JP2009201072A - 無線端末及びセル選択方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
在圏セルとして最適なセルを選択することを可能とする無線端末及びセル選択方法を提供する。
【解決手段】
無線端末10は、在圏セルから受信する信号の受信品質(在圏セル受信品質)と、周辺セルから受信する信号の受信品質(周辺セル受信品質)とを測定する受信品質測定部12と、在圏セルから受信する信号の周波数の偏移量である在圏セル偏移量と、周辺セルから受信する信号の周波数の偏移量である周辺セル偏移量とを取得する周波数偏移量取得部13と、無線端末が移動する速度である移動速度を検出する移動速度検出部14と、在圏セル受信品質、周辺セル受信品質、在圏セル偏移量、周辺セル偏移量及び移動速度に基づいて、登録セルの選択を行うセル選択部154とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のセルを有する無線通信システムにおいて、位置登録を行うセルである登録セルの選択を行う無線端末及びセル選択方法に関する。
従来、無線基地局(セル)から受信する信号の受信品質(無線区間の無線品質)を無線端末が測定し、無線端末が位置登録を行うセル(以下、登録セル)を無線品質に応じて選択する技術が知られている。
具体的には、無線通信システムでは、無線基地局が単数又は複数のセルを管理している。無線端末は、複数のセルのうち、いずれかのセルに位置登録を行う。無線端末が既に位置登録を行っているセルを在圏セルと称する。在圏セルの周辺に設けられたセルを周辺セルと称する。無線端末は、在圏セル及び周辺セルから受信する信号の受信品質を比較して、複数のセルの中から、登録セルとして適切なセルを選択する。
ところで、単に、受信品質によって登録セルを選択すると、無線端末の進行方向とは逆側に設けられたセルが登録セルとして選択されるケースが想定される。このようなケースでは、新たに登録セルとして選択されたセルから受信する信号の受信品質はすぐに劣化する。従って、登録セルの再選択が頻繁に生じる可能性がある。
これに対して、受信品質に加えて、周波数の偏移量(ドップラ周波数)によって、登録セルを選択する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。具体的には、無線端末の進行方向に設けられたセルから無線端末が受信する信号の周波数は、無線端末の移動に伴って高くなる。一方で、無線端末の進行方向とは逆側に設けられたセルから無線端末が受信する信号の周波数は、無線端末の移動に伴って低くなる。従って、登録セルの選択では、周波数の偏移量が所定閾値よりも高いセルのうち、受信品質が最も良好なセルが選択される。
特開2002−204182号公報
ところで、一般的には、登録セルの選択が頻繁に生じることを抑制するために、予め定められた期間に亘って登録セルを選択する条件が満たされている場合に、登録セルの選択が行われる。
ここで、予め定められた期間は、無線端末の移動速度とは無関係に一定の長さである。一方で、無線端末が高速で移動しているケースでは、登録セルの選択が行われるタイミングにおいて受信品質が最も良好なセルが頻繁に変動する。従って、受信品質が最も良好なセルの変動に、登録セルの選択を行うタイミングが追従できずに、最適なセルが登録セルとして選択されないケースが考えられる。
一方で、無線端末が低速で移動しているケースでは、周波数の偏移量が所定閾値よりも低いセルであっても、登録セルの選択を行うタイミングにおいて受信品質が最も良好なセルが登録セルとして選択されることが好ましい。すなわち、「周波数の偏移量が所定閾値よりも高い」という条件が却って最適なセルの選択を阻害する。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、登録セルとして最適なセルを選択することを可能とする無線端末及びセル選択方法を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る無線端末は、複数のセルを有する無線通信システムにおいて、位置登録を行うセルである登録セルの選択を行う。無線端末は、前記位置登録を既に行っているセルである在圏セルから受信する信号の受信品質である在圏セル受信品質と、前記在圏セルの周辺に設けられたセルである周辺セルから受信する信号の受信品質である周辺セル受信品質とを測定する測定部(受信品質測定部12)と、前記在圏セルから受信する信号の周波数の偏移量である在圏セル偏移量と、前記周辺セルから受信する信号の周波数の偏移量である周辺セル偏移量とを取得する取得部(周波数偏移量取得部13)と、前記無線端末が移動する速度である移動速度を検出する検出部(移動速度検出部14)と、前記在圏セル受信品質、前記周辺セル受信品質、前記在圏セル偏移量、前記周辺セル偏移量及び前記移動速度に基づいて、前記登録セルの選択を行うセル選択部(セル選択部154)とを備える。
かかる特徴によれば、無線端末は、受信品質及び周波数の偏移量に加えて、移動速度に基づいて登録セルの選択を行う。従って、無線端末が高速で移動しているケースについては、受信品質が最も良好なセルの変動に、登録セルの選択を行うタイミングを追従させることができる。一方で、無線端末が低速で移動しているケースについては、周波数の偏移量が所定閾値よりも低いセルであっても、登録セルの選択を行うタイミングにおいて受信品質が良好なセルを登録セルとして選択することができる。すなわち、登録セルとして最適なセルを選択することができる。
第1の特徴において、前記セル選択部は、前記在圏セル受信品質、前記周辺セル受信品質及び前記移動速度に基づいて、前記登録セルの選択を行う選択条件が満たされているか否かを判定する判定部(判定部155)を有する。前記判定部は、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、前記選択条件が満たされるタイミングを早める。
