JP2009172156A - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの本数を最小限に抑えるとともに、撮影機器によって撮影された画像を表示できる眼科撮影装置を提供する。
【解決手段】観察光学系と画像表示部31とを備え、被検眼を撮影する撮影機器6が取り付けられる眼科撮影装置Cである。
そして、撮影機器6によって撮影された画像を受信して画像表示部31に表示させる画像制御部316と、画像制御部316から画像を受信して一時的に記録する画像中継部108とを備え、眼科撮影装置Cの外部には、印刷装置8又は外部記録装置Sが接続されて、通信の際にホストとなる印刷装置8又は外部記録装置Sは、デバイスとなる画像中継部108から、ユニバーサル・シリアル・バス122,123によって画像を取り込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検眼を観察する眼科撮影装置に関する。
従来、眼底カメラなどの眼科撮影装置によって被検眼を撮影する際には、眼科撮影装置の外部に撮影機器を取り付けて撮影している。
このような撮影機器として市販のデジタルカメラ等を用いた場合、撮影した画像を眼科撮影装置とは別に設けたパーソナルコンピュータに転送して表示や保存を行っている。
また、このデジタルカメラ等の撮影機器がリモート端子を備えていない場合には、パーソナルコンピュータの画像ボードや他のインターフェースボードなどを利用して眼科撮影装置に同期信号を転送することによって同期をとることが多い。
このような眼科撮影装置として、例えば特許文献1には、撮影された眼底像を画像ファイルとして記録するデータ記録装置と、眼底像を表示する表示部と、眼底像が表示されているときに画像ファイルのファイル名を入力するキーボートとを備え、表示部に眼底像及びファイル名を並列的に表示する眼科撮影装置が開示されている。
特開2002−306421号公報
しかしながら、前記した特許文献1では、撮影機器によって撮影された撮影画像を外部のパーソナルコンピュータなどに転送するためのケーブルと撮影の際のキセノン同期をとるためのケーブルとを別々に準備するため、ケーブルの本数が多くなっていた。
このようにケーブルの本数が多くなると、機械の動作が遅くなるうえに、設定が煩雑になるという問題があった。
加えて、従来は、撮影機器によって撮影された画像を眼科撮影装置自体で受信できなかったため、眼科撮影装置に画像を表示することはできなかった。
そこで、本発明は、ケーブルの本数を最小限に抑えるとともに、撮影機器によって撮影された画像を表示できる眼科撮影装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の眼科撮影装置は、被検眼を観察する観察光学系と、前記観察光学系によって観察される前記被検眼の画像を表示する画像表示部とを備え、前記被検眼を撮影する撮影機器が取り付けられる眼科撮影装置であって、前記撮影機器によって撮影された画像を受信して前記画像表示部に表示させる画像制御部と、前記画像制御部から前記画像を受信して一時的に記録する画像中継部と、前記眼科撮影装置の外部に接続された印刷装置又は外部記録装置とを備え、通信の際には、前記印刷装置又は前記外部記録装置はホストとなり、前記画像中継部はデバイスとなって、ユニバーサル・シリアル・バスによって前記画像が送信されることを特徴としている。
また、前記画像中継部が前記印刷装置又は前記外部記録装置のいずれに接続されているかを検知し、前記印刷装置に接続されている場合には前記画像を印刷させ、前記外部記録装置に接続されている場合には前記画像を保存させることが好ましい。
さらに、前記画像を前記外部記録装置へ転送する際に、前記画像制御部に転送せずに前記外部記録装置へ転送する直接転送モード、又は、前記画像制御部に転送して前記画像表示部に表示してから前記外部記録装置へ転送する表示転送モードを選択できる記録モード選択手段を備えることができる。
そして、前記画像を前記印刷装置へ転送する際に、前記画像制御部に転送して前記画像表示部に表示せずに前記印刷装置によって印刷する非表示印刷モード、又は、前記画像制御部に転送して前記画像表示部に表示してから前記印刷装置によって印刷する表示印刷モードを選択できる印刷モード選択手段を備えることができる。
また、前記画像中継部は、前記印刷装置のコネクタと前記外部記録装置のコネクタとを共通して接続できるインターフェイスを備えることが好ましい。
さらに、前記撮影機器には、前記画像を前記画像制御部へ転送するためのケーブルが接続されるとともに、撮影の際には前記ケーブルを通じてキセノン同期信号が通知される構成とすることができる。
そして、前記撮影機器としてアナログカメラを用いた場合に、前記画像制御部によって、アナログ信号をデジタル信号に変換することができる。
このように、本発明の眼科撮影装置は、撮影機器によって撮影された画像を受信して画像表示部に表示させる画像制御部と、画像制御部から画像を受信して一時的に記録する画像中継部と、眼科撮影装置の外部に接続された印刷装置又は外部記録装置とを備え、通信の際には、印刷装置又は外部記録装置はホストとなり、画像中継部はデバイスとなって、ユニバーサル・シリアル・バスによって画像が送信される。
このように画像制御部を備えることで、撮影機器によって撮影された画像を眼科撮影装置に設けた表示部に表示することが可能となる。
さらに、通信の際にデバイスとなる画像中継部を備えることで、画像制御部と画像中継部と印刷装置又は外部記録装置とが、ホスト・デバイス・ホストの関係になるため、ユニバーサル・シリアル・バスを用いて画像を転送することができる。
