JP2009163715A - ディスプレイ連動装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが携帯端末を操作することなく、ユーザ向けの情報を出力装置に出力可能なディスプレイ連動装置及び方法を提供すること。
【解決手段】ディスプレイ連動装置1は、端末IDと、携帯端末5の位置情報とを取得するID位置情報取得手段11と、端末IDに対応付けて携帯端末5を所持するユーザの属性情報を記憶するユーザ属性DB22から、取得された端末IDに対応するユーザの属性情報を抽出する属性情報抽出手段12と、抽出されたユーザの属性情報に基づき、広告DB24から広告情報を抽出する広告情報抽出手段13と、取得された携帯端末5の位置情報に基づき、ディスプレイDB26からディスプレイ装置6を特定するディスプレイ特定手段14と、特定されたディスプレイ装置6に、抽出された広告情報を送信するディスプレイ送信手段15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイ連動装置及びその方法に関する。
今般、繁華街等を中心として、ディスプレイ、電光掲示板、大型映像ビジョン等の出力装置を備えた建物が数多く存在している。これらのディスプレイ等の出力装置に、通行人の注意を惹くような広告やニュース等のコンテンツを表示することで、出力装置は、通行人に対して一般公衆向けの情報を提供する。このような出力装置を用いて、特定のユーザに対する情報を提供することが考えられている。例えば、複数の場所に配置されていて一般公衆向けの情報を出力する出力装置を利用して、ユーザが希望する行先への案内を行う行先案内サービスを提供する公衆向け情報出力システムが開示されている(例えば、特許文献1)。
また、特に電車に乗客をターゲットにして、駅構内に設備されたディスプレイや、車両内のディスプレイに、駅改札を通過した定期券から取得した乗客の統計情報を用いて、広告を配信する広告配信装置やシステムが開示されている(例えば、特許文献2、3)。
特開2003−317187号公報 特開2004−220498号公報 特開2002−157502号公報
特許文献1の公衆向け情報出力システムは、ユーザ側の端末から送信される行先案内要求に応じて、ユーザの現在位置を取得し、ディスプレイ等の出力装置に行先場所への案内情報を出力する。よって、出力装置に案内情報を出力させるために、ユーザは、自ら端末を操作しなければならなかった。
また、特許文献2及び特許文献3の広告配信装置及びシステムは、乗客の統計情報から広告を配信するので、特定のユーザの行動をターゲットにしたインパクトのある広告を配信することが難しかった。
本発明は、ユーザが携帯端末を操作することなく、ユーザ向けの情報を出力装置に出力可能なディスプレイ連動装置及びディスプレイ連動方法を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) コンテンツ情報を記憶するコンテンツデータベースと、
前記コンテンツ情報を表示するディスプレイ装置に関する情報を記憶するディスプレイデータベースと、
を備えた記憶部と、
携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得手段と、
前記ID位置情報取得手段により取得された前記端末IDである前記携帯端末を使用するユーザの情報を取得するユーザ情報取得手段と、
前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザの情報に基づき、前記コンテンツデータベースから前記コンテンツ情報を抽出するコンテンツ情報抽出手段と、
前記ID位置情報取得手段により取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記ディスプレイデータベースから前記携帯端末の近傍の位置に設けられた前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定手段と、
前記ディスプレイ特定手段により特定されたディスプレイ装置に、前記コンテンツ情報抽出手段により抽出された前記コンテンツ情報を送信する第1送信手段と、
を備えるディスプレイ連動装置。
(1)このような構成によれば、携帯端末を携行するユーザの位置情報を取得して、ユーザの近傍の位置のディスプレイ装置にコンテンツを送信する。送信するコンテンツは、ユーザの情報に基づいてコンテンツデータベースから取得したものである。よって、ユーザの情報に基づいたユーザ向けのコンテンツを、ユーザの近傍の位置のディスプレイ装置に表示することができる。
(2) 携帯端末(例えば、携帯端末5)の端末IDに対応付けて前記携帯端末を所持するユーザの属性情報を記憶するユーザ属性データベース(例えば、ユーザ属性DB22,ユーザ属性DB222)と、
広告情報を記憶する広告データベース(例えば、広告DB24)と、
前記広告情報を表示するディスプレイ装置(例えば、ディスプレイ装置6)の位置情報を記憶するディスプレイデータベース(例えば、ディスプレイDB26)と、
を備えた記憶部(例えば、記憶部20)と、
前記端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得手段(例えば、ID位置情報取得手段11)と、
前記ID位置情報取得手段により取得された前記端末IDに対応する前記ユーザの属性情報を、前記ユーザ属性データベースから抽出する属性情報抽出手段(例えば、属性情報抽出手段12)と、
前記属性情報抽出手段により抽出された前記ユーザの属性情報に基づき、前記広告データベースから前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段(例えば、広告情報抽出手段13)と、
前記ID位置情報取得手段により取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記ディスプレイデータベースから前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定手段(例えば、ディスプレイ特定手段14)と、
前記ディスプレイ特定手段により特定されたディスプレイ装置に、前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を送信する第1送信手段(例えば、ディスプレイ送信手段15)と、
を備えるディスプレイ連動装置。
(2)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、携帯端末の端末IDと、携帯端末の位置情報とを取得し、取得された端末IDに対応するユーザの属性情報を、ユーザ属性データベースから抽出し、抽出されたユーザの属性情報に基づき、広告データベースから広告情報を抽出し、取得された携帯端末の位置情報に基づき、ディスプレイデータベースからディスプレイ装置を特定し、特定されたディスプレイ装置に、広告情報を送信する。
よって、携帯端末の位置情報に基づき特定したディスプレイ装置に、携帯端末のユーザの属性情報に基づき抽出された広告情報を送信するので、携帯端末のユーザに合った広告を、ディスプレイ装置を介して提供することができる。つまり、特定のユーザをターゲットとした広告をディスプレイ装置に表示することができる。
(3) 前記広告情報抽出手段は、前記ユーザの属性情報と前記携帯端末の位置情報とに基づき前記広告情報を抽出する、(2)に記載のディスプレイ連動装置。
(3)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、ユーザの属性情報と携帯端末の位置情報とに基づき広告情報を抽出する。よって、携帯端末の位置情報に基づき特定したディスプレイ装置に、携帯端末のユーザの属性情報と、ユーザの位置とに基づき抽出された広告情報を送信するので、携帯端末のユーザに対する、位置を勘案したより現在の状況に合った広告を、ディスプレイ装置を介して提供することができる。
(4) 前記ディスプレイ特定手段は、前記携帯端末の位置情報から得られる前記携帯端末の位置により、前記携帯端末の位置から所定の範囲内に配置された前記ディスプレイ装置を、前記ディスプレイデータベースに記憶されたディスプレイ装置の位置情報に基づき特定する、(2)又は(3)に記載のディスプレイ連動装置。
(4)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、携帯端末の位置情報から得られる携帯端末の位置により、携帯端末の位置から所定の範囲内に配置されたディスプレイ装置を、ディスプレイデータベースに記憶されたディスプレイ装置の位置情報に基づき特定する。
よって、携帯端末の位置から所定の範囲内に配置されたディスプレイ装置に、携帯端末のユーザに関する広告を送信して表示することができる。よって、携帯端末のユーザによる該当のディスプレイ装置の参照確率を高め、広告効果を高めることができる。
(5) 前記ディスプレイ特定手段は、所定時間内における前記携帯端末の位置情報から得られる前記携帯端末の位置の軌跡に基づき、前記ディスプレイ装置を特定する、(2)から(4)までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
(5)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、所定時間内における携帯端末の位置情報から得られる携帯端末の位置の軌跡に基づき、ディスプレイ装置を特定する。
よって、携帯端末のユーザの位置の軌跡から、その後のユーザの位置を想定して、ユーザがより見やすい位置のディスプレイ装置に、携帯端末のユーザに関する広告を送信して表示することができる。よって、携帯端末のユーザによるディスプレイ装置の参照確率を一層高め、広告効果を高めることができる。
(6) 前記第1送信手段は、前記広告情報と共に、前記ユーザ属性データベースから抽出した前記ユーザを特定するユーザ特定情報を送信する、(2)から(5)までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
(6)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、広告情報と共に、ユーザ属性データベースから抽出したユーザを特定するユーザ特定情報をディスプレイ装置に送信する。
