JP2009177989A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009177989A
JP2009177989A JP2008015896A JP2008015896A JP2009177989A JP 2009177989 A JP2009177989 A JP 2009177989A JP 2008015896 A JP2008015896 A JP 2008015896A JP 2008015896 A JP2008015896 A JP 2008015896A JP 2009177989 A JP2009177989 A JP 2009177989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
signal
deceleration
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008015896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeya Yanagihara
健也 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2008015896A priority Critical patent/JP2009177989A/ja
Publication of JP2009177989A publication Critical patent/JP2009177989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】可変界磁制御可能なモータ駆動装置において急激な電流指令の変化に対応する。
【解決手段】アクセル操作信号出力回路29からの電流指令値に応じて出力Duty決定回路33でデューティ比を決定し、デューティ比に応じてPWM信号生成回路38によりインバータ21を制御してモータMに流す駆動電流を制御する回路に、電流指令値の変化から急加減速であるか否かを判定する急加減速判定回路32と、Duty判定回路36とを設ける。急加減速指令を行わない通常は、例えば高効率なPWMデューティ比が100%となる界磁量で運転し、急加減速指令を行う場合にはPWMデューティ比が例えば80%となる界磁量とすることにより、界磁量減少分、電流制御の追従性を高くすることができ、急激な電流指令値の変化に対応した運転をすることができる
【選択図】図2

Description

本発明は、ロータ及びステータ間に通る磁束を増減可能なモータ駆動装置に関するものである。
従来、ロータとステータとの一方にコイル巻線を設け、他方に永久磁石を設けたモータに対して、ステータに対するロータの回転角度を検出し、回転角度検出信号に同期した位相であってパルス幅変調された制御信号によりデューティ制御するようにしたモータ駆動装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開2000−134978号公報
上記したようなモータ駆動装置にあっては、モータの回転数を所定の回転数まで上げるためにデューティ比を上げていくが、デューティ比が予め定められた限度値として例えば最大値となる100%になっても所望の電流が流れていない場合がある。そのような場合にはモータの電流角を進角させてより多くの電流を流すことができるようにし、それによりモータ出力を増大することが可能となる。しかしながら、過度の進角はモータ効率を低下させることになるという問題があった。
そこで、デューティ制御と進角制御とを上記したように行うと共に、さらに可変界磁構造にして進角制御と併せて可変界磁も行うようにして、より広範な電流制御を行うことができるようにすることが考えられる。可変界磁構造としては、例えばステータをロータの軸線方向に変位可能に設けると共にそのステータを電動アクチュエータにより移動させるようにして、ステータをロータに対して出し入れすることで可能である。ステータを出す(抜く)ことにより、界磁が弱まり、より電流を流すことができる。
しかしながら、ステータを出し入れすることによる制御にあっては、機械的な動作であるため制御の変化が遅い。そのため、例えばアクセル操作による急激な駆動電流指令の増加が生じた場合に、電流をより多く流せるようにするべくステータを抜く動作を行わせることになるが、急激な電流指令変化に対してステータを抜く動作が間に合わず、モータに流れる電流の立ち上がりが遅れるという問題があった。
