JP2006514474A - 非同期無線ネットワークにおける干渉推定の精度改善 - Google Patents

非同期無線ネットワークにおける干渉推定の精度改善 Download PDF

Info

Publication number
JP2006514474A
JP2006514474A JP2004568571A JP2004568571A JP2006514474A JP 2006514474 A JP2006514474 A JP 2006514474A JP 2004568571 A JP2004568571 A JP 2004568571A JP 2004568571 A JP2004568571 A JP 2004568571A JP 2006514474 A JP2006514474 A JP 2006514474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time slot
received signal
segments
interference
frames
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004568571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4312156B2 (ja
JP2006514474A5 (ja
Inventor
シャー,ディペシュ・ハシュムクラール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Mobility LLC
Original Assignee
Cingular Wireless LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cingular Wireless LLC filed Critical Cingular Wireless LLC
Publication of JP2006514474A publication Critical patent/JP2006514474A/ja
Publication of JP2006514474A5 publication Critical patent/JP2006514474A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4312156B2 publication Critical patent/JP4312156B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters
    • H04B17/345Interference values

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

この発明は、非同期のTDMAまたはGSM無線ネットワーク(100)における遊休状態のチャネル上の干渉レベルを推定するためのシステムおよび方法を含む。チャネル内の時間スロット(s)の各々は、分離しているか、または重複する予め定められた数(n)のセグメントに分割される。次に、各時間スロット(S)間の各セグメント(N)の干渉レベルが測定されて格納される。測定値を取るフレームの数(f)を指定する累積期間(T)が確立される。この予め定められた累積期間(T)の後続の各フレーム(F)において、各時間スロット(S)の各セグメント(N)内の干渉レベルを測定し、先行のフレーム内の対応する時間スロット(S)および対応するセグメント(N)の測定値と平均化する。すべての時間スロット(s)のすべてのセグメント(n)内の干渉測定値の平均AVG()の最大値は、物理チャネル上の干渉測定値についての精度を高める。

Description

関連出願
本願は、2003年2月20日に出願されかつ「非同期無線ネットワークにおける精密な干渉推定(Precise Interference Estimation in Unsynchronized Wireless Networks)」と題された米国仮出願連続番号第60/448,121号、および2003年8月26日に出願されかつ「非同期無線ネットワークにおける干渉推定の精度の改善(Improved
Precision for Interference Estimation in Unsynchronized Wireless Networks)」と題された米国特許出願第10/649,448号の優先権を主張する。これらはすべて、この明細書において援用される。
発明の背景
技術分野
この発明は、無線ネットワークにおける干渉の測定に関し、より具体的には、干渉レベルを正確に推定するためのシステムおよび方法に関する。ここでは、干渉信号が、干渉の測定を実施する受信機と必ずしも時刻同期されていない。
TDMA(時分割多重アクセス(Time Division Multiple Access))無線ネットワーク、たとえばGSM(移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications))およびIS−136ベースの無線ネットワークにおいて、特定の基地局の受信可能域内にある、異なる移動局は、所定の周波数または周波数ホッピングの配列により規定される同一の物理チャネルを用いて送信を行なうことができる。しかしながら、これらの移動局用の信号は、異なる時間スロット内で送信されることにより、論理チャネルを規定する。
また、異なる基地局の受信可能域内の移動局は、周波数の再利用の原理に従い、同一の物理チャネルを用いて送信を行なうことができる。チャネルの再利用により、搬送波は効率よくスペクトルを使用することができるが、同一チャネル干渉の問題を生じることが多い。同一チャネル干渉は、移動局により送信された信号が、他の移動局により同一の物理チャネル上で同時に送信された1つ以上の信号によって破損されると生じる。同一チャネル干渉のレベルが高くなりすぎた場合、呼の品質が低下して、呼が欠落する可能性が高くなる。したがって、遊休状態のチャネル上で受信した信号の強度として一般に計算される干渉レベルの測定値が、ネットワーク設計および干渉回避技術において極めて有用なものとなる。
特に、干渉レベルの正確な測定は、無線インフラストラクチャで一般に実現される自動トラフィックチャネル選択アルゴリズムにとって重要である。基地局および/または移動交換センター(Mobile Switching Center)によって制御される自動トラフィックチャネル選択アルゴリズムは、移動局から発せられるチャネル要求に応答して、遊休状態の異なるチャネル上で測定された干渉レベルを用いて、無線の呼に割当てるべき最適なチャネルを決定することにより、無線周波スペクトルが一層効率よく使用されるようにし、システム性能を改善する。
一手法によると、干渉は、特定の物理チャネル上において、物理チャネルに関連付けられた時間スロットの各々における干渉レベルを測定し、次に、これらの測定値の最大値を
求めることによって推定される。時間スロット上の干渉の測定は、時間スロットの各ビットまたはシンボル内のエネルギの線形平均または対数平均を取ることによって行なわれ得る。しかしながらこのプロセスは、特に非同期ネットワークにおいて問題を生じる。干渉信号が、干渉の測定を行なう受信機と必ずしも時刻同期されているわけではないため、干渉の測定を行なう受信機における遊休状態の時間スロットが、別の基地局の2つの別個の時間スロット内の2つの異なる干渉波の時間スロットと重複し得る。したがって、測定された時間スロットの干渉測定値は、干渉波の一方または両方からの干渉を含み得る。受信機が干渉の測定を行なっている時間スロット(測定された時間スロット)内で、このような非同期の干渉波からの干渉の程度を予想することは不可能である。したがって、干渉の測定値は、時間スロット内で受けるピーク干渉を必ずしも反映しない。この問題により、特に、干渉を生じる移動のバーストが、干渉の測定を行なう受信機の複数の時間スロットと重複し、かつ、受信機が、測定された時間スロットの残りの部分で干渉を検出しない場合に、干渉レベルの著しい過小評価を生じるおそれがある。
