JP2009180146A - サブタンク及びこれを用いた燃料供給装置 - Google Patents

サブタンク及びこれを用いた燃料供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両横転時にも、内燃機関側への燃料の供給が途絶えることを防ぐことが可能なサブタンクを提供する。
【解決手段】 本サブタンク4では、車両に搭載されたメインタンクから流入してくる燃料が、横方向の中央付近(横方向への中央が中心線Cにより表されている)に位置する吐出口4bを通り内燃機関に供給されるようになっている。オーバーフロー口4aは、サブタンク4の横方向への中央からオフセットされた位置に形成されており、余剰燃料がこのオーバーフロー口4aからメインタンクに戻される。シュノーケル42は、その一端がオーバーフロー口4aに接続されていて、この一端から、サブタンク4の横方向への中央を越えて、他端側の先端部E1へと延びている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射装置又は気化器に供給するための燃料が蓄えられる車両用の燃料タンクに係り、特に、メインタンクから流入してくる燃料が内燃機関側に供給されるサブタンクの周辺構造に関する。
従来から知られた車両搭載用の燃料タンクの一つでは、車体が旋回している状態でも、サクションチューブからの燃料の吸入を継続し得る構造が採られていた(例えば、特許文献1参照)。より具体的には、燃料タンク内に旋回槽が設けられていて、この旋回槽内の燃料が、サクションチューブから吸入され、エンジン側に供給されるようになっている。この燃料タンクで、車両が右に旋回すると、旋回槽外の燃料は左側に片寄るが、右旋回前に旋回槽に流入していた燃料の多くは旋回槽内に留まる。即ち、右旋回時に、サクションチューブの吸入口の位置は、燃料の液面下に保たれる。これと反対に、車両の左旋回時に、旋回槽外の燃料は右側に片寄るが、サクションチューブの吸入口は、旋回槽内の燃料の液面下に維持される。
ところで、本願出願人は、燃料供給系における燃料噴射装置に、ディスチャージポンプ(以下、DCPという)を用いることを提案している。このDCPは、燃料の自然ヘッドを利用する。その必要となる燃料ヘッドを走行車両の傾きに関わらず常に確保するため、DCPの真上近傍にサブタンクが設けられ、このサブタンクからDCPへと燃料が供給されるようになっている(特許文献2参照)。
特開昭58−61020号公報(第2頁第3段第9行〜第20行、図2,3等の従来例) 特開2004−278526号公報(段落0040、図4等)
例えば、全地形対応車(ATV)の競技用車両について、車両が横転した際にもエンジンが停止することを避けたいといったニーズがある。ところが、特許文献1の燃料タンクによると、車両の横転時に、燃料は旋回槽内から流出するため、サクションチューブの吸入口からの燃料の吸入が継続し得ず、エンジンの停止が避けられなかった。仮に、特許文献1の燃料タンクと同様の旋回槽を、特許文献2のサブタンクに取り付けたとしても、当然ながら、車両横転時におけるエンジン停止は避けられない。
本発明の目的は、このような課題を解決することができるサブタンク及びこれを用いた燃料供給装置を提供することである。
請求項1に係るサブタンクは、車両に搭載されたメインタンク(2)から流入してくる燃料が、供給口(4b)を通り内燃機関(7)に供給され、前記供給口(4b)が、横方向の中央付近に位置する車両用のサブタンク(4)である。このサブタンク(4)は、該サブタンク(4)の横方向への中央からオフセットされた位置に形成され、余剰の燃料を前記メインタンク(2)に戻すためのオーバーフロー口(4a)と、該オーバーフロー口(4a)に一端が接続され、該一端から、該サブタンク(4)の横方向への中央を越えて他端へ延びている燃料の導通路(42)とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係るサブタンクは、請求項1に係るサブタンクにおいて、前記導通路がサブタンク内部に配設されるとともに、該導通路の他端がサブタンク内部で開口していることを特徴とする。
請求項3に係るサブタンクは、請求項1に係るサブタンクにおいて、前記導通路がサブタンク外部に配設されるとともに、該導通路の他端が前記メインタンクに接続されることを特徴とする。
請求項4に係るサブタンクは、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に係るサブタンクにおいて、前記車両が正立している状態、及び、前記車両が前記導通路の他端側へと横転した状態で、前記オーバーフロー口の下端により燃料の油面が形成され、前記車両が前記導通路の一端側へと横転した状態で、前記導通路の他端の下端により燃料の油面が形成されることを特徴とする。