このような課題を解決して、可変界磁制御可能なモータ駆動装置において急激な電流指令の変化に対応できることを実現するために本発明に於いては、ステータと、前記ステータに対して同軸かつ回転可能に設けられたロータと、前記ステータおよび前記ロータの磁束が通る面同士の距離を可変にするべく前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記ロータの軸線方向へ移動可能にする電動アクチュエータとを備え、前記ステータと前記ロータとの一方にコイル巻線が設けられ、前記ステータと前記ロータとの他方に前記コイル巻線に対向して永久磁石が配設されたモータと、アクセルの操作量に応じて増減するアクセル操作信号を発生するアクセル操作信号発生手段と、前記アクセル操作信号に基づいて前記モータを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記ステータに対する前記ロータの回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記コイル巻線に駆動電流を供給する駆動電流供給回路と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、前記回転角度検出手段により検出された前記ロータの回転角度検出信号に同期した位相であってパルス幅変調された制御信号を前記駆動電流供給回路に供給するパルス幅変調信号発生手段と、前記パルス幅変調される制御信号のデューティ比を決定するデューティ信号を前記パルス幅変調信号発生手段に供給するデューティ決定手段と、前記アクセル操作信号が所定の変化率異常で増減した場合の急加減速を判定する急加減速判定手段と、前記電動アクチュエータに位置駆動信号を出力する界磁変更手段とを有し、前記界磁変更手段が、前記急加減速ではないと判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記デューティ比が最大値ににる位置にし、前記急加減速であると判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記デューティ比が最大値より小さな所定値となる位置にする制御を行うもの、あるいは、前記界磁変更手段が、前記急加減速ではないと判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記進角が最大値になる位置にし、前記急加減速であると判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記進角の最大値より小さな所定値となる位置にする制御を行うものとした。
このように本発明によれば、急加減速指令を行わない通常は、例えば高効率なPWMデューティ比が100%となる界磁量で運転し、急加減速指令を行う場合にはPWMデューティ比が例えば80%となる界磁量とすることにより、界磁量減少分、電流制御の追従性を高くすることができ、急激な電流指令値の変化に対応した運転をすることができる。あるいは、パラメータとしてデューティ比の代わりに進角とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は電気自動車の駆動輪Wに適用された例を示す模式的断面図である。図において、車体1に固定支持軸2が側方に突出するように固定されており、その固定支持軸2には一対の軸受3a・3bを介してモータのアウタロータとなるロータ4が回転自在に支持されている。ロータ4の外周部にはホイールを介して駆動輪Wが取り付けられている。
ロータ4は、有底円筒形状をなしかつその中心部にボス部を有する形状であり、ボス部を形成する小径周壁部4aと、その小径周壁部を同軸に外囲する大径周壁部4bとを有する。図に示されるように、ロータ4の両周壁部4a・4b間の空間が車体1側に開放されている。大径周壁部4bの内周面には周方向にN・S極を並べた永久磁石としての複数のマグネット5が配設されている。また、両周壁部4a・4bによる空間に受容されるようにステータ6が設けられている。
固定支持軸2の車体1に固設された部分には外向フランジが形成されており、その外向フランジには小径周壁部4aを外囲するガイド部材7が固設されている。ガイド部材7には例えばセレーションにより固定支持軸2の軸線方向に移動自在にされたスライド部材8が支持されている。スライド部材8の外周面には半径方向外向きの鍔が突設されており、その鍔に例えばビス止めされたブラケットを介してステータ6が支持されている。
ステータ6は、積層鋼板により形成された環状部分及びその環状部分から半径方向外向きに突出する複数のティースからなるコア6aと、それらティースに巻回されたコイル巻線としてのコイル9とを有し、上記したようにスライド部材8と一体のブラケットにコア6aの環状部分が適所でねじ止めされている。このようにして構成されたステータ6と上記ロータ4とにより本発明が適用されるモータMとなる部分が構成されている。なお、図示例ではステータ6にコイル9を設け、ロータ4にマグネット5を設けたが、これに限られるものではなく、ステータ6にマグネットを設け、ロータ4にコイル6を設ける構造であっても良い。
スライド部材8は、モータ回転型の電動アクチュエータ11により上記固定支持軸2の軸線方向に往復駆動されるようになっており、一体のステータ6も同様に往復移動する。図示例では、固定支持軸2の外向フランジにブラケットを介してアクチュエータ11が固定されていると共に、アクチュエータ11の回転軸に設けられた大ギアと噛み合う小ギアを同軸に有する駆動軸12が、スライド部材8の移動方向に延在するように固定支持軸2の外向フランジ及び上記ブラケットにより軸支されている。その駆動軸12のスライド部材8側には例えば台形ねじ部12aが設けられており、その台形ねじ部12aに螺合するナット部材13がスライド部材8の鍔に固着されている。このようにして移動手段が構成されている。
