JP2011239199A - 回線品質情報の変化傾向を用いたハンドオーバ制御方式 - Google Patents

回線品質情報の変化傾向を用いたハンドオーバ制御方式 Download PDF

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Abstract

【課題】 ハンドオーバ先基地局の選択と、無線リソースの有効活用とを行う。
【解決手段】 移動通信システム1は、第1の基地局10aと、一つ以上の第2の基地局10b、10cと、第1の基地局及び一つ以上の第2の基地局を収容する制御局20と、移動局30とを含む。第1の基地局は、変調方式を設定する適応変調手段12と、移動局が第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定手段15、16とを備える。制御局は、移動局における回線品質に応じて第2の基地局を選択する接続判定手段22と、移動局に対して、選択された第2の基地局との接続を指示するハンドオーバ制御手段21を備える。また、適応変調手段は、第1の基地局に対して離隔中の移動局が選択された第2の基地局との接続を開始する場合、移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、適応変調方式の移動通信システム、基地局及び通信制御方法の技術分野に関し、移動局のハンドオーバ処理の技術分野に関する。
セルラ方式の移動通信システムにおいては、携帯電話などの移動局が、一の基地局のセルから他の基地局のセルへ移動する際には、ハンドオーバにより通信する基地局を切り替えて、通信を継続している。
移動局のハンドオーバは、該移動局が在圏する基地局との通信における回線品質、及び該基地局に隣接する他の基地局との通信における回線品質に基づいて、実施の有無が判断される。具体的には、在圏する基地局からの回線品質に対して隣接基地局からの回線品質がある程度高いと判断される場合、移動局は夫々の基地局と同時に通信を行い、隣接する基地局からの回線品質の方が高いと判断される場合、移動局は該基地局へとハンドオーバを実施する。
ハンドオーバに関しては、各基地局において一時的に無線リソースが不足することや、高速で移動中の移動局がハンドオーバのための制御信号を受信し難くなることなどの技術的な問題がある。
以下に示す先行技術文献では、PHS(Personal Handy-phone System)やCDMA(Code Division Multiple Access)などの移動通信システムにおけるハンドオーバ実施の成功率を向上させるための技術が知られている。
特開2005−311626号公報 特開平10−290475号公報
上述した従来のハンドオーバでは、基地局は、移動局において、一度だけまたは周期的に計測される各基地局との通信における回線品質に基づいて、ハンドオーバ先となる基地局を決定していた。
このような動作においては、移動局が在圏する基地局のセル内をどのような態様で移動しているかを基地局側が認識出来ず、高速移動などによるハンドオーバ失敗の技術的な問題については対処出来ない虞がある。また、ハンドオーバ先候補となる基地局が複数存在する場合、必ずしもハンドオーバ先として適切な基地局が選択されない場合があり、その場合、改めてハンドオーバを行う必要が生じる場合がある。
また、従来のハンドオーバにおいては、基地局と移動局との間の通信において適応変調方式が採用される移動通信システムにおけるハンドオーバについては検討されておらず、無線リソースを必ずしも有効に利用出来ていないという点で技術的な問題が残る。
本発明は、上述した問題点に鑑み、適応変調方式で移動局との通信を行う基地局においても、適切なハンドオーバの実施を可能とする移動通信システム、基地局及び通信制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、開示の移動通信システムは、第1の基地局と、一つ以上の第2の基地局と、第1の基地局及び一つ以上の第2の基地局を収容する制御局と、第1の基地局及び一つ以上の第2の基地局と通信可能な移動局とを含む。
第1の基地局は、移動局との通信における変調方式を、移動局における第1の基地局の回線品質に基づいて、複数通りの変調度に対応した変調方式から設定する適応変調手段と、移動局における第1の基地局の回線品質に基づいて、移動局が第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定手段とを備える。
例えば、移動判定手段は、移動局において測定される第1の基地局の回線品質を複数回の測定分蓄積し、蓄積した回線品質の値が単調に減少する場合、移動局が第1の基地局に対して離隔中であると判定する。他方で、例えば、移動判定手段は、蓄積した回線品質の値が単調に増加する場合、移動局が第1の基地局に対して接近中であると判定する。
適応変調手段は、第1の基地局に対して離隔中の移動局が、後述するように制御局の接続判定手段により選択された第2の基地局との接続指示を受け、接続を開始する場合、移動局との通信における変調方式を、設定可能な変調方式の中から変調度のより低いものに設定する。
移動通信システムに含まれる一つ以上の第2の基地局についても、第1の基地局と同様の構成を備えていてもよい。
制御局は、一つ以上の第2の基地局の内、移動局における回線品質が第1の範囲内となる第2の基地局を選択する接続判定手段と、移動局に対して、選択された第2の基地局との接続を指示するハンドオーバ制御手段を備える。
上述した移動通信システムの動作によれば、移動局における第1の基地局の回線品質に基づいて、移動局が第1の基地局のセル内でどのように移動しているかの推測が行われる。推測される移動局のセル内での移動と、移動局における隣接する一つ以上の第2の基地局の回線品質とに基づくことで、従来の移動通信システムにおいては予期出来ないイベントであったハンドオーバの実施のタイミングについて、把握が可能となる。従って、ハンドオーバの開始前に適切なハンドオーバの実施の態様を決定することが出来る。
ハンドオーバの実施の態様として、第1の基地局と移動局との通信において変調度が最も低い(或いは、相対的に低い)変調方式を該移動局に設定することで、何らかの要因により第1の基地局からの受信電力が急激に低下する場合でも通信の維持が可能となる。このため、選択された第2の基地局とのハンドオーバの開始時に、第1の基地局との回線が切断されることで、移動局に対する呼が切断されてしまうことを好適に防止出来る。結果、通信の断絶によるハンドオーバの失敗などを好適に抑制出来る。