上述の懸念に対処する試みとして、測定された時間スロットの各々を、n個のセグメントに分割することができる。干渉の測定が各セグメントに対して行なわれた後に、これらの干渉の測定値の平均が、その時間スロットについての干渉として選択される。また、送信が潜在的に非同期の特性を有していることにより、時間スロットのセグメントの中には、干渉を全く受けないことが考えられるものもある。なぜなら、測定された時間スロットが、多重干渉波の時間スロットに重複し得るか、または、多重バーストを含み得るか、または雑音および干渉バーストを含み得るためである。
以下の例1を考えられたい。図2は、その各々が異なる基地局に割当てられた2つのチャネルの時間スロットの関係を示す簡略ブロック図である。第1の基地局からのフレーム202は4個の時間スロットを含み、第2の基地局からのフレーム204も同様であるが、これらの時間スロットは同期されていない。移動局は、フレーム202の時間スロット1の間には第1の基地局を介して送信を行なう。この送信を行なう移動局により生じる干渉を測定することが目標であり、測定期間が、フレーム204の時間スロット2により表わされる論理チャネルであるものと仮定されたい。フレーム204の各時間スロットが10個のセグメントに分割され(図3に図示)、フレーム202内の時間スロット1の開始位置を基準点Kとして用いると、測定された時間スロット2の3つのセグメントは干渉を受けない。基準点Kの右側において、測定された時間スロット2の残りの7個のセグメントは、フレーム202の時間スロット1の間に生じる送信の重複部分により生じる干渉を受ける。送信の別の部分は、フレーム204の時間スロット3の一部に重複する。フレーム204の時間スロット2についての干渉が計算されると、この計算は、騒音を有する3個のセグメントと、フレーム202の時間スロット1の間に生じる信号送信による干渉の測定値を有する7個のセグメントとを含む。TDMAおよびGSMのネットワークが非同期の特性を有するため、測定を行なう受信機は、どちらのセグメントが干渉の測定値を含んでいるかを認識することができない。これらのn個のセグメント全体の干渉測定値の線形平均および対数平均はいずれも、時間スロット内の少なくともいくつかのシンボルに関し、実際に受けた干渉よりも低い干渉の推定値を生じる。
先行技術の代替例では、最大値を計算する前に重み付けアルゴリズムを一般に適用することにより、n個のセグメントの各々に、そのセグメント内に含まれるシンボルの相対的重要度に比例した重みが与えられる。たとえば、時間スロットの最初のセグメントは一般に制御ビットを含むことが考えられるため、データビットよりも低い重みを与えることができる。この場合、干渉レベルを推定する前にセグメントに重み付けを行なうことは、干渉バーストが必ずしも時刻調整されているわけではない非同期ネットワークにおいて、やはり問題となる。なぜなら、特定のシンボルに誤った重みを適用する可能性があるためである。干渉信号の制御ビット(これに加え、データビットまたは他の任意の重要なビット
)が、干渉の測定を行なう受信機の時間スロット内のどこに位置付けられているかを予想することはできない。干渉の測定を行なう受信機の時間スロット内におけるデータビットおよび制御ビットの位置は既知である。しかしながら、干渉バーストがすべてのデータビットと重複し得ないため、すべてのデータビットに関して測定された干渉は、依然として、少なくともいくつかのデータビットが受ける実際の干渉よりも低い干渉推定値を生じてしまう。
したがって、非同期ネットワークにおける干渉推定のための現時点での方法は、精密ではない。上述のセグメント化および重み付けプロトコルは、物理チャネルまたは論理チャネル上で受ける干渉の精密な測定値を生じない。以下の例はさらに、干渉を測定するための現時点での方法の欠点を示す。
例2は、図2および図3を再び参照する。ここでは、測定された時間スロットがフレーム204の時間スロット2である。データビットが、測定された時間スロットのセグメント3から10内に存在し、制御ビットが、測定された時間スロットのセグメント1から3内に存在し、制御ビットにはゼロの重みが与えられ、干渉バーストは、−90dBmにおいてセグメント6から10に生じ、セグメント1から5が−116dBmにおいて、雑音が測定されるものと仮定されたい。結果的に得られる干渉の推定値は以下の通りである。
Figure 2006514474
このチャネルが呼に割当てられた場合、データビットの62.5%が−90dBmにおいて干渉を受け、すなわち、このようなアルゴリズムが推定した干渉よりも10dBm高い。重みを変更しても、干渉の精密な推定値を生じない。
例3もまた、図2および図3を参照する。ここで、測定される時間スロットは、フレーム204の時間スロット2である。−100dBmの干渉バーストが、セグメント2から10にわたって存在するものと仮定されたい。それ以外の前提は例2と同様である。結果的に得られる干渉の推定値は以下のようになる。
Figure 2006514474
この場合の干渉もまた、−100dBmと推定され、これは、干渉が−90dBmの高さであった例1について推定された干渉と同じである。したがって、干渉を推定するための従来の方法は、かなり異なる干渉条件に対しても同じ干渉の測定値を生じ得る。
無線サービスのプロバイダは、無線の顧客に提供するサービスの品質向上にその労力の焦点を合わせているため、無線ネットワークの無線周波スペクトルを効率よく使用するためには、精密な干渉の測定が欠かせない。干渉レベルを過小評価することにより、解消されないまま置かれる、問題のある領域が生じ得、干渉量のより高い周波数に呼を割当てることが潜在的に生じ得、可能性として、顧客の不満および解約を生じる。過大評価により、搬送波はできるだけ効率よく周波数を再利用することができなくなり、それによってネットワークのコストが嵩む。したがって、非同期ネットワークにおいて干渉レベルを推定するための一層精密な手法が当該技術では必要とされる。
発明の開示
一般にこの発明は、非同期ネットワーク、たとえば以下のものに限定されないが、GSMまたはTDMA無線ネットワークにおいて干渉レベルを推定するためのシステムおよび方法を含む。この発明のシステムおよび方法は、好ましくはシーケンシャルな複数のフレームの持続期間にわたって各時間スロットの各セグメント内で検出された、平均化された干渉測定値のピークを求めることにより、干渉推定の手法の精度を高める。
この発明に従い、各フレームの各時間スロット(slot1,slot2,slots,…,slots)がn個のセグメント(segment1,segment2,segmentn,…,segmentn)に分割される。ここでnは変数であり、たとえば2から162に及ぶ。この発明の或る特定の実施例において、各セグメントは互いに分離しているが、他の実施例において、各セグメントは1つ以上の他のセグメントと重複する。セグメントは、必ずしもそうではないが、好ましくは等しい。第1のフレームf1の各時間スロットslotsに対する各セグメントsegmentn内の干渉レベルが、次に測定されて格納される。したがって、s個の遊休状態の時間スロットが存在する場合、n×s(n*s)個の測定値が1フレーム内で収集される。ここに記載するように「フレーム」という用語は、事象の完全な1サイクルを指し、さまざまなサブチャネルに加え、制御および較正用の余剰ビットに対応する時間スロットのシーケンスを含む。
次のフレームf2において、各時間スロットslotsの各セグメントsegmentn内の干渉レベルが測定され、n*s個の測定値の各々についての以前の対応する測定値と平均化される。すなわち、以前のフレーム(s)からのs番目の時間スロットのn番目のサンプルが、現在のフレームのs番目の時間スロットのn番目のサンプルと平均化される。一実施例において、現在の測定値に異なる重み係数が適用される。この重み係数は、セグメントのそれぞれの値に応じて、または、時間スロットの予め定められた部分、たとえば中央のセグメントに測定の焦点を合わせたいという要望に応じて決定され得る。他の実施例において、測定値は等しく重み付けされる。
