JP2009175494A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】ウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げないようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行える定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着回転体71、加圧回転体72と、定着回転体71を加熱する左右のヒータランプH11、H12とを含んでおり、トナー像を担持した記録媒体Pを両回転体のニップ部Nに通すことでトナー像を定着させる定着装置7ある。ヒータランプH11、H12は放熱量が左側から右側へ、また、右側から左側へそれぞれ次第に減少する配熱分布を有するヒータランプであり、放熱量変化がいずれも同じヒータランプであり、両ヒータランプH11、H12は、放熱量の大きい部分を相対的に接近させ又は離すように相対的位置の調節が可能である。画像形成装置Aはこの定着装置7を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写し、該転写トナー像を定着装置で記録媒体に定着させることができる複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置で用いられる該定着装置に関し、該画像形成装置にも関係している。
静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー像を定着装置で該記録媒体に定着させることができる画像形成装置で用いられる定着装置は、これまで様々のタイプのものが提案され、実用に供されてきた。
その一つとして、定着回転体と、該定着回転体との間にニップ部を形成する加圧回転体と、該定着回転体の表面移動方向を横切る左右方向に延在して該定着回転体を加熱するヒータランプとを含んでおり、トナー像を担持した記録媒体を該ニップ部に通すことで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させるタイプの定着装置が知られている。
該ヒータランプとしてはハロゲンヒータランプや赤外線(これには遠赤外線も含まれる)を放射するセラミックヒータ等が知られている。
このタイプの定着装置の代表的なものの一つは、定着回転体がローラ形態のもの(定着ローラ)であり、該定着ローラにヒータランプが挿入されており、加圧回転体も通常ローラ形態のもの(加圧ローラ)である。
このほか、定着回転体が加熱ローラと定着用ローラに巻き掛けられた定着ベルトであり、加圧回転体(通常と加圧ローラ)が該定着ベルトの該定着用ローラに巻き掛けられた部分との間に定着用ニップ部を形成するものもある。ヒータランプは通常、少なくとも、ベルトを巻き掛けた加熱ローラに挿入される。
いずれにしてもこのような定着装置において、ヒータランプの左右長手方向における輻射熱放出量の分布(以下、「配熱分布」或いは「配光分布」ということがある。)が均一なものでは、ヒータランプの左右方向の有効発熱幅より小さい幅の、多数枚の小サイズ記録媒体を連続的に前記ニップ部に通過させてそれら記録媒体にトナー像を定着させる場合、記録媒体に接触する前記の定着ローラ或いは定着ベルト等の定着回転体の部分から熱が奪われ、該定着回転体部分の温度がトナー像定着に要求される定着温度より低下してくる。
そこで、該定着回転体部分を定着温度に維持するために、ヒータランプの放熱量が調整されるのであるが、その調整は、ヒータランプ全体にわたって等しく行われてしまうので、定着回転体の小サイズ記録媒体に接触する部分の外側の部分が過昇温し、該外側部分が熱破損する等の好ましくない事態が発生する恐れがある。
このように小サイズ記録媒体を連続的に通過させると記録媒体に接触する定着回転体部分の温度が低下し、また、その温度低下を抑制するためにヒータランプの放熱量を増加させると、定着回転体の小サイズ記録媒体に接触する部分の外側の部分が過昇温するという傾向は、特に、画像形成装置の使い良さのために求められる定着装置のウォームアップ時間(加熱開始から所定温度への立ち上げに要する時間)短縮のために低熱容量化された定着回転体について顕著に見られる。
定着回転体の熱容量を小さくすると、定着回転体において熱移動が少なくなるため、小サイズの記録媒体を連続的に通したとき、小サイズ記録媒体の通過部分の外側で熱が蓄積され、その部分が高温になりすぎ、その部分の破壊につながる問題が起こる。
そこで、例えば特開平5−341685号公報には、定着ローラの端部から該ローラ内へ筒状の熱反射鏡を挿入できるようにし、小サイズ記録媒体にトナー像定着処理を施すときには、該熱反射鏡を定着ローラ内へ挿入して、小サイズ記録媒体幅の外側に対応するヒータランプ部分と定着ローラ内面との間に配置することが記載されている。
また、同公報には、配光分布が定着ローラの左右幅の略全体にわたり均一なヒータランプと、配光分布が定着ローラの左右のいずれかに偏ったヒータランプとを用い、大サイズ記録媒体に対しては、配光分布が定着ローラの左右幅の略全体にわたり均一なヒータランプを点灯させ、小サイズ記録媒体に対しては、配光分布が片側に偏ったヒータランプを点灯させること等も記載されている。
以上のほか、従来においては、(1) 全幅に配光をもつヒータと、(2) 中央部のみに配光があるヒータの2種類のヒータを持ち、記録媒体サイズに応じて、これら(1) 、(2) のヒータのうちどちらかを使用する定着装置や、(3) 中央部のみに配光があるヒータと、(4) 両端部にのみ配光があるヒータの2種類のヒータを持ち、記録媒体のサイズに応じてこれら(3) のヒータ及び(4) のヒータを共に用いるか、又は(3) のヒータのみを用いる定着装置もある。
特開平5−341685号公報
しかしながら、特開平5−341685号公報に記載されているように、定着ローラ端部の過昇温を防止するために該ローラ内へ筒状の熱反射鏡を挿入してローラ内面とヒータランプ端部との間に配置するのでは、ヒータランプから発生した熱エネルギーを一部無駄にすることになり、エネルギーの利用効率が悪くなる。
また、特開平5−341685号公報に記載されているものを含め、配光の異なる複数のヒータランプを設けておき、これらヒータランプを記録媒体サイズや定着回転体端部の温度等に応じて適宜切り替え使用するときは、様々な記録媒体サイズにに対応し切れず、一部のサイズの記録媒体については、通し枚数に制限を加えたり、一定時間内に通過させる枚数を下げるなどして対応せざるを得ない。
配光を変えたヒータランプの本数を増やせばそれだけ対応できる記録媒体サイズは多くなるが、ヒータランプ収容のために定着回転体が大きくなってしまうため、それだけ定着回転体の熱容量が大きくなり、ウォームアップ短縮が困難になる。