また、画像中継部が印刷装置又は外部記録装置のいずれに接続されているかを検知し、印刷装置に接続されている場合には印刷させ、外部記録装置に接続されている場合には保存させることで、動作を自動化して印刷や記録を効率よく行うことができる。
ここにおいて、上記した接続検知手段はあらかじめ手動で選択しておくものでもあってもよいし、自動で検知するものであってもよい。
さらに、画像制御部に転送せずに外部記録装置へ転送する直接転送モード、又は、画像制御部に転送して画像表示部に表示してから外部記録装置へ転送する表示転送モードを選択できる記録モード選択手段を備えることで、直接転送モードでは転送速度を速くでき、表示転送モードでは画像の良否を確認したうえで外部記録装置へ転送できる。
そして、画像制御部に転送して画像表示部に表示せずに印刷装置によって印刷する非表示印刷モード、又は、画像制御部に転送して画像表示部に表示してから印刷装置によって印刷する表示印刷モードを選択できる印刷モード選択手段を備えることで、非表示印刷モードでは転送速度を速くでき、表示印刷モードでは画像の良否を判断したうえで印刷できる。
また、画像中継部は、印刷装置のコネクタと外部記録装置のコネクタとを共通して接続できるインターフェイスを備えることで、通信の構成を簡略化することができる。
さらに、撮影機器には、画像を画像制御部へ転送するためのケーブルが接続されるとともに、撮影の際にはこのケーブルを通じてキセノン同期信号が通知されることで、ケーブルの本数を抑制することができる。
そして、撮影機器としてアナログカメラを用いた場合に、画像制御部によって、アナログ信号をデジタル信号に変換することで、特別に処理部を設けることなく変換することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて眼科撮影装置としての眼底カメラCの全体構成を説明する。
ここにおいて、本実施の形態の眼底カメラCは、散瞳型眼底カメラ、又は、無散瞳眼底カメラのいずれであってもよい。
本実施の形態の眼科撮影装置としての眼底カメラCは、図2に示すように、装置ベース1と、この装置ベース1に対して上下左右前後に移動可能に設置された架台部2と、この架台部2と一体に設けられた装置本体3と、顎受け4と、外部固視標5とを備えており、撮影機器としての撮影用CCDカメラ6と、テンキーボード7と、ファイリングシステムSを統括するパーソナルコンピュータ9とが接続されている。
この装置ベース1は、装置テーブル(不図示)の上に設置されるもので、側面に周辺機器との接続のためのインターフェイスとして、プリンタ用端子109と、直接出力用端子110と、表示出力用端子111と、テンキー端子112とを備えている。
このプリンタ用端子109は、図3の拡大図に示すように、いわゆるUSB−A端子であり、ユニバーサル・シリアル・バス(以下、USBという。)によってプリンタを接続した際に、USB通信プロトコルにおけるホストとなってデバイスとなるプリンタなどの周辺機器に使用権を与えるように構成されている。なお、この周辺機器としては、プリンタの他に、USBマウスやUSBメモリなどがある。
加えて、プリンタ用端子109は、図1に示すように、眼底カメラCの内部において中継PCB108に搭載されて、ボードPC316に直接に接続されている。
ここにおいてユニバーサル・シリアル・バス(USB)とは、パーソナルコンピュータ用のシリアル・インターフェイス規格であり、ハブを介してパソコンなどのホストコントローラに最大127台の機器をツリー状に接続して同時に使用できるという特徴を備えている。
さらに、USBは、電源を投入したまま周辺機器を脱着できるホットプラグや、周辺機器に給電できるバスパワードなどの機能を備えている。
そして、現在主流となっているUSB2.0規格では、データ転送速度はハイスピードモードで480Mbpsとなっており、RS−232CやIEEE1394などよりも高速にデータを転送することが可能である。
一方で、USB規格において、通信は非対称に規定されており、ホスト側からの働きかけがなければ通信が始まらないという特徴を備えている。
そして、USBケーブルの両端のコネクタや周辺機器のインターフェイスも、ホスト側となるUSB−A端子とデバイス側となるUSB−B端子とで異なる形状を備えている。
また、直接出力用端子110や表示出力用端子111は、図3の拡大図に示すように、いわゆるUSB−B端子であり、USBによって外部記録装置としてのパーソナルコンピュータ9や印刷装置としてのプリンタ8などを接続した際に、USB通信プロトコルにおけるデバイスとなって、ホストであるパーソナルコンピュータ9やプリンタ8から使用権を与えられるように構成されている。
さらに、この直接出力用端子110は、図1に示すように、眼底カメラCの内部において中継PCB108に搭載され、撮影カメラ中継PCB317を介して、撮影用CCDカメラ6に接続されている。
そして、表示出力用端子111は、図1に示すように、眼底カメラCの内部において中継PCB108に搭載され、画像制御部としてのボードPC316と撮影カメラ中継PCB317とを介して、撮影用CCDカメラ6に接続されている。
さらに、テンキー端子112は、テンキーボード7やマウス(不図示)やバーコードリーダ(不図示)などを取り付けるためのいわゆるPS/2端子であり、眼底カメラCの内部において、図1に示すように、中継PCB108に搭載されて、ボードPC316に接続されている。
また、架台部2は、図2に示すように、検者側の位置に、操作パネル2aと、ジョイスティック2bと、撮影スイッチ2cとを備えている。
この操作パネル2aには、図示しないが、メニュースイッチ、スプリットスイッチ、撮影光量補正スイッチ、観察光量補正スイッチ、顎受け上下動スイッチ、ID入力スイッチ、画像削除スイッチ、画像再生スイッチ、小瞳孔スイッチ、固視切換えスイッチ、オートON/OFFスイッチ、変倍スイッチ等が設けられている。
