JP2009165165A - 記録再生装置及びavデータの特徴映像作成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録再生装置10は、AVデータを記録再生可能とし、AVデータを記録したDVD21を着脱可能に装着する外部入力I/F15と、AVデータを記録したHD18と、HD18又はDVD21に記録されたAVデータの特徴映像をメモリ12あるいはHD18のキャッシュ領域18bに記録する特徴映像作成手段17とを備える。前記AVデータは、管理単位となるチャプタと1以上の該チャプタで構成されるタイトルからなり、映像と音声の少なくとも一方を含み、特徴映像作成手段17は、ユーザの操作入力あるいは予め決められた規則に従ってタイトル単位及び/又はチャプタ単位で特徴映像を作成する。
【選択図】図1
Description
また、編集処理等により、映像情報(タイトル単位)を時系列に分割したチャプタ単位で削除、追加等の編集を行った場合、そのチャプタに対応したサムネイルを自動的に作成する構成になっていないため、ユーザはその都度サムネイルを作成しなくてはならず、使い勝手がよくなかった。
また、外部又は内蔵の記録媒体に記録されたAVデータの特徴映像を適切なタイミングで作成することができるため、作成された特徴映像により記録領域を無駄に占有することがなくなり、さらに、編集処理により新たに作成されたチャプタ等に対しても特徴映像を作成することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
・「タイトル」とは、HD又はDVDに録画/記録された映像単位(例えば、1つ1つの番組)のことをいい、1回の録画情報(開始〜停止)は1つのタイトルとなる。
・「チャプタ」とは、パートオブタイトルといい、上記タイトルを時間軸方向に区切ったもので、チャプタの集合がタイトルとなる。このチャプタは記録時にユーザ指定あるいは予め決められた規則(例えば、一定時間ごとの分割、CM等で分割)に基づいて設定することができる。また、後で編集処理により作成することもできる。
・「オリジナル」とは、HD又はDVDに録画/記録された元の映像情報(オリジナルタイトル/チャプタ)のことをいう。
・「プレイリスト」とは、オリジナルを編集して作成されたもので、通常、プレイリストが作成された場合でも、オリジナルはそのまま保持される。
まず、AVデータの記録時において、AVデータの記録開始/終了を自動的に検知して、そのとき(又は前後)の映像からサムネイルを作成したり、例えばあらかじめ設定された一定時間ごとにチャプタを生成したときや、または2ヶ国語/ステレオ/モノラルによるCM判別機能を利用してチャプタを生成したときに、そのチャプタの先頭映像からサムネイルを作成してもよい。これらのサムネイル自動作成処理は、制御部11のCPUがAVデータのビットストリームを解析することで可能となる。
(1)キャッシュ領域を割り当てている。この場合、管理情報18cはキャッシュ領域18bのどの部分を特徴映像に割り当てているかの情報を保持している。後述する図6に示すように、1つの特徴映像に対して1つの管理情報(すなわち、各管理情報1,2,3,…n)が割り当てられており、管理情報18cは、これらの個々の管理情報1,2,3,…nのことをいい、それぞれの特徴映像に関する情報を保持する。
(2)キャッシュ領域を割り当てていない。
(1)サムネイルが記録されている(管理情報18cから参照されている)
(2)特定のサムネイル用に割り当てられていない(管理情報18cから未参照)
(3)特定のサムネイル用に割り当てられているが、サムネイルは未完成(管理情報18cから参照されている)
図3は、AVデータ選択画面の遷移例を示す図である。本例に示すAVデータ選択画面には、オリジナルのタイトルリスト選択画面31,タイトル映像選択画面32,チャプタ映像選択画面33、さらに、プレイリストのタイトルリスト選択画面34,タイトル映像選択画面35,チャプタ映像選択画面36からなる6つの画面パターンがあり、それぞれの選択画面ではページ切り替えが可能で、図中矢印の方向に遷移することができる。
まず、記録再生装置10は、特徴映像(以下、サムネイル)がメモリ12にキャッシュされているかどうか判断し(ステップS11)、メモリ12にキャッシュされている場合(YESの場合)、ステップS16に移行して、メモリ12からサムネイルを読み込んで(ステップS16)、表示手段20に表示する(ステップS17)。また、上記ステップS11において、メモリ12にキャッシュされていない場合(NOの場合)、サムネイルがHD18にキャッシュされているかどうか判断し(ステップS12)、HD18にキャッシュされている場合(YESの場合)、HD18からメモリ12にサムネイルを読み込み(ステップS15)、さらに、メモリ12からサムネイルを読み込んで(ステップS16)、表示手段20に表示する(ステップS17)。
まず、記録再生装置10は、メモリ12あるいはHD18に保存されているサムネイルを表示し(ステップS21)、作成していないサムネイルがあったら一方のデコーダを用いて作成開始し(ステップS22)、さらに、作成していないサムネイルがあったら他方のデコーダを用いて作成開始し(ステップS23)、サムネイルの完成通知を待つ(ステップS24)。
図6(A)に示すように、特徴映像毎にファイルを作成する場合、ディスクの使用量を少なくすることはできるが、ファイルの作成と削除を繰り返すと、ディスク上の領域が断片化し、アクセス速度が遅くなる。また、図6(B)に示すように、特徴映像データと管理データのペアを1つのファイルに記録した場合は、管理データのアクセスにランダムアクセスが必要になり、アクセス速度が遅くなる。例えば、特徴映像データの大きさが100kバイト程度のとき、例えば1000個の特徴映像を記録すると100Mバイト程度のファイルをランダムアクセスする必要が生じる。
図7(A)において、制御部11は、特徴映像作成手段17に対して行った特徴映像作成要求を停止させるための特徴映像作成停止要求を行い、さらに、次の特徴映像作成要求を行う。これにより、図3に示したAVデータの選択画面の遷移で必要とするサムネイルが変わる場合などに、サムネイル作成処理を停止し、次のサムネイルを新たに作成することができる。但し、作成処理を中断したサムネイルは表示されない。
Claims (10)
- 管理単位となるチャプタと1以上の該チャプタで構成されるタイトルからなり、映像と音声の少なくとも一方を含むAVデータを記録再生する記録再生装置において、
AVデータを記録した第1の記録媒体と、該第1の記録媒体よりもデータの読み書きを高速に行う第2の記録媒体と、AVデータを記録した外部記録媒体を着脱可能に装着するための外部入力インタフェイスと、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているAVデータの特徴映像をタイトル単位及び/又はチャプタ単位に含まれる所定のデータから作成し、該作成した特徴映像のうち表示可能性の高い特徴映像を前記第2の記録媒体に優先的に記録し、それ以外の特徴映像を前記第1の記録媒体の所定の記録領域に記録する特徴映像作成手段と、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているAVデータのタイトル単位の特徴映像を表示するタイトル映像選択画面及びタイトルに応じたチャプタ単位の特徴映像を表示するチャプタ映像選択画面をユーザ操作によって切り替える選択画面切替手段とを備え、
前記特徴映像作成手段は、前記タイトル映像選択画面又は前記チャプタ映像選択画面のいずれか一方の画面の特徴映像が表示されたときに、前記選択画面切替手段により切り替え表示される他方の画面の特徴映像を表示可能性が高いと判断し、該他方の画面の特徴映像を作成することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項1に記載の記録再生装置において、前記第1の記録媒体は磁気ディスクであり、前記第2の記録媒体は半導体メモリであることを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1又は2に記載の記録再生装置において、前記選択画面切替手段は、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているオリジナルのAVデータに応じた特徴映像を表示するオリジナル映像選択画面と、オリジナルのAVデータを編集して作成されるプレイリストに応じた特徴映像を表示するプレイリスト映像選択画面とをユーザ操作によって切り替え、