そこで本発明は、定着回転体と、該定着回転体との間にニップ部を形成する加圧回転体と、該定着回転体の表面移動方向を横切る左右方向に延在して該定着回転体を加熱するヒータランプとを含んでおり、トナー像を担持した記録媒体を該ニップ部に通すことで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる定着装置であって、ウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げないようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行える定着装置を提供することを第1の課題とする。
また本発明は、静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー像を定着装置で該記録媒体に定着させることができる画像形成装置であって、定着装置において、ウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げないようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができ、それだけ支障無く良好な画像形成を行える画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
本発明は、前記第1の課題を解決するため次の定着装置を提供する。
(1)定着装置
定着回転体と、該定着回転体との間にニップ部を形成する加圧回転体と、該定着回転体の表面移動方向を横切る左右方向に延在して該定着回転体を加熱するヒータランプとを含んでおり、トナー像を担持した記録媒体を該ニップ部に通すことで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる定着装置あり、
前記ヒータランプとして、放熱量が左側から右側へ次第に減少する配熱分布を有する左側ヒータランプと、放熱量が右側から左側へ次第に減少する配熱分布を有する右側ヒータランプとを備えており、該左側及び右側のヒータランプは、左右長手方向における大きい放熱量部分から小さい放熱量部分へ至る放熱量変化がいずれも同じヒータランプであり、 該左側ヒータランプ及び右側ヒータランプは、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが相対的に接近し又は離れるように相対的位置の調整が可能である定着装置。
また本発明は、前記第2の課題を解決するため次の画像形成装置を提供する。
(2)画像形成装置
静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー像を定着装置で該記録媒体に定着させることができる画像形成装置であり、該定着装置として本発明に係る定着装置を備えている画像形成装置。
ここで「ヒータランプ」とは、一般的に言えば、棒状や面状の発熱体で、該発熱体の発光(赤外線、遠赤外線の放射)により熱輻射するものである。該ヒータランプとしては、(1) バルブと呼ばれる管状外殻の中に金属線ヒータが内蔵されたもの、(2) バルブと呼ばれる管状外殻の中に、合成樹脂などに導電性粒子であるカーボンブラックが充填混入されたものが内蔵されたもの、(3) 導電性セラミックを発熱させるものなどを例示でき、より具体的には、ハロゲンランプヒータ、カーボンヒータ、セラミックヒータなどを例示できる。
いずれにしても、本発明に係る定着装置によると、左側ヒータランプは放熱量が左側から右側へ次第に減少する配熱分布を有するヒータランプであり、右側ヒータランプは放熱量が右側から左側へ次第に減少する配熱分布を有するヒータランプである。換言すれば、左側ヒータランプは左右方向の単位長さあたりの放熱量が左側から右側へ次第に減少する配熱分布を有するヒータランプであり、右側ヒータランプは左右方向の単位長さあたりの放熱量が右側から左側へ次第に減少する配熱分布を有するヒータランプである。
そして、該左側及び右側のヒータランプは、左右長手方向における大きい放熱量部分から小さい放熱量部分へ至る放熱量変化がいずれも同じヒータランプである。従って、左側及び右側のヒータランプは全体として配熱分布が左右対称状になっている。
さらに、該左側ヒータランプ及び右側ヒータランプは、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが(換言すれば、左側ヒータランプの放熱量の小さい右側部分と右側ヒータランプの放熱量の小さい左側部分とが)相対的に接近し又は離れるように相対的位置の調整が可能である。
従って、左側ヒータランプ及び右側ヒータランプの相対的位置を、(1) 定着回転体と加圧回転体間のニップ部における左右端間のいずれの位置に記録媒体左右方向幅におけるいずれの部分を揃えて該記録媒体を該ニップ部に通過させるのかに応じて(中央基準か、片側基準か等に応じて)、さらに、(2) 該記録媒体の該左右方向幅の大きさに応じて調整し、
それにより該ニップ部に通過させようとする記録媒体の左右方向幅に対応する定着回転体の定着用部分が均一に加熱されるようにするとともに、該定着用部分の温度をトナー像の該記録媒体への定着が可能な温度に制御可能とする一方、該定着回転体の該定着用部分より外側部分については該定着用部分より低温に維持することができる。
若干見方を変えて言えば、定着装置の定着回転体と加圧回転体との間のニップ部に通すトナー像定着対象の記録媒体の左右方向幅の大きさに応じて、左側ヒータランプの左側の放熱量が最大である部分が該ニップ部を通過する記録媒体の左側縁位置に対応し、右側ヒータランプの右側の放熱量が最大である部分が該ニップ部を通過する記録媒体の右側縁位置に対応するように両ヒータランプの相対的位置の調整が可能である。
そしてそのように左側及び右側ヒータランプを相対的に位置調整することで、記録媒体のサイズ(左右方向幅の大きさ)に応じて、該記録媒体の左右方向幅に対応する定着回転体の定着用部分が均一に加熱されるようにするとともに、該定着用部分の温度をトナー像の該記録媒体への定着が可能な温度に制御可能として記録媒体へのトナー像定着処理を良好に行えるようにしつつ、該定着回転体部分より外側の定着回転体部分については、ヒータランプの放熱量が最大の部分より放熱量が小さい部分に対応させ、トナー像定着温度に対し低温に維持しておくことができる。
かくして、記録媒体が接触する定着回転体部分の外側の定着回転体部分の過昇温、ひいては、該過昇温による定着回転体の破損等の好ましくない事態発生を抑制することができ、そのように定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつ、トナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができる。
本発明に係る定着装置においては、前記の特開平5−341685号公報に記載されているようにヒータランプの一部を記録媒体サイズに応じて熱反射鏡で覆う必要はなく、ヒータランプからの発熱の効率的利用を妨げることなく、定着回転体の局部的な過昇温を抑制でき、そのように定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつ、トナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができる。
