JP2009179881A - 金属膜作製装置のクリーニング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成膜速度が速く、安価な材料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜を成膜することができ、しかも、チャンバ及び導入容器の内壁に付着した金属膜を除去することができるようにする。
【解決手段】チャンバ1内で原料ガス5と銅製の噴射板9により前駆体30を生成し、前駆体30からClを還元除去しCu活性種にして基板12に当てることでCu薄膜33を生成し、クリーニング時に噴射板9を冷却すると共にCl2ガスをプラズマ化してチャンバ1の内壁に付着したCu成分を離脱させ、成膜速度が速く、安価な材料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜を成膜することができ、しかも、チャンバ及び導入容器の内壁に付着した金属膜を除去することができるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、気相成長法により基板の表面に金属膜を作製することができ、装置内に付着した金属成分を容易に除去することができる金属膜作製装置クリーニング方法に関する。
従来、気相成長法により金属膜、例えば、銅の薄膜を作製する場合、例えば、銅・ヘキサフロロアセチルアセトナト・トリメチルビニルシラン等の液体の有機金属錯体を原料として用い、固体状の原料を溶媒に溶かし、熱的な反応を利用して気化して基板に成膜を実施している。
従来の技術では、熱的反応を利用した成膜のため、成膜速度の向上を図ることが困難であった。また、原料となる金属錯体が高価であり、しかも、銅に付随しているヘキサフロロアセチルアセトナト及びトリメチルビニルシランが銅の薄膜中に不純物として残留するため、膜質の向上を図ることが困難であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない状態で基板の表面に金属膜を作製することができ、装置内に付着した金属成分を容易に除去することができる金属膜作製装置クリーニング方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る金属膜作製装置の構成は、多数の噴射穴が穿設された金属製の噴射板を有しその内部に塩素を含有する原料ガスが供給される導入容器と、導入容器及び基板を収容するチャンバと、導入容器内の原料ガスをプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで噴射板をエッチングすることによって噴射板に含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を生成する第1プラズマ発生手段と、チャンバ内で水素を含有する還元ガスをプラズマ化して還元ガスプラズマを発生させる第2プラズマ発生手段とを備え、噴射板をエッチングすることにより生成された前駆体が還元ガスプラズマ中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成し、更に、噴射板を冷却する冷却手段と、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段をと備え、冷却手段により噴射板を冷却すると共にクリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、第1プラズマ発生手段または第2プラズマ発生手段の少なくとも一方により塩素ガスをプラズマ化することで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去することを特徴とする。尚、ここで、活性種とは、イオンやラジカルそのもの、もしくはこれらの混合状態をいう。
また、上記目的を達成するための本発明に係る金属膜作製装置の構成は、多数の噴射穴が穿設された金属製の噴射板を有しその内部に塩素を含有する原料ガスが供給される導入容器と、導入容器及び基板を収容するチャンバと、導入容器内の原料ガスをプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで噴射板をエッチングすることによって噴射板に含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を生成する第1プラズマ発生手段と、チャンバ内で水素を含有する還元ガスをプラズマ化して還元ガスプラズマを発生させる第2プラズマ発生手段とを備え、噴射板をエッチングすることにより生成された前駆体が還元ガスプラズマ中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成し、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る金属膜作製装置の構成は、多数の噴射穴が穿設された金属製の噴射板を有しその内部に塩素を含有する原料ガスが供給される導入容器と、導入容器及び基板を収容するチャンバと、導入容器内の原料ガスをプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで噴射板をエッチングすることによって噴射板に含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を生成する第1プラズマ発生手段と、チャンバ内で水素を含有する還元ガスをプラズマ化して還元ガスプラズマを発生させる第2プラズマ発生手段とを備え、噴射板をエッチングすることにより生成された前駆体が還元ガスプラズマ中