第1の特徴において、無線端末は、前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部(開始条件判定部151)と、前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部(継続条件判定部152)と、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、前記所定継続期間を短縮する継続条件変更部(条件変更部153)とをさらに備える。前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定する。
第1の特徴において、無線端末は、前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部(開始条件判定部151)と、前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部(継続条件判定部152)と、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、前記所定受信品質差を拡大する開始条件変更部(条件変更部153)とをさらに備える。前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定する。
第1の特徴において、無線端末は、前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が正の値である場合に、前記所定継続期間を短縮する継続条件変更部とをさらに備える。前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定する。
第1の特徴において、無線端末は、前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が正の値である場合に、前記所定受信品質差を拡大する開始条件変更部とをさらに備える。前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定する。
第1の特徴において、無線端末は、前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が負の値である場合に、前記所定継続期間を延長する継続条件変更部とをさらに備える。前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定する。
第1の特徴において、無線端末は、前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が負の値である場合に、前記所定受信品質差を縮小する開始条件変更部とをさらに備える。前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定する。
第1の特徴において、前記セル選択部は、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に第1選択処理を行い、前記移動速度が前記所定移動速度よりも低い場合に第2選択処理を行う。前記第1選択処理は、前記周波数の偏移量が所定偏移量よりも高いセルの中から、前記受信品質に基づいて前記登録セルを選択する処理である。前記第2選択処理は、前記周波数の偏移量を考慮せずに、前記受信品質に基づいて前記登録セルを選択する処理である。
第1の特徴において、前記第1選択処理は、前記周波数の偏移量が一定期間に亘って前記所定偏移量よりも高いセルの中から、前記受信品質に基づいて前記登録セルを選択する処理である。
第2の特徴に係るセル選択方法では、複数のセルを有する無線通信システムにおいて、無線端末が位置登録を行うセルである登録セルの選択を行う。セル選択方法は、前記位置登録を既に行っているセルである在圏セルから前記無線端末が受信する信号の受信品質である在圏セル受信品質と、前記在圏セルの周辺に設けられたセルである周辺セルから前記無線端末が受信する信号の受信品質である周辺セル受信品質とを測定するステップAと、前記在圏セルから前記無線端末が受信する信号の周波数の偏移量である在圏セル偏移量と、前記周辺セルから前記無線端末が受信する信号の周波数の偏移量である周辺セル偏移量とを取得するステップBと、前記無線端末が移動する速度である移動速度を検出するステップCと、前記在圏セル受信品質、前記周辺セル受信品質、前記在圏セル偏移量、前記周辺セル偏移量及び前記移動速度に基づいて、前記登録セルの選択を行うステップDとを含む。
本発明によれば、在圏セルとして最適なセルを選択することを可能とする無線端末及びセル選択方法を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(無線通信システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、無線端末10と、複数の無線基地局20(無線基地局20a〜無線基地局20d)を有する。
無線端末10は、携帯電話やPDAなどの端末であり、無線基地局20と無線通信を行う機能を有する。無線端末10は、ネットワーク側に対して、自端末の位置登録を行って、無線基地局20と無線通信を行う。
無線基地局20は、単数のセル又は複数のセルによって構成されるエリア21を管理する。エリア21は、無線基地局20から送信される電波が到達する範囲である。
例えば、無線基地局20aは、エリア21aを管理しており、無線基地局20bは、エリア21bを管理している。無線基地局20cは、エリア21cを管理しており、無線基地局20dは、エリア21dを管理している。
なお、「セル」は、基本的に、無線端末10が在圏するエリアを示す用語として用いることに留意すべきである。また、「セル」は、無線端末10と通信を行う機能として用いる場合もあることに留意すべきである。
以下において、無線端末10が位置登録を行うセルを登録セルと称する。無線端末10が既に位置登録を行っているセルを在圏セルと称する。在圏セルの周辺に設けられたセルを周辺セルと称する。
第1実施形態では、無線端末10が地点Aから地点Bに向けて移動する場合に、登録セルの選択が行われるケースについて想定していることに留意すべきである。
(無線端末の構成)
