JP2009165060A - 無線通信装置、無線通信方法および通信プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法および通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コグニティブ無線通信において、外部の情報処理装置の動作に影響を与えることなく、通信品質を向上させる。
【解決手段】本発明の方法は、外部の装置が非動作中のとき1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより第1のキャリアレベルを1回以上測定し、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を測定毎に生成し記憶し、外部の装置から送信すべきデータが取得されたとき1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより第2のキャリアレベルを測定し、各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定し、各前記周波数チャネルが利用可能か否かの判定において、前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルが、しきい値以上のときは前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて利用可能か否かの判定を下す。
【選択図】図3

Description

本発明は、他の無線システムと周波数帯域を共用して使用する無線システムの無線通信装置、無線通信方法および通信プログラムに関する。
従来、複数の無線システムが周波数帯域を共用して使用する無線通信方式が知られている。この無線通信方式では、優先度の低い無線装置が共用周波数帯域のキャリア検出を行い、当該周波数帯域が優先度の高い無線システムにより使用されていないと判断した場合に信号を送信する。
一方、情報処理装置(たとえばPC:Personal computer)の内部的な電波環境の変化が、当該情報処理装置からデータを受けて送信する無線通信装置にとって干渉信号となる場合、その干渉信号の発生を抑制して、通信品質の劣化を回避する技術が知られている。
J. Mitola III, "Cognitive Radio for Flexible Mobile Multimedia Communications," IEEE Sixth International Workshop on Mobile Multimedia Communications (MoMuC99), pp.3-10, Nov. 1999. 特開2004−112767号
上記従来の技術は、無線通信装置の通信動作に影響する情報処理装置内の処理を特定してその実行、非実行などを制御するため、情報処理装置の動作に影響を与えてしまい、装置全体としてユーザの利便性を損ねてしまうという問題があった。
本発明は、コグニティブ無線通信において、外部の情報処理装置の動作に影響を与えることなく、通信品質を向上させることを可能とした無線通信装置、無線通信方法および通信プログラムを提供する。
本発明の一態様としての無線通信装置は、
アンテナを用いて無線通信を行う無線通信装置であって、
前記アンテナを介してあらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うキャリアセンス手段と、
外部の情報処理装置へ接続する接続手段と、
前記外部の情報処理装置が動作中か否かを検出する動作検出手段と、
前記外部の情報処理装置が非動作中のとき、前記キャリアセンス手段を用いて各前記周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定手段と、
各前記周波数チャネルに対する前記第1のキャリアレベルの測定毎に、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を生成するキャリアセンス情報生成手段と、
各前記周波数チャネルの前記キャリアセンス情報を記憶する記憶手段と、
前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から送信データを取得するデータ取得手段と、
前記送信データが取得されたとき前記キャリアセンス手段を用いて各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定手段と、
各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定するキャリア判定手段と、
前記キャリア判定手段により利用可能と判定された前記周波数チャネルを用いて、前記送信データを前記アンテナを介して送信するデータ送信手段と、を備え、
前記キャリア判定手段は、
前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値未満のとき、前記周波数チャネルは利用可能であると判定し、
前記周波数チャネルの前記第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以上のとき、前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す
ことを特徴とする。
本発明の一態様としての無線通信方法は、
外部の情報処理装置へ接続される無線通信装置において実行する無線通信方法であって、
前記外部の情報処理装置が動作中か否かを検出する動作検出ステップと、
前記外部の情報処理装置が非動作中のとき各前記周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより、各前記周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定ステップと、
各前記周波数チャネルに対する前記第1のキャリアレベルの測定毎に、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を生成するキャリアセンス情報生成ステップと、
各前記周波数チャネルの前記キャリアセンス情報を記憶装置に記憶する記憶ステップと、
前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から送信データを取得するデータ取得ステップと、
前記送信データが取得されたとき、あらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定ステップと、
各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定するキャリア判定ステップと、
前記キャリア判定ステップにより利用可能と判定された前記周波数チャネルを用いて、前記送信データを送信するデータ送信ステップと、
を備え、
前記キャリア判定ステップは、
前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値未満のとき、前記周波数チャネルは利用可能であると判定し、
前記周波数チャネルの前記第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以上のとき、前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す
ことを特徴とする。
本発明の一態様としての通信プログラムは、
外部の情報処理装置へ接続されるコンピュータにおいて実行する通信プログラムであって、
前記外部の情報処理装置が動作中か否かを検出する動作検出ステップと、
前記外部の情報処理装置が非動作中のとき各前記周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより、各前記周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定ステップと、
各前記周波数チャネルに対する前記第1のキャリアレベルの測定毎に、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を生成するキャリアセンス情報生成ステップと、
各前記周波数チャネルの前記キャリアセンス情報を記憶装置に記憶する記憶ステップと、
前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から送信データを取得するデータ取得ステップと、
前記送信データが取得されたとき、あらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定ステップと、
