JP2009177122A - 薄型接合体の製造方法及び薄型接合体 - Google Patents

薄型接合体の製造方法及び薄型接合体 Download PDF

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Abstract

【課題】反りを低減し、さらに、低い接続抵抗を示す薄型接合体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】厚み0.3mm以下の半導体素子2を、接合材料3を介して厚み0.3mm以下の基板1に実装し、半導体素子2と基板とを有する薄型接合体を製造する。基板1上に接合材料3を挟んで半導体素子2を設置してなる積層体を、基板1側をステージ5側に向けた状態で当該ステージ5上に設置し、加熱されたツール4で積層体を半導体素子2側から加圧し半導体素子2を基板1に圧着させ接合させる加圧工程を備え、加圧工程では、ステージ5が70℃以下の温度に加熱されることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、薄型接合体の製造方法及び薄型接合体に関する。
基板と半導体素子とを接合材料を介して接合し、接合体を製造する方法としては、厚さ30ミクロン以下、ヤング率1×1010Pa以上のフィルムを半導体素子と基板との間に挟んで、半導体素子側の加熱したツールによって、半導体素子を基板に加圧加熱する方法(例えば、特許文献1参照)が知られている。また、半導体素子側だけでなく、実装工程中に基板を設置するステージ側から高温に加熱する方法(例えば特許文献2参照)、或いは、実装工程後にステージ側から高温に加熱する方法(例えば特許文献3参照)などが提案されている。
特開2006−229124号公報 特許第3405269号公報 特開2004−200230号公報
しかし、特許文献1で提案された接続方法においては、加熱加圧する工程で半導体素子側のツールのみ高熱を有するため、半導体素子と基板との間に大きな温度差が生じることにより、加熱加圧する工程後に接合体に反りが発生してしまう。特に近年では、基板及び半導体素子の薄型化が進んでおり、接合体の反りによる接続不良問題が顕在化してきた。すなわち、特許文献1の図1に示されるように、加熱されたツール5によって半導体素子2の上面のみ加熱される一方で基板1はほとんど加熱されない。そして、半導体素子2と基板1との熱膨張量の差により、加熱工程終了後には半導体素子2が基板1より収縮量が大きいため、接合体に反りが発生してしまう。また、特許文献2及び3で提案された方法では、加熱加圧する工程中での基板の裏面からの加熱は非常に高温であり、温度制御が困難であり、かつ、実際の基板上に存在する他の部品にダメージを与えるおそれがある。また、加熱加圧する工程後に基板の裏面から加熱する方法では実装工程が複雑となるため、生産性に欠ける。
本発明は、反りが低減され、さらに、低い接続抵抗を示す薄型接合体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の薄型接合体の製造方法は、厚み0.3mm以下の半導体素子を、接合材料を介して厚み0.3mm以下の基板に実装し、半導体素子と基板とを有する薄型接合体を製造する製造方法であって、基板上に接合材料を挟んで半導体素子を設置してなる積層体を、基板側をステージ側に向けた状態で当該ステージ上に設置し、加熱されたツールで半導体素子側から積層体を加圧し半導体素子を基板に圧着させ接合させる加圧工程を備え、加圧工程では、ステージが70℃以下の温度に加熱されることを特徴とする。
この場合、加圧工程においては、半導体素子側のツールだけでなく、基板側のステージも加熱されるので、半導体素子と基板との間の温度差が緩和され、両者の熱膨張量の差も小さく抑えられる。従って、加圧工程後においては、半導体素子と基板との収縮量の差が小さく、薄型接合体に発生する反りを抑制することができる。また、半導体素子と基板との接続抵抗値も低く抑えられる。また、ステージの温度が70℃以下と比較的低温であるので、熱ストレスを接合材料及び基板に与えてしまうことを抑制することができ、また、基板上に存在する他の部品にダメージを与えるおそれも少ない。また、半導体素子の厚みが0.3mm以下であること、基板の厚みが0.3mm以下であることも、薄型接合体の反りの抑制のために有利である。