以下において、第1実施形態に係る無線端末の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る無線端末10の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、無線端末10は、受信部11と、受信品質測定部12と、周波数偏移量取得部13と、移動速度検出部14と、制御部15と、送信部16とを有する。
受信部11は、無線基地局20dから各種信号を受信する。各種信号は、例えば、パイロット信号などの制御信号やデータ信号などである。具体的には、受信部11は、在圏セルから信号を受信する。また、受信部11は、周辺セルから信号を受信する。
受信品質測定部12は、在圏セルから受信した信号の受信品質(以下、在圏セル受信品質)を測定する。また、受信品質測定部12は、周辺セルから受信した信号の受信品質(以下、周辺セル受信品質)を測定する。
受信品質は、例えば、SIR(Signal to Interference Ratio)、SNR(Signal to Noise Ratio)、SINR(Signal to Interference Noise Ratio)などである。
周波数偏移量取得部13は、在圏セルから受信した信号の周波数の偏移量(以下、在圏セル偏移量)を取得する。また、受信品質測定部12は、周辺セルから受信した信号の周波数の偏移量(以下、周辺セル偏移量)を取得する。
ここで、無線端末10の進行方向に設けられたセルから受信する信号の周波数の偏移量は、無線端末10の移動に伴って高くなることに留意すべきである。一方で、無線端末10の進行方向とは逆側に設けられたセルから受信する信号の周波数の偏移量は、無線端末10の移動に伴って低くなることに留意すべきである。
移動速度検出部14は、無線端末10が移動する速度である移動速度を検出する。移動速度検出部14は、例えば、速度センサや加速度センサを用いて、移動速度を検出する。
制御部15は、無線端末10を統括的に制御する。以下においては、第1実施形態の説明で必要な構成について主として説明する。具体的には、制御部15は、登録セルの選択を行う機能を有する。
制御部15は、図3に示すように、開始条件判定部151と、継続条件判定部152と、条件変更部153と、セル選択部154とを有する。
開始条件判定部151は、在圏セル受信品質から周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する。ここで、所定受信品質差は、登録セルとして選択されるセルが満たすべき最低受信品質を規定する閾値(Time to Trigger起動閾値)である。
継続条件判定部152は、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する。所定継続期間は、最低受信品質が満たされた状態が継続すべき期間を規定する閾値(Time to Trigger)である。
条件変更部153は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、所定継続期間(閾値)を短縮する。条件変更部153は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、所定受信品質差(閾値)を拡大する。
セル選択部154は、在圏セル受信品質、周辺セル受信品質、在圏セル偏移量、周辺セル偏移量及び移動速度に基づいて、登録セルの選択を行う。具体的には、セル選択部154は、在圏セル受信品質、周辺セル受信品質及び移動速度に基づいて、登録セルの選択を行う選択条件が満たされているか否かを判定する判定部155を有する。ここで、選択条件は、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いことである。すなわち、判定部155は、継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、登録セルの選択を行う選択条件が満たされたと判定する。
上述したように、受信品質差分は、在圏セル受信品質から周辺セル受信品質を除いた値である。また、所定受信品質差(閾値)及び所定継続期間(閾値)は、無線端末10の移動速度によって変更される。
すなわち、判定部155は、在圏セル受信品質、周辺セル受信品質及び移動速度に基づいて、選択条件が満たされているか否かを判定することに留意すべきである。
さらに具体的には、セル選択部154は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に第1選択処理を行い、移動速度が所定移動速度よりも低い場合に第2選択処理を行う。
第1選択処理は、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高いセルの中から、選択条件が満たされたセルを選択する処理である。第1選択処理では、周波数の偏移量が一定期間に亘って所定偏移量よりも高いセルの中から、選択条件が満たされたセルを選択することが好ましい。第2選択処理は、周波数の偏移量を考慮せずに、選択条件が満たされたセルを選択する処理である。
セル選択部154は、第1選択処理又は第2選択処理によって選択されたセルを識別するセル識別子を含む測定結果(Measurement Report)を生成する。測定結果は、セル識別子に加えて、セル識別子に対応する受信品質を含むことが好ましい。
送信部16は、無線基地局20dに各種信号を送信する。各種信号は、例えば、制御信号やデータ信号などである。具体的には、送信部16は、在圏セルに信号を送信する。また、送信部16は、周辺セルに信号を送信する。
例えば、送信部16は、在圏セル(又は、周辺セル)を介して、セル選択部154によって生成された測定結果をネットワーク側に送信する。
(無線端末の動作)
以下において、第1実施形態に係る無線端末の動作について、図面を参照しながら説明する。図4〜図6は、第1実施形態に係る無線端末10の動作を示すフロー図である。
