JP6289134B2 - データ処理装置、表示装置、データ処理方法、データ処理プログラム、及びデータ処理システム - Google Patents

データ処理装置、表示装置、データ処理方法、データ処理プログラム、及びデータ処理システム Download PDF

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Description

本発明は、データ処理装置、表示装置、データ処理方法、データ処理プログラム、及びデータ処理システムに関する。
不特定多数の一般大衆に向けて発信されたコンテンツ(Content)、例えば、放送番組やインターネットを通じて利用可能になった情報には、特定の場所を紹介する紹介情報を含むものがある。特定の場所とは、例えば、店舗、施設、観光地、等がある。かかるコンテンツを視聴した視聴者は、そのコンテンツに触発され、紹介された場所に行ってみたいという欲求が生じ、実際にその場所を訪問するという行動に至ることがある。コンテンツを配信するマスメディアの影響が強く視聴者が多い場合や、又は、紹介された情報が視聴者にとって魅力的である場合には、視聴者は紹介された場所を訪問するという行動をとる傾向がある。
従来から、所定の場所に関連する情報を取得できるように視聴者を誘導するナビゲーション装置が開発されてきた。例えば、特許文献1には、放送で受信した地域に関連する情報を提供するナビゲーション装置について記載されている。このナビゲーション装置において、ニュース収集部は、放送受信機が受信したニュース番組の文字列情報を取得し、各ニュース項目の内容を表す文字列を、当該文字列に含まれる地名に相当する地点の座標である関連地点座標や当該ニュース項目の文字列の受信日時と共に、ニュースレコードとしてメモリに格納する。制御部は、表示する地図画像の表示範囲内の関連地点座標を持つニュースレコードをメモリの中から探索し、探索した各ニュースレコードのニュース内容、受信日時をニュース情報として、案内画像の地図画像上の、ニュースレコードの関連地点座標に対応する位置に表示する。
特許第4471850号公報
しかしながら、コンテンツで紹介された場所を訪問した視聴者は、必ずしも満足が得られないことがある。例えば、その場所に視聴者が集中することによって、その場所の付近が混雑することや、その場所を訪問する際に利用される交通が混雑することや、治安が悪化することがある。ひいては、紹介された場所についての印象が、却って悪化することがある。これに対し、紹介された場所において特段の措置がなされないことがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、コンテンツで紹介された地域とそのコンテンツを視聴したユーザの所在地との関係を容易に知得させることができるデータ処理装置、表示装置、データ処理方法、データ処理プログラム、及びデータ処理システムを提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データを記憶した記憶部と、ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信部と、前記地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析部と、を備えるデータ処理装置である。
(2)本発明の他の態様は、(1)のデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記関連データが示す所在地と地域を地図に付加して表示する表示部に、前記関連データを出力する。
(3)本発明の他の態様は、(1)又は(2)のデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記所在地に係る情報と前記地域の名称を示す情報との組に係る数量に基づいて前記地域への注目の度合いを示す注目度を算出する。
(4)本発明の他の態様は、(3)のデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記所在地から前記地域への到達容易度に基づいて前記注目度を算出する。
(5)本発明の他の態様は、(3)又は(4)のデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記ユーザの属性に基づいて前記注目度を算出する。
(6)本発明の他の態様は、(3)から(5)のいずれかのデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記ユーザが前記コンテンツを視聴した時刻からの経過時間に基づいて前記注目度を算出する。
(7)本発明の他の態様は、(3)から(6)のいずれかのデータ処理装置であって、前記記憶部は、テキストデータを前記コンテンツと対応付けて記憶し、前記データ分析部は、前記テキストデータに前記地域への訪問の可能性に影響する語句が含まれているか否かに基づいて前記注目度を算出する。
(8)本発明の他の態様は、(3)から(7)のいずれかのデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記ユーザによる前記コンテンツの視聴状況に基づいて前記注目度を算出する。
(9)本発明の他の態様は、(3)から(8)のいずれかのデータ処理装置であって、前記データ分析部は、前記地域紹介データに基づいて、所定の地域を紹介したコンテンツを特定し、前記視聴データに基づいて特定したコンテンツを視聴するユーザを特定する。
(10)本発明の他の態様は、コンテンツを視聴したユーザの所在地に係る情報と、前記コンテンツで紹介された地域に係る情報を対応付けた関連データを、データ処理装置から受信する受信部と、前記関連データが示す所在地と前記地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるための表示データを生成する表示処理部と、を備える表示装置である。
(11)本発明の他の態様は、(10)の表示装置であって、ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、生成する制御部と、前記制御部が生成した視聴データと、前記所在地データとを前記データ処理装置に送信する送信部と、を備える。
(12)本発明の他の態様は、データ処理装置におけるデータ処理方法において、ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信過程と、記憶部に記憶された前記コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析過程と、を有するデータ処理方法である。
(13)本発明の他の態様は、データ処理装置のコンピュータに、ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信手順、記憶部に記憶された前記コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析手順と、を実行させるためのデータ処理プログラムである。
(14)本発明の他の態様は、表示装置のコンピュータに、コンテンツを視聴したユーザの所在地に係る情報と、前記コンテンツで紹介された地域に係る情報を対応付けた関連データを、データ処理装置から受信する受信手順、前記関連データが示す所在地と前記地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるための表示データを生成する表示処理手順、を実行させるためのデータ処理プログラムである。
(15)本発明の他の態様は、データ処理装置と表示装置とを備えるデータ処理システムにおいて、前記データ処理装置は、コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データを記憶した記憶部と、ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信部と、前記地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析部と、を備え、前記表示装置は、前記関連データを、前記データ処理装置から受信する受信部と、前記関連データが示す所在地と前記地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるための表示データを生成する表示処理部と、を備えるデータ処理システムである。
本発明によれば、コンテンツで紹介された地域とそのコンテンツを視聴したユーザの所在地との関係を容易に知得させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るデータ処理システムの概要を示す概念図である。 本実施形態に係るデータ処理システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るデータ処理装置の構成を示す図である。 コンテンツ属性データの一例を示す図である。 コンテンツ属性データの他の例を示す図である。 視聴データの例を示す図である。 所在地データの例を示す図である。 地域データの例を示す図である。 地域データにおける地名情報間の階層関係を示す図である。 地域タグデータの例を示す図である。 本実施形態に係るデータ処理の一例を示すフローチャートである。 分析データの一例を示す図である。 本実施形態に係るデータ処理の他の例を示すフローチャートである。 関連データの一例を示す図である。 本実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 地域区分データの例を示す図である。 本実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 地図表示の例(1)を示す図である。 地図表示の例(2)を示す図である。 地図表示の例(3)を示す図である。 地図表示の例(4)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。 関連データの他の例を示す図である。 地図表示の例(5)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。 地図表示の例(6)を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。 地図表示の例(7)を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。 地図表示の例(8)を示す図である。 分析データの他の例を示す図である。 地図表示の例(9)を示す図である。 本発明の第7の実施形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るデータ処理の例を示すフローチャートである。 分析地域データの例を示す。 地図表示の例(10)を示す図である。 本実施形態に係る地域情報抽出処理の一例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ処理システム1の概要を示す概念図である。
データ処理システム1は、データ処理装置11、表示装置21(図示せず)、コンテンツ送信装置31及び端末装置41を含んで構成される。なお、表示装置21を含んだデータ処理システム1については、図2に示す。
データ処理装置11は、コンテンツ送信装置31が送信したコンテンツデータが示すコンテンツの表題や概要を表すコンテンツ属性データi101を保持する。
コンテンツ属性データi101は、例えば、その表題や概要を示すテキストデータで構成されていてもよい。コンテンツ属性データには、その主題や背景等の内容に関わる地名(例えば、「日本」、「東京」、「大阪」、等)、地域を特定することができる施設名、山岳や河川等の地理名、その他の事物を示す語句(キーワード)i102(例えば、「雷門」、「富士山」、等)を含むことができる。これらのキーワードは、コンテンツで紹介される。以下の説明では、これらのキーワードを、「地域の名称」と呼ぶことがある。
データ処理装置11は、視聴データi107を参照して、ユーザが視聴したコンテンツが紹介する地域の名称を示すキーワードi102(例えば、後述する注目地域情報)に、ユーザの所在地を示す所在地情報i106と、を対応付ける。
表示装置21(図2)は、この対応付けを地図上に付加して表示してもよい。この表示を閲覧した閲覧者は、所在地情報i106が示す所在地に所在するユーザによる、キーワードi102で示される地域への注目の度合いを容易に知得することができる。
また、データ処理装置11は、視聴データi107が示す視聴時間、所在地情報i106が示す所在地からキーワードi102が示す地域への到達容易度(例えば、距離)、ユーザ(つまり、端末装置41)の所在地が属する地域区分等に基づいて、キーワードi102が示す地域への注目の度合い(注目度)を定めてもよい。
コンテンツ送信装置31は、コンテンツ提供者が提供したコンテンツのコンテンツデータを端末装置41に送信する。
コンテンツには、例えば、放送番組やインターネットを通じて利用可能になった情報がある。放送番組には、例えば、テレビジョン放送、ラジオ放送、等、がある。インターネットを通じて利用可能になった情報には、例えば、動画配信サービス等で配信される映像コンテンツ、ウェブページ、ブログ、等がある。動画配信サービスでの配信形式には、例えば、ストリーミング配信、ダウンロード配信、ビデオオンデマンド(VOD:Video On Demand)がある。コンテンツは、例えば、映像データと音声データを含む映像コンテンツである。コンテンツは、映像データ、音声データ、テキストデータ、等、ユーザが視覚、音声又はその両者で知覚される情報を示すものであればよい。コンテンツが放送伝送路71(図2)を介してテレビジョン放送で放送される場合や、ネットワーク61(図2)を介してリアルタイムで配信される場合には、そのコンテンツに係るコンテンツデータは所定のデータ形式(例えば、MPEG−2 TS:Moving Picture Expert Group 2 Transport Stream)で送信されてもよい。所定の形式のコンテンツデータには、そのコンテンツを識別するコンテンツ識別情報(例えば、Content ID)、放送局識別情報(例えば、Broadcaster ID)、等の関連情報が付加されてもよい。また、コンテンツがネットワーク61を介してオンデマンドで配信される場合には、そのコンテンツデータに番組識別情報(例えば、Program ID)等の関連情報が付加されてもよい。
コンテンツ提供者は、例えば、テレビジョン放送の放送事業者、ラジオ放送の放送事業者、放送番組の番組制作者、映像コンテンツ配信サービス事業者、映像コンテンツの制作者、等である。コンテンツデータは、コンテンツを表すデータ、例えば、放送番組の内容に係る映像データと音声データの組である。
端末装置41は、コンテンツ送信装置31から受信したコンテンツデータが示すコンテンツを表示する。以下の説明では、ユーザとは、主に端末装置41の使用者を指す。ユーザは、表示されたコンテンツを視聴する視聴者である。端末装置41は、個々のユーザ毎、又はユーザの世帯毎に所持され、端末装置41の数は、不特定多数であってもよい。
ここで、視聴とは、視認する(見る)こと、聴取する(聞く)こと、又はその両者を含む。また、視聴とは、ユーザに視聴させるコンテンツを表示することを含む。
表示とは、視覚で認識できるように提示すること(つまり、画像等の視覚情報を提示すること)、もしくは聴覚で認識できるように提示すること(つまり、音声等の聴覚情報を提示すること)、又はその両者を含む。