また、この場合、接合材料は、絶縁樹脂に導電粒子を含有させた導電フィルム又は導電ペーストであることとしてもよい。また、接合材料は、絶縁樹脂に導電粒子を含有させた導電フィルムであり、導電フィルムは、異方導電フィルムであることとしてもよい。また、接合材料は、絶縁樹脂フィルム又は絶縁樹脂ペーストであることとしてもよい。
また、本発明の薄型接合体は、上述のいずれかの薄型接合体の製造方法で製造されたことを特徴とする。この薄型接合体は、上述のいずれかの薄型接合体の製造方法で製造されることにより、反りが低減され、低い接続抵抗を示す。
本発明によれば、反りが低減され、さらに、低い接続抵抗を示す薄型接合体及びその製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、好適な実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は理解を容易にするため一部を誇張して描いており、寸法比率は説明のものとは必ずしも一致しない。
図1は、本発明の薄型接合体の製造方法によって得られる薄型接合体(接合体)の一例を模式的に示す断面図である。図1に示す薄型接合体100は、基板1と、半導体素子2とを備えている。半導体素子2は、半導体素子基板2aと、この半導体素子基板2aの表面に突出した電極(バンプ)2bとを有している。更に、薄型接合体100は、基板1と半導体素子2との間に配置され、基板1と半導体素子2とを接合する接着剤としても機能する接合材料(回路接続材料)3を備えている。接合材料3は、熱硬化型接着剤を含んでいる。接合体100においては、半導体素子2の電極2bが基板1に対向するようにして配置されている。
この薄型接合体の製造方法において、半導体素子2の基板1への接合方法は、図2及び図3に例示するように、接合材料3を半導体素子2と基板1とで挟持した積層物200を準備する積層工程と、上記接合材料3が加熱されるようにしてこの積層物200を積層方向に加圧する加圧工程と、を備える。図2は、積層工程を説明するための断面図である。積層工程では、基板1上に、接合材料3と半導体素子2とを、電極2bが接合材料3側になるように、この順に配置し、積層物200を得る。
図3は、この加圧工程を説明するための断面図である。図3に示すように、加圧工程においては、積層体200が、加熱圧着具にセットされ、ステージ5とツール4との間に設置される。このとき、積層体200の基板1がステージ5の片面に接触し、半導体素子2における半導体素子基板2aの裏面がツール4に対面する。この状態において、高温に加熱されたツール4で半導体素子2側から積層体200を加熱加圧することで、接合材料3の作用により、半導体素子2が基板1に圧着され接合される。以上の工程により、半導体素子2を、接合材料3を介して基板1に実装してなる薄型接合体100(図1)が完成する。なお、ここでは、ツール4により積層体200を直接加熱加圧してもよく、前述の特許文献1にも示されるように、フィルムを介して加熱加圧してもよい。
この加圧工程においては、ステージ5は加熱されており、その加熱温度は、70℃以下である。このような加圧工程により、半導体素子2側のツール4だけでなく、基板1側のステージ5も加熱されるので、半導体素子2と基板1との間の温度差が緩和され、両者の熱膨張量の差も小さく抑えられる。従って、加圧工程後においては、半導体素子2と基板1との収縮量の差が小さく、完成後の薄型接合体100(図1)に発生する反りを抑制することができる。また、ステージ5が加熱され、半導体素子2と基板1との接続を実現する接続材料(接合材料3)がより均等に加熱され、反応がより早くかつ完全に進行するので、半導体素子2と基板1との接続抵抗値も低く抑えられる。従って、このような薄型接合体の製造方法によれば、反りが低減され接続抵抗が低い接合体100を得ることができる。また、ステージの温度が70℃以下と比較的低温であるので、熱ストレスを接合材料3及び基板1に与えてしまうことを抑制することができ、また、基板1上に存在する他の部品にダメージを与えるおそれも少ない。
ここで、上記加圧工程におけるステージ5の加熱温度は、70℃以下であり、30℃〜70℃が好ましく、40℃〜60℃がより好ましい。30℃未満の場合、接合体100の反り量が大きくなり、70℃を超えた場合、熱ストレスを接合材料3及び基板1に与えてしまう。ステージ5を40℃〜60℃に加熱する場合、接合材料を問わず、低い反りを示す接合体100を得ることができる。また、接合材料3に到達させる最高温度は、接合材料3に含まれる熱硬化型接着剤の仕様により定める。
