圧電素子35の収縮量Ztを増加させる。圧電素子35の収縮に応じて浮上ヘッドスライダ22の浮上量Hは減少する。圧電素子35の収縮にあたって圧電素子35には駆動回路72から電圧が印加される。電圧の印加にあたって制御回路76は駆動回路72に指令信号を供給する。指令信号には例えば印加電圧の電圧値が記述される。こうした電圧値と圧電素子35の変形量との関係は予め例えば実測に基づき特定されればよい。所定量ΔZは例えば1[nm]に設定されればよい。圧電素子35の収縮量Ztは例えばキャッシュメモリに一時的に記憶されればよい。
こうして浮上量Hが減少すると、ステップS4で制御回路76は再び振幅値信号を受信する。制御回路76では交流電流の振幅値Wが特定される。ステップS5で、特定された振幅値Wは前述の基準振幅値Wsと比較される。こうして振幅値Wの変化が観察される。こういった比較にあたって基準振幅値Wsには任意の揺れ幅Rが設定されてもよい。後述されるように、こういった揺れ幅Rは接触の誤検知の回避に役立つ。振幅値Wが基準値(Ws+R)よりも大きければ、制御回路76は「浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触が発生した」と判断する。このとき、浮上ヘッドスライダ22では浮上量H=0が確立される。接触時の圧電素子35の収縮量Zsは特定される。圧電素子35の収縮量Ztが接触時の収縮量Zsから減少するにつれて浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14から遠ざかっていく。
ステップS6で制御回路76は接触時の収縮量Zsおよび目標浮上量Hs(例えば6nm)に基づき読み出し動作時や書き込み動作時の収縮量を算出する。制御回路76は、算出された収縮量に基づき、駆動回路72から出力される電圧の電圧値を算出する。電圧値はメモリ77に格納される。こうして浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の表面から正確に目標浮上量Hsで浮上することができる。なお、メモリ77には接触時の収縮量Zsがそのまま格納されてもよい。この場合には、読み出し動作や書き込み動作の実施にあたって接触時の収縮量Zsおよび目標浮上量Hsに基づき改めて圧電素子35の収縮量が算出されればよい。
ステップS5で振幅値Wが基準値(Ws+R)以下であれば、制御回路76の処理はステップS3に戻る。制御回路76は所定量ΔZで圧電素子35の収縮量Ztを増加させる。すなわち、浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触が確認されるまで、圧電素子35の収縮量Ztは段階的に徐々に増大する。収縮量Ztの増加のたびに圧電素子35の収縮量Ztは例えばキャッシュメモリに一時的に記憶されればよい。
いま、目標浮上量Hsの設定にあたって浮上量の基準値(H=0)を確定する場面を想定する。こういった基準値(H=0)の確定は例えばハードディスク駆動装置11で電源が入力されるたびに実施されればよい。その他、こういった基準値(H=0)の確定は任意の周期で実施されてもよい。基準値(H=0)の確定にあたって、まず、圧電素子35の収縮量Ztはゼロ[nm]に設定される。すなわち、駆動回路72から電圧の供給は保留される。
続いて、前述のように制御回路76は交流電流の供給を指示する。薄膜コイルパターン69には電流発生回路73から交流電流が供給される。図10に示されるように、交流電流では電流振幅は一定に維持される。交流電流の供給に応じて制御回路76は周波数解析回路75から振幅値信号を受信する。
このとき、薄膜コイルパターン69は交流電流の供給に応じて発熱する。発熱後、薄膜コイルパターン69は所定の温度で維持される。したがって、薄膜コイルパターン69の電気抵抗は一定に維持される。こうして薄膜コイルパターン69の温度が一定に維持される限り、振幅値信号では一定の振幅値すなわち基準振幅値Wsが特定される。制御回路76は所定量ΔZで段階的に圧電素子35の収縮量Ztを増加させる。所定量ΔZの増加後、収縮量Ztは一定に維持される。収縮量Ztの持続時間は例えばフーリエ変換の周期に基づき設定されればよい。駆動回路72は、制御回路76から供給される指令信号に基づき印加電圧の電圧値を高める。
浮上ヘッドスライダ22が磁気ディスク14に接触すると、浮上ヘッドスライダ22は接触熱に曝される。薄膜コイルパターン69の温度は急上昇する。その結果、薄膜コイルパターン69の電気抵抗は増大する。このとき、薄膜コイルパターン69に供給される交流電流の電流振幅は一定に維持され続ける。したがって、図10から明らかなように、交流電流の電圧値は増大する。振幅値Wは基準振幅値Wsから増大する。こうして制御回路76は浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触を検出する。接触時(浮上量H=0)の収縮量Zsは特定される。目標浮上量Hsの実現にあたって収縮量Ztは算出される。
本発明者は前述の接触の判定にあたって交流電圧と直流電圧との相違を検証した。検証にあたって本発明者はコンピュータシミュレーションを実施した。図11に示されるように、振幅1.0[V]および周波数100[kHz]の交流電圧と1.0[V]の直流電圧とが比較された。比較にあたって交流電圧および直流電圧にはそれぞれノイズが重畳された。図12にはノイズの周波数スペクトルが示される。例えば0[ms]〜0.1[ms]で交流電圧の電圧波形にフーリエ変換が施されると、図13に示されるように、100[kHz]の周波数でピークが確認された。フーリエ変換に基づき100[kHz]以外の周波数は著しく低減された。すなわち、100[kHz]の電圧振幅が抽出された。ノイズの除去が確認された。10[ms]にわたって0.1[ms]ごとにフーリエ変換が実施された。その結果、図14に示されるように、100[kHz]の電圧振幅の時間変化が特定された。同様に、10[ms]にわたって直流電圧が特定された。直流電圧の特定にあたって0.1[ms]ごとに電圧値の平均値が算出された。平均値の時間変化が特定された。図14から明らかなように、直流電圧に比べて交流電圧では著しくノイズが低減されることが確認された。こういった交流電流の振幅値に基づき前述の揺れ幅Rが設定されれば、接触に基づく振幅値の増大はノイズに起因する振幅値の振れから確実に分離されることができる。揺れ幅Rには小さな値が設定されることができる。