各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定するキャリア判定ステップと、
前記キャリア判定ステップにより利用可能と判定された前記周波数チャネルを用いて、前記送信データを送信するデータ送信ステップと、
を備え、
前記キャリア判定ステップは、
前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値未満のとき、前記周波数チャネルは利用可能であると判定し、
前記周波数チャネルの前記第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以上のとき、前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す
ことを特徴とする。
本発明により、コグニティブ無線通信方式において、外部の情報処理装置の動作に影響を与えることなく、通信品質を向上させることを可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の一実施形態である無線通信装置Aが無線通信を行う無線通信システムAと、他の無線システムB、B’、Cとを示す図である。
無線通信システムAは、無線システムBと周波数帯域を共有し、他の無線システムが周波数帯を使用していないときのみ当該周波数帯の使用が許容されるコグニティブ無線システムである。無線システムBは、無線通信システムAと地理的に重なった位置に存在することもあれば、無線システムB’として示すように、地理的に離れた場所に存在することもある。無線システムBおよび無線システムCは、例えば、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global Standard for Mobile Communication)方式などのセルラーシステム、IEEE802.16eなどのMAN(Metoropolitan Area Network)、IEEE802.11などのLAN(Local Area Network)、或いは、船舶無線やレーダー、固定マイクロ波システムなどが挙げられる。無線通信システムAは無線システムBよりも低い優先度で周波数の利用が許可されるため、無線通信システムAに属する無線通信装置11は、無線システムBに属する無線装置12が行う無線通信に妨害を与えてはならない。
図2は、無線システムBに割り当てられた周波数帯域10内の複数の周波数チャネルB1、B2、B3、B4、B5・・・、Bi、無線システムCに割り当てられた周波数帯域11内の複数の周波数チャネルC1、C2、C3、・・・、C(j−1)、Cjを示している。図1に示す無線通信システムAに属する無線通信装置11は、例えば、図2に示す無線システムBに割当てられた周波数チャネルB2、B3、B4、B5を同時に共用して使用できるが、無線通信システムAは無線システムBよりも低い優先度で周波数の利用が許可されているため、無線通信システムAに属する無線通信装置11は、無線システムBに属する無線装置12が例えば周波数チャネルB3を使用している場合には、周波数チャネルB3に相当する周波数で信号の送信を行ってはならない。このように、無線通信システムAに属する無線通信装置11は、優先度の高い無線システムが周波数チャネルの使用を開始した場合には、当該周波数チャネルでは信号の送信を行わず、使用されていないと判断した周波数チャネルのみにおいて信号の送信を行うことにより、他の無線システムで行う無線通信に妨害を与えないようにしつつ、通信を継続する。
図1および図2では、無線通信システムAが周波数帯を共用する無線システムとして無線システムBおよび無線システムCの例について示したが、無線通信システムAが周波数帯を共用する無線システムの数に特に制限はなく、例えば、無線システムBや無線システムCとは異なる無線システムD、無線システムE、などと周波数帯を共用してもよい。この場合も、無線通信システムAは、無線システムD、無線システムE、などよりも低い優先度で周波数帯の利用が許可されている。
図3は本発明の一実施形態である無線通信装置11の概略構成の一例を示すブロック図である。図1の無線通信装置11は、入力端子1と、アンテナ30、タイマー31、制御部32、キャリア検出部33、無線通信部34、受電部35、メモリ36、内部電源37から構成される。
受電部35は、外部の情報処理装置(以下単に外部装置と称する)から入力端子1を介して電力の供給を受ける。入力端子1は外部装置に接続する接続手段に相当する。受電部35は外部装置から受けた給電を無線通信装置11の各要素に分配する。内部電源37は外部装置から受けた給電により充電され、外部装置からの給電がないときは(外部装置が非動作中のときは)、内部電源37を用いて、各要素に電力を供給する。
制御部32は、キャリア検出部33、無線通信部34、受電部35およびタイマー31を制御する。制御部32は、受電部35への電力供給があるか否かに基づき外部装置が動作中か否かを検出する動作検出手段、外部装置が動作中のとき入力端子1および受電部35を介して送信データを取得するデータ取得手段を備える。
キャリア検出部33は、あらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてアンテナ30を介してキャリアセンスを行うキャリアセンス手段と、外部装置が非動作中のとき、キャリアセンス手段を用いて各周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定手段と、上記送信データが取得されたときキャリアセンス手段を用いて各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定手段と、を備える。またキャリア検出部33は、第1の測定手段による測定毎に、各周波数チャネルが利用可能か否かをまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を、各々の第1のキャリアレベルと、あらかじめ与えられたしきい値とに基づき生成するキャリアセンス情報生成手段を有する。
メモリ36は、キャリア検出部33の第1および第1の測定手段により測定された各周波数チャネルの第1および第1のキャリアレベル、キャリアセンス情報生成手段により生成されたキャリアセンス情報等、本無線通信装置の処理で生成される各種のデータを記憶する。
上記制御部32は、外部装置の動作中、送信データを送信する前に、各周波数チャネルが利用可能か否かを、各々の第2のキャリアレベルと、あらかじめ与えられたしきい値とに基づき判定するキャリア判定手段を有する。より詳細には、キャリア判定手段は、外部装置の動作中に測定された周波数チャネルの第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以下のとき、周波数チャネルは利用可能であると判定し、周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値を超えるとき、周波数チャネルに対応する上記キャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す。たとえばキャリアセンス情報が各周波数チャネルについて非動作中に取得した利用可能の有無である場合、当該周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報が利用可能を示すときは、利用可能であることを判定する。キャリアセンス情報が利用可能を示すとは、たとえば当該周波数チャネルについて取得された複数のキャリアセンス情報のうち所定の割合のキャリアセンス情報が利用可能を示すことがあり得る。キャリアセンス情報が各周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す場合は、当該周波数チャネルに関して、第1のキャリアレベルがしきい値以下の割合が所定値を満たすときは、利用可能であることを判定することができる。
無線通信部34は、制御部32のキャリア判定手段により利用可能と判定された周波数チャネルを用いて、送信データをアンテナ30を介して送信するデータ送信手段を有する。
図4は、無線通信装置11が行う、キャリアセンスに基づいた無線通信処理の一例を示すフローチャートである。
図3の制御部32は、受電部35からの情報を基に、外部装置からの給電がONであるかOFFであるかを判定する(ステップS40)。
外部装置からの給電がOFFであれば、制御部32はタイマー31からのタイミング情報を基に、キャリアセンスのタイミングであるか否かを判定する(ステップS41)。
ステップS41において、キャリアセンスのタイミングでなければ、キャリアセンスのタイミングまで待つ。