ステージ5の温度を上述のように制御するため、ステージ5としては、セラミックヒーター、抵抗加熱式のヒーターを内蔵したパルスヒーターなどを用いることが好ましい。一方、ツール4としては、加熱ヒーターを内蔵したステンレスブロック、セラミックヒーター、抵抗加熱式のパルスヒーターなどを使用することができる。加圧工程においては、接合体100をツール4によって、バンプ面積あたり20〜100MPaで加圧するとともに、接合材料3が硬化する必要な熱を加えることが好ましい。
ステージ5及びツール4は、少なくとも半導体素子2と基板1との重なり部分の面積より大きくなるように、且つ、ステージ5と接触している基板1及びツールと接触している半導体素子2の面方向において均一に伝熱されることが好ましい。また、図4に示すように、ステージ5の面積が基板1より小さい場合においても、図1に示すような、反りの低減された接合体100を得ることができる。
上述の方法において、接合体100の反りを抑制するという観点では、基板1の厚みは、0.3mm以下であり、0.1mm〜0.3mmであることが好ましい。基板1の厚みが0.3mmを超えると反り量が大きくなる傾向があり、0.1mm未満だと基板1自体の内部応力により、うねりが生じやすく、接続不良となりやすい。
また、半導体素子2の厚みは、0.3mm以下であり、さらに、0.05mm以上かつ基板1の厚みを超えないことが好ましい。半導体素子2の厚みが基板1の厚みを超えると、接合体100の反り量が大きくなる傾向があり、0.05mm未満だと半導体素子2自体の内部応力によりうねりが生じやすく、接続不良となりやすい。
基板1としては、例えば、外形:5mm×5mm〜600mm×600mm、厚み:0.1mm〜0.3mmの形状を有するものを用いることができる。半導体素子2としては、例えば、外形:0.5mm×0.5mm〜3mm×30mm、厚み:0.1mm〜0.3mmの形状を有するものを用いることができる。このような実施形態によっても、図1に示すような、反りの低減された接合体100を得ることができる。
基板1としては、例えば、ガラス基板、ガラス強化エポキシ基板、紙フェノール基板、セラミック基板、積層板を用いることができる。半導体素子2としては、例えば、ICチップ、LSIチップ、抵抗、コンデンサを用いることができる。ICチップ、LSIチップ等部品サイズが大きく、接合端子数が多い実装材料を用いた場合に本発明の効果が顕著に表れる傾向にある。
接合材料3としては、基板1と半導体素子2を接合できるものであればよく、例えば、絶縁樹脂に導電粒子を含有させた導電フィルム又は絶縁樹脂に導電粒子を含有させた導電ペースト、異方導電フィルム(ACF)、異方導電ペースト(ACP)、絶縁性フィルム(NCF)、絶縁性ペースト(NCP)を使用することができる。
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
本発明者らは、各種の接合体100を作製し、反り量と接続抵抗値とを測定する試験を行った。この試験は、それぞれ異なる厚みを有する基板1及び半導体素子2を用い、ステージ5の温度を制御して行った。
[接合材料の準備]
接合材料3として、硬化後の弾性率、変曲点温度(Ta)及びガラス転移温度(Tg)がそれぞれ異なる異方性導電フィルム(ACF)4種類(ACF−1〜4)を準備した。それぞれのACFを表1に示す実装条件で硬化した後に、25℃においての弾性率、Ta及びTgは表1に示した。
(変曲点温度)
温度と弾性率との関係を動的粘弾性測定器(SII社製、DMS−6100)により、以下の測定条件で測定した場合の弾性率の変曲点に対応する温度である。
(測定条件)
測定サンプルサイズ(チャック間)長さ10mm、幅10mm、厚さ25μm、測定周波数10Hz、昇温スピード5℃/分
(ACFの樹脂成分)
準備したACF−1〜4の樹脂成分は以下の通りである。なお、カッコ内に示すのは、各成分の含有量(質量部)である。
ACF−1:フェノキシ樹脂(35質量部)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(20質量部)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(5質量部)、イミダゾール系潜在性硬化剤(40質量部)、導電性粒子(37質量部)