さらに、装置本体3は、検者側に向いた面に画像表示部としての本体モニタ3bを備えている。この画像表示部である本体モニタ3bとしては、液晶ディスプレイ(LCD)やブラウン管ディスプレイ(CRT)などを用いることができる。
そして、撮影機器としての撮影用CCDカメラ6は、被検眼Efを撮影するためのもので、静止画像を撮影するデジタルスチルカメラである。なお、この撮影機器としては、受像体としてCCDを用いたCCDカメラの他に、受像体としてCMOSを用いたデジタルカメラや、アナログカメラなどを用いることができる。
また、この撮影用CCDカメラ6は、図1に示すように、眼底カメラCの内部において、撮影カメラ中継PCB108を介してボードPC316に接続されており、ボードPC316との相対的な関係ではデバイス側となっている。
さらに、パーソナルコンピュータ9は、画像データや眼圧や視力などの検査データなどを一元的に管理するファイリングシステムSの中枢となるもので、市販されているパーソナルコンピュータを用いることができる。
次に、眼底カメラCの装置本体3に内蔵された光学系の構成について、図4に示した光学配置図を用いて説明する。
この装置本体3の内部には、被検眼Eの眼底Efを照明するための照明光学系10と、眼底Efを撮影する撮影光学系20と、眼底Efを観察する観察光学系30と、被検眼Eに対する装置本体3の相対位置合わせを行うためのアライメント系40と、眼底Efに固視標を投影して被検眼Eを固視させるための内部固視系50と、眼底Efに光学系の焦点合わせを行うためのスプリット光学系60とが設けられている。
照明光学系10は、観察時には赤外光により眼底Efを照明し、撮影時には可視光により眼底Efを照明する役割を有する。
この照明光学系10は、対物レンズ11、穴空きミラー12、リレーレンズ13、反射ミラー14、リレーレンズ15、被検眼Eの瞳孔と共役関係に保たれたリング開口16aを有するリング開口板16と、撮影光源としてのキセノンランプ17aと、IRフィルター18と、コンデンサレンズ19と、観察照明光源としてのハロゲンランプ17bとを備えている。
さらに、撮影光学系20は、照明光学系10によって照明された眼底Efを静止画像として撮影する役割を有する。
この撮影光学系20は、対物レンズ11と、穴空きミラー12と、合焦レンズ21と、結像レンズ22と、反射ミラー23と、フィールドレンズ24と、反射ミラー25と、リレーレンズ26と、撮影用CCDカメラ6のCCD6aとを備えている。
そして、観察光学系30は、照明光学系10により照明された眼底Efを観察する役割を有し、撮影光学系20の光路の途中からクイックリターンミラー33により分岐して構成される。
この観察光学系30は、反射ミラー35と、リレーレンズ36と、観察用CCDカメラ37のCCD37aとを備えている。
また、アライメント系40は、アライメント指標であるアライメント輝点(不図示)を被検眼Eに向けて投影するためのものである。
このアライメント系40は、アライメント光源としてのアライメントLED41と、このアライメントLED41の光を導くライトガイド42と、ライトガイド42から射出された光を反射させて2孔絞り43に導く反射鏡44と、リレーレンズ45と、撮影光学系20からの分岐用ハーフミラー46と、穴空きミラー12と、対物レンズ11とを備えている。
さらに、内部固視系50は、被検眼Eの中心部とその周辺部に誘導させるための固視標を投影する役割を有する。
この内部固視系50は、内部固視光源としての内部固視LED51と、マスク板52と、、観察光学系30の光路の途中から赤外光を透過して可視光を反射するダイクロイックミラー53とを備えている。
そして、スプリット光学系60は、スプリット輝線(不図示)の投影光学系であり、スプリット光源としてのスプリットLED61と、照明光学系10の光路中に設けられ、スプリットLED61からの光を反射する反射棒62とを備えている。
次に、眼底カメラCの装置ベース1と架台部2と装置本体3とに内蔵された制御系の構成について、図5に示した電気ブロック図を用いて説明する。
眼底カメラCの装置ベース1は、図5に示すように、顎受けPCB101と、顎受けDCモータ102と、外部固視LED103と、交流電源供給プラグ104と、ヒューズ105と、電源供給スイッチ106と、電源供給切り換え部107と、中継PCB108と、を備えている。
この中継PCB108は、ボードPC316とプリンタ8やファイリングシステムSなどの周辺機器との間に介在して、画像データなどを中継するもので、周辺機器とのインターフェイスとして、プリンタ用端子109と、直接出力用端子110と、表示出力用端子111と、テンキー端子112とを備えている。
さらに、図1に示すように、中継PCB108には、ボードPC316から画像データなどを受信する処理をおこなうマイクロプロセッサである受信処理部131と、周辺機器に画像データなどを送信する処理をおこなうマイクロプロセッサである送信処理部133と、画像データなどを一時的に記憶するRAMである一時記憶部134と、受信処理部131や送信処理部133や一時期億部134と協働して画像データなどの受信・記憶・送信処理をおこなうマイクロプロセッサである中央処理部132とを備えている。
そして、この中継PCB108は、ボードPC316との関係では受信処理部131がデバイス側となり、周辺機器との関係では送信処理部133がデバイス側となることで、ボードPC316と中継PCB108と周辺機器との関係において、全体として画像データを中継するデバイスとなっている。
