JP2009175325A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動制御が簡易となると共に、ブレ周期が短い場合にも対応してブレ補正を行うことのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】手ブレが発生した場合には、補正部材(4)を段階的に変位させる駆動手段(6P、6Y)により、予想される変位が駆動手段による変位量をその1段階の変位量の半分の値だけ超えるごとに、駆動手段による変位量を1段階ずつ増加させる。駆動手段としては、その1段階の変位量が、実用上想定される許容錯乱円径と同程度またはそれ以下のものを用いることが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置の手ブレ補正に関し、特に、手ブレを検出した場合にそのブレを補正する補正機構の駆動および制御に関する。
撮像装置における手ブレを機械的に補正する技術として、撮像装置の角速度を検出し、その検出出力に基づいて撮像光学系から撮像素子に至る光路上で補正部材を駆動して手ブレを補正することが行われている(例えば特許文献1〜3参照)。角速度の検出にはジャイロセンサが用いられ、この角速度を時間積分して振れ角を求め、この触れ角変化による画像ブレが相殺されるように、補正部材を駆動する。補正部材の駆動には、一般的に、磁石とコイルの組み合わせが用いられる。
磁石とコイルの組み合わせにより補正部材を駆動する方法は、振れ角の変化に対応して連続した補正が可能であり、例えば15Hzのようにブレ周期が短い場合であっても、比較的容易に追随できる利点がある。
特開2005−128092号公報 特開2005−340988号公報 特開2005−340990号公報
しかし、補正部材を駆動するために磁石とコイルの組み合わせを用いた場合には、補正部材の現在位置を知るためのセンサが必要となる。このようなサンサとしては、一般的には磁気検出素子と磁石の組み合わせが用いられる。また、部材の駆動力はコイルに通電される電流に比例するので、位置情報から駆動力を制御するためにはフィードバック制御が必要となり、駆動制御が複雑となる。
フィードバック制御を不要とするには、ステッピングモータなどのフィードフォワード制御が可能な駆動手段を使用する方法が考えられる。ステッピングモータは、印加する1パルス当たりの回転角が決められているので、フィードバック制御が無くても現在位置を知ることができる。
しかし、ステッピングモータでは構造的に回転角が決められているので、ブレ補正部材の微小移動量の分解能を確保するためには、減速機構等が必要となる。また、ステッピングモータでは、動作上限周波数が駆動負荷で決められ、分解能を小さくするほど、ブレ変位に応じたパルス数を多くする必要がある。このため、高速応答ができず、ブレ周期が短い場合には対応できないことになる。
本発明は、このような課題を解決し、駆動制御が簡易となると共に、ブレ周期が短い場合にも対応してブレ補正を行うことのできる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によると、撮像光学系と、撮像素子と、撮像光学系から撮像素子上に投影される画像と撮像素子との位置関係を補正するための補正部材と、振れを検出したときにその振れによって上記画像に生じると予想される変位に対応して補正部材の位置を制御する手ブレ補正手段とを備え、この手ブレ補正手段は、補正部材を段階的に変位させる駆動手段と、予想される変位が駆動手段による変位量をその1段階の変位量の半分の値だけ超えるごとに駆動手段による変位量を1段階ずつ増加させる制御手段とを含むことを特徴とする撮像装置が提供される。駆動手段として、その1段階の変位量が想定される許容錯乱円径に相当する値以下のものを用いることがよい。
本発明の第2の観点によると、撮像光学系と、撮像素子と、撮像光学系から撮像素子上に投影される画像と撮像素子との位置関係を補正するための補正部材と、振れを検出したときにその振れによって上記画像に生じると予想される変位に対応して補正部材の位置を制御する手ブレ補正手段とを備え、この手ブレ補正手段は、補正部材を段階的に変位させる駆動手段を有し、補正部材による1段階当たりの変位量を撮像素子上の許容錯乱円径に相当する値以下としたことを特徴とする撮像装置が提供される。
駆動手段としては、ステッピングモータを用いることができる。補正部材としては、撮像素子を保持する部材を用いることができる。
本発明によれば、撮像装置における手ブレ補正のための駆動制御が簡易となると共に、ブレ周期が短い場合にも対応してブレ補正を行うことができる。
[構成]
