JP2009176843A - 多層プリント基板及びこの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの低下を実現させると共に、異なる層に配されたプリント配線間の電気的な接続を確実にさせ得る多層プリント基板及び当該多層プリント基板の製造方法を提供する。
【解決手段】多層プリント基板10は、片面プリント基板11と片面プリント基板12とから構成される。片面プリント基板11は、基板11aとプリント配線11bとから成り、一方、片面プリント基板12は、基板12aとプリント配線12bとから成る。更に、連通孔12fが片面プリント基板12の適宜の位置に設けられる。そして、片面プリント基板11と片面プリント基板12とが積層され、プリント配線11bとプリント配線12bとが連通孔12fを介して連通されることとなる。ここで、連通孔12fの内部に半田Meが充填され、プリント配線11b及びプリント配線12bの双方の表面に付着することにより、プリント配線11bとプリント配線12bとが電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、多層プリント基板及び当該多層プリント基板の製造方法に関し、特に、製造コスト又は材料コストを低減させる際に用いて好適のものである。
従来より、プリント配線を印刷させたプリント基板が広く用いられており、かかるプリント基板は、ダウンサイジングの要請に応えるべく、基板の両面に当該プリント配線を備えた両面プリント基板、又は、絶縁層を介して複数のプリント配線を積層させた多層プリント基板等の形態が種々発案され、これにより、配線密度の向上が図られている。
かかる多層プリント基板は、その構成によってメリット及びデメリットが各々異なり、これらの特徴に応じて利用される場面が適宜に選択される。例えば、複数の片面プリント基板を積層させた多層プリント基板は、当該多層プリント基板の製造ラインを設計する際、プリント配線の高度な積層技術を必要としないことから、設備投資の削減を目的とする場面に好適とされる。一方、フォトリソグラフィ技術を用いて作成された多層プリント基板は、1mmに満たない基板厚の内部に4〜10層の配線を積層できるので、配線密度の超高密度化を必要とする場面で欠くことのできない技術とされる。
また、基板として用いられる材料は、紙基材、ガラス基材、フレキシブル基材、この他、セラミック基材等、枚挙に暇がない程多くの種類が検討されており、このうち、紙基材に属する紙フェノール基板にあっては、材料コストが低く、価格の低減に寄与する材料として広く知られている。
そこで、特開昭62−061399号公報(特許文献1)では、紙フェノール基板の利点を用いた多層プリント基板が紹介されている。具体的に説明すると、当該多層プリント基板は、絶縁性基板と当該絶縁性基板の下層に積層される紙フェノール基板(特許請求の範囲における第1片面プリント基板)とから構成され、それぞれの基板がプリント配線を具備している。このうち、絶縁性基板は、紙フェノール基板と異なる構造を有するものであって、熱硬化性樹脂から成る基板とされている。一方、紙フェノール基板は、前述の如く、材料コストが低く、価格の低減に寄与する基板である。従って、特許文献1に係る技術では、多層プリント基板を構成する一部の基板に紙フェノール基板が用いられているため、当該多層プリント基板の全体としての価格を安価に抑えることが可能とされる。尚、発明者により、絶縁性基板の板厚について以下の如く指摘されている。即ち、特開昭62−061399号公報の図2を参照すると、熱硬化性樹脂から成る絶縁性基板は、下層の紙フェノール基板と比較して十分薄い板厚に設定されており、当該絶縁性基板にスルーホールが設けられている。従って、かかる多層プリント基板がリフロー処理工程に供されると、クリーム半田は絶縁性基板側から塗布されるので、スルーホールの板厚方向に係る寸法が絶縁性基板の板厚に応じて短縮され、これにより、上層のプリント配線と下層のプリント配線との導通が確実に行われる。
特開昭62−061399号公報
しかしながら、特許文献1にかかる技術では、多層プリント基板を構成する複数の基板のうち、一部の限定的な層に紙フェノール基板を用いる技術とされるので、全ての層を紙フェノール基板とすることができず、かかる事情に応じて、材料コストが高騰するとの問題が生じる。
また、特許文献1にかかる技術を応用し、絶縁性基板の替わりにフレキシブル基板又はリジッドフレキシブル基板又はこの他の基板を用いる技術も検討されているが、かかる技術にあっても、全ての層を紙フェノール基板とすることができず、材料コストが高騰するとの問題が依然として生じている。