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成し、更に、噴射板を冷却する冷却手段と、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、冷却手段により噴射板を冷却すると共にクリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、第1プラズマ発生手段または第2プラズマ発生手段の少なくとも一方により塩素ガスをプラズマ化すると共に、加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る金属膜作製装置の構成は、塩素を含有する原料ガスを高温の金属フィラメントに接触させて金属フィラメントに含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を基板が収容されるチャンバ内に生成する前駆体供給手段と、水素を含有する還元ガスを高温に加熱して原子状還元ガスをチャンバ内の基板と噴射板との間に発生させる還元ガス加熱手段と、チャンバ内で前駆体が原子状還元ガス中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成され、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、クリーニング用のガスをプラズマ化するプラズマ発生手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、プラズマ発生手段により塩素ガスをプラズマ化することで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る金属膜作製装置の構成は、塩素を含有する原料ガスを高温の金属フィラメントに接触させて金属フィラメントに含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を基板が収容されるチャンバ内に生成する前駆体供給手段と、水素を含有する還元ガスを高温に加熱して原子状還元ガスをチャンバ内の基板と噴射板との間に発生させる還元ガス加熱手段と、チャンバ内で前駆体が原子状還元ガス中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成され、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る金属膜作製装置の構成は、塩素を含有する原料ガスを高温の金属フィラメントに接触させて金属フィラメントに含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を基板が収容されるチャンバ内に生成する前駆体供給手段と、水素を含有する還元ガスを高温に加熱して原子状還元ガスをチャンバ内の基板と噴射板との間に発生させる還元ガス加熱手段と、チャンバ内で前駆体が原子状還元ガス中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成され、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、クリーニング用のガスをプラズマ化するプラズマ発生手段とを備え、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、プラズマ発生手段により塩素ガスをプラズマ化すると共に加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去することを特徴とする。
そして、噴射板または金属フィラメントを揮発性を有し塩化物を生成する金属製としたことを特徴とする。また、噴射板または金属フィラメントを銅製とすることにより、前記前駆体としてCuxClyを生成することを特徴とする。また、噴射板または金属フィラメントをタングステン製とすることにより、前記前駆体としてWxClyを生成することを特徴とする。また、噴射板または金属フィラメントをチタン製とすることにより、前記前駆体としてTixClyを生成することを特徴とする。また、噴射板または金属フィラメントをタンタル製とすることにより、前記前駆体としてTaxClyを生成することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明のクリーニング方法は、チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給してプラズマ化し、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明のクリーニング方法は、チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給すると共にチャンバの内壁を昇温させ、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明のクリーニング方法は、チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給してプラズマ化すると共に、チャンバの内壁を昇温させ、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させることを特徴とする。
そして、金属膜作製装置で基板上に生成される金属膜は、揮発性を有し塩化物を生成する金属であることを特徴とする。