前記特徴映像作成手段は、前記オリジナル映像選択画面又は前記プレイリスト映像選択画面のいずれか一方の画面の特徴映像が表示されたときに、前記選択画面切替手段により切り替え表示される他方の画面の特徴映像を表示可能性が高いと判断し、該他方の画面の特徴映像を作成することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項3に記載の記録再生装置において、前記タイトル映像選択画面、前記チャプタ映像選択画面、前記オリジナル映像選択画面、前記プレイリスト映像選択画面のいずれか1又は複数の画面は、切替表示可能な複数ページで構成され、
前記特徴映像作成手段は、任意のページの特徴映像が表示されたときに、そのページより前あるいは後の所定ページ分にわたって表示される特徴映像を表示可能性が高いと判断することを特徴とする記録再生装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録再生装置において、前記特徴映像作成手段は、複数のデコーダを備え、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているAVデータの特徴映像を2以上同時に作成し、該作成完了した順に表示可能としたことを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録再生装置において、前記第1の記録媒体は、該第1の記録媒体又は前記第2の記録媒体に記録されている特徴映像それぞれの有効/無効を示す情報を含む管理情報を1つのファイルに保持することを特徴とする記録再生装置。
- 管理単位となるチャプタと1以上の該チャプタで構成されるタイトルからなり、映像と音声の少なくとも一方を含むAVデータを記録再生するためのAVデータの特徴映像作成方法において、
AVデータを記録した第1の記録媒体あるいは外部入力インタフェイスを介して装着された外部記録媒体にアクセスするステップと、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているAVデータの特徴映像をタイトル単位及び/又はチャプタ単位に含まれる所定のデータから作成し、該作成した特徴映像のうち表示可能性の高い特徴映像を前記第1の記録媒体よりもデータの読み書きを高速に行う第2の記録媒体に優先的に記録し、それ以外の特徴映像を前記第1の記録媒体の所定の記録領域に記録する特徴映像作成ステップと、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているAVデータのタイトル単位の特徴映像を表示するタイトル映像選択画面及びタイトルに応じたチャプタ単位の特徴映像を表示するチャプタ映像選択画面をユーザ操作によって切り替える選択画面切替ステップとを備え、
前記特徴映像作成ステップは、前記タイトル映像選択画面又は前記チャプタ映像選択画面のいずれか一方の画面の特徴映像が表示されたときに、前記選択画面切替ステップにより切り替え表示される他方の画面の特徴映像を表示可能性が高いと判断し、該他方の画面の特徴映像を作成することを特徴とするAVデータの特徴映像作成方法。 - 前記選択画面切替ステップは、前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているオリジナルのAVデータに応じた特徴映像を表示するオリジナル映像選択画面と、オリジナルのAVデータを編集して作成されるプレイリストに応じた特徴映像を表示するプレイリスト映像選択画面とをユーザ操作によって切り替え、
前記特徴映像作成ステップは、前記オリジナル映像選択画面又は前記プレイリスト映像選択画面のいずれか一方の画面の特徴映像が表示されたときに、前記選択画面切替ステップにより切り替え表示される他方の画面の特徴映像を表示可能性が高いと判断し、該他方の画面の特徴映像を作成することを特徴とする請求項7に記載のAVデータの特徴映像作成方法。 - 複数のデコーダで前記第1の記録媒体又は前記外部記録媒体に記録されているAVデータの特徴映像を2以上同時に作成し、該作成完了した順に表示することを特徴とする請求項7又は8に記載のAVデータの特徴映像作成方法。
- 前記第1の記録媒体は、該第1の記録媒体又は前記第2の記録媒体に記録されている特徴映像それぞれの有効/無効を示す情報を含む管理情報を1つのファイルに保持することを特徴とする請求項7又は8に記載のAVデータの特徴映像作成方法。
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