図4に示すように、ステップ10において、無線端末10は、無線端末10が移動する速度である移動速度が所定移動速度(閾値)よりも高いか否かを判定する。無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合には、ステップ11の処理に移る。一方で、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高くない場合には、ステップ14の処理に移る。
ステップ11において、無線端末10は、在圏セル偏移量及び周辺セル偏移量に基づいて、在圏セル及び周辺セルのうち、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高いセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高いセルを登録セルの候補セルとして管理する。
無線端末10は、このようなセルがある場合には、ステップ12の処理に移る。一方で、無線端末10は、このようなセルがない場合には、ステップ14の処理に移る。
ステップ12において、無線端末10は、在圏セル偏移量及び周辺セル偏移量に基づいて、登録セルの候補セルのうち、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高い状態が一定期間に亘って継続するセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高い状態が一定期間に亘って継続するセルを登録セルの候補セルとして管理する。すなわち、無線端末10は、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高い状態が一定期間に亘って継続していないセルを登録セルの候補セルから除外する。
無線端末10は、このようなセルがある場合には、ステップ13の処理に移る。一方で、無線端末10は、このようなセルがない場合には、ステップ14の処理に移る。
ステップ13において、無線端末10は、所定受信品質(閾値)及び所定偏移量(閾値)を変更する。具体的には、無線端末10は、所定継続期間(閾値)を短縮し、所定受信品質差(閾値)を拡大する。
ステップ14において、無線端末10は、選択条件が満たされているか否かを判定する選択処理(A)を行う。選択処理(A)の詳細については後述する(図5を参照)。
ステップ15において、無線端末10は、選択条件が満たされているか否かを判定する選択処理(B)を行う。選択処理(B)の詳細については後述する(図6を参照)。
選択処理(A)及び選択処理(B)は、選択条件が満たされたセルを選択する処理である。すなわち、選択処理(A)及び選択処理(B)は、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いセルを選択する処理である。
最初に、選択処理(A)について、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、ステップ20において、無線端末10は、在圏セル受信品質及び周辺セル受信品質に基づいて、在圏セル及び周辺セルのうち、受信品質差分が所定受信品質差内であるセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、受信品質差分が所定受信品質差内であるセルを登録セルの候補セルとして管理する。
無線端末10は、このようなセルがある場合には、ステップ21の処理に移る。一方で、無線端末10は、このようなセルがない場合には、一連の処理を終了する。
ステップ21において、無線端末10は、登録セルの候補セルのうち、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、継続期間が所定継続期間よりも長いセルを登録セルの候補セルとして管理する。すなわち、無線端末10は、継続期間が所定継続期間よりも短いセルを登録セルの候補セルから除外する。
無線端末10は、このようなセルがある場合には、ステップ22の処理に移る。一方で、無線端末10は、このようなセルがない場合には、一連の処理を終了する。
ステップ22において、無線端末10は、継続期間が所定継続期間よりも長いセル(すなわち、登録セルの候補セル)を識別するセル識別子を少なくとも含む測定結果(Measurement Report)をネットワーク側に送信する。
次に、選択処理(B)について、図6を参照しながら説明する。図6に示すように、ステップ30において、無線端末10は、在圏セル受信品質及び周辺セル受信品質に基づいて、登録セルの候補セルのうち、受信品質差分が所定受信品質差(拡大後)内であるセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、受信品質差分が所定受信品質差(拡大後)内であるセルを登録セルの候補セルとして管理する。すなわち、無線端末10は、受信品質差分が所定受信品質差(拡大後)内でないセルを登録セルの候補セルから除外する。
無線端末10は、このようなセルがある場合には、ステップ31の処理に移る。一方で、無線端末10は、このようなセルがない場合には、一連の処理を終了する。
ステップ31において、無線端末10は、登録セルの候補セルのうち、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間(短縮後)よりも長いセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、継続期間が所定継続期間(短縮後)よりも長いセルを登録セルの候補セルとして管理する。すなわち、無線端末10は、継続期間が所定継続期間(短縮後)よりも短いセルを登録セルの候補セルから除外する。
無線端末10は、このようなセルがある場合には、ステップ22の処理に移る。一方で、無線端末10は、このようなセルがない場合には、一連の処理を終了する。
ステップ32において、無線端末10は、継続期間が所定継続期間(短縮後)よりも長いセル(すなわち、登録セルの候補セル)を識別するセル識別子を少なくとも含む測定結果(Measurement Report)をネットワーク側に送信する。
(選択条件が満たされるタイミング)
