JP2009173255A - 車両用中折れ式ドアの支持装置 - Google Patents
車両用中折れ式ドアの支持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009173255A JP2009173255A JP2008058048A JP2008058048A JP2009173255A JP 2009173255 A JP2009173255 A JP 2009173255A JP 2008058048 A JP2008058048 A JP 2008058048A JP 2008058048 A JP2008058048 A JP 2008058048A JP 2009173255 A JP2009173255 A JP 2009173255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- state
- rod
- open state
- back door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
【解決手段】バックドア15は、アッパドア16及びロアドア17からなるとともに、アッパヒンジ14を介して車体11のルーフ13の後部に回動自在に取り付けられている。アッパドア16及びロアドア17は、センタヒンジ18によって連結されている。そして、バックドア15は、半開状態から全開状態に移行するように操作すると、回転アーム22がストッパ部材27とは離間する方向に回転するとともにロッド部材23が移動して、第1ヒンジ21とロッド部材23の第2端部23bとの間の距離が半開状態のときよりも長くなってバックドア15は全開状態に移行する。
【選択図】図1
Description
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ロック手段は、前記回転アームと当接可能な位置に設けられるストッパ部材を備えるとともに、回動自在に取り付けられた前記付勢部材により前記回転アームを前記ストッパ部材に対して押し付ける方向に付勢することで前記ロッド機構を前記第1の状態に保持することを要旨とする。
以下、本発明をバックドアの支持装置に具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
全閉状態になっているバックドア15を開くには、まず、ハンドル17aを操作して図示しないロック装置によるバックドア15のドアロックを解除する。次に、ユーザーがロアドア17に設けられたハンドル17aを把持してバックドア15を引き上げるように操作すると、アッパドア16がアッパヒンジ14を中心に上方に向かって回動して、バックドア15は図1(a)の二点鎖線で示すような半開状態に移行する。このとき、回転アーム22は回転することなく一定の姿勢で保持されているため、ロッド機構20は第1の状態であり、ロアドア17はロッド部材23によって全閉状態のときの姿勢を略保持した状態で移動する。したがって、バックドア15が全閉状態から半開状態に移行する際に、ロアドア17の下端の回動軌跡R1は図1(a)の一点鎖線で示すようになり、車両後端からのバックドア15の突出量はコンパクトとなる。なお、バックドア15の半開状態において、ロアドア17は、車体11の後面11aに沿うような姿勢であるため、その下端の高さ位置は低くなっており、背の低い人や手の上がり難い人(例えば、高齢者)であっても掴むことができる。
(1)車体11とロアドア17とはロッド機構20によって連結されている。ロッド機構20の第1の状態はバックドア15の全閉状態及び半開状態に対応し、ロッド機構20の第2の状態は、バックドア15の全開状態に対応するように構成されている。そして、このロッド機構20を用いることで、従来技術の案内用レールと転動輪とによりドアの開閉状態を規制する構成に比較して、車体11における変更点が少なく、車両搭載性が向上する。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を上記第1実施形態との相違点を中心に図面に従って説明する。なお、第1実施形態と同様な構成部分については同一符号を付して説明する。
全閉状態になっているバックドア15を開くには、ハンドル55を操作してドアロックを解除した後、ハンドル55を把持してバックドア15を引き上げるように操作する。すると、アッパドア16がアッパヒンジ14を中心に上方に回動して、バックドア15は図4(a)の実線で示すような半開状態に移行する。このとき、フック44が被係止突部36を係止しているため、ガススプリング32のロッド35は突出することなく、ガススプリング32はロック機構33によって収縮状態に保持されたままである。したがって、バックドア15が全閉状態から半開状態に移行する際に、ガススプリング32の第1端部32aと第2端部32bとの間の距離(ガススプリング32の全長)は一定であり、車両後端からのバックドア15の突出量はコンパクトになる。
(8)ロッド機構としてのガススプリング32によってロアドア17の回動を規制する構成を実現できるため、車体11側の変更点が少なくて済む。具体的に、車体側にロッド機構を追加するスペースがあり、ロッド機構の取付用孔を設ければ、車体側をほとんど変更することなく、ロッド機構を追加することができる。
次に、本発明を具体化した第3実施形態を上記第1実施形態及び第2実施形態との相違点を中心に図面に従って説明する。なお、第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態とはガススプリング及びロック機構の構成が主に異なっており、第3実施形態ではその点を主に説明する。
バックドア15が全閉状態から半開状態に移行するまでの間、図6(a)に示すように、被係止部67は第1突条71及び第2突条73によって係止されている。したがって、ロック機構はロック状態となっており、ロッド64は突出することなくガススプリング60は収縮状態で保持されたままである。次に、バックドア15を半開状態から全開状態に移行させる場合、ロアドア17を介してロッド64をシリンダチューブ63内に若干没入させる。すると、第1突条71及び第2突条73よりも内側に存在するカム部69によって被係止部67が押されて第1突条71及び第2突条73による係止が解除される。そして、図6(b)に示すように、被係止部67の端面68が第2突条73の先端面73aに一致すると、被係止部67はカム部69に沿って移動して、被係止部67の端面68の頂点がカム部69の谷部に一致して係止される。そして、ロッド64をシリンダチューブ63内に押し込む操作を止めると、カム部69は伸長側(図6(b)における右側)に移動し、それに伴って、被係止部67は第2突条73の先端面73aに沿って移動し、図6(c)で示すように、被係止部67は案内溝72にまで案内される。すると、ロック機構はアンロック状態に切り換わり、ロッド64は伸長可能となり、ガススプリング60の図示しない基端部とロッド64の先端部64aとの間の距離が長くなりバックドア15は全開状態にまで移行する。