本発明は上記課題に鑑み、コストの低下を実現させると共に、異なる層に配されたプリント配線間の電気的な接続を確実にさせ得る多層プリント基板及び当該多層プリント基板の製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では次のような多層プリント基板の構成とする。即ち、プリント配線を片面に配した複数の片面プリント基板から成り、前記片面プリント基板の配線面を各々等しい方向とさせて前記片面プリント基板を積層させた多層プリント基板において、前記複数の片面プリント基板のうち第1のプリント配線を具備する第1片面プリント基板と、前記第1片面プリント基板の配線面側に積層されると共に第2のプリント配線を具備する第2片面プリント基板と、前記第2片面プリント基板に形成された連通孔から成り前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを連通させる連通部と、前記連通部に設けられ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる導通部とを備えることとする。
かかる多層プリント基板の製造方法は次のような構成とする。即ち、前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる導通工程とを備えることとする。そして、より好ましくは、前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、第1の導通部を前記第1のプリント配線に付着させる第1の導通工程と、第2の導通部を前記第1の導通部に付着させ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる第2の導通工程とを備えることとする。このとき、前記第1の導通工程はリフロー処理によって行われるのが好ましい。
また、上述した多層プリント基板は次のような構成とするのがより好ましい。即ち、プリント配線を片面に配した複数の片面プリント基板から成り、前記片面プリント基板の配線面を各々等しい方向とさせて前記片面プリント基板を積層させた多層プリント基板において、前記複数の片面プリント基板のうち第1のプリント配線を具備し、且つ、実装部品の端子を挿通させる挿通孔が形成された第1片面プリント基板と、前記第1片面プリント基板の配線面側に積層されると共に第2のプリント配線を具備する第2片面プリント基板と、前記第2片面プリント基板に形成された連通孔から成り前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを連通させる連通部と、前記連通部に設けられ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる導通部とを備えることとする。
かかる多層プリント基板の製造方法は次のような構成とする。即ち、前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線と前記実装部品の端子とを電気的に接続させる導通工程とを備えることとする。そして、より好ましくは、前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、第1の導通部を前記第1のプリント配線及び前記実装部品の端子に付着させる第1の導通工程と、第2の導通部を前記第1の導通部に付着させ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線と前記実装部品の端子とを電気的に接続させる第2の導通工程とを備えることとする。このとき、前記第1の導通工程はリフロー処理によって行われるのが好ましい。
更に、前記片面プリント基板の基材には、紙フェノール基板又は紙エポキシ基板が用いられているのが好ましい。
本発明に係る多層プリント基板では、安価な片面プリント基板を用いることで多層配線を形成させることが可能となり、高密度化されたプリント基板を低廉な材料コストで実現し得る。また、ジャンパー素子等を省略することが可能となり、これによっても、多層プリント基板における価格の低下が実現される。
更に、本発明に係る多層プリント基板では、片面プリント基板の製造設備が既設の場合、新たな追加設備を抑えて、当該多層プリント基板に係る製造設備の構築が可能となり、これにより、設備投資に費やされる費用が極力抑えられ、製造コストの低減が図られる。
併せて、本発明に係る多層プリント基板の製造方法では、導通部が段階的に形成されることとすると、連通部の形状がアスペクト比の大きい形状とされても、プリント配線と導通部との境界面に生じるボイドが抑制されるので、上層のプリント配線と下層のプリント配線とが良好に導通され、これにより、生産工程にて生じる不良品の削減が図られる。
以下、本発明に係る実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1には、本実施例に係る多層プリント基板の構成が示されている。図1(a)に示す如く、多層プリント基板10は、片面プリント基板11(特許請求の範囲における第1片面プリント配線)と片面プリント基板12(特許請求の範囲における第2片面プリント基板)とから構成される。ここで、各片面プリント基板のうちプリント配線が貼付けられた面を配線面と呼び、当該配線面の背面に相当する面を実装面と呼ぶこととする。尚、同図では、ハッチングで表示した部分において多層プリント基板の断面構造が示されている。