請求項5に係る燃料タンク構造は、前記メインタンクと、該メインタンクの上方に設けられ、前記供給口に至る内側の燃料の経路上に気液分離用フィルタを備えた請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサブタンクとを含むことを特徴とする。
請求項6に係る燃料供給装置で、燃料の供給は、内燃機関側に設けられ、プランジャの押圧力によって燃料を噴射する燃料噴射装置に対して行われる。この燃料供給装置は、該燃料噴射装置と、該燃料噴射装置の真上近傍に設けられる、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサブタンクとを備えたことを特徴とする。
請求項7に係る燃料供給装置は、請求項6に係る燃料供給装置において、前記燃料噴射装置の横方向への位置が、前記導通路の一端から他端までの間に含まれるように、前記導通路と前記燃料噴射装置とが配置されていることを特徴とする。
本発明に係るサブタンクでは、オーバーフロー口が、サブタンクの横方向への中央からオフセットされた位置に形成されている。そして、燃料の導通路が、このオーバーフロー口に接続された一端から、サブタンクの横方向への中央を越えて他端へ延びている。これらのオーバーフロー口と燃料の導通路とにより、このサブタンクが搭載された車両の横転時にも、燃料の液面が燃料の供給口よりも高い位置に維持されるため、内燃機関側への燃料の供給が途絶えることを防ぐことが可能である。
以下、本発明に係る実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(最良の実施の形態)
本発明の最良の実施の形態である燃料供給装置につき説明する。図1に示すように、この燃料供給装置1は、メインタンク2と、燃料ポンプ3と、サブタンク4と、燃料噴射装置5とを備え、車両、例えばATVの競技用車両に搭載される。メインタンク2に、燃料が蓄えられており、フィードパイプ6aが、メインタンク2と燃料ポンプ3とを接続し、フィードパイプ6bが、燃料ポンプ3とサブタンク4とを接続している。メインタンク2内の燃料は、燃料ポンプ3によって圧送され、メインタンク2から、フィードパイプ6a、燃料ポンプ3及びフィードパイプ6bを順に経てサブタンク4に流入する。その一方、リターンパイプ6cが、サブタンク4のオーバーフロー口4a(後述)と、メインタンク2とを接続しており、このリターンパイプ6cによって、燃料噴射に用いられないサブタンク4内の余剰の燃料がメインタンク2に戻されるようになっている。
さらに、燃料供給パイプ6dが、サブタンク4の吐出口4bと、燃料噴射装置5とを接続し、循環パイプ6eが、燃料噴射装置5とメインタンク2とを接続している。燃料噴射装置5は、これら燃料供給パイプ6d及び循環パイプ6eにより、必要量の燃料の供給を受けつつ、エンジン7に連通した吸気マニホールド7a内で、燃料を噴射するようになっている。ここでは、燃料噴射装置5として、従来から周知のDCPが用いられるものとする。このDCPは、燃料の自然ヘッドを利用して燃料噴射を行うものであり、サブタンク4は、このDCP(燃料噴射装置)5の真上近傍に配置されている。DCP5が有する電磁プランジャポンプは、図示しないエンジンコントロールユニットによる制御に基づき、そのプランジャの押圧力により燃料噴射を行う。
なお、サブタンク4は、同図1のように、メインタンク2と同じ高さより上方に配置され、メインタンク2よりも容量が小さい。サブタンク4とメインタンク2とのこれらの関係よって、メインタンク2内の燃料の油面が、吐出口4bの下端よりも低い位置にあるとき、サブタンク4内の余剰の燃料は、動力によらず自然と独りでに、オーバーフロー口4aからメインタンク2へと戻っていく。また、吐出口4bに近接したサブタンク4内側の位置に、気液分離用フィルタ41が設けられている。サブタンク4内の燃料は、サブタンク4に内蔵されたこの気液分離用フィルタ41を通って、サブタンク4の吐出口4bに至り、DCP5へと向かう。この気液分離用フィルタ41によって、気泡が混じったままの燃料がDCP5に供給され、DCP5からの燃料の噴出量が低下するといった不都合が生じないようになっている。
メインタンク2により十分な燃料量が確保される一方で、メインタンク2とDCP5との上方の上記サブタンク4によって、燃料の油面の形成位置が、走行車両の傾きに関わらず、常に、DCP5よりも高い位置に維持されている。つまり、サブタンク4を用いることによって、車両におけるメインタンク2及びDCP5の配置位置の自由度を高めることが可能である。DCPの構造及び動作の詳細については、例えば、特開2004−278526号公報、特開2004−278527号公報等に開示されている。