この移動手段によりモータMの有効磁束を調整することができる。すなわち、アクチュエータ11を回転駆動することにより駆動軸12が回転し、そのねじ部12aに螺合しているナット部材13が駆動軸12の軸線方向に移動するため、スライド部材8と一体のコア6aが駆動軸12と平行になる固定支持軸2の軸線方向に移動し得る。これにより、コア6aのティース突出端面がマグネット5の磁極面と重なる量が変化し、マグネット5とコア6aとの間の磁束が増減するため、可変界磁型のブラシレスモータが構成される。なお、コア6aがマグネット5から離脱していく向きに移動する場合をコア抜きと称し、離脱状体から磁極面が完全に対峙する(重なる)向きに移動する場合をコア入れと称するものとする。
次に、本発明に基づく制御要領について、図2のブロック回路図を参照して示す。なお、図示例のモータMの基本形にあっては3相のブラシレスモータと同様のものであって良い。
図示例では、電源としての車載バッテリBTに、FETを用いたブリッジ回路が構成された駆動電流供給回路としてのインバータ21を介してモータMの各相コイル9が接続されている。なお、バッテリBTとインバータ21とを接続する電源線には電流検出センサ22が設けられており、それにより検出された電流検出信号が、制御手段を構成する制御回路ECUの電流検出回路25に入力するようになっている。モータMにはステータ6に対するロータ4の回転角度を検出する回転センサ24が設けられており、その回転角度信号が回転角度検出回路27に入力し、回転角度検出回路27ではロータ4の回転位置及び回転数(回転速度)を算出する。このようにして回転角度検出手段が構成されている。
また、制御回路ECU内には、外部の図示されない例えばアクセルペダルに連動するアクセルセンサ(図示せず)からのアクセル信号が入力する運転操作回路28と、運転操作回路28に設けられたアクセル操作信号出力回路29と、運転操作回路28と電流検出回路25とからの各出力信号が入力する電流比較回路31と、アクセル操作信号出力回路29からの出力信号が入力する急加減速判定回路32と、電流比較回路31からの出力信号が入力する出力信号が入力するデューティ決定手段としての出力Duty決定回路33と、出力Duty決定回路33からの出力信号が入力するDuty判定回路36と、出力Duty決定回路33と回転角度検出回路27とからの各出力信号に基づいてパルス幅変調されかつデューティ比に応じた制御信号としてのPWM信号をインバータ21に出力するパルス幅変調信号発生手段としてのPWM信号生成回路38と、出力Duty決定回路33からの出力信号に基づいてステータ6の位置を決めるステータ位置制御回路39と、ステータ位置制御回路39からのステータ位置信号に基づいてアクチュエータ11に駆動信号を出力する移動制御手段としての位置駆動回路40とが設けられている。なお、ステータ位置制御回路39からの出力信号は出力Duty決定回路33に入力しており、出力Duty決定回路33から上記各Duty判定回路36とPWM信号生成回路38とに出力される信号にあっては、ステータ位置信号も考慮される。
なお、急加減速判定回路32にあっては、アクセル操作信号の急激な操作を判定する。例えば、アクセル操作量に応じて変化する電流指令値の増減が絶対値で10A/s以上であった場合に急加減速であるとする急加減速判定信号を出力する。また、その急加減速判定信号を受けるDuty判定回路36にあっては、上記急加減速判定信号の非入力時には出力Duty決定回路33からの出力信号によるデューティ比が予め定められた限度値としての100%に達した場合にはコア抜き信号を出力し、例えば90%まで下がったデューティ比出力信号が入力されるまでコア抜き信号を出力し、90%まで下がったらコア入れ信号を出力する。それに対して、急加減速判定信号の入力時には所定値としてデューティ比が80%以上になったと判定したらコア抜き信号を出力し、例えば70%まで下がったと判定したらコア入れ信号を出力する。
上記コア入れ/コア抜き信号に応じてステータ位置制御回路39およびステータ位置駆動回路40によりアクチュエータ11を駆動し、コア抜き/コア入れ制御を行う。これら急加減速判定回路32・Duty判定回路36・ステータ位置制御回路39・ステータ位置駆動制御回路40により界磁変更手段が構成されている。
なお、ステータ位置制御回路39にてステータ6(コア6a)の設定位置(目標位置)を算出し、それに応じた位置制御信号が位置駆動回路40からアクチュエータ11に出力され、アクチュエータ11によりステータ6(コア6a)を駆動しかつ上記目標位置で停止状態にする。これにより、上記したようにマグネット5の磁極面とコア6aのティース突出端面との重なり量(互いに対向する部分の面積;以下、対向面積と称する)が増減し、対向面積を通ることになる有効磁束が増減するため、モータMの特性を、対向面積を大きくした場合には低回転・高トルク型とし、対向面積を小さくした場合には高回転・低トルク型とすることができる。
また、各回路はICを用いて構成されるものと、CPUのプログラム制御により構成されるものとを含むものであって良い。また、図示された回路名称及び信号線により理解される部分についてはその詳しい説明を省略する。