片面プリント基板11は、基板11aとプリント配線11b(特許請求の範囲における第1のプリント配線)とから構成されている。基板11aは、基材の板厚が0.6mm〜2.0mm又はそれ以上の板厚とされる製品であって、リジッド基板と呼ばれる種類の基板に属し、紙フェノール基板(別名、ベークライト基板〔登録商標〕と称する。)又は紙エポキシ基板が用いられる。かかる材料の基板11aは、ガラス系の基板又はフレキシブル基板等と比較して材料費が低く抑えられる。特に、紙フェノール基板は、材料費の削減に大きく寄与する。但し、CEM3又はFR4等のガラス繊維を利用した樹脂基板は、比較的に材料コストが抑えられるので、本実施例に用いると有効である。プリント配線11bは、銅箔によって形成されるのが一般的であり、例えば、サブトラクティブ法又はアディティブ法等を用いて片面プリント基板11の配線面に形成される。尚、本実施例では、片面プリント基板11の実装面にソルダレジストが積層されていないが、必要に応じて、当該ソルダレジストが積層された片面プリント基板を用いても良い。
片面プリント基板12は、基板12aとプリント配線12b(特許請求の範囲における第2のプリント配線)とから構成され、これらの要素又は基材厚は、上述した基板11a及びプリント配線11bと同様である。また、片面プリント基板12には、連通孔12fが適宜の位置に設けられている。好ましくは、連通孔12fの配線面側の開口端は、プリント配線12bから近い位置にレイアウトされる。より好ましくは、図示の如く、連通孔12fの配線面側の開口端は、プリント配線12bの銅箔に取囲まれる状態でレイアウトされる。更に好ましくは、連通孔12fの実装面側の開口端は、片面プリント基板11が積層された際、当該片面プリント基板11のプリント配線11bと対面する位置にレイアウトされる。かかる連通孔12fは、紙フェノール基板を使用する際、プレス機を用いて銅箔と共に穿孔される。但し、これに限らず、必要に応じて、レーザ加工法等を用いても良い。そして、片面プリント基板12の配線面では、ソルダレジストがコーティングされており、フォトリソグラフィ技術を用いてプリント配線12bの必要な部分のみが露出される。
図1(a)に示す如く、片面プリント基板11と片面プリント基板12とを接合させる際、片面プリント基板11の配線面と片面プリント基板12の配線面とが共に下向きとなるように配列され、これにより、多層プリント基板10は、片面プリント基板の配線面が各々等しい方向とされる。
図1(b)には、片面プリント基板11と片面プリント基板12とが積層された状態が示されている。かかる多層プリント基板10は、片面プリント基板11と片面プリント基板12との間に接着層11cが形成され、当該接着層11cの持つ接着力によって双方の片面プリント基板が接合されている。接着層11cは、当該接着層11cの主構成素材とされる接着剤が適宜に積層され、ホットロールラミネータによって、当該接着剤が加熱され、双方の片面プリント基板を接着させる接着層11cが形成される。尚、かかる接着剤の代用として、ガラス繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグを採用しても良い。当該プリプレグは、接着層11cに絶縁性を与える際に用いて好適である。
図2(a)には、図1(b)の点Aから矢視方向に観察した際の多層プリント基板10の断面部が示されている。図示の如く、連通孔12fは、片面プリント基板12に設けられている。そして、かかる連通孔12fの配線面側には、プリント配線12bに形成された孔部12mが配置され、当該孔部12mの配線面側には、ソルダレジスト12cに形成された露出部12nが配置されている。一方、連通孔12fの実装面側には、接着層11cに形成された孔部11kが配置されている。ここで、プリント配線12bに形成された孔部12mは、連通孔12fを形成させる際、プレス機によって同時に形成される。また、接着層11cに形成された孔部11kは、シート状の接着剤に予め形成させておいても良く、双方の基板を接合させた後にフォトリソグラフィ技術を用いてパターン成形させても良く、この他、現存する種々の技術を適用させて加工することが可能である。
本実施例における連通部Hbは、図示の如く、連通孔12fと孔部12mと露出部12nと孔部11kとから構成される。連通部Hbはこれらの要素を伴って一体的な空間を形成しているので、プリント配線11bとプリント配線12bとは、かかる連通部Hbを介して連通されることとなる。尚、当該連通部Hbは、かかる構成に限定されるものではない。例えば、片面プリント基板11の基材11aと接着層11cとの間にソルダレジストが形成される場合には、かかる場合の連通部Hbは、連通孔12fと孔部12mと孔部11kと露出部12nと当該ソルダレジストに形成された開口形状とから構成されることとなる。また、基板11aと基板11bとの間の接着層11cを省略できる場合には、連通部Hbは、連通孔12fと孔部12mと露出部12nとから構成される。即ち、連通部Hbは、多層プリント基板10の積層構造に応じて適宜変更されるものである。