比較例の移動通信システムの各部の構成を示すブロック図である。 比較例の移動通信システムにおける移動局の移動の態様を示す図である。 比較例の移動通信システムにおけるハンドオーバ時の回線品質を示すグラフである。 実施形態の移動通信システムの構成例を示す図である。 実施形態の移動通信システムの各部の構成を示すブロック図である。 単調増加判定部の構成を示すブロック図である。 移動状態判定部の構成を示すブロック図である。 回線品質測定部の構成を示すブロック図である。 実施形態の移動通信システムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の移動通信システムの処理の流れを示すフローチャートである。 接続判定部の構成を示すブロック図である。 実施形態の移動通信システムの変形例の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(1)はじめに
はじめに、比較例の移動通信システムにおけるハンドオーバの態様について説明する。図1は、比較例の移動通信システムで用いられる基地局110、制御局120及び移動局130の基本的な構成を示すブロック図である。比較例の移動通信システムでは、基地局110は、移動局130と何らかの無線回線を介して接続され、データの送受信を行っている。また、複数の基地局110がコアネットワークに接続される制御局120の配下に収容され、動作の制御のための制御信号及び移動局130との送受信データの送受信を行っている。
基地局110は、共用器111、スケジューラ112、受信部113及び送信部114を備え、適応変調方式で移動局130と通信を行う。共用器111は、アンテナにて受信した信号をスケジューラ112を介して受信部113へ出力する受信機としての機能と、スケジューラ112を介して送信部114から入力される送信信号をアンテナから送信する送信機としての機能を併せ持つ共用器である。共用器111は、移動局130から送信される該移動局130との通信における回線品質を示す情報を受信し、スケジューラ112及び受信部113に供給する。スケジューラ112は、基地局110が接続している移動局130との通信における回線品質に基づいて、信号の送受信のための変調方式やリソースの割り当てを制御する。受信部113は、共用器111から入力される受信信号から受信データを復調するとともに、該回線品質を示す情報を該受信データに含めて制御局120へと出力する。送信部114は、制御局120より供給されるハンドオーバ制御情報と、制御信号とを送信データに含めて変調を行なった上で共用器111に出力する。
制御局120は、ハンドオーバ制御部121及び接続判定部122を備えて構成される。ハンドオーバ制御部121は、移動局130のハンドオーバの実施に関連するハンドオーバ制御情報を接続判定部122へ出力する。接続判定部122は、基地局110の受信部113から入力される受信データに含まれる回線品質と、ハンドオーバ制御部121から入力されるハンドオーバ制御情報とに基づき、移動局130のハンドオーバの開始及び終了を指示する制御命令を生成し、基地局110の送信部114へ出力する。
移動局130は、共用器131、受信部132、送信部133、回線品質測定部134、ハンドオーバ判定部135、接続制御部136を備えて構成される。共用器131は、アンテナにて受信した信号を受信部132へ出力する受信機としての機能と、送信部133から入力される送信信号をアンテナから送信する送信機としての機能を併せ持つ共用器である。受信部132は、共用器131から入力される受信信号から受信データを復調する。回線品質測定部134は、受信部132から入力される、例えば共通制御チャネルのパイロット信号やリファレンス信号などの回線品質を測定する。かかる回線品質とは、例えば、受信信号の受信電力や受信SINR(Signal-to-Interference and Noise Ratio)など、基地局110と移動局130との通信における回線の品質を示す指標となる何らかの値である。回線品質測定部134は、移動局130内で生成されるクロック信号により指定される所定の周期で、測定された回線品質を示す回線品質を送信部133を介して基地局110へと送信している。ハンドオーバ判定部135は、受信部132から入力される受信データに含まれるハンドオーバ制御情報と、回線品質測定部134において測定される回線品質に基づいて、ハンドオーバの開始及び終了の判定を行なう。
ハンドオーバ判定部135は、内部のクロックに応じた所定の周期にて、回線品質測定部134において測定された回線品質を送信部133へ出力する。接続制御部136は、受信部132から入力される受信データに含まれる制御命令を参照し、該制御命令内で接続するよう指示される基地局110と通信を開始するための制御信号を送信部133へ出力する。送信部133は、ハンドオーバ判定部135から入力される回線品質と接続制御部136から入力される制御信号とを送信データに含めて変調を行なって共用器131に出力する。
図2を参照して、図1に示した比較例の移動通信システムにおけるハンドオーバの態様について説明する。図2は、図1に示される移動通信システムにおける基地局110a、110b、110cと夫々の基地局の配下のセルの位置関係、及びセル内を移動する移動局130の時系列的な位置の変化を示している。
図2(a)から(d)に示される移動局130の移動によれば、基地局110aのセル内から基地局110cのセル内に移動するため、基地局110aから基地局110cへとハンドオーバが行われることが好ましい。このときの移動局130と基地局110a、110b、110cの夫々との通信における回線品質は、移動に応じて移動局と130と基地局110a、110b、110cの夫々との位置関係が変化するに従って変化していく。図3のグラフは、時間経過に伴う、移動局130における基地局110a(実線で記載)、110b(破線で記載)、110c(一点破線で記載)の夫々の回線品質の変化を示すグラフである。図3では、縦軸に受信レベルやSINRなどの回線品質を示し、横軸には時間を示している。また、図3の横軸は、図2(a)から(d)の各状態について対応するタイミングを示している。
図2(a)の状態では、移動局130は、基地局110aに収容され、基地局110aと通信を行っている。このとき、基地局110b及び基地局110cから移動局130に到来する電波は、ハンドオーバを行うために十分な回線品質を有していない。