また、本発明に係る定着装置によると、従来のように一部の記録媒体については通し枚数に制限を加えたり、一定時間内に通過させる枚数を下げるなどして画像生産性を低下させなくても、定着回転体の局部的な過昇温を抑制できる。
本発明に係る定着装置において、左側ヒータランプは一本のヒータランプからなっていてもよいし、複数本のヒータランプの群れからなっていてもよい。右側ヒータランプについても同様である。
しかし、左側や右側のヒータランプを複数本のヒータランプの群れから構成する場合でも、その本数を多くする必要はない。このようなことから、定着回転体をヒータランプ収容のために格別大型化して、その熱容量の増大、ひいては定着装置のウォームアップ時間の増大を招くようなことはしなくてよく、定着装置のウォームアップ時間短縮を格別妨げることなく、定着回転体の局部的な過昇温を抑制することができる。
なお、上述のように本発明に係る定着装置においては、左側ヒータランプは一本のヒータランプからなっていてもよいし、複数本のヒータランプの群れからなっていてもよく、右側ヒータランプについても同様であが、いずれにしても、左側ヒータランプは、その全体として、放熱量が左側から右側へ次第に減少する配熱分布を有するものとし、右側ヒータランプは、その全体として、放熱量が右側から左側へ次第に減少する配熱分布を有するものとする。さらに、該左側及び右側のヒータランプは、左側ヒータランプ全体として、また、右側ヒータランプヒータ全体として、左右長手方向における大きい放熱量部分から小さい放熱量部分へ至る放熱量変化がいずれも同じ(同じとみなして差し支えない、略同じ場合も含む)ヒータランプとする。
本発明に係る画像形成装置は、定着装置として本発明に係る定着装置を採用しているので、該定着装置においてウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げ内ようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができ、それだけ支障無く良好な画像形成を行える。
本発明に係る定着装置においては、記録媒体を前記ニップ部に通過させるときの記録媒体通し基準として、例えば中央基準が採用されるものでも、片側基準が採用されるものでもいずれでもよい。
ここで「中央基準」とは、記録媒体の搬送方向を横切る左右方向の幅の中央を予め定めた前記ニップ部における左右端間の中央基準位置に揃えて該記録媒体を該ニップ部に通過させる記録媒体の通し基準であり、
「片側基準」とは、記録媒体の搬送方向を横切る左右方向の幅の片側端縁部を予め定めた前記ニップ部における左右端間の左寄り又は右寄りの片側基準位置に揃えて該記録媒体を前記ニップ部に通過させる記録媒体の通し基準であり、
いずれも、記録媒体上にトナー画像を形成する画像形成装置における定着装置において一般的に採用されている記録媒体通し基準である。
中央基準が採用される定着装置の場合、前記左側ヒータランプ及び右側ヒータランプのいずれもが、該ヒータランプの左右長手方向において位置調整可能であり、且つ、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが互いに接近し又は離れるように等しい移動量による位置調整が可能であるようにすることができる。
また、片側基準が採用される定着装置の場合、前記左側ヒータランプ及び右側ヒータランプのうちいずれか一方が該ヒータランプの左右長手方向において位置調整可能であり、且つ、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが相対的に接近し又は離れるように位置調整が可能であるようにすることができる。
いずれにしても本発明に係る定着装置においては、前記ヒータランプのうち少なくとも一本のヒータランプ(全てのヒータランプでもよい)は、通電のためのリード線が該ヒータランプの左右端部のうちいずれか一方の端部のみから配線されていることが好ましい。 これにより定着装置をそれだけ組み立てやすく、また、コンパクト化できる。
本発明に係る定着装置において前記ヒータランプは手動で位置調整できるようになっていてもよいが、前記ヒータランプのうち位置調整のために動かされるべきヒータランプに対して該ヒータランプの位置調整のためのリニア駆動機構が設けられていてもよい。
本発明によると、定着回転体と、該定着回転体との間にニップ部を形成する加圧回転体と、該定着回転体の表面移動方向を横切る左右方向に延在して該定着回転体を加熱するヒータランプとを含んでおり、トナー像を担持した記録媒体を該ニップ部に通すことで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる定着装置であって、ウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げないようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行える定着装置を提供することができる。
また本発明によると、静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー像を定着装置で該記録媒体に定着させることができる画像形成装置であって、定着装置において、ウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げないようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができ、それだけ支障無く良好な画像形成を行える画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置例Aの正面図である。
図1に示す画像形成装置は、画像読取装置Sを備えた複写機であるが、ファクシミリ機の機能及びコンピュータ等から供給される画像情報に応じてプリントするプリンタ機能も併せ持つ。
図1の画像形成装置Aは、画像形成を行う部分B及びその下の記録媒体収容カセットC1〜C4を有する部分CSを含んでいる。画像読取装置Sは画像形成を行う部分Bの上方に位置している。画像読取装置Sには原稿自動搬送装置ADF及び操作パネルPAが搭載されている。
搬送装置ADFは開閉可能で、画像読取装置Sの原稿載置台であるガラス板g1上に配置される原稿を覆うカバーを兼ねている。
操作パネルPAには、複写画像形成やファクシミリ送信等の指示を行うスタートキー、画像形成枚数等を設定するテンキー等のキー群Ke等のほか、液晶表示部Dも搭載されている。液晶表示部Dは、ユーザによるキー操作を反映表示したり、ユーザへの指示メニューを表示したり、画像形成を行う部分B等からの情報を表示する等に用いられる。