端末装置41は、自装置が所在する位置(所在地)を示す所在地情報i106を取得する。所在地情報i106を取得する際、端末装置41は、例えば、GPS(Global Positioning System、全地球測位網)システムを用いてもよいし、所在地(例えば、住所、地図上の表示位置)を示す所在地情報i106をユーザによる操作に基づいて受け付けて取得してもよい。
端末装置41は、所在地情報i106とユーザが視聴したコンテンツの視聴時間等を示す視聴データi107をデータ処理装置11に送信する。
端末装置41は、ユーザの属性(例えば、所定の地域への訪問の有無)を示すユーザデータi110をデータ処理装置11に送信してもよい。その場合、データ処理装置11は、ユーザの属性に基づいてその注目度を定めてもよい。
(データ処理システムの構成)
次に、本実施形態に係るデータ処理システム1の構成について説明する。以下の説明では、主にコンテンツ送信装置31がテレビジョン放送番組に係るコンテンツデータを送信(放送)し、端末装置41が受信したコンテンツデータが示す放送番組を表示する場合を例にとる。以下の説明では、コンテンツは、それ以外の種類のコンテンツ、例えば、インターネットを通じて配信される映像コンテンツであってもよい。
図2は、本実施形態に係るデータ処理システム1の構成を示すブロック図である。
データ処理システム1は、データ処理装置11、表示装置21、コンテンツ送信装置31、及び端末装置41を含んで構成される。端末装置41の個数は、少なくとも1個であってもよいし、不特定多数であってもよい。説明を簡単にするため、以下の説明では端末装置41が1個であるものと仮定する。
データ処理装置11、表示装置21、及び端末装置41は、ネットワーク61で接続される。ネットワーク61は、相互間でデータの送信及び受信が可能な通信伝送路である。ネットワーク61は、例えば、インターネットや公衆無線通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)のような広域通信網を含んで構成されていてもよく、その送信形態を有線、無線を問わない。
放送伝送路71は、コンテンツ送信装置が送信するコンテンツデータを伝送する伝送路である。放送伝送路71は、データを一方向に一度に複数の送信先装置(この例では、データ処理装置11及び端末装置41)に送信することができる伝送路である。放送伝送路71は、例えば、放送波であってもよいし、一部に通信網を含んでいてもよい。
データ処理装置11は、端末装置41から受信者データを受信する。受信者データは、例えば、所在地情報i106、視聴データi107を含む。データ処理装置11は、ネットワーク61を介して、外部のサーバ装置(図示せず)からコンテンツ属性データを受信する。コンテンツ属性データは、コンテンツ送信するコンテンツの属性を示すデータであって、コンテンツで紹介された注目地域を示すキーワードi102を含む。コンテンツ属性データは、例えば、そのコンテンツを視聴した代表者である事業者が、そのコンテンツのいくつかの時点に対して、いかなる内容を示すものかを確認し、その内容をテキスト化して作成したデータである。また、コンテンツ属性データは、コンテンツ送信装置31を運営する編集者が、そのコンテンツの送信前、例えば、製作と同時に作成したデータであってもよい。データ処理装置11は、視聴データi107が示す視聴履歴に基づいて、ユーザが視聴したコンテンツに係るキーワードi102が示す注目地域情報を特定する。データ処理装置11は、そのユーザの所在地情報i106と注目地域情報との関連を示す関連データを生成し、生成した関連データを表示装置21に送信する。
表示装置21は、データ処理装置11から関連データを受信する。表示装置21は、受信した関連データが示す所在地情報i106と注目地域情報を対応付けて表示する。表示装置21は、所在地情報i106と注目地域情報を地図データに重畳し、重畳した地図データを表示してもよい。
コンテンツ送信装置31は、コンテンツを表すコンテンツデータを端末装置41に送信する。
端末装置41は、コンテンツ送信装置31から受信したコンテンツデータが示すコンテンツを表示する。端末装置41は、表示したコンテンツの視聴状況を示す視聴データi107を生成する。端末装置41は、自装置の所在地を示す所在地情報i106を取得する。端末装置41は、所在地情報i106、視聴データi107を受信者データとしてデータ処理装置11に送信する。
(データ処理装置の構成)
次に、データ処理装置11の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係るデータ処理装置11の構成を示すブロック図である。
データ処理装置11は、制御部12、記憶部13、及び通信部14を含んで構成される。データ処理装置11は、例えば、サーバ装置(コンピュータ機器)である。
制御部12は、受信者データ保存部121、コンテンツ属性データ保存部122、地域タグ生成部123及びデータ分析部124を含んで構成される。
受信者データ保存部121は、端末装置41から通信部14を介して受信したコンテンツの受信者に係るデータ(受信者データ)を記憶部13に記憶する。受信者データには、例えば、視聴データ、所在地データ、ユーザデータがある。視聴データは、端末装置41のユーザを示すユーザ識別情報(ユーザID)、そのユーザが視聴したコンテンツを示すコンテンツ識別情報(例えば、放送局情報、番組識別情報)、そのコンテンツを視聴した視聴時間情報(例えば、視聴開始時刻情報、視聴終了時刻情報)、を含むデータである。視聴データは、端末装置41において、そのコンテンツの表示開始(ユーザによる視聴開始)直後、表示終了(ユーザによる視聴終了)、等の時点で生成される。所在地データは、端末装置41が現在所在している位置(所在地)を示すデータである。視聴データ、所在地データの例については、後述する。
ユーザデータは、ユーザ個々に属する事項を示すデータである。ユーザデータは、例えば、ユーザ識別情報と、そのユーザが使用する端末装置41を識別する機器識別情報とを含み、これらが互いに対応付けられて構成されるデータである。なお、ユーザデータは、ユーザ識別情報に、そのユーザの属性(例えば、性別、年齢、居住地、所定の地域への訪問回数、嗜好する地域(お気に入り地域)、等)を示すユーザ属性情報が対応付けられて構成されてもよい。
コンテンツ属性データ保存部122は、コンテンツ属性データを記憶部13に記憶する。コンテンツ属性データ保存部122は、例えば、コンテンツ属性データを生成した事業者が使用する電子機器(例えば、パーソナルコンピュータ)から生成されたコンテンツ属性データを受信してもよいし、コンテンツ送信装置31から受信してもよい。コンテンツ属性データは、コンテンツの属性を示す情報、例えば、送信時間、表題情報、概要情報、等、とコンテンツ識別情報とを対応付けて形成されるデータである。コンテンツ属性データ、地域タグデータの例については、後述する。
地域タグ生成部(地域紹介データ生成部)123は、記憶部13に記憶されたコンテンツ属性データが示すコンテンツ毎の概要及び表題から地域の名称を示す注目地域情報(地域タグ)とそのコンテンツを識別するコンテンツ識別情報を抽出する。この地域の名称は、そのコンテンツで紹介された地域の名称を示す。地域タグ生成部123は、抽出したコンテンツ識別情報と注目地域情報を対応付けて地域タグデータを生成し、生成した地域タグデータを記憶部13に記憶する。つまり、地域タグデータは、コンテンツ毎に、そのコンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データである。ここで、地域タグ生成部123は、記憶部13に記憶された地域データ(後述)に含まれる地名情報が示す地域の名称のいずれかに一致する地域の名称をコンテンツ属性データから抽出してもよい。
なお、コンテンツ属性データは、予め地域タグデータを含んで構成されてもよい。例えば、コンテンツ属性データは、コンテンツの属性を示す情報(例えば、表題情報、概要情報)に地域の名称が含まれ、その地域の名称と注目地域情報とが対応付けられて形成されてもよい。その場合には、地域タグ生成部123は、地域タグデータを生成する処理を実行しなくてもよい。
データ分析部124は、記憶部13に記憶されたデータを分析し、所定のコンテンツに係る地域を示す地名情報と、そのコンテンツを視聴したユーザの所在地を示す所在地情報を抽出する。
データ分析部124は、例えば、所定のコンテンツを示すコンテンツ識別情報に対応する注目地域情報を記憶部13に記憶された地域タグデータから抽出する。
所定のコンテンツが放送番組である場合には、データ分析部124は、そのコンテンツ識別情報に対応する放送時間(放送開始時刻、放送終了時刻)と放送局識別情報(放送局ID)を記憶部13に記憶されたコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124は、抽出した放送局識別情報が示す放送事業者が放送する放送番組を視聴するユーザ、すなわちその放送時間内に視聴時間が含まれるユーザのユーザ識別情報を、記憶部13に記憶された視聴データから抽出する。なお、所定のコンテンツが録画された放送番組である場合には、データ分析部124は、抽出した放送局識別情報が示す放送事業者が放送する放送番組を録画したユーザ、すなわちその放送時間内に録画時間(録画開始時刻、録画終了時刻)が含まれるユーザのユーザ識別情報を、記憶部13に記憶された視聴データから抽出してもよい。
なお、所定のコンテンツがネットワークを介してリアルタイム(実時間)で配信されるコンテンツである場合も、放送番組である場合と同様に放送時間、放送局識別情報、ユーザ識別情報を抽出してもよい。
所定のコンテンツがネットワーク61を介してオンデマンドで(端末装置41が送信した配信要求信号を受信したことに応じて)配信される映像コンテンツである場合には、データ分析部124は、そのコンテンツ識別情報に対応する収録区間(収録開始時刻、収録終了時刻)と番組識別情報を、記憶部13に記憶されたコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124は、抽出した番組識別情報が示すコンテンツを視聴し、その収録区間内に再生時間が含まれるユーザのユーザ識別情報を、記憶部13に記憶された視聴データから抽出する。
なお、データ分析部124は、番組識別情報に代え、又は番組識別情報とともに区分識別情報を抽出し、抽出した区分識別情報が示すコンテンツを視聴し、その収録区間内に再生時間が含まれるユーザのユーザ識別情報を抽出してもよい。
データ分析部124は、特定したユーザ識別情報に対応する所在地情報を記憶部13に記憶された所在地データから抽出する。
データ分析部124は、抽出した注目地域情報に対応する地域識別情報と位置情報を記憶部13に記憶された地域データから抽出する。また、データ分析部124は、所在地情報と注目地域情報の対応関係を示す関連データを生成する。関連データの例については後述する。
データ分析部124は、生成した関連データ、所在地情報(ユーザ識別情報に対応)、地域識別情報(注目地域情報に対応)及び位置情報(注目地域情報に対応)を分析データとして送信部142を介して表示装置21に送信する。
記憶部13は、制御部12で用いられるデータや制御部12で生成されたデータを記憶する。記憶部13は、例えば、コンテンツDB(Database:データベース)131、視聴DB132、ユーザDB133、地域データDB134、及び地域タグDB135を含んで形成される。コンテンツDB131、視聴DB132、ユーザDB133、地域データDB134、及び地域タグDB135は、それぞれ、コンテンツ属性データ、視聴データ、所在地データならびにユーザデータ、地域データ、及び地域タグデータを記憶する。
通信部14は、その他の機器、例えば、表示装置21及び端末装置41との間での通信を行う。通信部14は、受信部141及び送信部142を含んで構成される。
受信部141は、その他の機器からデータを受信し、受信したデータを制御部12に出力する。受信部141は、例えば、端末装置41から受信した視聴データ、所在地データ及びユーザデータをそれぞれ受信者データ保存部121に出力する。
送信部142は、制御部12から入力されたデータをその他の機器に送信する。送信部142は、例えば、データ分析部124から入力された関連データ、所在地情報、地域識別情報及び位置情報を表示装置21に送信する。
(コンテンツ属性データの例)
次に、コンテンツDB131に記憶されるコンテンツ属性データの例について説明する。
図4は、コンテンツ属性データの一例を示す図である。
図4に示す例は、コンテンツが放送番組である場合のコンテンツ属性データの例である。このコンテンツ属性データは、コンテンツ識別情報(Content ID)、放送開始時刻情報(Start)、放送終了時刻情報(End)、放送局識別情報(Broadcaster ID)、番組識別情報(Program ID)、区分識別情報(Corner ID)、表題情報(Title)、概要情報(Content)及び分類情報(Genre)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、コンテンツ識別情報「1」、放送開始時刻情報「2013/1/1 0:00:00」、放送終了時刻情報「2013/1/1 0:45:00」、放送局識別情報「10」、番組識別情報「1」、区分識別情報「1」、表題情報「特集」、概要情報「渋谷区特集オープニングに〇さんと×さんが登場」、及び分類情報「バラエティ」が対応付けられている。
放送開始時刻情報、放送終了時刻情報は、それぞれそのコンテンツの放送開始時刻、放送終了を示し、これらを合わせて放送時間を示す。放送局識別情報は、そのコンテンツを放送する放送局(放送事業者)を識別する情報である。放送局識別情報は、例えば、その放送局が用いている放送波のチャネル番号であってもよい。番組識別情報は、そのコンテンツである放送番組を識別する情報である。コーナ識別情報は、そのコンテンツを構成する区分であるコーナ(セグメント、segment)のそれぞれを識別する情報である。分類情報は、そのコンテンツが属する分類であるジャンル(カテゴリ、category)を示す情報である。
コンテンツ属性データは、少なくともコンテンツを一意に特定することができるコンテンツ識別情報、放送時間を示す情報、及び地名が含まれる情報が対応付けられていればよいが、これには限らない。例えば、放送局識別情報、番組識別情報、区分識別情報、分類情報のいずれか又はすべてが省略されてもよい。地域の名称が含まれる可能性がある情報として、図4に示す例では、表題情報と概要情報がある。例えば、図4の第2行目の「渋谷区」が地域の名称である。この地域の名称が、地域タグ生成部123において注目地域情報として抽出される。コンテンツ属性データには表題情報と概要情報のうちの少なくとも一方が含まれていればよく、他方が省略されてもよい。
なお、放送番組には、物品やサービス等の宣伝や広告を目的とする内容を示す広告番組(CM:コマーシャル、Commercial Message、advertisement)も含まれる。
なお、コンテンツがネットワークを介してリアルタイムで配信される映像コンテンツである場合も、図4に示す形式のコンテンツ属性データが用いられてもよい。
図5は、コンテンツ属性データの他の例を示す図である。
図5に示す例は、コンテンツがネットワークを介してオンデマンドで配信される映像コンテンツである場合のコンテンツ属性データの例である。