本発明に係る金属膜作製装置は、多数の噴射穴が穿設された金属製の噴射板を有しその内部に塩素を含有する原料ガスが供給される導入容器と、導入容器及び基板を収容するチャンバと、導入容器内の原料ガスをプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで噴射板をエッチングすることによって噴射板に含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を生成する第1プラズマ発生手段と、チャンバ内で水素を含有する還元ガスをプラズマ化して還元ガスプラズマを発生させる第2プラズマ発生手段とを備え、噴射板をエッチングすることにより生成された前駆体が還元ガスプラズマ中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成し、更に、噴射板を冷却する冷却手段と、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段をと備え、冷却手段により噴射板を冷却すると共にクリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、第1プラズマ発生手段または第2プラズマ発生手段の少なくとも一方により塩素ガスをプラズマ化することで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去するようにしたので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜作製装置とすることができ、しかも、チャンバ及び導入容器の内壁に付着した金属膜を除去することができる。
また、本発明に係る金属膜作製装置は、多数の噴射穴が穿設された金属製の噴射板を有しその内部に塩素を含有する原料ガスが供給される導入容器と、導入容器及び基板を収容するチャンバと、導入容器内の原料ガスをプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで噴射板をエッチングすることによって噴射板に含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を生成する第1プラズマ発生手段と、チャンバ内で水素を含有する還元ガスをプラズマ化して還元ガスプラズマを発生させる第2プラズマ発生手段とを備え、噴射板をエッチングすることにより生成された前駆体が還元ガスプラズマ中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成し、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去するようにしたので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜作製装置とすることができ、しかも、チャンバ及び導入容器の内壁に付着した金属膜を均一に除去することができる。
また、本発明に係る金属膜作製装置は、多数の噴射穴が穿設された金属製の噴射板を有しその内部に塩素を含有する原料ガスが供給される導入容器と、導入容器及び基板を収容するチャンバと、導入容器内の原料ガスをプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで噴射板をエッチングすることによって噴射板に含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を生成する第1プラズマ発生手段と、チャンバ内で水素を含有する還元ガスをプラズマ化して還元ガスプラズマを発生させる第2プラズマ発生手段とを備え、噴射板をエッチングすることにより生成された前駆体が還元ガスプラズマ中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成し、更に、噴射板を冷却する冷却手段と、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、冷却手段により噴射板を冷却すると共にクリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、第1プラズマ発生手段または第2プラズマ発生手段の少なくとも一方により塩素ガスをプラズマ化すると共に、加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去するようにしたので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜作製装置とすることができ、しかも、チャンバ及び導入容器の内壁に付着した金属膜を確実に除去することができる。
また、本発明に係る金属膜作製装置は、塩素を含有する原料ガスを高温の金属フィラメントに接触させて金属フィラメントに含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を基板が収容されるチャンバ内に生成する前駆体供給手段と、水素を含有する還元ガスを高温に加熱して原子状還元ガスをチャンバ内の基板と噴射板との間に発生させる還元ガス加熱手段と、チャンバ内で前駆体が原子状還元ガス中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成され、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、クリーニング用のガスをプラズマ化するプラズマ発生手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、プラズマ発生手段により塩素ガスをプラズマ化することで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去するようにしたので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜作製装置とすることができ、しかも、チャンバの内壁に付着した金属膜を除去することができる。