前述の検出回路の構成にあたって、例えば図15に示されるように、周波数解析回路75に代えてバンドパスフィルタ回路81が用いられてもよい。バンドパスフィルタ回路81は例えば交流電流の周波数f[Hz]を通過させればよい。その他の構成は前述と同様に構成されればよい。
ここで、本発明者は、前述と同様に、接触の判定にあたって交流電圧と直流電圧との相違を検証した。検証にあたって本発明者はコンピュータシミュレーションを実施した。図16に示されるように、振幅1.0[V]および周波数100[kHz]の交流電圧と0.71[V]の直流電圧とが比較された。比較にあたって交流電圧および直流電圧には前述と同様にそれぞれノイズが重畳された。図17にはバンドパスフィルタ回路の周波数特性が示される。このとき、バンドパスフィルタ回路の伝達関数は次式で示される。
Figure 2008097760
ここで、
Figure 2008097760
本発明者はバンドパスフィルタ回路に交流電圧を通過させた。通過後の交流電圧で0.1[ms]ごとに実効電圧が算出された。図18に示されるように、100[kHz]の電圧振幅の時間変化が特定された。同様に、10[ms]にわたって直流電圧が特定された。直流電圧の特定にあたって0.1[ms]ごとに実効電圧が算出された。実効電圧の時間変化が特定された。図18から明らかなように、直流電圧に比べて交流電圧では著しくノイズが低減されることが確認された。
図19は本発明の第2実施形態に係る接触判定装置CDaを示す。この接触判定装置CDaでは電流発生回路73で交流電流の電流振幅に代えて交流電流の電圧振幅が一定に維持される。この場合には、前述の電圧測定回路74に代えて電流測定回路82が薄膜コイルパターン69に接続される。この電流測定回路82は、例えば電流発生回路73および薄膜コイルパターン69の間で配線中に組み込まれる電気抵抗要素82aと、電気抵抗要素82aの電圧を測定する電圧測定回路82bとを備えればよい。こうした電流測定回路82では電流値の変化は電圧値の変化として現れる。こうして電流測定回路82は電圧波形を測定する。ここで、電流値は本発明に係る電流の指標値の時系列に相当する。
周波数解析回路75は電圧波形に対して特定の周期ごとにフーリエ変換を施す。その結果、周波数解析回路75では周波数ごとに交流電流の電流振幅を示すスペクトラムが特定される。周波数解析回路75はスペクトラムから周波数fに対応する成分の振幅を抽出する。こうして周波数解析回路75は特定の周期で電流値の振幅値信号を出力する。振幅値信号には電流振幅の数値が記述される。こういった振幅値信号に基づき制御回路76は前述と同様に接触時の圧電素子35の収縮量を特定する。なお、電流測定回路82にはホール素子といった磁界検出素子が用いられてもよい。その他、周波数解析回路75は前述と同様にバンドパスフィルタ回路に置き換えられてもよい。前述の第1実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
図20は本発明の第3実施形態に係る接触判定装置CDbを示す。この接触判定装置Cdbは電圧測定回路74と電流測定回路82とを同時に備える。周波数解析回路75は電圧波形および電流波形に対して特定の周期ごとにフーリエ変換を施す。その結果、周波数解析回路75では周波数ごとに電圧振幅および電流振幅を示すスペクトラムが特定される。周波数解析回路75はスペクトラムから周波数fに対応する成分の振幅を抽出する。こうして周波数解析回路75は特定の周期で電圧値の振幅値信号および電流値の振幅値信号を出力する。個々の振幅値信号には電圧振幅の数値および電流振幅の数値が個別に記述される。
周波数解析回路75には抵抗値計算回路84が接続される。抵抗値計算回路84は振幅値信号で特定される電圧振幅の数値および電流振幅の数値に基づき薄膜コイルパターン69の電気抵抗値を算出する。こうして抵抗値計算回路84から電気抵抗値の時系列が出力される。その結果、図21に示されるように、制御回路76は前述と同様に電気抵抗値の増大に基づき浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触を判断することができる。ここでは、抵抗値計算回路84が前述の振幅値信号として機能する。前述の第1および第2実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。その他、前述と同様に、周波数解析回路75はバンドパスフィルタ回路81に置き換えられてもよい。
図22は本発明の第4実施形態に係る接触判定装置CDcを示す。この接触判定装置CDcは電圧測定回路74や電流測定回路82に代えて薄膜コイルパターン69に接続される第1〜第3電気抵抗要素85〜87を備える。第1電気抵抗要素85は薄膜コイルパターン69に直列に接続される。第2および第3電気抵抗要素86、87は、相互に直列に接続されつつ、薄膜コイルパターン69および第1電気抵抗要素85に並列に接続される。こうして薄膜コイルパターン69および第1〜第3電気抵抗要素85〜87はブリッジ回路88を構築する。薄膜コイルパターン69および第1電気抵抗要素85の間の配線と、第2および第3電気抵抗要素86、87の間の配線とには電圧測定回路89が接続される。このとき、第1電気抵抗要素85の抵抗値R、第2電気抵抗要素86の抵抗値Rおよび第3電気抵抗要素87の抵抗値R並びに薄膜コイルパターン69の抵抗値Rは次式に従って設定される。