よって、ディスプレイ装置に、例えば、ユーザのニックネームや氏名等のユーザ特定情報を広告と共に表示することができるので、広告を見たユーザを、特別な感覚に浸らせることができ、表示されたユーザに、より広告効果を高めることができる。
(7) 前記コンテンツデータベースは、広告に関するコンテンツである広告情報を記憶しており、
前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末での前記ユーザの操作に関連した前記ユーザの情報を取得し、
前記ユーザ情報取得手段により取得した前記ユーザの情報に基づいて前記ユーザの行動を解析する行動解析手段を備え、
前記コンテンツ情報抽出手段は、前記行動解析手段による解析結果に基づいて、前記コンテンツデータベースから前記広告情報を抽出する、(1)に記載のディスプレイ連動装置。
(7)このような構成によれば、携帯端末でのユーザの操作に関連したユーザの情報に基づいてユーザの行動を解析して、その解析結果に基づいて広告情報を抽出するので、ユーザの現在の行動に合致した広告をディスプレイ装置に配信して表示させることができる。よって、特定のユーザを対象にしたインパクトのある、ユーザの興味に適合した広告を、ディスプレイ装置に表示できる。
(8) 前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末でのWebページによる検索の情報である前記ユーザの情報を取得し、
前記行動解析手段は、前記ユーザの情報に基づいて検索キーワードを取得し、
前記コンテンツ情報抽出手段は、前記検索キーワードに関連する前記広告情報を、前記コンテンツデータベースから抽出する、(7)に記載のディスプレイ連動装置。
(8)このような構成によれば、携帯端末を用いた検索で入力した検索キーワードから検索キーワードに関連する広告を抽出するので、携帯端末で検索した検索キーワードから、ユーザが欲する情報を含んだ広告を、ユーザの位置の近傍のディスプレイ装置に配信することができる。よって、携帯端末を携行するユーザのニーズに合った広告を、ディスプレイ装置に表示できる。
(9) 前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末に表示されたWebページの情報である前記ユーザの情報を取得し、
前記行動解析手段は、前記ユーザの情報に基づいて前記Webページに含む特徴語を取得し、
前記コンテンツ情報抽出手段は、前記特徴語に関連する前記広告情報を、前記コンテンツデータベースから抽出する、(7)に記載のディスプレイ連動装置。
(9)このような構成によれば、携帯端末を用いて参照したWebページから、Webページに含む特徴語を取得して特徴語に関連する広告を抽出するので、ユーザの行動に適合する広告を、ディスプレイ装置に表示できる。
(10) 前記ID位置情報取得手段により取得した位置情報に基づき、位置の近い複数の前記携帯端末における前記行動解析手段による解析から統計情報を取得する統計情報取得手段を備え、
前記コンテンツ情報抽出手段は、前記統計情報取得手段による統計情報に基づいて、前記コンテンツデータベースから前記広告情報を抽出する、(7)から(9)までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
(10)このような構成によれば、近傍の複数の携帯端末の行動の情報を取得して、その統計に基づいて広告を抽出するので、携帯端末を操作し、近くに位置する複数のユーザのニーズに合致した広告を、ディスプレイ装置に表示できる。
(11) 前記記憶部は、前記携帯端末の端末IDに対応付けて、前記携帯端末を所持する前記ユーザの属性情報として前記ユーザの他の端末に関する端末情報を記憶するユーザ属性データベースを備え、
前記ユーザ属性データベースから抽出した前記ユーザの前記端末情報に基づき、抽出された前記広告情報を、前記他の端末に送信する第2送信手段(例えば、端末送信手段16)を備える、(2)から(10)までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
(11)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、ユーザの属性情報としてユーザの他の端末に関する端末情報を端末IDに対応付けて記憶したユーザ属性データベースから抽出したユーザの端末情報に基づき、抽出された広告情報を、他の端末に送信する。
よって、携帯端末のユーザの、例えば、家に設置されたPC(パーソナルコンピュータ)等の端末に広告情報が送信されるので、後から参照できる広告をユーザに提供することができる。つまり、ユーザの行動パターンに応じた広告を、他の端末で後にまとめて見ることが可能となり、より広告効果を高めることができる。
(12) 前記記憶部は、前記第1送信手段により送信された前記広告情報を、前記他の端末に関する情報と共に記憶し、
前記第2送信手段は、前記他の端末からWebページの要求を受信したことに応じて、要求に応じたWebページと共に前記Webページに表示する前記広告情報を、前記他の端末に送信する、(11)に記載のディスプレイ連動装置。
(12)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置の記憶部は、広告情報を、他の端末に関する情報と共に記憶する。また、当該ディスプレイ連動装置は、他の端末からWebページの要求を受信したことに応じて、要求に応じたWebページと共にWebページに表示する広告情報を他の端末に送信する。
よって、他の端末からのWebページの要求に応じて、他の端末に要求したWebページと共に広告を表示させることができるので、携帯端末のユーザの行動パターンに応じた広告を、ユーザに見せることができる。また、Webページの特質を生かして、例えば、広告にリンクを張ることで、ユーザに、広告の詳細を見せることができ、広告効果をより高めることができる。
(13) 前記コンテンツデータベースは、動画コンテンツを記憶する、(1)に記載のディスプレイ連動装置。
(13)このような構成によれば、ディスプレイ装置に表示するコンテンツとして動画コンテンツを用いることができる。よって、携帯端末に代表される表示領域が小さい端末では見づらい動画コンテンツを、大型のディスプレイ装置を用いることで、迫力ある形で出力できる。
(14) 前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末から前記ユーザが入力した前記動画コンテンツの検索条件を取得し、
前記ユーザ情報取得手段により取得された前記検索条件に基づいて、前記コンテンツデータベースを検索する動画検索手段を備え、
前記コンテンツ情報抽出手段は、前記動画検索手段により検索された前記動画コンテンツを前記コンテンツデータベースから抽出する、(13)に記載のディスプレイ連動装置。
(14)このような構成によれば、携帯端末から取得した動画コンテンツの検索条件に基づいて、コンテンツデータベースを検索して、検索された動画コンテンツをコンテンツデータベースから抽出するので、ユーザが要求する動画コンテンツを抽出することができる。よって、ユーザの要求する動画コンテンツを、大型のディスプレイ装置を用いることで、迫力ある形で出力できる。
(15) 前記第1送信手段による送信がされたことに応じて、前記携帯端末の前記ユーザに対して課金する課金手段を備える、(14)に記載のディスプレイ連動装置。
(15)このような構成によれば、ディスプレイ装置に動画コンテンツを送信したことで、携帯端末のユーザに対して課金するので、公共のディスプレイ装置を好みの動画コンテンツの出力に使用するユーザに対して、ディスプレイ装置の使用料を徴収する仕組みを構築できる。
(16) 前記記憶部は、移動体の路線情報を記憶するダイヤデータベースを備え、
前記ディスプレイデータベースは、前記移動体に搭載された前記ディスプレイ装置に関する情報を記憶しており、
前記ID位置情報取得手段は、前記携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを一定の時間間隔で取得し、
前記ディスプレイ特定手段は、前記ダイヤデータベースに記憶された前記路線情報を参照して、前記ID位置情報取得手段により取得した前記携帯端末の位置情報から、前記携帯端末を携行した前記ユーザが乗車している前記移動体に搭載された前記ディスプレイ装置を特定する、(1)から(15)までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
(16)このような構成によれば、携帯端末を携行したユーザの位置情報を取得し、ダイヤデータベースに記憶された前記路線情報を参照して、ユーザが乗車している車両等の移動体を特定して、その移動体のディスプレイ装置にコンテンツを送信することができる。よって、移動体のディスプレイ装置に、ユーザのニーズに合致したコンテンツを出力できる。結果として、ディスプレイ装置を、特定のユーザに対してインパクトのあるコンテンツの出力に用いることができる。
(17) 前記第1送信手段による送信がされたことに応じて、前記携帯端末に通知する通知手段を備える、(1)から(16)までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
(17)このような構成によれば、当該ディスプレイ連動装置は、広告情報がディスプレイ装置に送信されたことに応じて、携帯端末に通知する。よって、ディスプレイ装置に広告が送信され、ディスプレイ装置に表示されることを、携帯端末のユーザが知るきっかけを提供することができる。通知は、携帯端末による振動や音声等により行うことができる。そして、ユーザが、広告を見逃すことを抑制することができる。
(18) コンピュータが、
携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得ステップと、
前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記端末IDである前記携帯端末を使用するユーザの情報を取得するユーザ情報取得ステップと、
前記ユーザ情報取得ステップにより取得された前記ユーザの情報に基づき、コンテンツ情報を記憶するコンテンツデータベースから前記コンテンツ情報を抽出するコンテンツ情報抽出ステップと、