また、本発明に係る金属膜作製装置は、塩素を含有する原料ガスを高温の金属フィラメントに接触させて金属フィラメントに含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を基板が収容されるチャンバ内に生成する前駆体供給手段と、水素を含有する還元ガスを高温に加熱して原子状還元ガスをチャンバ内の基板と噴射板との間に発生させる還元ガス加熱手段と、チャンバ内で前駆体が原子状還元ガス中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成され、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去するようにしたので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜作製装置とすることができ、しかも、チャンバの内壁に付着した金属膜を均一に除去することができる。
また、本発明に係る金属膜作製装置は、塩素を含有する原料ガスを高温の金属フィラメントに接触させて金属フィラメントに含まれる金属成分と原料ガス中の塩素との前駆体を基板が収容されるチャンバ内に生成する前駆体供給手段と、水素を含有する還元ガスを高温に加熱して原子状還元ガスをチャンバ内の基板と噴射板との間に発生させる還元ガス加熱手段と、チャンバ内で前駆体が原子状還元ガス中に通されることにより、前駆体から塩素が還元除去され金属活性種のみにされて基板に当てられて基板上に金属膜が生成され、更に、チャンバ内に塩素を含有するクリーニング用のガスを供給するクリーニングガス供給手段と、クリーニング用のガスをプラズマ化するプラズマ発生手段とを備え、チャンバを加熱してチャンバの内壁を昇温させる加熱手段とを備え、クリーニングガス供給手段からクリーニング用の塩素を含有するガスを供給し、プラズマ発生手段により塩素ガスをプラズマ化すると共に加熱手段によりチャンバの内壁を昇温させることで、チャンバの内壁に付着した金属成分を除去するようにしたので、成膜速度が速く、安価な原料を用いることができ、膜中に不純物が残留しない金属膜作製装置とすることができ、しかも、チャンバの内壁に付着した金属膜を確実に除去することができる。
本発明のクリーニング方法は、チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給してプラズマ化し、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させるようにしたので、成膜時にチャンバの内壁に付着した金属膜を除去することができる。
また、本発明のクリーニング方法は、チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給すると共にチャンバの内壁を昇温させ、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させるようにしたので、成膜時にチャンバの内壁に付着した金属膜を均一に除去することができる。
また、本発明のクリーニング方法は、チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給してプラズマ化すると共に、チャンバの内壁を昇温させ、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させるようにしたので、成膜時にチャンバの内壁に付着した金属膜を確実に除去することができる。
本発明の第1実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面図。 本発明の第2実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面図。 本発明の第3実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面図。 本発明の第4実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面図。
図1に基づいて本発明に係る金属膜作製装置及び本発明のクリーニング方法の第1実施形態例を説明する。図1には本発明の第1実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面を示してある。
図に示すように、例えば、アルミニウム製のチャンバ1の上部には第1プラズマ発生手段2が備えられ、チャンバ1の下部には第2プラズマ発生手段3が備えられている。第1プラズマ発生手段2は、チャンバ1の上面に設けられた第1絶縁板21と、第1絶縁板21に設けられた第1プラズマアンテナ22と、第1プラズマアンテナ22に給電を行う第1電源23によって構成されている。また、第2プラズマ発生手段3は、チャンバ1の下面に設けられた第2絶縁板24と、第2絶縁板24に設けられた第2プラズマアンテナ25と、第2プラズマアンテナ25に給電を行う第2電源26によって構成されている。
チャンバ1の内部の第1絶縁板21下部には導入容器6が配置され、導入容器6には原料ガス5である塩素ガス(Cl2ガス)が供給される。導入容器6の側部には流量制御器7及びノズル8が接続され、導入容器6の底部には銅(Cu)製の噴射板(金属板)9が設けられている。噴射板9には多数の噴射穴10が穿孔されている。チャンバ1の底部近傍には支持台11が設けられ、支持台11には基板12が載置される。支持台11は、図示しないヒータ手段により所定温度に昇温されている。また、チャンバ1の下端部には還元ガス13である水素ガス(H2ガス)をチャンバ1の内部に供給する還元ガス流量制御器14及び還元ガスノズル15が設けられている。更に、チャンバ1の底部には排気口27が穿設されている。