また、架台部2には、撮影スイッチ2cと、メニュースイッチ201と、スプリットスイッチ202と、撮影光量補正スイッチ203と、観察光量補正スイッチ204と、顎受け上下動スイッチ205と、ID入力スイッチ206と、小瞳孔スイッチ209と、固視切換えスイッチ210,211,212と、オートON/OFFスイッチ213と、変倍スイッチ214と、架台左右検知スイッチ216とが配置されたパネルスイッチ217と、架台前後検知スイッチ215とが設けられている。
さらに、装置本体3には、撮影用CCDカメラ6と、キセノンランプ17aと、ハロゲンランプ17bと、観察LCDユニット31と、観察用CCDカメラ37と、本体PCB315と、ボードPC316と、撮影カメラ中継PCB317と、DC電源PCB318とが設けられており、ボードPC316の拡張スロットには観察用CCDカメラ37の画像を取り込むためのキャプチャボード319が挿しこまれている。
本体PCB315は、後述するように、眼科撮影装置1の機械的な制御や入力・出力などを主におこなうものである。そして、本体PCB315は、図示しないCPUとROMとRAMとUSBなどを備え、入出力用のポート(I/Oインターフェイス)が設けられている。
また、ボードPC316は、後述するように、観察LCDユニット31の本体モニタ3bに画像を表示する表示処理や、撮影用CCDカメラ6の画像を取得する取得処理をおこなうためのものである。
このボードPC316は、シングルボードコンピュータであり、図示しないCPUとROMとRAMとUSBなどを備え、入出力用のポート(I/Oインターフェイス)や拡張スロットが設けられている。
そして、このボードPC316には、オペレーションシステムとして汎用性の高いWindows(登録商標)が搭載されており、デジタルカメラの製造会社などから提供されるSDK(Softwear Development Kit)を用いることで、装置本体3が画像データを取得できるように構成されている。
また、撮影カメラ中継PCB317は、撮影用CCDカメラ6によって撮影された画像を、ボードPC316に転送するか、又は外部記録装置としてのパーソナルコンピュータ9(ファイリングシステムS)に転送するかの選択を行うための記録モード選択手段である。
なお、この記録モード選択手段としては、電気的なスイッチを用いるものや、ボードPC316で実行されるソフトウェアによるものなどを用いることができる。
そして、この本体PCB315への情報入力手段として、瞬き検知PCB320と、グリーンフィルタ検知スイッチ321と、視度補正レンズ検知スイッチ322と、ランプハウスカバー検知スイッチ323と、アライメントモータ検知センサ324と、クイックミラーモータ検知センサ325と、オートフォーカスモータ(+)検知センサ326と、オートフォーカスモータ(-)検知センサ327とが設けられている。
さらに、本体PCB315からの制御指令出力手段として、冷却ファン328と、アライメントモータ330(アライメントアクチュエータ)と、クイックミラーモータ331と、オートフォーカスモータ332(オートフォーカスアクチュエータ)と、水晶体絞り駆動ソレノイド333と、前眼部切換え駆動ソレノイド334と、反射棒駆動ソレノイド335と、手元照明LED336と、アライメントLED41と、内部固視LED51と、スプリットLED61とが設けられている。
そして、本体PCB315とボードPC316はRS−232Cによって双方向にデータ交換され、ボードPC316と撮影カメラ中継PCB317、ボードPC316と中継PCB108、それぞれ双方向通信によりデータ交換される。
そして、本実施の形態の本体PCB315は、下記の機能を担う。
(1)センサ検知
瞬き/グリーンフィルタ/視度補正レンズ/ランプハウスカバー/アライメント・クイックミラー/オートフォーカスモータの検知を行う。
(2)モータ駆動
アライメント/クイックミラー/オートフォーカスモータの駆動制御を行う。
(3)ソレノイド駆動
水晶体絞り/前眼部切換え/反射棒ソレノイドの駆動制御を行う。
(4)LED点灯
スプリット/アライメント/手元照明/内部固視の点灯・点滅を制御する。
(5)スイッチ信号の読み込み
架台部2からの各種スイッチ信号の読み込みを行う。
さらに、本実施の形態の画像制御部としてのボードPC316(シングルボードコンピュータ)は、下記の機能を担う。
(1)ダイレクトプリント機能
撮影用CCDカメラ6で撮影した画像をプリンタ8へ直接転送する機能をいう。撮影用CCDカメラ6の本体にもPictBridge(登録商標)機能は実装されているが、印刷する際に撮影用CCDカメラ6の本体を操作する必要があり、操作性が悪い。そこで、一連の撮影動作の内部にプリントアウト機能を含めることにより操作を簡略化する。この機能については後述する。
(2)オートフォーカス機能
観察用CCDカメラ37のCCD37aから得られる観察映像信号上のスプリット輝線の状態を解析し、オートフォーカスを実現する機能をいう。映像信号の解析をボードコンピュータにおいて実行することにより、専用PC板を使用することなくオートフォーカスを実行できる。
(3)オートシュート機能(=自動フラッシュ撮影動作機能)
観察用CCDカメラ37のCCD37aから得られる観察映像信号上のアライメント輝点とスプリット輝線の状態を解析し、自動フラッシュ撮影動作を実現する機能をいう。上記オートフォーカスと同様に、映像信号の解析をボードコンピュータにおいて実行することにより、専用PC板を使用することなくオートシュートを実行できる。
(4)オート小瞳孔切換え機能
観察用CCDカメラ37のCCD37aから得られる観察映像信号上のスプリット輝線の状態を解析し、小瞳孔の場合、自動的に絞りを挿入する機能をいう。上記オートフォーカスと同様に、映像信号の解析をボードコンピュータにおいて実行することにより、専用PC板を使用することなくオート小瞳孔切換えを実行できる。
(5)モニタ表示機能