前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記コンテンツ情報を表示するディスプレイ装置に関する情報を記憶するディスプレイデータベースから前記携帯端末の近傍の位置に設けられた前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定ステップと、
前記ディスプレイ特定ステップにより特定されたディスプレイ装置に、前記コンテンツ情報抽出ステップにより抽出された前記コンテンツ情報を送信する送信ステップと、
を含むディスプレイ連動方法。
(18)の構成によれば、コンピュータが当該各ステップを含むことで実現する方法により、(1)と同様の効果が期待できる。
(19) コンピュータが、
携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得ステップと、
前記端末IDに対応付けて前記携帯端末を所持するユーザの属性情報を記憶するユーザ属性データベースから、前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記端末IDに対応するユーザの属性情報を抽出する属性情報抽出ステップと、
前記属性情報抽出ステップにより抽出された前記ユーザの属性情報に基づき、広告情報を記憶する広告データベースから前記広告情報を抽出する広告情報抽出ステップと、
前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記広告情報を表示するディスプレイ装置の位置情報を記憶するディスプレイデータベースから前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定ステップと、
前記ディスプレイ特定ステップにより特定されたディスプレイ装置に、前記広告情報抽出ステップにより抽出された前記広告情報を送信する送信ステップと、
を含むディスプレイ連動方法。
(19)の構成によれば、コンピュータが当該各ステップを含むことで実現する方法により、(2)と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、ユーザが携帯端末を操作することなく、ユーザ向けの情報を出力装置に出力可能なディスプレイ連動装置及びディスプレイ連動方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
[システムの全体構成]
図1は、第1実施形態に係るディスプレイ連動システム100の機能構成を示す図である。
第1実施形態におけるディスプレイ連動システム100は、ディスプレイ連動装置1が通信ネットワーク3を介して、携帯端末5、ディスプレイ装置6及び端末7に通信可能に接続されている。
ディスプレイ連動装置1は、携帯端末5の位置情報として、例えば、携帯端末5の緯度及び経度を把握して、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6に、携帯端末5のユーザのユーザ属性に応じた広告を送信する装置である。なお、ディスプレイ連動装置1のハードウェアの数に制限はなく、必要に応じて1又は複数のハードウェアで構成してよい。
ディスプレイ連動装置1は、制御部10及び記憶部20を備える。ディスプレイ連動装置1の制御部10は、さらにID位置情報取得手段11、属性情報抽出手段12、広告情報抽出手段13、ディスプレイ特定手段14、ディスプレイ送信手段15、端末送信手段16及び通知手段17を有する。これらの各機能は、後述のフローチャートで説明する。また、記憶部20は、ユーザ属性DB(データベース)22、広告DB24及びディスプレイDB26を有する。これらの内容については、後述の図5から図7で説明する。
通信ネットワーク3は、ディスプレイ連動装置1と、携帯端末5、ディスプレイ装置6及び端末7とを接続する、例えば、インターネットを指す。ここで、通信ネットワーク3は、有線により実現するものだけではなく、携帯端末5等との通信のように、基地局を介して一部を無線により実現するもの、アクセスポイントを介して無線LANにより実現するもの等、本発明の技術的思想に合致するものであれば様々な通信ネットワークにより実現してよい。
携帯端末5は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等を示す。携帯端末5は、例えば、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)に代表される携帯端末5の位置情報を取得する機能を有する。携帯端末5においてGPS機能を有効にすることで、携帯端末5は、携帯端末5の経度及び緯度を利用した位置情報を、所定間隔で自動的に発信する。それにより、ディスプレイ連動装置1は、携帯端末5の位置情報を取得できる。
また、携帯端末5は、例えば、Wi−Fiの機能を用いることで、GPS機能を用いなくても、街中やビル内等の周囲にある無線LAN基地局等のアクセスポイントからの電測情報から、位置情報を取得することができる。この機能により、携帯端末5は、GPS機能では位置を特定しづらいビルの谷間や地下街等においても、位置情報を得ることができる。
ディスプレイ装置6は、液晶ディスプレイの他、電光掲示板や大型映像ビジョン等、文字情報を表示可能な装置である。端末7は、PC等の通信端末であり、例えば、Webページが閲覧可能な端末である。
[ディスプレイ連動装置1のハードウェア構成]
次に、図2を参照して、図1に示すディスプレイ連動装置1のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、第1実施形態に係るディスプレイ連動装置1のハードウェア構成を示す図である。ディスプレイ連動装置1は、制御部10を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU1012等、複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、USBポート1090、I/Oコントローラ1070、並びにキーボード及びマウス1100等の入力手段や表示装置1022を備える。
I/Oコントローラ1070には、記憶部20を構成する、例えば、テープドライブ1072、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、半導体メモリ1078等の記憶手段を接続することができる。BIOS1060は、ディスプレイ連動装置1の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、ディスプレイ連動装置1のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
ハードディスク1074は、ディスプレイ連動装置1が装置として機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、さらに必要に応じて各種データベースを構成可能である。後述で説明するユーザ属性DB22、広告DB24及びディスプレイDB26は、例えば、ハードディスク1074に記憶される。
光ディスクドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク1077を使用する。
光ディスク1077から光ディスクドライブ1076によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050又はハードディスク1074に提供することもできる。また、同様にテープドライブ1072に対応したテープメディア1071を主としてバックアップのために使用することもできる。
ディスプレイ連動装置1に提供されるプログラムは、ハードディスク1074、光ディスク1077、又はメモリーカード等の記録媒体に格納されて提供される。このプログラムは、I/Oコントローラ1070を介して、記録媒体から読み出され、又は通信I/F1040を介してダウンロードされることによって、ディスプレイ連動装置1にインストールされ実行されてもよい。
上述のプログラムは、内部又は外部の記憶媒体に格納されてもよい。ここで、記憶媒体としては、ハードディスク1074、光ディスク1077、又はメモリーカードの他に、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体を用いることができる。また、専用通信回線やインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク1074又は光ディスクライブラリ等の記憶装置を記録媒体として使用し、通信回線を介してプログラムをディスプレイ連動装置1に提供してもよい。
ここで、表示装置1022は、ユーザにデータの入力を受け付ける画面を表示したり、ディスプレイ連動装置1による演算処理結果の画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
ここで、入力手段は、ユーザによる入力を受け付けるものであり、キーボード及びマウス1100等により構成してよい。また、通信I/F1040は、ディスプレイ連動装置1を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して端末と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F1040は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
以上の例は、ディスプレイ連動装置1のハードウェア構成について主に説明したが、コンピュータに、プログラムをインストールして、そのコンピュータをディスプレイ連動装置1として動作させることにより、上記で説明した機能を実現することもできる。したがって、本発明において一実施形態として説明するディスプレイ連動装置1により実現される機能は、上述の方法を当該コンピュータにより実行することにより、或いは、上述のプログラムを当該コンピュータに導入して実行することによっても実現可能である。
[概要説明]
次に、ディスプレイ連動システム100を用いた概要について説明する。図3は、第1実施形態に係るディスプレイ連動システム100を用いた概要説明図である。