Figure 2008097760
目標浮上量Hsの設定にあたって薄膜コイルパターン69に電流発生回路73から交流電流が供給されると、図23に示されるように、電圧測定回路89は小さな基準振幅値Wsを測定する。接触に応じて薄膜コイルパターン69の抵抗値Rcが急激に増大すると、電圧測定回路89で大きな振幅値Wが測定される。振幅値Wは増幅される。したがって、接触は確実に判定されることができる。電圧測定回路89の出力は本発明に係る電流の指標値の時系列に相当する。目標浮上量Hsの設定にあたって制御回路76は前述の処理動作と同様に浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触を判定すればよい。ここでは、ブリッジ回路88の出力が前述の振幅値信号として機能する。前述の第1〜第3実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。その他、前述と同様に、周波数解析回路75はバンドパスフィルタ回路81に置き換えられてもよい。
なお、圧電素子35は、前述のようにフレキシャ31の固定板32に固定されてもよいだけでなく、例えば浮上ヘッドスライダ22上に固定されてもよい。その他、前述の圧電素子35を用いたアクチュエータに代えて例えば熱膨張や静電力、電磁力を用いたアクチュエータが構築されてもよい。
図24に示されるように、浮上ヘッドスライダ22ではヒーターすなわち電熱線83が電磁変換素子39に組み込まれてもよい。電熱線91は薄膜磁気ヘッド素子57に隣接して非磁性層68に埋め込まれる。電熱線91は例えば空気軸受け面48に直交する仮想平面に沿って広がればよい。薄膜コイルパターン69は比較的に大きな熱膨張係数を有することから、電熱線91に電力が供給されると、薄膜コイルパターン69は膨張する。その結果、図25に示されるように、薄膜コイルパターン69の前端は素子内蔵膜38の表面で盛り上がる。こうしてCPP構造読み取り素子56および薄膜磁気ヘッド素子57は磁気ディスク14に向かって変位する。いわゆる熱アクチュエータは構築される。例えば薄膜磁気ヘッド素子57の突出量に応じて薄膜磁気ヘッド素子57の浮上量Hは決定される。ここでは、前述の圧電素子35は省略されればよい。
図26に示されるように、電熱線91には本発明の第1実施形態に係る接触判定装置CDが接続される。この接触判定装置CDでは駆動回路92が電流発生回路73として機能する。駆動回路92は電熱線91に接続される。駆動回路92は特定の周波数f[Hz]の交流電流を出力する。周波数fは例えば10kHz程度以上に設定されればよい。望ましくは周波数fは1MHz程度以上に設定される。ここでは、駆動回路92は交流電流の電流振幅を一定に維持する。
ここで、電熱線91の消費電力Wと駆動量Zとの間には次式の関係が成立する。
Figure 2008097760
同時に、消費電力91と実効電圧Vおよび実効電流Iとの間には次式が成立する。
Figure 2008097760
ここで、cはアクチュエータの駆動係数[nm/W]を示す。Rは電熱線91の電気抵抗[Ω]を示す。この場合には、アクチュエータの駆動量Δz[nm]と消費電力p[W]との間には次式が成立すればよい。
Figure 2008097760
電熱線91に流通する実効電流i[A]は以下の通りに設定されればよい。
Figure 2008097760
電熱線91には前述の電圧測定回路74が接続される。電圧測定回路74には前述と同様に周波数解析回路75が接続される。周波数解析回路75には前述と同様に制御回路76が接続される。制御回路76は前述と同様に処理動作を実施する。その他、前述の実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
いま、目標浮上量Hsの設定にあたって浮上量の基準値(H=0)を確定する場面を想定する。基準値(H=0)の確定にあたって、まず、熱アクチュエータの駆動量Ztはゼロ[nm]に設定される。すなわち、駆動回路92から交流電流の供給は保留される。
続いて、前述のように制御回路76は交流電流の供給を指示する。電熱線91には駆動回路92から交流電流が供給される。図27に示されるように、交流電流の電流振幅は所定値で一定に維持される。交流電流の供給に応じて制御回路76は周波数解析回路75から振幅値信号を受信する。
このとき、電熱線91は交流電流の供給に応じて発熱する。発熱に応じて電熱線91は膨張する。薄膜磁気ヘッド素子57は素子内蔵膜38の表面で所定量ΔZ[nm]で盛り上がる。その後、図27に示されるように、制御回路76は所定の時間間隔ごとに所定量ΔZで薄膜ヘッド素子57を突き出させる。このとき、交流電流の実効電流i[A]は以下の通りに確立される。
Figure 2008097760
ここで、Nは所定量ΔZの増加の回数を示す。アクチュエータの駆動量と実効電圧vとの関係は以下の通りに確立される。
Figure 2008097760
こうしてアクチュエータの駆動量Ztが所定の時間間隔で所定量ΔZの増加を繰り返す限り、周波数解析回路75で測定される電圧振幅は駆動量Ztの平方根に比例して上昇する。こうして電圧振幅の比例曲線は確立される。振幅値Wがこの比例曲線から大きく外れると、制御回路76は「浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触が発生した」と判断する。