このコンテンツ属性データは、コンテンツ識別情報(Content ID)、収録開始時刻情報(Play Start)、収録終了時刻情報(Play End)、番組識別情報(Program ID)、区分識別情報(Corner ID)、表題情報(Title)及び概要情報(Content)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、コンテンツ識別情報「1」、収録開始時刻情報「0:00:00」、収録終了時刻情報「0:00:00」、番組識別情報「1」、区分識別情報「1」、表題情報「特集」、及び概要情報「渋谷区特集オープニングに〇さんと×さんが登場」、が対応付けられている。そのうち、所在地名は、概要情報に含まれる「渋谷区」である。
収録開始時刻情報、収録終了時刻情報は、その映像ファイルのうち、そのコンテンツのコンテンツデータが収録されている区間の先頭の時刻、終端の時刻をそれぞれ示し、これらを合わせて収録区間を示す。収録開始時刻情報、収録終了時刻情報は、その映像ファイルに収録されたコンテンツデータの先頭の時刻を基準とする時刻である。
番組識別情報は、1個又は複数のコンテンツからなる組を1つの番組とし、それぞれの番組を識別する情報である。コーナ識別情報は、その番組を構成する区分であるコーナ(segment)のそれぞれを識別する情報である。従って、各コンテンツは、番組単位で識別されることも、区分単位で識別されることもある。
但し、この例において、コンテンツ属性データは、少なくともコンテンツを一意に特定することができるコンテンツ識別情報、再生時間を示す情報、及び所在地名が含まれる情報が対応付けられていれば、これには限らない。例えば、番組識別情報、区分識別情報のうちの少なくとも一方が含まれていればよく、他方が省略されてもよい。コンテンツ属性データには表題情報と概要情報のうちの少なくとも一方が含まれていればよく、他方が省略されてもよい。
(視聴データの例)
次に、視聴DB132に記憶される視聴データの例について説明する。
図6は、視聴データの例を示す図である。
図6(A)は、コンテンツが放送番組である場合の視聴データの一例を示す。
この視聴データは、ユーザ識別情報(User ID)、視聴開始時刻情報(Start)、視聴終了時刻情報(End)、及び放送局識別情報(Broadcaster ID)を含み、これらの情報が対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「2」、視聴開始時刻情報「2013/1/1 0:00:00」、視聴終了時刻情報「2013/1/1 1:00:00」及び放送局識別情報「10」が対応付けられている。
視聴開始時刻情報は、ユーザ識別情報が示すユーザが、その時間帯において放送局識別情報が示す放送事業者によって放送されたコンテンツの視聴を開始した時刻を示す情報である。視聴を開始した時刻には、例えば、(a)そのコンテンツの放送開始時刻、(b)そのコンテンツを放送する放送波のチャネル番号が選択された時刻、(c)そのチャネル番号が選択された状態で端末装置41がそのコンテンツの表示を開始した時刻、がある。
視聴終了時刻情報は、ユーザ識別情報が示すユーザが、その時間帯において放送局識別情報が示す放送事業者によって放送されたコンテンツの視聴を終了した時刻を示す情報である。視聴を終了した時刻は、例えば、(d)そのコンテンツの放送終了時刻、(e)そのコンテンツを放送する放送波のチャネル番号が選択されている状態から他のチャネル番号に変更された時刻、(f)端末装置41がそのコンテンツの表示を終了した時刻、がある。
図6(B)は、コンテンツがネットワークを介してオンデマンドで配信される映像コンテンツである場合の視聴データの一例を示す。
この視聴データは、ユーザ識別情報(User ID)、視聴開始時刻情報(Start)、視聴終了時刻情報(End)、番組識別情報(Program ID)、再生開始時刻情報(Play Start)、及び再生終了時刻情報(Play End)を含み、これらの情報が対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「2」、視聴開始時刻情報「2013/1/1 0:30:00」、視聴終了時刻情報「2013/1/1 0:40:00」、番組識別情報「1」、再生開始時刻情報「0:00:00」、及び再生終了時刻情報「0:10:00」が対応付けられている。
再生開始時刻情報は、番組識別情報が示す番組が収録されている区間のうち、再生が開始された時刻を示す情報である。再生終了時刻情報は、番組識別情報が示す番組が収録されている区間のうち、再生が終了した時刻を示す情報である。従って、再生開始時間情報と再生終了時刻情報は、ユーザ識別情報が示すユーザがその番組を再生した再生区間を示す。この再生区間の長さは、視聴時間の長さに等しい。再生開始時刻情報、再生終了時刻情報は、その映像ファイルに収録されたコンテンツデータの先頭の時刻を基準とする時刻であってもよい。その場合には、ネットワークを介してオンデマンドで配信される映像コンテンツは、放送番組とは異なり、再生開始時刻情報、再生終了時刻情報と放送局識別情報だけでは、コンテンツを特定することができない。そこで、放送局識別情報に代えて番組識別情報が用いられる。
図6(C)は、コンテンツが端末装置41に記録された録画データを再生したコンテンツである場合の視聴データの一例を示す。
この視聴データは、ユーザ識別情報(User ID)、視聴開始時刻情報(Start)、視聴終了時刻情報(End)、録画開始時刻情報(Record Start)、録画終了時刻情報(Record End)、放送局識別情報(Broadcaster ID)、視聴開始点情報(Watch Start Point)を含み、これらが対応付けて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「2」、視聴開始時刻情報「2013/2/1 0:00:00」、視聴終了時刻情報「2013/2/1 1:00:00」、録画開始時刻情報「2013/1/1 0:00:00」、録画終了時刻情報「2013/1/1 2:00:00」、放送局識別情報「10」及び視聴開始点情報「0:00:00」が対応付けられている。
録画開始時刻情報は、ユーザ識別情報が示すユーザが使用する端末装置41が、その時間帯において放送局識別情報が示す放送事業者によって放送されたコンテンツデータ記憶を開始した時刻を示す情報である。記憶を開始した時刻には、例えば、(a’)そのコンテンツの放送開始時刻、(b’)そのコンテンツを放送する放送波のチャネル番号が選択された時刻、(c’)そのチャネル番号が選択された状態で端末装置41がそのコンテンツデータの記録を開始した時刻、がある。
録画終了時刻情報は、ユーザ識別情報が示すユーザが使用する端末装置41が、その時間帯において放送局識別情報が示す放送事業者によって放送されたコンテンツデータの記憶を終了した時刻を示す情報である。記憶を終了した時刻は、例えば、(d’)そのコンテンツの放送終了時刻、(e’)そのコンテンツを放送する放送波のチャネル番号が選択されている状態から他のチャネル番号に変更された時刻、(f’)端末装置41がそのコンテンツデータの記録を終了した時刻、がある。
視聴開始点情報は、ユーザ識別情報が示すユーザが、そのコンテンツの視聴を開始した時刻を示す情報である。視聴開始点情報は、省略されてもよい。
なお、視聴データは、コンテンツを一意に識別することができる情報として、番組識別情報に代えて又はこれとともに、コンテンツ識別情報もしくはコーナ識別情報を含んで構成されてもよい。
(所在地データの例)
次に、ユーザDB133に記憶される所在地データの例について説明する。
図7は、所在地データの例を示す図である。
図7(A)は、端末装置41が所在する緯度、経度を示す所在値データの例を示す。この所在地データは、ユーザ識別情報(User ID)、緯度情報(緯度)、経度情報(経度)及び地名情報(所在地名)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」、緯度情報「35.000」、経度情報「140.000」及び地名情報「東京都」が対応付けられている。
緯度情報、経度情報は、端末装置41の位置を示す緯度、経度をそれぞれ示す。即ち、この例において、緯度情報、経度情報は、所在地情報を形成する。緯度情報、経度情報を併せて緯度経度情報と総称することがある。
地名情報は、その緯度、経度を含む地域の地名を示す情報である。地域情報における地域の粒度(例えば、都道府県単位、市区町村単位、等は、端末装置41(ユーザ)を所在地で分類する際の粒度により予め定めておく。
図7(B)は、端末装置41が所在する地域(訪問地域)の履歴を示す所在地データの例を示す。この所在地データは、ユーザ識別情報(User ID)、地名情報(訪問地域)及び時刻情報(訪問時刻)を含み、これらが対応付けられて構成される。訪問地域の名称は、地名に限らず、所在地名であってもよい。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」、地名情報「雷門」及び時刻情報「2012/12/10 10:00:00」が対応付けられている。即ち、この例において、地名情報は、所在地情報を形成する。
図7(C)は、端末装置41のユーザが嗜好する地域(お気に入り)を示す所在地データの例を示す。この所在地データは、ユーザ識別情報(User ID)及び地名情報(お気に入り)を含み、これらが対応付けられて構成される。例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」及び地名情報「雷門」が対応付けられている。即ち、この例において、地名情報は、所在地情報を形成する。
(地域データの例)
次に、地域データDB134に記憶される地域データの例について説明する。
図8は、地域データの例を示す図である。
地域データは、地域識別情報(ID)、地名情報(名称、別名)、緯度情報(緯度)、経度情報(経度)及び階層関係情報(親ID)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域識別情報「1」、地名情報「日本」ならびに「Japan」、緯度情報「35.000」、経度情報「135.000」及び階層関係情報「0」を含む。
この例では、地名情報は、地域の名称として、その地域を代表する名称(名称)と、その地域の別名(別名)とを含む。別名を含むことにより、検索する際に用いるキーワードにおける表記の揺らぎに対応することができる。緯度経度情報は、地名情報が示す地名(名称、別名)の位置、より具体的には、その地名が示す地域の代表点を示す位置情報を形成している。
階層関係情報は、対応する地名情報が示す地域を包含する、より上位の階層(粒度)の地域を示す地名情報に対応する地域識別情報を示す。例えば、地域識別情報が「4」である第5行目の地名情報「北海道」は、これを包含する地名情報「日本」を有する。第5行目の階層関係情報「1」は、その地名情報に対応する地域識別情報「1」である。
但し、そのような地名情報が存在しない場合には、階層関係情報は、そのような地名情報が存在しないこと、つまり対応する地名情報が示す地域は、最上位の階層の地域を示す。例えば、第2行目の階層関係情報「0」は、対応する地名情報「日本」を包含するより上位の階層の地域を示す地名情報が存在しないことを示す。地域データは、この階層関係情報を含むことにより、格納している地名情報間の階層関係を示す。
なお、データ処理装置11が、地域を代表する名称の別名を有する類義語ライブラリにアクセス可能な場合には、地名情報において別名は省略されてもよい。
また、地名情報には、その地域の境界を示す地域境界データが対応付けられていてもよい。地域境界データは、例えば、その境界を形成する多角形を示すデータ(ポリゴンデータ)である。
図9は、地域データにおける地名情報間の階層関係を示す図である。
図9では、地名情報間の階層関係が木構造で示されている。この木構造は、ノードに地域識別情報と地名情報の組で形成されるノードと、それらのノードのうち2つのノードの組で形成されるリンクとからなる。それぞれのリンクを形成する2つのノードの一方は、地域識別情報で形成され、他方はその地域識別情報に対応する階層関係情報が示す地域識別情報で形成される。各ノードの左側の数字と右側の地名は、それぞれ地域識別情報と地名情報を示す。
この例では、地名情報「日本」、「米国」、「バチカン市国」がそれぞれ最上位の階層の地域である。また、この例では、地名情報「日本」は、「北海道」、「青森県」、「東京都」、「沖縄県」を含み、地名情報「米国」は「ニューヨーク州」を含む。
また、データ分析部124は、後述する地域タグデータに基づいて、地名情報「東京都」を取得する際、「東京都」の他、「東京都」に包含される「渋谷区」、「千代田区」を地名情報として抽出してもよい。また、データ分析部124は、「千代田区」に包含される「千代田」、「丸の内2丁目」、「丸の内1丁目」や、「丸の内1丁目」に包含される「東京駅」を地名情報として抽出してもよい。なお、データ分析部124が、取得した地名情報よりも参照可能な下位の地名情報の階層数は、予め定められていてもよい。また、データ分析部124は、抽出できる地名情報の数が所定の範囲内となるように、参照可能な地名情報の階層数を定めてもよい。
なお、その階層関係において一部の地名情報が欠落していても、その地名情報よりも下位又は上位の階層の地名情報が存在する場合には、データ分析部124は、その下位又は上位の階層の地名情報を抽出してもよい。例えば、図9において「千代田区」が存在しない場合、データ分析部124は、「千代田」、「丸の内1丁目」、「丸の内2丁目」を抽出してもよいし、「東京都」を抽出してもよい。
(地域タグデータの例)
次に、地域タグDB135に記憶される地域タグデータの例について説明する。
図10は、地域タグデータの例を示す図である。
地域タグデータは、注目地域情報(地域タグ、Tag)及びコンテンツ識別情報(Content ID)を含み、これらが対応付けられて構成される。
注目地域情報は、地域タグ生成部123が、コンテンツ属性データに含まれる概要情報及び表題情報のうち少なくとも一方から地域データを参照して抽出された地名情報である。このような地名情報は、そのコンテンツを視聴するユーザが関心を有し、注目する地点を示すと推定される。
ここで、地域タグ生成部123は、コンテンツ属性データの概要情報及び表題情報のうち少なくとも一方において、地域データに含まれる地名情報のいずれかに一致する文字列を注目地域情報として抽出する。そして、地域タグ生成部123は、注目地域情報を抽出した概要情報及び表題情報の少なくとも一方に対応するコンテンツ識別情報を抽出し、抽出した注目地域情報とコンテンツ識別情報とを対応付けて地域タグデータを生成する。地域タグ生成部123は、少なくともデータ分析部124が注目地域情報を抽出する処理を行う前に地域タグデータを生成しておく。
図10(A)は、コンテンツ属性データに含まれる概要情報から抽出された注目地域情報とコンテンツ識別情報とを対応付けて生成された地域タグデータの一例を示す。
例えば、第2行目では地名情報「渋谷区」とコンテンツ識別情報「1」とが対応付けられている。
図10(B)は、コンテンツ属性データに含まれる概要情報及び表題情報から抽出された注目地域情報とコンテンツ識別情報とを対応付けて生成された地域タグデータの一例を示す。
この例では、図10(A)に示す例において、表題情報から抽出された注目地域情報として「新宿区」が第4行目に追加されている。注目地域情報「新宿区」はコンテンツ識別情報「2」と対応付けられている。
このように、地域タグ生成部123が既知のコンテンツ属性データに基づいて予め地域タグデータを生成しておくことで、データ分析部124がコンテンツ属性データから注目地域情報を抽出する処理を都度行うことを回避することができる。これにより、処理量を低減することができる。