本発明の特徴の一つは、サブタンク4のオーバーフロー口4aの形成位置が、サブタンク4の横方向(同図1に垂直な方向)への中央からオフセットされており、一端をこのオーバーフロー口4aに接続されたシュノーケル42が、サブタンク4の内部に配設されている点にある。このシュノーケル42によって、車両の左右への横転時においても、車両の正立時と同様に、サブタンク4内の燃料の油面が高位置に維持され、DCP5に対して燃料の自然ヘッドが確保されるようになっている。以下、サブタンク4の内部構造、機能等につき詳述する。
車両が正立している状態において、車両及びサブタンク4の上下方向(図2)は、鉛直方向と一致している。接続口4cには、フィードパイプ6b(前図1)が接続されており、燃料ポンプ3から圧送されてくる燃料が、この接続口4c(図2)から流入してくる。エンジン7の作動中には、燃料ポンプ3によるこの燃料の圧送が継続されていて、所定の流量が保たれている。そして、上述のように、サブタンク4内の燃料は、サブタンク4の吐出口4bを通って、DCP5に供給されるようになっている。この吐出口4bは、サブタンク4の横方向の中央付近に配設されている。(同図2の中心線Cは、サブタンク4における横方向への中央を示している。)
また、上述のように、サブタンク4のオーバーフロー口4aが、サブタンク4の左端のオフセットされた位置に形成されており、このオーバーフロー口4aが、リターンパイプ6c(図1)に接続されている。サブタンク4内の燃料噴射に用いられない余剰燃料は、このオーバーフロー口4aからメインタンク2に戻っていく。そうして、車両正立時には、図2のように、オーバーフロー口4aの下端Eによって、燃料の油面Sが形成されている。
サブタンク4内に設けられるシュノーケル42は、その左端から右端へと、サブタンク4の横方向への中央(中心線C)を越えて延びている。シュノーケル42の左端側において、シュノーケル42は、前方へと、上記オーバーフロー口4aに向かい開口し、左方に、サブタンク4の内壁面に当接することにより閉じられている。シュノーケル42の左端側は、このようにして、オーバーフロー口4aに接続されている。これに対し、シュノーケル42の右端側は、サブタンク4の内部で開口し、シュノーケル42の先端部E1を形成している。
このようなシュノーケル42の構造により、車両の正立時において、サブタンク4内の余剰燃料が、(1)シュノーケル42の先端部E1から浸入し、(2)その内部を左方へと導かれ、(3)オーバーフロー口4aからメインタンク2側へと吐き出される(図2及び図3(a))。
いま、車両が左側に横転したとすると、これに伴い、サブタンク4も左側に略90度回転する(図3(b))。車両がこのように左側へと横転した状態で、シュノーケル42の先端部E1は、オーバーフロー口4aに対し、鉛直方向の上側に位置している。上述のように、エンジン7の作動時には、燃料が、サブタンク4内へと流入し続けるため、シュノーケル42によって、余剰燃料が、上側にあるシュノーケル42の先端部E1側から、下側にあるオーバーフロー口4a側へと導かれる。車両のこの左横転状態で、サブタンク4内の燃料の油面S1は、シュノーケル42の先端部E1(先端部E1の下端)により形成されている。
他方、車両が右側に横転したとすると、サブタンク4も右側に略90度回転する(図3(c))。この右横転状態で、シュノーケル42の先端部E1は、オーバーフロー口4aよりも下側に位置している。この状態では、シュノーケル42によって、余剰燃料が、下側のシュノーケル42の先端部E1側から、上側のオーバーフロー口4a側へと導かれる。そして、サブタンク4内の燃料の油面S2は、オーバーフロー口4aの下端となっている端部E2により形成される。
ここで、車両正立時における吐出口4b及びDCP5の横方向への位置が、シュノーケル42の左端側となるオーバーフロー口4aの端部E2から、右端側となる先端部E1までの範囲A(図3(a))に含まれるようにする。DCP5に対しサブタンク4の吐出口4b及びシュノーケル42をこのように配置することによって、車両の左右への横転時において、DCP5への燃料の供給を途絶えさせないようにすることができる。
つまり、シュノーケル42の先端部E1によって左横転時の油面位置が形成されるため、車両正立時において、吐出口4b及びDCP5が、シュノーケル42の先端部E1よりも左側に位置している必要がある。他方、オーバーフロー口4aの端部E2が右横転時の油面位置になるので、車両正立時に、吐出口4b及びDCP5が、この端部E2よりも右側に位置することを要する。そうして、サブタンク4では、車両の左右への横転時において、シュノーケル42により形成される油面が、吐出口4bよりも高い位置に保たれるため、サブタンク4内の燃料は、吐出口4bを通って流れ出すことが可能である。さらに、車両の左右への横転時において、そのシュノーケル42により形成される油面が、DCP5よりも高い位置に保たれるため、DCP5は、燃料噴射を行うことが可能である。(上述のように、DCP5は、燃料の自然ヘッドを利用して燃料噴射を行う。)