以下において、第1実施形態に係る選択条件が満たされるタイミングについて、図面を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態に係る選択条件が満たされるタイミングについて説明するための図である。図7において、縦軸は、各セル(セルA及びセルB)から無線端末10が受信する信号の受信品質を示しており、横軸は、時間を示している。
なお、選択条件とは、上述したように、選択条件は、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いことである。所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)は、無線端末10の移動速度が所定移動速度よりも高い場合に拡大される。所定継続期間(Time to Trigger)は、無線端末10の移動速度が所定移動速度よりも高い場合に短縮される。
図7では、以下の4ケースについて例を挙げて説明する。
(1) 所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)が拡大しておらず、所定継続期間(Time to Trigger)が短縮していないケース
(2) 所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)が拡大しておらず、所定継続期間(Time to Trigger)が短縮しているケース
(3) 所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)が拡大しており、所定継続期間(Time to Trigger)が短縮していないケース
(4) 所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)が拡大しており、所定継続期間(Time to Trigger)が短縮しているケース
図7に示すように、ケース(1)では、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間の起算タイミングは、時間tである。従って、所定継続期間の満了タイミングは、時間tである。このように、選択条件が満たされるタイミングは、時間tである。
ケース(2)では、ケース(1)と同様に、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間の起算タイミングは、時間tである。所定継続期間の満了タイミングは、所定継続期間が短縮されているため、時間tである。このように、選択条件が満たされるタイミングは、時間tである。
ケース(3)では、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間の起算タイミングは、所定受信品質差が拡大されているため、時間tである。所定継続期間の満了タイミングは、時間tである。このように、選択条件が満たされるタイミングは、時間tである。
ケース(4)では、ケース(3)と同様に、受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間の起算タイミングは、所定受信品質差が拡大されているため、時間tである。所定継続期間の満了タイミングは、所定継続期間が短縮されているため、時間tである。このように、選択条件が満たされるタイミングは、時間tである。
ケース(2)〜ケース(4)では、ケース(1)に比べて、選択条件が満たされるタイミングが早まっている。すなわち、無線端末10の移動速度が所定移動速度よりも高い場合には、無線端末10の移動速度が所定移動速度よりも低い場合と比べて、選択条件が満たされるタイミングが早められる。
(作用及び効果)
第1実施形態によれば、無線端末10は、受信品質及び周波数の偏移量に加えて、移動速度に基づいて登録セルの選択を行う。従って、無線端末10が高速で移動しているケースについては、受信品質が良好なセルの変動に、登録セルの選択を行うタイミングを追従させることができる。一方で、無線端末10が低速で移動しているケースについては、周波数の偏移量が所定閾値よりも低いセルであっても、登録セルの選択を行うタイミングにおいて受信品質が良好なセルを登録セルとして選択することができる。すなわち、登録セルとして最適なセルを選択することができる。
具体的には、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、選択条件が満たされるタイミングを早める。従って、受信品質が良好なセルの変動に、登録セルの選択を行うタイミングを追従させることができる。
無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも低い場合に、周波数の偏移量を考慮せずに、受信品質に基づいて登録セルの選択を行う。従って、周波数の偏移量が所定閾値よりも低いセルであっても、登録セルの選択を行うタイミングにおいて受信品質が良好なセルを登録セルとして選択することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)を拡大し、所定継続期間(Time to Trigger)を短縮する。
これに対して、第2実施形態では、無線端末10は、移動速度だけではなくて、周波数の偏移量(在圏セル偏移量及び周辺セル偏移量)を考慮して、所定受信品質差及び所定継続期間を変更する。無線端末10は、複数のセル(在圏セル及び周辺セル)毎に所定受信品質差及び所定継続期間を管理する。
(無線端末の動作)
以下において、第2実施形態に係る無線端末の動作について、図面を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態に係る無線端末10の動作を示すフロー図である。なお、図8は、上述したステップ13(閾値の変更)の詳細を示すフロー図である。
図8に示すように、ステップ131において、無線端末10は、登録セルの候補セルのいずれかである変更対象セルから受信する信号の周波数の偏移量が負の値であるか否かを判定する。無線端末10は、周波数の偏移量が負の値である場合には、ステップ132の処理に移る。すなわち、無線端末10は、変更対象セルから遠ざかっている場合には、ステップ132の処理に移る。一方で、無線端末10は、周波数の偏移量が正の値である場合には、ステップ133の処理に移る。すなわち、無線端末10は、変更対象セルに近づいている場合には、ステップ133の処理に移る。