画像読取装置Sは原稿台ガラスg1上に静止配置される原稿の画像を光学的に読み取ることができるほか、原稿自動搬送装置ADFにてその原稿載置トレイa1から搬送され、原稿排出トレイa2へ排出され、その途中で画像読取装置Sの原稿流し撮り用ガラス板g2に沿って移動する原稿の画像を光学的に読み取ることもできる。
画像読取装置Sで読み取られた画像のデータは画像形成を行う部分Bへ送られ、そこでの画像形成に供されるか、或いはフアクシミリ送信に供される。図示省略のコンピュータ等から送信されてくる画像データは画像形成を行う部分Bへ送られ、そこでの画像形成に供される。
画像形成を行う部分Bは電子写真方式により記録媒体上にトナー画像を形成するものである。本例の画像形成を行う部分Bは、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kを中間転写ベルト4に沿って配列し、各画像形成部により形成されるトナー像を中間転写ベルト4に1次転写し、ベルト4上に重ねて1次転写された多重トナー像をいずれかのカセットから供給される記録媒体(記録紙等)Pに2次転写し、定着装置7で定着させてカラー画像を得ることができるタンデム型カラー画像形成部分である。トナー画像が定着された記録媒体Pは排出トレイTに排出される。
画像形成を行う部分Bはモノクロ画像を形成することもできるし、いずれか二つ又は三つの画像形成部を用いて画像形成することもできる。
画像形成を行う部分Bについて図2を参照してさらに説明する。
部分Bには、前記のとおり中間転写ベルト4を有しており、該ベルト4は駆動ローラ31とこれに対向するローラ32に巻き掛けられ、駆動ローラ31が図示省略のベルト駆動部により駆動されることで図中反時計方向(図中矢印方向)に回転することができる。
対向ローラ32上の転写ベルト部分には転写ベルト4上の2次転写残トナー等を清掃するクリーナ40が臨んでいる。駆動ローラ31上の転写ベルト部分には、2次転写ローラ5が臨んでいる。
2次転写ローラ5は中間転写ベルト4との間にニップ部を形成し、中間転写ベルト4の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体Pの移動に従動して回転する。2次転写ローラ5には、図示省略の2次転写バイアス電源から2次転写バイアスを印加することができる。
2次転写ローラ5の下方には、タイミングローラ6が配置されており、さらにその下方に、既述の記録媒体収容カセット群がある。
2次転写ローラ5の上方には既述の定着装置7が配置されている。
定着装置7については後ほどさらに詳述する。
中間転写ベルト4を巻き掛けたローラ31、32の間には、転写ベルト4に沿って、ローラ32から31に向けて、既述のイエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成部は、ドラム型の感光体11を備えており、該感光体の周囲に帯電器12、画像露光装置13、現像器14、1次転写ローラ2、感光体上の1次転写残トナー等を除去清掃するクリーニング装置15等がこの順序で配置されている。
各画像形成部においては、感光体11、帯電器12、現像器14及びクリーニング装置15を含むプロセスカートリッジが形成されている。すなわち、イエロー画像形成部Yを形成するためのイエロープロセスカートリッジYC、マゼンタ画像形成部Mを形成するためのマゼンタプロセスカートリッジMC、シアン画像形成部Cを形成するためのシアンプロセスカートリッジCC、ブラック画像形成部Kを形成するためのブラックプロセスカートリッジKCである。
各プロセスカートリッジは複写機本体(部分Bの本体)に対し着脱可能である。
1次転写ローラ2は転写ベルト4を間にして感光体11に対向しており、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラ2には、感光体11上に形成されるトナー像をベルト4へ1次転写するための1次転写バイアスを図示省略の1次転写バイアス電源から印加できる。
露光装置13は、画像読取装置Sや図示省略のパーソナルコンピュータ等から提供される画像情報に応じて、レーザービームを用いて感光体11に画像露光を施す。
各画像形成部における感光体11は、ここでは負帯電性の有機感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動される。
各画像形成部における帯電器12には、図示省略の帯電電源から所定のタイミングで帯電電圧を印加できる。
各画像形成部における現像器14は、本例では、負帯電性トナーを採用するもので、感光体11上に形成される静電潜像を、図示省略の現像バイアス電源から現像バイアス電圧が印加される現像ローラ141で反転現像することができる。
画像形成を行う部分Bでは、既述のとおりY、M、C、Kの画像形成部のうち1又は2以上を用いて画像を形成することができる。この画像形成は、画像形成装置Aの動作を制御する図示省略の制御部の指示のもとに各部が所定のタイミングで動作することでなされる。該制御部には画像読取装置S、図示省略のパーソナルコンピュータ、フアクシミリ機等から画像形成部分Bで形成すべき画像の情報が入力される。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト4に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体11が図中時計方向に回転駆動され、帯電器12にて表面が一様に所定電位に帯電せしめられた感光体11の該帯電域に画像露光装置13からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体11上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像器14の現像バイアスが印加された現像ローラ141にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ2にて転写ベルト4上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ2には図示省略の電源装置から1次転写バイアス電圧が印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト4に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト4に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト4に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト4上に重ねて転写されるタイミングで形成される。転写ベルト4上に形成された多重トナー像は転写ベルト4の回動により2次転写ローラ5へ向け移動する。
一方、記録媒体Pがいずれかの記録媒体収容カセットから図示省略の媒体供給ローラにて引き出され、タイミングローラ6へ供給され、待機している。