図2(b)では、上述した多層プリント基板10に半田Me(特許請求の範囲における導通部)が設けられている。かかる半田Meは、連通部Hbの内部に充填され、プリント配線11b及びプリント配線12bの双方の表面に付着することにより、プリント配線11bとプリント配線12bとを電気的に接続させている。かかる半田Meは、フロー半田処理又はリフロー半田処理によって形成される。特に、フロー半田処理を用いる場合、プリント配線12bと半田Meとの付着面積が十分確保され、良好な導通状態を確保することが可能とされる。尚、特許請求の範囲で記される導通部の用語の意義は、かかる半田Meに限定されるものではない。例えば、薄膜状の導通部を形成させるスパッタ装置を用いて、連通部Hbの内部に当該薄膜状の導通部を形成させ、これにより、プリント配線11bとプリント配線12bとを導通させるようにしても良い。また、スパッタ装置とフロー半田装置の双方を用いて、薄膜状の金属と半田とによって導通部を構成させ、かかる構成により、双方のプリント配線の導通状態を確実なものとさせても良い。
次に、かかる多層プリント基板10の製造方法について説明する。かかる製造方法では、積層工程と導通工程とを少なくとも必要とする。
先ず、通常の片面プリント基板11と連通孔12fを具備する片面プリント基板12とを準備し、それぞれの片面プリント基板を積層工程へと搬送させる。
その後、積層工程では、図1(b)に示す如く、配線面を下方に配した状態で片面プリント基板12を配置させ、片面プリント基板12の実装面に接着剤を敷設させる。当該接着剤は、前述の如く、適宜な技術的手法を用いて孔部kが加工されており、当該孔部kが連通孔12fと略一致するようにレイアウトされる。かかる後、片面プリント基板11が、プリント配線11bを下方に向けた状態で運び込まれ、先程敷設された接着剤の上面に積層され、これによって形成された多層プリント基板10は、ホットロールラミネータへ搬送され、加熱によって接着剤の吸着作用が働き、加圧されることに伴って双方の片面プリント基板が接合される。即ち、本積層工程にて利用される接着剤は、かかる如く熱圧着されることで接着層11cを形成させる。
尚、片面プリント基板12に形成される露出部12nは、当該片面プリント基板12が積層工程へ投入される以前に、レジスト処理を介して既に加工されているのが好ましい。
多層プリント基板10は、積層工程が終了すると導通工程へ投入される。かかる導通工程では、多層プリント基板10がフロー半田層へと搬送され、半田Meが連通部Hbの内部に形成される。これにより、プリント配線11b及びプリント配線12bは、半田Meが両プリント配線の表面に付着された状態とされるので、半田Meを介して電気的に接続された状態とされる。
上述の如く、本実施例に係る多層プリント基板10では、安価な片面プリント基板を用いることで多層配線を形成させることが可能となるので、高密度化されたプリント基板を低廉な材料コストで実現し得る。
また、ジャンパー素子等を省略することが可能となり、これによっても、多層プリント基板における価格の低下が実現される。
更に、本実施例に係る多層プリント基板10では、片面プリント基板の製造設備が既設の場合、新たな追加設備を抑えて、当該多層プリント基板10に係る製造設備の構築が可能となり、これにより、設備投資に費やされる費用が極力抑えられ、製造コストの低減が図られる。
尚、図1及び図2では二層構造の多層プリント基板10が示されているが、本実施例はかかる構造に限定するものではない。例えば、三層構造の多層プリント配線基板としても良い。このとき、図3(a)に示す如く、多層プリント基板10’は、片面プリント基板11と片面プリント基板12と片面プリント基板13とから構成され、片面プリント基板11〜13には、プリント配線11b〜13bが各々配備される。また、それぞれの片面プリント基板11〜13は、接着層11c及び接着層12cによって接合される。そして、プリント配線11b〜13bは、導通部Meによって互いに導通されることとなる。一方、図3(a)におけるプリント配線12bを省略させ、図3(b)に示すような多層プリント基板10”としても良い。かかる多層プリント基板10”は、プリント配線11bとプリント配線13bとが導通部Meによって電気的に接続される。尚、本実施例にかかるプリント配線基板は、二層又は三層構造とされた多層プリント基板に限定されるものではなく、更に多くの片面プリント基板を積層させた複数層構造の多層プリント基板としても良い。
かかる如く変更が加えられた多層プリント基板及びその製造方法にあっても、上述同様の作用効果を奏することは言うまでも無い。
本実施例では、実施例1に係る多層プリント基板10の変更例が示されている。以下、実施例1にて説明した同一構成部には同一符号を付し、説明を省略する。