一方ステップS41において、キャリアセンスのタイミングであれば、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS42)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS43)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS44)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、キャリア検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。一方、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
制御部32は、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS46)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS42以降の処理を繰り返す。
ステップS46において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、外部装置からの給電がONに変化したか否かを判定し(ステップS47)、外部装置からの給電がOFFの場合には、ステップS41以降の処理を繰り返す。一方、ステップS47において、外部装置からの給電がONに変化した場合には、ステップS48以降の処理に進む。
ステップS40において外部装置からの給電がONの場合、或いは、ステップS47において外部装置からの給電がONに変化した場合には、外部装置より通信開始要求が入力される(ステップS48)。制御部32は、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS49)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS50)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS51)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には(S52のYes)、メモリ36に記憶された給電OFF時の当該周波数チャネルにおけるキャリアセンス結果を参照し(ステップS53)、給電OFF時に当該周波数チャネルにおいてキャリアが検出されていなければ、当該周波数チャネルが無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS54)。
一方、ステップS53において、給電OFF時に当該周波数チャネルにおいてキャリアが検出されていれば、当該周波数チャネルが無線通信に利用不可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS55)。
ステップS52において、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には(ステップS52のNo)、キャリア非検出を判定し(ステップS52)、当該周波数チャネルが無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS54)。すなわち、給電がONの期間に行ったキャリアセンスにおいてキャリアが検出されない周波数チャネルは、給電がOFFの期間におけるキャリアセンス結果に関わらず、無線通信可能な周波数チャネルであると決定する。
1つの周波数チャネルにおけるキャリア測定を終了すると、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS56)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS49以降の処理を繰り返す。
ステップS56において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、ステップS54において無線通信可能であると判断された周波数チャネルにおいて、無線通信を行う(ステップS57)。
外部装置より通信終了要求が入力されたか否かを判定し(ステップS58)、通信終了要求が入力されれば終了する。一方、外部装置より通信終了要求が入力されなければ、ステップS49以降の処理を繰り返す。
このように、外部装置からの給電がONの期間においてキャリアが検出された周波数チャネルであっても、外部装置からの給電がOFFの期間においてキャリアが検出されていなければ、外部装置からの給電がONの期間のキャリア検出は外部装置が出力する雑音に起因した結果でありプライマリシステムの信号に起因した結果ではないと判定できる。よって、このように判定された当該周波数チャネルを無線通信に用いることで、広帯域の通信を行うことができ、よってシステムのスループットを向上させることができる。
ここで、ステップS53において外部装置からの給電がOFFの期間のキャリアセンス結果として、最新のキャリアセンス結果を用いることによって、検出精度を高めることが可能である。これについて図5を用いて具体的に説明する。
図5は、無線通信装置11が外部装置からの給電がOFFの期間に測定し、メモリ36に記憶した、各時刻における複数の周波数チャネルのキャリアセンス結果の一例を示した図である。図5では、周波数チャネル1から周波数チャネル8までの8つの周波数チャネルについて、外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t0からt5におけるキャリアセンスの結果を示しており、Yesがキャリア検出を、Noがキャリア非検出を表している。図5に示す例では、周波数チャネル7において、全ての時刻でキャリアが検出されており、周波数チャネル3において、時刻t1まではキャリアが検出されなかったが、時刻t2以降でキャリアが検出されている。これは、周波数チャネル3において、時刻t2からプライマリシステムが周波数帯域の使用を開始したことを表している。したがって、参照するキャリアセンス結果として最新の時刻t5のデータを用いることで、検出精度を高めることができる。
図6は、給電OFF時の最新のキャリアセンス結果を用いる場合の無線通信装置11により行う無線通信処理の例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートに、ステップS60を付加したものである。したがって、重複する説明は省略する。
図6に示すフローチャートでは、ステップS40〜ステップS52までの処理は図4に示すフローチャートと同様の処理であるため、説明は省略する。図6に示すフローチャートのステップS52において、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、メモリ36に記憶された給電OFF時の当該周波数チャネルにおける最新のキャリアセンス結果を取得する(ステップS60)。給電OFF時の当該周波数チャネルにおける最新のキャリアセンス結果を参照し(ステップS53)、キャリアが検出されていなければ、当該周波数チャネルが無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS54)。一方、ステップS53において、給電OFF時の当該周波数チャネルにおける最新のキャリアセンスにおいてキャリアが検出されていれば、当該周波数チャネルが無線通信に利用不可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS55)。
給電OFF時の最新のキャリアセンス結果を用いる場合の処理の例を図7を用いてさらに説明する。
図7は、無線通信装置11が行うキャリアセンスのタイミングチャートを表した図である。図7において、70は外部装置からの給電がOFFの状態、71は外部装置からの給電がONの状態を表す。また、72は外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t0におけるキャリアセンスを、73は外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t1におけるキャリアセンスを、74は外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t2におけるキャリアセンスを、75は外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t3におけるキャリアセンスを、76は外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t4におけるキャリアセンスを、77は外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t5におけるキャリアセンスを、78は外部装置からの給電がONの期間の時刻t6におけるキャリアセンスを表している。