なお、地域タグ生成部123は、コンテンツ属性データから、それぞれの番組を示す番組識別情報もしくはそれぞれのコンテンツの区分を示す区分識別情報を抽出してもよい。その場合、地域タグ生成部123は、抽出した番組識別情報もしくは区分識別情報と、これに対応する注目地域情報とを対応付けて地域タグデータを生成してもよい。
(データ処理の例)
次に、本実施形態に係るデータ処理の一例について説明する。
図11は、本実施形態に係るデータ処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)データ分析部124は、分析対象となる所定のコンテンツを示すコンテンツ識別情報に対応する注目地域情報を地域タグDB135に記憶された地域タグデータから取得する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)所定のコンテンツが放送番組である場合には、データ分析部124は、そのコンテンツ識別情報に対応する放送時間(放送開始時刻情報、放送終了時刻情報)、放送局識別情報をコンテンツDB131に記憶されたコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124は、抽出した放送局識別情報に対応し、かつ抽出した放送時間に含まれる視聴時間に対応するユーザ識別情報を、視聴DB132に記憶された視聴データから取得する。
所定のコンテンツがネットワークを介してオンデマンドで配信される映像コンテンツである場合には、データ分析部124は、そのコンテンツ識別情報に対応する収録区間(収録開始時刻情報、収録終了時刻情報)、番組識別情報をコンテンツDB131に記憶されたコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124は、抽出した番組識別情報に対応し、かつ抽出したコンテンツを視聴し、抽出した収録区間に含まれる再生時間に対応するユーザ識別情報を、視聴DB132に記憶された視聴データから取得する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)データ分析部124は、取得したユーザ識別情報に対応する所在地情報をユーザDB133に記憶された所在地データから取得する。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)データ分析部124は、取得した注目地域情報のそれぞれについて、ステップS105を実行する。データ分析部124は、未処理の注目地域情報がなくなるまでステップS105の実行を繰り返す。その後、ステップS106に進む。
(ステップS105)データ分析部124は、取得した注目地域情報に対応する地域識別情報と位置情報を地域データDB134に記憶された地域データから取得する。
(ステップS106)データ分析部124は、所在地情報と注目地域情報との対応関係を示す関連データを生成する。その後、ステップS107に進む。
(ステップS107)データ分析部124は、生成した関連データ、所在地情報(ユーザ識別情報に対応)、地域識別情報(注目地域情報に対応)及び位置情報(注目地域情報に対応)を表示装置21に送信する。その後、図11に示す処理を終了する。
なお、ステップS101において分析対象とする所定のコンテンツは、データ分析部124が、ユーザの操作によって入力された操作信号に基づいて選択してもよい。また、データ分析部124は、その所定のコンテンツを、分析対象とするコンテンツを特定するコンテンツ選択信号を表示装置21又は端末装置41から受信し、受信したコンテンツ選択信号に基づいて選択してもよい。
なお、ステップS102において、視聴時間もしくは再生時間の長さが予め定めた長さよりも短い場合には、データ分析部124は、そのユーザがコンテンツを視聴していないと判定してもよい。その場合には、データ分析部124は、視聴データからそのユーザを識別するユーザ識別情報を取得しない。予め定めた長さとは、時間(例えば、5分)で定められていてもよいし、放送時間もしくは収録区間の長さに対する比(例えば、0.2)で定められていてもよい。これにより、視聴時間もしくは再生時間が短いユーザを分析対象から除外することができる。
なお、ステップS101で注目地域情報が複数個抽出された場合には、ステップS105において、データ分析部124は、いずれか1つの地名情報(例えば、名称)と位置情報を選択してもよい。ここで、データ分析部124は、複数の位置情報のそれぞれの緯度経度を平均し、平均した平均緯度経度を示す位置情報を生成してもよい。また、データ分析部124は、その注目地域情報に対応する地名情報よりも下位の地名情報に対応する位置情報が示す緯度経度を平均した平均緯度経度を示す位置情報を生成してもよい。
また、ステップS107で生成される所在地情報と注目地域情報との対応関係を示す関連データは、必ずしも明示的に所在地情報や注目地域情報が含まれていなくてもよく、所在地情報、注目地域情報と対応付けられている情報、例えばユーザ識別情報、地域識別情報と対応付けられていればよい。その場合には、データ分析部124は、ユーザ識別情報と所在地情報とが対応付けられた所在地データ、地域識別情報と注目地域情報とが対応付けられた注目地域データを生成する。生成された所在地データは、ユーザDB133に記憶された所在地データから抽出された一部のデータであってもよいし、生成された注目地域データは、地域データDB134に記憶された地域データから抽出された一部のデータであってもよい。そして、データ分析部124は、生成した関連データ、所在地データ及び注目地域データを分析データとして通信部14を介して表示装置21に送信する。
(送信される分析データの例)
次に、ステップS107で表示装置21に送信される分析データの例について説明する。図12は、分析データの一例を示す図である。
図12に示すデータの例は、分析対象のコンテンツが、コンテンツ属性データのコンテンツ識別情報「6」(図4、第7行)で指定されるコンテンツである場合に得られたデータである。コンテンツ属性データの概要情報に含まれる「東京」、「丸の内」が注目地域情報として得られる。
図12(A)は、関連データの一例を示す。この例では、関連データは、ユーザ識別情報(User ID)、地域識別情報(Location ID)及び表示モード情報(Arrow Type)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」、地域識別情報「1」及び表示モード情報「1」が対応付けられている。
表示モード情報は、表示装置21において所在地情報と注目地点情報との関係を表示する際の表示モード(態様)を識別する情報である。「Arrow Type」とは、その関係を表示する矢印の形態を示す。例えば、「Arrow Type」が「1」、「2」とは、それぞれ直線の矢印、破線の矢印を示す。この表示モード情報は、例えば、データ分析部124に予め設定された情報である。データ分析部124は、注目地域、ユーザの所在地、コンテンツ、又はその組み合わせによって異なるように表示モードを定めてもよい。これにより、表示される情報から、ユーザの注目地域、所在地、ユーザが視聴したコンテンツを識別することが容易になる。
表示装置21において、予め表示モード情報が設定されている場合や、その他の処理により表示モードが定められる場合には、表示モード情報は省略されてもよい。
図12(B)は、注目地域データの一例を示す。この例では、注目地域データは、地域識別情報(Location ID)、地名情報(Location Name)、緯度情報(緯度)及び経度情報(経度)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域識別情報「1」、地名情報「東京」、緯度情報「35.123」及び経度情報「140.123」が対応付けられている。
この地域識別情報は、関連データを構成する地域識別情報と同一である。この地名情報は、注目地域の地名を示し、この緯度経度情報は、注目地域の位置を示す。
図12(C)は、所在地データの一例を示す。この例では、所在地データは、ユーザ識別情報(User ID)、緯度情報(緯度)、経度情報(経度)及び地名情報(所在地名)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」、緯度情報「35.000」、経度情報「140.000」及び地名情報「東京都」が対応付けられている。
このユーザ識別情報は、関連データを構成するユーザ識別情報と同一である。この緯度経度情報は、ユーザの所在地の緯度及び経度を示す。この地名情報は、ユーザの所在地の地名を示す。
なお、地名情報には、地域境界データが対応付けられていてもよい。
(複数コンテンツへの対応)
図11の説明では、分析対象となるコンテンツが1個であることを前提としたが、分析対象となるコンテンツの個数は、2個又は2個よりも多くてもよい。
その場合、データ分析部124は、指定されたコンテンツのそれぞれについても、ステップS101〜S105(図11))を実行する。
図13は、本実施形態に係るデータ処理の他の例を示すフローチャートである。
(ステップS201)データ分析部124は、分析対象となる複数のコンテンツを指定するコンテンツ選択信号を取得する。コンテンツ選択信号は、ユーザの操作によって入力された信号でもよいし、表示装置21又は端末装置41から受信した信号であってもよい。その後、ステップS202に進む。
(ステップS202)データ分析部124は、複数のコンテンツのそれぞれについて、ステップS203を実行する。データ分析部124は、ステップS203の実行を未処理のコンテンツがなくなるまで繰り返す。その後、ステップS204に進む。
(ステップS203)データ分析部124は、コンテンツ毎にステップS101−S105(図11)を実行する。その後、ステップS204に進む。
(ステップS204)データ分析部124は、コンテンツ毎に抽出した注目地点情報、所在地情報についてステップS106、S107(図11)を実行する。その後、図13に示す処理を終了する。
次に、ステップS204で実行されるステップS107においてデータ分析部124が送信する関連データの例について説明する。
図14は、関連データの一例を示す図である。
この例では、関連データは、ユーザ識別情報(User ID)、地域識別情報(Location ID)、表示モード情報(Arrow Type)及び注目度情報(Number)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」、地域識別情報「1」及び表示モード情報「1」にさらに注目度情報「1」が対応付けられている。
このユーザ識別情報、地域識別情報は、図12に示すユーザ識別情報、地域識別情報と同様に、それぞれ所在地データ、注目地域データに対応付けられている。注目度情報は、ある所在地に所在するユーザが注目地域への注目の度合いを定量化した注目度を示す情報である。この例では、注目度は、ユーザの所在地と注目地域データが示す注目地域との組が抽出された件数を示す。例えば、分析対象のコンテンツを視聴したユーザのうち、所在地データが示す所在地として「渋谷区」に所在するユーザが視聴した分析対象のコンテンツに係る注目地域が「千代田区」であるユーザの人数が2名である場合、その件数は2である。その場合、データ分析部124は、2つのユーザ識別情報のいずれか1つを採用して関連データを生成してもよい。
また、データ分析部124は、個々のユーザが注目地域への注目の度合いを定量化した注目度を示す注目度情報を生成してもよい。その注目度は、例えば、そのユーザの所在地と注目地域データが示す注目地域との組が抽出された件数を示す。
また、データ分析部124は、注目度情報を取得する際、ユーザ識別情報に対応した所在地データが示す所在地に所在するユーザに限定せず、分析対象のコンテンツを閲覧した全てのユーザの人数を、そのコンテンツに係る注目地域についての注目度を示す注目度情報として定めてもよい。この注目度情報は、ユーザの所在地間で総合した注目度を示す。
この注目度情報にアクセスすることで、そのコンテンツやコンテンツで紹介された地域に係る判断を促すことができる。例えば、広告主に、そのコンテンツの視聴者が所有する端末装置に対して、その注目地域に関する広告データを配信する、等といった判断を促すことができる。
また、データ分析部124は、注目度に応じて表示モードを定めてもよい。例えば、データ分析部124は、注目度が高いほど強調して印象付ける表示モード(例えば、線の太さが太い、濃度が濃い、等)を定めてもよい。これにより、表示装置21における表示を視認する閲覧者は、所在地から注目地点への注目度を容易に知得することができる。
(表示装置の構成)
次に、本実施形態に係る表示装置21の構成について説明する。
図15は、本実施形態に係る表示装置21の構成を示すブロック図である。
表示装置21は、通信部22、記憶部23、制御部24、及び表示部25を含んで構成される。表示装置21は、例えば、専用のモニタ装置であってもよいし、汎用のサーバ装置、パーソナルコンピュータ、等の表示機能を有する部材を備える電子機器であってもよい。表示装置21は、データ処理装置11と同一の構内に設置されてもよいし、データ処理装置11から離れた地点に設置されてもよい。表示装置21は、例えば、コンテンツ提供者、広告番組の広告主、市場調査の担当者等の管理者により用いられる。
通信部22は、その他の機器、例えば、データ処理装置11との間での通信を行う。通信部22は、受信部221を含んで構成される。
受信部221は、その他の機器からデータを受信し、受信したデータを制御部24に出力する。受信部221は、例えば、データ処理装置11から受信した分析データを制御部24に出力する。分析データには、例えば、関連データ、所在地データ及び注目地域データが含まれる。
記憶部23は、制御部24で用いられるデータや制御部24で生成されたデータを記憶する。記憶部23は、例えば、地図DB231及び地域リストDB232を含んで構成される。
地図DB231には、地図データが格納されている。地図データは、所定の領域内に所在している地域の位置や地域間の位置関係を、視覚により認識できる形式で表すデータである。
地域リストDB232には、地域区分データが記憶されている。地域区分データは、地図に表示される領域の一部である地域区分のそれぞれを識別する地域区分識別情報と、その地域区分の領域を示す地域区分情報を対応付けて形成される。地域区分データは、端末装置41を用いるユーザの位置の分布を区分する各地域区分を示すデータである。地域区分は、国家、都道府県や市区町村等の地方自治体、等の行政区分であってもよいし、行政区分を更に細分化した区分、又は、複数の行政区分からなる群であってもよい。また、地域区分は、地域間の到達容易度に基づいて分類(クラスタリング)された領域であってもよい。到達容易度とは、目標地域(例えば、注目地域)に到達する際の容易さの度合いである。到達容易度の指標は、例えば、距離である、到達容易度の指標は、これに限られず、道程、移動に要する所要時間、交通機関の乗り換えの回数を含んでいてもよい。道程は、所在地から目標位置までの道路上の長さである。所要時間は、例えば、鉄道の駅、バスの停留所等、拠点間の交通機関による移動にかかる所要時間、各拠点への徒歩による移動にかかる所要時間を含む。地域区分データの例については、後述する。
制御部24は、分析データ処理部241と表示処理部242とを含んで構成される。
分析データ処理部241は、データ処理装置11(図2)から受信した分析データに基づいてユーザの所在地を示す所在地と、そのユーザが視聴したコンテンツに係る注目地域との組を視覚により認識できる形式で示す関連表示データを生成する。