この測定プロセスは、予め定められた累積期間Tにわたって継続する。Tは、一定数のフレーム、たとえば、少なくは2個から多くは5000個のフレームに及ぶ。代替的に、累積期間Tは、予め定められた時間間隔で、たとえば、100ミリ秒から25秒に及ぶ。これらの範囲はさまざまな累積期間を単に例示するものにすぎず、考え得る最大値または最小値を示すように意図されない。
測定期間Tの終了時において、または、各フレームについての測定値が取られた後に、平均化のステップを行なうことができる。測定値が一旦収集されて、累積期間Tにわたって平均化されると、これらの平均の最大値は、物理チャネル上での干渉を示す。
この発明は特に、遊休状態のチャネルの干渉の手法、たとえば、利用可能な遊休状態のチャネルが呼の開始またはハンドオフ用に選択される前に、そのチャネルを評価するための手法において特に有用である。遊休状態のチャネルを評価する実施例において、時間スロットの1つが、干渉の推定を行なっている基地局におけるアクティブな呼に割当てられた場合、このアクティブな呼の持続期間中は干渉の測定値が累積されない。
この発明のさまざまな実施例の例示的なシステムおよび方法を示すために、一般的な干渉の計算の一例を示し、以下により詳細に説明する。
累積期間Tが、約20msecであり得る1つのフレームの持続期間に等しいものと仮定されたい。累積期間Tの終了時において、フレーム内の各時間スロットsについて信号
強度のn個の測定値が収集される。各測定値は、その時間スロット内のセグメント内で検出された干渉レベルを表わす。n個の測定値の最大値は、その特定の時間スロット内で検出された干渉レベルの粗い推定値のみを提供する。
この発明は、より正確な推定の手法を提供し、それにより、時間スロットの特定のセグメント中に検出された信号強度は、後続の複数のフレームの対応する時間スロットの対応するセグメント内で検出された信号強度と平均化される。次に、論理チャネル全体の干渉レベルのピークが、特定の時間スロットについての「各セグメントの平均化された測定値」のピークとして識別される。物理チャネル全体の干渉レベルのピークも同様に、物理チャネル内のすべての時間スロットについての平均化された測定値のピークとして識別される。
論理チャネル上の干渉レベルの推定
好ましい実施例において、累積期間Tは、各々がs個の時間スロットとn*s個のセグメントとを含む複数のフレームを含む。したがって、全部でn**f個のセグメントについての干渉の測定値が収集され、ここで、fは累積期間T内のフレーム数である。フレームfの各々内のs番目の時間スロットのn番目のセグメントにおける干渉の測定値は、ともに平均化される。累積期間Tの終了時において、n*s個の信号強度の測定値の平均が計算される。各平均は、時間スロット内の特定のセグメント中に検出された干渉の信号強度を表わす。各時間スロットについてのn個の平均化された干渉レベルの最大値は、その時間スロットに関連付けられた論理チャネル上での干渉レベルを生じる。
物理チャネル上で検出される干渉レベルの正確な推定
上で計算された、n*s個の平均化された測定値の最大値は、干渉の測定を行なう基地局が受ける、物理チャネル上での干渉レベルの推定値を提供する。
有利にも、この発明のシステムおよび方法は、同一チャネル干渉の正確な測定値を提供する。不連続送信モードにおいて干渉する1つ以上のモバイル装置により生じる干渉を測定する際にも、精度の上昇が認識される。これらのおよび他の特徴、目的、および/または利点は、以下により詳細に説明するように、この発明の実施例のさまざまな局面から生じ得る。
次に、添付の図面を参照して、好ましくかつ代替的な実施例を説明する。この図面では、同じ参照番号が同様のまたは同一の特徴または機能を示す。
発明を実施するための態様
一般にこの発明は、非同期無線ネットワークにおいて干渉を推定する精度を改善するためのシステムおよび方法を包含する。この非同期無線ネットワークにおいて、干渉信号は干渉の測定を行なう受信機と必ずしも時刻同期されているわけではないことが考えられる。この発明のシステムおよび方法は、遊休状態のチャネルの干渉を測定する技術に関して主に説明されているが、当業者は、干渉を測定するためのさまざまな他の公知のシステムおよび方法、ならびにこれから開発されるであろうさまざまなシステムおよび方法に関連した適用例を容易に思い付くであろう。
図1は、この発明の例示的な環境としてGSMネットワーク100を示す簡略ブロック図であるが、この発明のさまざまなシステムおよび方法は、IS−136ベースのTDMA無線ネットワークを含むさまざまな種類の無線ネットワークで実現することができる。ネットワーク100は、移動交換センター(MSC)102を含む。MSC102は、少なくとも部分的に、無線リソース(RR)を動的に記録して、MSC102のサービス領
域内の各移動局104にその無線リソースを割当てる機能を有する。或る特定の実施例において、MSC102はメモリ102a等の記憶素子を含む。メッセージおよび制御信号が、双方向通信リンクを介してMSC102から、BSC106およびBSC107として図示される少なくとも1つの基地局コントローラ(Base Station Controller(BSC))に中継される。各BSCは、図面においてBTS108およびBTS110として図示される少なくとも1つの基地局(Base Station(BTS))を制御する。BSCは、BTS内に物理的に位置付けられ得、または、Abisインターフェイスを介してBTSと通信し得る。或る特定の実施例において、BSC106はメモリ106aを含み、BSC107はメモリ107aを含む。
BTS108および110の各々は、基地局のそれぞれのサービス領域内で作動する移動局との間でメッセージおよび制御信号の送受信を行なうのに必要とされるさまざまな物理的構成要素および論理的構成要素を含む。これらの構成要素には、以下のものに限定されないが、信号強度測定受信機(SSR)111等の無線装置、アンテナ、および送受信機(TRX)112が含まれる。各TRX112はさらに、送受信機メモリ113を含み得る。
SSR111は、TRX112内における一体的な論理的構成要素であり得、または、BTSの独立した構成要素であり得る。SSR111は、BSC107から受信した信号により制御され、BSC107は次いで、MSC102から受信した信号により制御される。したがって、SSR111は、BTSが利用することのできるチャネルを走査するように誘導されて、最適かつ利用可能なチャネルを決定し、移動局が受信する通信要求を満たすことができる。他の実施例において、TRXには或る周波数が割当てられ、SSR111は、TRXに割当てられた周波数においてTRXの遊休状態の全時間スロットに対し、連続して干渉の測定を行なう。
当業者が認識するように、ネットワーク100は、上述の要素に加え、追加のまたは代替的な物理的または機能的構成要素、配線接続、無線接続、スイッチ、および通信装置間での通信を確立するための他の装置の任意の組合せを含む。
この発明の例示的な実施例に従い、ネットワーク100は非同期式であり、したがって、図2にさらに示すように、BTS108のフレームの時間基準は、BTS110のフレームの時間基準と必ずしも同期されているわけではない。
各BTSは、セルと一般に呼ばれるサービス領域に関連付けられる。このセルには、一般にいくつかの周波数チャネルを含む利用可能な周波数スペクトルの特定の一部が割当てられる。一般的な周波数再利用方式に従い、同一クラスタ内の隣接するセル間には、共通の周波数チャネルが割当てられない。むしろ、1つのクラスタ内の各セルは、時間内の所定の時点において周波数スペクトル内の異なるチャネルを用いる。クラスタ内のセル数は、セルの直径、アンテナの高さ、再利用の方式等のパラメータに応じて変化する。隣接することが考えられる別のクラスタ内のセルは、第1のクラスタと同じ周波数帯域内のチャネルのうちのいくつかまたはすべてを使用することができる。各セルに応対するBTSの放送電力は一般に、BTSが応対するセルの物理的境界に、信号の伝播を制限するように構成される。これらの手段にもかかわらず、別のクラスタ内の隣接しないセルから所望しない信号が伝播することが考えられる。たとえば、BTS110にも割当てられた特定の周波数チャネル上でBTS108が応対している移動局104から信号が送信された場合、この移動局は、BTS110において同一チャネル干渉を生じ得る。
