JP2009163948A - 燃料電池システム及び昇圧コンバータ - Google Patents

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伸之 北村
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Abstract

【課題】多相コンバータを備えた既存の燃料電池システムよりもコスト・パフォーマンスが良い燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システム10を、昇圧スイッチングコンバータ30v及び30wと、昇圧スイッチングコンバータ30v,30wよりも高機能な昇圧スイッチングコンバータ30uとを並列に接続したFC昇圧コンバータ12により燃料電池11の出力電圧が昇圧されるシステムであって、低負荷時には、昇圧スイッチングコンバータ30uのみが駆動されるシステムとしておく。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力消費装置に電力を供給するための燃料電池システムと、燃料電池等の出力電圧を昇圧するための昇圧コンバータとに、関する。
燃料電池やバッテリを電源としたシステム(電気自動車等)は、DC−DCコンバータを備えたもの(例えば、特許文献1〜4参照)となっているが、そのようなシステムでは、DC−DCコンバータの変換効率を向上させることが重要である。また、燃料電池自動車では、DC−DCコンバータの小型化も望まれるため、一般的な燃料電池自動車に搭載されているDC−DCコンバータ(例えば、特許文献2〜4参照)は、同一構成のスイッチングコンバータを複数個並列接続したもの(以下、多相コンバータと表記する)となっている。
特開2000−36308号公報 特開2007−159315号公報 特開2006−33934号公報 特開2005−124325号公報
多相コンバータは、確かに、単相のコンバータ(1個のスイッチングコンバータ)よりも、変換効率が高く,小型のものである。ただし、既存の多相コンバータの回路構成は、必要とされる性能が高い場合,性能の高いスイッチングコンバータ(製造コストがかかるスイッチングコンバータ)を複数個用意しなければならないという欠点を有するものとなっている。
そこで、本発明の課題は、多相コンバータを備えた既存の同種のシステムよりもコスト・パフォーマンスが良い燃料電池システムを、提供することにある。
また、本発明の他の課題は、既存の多相コンバータよりもコスト・パフォーマンスが良い昇圧コンバータ(一種の多相コンバータ)を、提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の、電力を消費して動作する電力消費装置に電力を供給するための燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池の出力電圧を昇圧するための,昇圧特性が異なる(効率よく昇圧できる昇圧比範囲/入力電圧範囲等が異なる)2種以上の昇圧スイッチングコンバータを,複数個,並列接続した昇圧コンバータと、昇圧コンバータ内の各昇圧スイッチングコンバータを制御する制御ユニットとを、備える。
すなわち、本発明の燃料電池システムが備える昇圧コンバータ(一種の多相コンバータ)は、各昇圧スイッチコンバータが同一構成のものでないが故に、可能な制御の種類が,従来の多相コンバータよりも多いコンバータとなっている。換言すれば、本発明の燃料電池システムが備える昇圧コンバータは、従来の多相コンバータと同機能のものを,よりコストがかからない形で製造できるものとなっている。そして、本発明の燃料電池システムは、そのような昇圧コンバータを備えたシステムなのであるから、本発明の燃料電池システムの構成は、既存の多相コンバータを備えたシステムの構成よりもコスト・パフォーマンスの良いものであることになる。
本発明の燃料電池システムを実現する際には、昇圧コンバータ(昇圧スイッチングコンバータ)におけるスイッチング損失を低減できるようにするために、制御ユニットを、電力消費装置の状況に応じて、昇圧コンバータ内の,制御を行う昇圧スイッチングコンバータの数を変更するユニットとしておくことが望ましい。なお、制御ユニットを、そのようなユニットとしておく場合には、昇圧コンバータを、1個以上の第1種昇圧スイッチングコンバータと、第1種昇圧スイッチングコンバータにスイッチ回路を付加した第2種昇圧スイッチングコンバータであって,当該スイッチ回路を制御することにより第1種昇圧スイッチングコンバータと同機能の回路としても第1種昇圧スイッチングコンバータよりも高機能な回路としても動作させることが可能な第2種昇圧スイッチングコンバータとを,並列接続したコンバータとしておくと共に、制御ユニットを、電力消費装置の状況が所定の状況である場合、昇圧コンバータ内の,第2種昇圧スイッチングコンバータのみを制御するユニットとしておくことが出来る。
