JP2009170460A - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性を低下させることなくインターコネクタの断線を防止でき、しかも耐衝撃性および剛性を確保しつつ軽量化を達成することができる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール10は、表面保護材14がガラス材より格段に軽量なポリカーボネート(PC)で構成されているため、大幅に軽量化される。また、表面保護材14の凹部14Aを除く他の部分がその厚さTに応じた十分な剛性を有するため、耐衝撃性および剛性が十分に確保される。太陽電池モジュール10が熱伸縮する際に封止材13に発生する熱応力がインターコネクタ12を封止した部分において低減されるため、インターコネクタ12の接続部に作用する熱応力が低減し、その接続部の断線が防止される。この場合、インターコネクタ12の形状変更が不要であるため生産性を低下させることがない。
【選択図】図2
【解決手段】太陽電池モジュール10は、表面保護材14がガラス材より格段に軽量なポリカーボネート(PC)で構成されているため、大幅に軽量化される。また、表面保護材14の凹部14Aを除く他の部分がその厚さTに応じた十分な剛性を有するため、耐衝撃性および剛性が十分に確保される。太陽電池モジュール10が熱伸縮する際に封止材13に発生する熱応力がインターコネクタ12を封止した部分において低減されるため、インターコネクタ12の接続部に作用する熱応力が低減し、その接続部の断線が防止される。この場合、インターコネクタ12の形状変更が不要であるため生産性を低下させることがない。
【選択図】図2
Description
本発明は、太陽光エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池モジュールに関するものである。
太陽光エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池モジュールが従来より一般に知られている。この種の太陽電池モジュールは、例えば、インターコネクタを介して相互に接続された複数の発電素子(光電変換素子)と、これらの発電素子を平面状に配置して封止した封止材と、この封止材の受光面側に接合された透明な表面保護材と、封止材の裏面に接合された裏面保護材とを備えて構成されている。
ここで、太陽電池モジュールは、昼間の日照や発電時の発熱により温度上昇し、夜間の外気温の低下により温度低下することで、大きな熱伸縮を繰り返す。このため、太陽電池モジュールを構成する各部分の熱膨脹係数が大きく異なると、太陽電池モジュールが熱伸縮する際に、インターコネクタの接続部に大きな熱応力が作用してその接続部が断線する虞がある。
そこで、このようなインターコネクタの断線を未然に防止するため、太陽電池モジュールの表面保護材は、発電素子(光電変換素子)やインターコネクタとの熱膨張差の小さいガラス材で構成されるのが一般的であるが、軽量化のため、透光性を有するフィルム材で構成されることもある(例えば特許文献1参照)。
一方、特許文献2には、太陽電池モジュールを構成するインターコネクタに、例えば波形の凹凸部を形成することが開示されている。このような凹凸部が形成されたインターコネクタは、太陽電池モジュールの熱伸縮に応じて伸縮可能であり、接続部の断線が回避されるものと思われる。
特開2005−235842号公報
特許2005−302902号公報
このような背景技術のもとに、従来の太陽電池モジュールにおいては大幅な軽量化が要望されている。この要望に応えるためには、太陽電池モジュールの表面保護材を前述した特許文献1に記載のようにフィルム材で構成することも考えられるが、この場合には、太陽電池モジュールの耐衝撃性および剛性を十分に確保できない虞がある。
もっとも、表面保護材をフィルム材より剛性の高い板状の合成樹脂材で構成すれば、太陽電池モジュールの耐衝撃性および剛性を十分に確保することが可能である。しかし、この場合には、太陽電池モジュールの熱伸縮によってインターコネクタの接続部が断線しないようにする対策が必要となる。
ここで、前述した特許文献2に記載のように、インターコネクタに凹凸部を形成することも一つの対策ではあるが、この対策は太陽電池モジュールの生産性を低下させるので得策ではない。