外部装置からの給電がONの期間の時刻t6におけるキャリアセンス78で、キャリア検出された周波数チャネルについて、外部装置からの給電がOFFの期間における最新のキャリアセンスである時刻t5のキャリアセンス結果と比較し、時刻t5におけるキャリアセンスにおいてキャリアが検出されていなければ、時刻t6における当該周波数チャネルにおけるキャリア検出は、外部装置が動作したことによる雑音に起因すると判断することができる。
このように、外部装置からの給電がONの期間のキャリアセンスにおいてキャリアが検出された場合に、外部装置からの給電がOFFの期間の最新のキャリアセンス結果(キャリアセンス情報)を用いることにより、プライマリシステムの信号の検出精度を高めることができる。
ここで、図4または図6のフローチャートの処理では、通信開始後のキャリアセンス(ステップS50からステップS52)において、キャリア非検出を判定された周波数チャネルは、給電OFF時に当該周波数チャネルにおいてキャリアが検出された場合であっても、無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS54)。これについて図8を用いて具体的に説明する。
図8は、無線通信装置11が外部装置からの給電がOFFの期間に測定し、メモリ36に記憶した、各時刻における複数の周波数チャネルのキャリアセンス結果の一例と、外部装置からの給電がONの期間に測定したキャリアセンス結果の一例を示した図である。より詳細には、図8では、周波数チャネル1から周波数チャネル8までの8つの周波数チャネルについて、外部装置からの給電がOFFの期間の時刻t0からt5におけるキャリアセンスの結果と、外部装置からの給電がONの期間の時刻t6からt11におけるキャリアセンスの結果を示しており、Yesがキャリア検出を、Noがキャリア非検出を表している。図8に示す例では、周波数チャネル3において、外部装置からの給電がOFFの期間の全ての時刻と、外部装置からの給電がONの期間の時刻t9までにおいてキャリアが検出されており、外部装置からの給電がONの期間の時刻t10からキャリア非検出となっている。これは、周波数チャネル3において、時刻t10からプライマリシステムが周波数帯域の使用を停止したことを表している。したがって、無線通信装置11は、時刻t10、時刻t11において、周波数チャネル3が無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定し、当該周波数チャネルにおいて無線通信を行う。
このように、外部装置からの給電がOFFの期間においてキャリアが検出された周波数チャネルであっても、外部装置からの給電がONの期間においてキャリアが検出されていなければ、プライマリシステムが当該周波数チャネルの使用を停止したと判断し、当該周波数チャネルを無線通信に用いることによって、広帯域の通信が可能となり、システムのスループットを向上させることができる。
ここで、無線通信装置11がメモリ36に保持する、外部装置からの給電がOFFの期間のキャリアセンス結果は、累積的に記憶してもよいし、最新のキャリアセンス結果により逐次上書きしてもよい。上書きする例を、図9を用いて説明する。
図9は、無線通信装置11が外部装置からの給電がOFFの期間に測定し、メモリ36に記憶した、複数の周波数チャネルのキャリアセンス結果の一例を示した第二の図である。図9に示す例では、周波数チャネル毎に1つの領域を保持し、キャリアセンスを行う度にキャリアセンス結果を当該領域に上書きする。これにより、当該領域に記載されたキャリアセンス結果は、外部装置からの給電がOFFの期間における常に最新のキャリアセンス結果を表す。これにより、メモリ領域を効率的に使用することができる。
(第2の実施形態)
図10は、図3に示す無線通信装置11の制御部32が、タイマー31とキャリア検出部33を制御して行う、外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、給電OFF時に一定時間間隔でキャリアセンスを行うことを特徴としている。
制御部32は、メモリ36に予め記憶された、外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンスの一定時間間隔を、タイマー31に設定する(ステップS80)。
タイマー31は、制御部32から設定された時間が経過すると、制御部32に信号を出力する(ステップS41)。
制御部32は、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS42)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS43)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS44)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、キャリア検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
一方、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
制御部32は、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS46)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS42以降の処理を繰り返す。
ステップS46において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、外部装置からの給電がONに変化したか否かを判定し(ステップS47)、外部装置からの給電がOFFの場合には、ステップS41以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS47において、外部装置からの給電がONに変化した場合には、終了する。
このように、給電OFF時に一定時間間隔でキャリアセンスを行うことにより、常に最新の周波数使用状況、即ち、プライマリシステム信号の有無を確認し、これを記憶することができる。
(第3の実施形態)
図11は、図3に示す無線通信装置11の制御部32が、タイマー31とキャリア検出部33を制御して行う、外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示す第二のフローチャートである。本処理は、給電OFF時に、給電OFFとなった時刻からの経過時間にしきい値を設け、このしきい値経過時間以前としきい値経過時間の後において、キャリアセンスを行う時間間隔を変化させることを特徴とする。以下本処理について詳細に説明する。
制御部32は、メモリ36に予め記憶された、外部装置からの給電がOFFとなってからのしきい値経過時間をタイマー31に設定する(ステップS90)。
次に、制御部32は、外部装置からの給電がOFFとなってからのしきい値経過時間以前に行うキャリアセンスの時間間隔Aを、タイマー31に設定する(ステップS91)。
続いて、制御部32は、外部装置からの給電がOFFとなってからのしきい値経過時間より後に行うキャリアセンスの時間間隔Bを、タイマー31に設定する(ステップS92)。
タイマー31は最初に、制御部32から設定されたキャリアセンスの時間間隔Aの設定を行う(ステップS93)。
タイマー31は、制御部32から設定された時間間隔Aが経過すると、制御部32に信号を出力する(ステップS41)。
制御部32は、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS42)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS43)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS44)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、キャリア検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
一方、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
制御部32は、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS46)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS42以降の処理を繰り返す。
