JP2009166780A - エアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾部材を取り付けたカバー体の扉部を円滑に展開する。
【解決手段】ステアリングホイールに備えるエアバッグ装置のカバー体20の中央部に、エンブレム24を設ける。エアバッグの展開時にテアライン28が開裂し、4枚の扉部31,32,33,34を形成する。テアライン28は、エンブレム24に沿った迂回テアライン部44とこの迂回テアライン部44の端部に連続する直結テアライン部45とを備える。直結テアライン部45は、迂回テアライン部44の端部から角部を有さずに滑らかに延設し、エンブレム24の外縁に接する接線として、外周テアライン部41まで直線状に延設する。エンブレム24を設けた第1の扉部31を、他の扉部32,33,34と同様に円滑に展開できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両のステアリングホイールのボス部に備えられるエアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置に関する。
従来、ステアリングホイール本体のボス部に備えられるエアバッグ装置が用いられている。このエアバッグ装置は、袋状のエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータと、エアバッグを非展開時に覆って収納するカバー体とを備えている。そして、カバー体は、折り畳んで収納されたエアバッグの正面側を覆う被覆部を備え、この被覆部には、容易に破断するテアラインが形成されている。そして、自動車の衝突時にインフレータからエアバッグにガスを供給すると、カバー体の被覆部がテアラインに沿って破断して扉部が形成され、この扉部が展開することにより、エアバッグが正面側すなわち乗員側に膨張展開して、乗員を拘束して保護するようになっている。
このようなエアバッグ装置のカバー体について、カバー体の略中央部にマークを取り付けるとともに、このマークに沿ってテアラインを配置した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の構成では、テアラインは、マークの下側を円弧状に迂回した円弧状の部分の両端に連結して、水平なテアラインが形成されているとともに、マークの下端部から下側に向かって垂直なテアラインが配置されている。そこで、エアバッグの展開時にこれらテアラインが開裂すると、マークを設けた扉部は上方に展開し、他の2個の扉部は下方に展開する。
特開2001−163156号公報 (図1、図3)
上記のように、マークなどの装飾部材を備えたエアバッグ装置のカバー体については、装飾部材の重量が加わる扉部についても、他の扉部と同様に円滑に展開させることが好ましい。しかしながら、装飾部材を迂回したテアラインの端部を鋭角状などに屈曲して他のテアラインに接続すると、装飾部材の重量が加わる扉部を他の扉部と同様に円滑に展開させることが容易でない問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、装飾部材を設けた扉部を円滑に展開できるエアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体は、収納されたエアバッグの正面側を覆う正面板部と、この正面板部を区画し前記エアバッグの膨張展開時に開裂して複数の扉部を形成するテアラインと、前記正面板部の外周部に沿って配置され前記扉部の展開を許容する複数のヒンジ部と前記一の扉部に位置して前記正面板部に設けられた装飾部材とを具備し、前記テアラインは、前記正面板部の外周部に沿って配置され前記ヒンジ部同士の間に配置された複数の外周テアライン部と、前記装飾部材の外周部の一部に沿って配置された迂回テアライン部と、この迂回テアライン部の一端に角部を有さずに滑らかに連続し、前記正面板部の外周部まで直線状に延設された直結テアライン部と、前記迂回テアラインに連続し前記正面板部の外周部まで延設された複数の連結テアライン部とを備えたものである。
そして、この構成では、エアバッグにガスが供給されて膨張展開すると、このエアバッグの圧力により、カバー体はテアラインに沿って開裂して複数の扉部が形成され、各扉部はヒンジ部を軸として回動するように展開し、エアバッグの突出口が形成される。装飾部材を迂回して配置された迂回テアライン部の少なくとも一端には、正面板部の外周部まで直線状に延設された直結テアライン部が角部を有さずに滑らかに連続するため、装飾部材を設けて他の扉部よりも重量が大きい第1の扉部についても、他の扉部と同様に円滑に展開させることが容易になる。