そこで、本発明は、生産性を低下させることなくインターコネクタの断線を防止でき、しかも耐衝撃性および剛性を確保しつつ軽量化を達成することができる太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
本発明に係る太陽電池モジュールは、インターコネクタを介して相互に接続された複数の発電素子と、これらの発電素子を平面状に配置して封止した封止材と、この封止材の受光面側に接合された表面保護材とを備える太陽電池モジュールであって、表面保護材は板状の合成樹脂材からなり、この表面保護材の封止材との接合面には、表面保護材の厚みを部分的に薄くする凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る太陽電池モジュールでは、表面保護材がガラス材より格段に軽量な板状の合成樹脂材で構成されているため、太陽電池モジュールの重量が大幅に軽量化される。また、表面保護材は、凹部の形成された部分のみが厚みの薄い部分とされており、凹部の形成されていない部分はその厚みに応じた十分な剛性を有するため、太陽電池モジュールの耐衝撃性および剛性が十分に確保される。さらに、表面保護材に形成された凹部の存在によって表面保護材と封止材との接合面積が増大するため、両者の接合強度が増大し、この点からも太陽電池モジュールの耐衝撃性および剛性が十分に確保される。
ここで、表面保護材の封止材との接合面には、表面保護材の厚みを部分的に薄くする凹部が形成されているため、太陽電池モジュールが熱伸縮する際に封止材に発生する熱応力が低減される。その結果、封止材に封止されたインターコネクタの接続部に作用する熱応力が低減し、インターコネクタの接続部の断線が防止される。そして、この接続部の断線を防止するためにインターコネクタの形状を変更する必要がないため、太陽電池モジュールの生産性を低下させることがない。
本発明の太陽電池モジュールにおいて、表面保護材の厚みを部分的に薄くする凹部は、インターコネクタに対面して形成されているのが好ましい。この場合、太陽電池モジュールが熱伸縮する際に封止材に発生する熱応力は、インターコネクタを封止した部分において特に低減されるため、インターコネクタの接続部に作用する熱応力が確実に低減され、インターコネクタの接続部の断線が確実に防止される。
本発明に係る太陽電池モジュールによれば、表面保護材がガラス材より格段に軽量な板状の合成樹脂材で構成されているため、太陽電池モジュールの重量を大幅に軽量化することができる。また、表面保護材は、凹部の形成された部分のみが厚みの薄い部分とされており、凹部の形成されていない部分はその厚みに応じた十分な剛性を有するため、太陽電池モジュールの耐衝撃性および剛性を十分に確保することができる。さらに、表面保護材に形成された凹部の存在によって表面保護材と封止材との接合面積が増大するため、両者の接合強度が増大し、この点からも太陽電池モジュールの耐衝撃性および剛性を十分に確保することができる。
特に、表面保護材の封止材との接合面には表面保護材の厚みを部分的に薄くする凹部が形成されているため、太陽電池モジュールが熱伸縮する際に封止材に発生する熱応力を低減させることができる。その結果、封止材に封止されたインターコネクタの接続部に作用する熱応力を低減でき、インターコネクタの接続部の断線を防止できる。そして、この接続部の断線を防止するためにインターコネクタの形状を変更する必要がないため、太陽電池モジュールの生産性を低下させることがない。
以下、図面を参照して本発明に係る太陽電池モジュールの実施形態を説明する。この説明において、同一または同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。ここで、参照する図面において、図1は第1実施形態に係る太陽電池モジュールを模式的に示す平面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
図1に示す第1実施形態の太陽電池モジュール10は、上下方向および左右方向にマトリックス状に配列された複数枚の発電素子11,11…を備えている。この発電素子11は、光電変換素子あるいは太陽電池セルとも呼称されるものであり、例えば一辺が100〜150mm(例えば125mm)程度の正方形に形成された汎用の単結晶シリコンで構成されている。