上述した金属膜作製装置では、導入容器6にCl2ガスを導入し、第1プラズマ発生手段2の第1プラズマアンテナ22から電磁波を導入容器6内に入射することで、導入容器6内のCl2ガスが活性種化されてCl2ガスプラズマ(原料ガスプラズマ)31が発生する。このCl2ガスプラズマ31により、Cu製の噴射板9にエッチング反応が生じ、前駆体(CuxCly)30が生成される。前駆体(CuxCly)30は、噴射穴10を通って下方に噴射される。
一方、チャンバ1内にH2ガスを導入し、第2プラズマ発生手段3の第2プラズマアンテナ25から電磁波をチャンバ1内に入射することで、チャンバ1内のH2ガスが活性種化されてH2ガスプラズマ(還元ガスプラズマ)32が発生する。H2ガスプラズマ32は、基板12の表面近傍に高密度で均一に分布する。
噴射穴10を通って下方に噴射された前駆体(CuxCly)30は、基板12に到達する直前にH2ガスプラズマ32を通過する。還元ガスプラズマであるH2ガスプラズマ32を通過する前駆体(CuxCly)30は、原子状水素による還元反応により塩素が還元除去されてCu活性種のみにされて基板12に当てられ、基板12の表面にCu薄膜33が生成される。
尚、上記構成の金属膜作製装置では、原料ガス5として塩素ガス(Cl2ガス)を例に挙げて説明してあるが、HClガスを適用することも可能であり、この場合、原料ガスプラズマはHClガスプラズマが生成されるが、Cu製の噴射板9のエッチングにより生成される前駆体30はCuxClyである。従って、原料ガス5は塩素を含有するガスであればよく、HClガスとCl2ガスとの混合ガスを用いることも可能である。
上記構成の金属膜作製装置は、Cl2ガスプラズマ(原料ガスプラズマ)31とH2ガスプラズマ(還元ガスプラズマ)32の2つのプラズマを用いているため、反応効率が大幅に向上して成膜速度が大きくなる。また、原料ガス5として塩素ガス(Cl2ガス)を用い、還元ガス13として水素を含有したガスを用いているため、コストを大幅に減少させることができる。また、還元反応を独立に高めることができるので、Cu薄膜33中に塩素等の不純物の残留を少なくすることができ、高品質なCu薄膜33を生成することが可能になる。
一方、所定枚数の基板12に対するCu薄膜33の成膜が行われた後、もしくは、基板12に対するCu薄膜33の成膜が行われる度に、チャンバ1の内壁及び導入容器6の内壁等に成膜されたCuやCuCl系の成膜材を除去するクリーニングが実施される。導入容器6の内壁及びH2ガスプラズマ32が発生する部位のチャンバ1の内壁には、主に成膜材としてCuが成膜され、H2ガスプラズマ32が発生する部位以外のチャンバ1の内壁には、主に成膜材としてCuCl系が成膜される。
このため、チャンバ1及び導入容器6内に塩素を含有するクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段及びクリーニング時に噴射板9を冷却する冷却手段が備えられている。本実施形態例では、原料ガスを供給するノズル8からクリーニングガスとして原料ガスと同じCl2ガスを導入するようになっている。また、冷却手段は、噴射板9の周囲に冷却水パイプ16が設けられ、冷却水パイプ16に冷却水が流通されて噴射板9が100℃以下程度に冷却される。尚、冷却手段としては、噴射板9の周囲に冷却水を流通させる構成に限定されず、噴射板9の内部に冷却媒体を流通させる等の他の構成を適用することも可能である。
クリーニングを実施する場合、冷却水パイプ16に冷却水を流通させて噴射板9を冷却すると共に、ノズル8からCl2ガスを供給し、第1プラズマ発生手段2及び第2プラズマ発生手段3によりチャンバ1及び導入容器6内にCl2ガスプラズマ31を発生させる。Cl2ガスプラズマ31により、壁面に付着したCuやCuCl系の成膜材とCl2が反応してCuClのガスとなって排気口27から排気される。これにより、チャンバ1及び導入容器6の内壁に付着したCu成分が離脱して除去される。
尚、上述した実施形態例では、第1プラズマ発生手段2及び第2プラズマ発生手段3によりCl2ガスプラズマ31を発生させるようにしたが、どちらか一方の発生手段によりCl2ガスをプラズマ化することも可能である。
図2に基づいて本発明の金属膜作製装置及びクリーニング方法の第2実施形態例を説明する。図2には本発明の第2実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面を示してある。尚、図1に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
本実施形態例の金属膜作製装置は、図1に示した金属膜作製装置の構成に加えて、チャンバ1の側壁にはチャンバ加熱手段としてのフィラメント状の加熱ヒータ28が設けられ、電源29により加熱ヒータ28が通電されることで、チャンバ1の側壁が所定温度、例えば、200℃〜300℃に加熱されるようになっている。尚、所定温度の上限温度は、チャンバ1の耐久温度以下が好ましい。本実施形態例では、チャンバ1がアルミニウム製である場合について説明しているので、上限温度を300℃としている。このため、所定温度の上限温度はチャンバ1の材質により適宜設定される。本実施形態例の金属膜作製装置では、第1実施形態例と同様に基板12の表面にCu薄膜33が生成される。