ステップ132において、無線端末10は、登録セルの候補セルのうち、変更対象セルよりも受信品質が良好なセルがあるか否かを判定する。無線端末10は、変更対象セルよりも受信品質が良好なセルがある場合には、ステップ134の処理に移る。一方で、無線端末10は、変更対象セルよりも受信品質が良好なセルがない場合には、ステップ133の処理に移る。
ステップ133において、無線端末10は、変更対象セルについて、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)を拡大し、所定継続期間(Time to Trigger)を短縮する。
ステップ134において、無線端末10は、変更対象セルについて、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)を縮小し、所定継続期間(Time to Trigger)を延長する。
なお、登録セルの候補セルの中から変更対象セルが順に選択されることによって、ステップ131〜ステップ134の処理は、登録セルの候補セルの全てについて行われる。
このように、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高く、周波数の偏移量が正の値である場合には、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)を拡大し、所定継続期間(Time to Trigger)を短縮する。すなわち、無線端末10は、変更対象セルに高速で近づいている場合には、変更対象セルが登録セルとして選択される選択条件が満たされるタイミングを早める。
一方で、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高く、周波数の偏移量が負の値である場合には、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)を縮小し、所定継続期間(Time to Trigger)を延長する。すなわち、無線端末10は、変更対象セルから高速で遠ざかっている場合には、変更対象セルが登録セルとして選択される選択条件が満たされるタイミングを遅らせる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)及び所定継続期間(Time to Trigger)の双方を変更するが、本実施形態は、これに限定されるものではない。具体的には、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、所定受信品質差を変更せずに、所定継続期間を短縮してもよい。無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、所定継続期間を変更せずに、所定受信品質差を拡大してもよい。
なお、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合であっても、所定受信品質差(Time to Trigger起動閾値)及び所定継続期間(Time to Trigger)の双方を変更しなくてもよい。すなわち、図4に示したステップ13の処理を省略してもよい。
上述した実施形態では、無線端末10は、移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高い状態が一定期間に亘って継続していないセルを登録セルの候補セルから除外するが、本実施形態は、これに限定されるものではない。具体的には、無線端末10は、周波数の偏移量が所定偏移量(閾値)よりも高い状態が一定期間に亘って継続していないセルを登録セルの候補セルから除外しなくてもよい。すなわち、図4に示したステップ12の処理を省略してもよい。
第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る無線端末10の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御部15の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る無線端末10の動作を示すフロー図である。 第1実施形態に係る無線端末10の動作を示すフロー図である。 第1実施形態に係る無線端末10の動作を示すフロー図である。 第1実施形態に係る選択条件が満たされるタイミングについて説明するための図である。 第2実施形態に係る無線端末10の動作を示すフロー図である。
符号の説明
10・・・無線端末、11・・・受信部、12・・・受信品質測定部、13・・・周波数偏移量取得部、14・・・移動速度検出部、15・・・制御部、16・・・送信部、20・・・無線基地局、21・・・エリア、151・・・開始条件判定部、152・・・継続条件判定部、153・・・条件変更部、154・・・セル選択部、155・・・判定部

Claims (11)

  1. 複数のセルを有する無線通信システムにおいて、位置登録を行うセルである登録セルの選択を行う無線端末であって、
    前記位置登録を既に行っているセルである在圏セルから受信する信号の受信品質である在圏セル受信品質と、前記在圏セルの周辺に設けられたセルである周辺セルから受信する信号の受信品質である周辺セル受信品質とを測定する測定部と、
    前記在圏セルから受信する信号の周波数の偏移量である在圏セル偏移量と、前記周辺セルから受信する信号の周波数の偏移量である周辺セル偏移量とを取得する取得部と、
    前記無線端末が移動する速度である移動速度を検出する検出部と、
    前記在圏セル受信品質、前記周辺セル受信品質、前記在圏セル偏移量、前記周辺セル偏移量及び前記移動速度に基づいて、前記登録セルの選択を行うセル選択部とを備えることを特徴とする無線端末。