図1に示す例示的な実施例において、移動局104はセル114内に存在する。セル114は、BTS108のサービス領域を構成しているため、BTS108による応対を受
ける(BTS108を介してメッセージおよび信号を受信する)。セル116は、BTS110のサービス領域を構成する。セル114はクラスタ118の一部分であり、セル116はクラスタ120の一部分である。図面において、移動局104はBTS110による応対を受けていないが、移動局104が送信した信号は、セル114が規定するBTS108のサービス領域を超えて広がる領域122内に少なくとも断続的に伝播する。漂遊信号(stray signal)が伝播する領域122はまた、クラスタ118を超えて広がり、BTS110において、その他の態様では遊休状態の共通なチャネルに干渉を生じ得る。自動トラフィックチャネル選択アルゴリズムが、セル116により規定されるBTS110のサービス領域内で作動する別のモバイル装置にその遊休状態のチャネルを割当てた場合、この干渉は、呼の品質を下げるおそれがある。有利にもこの発明は、ネットワークの非同期の特性にもかかわらず、遊休状態のチャネル上の同一チャネル干渉のレベルを推定する精度を高め、したがって、自動トラフィックチャネル選択の手法の実施を改善することができる。
この発明の一実施例に従い、SSR111は、この発明のさまざまな方法に従って干渉の測定を行なう。SSR111は、たとえば、さまざまな公知の、またはこれから開発されるチャネル選択アルゴリズムを実行するために、遊休状態の時間スロット上の干渉を識別および測定する。
図2は、2つの物理チャネルのフレームの時間スロットの関係を示す簡略ブロック図である。各物理チャネルには、例示的な非同期ネットワークにおける異なるクラスタ内の異なる基地局が割当てられる。これらのチャネルは、或る周波数スペクトルの同一部分を共有する。フレーム202は基地局108に関連付けられ、フレーム204は基地局110に関連付けられる。フレーム202において、時間スロット1は、絶対時間基準Kにおいて開始する。フレーム204に関し、基準時刻Kは、時間スロット2内に存在し、その時間スロットの開始地点とアライメントされない。図示する実施例では、移動局104がフレーム202の時間スロット1の間に送信を行ない、この送信が、フレーム204の遊休状態の時間スロット2および3に干渉を生じるものと想定されたい。さらに、図3に示すように、フレーム204の時間スロット2がn=10個のセグメントに分割され、注目する時間スロットが、フレーム204の時間スロット2であると仮定されたい。この例において、フレーム204の時間スロット2が規定する論理チャネルは、フレーム202の時間スロット1で生じる送信により、セグメント4から10において干渉を受ける。
図4のフロー図は、この発明に従った、非同期無線ネットワークにおいて特定の論理チャネルおよび/または特定の物理チャネルが受ける干渉を測定するための例示的な方法400を示す。この発明に従った方法のさまざまな実施例の任意のものを、自動チャネル選択手法の構成要素として実施することができる。
方法400のステップを次に詳細に説明する。方法400は、ステップ402において開始する。ステップ404において、セグメント化の値nが確立される。ここでnは、時間スロット(slot1,slot2,slots,…,slots)内において、必ずしもそうではないが好ましくは等価なセグメントの数を示す。時間スロットslotsは、任意のセグメント数(segment1,segment2,segmentn,…,segmentn)に分割されてよいが、好ましくは、セグメント数は2から162である。ステップ404は任意である。なぜなら、nが予め定められた定数であるか、または変動可能にプログラムすることのできる量であることが考えられるためである。
次に、方法400はステップ406に進む。ここでは、時間スロットsのn個のセグメントの各々の間において、受信信号の強度が測定される。干渉を生じる1つの送信または複数の送信の受信信号の強度により、干渉レベルが表わされる。注目する時間スロットが
可能性として未使用状態であるため、受信した任意の信号は、干渉および/または雑音であると考えられる。次に、ネットワークがアクセスすることのできる任意の記憶素子に、この干渉レベルがsnとして格納される。記憶素子は、たとえば以下のものに限定されないが、BSC106におけるメモリ106a、MSC102におけるメモリ102a、干渉の測定を行なうBTS110内のTRX112に関連付けられたメモリ113、またはBTS110に関連付けられたデータベースが含まれる。たとえばこの発明に従った干渉の測定値を含むメモリの例示的なアーキテクチャの概念図である図5を参照すると、ステップ406では、時間スロット1のセグメント1内における受信信号の強度が測定されて11として格納される。時間スロット1のセグメント2内における受信信号の強度が測定されて12として格納され、以下同様にして1Nまで続く。
方法400により説明される実施例は、すべての論理チャネルの個々の測定を容易にし、かつ、物理チャネル全体の測定を容易にするが、この方法を、1つ以上の選択された論理チャネル上の干渉を代替的に測定するように適合することができる。したがって、再び図4を参照すると、例示的な方法400はステップ408に進む。ステップ406の要素は、累積期間T内の第1のフレームの残りの時間スロットの各セグメントに対して繰返される。再び図5を参照すると、これらの測定により、21からSNについての格納された値を生じる。方法400のこの時点において、累積期間T内に含まれるf個のフレームの1つについての干渉の測定値が得られる。
次に、ステップ410において、ステップ406および408の要素が、累積期間T内の残りのf個のフレーム(2からF)の各々に対して繰返される。これらの測定により、11からsnについて、さらに格納された値が生じる。第1のフレームについての格納された値である11からSNは、以降のフレームについて収集された以降の任意の値である11からSNで必ずしも上書きされるわけではない。むしろ、これらの値は、フレームごとに格納されてから平均化され得、または、ステップ412に関して説明するように、動的に平均化され得る。代替的に、格納された値である11からSNは、先入れ先出し(FIFO)記憶素子に格納されて、最後のY個のフレームの移動平均(rolling average)の計算を容易にすることができる。
ステップ412において、累積期間Tにわたるの測定値の平均が計算され、AVG(s)として格納される。sおよびnについて対応する値を有する測定値のみがともに平均化されることを認識されたい。たとえば、再び図5を参照すると、フレーム1についての測定値である15[Frame 1(15)]は、フレーム2からFについての測定値である15([Frame 2(15)]から[Frame n(15の)])と平均化され、それによって以下の式が示すように、AVG(15)を生じる。
Figure 2006514474
ここでfは、1からF(f=1…F)に等しく、sおよびnは定数であり、この式を以下のように展開することができる。
Figure 2006514474
AVG(sn)は、f個のフレームを含む累積期間Tの間の置換スロットsのセグメントnの間に検出された干渉の平均である。上述のように、この平均化は、累積期間Tの終了時に生じ得るか、または、各測定値である15が得られるのに伴って動的に生じ得る。AVG(sn)を動的に計算するために、新規の測定値であるsnの各々に、適切な重み係数を適用する。
再び図4を参照すると、時間スロットsにより規定される論理チャネル上の干渉の正確な測定値を計算するために、方法400はステップ414に進む。ステップ414において、論理チャネル上の干渉レベルIsは、以下に示すように、時間スロットsのセグメント1からNの間において検出された干渉の平均(累積期間Tにわたる)の最大値として推定される。