ステップS46において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、外部装置からの給電がONに変化したか否かを判定し(ステップS47)、外部装置からの給電がOFFの場合には、タイマー31が、制御部32により設定されたしきい値経過時間が経過したか否かを判定する(ステップS94)。
しきい値経過時間が経過していない場合には、ステップS41以降の処理を繰り返し、しきい値経過時間が経過した場合には、タイマー31は、キャリアセンスの時間間隔として時間間隔Bの設定を行う(ステップS95)。
一方、ステップS47において、外部装置からの給電がONに変化した場合には、本処理を終了する。
このように、給電OFF時に、給電OFFとなった時刻からの経過時間にしきい値を設け、このしきい値経過時間以前としきい値経過時間の後において、キャリアセンスを行う時間間隔を変化させることにより、効率よく給電OFF期間のキャリアセンスを行うことができる。
(第4の実施形態)
図12は本発明の一実施形態である無線通信装置11の概略構成の一例を示すブロック図であり、図3に示すブロック図にシステムクロック100を追加したものである。
図13は、図12に示す無線通信装置11の制御部32が、タイマー31、キャリア検出部33、およびシステムクロック100を制御して行う、外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示す第三のフローチャートである。本処理は、外部装置からの給電がOFF時のキャリアセンスの時間間隔を、時間帯に応じて変化させることを特徴とする。以下本処理について詳細に説明する。
制御部32は、システムクロック100に時間帯を問い合わせ(ステップS110)、システムクロックから出力された時間帯Cであれば、メモリ36に予め記憶されたキャリアセンスの時間間隔Cを、タイマー31に設定する(ステップS111)。一方、ステップS110において、システムクロックから出力された時間帯が時間帯Dであれば、メモリ36に予め記憶されたキャリアセンスの時間間隔Dを、タイマー31に設定する(ステップS112)。
タイマー31は、制御部32から設定された時間が経過すると、制御部32に信号を出力する(ステップS41)。
制御部32は、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS42)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS43)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS44)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、キャリア検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
一方、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
制御部32は、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS46)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS42以降の処理を繰り返す。
ステップS46において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、外部装置からの給電がONに変化したか否かを判定し(ステップS47)、外部装置からの給電がOFFの場合には、ステップS110以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS47において、外部装置からの給電がONに変化した場合には、終了する。
このように、外部装置からの給電がOFF時のキャリアセンスの時間間隔を、時間帯に応じて変化させることにより、効率よく給電OFF期間のキャリアセンスを行うことができる。
(第5の実施形態)
図14は本発明の一実施形態である無線通信装置11の概略構成の一例を示すブロック図であり、図12に示すブロック図の制御部32とメモリ36の接続線を双方向に接続したものである。
図15は、図14に示す無線通信装置11の制御部32が、タイマー31、キャリア検出部33、メモリ36を制御して行う、外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示す第四のフローチャートである。
制御部32は、タイマー31を用いて、外部装置からの給電がOFFとなった時刻からの経過時間を取得し、予め取得した給電OFF期間の平均値から予め決められたオフセット時間を差し引いた時間経過したか否かを判定する(ステップS130)。給電OFF期間の平均値の計算方法は後述する。
外部装置からの給電がOFFとなった時刻からの経過時間が、給電OFF期間の平均値から予め決められたオフセット時間を差し引いた時間経過していれば、メモリ36に予め記憶されたキャリアセンスの時間間隔Eを、タイマー31に設定する(ステップS131)。
一方、ステップS130において、外部装置からの給電がOFFとなった時刻からの経過時間が、給電OFF期間の平均値から予め決められたオフセット時間を差し引いた時間経過していなければ、メモリ36に予め記憶されたキャリアセンスの時間間隔Fを、タイマー31に設定する(ステップS132)。時間間隔Fは時間間隔Eよりも大きい。
タイマー31は、制御部32から設定された時間が経過すると、制御部32に信号を出力する(ステップS41)。
制御部32は、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS42)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS43)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS44)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、キャリア検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
一方、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
制御部32は、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS46)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS42以降の処理を繰り返す。
ステップS46において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、外部装置からの給電がONに変化したか否かを判定し(ステップS47)、外部装置からの給電がOFFの場合には、ステップS130以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS47において、外部装置からの給電がONに変化した場合には、本処理を終了する。
このように、過去の給電OFF期間の履歴を基に給電がONとなる時刻を予測し、給電がONとなる時刻の直前に短い時間間隔でキャリアセンスを行うことにより、効率良く最新のキャリア状態を取得することができる。
図16は、図14に示す無線通信装置11の制御部32が、受電部35、システムクロック100、およびメモリ36を制御して、給電OFF期間の平均を測定する処理の一例を示すフローチャートである。
図14の制御部32は、受電部35からの情報を基に、外部装置からの給電がONであるかOFFであるかを判定する(ステップS40)。
外部装置からの給電がOFFである場合には、給電がOFFとなった時刻をメモリ36に記憶する。ここでは、例えば給電がOFFとなった時刻をt10とする。
ステップS40において、外部装置からの給電がONとなった場合には、制御部32はメモリ36から外部装置からの給電がOFFとなった時刻を読み出し(ステップS121)、外部装置からの給電がONとなった時刻から、メモリから読み出した外部装置からの給電がOFFとなった時刻を差し引くことにより、外部装置からの給電がOFFである期間を計算する(ステップS122)。ここで、例えば、外部装置からの給電がONとなった時刻をt11とすると、外部装置からの給電がOFFである期間はt11−t10と計算される。すなわち、制御部32は、外部装置が非動作状態になった時刻から、動作状態になった時刻までの非動作期間を計算する非動作期間計算手段を備える。