ここで、例えば図28に示されるように、接触判定回路CDでは周波数解析回路75に代えて前述のバンドパスフィルタ回路81が用いられてもよい。バンドパスフィルタ回路81は例えば交流電流の周波数f[Hz]を通過させればよい。その他の構成は前述と同様に構成されればよい。
図29に示されるように、電熱線91には接触判定装置CDに代えて本発明の第2実施形態に係る接触判定装置CDaが接続されてもよい。その他、例えば図30に示されるように、電熱線91には、接触判定装置CD、CDaに代えて本発明の第3実施形態に係る接触判定装置CDbが接続されてもよい。この場合、図31に示されるように、制御回路76は電気抵抗値の増大に基づき浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触を判断することができる。加えて、例えば図32に示されるように、電熱線91には、接触判定装置CD、CDa、CDbに代えて本発明の第4実施形態に係る接触判定装置CDcが接続されてもよい。ここでは、第1電気抵抗要素85の抵抗値R、第2電気抵抗要素86の抵抗値Rおよび第3電気抵抗要素87の抵抗値R並びに電熱線91の抵抗値Rは次式に従って設定される。
Figure 2008097760
この場合、図33に示されるように、増幅された振幅値Wに基づき制御回路76は浮上ヘッドスライダ22および磁気ディスク14の間で接触を判断することができる。いずれの場合でも、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。いずれの場合でも、前述と同様に、周波数解析回路75はバンドパスフィルタ回路81に置き換えられてもよい。
なお、圧電素子35の収縮量Ztや熱アクチュエータの駆動量Ztでは、例えば図34に示されるように、所定量ΔZの増加にあたって増加と減少とが交互に繰り返されてもよい。減少の持続時間は例えば周波数解析回路75の処理時間に基づき設定されればよい。こうして収縮量Ztや駆動量Ztの減少によれば、浮上ヘッドスライダ22と磁気ディスク14との接触時間は短縮されることができる。その結果、電磁変換素子39では摩耗の影響は最小限に抑制されることができる。
(付記1) ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記2) 付記1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記交流電源は前記交流電流の電流振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電圧値を測定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記3) 付記1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記交流電源は前記交流電流の電圧振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電流値を測定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記4) 付記1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記測定回路は電流の電流値および電圧値を測定し、前記検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記5) 付記1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備え、前記検出回路はブリッジ回路の出力に基づき前記時系列の振幅の変化を特定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記6) 記憶媒体と、記憶媒体に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルと、書き込み用コイルに関連付けられて、記憶媒体の表面に直交する方向に書き込み用コイルを駆動するアクチュエータと、書き込み用コイルに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記7) 付記6に記載の記憶媒体駆動装置において、前記交流電源は前記交流電流の電流振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電圧値を測定することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記8) 付記6に記載の記憶媒体駆動装置において、前記交流電源は前記交流電流の電圧振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電流値を測定することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記9) 付記6に記載の記憶媒体駆動装置において、前記測定回路は電流の電流値および電圧値を測定し、前記検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記10) 付記6に記載の記憶媒体駆動装置において、前記書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備え、前記検出回路はブリッジ回路の出力に基づき前記時系列の振幅の変化を特定することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記11) ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに特定の周波数の交流電流を通電する工程と、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する工程と、記憶媒体に書き込み用コイルを近づけながら、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化を検出する工程とを備えることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記12) 付記11に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記交流電流の通電にあたって前記交流電流の電流振幅は一定に維持され、前記時系列の測定にあたって電流の電圧値が測定されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記13) 付記11に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記交流電流の通電にあたって前記交流電流の電圧振幅は一定に維持され、前記時系列の測定にあたって電流の電流値が測定されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記14) 付記11に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記時系列の測定にあたって電流の電流値および電圧値が測定され、前記振幅の変化の検出にあたって電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列が算出されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記15) 付記11に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記振幅の変化の検出にあたって、前記書き込み用コイルには、書き込み用コイルとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素が接続されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記16) ヘッドスライダに搭載されるヒーターに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、ヒーターに接続されて、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記17) 付記16に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記交流電源は前記交流電流の電流振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電圧値を測定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記18) 付記16に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記交流電源は前記交流電流の電圧振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電流値を測定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記19) 付記16に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記測定回路は電流の電流値および電圧値を測定し、前記検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記20) 付記16に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記ヒーターに接続されて、ヒーターとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備え、前記検出回路はブリッジ回路の出力に基づき前記時系列の振幅の変化を特定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
(付記21) 記憶媒体と、記憶媒体に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルと、書き込み用コイルに関連付けられて、ヘッドスライダに搭載されるヒーターと、ヒーターに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、ヒーターに接続されて、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記22) 付記21に記載の記憶媒体駆動装置において、前記交流電源は前記交流電流の電流振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電圧値を測定することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記23) 付記21に記載の記憶媒体駆動装置において、前記交流電源は前記交流電流の電圧振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電流値を測定することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記24) 付記21に記載の記憶媒体駆動装置において、前記測定回路は電流の電流値および電圧値を測定し、前記検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記25) 