左右方向に一列に配列された一群の発電素子11,11…は、相互に一対のインターコネクタ12,12を介して直列に接続されることで、1段のセルストリングスを構成している。そして、太陽電池モジュール10には、複数段のセルストリングスが相互に並列接続されて上下方向に配列されている。
各段のセルストリングスを構成する一群の発電素子11,11…の枚数は、各発電素子11の発電能力と太陽電池モジュール10の発電能力とに応じて定まり、各発電素子11の発電能力が3Wであって太陽電池モジュール10の発電能力が90Wの場合には、各段のセルストリングスを構成する発電素子11の枚数はそれぞれ30枚となる。なお、説明の便宜上、図1には、マトリックス状に配列された合計9枚の発電素子11を模式的に示している。
これらの発電素子11,11…およびインターコネクタ12,12からなる複数段のセルストリングスは、図2に示すように、板状に成形された封止材13中に封止されている。この封止材13の受光面側、すなわち各発電素子11の受光面に対面する側には、板状の表面保護材14が接合され、反対側の封止材13の裏面側には、裏面保護シート15が接合されている。
封止材13は、セルストリングスを挟んでその両面側に配置された薄板状の適宜の合成樹脂板に所定の温度(例えば135度)で所定時間(例えば20分)加圧することで、セルストリングスを封止した板状に成形されており、その厚みは例えば1.2mm前後となっている。
封止材13用の合成樹脂材としては、透光性があって接着強度が高く、しかも耐熱性に優れた合成樹脂材、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)が使用されているが、透明度の高いポリビニルブチロール(PVB)を使用してもよい。
一方、表面保護材14は、従来のガラス板に代わって太陽電池モジュール10の表面を長期にわたり保護するものであり、透光性を有する適宜の合成樹脂材の射出成形により板状に成形されている。
表面保護材14用の合成樹脂材としては、透光性、耐熱性、耐衝撃性に優れ、しかも成形性のよい合成樹脂材、例えばポリカーボネート(PC)またはアクリル樹脂が使用されているが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エチレン・4フッ化共重合樹脂(ETFE)、ABS樹脂などを使用してもよい。
なお、表面保護材14用の合成樹脂材としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリエチレンナフタレート、ポリアクリロニトリル、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリウレタン、ブチラール樹脂、ポリエーテルスルフォンなども使用可能である。
裏面保護シート15は、外気や風雨に曝される太陽電池モジュール10の裏面を長期間にわたって保護するものであり、耐候性、耐湿性、耐熱性に優れた合成樹脂材、例えば、ポリビニルフルオライド(PVF)により構成されている。
ここで、表面保護材14における封止材13との接合面には、表面保護材14の厚みを部分的に薄くする凹部14A,14Aが形成されている。この凹部14A,14Aは、太陽電池モジュール10と共に表面保護材14が熱伸縮する際に発生する熱応力を低下させるためのものであり、図1に示すように、左右方向に延びる各段のセルストリングスに跨ってインターコネクタ12,12に対面する平面視縦長の長方形に形成されている。
図3に示すように、各凹部14A,14Aの左右幅Wは、各インターコネクタ12,12の平面投影長Lより大きい40mm程度に設定されている。そして、各凹部14A,14Aの上端縁と太陽電池モジュール10の上端縁との間の寸法M1は、雨水などの浸入を確実に防止できるように、例えば15mm以上の適宜の寸法に設定されている。同様に、各凹部14A,14Aの下端縁と太陽電池モジュール10の下端縁との間の寸法M1も15mm以上の適宜の寸法に設定されている。
また、各凹部14A,14Aの上端縁と、最上段のセルストリングスを構成する発電素子11,11の上端縁との間の平面投影寸法M2は、例えば2.5mm程度に設定されている。同様に、各凹部14A,14Aの下端縁と、最下段のセルストリングスを構成する発電素子11,11の下端縁との間の平面投影寸法M2も2.5mm程度に設定されている。