(10)ロック機構は、ロッド64が没入するように押し込まれることでロック状態とアンロック状態とに交互に切り換わるように構成されている。したがって、ロック機構によるロッド機構の収縮状態(第1の状態)の保持を解除するために、例えば、ハンドルやアクチュエータ、ケーブル等の操作機構を構成する部品を用意する必要がなく、車両組み付け性がよい。
次に、本発明を具体化した第4実施形態を上記第1〜第3実施形態との相違点を中心に図面に従って説明する。なお、第4実施形態は、バックドア15の内側への雨水の浸入を防止するガーニッシュ及びシール部材を追加した点が第1〜第3実施形態と異なっている。ロッド機構及びその他の構成は第1実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその説明を省略する。
(13)アッパドア16に設けられたガーニッシュ79は、その端部79aがアッパドア16の連結側端部16cよりも外側に突出している。そして、バックドア15の半開状態において、ガーニッシュ79はシール部材Tよりも上方に位置するとともに、その端部79aがシール部材Tよりも車両の後方に位置している。したがって、雨天時に、バックドア15を半開状態にした場合、ガーニッシュ79によって雨水を遮ることができるため、バックドア15の内側に雨水が浸入することを抑制できる。その結果、バックドア15の内側の内装や部品が濡れることを抑制できるため、バックドア15を閉じた際に内装に接触するように置かれた荷物が間接的に濡れてしまうことを抑制でき、バックドア15の使用性を向上させることができる。
・第1実施形態において、バックドアが半開状態から全開状態に移行した時点で回転アームの回転を規制するストッパを設けてもよい。例えば、バックドアが全開状態に移行したときにおける回転アーム22の姿勢で、回転アーム22と当接する車体の部位にストッパを設け、バックドアが全開状態に移行するとガススプリングの付勢力によって回転アームがストッパに押し付けられるように構成してもよい。このような構成であれば、バックドアが全開状態に移行したにも拘らず、ガススプリングの付勢力によって回転アームが回転してしまうことを回避できる。
Claims (7)
- 上端部が車体側に回動可能に連結されたアッパドアの下端に、ロアドアの上端部が回動可能に連結され、前記アッパドアと前記ロアドアとの連結部が前記車体外方に突出するように中折れして開放される車両用中折れ式ドアの支持装置において、
前記車体と前記ロアドアとを連結するとともに、前記中折れ式ドアの全閉状態及び前記中折れ式ドアの半開状態に対応する第1の状態と、前記中折れ式ドアの全開状態に対応し、前記車体側の支点と前記ロアドア側の支点との間の距離が前記半開状態のときよりも長くなる第2の状態とに移行可能なロッド機構と、
前記ロッド機構を前記第1の状態で保持可能なロック手段と、を備えたことを特徴とする車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ロッド機構は、前記車体及び前記ロアドアのうちいずれか一方に回転自在に取り付けられる回転アームと、前記回転アームと前記車体及び前記ロアドアのうちいずれか他方とを連結するロッド部材とから構成され、
前記回転アームを付勢する付勢部材が設けられ、
前記中折れ式ドアが前記半開状態から前記全開状態に移行する際には、前記付勢部材の付勢力によって前記回転アームが回転することで前記ロッド機構は前記第1の状態から前記第2の状態に移行する請求項1に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ロック手段は、前記回転アームと当接可能な位置に設けられるストッパ部材を備えるとともに、回動自在に取り付けられた前記付勢部材により前記回転アームを前記ストッパ部材に対して押し付ける方向に付勢することで前記ロッド機構を前記第1の状態に保持する請求項2に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。
- 前記回転アームに設けられた被係止部を備え、
前記ロック手段は、前記車体又は前記ロアドアに移動可能に設けられ、前記被係止部を係止して前記回転アームの回転を規制するロック部材と、前記ロック部材を移動させて、前記被係止部と係止しない位置へ移動させる操作機構と
を備えた請求項2に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ロッド機構は、前記車体又は前記ロアドアに回動可能に取り付けられた筒状のハウジング及び前記ハウジング内に一部分が挿入され、前記ハウジングに対して出没可能なロッドを備えて伸縮可能に構成され、
前記ロック手段は、前記ロッド機構が収縮した状態で前記ロッドの出没を規制して前記ロッド機構を前記第1の状態に保持する請求項1に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ハウジングに設けられた被係止部を備え、
前記ロック手段は、前記車体又は前記ロアドアに移動可能に支持され、前記被係止部を係止して前記ロッド機構を前記第1の状態に保持可能なロック部材と、前記ロック部材を移動させて前記被係止部と係止しない位置へ移動させる操作機構と
を備えた請求項5に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。 - 前記ロック手段は、前記ロッドが没入させられることにより、前記ロッド機構を前記第1の状態で保持するロック状態と、前記ロッド機構が前記第2の状態に移行することを許容するアンロック状態とに、交互に切り換えるように構成されている請求項5に記載の車両用中折れ式ドアの支持装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008058048A JP4992766B2 (ja) | 2007-12-25 | 2008-03-07 | 車両用中折れ式ドアの支持装置 |
PCT/JP2008/073445 WO2009081939A1 (ja) | 2007-12-25 | 2008-12-24 | 車両ドアの支持装置及び車両ドア装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007332301 | 2007-12-25 | ||
JP2007332301 | 2007-12-25 | ||
JP2008058048A JP4992766B2 (ja) | 2007-12-25 | 2008-03-07 | 車両用中折れ式ドアの支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009173255A true JP2009173255A (ja) | 2009-08-06 |