以上のように、本燃料供給装置1のサブタンク4では、オーバーフロー口4aが、サブタンク4の横方向への中央からオフセットされた位置に形成されている。そして、燃料の導通路となるシュノーケル42が、このオーバーフロー口4aに接続された一端から、サブタンク4の横方向への中央を越えて他端へ延びている。オーバーフロー口4aとシュノーケル42とによって、車両の左右への横転時にも、燃料の液面が、サブタンク4の吐出口4b及びDCP5よりも高い位置に維持されるため、DCP5への燃料の供給及びDCP5による燃料噴射が途絶えることを防ぐことが可能である。
特に、車両競技中に、車両の横転時であってもエンジン停止が許されないような場合に、本発明に係る燃料タンク構造は有効である。運転者は、エンジンを再始動することなく、横転した車両を起こすだけで、車両の走行を続行可能である。車両横転時には、通常よりも多い量の気泡がサブタンク4内の燃料に発生するが、サブタンク4内の気液分離用フィルタ41は、気泡が混じった燃料がDCP5に供給されることを防ぐことによって、DCP5への燃料の安定供給に役立っている。
仮に、図4に示すように、横方向への中央にオーバーフロー口14aを有し、シュノーケルが設けられないサブタンク14が用いられることを想定する。(図4(a)〜(c)は、それぞれ、図3(a)〜(c)に対応している。)このサブタンク14によると、車両の正立時には、吐出口14bが燃料の油面Tよりも下側に位置するため、サブタンク4内の燃料はこの吐出口14bからDCPへと供給可能である(図3(a))。ところが、車両の左横転時には、吐出口14bが燃料の油面T1よりも上側になるため、サブタンク4内の燃料は、吐出口14bに至らず、さらにDCPに供給することができない。右横転時にも、同様に、吐出口14bより下側に位置する燃料の油面T2によって、サブタンク4内の燃料は、吐出口14b及びDCPに至らない。これらは、本発明の有効性の一端を確認させる。
(他の実施の形態等)
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施の形態を変更して実施することができる。
a. 例えば、メインタンク2と、サブタンク4とは、近接した位置に設けられることを想定した(図1)。これとは異なり、図5のように、メインタンク22と、サブタンク24とが、離間した位置に設けられていてもよい。つまり、車両の設計にあっては、エンジン→DCP25→サブタンク24の順に、車両での配置が決められていく。メインタンク22の配置はいつ定められてもよいものであるが、必要に応じ、サブタンク22とメインタンク24とを離れた位置に配置することが可能である。(メインタンク22、燃料ポンプ23、サブタンク24及びDCP25は、それぞれ、上記実施の形態と同様に、フィードパイプ26a,b、リターンパイプ26c、燃料供給パイプ26d、及び、循環パイプ26eによって接続される。)
b. メインタンク2とサブタンク4とをリターンパイプ6cにより接続するものとした。これとは異なり、リターンパイプ6cを配設することなく、メインタンク2とサブタンク4とが直結していてもよい。この場合、燃料は、サブタンク4のオーバーフロー口4aからメインタンク2へと直接的に流入する。
c. また、燃料の導通路としてのシュノーケル42は、サブタンク4の内部に設けられるとともに、横断面がコの字状を有しその一端側でオーバーフロー口4aを覆うようになっている。これとは異なり、燃料の導通路として、図6のように、接続管52をサブタンク4の外部に配設してもよい。即ち、接続管52は、リターンパイプ6cと、シュノーケル42とに代えて用いられるもので、その一端52aがオーバーフロー口4aに接続されている。接続管52は、サンタンク4の外部において、サブタンク4の横方向への中央を越えて他端52bへと延びており、その他端52bがメインタンク2に接続される。
上記実施の形態と同様に、車両の横方向への位置について、サブタンク4の吐出口4b及びDCPを、車両正立時に接続管52の一端52a側の左端となっている端部F1と、他端52b側の右端となっている端部F2との間に設けるようにする(図7(a)〜(c))。これによって、車両の左右横転時に、DCPへの燃料の供給不良によるエンジン停止を避けることが可能である。このような接続管を交差して略左右対称になるように2本設けてもよい。
d. サブタンク4及び燃料ポンプ3は、メインタンク2の外側に配設されるものとした。これとは異なり、サブタンク及び燃料ポンプをメインタンクの内側に設けてもよい。
e. サブタンク4から燃料噴射装置5への燃料の供給口として吐出口4bが設けられるものとした。燃料の供給口とは、このような吐出口以外に、燃料を吸入してエンジン側へ供給するサクションチューブの吸入口といったものを含んでいる。
また、サブタンク4内の燃料は、エンジン7側のDCP5へと供給されるものとした。DCPに代えて、他の燃料噴射装置が設けられ、サブタンク内の燃料がエンジン側に供給されるようになっていてもよい。