図3(a)は、とある街を示す。街の中には、ビル等の建物に付随してディスプレイ装置6aからディスプレイ装置6dが設置されている。ここで、Aさんは携帯電話機5A(携帯端末)を、Bさんは携帯電話機5Bを、それぞれ携行している。なお、Aさんはグルメに興味があり、Bさんは車に興味があるものとする。Aさんが、ディスプレイ装置6aが設置された建物の近傍(所定の範囲内)に近づくと、ディスプレイ装置6aにAさんの興味のあるグルメに関する広告が表示されると共に、携帯電話機5Aに通知される。携帯電話機5Aは、通知情報を受信することで振動するので、Aさんに通知することができる。同様に、Bさんが、ディスプレイ装置6bが設置された建物の近傍に近づくと、ディスプレイ装置6bには、Bさんの興味のある車に関する広告が表示されると共に、携帯電話機5Bに通知される。携帯電話機5Bは、通知情報を受信することで音楽を出力するので、Bさんに通知することができる。
図3(b)に示すように、Aさんが家に戻り、自宅のPC7Aからインターネット(通信ネットワーク)を介してWebサーバ(図示せず)にアクセスすることで、PC7Aには、Aさんが街を通行中にディスプレイ装置6aに表示された広告と同じ内容の広告が表示される。そのため、Aさんは、広告の内容について詳しく知りたい場合等に、PC7Aに表示された広告から、さらに詳細な情報を得ることができる。
[ディスプレイ連動処理フロー]
次に、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6に広告を表示する処理の流れについて説明する。図4は、第1実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。図4の処理は、所定のタイミング(例えば、60秒おき等)で適宜に行われる。図5から図7は、処理で用いるデータベースである。図5は、第1実施形態に係るユーザ属性DB22の例を示す図である。図6は、第1実施形態に係る広告DB24の例を示す図である。図7は、第1実施形態に係るディスプレイDB26の例を示す図である。
図4において、ステップS11では、制御部10(ID位置情報取得手段11)は、携帯端末5から発信される携帯端末5の位置情報と端末IDとを取得する。これは、例えば、携帯端末5において、位置情報の発信を可能に設定することで、ディスプレイ連動装置1が取得することができる。
次に、ステップS12では、制御部10は、取得した端末IDからユーザ属性DB22を用いてユーザを特定する。
ここで、ユーザ属性DB22について図5に基づき説明する。ユーザ属性DB22は、端末ID22a、ユーザ名22b、属性情報22c、現在位置22d及びPCID22eの各項目を有する。端末ID22aは、携帯端末5を一意に示す記号を格納する。ユーザ名22bは、携帯端末5を所有するユーザの名前を格納する。ユーザの名前は、ニックネーム等であってもよい。このユーザ名22bに格納されたユーザ名を、ディスプレイ装置6に表示することで、ユーザにより親近感を持って広告を見てもらうことができる。属性情報22cは、ユーザの属性であり、例えば、ユーザの性別、年齢、嗜好に関する情報を格納する。現在位置22dは、携帯端末5の位置情報を格納する。この携帯端末5の現在位置22dは、位置情報を取得する毎に更新されて格納される。PCID22eは、ユーザの所有する他の端末である端末7を一意に示す記号を格納する。PCID22eは、例えば、MACアドレス(Media Access Control address)であってもよいし、後述する広告配信サービスのユーザIDであってもよい。端末7を非保有であったり、端末7を保有しているが登録していないユーザの場合には、PCID22eはブランクとなる。
図4に戻って、ステップS13では、制御部10(属性情報抽出手段12)は、図5に示すユーザ属性DB22に基づき、ステップS12で特定したユーザの属性情報を抽出する。ここで、ユーザの属性情報とは、ユーザ属性DB22の属性情報22cであり、例えば、ユーザの性別、年齢、ユーザの嗜好を表すキーワード等をいう。
次に、ステップS14では、制御部10(広告情報抽出手段13)は、ユーザ属性に応じた広告を広告DB24から抽出する。
ここで、広告DB24について、図6に基づき説明する。広告DB24は、広告ID24a、カテゴリ24b、広告内容24c及びキーワード24dの各項目を有する。広告ID24aは、広告を一意に表す記号を格納する。カテゴリ24bは、広告内容を端的に示す分類(ジャンル)を格納する。例えば、「レストラン」「車」等である。広告内容24cは、実際にディスプレイ装置6等に出力する内容を格納する。広告内容は、文字情報でもよいし、画像でもよい。キーワード24dは、広告内容を端的に示すキーワードを格納する。
例えば、端末IDが「0001」の場合、制御部10は、図5のユーザ属性DB22の端末ID22aを検索した後に、ユーザ名22bを参照し、ユーザ名が「Aさん」であることを特定する。そして、制御部10は、属性情報22cの「女性、20代、グルメ、・・・」という「Aさん」の属性情報により、グルメ情報に興味のあるユーザであることを把握する。そこで、制御部10は、例えば、「グルメ」という嗜好ジャンルに基づき、図6の広告DB24のカテゴリ24bをマッチングさせる。そして、制御部10は、広告ID24aが「01001」のレコードを抽出する。このように、ユーザの属性情報と、広告のカテゴリとをマッチングすることで、ユーザの興味のある広告を抽出できる。
ユーザの属性情報と、広告とのマッチングには、適宜の手法を用いることができる。また、広告DB24に、さらに出力時間帯の項目を追加して持たせることで、広告を表示させる日時を特定できる。例えば、特典情報等の日時を持たせることで、鮮度の高い広告を出力するようにでき、ユーザに有益な情報を提供することができる。
図4に戻って、ステップS15では、制御部10(ディスプレイ特定手段14)は、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6を、ディスプレイDB26を検索して特定する。ここで、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6とは、携帯端末5の位置情報に基づき、予め定めた所定の範囲(例えば、200メートル)内に配置されたディスプレイ装置6をいう。
ここで、ディスプレイDB26について図7に基づき説明する。ディスプレイDB26は、ディスプレイID26aと設置位置26bとを有する。ディスプレイID26aは、広告を表示対象のディスプレイ装置6を一意に表す記号を格納する。設置位置26bは、ディスプレイ装置6の設置された位置情報として、例えば、ディスプレイ装置6の緯度及び経度を格納する。
図4に戻って、ステップS16では、制御部10(ディスプレイ特定手段14)は、ディスプレイ装置6を特定できたか否かを判断する。携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6が存在するため、ディスプレイ装置6を特定できた場合(ステップS16:YES)には、制御部10は、処理をステップS17に移す。他方、携帯端末5の近傍にはディスプレイ装置6が存在せず、ディスプレイ装置6を特定できなかった場合(ステップS16:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
ステップS17では、制御部10(ディスプレイ送信手段15)は、ステップS16で特定されたディスプレイ装置6に、広告DB24から抽出した広告を送信する。ディスプレイ装置6に広告を送信することで、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6に当該携帯端末5のユーザ向けの広告が表示される(図3参照)。なお、ここで、ステップS12で特定したユーザのユーザ名を、広告と共に送信してもよい。そのようにすることで、ユーザ名と広告とを表示でき、ユーザによりインパクトのある広告を提供することができる。
次に、ステップS18では、制御部10(通知手段17)は、該当ユーザの携帯端末5に、広告が送信された旨を通知する。通知は、例えば、携帯端末5のバイブレーション機能を作動させるようにしてもよいし、携帯端末5に文字情報を表示させたり、音声情報を出力させたりしてもよい(図3参照)。このような通知により、ユーザは、広告がディスプレイ装置6に表示されることを知ることができる。
なお、広告が送信された旨を携帯端末5に通知しなくてもよい。その場合には、例えば、街頭に設置されたディスプレイ装置6にユーザ自身に対する広告が突然表示されるので、ユーザに対するサプライズ効果を狙うことができる。
次に、ステップS19では、制御部10(端末送信手段16)は、該当ユーザの端末7に広告を送信する。具体的には、図5に示すユーザ属性DB22の該当のユーザのPCID22eに格納された端末7に対して、ステップS17で送信した広告と同じ内容の広告を送信する。例えば、広告配信サービスの提供を受けるために、ユーザは、予め広告配信サービスのユーザIDを登録しておく。そして、広告配信サービスに対してユーザIDを用いて端末7からログインする。そうすることで、端末7に、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6に表示したのと同じ内容の広告を表示することができる。なお、ディスプレイ連動装置1は、端末7に広告を表示させるために、記憶部20にユーザIDと、ディスプレイ装置6に送信した広告IDとを対応付けて、一時的に記憶しておく。その後、制御部10は、本処理を終了する。
このようにすることで、ユーザが所持する携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6にユーザの嗜好に合った広告を表示することができる。また、広告は、ユーザの自宅のPC等の端末7にも送信されるので、端末7を見たユーザは、より詳しく広告の内容を知ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。第2実施形態は、所定時間内の携帯端末の位置の軌跡により、広告を表示するディスプレイ装置を特定するものである。なお、以下の説明及び図面において、上述した実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図8は、第2実施形態に係るユーザ属性DB222の例を示す図である。図9は、第2実施形態に係る具体例を示す図である。
図8に示すユーザ属性DB222は、図5に示すユーザ属性DB22に、直前位置22fを追加したものである。直前位置22fは、所定時間前(例えば、60秒前)の携帯端末5の位置情報を格納する。直前位置22fの位置情報と、現在位置22dの位置情報とを用いることで、所定時間内における携帯端末5の位置の軌跡が把握できるため、ディスプレイ連動装置201(図示せず)は、ユーザにとって視認しやすい、より適切な位置のディスプレイ装置206(図9参照)に広告を表示することができる。