観察像及び撮影像を画像表示部としての本体モニタ3bに表示する。
次に、本実施の形態の眼科撮影装置としての眼底カメラCを用いて、ファイリングシステムSに画像を直接に転送する直接転送モードにおける画像の流れについて、図6を用いて説明する。
まず、あらかじめ撮影機器である撮影用CCDカメラ6を眼科撮影装置である眼底カメラCに取り付けるとともに、撮影用CCDカメラ6のUSB−B端子(不図示)と撮影カメラ中継PCB317のUSB−A端子(不図示)とを接続する。
さらに、ファイリングシステムSをUSBケーブル123によって中継PCB108に設けた表示出力用端子111に接続することで、ボードPC316は中継PCB108を介してファイリングシステムSが接続されたことを認識する。
加えて、眼底カメラCのイニシャルメニューのシステム設定を、直接転送モードに設定することで、撮影カメラ中継PCB317の切り替えスイッチをファイリングシステムS側に切り替えておく。
次に、ジョイスティック2bを操作して装置ベース1に対する装置本体3の位置を移動させてアライメント輝点を合致させ、手動又は自動によってスプリット輝線を合致させる。
そして、スプリット輝線の合致とアライメント輝点の合致を確認し、ジョイスティック2bの上端部に設けられた撮影スイッチ2cを押すと、キセノンランプ17aが発光されるとともに、画像データが撮影用CCDカメラ6の内部に一時的に保存される。なお、この撮影時のキセノン同期信号は、画像データ用のUSBケーブル121とは別に設けたリモートケーブル(不図示)を通じておこなわれる。
撮影が完了すると、撮影用CCDカメラ6は、眼底カメラCのボードPC316に対して画像が作成されたことのイベント通知をおこなう。
イベント通知を受けたボードPC316は、ファイリングシステムSにイベント通知を転送する。
イベント通知を受けたファイリングシステムSは、撮影用CCDカメラ6に画像取得要求を通知して、USBケーブル121と撮影カメラ中継PCB317とUSBケーブル122とを介して画像データを取得する。この場合、画像データは、ファイリングシステムSをホスト側とし、撮影用CCDカメラ6をデバイス側として転送される。
これと略同時に、画角、左右眼などのデータは、USBケーブル123を通じてファイリングシステムSに転送される。
なお、この直接転送モードでは、撮影された眼底のレビュー像は、画像表示部としての本体モニタ3b上には表示されない。
次に、本実施の形態の眼科撮影装置としての眼底カメラCを用いて、装置本体3の画像表示部としての本体モニタ3bに画像を表示してから、ファイリングシステムSに画像を転送する表示転送モードにおける画像の流れについて、図7を用いて説明する。
まず、上記した直接転送モードと同様に、撮影用CCDカメラ6を眼底カメラCに取り付けるとともに、システム設定を表示転送モードに設定することで、撮影カメラ中継PCB317の切り替えスイッチをボードPC316側に切り替える。さらに、ファイリングシステムSを中継PCB108に設けた表示出力用端子111に接続する。
そして、スプリット輝線の合致とアライメント輝点の合致を確認し、撮影スイッチ2cを押すと、画像データが撮影用CCDカメラ6の内部に一時的に保存される。なお、この撮影時のキセノン同期信号は、画像データ用のUSBケーブル121を通じておこなわれる。
撮影が完了すると、撮影用CCDカメラ6は、眼底カメラCのボードPC316に対して画像が作成されたことのイベント通知をおこなう。
イベント通知を受けたボードPC316は、撮影用CCDカメラ6に画像取得要求を通知して、USBケーブル121と撮影カメラ中継PCB317とを介して画像データを取得する。
つづいて、画像データを取得したボードPC316は、画像表示部としての本体モニタ3bを備える観察LCDユニット31に画像データを転送して本体モニタ3bに表示させる。
検者は、本体モニタ3bに表示された画像を見て画像の良否を判断し、画像データを記録する場合には2回目の撮影スイッチ2cを押し、画像データを削除する場合には画像削除スイッチを押して画像を削除する。
そして、2回目の撮影スイッチ2cが押された場合、画像データを取得したボードPC316は、中継PCB108の受信処理部131に画像を転送する。この場合、画像データは、ボードPC316をホスト側とし、受信処理部131をデバイス側として転送される。
つづいて、画像データを取得した受信処理部131は、一時記憶部134に画像データを一時的に記憶させる。
そうすると、ファイリングシステムSは、送信処理部133を介して一時記憶部134に画像データが存在することを認識し、一時記憶部134に記憶された画像データを取得する。この場合、画像データは、ファイリングシステムSをホスト側とし、送信処理部133をデバイス側として転送される。
このように、中継PCB108は、撮影用CCDカメラ6によって撮影された画像データをファイリングシステムSに転送する際に、ボードPC316に対してデバイス側となる受信処理部131とファイリングシステムSに対してデバイス側となる送信処理部133とを備えることで、全体として画像データを中継するデバイスとして機能する。
これと略同時に、画角、左右眼などのデータも、USBケーブル123を通じてファイリングシステムSに転送される。
この他の画像データの流れは前記した直接転送モードと略同様であるから説明は省略する。
次に、本実施の形態の眼科撮影装置としての眼底カメラCの作用について説明する。
このように、本実施の形態の眼科撮影装置としての眼底カメラCは、撮影機器としての撮影用CCDカメラ6によって撮影された画像データを受信して画像表示部としての本体モニタ3bに表示させる画像制御部であるボードPC316と、ボードPC316から画像データを受信して一時的に記録する画像中継部としての中継PCB108とを備えている。