次に、本発明に基づく駆動制御要領を図3を参照して以下に示す。なお、自動車におけるアクセル踏み込み量に相当する操作量に応じて運転操作回路28から操作信号を電流比較回路31に出力し、その操作信号に応じて出力Duty決定回路33により決定したデューティ比による加減速制御を行う点については、公知のPWM制御と同じであって良く、その詳しい説明を省略する。
ステップST1では、アクセル操作に応じた電流指令の読み込みを行う。アクセル踏み込み量が大きい場合には電流指令値も大きいとする。次のステップST2では前回電流指令値Ipと今回電流指令値Icとの偏差(絶対値)が急加減速であると推定される値(例えば20A)より大きいか以下否かを判別する。大きいと判定された場合にはステップST3に進み、そこで急加減速判定カウンタCが所定値として例えば10回より少ないか否かを判別する。ステップST3でカウンタCが10回より少ないと判定された場合にはステップST4に進み、そこでカウンタCに1を加算する。このように本図示例では、カウンタCが10になったか否かで急加減速になったか否かを判別するが、その回数は一例であり、制御ステップのタイミングに応じて適宜変更される。
また、上記ステップST2で急加減速であると推定される値(20A)より小さいと判定された場合にはステップST5に進み、そこでカウンタCが0より大きいか否かを判別する。カウンタCが0より大きいと判定された場合にはステップST6に進み、そこでカウンタCから1を減算する。
ステップST3でカウンタCが10より小さくない場合、ステップST5でカウンタCが0より大きくない場合(C=0)、ステップST4またはステップST6の次にはそれぞれステップST7に進む。ステップST7では、カウンタCが10より小さいか否かを判別し、小さいと判定された場合にはステップST8に進み、10より小さくない(C=10)と判定された場合にはステップST9に進む。
ステップST8では、コア抜き開始デューティ比Dthを100%に設定すると共にコア入れ開始デューティ比Dtlを90%に設定して、ステップST10に進む。それに対して、ステップST9では、コア抜き開始デューティ比Dthを80%に設定すると共にコア入れ開始デューティ比Dtlを70%に設定して、ステップST10に進む。
ステップST10では、現在のモータ駆動PWMデューティ比DUTYがコア抜き開始デューティ比Dthより大きいか否かを判別し、大きい場合にはステップST11に進み、そこでコア抜き制御を行って本ルーチンを終了する。また、ステップST10でPWMデューティ比DUTYがコア抜き開始デューティ比Dthより小さいと判定された場合にはステップST12に進み、そこでPWMデューティ比DUTYがコア入れ開始デューティ比Dtlより小さいか否かを判別する。ステップST12で小さいと判定された場合にはステップST13に進み、そこでコア入れ制御を行って本ルーチンを終了する。なお、ステップST12でWMデューティ比DUTYがコア入れ開始デューティ比Dtlより大きいと判定された場合にはそのまま本ルーチンを終了する。
これにより、図4に示されるように電流指令値の変化が小さい区間Aでは急加減速判定はオフ(急加減速状態ではない)であり、その場合にはコア抜き開始デューティ比が100%に設定され、界磁量が100%となる位置にコア6aが位置している。したがって電流(検出値)変化は電流指令と同様に変化する。
次に区間Bに示されるように電流指令値の変化が大きくなったら、急加減速判定がオンとなり、その場合にはコア抜き開始デューティ比が80%に設定される。電流指令に応じてコア抜きが行われ、界磁量が図に示されるように変化して、電流(検出値)変化が電流指令と同様に変化し得る。
このように、急加減速指令を行わない通常は高効率なPWMデューティ比100%となる界磁量で運転し、急激な加減速区間BではPWMデューティ比を下げるようになる界磁量として、その分電流制御の追従性を高くすることができ、電流指令値に対応した運転をすることができる。
次に、上記図示例ではパラメータをデューティ比としてステップST8・9でその制御を行ったが、パラメータを進角としても良く、その第2の例について図2に対応する図5および図3に対応する図6を参照して以下に示す。なお、各図でそれぞれ上記図示例と同様の部分には同一の符合を付してその詳しい説明を省略する。
図5において、アクセル操作信号出力回路29からの出力信号が進角制御回路41と急加減速判定回路32とに入力し、進角制御回路41には電流比較回路31とDuty100%判定回路42とからの各出力信号が入力し、進角制御回路41からの出力信号が出力Duty決定回路33と進角判定回路43とに入力し、進角判定回路43には急加減速判定回路32からの出力信号が入力し、進角判定回路43からの出力信号がステータ位置制御回路39に入力するようになっている。
ここで、Duty100%判定回路42は、出力Duty決定回路33からの出力信号によるデューティ比が予め定められた100%に達したと判定したらその結果を進角制御回路41に出力する。進角制御回路41にあっては、デューティ比が100%に達した場合に、アクセル操作信号と電流比較結果の信号とに基づいて進角量を決定し、その進角値を出力する。また、Duty100%判定回路42は、その判定信号をPWM信号生成回路38に出力する。PWM信号生成回路38にあっては、デューティ比が100%に達するまではデューティ制御を行う。