図4(a)に示す如く、本実施例に係る多層プリント基板20は、実施例1にて用いられていた片面プリント基板11の替わりに、新たな片面プリント基板21が用いられている。かかる片面プリント基板21は、基材21a及びプリント配線21bから構成され、更に、挿通孔21fが適宜な位置に設けられている。かかる挿通孔21fは、プレス機によって加工されてもよく、その他、片面プリント基板に適用される通常の技術を用いて穿孔される。そして、双方の片面プリント基板は、実施例1にて説明した如く、接着層21cによって接合される(図4b参照)。
図5(a)には、図4(b)のA点から矢視方向に観察した多層プリント基板20の断面が示されている。図示の如く、多層プリント基板20は、当該基板の実装面側に集積回路IC(特許請求の範囲における実装部品)が実装されている。そして、集積回路ICに設けられた端子Rtは、挿通孔21fに挿通され、当該端子Rtの端部が基板の配線面側へ延在した状態とされている。
図5(b)では、上述した多層プリント基板20に半田Meが設けられている。かかる半田Meは、連通部Hbの内部に充填され、プリント配線21b及びプリント配線22bの双方の表面に付着すると共に、集積回路ICに配される端子の表面にも付着した状態とされる。これら各部の表面に付着した半田Meは、プリント配線21bとプリント配線22bとを電気的に接続させると共に、これらのプリント配線と集積回路ICの端子Rtとを電気的に接続せしめている。かかる半田Meは、リフロー半田処理を採用することも可能であるが、実装面に集積回路ICを載せた状態で半田処理させることとなるので、フロー半田処理を用いて、集積回路ICの搭載面を上方に向けた状態で半田を付着させるのが好ましい。
尚、多層プリント配線20においてプリント配線22bにバッテリー電源又は電気信号が印加される場合、片面プリント基板21へ設けられたプリント配線21bは、図6に示す如く、集積回路ICのプリント配線21bに対する正射影面を含むようにベタグランドパターン21gを形成されるのが好ましい。これにより、集積回路ICでは、下層部にグランド接地された電気シールド層が形成され、バッテリー電源の急激な変動又は電気信号に重畳される高周波に影響されることなく、安定的な処理動作を提供することが可能となる。
次に、かかる多層プリント基板20の製造方法について説明する。かかる製造方法にあっても、実施例1と同様に、積層工程と導通工程とを少なくとも必要とする。
先ず、挿通孔21fを具備する片面プリント基板21と連通孔22fを具備する片面プリント基板22とを準備し、それぞれの片面プリント基板を積層工程へと搬送させる。
その後、積層工程では、図4(b)に示す如く、配線面を下方に配した状態で片面プリント基板12を配置させ、その上層に孔加工された接着剤を敷設させる。かかる後、片面プリント基板22が、プリント配線22bを下方に向けた状態で運び込まれ、先程敷設された接着剤の上面に積層され、これによって形成された多層プリント基板20は、ホットロールラミネータへ搬送され、双方の片面プリント基板が接着剤を介して熱圧着される。
尚、前述の如く、片面プリント基板22に形成される露出部22nは、当該片面プリント基板22が積層工程へ投入される以前に、既に加工されているのが好ましい。
多層プリント基板20は、積層工程が終了すると導通工程へ投入される。かかる導通工程では、多層プリント基板20がフロー半田層へと搬送され、半田Meが連通部Hbの内部に形成される。これにより、プリント配線21b及びプリント配線21bの表面には半田Meが付着され、更に、集積回路ICの端子Rtの表面にあっても半田Meが付着される。従って、両プリント配線及び端子Rtは、各々が半田Meに導通されているので、互いに半田Meを介して電気的に接続されることとなる。
上述の如く、本実施例に係る多層プリント基板20では、集積回路IC等の端子Rtを各プリント配線に導通させる場合、半田Meを適宜のプリント配線に付着させ、且つ、当該端子Rtを半田Meに付着させることにより、集積回路IC等の端子Rtと所望のプリント配線とを電気的に接続させることが可能とされる。
尚、図7に示す如く、本実施例に係る多層プリント基板にあっても、二層構造の多層プリント基板20に限定することなく、片面プリント基板を適宜追加的に積層させ、二層以上の複数層構造とされた多層プリント基板に改変することが可能である。
ここで、紙フェノール基板を複数積層させた多層プリント基板とする場合、当該多層プリント基板に係る技術は、以下の理由により不都合を伴うことが懸念される。その一例として図8を参照し、リフロー半田法を適用した多層プリント基板について説明する。図8(a)に示す如く、多層プリント基板1は、片面プリント基板11と片面プリント基板12とから構成され、双方のプリント基板は、接着層11cによって接合されている。かかる片面プリント基板11には、プリント配線11bが貼り合わされ、一方、片面プリント基板12には、スルーホール12fが形成され、且つ、プリント配線12bが貼り合わされると共に、その表面にソルダレジストがコーティングされている。また、双方の基材は、紙フェノール基板が採用されており、かかる基材の板厚は、0.6mm〜2.0mm程度、又はその板厚以上と比較的厚い寸法に規定される。かかる多層プリント基板1にリフロー半田を施す場合、メタルマスクMmによって印刷される半田クリームMeは、スルーホール12fの近傍に付着される。このとき、半田クリームMeは、図示の如く、当該クリーム半田Meの外縁が上層のプリント配線12bに接触した状態にて連架されるのが好ましく、リフロー炉で溶解したクリーム半田Meの一部が下層のプリント配線11bに到達し、プリント配線11bとプリント配線12bとを電気的に接続させることとされている。しかしながら、紙フェノール基板によって構成された多層プリント基板1では、板厚が非常に厚いため、連架されたクリーム半田Meがプリント配線12bへ到達されず、プリント配線11bとプリント配線12bとが導通されない場合が所定の頻度にて発生すると考えられる。また、片面プリント基板12の板厚よってプリント配線11bとプリント配線12bとの間隔が広いので、図8(b)に示す如く、クリーム半田の下端部が崩落し、これによっても、互いのプリント配線が導通されない場合が所定の頻度にて発生するものと考えられる。
一方、以下の理由によっても不都合を伴うことが懸念される。ここでは、他の例として図9を参照し、フロー半田法を用いる場合について説明する。かかる多層プリント基板2では、図示の如く全ての層で紙フェノール基板が用いられる。このとき、各基材の板厚が比較的厚いものとされるので、半田接合部のアスペクト比(アスペクト比=基材厚/孔径)が大きくなり、図9(a)に示す如く、プリント配線11bの表面部にボイドVdを生じさせる場合がある。そして、半田接合部の形状的な条件が更に悪化すると、図9(b)に示す如く、Vdの成長によってプリント配線11bの表面に導通不能な空間が形成され、双方のプリント配線が電気的に接続されなくなる現象を生じさせ得ると考えられる。
そこで、図10には、かかる不都合を解消すべく、実施例1にて説明された多層プリント基板10の製造法を改良させた新たな製造方法が示されている。図10に示される多層プリント基板30の製造方法では、積層工程と、リフロー半田工程(特許請求の範囲における第1の導通工程)と、フロー半田工程(特許請求の範囲における第2の導通工程)とを少なくとも必要とする。
先ず、通常の片面プリント基板11と連通孔12fを具備する片面プリント基板12とを準備し、それぞれの片面プリント基板を積層工程へと搬送させる。本実施例では、各基板がフロー半田工程より先にリフロー半田工程に投入されるため、配線面を上方とさせた状態にて片面プリント基板をレイアウトさせるのが好ましい。
その後、積層工程では、図10(a)に示す如く、片面プリント基板11及び12の配線面を上方に配させ、片面プリント基板11の配線面側に片面プリント基板12を積層させる。かかる構成とされた多層プリント基板30にあっても、実施例1にて説明した如く、接着層11cによって双方の基板が接合される。
このとき、連通部Hbは、図10(a)に示す如く、連通孔12fと孔部12mと露出部12nと孔部11kとから構成される。
更に後、多層プリント基板30は、図10(b)に示す如くリフロー半田工程へ投入される。かかるリフロー半田工程では、先ず、多層プリント基板30の配線面にメタルマスクMhを配置させる。そして、メタルマスクMhの表面をスキージがスライドし、これにより、ペースト状のクリーム半田がメタルマスクMhの上面を転動する。かかるクリーム半田は、転動動作に伴って内圧が生じており、開口パターンMhの上面を通過する際に、メタルマスクMhの下面の方向へ内圧が開放され、開口パターンMhの投影形状とされたクリーム半田Me1が多層プリント基板30の適宜な位置に転写される。このとき、連通部Hbでは、図示の如く、クリーム半田の供給量がボイドによって導通不良を生じさせない態度に調整されている。即ち、リフロー半田工程では、プリント配線11bとプリント配線12bとの導通が要求されるものではなく、プリント配線11bの表面とクリーム半田Me1との確実な接触が求められる。そして、クリーム半田Me1が印刷された多層プリント基板30は、リフロー炉へ投入され、図10(b)に示す如く、クリーム半田Me1がプリント配線11bの表面に付着され、これにより、クリーム半田Me1とプリント配線11bとが電気的に接続される。
然る後、多層プリント基板30は、図10(c)に示す如くフロー半田工程へ投入される。かかるフロー半田工程では、先ず、リフロー半田工程が完了した多層プリント基板30を反転させ、フロー半田に備える。そして、フラックスが基板上の適宜の位置に塗布された後、かかる多層プリント基板30は、半田フロー層を通過し、プリント配線12b及びクリーム半田Me1の表面に付着され、これによって半田Me2が形成さる。即ち、導通部Meは、かかる如く、リフロー半田工程及びフロー半田工程の二段階の工程を経て、クリーム半田Me1及び半田Me2から形成され、プリント配線11bとプリント配線12bとが電気的に接続される。これにより、本実施例では、アスペクト比(本実施例の場合、アスペクト比=基材厚/孔径)の大きい基板を用いる場合であっても、導通部Meが段階的に形成されるので、プリント配線11bとクリーム配線との付着状態が良好なものとされる。尚、本実施例では、特許請求の範囲における第2の導通工程としてフロー半田が用いられているが、かかる第2の導通工程にリフロー半田処理を行い、半田Me2を形成させても良い。又、フロー半田処理を二段階の工程にて行い、これを以って、第1の導通工程及び第2の導通工程としても良い。
上述の如く、本実施例に係る多層プリント基板30の製造方法では、導通部Hbが段階的に形成されるので、連通部Hbがアスペクト比の大きい形状とされても、プリント配線と導通部との境界面に生じるボイドが抑制され、上層のプリント配線と下層のプリント配線とが良好に導通され、これにより、生産工程にて生じる不良品の削減が図られる。
更に、実施例2の多層プリント基板にあっても、導通部Meを段階的に形成させる技術の適用が可能である。以下、図11及び図12を参照し、本実施例に係る多層プリント基板40について説明する。
図11(Aa)には、本実施例で用いられるメタルマスクMmにおける開口部Mhの形状が示されている。かかるメタルマスクMmの開口部Mhは、図示の如く、連通部Hbの直径に近い円形の外周エッジが形成され、更に、かかる外周エッジの内部にマスク部Mpを備えた略環状孔とされている。かかるマスク部Mpは支持部Mbによって開口部Mhの中心部に一点支持されている。そして、当該メタルマスクMmを用いて多層プリント基板40にクリーム半田Me1を印刷させると、クリーム半田Me1は、図11(Ab)に示す如く、略中空状の円筒体とされ、当該クリーム半田Me1の中心部に集積回路ICの端子Rtが挿通された状態とされる。即ち、かかる開口部Mhを具備するメタルマスクMmを用いると、クリーム半田Me1には筒状孔が形成されるので、多層プリント基板40の連通部Hbでは、クリーム半田Me1が端子Rtに接触することなく、連通部内の空間へ適宜に配置される。尚、本実施例で用いられるメタルマスクMmでは、図11(Ba)に示す如く、複数の支持部Mbを備えた開口部Mhを形成させても良い。かかる場合、図11(Bb)に示す如く、クリーム半田Me1が複数個に分離され、これによっても、当該クリーム半田Me1が端子Rtに接触することなく、連通部内の空間へ適宜に配置されることとなる。
以下、図12を参照し、多層プリント基板40の製造方法について説明する。かかる場合、先ず、挿通孔21fを具備する片面プリント基板21と連通孔22fを具備する片面プリント基板22とを準備し、それぞれの片面プリント基板を積層工程へと搬送させる。
このとき、連通部Hbは、前述の如く、連通孔12fと孔部12mと露出部12nと孔部21kとから構成される。又、集積回路ICは、片面プリント基板21の実装面に接着させるのが好ましい。
かかる後、リフロー半田工程にて、図12(a)に示す如く、多層プリント基板40の適宜な位置にクリーム半田Me1が印刷される。このとき、配線面側が上方に向けられているため、メタルマスクMmから開放されたクリーム半田Me1は、片面プリント基板21のプリント配線21bに向かって投下される。そして、上述の如く、クリーム半田Me1は略中空状の円筒体とされるので、当該クリーム半田Me1は、端子Rtから落下運動の妨げを受けることなく、確実にプリント配線21bへ接触する。その後、かかる多層プリント基板40は、リフロー炉へと搬送され、クリーム半田Me1がプリント配線21b及び集積回路ICの端子Rtの表面に付着される。尚、かかる工程においてクリーム半田Me1を転写させる際、前述の如く、図示されないメタルマスクの表面をスキージがスライドするため、端子Rtの長さは、スキージと端子Rtの先端との衝突が起こらないように、多層プリント基板40から突出する端子Rtの余長Lがメタルマスクの板厚より短く設定されている。
然る後、多層プリント基板40は、アクチュエータによって反転され、連通部Hbが下方へ向いた状態とされる。そして、フロー半田工程では、下方からフロー半田が接触することにより、連通部Hbに半田Me2が形成され、これにより、プリント配線21bとプリント配線22bと集積回路ICの端子Rtとが電気的に接続される。
上述の如く、本実施例に係る多層プリント基板40の製造方法では、連通部Hbの内部に集積回路IC等の端子Rtが配される場合であっても、クリーム半田Me1が確実にプリント配線21bに付着され、且つ、導通部Meが段階的に形成されることが可能となり、これにより、プリント配線21bとプリント配線22bとは、かかる如く形成された半田Me1及びMe2によって、電気的な接続が確実なものとされる。
最後に、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、上述した実施の形態に記載されたものに限られるものではない。例えば、実装部品の用語の意義は、実施例2にて用いられた集積回路ICに限定されることなく、抵抗器、コンデンサ、この他、プリント配線基板に実装されるあらゆる電気的素子を含むものとされる。