図2(b)の状態では、基地局110b及び基地局110cから移動局130に到来する電波がハンドオーバを行うために十分な回線品質となっている。図3に示されるように、基地局110bの回線品質がより早くハンドオーバを開始する回線品質を示すハンドオーバ開始閾値(HO開始閾値)内に入り、続いて基地局110cの回線品質がHO開始閾値内に入る。このため、移動局130は、基地局110bの回線品質がHO開始閾値内に入った後、所定のハンドオーバ判定時間(以下、HO判定時間と称して説明する)の間回線品質を判定した後に、基地局110a及び基地局110bの両局とのハンドオーバを開始する。ハンドオーバ開始と共に、移動局130は、基地局110bにも収容されることとなる。続いて移動局130は、基地局110cの回線品質がHO開始閾値内に入った後、HO判定時間の間回線品質を判定した後に、基地局110a、基地局110b及び基地局110cの3局とのハンドオーバを開始する。ハンドオーバ開始と共に、移動局130は、基地局110cにも収容されることとなる。
図2(c)の状態では、基地局110aの回線品質が劣化し、基地局110bとのハンドオーバを終了する回線品質を示すハンドオーバ終了閾値(HO終了閾値)に入る。このため、移動局130は、基地局110aとの通信を終了するとともに、基地局110b及び基地局110cの両局とのハンドオーバ状態となる。
図2(d)の状態では、基地局110bの回線品質が劣化し、基地局110cに対するHO終了閾値に入る。このため、移動局130は、基地局110bとのハンドオーバを終了し、基地局110cに収容される。
(2)基本構成例
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態の移動通信システムの構成を示す模式図である。図4に示される移動通信システム1には、コアネットワークと接続される制御局20の配下に基地局10a、10b、10cが配置されている。基地局10a、10b、10cは夫々同様の構成であってよく、以降、基地局10a、10b、10cを区別することなく説明する場合には基地局10という表記を用いる。基地局10は、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)やLTE(Long Term Evolution)などの無線システムで配下のセルに在圏する移動局30と接続され、通信を行う。
図5は、図4に示される移動通信システムを構成する基地局10と、制御局20と、移動局30の構成を示すブロック図である。尚、図5に示される基地局10、制御局20及び移動局30を構成する各部は、特に記載しない点については公知の構成と同様のものであってよく、例えば、図1に示される基地局110、制御局120及び移動局130と同様のものであってよい。
基地局10は、適応変調方式で移動局30と通信を行う基地局であり、基地局110が備える各構成と同様の構成である共用器11、スケジューラ12、受信部13及び送信部14に加え、更に単調増加判定部15及び移動状態判定部16を備える。
単調増加判定部15は、受信部13を介して供給される移動局30において測定された回線品質が単調増加しているか、単調減少しているか、それ以外であるかを判定する。単調増加判定部15のより詳細な構成とその動作について、図6を参照して説明する。図6のブロック図に示されるように単調増加判定部15は、1段のシフトレジスタ151、加算器152、正負判定部153、L段のシフトレジスタ154及び判定部155を備えて構成される。
単調増加判定部15では、移動局30から送信される回線品質を一旦シフトレジスタ151で遅延させた後に、加算器152において、最新の回線品質Yiと1つ前の回線品質Yi−1との差分が算出される。正負判定部153は、加算器152において算出された回線品質の差分の正負を判定し、例えば正の場合は「1」、負の場合は「0」であるように設定された判定結果をL段のシフトレジスタ154へと入力する。判定部155は、シフトレジスタ154に蓄積される回線品質の差分の判定結果を観測し、回線品質が単調増加しているか、単調減少しているか、又はそれ以外であるかを判定する。例えば、シフトレジスタ154に蓄積される回線品質の差分の判定結果のうち、80%以上が「1」である場合には回線品質は単調増加していると判定する。他方で、80%以上が「0」である場合には回線品質は単調減少していると判定する。これら以外の場合は、横ばい状態と判定する。
移動状態判定部16は、受信部13を介して回線品質の入力を受け、移動局30の移動の状態を判定する。移動状態判定部16のより詳細な構成とその動作について、図7を参照して説明する。図7のブロック図に示されるように移動状態判定部16は、1段のシフトレジスタ161、加算器162、判定部163及び基準値設定部164を備えて構成される。
移動状態判定部16では、移動局30から送信される回線品質を一旦シフトレジスタ161で遅延させた後に、加算器162において、最新の回線品質Yiと1つ前の回線品質Yi−1との差分が算出される。算出された回線品質の差分の値は、絶対値の態様で判定部163へと入力される。判定部163は、回線品質の差分の絶対値と、基準値設定部164において予め設定される比較用基準値との入力を受け、大小の比較を行う。判定部163は、比較用基準値に対して回線品質の差分の絶対値が大きい場合、移動局30は高速移動中であると判断し、比較用基準値に対して回線品質の差分の絶対値が小さい場合、移動局30は低速移動中であると判断する。
移動局30が高速移動中である場合には、該移動局30が近くハンドオーバを行う可能性が高いと判断することが出来る。かかる判断をより精度の高いものとするために、判定部163の判定に用いられる比較用基準値は、基地局10のセル圏の広さなどに応じて適宜設定可能であることが好ましい。例えば、互いに隣接する基地局10aと基地局10bとが存在し、ハンドオーバエリアが双方の基地局から約1kmである場合を考える。移動局30がハンドオーバエリアを時速60kmで移動している場合、回線品質の一つの指標である受信電力が1秒間に約2.3dB変動するとする。同様に、移動局30が時速30km程度で移動している場合、受信電力が1秒間に約1.2dB変動する。
このような回線品質と移動速度との関係に基づいて、基準値設定部164は、比較用基準値を内部で算出、又は外部より送信される信号に基づいて設定可能であることが好ましい。また、比較用基準値は、ハンドオーバエリアの大きさに基づき、どの程度の移動速度での移動が高速移動として判定されるべきかを加味して決定されることが好ましい。
制御局20は、ハンドオーバ制御部21及び接続判定部22を備えて構成される。
移動局30は、移動局130が備える各構成と同様の構成である、共用器31、受信部32、送信部33、ハンドオーバ判定部35、接続制御部36に加え、測定した回線品質の移動平均を算出可能な構成である回線品質測定部34を備える。
回線品質測定部34は、基地局10からの通信における受信電力やSINRなどの回線品質を測定し、該回線品質を示す回線品質を生成する。更に、回線品質測定部34は、測定される回線品質について、複数回の測定分の回線品質の測定値を蓄積するとともに時系列的な移動平均を算出し、回線品質に含めて基地局10へと送信する。