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体において、装飾部材は、正面板部の中央部に配置され、迂回テアライン部は、前記装飾部材の外周部の一側に沿って配置された円弧状に形成され、直結テアライン部は、前記迂回テアライン部の一端から前記正面板部の外周部まで延設され、連結テアライン部は、前記迂回テアライン部の他端から前記正面板部の外周部まで延設された第1の連結テアライン部、前記迂回テアライン部の中間位置から前記正面板部の外周部まで延設された第2及び第3の連結テアライン部を備え、これら迂回テアライン部、直結テアライン部、及び第1ないし第3の連結テアライン部により、装飾部材が位置する第1の扉部と、この第1の扉部より面積が小さい第2ないし第4の扉部とが区画されるものである。
そして、この構成では、第1なし第4の4枚の扉部が展開し、装飾部材が位置する第1の扉部は他の扉部よりも面積を大きくしたため、第1の扉部は他の扉部よりもエアバッグが展開する力を大きく受け、他の扉部と同様に円滑に展開する。
請求項3記載のエアバッグ装置は、折り畳んで収納された袋状のエアバッグと、このエアバッグを覆う請求項1または2記載のカバー体と、前記エアバッグにガスを供給して膨張展開させるインフレ−タとを具備したものである。
そして、この構成では、請求項1または2記載のカバー体を備えたため、装飾部材を設けた第1の扉部についても、他の扉部と同様に円滑に展開させることが容易になる。
本発明によれば、装飾部材を設けた第1の扉部を、他の扉部と同様に円滑に展開させることを容易にできる。
以下、本発明のエアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図2において、1は車両である自動車のハンドルとしてのステアリングホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリングホイール本体2と、このステアリングホイール本体2の乗員側に装着されるエアバッグ装置4とを備えている。なお、ステアリングホイール1は、通常傾斜した状態で車両に備えられるステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、車両の直進状態を基準とし、ステアリングシャフト側を背面側、乗員側を正面側とし、フロントガラスに向かう方向(矢印A方向)を上側として説明する。
そして、ステアリングホイール本体2は、円環状をなす把持部であるグリップ部であるリム部5と、このリム部5の内側に位置するボス部6と、これらリム部5とボス部6とを連結する複数の、本実施の形態では3本のスポーク部7とから構成されている。ここで、インストルメントパネルに設けられたメータ類に対する良好な視認性を確保するため、3本のスポーク部7は、直進状態で、ボス部6の両側と下側とに配置され、ボス部6の上側には、比較的大きな開口となるメータ視認用の開口Bが確保されている。
また、図示しないが、ボス部6の背面部には、ステアリングシャフトに嵌着される略円筒状のボスが設けられているとともに、このボスに芯体を構成するボスプレートがマグネシウム合金などをダイカストで鋳ぐるむなどして一体的に固着されている。そして、このボスプレートから、スポーク部7の芯金が一体に延設され、あるいは溶接などして固着されている。さらに、このスポーク部7の芯金に、リム部5の芯金が溶接などして固着されている。また、これらリム部5の芯金の外周部と、スポーク部7の芯金のリム部5側の部分の外周部とには、軟質の発泡ポリウレタンなどからなる表皮部が形成され、さらに、この表皮部の外周の全部あるいは一部が、天然あるいは人工の皮革により覆われている。
一方、エアバッグ装置4は、エアバッグモジュールとも呼ばれ、ステアリングホイール本体2のボス部の正面側を覆うように配置されるもので、金属板などからなる被取付部材としてのベースプレート、袋状のエアバッグ、ガスを噴射するインフレータなどを備えるとともに、図1及び図2に示す樹脂製のカバー体20を備えている。そして、ベースプレートは、ホーンプレートあるいはブラケット部などを介してステアリングホイール本体2に取り付けられ、このベースプレートに、エアバッグ、インフレータ、及びカバー体20が取り付けられ、小さく折り畳まれたエアバッグがカバー体20により覆われている。