JP4992766B2 JP4992766B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=41028848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008058048A Expired - Fee Related JP4992766B2 (ja) | 2007-12-25 | 2008-03-07 | 車両用中折れ式ドアの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4992766B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021041U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-13 | トキコ株式会社 | 支柱 |
JPH0319142U (ja) * | 1989-07-05 | 1991-02-25 | ||
US6068327A (en) * | 1997-10-21 | 2000-05-30 | Peregrine Incorporated | Upwardly folding vehicle door assembly |
JP2002227513A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-08-14 | Arturo Salice Spa | 折り畳み式二枚扉用の持ち上げ装置 |
JP2006056433A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Toyota Motor Kyushu Inc | 中折れ式ドア及び同ドアを取付けた自動車 |
-
2008
- 2008-03-07 JP JP2008058048A patent/JP4992766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021041U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-13 | トキコ株式会社 | 支柱 |
JPH0319142U (ja) * | 1989-07-05 | 1991-02-25 | ||
US6068327A (en) * | 1997-10-21 | 2000-05-30 | Peregrine Incorporated | Upwardly folding vehicle door assembly |
JP2002227513A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-08-14 | Arturo Salice Spa | 折り畳み式二枚扉用の持ち上げ装置 |
JP2006056433A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Toyota Motor Kyushu Inc | 中折れ式ドア及び同ドアを取付けた自動車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4992766B2 (ja) | 2012-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7950719B2 (en) | Vehicle dual hinge rear door articulating and sliding system | |
JP3756476B2 (ja) | フューエルリッドおよびスライドドアの制御装置 | |
US11584451B2 (en) | Vehicle having multifunctional tailgate | |
US7241092B2 (en) | Cargo retention device | |
JP2006240611A (ja) | 車両用ドアシステム | |
KR100364271B1 (ko) | 자동차의 테일게이트 절첩장치 | |
US20110095560A1 (en) | Apparatus for locking and unlocking a folding-top compartment lid | |
WO2009081939A1 (ja) | 車両ドアの支持装置及び車両ドア装置 | |
CN112455341B (zh) | 车辆用踏板装置 | |
JP3387301B2 (ja) | 車両用バックドアの開閉装置 | |
JP4992766B2 (ja) | 車両用中折れ式ドアの支持装置 | |
JP2009519155A (ja) | 車両の可動構成要素の駆動装置 | |
GB2290060A (en) | Two part vehicle tailgate - window springs open when unlocked | |
JP4020424B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
JP4992765B2 (ja) | 車両用中折れ式ドアの支持装置 | |
JP3994315B2 (ja) | 自動車の上下開閉式ドア | |
JP5417951B2 (ja) | ヒンジ構造 | |
JP2006137419A (ja) | キャブリオレ車用の折畳み式屋根 | |
JP2009241890A (ja) | 車両用中折れ式ドアの支持装置 | |
US20230340809A1 (en) | Vehicle Door Opening and Closing Apparatus | |
JP2007153138A (ja) | コンバーチブル車 | |
US20240066962A1 (en) | Tilting type vehicle trunk door | |
JPH0434093Y2 (ja) | ||
JP5012489B2 (ja) | 車両用中折れ式ドア | |
JPH11268586A (ja) | コンソールボックス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120410 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120423 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4992766 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |