JP2009171261A - 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、並びに、画像処理プログラム、記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、並びに、画像処理プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】走行読取モードにおける原稿の誤判定の割合を低下させる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置により読み取った原稿の画像データについて原稿種別を判別する原稿種別自動判別部を備える画像処理装置であって、前記原稿種別自動判別部は、前記画像読取装置から受け取った画像データが原稿を搬送させながら読み取るモードで読み取られたものと判断した場合、原稿の種別の判定において、印画紙写真が含まれる原稿であると判定する判定基準を、原稿を静止して読み取るモードの場合よりも高い基準に設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、入力画像データを処理する画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、並びに、画像処理プログラム、その画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
電子写真プロセスやインクジェット方式を用いた複写機やプリンタなどの画像形成装置は、デジタル画像処理技術の進展に伴って、カラー画像を高画質に再現することが可能となり、フルカラーのデジタル複写機、複合機などが製品化されているが、これらの装置を用いて形成(印刷、複写)された原稿から良好な再現画像を複写するためには、それぞれの原稿に適合した画像処理を行う必要がある。
そこで、原稿について、読み込まれた画像データから所定の特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて原稿の種別を判定し、その判定結果に基づいて最適な処理を施す技術が提案されている。
例えば、特許文献1の技術では、プレスキャン時に、原稿の種類、特に絵柄か銀塩写真であるのか、あるいは網点写真であるのか、あるいは両方が含まれているのかを判定し、その判定結果に基づいて色補正係数群を切り替えて最適な色補正を行っている。
特開平6−197218号公報
原稿を読み取るには、原稿を搬送させながら読み取る方法(走行読取モード)と、原稿を原稿台に置いて読み取る方法(静止読取モード)とがあるが、この走行読取モードでは、静止読取モードと比較して、原稿の種類が限定されたものと言える。
例えば、用紙に写真を貼り付けた原稿を走行読取モードで読み取ることは、原稿を傷つけるおそれがあるためほとんど使われないと考えられるが、オフィス等で広く用いられている原稿は普通紙や再生紙であり、写真(印画紙写真)が貼り付けられた原稿の使用はまずないと考えられる。
上記特許文献1の技術では、原稿を搬送させながら読み取る方法(走行読取モード)と、原稿を原稿台に置いて読み取る方法(静止読取モード)とで、判別される原稿の種類を変更することに関しては記載されておらず、同じに設定されていると考えられる。
しかし、上記したように、原稿を搬送させながら読み取る場合、原稿の種類は限定されるものであり、特許文献1のように全ての原稿を判別対象とすると、誤判別が生じた場合、画質が劣化することが生じるという問題がある。
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、走行読取モードにおける原稿の誤判定の割合を低下させることにより、複写や印刷の画質劣化を抑制する画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、並びに、画像処理プログラム、その画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は次のいずれかの構成を持っている。
本発明の画像処理装置は、画像読取装置により読み取った原稿の画像データについて原稿種別を判別する原稿種別自動判別部を備える画像処理装置であって、前記原稿種別自動判別部は、前記画像読取装置から受け取った画像データが原稿を搬送させながら読み取るモードで読み取られたものと判断した場合、原稿の種別の判定において、印画紙写真が含まれる原稿であると判定する判定基準を、原稿を静止して読み取るモードの場合よりも高い基準に設定する。
ここで、前記原稿種別自動判別部は、前記原稿の画像データの画素あるいは複数の画素よりなるブロックが、印画紙写真領域に属すると判定されたときには、当該判定結果をキャンセルし、他の領域に属する画素あるいはブロックを用いて原稿の種別を判定する。
また、前記原稿種別自動判別部は、前記原稿の画像データの画素あるいは複数の画素よりなるブロックが印画紙写真領域に属すると判定する閾値を高く設定することにより、印画紙写真が含まれる原稿であるとする判定基準を高くする。
さらに、前記原稿種別自動判別部の判定基準の変更を選択可能に構成するようにしてもよい。
以上示した本発明の画像処理装置を画像読取装置に備えてもよく、また、原稿を読み取る画像読取装置と、以上示した本発明の画像処理装置とを画像形成装置に備えてもよい。前記画像読取装置は、前記画像処理装置で処理された画像データをプリンタや複合機、コンピュータに送信し、前記画像形成装置は、前記画像処理装置から供給される画像データにより画像形成する。
さらに、上記画像処理装置は、コンピュータによって実現されてもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させるプログラム、および、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明によれば、走行読取モードにおける原稿の誤判定の割合を低下させることにより、色が異なる、あるいは、粒状性が目立つといった複写や印刷の画質劣化を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
1.画像読取装置の説明
(1)機構の説明
図1は、画像読取装置(以下、本読取装置という)の構成を示す説明図である。同図において、本読取装置は、下部筐体1、上部筐体2、排紙トレイ3から構成されている。本読取装置では、原稿を静止させて画像を読み取る静止読取モード、原稿を搬送させながら画像を読み取る走行読取モード、あるいは、原稿を搬送させながら、原稿における両面の画像を読み取る両面読取モードで、原稿に対する画像読み取りを行えるようになっているとともに、その読取モードは、後段の要求に応じて読取モード信号として伝達可能となっている。
これらの読取モードは、本読取装置を搭載する画像形成装置に備えられる操作部(液晶ディスプレイよりなる表示部と設定を行うボタンなどより構成)より入力される。例えば、原稿セットトレイ(後述)に原稿がセットされた状態(原稿セット検出センサで原稿が検知された状態)で、コピーボタンが押された時は、走行読取モードで読み取るように設定されており、両面読取モードで読み取る際は、上記操作部より両面読取モードの設定を行う。
また、原稿台に原稿が置かれると下部筐体1内、あるいは、原稿台の近傍に配置された原稿サイズ検知センサ(例えば、フォトセンサ)によって原稿サイズが検知され、コピーボタンが押された時は、静止読取モードで原稿の読み取りを行う。
そして、静止読取モードでは下部筐体1内の第1読取部10によって画像を読み取る一方、走行読取モードでは、上部筐体2内の第2読取部23によって画像読み取りを行うようになっている。また、両面読取モードでは、これら第1読取部10および第2読取部23の双方を同時に用いるように設定されている。
図1に示すように、下部筐体1は、第1読取部10と第1コンタクトガラス11とから構成され、第1読取部10は、第1走査ユニット12、第2走査ユニット13、結像レンズ14、CCD(Charge Coupled Device)15、第2コンタクトガラス16を備えている。
第2コンタクトガラス16(原稿台)は、静止読取モードで読み取る原稿を載置するための台であり、第1走査ユニット12は、第1コンタクトガラス11に沿って左から右に一定速度Vで移動しながら、原稿を露光するものである。そして、光源(露光ランプ)50と、原稿の反射光を第2走査ユニット13に導く第1の反射ミラー51とを有している。
第2走査ユニット13は、第1走査ユニット12に追随してV/2の速度で移動するようになっており、第1反射ミラー51からの光を結像レンズ14、CCD15に導く第2反射ミラー52、第3反射ミラー53を備えている。
結像レンズ14は、第3反射ミラー53からの反射光を、CCD15上で結像させるものである。CCD15は、結像レンズ14からの光をアナログの電気信号に変換するものである。なお、この電気信号は、後述する画像処理装置によってデジタルの画像データに変換される。
また、この第1読取部10は、第1コンタクトガラス11上に載置された原稿の読み取りに加えて、後述するように、上部筐体2の部材によって搬送されている原稿の画像を読み取る機能も有している。
また、第1コンタクトガラス11上の原稿を読み取る際には、第1走査ユニット12は、図1中のPos1の位置からPos2の位置の方向に、原稿サイズ検出手段(不図示)で検出された原稿サイズに応じて所定距離だけ移動するようになっている。一方、搬送されている原稿を読み取る際には、図1中のPos3の位置に停止している。
また、使用されていない待機中には、図1中のPos1の位置とPos3の位置との中間のPos0(不図示)の位置(ホームポジション)に、停止している。
また、第1コンタクトガラス11の端部前側には、原稿基準板(不図示)が備えられており、第1コンタクトガラス11に載置する原稿のサイズ・載置方向を示す指標が示されている。従って、ユーザは、この指標に従って、第1コンタクトガラス11に原稿を容易に載置できる。
第2読取部23は、原稿セットトレイ22に載置された原稿の画像を読み取るためのものであり、原稿搬送部31、イメージセンサ部32、原稿搬送路33、原稿排出部34を備えている。
原稿搬送部31は、原稿セットトレイ22に載置された原稿を取り入れ、原稿搬送路33上を搬送させるものである。イメージセンサ部32は、搬送されている原稿の画像を読み取るものである。原稿排出部34は、イメージセンサ部32によって画像を読み取られた後の原稿を、排紙トレイ3に排出するものである。
原稿搬送部31は、給送補助ローラ61、原稿セット検出センサ62、原稿抑え板63、摩擦パッド64、給送タイミングセンサ65、給送ローラ66、整合ローラ対67を備えている。
給送補助ローラ61および原稿抑え板63は、原稿セット検出センサ62に検知された原稿を、第2読取部23内部に引き入れるものである。摩擦パッド64、給送ローラ66および整合ローラ対67は、給送タイミングセンサ65の検知結果に基づいて、引き込まれた原稿を1枚毎にイメージセンサ部32に導くものである。
なお、整合ローラ対67は、その駆動軸に電磁クラッチ(不図示)を備えており、駆動モータ(不図示)からの駆動力の伝達を制御できるようになっており、原稿のない状態では停止している。そして、原稿の先端が給送タイミングセンサ65に接触し、このセンサから所定の信号が伝達されたときに、原稿を下流側に搬送する方向に回動するように設定されている。
整合ローラ対67は、停止した状態で、摩擦パッド64および給送ローラ66により上流側より搬送された原稿の先端が、整合ローラ対67のニップ部に付き当たり、原稿に所定の撓みを形成した後に、下流側に原稿を搬送するように回動する。この際に、整合ローラ対67のニップ部により、原稿の先端が搬送方向に直角となるように整合される。さらに、整合ローラ対67は、第2コンタクトガラス16との間で、原稿搬送路33の一部を形成している。
原稿排出部34は、原稿排出ローラ対69および原稿排出センサ59を備えている。原稿排出ローラ対69の上側ローラは、駆動側のローラであり、上部筐体2の左側部に一体的に設けられて、上部筐体2中の駆動機構により駆動されている。原稿排出ローラ対69の上側ローラは、下部筐体1側に回転自在に設けられた原稿排出ローラ対69の下側ローラ(従動ローラ)とで、原稿搬送路33を通った原稿を、挟持搬送して、排紙トレイ3上に排出する機能を有している。
また、原稿排出センサ59は、原稿排出ローラ対69の下流側に配置されており、原稿の排出を、後述する読取制御部に伝達するものである。
イメージセンサ部(CIS:Contact Image Sensor)32は、上部筐体2に設けられており、原稿搬送路33を走行する原稿における上側の画像を読み取るためものである。
次に、本読取装置における読み取り処理について説明する。
静止読取モード時では、片面モードだけが選択可能となり、第1読取部10だけが原稿の読み取りに用いられる。このとき、第1読取部10の第1走査ユニット12は、まずホームポジション(図1中のPos3とPos1との間にあるPos0)に配置される。そして、読取制御部の指示に応じて、Pos1の位置から第1コンタクトガラス11上に載置された原稿を走査しながら、第2走査ユニット13とともにPos2側に移動する。これにより、CCD15に、原稿画像に応じた反射光を受光させることが可能となる。このように、第1読取部10は、静止した原稿の下側の面(表面)に形成されている画像を読み取ることとなる。
走行読取モード時では、片面読取モードと両面読取モードの両方が選択可能となる。走行読取モードの片面読取モード時には、第1読取部10だけが原稿の読み取りに用いられる。このモードの指示があると、第1読取部10の第1走査ユニット12は、ホームポジションPos0の位置からPos3の位置に移動して停止し、そのまま停止状態を保持して、走行する原稿の読み取りを行う。そして、読取制御部の指示に応じて、CCD15が、第2コンタクトガラス16を介して、原稿搬送路33を搬送される原稿の画像を下側から読み取る。すなわち、第1読取部10は、原稿の下側の面(表面)に形成されている画像を読み取ることとなる。
走行読取モードの両面読取モード時には、第1読取部10およびイメージセンサ部32の双方が原稿の読み取りに用いられる。このとき、第1読取部10の第1走査ユニット12は、走行読取モードの片面読取モード時と同様に、図1中のPos3の位置に停止される。
そして、読取制御部の指示に応じて、第1読取部10が、第2コンタクトガラス16を介して、原稿搬送路33を搬送される原稿の画像を下側から読み取る。また、同様に、イメージセンサ部32が、搬送される原稿の上側の面(裏面)に形成されている画像を上側から読み取る。
このように、本読取装置における両面読取モードでは、第1読取部10およびイメージセンサ部32が、搬送原稿の表裏両面の画像を、上下方向から一度に読み取ることとなる。
(2)本読取装置の画像処理の説明
図2は、本発明の画像処理装置を備える画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。同図において、画像処理装置110は、A/D(アナログ/デジタル)変換部111、シェーディング補正部112、原稿種別自動判別部113とから構成されており、これに、画像入力装置(画像読取手段)130が接続され、全体として画像読取装置を構成している。
画像入力装置130は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、画像処理装置110に入力するものである。
画像入力装置130にて読み取られたアナログ信号は、画像処理装置110内を、A/D変換部111、シェーディング補正部112、原稿種別自動判別部113の順で送られる。
A/D変換部111は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部112は、A/D変換部111より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、画像入力装置130の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。
また、シェーディング補正部112ではカラーバランスの調整を行う。また、シェーディング補正部112では、各種の歪みが取り除かれ、カラーバランスの調整がなされたRGB信号(RGBの反射率信号)を濃度信号など画像処理装置110に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する。
原稿種別自動判別部113では、原稿画像を静止読取モードで読み取るか、または、走行読取モードで原稿を読み取るかによって、印画紙写真原稿であると判別するための判定基準を変更し、シェーディング補正部112で処理された画像データに基づいて、原稿種別を自動的に判別し、判別結果を原稿種別判別信号として出力する。ここで、判定基準は、各モードに対応して記憶手段(図示しない)に予め記憶させておく。
そして、画像読取装置は、シェーディング補正部112から出力された画像データと原稿種別自動判別部113から出力された原稿種別判別信号をプリンタや複合機に、あるいは、コンピュータに送信する。
操作パネル150は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンなどより構成され、操作パネル150より入力された情報に基づいて画像入力装置130、画像処理装置110の動作が制御される。
2.デジタルカラー複写機の説明
図3は、本発明の画像処理装置を備えるデジタルカラー複写機(画像形成装置)の機能構成を示すブロック図である。同図において、画像処理装置110は、A/D変換部111、シェーディング補正部112、原稿種別自動判別部113、入力階調補正部114、領域分離処理部115、色補正部116、黒生成下色除去部117、空間フィルタ処理部118、出力階調補正部119、階調再現処理部120とから構成されており、これに、画像入力装置130と画像出力装置140とが接続され、全体としてデジタルカラー複写機を構成している。
画像入力装置(画像読取手段)130は、例えば、CCDを備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGBのアナログ信号としてCCDにて読み取って、画像処理装置110に入力するものである。
画像入力装置130にて読み取られたアナログ信号は、画像処理装置110内を、A/D変換部111、シェーディング補正部112、原稿種別自動判別部113、入力階調補正部114、領域分離処理部115、色補正部116、黒生成下色除去部117、空間フィルタ処理部118、出力階調補正部119、階調再現処理部120の順で送られ、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)のデジタルカラー信号として、画像出力装置140へ出力される。
A/D変換部111は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部112は、A/D変換部111より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、画像入力装置130の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。また、シェーディング補正部112では、各種の歪みが取り除かれ、カラーバランスの調整がなされたRGB信号(RGBの反射率信号)を濃度信号など画像処理装置110に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する。
原稿種別自動判別部113では、原稿画像を静止読取モードで読み取るか、または、走行読取モードで原稿を読み取るかによって、印画紙写真原稿であると判別するための判定基準を変更し、シェーディング補正部112で処理された画像データに基づいて、原稿種別を自動的に判別し、判別結果を原稿種別判別信号として出力する。ここで、判定基準は、各モードに対応して記憶手段(図示しない)に予め記憶させておく。
入力階調補正部114は、シェーディング補正部112で補正された画像データに基づいて、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理が施される。
領域分離処理部115は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域を含む複数の領域に分離するものである。領域分離処理部115は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、色補正部116、黒生成下色除去部117、空間フィルタ処理部118、階調再現処理部120へと出力するとともに、入力階調補正部114より出力された入力信号をそのまま後段の色補正部116に出力する。
色補正部116は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。
黒生成下色除去部117は、色補正後のCMYの3色信号からK信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う一般的な方法がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y、出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式(1)で表わされる。
Figure 2009171261
空間フィルタ処理部118は、黒生成下色除去部117より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものであって、階調再現処理部120も、空間フィルタ処理部118と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基に所定の処理を施すものである。
領域分離処理部115にて文字に分離された領域は、例えば、特に黒文字あるいは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部118による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部120においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離処理部115にて網点領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部118において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部119では、濃度信号などの信号を画像出力装置140の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部120で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。
また、領域分離処理部115にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
操作パネル150は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンなどより構成され、操作パネル150より入力された情報に基づいて画像入力装置130、画像処理装置110、画像出力装置140の動作が制御される。
上述した各処理が施された画像データは、一旦、記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されて画像出力装置140に入力される。この画像出力装置140は、画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するもので、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが、特に限定されるものではない。尚、以上の処理は、不図示のCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部で制御される。
また、デジタルカラー複写機に通信装置を備えた複合機としてもよい。通信装置は、例えば、モデムやネットワークカードより構成され、ネットワークカード、LANケーブル等を介して、ネットワークに接続された他の装置(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、他のデジタル複合機等)とデータ通信を行う。
通信装置は、例えば、画像データを送信する場合、相手先との送信手続きを行って送信可能な状態が確保されると、所定の形式で圧縮された画像データ(スキャナで読み込まれた画像データ)を記憶手段から読み出し、圧縮形式の変更など必要な処理を施して、通信回線を介して相手先に順次送信する。
また、通信装置は、画像データを受信する場合、通信手続きを行うとともに、相手先から送信されてくる画像データを受信して画像処理装置に入力する。受信した画像データは、画像処理装置で伸張処理、回転処理、解像度変換処理、出力階調補正、階調再現処理などの所定の処理が施され、画像出力装置によって出力される。なお、受信した画像データを記憶手段に保存し、画像処理装置が必要に応じて読み出して上記所定の処理を施すようにしてもよい。
3.原稿種別自動判別部の説明
図4は、原稿種別自動判別部113の機能構成を示すブロック図であり、同図において、原稿種別自動判別部113は、読取モード信号により原稿の判定基準(閾値ともいう)を変更する判定基準変更部230、最小濃度値を算出する最小濃度値算出部231、最大濃度値を算出する最大濃度値算出部232、最小濃度値算出部231および最大濃度値算出部232にて算出された最小濃度値および最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する最大濃度差算出部233、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和を算出する総和濃度繁雑度算出部234、最大濃度差算出部233にて算出された最大濃度差と総和濃度繁雑度算出部234にて算出された総和濃度繁雑度に対して、各閾値と比較することにより下地・印画紙写真画素と文字・網点画素に分離する判定領域設定部235、判定領域設定部235において文字・網点画素と判別された画素が文字画素か網点画素かを判定する文字・網点判定部236、判定領域設定部235において下地・印画紙写真画素と判別された画素が下地画素か印画紙写真画素かを判定する下地・印画紙写真判定部237、注目画素が文字画素のときに文字画素カウンタに1を加える文字画素計数部238、注目画素が網点画素のときに網点画素カウンタに1を加える網点画素計数部239、注目画素が下地画素のときに下地画素カウンタに1を加える下地画素計数部240、注目画素が印画紙写真画素のときに印画紙写真画素カウンタに1を加える印画紙写真画素計数部241、計数された各カウンタに基づいて原稿の種別を判別する原稿判定部242からなっている。
また、判定領域設定部235は、注目画素の最大濃度差算出部233にて算出された結果に対し、下地・印画紙写真画素と文字・網点画素とに分離するための最大濃度差閾値を設定するための最大濃度差閾値設定部243と、注目画素の総和濃度繁雑度算出部234にて算出された結果に対し下地・印画紙写真画素と文字・網点画素とに分離するための総和濃度繁雑度閾値を設定するための総和濃度繁雑度閾値設定部244とを有している。
さらに、上記文字・網点判定部236は、注目画素が文字画素と網点画素とのいずれであるかを判別する文字・網点判定閾値を設定するための文字・網点判定閾値設定部245を有する一方、下地・印画紙写真判定部237は、注目画素が下地画素と印画紙画素とのいずれであるかを判別する下地・印画紙写真判定閾値を設定するための下地・印画紙判定閾値設定部246を有している。
次に、原稿種別自動判別部113の処理手順について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。シェーディング補正部112から出力されるすべての画素について、以下に説明する処理を施すことによって、読み取った原稿の種別が判別される。
この原稿種別の判別は、プレスキャンして判定してもよく、ハードディスク等の記憶手段に一旦格納された画像データを用いて判定してもよい。
また、1つの画素について判定を行うのではなく、注目画素を含むn×m(例えば、7×15)のブロックを元に判定を行うようにしてもよい。
先ず、画像読取装置における読取モード信号が原稿台に原稿を置いて読み取る静止読取モードである場合(ステップS1/「静止読取モード」)、予め設定されている原稿の種別に対する判定基準、即ち、最大濃度差閾値設定部243、総和濃度繁雑度閾値設定部244、文字・網点判定閾値設定部245、下地・印画紙判定閾値設定部246の各閾値および原稿種別判定の閾値を変更せずにステップS3へ進む。
一方、画像読取装置における読取モード信号が原稿を搬送させながら読み取る走行読取モード、両面読取モードである場合(ステップS1/「走行読取モード」、「両面読取モード」)、予め設定されている原稿の種別に対する判定基準、即ち、最大濃度差閾値設定部243、総和濃度繁雑度閾値設定部244、文字・網点判定閾値設定部245、下地・印画紙判定閾値設定部246の各閾値および原稿種別判定の閾値のうち、印画紙写真原稿に対する閾値を変更し(ステップS2)、ステップS3へ進む。この判定基準の変更については後述する。
次に、注目画素の濃度値が今までに処理した画素の濃度値のうちで、最大濃度値を算出するとともに(ステップS3)、最小濃度値の算出を行う(ステップS4)。
次いで、算出された最大濃度値および最小濃度値を用いて最大濃度差を算出し(ステップS5)、さらに、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和、つまり総和濃度繁雑度を算出する(ステップS6)。
次に、算出された最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さいと判断したときには(ステップS7/YES)、注目画素は下地・印画紙写真の画素であると判断する(ステップS8)。
上記下地・印画紙写真画素においては、算出された最大濃度差が下地・印画紙判定閾値より小さければ(ステップS9/YES)、下地画素であると判定して、下地画素カウンタを1つ進め(ステップS10)、最大濃度差の方が大きければ印画紙写真画素であると判定し、印画紙写真画素カウンタを1つ進める(ステップS11)。
一方、ステップS7において、上記条件を充たさないときには(ステップS7/NO)、文字・網点画素であると判断する(ステップS12)。
上記文字・網点画素においては、算出された総和濃度繁雑度が最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値より小さければ(ステップS13/YES)、文字画素であると判定して、文字画素カウンタを1つ進め(ステップS14)、総和濃度繁雑度の方が大きければ(ステップS13/NO)、網点画素であると判定して、網点画素カウンタを1つ進める(ステップS15)。
ステップS3〜S15の処理をすべての画素について繰り返す(ステップS16)。
ステップS10,S11,S14,S15でカウントした下地画素カウンタ、印画紙写真画素カウンタ、文字画素カウンタ、網点画素カウンタの値が全画素数に占める割合を計算し、各カウンタの割合と予め設定されている下地領域、印画紙写真領域、文字領域及び網点領域に対する閾値と比較して原稿全体の種別を判定し(ステップS17)、原稿種別判定結果の信号を出力して処理を終了する。
上記の原稿種別の判定は、例えば、文字、網点、印画紙写真の順に検出精度が高いとすると、文字領域の比率が全画素数の30%(文字領域閾値)以上の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%(網点領域閾値)以上の場合には網点原稿(印刷写真原稿)、印画紙写真領域の比率が全画素数の10%(印画紙写真領域閾値)以上の場合には印画紙写真原稿であると判定する。
次に、判定基準の変更について説明する。
連続階調領域よりなる印画紙写真等を普通紙にインクジェット方式で高解像度(例えば、1200dpi、2400dpi)印刷したものを原稿とし、その原稿を低解像度(例えば、600dpi)で読み取ると、中濃度領域や高濃度領域の画像が印画紙写真(連続階調領域よりなる写真)と判定されることがある。
しかし、普通紙に印刷された写真は、微小ドットで構成されているため、印刷写真(網点写真ともいう)として判定されるべきものである。
また、普通紙にインクジェット方式で印刷された原稿は、写真専用紙に出力されたものに比べて色が鮮やかではなく、くすんだ色で出力されているので、他の原稿の種類と誤判定されると、色補正がなされたときに異なった色で出力されたり、低濃度領域において粒状性が目立つおそれがでてくる。
原稿を読み取る読取モード信号が静止読取モードである場合、印画紙写真よりなる原稿(印画紙に焼き付けられた銀塩写真)や印画紙写真を貼り付けた原稿、あるいは、光沢紙にインクジェット方式で印刷された高解像度の写真がコピーを行う対象となり得るので、印画紙写真領域に対する閾値は、全画素数の10%(初期設定値)を用い、閾値の変更は行わない。
しかし、原稿を読み取る読取モードが走行読取モード、両面読取モードである場合には、印画紙写真や用紙に原稿を貼り付けた原稿を使用することはほとんどなく、普通紙に印刷されたものを原稿として用いるのがほとんどである。その場合、上記した不具合が発生し得るので、印画紙写真領域に対する印画紙写真領域閾値として、全画素数の70%を用いるようにする。この閾値は、一例を表わすものであり、種々の画像サンプルを用いて、印画紙写真と判定されにくい値を設定する。
また、上述の原稿の種別を判別する際に、読取モードが、走行読取モード、両面読取モードのときに、印画紙写真画素に対するカウント値をキャンセルして、文字画素、網点画素、下地画素のカウント値に基づいて原稿種別の判別を行うようにしてもよい。
ここで、キャンセルする場合には、次のいずれかの方法によって、各割合を求めて、原稿種別を判定する。
(1)文字画素、網点画素、下地画素のカウント値と全画素数に対する割合を計算する。
(2)文字画素、網点画素、下地画素のカウント値と(全画素数−印画紙写真画素のカウント値)に対する割合を計算する。
(3)印画紙写真のカウント値を下地画素のカウント値に加えて、文字画素、網点画素、(下地画素+印画紙写真)のカウント値と全画素数に対する割合を計算する。
また、上述した実施形態では、原稿の種類を判定するための閾値を自動的に変更していたが、必要に応じて設定変更できるようにしてもよい。
即ち、静止読取モードの場合と走行読取モードあるいは両面読取モードの場合のそれぞれに対して、各画素の判定閾値と各カウンタに基づいた原稿判定閾値の組を記憶手段に予め記憶させておく。
判定基準変更部では、読取モードに応じた閾値の組を記憶手段から読み出して、各画素の判定閾値および原稿判定閾値として設定する。
例えば、インクジェット方式で、普通紙より光沢感があり、かつ原稿搬送路を通る紙を用いて印刷された原稿を多く扱う部門では、印画紙写真に近い原稿を搬送させて読み取ることもあり得る。このような場合には上記の方法を用いる必要がないので、判定基準を部署に応じて設定できるように構成しておくのが好ましい。例えば、操作パネルにより、プリント原稿搬送モードが選択されたときに、判定基準を変更するものとしてもよい。
あるいは、スキャナが原稿を搬送して読み取る機構を備えているコンピュータシステムでは、スキャナの設定条件の画面において、プリント原稿搬送モードが選択されると、判定基準を変更するものとしてもよい。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。例えば、上述した実施形態を構成する画像処理装置の各部として、コンピュータを機能させるプログラムを作成し、予め記録媒体に書き込んでおき、この記録媒体に記録されたこれらのプログラムを当該装置に備えられたメモリあるいは記憶装置に格納し、そのプログラムを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
また、上記プログラムは、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
なお、上述した実施形態の機能を実現するプログラムは、ディスク系(例えば、磁気ディスク、光ディスク等)、カード系(例えば、メモリカード、光カード等)、半導体メモリ系(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、テープ系(例えば、磁気テープ、カセットテープ等)等のいずれの形態の記録媒体で提供されてもよい。あるいは、ネットワークを介して記憶装置に格納された上記プログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
画像読取装置の構成を示す説明図である。 本発明の画像処理装置を備える画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の画像処理装置を備えるデジタルカラー複写機の機能構成を示すブロック図である。 原稿種別自動判別部の機能構成を示すブロック図である。 原稿種別自動判別部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…下部筐体、2…上部筐体、3…排紙トレイ、10…第1読取部、11…第1コンタクトガラス、12…第1走査ユニット(Pos1,Pos2,Pos3)、13…第2走査ユニット、14…結像レンズ、15…CCD、16…第2コンタクトガラス、22…原稿セットトレイ、23…第2読取部、31…原稿搬送部、32…イメージセンサ部、33…原稿搬送路、34…原稿排出部、51…第1反射ミラー、52…第2反射ミラー、53…第3反射ミラー、59…原稿排出センサ、61…給送補助ローラ、62…原稿セット検出センサ、63…原稿抑え板、64…摩擦パッド、65…給送タイミングセンサ、66…給送ローラ、67…整合ローラ対、69…原稿排出ローラ対、110…画像処理装置、111…A/D変換部、112…シェーディング補正部、113…原稿種別自動判別部、114…入力階調補正部、115…領域分離処理部、116…色補正部、117…黒生成下色除去部、118…空間フィルタ処理部、119…出力階調補正部、120…階調再現処理部、130…画像入力装置、140…画像出力装置、150…操作パネル、230…判定基準変更部、231…最小濃度値算出部、232…最大濃度値算出部、233…最大濃度差算出部、234…総和濃度繁雑度算出部、235…判定領域設定部、236…文字・網点判定部、237…下地・印画紙写真判定部、238…文字画素計数部、239…網点画素計数部、240…下地画素計数部、241…印画紙写真画素計数部、242…原稿判定部、243…最大濃度差閾値設定部、244…総和濃度繁雑度閾値設定部、245…文字・網点判定閾値設定部、246…下地・印画紙判定閾値設定部。

Claims (9)

  1. 画像読取装置により読み取った原稿の画像データについて原稿種別を判別する原稿種別自動判別部を備える画像処理装置において、前記原稿種別自動判別部は、前記画像読取装置から受け取った画像データが原稿を搬送させながら読み取るモードで読み取られたものと判断した場合、原稿の種別の判定において、印画紙写真が含まれる原稿であると判定する判定基準を、原稿を静止して読み取るモードの場合よりも高い基準に設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記原稿種別自動判別部は、前記原稿の画像データの画素あるいは複数の画素よりなるブロックが、印画紙写真領域に属すると判定されたときには、該判定結果をキャンセルし、他の領域に属する画素あるいはブロックを用いて、原稿の種別を判定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記原稿種別自動判別部は、前記原稿の画像データの画素あるいは複数の画素よりなるブロックが印画紙写真領域に属すると判定する閾値を高く設定することにより、印画紙写真が含まれる原稿であるとする判定基準を高くすることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記原稿種別自動判別部の判定基準の変更を選択可能に構成することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置を備え、読み取った原稿の画像データと原稿の読取モードとを前記画像処理装置に供給する画像読取装置。
  6. 原稿を読み取る画像読取装置と、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置とを備え、前記画像処理装置で処理された画像データに基づいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 読み取った原稿の画像データについて原稿種別を判別する画像処理方法において、画像読取装置から受け取った画像データが原稿を搬送させながら読み取るモードで読み取られたものである場合、原稿の種別の判定において、印画紙写真が含まれる原稿であると判定する判定基準を、原稿を静止して読み取るモードの場合よりも高い基準に設定することを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置の各部として機能させるための画像処理プログラム。
  9. 請求項8に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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