そして、カバー体20は、ケース体、パッド、あるいはモジュールカバーなどとも呼ばれるもので、ボス部6及びスポーク部7の一部を覆う表板部21と、この表板部21の背面から正面視略角筒状などの筒状に突設された周壁である周板部22とが合成樹脂などにて一体に形成されている。そして、カバー体20の表板部21と周板部22とに囲まれた部分が、折り畳んだエアバッグを収納するエアバッグ収納部となり、このエアバッグ収納部の正面側に臨む部分が正面板部23となるとともに、この正面板部23の中央部に位置して、装飾部材としてのエンブレム24が備えられている。なお、表板部21は、意匠上種々の構成を採り得るものであるが、この実施の形態では、表板部21は、ほぼボス部6の形状に沿って、正面視で周板部22よりも若干大きく形成されている。また、本実施の形態では、エアバッグ装置4は、ホーンスイッチの操作部を兼ねるもので、ホーンプレートにより弾性的に支持され、正面板部23はホーンパッドとして機能するようになっている。
また、エンブレム24は、オーナメントなどとも呼ばれるもので、例えば正面視で直径である寸法がL1の円形状で、例えば一体に形成された軟質のエラストマーなどの樹脂製品に適宜塗装やメッキなどの処理を施したエンブレム本体と、金属製のバックプレートとを備え、これらエンブレム本体とバックプレートとでカバー体20の正面板部23を挟み込むなどして固着されている。
そして、正面板部23には、エアバッグ収納部に臨み、テアライン28が形成され、このテアライン28の開裂によりエアバッグの展開時に複数の扉部30が形成される。そして、扉部30は、左右非対称の第1ないし第4の扉部31,32,33,34の4枚が設定され、エンブレム24が配置される第1の扉部31は、他の3枚の扉部32,33,34よりも大きく、一側(図1及び図2における右側)の下方に配置されている。
また、これら扉部30を形成するテアライン28は、予定線部あるいは破断予定部となどとも呼び得るもので、正面板部23の背面側を溝状に凹設し、正面板部23の他の部分より脆弱な弱部として形成されている。より詳細には、テアライン28は、正面板部23の外周部に沿って両側部に形成された両側の外周テアライン部41,41と、正面板部23の外周部に沿って下側部に形成された下側の外周テアライン部42と、エンブレム24の他側(図1及び図2における左側)に沿って形成された半円弧状の迂回テアライン部44と、この迂回テアライン部44の上側の端部から角部を有さずに滑らかに延設され、エンブレム24の外縁に接する接線として一側の外周テアライン部41まで直線状に延設された直結テアライン部45と、迂回テアライン部44の下側の端部から滑らかな曲線状に屈曲されさらに直線状に下側の外周テアライン部42まで直線状に延設された第1の連結テアライン部46と、迂回テアライン部44の中間位置である他側部から他側の外周テアライン部41まで直線状に延設された第2の連結テアライン部47と、迂回テアライン部44の中間位置である上側部から正面板部23の外周部の上端部まで直線状に延設された第3の連結テアライン部48とを備えている。
そして、迂回テアライン部44は、半円より僅かに長い円弧状に形成され、直結テアライン部45は、一側の下方に向かって傾斜して形成されている。
さらに、互いに隣接する外周テアライン部41,41,42同士の間の部分は、扉部30が正面側に展開する際の回動軸となるヒンジ部51となっている。すなわち、正面板部23の外周部のテアライン28が形成されていない部分が、展開した扉部30を、非展開部である周板部22及び表板部21の外周部に連接するようになっている。さらに、第1の扉部31に連接されたヒンジ部51は、エンブレム24に対して正対し、エンブレム24の中心部から放射方向に伸ばした線Sが、ヒンジ部51の長手方向の中央部で直交し、少なくともいずれかの場所で直交するようになっている。なお、このヒンジ部51については、容易に屈曲するように他の部分より厚さ寸法を小さく形成することもできるが、本実施の形態では他の部分と同じ厚さ寸法に形成されている。
また、両側の外周テアライン部41,41の下側の端末部41aと、下側の外周テアライン部42の両側の端末部42aとは、開裂の進行を抑止するため、内周側に折り返すように湾曲されている。さらに、両側の外周テアライン部41,41の上側の端末部41bと、第3の連結テアライン部48の上端の端末部48aとは、カバー体20の周板部22に突き当たるように形成され、さらに、必要に応じて、周板部22にも弱部が連続的に形成されている。