ACF−2:フェノキシ樹脂(30質量部)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(15質量部)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(20質量部)、MBS(メチルメタクリレート、ブタジエン、スチレン共重合体)(20質量部)、イミダゾール系潜在性硬化剤(30質量部)、導電性粒子(35質量部)
ACF−3:フェノキシ樹脂(40質量部)、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(40質量部)、シランカップリング剤(5質量部)、オニウム塩系硬化剤(5質量部)、導電性粒子(42質量部)
ACF−4:フェノキシ樹脂(40質量部)、ウレタンアクリレートオリゴマー(65質量部)、シランカップリング剤(5質量部)、過酸化物(10質量部)、導電性粒子(40質量部)
Figure 2009177122
[基板及び半導体素子の準備]
基板1として、ガラス基板〔コーニング#1737、外形38mm×28mm、厚さ0.2〜0.5mm表面にITO(Indium Tin Oxide)配線パターン(パターン幅50μm、電極間スペース50μm)を有するもの〕を準備した。また、半導体素子2としては、ICチップ(外形17mm×1.7mm、厚さ0.2〜0.55mm、バンプの大きさ50μm×50μm、バンプ間スペース50μm)を用いた。
[加圧圧着具の準備]
ステージ5として、セラミックヒーターからなる2種類のステージa,bを準備した。ステージaとステージbとは寸法が異なり、ステージaの寸法は150mm×150mmであり、ステージbの寸法は3mm×150mmである。また、ツール4として、セラミックヒーターからなる2種類のツールA,Bを準備した。ツールAとツールBとは寸法が異なり、ツールAの寸法は20mm×20mmであり、ツールBの寸法は3mm×20mmである。このようなステージa又はbと、ツールA又はBとを適宜組み合わせてなる加熱圧着具を、接合体100の作製に用いた。
[接合体の作製]
各実施例、各比較例における加熱加圧の条件は表1に示した通りである。なお、半導体素子2の基板1への実装は、図3に示すように、ステージaとツールAとを組み合わせた加熱圧着具、又は図4に示すステージbとツールBとを組み合わせた加熱圧着具を用い、それぞれの接合材料3に合う温度(ACFの実測最高到達温度)及び加重(上記半導体素子2のバンプ面積換算)で10秒間行った。
[反りの評価]
図5は、反りの評価を説明する模式断面図である。図5に示す基板1及び半導体素子2は、接合材料3を介在して接合されている。Lは、半導体素子2の中心における基板1の下面の高さを0としたときの、半導体素子2の中心から12.5mm離れた場所までの基板1の下面の高さのうち最も大きい値を表す。反りの評価は、Lを指標として行った。Lの値が小さいほど、反りが小さいことを示す。各接合体の反り(L)の測定結果は、グラフ1〜4(図6〜9)に示す。
グラフ1(図6)は、基板1の厚み0.2mm、半導体素子2の厚み0.2mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージaとツールAとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の反り量を示したものである。
グラフ2(図7)は、基板1の厚み0.5mm、半導体素子2の厚み0.55mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージaとツールAとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の反り量を示したものである。
グラフ3(図8)は、基板1の厚み0.2mm、半導体素子2の厚み0.2mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージbとツールBとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の反り量を示したものである。
グラフ4(図9)は、基板1の厚み0.5mm、半導体素子2の厚み0.55mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージbとツールBとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の反り量を示したものである。
[接続抵抗の測定]