また、本発明の燃料電池システムを、蓄電装置の出力電圧を昇圧するための同一昇圧特性の昇圧スイッチングコンバータを,複数個,並列接続した蓄電装置用昇圧コンバータも備え、制御ユニットが、蓄電装置用昇圧コンバータ内の各昇圧スイッチングコンバータも制御するユニットであるシステムとして実現することも出来る。
そして、本発明の昇圧コンバータは、本発明の燃料電池システムが備える昇圧コンバータと同じ回路構成を有するコンバータとなっている。従って、本発明の昇圧コンバータの回路構成は、既存の多相コンバータのそれよりもコスト・パフォーマンスの良いものとなっていると言うことが出来る。
本発明によれば、既存の,多相コンバータを備えたシステムよりもコスト・パフォーマンスの良い燃料電池システムや、既存の多相コンバータよりもコスト・パフォーマンスの良い昇圧コンバータを、実現できることになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム10の概要を説明する。
図示してあるように、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム10は、燃料電池11,FC昇圧コンバータ12,バッテリ13,バッテリ昇圧コンバータ14,インバータ15,電子制御ユニット16,水素タンク17及びコンプレッサ18を備えたシステムである。また、燃料電池システム10は、車両1のモータ20(本実施形態では、いわゆる三相交流モータ)に電力を供給するためのシステムとなっている。
この燃料電池システム10が備える電子制御ユニット16(以下、ECU16とも表記する)は、アクセルペダルセンサ21からの信号,モータ20からの信号等に基づき、FC昇圧コンバータ12,バッテリ昇圧コンバータ14,インバータ15,水素タンク17及びコンプレッサ18を統合的に制御するユニットである。なお、アクセルペダルセンサ21とは、アクセル開度(車両1に設けられているアクセスペダルの踏み込みの程度を示す情報)を検出するためのセンサのことである。また、モータ20からの信号とは、モータ20の回転数を示す信号のことである。
インバータ15は、直流電力を,モータ20を駆動するための交流電力に変換する回路
である。燃料電池11(以下、FC11とも表記する)は、水素タンク17からの水素ガスとコンプレッサ18によって圧送されてくる空気中の酸素との電気化学反応により発電を行う電池である。
FC昇圧コンバータ12は、FC11の出力電圧を昇圧するためのDC−DCコンバータである。詳細については後述するが、本実施形態に係る燃料電池システム10は、このFC昇圧コンバータ12として、一種の多相コンバータが用いられたシステムとなっている。
バッテリ13は、燃料電池11からインバータ15へ所望の電力が供給できない場合に、不足分の電力の供給源として機能する二次電池(蓄電池)である。このバッテリ13は、車両1の減速時にモータ20が発電する電力や,FC11からの電力により,充電が行われるものとなっている。
バッテリ昇圧コンバータ14は、バッテリ13の出力電圧を昇圧するためのDC−DCコンバータである。このバッテリ昇圧コンバータ14は、既存の多相コンバータと同様に、同一構成の複数の昇圧スイッチングコンバータを並列接続したものとなっている。
以上のことを前提に、以下、本実施形態に係る燃料電池システム10の構成及び動作をさらに具体的に説明する。
まず、図2を用いて、FC昇圧コンバータ12の回路構成を説明することにする。なお、この図2における負荷40とは、バッテリ13,バッテリ昇圧コンバータ14,インバータ15及びモータ20で構成されている部分(図1参照)のことである。換言すれば、この図2に示されている回路図は、FC11及び負荷40を除いた部分が,FC昇圧コンバータ12に相当するものとなっている。
図示してあるように、FC昇圧コンバータ12は、3つの昇圧スイッチングコンバータ30u,30v及び30wを並列に接続した上で、その入出力端に,平滑コンデンサC1及び平滑コンデンサC4を設けた多相コンバータとなっている。ただし、FC昇圧コンバータ12は、既存の多相コンバータのように,同一構成の複数のスイッチングコンバータを並列接続したものではなく、同一構成の2つの昇圧スイッチングコンバータ30v及び30wと、それらとは異なる構成の昇圧スイッチングコンバータ30uとを並列接続したものとなっている。
FC昇圧コンバータ12内の昇圧スイッチングコンバータ30v及び30wは、図から明らかなように、通常の昇圧スイッチングコンバータ〔コイルL1,ダイオードD5,スイッチ素子S1,コンデンサC3(及び帰還ダイオードD4)からなる回路〕に、補助回路31を追加した回路である。また、昇圧スイッチングコンバータ30uは、通常の昇圧スイッチングコンバータに、補助回路31とは異なる回路構成の補助回路32を追加した回路となっている。