続いて、制御部32は、給電OFF期間の平均値をメモリから読み出し(ステップS123)、ステップS122において計算した値を用いて、外部装置からの給電がOFFである期間の平均値を更新する(ステップS124)。
さらに、制御部32は、更新した平均値をメモリ36に記憶する(ステップS125)。メモリ36は、非動作期間の履歴(ここでは平均値)を記憶する履歴記憶手段を含む。
無線通信装置11がリセットされたか否かを判定し(ステップS126)、リセットされれば本処理を終了し、リセットされていなければステップS40以降の処理を繰り返す。
(第6の実施形態)
図17は、図14に示す無線通信装置11の制御部32が、利用可能周波数帯域を決定する処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、外部装置からの給電がOFFになった直後にキャリアセンスを1回のみ行うことを特徴とする。以下本処理について詳細に説明する。
図14の制御部32は、受電部35からの情報を基に、外部装置からの給電がONであるかOFFであるかを判定する(ステップS40)。
外部装置からの給電がOFFになった場合には、キャリア検出部33を制御しキャリアセンスを行う(ステップS140)。
続いて、メモリ36から外部装置からの給電がON時のキャリアセンス結果を読み出し(ステップS141)、ステップS140におけるキャリアセンス結果と、ステップS141で読み出した給電がON時のキャリアセンス結果から、利用可能な周波数チャネルの決定を行う(ステップS142)。ステップS142の具体的な処理は、ステップS141においてメモリから読み出した給電がON時のキャリアセンス結果においてキャリアが検出されたが、ステップS140におけるキャリアセンスにおいてキャリアが検出されない周波数チャネルを、利用可能な周波数チャネルとして判定する。
制御部32は、利用可能な周波数チャネルを決定すると、決定した周波数チャネルをメモリ36に記憶する(ステップS143)。以降は、ステップS40以降の処理(S140〜S143)を繰り返す。
一方、ステップS40において、外部装置からの給電がONになったら、メモリ36を参照し、利用可能な周波数チャネルに関する情報があるか否かを判定する(ステップS144)。
利用可能な周波数チャネルに関する情報がある場合には、それらの周波数チャネルを無線通信に利用する(ステップS145)。
制御部32は、キャリア検出部33を制御し、キャリアセンスを行うとともに(ステップS146)、キャリアセンス結果をメモリ36に記憶する(ステップS147)。つまり、制御部32は、給電がONになった直後に、キャリア検出部33を制御して、キャリアセンスを行わせる。給電がONになった直後として、たとえば給電がONになってからしきい値時間以内があり得る。
制御部32は、ステップS146のキャリアセンス結果を基に、無線通信に利用する周波数チャネルを決定するが(ステップS148)、ステップS146におけるキャリアセンスにおいてキャリアが検出された周波数チャネルであっても、ステップS145において利用可能周波数チャネルリストに記載されている周波数チャネルは、無線通信に利用する。
制御部32は、無線通信部34に利用可能な周波数チャネルを通知し、無線通信を行う(ステップS149)。無線通信装置11がリセットされたか否かを判定し(ステップS150)、リセットされれば本処理を終了し、リセットされていなければステップS40以降の処理を繰り返す。
このように、外部装置からの給電がOFFとなった直後にキャリアセンスを行うようにしたことにより、給電OFF中に内部電源37の容量が切れて、キャリアセンスを一度も行うことができなくなるという問題を防ぐことができる。またキャリアセンスを1回のみ行うようにしたことにより内部電源37の容量を有効に活用できる。またプライマリ信号が時間に応じて変化しない場合(たとえばレーダー信号、放送信号、テレビ信号などが想定される)など、1回行ったキャリアセンス結果がOFF期間の間有効であると考えられ、よって、効率よく、外部装置の雑音とプライマリ信号とを識別できる。また、外部装置からの給電がOFFとなった直後に行ったキャリアセンス結果と、外部装置からの給電がONの期間のキャリアセンス結果を比較して利用可能周波数チャネルを決定することにより、次回給電がONとなった際に当該周波数チャネルを無線通信に利用可能と判断することができ、広帯域な通信によりシステムのスループットを向上することができる。
(第7の実施形態)
図18は、無線通信装置11の、キャリアセンスに基づいた無線通信処理の一例を示すフローチャートであり、図4に示すフローチャートにステップS160とステップS161の処理を追加したフローチャートである。
制御部32は、受電部35からの情報を基に、外部装置からの給電がONであるかOFFであるかを判定する(ステップS40)。
外部装置からの給電がOFFであれば、制御部32はタイマー31からのタイミング情報を基に、キャリアセンスのタイミングであるか否かを判定する(ステップS41)。
ステップS41において、キャリアセンスのタイミングでなければ、キャリアセンスのタイミングまで待つ。
一方ステップS41において、キャリアセンスのタイミングであれば、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS42)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS43)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS44)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、キャリア検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
一方、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し、結果をメモリ36に記憶する(ステップS45)。
制御部32は、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS46)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS42以降の処理を繰り返す。
ステップS46において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定された場合には、外部装置からの給電がONに変化したか否かを判定し(ステップS47)、外部装置からの給電がOFFの場合には、ステップS41以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS47において、外部装置からの給電がONに変化した場合には、ステップS48以降の処理に進む。
ステップS40において外部装置からの給電がONの場合、或いは、ステップS47において外部装置からの給電がONに変化した場合には、外部装置より通信開始要求が入力される(ステップS48)。
制御部32は、キャリア検出部33へ制御信号を出力し、キャリア検出部33はキャリアセンスを行う周波数チャネルの設定を行う(ステップS49)。
キャリア検出部33は、周波数チャネルの設定が完了すると、当該周波数チャネルにおけるキャリアの測定を行い(ステップS50)、測定されたキャリアのレベルと予め決められたしきい値との比較を行う(ステップS51)。
測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値より小さい場合には、キャリア非検出を判定し(ステップS52)、当該周波数チャネルが無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS54)。
一方、ステップS52において、測定されたキャリアのレベルが予め決められたしきい値以上の場合には、メモリ36に記憶された給電OFF時の当該周波数チャネルにおけるキャリアセンス結果を参照し(ステップS53)、給電OFF時に当該周波数チャネルにおいてキャリアが検出されていなければ、ステップS50におけるキャリア測定のレベルから、メモリ36に記載されたキャリア測定のレベル(前回のステップS50で測定されたレベル。後述するステップS161参照)を差し引いた差分が、予め決められたしきい値(第2のしきい値)より大きいか否かを判定する(ステップS160)。上記キャリア測定のレベルは、たとえばプライマリシステムが当該周波数チャネルを使用していないときは外部装置の雑音レベルに相当し、プライマリシステムが当該周波数チャネルを使用しているときはプライマリシステムのキャリアレベル+外部装置の雑音レベルに相当する。