そして、眼底カメラCの外部には、外部記録装置としてのファイリングシステムSが接続されて、通信の際にホストとなるファイリングシステムSは、デバイスとなる中継PCB108から、USBによって画像データを取り込むことを特徴としている。
このようにボードPC316を備えることで、撮影用CCDカメラ6によって撮影された画像データを眼底カメラCに設けた本体モニタ3bに表示することが可能となる。
したがって、検者は、印刷や記録より前の段階において、本体モニタ3bに表示された撮影画像を見て撮影画像の良否を判断できるため、不要な印刷や記録をなくして効率よく作業できる。
さらに、通信の際にデバイスとなる中継PCB108を備えることで、ボードPC316と中継PCB108とファイリングシステムSとが、ホスト・デバイス・ホストの関係になるため、USBを用いて画像データを転送することができる。
つまり、USB規格においては、データ転送などの通信の際に、ホストとデバイスとは明確に区別され、ホスト側からデバイス側へ働きかけがなければ通信が始まらないが、周辺機器がホストの役割をし、中継PCB108がデバイスの役割をすることで、画像データなどをUSBによって転送できるようになる。
すなわち、中継PCB108を有しない場合には、ボードPC316と周辺機器とがホスト・ホストの関係になってしまうが、中継PCB108を有する場合には、ホスト・デバイス・ホストの関係を構築できる。
そして、このUSBは、周辺機器を接続するための規格として最も汎用性の高い規格であるから、この眼底カメラCを含むファイリングシステムS全体の汎用性を高めることができる。
また、中継PCB108は、ファイリングシステムSに接続されていることを検知し、画像データをファイリングシステムSに転送して保存させることで、動作を自動化して記録を効率よく行うことができる。
このように動作を自動化することで、検者は撮影時には撮影スイッチ2cを操作するだけで画像データが転送・保存されるため、記録することを忘れたり、誤って記録したりすることを防止できる。
さらに、ボードPC316に画像データを転送せずにファイリングシステムSへ転送する直接転送モード、又は、ボードPC316に転送して本体モニタ3bに表示してからファイリングシステムSへ転送する表示転送モードを選択できる記録モード選択手段としての撮影カメラ中継PCB317を備えることで、直接転送モードでは転送速度を速くでき、表示転送モードでは画像の良否を判断したうえでファイリングシステムSへ転送できる。
つまり、一般に、本実施の形態のボードPC316などのシングルボードコンピュータによって情報量の多い画像データを処理させると、処理性能が不足して表示に時間がかかることがある。
そこで、時間をかけないように、本体モニタ3bに表示させない場合には、画像データをボードPC316を経由させずにファイリングシステムSに直接に転送することで、転送スピードを速くすることができる。
一方、本体モニタ3bに表示させてからファイリングシステムSに転送する場合には、検者は本体モニタ3bを見て画像の良否を判断したうえで、画像を記録したり削除したりできる。
さらに、撮影用CCDカメラ6には、画像データをボードPC316へ転送するためのUSBケーブル121が接続されるとともに、撮影の際にはこのUSBケーブル121を通じてキセノン同期信号が通知されることで、ケーブルの本数を抑制することができる。
つまり、従来は、キセノン同期信号は、データ転送用のケーブルとは別に設けたリモートケーブルを用いておこなわれていたが、リモートケーブルを用いる必要がなくなって、データ転送用のケーブルのみを用いてキセノン同期信号を通知できる。
以下、図8を用いて、前記実施の形態で説明した直接転送モード及び表示転送モードとは別の転送モードである表示印刷モード及び非表示印刷モードについて説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、本実施例では、図8に示すように、表示出力用端子111に、ファイリングシステムSではなく印刷装置としてのプリンタ8が接続されている。
次に、表示印刷モードと非表示印刷モードについて説明する。
この表示印刷モードと非表示印刷モードとを選択できる印刷モード選択手段は、撮影カメラ中継PCB317とボードPC316と中継PCB108とによって達成される。
まず、表示印刷モードについて説明する。
表示印刷モードでは、プリンタ8をUSBケーブル123によって中継PCB108に接続することで、ボードPC316は中継PCB108を介してプリンタ8が接続されたことを認識する。
さらに、眼底カメラCのイニシャルメニューのシステム設定を、表示印刷モードに設定することで、撮影カメラ中継PCB317の切り替えスイッチをボードPC316側に切り替えておく。
そして、撮影後、画像データを取得したボードPC316は、画像表示部としての本体モニタ3bを備える観察LCDユニット31に画像データを転送して本体モニタ3bに表示させる。
検者は、本体モニタ3bに表示された画像を見て画像の良否を判断し、画像データを印刷する場合には2回目の撮影スイッチ2cを押し、画像データを削除する場合には画像削除スイッチを押して画像を削除する。
そして、2回目の撮影スイッチ2cが押された場合、画像データを取得したボードPC316は、中継PCB108の受信処理部131に画像を転送する。この場合、画像データは、ボードPC316をホスト側とし、受信処理部131をデバイス側として転送される。
つづいて、画像データを取得した受信処理部131は、一時記憶部134に画像データを一時的に記憶させる。