回線品質測定部34の詳細な構成とその動作について、図8を参照して説明する。図8は、回線品質測定部34の構成を示すブロック図である。回線品質測定部34は、測定部341、クロック倍速設定部342、シフトレジスタ343、シフトレジスタ設定部344、加算器345、除算器346及びラッチ回路347を備えて構成される。
回線品質測定部341は、例えば外部のクロック生成部より供給されるクロック信号に応じた所定の周期(以下、クロック送信周期と称して説明する)を用いてラッチ回路347でラッチを行うことで、回線品質を送信部33を介して基地局10へ送信している。測定部341は、クロック倍速設定部342において、クロック信号を倍速処理し、例えばクロック送信周期のM倍の周期で基地局10との通信における回線品質の測定を行い、測定値をシフトレジスタ343へと出力する。
シフトレジスタ343は、所定の段数(例えば、N段)となるようシフトレジスタ設定部344により設定されたシフトレジスタであって、測定部341から入力される回線品質の測定値を適宜加算部345へ出力している。出力された回線品質の測定値は、加算部345で加算され、除算器346においてシフトレジスタの段数(図c2の例ではN)で除算され、ラッチ回路347へと出力される。このような一連の処理により、ラッチ回路347では、回線品質の測定値の時系列的な移動平均値が順次入力されることとなる。
ラッチ回路347は、クロック信号をラッチすることで、入力された回線品質の移動平均値を含む回線品質を送信部33を介して基地局10へと送信している。
回線情報測定部34の動作によれば、移動局30が移動によりビル陰などに入った場合や、フェージングの影響などで回線品質の安定な値を得ることが出来ない状況であっても、回線品質の傾向を示す滑らかに変化する移動平均値の値が取得出来る。尚、シストレジスタ設定部344は、基地局10が設置されるエリアにおける回線品質の変動の大小に応じて、シフトレジスタ343の段数を適宜設定することが好ましい。
(3)動作例
基地局10の動作について、図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。尚、フローチャートでは、基地局10の一例である基地局10aに収容される移動局30について、基地局10aに隣接し、基地局10aと同じ制御局20に収容される基地局10bとのハンドオーバについて説明している。
制御局20の接続判定部22は、移動局30から送信される基地局10bの回線品質を読み取り、回線品質がHO開始閾値内であるか否かの判定を行う(ステップS101)。基地局10bの回線品質がHO開始閾値内である場合、制御局20は、基地局10aに対して、移動局30を優先的に基地局10bにハンドオーバさせるよう、移動局30の呼処理の優先度を上げる指示を送信する(ステップS102)。
基地局10の単調増加判定部15は、移動局30から送信される回線品質に含まれる回線品質の時系列的な移動平均の傾向に基づき、基地局10bの回線品質がHO開始閾値に入った直後であるか否かの判定を行う(ステップS103)。
基地局10bの回線品質がHO開始閾値に入った直後である場合(ステップS103:Yes)、基地局10の移動状態判定部16は、移動局30から送信される回線品質に基づき、移動局30が高速移動中であるか否かの判定を行う(ステップS104)。
移動局30が高速移動中である場合(ステップS104:Yes)、基地局10aは、移動局30について、他の基地局とのHO開始閾値を広くさせる指示を移動局30に送信する(ステップS105)。次に基地局10aのスケジューラ12は、移動局30との通信における変調方式を、最低の変調度の変調方式に変更する(ステップS106)。更に、基地局10aのスケジューラ12は、移動局30の呼処理に対して無線リソースを優先的に割り当てる処理を行う(ステップS107)。
かかる一連の処理によれば、先ず移動局30は、高速移動中である場合には、通常時よりも高い回線品質であっても、隣接する他の基地局とのハンドオーバを開始する。このため、基地局10aにおいて急激な回線品質の変動が生じる場合であっても、移動局30の通信が切断されてしまう状況が生じることを防止出来る。また、変調方式をより低い変調度のものに変更することで、より低い回線品質でも通信を維持可能となる。このとき、例えば16QAMなどの変調方式での通信が可能な状態であっても、例えばQPSKなどの変調方式に変更して通信を行わせることで、好適な回線品質を維持することが出来る。
更に、移動局30に対して優先的に周波数帯域幅や占有時間などの無線リソースを割り当てることで、移動局30が通信可能なデータ量を一時的に増加させる。このため、移動局30は、現在の通信を比較的短時間で完了させることが可能となる。特に基地局10aのセル圏外へと移動している移動局30については、ハンドオーバが開始されるまでの期間(例えば、HO判定時間など)内で現在の通信が完了することにより、ハンドオーバを行う機会が削減される。
一方、基地局10bの回線品質がHO開始閾値に入った直後である場合(ステップS103:No)にも、基地局10の移動状態判定部16は、移動局30から送信される回線品質に基づき、移動局30が高速移動中であるか否かの判定を行う(ステップS108)。
移動局30が高速移動中である場合(ステップS108:Yes)、基地局10aは、移動局30について、基地局10aとのHO終了閾値を狭くさせる指示を移動局30に送信する(ステップS109)。
この処理によれば、高速で基地局10aのセル圏外へと移動する移動局30に対して、基地局10a及び基地局10bと同時に通信可能なエリアたるハンドオーバエリアを狭めることが出来る。従って、移動局30は、比較的早い段階で基地局10bとのハンドオーバを終了させ、基地局10bへの収容を終了する。このため、基地局10aと基地局10bとの両方の無線リソースを移動局30が占有する期間を短くすることが出来、無線リソースをより有効に活用することが可能となる。
他方で、移動局30から送信される基地局10bの回線品質がHO開始閾値内に入っていない場合(ステップS101:No)、制御局20は、他にハンドオーバを行う呼が存在するか否かを検出する(ステップS110)。
他にハンドオーバを行う呼が検出される場合(ステップS110:Yes)、基地局10bの回線品質がHO開始閾値に達していない移動局30について、呼処理の優先度を下げる指示を基地局10aに送信する。
更に基地局10aは、単調増加判定部15の動作により、セル内に在圏する移動局30がセル圏外へと移動していないと判定される場合、スケジューラ12の動作により、該移動局30の通信における変調方式を一段階低い変調度に変更する制御を行う(ステップS112)。