付記21に記載の記憶媒体駆動装置において、前記ヒーターに接続されて、ヒーターとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備え、前記検出回路はブリッジ回路の出力に基づき前記時系列の振幅の変化を特定することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記26) 書き込み用コイルに関連付けられてヘッドスライダに搭載されるヒーターに特定の周波数の交流電流を通電する工程と、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する工程と、記憶媒体に書き込み用コイルを近づけながら、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化を検出する工程とを備えることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記27) 付記26に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記交流電流の通電にあたって前記交流電流の電流振幅は一定に維持され、前記時系列の測定にあたって電流の電圧値が測定されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記28) 付記26に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記交流電流の通電にあたって前記交流電流の電圧振幅は一定に維持され、前記時系列の測定にあたって電流の電流値が測定されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記29) 付記26に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記時系列の測定にあたって電流の電流値および電圧値が測定され、前記振幅の変化の検出にあたって電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列が算出されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
(付記30) 付記26に記載のヘッドスライダの接触判定方法において、前記振幅の変化の検出にあたって、前記ヒーターには、ヒーターとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素が接続されることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
本発明の一実施形態に係る記憶媒体駆動装置すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の構造を概略的に示す平面図である。 ハードディスク駆動装置に組み込まれるフレキシャの拡大斜視図である。 フレキシャに搭載される浮上ヘッドスライダの拡大斜視図である。 浮上ヘッドスライダの浮上の様子を示すヘッドサスペンションの前端の側面図である。 圧電素子の作動中に浮上ヘッドスライダの浮上の様子を示すヘッドサスペンションの前端の側面図である。 電磁変換素子の拡大正面図である。 図6の7−7線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 制御回路の処理動作を概略的に示すフローチャートである。 接触判定時の圧電素子の収縮量、交流電流の電流値、交流電流の電圧値および振幅値の相互関係を示すグラフである。 交流電流の電圧波形および直流電流の電圧波形を示すグラフである。 ノイズの周波数スペクトルを示すグラフである。 フーリエ変換の結果を示すグラフである。 フーリエ変換後の振幅値の時間変化と直流電流の電圧値の時間変化とを対比するグラフである。 第1実施形態の一変形例に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 交流電流の電圧波形および直流電流の電圧波形を示すグラフである。 バンドパスフィルタ回路の周波数特性を示すグラフである。 バンドパスフィルタ回路通過後の振幅値の時間変化と直流電流の電圧値の時間変化とを対比するグラフである。 本発明の第2実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 接触判定時の圧電素子の収縮量、交流電流の電流値、交流電流の電圧値および薄膜コイルパターンの電気抵抗値の相互関係を示すグラフである。 本発明の第4実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 接触判定時の圧電素子の収縮量、交流電流の電流値、ブリッジ回路の出力および振幅値の相互関係を示すグラフである。 浮上ヘッドスライダに組み込まれるヒーターすなわち電熱線を概略的に示す図7に対応の断面図である。 電熱線に電力が供給される際に薄膜磁気ヘッド素子の様子を概略的に示す浮上ヘッドスライダの拡大側面図である。 電熱線すなわち熱アクチュエータに接続される第1実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 接触判定時のアクチュエータの駆動量、交流電流の電流値、交流電流の電圧値および振幅値の相互関係を示すグラフである。 電熱線すなわち熱アクチュエータに接続される第1実施形態の一変形例に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 電熱線すなわち熱アクチュエータに接続される第2実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 電熱線すなわち熱アクチュエータに接続される第3実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 接触判定時のアクチュエータの駆動量、交流電流の電流値、交流電流の電圧値およびヒーターの電気抵抗値の相互関係を示すグラフである。 電熱線すなわち熱アクチュエータに接続される第4実施形態に係る接触判定装置を概略的に示すブロック図である。 接触判定時のアクチュエータの駆動量、交流電流の電流値、ブリッジ回路の出力および振幅値の相互関係を示すグラフである。 圧電素子の収縮量およびアクチュエータの駆動量の制御方法を概略的に示すグラフである。