次に、進角判定回路43による制御要領について図6を参照して示す。ステップST1〜ST7およびステップST10〜ST13は上記図示例と同じであり、ステップST8にステップST8aが対応し、ステップST9にステップST9aが対応している。そのステップST8aでは、未だ急加減速判定に至らない場合であり、その場合にはコア抜き開始進角を6度とし、コア入れ開始進角を4度とする。すなわち、通常時には進角6度になったらコア6aを抜き始める。
それに対してステップST9aでは、急加減速になった場合であり、その場合にはコア抜き開始進角を2度とし、コア入れ開始進角を0度とする。このようにすることにより、急加減速指令を行わない通常は大きな進角とし得る界磁量で運転し、急激な加減速時には進角を下げるようになる界磁量として、その分電流制御の追従性を高くすることができ、電流指令値に対応した運転をすることができる。
電動自動車の駆動輪Wに適用された例を示す模式的断面図である。 制御要領を示す回路ブロック図である。 本発明に基づく制御要領を示すフロー図である。 本発明による電流制御の例を示す図である。 第2の例を示す図2に対応する図である。 第2の例を示す図3に対応する図である。
符号の説明
4 ロータ
5 マグネット
6 ステータ
7 ガイド部材
8 スライド部材
11 アクチュエータ
21 インバータ
24 回転センサ
28 運転操作回路
29 アクセル操作信号出力回路
32 急加減速判定回路
33 出力Duty決定回路
36 Duty判定回路
38 PWM信号生成回路
39 ステータ位置制御回路
40 位置駆動回路
41 進角制御回路
43 進角判定回路
BT バッテリ
ECU 制御回路
M モータ

Claims (2)

  1. ステータと、前記ステータに対して同軸かつ回転可能に設けられたロータと、前記ステータおよび前記ロータの磁束が通る面同士の距離を可変にするべく前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記ロータの軸線方向へ移動可能にする電動アクチュエータとを備え、前記ステータと前記ロータとの一方にコイル巻線が設けられ、前記ステータと前記ロータとの他方に前記コイル巻線に対向して永久磁石が配設されたモータと、
    アクセルの操作量に応じて増減するアクセル操作信号を発生するアクセル操作信号発生手段と、前記アクセル操作信号に基づいて前記モータを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記ステータに対する前記ロータの回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記コイル巻線に駆動電流を供給する駆動電流供給回路と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、前記回転角度検出手段により検出された前記ロータの回転角度検出信号に同期した位相であってパルス幅変調された制御信号を前記駆動電流供給回路に供給するパルス幅変調信号発生手段と、前記パルス幅変調される制御信号のデューティ比を決定するデューティ信号を前記パルス幅変調信号発生手段に供給するデューティ決定手段と、前記アクセル操作信号が所定の変化率異常で増減した場合の急加減速を判定する急加減速判定手段と、前記電動アクチュエータに位置駆動信号を出力する界磁変更手段とを有し、
    前記界磁変更手段が、前記急加減速ではないと判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記デューティ比が最大値になる位置にし、前記急加減速であると判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記デューティ比が最大値より小さな所定値となる位置にする制御を行うことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. ステータと、前記ステータに対して同軸かつ回転可能に設けられたロータと、前記ステータおよび前記ロータの磁束が通る面同士の距離を可変にするべく前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記ロータの軸線方向へ移動可能にする電動アクチュエータとを備え、前記ステータと前記ロータとの一方にコイル巻線が設けられ、前記ステータと前記ロータとの他方に前記コイル巻線に対向して永久磁石が配設されたモータと、
    アクセルの操作量に応じて増減するアクセル操作信号を発生するアクセル操作信号発生手段と、前記アクセル操作信号に基づいて前記モータを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記ステータに対する前記ロータの回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記コイル巻線に駆動電流を供給する駆動電流供給回路と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、前記回転角度検出手段により検出された前記ロータの回転角度検出信号に同期した位相であってパルス幅変調された制御信号を前記駆動電流供給回路に供給するパルス幅変調信号発生手段と、前記パルス幅変調される制御信号のデューティ比を決定するデューティ信号を前記パルス幅変調信号発生手段に供給するデューティ決定手段と、前記アクセル操作信号が所定の変化率異常で増減した場合の急加減速を判定する急加減速判定手段と、前記パルス幅変調信号発生手段による前記パルス幅変調された制御信号の位相を進角させる進角制御手段と、前記電動アクチュエータに位置駆動信号を出力する界磁変更手段とを有し、