以上、説明した処理によれば、基地局10aのスケジューラ12は、近い将来にハンドオーバが生じる可能性の比較的低い移動局30の通信の変調方式を下げることで無線リソースを確保する。基地局に近い移動局との通信においては、基地局からの制御信号について比較的高い受信電力が期待出来るため、直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)のように位相変化と振幅変化を組み合わせることでシンボルあたりの状態数を増加した伝送効率の高い変調方式が用いられる。他方で、受信電力が比較的低い場合、状態数の低いQAMや、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの位相変異変調(PSK:Phase Shift Keying)など、受信電力が低い場合でも比較的高い回線品質を維持可能な変調方式が用いられる。
上述のように、基地局10aにおいて、他の基地局10bなどとの接続を開始する移動局30との通信に対して、用いられる変調方式の変調度を低下させることで、急激に回線品質の悪化が生じる場合であっても移動局30との通信を維持可能となる。このため、通信の断絶によるハンドオーバ時の制御信号の送信エラーが好適に抑制可能となり、ハンドオーバの成功率が上昇する。
尚、基地局10aのセル内に在圏する移動局30のうち、ハンドオーバを行っている呼が少ない場合には、スケジューラ12は、変調方式を低下させた移動局30に対し、変調方式を元に戻す制御を行ってもよい。
更に、スケジューラ12は、ハンドオーバを行っている他の呼に対して確保した無線リソースを優先的に割り当て、ハンドオーバの適切な実行を促す。このため、ハンドオーバを行っている呼がリソース不足により切断される状況を好適に抑制出来る。
(4)ハンドオーバ先基地局決定処理
続いて、基地局10aに収容される移動局30の移動に伴うハンドオーバにおいて、ハンドオーバ先となる候補局が複数存在する場合のハンドオーバ先の基地局決定処理について図10を参照して説明する。図10は、ハンドオーバ先となる候補局が複数存在する場合のハンドオーバ先基地局の決定動作の流れを示すフローチャートである。かかる一連の処理動作は、制御局20の接続判定部22において実施される。ここに、候補局とは、移動局30が在圏する基地局10aに隣接する基地局であって、回線品質がHO開始閾値に達した基地局を示す趣旨である。
接続判定部22は、移動局30から送信される回線品質を読み取り、候補局が複数存在するか否かを判定する(ステップS121)。候補局が一つだけ存在する場合、接続判定部22は、該候補局をハンドオーバ先の基地局として決定する(ステップS127)。
候補局が複数存在する場合、接続判定部22は、基地局10の単調増加判定部15の判定結果に基づき、複数の候補局の内、回線品質が単調増加する候補局が存在するか否かを判定する(ステップS122)。
回線品質が単調増加する候補局が存在する場合、接続判定部22は、回線品質が単調増加する候補局が複数存在するか否かを判定する(ステップS123)。回線品質が単調増加する候補局が一つだけ存在する場合、接続判定部22は、該候補局をハンドオーバ先の基地局として決定する(ステップS127)。
回線品質が単調増加する候補局が複数存在する場合(ステップS123:Yes)、又は回線品質が単調増加する候補局が存在しない場合(ステップS122:No)、接続判定部22は、各候補局について回線品質の予測値の算出を行う(ステップS124)。接続判定部22は、候補局ごとに算出された回線品質の予測値の比較を行い、予測値が最高の候補局が複数存在するか否かの判定を行う(ステップS125)。回線品質の予測値が最高の候補局が一つだけ存在する場合(ステップS127:No)、接続判定部22は、該候補局をハンドオーバ先の基地局として決定する(ステップS127)。
接続判定部22における候補局の回線品質の予測値の算出と、該予測値に基づくハンドオーバ先の基地局の決定に係る機能部の構成とその動作について、図11のブロック図を参照して説明する。
図11に示されるように、接続判定部22は、各候補局について回線品質の処理を行う処理部221と、夫々用途の異なる比較器A225及び比較器B226とを備える。尚、接続判定部22は、処理部221を複数備え、候補局ごとに個別の処理を行う構成であることが好ましい。
例えば、図4に示されるように、基地局10aに収容される移動局30について、ハンドオーバ先となる候補局として、基地局10b及び基地局10cが存在する場合について説明する。以降、基地局10bを候補局a、基地局10cを候補局bと称して説明する。図11に示される例では、接続判定部22は、候補局aについての処理を行う処理部(候補局a用)221aと、候補局bについての処理を行う処理部(候補局b用)221bとを備えている。尚、各候補局に対応する処理部221は、夫々同様の構成を有している。
処理部221は、移動局30から基地局10経由で送信される候補局の回線品質の入力を受けるシフトレジスタ222と、加算器A223と、加算器B224とを備えて構成される。移動局30から送信される回線品質は、シフトレジスタ222で遅延された後に、加算器A223において、最新の回線品質Yiと1つ前の回線品質Yi−1との差分が算出される。
次に、加算器B224において、最新の回線品質Yiと、算出された回線品質の差分とが加算され、回線品質の予測値であるYi+1が算出される。尚、回線品質の予測値について、最新の回線品質Yiに回線品質の差分を例えばn回など複数回加算することで、更に後の回線品質の予測値であるYi+nが算出される態様であってもよい。
このように候補局ごとに算出された回線品質の予測値Yi+1は、比較器A225へと入力される。比較器A225は、候補局ごとの回線品質の予測値の入力を受け、大小の比較を行う。図11に示される例では、比較器A225は、処理部(候補局a用)221aから入力される候補局a予測値Yai+1と、処理部(候補局b用)221bから入力される候補局b予測値Ybi+1との比較を行う。そして、比較器A225は、回線品質の予測値がより大きくなる候補局をハンドオーバ先の基地局として決定する。
図10に戻り、説明を続ける。回線品質の予測値が最高となる候補局が複数存在する場合(ステップS125:Yes)、接続判定部22は、回線品質の予測値が最高となる候補局について、回線品質の変化量の比較を行う(ステップS126)。そして接続判定部22は、回線品質の差分がより大きい候補局をハンドオーバ先の基地局として決定する(ステップS127)。