図9を用いて、軌跡に基づきディスプレイ装置206を特定する具体例を説明する。図9(a)は、「Aさん」の直前位置(図中点線で表示)と、現在位置(図中実線で表示)と、「Aさん」の近傍に配置された4台のディスプレイ装置206aから206dとを示す。図8(a)により、ユーザ名が「Aさん」は、(xx1,yy1)の座標で示される位置から、60秒の間に(xxx,yyy)の座標で示される位置に移動している。よって、「Aさん」は、今後、前の位置から現在位置の延長方向(図中点線矢印)に移動すると予想される。そのため、現在位置では、ディスプレイ装置206dが最も「Aさん」の近傍であるが、ディスプレイ連動装置201は、所定時間内の「Aさん」の位置の軌跡から、「Aさん」の近傍を推定し、ディスプレイ装置206bに、Aさん向けの広告を表示する。
また、図9(b)では、同様にユーザ名が「Bさん」は、図8(b)により、(xyz,op3)の座標で示される位置(図中「Bさん」を点線で表示)から、60秒の間に(xyz,opq)の座標で示される位置に移動している。よって、「Bさん」は、今後、前の位置から現在位置の延長方向(図中点線矢印)に移動すると予想される。そのため、ディスプレイ連動装置201は、図9(b)に示された「Bさん」の近傍のディスプレイ装置206eから206iのうち、「Bさん」の位置の軌跡から、「Bさん」の近傍を推定して、ディスプレイ装置206hに、Bさん向けの広告を表示する。
さらに、図9(c)では、同様にユーザ名「Cさん」は、図8(c)により、(ppp,zzz)の座標で示される位置から、60秒後も(ppp,zzz)の座標で示される位置におり、移動していない。よって、ディスプレイ連動装置201は、図9(c)に示された「Cさん」の近傍のディスプレイ装置206jから206lのうち、「Cさん」の位置の軌跡から、現在位置に最も近いディスプレイ装置206jに、Cさん向けの広告を表示する。
(第3実施形態)
次に、本発明を適用した第3実施形態について説明する。第3実施形態は、携帯端末の操作から携帯端末を携行するユーザの行動を解析して、広告をディスプレイ装置に表示するものである。
[システムの全体構成]
図10は、第3実施形態に係るディスプレイ連動システム300の機能構成を示す図である。第3実施形態におけるディスプレイ連動システム300は、ディスプレイ連動装置301が通信ネットワーク3を介して、携帯端末5及びディスプレイ装置6に通信可能に接続されている。
ディスプレイ連動装置301は、携帯端末5のユーザによる操作からユーザの行動を把握して、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6に、携帯端末5によるユーザの行動に基づいた広告を送信する装置である。
ディスプレイ連動装置301は、制御部310及び記憶部320を備える。ディスプレイ連動装置301の制御部310は、ID位置情報取得手段11、ユーザ情報取得手段312、行動解析手段318、コンテンツ情報抽出手段313、ディスプレイ特定手段14、ディスプレイ送信手段15及び通知手段17を有する。これらの各機能は、後述のフローチャートで説明する。また、記憶部320は、広告DB24及びディスプレイDB26を有する。
[ディスプレイ連動処理フロー]
次に、携帯端末5の位置の近傍のディスプレイ装置6に広告を表示する処理の流れについて説明する。図11は、第3実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。図11の処理は、所定のタイミング(例えば、60秒おき等)で適宜に行われる。
S31:制御部310(ID位置情報取得手段11)は、携帯端末5から発信される携帯端末5の位置情報と端末IDとを取得する。
S32:制御部310(ユーザ情報取得手段312)は、取得した端末IDの携帯端末5を使用するユーザの携帯端末5に対する操作による、Webページ検索に関する情報(ユーザの情報)を取得する。検索に関する情報とは、例えば、Webページの検索のためにキーワード入力部41(図12(1)参照)に入力がされ、検索を実行する操作がされた際に、携帯端末5から送信される検索要求データをいう。
S33:制御部310(行動解析手段318)は、取得したWebページの検索に関する情報から、検索キーワードを取得する。
S34:制御部310(コンテンツ情報抽出手段313)は、検索キーワードに関連する広告を広告DB24から抽出する。検索キーワードと広告とのマッチングは、適宜の手法を用いて行う。例えば、検索キーワードに一致するキーワードを含む広告を、マッチング対象にしてもよいし、検索キーワードに類似する類似語DB(図示せず)を記憶部320に有して、検索キーワードに類似するものをも含んで、マッチング対象にしてもよい。具体的には、広告DB24のキーワード24dに検索キーワードと同一又は類似のキーワードを有する、広告内容24cを抽出する。
S35:制御部310(ディスプレイ特定手段14)は、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6を、ディスプレイDB26を検索して特定する。
S36:制御部310(ディスプレイ特定手段14)は、ディスプレイ装置6を特定できたか否かを判断する。ディスプレイ装置6を特定できた場合(S36:YES)には、制御部310は、処理をS37に移す。他方、ディスプレイ装置6を特定できなかった場合(S36:NO)には、制御部310は、本処理を終了する。
S37:制御部310(ディスプレイ送信手段15)は、S36で特定されたディスプレイ装置6に、広告DB24から抽出した広告を送信する。ディスプレイ装置6に広告を送信することで、携帯端末5の近傍のディスプレイ装置6に当該携帯端末5のユーザ向けの広告が表示される(図12(2)参照)。
S38:制御部310(通知手段17)は、該当ユーザの携帯端末5に、広告が送信された旨を通知する。その後、制御部310は、本処理を終了する。
図12は、第3実施形態に係る具体例を示す図である。図12(1)には、ユーザが、待ち合わせ場所で携帯端末5を用いて検索をしている状態を示す。携帯端末5は、検索条件入力画面40を表示している。検索条件入力画面40は、キーワード入力部41と、検索実行のためのボタン42とが配置された画面である。他方、ユーザの近傍であって、ユーザから視認可能な場所のビルの壁には、ディスプレイ装置6が設けられている。ユーザが、キーワード入力部41に検索キーワードを入れて、ボタン42に対応するボタンを押下する。すると、携帯端末5は、ボタン42が押下されたことに応じて、検索キーワードを含む検索要求データを、ディスプレイ連動装置301に送信する。
図12(2)は、検索後の状態を示す。携帯端末5は、検索結果画面43と、テロップ44とを表示している。検索結果画面43は、検索条件入力画面40で検索キーワードを入力して検索した結果画面である。テロップ44は、ユーザに、ディスプレイ装置6に広告が表示されたことを報知(通知)するためのものである。図12(2)の例では、携帯端末5は、ユーザに対して近くの街頭ディスプレイを見るように促すテロップを出力している。ディスプレイ装置6には、検索キーワードに関連する広告が表示される。
このように、ディスプレイ連動装置301は、ユーザの行動に合致する広告をディスプレイ装置6に配信するので、公共スペースに設置されたディスプレイ装置6に対しても、そのディスプレイ装置6の近傍の位置にいるユーザの嗜好に合致した広告を配信することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明を適用した第4実施形態について説明する。第4実施形態は、移動体である電車の車両内においてユーザが携帯端末を操作して、その操作から携帯端末を携行するユーザの行動を解析して、広告を、車両内に設けられたディスプレイ装置に表示するものである。
[システムの全体構成]
図13は、第4実施形態に係るディスプレイ連動システム400の機能構成を示す図である。第4実施形態におけるディスプレイ連動システム400は、ディスプレイ連動装置401が通信ネットワーク3を介して、移動体である車両430内の携帯端末5及びディスプレイ装置6に通信可能に接続されている。
ディスプレイ連動装置401は、ユーザによる携帯端末5の操作からユーザの行動を把握して、ユーザが乗車している車両430内のディスプレイ装置6に、携帯端末5によるユーザの行動に基づいた広告を送信する装置である。
ディスプレイ連動装置401は、制御部410及び記憶部420を備える。ディスプレイ連動装置401の制御部410は、ID位置情報取得手段411、ユーザ情報取得手段412、行動解析手段418、コンテンツ情報抽出手段413、車両位置情報取得手段414a、ディスプレイ特定手段414、ディスプレイ送信手段15及び通知手段17を有する。これらの各機能は、後述のフローチャートで説明する。
また、記憶部420は、広告DB24及びディスプレイDB426を有する。ディスプレイDB426は、ディスプレイ装置6を一意に特定するディスプレイIDと、車両IDとを対応付けて記憶している。車両IDとは、ディスプレイIDで特定されるディスプレイ装置6を搭載した車両430を一意に表す記号をいう。
[ディスプレイ連動処理フロー]
次に、携帯端末5を携行したユーザが乗車している車両430のディスプレイ装置6に、広告を表示する処理の流れについて説明する。図14は、第4実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。
S41:制御部410(ID位置情報取得手段411)は、一定の時間間隔(例えば、60秒ごと)で、携帯端末5から発信される携帯端末5の位置情報と端末IDとを取得する。
S42:制御部410(ユーザ情報取得手段412)は、取得した端末IDの携帯端末5を使用するユーザの携帯端末5に対する操作による、携帯端末5に表示されたWebページの情報(ユーザの情報)を取得する。Webページの情報とは、例えば、携帯端末5に送信されたWebページデータをいう。
S43:制御部410(行動解析手段418)は、取得したWebページの情報から、特徴語を抽出する。特徴語とは、該当のWebページの記載内容を端的に表す単語等をいい、Webページでの単語の出現度合い等により決定される。Webページデータから特徴語を抽出する方法は、適宜の手法を用いることができる。
