JP2009172560A - 静電霧化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数備えてある霧化電極の全てにおいて電界をバランスよく形成させ、静電霧化現象を安定化することのできる静電霧化装置を提供する。
【解決手段】複数の霧化電極1と、霧化電極1の周囲に配されて該霧化電極1の電界を安定化するダミー電極2と、各霧化電極1に霧化用の液体を供給する液供給手段3と、霧化電極1及びダミー電極2に電圧を印加する電圧印加部4とを具備した静電霧化装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯電微粒子液を生成する静電霧化装置に関する。
従来から、静電霧化現象により帯電微粒子液を生成して放出することのできる静電霧化装置が知られている。この静電霧化装置は、霧化電極と、霧化電極に液体を供給する液供給手段と、霧化電極に電圧を印加する電圧印加部とを具備するものである。液体を保持する霧化電極に高電圧を印加することによって、静電霧化現象によりナノメータサイズの帯電微粒子液を大量に発生させることができる。
例えば特許文献1には、上記構成の静電霧化装置において、霧化電極を複数備えることが提案されている。このように霧化電極が複数備えてあることで、装置全体を大型化することなく、帯電微粒子液の発生効率を向上させることができる。また、オゾンの発生効率を低下させることができる。しかし、霧化電極を複数備えた場合には、隣接する霧化電極同士が互いの電界に影響を及ぼしあうため、静電霧化現象が安定化しにくいという問題がある。
例えば、図10には、霧化電極1を縦横3列ずつ格子状に配列した例を示している。この場合、中央の霧化電極1においては、その周囲に他の霧化電極1が略均等に配置されているために、電界がバランスよく形成される。したがって、中央の霧化電極1では静電霧化現象が安定的に生じる。ところが、周囲に配置される各霧化電極1においては、その周囲に霧化電極1が均等に配置されるわけではないため、電界がバランスよく形成されず、したがって静電霧化現象を安定的に生じさせることができない。この問題は、図示例の配置に限った問題ではなく、どのような配置とした場合であっても少なくとも最外周の霧化電極においては、隣接する他の霧化電極との間で電界をバランスよく形成することが困難になるという問題がある。
なお、ここでの静電霧化現象とは、霧化電極に印加された高電圧により該霧化電極に保持される霧化液が帯電し、この帯電した霧化液にクーロン力が働くことで該霧化液の液面が局所的に円錐形状(テイラーコーン)を成すように盛り上がり、円錐形状となった水の先端に電荷が集中して高密度となった電荷の反発力で弾けるようにして霧化液が分裂、飛散(レイリー分裂)を繰り返して静電霧化を行う現象であると考えられる。
特開2006−205013号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、霧化電極を複数配列して帯電微粒子液の発生効率を向上させ且つオゾンの発生効率を低下させるとともに、全ての霧化電極において電界をバランスよく形成させて静電霧化現象を安定化することのできる静電霧化装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、複数の霧化電極1と、霧化電極1の周囲に配されて該霧化電極1の電界を安定化するダミー電極2と、各霧化電極1に霧化用の液体を供給する液供給手段3と、霧化電極1及びダミー電極2に電圧を印加する電圧印加部4とを具備した静電霧化装置とする。このように霧化電極1を複数備えることで、装置全体を大型化することなく、帯電微粒子液の発生効率を向上させるとともにオゾンの発生効率を低下させることができる。このとき、隣接する霧化電極1同士が互いの電界に影響を及ぼしあうことになるが、ダミー電極2を備えてあることで、各霧化電極1の電界のバランスを保ったうえで安定的に静電霧化現象を生じさせることができる。
ここで、上記霧化電極1と上記ダミー電極2とを共に電界形成用の電極素子6としたとき、電極素子6のうち各霧化電極1を囲んで位置することとなる一対の電極素子6の配置は、中央の霧化電極1を挟んで位置する一対の電極素子6と該霧化電極1とが略等距離を隔てて位置するものであることが好適である。このようにすることで、各霧化電極1の周囲に電極素子6を一対配置したシンプルな配置によって、各霧化電極1での静電霧化現象を安定させ、帯電微粒子液を安定的に生成することができる。
また、同様に上記霧化電極1と上記ダミー電極2とを共に電界形成用の電極素子6としたとき、電極素子6のうち各霧化電極1を囲んで位置することとなる三個以上の電極素子6の配置は、中央の霧化電極1と周囲の各電極素子6との間で略等間隔を保つとともに隣接する周囲の電極素子6同士が略等間隔を保って位置するものであることが好適である。このようにすることで、平面上に霧化電極1を多数配設して帯電微粒子液の発生効率を向上させるとともに、各霧化電極1での静電霧化現象を安定させ、帯電微粒子液を安定的に生成することができる。
請求項1に係る発明は、霧化電極を複数備えたことで、装置全体を大型化することなく、帯電微粒子液の発生効率を向上させるとともにオゾンの発生効率を低下させることができるという効果を奏する。加えて、請求項1に係る発明は、ダミー電極を備えてあることで、各霧化電極の電界のバランスを保ったうえで安定的に静電霧化現象を生じさせ、帯電微粒子液を安定的に生成することができるという効果を奏する。
また請求項2に係る発明は、各霧化電極を囲んで位置する一対の電極素子の配置を、中央の霧化電極を挟んで位置する一対の電極素子と該霧化電極とが略等距離を隔てて位置するようにしたので、請求項1に係る発明の効果に加えて、シンプルな配置によって各霧化電極での静電霧化現象を安定させ、帯電微粒子液を安定的に生成することができるという効果を奏する。
また請求項3に係る発明は、各霧化電極を囲んで位置する三個以上の電極素子の配置を、中央の霧化電極と周囲の各電極素子との間で略等間隔を保つとともに隣接する周囲の電極素子同士が略等間隔を保って位置するものとしたので、請求項1に係る発明の効果に加えて、平面上に霧化電極を多数配設して帯電微粒子液の発生効率を向上させるとともに、各霧化電極での静電霧化現象を安定させ、帯電微粒子液を安定的に生成することができるという効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1及び図2には、本発明の実施形態における第1例の静電霧化装置を示している。本例の静電霧化装置は、複数(本例では二個)の棒状の霧化電極1と、霧化電極1の周囲に配される同じく棒状のダミー電極2と、霧化電極1に霧化用の液体(本例では結露水)を供給するための冷却手段から成る液供給手段3と、これら霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させる電圧印加部4とを具備している。霧化電極1とダミー電極2とは材質及び寸法形状が同一であり、図中では区別のため、霧化電極1側にのみ斜線を施している。
上記液供給手段3を成す冷却手段は、冷却部5a及び放熱部5bを有し且つ該冷却部5aを霧化電極1の基端部に接続させたペルチェユニット5である。このペルチェユニット5は、ペルチェ素子5cを多数配設するとともに該ペルチェ素子5cの冷却側に板状の冷却部5aを接続させ、該ペルチェ素子5cの放熱側に同じく板状の放熱部5bを接続させた構造である。各ペルチェ素子5cへの通電は、図示しないリード線を介して行われる。
上記ペルチェユニット5のペルチェ素子5cに通電を行うと、冷却部5a側から放熱部5b側に熱が移動し、各霧化電極1が冷却される。冷却された霧化電極1には結露水が生じ、この結露水が、霧化電極1に保持される霧化用の液体となる。なお、液供給手段3は上記構成に限定されず、例えば霧化電極1から離れた別の箇所で結露水を生成するとともにフェルト等の液搬送手段を介して霧化電極1の先端部に結露水を搬送する構造であってもよい。また、液供給手段3は、霧化電極1から離れた箇所のタンク中に水等の霧化液を貯留しておき、該タンク中から液搬送手段を介して霧化電極1の先端部に霧化液を搬送する構造であってもよい。
上記ダミー電極2は、図2に示すように、一直線上において一対の霧化電極1を両側から挟みこむ位置に一対配置されている。つまり、一直線上においてダミー電極2、霧化電極1、霧化電極1、ダミー電極2の順に配置させており、隣接するダミー電極2と霧化電極1の間の距離と、霧化電極1同士の間の距離とを略一致させている。上記配置により、各霧化電極1は、一直線上において、他の霧化電極1とダミー電極2とで両側から等距離を隔てて挟み込まれるようになっている。
ここで、霧化電極1とダミー電極2とを共に電界形成用の「電極素子6」と総称したうえで更に説明すると、上記電極素子6のうち各霧化電極1を囲んで位置することとなる一対の電極素子6(即ち、他の霧化電極1とダミー電極2)の配置は、中央の霧化電極1を挟んで位置する一対の電極素子6と該霧化電極1とが、略等距離を隔てて位置する配置となる。
更に本例にあっては、電極素子6のうち霧化電極1の先端部と対向する箇所にだけ、対向電極7を配している。この対向電極7は、対応する霧化電極1の先端から所定距離を隔てた箇所に中央孔8を貫設させたものである。対向電極7は、電圧印加部4を介して霧化電極1と電気的に接続させており、対向電極7と霧化電極1との間に高電圧が印加されるようになっている。
上記構成の本例の静電霧化装置において帯電微粒子液を発生させるには、ペルチェユニット5を駆動して電極素子6のうち霧化電極1のみを冷却させ、霧化電極1上に結露水を生成及び保持させたうえで、電圧印加部4により、電極素子6を成す霧化電極1及びダミー電極2がマイナス電極となって電荷が集中するように高電圧を印加させる。上記高電圧印加により、霧化電極1では該霧化電極1に保持される結露水が静電霧化現象により霧化され、ナノメータサイズを含む粒径で高い電荷を持つ帯電微粒子液を発生させる。一方、上記高電圧印加により、結露水が供給されることがなく且つ対向電極7と対向する位置にないダミー電極2においては、帯電微粒子液を発生させることがない。霧化電極1側でのみ生成された帯電微粒子液は、対向電極7の対応する中央孔8を通過して静電霧化装置の外部へと放出される。
そして、各霧化電極1においては、その霧化電極1から等間隔を隔てたうえで該霧化電極1を一直線上に挟むように配置される一対の電極素子6(即ち、他の霧化電極1とダミー電極2)が、中央の霧化電極1に対してバランスよく電界を発生させる。したがって、対向電極7と対向する霧化電極1の先端部では、霧化液が安定的にテイラーコーンを形成しながら、静電霧化現象を安定的に生じさせる。
なお、図示例では電圧印加部4と対向電極7との間に制限抵抗10を設けて放電状態の安定化を図っているが、電圧印加部4と霧化電極1との間に制限抵抗10を設けても構わない。具体的には、印加電極が2.5kV、一本あたりの霧化電極1の放電電流量が1μAであるときに10MΩの制限抵抗10を挿入すると放電状態が安定する。また、印加電極が3.5kV、一本あたりの霧化電極1の放電電流量が10μAであるときには30MΩの制限抵抗10を挿入すると放電状態が安定する。
ところで、本例では、電界を形成して帯電微粒子液を生成する霧化電極1と、電界を形成するが帯電微粒子液は生成しないダミー電極2とを明確に区分けするために、霧化電極1側にのみ冷却手段を接続して結露水を生成させること、及び、霧化電極1側にのみ対向電極7を対向配置させることを行っているが、図3に示すような手段で区分けしてもよい。
図3(a)で示す手段では、霧化電極1とダミー電極2とで先端形状を相違させることで、霧化電極1側では静電霧化現象が生じるがダミー電極2側では静電霧化現象が生じないようにしている。なお、霧化電極1とダミー電極2の先端形状を共に球状とする場合には、霧化電極1の先端形状の径とダミー電極2の先端形状の径とを、後者が前者の1.2〜2倍程度となる範囲内に設定することが好ましい。上記範囲より小さいとダミー電極2にて放電が生じ、上記範囲より大きいと両電極1,2の電界の差が大きくなり過ぎてしまう。
図3(b)で示す手段では、図3(a)に示す手段に加えて、霧化電極1とダミー電極2とで先端部の突出高さh1,h2を相違させることで、霧化電極1側では静電霧化現象が生じるがダミー電極2側では静電霧化現象が生じないようにしている。なお、突出高さh1,h2を相違させて霧化電極1とダミー電極2を区分けする場合には、h2をh1の50〜99%程度に設定することが望ましく、更に望ましくは80〜95%程度に設定することである。
また、材質を相違させることで霧化電極1とダミー電極2を区分けする手段を用いてもよい。この場合、ダミー電極2側の材質を霧化電極1側の材質よりも熱伝導度の小さいものとする。霧化電極1とダミー電極2を区分けする手段は、上記した各手段を適宜組み合わせることができる。
次に、本発明の実施形態における第2例の静電霧化装置について、図4に基づいて説明する。なお、本例は第1例の構成と比較して、霧化電極1及びダミー電極2から成る電極素子6の配置のみが相違するので、以下において、第1例と一致する構成については詳しい説明を省略する。
本例の電極素子6の配置は、一直線上においてダミー電極2、霧化電極1、ダミー電極2、霧化電極1、ダミー電極2の順に配置させた(つまり、両端にダミー電極2が位置するように霧化電極1とダミー電極2を交互に配置させた)ものであり、隣接するダミー電極2と霧化電極1の間の距離を略一定に保持している。上記配置により、各霧化電極1は、一直線上において一対のダミー電極2により両側から等距離を隔てて挟み込まれるようになっている。
換言すると、上記電極素子6のうち各霧化電極1を囲んで位置することとなる一対の電極素子6(共にダミー電極2から成る)の配置は、中央の霧化電極1を挟んで位置する一対の電極素子6が、該霧化電極1と略等距離を隔てて位置する配置となる。
上記構成の本例の静電霧化装置において、電極素子6のうち霧化電極1のみを冷却させて結露水を生成及び保持させたうえで、霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させると、霧化電極1側でのみ静電霧化現象により帯電微粒子液が発生する。このとき、各霧化電極1から等間隔を隔てたうえで該霧化電極1を挟んで一直線上に配置される一対の電極素子6(即ち、一対のダミー電極2)が、中央の霧化電極1に対してバランスよく電界を発生させる。したがって、各霧化電極1の先端部で静電霧化現象が安定的に生じることとなる。
次に、本発明の実施形態における第3例の静電霧化装置について、図5に基づいて説明する。なお、本例は第1例の構成と比較して、霧化電極1及びダミー電極2から成る電極素子6の配置のみが相違するので、以下において、第1例と一致する構成については詳しい説明を省略する。
本例にあっては、平面上において多数配置される電極素子6のうち各霧化電極1の周囲に、三個の電極素子6が略均等に分散配置されている。図示例では、最も中央に位置する霧化電極1の周囲において、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略三等分する位置に、他の三個の霧化電極1を分散配置している。そして、分散配置される上記三個の霧化電極1のそれぞれにおいて、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略三等分する位置に、上記の最も中央の霧化電極1に加えて一対のダミー電極2を分散配置している。
換言すると、各霧化電極1において、該霧化電極1とその周囲に配置される三個の電極素子6(即ち、他の霧化電極1又はダミー電極2)との間でそれぞれ略等間隔を保つとともに、隣接する周囲の電極素子6同士が略等間隔を保って位置している。
上記構成の本例の静電霧化装置において、電極素子6のうち霧化電極1のみを冷却させて結露水を生成及び保持させたうえで、霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させると、霧化電極1側でのみ静電霧化現象により帯電微粒子液が発生する。このとき、各霧化電極1の周囲に分散配置される電極素子6が、中央の霧化電極1に対してバランスよく電界を発生させる。したがって、各霧化電極1の先端部で静電霧化現象が安定的に生じることとなる。
次に、本発明の実施形態における第4例の静電霧化装置について、図6に基づいて説明する。なお、本例は第3例の構成と比較して、霧化電極1及びダミー電極2から成る電極素子6の基本的な配置パターンは一致している。以下においては、第3例と一致する構成については詳しい説明を省略し、相違する構成について詳述する。
本例にあっては、最も中央に位置する霧化電極1の周囲において、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略三等分する位置に、他の三個の霧化電極1を分散配置している。そして、分散配置される上記三個の霧化電極1のそれぞれにおいて、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略三等分する位置に、上記の最も中央の霧化電極1に加えて、更に他の一対の霧化電極1を分散配置している。加えて、この最外周側に位置する更に他の各霧化電極1において、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略三等分する位置に、上記の他の霧化電極1に加えて一対のダミー電極2を分散配置している。
最外周側の各霧化電極1の周囲に配置される一対のダミー電極2のうち一方は、隣接する最外周側の霧化電極1の周囲に配置される一対のダミー電極2の一方として共用される。したがって、図示のように、平面上を複数の六角形で隙間なく埋めた蜂の巣状の図形において、各六角形の頂点に電極素子6を位置させた配置となっている。
本例の配置によっても、各霧化電極1において、該霧化電極1とその周囲に配置される三個の電極素子6(即ち、霧化電極1又はダミー電極2)との間でそれぞれ略等間隔を保つとともに、隣接する周囲の電極素子6同士が略等間隔を保って位置している。上記構成の本例の静電霧化装置において、電極素子6のうち霧化電極1のみに結露水を保持させたうえで、霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させると、周囲の電極素子6によってバランスよく電界を発生させた各霧化電極1の先端部において、静電霧化現象が安定的に生じることとなる。
次に、本発明の実施形態における第5例の静電霧化装置について、図7に基づいて説明する。なお、本例は第1例の構成と比較して、霧化電極1及びダミー電極2から成る電極素子6の配置のみが相違するので、以下において、第1例と一致する構成については詳しい説明を省略する。
本例にあっては、平面上において多数配置される電極素子6のうち各霧化電極1の周囲に、四個の電極素子6が略均等に分散配置されている。図示例では、中央において四個の霧化電極1を配し、これらの霧化電極1を囲む位置に八個のダミー電極2を配している。中央の四個の霧化電極1は、隣接する霧化電極1同士が略等間隔を保って位置するようになっている。そして、各霧化電極1において、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略四等分する位置に、隣接する他の一対の霧化電極1に加えて一対のダミー電極2を分散配置している。
換言すると、各霧化電極1において、該霧化電極1とその周囲に配置される四個の電極素子6(即ち、隣接する他の一対の霧化電極1及び一対のダミー電極2)との間でそれぞれ略等間隔を保つとともに、隣接する周囲の電極素子6同士が略等間隔を保って位置している。
各霧化電極1の周囲に配置される一対のダミー電極2のうち一方は、隣接する他の霧化電極1の周囲に配置される一対のダミー電極2の一方として共用される。したがって、図示のように、平面上を複数の四角形で隙間なく埋めた格子状の図形において、各四角形の頂点に電極素子6を位置させた配置となっている。
上記構成の本例の静電霧化装置において、電極素子6のうち霧化電極1のみに結露水を保持させたうえで、霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させると、周囲の電極素子6によってバランスよく電界を発生させた各霧化電極1の先端部において、静電霧化現象が安定的に生じることとなる。
次に、本発明の実施形態における第6例の静電霧化装置について、図8に基づいて説明する。なお、本例は第1例の構成と比較して、霧化電極1及びダミー電極2から成る電極素子6の配置のみが相違するので、以下において、第1例と一致する構成については詳しい説明を省略する。
本例にあっては、平面上において多数配置される電極素子6のうち各霧化電極1の周囲に、六個の電極素子6が略均等に分散配置されている。図示例では、中央において三個の霧化電極1を配し、これらの霧化電極1を囲む位置に九個のダミー電極2を配している。中央の三個の霧化電極1は、隣接する霧化電極1同士が略等間隔を保って位置するようになっている。そして、各霧化電極1において、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略六等分する位置に、隣接する他の一対の霧化電極1に加えて四個のダミー電極2を分散配置している。
換言すると、各霧化電極1において、該霧化電極1とその周囲に配置される六個の電極素子6(即ち、隣接する他の一対の霧化電極1及び4個のダミー電極2)との間でそれぞれ略等間隔を保つとともに、隣接する周囲の電極素子6同士が略等間隔を保って位置している。各霧化電極1の周囲に配置される四個のダミー電極2のうち両端の二個は、隣接する他の霧化電極1の周囲に配置される四個のダミー電極2の一つとして共用されている。
上記構成の本例の静電霧化装置において、電極素子6のうち霧化電極1のみに結露水を保持させたうえで、霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させると、周囲の電極素子6によってバランスよく電界を発生させた各霧化電極1の先端部において、静電霧化現象が安定的に生じることとなる。
次に、本発明の実施形態における第7例の静電霧化装置について、図9に基づいて説明する。なお、本例は第6例の構成と比較して、霧化電極1及びダミー電極2から成る電極素子6の基本的な配置パターンは一致している。以下においては、第6例と一致する構成については詳しい説明を省略し、相違する構成について詳述する。
本例にあっては、最も中央に位置する霧化電極1の周囲において、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略六等分する位置に、他の六個の霧化電極1を分散配置している。そして、分散配置される上記六個の霧化電極1のそれぞれにおいて、該霧化電極1を中心に描く円周をその周方向に略六等分する位置に、上記の最も中央の霧化電極1及び隣接する他の一対の霧化電極1に加えて、三個のダミー電極2を分散配置している。
外周側の霧化電極1の周囲に配置される三個のダミー電極2のうち両端の二個は、隣接する他の霧化電極1の周囲に配置される三個のダミー電極2の一つとして共用されている。したがって、図示のように、平面上を複数の六角形で隙間なく埋めて蜂の巣状にするとともに各六角形内を六個の三角形に分割させた図形において、各三角形の頂点に電極素子6を位置させた配置となっている。
本例の配置によっても、各霧化電極1において、該霧化電極1とその周囲に配置される六個の電極素子6(即ち、他の霧化電極1又はダミー電極2)との間でそれぞれ略等間隔を保つとともに、隣接する周囲の電極素子6同士が略等間隔を保って位置している。上記構成の本例の静電霧化装置において、電極素子6のうち霧化電極1のみに結露水を保持させたうえで、霧化電極1及びダミー電極2に高電圧を印加させると、周囲の電極素子6によってバランスよく電界を発生させた各霧化電極1の先端部において、静電霧化現象が安定的に生じることとなる。
以上、第1例〜第7例の静電霧化装置について説明したが、霧化電極1及びダミー電極2の配置パターンや配置数については適宜の設計変更が可能である。なお、平面上において霧化電極1を多数配設可能な配置パターンは、第3例及び第4例のように各霧化電極1の周囲に三個の電極素子6を均等に分散配置するパターンか、第5例のように各霧化電極1の周囲に四個の電極素子6を均等に分散配置するパターンか、第6例及び第7例のように各霧化電極1の周囲に六個の電極素子6を均等に分散配置するパターンである。
本発明の実施形態における第1例の静電霧化装置の概略側断面図である。 同上の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 (a)、(b)は、同上の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の他形態を示す概略側面図である。 本発明の実施形態における第2例の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態における第3例の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態における第4例の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態における第5例の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態における第6例の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態における第7例の静電霧化装置の霧化電極及びダミー電極の配置を示す概略平面図である。 静電霧化装置に霧化電極を複数備えた場合の配置例を示す概略平面図である。
符号の説明
1 霧化電極
2 ダミー電極
3 液供給手段
4 電圧印加部
6 電極素子

Claims (3)

  1. 複数の霧化電極と、霧化電極の周囲に配されて該霧化電極の電界を安定化するダミー電極と、各霧化電極に霧化用の液体を供給する液供給手段と、霧化電極及びダミー電極に電圧を印加する電圧印加部とを具備することを特徴とする静電霧化装置。
  2. 上記霧化電極と上記ダミー電極とを共に電界形成用の電極素子としたとき、電極素子のうち各霧化電極を囲んで位置することとなる一対の電極素子の配置は、中央の霧化電極を挟んで位置する一対の電極素子と該霧化電極とが略等距離を隔てて位置するものであることを特徴とする請求項1に記載の静電霧化装置。
  3. 上記霧化電極と上記ダミー電極とを共に電界形成用の電極素子としたとき、電極素子のうち各霧化電極を囲んで位置することとなる三個以上の電極素子の配置は、中央の霧化電極と周囲の各電極素子との間で略等間隔を保つとともに隣接する周囲の電極素子同士が略等間隔を保って位置するものであることを特徴とする請求項1に記載の静電霧化装置。
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