そうすると、プリンタ8は、プリンタ8自体が備えているPictBridge(登録商標)機能によって、送信処理部133を介して一時記憶部134に画像データが存在することを認識し、一時記憶部134に記憶された画像データを取得して印刷する。この場合、画像データは、プリンタ8をホスト側とし、送信処理部133をデバイス側として転送される。
このように、中継PCB108は、撮影用CCDカメラ6によって撮影された画像データをプリンタ8に転送する際に、ボードPC316に対してデバイス側となる受信処理部131とプリンタ8に対してデバイス側となる送信処理部133とを備えることで、全体として画像データを中継するデバイスとして機能する。
この他の画像データの流れは前記した表示転送モードと略同様であるから説明は省略する。
次に、非表示印刷モードについて説明する。
まず、非表示印刷モードでは、表示印刷モードと同様に、プリンタ8をUSBケーブル123によって中継PCB108に接続することで、ボードPC316は中継PCB108を介してプリンタ8が接続されたことを認識する。
さらに、眼底カメラCのイニシャルメニューのシステム設定を、非表示印刷モードに設定することで、撮影カメラ中継PCB317の切り替えスイッチをボードPC316側に切り替えておく。
そして、撮影後、画像データを取得したボードPC316は、画像データを本体モニタ3bに表示させない。
また、画像データを取得したボードPC316は、撮影スイッチ2cが押されなくても、自動的に中継PCB108の受信処理部131に画像データを転送する。この場合、画像データは、ボードPC316をホスト側とし、受信処理部131をデバイス側として転送される。
この他の画像データの流れは前記した表示転送モードと略同様であるから説明は省略する。
次に、本実施例の眼科撮影装置としての眼底カメラCの作用について説明する。
このように、眼底カメラCの外部には、印刷装置としてのプリンタ8が接続されて、通信の際にホストとなるプリンタ8は、デバイスとなる中継PCB108から、USBによって画像データを取り込むことを特徴としている。
したがって、通信の際にデバイスとなる中継PCB108を備えることで、ボードPC316と中継PCB108とプリンタ8とが、ホスト・デバイス・ホストの関係になるため、USBを用いて画像を転送することができる。
そして、このUSBは、周辺機器を接続するための規格として最も汎用性の高い規格であるから、この眼底カメラCを含むファイリングシステムS全体の汎用性を高めることができる。
また、中継PCB108は、印刷装置としてのプリンタ8に接続されていることを検知するとともに、プリンタ8に画像データを転送して印刷させることで、動作を自動化して記録を効率よく行うことができる。
このように動作を自動化することで、検者は撮影時には撮影スイッチ2cを操作するだけで画像データが印刷されるため、印刷することを忘れたり、誤って印刷したりすることを防止できる。
そして、ボードPC316に転送して本体モニタ3bに表示せずにプリンタ8によって印刷する非表示印刷モード、又は、ボードPC316に転送して本体モニタ3bに表示してからプリンタ8によって印刷する表示印刷モードを選択できる印刷モード選択手段を備えることで、非表示印刷モードでは転送速度を速くでき、表示印刷モードでは画像の良否を確認したうえで印刷できる。
また、中継PCB108は、プリンタ8のコネクタとファイリングシステムSに連繋されるパーソナルコンピュータ9のコネクタとの両方を共通して接続できるインターフェイスであるUSB−B端子を備えることで、通信の構成を簡略化することができる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
以下、図9を用いて、撮影機器としてアナログカメラ6Bを用いた場合の処理について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、本実施例では、眼科撮影装置としての眼底カメラCに撮影機器としてアナログカメラ6Bが取り付けられている。
そして、このアナログカメラ6Bは、撮影カメラ中継PCB317を介してボードPC316の拡張スロットに挿しこまれたキャプチャボード319に接続されている。
次に、作用について説明すると、このように撮影機器としてアナログカメラ6Bを用いた場合に、画像制御部としてのボードPC316によって、アナログ信号をデジタル信号に変換することで、特別に処理部を設けることなく変換することができる。
つまり、ボードPC316は、観察用CCDカメラ37の画像を処理するためにキャプチャボード319を備えており、撮影機器としてアナログカメラ6Bを用いた場合に、このキャプチャボード319によってデジタル変換することでキャプチャボード319を有効利用できる。
このように、キャプチャボード319によってアナログの画像データをデジタルの画像データに変換することによって、プリンタ8で印刷したり、ファイリングシステムSにデータを保存したりできるようになる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態及び実施例1と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態及び実施例1,2を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例1,2では、眼科撮影装置としての眼底カメラCは、中継PCB108がファイリングシステムS又はプリンタ8のいずれに接続されているかを自動的に検知する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、入力手段によって選択するものであってもよい。