図1は本発明の実施の形態を示すブロック構成図であり、撮像装置の構成例を示す。この撮像装置は、撮像光学系1と、撮像素子(CCD)3とを備え、撮像光学系1にはズーム駆動部2が設けられる。また、この撮像装置は、撮像光学系1から撮像素子3上に投影される画像と撮像素子3との位置関係を補正するための補正部材として、撮像素子3を保持するX−Y軸ステージ4を備え、このX−Y軸ステージ4の位置を検出することで撮像素子3の原点基準とするフォトインタラプタ(PIP、PIY)5P、5Y位置初期位置を備える。さらにこの撮像装置は、振れを検出したときにその振れによって画像に生じると予想される変位を求めるためのブレセンサ11P、11Y、積分回路12P、12Yおよびアナログ・ディジタル変換器(A/D)13P、13Yと、X−Y軸ステージ4を段階的に変位させる駆動手段としてのステッピングモータ(SMP、SMY)6P、6Yと、これらの各部の制御を行うとともに、予想される変位がステッピングモータ6P、6Yによる変位量をその1段階の変位量の半分の値だけ超えるごとにステッピングモータ6P、6Yによる変位量を1段階ずつ増加させる制御を行う制御手段として制御部14とを備える。
[各部の動作]
ブレセンサ11P、11Yは、この撮像装置の正位置で、光軸のそれぞれ縦方向(ピッチ)のブレおよび横方向(ヨー)の角速度を検出することで、それぞれの方向のブレを検出する。積分回路12P、12Yは、検出された角速度を時間積分し、角度の情報として出力する。この出力はアナログ・ディジタル変換器13P、13Yによりディジダク信号に変換され、制御部14に供給される。制御部14にはまた、ズーム駆動部2を制御してズーム動作を行う際に、撮像光学系1の焦点距離fに関する情報が供給される。
撮像素子3として図1ではCCDを用いた例を示すが、この撮像素子3は、X−Y軸ステージ4に固定され、2次元平面を自在に移動することにより、ピッチP、ヨーYのブレの補正を可能とする。この2次元平面は光軸に垂直となる平面で、水平方向をX軸とし、重力方向をY軸となる平面である。撮像素子3は、X軸方向の移動で横方向(ヨー)のブレを補正し、Y軸方向の移動で縦方向(ピッチ)のブレを補正する。制御部11は、このX−Y軸ステージ4をピッチ方向のステッピングモータ6Pとヨー方向のステッピングモータ6Yを制御する。撮像素子3の原点位置は、各軸方向に設けられたフォトインタラプタ5P、5Yにより検出する。なお、以下では、X軸方向でヨー方向のブレを補正することからこれを「Y軸」、X−YのY軸方向でピッチ方向のブレを補正することからこれを「P軸」と表示することにする。
[段階的な変位によるブレ補正]
ステッピングモータ6P、6Yとしては、その1段階の変位量が、想定される許容錯乱円径に相当する値以下のものが望ましい。以下、許容錯乱円に着目して説明する。
プリントされた写真を見る明視の距離を250mmとし、目の分解能を2分とすると、ボケの円を点と見なし得る大きさは、d=250×tan(2/60)=0.145となる。すなわち、直径0.145mmの円は点とみなすことができる。許容錯乱円径は、撮像素子の対角長D(mm)と、プリント倍率Mとで決定される。一般的な撮像素子である1/2.5インチのCCDの対角長Dを7.2mmとし、この撮像画像をポストカードの大きさにプリントすると、ポストカードの対角長は180mmであるから、M=180/7.2=25倍となる。したがって、CCD上の許容錯乱円径δは、δ=0.145/25=5.8μmとなる。すなわち、CCD上で±3μmのブレ変位は、ブレとして認識できないことになる。
従来のブレ補正では、連続する3μmの変位を、同じく連続的に変位可能な補正部材を3μm移動させて補正していた。これに対し本発明の実施の形態では、1パルスでの変位量が6μmのステッピングモータを使用し、ブレ変位が±3μmを超えたときに6μm、±9μmを超えたときにさらに6μm(合計12μm)の補正を行う。この3μmが最小補正量となる。このような補正でも錯乱円上は±3μmの範囲内であり、人間の目ではブレとして認識できない。
[ブレ補正に要する時間]
撮像光学系1の焦点距離をf(mm)とした場合、従来制御のδ/2となる振れ角θpは、
θp=tan-1(δ/2/f)
となる。手ブレの振れ角度を±θ度とし、周波数Hzとし、等角速度で振れたと仮定すると、角速度vは、
v=θ×Hz×4(deg/sec)
となる。この場合、振れ角θpを変位する時間、すなわちブレが最小補正量分を動く時間Tpは、
Tp=θp/v=tan-1(δ/2/f)/θ×Hz×4(sec)
で示される。このTpがステッピングモータの1パルス駆動時間より短くなると、ブレの方が速くなり、ブレ角変位に対してブレ補正が追いつけなくなり、ブレ補正ができなくなる。よって、時間Tpは手ブレ補正周波数の高い側の限界となる。