実施例1に係る多層プリント基板の構成を示す図 実施例1に係る多層プリント基板の構成を示す図 実施例1に係る多層プリント基板の変形例を示す図 実施例2に係る多層プリント基板の構成を示す図 実施例2に係る多層プリント基板の構成を示す図 実施例2に係る多層プリント基板の変形例を示す図 実施例2に係る多層プリント基板の変形例を示す図 リフロー半田処理を施す際の多層プリント基板の断面構造を示す図 フロー半田処理を施す際の多層プリント基板の断面構造を示す図 実施例3に係る多層プリント基板の製造方法を示す図 実施例4に係るクリーム半田の塗布方法を示す図 実施例4に係る多層プリント基板の製造方法を示す図
符号の説明
10 多層プリント基板
11 片面プリント基板
11b プリント配線
11c プリント配線
12 片面プリント基板
12b 片面プリント配線
12f 連通孔
Hb 連通部
Me 導通部

Claims (8)

  1. プリント配線を片面に配した複数の片面プリント基板から成り、前記片面プリント基板の配線面を各々等しい方向とさせて前記片面プリント基板を積層させた多層プリント基板において、
    前記複数の片面プリント基板のうち第1のプリント配線を具備する第1片面プリント基板と、
    前記第1片面プリント基板の配線面側に積層されると共に第2のプリント配線を具備する第2片面プリント基板と、
    前記第2片面プリント基板に形成された連通孔から成り前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを連通させる連通部と、
    前記連通部に設けられ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる導通部とを備えることを特徴とする多層プリント基板。
  2. 前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、
    前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる導通工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント基板の製造方法。
  3. 前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、
    第1の導通部を前記第1のプリント配線に付着させる第1の導通工程と、
    第2の導通部を前記第1の導通部に付着させ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる第2の導通工程と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の多層プリント基板の製造方法。
  4. プリント配線を片面に配した複数の片面プリント基板から成り、前記片面プリント基板の配線面を各々等しい方向とさせて前記片面プリント基板を積層させた多層プリント基板において、
    前記複数の片面プリント基板のうち第1のプリント配線を具備し、且つ、実装部品の端子を挿通させる挿通孔が形成された第1片面プリント基板と、
    前記第1片面プリント基板の配線面側に積層されると共に第2のプリント配線を具備する第2片面プリント基板と、
    前記第2片面プリント基板に形成された連通孔から成り前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを連通させる連通部と、
    前記連通部に設けられ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線とを電気的に接続させる導通部とを備えることを特徴とする多層プリント基板。
  5. 前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、
    前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線と前記実装部品の端子とを電気的に接続させる導通工程と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の多層プリント基板の製造方法。
  6. 前記第1片面プリント基板の配線面側に前記第2片面プリント基板を積層させる積層工程と、
    第1の導通部を前記第1のプリント配線及び前記実装部品の端子に付着させる第1の導通工程と、
    第2の導通部を前記第1の導通部に付着させ前記第1のプリント配線と前記第2のプリント配線と前記実装部品の端子とを電気的に接続させる第2の導通工程と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の多層プリント基板の製造方法。
  7. 前記第1の導通工程は、リフロー処理によって行われることを特徴とする請求項3又は請求項6に記載の多層プリント基板の製造方法。
  8. 前記片面プリント基板の基材には、紙フェノール基板又は紙エポキシ基板が用いられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の多層プリント基板。
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