また、前記実施の形態では、撮影時のキセノン同期信号が、画像データを送信するためのUSBケーブル121とは別に設けたリモートケーブルを通じておこなわれる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、記録モード選択手段がソフトによって実行される場合には、USBケーブル121を通じてキセノン同期信号を通知してもよい。
さらに、前記実施の形態及び実施例1,2では、プリンタ8とファイリングシステムSとを共通して接続できるインターフェイスとしての表示出力用端子111を備える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、別々のインターフェイスを備えるものであってもよい。
また、前記実施例2では、アナログカメラ6Bによって撮影された画像データを、ボードPC316に挿設されたキャプチャボード319によってデジタル変換する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ボードPC316が備える処理部によってデジタル変換するものであってもよい。
本発明の最良の実施の形態の眼科撮影装置における画像の流れを説明するブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の眼科撮影装置の全体構成を説明する全体システム図である。 本発明の最良の実施の形態の眼科撮影装置が備えるインターフェイスの構成を拡大して説明する側面図である。 眼科撮影装置が備える光学系の構成を説明する光学配置図である。 本発明の最良の実施の形態の眼科撮影装置の制御系を説明する電気ブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の眼科撮影装置における直接転送モードの画像の流れを説明するブロック図である。 本発明の最良の実施の形態の眼科撮影装置における表示転送モードの画像の流れを説明するブロック図である。 実施例1の眼科撮影装置における印刷モードの画像の流れを説明するブロック図である。 実施例2の眼科撮影装置における印刷モードの画像の流れを説明するブロック図である。
符号の説明
C 眼底カメラ(眼科撮影装置)
S ファイリングシステム(外部記録装置)
6 撮影用CCDカメラ(撮影機器)
6B アナログカメラ(撮影機器)
8 プリンタ(印刷装置)
9 パーソナルコンピュータ(外部記録装置)
30 観察光学系
31 観察LCDユニット
3b 本体モニタ(画像表示部)
108 中継PCB(画像中継部)
110 直接出力用端子
111 表示出力用端子(インターフェイス)
121,122,123 USBケーブル(ケーブル)
131 受信処理部
132 中央処理部
133 送信処理部
134 一時記憶部
315 本体PCB
316 ボードPC(画像制御部)
317 撮影カメラ中継PCB(記録モード選択手段)
319 キャプチャボード

Claims (7)

  1. 被検眼を観察する観察光学系と、前記観察光学系によって観察される前記被検眼の画像を表示する画像表示部とを備え、前記被検眼を撮影する撮影機器が取り付けられる眼科撮影装置であって、
    前記撮影機器によって撮影された画像を受信して前記画像表示部に表示させる画像制御部と、前記画像制御部から前記画像を受信して一時的に記録する画像中継部と、外部に接続された印刷装置又は外部記録装置とを備え、
    通信の際には、前記印刷装置又は前記外部記録装置はホストとなり、前記画像中継部はデバイスとなって、ユニバーサル・シリアル・バスによって前記画像が送信されることを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記画像中継部が前記印刷装置又は前記外部記録装置のいずれに接続されているかを検知し、
    前記印刷装置に接続されている場合には前記画像を印刷させ、前記外部記録装置に接続されている場合には前記画像を保存させることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記画像を前記外部記録装置へ転送する際に、
    前記画像制御部に転送せずに前記外部記録装置へ転送する直接転送モード、又は、前記画像制御部に転送して前記画像表示部に表示してから前記外部記録装置へ転送する表示転送モードを選択できる記録モード選択手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記画像を前記印刷装置へ転送する際に、
    前記画像制御部に転送して前記画像表示部に表示せずに前記印刷装置によって印刷する非表示印刷モード、又は、前記画像制御部に転送して前記画像表示部に表示してから前記印刷装置によって印刷する表示印刷モードを選択できる印刷モード選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記画像中継部は、前記印刷装置のコネクタと前記外部記録装置のコネクタとを共通して接続できるインターフェイスを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記撮影機器には、前記画像を前記画像制御部へ転送するためのケーブルが接続されるとともに、撮影の際には前記ケーブルを通じてキセノン同期信号が通知されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  7. 前記撮影機器としてアナログカメラを用いた場合に、前記画像制御部によって、アナログ信号をデジタル信号に変換することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
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