本発明の実施の形態の制御では、ブレ補正のための最小検出角度はδ/2であるが、補正の最小変位はδである。したがって、
Tp'=tan-1(δ/f)/θ×Hz×4(sec)
であり、tan-1(δ/f)≪1の場合は、
tan-1(δ/f)/tan-1(δ/2/f)=2
であるから、Tp'/ Tp=2となる。すなわち、もし両者の変位時間Tp'、Tpが同じだとすると、Hzの値が2倍、すなわち補正の最小変位がδ/2の場合に比べ周波数が2倍になっても対応できることになる。
[最小変位量の許容範囲]
最小錯乱円径を6μmとしてCCD上で±3μmのブレ変位はブレとして認識できないことは上述の通りであるが、経験則として、1.7倍の10.2μmくらいまではブレとして気にならない。したがって、1ステップ当たりの変位量をこの程度まで増やすこともできる。上述の説明における「許容錯乱円径に相当する値」とは、このような経験則によりブレとして気にならない範囲を含む。1ステップ当たりの変位量が大きいステッピングモータを利用することで、低コスト化が可能となる。また、ステッピングモータはその種類によらず1パルス駆動に要する時間がほぼ同等なので、1ステップ当たりの変位量を大きくできるということは、より高い手ブレ周波数に対応できるということになる。
[制御フロー]
図2から図6に制御部14による制御のフローチャートを示す。これらの図を参照して図1に示した撮像装置の動作を説明する。
まず、図2を参照して説明する。撮像装置の電源(図示せず)が投入されると、まず、撮像光学系1に対する撮像素子3の光軸合わせを行う。このために制御部14は、各原点基準となるフォトインタラプタ(PIP、PIY)5P、5Yがオフになっているかを確認し(ステップS1、S5)、オフでなけれは、オフになるまでステッピングモータ(SMP、SMY)6P、6Yを正転させて戻す(ステッスS2、S6)。フォトインタラプタ5P、5Pがオフであれば、制御部14は、フォトインタラプタ5P、5Yがオンになるまでステッピングモータ6P、6Yを逆転させ(ステップS3、S7)、フォトインタラプタ5P、5Pがそれぞれオンとなった位置から設定パルス数分さらに駆動し(S4、S8)、撮像素子3の初期位置を設定する。前述したように、この初期位置設定をステッピングモータ6P、6Yで行うことにより、現在位置のフィードバック処理が不要になるとともに、特別な保持部材無しで無通電状態での初期位置の保持が可能となる。
続いて、撮像装置のレリーズスイッチ(図示せず)が操作され、撮像動作が開始されると(ステップS9)、制御部14は手ブレ補正制御を開始する(ステップS10)。この手ブレ補正制御は、レリーズスイッチのオンが継続されている間、行われる。すなわち制御部14は、レリーズスイッチのオンが継続しているかを監視し、レリーズスイッチがオフになると(ステップS11)、光軸合わせの処理(ステップS1)に戻り、次回の撮像に備える。
図3を参照して手ブレ補正制御のフローを説明する。この制御では、最初に、現在のズーム位置情報より、焦点距離f(mm)を求める。ステッピングモータ6P、6Yの1ステップ当たりの変位量をδとし、その半分のδ/2に対する振れ角θpをθp=tan-1(δ/2/f)により求める。例えば、撮像素子3として一般的な1/2.5インチのCCDを想定し、その許容錯乱円径が6μmであってステッピングモータ6P、6Yの1ステップ当たりの変位量δも6μmであるとする。また、撮像光学系1のズーム比が3倍で広角の焦点距離が8mm、望遠の焦点距離が24mmであるとする。この場合、広角での振れ角θpwは、
θpw=tan-1(0.003/8)=0.0215(deg)
望遠での振れ角θptは
θpt=tan-1(0.003/24)=0.0072(deg)
となる。この求めたθpの値をzsekiとする。上記のようにこのzsekiの値はズーム位置で異なり、望遠になればなるほどわずかなブレがブレとして認識されることとなる(以上ステップS21)。
また、現在までのブレ量を示す振れ角(角度の積分値)をP軸、Y軸で読み込み、それぞれP、Yとする(ステップS22)。規定の遅延時間(ステップS23)後に再度ブレ量となる振れ角の読み込みを行い、この値をP1、Y1とする(ステップS24)。この遅延時間の設定は、手ブレの周期に対して充分速い時間で行う。例えば、手ブレ周期の上限を20Hzとしたとき、±0.2(deg)の変化をするなら、振れ角θptの変位時間tは、12.5msecで0.2度変化するから、t=12.5×θpt÷0.2=12.5×0.0072÷0.2=0.45msecとなる。これより速い時間として、半分以下の0.2msec=200μsecくらいの遅延時間に設定することが良い。
得られた2個の積分値より、ステッピングモータ6P、6Yの1パルスの駆動が必要かを判断する。すなわち、P軸では、変位パルス数PLSPとして、