また、エンブレム24を備えた扉部30である第1の扉部31のヒンジ部51の有効幅L2、すなわち、第1の扉部31の回動方向に直交する方向に沿った端末部41a,42a同士の間の寸法は、第1の扉部31の回動方向に直交する方向のエンブレム24の寸法L1よりも大きく設定されている。
そして、このカバー体20を備えたエアバッグ装置4をステアリングホイール1に備えた自動車が衝突などすると、制御装置がインフレータを作動させ、エアバッグにガスを供給する。すると、エアバッグが急速に膨張展開し、この膨張展開する圧力でカバー体20をテアライン28に沿って破断し、扉部30、本実施の形態では4枚の第1ないし第4の扉部31,32,33,34を形成する。さらに、各扉部31,32,33,34は、ヒンジ部51を軸として回動してエアバッグを膨出させる開口である突出口を形成し、この突出口からエアバッグが乗員の前方に展開し、乗員を保護する。
これら扉部31,32,33,34の展開の際、エンブレム24を設けた第1の扉部31は、エンブレム24を設けていない第2ないし第4の扉部32,33,34に対して重量があり、展開挙動の開始が遅れやすい傾向があり、また、いったん展開が始まると大きな慣性で同一方向に移動しようとする傾向がある。
この点、本実施の形態では、展開する扉部31,32,33,34を4枚とし、エンブレム24を設けた第1の扉部31は、エンブレム24を設けていない第2ないし第4の扉部32,33,34とは形状を異ならせ、これら第2ないし第4の扉部32,33,34よりも面積を大きくしたため、この第1の扉部31は他の扉部32,33,34よりもエアバッグが展開する力を大きく受け、他の扉部32,33,34から遅れずに、他の扉部32,33,34と同様にバランス良く展開させることができる。
また、エンブレム24を設けた第1の扉部31を区画するテアライン28は、迂回テアライン部44と、直結テアライン部45と、第1の連結テアライン部46との滑らかに連続する直線及び曲線で構成されるが、迂回テアライン部44の少なくとも一端に接続されるテアライン28、本実施の形態では直結テアライン部45を、迂回テアライン部44の端部から角部を有さずに滑らかに延設し、エンブレム24の外縁に接する接線として一側の外周テアライン部41まで直線状に延設したため、迂回テアライン部44の部分から開始された開裂を外周部まで円滑確実に伝播させ、第1の扉部31を安定して円滑に展開させることができる。
さらに、この第1の扉部31のヒンジ部51は、エンブレム24に対向させ、さらにエンブレム24の中心部から放射方向に伸ばした線Sが、ヒンジ部51の長手方向の中央部で直交するように正対させたため、他の扉部32,33,34に比べて第1の扉部31が大きな慣性で同一方向に移動する状態でも、ヒンジ部51にねじれるような力は加わらず、ヒンジ部51の強度を高めるための特別な構造を用いることなく、第1の扉部31を円滑に安定して展開させることができる。
また、テアライン28は、正面板部23の外周部に沿ってこの正面板部23を囲む略多角形状に形成された外周テアライン部41,41,42を有し、さらに、これら外周テアライン部41,41,42の端末部41a,42aは内周側に折り返すように湾曲され、これら端末部41a,42aにヒンジ部51が形成されているため、ヒンジ部51の幅寸法、特に、扉部30の回動方向に直交する方向に沿った寸法である有効幅が小さくなりやすいが、エンブレム24を備えた扉部30である第1の扉部31のヒンジ部51の有効幅L2は、エンブレム24の寸法L1よりも大きく設定したため、第1の扉部31の反転するような回動動作を安定させ、エンブレム24を備えた第1の扉部31を好ましい特性で円滑に展開させることができる。
また、扉部30は、4枚に分割したため、上記の各効果を奏するバランスの良い配置が容易になる。
そして、このように扉部31,32,33,34を好ましい特性で円滑に展開させることにより、エアバッグを好ましい特性で円滑迅速に膨張展開させることができる。
また、エンブレム24を設けた面積の大きい第1の扉部31は、下方に展開するため、メータ視認用の開口Bを塞ぐことがなく、乗員がステアリングホイールに接近した状態でエアバッグが展開するいわゆる近接展開(OOP:out of position)の状態で、エアバッグがこの開口Bに円滑に導入される。このため、エンブレム24の大形化や設定位置の自由度が向上し、外観の向上が容易になる。すなわち、ステアリングホイール1に備えるエアバッグ装置4のカバー体20として、好ましい特性を容易に実現できる。