一方、図4に拡大して示すように、凹部14Aの左端縁とインターコネクタ12の左端との間の平面投影寸法M3は、3〜10mm程度の適宜の寸法に設定されている。同様に、凹部14Aの右端縁とインターコネクタ12の右端との間の平面投影寸法M3も3〜10mm程度の適宜の寸法に設定されている。
ここで、表面保護材14は、厚さTが例えば5mm程度に設定されており、これに対応して凹部14Aの深さDは例えば2mm程度に設定され、凹部14Aにおける厚さT1は、例えば3mm程度に設定されている。
このような表面保護材14の各凹部14A,14Aは、例えば、表面保護材14の射出成形時に一体に成形されるのであるが、表面保護材14が単なる板状に成形される場合には、フライス加工などの機械加工により形成されてもよい。
以上のように構成された第1実施形態の太陽電池モジュール10では、重量の嵩みがちな表面保護材14が従来のガラス材より格段に軽量なポリカーボネート(PC)またはアクリル樹脂で構成されているため、太陽電池モジュール10の重量が大幅に軽量化される。
また、表面保護材14は、凹部14A,14Aの形成された部分では厚さT1が例えば3mm程度の設定されているが、凹部14A,14Aの形成されていない部分は厚さTが例えば5mm程度に設定されているため、この厚さTに応じた十分な剛性を有する。その結果、太陽電池モジュール10の耐衝撃性および剛性が十分に確保される。
さらに、表面保護材14に形成された凹部14A,14Aの存在によって表面保護材14と封止材13との接合面積が増大するため、表面保護材14と封止材13との接合強度が増大し、この点からも太陽電池モジュール10の耐衝撃性および剛性が十分に確保される。
すなわち、第1実施形態の太陽電池モジュール10によれば、太陽電池モジュール10の重量を大幅に軽量化することができると共に、太陽電池モジュール10の耐衝撃性および剛性を十分に確保することができる。
ここで、表面保護材14を構成するポリカーボネート(PC)の線膨脹係数は〔67ppm/K〕、アクリル樹脂の線膨脹係数は〔77ppm/K〕であり、従来のガラス材の線膨脹係数〔8ppm/K〕と較べて格段に大きい。このため、太陽電池モジュール10がその使用環境下で熱伸縮を繰り返す際には、表面保護材14および封止材13に熱応力が発生することとなる。
ところで、表面保護材14には、インターコネクタ12,12に対面する凹部14A,14Aが形成されており、この凹部14A,14Aの厚さT1が他の部分の厚さTより2mm程度薄くなっている。このため、封止材13においては、凹部14A,14Aに対面した部分に発生する熱応力が低減される。その結果、封止材13に封止されたインターコネクタ12,12の端部の発電素子11,11との接続部に作用する熱応力が低減し、インターコネクタ12,12の接続部の断線が防止される。
図5は、表面保護材14の厚さを薄くすることで封止材13に発生する熱応力が低減する原理を示すものであり、表面保護材14と封止材13とが強固に接合されたモデルを示している。このモデルにおいて、表面保護材14のヤング率をE1、線膨張係数をα1、厚さをaとし、封止材13のヤング率をE2、線膨張係数をα2、厚さをbとすると共に、表面保護材14および封止材13に付与する温度変化をΔtとすると、表面保護材14に発生する熱応力σ1は、以下の数1の式で表され、封止材13に発生する熱応力σ2は、以下の数2の式で表される。
数2の式に示されるように、封止材13に発生する熱応力σ2は、表面保護材14の厚さaに比例して増減し、厚さaが薄くなるほど低減する。従って、前述したように、封止材13に発生する熱応力は、表面保護材14の凹部14A,14Aに対面した部分において低減される。その結果、封止材13に封止されたインターコネクタ12,12の端部の発電素子11,11との接続部に作用する熱応力が低減し、インターコネクタ12,12の接続部の断線が防止される。
すなわち、第1実施形態の太陽電池モジュール10によれば、インターコネクタ12,12の端部の発電素子11,11との接続部に作用する熱応力を低減させることができ、インターコネクタ12,12の接続部の断線を確実に防止することができる。そして、このインターコネクタ12,12の接続部の断線をを防止するためにインターコネクタ12,12の形状を変更する必要がないため、太陽電池モジュール10の生産性を低下させることがない。