Figure 2006514474
ここでnは1からN(n=1…N)に等しく、sは定数であり、この式は以下のように展開することができる。
Figure 2006514474
ここでもまたsは、所定の周波数を有する特定の時間スロットである論理チャネルを規定する。
一例として、再び図5を参照すると、時間スロット1として規定された論理チャネル上の干渉レベルI(1)は、AVG(11)からAVG(1n)の最大値として推定される。
再び図4を参照すると、この方法は、時間スロット1からSにより規定される物理チャネル上の干渉の正確な測定値を計算するために、代わりにステップ416に進む。ステップ416において、物理チャネル上の干渉は、以下の式の一方または両方により示されるように、時間スロット1からSの各々のセグメント1からNの間に検出された干渉の平均(累積期間Tにわたる)の最大値として推定される。
Figure 2006514474
ここでn=1…Nであり、s=1…Sである。
この累積期間の後に、別の累積期間Tが開始することが考えられ、方法400が繰返されてさらなる干渉の測定値等を提供する。
この発明の方法を実施するためのさまざまなシステムが企図される。これらのシステムの各々の要素は、注目する時間スロット上での受信信号を検出するための手段と、受信信号の強度を測定するための手段と、受信信号の強度の測定値を格納するための手段と、受信信号の強度の平均を計算し、かつ、受信信号に起因し得る干渉を推定するための処理手段とを含む。上述の例示的な実施例のさまざまな要素は、これらの手段の1つ以上として作動し得る。再び図1を参照すると、この発明の或る特定の実施例において、SSR111は検出および測定手段であり、この手段は、SSR111がアクセスすることのできる任意のメモリ(SSR111、BTS110、TRX112、BSC107、またはMSC102に一体化した記憶素子、たとえばメモリ113、メモリ107a、またはメモリ102aを含む)であり、処理手段は、SSR111がアクセスすることのできる任意のプロセッサであり、SSR111、BTS110、TRX112、BSC107、またはMSC102に一体化したプロセッサを含む。格納手段は、好ましくは、信号強度の測定値、信号強度の平均の計算値、および干渉の推定値を反復式または回転式にバッファリングすることのできる更新可能なバッファを含む。
この発明に対して明らかな特性を有するさまざまな変更および変形が生じ得ることが当業者には明らかであり、このような変更および変形のすべては前掲の請求項の範囲内に入ると考えられる。たとえば、この発明のシステムおよび方法は遊休状態のチャネルの干渉推定に関して開示されているが、作動中のチャネルの測定中における測定を可能にするさまざまな信号処理アルゴリズムにこの発明のシステムおよび方法を適合することができ、これらのさまざまな信号処理アルゴリズムには、C/I(搬送波対干渉比)を補間するための基準として、干渉波の信号強度ではなくBER(ビット誤り率)を考慮するアルゴリズムが含まれる。別の例として、各時間スロットが分割されて生じるセグメントは、等しい長さおよび/または持続期間を有してよく、または、1つの時間スロットが、さまざまな長さおよび/または持続期間を有するセグメントに分割されてよい。
さらに、上述するように、各時間スロットが分割されて生じる上述のセグメントは、隣接物を有した状態で互いに分離していてよく、および/または、両側面が当接してよい。図6は、この発明のシステムおよび方法に関する代替的かつ例示的な累積期間Tを示す簡略図である。図6に示す実施例において、これらのセグメントは分離していない。むしろ、各セグメントは1つ以上の先行するおよび/または後続のセグメントに重複する。セグメントが交互にずらした状態で垂直方向にアライメントされているのは、セグメントの重複する縁部の識別を可能にすることのみを意図する。
当業者は、上に開示したシステムおよび方法が、干渉を推定するための上述の方法を用い、自動化されたトラフィックチャネル選択を行なうためのシステムおよび方法として適用され得ることを認識するであろう。より具体的に、最適かつ利用可能なチャネルは、推定した信号強度と予め規定されたしきい値とを比較して、推定した信号強度がしきい値を上回らない場合に特定の時間スロット上に無線接続を確立することにより選択され得る。このようなチャネル選択方法のさまざまな実施例が企図され、ここでは、既知のまたはこれから開発されるであろうトラフィックチャネル選択技術が、ここに説明するように実施される干渉推定に基づいて適用される。
この発明のシステムおよび方法は、アナログ信号およびデジタル信号の測定において実施され得る。当業者はたとえば、SSRの代わりにデジタル位置決め検証モジュールが使用できることを容易に認識するであろう。
当業者には、ここに開示した発明の明細書および実施例を考慮することにより、この発明の他の実施例が明らかになるであろう。明細書および実施例は単に例示として考えられており、説明および前掲の請求項に示すようにこの発明の精神および範囲内に入ることが意図される。
この発明のさまざまなシステムおよび方法に対する例示的な環境を示す簡略ブロック図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、非同期ネットワーク内の異なる基地局から発せられた信号のフレーム内における時間スロットの相対位置を示す簡略ブロック図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、時間スロットをn個のセグメントに分割することを示す簡略ブロック図である。 この発明の例示的な実施例に従った例示的な方法を示すフロー図である。 この発明のシステムおよび方法に関する例示的な累積期間Tを示す簡略図である。 この発明のシステムおよび方法に関する別の例示的な累積期間Tを示す簡略図である。

Claims (26)

  1. 無線ネットワークにおいて、第1のフレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々における第1の受信信号の強度を測定することにより、時間スロット内の信号強度を推定するための方法であって、
    a. 第2のフレーム間の対応する時間スロット内の複数のセグメントの各々における第2の受信信号の強度を測定するステップにより特徴付けられ、第1のフレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々は、第2のフレーム間の対応する時間スロット間の複数のセグメントの各々に1対1対応し、前記方法はさらに、
    b. 第1のフレームの測定された第1の受信信号の各々を、第2のフレームの、対応する測定された第2の受信信号と平均化することにより時間スロットの各セグメントについての受信信号の強度の平均を計算するステップと、
    c. 計算するステップに基づき、受信信号の強度の平均の最大値を選択することにより信号強度を推定するステップとにより特徴付けられる、方法。
  2. d. 複数のフレームを含む累積期間を規定するステップと、
    e. 累積期間内の複数のフレームの残りのものに対してステップb.を繰返すステップと、
    f. 累積期間内の複数のフレーム全体にわたり、測定された受信信号の強度を平均化することにより、ステップc.を実施するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 時間スロット内のセグメントの各々は等しい、請求項1に記載の方法。
  4. 時間スロットは分離したセグメントに分割される、請求項1に記載の方法。
  5. 時間スロットは重複するセグメントに分割される、請求項1に記載の方法。
  6. 時間スロットは未使用状態であり、推定された信号強度は、そのタイムスロット内の干渉を表わす、請求項1に記載の方法。
  7. e. 複数のフレームを含む累積期間を規定するステップと、
    f. 累積期間内の複数のフレームの残りのものに対してステップb.を繰返すステップと、
    g. 累積期間内の複数のフレームの全体にわたり、測定された受信信号の強度を平均化することにより、計算するステップを実施するステップとをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 累積期間を規定するステップは、その持続期間が時間ベースである累積期間を規定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  9. 累積期間を規定するステップは、その持続期間がフレーム数に基づく累積期間を規定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  10. 第1の測定するステップの前に時間スロットを複数のセグメントに分割するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 時間スロットを複数のセグメントに分割するステップは、時間スロットを等しいサイズの複数のセグメントに分割するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 累積期間は一定のままであり、後続のフレームの各々は、測定するステップおよび計算するステップにおいて最も古いフレームに取って代わる、請求項2に記載の方法。
  13. 推定された信号強度と予め規定されたしきい値とを比較するステップと、推定された信号強度がしきい値を上回らない場合に無線接続を時間スロット上に確立するステップとをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  14. ステップc.はさらに、複数のセグメントの各々に重み係数を適用するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 無線ネットワークにおいて、時間スロット内の信号強度を推定するための方法であって、
    a. 複数のフレームを含む累積期間を規定するステップと、
    b. 第1のフレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々において第1の受信信号の強度を測定するステップと、
    c. 後続の各フレーム間の対応する時間スロット内の複数のセグメントの各々において受信信号の強度を測定することにより、累積期間内の複数のフレームの残りのものについての受信信号の強度を測定するステップとにより特徴付けられ、第1のフレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々は、後続の各フレーム間の対応する時間スロット間の複数のセグメントの各々に1対1対応し、前記方法はさらに、
    d. 第1のフレームの測定された第1の受信信号の各々を、累積期間内の後続の各フレームの対応する測定された受信信号と平均化することにより、時間スロットの各セグメントについての受信信号の強度の平均を計算するステップと、
    e. 計算するステップに基づき、受信信号の強度の平均の最大値を選択することにより信号強度を推定するステップと、
    f. 次のフレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々において受信信号の強度を測定するステップと、
    g. ステップd.で収集した測定値の各々を、ステップf.で取った測定値と平均化することにより、時間スロットの各セグメントについての受信信号の強度の平均を再計算するステップと、
    h. ステップe.を繰返すステップとにより特徴付けられる、方法。
  16. 時間スロット内の干渉を推定するためのシステムであって、
    予め規定された累積期間内の各フレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々において受信信号を検出するための回路を含み、累積期間内の第1のフレーム間の時間スロット内の複数のセグメントの各々は、後続の各フレーム間の対応する時間スロット間の複数のセグメントの各々に1対1対応し、前記システムはさらに、
    受信信号の強度を測定するための回路と、
    受信信号の強度の測定値を格納するためのコンピュータ読取可能な媒体と、
    処理装置とを含み、前記処理装置は、
    累積期間内の第1のフレームの測定された受信信号の各々を、後続の各フレームの対応する測定された受信信号と平均化することにより、時間スロットの各セグメントについての受信信号の強度の平均を計算するステップと、
    計算するステップに基づき、受信信号の強度の平均の最大値を選択することにより、受信信号に起因し得る干渉を推定するステップとを実施するためのものである、システム。
  17. 受信信号の強度を測定するための回路、およびコンピュータ読取可能な媒体は、信号強度受信機に一体化される、請求項16に記載のシステム。
  18. コンピュータ読取可能な媒体は、基地局の送受信機メモリを含む、請求項16に記載のシステム。
  19. コンピュータ読取可能な媒体は、基地局送受信機(BTS)メモリを含む、請求項16に記載のシステム。
  20. コンピュータ読取可能な媒体は、基地局コントローラメモリを含む、請求項16に記載のシステム。
  21. コンピュータ読取可能な媒体は、移動交換センターのメモリを含む、請求項16に記載のシステム。
  22. 処理装置は、信号強度受信機に一体化される、請求項17に記載のシステム。
  23. 処理装置は、基地局送受信機に一体化される、請求項16に記載のシステム。
  24. 処理装置は、基地局送受信機(BTS)に一体化される、請求項16に記載のシステム。
  25. 処理装置は、基地局コントローラに一体化される、請求項16に記載のシステム。
  26. 処理装置は、移動交換センターに一体化される、請求項16に記載のシステム。
JP2004568571A 2003-02-20 2003-11-19 非同期無線ネットワークにおける干渉推定の精度改善 Expired - Fee Related JP4312156B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US44812103P 2003-02-20 2003-02-20
US10/649,448 US7149476B2 (en) 2003-02-20 2003-08-26 Precision for interference estimation in unsynchronized wireless networks
PCT/US2003/036922 WO2004075590A1 (en) 2003-02-20 2003-11-19 Improved precision for interference estimation in unsynchronized wireless networks

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006514474A true JP2006514474A (ja) 2006-04-27
JP2006514474A5 JP2006514474A5 (ja) 2006-09-14
JP4312156B2 JP4312156B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=32912281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004568571A Expired - Fee Related JP4312156B2 (ja) 2003-02-20 2003-11-19 非同期無線ネットワークにおける干渉推定の精度改善

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7149476B2 (ja)
EP (1) EP1649714B1 (ja)