S44:制御部410(コンテンツ情報抽出手段413)は、抽出した特徴語に一致又は類似する広告を広告DB24(図6参照)から抽出する。特徴語と広告とのマッチングは、適宜の手法を用いて行う。具体的には、例えば、類似語を記憶した類似語DB(図示せず)を記憶部420に有して、類似語に一致又は類似する単語がキーワード24dに記憶された広告内容24cを、広告DB24から抽出する。
S45:制御部410(車両位置情報取得手段414a)は、ディスプレイDB426に記憶されたディスプレイ装置6のディスプレイIDと、ディスプレイ装置6の位置とを、一定の時間間隔(例えば、60秒ごと)で取得する。これは、ディスプレイ装置6が、位置情報を発信する装置を備えることによって実現できる。
S46:制御部410(ディスプレイ特定手段414)は、ディスプレイ装置6の位置情報と、携帯端末5の位置情報との推移から、携帯端末5を携行したユーザが乗車している列車又は車両430に設けられたディスプレイ装置6を特定する。ここで、車両430内のディスプレイ装置6として、ユーザに一番近いディスプレイ装置6を厳密に特定しなくても、列車又は車両430が特定できればよい。
S47:制御部410(ディスプレイ特定手段414)は、列車又は車両430に設けられたディスプレイ装置6を特定できたか否かを判断する。ディスプレイ装置6を特定できた場合(S47:YES)には、制御部410は、処理をS48に移す。他方、ディスプレイ装置6を特定できなかった場合(S47:NO)には、制御部410は、本処理を終了する。
S48:制御部410(ディスプレイ送信手段15)は、S46で特定された列車又は車両430に設けられたディスプレイ装置6に、広告DB24から抽出した広告を送信する。ディスプレイ装置6に広告を送信することで、携帯端末5を携行したユーザが乗車している列車又は車両430のディスプレイ装置6に、当該携帯端末5のユーザ向けの広告が表示される(図15(2)参照)。
S49:制御部410(通知手段17)は、該当ユーザの携帯端末5に、広告が送信された旨を通知する。その後、制御部410は、本処理を終了する。
図15は、第4実施形態に係る具体例を示す図である。図15(1)には、ユーザが、車両430内で携帯端末5を用いてWebページを閲覧している状態を示す。携帯端末5は、Webページ画面50を表示している。Webページ画面50は、通信ネットワーク3(図13参照)を介して接続された、図示しないコンテンツサーバに記憶されたWebページを表示する画面である。他方、携帯端末5を操作しているユーザが乗車の車両430には、ディスプレイ装置6が設けられている。ディスプレイ装置6は、乗客用の様々なコンテンツを表示しており、この例では、本日の天気を表示している。
図15(2)は、ディスプレイ連動装置401によりディスプレイ送信手段15を実行した後の状態を示す。ディスプレイ装置6は、携帯端末5で表示しているWebページに関連する広告を表示している。この例では、Webページ画面50の「ライブ」というキーワードが共通している。携帯端末5は、Webページ画面50上にテロップ51を表示している。テロップ51は、ユーザに、ディスプレイ装置6に広告が表示されたことを報知(通知)するためのものである。図15(2)の例では、携帯端末5は、ユーザに対して、車両430のディスプレイ装置6を見るように促すテロップを出力している。
このように、ディスプレイ連動装置401は、ユーザが乗車している列車又は車両430を特定して、その列車又は車両430のディスプレイ装置6にユーザの行動に合致する広告をディスプレイ装置6に配信するので、列車又は車両430のディスプレイ装置6を用いた新たなコンテンツの提供をすることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明を適用した第5実施形態について説明する。第5実施形態は、移動体である電車の車両内において、複数のユーザによる携帯端末の操作から、携帯端末を携行するユーザの行動を解析して統計情報を取得して、統計情報に基づいた広告を、車両内に設けられたディスプレイ装置に表示するものである。
[システムの全体構成]
図16は、第5実施形態に係るディスプレイ連動システム500の機能構成を示す図である。第5実施形態におけるディスプレイ連動システム500は、ディスプレイ連動装置501が通信ネットワーク3を介して、移動体である車両430内の複数の携帯端末5及びディスプレイ装置6に通信可能に接続されている。
ディスプレイ連動装置501は、複数のユーザによる携帯端末5のWebページの検索に関する操作からユーザの行動を把握して、複数のユーザの行動から統計情報を取得して、複数のユーザが乗車している車両430内のディスプレイ装置6に、統計情報に基づいた広告を送信する装置である。
ディスプレイ連動装置501は、制御部510及び記憶部520を備える。ディスプレイ連動装置501の制御部510は、ID位置情報取得手段411、ユーザ情報取得手段312、行動解析手段318、統計情報取得手段518a、コンテンツ情報抽出手段513、車両位置情報取得手段414a、ディスプレイ特定手段414、ディスプレイ送信手段15及び通知手段17を有する。これらの各機能は、後述のフローチャートで説明する。
また、記憶部520は、広告DB24及びディスプレイDB426の各DBと、統計情報529とを有する。統計情報529は、行動解析手段318の解析から取得した統計情報を記憶する。統計情報は、例えば、入力された検索キーワードの頻度や、閲覧したWebページの特徴語等の情報である。
[ディスプレイ連動処理フロー]
次に、携帯端末5を携行したユーザが乗車している車両430のディスプレイ装置6に、広告を表示する処理の流れについて説明する。図17は、第5実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。
S51:制御部510(ID位置情報取得手段411)は、一定の時間間隔(例えば、60秒ごと)で、携帯端末5から発信される携帯端末5の位置情報と端末IDとを取得する。
S52:制御部510(ユーザ情報取得手段312)は、取得した端末IDの携帯端末5を使用するユーザの携帯端末5に対する操作による、Webページ検索に関する情報(ユーザの情報)を取得する。
S53:制御部510(行動解析手段318)は、取得したWebページの検索に関する情報から、検索キーワードを取得する。
S54:制御部510(統計情報取得手段518a)は、携帯端末5の位置情報に基づき、位置の近い複数の携帯端末5の各々が取得した検索キーワードから統計情報を取得して、統計情報529に記憶する。
S55:制御部510(コンテンツ情報抽出手段513)は、統計情報529に基づいて、広告を広告DB24から抽出する。例えば、検索キーワードとして多く用いられているキーワードに一致又は類似するキーワードを含む広告を、マッチング対象にしてよい。
以降、S56〜S60において、制御部510は、第4実施形態のS45〜S49(図14参照)と同様の処理を行う。なお、携帯端末5を携行した複数のユーザが、車両430を含む列車に乗車中であれば、複数のユーザの携帯端末5の位置情報は、ほぼ同じように推移するはずである。そのため、S57において位置情報の推移の異なる携帯端末5は、以降の処理の対象外にしてよい。
このように、ディスプレイ連動装置501は、近傍の複数の携帯端末5を使用するユーザの行動の情報として、例えば、検索キーワードを取得して、その検索キーワードの統計情報に基づいて広告を抽出するので、携帯端末5を操作し、近くに位置する複数のユーザのニーズに合致した広告を、ディスプレイ装置6に表示できる。
なお、統計情報に基づく広告のディスプレイ装置6への表示は、統計情報により、複数のユーザの行動に関連する広告を最優先に表示してもよいし、広告の表示回数や表示頻度を多く表示してもよい。
(第6実施形態)
次に、本発明を適用した第6実施形態について説明する。第6実施形態は、移動体である電車の車両内においてユーザが携帯端末を操作することで、動画コンテンツを車両内に設けられたディスプレイ装置に表示するものである。
図18は、第6実施形態に係るディスプレイ連動システム600の機能構成を示す図である。第6実施形態におけるディスプレイ連動システム600は、ディスプレイ連動装置601が通信ネットワーク3を介して、車両430内の携帯端末5及びディスプレイ装置6に通信可能に接続されている。
ディスプレイ連動装置601は、携帯端末5のユーザが、携帯端末5を用いて動画コンテンツを検索することで、ユーザの要求する動画コンテンツを取得して、携帯端末5の近傍の車両430内のディスプレイ装置6に、動画コンテンツを送信する装置である。ここで、動画コンテンツとは、アニメやドラマ、映画、ニュース等をいう。
ディスプレイ連動装置601は、制御部610及び記憶部620を備える。ディスプレイ連動装置601の制御部610は、ID位置情報取得手段411、ユーザ情報取得手段612、動画検索手段612a、コンテンツ情報抽出手段613、ディスプレイ特定手段614、ディスプレイ送信手段15及び課金手段619を有する。これらの各機能は、後述のフローチャートで説明する。
また、記憶部620は、コンテンツDB624、ディスプレイDB426及びダイヤDB628を有する。コンテンツDB624は、動画コンテンツを記憶する記憶領域であり、コンテンツを一意に特定するコンテンツIDと、動画コンテンツとを対応付けて記憶している。動画コンテンツに対応するコンテンツのカテゴリや、コンテンツの題名を有して、検索時に用いるようにしてもよい。ダイヤDB628は、車両430を一意に特定する車両IDと、車両430の路線図、停車位置等の情報である路線情報とを対応付けて記憶している。
[ディスプレイ連動処理フロー]
次に、携帯端末5を携行したユーザが乗車している車両430のディスプレイ装置6に動画コンテンツを表示する処理の流れについて説明する。図19は、第6実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。
S71:制御部610(ID位置情報取得手段411)は、一定の時間間隔(例えば、60秒ごと)で、携帯端末5から発信される携帯端末5の位置情報と端末IDとを取得する。
S72:制御部610(ユーザ情報取得手段612)は、取得した端末IDの携帯端末5を使用するユーザの携帯端末5に対する操作による、動画コンテンツの検索条件の情報(ユーザの情報)を取得する。動画コンテンツの検索条件とは、例えば、動画コンテンツの題名をいう。
S73:制御部610(動画検索手段612a)は、取得した動画コンテンツの検索条件に基づいて、コンテンツDB624から動画コンテンツを検索する。そして、制御部610(コンテンツ情報抽出手段613)は、検索により特定された動画コンテンツを、コンテンツDB624から抽出する。
S74:制御部610(ディスプレイ特定手段614)は、ダイヤDB628に記憶された路線情報を参照して、携帯端末5の位置情報の推移から、携帯端末5を携行したユーザが乗車している列車又は車両430に設けられたディスプレイ装置6を特定する。
S75:制御部610(ディスプレイ特定手段614)は、列車又は車両430に設けられたディスプレイ装置6を特定できたか否かを判断する。ディスプレイ装置6を特定できた場合(S75:YES)には、制御部610は、処理をS76に移す。他方、ディスプレイ装置6を特定できなかった場合(S75:NO)には、制御部610は、処理をS78に移す。
S76:制御部610は、選択あり動画確認画面64(図20(2)参照)を、携帯端末5に送信する。
S77:制御部610は、携帯端末5からの要求データを受信することで、要求データが、ディスプレイ装置6での再生であるか否かを判定する。要求データが、ディスプレイ装置6での再生である場合(S77:YES)には、制御部610は、処理をS81に移す。他方、要求データが、ディスプレイ装置6での再生ではない場合(S77:NO)には、制御部610は、処理をS79に移す。
S78:制御部610は、選択なし動画確認画面68(図20(3)参照)を、携帯端末5に送信する。
S79:制御部610は、携帯端末5からの要求データを受信することで、要求データが、携帯端末5での再生であるか否かを判定する。要求データが、携帯端末5での再生である場合(S79:YES)には、制御部610は、処理をS80に移す。他方、要求データが、携帯端末5での再生ではない場合(S79:NO)には、制御部610は、本処理を終了する。
S80:制御部610は、携帯端末5に、動画コンテンツを送信することで、携帯端末5は、動画コンテンツを再生できる。その後、制御部610は、本処理を終了する。
S81:制御部610(ディスプレイ送信手段15)は、S74で特定された列車又は車両430のディスプレイ装置6に、コンテンツDB624から抽出した動画コンテンツを送信する。このことにより、携帯端末5を携行したユーザが乗車している車両430のディスプレイ装置6に、当該携帯端末5のユーザが検索して決定した動画コンテンツが表示される(図18参照)。
S82:制御部610(課金手段619)は、ディスプレイ装置6に動画コンテンツを送信したことで、動画コンテンツの検索を行った携帯端末5のユーザに対して課金処理を行う。その後、制御部610は、本処理を終了する。
図20は、第6実施形態に係る具体例を示す図である。図20(1)には、ユーザが、車両430内で携帯端末5を用いて動画コンテンツの検索を行う状態を示す。携帯端末5は、動画検索画面60を表示している。動画検索画面60は、タイトル入力部61と検索実行ボタン62とを有する。タイトル入力部61に、動画コンテンツの題名を入力して、検索実行ボタン62を押下する操作を行うことで、ディスプレイ連動装置601に動画コンテンツの検索条件が送信される。
図20(2)及び(3)は、ディスプレイ連動装置601の処理の結果による、携帯端末5の表示例を示す。図20(2)は、携帯端末5を携行したユーザが乗車している列車又は車両430を特定できた場合の、携帯端末5の例である。携帯端末5は、選択あり動画確認画面64を出力する。選択あり動画確認画面64は、再生ボタン65、選択部66、承認ボタン67を表示する。再生ボタン65をユーザが選択することで、携帯端末5で動画コンテンツを再生する。また、承認ボタン67をユーザが選択することで、承認データがディスプレイ連動装置601に送信される。ディスプレイ連動装置601は、承認データを受信することで、携帯端末5を携行しているユーザが乗車する車両430のディスプレイ装置6に、動画コンテンツを送信する。また、ディスプレイ連動装置601は、携帯端末5のユーザに対して課金処理を行う。
この例では、承認ボタン67を選択することで、単純にディスプレイ装置6に動画コンテンツが再生され、選択したユーザに課金される。しかし、承認ボタン67を選択した後に、さらに課金される旨の確認メッセージを出力して、さらに、ユーザに承認させて、ディスプレイ装置6に動画コンテンツを再生するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが誤った操作をした場合でも、すぐに課金されずに済む。
図20(3)は、携帯端末5を携行したユーザが乗車している車両430を特定できなかった場合の、携帯端末5の例である。携帯端末5は、選択なし動画確認画面68を出力する。選択なし動画確認画面68は、再生ボタン69を表示する。図20(3)は、図20(2)と比較して、図20(2)に存在する選択部66が存在しない。よって、ディスプレイ装置6に、動画コンテンツを表示できない。携帯端末5を携行するユーザは、再生ボタン69を選択することで、携帯端末5で動画コンテンツを再生する。
このように、ディスプレイ連動装置601は、携帯端末5から取得した動画コンテンツの検索条件に基づいて、コンテンツDB624を検索して、検索された動画コンテンツをコンテンツDB624から抽出するので、ユーザが要求する動画コンテンツを抽出することができる。そして、ディスプレイ連動装置601は、ユーザが乗車している列車又は車両430を特定して、その列車又は車両430のディスプレイ装置6に動画コンテンツを送信する。よって、ユーザの要求する動画コンテンツを、列車又は車両430に搭載された大型のディスプレイ装置6を用いて迫力ある形で出力できる。このように、ディスプレイ連動装置601は、列車又は車両430のディスプレイ装置6を用いた新たなコンテンツの提供をすることができる。また、ディスプレイ連動装置601は、公共のディスプレイ装置6を、好みの動画コンテンツの出力に使用するユーザに対して、ディスプレイ装置6の使用料を徴収する仕組みを構築できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
第1実施形態では、端末にディスプレイ装置に表示したものと同じ内容の広告を出力するのに、予めユーザが登録した専用のサービスにより実現するものとして説明したが、この限りではない。例えば、ユーザ属性DBに端末のメールアドレスを登録しておき、広告ページへのリンクデータを貼った電子メールを端末に送信してもよい。
第1実施形態から第3実施形態では、街頭等のディスプレイ装置に広告を表示するものであったが、それに限られない。例えば、映画館のスクリーンに広告を表示してもよい。その場合、特定のユーザ向けの広告を表示してもよいし、映画館の来館者は映画に興味があると考えられるため、例えば、映画の嗜好にあった広告を表示するようにしてもよい。
第1実施形態に係るディスプレイ連動システムの機能構成を示す図である。 第1実施形態に係るディスプレイ連動装置のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態に係るディスプレイ連動システムを用いた概要説明図である。 第1実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。 第1実施形態に係るユーザ属性DBの例を示す図である。 第1実施形態に係る広告DBの例を示す図である。 第1実施形態に係るディスプレイDBの例を示す図である。 第2実施形態に係るユーザ属性DBの例を示す図である。 第2実施形態に係る具体例を示す図である。 第3実施形態に係るディスプレイ連動システムの機能構成を示す図である。 第3実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。 第3実施形態に係る具体例を示す図である。 第4実施形態に係るディスプレイ連動システムの機能構成を示す図である。 第4実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。 第4実施形態に係る具体例を示す図である。 第5実施形態に係るディスプレイ連動システムの機能構成を示す図である。 第5実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。 第6実施形態に係るディスプレイ連動システムの機能構成を示す図である。 第6実施形態に係るディスプレイ連動処理のフローチャートである。 第6実施形態に係る具体例を示す図である。
符号の説明
1,201,301,401,501,601 ディスプレイ連動装置
5 携帯端末
6,206 ディスプレイ装置
7 端末
10,310,410,510,610 制御部
11,411 ID位置情報取得手段
12 属性情報抽出手段
13 広告情報抽出手段
14,414,614 ディスプレイ特定手段
15 ディスプレイ送信手段
16 端末送信手段
17 通知手段
20,320,420,520,620 記憶部
22,222 ユーザ属性DB
24 広告DB
26,426 ディスプレイDB
100,300,400,500,600 ディスプレイ連動システム
312,412,612 ユーザ情報取得手段
313,413,513,613 コンテンツ情報抽出手段
318,418 行動解析手段
414a 車両位置情報取得手段
430 車両
518a 統計情報取得手段
529 統計情報
612a 動画検索手段
619 課金手段
624 コンテンツDB
628 ダイヤDB

Claims (19)

  1. コンテンツ情報を記憶するコンテンツデータベースと、
    前記コンテンツ情報を表示するディスプレイ装置に関する情報を記憶するディスプレイデータベースと、
    を備えた記憶部と、
    携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得手段と、
    前記ID位置情報取得手段により取得された前記端末IDである前記携帯端末を使用するユーザの情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記ユーザ情報取得手段により取得された前記ユーザの情報に基づき、前記コンテンツデータベースから前記コンテンツ情報を抽出するコンテンツ情報抽出手段と、