作製した接合体を用いて、回路接合部を含む回路間の抵抗値を測定した。測定は、マルチメータ(装置名:MLR21、ETAC社製)を用いて行った。各接合体の抵抗値は、温度85℃、湿度85%RH、1000時間のTHTテスト(Thermal Humidity Test)の前後で測定し、以下の基準で○、△、×の3段階に評価した。各接合体における評価結果は、表2〜5に示した。
○:1Ω未満
△:1Ω以上10Ω未満
×:10Ω以上
表2は、基板1の厚み0.2mm、半導体素子2の厚み0.2mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージaとツールAとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の抵抗値の評価を示したものである。
表3は、基板1の厚み0.5mm、半導体素子2の厚み0.55mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージaとツールAとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の抵抗値の評価を示したものである。
表4は、基板1の厚み0.2mm、半導体素子2の厚み0.2mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージbとツールBとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の抵抗値の評価を示したものである。
表5は、基板1の厚み0.5mm、半導体素子2の厚み0.55mmとし、接合材料3としてそれぞれACF−1〜4を用い、ステージbとツールBとを組み合わせた加熱圧着具を用いて製造した各接合体100の抵抗値の評価を示したものである。
Figure 2009177122
Figure 2009177122
Figure 2009177122
Figure 2009177122
グラフ1〜4及び表2〜5の結果から、ACF(接合材料3)の物性、ステージ5及びツール4の形状によらず、薄い基板1及び薄い半導体素子2を用いた場合、ステージ5を25℃以上70℃以下の温度で加熱すると接合体100の反りが大きく変化し、いずれのサンプルも接続抵抗値が低いことがわかった。
本発明の製造方法によって得られる接合体を模式的に示す断面図である。 積層工程を説明するための断面図である。 本発明の接合方法の一例である。 本発明の接合方法の一例である。 反りの評価を説明する模式断面図である。 各接合体の反り(L)の測定結果を示すグラフ(グラフ1)である。 各接合体の反り(L)の測定結果を示すグラフ(グラフ2)である。 各接合体の反り(L)の測定結果を示すグラフ(グラフ3)である。 各接合体の反り(L)の測定結果を示すグラフ(グラフ4)である。
符号の説明
1…基板、2…半導体素子、2a…半導体素子基板、2b…電極、3…回路接続材料(接合材料)、4…ツール、5…ステージ、100…接合体(薄型接合体)、200…積層体、L…接合体の反り。

Claims (5)

  1. 厚み0.3mm以下の半導体素子を、接合材料を介して厚み0.3mm以下の基板に実装し、前記半導体素子と前記基板とを有する薄型接合体を製造する製造方法であって、
    前記基板上に前記接合材料を挟んで前記半導体素子を設置してなる積層体を、前記基板側をステージ側に向けた状態で当該ステージ上に設置し、加熱されたツールで前記半導体素子側から前記積層体を加圧し前記半導体素子を前記基板に圧着させ接合させる加圧工程を備え、
    前記加圧工程では、前記ステージが70℃以下の温度に加熱されることを特徴とする薄型接合体の製造方法。
  2. 前記接合材料は、
    絶縁樹脂に導電粒子を含有させた導電フィルム又は導電ペーストであることを特徴とする請求項1に記載の薄型接合体の製造方法。
  3. 前記接合材料は、
    絶縁樹脂に導電粒子を含有させた前記導電フィルムであり、
    前記導電フィルムは、
    異方導電フィルムであることを特徴とする請求項2に記載の薄型接合体の製造方法。
  4. 前記接合材料は、
    絶縁樹脂フィルム又は絶縁樹脂ペーストであることを特徴とする請求項1に記載の薄型接合体の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の薄型接合体の製造方法で製造されたことを特徴とする薄型接合体。
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