f. オーバーフロー口4aは、サブタンク4の左端に設けるようにしたが、オーバーフロー口をそのように端部にまでオフセットさせなくてもよい。ただ、オーバーフロー口をサブタンクの左右端部に設けるようにすることによって、正立時の車両の横方向において、DCPに対するサブタンクの配置位置、及び、サブタンクでの吐出口の配置位置の自由度を高めることが可能である。
g. 図3に示すように、車両正立時に横方向へ、DCP5からシュノーケル42の先端部E1までの長さと、DCP5からオーバーフロー口4aの端部E2までの長さとを略一致させるようにした。これによって、左横転時の油面の形成位置と、右横転時の油面の形成位置とを、サブタンク内部で略同じ高さにすることができる。当然ながら、シュノーケル42の先端部E1と、オーバーフロー口4aの端部E2とを、DCP5に対し対称な位置に設けなくてもよい。
h. 燃料供給装置1は、例えば、ATVに搭載されるものとしたが、他に、雪上車や二輪車などに搭載することもできる。
本発明に係る燃料供給装置の全体構成を説明するための模式図 サブタンクの構造を説明するための斜視図 本サブタンクにおける横転時の油面の位置を説明するための図 従来のサブタンクにおける横転時の油面の位置を説明するための図 他の実施の形態の燃料供給装置の全体構成を説明するための模式図 サブタンクの変形例を示す図 サブタンクの変形例における横転時の油面の位置を説明するための図
符号の説明
1……………………………………燃料供給装置
2,22……………………………メインタンク
3……………………………………燃料ポンプ
4,14,24……………………サブタンク
4a,14a………………………オーバーフロー口
4b,14b………………………吐出口(供給口)
4c…………………………………接続口
5,25……………………………燃料噴射装置
6a,6b,26a,26b……フィードパイプ
6c,26c………………………リターンパイプ
6d,26d………………………燃料供給パイプ
6e,26e………………………循環パイプ
7……………………………………エンジン(内燃機関)
7a…………………………………吸気マニホールド
41…………………………………気液分離用フィルタ
42…………………………………シュノーケル
52…………………………………接続管

Claims (7)

  1. 車両に搭載されたメインタンク(2)から流入してくる燃料が、供給口(4b)を通り内燃機関(7)に供給され、前記供給口(4b)が、横方向の中央付近に位置する車両用のサブタンク(4)であって、
    該サブタンク(4)の横方向への中央からオフセットされた位置に形成され、余剰の燃料を前記メインタンク(2)に戻すためのオーバーフロー口(4a)と、
    該オーバーフロー口(4a)に一端が接続され、該一端から、該サブタンク(4)の横方向への中央を越えて他端へ延びている燃料の導通路(42)と
    を備えたことを特徴とするサブタンク(4)。
  2. 前記導通路がサブタンク内部に配設されるとともに、該導通路の他端がサブタンク内部で開口していることを特徴とする請求項1に記載のサブタンク。
  3. 前記導通路がサブタンク外部に配設されるとともに、該導通路の他端が前記メインタンクに接続されることを特徴とする請求項1に記載のサブタンク。
  4. 前記車両が正立している状態、及び、前記車両が前記導通路の他端側へと横転した状態で、前記オーバーフロー口の下端により燃料の油面が形成され、前記車両が前記導通路の一端側へと横転した状態で、前記導通路の他端の下端により燃料の油面が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のサブタンク。
  5. 前記メインタンクと、該メインタンクの上方に設けられ、前記供給口に至る内側の燃料の経路上に気液分離用フィルタを備えた請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサブタンクとを含むことを特徴とする燃料タンク構造。
  6. 燃料の供給は、内燃機関側に設けられ、プランジャの押圧力によって燃料を噴射する燃料噴射装置に対して行われ、
    該燃料噴射装置と、該燃料噴射装置の真上近傍に設けられる、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサブタンクとを備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  7. 前記燃料噴射装置の横方向への位置が、前記導通路の一端から他端までの間に含まれるように、前記導通路と前記燃料噴射装置とが配置されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料供給装置。
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