より具体的には、図11に示されるように、接続判定部22の比較器B226は、候補局ごとに最新の回線品質Yiと一つ前の回線品質Yi−1との差分の入力を受け、大小の比較を行う。図11に示される例では、比較器B226は、処理部(候補局a用)221aから入力される候補局a差分と、処理部(候補局b用)221bから入力される候補局b差分との比較を行う。そして、比較器B226は、回線品質の差分がより大きくなる候補局をハンドオーバ先の基地局として決定する。
基地局10aは、制御局20の接続判定部22により決定されたハンドオーバ先の基地局の情報を、送信データとともに受信し、該基地局に対して移動局30のハンドオーバを行う。
以上、説明したハンドオーバ先基地局の決定処理によれば、測定される候補局の回線品質の瞬時の値の大小によらず、候補局の将来的な回線品質の予測を行うことで、より適切なハンドオーバ先基地局を決定することが出来る。
具体的には、回線品質がHO開始閾値に達した候補局が複数存在する場合に、接続判定部22は、各候補局の回線品質が単調増加しているか否かの判定を行う。回線品質が単調増加する候補局がただ一つ存在する場合、移動局30は該候補局のセル圏内に向かって移動しており、該候補局が将来的に最も回線品質が高い候補局となる可能性が高いと考えることが出来る。このため、該候補局は複数の候補局の中で最もハンドオーバが成功し易いといえる。
回線品質が単調増加する候補局が複数存在する場合、又は存在しない場合、接続判定部22は、各候補局の回線品質の予測値の算出と比較を行う。回線品質の予測値が最も高い候補局が存在する場合、移動局30は該候補局のセル圏内に向かって移動しており、該候補局が将来的に最も回線品質が高い候補局となる可能性が高いと考えることが出来る。このため、該候補局は複数の候補局の中で最もハンドオーバが成功し易いといえる。
将来的な回線品質の予測値が同等であり且つ他の候補局に比べて高い候補局が複数存在する場合、接続判定部22は、各候補局の最新の回線品質と一回前の測定において測定された回線品質との差分の大小の比較を行う。回線品質の差分が最も高い候補局が存在する場合、移動局30は該候補局のセル圏内に向かって移動しており、該候補局が将来的に最も回線品質が高い候補局となる可能性が高いと考えることが出来る。このため、該候補局は複数の候補局の中で最もハンドオーバが成功し易いといえる。
移動通信システム1の動作によれば、移動局30の移動に伴って、ハンドオーバ先の基地局となる候補局が複数存在する場合であっても、どの候補局が最もハンドオーバが成功する可能性が高い候補局であるかを推測することが出来る。このため、図2に示されるように移動局が移動する場合に、適切にハンドオーバ先を決定することが出来る。このため、従来の例のように複数回のハンドオーバが行われることを抑制することが可能となる。これは、基地局及び制御局の処理やネットワークにおけるトラフィックの増加を抑制することに繋がる。
(5)変形例
本発明の実施形態の移動通信システム1の変形例である移動通信システム1’に含まれる基地局10’、制御局20’及び移動局30’の構成について、図12を参照して説明する。尚、移動通信システム1’の各部のうち、図5に示される移動通信システム1と同様の構成については、同一の番号を付して説明を省略している。
基地局10’は、適応変調方式で移動局30と通信を行う構成であり、基地局10と同様に、共用器11、スケジューラ12、受信部13、送信部14、単調増加判定部15及び移動状態判定部16に加え、更に回線品質処理部17を備える。
回線品質処理部17は、移動局30の回線品質測定部34のうち、図8に示される回線品質の移動平均を算出する機能部と同様の構成であってよく、移動局30から送信されてくる回線品質の入力を受けて移動平均の算出を行う。算出された回線品質の移動平均は、単調増加判定部15及び移動状態判定部16に入力される。
制御局20’は、制御局20と同様、ハンドオーバ制御部21と接続判定部22とを備える。
移動局30’は、移動局30が備える回線品質測定部34の代わりに回線品質測定部34’を備える。回線品質測定部34’は、図1に示されるような従来の移動局130が備える回線品質測定部134と同様の構成であってよく、クロック信号に示される所定の周期で、回線品質の測定を行い、基地局10’へと送信する。
以上、説明した構成によれば、従来の移動局130と同様の構成である移動局30’から送信される回線品質の測定値に基づき、基地局10’の回線品質処理部17において回線品質の移動平均を算出することが出来る。
このため、移動通信システム1’によれば、回線品質の移動平均を算出する機能を有していない移動局30’を用いたとしても、上述した本発明の移動通信システム1の動作と同様の動作を行うことが出来る。結果、同様の効果を享受することが出来る。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう移動通信システム、通信制御方法及び基地局などもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
以上説明した実施形態に対して、更に以下の付記を記載する。
(付記1)
第1の基地局と、一つ以上の第2の基地局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局を収容する制御局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局と通信可能な移動局とを含む移動通信システムであって、前記第1の基地局は、前記移動局との通信における変調方式を複数通りの変調方式から設定する適応変調手段と、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定手段とを備え、前記制御局は、前記一つ以上の第2の基地局の内、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局を選択する接続判定手段と、前記移動局に対して、前記選択された第2の基地局との接続を指示するハンドオーバ制御手段を備え、前記適応変調手段は、前記第1の基地局に対して離隔中の前記移動局が前記選択された第2の基地局との接続を開始する場合、前記第1の基地局に対して離隔中の前記移動局が前記選択された第2の基地局との接続を開始する前と比較して、前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする移動通信システム。
(付記2)
前記適応変調手段は、前記第1の基地局に対して接近中の前記移動局が他の基地局との接続を開始する場合、前記第1の基地局に対して接近中の前記移動局が他の基地局との接続を開始する前と比較して、前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする付記1に記載の移動通信システム。
(付記3)