タイミングローラ6のところで待機する記録媒体Pは、中間転写ベルト4にて送られてくる多重トナー像に合わせて転写ベルト4と2次転写ローラ5とのニップ部へ供給されるようにタイミングローラ6が記録媒体Pを搬送開始することで該ニップ部へ送り込まれ、図示省略の電源から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ5にて該多重トナー像が記録媒体P上に2次転写される。
その後記録媒体Pは定着装置7に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Pに定着され、トレイTへ排出される。中間転写ベルト4上に残留する転写残トナー等はクリーナ40により除去清掃され、各画像形成部において感光体11上に残留する転写残トナー等はクリーニング装置15の感光体に接触するクリーニングブレードにより除去清掃される。
以上のようにして画像形成されるのであるが、ここで定着装置7についてさらに説明する。
定着装置7は、図3に示すように定着ローラ71及び加圧ローラ72を含んでいる。定着ローラ71は、その片側端部に取り付けられた図示省略のギアを含むギア列を介して図示省略の駆動モータにより図3中反時計方向回りに回転駆動される。加圧ローラ72は定着ローラ71の方へ図示省略の押圧手段にて押圧され、定着ローラ71との間に定着用ニップ部Nを形成する。加圧ローラ72は該定着ローラの回転に従動回転することができる。
定着ローラ71は筒状芯金711に弾性層712及び表層713を積層した3層構成のローラである。ここでは、外径が40mm程度であり、芯金711は鉄系材料(例えばSTKM12種)で、厚み1.0mm程度に形成され、弾性層712はシリコーンゴム製で厚み2.5mm程度であり、JIS硬度にして1度〜80度、望ましくは5度〜30度程度の硬度を有するものである。表層713はPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(6フッ化プロピレン・4フッ化エチレンコポリマー)、PFEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)等のフッ素系樹脂で厚さ5μm〜100μm程度に形成されている。しかし定着ローラ71はこれに限定されるものではない。
加圧ローラ72は筒状芯金721に弾性層722及び表層723を積層した3層構成のローラである。ここでは、芯金721は鉄系材料(例えばSTKM12種)で、厚み1.0mm程度に形成され、弾性層722はシリコーンゴム製で厚み1.5mm程度であり、JIS硬度にして1度〜80度、望ましくは5度〜30度程度の硬度を有するものである。表層723はPFA、PTFE、FEP、PFEP等のフッ素系樹脂で厚さ5μm〜100μm程度に形成されている。しかし加圧ローラ71はこれに限定されるものではない。
定着ローラ71には図4及び図5にも示すように、定着ローラ71の回転中心線と平行に左右方向に延在する左側ヒータランプH11及び右側ヒータランプH12が内蔵されている。
図4及び図5に示すように、左側ヒータランプH11は定着ローラ71の左端からローラ内へ挿入され、右側ヒータランプH12は定着ローラ71の右端からローラ内へ挿入されている。
ヒータランプH11は左端部E11で図示省略のランプホルダにて片持ち支持されており、ヒータランプH12は右端部E12でランプホルダ701(図8参照)にて片持ち支持されている。通電のためのリード線Liがそれらヒータランプの片持ち支持された片側端部E11、E12のみから配線されており、定着装置7はそれだけ組み立てやすく、また、コンパクト化されている。
なお、定着装置配置スペースの大きさの制約に余裕があれば、少なくとも一方のヒータランプについては、従来のように、該ヒータランプの両端部のそれぞれから一本ずつリード線を引き出してもよい。
加圧ローラ72にも、加圧ローラ72の回転中心線と平行に左右方向に延在するヒータランプH2が内蔵されている。
ヒータランプについては後ほどさらに説明する。
この定着装置7は中央基準の定着装置であり、記録媒体の搬送方向を横切る左右方向の幅の中央を、ニップ部Nにおける左右端間の中央基準位置に揃えて記録媒体を該ニップ部Nに通過させるものである。
図4には、最大サイズの記録媒体であるA3サイズ記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A3T幅)としてニップ部Nに通過させる様子を示している。
図5には、A4サイズの記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A4T幅)としてニップ部Nに通過させる様子を示している。
ここで再びヒータランプH11、H12等について説明する。
それに限定される必要はないが、ここでの各ヒータランプはハロゲンヒータランプである。
図6及び図7に示すように、左側ヒータランプH11は、左右方向の単位長さ当たりの放熱量が左側から右側へ次第に減少する配熱分布(換言すれば配光分布)を有するヒータランプであり、右側ヒータランプH12は、左右方向の単位長さ当たりの放熱量が右側から左側へ次第に減少する配熱分布(換言すれば配光分布)を有するヒータランプである。
ヒータランプH11、H12は、左右長手方向における大きい放熱量部分から小さい放熱量部分へ至る放熱量変化が、左右の向きの違いの点を除けば、同じ勾配で直線的に変化するヒータランプである。
従って、ヒータランプH11とH12とは、定着ローラ71の左右幅の、換言すればニップ部Nの左右幅の中央を基準に左右対象の配光分布(配熱分布)を示している。
なお、加圧ローラ72のヒータランプH2は、左右長手方向にわたって放熱量が均一な補助的なヒータランプである。このヒータランプH2は定着ローラ71からニップ部Nを介して加圧ローラ72へ熱が逃げ、それにより定着ローラ温度が低下する、或いは昇温し難くなることを抑制するための補助的なヒータランプである。
図8に示すように、ヒータランプH12は、リニア駆動機構700にて左右方向に往復直線駆動できるようになっている。このリニア駆動機構700は、ヒータランプH12の右端部E12を保持するランプホルダ701、ホルダ701に取り付けたラックギア702、ラックギア702を支持して左右方向に往復直線移動可能のリニアステージ703、ラックギア702にかみ合うピニオンギア704及びピニオンギア704を正転逆転駆動可能のステッピングモータ705とを含んでいる。
ヒータランプH11も同様のリニア駆動機構700にて左右方向に往復直線駆動できる。
かくして、左右のリニア駆動機構700にて、左側ヒータランプH11及び右側ヒータランプH12を、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが相対的に接近し又は離れるように、相対的位置の調整が可能である。