各昇圧スイッチングコンバータ30x(x=u,v,w)に追加されている補助回路31,32は、いずれも、スイッチ素子S1(本実施形態では、IGBT)のソフトスイッチング(ゼロ電圧スイッチング)を可能とするための回路である。
ただし、補助回路32の回路構成は、補助回路31に、コンデンサC2の出力端とアースとの接続をON/OFFするためのスイッチ素子S3(及び、帰還ダイオードD6)を追加したものとなっている。このため、補助回路32が追加されている昇圧スイッチングコンバータ30uは、補助回路31が追加されている昇圧スイッチングコンバータ30v
,30wよりもソフトスイッチングが可能な昇圧比範囲の広いコンバータとなっている。
より具体的には、図から明らかなように、各昇圧スイッチングコンバータ30x(x=u,v,w)は、スイッチ素子S1にかかる電圧と同じ電圧が、コンデンサC2にかかる回路構成を有している。さらに、各昇圧スイッチングコンバータ30xは、スイッチ素子S2(本実施形態では、IGBT)をONにすると、FC11,コイルL2,コンデンサC2及びダイオードD2が直列接続された回路(一種のLC回路;以下、半波共振回路と表記する)が形成されるものとなっている。
従って、各昇圧スイッチングコンバータ30xは、スイッチ素子S2をONにすると、コンデンサC2に貯まっているエネルギーがコイルL2に移行することにより、コンデンサC2の電圧(=スイッチ素子S1の電圧)が下がる回路であることになる。なお、このエネルギーの移行が、短時間で完了する形,かつ,出力電圧にさほど影響を与えない形で行われるようにするために、補助回路31,32は、コンデンサC2,コイルL2として、それぞれ、低キャパシタンスのもの、低インダクタンスのものを用いた回路となっている。目安として、補助回路31,32の作動時間最大値が,コンバータ制御の1周期時間の1/10となることが望ましい。
しかしながら、FC11,コイルL2,コンデンサC2等からなる半波共振回路は、スイッチ素子S2のON時点におけるコンデンサC2の電圧が,FC11の出力電圧の2倍以上でないと、コンデンサC2の電圧がゼロまで落ちない回路である。従って、ソフトスイッチング制御をスイッチ素子S2でしか行えない(補助回路31が追加されている)昇圧スイッチングコンバータ30v,30wは、FC11の出力電圧を2倍以上の電圧に昇圧する場合に限り、スイッチ素子S1のソフトスイッチングが可能なコンバータであることになる。
一方、補助回路32が追加されている昇圧スイッチングコンバータ30uは、スイッチ素子S3をONとすれば、コンデンサC2の電圧をさらに下げられる(ゼロまで落とせる)回路となっている。このため、昇圧スイッチングコンバータ30uは、昇圧スイッチングコンバータ30v,30wよりもソフトスイッチングが可能な昇圧比範囲の広いコンバータであることになる。
次に、本実施形態に係る燃料電池システム10に用いられているECU16の機能を説明する。
ECU16の基本的な機能は、既存のECU(多相コンバータを制御するもの)の機能と同様のものである。
すなわち、ECU16は、アクセル開度,モータ20の回転数,FC11の出力電圧等から,必要とされる昇圧比を求め、その昇圧比での昇圧動作を行わせるための制御を、各昇圧スイッチングコンバータ30x(x=u,v,w)に対して行うユニットとなっている。なお、或る昇圧比での昇圧動作を行わせるための制御とは、昇圧スイッチングコンバータ30xの昇圧比が所望の昇圧比となるタイミングで、スイッチ素子S1のON/OFFを行うと共に、スイッチ素子S1のソフトスイッチングが行われることになるタイミングで、スイッチ素子S2(及びスイッチ素子S3)のON/OFFを行う制御のことである。
さらに、ECU16は、昇圧動作の位相差が120度(2π/3)となるように、各昇圧スイッチングコンバータ30xを制御するユニットともなっている。
このように、ECU16の基本的な機能は、既存のECUの機能と同様のものとなっているのであるが、ECU16は、既存のECUが有さない機能も有するユニットとなっている。
具体的には、ECU16は、FC昇圧コンバータを図3に示した手順で制御するユニットとして構成されている。
すなわち、ECU16は、燃料電池システム10が起動された場合には、昇圧スイッチングコンバータ30uのみを制御する1相制御処理を開始する(ステップS101)。
その後、ECU16は、アクセル開度,モータ20の回転数,FC11の出力電圧等から、各種の制御パラメータを特定し、その特定結果に基づき、他の制御処理を開始すべきが否かを判定する処理(ステップS102)を行う。
より具体的には、ECU16は、このステップS102において、まず、昇圧比や,FC11から取り出すべき電力(昇圧比と関係する値;以下、PFCと表記する)等を制御パラメータとして特定する処理を行う。