  2. 前記セル選択部は、前記在圏セル受信品質、前記周辺セル受信品質及び前記移動速度に基づいて、前記登録セルの選択を行う選択条件が満たされているか否かを判定する判定部を有しており、
    前記判定部は、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、前記選択条件が満たされるタイミングを早めることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、
    前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、
    前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、前記所定継続期間を短縮する継続条件変更部とをさらに備え、
    前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  4. 前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、
    前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、
    前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に、前記所定受信品質差を拡大する開始条件変更部とをさらに備え、
    前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  5. 前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、
    前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、
    前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が正の値である場合に、前記所定継続期間を短縮する継続条件変更部とをさらに備え、
    前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  6. 前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、
    前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、
    前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が正の値である場合に、前記所定受信品質差を拡大する開始条件変更部とをさらに備え、
    前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  7. 前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、
    前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、
    前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が負の値である場合に、前記所定継続期間を延長する継続条件変更部とをさらに備え、
    前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  8. 前記在圏セル受信品質から前記周辺セル受信品質を除いた値である受信品質差分が所定受信品質差よりも小さいか否かを判定する開始条件判定部と、
    前記受信品質差分が所定受信品質差内である継続期間が所定継続期間よりも長いか否かを判定する継続条件判定部と、
    前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合で、且つ、前記周波数の偏移量が負の値である場合に、前記所定受信品質差を縮小する開始条件変更部とをさらに備え、
    前記判定部は、前記継続期間が所定継続期間よりも長いと判定された場合に、前記選択条件が満たされたと判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末。
  9. 前記セル選択部は、前記移動速度が所定移動速度よりも高い場合に第1選択処理を行い、前記移動速度が前記所定移動速度よりも低い場合に第2選択処理を行い、
    前記第1選択処理は、前記周波数の偏移量が所定偏移量よりも高いセルの中から、前記受信品質に基づいて前記登録セルを選択する処理であり、
    前記第2選択処理は、前記周波数の偏移量を考慮せずに、前記受信品質に基づいて前記登録セルを選択する処理であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
  10. 前記第1選択処理は、前記周波数の偏移量が一定期間に亘って前記所定偏移量よりも高いセルの中から、前記受信品質に基づいて前記登録セルを選択する処理であることを特徴とする請求項9に記載の無線端末。
  11. 複数のセルを有する無線通信システムにおいて、無線端末が位置登録を行うセルである登録セルの選択を行うセル選択方法であって、
    前記位置登録を既に行っているセルである在圏セルから前記無線端末が受信する信号の受信品質である在圏セル受信品質と、前記在圏セルの周辺に設けられたセルである周辺セルから前記無線端末が受信する信号の受信品質である周辺セル受信品質とを測定するステップAと、
    前記在圏セルから前記無線端末が受信する信号の周波数の偏移量である在圏セル偏移量と、前記周辺セルから前記無線端末が受信する信号の周波数の偏移量である周辺セル偏移量とを取得するステップBと、
    前記無線端末が移動する速度である移動速度を検出するステップCと、
    前記在圏セル受信品質、前記周辺セル受信品質、前記在圏セル偏移量、前記周辺セル偏移量及び前記移動速度に基づいて、前記登録セルの選択を行うステップDとを含むことを特徴とするセル選択方法。
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