前記移動判定手段は、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質の変化量の絶対値が所定値以上である場合、前記移動局が高速移動中であると判定し、前記接続判定手段は、前記第1の基地局に対して高速で離隔中の移動局に対して、前記第1の基地局に対して高速で離隔中でない移動局に対して設定されるデフォルトの設定と比較して、前記第1の範囲を広く設定して、前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記1又は2に記載の移動通信システム。
(付記4)
前記ハンドオーバ制御手段は、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質が第2の範囲外となる場合、前記移動局に対して、前記第1の基地局との接続の切断を指示し、前記接続判定手段は、前記第1の基地局に対して高速で離隔中の移動局に対して、前記第1の基地局に対して高速で離隔中でない移動局に対して設定されるデフォルトの設定と比較して、前記第1の基地局との接続の切断の指示のための前記第2の範囲を狭く設定することを特徴とする付記3に記載の移動通信システム。
(付記5)
前記接続判定手段は、前記移動局が前記選択された第2の基地局と接続し、且つ前記第1の基地局との接続を切断する場合、前記移動局が高速で移動していない場合、又は前記移動局に対する呼が切断する場合、前記第1の範囲及び前記第2の範囲をデフォルトの設定に戻すことを特徴とする付記3又は4に記載の移動通信システム。
(付記6)
前記ハンドオーバ制御手段は、高速で移動している前記移動局に対して、他の移動局と比較して優先的に前記選択された第2の基地局との接続の指示、及び前記第1の基地局との接続の切断の指示のいずれか一方を行うことを特徴とする付記3から5のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記7)
前記第1の基地局は、前記移動局に対して無線リソースを割り当てる割当手段を更に備え、前記割当手段は、前記第1の基地局に対して高速で離隔中の前記移動局に対して、他の移動局と比較して優先的に無線リソースを割り当てることを特徴とする付記3から6のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記8)
前記適応変調手段は、前記第1の基地局に対して接続を開始する移動局が存在する場合、前記第1の基地局に対して離隔中でない前記移動局との通信における変調方式を、他の移動局と比較して変調度の低いものに設定することを特徴とする付記1から7のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記9)
前記接続判定手段は、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局が複数存在する場合、前記移動局における回線品質が単調増加する第2の基地局を選択することを特徴とする付記1から8のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記10)
前記接続判定手段は、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局が複数存在する場合、前記移動局における回線品質の予測値が最も高くなる第2の基地局を選択することを特徴とする付記1から9のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記11)
前記接続判定手段は、前記移動局における回線品質が第1の範囲内であり、且つ前記移動局における回線品質が単調増加する第2の基地局が複数存在する場合、又は前記移動局における回線品質が第1の範囲内であり、且つ前記移動局における回線品質が単調増加する第2の基地局が一つも存在しない場合、前記移動局における回線品質の予測値が最も高くなる第2の基地局を選択することを特徴とする付記9に記載の移動通信システム。
(付記12)
前記接続判定手段は、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局が複数存在する場合、前記移動局における回線品質の直近の変化量が最も大きい第2の基地局を選択することを特徴とする付記1から11のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記13)
前記移動局は、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局の夫々の前記移動局における前記回線品質の移動平均を算出し、前記回線品質の移動平均の傾向及び変化量を含む回線品質情報を前記第1の基地局に送信する第1算出手段を備え、前記移動判定手段は、送信される前記回線品質の移動平均の傾向に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行い、前記接続判定手段は、前記回線品質の移動平均に基づいて、前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記1から12のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記14)
前記移動局は、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質及び前記一つ以上の第2の基地局の回線品質の夫々の測定値を含む回線品質情報を前記第1の基地局に送信する測定手段を備え、前記第1の基地局は、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質及び前記一つ以上の第2の基地局の回線品質の夫々について移動平均を算出する第2算出手段を備え、前記移動判定手段は、送信される前記回線品質の移動平均の傾向に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行い、前記接続判定手段は、前記回線品質の移動平均に基づいて、前記第2の基地局を選択することを特徴とする付記1から12のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記15)