次に、図6を参照して本発明の第2実施形態に係る太陽電池モジュールを説明する。この第2実施形態の太陽電池モジュール20は、図1に示した第1実施形態の太陽電池モジュール10と同様に、左右方向に一列に配列された一群の発電素子11,11…からなる複数段のセルストリングスを備えている。
ここで、第2実施形態の太陽電池モジュール20おいては、各段のセルストリングスの相互の間隔が図1に示した太陽電池モジュール10と較べて広く設定されている。すなわち、左右方向に一列に配列された一群の発電素子11,11…の上下方向の間隔が例えば15mm程度に広く設定されている。
そして、表面保護材14に形成される複数の凹部14A,14A…は、左右方向に延びる各段のセルストリングス毎に、そのインターコネクタ12,12に対面する長方形(例えば幅40mm、上下長130mm)に形成されており、上下方向に例えば10mmの相互間隔を開けて分離されている。すなわち、表面保護材14には、各段のセルストリングスの相互間に対面して少なくとも幅10mmで左右方向に延びる厚さT(図4参照)の厚肉部分14Bが形成されている。
この第2実施形態の太陽電池モジュール20では、各段のセルストリングスの相互間に対面して少なくとも幅10mmで左右方向に延びる厚さT(例えば5mm)の厚肉部分14Bが表面保護材14に形成されているため、図1に示した第1実施形態の太陽電池モジュール10と較べて、より大きな耐衝撃性および剛性が確保される。
従って、第2実施形態の太陽電池モジュール20によれば、第1実施形態の太陽電池モジュール10と同様に、重量を大幅に軽量化することができ、インターコネクタ12,12の接続部の断線を確実に防止することができると共に、第1実施形態の太陽電池モジュール10と較べて、より大きな耐衝撃性および剛性を確保することができる。
本発明に係る太陽電池モジュールは、前述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、図3に示した凹部14A,14Aのそれぞれの4隅は、図7に示すように、応力集中を回避できる適宜のラウンドコーナRに形成することができる。この場合、ラウンドコーナRの値は、凹部14Aの深さDと同程度とするのが好ましい。図6に示した各凹部14A,14A…のそれぞれの4隅も同様である(図8参照)。
また、図4に示した凹部14Aの断面における開口側および奥側の角部も、図9に示すように、応力集中を回避できる適宜のラウンドコーナR1〜R4に形成することができる。この場合、応力分布の均一化の観点から、R1=R2=R3=R4とするのが好ましく、また、その値は、凹部14Aの深さDの1/2とするのが好ましい。
さらに、図4に示した凹部14A,14Aの深さDは、表面保護材14の厚さTが5mmであることを前提として2mmとしたが、表面保護材14の厚さTが10mmであることを前提として5mmに設定してもよい。
10,20…太陽電池モジュール、11…発電素子、12…インターコネクタ、13…封止材、14…表面保護材、14A…凹部、14B…厚肉部分、15…裏面保護シート、T…表面保護材の厚さ、W…凹部の左右幅、D…凹部の深さ、T1…凹部の肉厚。
Claims (2)
- インターコネクタを介して相互に接続された複数の発電素子と、これらの発電素子を平面状に配置して封止した封止材と、この封止材の受光面側に接合された表面保護材とを備える太陽電池モジュールであって、
前記表面保護材は板状の合成樹脂材からなり、この表面保護材の前記封止材との接合面には、表面保護材の厚みを部分的に薄くする凹部が形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記凹部が前記インターコネクタに対面して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
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2008
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