次いで、ECU16は、現在、実行中の制御処理が1相制御処理であった場合には、“PFC≧1・2相移行電力値”が成立しているか否かの判断を行う。ここで、1・2相移行電力値とは、昇圧スイッチングコンバータ30uのみの制御では,モータ16(インバータ15)への供給電力が不足することになる電力値として,予め設定されている値のことである。
そして、ECU16は、“PFC≧1・2相移行電力値”が成立していた場合には、昇圧スイッチングコンバータ30uと昇圧スイッチングコンバータ30vとを制御する2相制御処理を開始すべきであると判断してステップS102の処理を終了する。また、ECU16は、“PFC≧1・2相移行電力値”が成立していなかった場合には、他の制御処理を開始する必要がないと判断してステップS102の処理を終了する。
ECU16は、現在、実行中の制御処理が2相制御処理であった場合には、“PFC≧2・3相移行電力値”が成立しているか否かの判断,並びに,“PFC<2・1相移行電力値”が成立しているか否かの判断を行う。ここで、2・3相移行電力値とは、昇圧スイッチングコンバータ30u及び30vのみの制御では,モータ16への供給電力が不足することになる電力値として,予め設定されている値のことである。また、2・1相移行電力値とは、昇圧スイッチングコンバータ30uのみの制御で,モータ16へ必要な電力が供給できる電力値(ただし、1・2相移行電力値未満の値)として,予め設定されている値のことである。
そして、ECU16は、“PFC≧2・3相移行電力値”が成立していた場合には、3つの昇圧スイッチングコンバータ30u,30v,30wを制御する3相制御処理を開始すべきであると判断してステップS102の処理を終了する。また、ECU16は、“PFC<2・1相移行電力値”が成立していた場合には、1相制御処理を開始すべきであると判断してステップS102の処理を終了し、“PFC≧2・3相移行電力値”,“PFC<2・1相移行電力値”のいずれもが成立していなかった場合には、他の制御処理を開始する必要がないと判断してステップS102の処理を終了する。
ECU16は、現在、実行中の制御処理が3相制御処理であった場合には、“PFC<3・2相移行電力値”が成立しているか否かの判断を行う。ここで、3・2相移行電力値とは、全ての昇圧スイッチングコンバータ30xを制御しなくても,モータ16へ必要な
電が供給できる電力値(ただし、>2・1相移行電力値)として,予め設定されている値のことである。
そして、ECU16は、“PFC<3・2相移行電力値”が成立していた場合には、2相制御処理を開始すべきであると判断してステップS102の処理を終了する。また、ECU16は、“PFC<3・2相移行電力値”が成立していなかった場合には、他の制御処理を開始する必要がないと判断してステップS102の処理を終了する。
このような内容のステップS102の処理を終えたECU16は、ステップS102の処理の判断結果に応じた処理を実行する。すなわち、ECU16は、2相制御処理を実際に開始する処理(ステップS103;YES,S104),3相制御処理を実際に開始する処理(ステップS105;YES,S106),1相制御処理を実際に開始する処理(ステップS107;YES,S108),或いは,実行する制御処理を変更しない処理(ステップS103;NO,ステップS105;NO,ステップS107;NO)を実行する。
そして、そのような処理を実行したECU16は、ステップS102以降の処理を再び開始する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る燃料電池システム10は、1つの昇圧スイッチングコンバータ30uのみを高機能なものとしたFC昇圧コンバータ12(図2参照)を備えたシステムとなっている。
そして、燃料電池システム10内のECU16は、図4に模式的に示したように、高負荷時には、昇圧スイッチングコンバータ30u,30v,30w(図では、“U”,“V”,“W”)を全て制御するが、燃料電池システム10の起動時,停止時等の低昇圧低負荷時には、ソフトスイッチングが可能な昇圧比範囲が広い昇圧スイッチングコンバータ30uのみを制御するユニットとなっている。また、ECU16は、負荷が中程度の場合には、昇圧スイッチングコンバータ30uと昇圧スイッチングコンバータ30vとを制御する(昇圧スイッチングコンバータ30wに昇圧動作を行わせない)ユニットともなっている。
従って、この燃料電池システム10は、昇圧スイッチングコンバータ30uを3個並列接続した多相コンバータを備えた燃料電池システムと,実質上,同機能のものであるにも拘わらず、そのような燃料電池システムよりも、FC昇圧コンバータ12に必要とされる素子数が少ない分,安価に実現できるシステムとなっていることになる。
《変形形態》
上記した燃料電池システム10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、FC昇圧コンバータ12を、図5に示した回路構成を有するものや,図6に示した回路構成を有するものに変形することが出来る。
また、図2,5,6に示したFC昇圧コンバータ12は、各昇圧スイッチングコンバータ30x(x=u,v,w)の回路構成が比較的に類似したものであるが、昇圧スイッチングコンバータ30uとして、他の昇圧スイッチングコンバータ30u,30vと全く異なる回路構成を有するものを採用しておくことも出来る。さらに、昇圧スイッチングコンバータ30uを、回路構成自体は,他の昇圧スイッチングコンバータ30u,30vと同じであるが、用いられている素子の仕様(キャパシタンス,インダクタンス等)が異なる回路としておくことも出来る。
さらに、FC昇圧コンバータ12を、並列接続されている昇圧スイッチングコンバータ30xの数が2個或いは4個以上であるコンバータや、昇圧特性が異なる3種以上のコンバータが3個以上並列接続されたコンバータに変形することも出来る。また、燃料電池システム10を,燃料電池自動車以外の装置/システム用のものに変形しても良いことや、FC昇圧コンバータ12を,燃料電池11以外の電源からの出力電圧を昇圧するために用いても良いことなどは、当然のことである。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの構成及び使用形態の説明図である。 実施形態に係る燃料電池システムに用いられているFC昇圧コンバータの回路構成の説明図である。 実施形態に係る燃料電池システムに用いられている電子制御ユニットの,FC昇圧コンバータの制御手順を示す流れ図である。 実施形態に係る燃料電池システムに用いられている電子制御ユニットの機能の説明図である。 FC昇圧コンバータの変形例の説明図である。 FC昇圧コンバータの変形例の説明図である。
符号の説明
1・・・・車両
10・・・・燃料電池システム
11・・・・燃料電池(FC)
12・・・・FC昇圧コンバータ
13・・・・バッテリ
14・・・・バッテリ昇圧コンバータ
15・・・・インバータ
16・・・・電子制御ユニット(ECU)
20・・・・モータ
21・・・・アクセルペダルセンサ
31,32・・・・補助回路
30u,30v,30w・・・・昇圧スイッチングコンバータ
S1,S2,S3・・・・スイッチ素子
C1,C2,C3,C4・・・・コンデンサ
L1,L2,L3・・・・コイル
D1,D2,D3,D4,D5,D6・・・・ダイオード

Claims (5)

  1. 電力を消費して動作する電力消費装置に電力を供給するための燃料電池システムにおいて、
    燃料電池と、
    前記燃料電池の出力電圧を昇圧するための,昇圧特性が異なる2種以上の昇圧スイッチングコンバータを,複数個,並列接続した昇圧コンバータと、
    前記昇圧コンバータ内の各昇圧スイッチングコンバータを制御する制御ユニットと
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記制御ユニットが、
    前記電力消費装置の状況に応じて、前記昇圧コンバータ内の,制御を行う昇圧スイッチングコンバータの数を変更するユニットである
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 蓄電装置の出力電圧を昇圧するための同一昇圧特性の昇圧スイッチングコンバータを,複数個,並列接続した蓄電装置用昇圧コンバータを、さらに備え、
    前記制御ユニットが、前記蓄電装置用昇圧コンバータ内の各昇圧スイッチングコンバータも制御するユニットである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記昇圧コンバータが、
    1個以上の第1種昇圧スイッチングコンバータと、前記第1種昇圧スイッチングコンバータにスイッチ回路を付加した第2種昇圧スイッチングコンバータであって,当該スイッチ回路を制御することにより前記第1種昇圧スイッチングコンバータと同機能の回路としても前記第1種昇圧スイッチングコンバータよりも高機能な回路としても動作させることが可能な第2種昇圧スイッチングコンバータとを,並列接続したコンバータであり、
    前記制御ユニットが、
    前記電力消費装置の状況が所定の状況である場合、前記昇圧コンバータ内の,前記第2種昇圧スイッチングコンバータのみを制御するユニットである
    ことを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
  5. 直流電圧を昇圧するための昇圧コンバータにおいて、
    並列接続された複数個の,外部装置によって制御される昇圧スイッチングコンバータを備え、
    前記複数個の昇圧スイッチングコンバータの中に,昇圧特性が異なる少なくとも2種の昇圧スイッチングコンバータが含まれる
    ことを特徴とする昇圧コンバータ。
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