上記差分が予め決められたしきい値以下である場合には、当該周波数チャネルが無線通信に利用可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS54)。
ステップS54の後、利用可能周波数チャネルにおけるキャリア測定レベルをメモリに記憶する(ステップS161)。ただし給電ON直後(たとえばステップS40の「ON」の後、ステップS48の前)に、あらかじめステップS44で利用可能と判定された周波数チャネルについてキャリアセンスを行ってキャリア測定レベル(第3のキャリアレベル)をメモリに記憶しておくものとする。キャリア検出部33は、第3のキャリアレベルを測定する第3の測定手段を備える。ここで給電OFF時にキャリア検出されなかった当該周波数チャネルは、給電ON直後ではプライマリシステムにより使用されていない(キャリア測定のレベルが外部装置の雑音レベルである)ことを想定する。
一方、差分が予め決められたしきい値よりも大きい場合には、当該周波数チャネルを無線通信に利用不可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS55)。すなわち、プライマリシステムが当該周波数チャネルの使用を開始したと判断する。
ステップS53において、給電OFF時に当該周波数チャネルにおいてキャリアが検出されていれば、当該周波数チャネルが無線通信に利用不可能な周波数チャネルであると判定する(ステップS55)。
1つの周波数チャネルにおけるキャリア測定を終了すると、予め決められた周波数チャネルの中で未測定の周波数チャネルがあるか否かを判定し(ステップS56)、未測定の周波数チャネルがある場合にはステップS49以降の処理を繰り返す。
ステップS56において、予め決められた全ての周波数チャネルのキャリア測定が完了したと判定されたら、ステップS54で利用可能と判断された周波数チャネルにおいて、無線通信を行う(ステップS57)。
外部装置より通信終了要求が入力されたか否かを判定し(ステップS58)、通信終了要求が入力されれば本処理を終了する。
一方、外部装置より通信終了要求が入力されなければ、ステップS49以降の処理を繰り返す。
このように、一度無線通信可能と判断した周波数帯域であっても、当該周波数帯域におけるキャリアセンスレベルの変化を観測することによって、プライマリ信号の検出を行うことができるので、プライマリシステムに干渉を与えずにコグニティブ通信を行うことができる。
(第8の実施形態)
図19は本発明の一実施形態である無線通信装置11の概略構成の一例を示すブロック図であり、図3に示すブロック図の制御部32に入力端子2を追加したものである。
図19に示すブロック図においては、制御部32に接続される入力端子2から、外部装置の給電情報が入力される。外部装置の給電情報とは、無線通信装置11が接続される外部装置の電源がONとなっているかOFFとなっているかに関する情報であり、外部装置が動作中か否かを表す動作情報に相当する。制御部32は、入力端子2を介して動作情報を受信する動作情報受信部を含む。
上記第1から第7の実施形態においては、無線通信装置11に入力される外部からの給電のON/OFFに基づいてキャリアセンスを行ったが、本実施形態のように、無線通信装置11に入力される外部からの給電のON/OFFの代わりに、入力端子2から入力される外部装置の給電情報に基づいてキャリアセンスを行ってもよい。
なお、以上に説明した各実施形態における無線通信装置は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、無線通信装置における、タイマー、制御部、キャリア検出部、無線通信部、システムクロックは、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、無線通信装置は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、メモリは、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされたメモリ、ハードディスクもしくはCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態である無線通信装置11が属する無線通信システムAの概略構成の一例を示すブロック図。 無線システムBに割り当てられた周波数帯域10内の複数の周波数チャネルと、無線システムCに割り当てられた周波数帯域11内の複数の周波数チャネルとを示した図。 本発明の一実施形態である無線通信装置11の概略構成の一例を示すブロック図。 無線通信装置11が行うキャリアセンスに基づいた無線通信処理の一例を示すフローチャート。 無線通信装置11が外部装置からの給電がOFFの期間に測定した、各時刻における複数の周波数チャネルのキャリアセンス結果の一例。 無線通信装置11が行う、キャリアセンスに基づいた無線通信処理の一例を示す第二のフローチャート。 無線通信装置11が行うキャリアセンスのタイミングチャートを表した図。 無線通信装置11が外部装置からの給電がOFFおよびONの期間に測定したキャリアセンス結果の一例を示した図。 無線通信装置11が外部装置からの給電がOFFの期間に測定したキャリアセンス結果の一例を示した第二の図。 外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示すフローチャート。 外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示す第二のフローチャート。 図3に示すブロック図にシステムクロック100を追加した図。 外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示す第三のフローチャート。 図12に示すブロック図の制御部32とメモリ36の接続線を双方向に接続した図。 外部装置からの給電がOFFの期間に行うキャリアセンス処理の一例を示す第四のフローチャート。 給電OFF期間の平均を測定する処理の一例を示すフローチャート。 図14に示す無線通信装置11の制御部32が利用可能周波数帯域を決定する処理の一例を示すフローチャート。 図4に示すフローチャートにステップS160とステップS161の処理を追加したフローチャート。 図3に示すブロック図の制御部32に入力端子2を追加した図。
符号の説明
1:入力端子(接続手段)
2:入力端子
11:無線通信装置
31:タイマー
32:制御部(動作検出手段、データ取得手段、キャリア判定手段、非動作期間計算手段)
33:キャリア検出部(キャリアセンス手段、第1〜第3の測定手段、キャリアセンス情報生成手段)
34:無線通信部(データ送信手段)
35:受電部
36:メモリ(記憶手段、履歴記憶手段)
37:内部電源
100:システムクロック

Claims (13)

  1. アンテナを用いて無線通信を行う無線通信装置であって、
    前記アンテナを介してあらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うキャリアセンス手段と、
    外部の情報処理装置へ接続する接続手段と、
    前記外部の情報処理装置が動作中か否かを検出する動作検出手段と、
    前記外部の情報処理装置が非動作中のとき、前記キャリアセンス手段を用いて各前記周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定手段と、
    各前記周波数チャネルに対する前記第1のキャリアレベルの測定毎に、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を生成するキャリアセンス情報生成手段と、
    各前記周波数チャネルの前記キャリアセンス情報を記憶する記憶手段と、
    前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から送信データを取得するデータ取得手段と、
    前記送信データが取得されたとき前記キャリアセンス手段を用いて各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定手段と、
    各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定するキャリア判定手段と、
    前記キャリア判定手段により利用可能と判定された前記周波数チャネルを用いて、前記送信データを前記アンテナを介して送信するデータ送信手段と、を備え、
    前記キャリア判定手段は、
    前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値未満のとき、前記周波数チャネルは利用可能であると判定し、