    前記界磁変更手段が、前記急加減速ではないと判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記進角が最大値になる位置にし、前記急加減速であると判定された場合には前記ステータおよび前記ロータのいずれか一方を前記進角の最大値より小さな所定値となる位置にする制御を行うことを特徴とするモータ駆動装置。
JP2008015896A 2008-01-28 2008-01-28 モータ駆動装置 Pending JP2009177989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008015896A JP2009177989A (ja) 2008-01-28 2008-01-28 モータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008015896A JP2009177989A (ja) 2008-01-28 2008-01-28 モータ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009177989A true JP2009177989A (ja) 2009-08-06

Family

ID=41032485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008015896A Pending JP2009177989A (ja) 2008-01-28 2008-01-28 モータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009177989A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107134921A (zh) * 2016-02-26 2017-09-05 丰田自动车株式会社 电压控制系统、燃料电池系统及电压控制系统的控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107134921A (zh) * 2016-02-26 2017-09-05 丰田自动车株式会社 电压控制系统、燃料电池系统及电压控制系统的控制方法
CN107134921B (zh) * 2016-02-26 2019-07-30 丰田自动车株式会社 电压控制系统、燃料电池系统及电压控制系统的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008259361A (ja) 電動車両用駆動装置
JP6623987B2 (ja) シフトレンジ制御装置
JP2006325313A (ja) ブラシレスモータの駆動方法とその駆動制御装置
JP6658416B2 (ja) シフトレンジ制御装置
JP6531707B2 (ja) シフトレンジ制御装置
US20120081054A1 (en) Control device of a driving apparatus
EP3188358A1 (en) Control device for switched reluctance motor
JP6581063B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
JP7115339B2 (ja) シフトレンジ制御装置
JP5164440B2 (ja) 可変界磁モータの定速制御装置
WO2018123711A1 (ja) シフトレンジ制御装置
JP5164415B2 (ja) モータ駆動装置
JP5916202B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
JP2008295224A (ja) 電気自動車
JP2008118760A (ja) 発電機
JP2009177989A (ja) モータ駆動装置
JP4938517B2 (ja) ブラシレスモータの制御装置
JP2006151335A (ja) パワーステアリング装置
JP2008259362A (ja) 電動車両用駆動装置
JP2007236161A (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
WO2008072372A1 (ja) 可変界磁モータシステム
JP2010246195A (ja) 移動体
JP2008079446A (ja) 回転電機
JP2008278637A (ja) 界磁を可変制御するモータ駆動装置
JP6481587B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置