符号の説明
11 記憶媒体駆動装置としてのハードディスク駆動装置、14 記憶媒体(磁気ディスク)、22 ヘッドスライダ、35 アクチュエータを構成する圧電素子、69 書き込み用コイル(薄膜コイルパターン)、73 交流電源としての電流発生回路、74 測定回路、75 検出回路を構成する周波数解析回路、76 検出回路を構成する制御回路、81 検出回路を構成するバンドパスフィルタ回路、84 検出回路を構成する抵抗値計算回路、85 電気抵抗要素、86 電気抵抗要素、87 電気抵抗要素、88 ブリッジ回路、91 ヒーター(電熱線)、92 交流電源としての駆動回路、CD 接触判定装置、CDa 接触判定装置、CDb 接触判定装置、CDc 接触判定装置。

Claims (10)

  1. ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記交流電源は前記交流電流の電流振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電圧値を測定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
  3. 請求項1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記交流電源は前記交流電流の電圧振幅を一定に維持し、前記測定回路は電流の電流値を測定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
  4. 請求項1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記測定回路は電流の電流値および電圧値を測定し、前記検出回路は電流値の時系列および電圧値の時系列に基づき電気抵抗値の時系列を算出することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
  5. 請求項1に記載のヘッドスライダ用接触判定装置において、前記書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルとともにブリッジ回路を構築する電気抵抗要素をさらに備え、前記検出回路はブリッジ回路の出力に基づき前記時系列の振幅の変化を特定することを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
  6. 記憶媒体と、記憶媒体に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルと、書き込み用コイルに関連付けられて、記憶媒体の表面に直交する方向に書き込み用コイルを駆動するアクチュエータと、書き込み用コイルに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、書き込み用コイルに接続されて、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  7. ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルに特定の周波数の交流電流を通電する工程と、書き込み用コイルに供給される電流の指標値の時系列を測定する工程と、記憶媒体に書き込み用コイルを近づけながら、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化を検出する工程とを備えることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
  8. ヘッドスライダに搭載されるヒーターに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、ヒーターに接続されて、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用接触判定装置。
  9. 記憶媒体と、記憶媒体に向き合わせられるヘッドスライダと、ヘッドスライダに搭載される書き込み用コイルと、書き込み用コイルに関連付けられて、ヘッドスライダに搭載されるヒーターと、ヒーターに接続されて、特定の周波数の交流電流を出力する交流電源と、ヒーターに接続されて、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する測定回路と、測定回路に接続されて、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化に基づきヘッドスライダおよび記憶媒体の接触を検出する検出回路とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  10. 書き込み用コイルに関連付けられてヘッドスライダに搭載されるヒーターに特定の周波数の交流電流を通電する工程と、ヒーターに供給される電流の指標値の時系列を測定する工程と、記憶媒体に書き込み用コイルを近づけながら、前記特定の周波数で出現する時系列の振幅の変化を検出する工程とを備えることを特徴とするヘッドスライダの接触判定方法。
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