なお、上記の実施の形態では、第1の扉部31の迂回テアライン部44の一端について、迂回テアライン部44に角部を有さずに滑らかに延設しエンブレム24の外縁に接する接線として一側の外周テアライン部41まで直線状に延設した直結テアライン部45を設けたが、この直結テアライン部45を、迂回テアライン部44の両端に設けることもできる。また、直結テアライン部45は、外周テアライン部41の中間位置に連続させる他、外周テアライン部41の端部に連続させ、すなわちヒンジ部51の端部に連続させることもできる。
また、エンブレム24の形状は、円形状に限られずにどのようなものでも良く、楕円状や角を丸めた多角形状などとすることもできる。
また、扉部30は、4枚に限られず、3枚あるいは5枚以上とすることもできる。
また、テアライン28の幅寸法や深さ寸法を場所により変更し、開裂の伝播の速度を調整することなどもできる。
また、上記の実施の形態では、3本のスポーク部7を備えたステアリングホイール1について説明したが、この構成に限られず、1本あるいは2本のスポーク部7を備えた構成や、4本のスポーク部7を備えたハンドルに備えるエアバッグ装置4に適用することもできる。さらに、ステアリングホイール1用のエアバッグ装置4に限られず、インストルメントパネルに設けられる助手席乗員用のエアバッグ装置、あるいは自動車以外の移動体に備えられるエアバッグ装置などにも適用できる。
本発明は、例えば、自動車のステアリングホイールに用いられるエアバッグ装置の他、種々の移動体のハンドルその他の部位に備えられるエアバッグ装置に適用できる。
本発明のエアバッグ装置のカバー体の一実施の形態を示す正面図である。 同上エアバッグ装置を備えたステアリングホイールの正面図である。
符号の説明
4 エアバッグ装置
20 カバー体
23 正面板部
24 装飾部材としてのエンブレム
28 テアライン
30 扉部
31 第1の扉部
32 第2の扉部
33 第3の扉部
34 第4の扉部
41,42 外周テアライン部
44 迂回テアライン部
45 直結テアライン部
46 第1の連結テアライン部
47 第2の連結テアライン部
48 第3の連結テアライン部
51 ヒンジ部

Claims (3)

  1. 収納されたエアバッグの正面側を覆う正面板部と、
    この正面板部を区画し前記エアバッグの膨張展開時に開裂して複数の扉部を形成するテアラインと、
    前記正面板部の外周部に沿って配置され前記扉部の展開を許容する複数のヒンジ部と
    前記一の扉部に位置して前記正面板部に設けられた装飾部材とを具備し、
    前記テアラインは、
    前記正面板部の外周部に沿って配置され前記ヒンジ部同士の間に配置された複数の外周テアライン部と、
    前記装飾部材の外周部の一部に沿って配置された迂回テアライン部と、
    この迂回テアライン部の一端に角部を有さずに滑らかに連続し、前記正面板部の外周部まで直線状に延設された直結テアライン部と、
    前記迂回テアラインに連続し前記正面板部の外周部まで延設された複数の連結テアライン部とを備えた
    ことを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。
  2. 装飾部材は、正面板部の中央部に配置され、
    迂回テアライン部は、前記装飾部材の外周部の一側に沿って配置された円弧状に形成され、
    直結テアライン部は、前記迂回テアライン部の一端から前記正面板部の外周部まで延設され、
    連結テアライン部は、前記迂回テアライン部の他端から前記正面板部の外周部まで延設された第1の連結テアライン部、前記迂回テアライン部の中間位置から前記正面板部の外周部まで延設された第2及び第3の連結テアライン部を備え、
    これら迂回テアライン部、直結テアライン部、及び第1ないし第3の連結テアライン部により、装飾部材が位置する第1の扉部と、この第1の扉部より面積が小さい第2ないし第4の扉部とが区画される
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
  3. 折り畳んで収納された袋状のエアバッグと、
    このエアバッグを覆う請求項1または2記載のカバー体と、
    前記エアバッグにガスを供給して膨張展開させるインフレ−タとを具備した
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
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