JP (1) JP4312156B2 (ja)
AU (1) AU2003291084A1 (ja)
DE (1) DE60317575T2 (ja)
HK (1) HK1084283A1 (ja)
WO (1) WO2004075590A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099293A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Samsung Electronics Co Ltd 広帯域無線通信システムにおけるセグメント再割当装置及び方法
JP2010178334A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc Ofdmaネットワークにおいてリソースを割り当てる方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7236789B2 (en) * 2003-02-27 2007-06-26 Lucent Technologies Inc. Channel rate and physical channel selection in wireless communications networks
DE10322735B3 (de) * 2003-05-20 2004-12-16 Infineon Technologies Ag Qualifizierung und Selektion der Frequenzkanäle bei einem adaptiven Frequenzsprungverfahren mittels Feldstärkenmessung
US7489944B2 (en) * 2005-06-01 2009-02-10 Alcatel-Lucent Usa Inc. Method of allocating power over channels of a communication system
JP4845644B2 (ja) * 2006-08-29 2011-12-28 三洋電機株式会社 通信方法およびそれを利用した無線装置
JP4656095B2 (ja) * 2007-06-20 2011-03-23 日本電気株式会社 基地局制御装置及び基地局制御方法
WO2009054761A1 (en) * 2007-10-25 2009-04-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and arrangement in a telecommunication system
GB0725052D0 (en) * 2007-12-21 2008-01-30 Fujitsu Lab Of Europ Ltd Communications system
US8140067B1 (en) * 2008-01-03 2012-03-20 Sprint Communications Company L.P. Systems and methods for call analysis
US8483620B2 (en) * 2008-02-07 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management
US20090203320A1 (en) * 2008-02-07 2009-08-13 Qualcomm Incorporated Asynchronous interference management based on timeslot overlap
US9094986B2 (en) * 2008-02-07 2015-07-28 Qualcomm, Incorporated Synchronous and asynchronous interference management
US8149806B2 (en) * 2008-03-11 2012-04-03 Intel Corporation Mechanism to avoid interference and improve communication latency in mmWave WPANs
US7822074B2 (en) * 2008-05-06 2010-10-26 Motorola Mobility, Inc. Synchronization between uncoordinated time division duplex communication networks
US8842785B2 (en) * 2008-07-01 2014-09-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Soft scaling method and apparatus
US8204510B2 (en) * 2010-10-08 2012-06-19 Trueposition, Inc. Detection and selection of a reference signal for network-based wireless location
US20150004979A1 (en) * 2013-06-26 2015-01-01 Sharp Kabushiki Kaisha Hetnet measurement and reporting enhancement
DE102014104349B4 (de) 2014-03-28 2016-06-02 Intel IP Corporation Verfahren und Vorrichtung zum Schätzen einer Interferenz in einem Empfangssignal
CN112640516B (zh) * 2018-10-11 2023-02-03 华为技术有限公司 一种无线干扰检测方法及设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5404376A (en) * 1993-09-09 1995-04-04 Ericsson-Ge Mobile Communications Inc. Navigation assistance for call handling in mobile telephone systems
US5761622A (en) * 1995-05-18 1998-06-02 Ericsson Inc. Method and apparatus for controlling operation of a portable or mobile battery-operated radios
US6049535A (en) * 1996-06-27 2000-04-11 Interdigital Technology Corporation Code division multiple access (CDMA) communication system
US6006092A (en) 1996-02-22 1999-12-21 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Quality driven voice channel selection in a cellular telephone system using idle voice channel signal strength measurements
US6404826B1 (en) * 1998-07-02 2002-06-11 Texas Instruments Incorporated Iterative signal-to-interference ratio estimation for WCDMA
US6963750B1 (en) * 1998-09-30 2005-11-08 Lucent Technologies Inc. CDMA power control for paging and initial traffic channel power