クリーニングを実施する場合、冷却水パイプ16に冷却水を流通させて噴射板9を冷却すると共に、ノズル8からCl2ガスを供給し、電源29により加熱ヒータ28が通電されることで、チャンバ1の内部を所定温度に昇温させる。Cl2ガスを加熱することにより、壁面に付着したCuやCuCl系の成膜材とCl2が均一に反応してCuClのガスとなって排気口27から排気される。これにより、チャンバ1及び導入容器6の内壁に付着したCu成分が均一に離脱して除去される。
また、加熱ヒータ28によりチャンバ1の側壁を加熱することで、前駆体(CuxCly)30がチャンバ1の側壁に付いても蒸気圧力が高くなり気化しやすくなり、前駆体(CuxCly)30がチャンバ1の側壁に付着することを防止することができる。このため、チャンバ1内のクリーニング処理を減らすことができ、原料歩留りが向上すると共にランニングコストを低減することが可能になる。
図2に示した金属膜作製装置でクリーニングを実施する場合、ノズル8からCl2ガスを供給し、電源29により加熱ヒータ28を通電してチャンバ1の内部を昇温させると同時に、第1プラズマ発生手段2及び第2プラズマ発生手段3、もしくはいずれか一方によりチャンバ1及び導入容器6内にCl2ガスプラズマ31を発生させるようにすることも可能である。この場合、チャンバ1及び導入容器6の内壁に付着したCu成分がより確実に離脱して除去される。また、加熱ヒータ28によりチャンバ1の内部を所定温度に昇温させた際に、噴射板9の温度が所定温度以下に保たれる場合、必ずしも冷却手段を設けなくてもよい。
上述した第1実施形態例及び第2実施形態例では、噴射板9としてCu製のものを用いた例を示したが、噴射板9の材質は、Ti,W,Taを用いることが可能である。この場合、前駆体30はTi,W,Taの塩化物となり、基板12の表面に生成される薄膜はTi,W,Taになる。そして、クリーニングを実施する場合、ノズル8からCl2ガスを供給し、壁面に付着したTiやTiCl系、WやWCl系の成膜材またはTaやTaCl系とCl2が反応してTixCly、WxClyもしくはTaxClyのガスとなって排気口27から排気される。これにより、チャンバ1及び導入容器6の内壁に付着したTi、WもしくはTa成分が離脱して除去される。
図3に基づいて本発明の第3実施形態例に係る金属膜作製装置及び金属膜作製方法を説明する。図3には発明の第3実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面を示してある。尚、図1に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図3に示した第3実施形態例に係る金属膜作製装置は、図1に示した金属膜作製装置に対して、導入容器6内でCl2ガスプラズマ31を発生させて前駆体(CuxCly)30を生成させる代わりに、原料ガス加熱手段61のノズル8から前駆体(CuxCly)30をチャンバ1内に噴射させるようにしたものである。このため、第1プラズマ発生手段2も設けられていない。原料ガス加熱手段61は、流量制御器7にノズル8を設け、ノズル8の内部に複数回巻いた状態の銅フィラメント62を設け、銅フィラメント62の端部を直流電源63に接続したものである。直流電源63により銅フィラメント62は300℃〜800℃に加熱される。
上述した金属膜作製装置では、原料ガスであるCl2ガスを流量制御器7で流量制御してノズル8に導入する。ノズル8の内部には直流電源63により300℃〜800℃に加熱された銅フィラメント62が設けられているため、Cl2ガスを加熱された銅フィラメント62に接触させることにより前駆体(CuxCly)30を生成させる。ノズル8からチャンバ1内に前駆体(CuxCly)30を導入すると、前駆体(CuxCly)30は下方に移動する。
一方、チャンバ1内にH2ガスを還元ガスノズル15から導入し、第2プラズマ発生手段3の第2プラズマアンテナ25から電磁波をチャンバ1内に入射することで、チャンバ1内のH2ガスがイオン化されてH2ガスプラズマ(還元ガスプラズマ)32が発生する。H2ガスプラズマ32は、基板12の表面近傍に高密度で均一に分布する。下方に移動した前駆体(CuxCly)30は基板12に到達する直前にH2ガスプラズマ32を通過する。還元ガスプラズマであるH2ガスプラズマ32を通過する前駆体(CuxCly)30は、原子状水素による還元反応により塩素が還元除去されてCu活性種のみにされて基板12に当てられ、基板12の表面にCu薄膜33が生成される。
上記構成の金属膜作製装置は、前駆体(CuxCly)30を比較的柔軟な配置が可能なノズル8のみで供給し、原子状水素を比較的柔軟な配置が可能な還元ガスノズル15のみで供給することができるので、面積の極めて安定した(例えば、100mm×100mm)成膜に対応することができる。
一方、所定枚数の基板12に対するCu薄膜33の成膜が行われた後、もしくは、基板12に対するCu薄膜33の成膜が行われる度に、チャンバ1の内壁等に成膜されたCuやCuCl系の成膜材を除去するクリーニングが実施される。H2ガスプラズマ32が発生する部位のチャンバ1の内壁には、主に成膜材としてCuが成膜され、H2ガスプラズマ32が発生する部位以外のチャンバ1の内壁には、主に成膜材としてCuCl系が成膜される。
このため、チャンバ1内に塩素を含有するクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段が備えられている。本実形態例では、銅フィラメント62を加熱することなく原料ガスを供給するノズル8からクリーニングガスとして原料ガスと同じCl2ガスを導入するようになっている。
クリーニングを実施する場合、銅フィラメント62を加熱することなくノズル8からCl2ガスを供給し、第2プラズマ発生手段3によりチャンバ1内にCl2ガスプラズマを発生させる。Cl2ガスプラズマにより、壁面に付着したCuやCuCl系の成膜材とCl2が反応してCuxClyのガスとなって排気口27から排気される。これにより、チャンバ1の内壁に付着したCu成分が離脱して除去される。
図4に基づいて本発明の金属膜作製装置及びクリーニング方法の第4実施形態例を説明する。図4には本発明の第4実施形態例に係る金属膜作製装置の概略側面を示してある。尚、図3に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
本実施形態例の金属膜作製装置は、図3に示した金属膜作製装置の構成に加えて、チャンバ1の側壁には加熱手段としてのフィラメント状の加熱ヒータ28が設けられ、電源29により加熱ヒータ28が通電されることで、チャンバ1の側壁が所定温度、例えば、200℃〜300℃に加熱されるようになっている。尚、所定温度の上限温度は、チャンバ1の耐久温度以下が好ましい。本実施形態例では、チャンバ1がアルミニウム製である場合について説明しているので、上限温度を300℃としている。このため、所定温度の上限温度はチャンバ1の材質により適宜設定される。本実施形態例の金属膜作製装置では、第3実施形態例と同様に基板12の表面にCu薄膜33が生成される。
クリーニングを実施する場合、銅フィラメント62を加熱することなくノズル8からCl2ガスを供給し、電源29により加熱ヒータ28が通電されることで、チャンバ1の内部を所定温度に昇温させる。Cl2ガスを加熱することにより、壁面に付着したCuやCuCl系の成膜材とCl2が均一に反応してCuxClyのガスとなって排気口27から排気される。これにより、チャンバ1の内壁に付着したCu成分が均一に離脱して除去される。
また、加熱ヒータ28によりチャンバ1の側壁を加熱することで、前駆体(CuxCly)30がチャンバ1の側壁に付いても蒸気圧力が高くなり気化しやすくなり、前駆体(CuxCly)30がチャンバ1の側壁に付着することを防止することができる。このため、チャンバ1内のクリーニング処理を減らすことができ、原料歩留りが向上すると共にランニングコストを低減することが可能になる。
図4に示した金属膜作製装置でクリーニングを実施する場合、ノズル8からCl2ガスを供給し、電源29により加熱ヒータ28を通電してチャンバ1の内部を昇温させると同時に、第2プラズマ発生手段3によりチャンバ1内にCl2ガスプラズマを発生させるようにすることも可能である。この場合、チャンバ1の内壁に付着したCu成分がより確実に離脱して除去される。
上述した第3実施形態例及び第4実施形態例では、チャンバ1内にCl2ガスプラズマを発生させる場合、図1、図2に示した第1プラズマ発生手段2を設け、第1プラズマ発生手段2及び第2プラズマ発生手段3によりCl2ガスプラズマを発生させるようにすることも可能であり、第1プラズマ発生手段2だけでCl2ガスプラズマを発生させるようにすることも可能である。
また、第3実施形態例及び第4実施形態例では、加熱された銅フィラメント62にCl2ガスを接触させることにより前駆体(CuxCly)30を生成させる例を示したが、フィラメントの材質は、Ti,W,Taを用いることが可能である。この場合、前駆体30はTi,Wの塩化物となり、基板12の表面に生成される薄膜はTi,W,Taになる。この場合、前駆体30はTi,W,Taの塩化物となり、基板12の表面に生成される薄膜はTi,W,Taになる。そして、クリーニングを実施する場合、ノズル8からCl2ガスを供給し、壁面に付着したTiやTiCl系、WやWCl系の成膜材またはTaやTaCl系とCl2が反応してTixCly、WxClyもしくはTaxClyのガスとなって排気口27から排気される。これにより、チャンバ1の内壁に付着したTi、WもしくはTa成分が離脱して除去される。
1 チャンバ
2 第1プラズマ発生手段
3 第2プラズマ発生手段
4 磁場コイル
5 原料ガス
6 導入容器
7 流量制御器
8 ノズル
9 噴射板
10 噴射穴
11 支持台
12 基板
13 還元ガス
14 還元ガス流量制御器
15 還元ガスノズル
21 第1絶縁板
22 第1プラズマアンテナ
23 第1電源
24 第2絶縁板
25 第2プラズマアンテナ
26 第2電源
27 排気口
28 加熱ヒータ
29 電源
30 前駆体(CuxCly)
31 Cl2ガスプラズマ(原料ガスプラズマ)
32 H2ガスプラズマ(還元ガスプラズマ)
33 Cu薄膜
61 原料ガス加熱手段
62 銅フィラメント
63 直流電源

Claims (4)

  1. チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給してプラズマ化し、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させることを特徴とするクリーニング方法。
  2. チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給すると共にチャンバの内壁を昇温させ、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させることを特徴とするクリーニング方法。
  3. チャンバ内で基板上に金属膜を生成する金属膜作製装置において、チャンバ内に塩素を含有するガスを供給してプラズマ化すると共に、チャンバの内壁を昇温させ、チャンバの内壁に付着した金属成分を離脱させることを特徴とするクリーニング方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、金属膜作製装置で基板上に生成される金属膜は、揮発性を有し塩化物を生成する金属であることを特徴とするクリーニング方法。
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