    前記ID位置情報取得手段により取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記ディスプレイデータベースから前記携帯端末の近傍の位置に設けられた前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定手段と、
    前記ディスプレイ特定手段により特定されたディスプレイ装置に、前記コンテンツ情報抽出手段により抽出された前記コンテンツ情報を送信する第1送信手段と、
    を備えるディスプレイ連動装置。
  2. 携帯端末の端末IDに対応付けて前記携帯端末を所持するユーザの属性情報を記憶するユーザ属性データベースと、
    広告情報を記憶する広告データベースと、
    前記広告情報を表示するディスプレイ装置の位置情報を記憶するディスプレイデータベースと、
    を備えた記憶部と、
    前記端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得手段と、
    前記ID位置情報取得手段により取得された前記端末IDに対応する前記ユーザの属性情報を、前記ユーザ属性データベースから抽出する属性情報抽出手段と、
    前記属性情報抽出手段により抽出された前記ユーザの属性情報に基づき、前記広告データベースから前記広告情報を抽出する広告情報抽出手段と、
    前記ID位置情報取得手段により取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記ディスプレイデータベースから前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定手段と、
    前記ディスプレイ特定手段により特定されたディスプレイ装置に、前記広告情報抽出手段により抽出された前記広告情報を送信する第1送信手段と、
    を備えるディスプレイ連動装置。
  3. 前記広告情報抽出手段は、前記ユーザの属性情報と前記携帯端末の位置情報とに基づき前記広告情報を抽出する、請求項2に記載のディスプレイ連動装置。
  4. 前記ディスプレイ特定手段は、前記携帯端末の位置情報から得られる前記携帯端末の位置により、前記携帯端末の位置から所定の範囲内に配置された前記ディスプレイ装置を、前記ディスプレイデータベースに記憶されたディスプレイ装置の位置情報に基づき特定する、請求項2又は請求項3に記載のディスプレイ連動装置。
  5. 前記ディスプレイ特定手段は、所定時間内における前記携帯端末の位置情報から得られる前記携帯端末の位置の軌跡に基づき、前記ディスプレイ装置を特定する、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
  6. 前記第1送信手段は、前記広告情報と共に、前記ユーザ属性データベースから抽出した前記ユーザを特定するユーザ特定情報を送信する、請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
  7. 前記コンテンツデータベースは、広告に関するコンテンツである広告情報を記憶しており、
    前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末での前記ユーザの操作に関連した前記ユーザの情報を取得し、
    前記ユーザ情報取得手段により取得した前記ユーザの情報に基づいて前記ユーザの行動を解析する行動解析手段を備え、
    前記コンテンツ情報抽出手段は、前記行動解析手段による解析結果に基づいて、前記コンテンツデータベースから前記広告情報を抽出する、請求項1に記載のディスプレイ連動装置。
  8. 前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末でのWebページによる検索の情報である前記ユーザの情報を取得し、
    前記行動解析手段は、前記ユーザの情報に基づいて検索キーワードを取得し、
    前記コンテンツ情報抽出手段は、前記検索キーワードに関連する前記広告情報を、前記コンテンツデータベースから抽出する、請求項7に記載のディスプレイ連動装置。
  9. 前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末に表示されたWebページの情報である前記ユーザの情報を取得し、
    前記行動解析手段は、前記ユーザの情報に基づいて前記Webページに含む特徴語を取得し、
    前記コンテンツ情報抽出手段は、前記特徴語に関連する前記広告情報を、前記コンテンツデータベースから抽出する、請求項7に記載のディスプレイ連動装置。
  10. 前記ID位置情報取得手段により取得した位置情報に基づき、位置の近い複数の前記携帯端末における前記行動解析手段による解析から統計情報を取得する統計情報取得手段を備え、
    前記コンテンツ情報抽出手段は、前記統計情報取得手段による統計情報に基づいて、前記コンテンツデータベースから前記広告情報を抽出する、請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
  11. 前記記憶部は、前記携帯端末の端末IDに対応付けて、前記携帯端末を所持する前記ユーザの属性情報として前記ユーザの他の端末に関する端末情報を記憶するユーザ属性データベースを備え、
    前記ユーザ属性データベースから抽出した前記ユーザの前記端末情報に基づき、抽出された前記広告情報を、前記他の端末に送信する第2送信手段を備える、請求項2から請求項10までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
  12. 前記記憶部は、前記第1送信手段により送信された前記広告情報を、前記他の端末に関する情報と共に記憶し、
    前記第2送信手段は、前記他の端末からWebページの要求を受信したことに応じて、要求に応じたWebページと共に前記Webページに表示する前記広告情報を、前記他の端末に送信する、請求項11に記載のディスプレイ連動装置。
  13. 前記コンテンツデータベースは、動画コンテンツを記憶する、請求項1に記載のディスプレイ連動装置。
  14. 前記ユーザ情報取得手段は、前記携帯端末から前記ユーザが入力した前記動画コンテンツの検索条件を取得し、
    前記ユーザ情報取得手段により取得された前記検索条件に基づいて、前記コンテンツデータベースを検索する動画検索手段を備え、
    前記コンテンツ情報抽出手段は、前記動画検索手段により検索された前記動画コンテンツを前記コンテンツデータベースから抽出する、請求項13に記載のディスプレイ連動装置。
  15. 前記第1送信手段による送信がされたことに応じて、前記携帯端末の前記ユーザに対して課金する課金手段を備える、請求項14に記載のディスプレイ連動装置。
  16. 前記記憶部は、移動体の路線情報を記憶するダイヤデータベースを備え、
    前記ディスプレイデータベースは、前記移動体に搭載された前記ディスプレイ装置に関する情報を記憶しており、
    前記ID位置情報取得手段は、前記携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを一定の時間間隔で取得し、
    前記ディスプレイ特定手段は、前記ダイヤデータベースに記憶された前記路線情報を参照して、前記ID位置情報取得手段により取得した前記携帯端末の位置情報から、前記携帯端末を携行した前記ユーザが乗車している前記移動体に搭載された前記ディスプレイ装置を特定する、請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
  17. 前記第1送信手段による送信がされたことに応じて、前記携帯端末に通知する通知手段を備える、請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のディスプレイ連動装置。
  18. コンピュータが、
    携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得ステップと、
    前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記端末IDである前記携帯端末を使用するユーザの情報を取得するユーザ情報取得ステップと、
    前記ユーザ情報取得ステップにより取得された前記ユーザの情報に基づき、コンテンツ情報を記憶するコンテンツデータベースから前記コンテンツ情報を抽出するコンテンツ情報抽出ステップと、
    前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記コンテンツ情報を表示するディスプレイ装置に関する情報を記憶するディスプレイデータベースから前記携帯端末の近傍の位置に設けられた前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定ステップと、
    前記ディスプレイ特定ステップにより特定されたディスプレイ装置に、前記コンテンツ情報抽出ステップにより抽出された前記コンテンツ情報を送信する送信ステップと、
    を含むディスプレイ連動方法。
  19. コンピュータが、
    携帯端末の端末IDと、前記携帯端末の位置情報とを取得するID位置情報取得ステップと、
    前記端末IDに対応付けて前記携帯端末を所持するユーザの属性情報を記憶するユーザ属性データベースから、前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記端末IDに対応するユーザの属性情報を抽出する属性情報抽出ステップと、
    前記属性情報抽出ステップにより抽出された前記ユーザの属性情報に基づき、広告情報を記憶する広告データベースから前記広告情報を抽出する広告情報抽出ステップと、
    前記ID位置情報取得ステップにより取得された前記携帯端末の位置情報に基づき、前記広告情報を表示するディスプレイ装置の位置情報を記憶するディスプレイデータベースから前記ディスプレイ装置を特定するディスプレイ特定ステップと、
    前記ディスプレイ特定ステップにより特定されたディスプレイ装置に、前記広告情報抽出ステップにより抽出された前記広告情報を送信する送信ステップと、
    を含むディスプレイ連動方法。
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