US6408172B1 (en) * 1999-09-23 2002-06-18 Ericsson Inc. System and method for delivery of low battery indicator for emergency calls
US6771628B1 (en) * 1999-12-20 2004-08-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for evaluating a timeslot in a TDMA signal
JP4341176B2 (ja) * 2000-12-08 2009-10-07 ソニー株式会社 受信同期装置およびそれを用いた復調装置
US6662019B2 (en) * 2000-12-21 2003-12-09 Lucent Technologies Inc. Power control and transmission rate parameters of a secondary channel in a wireless communication system
US6901046B2 (en) * 2001-04-03 2005-05-31 Nokia Corporation Method and apparatus for scheduling and modulation and coding selection for supporting quality of service in transmissions on forward shared radio channels

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099293A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Samsung Electronics Co Ltd 広帯域無線通信システムにおけるセグメント再割当装置及び方法
JP4496245B2 (ja) * 2006-10-13 2010-07-07 三星電子株式会社 広帯域無線通信システムにおけるセグメント再割当装置及び方法
US8041357B2 (en) 2006-10-13 2011-10-18 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for reallocating segments in broadband wireless communication system
JP2010178334A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc Ofdmaネットワークにおいてリソースを割り当てる方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE60317575D1 (de) 2007-12-27
DE60317575T2 (de) 2008-09-18
EP1649714A1 (en) 2006-04-26
US20060116081A1 (en) 2006-06-01
WO2004075590A1 (en) 2004-09-02
AU2003291084A1 (en) 2004-09-09
JP4312156B2 (ja) 2009-08-12
HK1084283A1 (en) 2006-07-21
EP1649714B1 (en) 2007-11-14
US7149476B2 (en) 2006-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4312156B2 (ja) 非同期無線ネットワークにおける干渉推定の精度改善
US6470006B1 (en) Timing control of transmission time slot
KR100951382B1 (ko) 시분할 복신 시스템에서 상향링크 수신신호의 간섭 제거방법 및 장치
JP5038441B2 (ja) 通信システムにおけるリソースの再利用のための方法及び装置
EP2239976A1 (en) Wireless communication system, base station, mobile station, and method for determining transmission parameter
JP2002508638A (ja) 無線通信システムにおいて搬送波対干渉波比を定める方法およびその方法を実行する通信装置
US20080056220A1 (en) System and method for determining a carrier to interference noise ratio
CN107431543B (zh) 基站设备以及用于控制全双工传输的方法和系统
US20070270154A1 (en) Apparatus and method for scheduling using channel varation in a broadband wireless communication system
US6771628B1 (en) Method and apparatus for evaluating a timeslot in a TDMA signal
JP4921474B2 (ja) 無線リソースを割り当てる方法および装置、コンピュータプログラム、コンピュータ可読記憶装置、無線基地局装置、並びに、移動通信システム
US20130331112A1 (en) Subscriber station, resource allocation method, and non-transitory computer readable medium
US6138024A (en) Dynamic channel selection in a cellular communication system
KR20150125437A (ko) 이동 통신 시스템에서 네트워크 최적화 프로세스 자동 수행 장치 및 방법
CN110169078A (zh) 视频数据处理方法及设备
CN111786917B (zh) 信道估计方法、接收机及存储介质
EP1653757B1 (en) Control Method and Apparatus for judgement of Radio channel assignment in a mobile communication system
JP2001036462A (ja) 測定用チャンネルを用いた他チャンネル通信品質推定システムおよびその通信品質推定方法
GB2396521A (en) Determining an interference relationship between cells of a cellular communication system
KR100950813B1 (ko) 불요파 수신 여부 판단 방법 및 그 방법이 적용되는 무선통신 시스템
JP3479484B2 (ja) 移動通信システムの通信品質計算方法および通信品質計算装置
CN1757250A (zh) 改进非同步无线网络中干扰估计的精度
WO1999067971A2 (en) Method and apparatus for estimating the channel quality in a time division multiple access based network
JP4170678B2 (ja) 無線基地局及び無線通信制御方法
KR20120065732A (ko) 무선 메쉬 네트워크에서의 외부 간섭량 예측 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090512

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4312156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees