JP2009171638A - リニアモータ - Google Patents

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信一 山口
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Abstract

【課題】電機子コイルが界磁磁石列よりも短い場合の端効果によって生じるコギング推力をキャンセルしつつ、設計自由度の高いリニアモータを得る。
【解決手段】等ピッチで配列された界磁磁極34に対向するように配置された電機子2とを備え、電機子2は自然数n個の電機子ブロック201、202に分割されて推力方向に配列されている。電機子ブロックのブロックコアには、ティース21とティースに集中的に巻回された複数相のコイル701〜712が設けられ、電機子ブロックの推力方向の長さは界磁磁極34のピッチPの5×m倍に設定され、ティースは電機子ブロックに6×m個配列され、各コイルは各相が平衡となるように配置されている。界磁磁極34のピッチPの1/i(iは1を除くnの約数)の寸法の間隙41を各電機子ブロック間に設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、工作機械や半導体製造装置などの産業機械のテーブル送りに用いられるリニアモータに関し、特にコギング推力を低減するための技術に関するものである。
一般に、工作機械のテーブル送りなどのアクチュエータや搬送機器に用いられるリニアモータにおいて、電機子コイルが界磁磁石の配列よりも短い場合には、電機子コアの磁気回路がエンドレス構成でないことに起因した端効果が発生して、界磁磁極のピッチの中に1周期のコギング推力(推力ムラ)が生じる。
そこで、従来から、上記のような推力ムラを回避するための構成を備えたリニアモータが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のリニアモータにおいては、たとえば、2×d個(dは整数)の電機子ブロックが用いられ、各電機子ブロックの推力方向の長さが界磁磁極のピッチの10倍に設定され、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースが等ピッチで設けられ、各電機子ブロックは、界磁磁極のピッチの1/2の寸法の隣接間隔が設定されて推力方向に配列されている。
また、上記構成において、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループには、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの相順序で、電機子コイルが巻回されている。
一方、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループには、正方向巻きV相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの相順序で、電機子コイルが巻回されており、これにより、界磁磁極のピッチ中に生じる1周期のコギング推力(端効果に起因する)をキャンセルしている。さらに、電機子ブロック数が2を超える場合には、上記コイル配置の相順序を繰り返して電機子コイルが巻回され、3相結線とすることにより上記コギング推力をキャンセルしている。
また、上記特許文献1に記載のリニアモータにおいては、他の例として、3×f個(fは整数)の電機子ブロックが用いられ、各電機子ブロックの推力方向の長さが界磁磁極のピッチの10倍に設定され、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースが等ピッチで設けられ、各電機子ブロックは、界磁磁極のピッチの1/3の寸法の隣接間隔が設定されて推力方向に配列されている。
また、上記構成において、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループには、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの相順序で、電機子コイルが巻回されている。
一方、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループには、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの相順序で、電機子コイルが巻回されている。
また、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループには、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの相順序で、電機子コイルが巻回されており、これにより、上記コギング推力をキャンセルしている。さらに、電機子ブロック数が3を超える場合には、上記コイル配置の相順序を繰り返して電機子コイルを巻回し、3相結線とすることにより、上記コギング推力をキャンセルしている。
特開2000−278931号公報、図18(a)、図21(a)
従来のリニアモータでは、上記特許文献1の場合、各電機子ブロックの推力方向の長さが界磁磁極のピッチの10倍に設定されており、長さ方向に対するサイズの自由度が小さいので、必要とする推力が小さい用途の場合にリニアモータのサイズが不必要に大きくなってしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、長さ方向に対するサイズの自由度を大きくすることにより、必要とする推力が小さい用途の場合に小型化することが可能なリニアモータを得ることを目的とする。
この発明によるリニアモータは、等ピッチで配列された界磁磁極と、界磁磁極に対向するように配置された電機子とを備え、界磁磁極と電機子との対向面に沿った方向を推力方向とするリニアモータであって、電機子は、n個(nは2以上の自然数)の電機子ブロックに分割されて推力方向に配列されており、n個の電機子ブロックの各々のブロックコアは、複数のティースと複数のティースの各々に集中的に巻回された複数相のコイルとからなり、各電機子ブロックの推力方向の長さは、界磁磁極のピッチの5×m倍(mは自然数)に設定され、各ティースは、各電機子ブロックに対して推力方向に6×m個だけ配列され、各電機子ブロックのティースに配置される複数相のコイルは、各相が平衡となるように配置されたリニアモータにおいて、各電機子ブロックの隣接間隔は、界磁磁極のピッチの1/i+k倍(iは1を除くnの約数、kは整数)に設定されたものである。
この発明によれば、端効果によって生じるコギング推力(界磁磁極のピッチを1周期とする)をキャンセルしつつ、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極のピッチの5×m倍に設定して、長さ方向に対するサイズの自由度を大きく設定することにより、必要とする推力が小さい用途の場合におけるリニアモータを小型化することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るリニアモータ101を示す側断面図である。
図1において、リニアモータ101は、電機子2および界磁3を備え、界磁3と電機子2との対向面に沿った方向を推力方向としている。
電機子2は、界磁3に対向するように配置されており、電機子コイルが励磁制御されることにより、界磁3の配列方向に推力を受けて移動する。
界磁3は、界磁鉄心33と、界磁鉄心33に沿ってほぼ等ピッチ(以下、単に「等ピッチ」という)で配列された界磁磁極34とにより構成されている。界磁磁極34は、永久磁石(フェライト磁石や、ネオジウム磁石など)により構成されている。
電機子2は、2個の電機子ブロック201、202に分割されて、推力方向に配列されており、各電機子ブロック201、202の推力方向の長さは、界磁磁極34の推力方向の長さ(界磁磁極34のピッチ)Pに対して、5倍の長さ5×Pに設定されている。
また、各電機子ブロック201、202には、各6個のティース21が設けられており、各ティース21には、コイル701〜712が集中的に巻回されている。
図1において、電機子2の相数は「3」であり、以下、U相、V相、W相を用いて記述する。
図2は図1内の各電機子ブロック201、202のコイル701〜712の配置を示す説明図である。
図2において、巻き始め端子Sから巻き終わり端子Eへの電流を通電する「正方向巻き」のコイルは、アルファベット大文字U、V、Wで表現し、「巻き終わり」から「巻き始め」への電流を通電する「逆方向巻き」のコイルは、アルファベット小文字u、v、wで表現している。この場合、第1の電機子ブロック201には、図中左から順に「U、u、v、V、W、w」という相順序で、コイル701〜706が巻回されている。
同様に、第2の電機子ブロック202には、図中左から順に「v、w、W、U、u、v」という相順序で、コイル707〜712が巻回されている。
また、各電機子ブロック201、202において、同一電機子ブロック内の同相のコイル同士(たとえば、U相のコイル701、702)は、直列接続されている。
図1に戻り、各電機子ブロック201、202は、固定手段5により連結されており、各電機子ブロック201、202の隣接間隔は、界磁磁極34のピッチPの半分(=P/2)の間隙41に保持されている。
図3は図1の構成により生じる端効果のコギング推力を示す説明図であり、横軸は推力方向の位置を示し、縦軸はコギング推力を示している。
なお、図3においては、便宜的に、「0.0×P」〜「2.0×P」の範囲の推力方向位置を抜き出して示している。
図3において、第1の電機子ブロック201によって生じる端効果のコギング推力FC1(実線参照)と、第2の電機子ブロック202によって生じる端効果のコギング推力FC2(破線参照)とは、互いに打ち消しあってキャンセルされることが分かる。
第1の電機子ブロック201によって生じる端効果コギング推力の波形FC1は、端効果によるコギングの振幅Fcと、推力方向の位置位相θとを用いて、以下の式(1)で表される。
FC1=Fc×sin2(θ−π/2×1)
=Fc×sin(2θ−π) ・・・(1)
一方、第2の電機子ブロック202は、第1の電機子ブロック201と同一形状なので、第1の電機子ブロック201の場合と同一の振幅Fcであり、配置位置(推力方向の位置位相)が距離P/2(電気角π/2)だけずれている。
したがって、第2の電機子ブロック202によって生じるコギング推力の波形FC2は、以下の式(2)で表される。
FC2=Fc×sin2(θ−π/2×2)
=Fc×sin(2θ−2π) ・・・(2)
リニアモータ101の全体に生じる端効果のコギング推力の波形FCTは、各波形FC1、FC2の和であるから、以下の式(3)のように展開される。
FCT=FC1+FC2
=Fc{sin(2θ−π)+sin(2θ−2π)}
=Fc(−sin2θ+sin2θ)
=0 ・・・(3)
式(3)から、端効果のコギング推力FCTがゼロになることが分かる。
なお、図1では、各電機子ブロック201、202の隣接間隔として、寸法P/2の間隙41が保持されている場合を例にとって説明したが、電機子2の電機子ブロックがn分割(図1では、n=2)されている場合に、各電機子ブロック201、202の隣接間隔である間隙41が界磁磁極34のピッチPの「1/i+k」倍(iは1を除くnの約数、kは整数)の条件を満たせば、コギング推力FCTはキャンセルされる。
このことは、以下のように証明することができる。つまり、n=i×pとおくとき、リニアモータ101の全体に生じるコギングFCTは、以下の式(4)のように表される。
FCT=pΣq=1 {Fc×sin(2θ−2qπ/i−2kqπ)}
=pΣq=1 {Fc×sin(2θ−2qπ/i)} ・・・(4)
ただし、式(4)の右辺は、2πを等間隔にi分割した正弦値の和であり、このような正弦値の和は必ずゼロとなる。たとえば、3相交流の場合、2πを3分割して2π/3ずつ位相差のある電流が流れるとき、中性点において電流値の和がゼロとなる現象と同様である。
図4は図1および図2の構成によって得られる電機子2の起磁力ベクトルを示す説明図である。
図4において、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので、循環電流を無くすことができる。また、図4の起磁力ベクトルを発生する電機子2は、3相のリニアモータ101として駆動可能な構成であることが分かる。
このとき、電機子2の巻線係数は0.933となり、通常の「5n極、6nスロット」のモータと同様のモータ効率を得ることができる。
なお、各電機子ブロック201、202の間隙41は、何もない空間でもよいが、スペーサの役割を担うプラスチックや金属などが充填されてもよい。
また、各電機子ブロック201、202の隣接間隔が寸法P/2の間隙41に保たれている場合、以下のような効果も奏する。
一般に、電機子2に電流を通電した場合、界磁磁極34のピッチPに3周期の推力脈動を生じることが知られている。ここで、第1の電機子ブロック201で生じる推力波形をF1とし、第2の電機子ブロック202で生じる推力波形をF2とし、電機子ブロック201、202で生じる各平均推力(同一値)をFaで表し、推力脈動の振幅(同一値)をFrで表すと、各推力波形F1、F2は、以下の式(5)、(6)のように表される。
F1=Fa+Fr×sin6(θ−π/2×1)
=Fa+Fr×sin(6θ−3π)
=Fa−Fr×sin(6θ) ・・・(5)
F2=Fa+Fr×sin6(θ−π/2×2)
=Fa+Fr×sin(6θ) ・・・(6)
したがって、リニアモータ101の全体の推力波形FT(=F1+F2)は、式(5)および式(6)から、以下の式(7)のように表される。
FT=2×Fa ・・・(7)
すなわち、式(7)において、推力脈動を表す項(正弦値)がキャンセルされており、界磁磁極34のピッチPに3周期の推力脈動をキャンセルすることができる。
なお、ここでは、電機子ブロック201、202の隣接間隔が寸法P/2の間隙41に保たれている場合を例にとって説明したが、電機子ブロックがn分割(図1では、n=2)されている場合に、間隙41の寸法が、界磁磁極34のピッチPの(1/(3j)+h/3)倍(jは1を除くnの約数、hは整数)であれば、推力脈動をキャンセルすることができる。
上記実施の形態1では、n=2、i=2、j=2、k=0、およびh=1の例を示している。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1)に係るリニアモータ101は、等ピッチで配列された界磁磁極34と、界磁磁極34に対向するように配置された電機子2とを備え、電機子2はn個(ここでは、n=2)の電機子ブロック201、202に分割されて推力方向に配列され、各電機子ブロック201、202のブロックコアは、複数のティース21と、複数のティース21の各々に集中的に巻回された複数相のコイル701〜712とからなる。
また、各電機子ブロック201、202の推力方向の長さは、界磁磁極34のピッチPの5×m倍(mは自然数、ここでは、m=1)に設定され、各ティース21は、電機子ブロック201、202に対して推力方向に6×m個だけ配列され、各電機子ブロック201、202のティースに配置される複数相のコイル701〜712は、各相U〜Wが平衡となるように配置されている。
ここで、各電機子ブロック201、202の隣接間隔は、界磁磁極34のピッチPの1/i+k倍(iは1を除くnの約数、kは整数、ここでは、i=2、k=0)に設定されているので、端効果に起因して生じるコギング推力をキャンセルすることができる。
また、自然数mが奇数である場合の設計が可能となり、これにより、電機子ブロック201、202の設計自由度を、従来構成の場合よりも大きく設定することができる。
この結果、必要とする推力が小さい用途の場合にリニアモータ101を小型化することができる。
また、各電機子ブロック201、202の隣接間隔は、界磁磁極34のピッチPの1/(3j)+h/3倍(jは1を除くnの約数、hは整数)に設定されているので、界磁磁極34のピッチPに対して3周期の推力脈動をキャンセルすることができる。
また、このとき、自然数nは偶数であり、各電機子ブロック201、202の隣接間隔は、界磁磁極34のピッチPの1/2倍に設定されているので、端効果により生じるコギング推力をキャンセル(低減)することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1(図1)では、リニアモータ101の各電機子ブロック201、202の推力方向の長さを、界磁磁極34のピッチPの5倍(=5×P)に設定したが、図5のように、リニアモータ102の各電機子ブロック203、204の推力方向の長さを、前述の倍、すなわち界磁磁極34のピッチPの10倍(=10×P)に設定してもよい。
図5はこの発明の実施の形態2を示すリニアモータ102の断面図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図5において、リニアモータ102の各電機子ブロック203、204は、推力方向の長さが10×Pであり、それぞれ、12個のティース21を備えている。
電機子ブロック203、204の各ティース21には、コイル713〜736が集中的に巻回されている。
図6は図5内の各電機子ブロック203、204のコイル713〜736の配置を示す説明図であり、各アルファベット文字U、u、V、v、W、wは前述(図2)と同様の巻回状態を示している。
図6において、第1の電機子ブロック203には、図中左から順に「U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、W」という相順序で、コイル713〜724が巻回されている。同様に、第2の電機子ブロック204には、図中左から順に「V、W、w、u、U、V、v、w、W、U、u、v」という相順序でコイル725〜736が巻回されている。
また、各電機子ブロック203、204において、端から順に6個のティースを数えると、同相のコイルが2個存在する構成となっているが、これら同相のコイル同士は直列接続されている。
また、次の6個のティースを数えると、同様に同相のコイルが2個存在する構成となっているが、これらもまた、同相のコイル同士は直列接続されている。
上記のような6個のティースの集まりを「群」と呼ぶと、図6においては、群が4個存在することになる。各群の同相同士は、直列接続されており、群と群との接続は、直列接続でも並列接続でもよい。ただし、並列接続の場合には、各枝に生じる誘起電圧の値が等しくなるように接続される必要がある。
図5および図6の構成によっても、前述と同様に、端効果のコギング推力をキャンセルすることができる。
図7は図5よび図6の構成によって得られる電機子2の起磁力ベクトルを示している。
図7において、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので、前述と同様に、循環電流を無くすことができる。また、図7の起磁力ベクトルを発生する電機子2は、3相のリニアモータとして駆動可能な構成であることが分かる。
また、前述と同様に、電機子2の巻線係数は0.933となり、通常の「5n極、6nスロット」のモータと同様のモータ効率を得ることができる。
以下、前述の実施の形態1を含めて、この発明の実施の形態2のコイル配置に鑑みて、循環電流を無くすためのコイル配置条件について説明する。
以下、偶数(n=2)個に分割された電機子ブロック203、204(または、図1内の201、202)を電機子ブロック200と総称し、各コイル713〜736(または、図1内の701〜712)をコイル700と総称し、各電機子ブロック200の長さの違いを自然数nで表して、一般的条件を求めるものとする。
ここで、各電機子ブロック200は、推力方向の長さが5n×P(nは自然数)であって、それぞれ6n個のティース21を備えており、各ティース21にはコイル700が集中的に巻回されており、かつ各電機子ブロック200の間には寸法P/2の間隙42が配置されている場合(図1、図2参照)を想定すると、各電機子ブロック200のコイル配置条件は以下のようになる。
すなわち、「U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、W」の相順序で、または、この相順序の繰り返しの中からティース21の個数分を抽出して、第1の電機子ブロックのティースに対して端から中央に向けて順に配置する。一方、第2の電機子ブロックのティースに対しては、第1の電機子ブロックに隣接するティースから他方のティースに向けて、第1の電機子ブロックのティースに巻回した最後の相(図6では、W相)から「4つ進んだ相(図6では、V相)」から、上記と同様の相順序で配置する。以下、同様にして、第3、第4、・・・の電機子ブロック(図示せず)のティースにコイル配置が行われる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、前述の実施の形態1と同様に、各電機子ブロック203、204の隣接間隔は、界磁磁極34のピッチPの1/i+k倍(i=2、k=0)に設定されているので、端効果により生じるコギング推力をキャンセルすることができ、必要な推力に合わせて、リニアモータ102を小型化することができる。
また、各電機子ブロック203、204の推力方向の長さは、界磁磁極34のピッチPの5×m倍(m=2)に設定され、各ティース21は、電機子ブロック203、204に対して推力方向に6×m個だけ配列され、各電機子ブロック203、204のティースに配置される複数相のコイル713〜736は、各相U〜Wが平衡となるように配置されているので、自然数mが奇数の場合の設計が可能となり、電機子ブロックの設計自由度を従来例よりも大きく設定することができる。
また、自然数nは偶数であり、各電機子ブロック203、204の隣接間隔は、界磁磁極34のピッチPの1/2倍に設定されているので、端効果により生じるコギング推力をキャンセルすることができる。
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、2(図1、図5)では、電機子2を偶数(n=2)個の電機子ブロックに分割し、各電機子ブロック間に寸法P/2の間隙41、42を設定したが、図8のように、リニアモータ103の電機子2を奇数(n=3)個の電機子ブロック205、206、207に分割し、各電機子ブロック間に寸法P/3の間隙43を設定してもよい。
図8はこの発明の実施の形態3を示すリニアモータ103の側断面図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図8において、リニアモータ103の電機子2は、推力方向に配列された各長さ5×Pの3個の電機子ブロック205、206、207に分割されている。
また、各電機子ブロック205〜207には、それぞれ6個のティース21が設けられ、各ティース21にはコイル737〜754が集中的に巻回されている。
リニアモータ103の相数は3であり、以下、前述と同様にU相、V相、W相を用いて記述する。
図9は図8内の各電機子ブロック205〜207のコイル737〜754の配置を示す説明図であり、各アルファベット文字U、u、V、v、W、wは前述(図2)と同様の巻回状態を示している。
なお、コイル配置の変形例(後述する実施の形態4)を考慮して、図9においては、各コイル737〜754に、それぞれ「a」が付されている。
図9において、第1の電機子ブロック205には、図中左から順に「U、u、v、V、W、w」という相順序でコイル737a〜742aが巻回されている。
一方、第2の電機子ブロック206には、図中左から順に「W、w、u、U、V、v」という相順序でコイル743a〜748aが巻回されている。
また、第3の電機子ブロック207には、図中左から順に「V、v、w、W、U、u」という相順序でコイル749a〜754aが巻回されている。
同一電機子ブロック内の同相のコイル同士は、直列接続されている。
また、各電機子ブロック205〜207は、固定手段5により連結されており、各電機子ブロック205〜207の隣接間隔は、寸法P/3の間隙43に保持されている。
図10は図8の構成により生じる端効果のコギング推力を示す説明図であり、前述(図2)と同様に、横軸は推力方向の位置を示し、縦軸はコギング推力を示している。
図10において、第1〜第3の電機子ブロック205〜207によって生じる端効果のコギング推力波形FC1〜FC3(実線、点線、破線参照)は、互いに打ち消しあってキャンセルされることが分かる。
すなわち、コギング推力波形FC1〜FC3は、端効果によるコギングの振幅Fcと、推力方向の位置位相θとを用いて、それぞれ、以下の式(8)〜(10)で表される。
FC1=Fc×sin(2θ−2π/3) ・・・(8)
FC2=Fc×sin(2θ−4π/3) ・・・(9)
FC3=Fc×sin(2θ−6π/3) ・・・(10)
このとき、リニアモータ103の全体に生じる端効果のコギング推力波形FCTは、各コギング推力波形FC1〜FC3の総和であるから、以下の式(11)で表される。
FCT=Fc{sin(2θ−2π/3)+sin(2θ−4π/3)+sin2θ}
=Fc{sin(2θ−2π/3)+sin(2θ+2π/3)+sin2θ}
=Fc{2×sin2θ×cos(2π/3)+sin2θ}
=Fc(−sin2θ+sin2θ)
=0 ・・・(11)
式(11)から明らかなように、端効果のコギング推力がゼロになることが分かる。
図11は図8および図9の構成によって得られる電機子2の起磁力ベクトルを示す説明図である。
図11において、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、前述(図4)と同様に、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので、循環電流を無くすことができる。また、図11の起磁力ベクトルを発生する電機子2は、3相のリニアモータ103として駆動可能な構成であることが分かる。
また、前述と同様に、電機子2の巻線係数は0.933となり、通常の「5n極、6nスロット」のモータと同様のモータ効率を得ることができる。
すなわち、電機子2を推力方向に対して3個(または、3の倍数個)に分割し、各長さ5n×P(nは自然数)の複数個の電機子ブロック205〜207として、各電機子ブロック205〜207に、6個(または、6の倍数個)のティース21を設け、各ティース21にコイル700を集中的に巻回し、かつ各電機子ブロック205〜207の隣接間隔として寸法P/3の間隙43を保持する場合には、コイル配置を以下のように設定すればよい。
まず、第1の電機子ブロック205のティース21に対しては、「U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、W」の相順序で、または、この相順序の繰り返しの中からティース21の数だけを抽出して、端から中央に向けて順に配置される。
一方、第2の電機子ブロック206のティース21に対しては、第1の電機子ブロック205に隣接するティースから他方のティースに向けて、第1の電機子ブロック205のティースに巻回した最後の相(図9では、w相)から1つ戻った相(図9では、W相)を始点として、同様の相順序で配置される。
また、第3の電機子ブロック207のティース21に対しては、第2の電機子ブロック206に隣接するティースから他方のティースに向けて、第2の電機子ブロック206のティースに巻回した最後の相(図9では、v相)から1つ戻った相(図9では、V相)を始点として、同様の相順序で配置される。
以下、同様にして、第4、第5、・・・の電機子ブロック(図示せず)のティースに配置される。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、電機子2の分割数nが3の倍数からなり、かつ電機子ブロック205〜207の隣接間隔として寸法P/3の間隙43が設定されているので、端効果によって生じるコギング推力をキャンセルすることができる。
すなわち、リニアモータ103の相数を3とし、コイル737〜754の配置は、「U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、W」の相順序またはその繰り返しの中から6×m個を抽出し、第1の電機子ブロック205のティースに対して、端から中央に向けて順に配置され、第2の電機子ブロック206のティースに対しては、第1の電機子ブロック205に隣接するティースから他方のティースに向けて、第1の電機子ブロック205のティースに巻回した最後の相(v相)から1つ戻った相(V相)を始点として、同様の相順序で配置される。以下、同様にして、第3、第4、・・・、第nの電機子ブロックのティースに配置される。
これにより、3相の起磁力が平衡状態になるので、循環電流が流れることはなく、3相リニアモータとして駆動可能であり、また通常の「5n極、6nスロット」のモータと同様の巻線係数が得られて高効率を実現することができる。さらに、前述の実施の形態1の場合よりもモータ効率を向上させることができる。
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3(図9)では、「U、u、v、V、W、w・・・」の相順序に設定したが、図12のように、1個分位相を進めた「u、v、V、W、w、u・・・」の相順序に設定し、各電機子ブロックの隣接端の各2個のコイルが互いに異相となるように配置してもよい。
図12はこの発明の実施の形態4に係るリニアモータ104のコイル配置を示す説明図である。
図12において、基本的な構成は前述(図8、図9)と同一であるが、コイル737b〜754bの相順序が異なる。
すなわち、第1の電機子ブロック205に対しては、図中左から順に「u、v、V、W、w、u」という相順序でコイル737b〜742bが巻回されている。
一方、第2の電機子ブロック206に対しては、図中左から順に「w、u、U、V、v、w」という相順序でコイル743b〜748bが巻回されている。
また、第3の電機子ブロック207に対しては、図チュ左から順に「v、w、W、U、u、v」という相順序でコイル749b〜754bが巻回されている。
また、同一電機子ブロックにある同相のコイル同士は直列接続されている。
図13は図12の構成によって得られる電機子2の起磁力ベクトルを示す説明図である。
図13において、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、前述(図11)と同様に、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので、循環電流を無くすことができる。
図12および図13のようにコイル737b〜754bを配置することにより、前述の実施の形態3(図9)の場合と比べて、以下の利点が得られる。
すなわち、前述の実施の形態3では、隣接する同相のコイル数が4個となっている。たとえば、図9において、第1の電機子ブロック205の最後に巻回したコイル741a、742aは「W、w」であり、第2の電機子ブロック206の最初に巻回したコイル743a、744aは「W、w」であって、これら4個のコイル741a〜744aは並んで配置されている。
図9のコイル配置の場合、W相にピーク電流が流れるような位置でのロック状態、または小ピッチの繰り返し位置決め動作などを長く続けると、W相が4個並んでいる付近が局所的に加熱されることになり、電機子2の局所的な温度上昇を招く可能性がある。このような局所的な温度上昇は、機器精度の悪化や、リニアモータ103の寿命低下を招くという課題がある。
しかし、この発明の実施の形態4(図12)のコイル配置では、第1の電機子ブロック205の最後に巻回したコイル741b、742bは「w、u」であり、第2の電機子ブロック206の最初に巻回したコイル743b、744bは「w、u」であって、各電機子ブロック205、206の隣接端の各2個のコイルは互いに異相関係となっている。
このように、各電機子ブロックの隣接端の各2個のコイルを互いに異相となるように配置することにより、連続する同相のコイルが最大で2個となるので、加熱箇所が分散されて、上記のような局所加熱を回避することができる。
以上のように、この発明の実施の形態4(図12)によれば、第1の電機子ブロック205の端に巻回された2個のコイル741b、742bの相が異相となっているので、同相のコイルが連続して配置されることを最大2個までとすることができる。
したがって、前述の実施の形態3の効果に加えて、ロック状態や小ピッチの繰り返し位置決め動作などの際の局所過熱を回避し、リニアモータ104の寿命およびリニアモータ104を搭載した機器の寿命を延ばすことができる。
実施の形態5.
なお、前述の実施の形態1(図1)では、各電機子ブロックの隣接間隔として寸法P/2の間隙41を保持したが、図14のように、各電機子ブロック208、209の隣接間隔として寸法7P/18の間隙45を保持してもよい。
図14はこの発明の実施の形態5に係るリニアモータ105を示す側断面図であり、前述(図1参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
この発明の実施の形態5の基本的な構成は前述(図1)と同様であるが、各電機子ブロック208、209の間に寸法7P/18の間隙45が保持されている点のみが異なる。
前述の実施の形態1(図1)では、第1および第2の電機子ブロック201、202における端効果によるコギング推力が位置ずれのみに依存した場合に、そのコギング推力をキャンセルするための理想的な間隙41の値(P/2)を算出しているが、実際には、各電機子ブロック201、202は、一方の端と他方の端とが互いに近接し、他方の端は磁極列のみが続くという左右非対称な構成となっているので、コギング推力をキャンセルするための間隙の値が理想値から逸脱するという課題が生じる。
図15は2分割された電機子2の端効果により生じるコギング推力の振幅を示す説明図であり、この発明の発明者が磁界解析シミュレーションにより算出したコギング振幅の近似特性である。
図15において、横軸は間隙の寸法を示し、縦軸はコギングの振幅を示しており、コギング推力の振幅は、間隙寸法7P/18(=70P/180)において、ほぼキャンセルされてゼロとなっていることが分かる。
したがって、この発明の実施の形態5(図14)においては、図15のコギング特性に鑑みて、リニアモータ105の各電機子ブロック208、209の隣接間隔として、寸法7P/18の間隙45を保持している。
これにより、電機子2の起磁力ベクトルは、図16の説明図に示すようになる。図16においては、他のコイル配置の変形例(後述する)を考慮して、各コイル755〜766に、それぞれ「a」が付されている。
図16において、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので循環電流を無くすことができる。
また、前述と同様に、3相のリニアモータとして駆動可能である。
このとき、巻線係数は0.919となり、通常の「5n極。6nスロット」のモータの場合の巻線係数0.933から1.5%程度低下するものの、遜色ないモータ効率を得ることができる。
なお、好ましくは、各電機子ブロック208、209のコイル配置を、図17の説明図に示すように構成することが望ましい。
図17において、各コイル755b〜766bは、図14内の各コイル755〜766に対応しており、相順序は前述の実施の形態3(図9参照)と同様である。
図17のコイル配置とした場合、電機子2の起磁力ベクトルは、図18の説明図に示すようになる。
図17のように構成した場合も、図18のように、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので循環電流を無くすことができる。