PLSP=(P1−P)÷zseki
を計算し、同様にY軸でも、変位パルス数PLSYとして、
PLSY=(Y1−Y)÷zseki
を計算する(ステップS25)。
このときの符号は、現在の角度に対して、+方向あるいは−方向に変位した角度方向を示す。変位パルス数PLSP、PLSYのそれぞれの絶対値がいずれも1未満のとき(ステップS26、S28)には、角度変位(ブレ)がδ/2に対する振れ角θpに達していないということであり、ブレ補正されずにステップS23に戻る。一方、変位パルス数PLSP、PLSYのいずれかの絶対値が1以上のとき(ステップS26、S27、S28)は、対応するP軸またはY軸、あるいはその双方に対して、駆動方向を考慮して1パルス駆動を行う(ステップS29、S30、S31)。1パルス分の駆動が行われると、現在の振れ角P、Yの値を更新し(ステップS23)、ステップS23以降の処理を実行する。このように、P軸駆動、P軸Y軸駆動、Y軸駆動の角駆動のいずれかが行われ、手ブレ補正がなされる。このとき、変位パルス数PLSP、PLSYが2以上であっても、駆動は1パルス分のみ行う。変位パルス数が2以上となる状態は補正限界を越えたブレであるので、実際には対応できない。
図4を参照してP軸駆動について説明する。変位パルス数PLSPの絶対値が1以上(ステップS26)であり、変位パルス数PLSYの絶対値が1より小さい(ステップS27)の場合、変位パルス数PLSPの値が負であれば(ステップS41)、振れ角の積分値Pから補正分であるzsekiの2倍の値を減算し(ステップS42)、ステッピングモータ6Pを正転方向に1パルス駆動する(ステップS43)。変位パルス数PLSPの値が正であれば(ステップS41)、振れ角の積分値Pにzsekiの2倍の値を加算し(ステップS44)、ステッピングモータ6Pを逆転方向に1パルス駆動する(ステップS45)。
図5を参照してY軸駆動について説明する。変位パルス数PLSPの絶対値が1より小さく(ステップS26)、変位パルス数PLSYの絶対値が1以上(ステップS28)の場合には、Y軸駆動を行う。すなわち、変位パルス数PLSYの値が負であれば(ステップS51)、振れ角の積分値Yからzsekiの2倍の値を減算し(ステップS52)、ステッピングモータ6Yを正転方向に1パルス駆動する(ステップS53)。変位パルス数PLSYの値が正であれば(ステップS51)、振れ角の積分値Yにzsekiの2倍の値を加算し(ステップS54)、ステッピングモータ6Yを逆転方向に1パルス駆動する(ステップS55)。
変位パルス数PLSP、PLSYの絶対値が共に1以上の場合(ステップS26、S27)には、図6に示すP軸Y軸駆動を行う。すなわち、変位パルス数PLSYの値が負であれば(ステップS61)、振れ角の積分値Yからzsekiの2倍の値を減算し(ステップS52)、変位パルス数PLSPの値が負であれば(ステップS63)、振れ角の積分値Pからzsekiの2倍の値を減算し(ステップS64)、ステッピングモータ6P、6Y共に正転方向に1パルス駆動する(ステップS65)。ステップS63において変位パルス数PLSPの値が負でなければ、振れ角の積分値Pにzsekiの2倍の値を加算し(ステップS66)、ステッピングモータ6Pを逆転方向、ステッピングモータ6Yを正転方向にそれぞれ1パルス駆動する(ステップS67)。
ステップS61において変位パルス数PLSYの値が負でない場合には、振れ角の積分値Yにzsekiの2倍の値を加算し(ステップS68)、変位パルス数PLSPの値が負であれば(ステップS69)、振れ角の積分値Pからzsekiの2倍の値を減算し(ステップS70)、ステッピングモータ6Pを正転方向、ステッピングモータ6Yを逆転方向にそれぞれ1パルス駆動する(ステップS71)。ステップS69において変位パルス数PLSPの値が負でなければ、振れ角の積分値Pにzsekiの2倍の値を加算し(ステップS72)、ステッピングモータ6P、6Yを共に逆転方向に1パルス駆動する(ステップS73)。
以上の駆動制御において、振れ角の積分値P、Yの更新とステッピングモータ6P、6Yの駆動との順は逆でもよい。また、ステッピングモータ6P、6Yの正転方向、逆転方向は説明のために便宜上用いたもので、逆回転でも本発明を同様に実施でき、また、ステッピングモータ6Pと6Yとで逆の駆動制御となるような構成も可能である。フォトインタラプタ5P、5Yの配置は図1に示した配置に限定されるものではなく、他の配置であっても、それに応じて図2に示したフローチャートを修正することで対応できる。