ここで、分析データ処理部241は、関連データに含まれるユーザ識別情報のそれぞれに対応する地名情報又は緯度経度情報を所在地情報から抽出する。分析データ処理部241は、関連データに含まれるユーザ識別情報のそれぞれに対応する地域識別情報を特定し、特定した地域識別情報に対応する地名情報、緯度経度情報を注目地域データから抽出する。分析データ処理部241は、所在地情報から抽出した地名情報に対応する第1の表示位置を起点とし、注目地域データから抽出した地名情報に対応する第2の表示位置を終点とする図形(例えば、矢印)を含むデータを関連表示データとして生成する。分析データ処理部241は、所在地情報から抽出した緯度経度情報に対応する第1の表示位置を起点とし、注目地域データから抽出した緯度経度情報に対応する第2の表示位置を終点とする図形を含むデータを関連表示データとして生成してもよい。
その図形は、そのユーザ識別情報に対応する表示モード情報が示す表示モード(例えば、実線)で表示されるように構成される。
なお、関連表示データにおいて表示モード情報が省略されている場合には、分析データ処理部241は、分析データ処理部241に予め設定された表示モードで表示されるように、その図形を構成してもよい。
そのユーザ識別情報に注目度情報が対応付けられている場合には、分析データ処理部241は、その注目度情報に応じたモードでその図形を構成してもよい。例えば、分析データ処理部241は、注目度情報が示す注目度が大きいほど、その図形が濃くなるように構成してもよいし、その図形を構成する線分が太くなるように構成してもよい。
また、分析データ処理部は、その図形から予め定めた範囲内にその注目度情報を示す数字を付加してもよい。
分析データ処理部241は、生成した関連表示データを表示処理部242に出力する。
表示処理部242には、分析データ処理部241から関連表示データが入力される。表示処理部242は、地図データDB241から地図データを読み出す。表示処理部242は、読み出した地図データが示す地図に、入力された関連表示データが示す図形(該当する場合には数字)を重畳し、図形が重畳された地図を示す表示データを生成する。表示処理部242は、生成した表示データを表示部25に出力する。つまり、生成された表示データは、ユーザの所在地とそのユーザが視聴したコンテンツで紹介された地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるためのデータである。
表示処理部242は、地図データが表示する領域に含まれる地域区分を示す地域データを地域リストDB232から読み出してもよい。その場合、表示処理部242は、読み出した地域区分データが示す地域区分を、読み出した地図データが示す地図に重畳し、地域区分が重畳された地図に関連表示データが示す図形を重畳する。地図データが示す地図に重畳する順序は、関連表示データが示す図形が先であってもよい。
なお、地図DB231から読み出される地図データが示す地図の領域(例えば、東京都、日本全国、等)は、データ処理装置11におけるデータの分析の目的に応じて予め定められてもよい。また、その領域に少なくとも注目地域データが示す注目地域と所在地情報が示す所在地を含むように、表示処理部242はその領域の大きさを定めてもよい。その場合には、表示処理部242は、その大きさに応じた縮尺が得られるように関連表示データが示す図形(該当する場合には、地域区分も)を拡大又は縮小してもよい。
表示部25は、制御部24から入力された画像データが示す画像を表示する。ここで、表示部25は、表示処理部242から入力された表示データが示す地図を表示する。表示部25は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)である。この地図には、上述した関連表示データが示す図形、つまり所在地を起点とし、注目地域を終点とする図形が重畳されている。以下の説明では、関連表示データが示す図形が重畳された地図を地図表示と呼ぶ。
(地域区分データの例)
次に、地域リストDB232に記憶されている地域区分データの例について説明する。
図16は、地域区分データの例を示す図である。
図16(A)が示す地域区分データは、地域区分識別情報(ID)、地域区分名情報(地域)、区分条件情報(条件)、及び代表点情報(代表点)を含んで構成され、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域区分識別情報「1」、地域区分名情報「A」、区分条件情報「東京都 && 緯度 >= 35.123 && 経度 < 140.123」及び代表点情報「(35.346,140.000)」が対応付けられている。
この例において、区分条件情報及び代表点情報により地域区分情報が形成される。地域区分名情報は、各地域区分を示す名称、記号、数字、又はそれらの組み合わせを示す。区分条件情報は、その地域区分を包含する上位の地域区分において、その地域区分を画定する条件を示す情報である。例えば、第2行目の「東京都 && 緯度 >= 35.123 && 経度 < 140.123」及び代表点情報「(35.346,140.000)」は、東京都のうち、緯度が35.123°もしくは35.123°よりも高く、かつ経度が140.123°もしくは140.123°よりも低い領域を、地域区分Aと区分することを示す。
代表点情報は、その地域区分の代表点の位置を示す情報である。代表点は、例えば、その地域区分の重心であってもよいし、主たる施設(例えば、その地域区分に係る政府又は地方自治体の庁舎、等)の位置であってもよい。
地域区分の粒度は、所在地データに含まれる地名情報で分類できる粒度であってもよい。地域区分の粒度が、地名情報で分類できる粒度でない場合には、地域区分を示す領域が地図上に表示する領域と対応付けられ、所在地名が示す地域がその地域区分に含まれるか中が判別可能であればよい。例えば、地域区分識別情報には、その地域区分の境界を示す地域区分境界データが対応付けられていてもよい。地域区分境界データは、例えば、その境界を形成する多角形を示すデータ(ポリゴンデータ)である。
図16(B)が示す地域区分データは、地域区分識別情報(ID)及び地名情報(地域)を含んで構成され、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域区分識別情報「1」と地名情報「埼玉県」が対応付けられている。この例において、地名情報により地域区分情報が形成される。
なお、地域区分識別情報は、その地域区分の境界を示すデータ、例えば、その境界を形成する多角形を示すデータが対応付けられていてもよい。
(端末装置の構成)
次に、本実施形態に係る端末装置41の構成について説明する。
図17は、本実施形態に係る端末装置41の構成を示すブロック図である。
端末装置41は、通信部42、記憶部43、制御部44及び表示部45を含んで構成される。端末装置41は、例えば、テレビジョン受信装置、パーソナルコンピュータ、多機能携帯電話機(例えば、スマートフォンを含む)、タブレット端末装置、等の電子機器である。端末装置41のユーザは、例えば、不特定多数の一般消費者であってもよいし、所定の集団に属するユーザ、例えば、所定の商品やサービスのユーザ、所定の地域に在住するユーザ、所定の組織に属するユーザ、等であってもよい。端末装置41は、例えば、各ユーザが所持する電子機器である。端末装置41は、その時点での時刻(現在時刻)を計時する計時部(タイマ)を備えていてもよい。
通信部42は、その他の機器、例えば、データ処理装置11(図2)、コンテンツ送信装置31(図2)との間でデータを送信又は受信する。
通信部42は、受信部421及び送信部422を含んで構成される。
受信部421は、その他の機器からデータを受信し、受信したデータを制御部44に出力する。受信部421は、例えば、コンテンツ送信装置31から受信したコンテンツデータを制御部44に出力する。
送信部422は、制御部44から入力されたデータをその他の機器に送信する。送信部422は、例えば、制御部44から入力された視聴データ及び所在地データをデータ処理装置11に送信する。
記憶部43は、制御部44での処理に用いられるデータや、制御部44で生成されたデータを記憶する。記憶部43は、例えば、コンテンツ記憶部431、所在地データ記憶部432及びユーザデータ記憶部433を含んで構成される。
コンテンツ記憶部431には、表示処理部441(後述)で選択されたコンテンツに係るコンテンツデータが記憶される。
所在地データ記憶部432には、所在地データ生成部443(後述)で生成された所在地データが記憶される。
ユーザデータ記憶部433には、端末装置41のユーザ、例えば、所持者に係るユーザデータが記憶される。
制御部44は、表示処理部441、視聴履歴生成部442、及び所在地データ生成部443を含んで構成される。
表示処理部441は、ユーザの操作により入力された操作データに基づいてユーザが視聴を希望するコンテンツを選択する。表示処理部441は、選択されたコンテンツを表すコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを表示部45に出力する。これにより、出力したコンテンツデータが示すコンテンツを表示部45に表示させる。表示処理部441は、表示させたコンテンツを示すコンテンツ識別情報(例えば、放送局識別情報、番組識別情報)と、そのコンテンツを表示した時間に係る表示時間情報とを対応付けて視聴履歴生成部442に出力する。
表示時間情報は、例えば、そのコンテンツの表示を開始した時刻、終了した時刻である。表示時間情報には、そのコンテンツの表示を一時停止(ポーズ)した時刻、一時停止後にコンテンツの表示を再開した時刻は含まれなくてもよい。
ユーザが視聴を希望するコンテンツが放送番組である場合には、表示処理部441は、通信部42で受信された放送波による信号を、入力された操作データで指示されるチャネル番号(放送局識別情報)に対応した搬送周波数で復調し、復調して得られる放送データからコンテンツデータを抽出する。表示処理部441は、抽出されたコンテンツデータを表示部45に出力する。
そのコンテンツの表示を開始した時刻(視聴開始時刻)は、(a)コンテンツデータの抽出及び出力が継続されているときに新たな放送番組に係るコンテンツデータを出力する時刻(放送開始時刻)、(b)そのチャネル番号を指示する操作データが入力された時刻(チャネル番号が選択された時刻)、及び(c)そのチャネル番号が選択された状態で抽出されたコンテンツデータの出力を開始した時刻、のいずれかとなる。そのコンテンツの表示を終了した時刻(視聴終了時刻)は、(d)コンテンツデータの抽出及び出力が継続されているときに、その放送番組に係るコンテンツデータの抽出が終了した時刻(放送終了時刻)、(e)そのチャネル番号から他のチャネル番号を指示する操作データが入力された時刻(他のチャネル番号に変更された時刻)、及び(f)そのチャネル番号が選択された状態でコンテンツデータの出力の停止を指示する操作データが入力された時刻(コンテンツの表示を終了した時刻)、のいずれかとなる。
表示処理部441は、表示させたコンテンツを示すコンテンツ識別情報(例えば、放送局識別情報、番組識別情報)と、そのコンテンツを表示した時間に係る視聴時間情報(視聴開始時刻情報、視聴終了時刻情報)とを対応付けて視聴履歴生成部442に出力する。
表示処理部441は、受信したコンテンツデータをコンテンツ記憶部431に記憶してもよい(録画)。そのコンテンツデータの記憶を開始した時刻(録画開始時刻)は、(a’)コンテンツデータの記憶が継続されているときに新たな放送番組に係るコンテンツデータを記憶する時刻(放送開始時刻)、(b’)そのチャネル番号を指示する操作データが入力された時刻(チャネル番号が選択された時刻)、及び(c’)そのチャネル番号が選択された状態で受信したコンテンツデータの記憶を開始した時刻、のいずれかとなる。そのコンテンツの記憶を終了した時刻(録画終了時刻)は、(d’)コンテンツデータの記憶が継続されているときに、その放送番組に係るコンテンツデータの記憶が終了した時刻(放送終了時刻)、(e’)そのチャネル番号から他のチャネル番号を指示する操作データが入力された時刻(他のチャネル番号に変更された時刻)、及び(f’)そのチャネル番号が選択された状態でコンテンツデータの記憶の停止を指示する操作データが入力された時刻(コンテンツの記憶を終了した時刻)、のいずれかとなる。
表示処理部441は、入力された操作データに応じて、受信したコンテンツデータを表示部45に出力するか否かを切り替えてもよい(録画同時再生)。
表示処理部441は、記憶したコンテンツデータを示すコンテンツ識別情報(例えば、放送局識別情報、番組識別情報)と、そのコンテンツデータを記憶した時間に係る録画時間情報(録画開始時刻情報、録画終了時刻情報)とを対応付けて視聴履歴生成部442に出力する。表示処理部441は、記憶したコンテンツデータを表示部45に出力した場合には、その出力を開始した時刻を視聴開始点情報として、コンテンツ識別情報とさらに対応付けて視聴履歴生成部442に出力してもよい。
ユーザが録画データの再生を希望する場合には、表示処理部441は、入力された操作データで指示されるコンテンツデータをコンテンツ記憶部431から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示部45に出力する。表示処理部441は、読み出したコンテンツデータの表示部45への出力を開始、終了した時刻を、それぞれ視聴開始時刻情報、視聴終了時刻情報として特定する。表示処理部441は、読み出したコンテンツデータを示すコンテンツ識別情報と、そのコンテンツデータを表示した時間に係る視聴時間情報(視聴開始時刻情報、視聴終了時刻情報)とを対応付けて視聴履歴生成部442に出力する。
ユーザが視聴を希望するコンテンツがネットワークを介してオンデマンドで配信される映像コンテンツである場合には、表示処理部441は、入力された操作データで指示されるコンテンツ(例えば、番組識別情報で指定される)を要求することを示すコンテンツ要求信号を、通信部42を介してコンテンツ送信装置31(図2)に送信する。コンテンツ送信装置31は、端末装置41からコンテンツ要求信号を受信し、受信したコンテンツ要求信号が要求するコンテンツを特定する。コンテンツ送信装置31は、特定したコンテンツを表すコンテンツデータを端末装置41に送信する。
ユーザが視聴を希望するコンテンツがネットワークを介してリアルタイムで配信される映像コンテンツである場合には、表示処理部441は、入力された操作データで指示されるコンテンツに係るアドレスを特定する。表示処理部441は、通信部42に対し特定したアドレスで指示されるコンテンツ送信装置31との接続を要求する。接続が確立すると、コンテンツ送信装置31は、特定したコンテンツを表すコンテンツデータを端末装置41に送信する。
表示処理部441は、コンテンツ送信装置31から通信部42を介してコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを表示部45に出力する。
従って、そのコンテンツの表示を開始した時刻(再生開始時刻)は、そのコンテンツの表示の開始を指示する操作データが入力され、コンテンツデータの出力を開始した時刻となる。そのコンテンツの表示を終了した時刻(再生終了時刻)は、そのコンテンツの表示の終了を指示する操作データが入力され、コンテンツデータの出力を終了した時刻となる。再生開始時刻、再生終了時刻は、コンテンツデータに収録された映像ファイルの先頭の時刻を基準とする時刻で指定されてもよいし、その時点での時刻で指定されてもよい。
視聴履歴生成部(視聴データ生成部)442は、表示処理部441からコンテンツ識別情報と表示時間情報とが入力されたことに応じて、ユーザデータ記憶部433に記憶されたユーザ識別情報を読み出す。視聴履歴生成部442は、読み出したユーザ識別情報と、入力されたコンテンツ識別情報と表示時間情報とを対応付けて、視聴データを生成する。
また、視聴履歴生成部442は、表示処理部441からコンテンツ識別情報と録画時間情報とが入力されたことに応じて、ユーザデータ記憶部433に記憶されたユーザ識別情報を読み出し、読み出したユーザ識別情報と、入力されたコンテンツ識別情報と録画時間情報とを対応付けて、視聴データを生成する。入力されたコンテンツ識別情報に視聴開始点情報が対応付けられている場合には、視聴履歴生成部442は、その視聴開始点情報をコンテンツ識別情報に対応付けて視聴データを生成してもよい。
視聴履歴生成部442は、入力されたコンテンツ識別情報を含む視聴データを既に生成した場合には、その視聴データに対して、入力された表示時間情報又は録画時間情報を追加してもよい。
視聴履歴生成部442は、生成又は追加した視聴データを、通信部42を介してデータ処理装置11(図2)に送信する。
所在地データ生成部443は、自装置(端末装置41)がその時点で所在している所在地を示す所在地データを生成する。所在地データ生成部443は、生成した所在地データを、通信部42を介してデータ処理装置11(図2)に送信する。
所在地データ生成部443は、例えば、GPS(Global Positioning System、全地球測位網)衛星から受信した受信信号に基づいて所在地を示す緯度経度を算出する。端末装置41が、公衆無線通信網を用いて通信を行う通信機能を有している場合には、所在地データ生成部443は、自装置が在圏する基地局装置から通信部42を介してシステム情報を受信してもよい。所在地データ生成部443は、受信したシステム情報に含まれる基地局装置の位置情報を自装置の所在地と定めてもよい。所在地データ生成部443は、例えば、自装置に設定されたユーザ識別情報と位置情報とを対応付けて所在地データを生成してもよい。また、記憶部43には位置情報と地名情報との対応関係が記憶された地名データ(例えば、地図情報)を予め記憶させておいてもよい。その場合には、所在地データ生成部443は、地名データから位置情報に対応する地名情報を読み出し、読み出した地名情報とユーザ識別情報とを対応付けて所在地データを生成してもよい。
また、所在地データ生成部443は、ユーザにより入力された操作データを受け付け、受け付けた操作データで指示される所在地を特定してもよい。操作データは、例えば、地名を示すテキストであってもよいし、表示部45に表示させた地図上で指示された座標に対応する緯度経度を示すデータであってもよい。そして、所在地データ生成部443は、特定した所在地に係る地名情報とユーザ識別情報とを対応付けて所在地データを生成する。
また、所在地データ生成部443は、計時部が計時した時刻を示す時刻情報とさらにユーザ識別情報と対応付けて所在地データを生成してもよい。
制御部44は、ユーザデータをデータ処理装置11に通信部42を介して送信してもよい。ユーザデータを送信する契機は、例えば、端末装置41がコンテンツデータを受信するために自装置の登録を行う場合、ユーザデータの一部又は全部が変更された場合、である。データ処理装置11の受信者データ保存部121は、端末装置41から受信したユーザデータをユーザDB133に記憶する。
なお、制御部44は、ユーザの操作(例えば、キーボード操作)により入力された操作データに基づいてユーザデータを生成し、生成したユーザデータをユーザデータ記憶部433に記憶してもよい。
表示部45は、制御部44から入力された画像データが示す画像を表示する。ここで、表示部45、表示処理部441から入力されたコンテンツデータが示すコンテンツを表示する。表示部45は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイである。
(地図表示の例)
次に、表示装置21に表示される地図表示の例について説明する。
図18は、地図表示の例(1)を示す図である。
この例は、図4のコンテンツ識別情報「6」で指定されるコンテンツについて表示される地図表示である。この地図表示では、東京都の全域を示す地図に、2つの所在地情報のいずれかを起点とし、2つの注目地域情報のいずれかを終点とする計4本の矢印が関連表示データとして重畳されている。
2つの所在地情報は、2名のユーザUser1,3のそれぞれの所在地を示し、2名のユーザUser1,3が、いずれもこのコンテンツを視聴したことを示す。2つの注目地域情報は、それぞれ「東京」(この例では、東京都の領域の重心点)、「丸の内」である。「東京」、「丸の内」は、指定されるコンテンツの概要情報に含まれる地域の名称であり、このコンテンツで紹介されたコンテンツであることを示す。なお、表示装置21は、注目地域情報によって異なるモードで関連表示データを表示させてもよい。この例では、「丸の内」、「東京」を示す矢印は、それぞれ実線、破線で表示されている。
地図表示を視認する閲覧者は、ユーザの所在地とそれらのユーザが視聴したコンテンツに関連する地域を、直感的に知得することができる。また、閲覧者は、コンテンツに関連する地域をユーザが注目する注目地域として認識し、その地域に向かうユーザの数をユーザによる注目度として認識ことができる。一般的に、コンテンツを視聴したユーザは、そのコンテンツで紹介された地域を記憶にとどめ、そのコンテンツを通じて連想することがあるためである。その地域に対する印象が強い場合には、ユーザはその地域に関連した行動をとることがあり、そのような行動には、例えば、紹介された地域を訪問する、その地域に関する情報を検索する、その地域に関する物品を購入する、等の行動がある。ユーザが地域を訪問するという行動は、例えば、コンテンツで紹介された観光地に多数の視聴者が観光客として殺到するといった現象として現れることがある。
これにより閲覧者は、紹介された地域に注目したユーザに対し、その地域に関する行動を促す手段を講じることが可能になる。閲覧者が、紹介された地域(例えば、丸の内)で物品を販売する事業者である場合には、例えば、そのコンテンツを視聴したユーザと同様なユーザ属性を有するユーザが所持する端末装置41に対して、紹介された地域に関する広告データを配信することができる。これにより、紹介された地域(例えば、丸の内)へ訪問する可能性が高いユーザに訪問することを促すことができる。閲覧者が、ユーザの所在地と紹介された地域を含む領域で運営している交通事業者である場合には、ユーザの所在地から紹介された地域への運行便数を増加するといった判断が促される。その判断が実行されることで、紹介された地域への訪問を容易にすることができる。
図19は、地図表示の例(2)を示す図である。
この例は、図4のコンテンツ識別情報「1」、「6」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。この地図表示では、東京都の全域を示す地図に、5名のユーザUser1−5の所在地のそれぞれを示す起点と、注目地域「渋谷区」、「丸の内」のそれぞれを示す終点が表示されている。
「渋谷区」、「丸の内」は、それぞれコンテンツ識別情報「1」、「6」で指定されるコンテンツの概要情報に含まれる地域の名称であり、それぞれのコンテンツで紹介されたコンテンツであることを示す。但し、この例では、説明を簡略化するために、本来表示されるべき注目地域「東京」については、省略されている。
ユーザUser2−5のそれぞれを起点とし、注目地域「渋谷区」を終点とする4本の実線の矢印は、ユーザUser2−5が「渋谷区」を紹介するコンテンツを視聴したことを示す。ユーザUser1,3のそれぞれを起点とし、注目地域「丸の内」を終点とする2本の破線の矢印は、ユーザUser1,3が「丸の内」を紹介するコンテンツを視聴したことを示す。この例のように、複数のコンテンツのそれぞれに係る注目地域と、その注目地域を終点とし各ユーザの所在地を起点とする図形を、同一の地図に示すことで、閲覧者は注目地域間での注目度の差異を直感的に知得することができる。
また、注目地域「渋谷区」、「丸の内」それぞれの近傍に付加された数字「4」、「2」は、その注目地域のそれぞれの注目度、つまり注目地域「渋谷区」、「丸の内」のそれぞれを終点とする矢印の数を示す。この注目度情報は、データ分析部124が、注目地域情報に対応付けて関連データに含まれる情報である(図14)。これにより、注目地域間での注目度の差異をより明確に知得することができる。
なお、表示装置21は、注目地域情報又はコンテンツ識別情報によって異なるモードで関連表示データを表示させてもよい。この例では、「渋谷区」、「丸の内」を示す矢印は、それぞれ実線、破線で表示されている。これにより、閲覧者は、ユーザの所在地と注目地域からなる組に係る注目地域又はコンテンツを容易に識別することができる。
図20は、地図表示の例(3)を示す図である。
この例は、図4のコンテンツ識別情報「1」、「2」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。この地図表示では、東京都の全域を示す地図に、2名のユーザUser1,2の所在地のそれぞれを示す起点と、注目地域「渋谷区」、「渋谷区」のそれぞれを示す終点が表示されている。「渋谷区」は、それぞれコンテンツ識別情報「1」、「2」で指定されるコンテンツの概要情報に含まれる地域の名称である。「新宿区」は、コンテンツ識別情報「2」で指定されるコンテンツの表題情報に含まれる地域の名称である。注目地域「渋谷区」、「新宿区」それぞれの近傍に付加された数字「3」、「1」は、その注目地域のそれぞれの注目度を示す。この注目度は、各注目地域を終点とする矢印の数のコンテンツ間の合計値である。
また、コンテンツ識別情報「1」で指定されるコンテンツに係る注目地域「渋谷区」を終点とする矢印、コンテンツ識別情報「2」で指定されるコンテンツに係る注目地域「新宿区」、「渋谷区」を終点とする矢印は、それぞれ実線、破線と異なるモードで表示されている。上述したように、ユーザの所在地と注目地域からなる組に係るコンテンツを容易に識別することができる。例えば、ユーザUser2の所在地を起点とし、注目地域「渋谷区」を終点とする矢印は2本存在するが、それぞれのモードを違えることによって、ユーザUser2が、注目地域「渋谷区」を紹介した2つのコンテンツをいずれも視聴したことを容易に知得することができる。
図21は、地図表示の例(4)を示す図である。
この例に係るユーザの所在地及びユーザが視聴したコンテンツは、図20に示した例に係るユーザの所在地及びコンテンツと同様である。但し、ユーザUser2の所在地を起点とし、注目地域「渋谷区」を終点とする矢印の表示モードが異なる。
この例では、ユーザUser2の所在地を起点とし、注目地域「渋谷区」を終点とする矢印が太線で表示されている。これにより、閲覧者は、ユーザUser2が注目地域「渋谷区」を紹介する2つのコンテンツを視聴し、注目地域「渋谷区」への関心度が高いことを容易に知得することができる。このように、同一の所在地と注目地域との組が複数存在する場合には、その組の数、即ち注目度に応じた表示モードにより、閲覧者は、ユーザUser2による注目度を容易に知得することができ、注目度に応じた手段を講ずる動機が与えられる。例えば、ユーザUser2が所持する端末装置41には、「新宿区」(注目度1(1502))よりも注目度が高い「渋谷区」(注目度3(1503))に関する広告データを優先して配信することができる。
このように、本実施形態では、ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データとを受信し、記憶部にコンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データを記憶させておく。また、本実施形態では、地域紹介データに基づいて、所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、受信した視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成する。
この関連データによりコンテンツで紹介された地域とそのコンテンツを視聴したユーザの所在地との関係を、この関連データに依拠(アクセス)した者に対して容易に知得させることができる。ひいては、そのコンテンツで紹介された地域に係る行動や、そのコンテンツを視聴したユーザに対する行動が促される。
また、本実施形態では関連データが示すユーザの所在地と地域を地図に付加して表示させることで、コンテンツを視聴した視聴者が注目した地域を容易に知得させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係るデータ処理システム1a(図示せず)は、データ処理システム1(図2)においてデータ処理装置11に代えてデータ処理装置11a(図示せず)を備える。
データ処理装置11aは、データ処理装置11(図3)においてデータ分析部124に代えてデータ分析部124a(図示せず)を備える。
データ分析部124aは、データ分析部124と同様な構成を備える。
但し、データ分析部124aは、注目度を算出する際、重み係数をユーザの所在地とユーザが視聴したコンテンツで紹介された注目地域との組毎に累算して得られた値を、注目度として定める。重み係数は、注目地域に対応するコンテンツが視聴された時刻(視聴時刻、例えば、視聴終了時刻)から基準時刻までの経過時間に応じて与えられる。重み係数は、そのコンテンツの視聴時刻から基準時刻までの経過時間が長いほど小さい値であり、視聴時刻から基準時刻までの経過時間が短いほど大きい値である。例えば、経過時間が予め定めた経過時間の閾値(例えば、1日)と等しい、又はその閾値よりも短い場合、重み係数は1より大きい値(例えば、2)であり、基準時刻までの経過時間がその閾値よりも長い場合、重み係数は1である。重み係数が1とは、ユーザの所在地と注目地域との組が与えられる毎に1で累算することに相当する。この重み係数は、経過時間が予め定めた経過時間の閾値と等しいかその閾値よりも短い場合よりも小さければ1に限られず、例えば、0.5であってもよい。
基準時刻は、注目度を算出の基準となる時刻、例えば、現在時刻である。また、基準時刻は、処理を開始する前の予め定めた固定された時刻としてもよい。
一般的に、視聴された時刻からの経過時間が長いほど、ユーザは視聴したコンテンツで紹介された地域について忘却し、視聴された時刻からの経過時間が短いほどその地域についての印象を残している傾向がある。そのため、コンテンツが視聴された時刻からの経過時間が長いほど小さい値をとる重み係数を用いて注目度を算出することにより、ユーザによる忘却を考慮し、ユーザの実感に合う注目度を算出することができる。
例えば、分析対象となるコンテンツが放送番組である場合には、データ分析部124aは、放送局識別情報を、コンテンツDB131に記憶されたコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124aは、抽出した放送局識別情報に対応する視聴終了時刻情報を視聴DB132に記憶された視聴データから抽出することによって視聴終了時刻を特定する。
また、分析対象となるコンテンツがネットワークを介してオンデマンドで配信されるコンテンツである場合には、データ分析部124aは、分析対象となるコンテンツを示すコンテンツ識別情報に対応する番組識別情報を、コンテンツDB131に記憶されたコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124aは、抽出した番組識別情報に対応する視聴終了時刻情報を視聴DB132に記憶された視聴データから抽出することによって視聴終了時刻を特定する。
(注目度算出処理)
次に、本実施形態に係る注目度算出処理について説明する。
図22は、本実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。
データ分析部124aは、図22に示す処理を、注目地域毎に行う。
(ステップS301)データ分析部124aは、ユーザ毎にステップS302−S305を実行する。データ分析部124aは、ステップS302−S305の実行は、未処理のユーザがなくなるまで繰り返す。ここで、注目度の初期値は0である。その後、図22に示す処理を終了する。
(ステップS302)分析対象となるコンテンツが放送番組である場合には、データ分析部124aは、分析対象となるコンテンツを示すコンテンツ識別情報に対応する放送局識別情報をコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124aは、抽出した放送局識別情報に対応する視聴終了時刻情報を視聴データから抽出する。
分析対象となるコンテンツがネットワークを介してオンデマンドで配信されるコンテンツである場合には、データ分析部124aは、分析対象となるコンテンツを示すコンテンツ識別情報に対応する番組識別情報をコンテンツ属性データから抽出する。データ分析部124aは、抽出した番組識別情報に対応する視聴終了時刻情報を視聴データから抽出する。これにより、そのコンテンツの視聴時刻が特定される。その後、ステップS303に進む。
(ステップS303)データ分析部124aは、特定された視聴時刻から基準時刻までの経過時間が、所定の経過時間の閾値以下であるか否かを判定する。経過時間が、予め定めた経過時間の閾値以下であると判定されたとき(ステップS303 YES)、ステップS304に進む。経過時間が、予め定めた経過時間の閾値以下ではないと判定されたとき(ステップS303 NO)、ステップS305に進む。
(ステップS304)データ分析部124aは、所定の重み係数(例えば、2)を注目度に加算する。
(ステップS305)データ分析部124aは、重み係数として1を注目度に加算する。
その後、図22に示す処理を終了する。
なお、データ分析部124aは、視聴時刻として視聴終了時刻を用いる代わりに、視聴開始時刻を用いてもよいし、視聴開始時刻と視聴終了時刻との間の時刻(例えば、視聴開始時刻と視聴終了時刻との平均時刻)を用いてもよい。
次に、データ分析部124aが表示装置21に送信する関連データの例について説明する。
図23は、関連データの他の例を示す図である。
この例では、関連データは、ユーザ識別情報(User ID)、地域識別情報(Location ID)、表示モード情報(Arrow Type)及び注目度情報(Weight)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、ユーザ識別情報「1」、地域識別情報「2」、表示モード情報「2」及び注目度情報「2」が対応付けられている。
この注目度情報は、図22に示す処理を行って算出された注目度を示す。
次に、本実施形態で算出された注目度を用いて行われた地図表示の例について説明する。図24は、地図表示の例(5)を示す図である。
この例では、図19に示す例と同様に、図4のコンテンツ識別情報「1」、「6」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。図24に示す例では、コンテンツ識別情報「6」に係る視聴時刻(例えば、放送終了時刻)から基準時刻までの経過時間が、所定の経過時間の閾値よりも小さいため、重み係数が2と定められる。コンテンツ識別情報「6」に係る注目地域「丸の内」の近傍に注目度「4」が表示されている。この注目度は、図19に示す例での注目度「2」の2倍となっている。
なお、図22に示す注目度算出処理は、分析データ処理部241(図15)が行ってもよい。その場合には、記憶部23にコンテンツ属性データを記憶しておく。また、データ分析部124aが送信する関連データでは注目度情報は省略されてもよい。
また、上述では、主に視聴時刻から基準時刻までの経過時間に応じた2段階の重み係数を用いる場合を例にとったが、これには限られない。2段階よりも多くの重み係数が用いられてもよいし、重み係数は経過時間の変化に応じて連続的に変化する関数であってもよい。
なお、視聴時刻から基準時刻までの経過時間の閾値、重み係数の段階数、重み係数、等は、データ分析部124a(分析データ処理部241)に予め設定されていてもよいが、システム管理者や閲覧者等により入力された操作データの指示に応じて可変であってもよい。
このように、本実施形態では、コンテンツが視聴された時刻からの経過時間に基づいてコンテンツで紹介された地域へのユーザによる注目度を定める。時間の経過に伴う忘却が考慮されるので、ユーザの実感に合う注目度を取得することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係るデータ処理システム1b(図示せず)は、データ処理システム1(図2)においてデータ処理装置11に代えてデータ処理装置11b(図示せず)を備える。
データ処理装置11bは、データ処理装置11(図3)においてデータ分析部124に代えてデータ分析部124bを備える。
データ分析部124b(図示せず)は、データ分析部124と同様な構成を備える。
但し、データ分析部124bは、注目度を算出する際、各ユーザの所在地からユーザが視聴したコンテンツで紹介された注目地域への到達容易度に基づいて定められる重み係数をユーザの所在地と注目地域との組毎に累算して得られた値を、注目度として定める。重み係数は、到達容易度が大きいほど大きい値であり、到達容易度が小さいほど小さい値である。
到達容易度の指標は、例えばユーザの現在地と注目地域との間の距離である。距離が大きくなるほど到達容易度が低くなることから、重み係数は、距離が小さいほど大きい値であり、距離が大きいほど小さい値である。距離の指標は、例えば、2点間を結ぶ大圏距離であってもよい。例えば、距離が予め定めた距離の閾値(例えば、0.1°(約11kmに相当))よりも小さい場合、データ分析部124bは、重み係数を0.5と定める。距離がその閾値と等しい、又はその閾値よりも大きい場合、データ分析部124bは、重み係数を1と定める。
到達容易度として距離を用いる場合には、データ分析部124bは、ユーザ識別情報に対応する緯度経度情報(所在地緯度経度情報)をユーザDB133に記憶された所在地データから抽出し、注目地域情報に対応する緯度経度情報(注目地域緯度経度情報)を地域データDB134に記憶された地域データから抽出する。データ分析部124bは、抽出した所在地緯度経度情報と注目地域緯度経度情報を用いて距離を算出する。
なお、到達容易度の指標は、上述したように必ずしも空間的な距離に限られず、移動に要する所要時間、交通機関の乗り換えの回数、所在地から注目地点までの道程、等、社会的な要因を考慮した指標であってもよい。交通機関による到達容易度、道程における到達容易度を算出する際、データ分析部124bは、公知の経路探索方法を用いることができる。
(注目度算出処理)
次に、本実施形態に係る注目度算出処理について説明する。
図25は、本実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。
データ分析部124bは、図25に示す処理を注目地域毎に行う。
(ステップS401)データ分析部124bは、ユーザ毎にステップS402−S405を実行する。データ分析部124bは、未処理のユーザがなくなるまでステップS402−S405の実行を繰り返す。注目度の初期値は0である。その後、図25に示す処理を終了する。
(ステップS402)データ分析部124bは、ユーザ識別情報に対応する所在地緯度経度情報を所在地データから取得し、注目地域情報に対応する注目地域緯度を地域データから取得する。データ分析部124bは、取得した所在地緯度経度情報と注目地域緯度経度情報を用いて所在地から注目地域の距離を算出する。その後、ステップS403に進む。
(ステップS403)データ分析部124bは、算出した距離が、所定の距離の閾値以下であるか否かを判定する。距離が、予め定めた経過時間の閾値以下であると判定されたとき(ステップS403 YES)、ステップS404に進む。経過時間が、予め定めた経過時間の閾値の範囲内ではないと判定されたとき(ステップS403 NO)、ステップS405に進む。
(ステップS404)データ分析部124bは、重み係数として1を注目度に加算する。
(ステップS405)データ分析部124bは、所定の重み係数(例えば、0.5)を注目度に加算する。
その後、図25に示す処理を終了する。
次に、本実施形態で算出された注目度を用いて行われた地図表示の例について説明する。図26は、地図表示の例(6)を示す図である。
この例は、図19に示す例と同様に、図4のコンテンツ識別情報「1」、「6」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。図26に示す例では、「渋谷区」、「丸の内」に対応する注目度は、それぞれ3.5、1.5となる。図19に示す例では、「渋谷区」、「丸の内」に対応する注目度である4、2と比較すると、注目度はそれぞれ0.5ずつ低い。これは、その所在地から注目地域「渋谷区」、「丸の内」のそれぞれへの距離が、所定の距離の閾値よりも大きいユーザUser1,User2には、重み係数として0.5が与えられたのに対し、その他のユーザには重み係数として1が与えられたためである。
これにより、閲覧者はユーザの所在地から注目地域までの到達容易度による注目度への影響を容易に知得することができる。到達容易度による影響は、例えば、到達容易度による注目地域へのユーザによる訪問の可能性の差異として現れることがある。
なお、図25に示す注目度算出処理は、分析データ処理部241(図15)が行ってもよい。その場合には、記憶部23に所在地データと地域データを記憶しておく。また、データ分析部124bが送信する関連データでは注目度情報は省略されてもよい。
また、上述では、距離に応じた2段階の重み係数を用いる場合を例にとったが、これには限られない。2段階よりも多くの重み係数が用いられてもよいし、重み係数は到達容易度の変化に応じて連続的に変化する関数であってもよい。
なお、到達容易度の閾値、重み係数の段階数、重み係数、等は、データ分析部124b(又は、分析データ処理部241)に予め設定されていてもよいが、システム管理者や閲覧者等により入力された操作データの指示に応じて可変であってもよい。
このように、本実施形態では、ユーザの所在地からユーザが視聴したコンテンツで紹介された地域への到達容易度に基づいて、その地域への注目度を定める。そのため、そのユーザによるその地域への訪問の可能性を考慮した注目度を取得することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係るデータ処理システム1c(図示せず)は、データ処理システム1(図2)においてデータ処理装置11に代えてデータ処理装置11c(図示せず)を備える。
データ処理装置11cは、データ処理装置11(図3)においてデータ分析部124に代えてデータ分析部124c(図示せず)を備える。
データ分析部124cは、データ分析部124と同様な構成を備える。
但し、データ分析部124cは、注目度を算出する際、各ユーザのユーザ属性に基づく重み係数をユーザの所在地と注目地域との組毎に累算して得られた値を、注目度として定める。重み係数は、各ユーザのユーザ属性に応じて与えられる。ユーザ属性として、例えば、所定の注目地域への訪問経験の有無、訪問回数が用いられる。その場合には、注目地域への訪問といった行動経験を考慮した注目度が算出される。重み係数は、例えば、訪問回数が多いほど大きい値であり、訪問回数が少ないほど小さい値である。より具体的には、訪問回数が少なくとも1回以上であるユーザについては、重み係数は1であり、訪問回数が0であるユーザについては、重み係数は0である。
ここで、データ分析部124cは、ユーザDB133に記憶されたユーザデータからユーザ識別情報に対応するユーザ属性情報を抽出し、抽出したユーザ属性情報に応じた注目度を定める。
(注目度算出処理)
次に、本実施形態に係る注目度算出処理について説明する。
図27は、本実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。
データ分析部124cは、図27に示す処理を、注目地域毎に実行する。
(ステップS501)データ分析部124cは、ユーザ毎にステップS502−S505を実行する。データ分析部124cは、未処理のユーザがなくなるまでステップS502−S505の実行を繰り返す。注目度の初期値は0である。その後、図27に示す処理を終了する。
(ステップS502)データ分析部124cは、ユーザ識別情報に対応するユーザ識別情報をユーザデータから取得し、ユーザ識別情報が示す所定の注目地域の訪問回数を特定する。その後、ステップS503に進む。
(ステップS503)データ分析部124cは、特定した訪問回数が所定の閾値(例えば、0)よりも大きいか否かに基づいて、そのユーザの訪問経験の有無を判定する。訪問回数があると判定されたとき(ステップS503 YES)、ステップS504に進む。訪問経験がないと判定されたとき(ステップS503 NO)、ステップS505に進む。
(ステップS504)データ分析部124cは、所定の重み係数(例えば、2)を注目度に加算する。その後、図27に示す処理を終了する。
(ステップS505)データ分析部124cは、重み係数として1を注目度に加算する。
その後、図27に示す処理を終了する。
次に、本実施形態で算出された注目度を用いて行われた地図表示の例について説明する。図28は、地図表示の例(7)を示す図である。
この例は、図19、図24、図26に示す例と同様に、図4のコンテンツ識別情報「1」、「6」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。図28に示す例では、「渋谷区」、「丸の内」に対応する注目度は、それぞれ5、2となる。「渋谷区」に対応する注目度は、図19に示す例における注目度である4よりも1だけ高い。これは、ユーザUser4の渋谷区への訪問回数が1であり、ユーザUser4の渋谷区に対する重み係数が2であるのに対し、その他のユーザの訪問回数は0であり、重み係数がいずれも1であることによる。
これにより、閲覧者はユーザ毎の訪問経験に応じた注目地点毎の注目度を知得することができる。例えば、閲覧者はユーザの行動特性として、頻繁に訪問する地域には、コンテンツで紹介されることにより再度訪問する傾向があり、訪問しない地域もしくは訪問が稀な地域には、コンテンツで紹介されても訪問しない傾向がある、といった分析を行うことができる。逆に、閲覧者はユーザの行動特性として、頻繁に訪問する地域には、コンテンツで紹介されても訪問しない傾向があり、訪問しない地域もしくは訪問が稀な地域には、コンテンツで紹介されることにより訪問が促される傾向がある、といった分析を行うこともできる。
なお、図27に示す注目度算出処理は、分析データ処理部241(図15)が行ってもよい。その場合には、記憶部23にユーザデータを記憶しておく。また、データ分析部124cが送信する関連データでは注目度情報は省略されてもよい。
また、上述では、距離に応じた2段階の重み係数を用いる場合を例にとったが、これには限られない。2段階よりも多くの重み係数が用いられてもよいし、重み係数は訪問回数の変化に応じた連続関数であってもよい。なお、訪問回数の閾値、重み係数の段階数、重み係数、等は、データ分析部124c(分析データ処理部241)に予め設定されていてもよいが、システム管理者や閲覧者等により入力された操作データの指示に応じて可変であってもよい。