第1の基地局と、一つ以上の第2の基地局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局を収容する制御局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局と通信可能な移動局とを含む移動通信システムにおける通信制御方法であって、前記移動局との通信における変調方式を複数通りの変調方式から設定する適応変調工程と、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定工程と、前記一つ以上の第2の基地局の内、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局を選択する接続判定工程と、前記移動局に対して、前記選択された第2の基地局との接続を指示するハンドオーバ制御工程とを備え、前記適応変調工程は、前記第1の基地局に対して離隔中の前記移動局が前記選択された第2の基地局との接続を開始する場合、前記第1の基地局の前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする通信制御方法。
(付記16)
移動局と通信を行う基地局であって、前記移動局との通信における変調方式を複数通りの変調方式から設定する適応変調手段と、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定手段とを備え、前記適応変調手段は、当該基地局に対して離隔中の前記移動局が他の基地局との接続を開始する場合、前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする基地局。
10 基地局、
11 共用器(基地局側)、
12 スケジューラ、
13 受信部(基地局側)、
14 送信部(基地局側)、
15 単調増加判定部、
16 移動状態判定部、
20 制御局、
21 ハンドオーバ制御部(制御局側)、
22 接続判定部(制御局側)、
30 移動局(移動局)、
31 共用器(移動局側)、
32 受信部(移動局側)、
33 送信部(移動局側)、
34 回線品質測定部(移動局側)、
35 ハンドオーバ判定部(移動局側)、
36 接続判定部(移動局側)。

Claims (6)

  1. 第1の基地局と、一つ以上の第2の基地局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局を収容する制御局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局と通信可能な移動局とを含む移動通信システムであって、
    前記第1の基地局は、
    前記移動局との通信における変調方式を複数通りの変調方式から設定する適応変調手段と、
    前記移動局における前記第1の基地局の回線品質に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定手段と
    を備え、
    前記制御局は、
    前記一つ以上の第2の基地局の内、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局を選択する接続判定手段と、
    前記移動局に対して、前記選択された第2の基地局との接続を指示するハンドオーバ制御手段を備え、
    前記適応変調手段は、前記第1の基地局に対して離隔中の前記移動局が前記選択された第2の基地局との接続を開始する場合、前記第1の基地局に対して離隔中の前記移動局が前記選択された第2の基地局との接続を開始する前と比較して、前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記適応変調手段は、前記第1の基地局に対して接近中の前記移動局が他の基地局との接続を開始する場合、前記第1の基地局に対して接近中の前記移動局が他の基地局との接続を開始する前と比較して、前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記移動判定手段は、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質の変化量の絶対値が所定値以上である場合、前記移動局が高速移動中であると判定し、
    前記接続判定手段は、前記第1の基地局に対して高速で離隔中の移動局に対して、前記第1の基地局に対して高速で離隔中でない移動局に対して設定されるデフォルトの設定と比較して、前記第1の範囲を広く設定して、前記第2の基地局を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記ハンドオーバ制御手段は、前記移動局における前記第1の基地局の回線品質が第2の範囲外となる場合、前記移動局に対して、前記第1の基地局との接続の切断を指示し、
    前記接続判定手段は、前記第1の基地局に対して高速で離隔中の移動局に対して、前記第1の基地局に対して高速で離隔中でない移動局に対して設定されるデフォルトの設定と比較して、前記第1の基地局との接続の切断の指示のための前記第2の範囲を狭く設定することを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 第1の基地局と、一つ以上の第2の基地局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局を収容する制御局と、前記第1の基地局及び前記一つ以上の第2の基地局と通信可能な移動局とを含む移動通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記移動局との通信における変調方式を複数通りの変調方式から設定する適応変調工程と、
    前記移動局における前記第1の基地局の回線品質に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定工程と、
    前記一つ以上の第2の基地局の内、前記移動局における回線品質が第1の範囲内となる前記第2の基地局を選択する接続判定工程と、
    前記移動局に対して、前記選択された第2の基地局との接続を指示するハンドオーバ制御工程と
    を備え、
    前記適応変調工程は、前記第1の基地局に対して離隔中の前記移動局が前記選択された第2の基地局との接続を開始する場合、前記第1の基地局の前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする通信制御方法。
  6. 移動局と通信を行う基地局であって、
    前記移動局との通信における変調方式を複数通りの変調方式から設定する適応変調手段と、
    前記移動局における前記第1の基地局の回線品質に基づいて、前記移動局が前記第1の基地局に対して離隔中か接近中かの判定を行う移動判定手段と
    を備え、
    前記適応変調手段は、当該基地局に対して離隔中の前記移動局が他の基地局との接続を開始する場合、前記移動局との通信における変調方式を変調度のより低いものに設定することを特徴とする基地局。
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