以上説明した本発明の実施の形態に係る撮像装置は、手ブレを補正するための補正部材であるX−Y軸ステージ4の移動量を段階的に駆動し、予想される変位がその段階的変位量の半分の値だけ超えるごとに、1段階ずつ増加させる。すなわち、ブレ変位に応じて補正部材を段階的に駆動するが、振れ角の変化に対応する連続した補正は行っていない。連続した補正ではないが、段階的な変位量が許容錯乱円径に相当する値以下であれば、その程度の手ブレによるボケがあっても人間の目にはそれを認識できず、特に問題となることはない。また、変位量を段階的とすることで、駆動に要する時間が短縮され、より高周波の手ブレ周期にも対応できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は要旨を変更しない限り種々変更することができる。例えば、駆動手段としてステッピングモータを用いた例を示したが、補正部材を段階的に変位させるものであれば、圧電変位アクチュエータなど、どのようなものを用いても本発明を同様に実施できる。また、補正部材が撮像素子3を保持する部材である例を示したが、補正部材が撮像光学系1に設けれらてもよい。すなわち、撮像光学系1全体または一部のレンズを変位させることで画像と撮像素子3の位置関係を変位させる構成とすることもできる。撮像素子3としてはCCD以外のものを用いても、本発明を同様に実施できる。撮像装置として静止画を撮像する装置を想定して説明したが、動画を撮影する装置でも同様に本発明を実施できる。その場合、ジャイロセンサではなく撮影した画像から手ブレを検出することもできる。さらに、上述の実施の形態では制御フローを簡略にするためワンステップ駆動としたが、この制御フローを修正し、ステップS23における次回サンプリングのための遅延時間を1ステップ駆動時間より大きくする等によって、変位パルス数PLSP、PLSYが2以上のときに、ステッピングモータを2ステップ以上駆動させるようにしてもよい。
本発明の実施の形態である撮像装置のブロック構成図である。 図1に示した撮像装置内の制御部による撮像装置の制御のフローチャートである。 図2のフローチャートにおける手ブレ補正制御の詳細を示すフローチャートである。 図3のフローチャートにおけるP軸駆動の詳細を示すフローチャートである。 図3のフローチャートにおけるY軸駆動の詳細を示すフローチャートである。 図3のフローチャートにおけるP軸Y軸駆動の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像光学系
2 ズーム駆動部
3 撮像素子(CCD)
4 X−Y軸ステージ(補正部材)
5P、5Y フォトインタラプタ(PIP、PIY)
6P、6Y ステッピングモータ(SMP、SMY)(駆動手段、手ブレ補正手段)
11P、11Y ブレセンサ
12P、12Y 積分回路
13P、13Y アナログ・ディジタル変換器(A/D)
14 制御部(制御手段、手ブレ補正手段)

Claims (5)

  1. 撮像光学系と、撮像素子と、上記撮像光学系から上記撮像素子上に投影される画像と上記撮像素子との位置関係を補正するための補正部材と、振れを検出したときにその振れによって上記画像に生じると予想される変位に対応して上記補正部材の位置を制御する手ブレ補正手段とを備え、
    この手ブレ補正手段は、上記補正部材を段階的に変位させる駆動手段と、上記予想される変位が上記駆動手段による変位量をその1段階の変位量の半分の値だけ超えるごとに上記駆動手段による変位量を1段階ずつ増加させる制御手段とを含む
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動手段として、その1段階の変位量が想定される許容錯乱円径に相当する値以下のものが用いられたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 撮像光学系と、撮像素子と、上記撮像光学系から上記撮像素子上に投影される画像と上記撮像素子との位置関係を補正するための補正部材と、振れを検出したときにその振れによって上記画像に生じると予想される変位に対応して上記補正部材の位置を制御する手ブレ補正手段とを備え、
    この手ブレ補正手段は、上記補正部材を段階的に変位させる駆動手段を有し、前記補正部材による1段階当たりの変位量を上記撮像素子上の許容錯乱円径に相当する値以下としたことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記駆動手段はステッピングモータである請求項1、2または3記載の撮像装置。
  5. 前記補正部材は前記撮像素子を保持する部材である請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
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