また、前述と同様に、3相のリニアモータとして駆動可能である。また、このとき、巻線係数は0.929となり、通常の「5n極、6nスロット」のモータの場合の巻線係数0.933と比べて特に遜色なく、また図16の場合の巻線係数0.919よりも高いモータ効率を得ることができる。
さらに好ましくは、前述の実施の形態4(図12参照)と同様に、各電機子ブロック208、209の端の各2個のコイルが異相となるように配置することが望ましい。この構成によれば、前述の実施の形態4と同様の利点が得られる。
なお、上述の説明では、各電機子ブロック間の間隙45の寸法を7P/18として説明したが、図15から分かるように、この発明を適用しない場合(間隙寸法が0P/18)と比べて、変位分が10%以下の間隙45であっても、十分にコギング推力の低減効果があると言える。
また、他の諸理由により寸法7P/18の間隙45を設定することができない場合は、間隙45の寸法を7P/18±0.5P/18の範囲に設定してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態5(図14)によれば、等ピッチで配列された界磁磁極34と、界磁磁極34に対向するように配置された電機子2とを備え、電機子2は、n(nは2以上の自然数)個の電機子ブロック208、209に分割されて推力方向に配列されている。
各電機子ブロック208、209のブロックコアは、ティース21とティース21に集中的に巻回された複数相のコイル755〜766とからなり、各電機子ブロック208、209の推力方向の長さを界磁磁極34のピッチPの5×m倍(mは自然数)の長さとし、ティースは各電機子ブロックに6×m個を推力方向に配列し、各電機子ブロック208、209のティース21に配置されるコイル755〜766は各相が平衡となるように配置されている。
ここで、自然数nは偶数であり、かつ各電機子ブロック間の間隙45の寸法は、界磁磁極34のピッチPの7/18±0.5/18の寸法に設定されているので、端効果により生じるコギング推力をキャンセルすることができる。
また、リニアモータ105の相数を3とし、各コイル755〜766の配置を、「U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、W」の相順序またはその繰り返しの中から6×m個を抽出し、第1の電機子ブロック208のティースに対して、端から中央に向けて順に配置し、第2の電機子ブロック209のティースに対しては、第1の電機子ブロック208に隣接するティースから他方のティースに向けて、第1の電機子ブロック208のティースに巻回した最後の相から4つ進んだ相を始点として、同様の相順序で配置する。
同様に、n個(n≧3)の電機子ブロックを有する場合には、第3、第4、・・・、第nの電機子ブロックのティースに配置される。
これにより、図16のように、3相の起磁力が平衡状態となるので、循環電流が流れることなく、3相リニアモータとして駆動可能であり、また、通常の「5n極、6nスロット」のモータと同様の巻線係数が得られ、駆動効率を向上させることができる。
実施の形態6.
なお、上記実施の形態5(図14)では、電機子2を2分割した電機子ブロック208、209で構成したが、図19に示すように、電機子2を3分割した電機子ブロック205〜207で構成し、各電機子ブロック205〜207の隣接間隔として寸法5P/18の間隙46を保持してもよい。
図19はこの発明の実施の形態6に係るリニアモータ106を示す側断面図であり、前述(図14、図8参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
なお、この発明の実施の形態6の基本的な構成は、前述の実施の形態3、4と同様であるが、各電機子ブロック205〜207の間に寸法5P/18の間隙46が保持されている点のみが異なる。電機子ブロック205〜207は、各ティース21に巻回されたコイル767〜784を有する。
前述の実施の形態5(図15)と同様に、この発明の発明者は、磁界解析シミュレーションにより、電機子2を3分割(3n個(nは自然数)のブロックに分割)した場合での端効果により生じるコギング推力の振幅を算出して求め、この算出結果を図20の説明図に示している。
図20において、横軸は間隙の寸法を示し、縦軸はコギングの振幅を示しており、コギング推力の振幅は、間隙寸法5P/18(=50P/180)において、ほぼキャンセルされてゼロとなっていることが分かる。
したがって、この発明の実施の形態6(図19)においては、図20のコギング特性に鑑みて、リニアモータ106の各電機子ブロック205〜207の間に寸法5P/18の間隙46を保持している。
これにより、電機子2の起磁力ベクトルは、図21の説明図に示すようになる。
図21において、同相の起磁力ベクトル和の方向として得られるU相、V相、W相の起磁力軸(破線矢印参照)は、互いに120度ずつ位相がずれており、平衡状態となっているので循環電流を無くすことができ、3相のリニアモータとして駆動可能である。
このとき、巻線係数は0.924となり、通常の「5n極、6nスロット」のモータの場合の巻線係数0.933と比べて1%程度低下するものの、遜色ないモータ効率を得ることができる。
なお、上述の説明では、各電機子ブロック間に寸法7P/18の間隙46を保持したが、図20から分かるように、この発明を適用しない場合(間隙寸法が0P/18)と比べて、変位分が10%以下の間隙46であっても、十分にコギング推力の低減効果があると言える。
また、他の諸理由により寸法5P/18の間隙46を設定することができない場合は、間隙46の寸法を5P/18±0.3P/18の範囲に設定してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態6(図19)によれば、等ピッチで配列された界磁磁極34と、界磁磁極34に対向するように配置された電機子2とを備え、電機子2はn(=3)個の電機子ブロック205〜207に分割されて推力方向に配列されている。
各電機子ブロック205〜207のブロックコアは、ティース21とティース21に集中的に巻回された複数相のコイル767〜784とからなり、各電機子ブロック205〜207の推力方向の長さは、界磁磁極34のピッチPの5×m倍(mは自然数)の長さに設定され、ティース21は、各電機子ブロック205〜207に推力方向に6×m個配列され、各電機子ブロック205〜207のティース21に配置されるコイル767〜784は、各相が平衡となるように配置されている。
ここで、自然数nが3以上であり、かつ間隙46の寸法は、界磁磁極34のピッチPの5/18±0.3/18倍に設定されているので、端効果により生じるコギング推力をキャンセルすることができる。
また、前述のように、第1の電機子ブロック205の端に巻回された2個のコイル771、772の相を異相とすることにより、同相のコイルが連続して配置されることが最大2個までとなり、ロック状態や小ピッチの繰り返し位置決め動作などの際の局所過熱を回避して、リニアモータ106およびリニアモータ106を搭載した機器の寿命を延ばすことができる。
実施の形態7.
なお、上記実施の形態1〜6では、電機子2に対して界磁磁極34が1列で構成された対向型リニアモータの例を示したが、界磁磁極34が2列で構成された相殺型リニアモータ(図示せず)に適用しても、前述と同等の作用効果を奏することは言うまでもない。
また、2列以上の界磁磁極34の列を有するリニアモータにも同様に適用可能である。
実施の形態8.
なお、上記実施の形態1〜6では、特に言及しなかったが、たとえば図22に示すように、各電機子ブロック200の相互間の間隙47に温度センサ6を配置してもよい。
図22はこの発明の実施の形態8に係るリニアモータ108を示す側断面図であり、前述(図19参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図22において、総称的に、電機子ブロック200、コイル700として示しており、各電機子ブロック200の間隙47には、温度センサ6が配置されている。
図22では、代表的に、前述の実施の形態6(図19)の構成に適用した場合を示しているが、他の実施の形態1〜5の構成のも適用可能なことは言うまでもない。
このように、電機子ブロック200の隣接空間に保持された温度センサ6を設けることにより、温度センサ6がコイル700に近接配置されるので、前述の効果に加えて、高精度の温度測定が可能となり、コイル温度に応じた高精度のフィードバック制御を実現することができる。
実施の形態9.
なお、上記実施の形態8(図22)では、電機子ブロック200の間隙47に温度センサ6を配置したが、図23に示すように、電機子ブロック200の間隙48に冷却パイプ8を配置してもよい。
図23はこの発明の実施の形態9に係るリニアモータ109を示す側断面図であり、前述(図22参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図23において、電機子ブロック200の間隙48には、冷却パイプ8が配置されている。
図24は冷却パイプ8の具体的な構成例を拡大して示す平面図であり、図24において、冷却パイプ8は、各端部に冷媒の入口8aと出口8bとが設けられている。
図23のように、各電機子ブロック200の隣接空間に保持された冷却パイプ8を設けることにより、冷却パイプ8がコイル700に近接配置されて、コイル700が直接冷却されるので、コイル700に対する大きな冷却効果を実現することができ、コイル700の発熱を抑制することができる。
実施の形態10.
なお、上記実施の形態9(図23)では、電機子ブロック200の間隙48に冷却パイプ8を配置したが、図25に示すように、電機子ブロック200の間隙49にホール素子ユニット9を配置してもよい。
図25はこの発明の実施の形態10に係るリニアモータ110を示す側断面図であり、前述(図23参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図25において、電機子ブロック200の間隙49には、位置センサとしてホール素子ユニット9が配置されている。
図25のように、各電機子ブロック200の隣接空間に保持されたホール素子ユニット9(位置センサ)を設けることにより、リニアモータ110の推力方向の長さを長く設定することなく、電機子2の位置検出が可能となる。
また、ホール素子ユニット9は、電機子2(可動子)の推力方向の長さを長く設定することなく、容易に取り付けることができる。この効果は、特にリニアモータ110が小型の場合に顕著となる。
なお、位置センサとしてホール素子ユニット9を例示したが、位置センサであれば他の素子を用いることができ、たとえば光学式スケールのヘッド部分などを配置しても同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1に係るリニアモータを示す側断面図である。 この発明の実施の形態1によるコイル配置を示す説明図である。 この発明の実施の形態1における端効果によるコギング推力を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るリニアモータを示す側断面図である。 この発明の実施の形態2によるコイル配置を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係るリニアモータを示す側断面図である。 この発明の実施の形態3によるコイル配置を示す説明図である。 この発明の実施の形態3における端効果によるコギング推力を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるコイル配置を示す説明図である。 この発明の実施の形態4による電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るリニアモータを示す側断面図である。 電機子を2分割した場合の各電機子ブロック間の間隙と端効果によるコギング推力の振幅との関係をシミュレーション結果で示す説明図である。 この発明の実施の形態5による電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態5による好ましいコイル配置を示す説明図である。 図17のコイル配置とした場合の電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態6に係るリニアモータを示す側断面図である。 電機子を3分割した場合の各電機子ブロック間の間隙と端効果によるコギング推力の振幅との関係をシミュレーション結果で示す説明図である。 この発明の実施の形態6による電機子が発生する起磁力ベクトルを示す説明図である。 この発明の実施の形態8に係るリニアモータを示す側断面図である。 この発明の実施の形態9に係るリニアモータを示す側断面図である。 図23内の冷却パイプの具体的構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態10に係るリニアモータを示す側断面図である。
符号の説明
101〜106、108〜110 リニアモータ、2 電機子、21 ティース、200、201〜209 電機子ブロック、3 界磁、33 界磁鉄心、34 界磁磁極、41〜49 間隙、5 固定手段、6 温度センサ、700、701〜784 コイル、8 冷却パイプ、9 ホール素子ユニット(位置センサ)、P ピッチ。

Claims (12)

  1. 等ピッチで配列された界磁磁極と、前記界磁磁極に対向するように配置された電機子とを備え、前記界磁磁極と前記電機子との対向面に沿った方向を推力方向とするリニアモータであって、
    前記電機子は、n個(nは2以上の自然数)の電機子ブロックに分割されて前記推力方向に配列されており、
    前記n個の電機子ブロックの各々のブロックコアは、複数のティースと前記複数のティースの各々に集中的に巻回された複数相のコイルとからなり、
    前記各電機子ブロックの推力方向の長さは、前記界磁磁極のピッチの5×m倍(mは自然数)に設定され、
    前記各ティースは、前記各電機子ブロックに対して推力方向に6×m個だけ配列され、
    前記各電機子ブロックのティースに配置される前記複数相のコイルは、各相が平衡となるように配置されたリニアモータにおいて、
    前記各電機子ブロックの隣接間隔は、前記界磁磁極のピッチの1/i+k倍(iは1を除くnの約数、kは整数)に設定されたことを特徴とするリニアモータ。
  2. 等ピッチで配列された界磁磁極と、前記界磁磁極に対向するように配置された電機子とを備え、前記界磁磁極と前記電機子との対向面に沿った方向を推力方向とするリニアモータであって、
    前記電機子は、n個(nは2以上の自然数)の電機子ブロックに分割されて前記推力方向に配列されており、
    前記n個の電機子ブロックの各々のブロックコアは、複数のティースと前記複数のティースの各々に集中的に巻回された複数相のコイルとからなり、
    前記各電機子ブロックの推力方向の長さは、前記界磁磁極のピッチの5×m倍(mは自然数)に設定され、
    前記各ティースは、前記各電機子ブロックに対して推力方向に6×m個だけ配列され、
    前記各電機子ブロックのティースに配置される前記複数相のコイルは、各相が平衡となるように配置されたリニアモータにおいて、
    前記各電機子ブロックの隣接間隔は、前記界磁磁極のピッチの1/(3j)+h/3倍(jは1を除くnの約数、hは整数)に設定されたことを特徴とするリニアモータ。
  3. 前記自然数nは偶数であり、
    前記各電機子ブロックの隣接間隔は、前記界磁磁極のピッチの1/2倍に設定されたことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 等ピッチで配列された界磁磁極と、前記界磁磁極に対向するように配置された電機子とを備え、前記界磁磁極と前記電機子との対向面に沿った方向を推力方向とするリニアモータであって、
    前記電機子は、2n個(nは自然数)の電機子ブロックに分割されて前記推力方向に配列されており、
    前記n個の電機子ブロックの各々のブロックコアは、複数のティースと前記複数のティースの各々に集中的に巻回された複数相のコイルとからなり、
    前記各電機子ブロックの推力方向の長さは、前記界磁磁極のピッチの5×m倍(mは自然数)に設定され、
    前記各ティースは、前記各電機子ブロックに対して推力方向に6×m個だけ配列され、
    前記各電機子ブロックのティースに配置される前記複数相のコイルは、各相が平衡となるように配置されたリニアモータにおいて、
    前記各電機子ブロックの隣接間隔は、前記界磁磁極のピッチの7/18±0.5/18倍に設定されたことを特徴とするリニアモータ。
  5. 前記複数相のコイルは3相コイルからなり、
    前記3相コイルの相配置は、
    正方向巻きをアルファベット大文字U、V、Wで表現し、逆方向巻きをアルファベット小文字u、v、wで表現した場合に、U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、Wの相順序、または前記相順序の繰り返しを6×m個だけ抽出して、
    前記複数の電機子ブロックのうちの第1の電機子ブロックの各ティースには、端から中央に向けて順に配置され、
    前記第1の電機子ブロックに隣接する第2の電機子ブロックの各ティースには、前記第1の電機子ブロックに隣接するティースから他方のティースに向けて、前記第1の電機子ブロックのティースに巻回した最後の相から4つ進んだ相を始点として、前記相順序で配置されたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のリニアモータ。
  6. 前記自然数nは3の倍数であり、
    前記各電機子ブロックの隣接間隔は、前記界磁磁極のピッチの1/3倍に設定されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリニアモータ。
  7. 等ピッチで配列された界磁磁極と、前記界磁磁極に対向するように配置された電機子とを備え、前記界磁磁極と前記電機子との対向面に沿った方向を推力方向とするリニアモータであって、
    前記電機子は、3n個(nは自然数)の電機子ブロックに分割されて前記推力方向に配列されており、
    前記n個の電機子ブロックの各々のブロックコアは、複数のティースと前記複数のティースの各々に集中的に巻回された複数相のコイルとからなり、
    前記各電機子ブロックの推力方向の長さは、前記界磁磁極のピッチの5×m倍(mは自然数)に設定され、
    前記各ティースは、前記各電機子ブロックに対して推力方向に6×m個だけ配列され、
    前記各電機子ブロックのティースに配置される前記複数相のコイルは、各相が平衡となるように配置されたリニアモータにおいて、
    前記各電機子ブロックの隣接間隔は、前記界磁磁極のピッチの5/18±0.3/18倍に設定されたことを特徴とするリニアモータ。
  8. 前記複数相のコイルは3相コイルからなり、
    前記3相コイルの相配置は、
    正方向巻きをアルファベット大文字U、V、Wで表現し、逆方向巻きをアルファベット小文字u、v、wで表現した場合に、U、u、v、V、W、w、u、U、V、v、w、Wの相順序、または前記相順序の繰り返しを6×m個だけ抽出して、
    前記複数の電機子ブロックのうちの第1の電機子ブロックの各ティースには、端から中央に向けて順に配置され、
    前記第1の電機子ブロックに隣接する第2の電機子ブロックの各ティースには、前記第1の電機子ブロックに隣接するティースから他方のティースに向けて前記第1の電機子ブロックのティースに巻回した最後の相から1つ戻った相を始点として、前記相順序で配置されたことを特徴とする請求項4または請求項6または請求項7に記載のリニアモータ。
  9. 前記第1の電機子ブロックの端に巻回された2個のコイルの相が異相であることを特徴とする請求項8に記載のリニアモータ。
  10. 前記各電機子ブロックの隣接空間に保持された温度センサを備えたことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のリニアモータ。
  11. 前記各電機子ブロックの隣接空間に保持された冷却パイプを備えたことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のリニアモータ。
  12. 前記各電機子ブロックの隣接空間に保持された位置センサを備えたことを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のリニアモータ。
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