従って、定着ローラ71と加圧ローラ72との間のニップ部Nに通すトナー像定着対象の記録媒体Pの左右方向幅(大サイズ記録媒体のA3T幅か、それより小サイズ記録媒体のA4T幅か等)の大きさに応じて、左側ヒータランプH11の左側の放熱量が最大である部分がニップ部Nを通過する記録媒体Pの左側縁位置に対応し、右側ヒータランプH12の右側の放熱量が最大である部分がニップ部Nを通過する記録媒体Pの右側縁位置に対応するように、両ヒータランプH11、H12の相対的位置の調整が可能である。
そしてそのように左側及び右側ヒータランプH11、H12を相対的に位置調整することで、記録媒体Pのサイズ(左右方向幅の大きさ)に応じて、該記録媒体が接触する定着ローラ71の部分の温度を均一に、且つ、トナー像定着に要求される定着温度に制御できるようにして、該記録媒体Pへのトナー像定着処理を良好に行えるようにしつつ、定着ローラ71の定着に寄与するその部分より外側の定着ローラ部分については、ランプヒータH11、H12の放熱量が最大の部分より放熱量が小さい部分に対応させて、トナー像定着温度に対し低温に維持することができる。
図4には、A3サイズ記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A3T幅)としてニップ部Nに通過させるときの左右のヒータランプH11、H12の相対的配置状態を示しており、図6はこのときの、左右ヒータランプH11、H12による定着ローラ71に対する総配光分布(換言すれば合成配熱分布)を示している。この総配光分布により、A3サイズ記録媒体に対応する定着ローラ71の部分は均一に加熱される一方、該定着ローラ部分より外側の定着ローラ部分は低温に維持され、過昇温が防止される。
図5には、A4サイズ記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A4T幅)としてニップ部Nに通過させるときの左右のヒータランプH11、H12の相対的配置状態を示しており、図7はこのときの、左右ヒータランプH11、H12による定着ローラ71に対する総配光分布(換言すれば合成配熱分布)を示している。このとき、左右の各ヒータランプは、図4に示す状態から例えば略45mm程度互いに反対方向へ等距離動かすことで、図5の配置を得るようにすればよい。
この総配光分布により、A4サイズ記録媒体に対応する定着ローラ71の部分は均一に加熱される一方、該定着ローラ部分より外側の定着ローラ部分は低温に維持され、過昇温が防止される。
図7に示す例では、記録媒体通過領域の熱量はA3サイズ記録媒体を通す場合に比べて約30%向上することが分かる。従って、この例では、定着ヒータランプH11、H12のそれぞれの電力をデューティ制御などの手段を用いて、低電力化して使用することも可能である。これにより、省エネの効果も得られる。
以上、A3サイズのA3T幅の記録媒体及びA4サイズのA4T幅の記録媒体にトナー像を定着する例について説明したが、このサイズ以外の記録媒体にトナー像を定着させるときには、その記録媒体サイズに応じて、左右のヒータランプH11、H12を等距離動かして両ヒータランプの相対的位置関係を調整すればよい。
いずれにしても、記録媒体にトナー像を定着させる定着ローラ71の部分の温度はトナー像を定着させ得る定着温度に制御される。該温度制御は、例えば、定着ローラ71の左右幅のうちいずれのサイズの記録媒体でも接触通過する部分(図3の例ではローラ71の左右幅の中央部分あたり)の表面温度を温度センサ(ここではローラ71に接触配置のサーミスタTs1)で検出し、これにより検出された温度を図示省略の温調制御部に入力して該制御部に予め記憶させた所定のトナー像定着温度と比較させ、該制御部にて、両者の差分を無くす方向にヒータランプH11、H12のオン、オフを制御することで行われる。
加圧ローラ72のヒータランプH2についても、該ローラ72の表面温度を温度センサ(ここではローラ72に接触配置のサーミスタTs2)で検出し、これを温調制御部に入力して該制御部に予め記憶させた所定の加圧ローラ表面温度と比較させ、該制御部にて、両者の差分を無くす方向にヒータランプH2のオン、オフを制御することで行われる。
かくして、記録媒体Pが接触する定着ローラ71の部分の外側の定着ローラ部分の過昇温、ひいては、該過昇温による定着ローラ71の破損等の好ましくない事態発生を抑制することができ、そのように定着ローラ71の局部的な過昇温を抑制しつつ、トナー像の記録媒体Pへの定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができる。
ヒータランプの一部を記録媒体サイズに応じて熱反射鏡で覆う必要はなく、ヒータランプH11、H12からの発熱をそれだけ効率よく利用して、定着ローラ71の局部的な過昇温を抑制でき、そのように定着ローラ71の局部的な過昇温を抑制しつつ、トナー像の記録媒体Pへの定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行うことができる。
また、従来のように一部の定着装置のように、一部の記録媒体については通し枚数に制限を加えたり、一定時間内に通過させる枚数を下げるなどして画像生産性を低下させなくても、定着回転体の局部的な過昇温を抑制できる。
また、定着ローラ71をヒータランプH11、H12の収容のために格別大型化して、その熱容量の増大、ひいては定着装置のウォームアップ時間の増大を招くようなことはしなくてよく、定着装置7のウォームアップ時間短縮を格別妨げることなく、定着ローラ71の局部的な過昇温を抑制することができる。
以上、記録媒体通し基準が中央基準である定着装置7に関して説明したが、定着装置7は片側基準のもの、すなわち、ここでは、図9及び図10に示すように、記録媒体Pの搬送方向を横切る左右方向の幅の左側縁を、ニップ部Nにおける左右端間の左寄りの基準位置に揃えて記録媒体を該ニップ部Nに通過させるものでもよい。
図9は、最大サイズの記録媒体であるA3サイズ記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A3T幅)として片側基準でニップ部Nに通過させる様子を示している。
図10は、A4サイズの記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A4T幅)として片側基準でニップ部Nに通過させる様子を示している。
片側基準の定着装置の場合は、図示例のものでは、ヒータランプのリニア駆動装置700が右側ヒータランプH12に対してのみ設けられており、左側ヒータランプH11に対しては省略される。その他の点は前記の中央基準の定着装置と実質上同じ構成である。
この片側基準の定着装置では、リニア駆動機構700にて、右側ヒータランプH12を駆動することで、左側ヒータランプH11の放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプH12の放熱量の大きい右側部分とが相対的に接近し又は離れるように、相対的位置の調整が可能である。