    前記周波数チャネルの前記第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以上のとき、前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記キャリア判定手段は、前記あらかじめ与えられたしきい値以上のキャリアレベルが検出された周波数チャネルについて得られたキャリアセンス情報のうち最新のキャリアセンス情報が前記利用可能または前記しきい値未満を示すときは、前記あらかじめ与えられたしきい値以上のキャリアレベルが検出された周波数チャネルは利用可能であることを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1の測定手段は、一定時間間隔で測定を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の測定手段は、前記外部の情報処理装置が非動作状態になった時刻からの経過時間に応じて、前記一定時間間隔の値を変える
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. システムクロックをさらに備え、
    前記第1の測定手段は、時間帯に応じて前記一定時間間隔の値を変化させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  6. 前記外部の情報処理装置が前記非動作状態になった時刻から前記動作状態になった時刻までの非動作期間を計算する非動作期間計算手段と、
    前記非動作期間の履歴を記憶する履歴記憶手段と、を備え、
    前記第1の測定手段は、前記非動作期間の履歴に基づいて、前記外部の情報処理装置が前記非動作状態になってから前記動作状態になるまでの予測時間を計算し、前記非動作状態になってから経過した経過時間が、前記予測時間からオフセット時間を減算した値以上になったら前記一定時間間隔の値を短くする
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  7. 前記履歴記憶手段は、前記非動作期間の履歴として、前記非動作期間の平均を記憶し、
    前記第1の測定手段は、前記非動作期間の平均を前記予測時間として用いる
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から電力の供給を受ける受電部と、
    前記外部の情報処理装置が非動作中のとき電力を供給する内部電源と、をさらに備え、
    前記第1の測定手段は、前記外部の情報処理装置が非動作状態に移行した直後に測定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記外部の情報処理装置が前記非動作状態から前記動作状態に移行した際、最新のキャリアセンス情報が利用可能または前記しきい値未満を示す周波数チャネルについて第3のキャリアレベルを測定する第3の測定手段をさらに備え、
    前記キャリア判定手段は、前記あらかじめ与えられたしきい値以上のキャリアレベルが検出された周波数チャネルについて、
    前記最新のキャリアセンス情報が前記利用可能または前記しきい値未満を示しかつ前記第2のキャリアレベルと前記第3のキャリアレベルとの差が第2のしきい値以下のときは、利用可能であることを決定し、
    前記最新のキャリアセンス情報が前記利用可能または前記しきい値未満を示しかつ前記第2のキャリアレベルと前記第3のキャリアレベルとの差が第2のしきい値を超えるとき、または前記最新のキャリアセンス情報が利用不能を示すときは、利用不能であることを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  10. 前記外部の情報処理装置から電力の供給を受ける受電部をさらに備え、
    前記動作検出手段は、前記受電部が前記電力の供給を受けているときは前記外部の情報処理装置が動作中であり、前記電力の供給を受けていないとき前記外部の情報処理装置が非動作中であることを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 前記外部の情報処理装置が前記動作中か否かを表す動作情報を受信する動作情報受信部をさらに備え、
    前記動作検出手段は、受信された動作情報に基づいて前記外部の情報処理装置が動作中か否かを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 外部の情報処理装置へ接続される無線通信装置において実行する無線通信方法であって、
    前記外部の情報処理装置が動作中か否かを検出する動作検出ステップと、
    前記外部の情報処理装置が非動作中のとき各前記周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより、各前記周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定ステップと、
    各前記周波数チャネルに対する前記第1のキャリアレベルの測定毎に、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を生成するキャリアセンス情報生成ステップと、
    各前記周波数チャネルの前記キャリアセンス情報を記憶装置に記憶する記憶ステップと、
    前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から送信データを取得するデータ取得ステップと、
    前記送信データが取得されたとき、あらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定ステップと、
    各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定するキャリア判定ステップと、
    前記キャリア判定ステップにより利用可能と判定された前記周波数チャネルを用いて、前記送信データを送信するデータ送信ステップと、
    を備え、
    前記キャリア判定ステップは、
    前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値未満のとき、前記周波数チャネルは利用可能であると判定し、
    前記周波数チャネルの前記第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以上のとき、前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す
    ことを特徴とする無線通信方法。
  13. 外部の情報処理装置へ接続されるコンピュータにおいて実行する通信プログラムであって、
    前記外部の情報処理装置が動作中か否かを検出する動作検出ステップと、
    前記外部の情報処理装置が非動作中のとき各前記周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより、各前記周波数チャネルの第1のキャリアレベルを1回以上測定する第1の測定ステップと、
    各前記周波数チャネルに対する前記第1のキャリアレベルの測定毎に、各前記周波数チャネルが利用可能か否かまたは各前記周波数チャネルの測定された第1のキャリアレベルを示す、キャリアセンス情報を生成するキャリアセンス情報生成ステップと、
    各前記周波数チャネルの前記キャリアセンス情報を記憶装置に記憶する記憶ステップと、
    前記外部の情報処理装置が動作中のとき前記外部の情報処理装置から送信データを取得するデータ取得ステップと、
    前記送信データが取得されたとき、あらかじめ定められた1つ以上の周波数チャネルについてキャリアセンスを行うことにより各前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルを測定する第2の測定ステップと、
    各前記周波数チャネルが利用可能か否かを判定するキャリア判定ステップと、
    前記キャリア判定ステップにより利用可能と判定された前記周波数チャネルを用いて、前記送信データを送信するデータ送信ステップと、
    を備え、
    前記キャリア判定ステップは、
    前記周波数チャネルの第2のキャリアレベルがあらかじめ与えられたしきい値未満のとき、前記周波数チャネルは利用可能であると判定し、
    前記周波数チャネルの前記第2のキャリアレベルが前記あらかじめ与えられたしきい値以上のとき、前記周波数チャネルに対応するキャリアセンス情報を用いて、利用可能か否かの判定を下す
    ことを特徴とする通信プログラム。
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