従って、片側基準の定着装置においても、定着ローラ71と加圧ローラ72との間のニップ部Nに通すトナー像定着対象の記録媒体Pの左右方向幅(大サイズ記録媒体のA3T幅か、それより小サイズ記録媒体のA4T幅か等)の大きさに応じて、左側ヒータランプH11の左側の放熱量が最大である部分がニップ部Nを通過する記録媒体Pの左側縁位置に対応し、右側ヒータランプH12の右側の放熱量が最大である部分がニップ部Nを通過する記録媒体Pの右側縁位置に対応するように、両ヒータランプH11、H12の相対的位置の調整が可能である。
そしてそのように左側及び右側ヒータランプH11、H12を相対的に位置調整することで、記録媒体Pのサイズ(左右方向幅の大きさ)に応じて、該記録媒体が接触する定着ローラ71の部分の温度を均一に、且つ、トナー像定着に要求される定着温度に制御できるようにして、該記録媒体Pへのトナー像定着処理を良好に行えるようにしつつ、定着ローラ71の定着に寄与するその部分より外側の定着ローラ部分については、ランプヒータH11、H12の放熱量が最大の部分より放熱量が小さい部分に対応させて、トナー像定着温度に対し低温に維持することができる。
図9には、A3サイズ記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A3T幅)としてニップ部Nに通過させるときの左右のヒータランプH11、H12の相対的配置状態を示している。このときの左右ヒータランプH11、H12による定着ローラ71に対する総配光分布(換言すれば合成配熱分布)は、全体が左寄りとなる点を除けば、図6に示される総配光分布(換言すれば合成配熱分布)と同じである。
これにより、A3サイズ記録媒体に対応する定着ローラ71の部分は均一に加熱される一方、該定着ローラ部分より外側の定着ローラ部分は低温に維持され、過昇温が防止される。
図10には、A4サイズ記録媒体を、その短い辺を記録媒体搬送方向を横切る左右方向幅(A4T幅)としてニップ部Nに通過させるときの左右のヒータランプH11、H12の相対的配置状態を示しており、図11はこのときの、左右ヒータランプH11、H12による定着ローラ71に対する総配光分布(換言すれば合成配熱分布)を示している。このとき、右側ヒータランプH12は、図9に示す状態から例えば略90mm程度左方向へ動かすことで、図10の配置を得るようにすればよい。
この総配光分布により、A4サイズ記録媒体に対応する定着ローラ71の部分は均一に加熱される一方、該定着ローラ部分より外側の定着ローラ部分は低温に維持され、過昇温が防止される。
図11に示す例では、記録媒体通過領域の熱量はA3サイズ記録媒体を通す場合に比べて約30%向上することが分かる。従って、この例でも、定着ヒータランプH11、H12のそれぞれの電力をデューティ制御などの手段を用いて、低電力化して使用することも可能である。これにより、省エネの効果も得られる。
以上、A3サイズのA3T幅の記録媒体及びA4サイズのA4T幅の記録媒体にトナー像を定着する例について説明したが、このサイズ以外の記録媒体にトナー像を定着させるときには、その記録媒体サイズに応じて、右側ヒータランプH12を動かして両ヒータランプの相対的位置関係を調整すればよい。
以上説明した片側基準の定着装置においても、定着装置配置スペースの大きさの制約に余裕があれば、ランプH11、H12のうち少なくとも一方のヒータランプについては、従来のように、該ヒータランプの両端部のそれぞれから一本ずつリード線を引き出してもよい。また、特に動かさないヒータランプH11については、定着装置配置スペースの大きさの制約に余裕があるのであれば、図12に示すように、該ヒータランプの両端部のそれぞれから一本ずつリード線を引き出してもよい。
以上説明した定着装置では、加圧ローラ72にもヒータランプH2を設けたが、本発明に係る定着装置として、例えば、図13に示すように加圧ローラにおけるヒータランプを省略し、代わりに、前記加圧ローラ72の芯金72上に、例えば厚さ3mm〜10mm程度の断熱性のシリコンスポンジゴム層722’を設け、その上に前記加圧ローラ72と同様のフッ素樹脂系の表層723を設けた加圧ローラ72’を用いた定着装置7’も例示できる。
また、本発明に係る定着装置は図14に示すような定着装置70であってもよい。
定着装置70は、加熱ローラ701と定着用ローラ702とに無端の定着ベルト(定着回転体の例)703を巻き掛け、ローラ702に支持されたベルト部分に加圧ローラ704を押圧してニップ部を形成し、加熱ローラ701に前記定着装置7におけるヒータランプH11に相当するヒータランプH101と、前記定着装置7におけるヒータランプH12に相当するヒータランプH102とを挿入してこれらを相対的に位置調整可能とし、加圧ローラ704にも前記定着装置7におけるヒータランプH2に相当するヒータランプH20を設け、加熱ローラ701の表面温度をサーミスタTS1で、加圧ローラ表面温度をサーミスタTS2で検出して、加熱ローラ表面温度、ひいては定着ベルト703の温度及び加圧ーラ表面温度を制御する定着装置であり、このタイプの定着装置においても、定着ベルト703の局部的過昇温を抑制しつつ記録媒体サイズに応じた定着ベルト領域で所定の定着温度を得ることができる。
定着装置70における各部の具体例として次のものを例示できる。
加熱ローラ701は、アルミニウム系材料からなる外径30mm程度の筒状の金属ローラで厚みは0.8mm〜1.5mm程度のもの。
定着用ローラ702は、芯金72aに断熱層72bを重ねた外径25mm〜35mm程度(ここでは30mm程度)の2層層構成のローラであり、芯金72aはアルミニウム系又は鉄系材料で構成され、外径9mm〜31mm程度(ここでは18mm程度)であり、断熱層72bはJIS硬度にして1度〜80度、望ましくは5度〜30度程度の硬度を有し、厚みが2mm〜8mm程度(ここでは6mm程度)のシリコーンゴム製のものである。
定着ベルト703は、基材に弾性層を設け、その上に表層を設けたもので、基材はニッケル等の金属やPI(ポリイミド)等の耐熱性樹脂で厚み50μm〜500μm程度に形成され、弾性層はJIS硬度にして1度〜80度、望ましくは5度〜30度程度の硬度のシリコーンゴム製のもので、厚みが10μm〜800μm、より好ましくは100μm〜300μm程度のものであり、表層はPFA、PTFE、FEP、PFEP等のフッ素系樹脂で厚さ5μm〜100μm程度に形成される。
加圧ローラ704は筒状芯金74aに弾性層74b及び表層74cを積層した3層構成のローラである。ここでは、芯金74aは鉄系材料(例えばSTKM12種)で、厚み1.0mm程度に形成され、弾性層74bはシリコーンゴム製で厚み1.5mm〜5mm程度であり、JIS硬度にして1度〜80度、望ましくは5度〜30度程度の硬度を有するものである。表層74cはPFA、PTFE、FEP、PFEP等のフッ素系樹脂で厚さ5μm〜100μm程度に形成されている。
以上説明した画像形成装置Aはタンデム型のカラー画像形成装置であったが、本発明は他のタイプのカラー画像形成装置にも適用でき、また、本発明はモノクロ画像形成装置にも適用できる。
本発明は、ウォームミングアップ時間の短縮化の妨げにならないようにして、また、熱エネルギーの効率的利用を妨げないようにして、定着回転体の局部的な過昇温を抑制しつつトナー像の記録媒体への定着処理を各種記録媒体サイズに対応して良好に行える定着装置を提供すること、及びそのような定着装置を備えた画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示す図である。 図1の画像形成装置における画像を形成する部分をより詳細に示す図である。 図1の画像形成装置における定着装置の拡大断面図である。 図3の定着装置に中央基準でA3T幅の記録媒体を通すときの左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係を示す図である。 図3の定着装置に中央基準でA4T幅の記録媒体を通すときの左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係を示す図である。 図4に示す左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係状態における各ヒータランプの配光分布及び両ヒータの総配光分布を示す図である。 図5に示す左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係状態における各ヒータランプの配光分布及び両ヒータの総配光分布を示す図である。 ヒータランプのリニア駆動機構を示す図である。 図3の定着装置に片側基準でA3T幅の記録媒体を通すときの左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係を示す図である。 図3の定着装置に片側基準でA4T幅の記録媒体を通すときの左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係を示す図である。 図10に示す左側及び右側のヒータランプの相対的配置関係状態における各ヒータランプの配光分布及び両ヒータの総配光分布を示す図である。 片側基準の定着装置における左側ヒータランプの他の例を示す図である。 本発明に係る定着装置の他の例を示す図である。 本発明に係る定着装置のさらに他の例を示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置(複写機)
S 画像読取装置
PA 操作パネル
Ke キー群
D 液晶表示部

ADF 原稿自動搬送装置
g1 ガラス板
g2 ガラス板
a1 原稿載置トレイ
a2 原稿排出トレイ

C1〜C4 記録媒体収容カセット
CS カセットC1〜C4を有する部分

B 画像形成を行う部分
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
YC、MC、CC、KC プロセスカートリッジ
11 感光体
12 帯電器
13 画像露光装置
14 現像器
141 現像ローラ
15 クリーニング装置
2 1次転写ローラ
31 駆動ローラ
32 対向ローラ
4 中間転写ベルト
40 クリーナ
5 2次転写ローラ
6 タイミングローラ対
7 定着装置
71 定着ローラ 711 芯金
712 弾性層
713 表層
72 加圧ローラ
721 芯金
722 弾性層
723 表層
H11、H12 定着ローラのヒータランプ
E11、E12 ヒータランプ端部
Li リード線
H2 加圧ローラのヒータランプ
N ニップ部
700 リニア駆動機構
701 ランプホルダ
702 ラック
703 リニアステージ
704 ピニオン
705 ステッピングモータ
Ts1、Ts2 サーミスタ
P 記録媒体(記録紙等)
T 排出トレイ

7’ 定着装置
72’ 加圧ローラ
722’ シリコンスポンジゴム層

70 定着装置
701 加熱ローラ
702 定着用ローラ
72a 芯金
72b 断熱層
703 定着ベルト
704 加圧ローラ
74a 芯金
74b 弾性層
74c 表層
H101、H102 加熱ローラのヒータランプ
H20 加圧ローラのヒータランプ
TS1、TS2 サーミスタ

Claims (6)

  1. 定着回転体と、該定着回転体との間にニップ部を形成する加圧回転体と、該定着回転体の表面移動方向を横切る左右方向に延在して該定着回転体を加熱するヒータランプとを含んでおり、トナー像を担持した記録媒体を該ニップ部に通すことで該トナー像を該記録媒体に加熱加圧下に定着させる定着装置あり、
    前記ヒータランプとして、放熱量が左側から右側へ次第に減少する配熱分布を有する左側ヒータランプと、放熱量が右側から左側へ次第に減少する配熱分布を有する右側ヒータランプとを備えており、該左側及び右側のヒータランプは、左右長手方向における大きい放熱量部分から小さい放熱量部分へ至る放熱量変化がいずれも同じヒータランプであり、 該左側ヒータランプ及び右側ヒータランプは、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが相対的に接近し又は離れるように相対的位置の調節が可能であることを特徴とする定着装置。
  2. 記録媒体を前記ニップ部に通過させるときの記録媒体通し基準として中央基準が採用されており、前記左側ヒータランプ及び右側ヒータランプのいずれもが、該ヒータランプの左右長手方向において位置調節可能であり、且つ、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが互いに接近し又は離れるように等しい移動量による位置調節が可能である請求項1記載の定着装置。
  3. 記録媒体を前記ニップ部に通過させるときの記録媒体通し基準として片側基準が採用されており、前記左側ヒータランプ及び右側ヒータランプのうちいずれか一方が該ヒータランプの左右長手方向において位置調節可能であり、且つ、左側ヒータランプの放熱量の大きい左側部分と右側ヒータランプの放熱量の大きい右側部分とが相対的に接近し又は離れるように位置調節が可能である請求項1記載の定着装置。
  4. 前記ヒータランプのうち少なくとも一本のヒータランプは、通電のためのリード線が該ヒータランプの左右端部のうちいずれか一方の端部のみから配線されている請求項1、2又は3記載の定着装置。
  5. 前記ヒータランプのうち位置調節のために動かされるべきヒータランプに対して該ヒータランプの位置調節のためのリニア駆動機構が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 静電潜像担持体に目的とする画像に応じた静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写し、該転写されたトナー像を定着装置で該記録媒体に定着させることができる画像形成装置であり、該定着装置として請求項1から5のいずれかに記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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