また、ユーザ属性は、ユーザの属性を示す情報であれば、注目地域への訪問経験の有無、訪問回数に限られない。ユーザ属性は、例えば、ユーザの性別、年齢、趣味、学歴、所定の商品やサービスの利用経験、等であってもよい。
また、データ分析部124cは、ユーザ属性を示す情報として所在地データに含まれるユーザが嗜好する地域(お気に入り)を示す地名情報(図7(C))を用いてもよい。ここで、データ分析部124cは、例えば、特定されたユーザ識別情報に対応する地名情報をユーザDB133に記憶された所在地データから読み出す。データ分析部124cは、読み出した地名情報とコンテンツ識別情報に基づいて特定された注目地域情報とが一致する場合に、より大きい値の重み係数を与えてもよい。ユーザが嗜好する地域は、ユーザが操作により入力されるため、ユーザが特に関心を有し、その地域に関する行動(例えば、訪問、情報収集、等)を積極的に行う可能性があるためである。
このように、本実施形態では、ユーザ属性に基づいて、そのユーザが視聴したコンテンツで紹介された地域への注目度を定める。そのため、そのユーザの属性に応じて異なりうる、その地域への訪問の可能性を考慮した注目度を取得することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係るデータ処理システム1d(図示せず)は、データ処理システム1(図2)においてデータ処理装置11に代えてデータ処理装置11d(図示せず)を備える。
データ処理装置11dは、データ処理装置11(図3)においてデータ分析部124に代えてデータ分析部124d(図示せず)を備える。
データ分析部124dは、データ分析部124と同様な構成を備える。
但し、データ分析部124dは、注目度を算出する際、視聴されたコンテンツの表題や概要に集客キーワード(訪問促進キーワード)が含まれる場合、含まれる場合よりも大きい重み係数(例えば、3倍)をユーザの所在地と注目地域との組毎に累算して得られた値を、注目度として定める。集客キーワードとは、その注目地域への訪問を促す語句であって、注目地域を示す地域情報ともに現れる語句である。集客キーワードには、例えば、「オープン」、「開店」、「リニュアル」、「セール」、「人気」、等である。
ここで、データ分析部124dは、コンテンツDB131に記憶されたコンテンツデータからコンテンツ識別情報に対応する表題情報及び概要情報から注目地域を示す地域情報を抽出し、その表題情報及び概要情報に予め定めた集客キーワードのいずれかを含むか否かを、判定する。
データ分析部124dは、上述した処理(例えば、図22、図25、図27)のいずれか、又は組み合わせで定めた注目度について、集客キーワードが含まれると判定された場合、その注目度よりも高い注目度を用いるようにしてもよい。
(注目度算出処理)
次に、本実施形態に係る注目度算出処理について説明する。次に説明する注目度算出処理は、上述した注目度算出処理(例えば、図22)において集客キーワードが含まれると判定された場合に、含まれないと判定された場合の所定の倍数(例えば、3倍)を乗じた重み係数を用いる場合を例にとる。
図29は、本実施形態に係る注目度算出処理を示すフローチャートである。
図29に示す処理は、図22に示す処理において、ステップS304、S305に代えて、それぞれステップS304’、S305’を有し、更にステップS606−S608を有する。
(ステップS304’)データ分析部124dは、重み係数を所定の値(例えば、2)に定める。この時点では、定めた値を注目度に加算しない。その後、ステップS606に進む。
(ステップS305’)データ分析部124dは、重み係数を1に定める。この時点では、定めた値を注目度に加算しない。その後、ステップS606に進む。
(ステップS606)データ分析部124dは、コンテンツデータを参照してコンテンツ識別情報に対応する表題情報及び概要情報に所定の集客キーワードを含むか否かを判定する。含むと判定された場合(ステップS606 YES)、ステップS607に進む。含まないと判定されたとき(ステップS606 NO)、ステップS608に進む。
(ステップS607)データ分析部124dは、定めた重み係数に所定の倍数を乗じる。その後、ステップS608に進む。
(ステップS608)データ分析部124dは、重み係数を注目度に加算する。
その後、図29に示す処理を終了する。
次に、本実施形態で算出された注目度を用いて行われた地図表示の例について説明する。図30は、地図表示の例(8)を示す図である。
この例は、図24に示す例と同様に、図4のコンテンツ識別情報「1」、「6」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。図30に示す例では、「渋谷区」、「丸の内」に対応する注目度は、それぞれ4、12となる。図24に示す例では、「渋谷区」、「丸の内」に対応する注目度である4、4と比較すると、「渋谷区」に対応する注目度が等しいのに対して、「丸の内」に対応する注目度が3倍である。これは、注目地域「渋谷区」に対応する表題及び概要に集客キーワードが含まれないのに対し、注目地域「丸の内」に対応する表題及び概要に集客キーワードが含まれるためである。
これにより、閲覧者はユーザの訪問を促す内容の有無による注目度の影響を容易に知得することができる。
なお、データ分析部124dは、注目度を算出する際、視聴されたコンテンツの表題や概要に訪問敬遠キーワードが含まれる場合、含まれる場合よりも小さい重み係数(例えば、0.4)をユーザの所在地と注目地域との組毎に累算して得られた値を、注目度として定めてもよい。訪問敬遠キーワードとは、その注目地域への訪問を敬遠させる語句であって、注目地域を示す地域情報ともに現れる語句である。訪問敬遠キーワードには、例えば、「閉店」、「事故」、「混雑」、「値上げ」、等である。
なお、図29に示す注目度算出処理は、分析データ処理部241(図15)が行ってもよい。その場合には、記憶部23に所在地データと地域データを記憶しておく。また、データ分析部124dが送信する関連データでは注目度情報は省略されてもよい。
また、上述では、キーワードの有無に応じた2段階の倍率を用いる場合を例にとったが、これには限られない。キーワードに応じて異なる倍率が用いられてもよい。
なお、対象とするキーワードと倍率は、データ分析部124d(分析データ処理部241)に予め設定されていてもよいが、システム管理者や閲覧者等により入力された操作データの指示に応じて可変であってもよい。
このように、本実施形態では、ユーザが視聴したコンテンツのコンテンツ属性に、そのコンテンツで紹介された地域への訪問の可能性に影響する語句を含むかに基づいて、そのコンテンツで紹介された地域への注目度を定める。そのため、コンテンツの属性に応じて異なりうる、その地域への訪問の可能性を考慮した注目度を取得することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係るデータ処理システム1e(図示せず)は、データ処理システム1(図2)においてデータ処理装置11に代えて、データ処理装置11eを備える。
データ処理装置11eは、データ処理装置11(図3)において制御部12に代え、制御部12eを備える。
制御部12eは、制御部12(図3)においてデータ分析部124に代えてデータ分析部124e(図示せず)を備える。
データ分析部124eは、データ分析部124と同様な構成を備える。但し、上述した注目度算出処理(例えば、図22、図25、図27、図29)において、データ分析部124eは、ユーザが所在する地域区分毎にユーザ間で重み係数を累積して注目度を算出してもよい。
ここで、記憶部13には、地域区分データを予め記憶しておく。この地域区分データは、例えば、地域区分識別情報、地域区分境界情報及び代表点情報(図16)を含み、これらを対応付けて形成されたデータである。そして、データ分析部124eは、ユーザDB133に記憶された所在地データを参照して、ユーザ識別情報に対応する所在地情報を抽出し、その所在地情報が示す所在地(緯度、経度)が、地域区分境界情報が示す地域区分の境界に含まれる地域区分を特定する。このようにして、端末装置41を所持するユーザ毎の所在地が属する地域区分が特定される。
データ分析部124eは、地域区分を示す地域区分識別情報と注目地域情報との対応関係を示す関連データを生成し、生成した関連データ、所在地情報(地域区分識別情報に対応)、地域識別情報(注目地域情報に対応)及び位置情報(注目地域情報に対応)を表示装置21に送信する。即ち、ユーザ毎の所在地を示す所在地情報に代え、地域区分を示す地域区分識別情報を表示装置21に送信する点が上述した実施形態とは異なる。
なお、図25に示したようにデータ分析部124eが、距離に応じた重み係数を定める場合には、その距離として地域区分の代表点から注目地域への距離を取得する。そこで、データ分析部124eは、記憶部13に記憶された分析地域データを参照し、特定された地域区分を示す地域区分識別情報に対応する代表点情報を特定する。
なお、ユーザ毎の所在地が属する地域区分を特定する処理を、分析データ処理部241(図15)が実行してもよい。その場合、データ処理システム1eは、データ処理装置11eに代えてデータ処理装置11(図3)を備えてもよい。そして、分析データ処理部241は、データ処理装置から受信部221を介して関連データ、所在地情報(ユーザ識別情報に対応)、地域識別情報(注目地域情報に対応)及び位置情報(注目地域情報に対応)を分析データとして受信していればよい。
分析データ処理部241は、分析データ(例えば、関連データ、所在地データ)に含まれるユーザ識別情報及びこれに対応付けられる情報(例えば、地名情報、緯度経度情報)を、地域リストDB232に記憶された地域区分データを参照して地域区分識別情報及びこれに対応付けられる情報(例えば、地域区分名情報、代表点情報)に置き換える。これにより、分析データ処理部241は、ユーザ識別情報に対応付けられた分析データを地域区分識別情報に対応付けられた分析データ(例えば、関連データ、代表点データ)に変換する。従って、変換された分析データは、データ分析部124eが表示装置21に送信する分析データと同様なものとなる。
分析データ処理部241は、分析データから関連表示データを生成する際、ユーザ識別情報に代えて地域区分データを用いて上述した処理を行う。即ち、分析データ処理部241は、地域区分識別情報のそれぞれに対応する地名情報又は緯度経度情報を所在地情報から抽出する。また、分析データ処理部241は、関連データに含まれる地域区分識別情報に対応する地名情報、緯度経度情報を注目地域データから抽出する。そして、分析データ処理部241は、所在地情報から抽出した地名情報に対応する第1の表示位置を起点とし、注目地域データから抽出した地名情報に対応する第2の表示位置を終点とする図形を含むデータを関連表示データとして生成する。
(分析データの他の例)
次に、分析データの他の例として、地域区分識別情報に対応付けられた分析データの例について説明する。
図31は、分析データの他の例を示す図である。
図31に示す分析データの例は、分析対象のコンテンツが、コンテンツ属性データのコンテンツ識別情報「1」、「6」(図4、第2、7行)で指定されるコンテンツである場合に得られたデータである。このデータからは、注目地域として「渋谷区」、「丸の内」及び「東京」が抽出される。但し、図31では、「東京」については図示を省略している。
図31(A)は、関連データの一例を示す。この例では、関連データは、地域区分識別情報(Area ID)、地域識別情報(Location ID)、表示モード情報(Arrow Type)及び注目度情報(Number)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域区分識別情報「1」、地域識別情報「1」、表示モード情報「1」及び注目度情報「1」が対応付けられている。
この例では、地域区分識別情報は、ユーザ識別情報から置き換えられている情報である。地域識別情報は、注目地域を示す。注目度情報は、その地域区分に所在するユーザ間で、そのユーザが視聴するコンテンツが紹介する注目地域の件数(又は重み係数)を累積した注目度を示す。また、表示モード情報が示す表示モードは、注目度情報が示す注目度に応じて定められた表示モードである。
図31(B)は、注目地域データの一例を示す。図31(B)に示す注目地域データは、図12(B)に示す注目地域データと同様に、地域識別情報(Location ID)、地名情報(Location Name)、緯度情報(緯度)及び経度情報(経度)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域識別情報「1」、地名情報「渋谷区」、緯度情報「35.123」及び経度情報「140.567」が対応付けられている。
図31(C)は、代表点データの一例を示す。この例では、代表点データは、地域区分識別情報(Area ID)、緯度情報(緯度)、経度情報(経度)及び地域区分名情報(Area Name)を含み、これらが対応付けられて構成される。
例えば、第2行目では、地域区分識別情報「1」、緯度情報「35.456」、経度情報「140.000」及び地域区分名情報「A」が対応付けられている。
この代表点データは、所在地データを構成するユーザ識別情報、ユーザの所在地を示す緯度情報ならびに経度情報、及びユーザの所在地の地名情報が、それぞれ地域区分識別情報、代表点の緯度情報ならびに経度情報、及び地域区分名情報に置き換えられたデータである。
次に、本実施形態で算出された注目度を用いて行われた地図表示の例について説明する。
図32は、地図表示の例(9)を示す図である。
この例は、図24に示す例と同様に、図4のコンテンツ識別情報「1」、「6」でそれぞれ指定される2つのコンテンツについて表示される地図表示である。
図32に示す例では、地域区分A,Bのそれぞれを起点とし、注目地域「渋谷区」を終点とする矢印と、地域区分B,Cのそれぞれを起点とし、注目地域「丸の内」を終点とする矢印が表示されている。表示処理部242(図15)は、地域区分と注目地域との組に係る注目度に応じた表示態様で地域区分を起点とし、注目地域を終点とする図形(例えば、矢印)を表示部25に表示させてもよい。注目度に応じた表示態様は、例えば、注目度が高いほど、強調される態様(例えば、太く、濃く、等)で表示させる。
図32に示す例では、地域区分Bを起点とし注目地域「渋谷区」を終点とする矢印の太さは、他の矢印よりも太く示されている。これは、地域区分Bに所在するユーザによる注目地域「渋谷区」に対する注目度が、他の注目度よりも高いことを示す。
これにより、地域区分内に所在するユーザ全体について注目地点に対する注目度が得られる。そのため、閲覧者は、地域区分による注目度への影響を容易に知得することができる。
このように、本実施形態では、端末装置41を所持するユーザの所在地が属する地域区分毎に、その地域区分と各ユーザが視聴したコンテンツが紹介した地域との対応関係を示す関連データを集約する。そのため、ユーザの所在する地域区分毎に、ユーザが注目する地域の傾向を知得することができる。
かかる表示を視認した閲覧者は、例えば、いかなる地域のユーザが放送番組の影響を受け、その放送番組で紹介された地域への移動の可能性があるかを推測することができる。これにより、鉄道やバス等の公共交通機関の混雑予想、道路の混雑予想、渋滞回避方法の提示、交通整理に向けた準備、治安対策等を促すことができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係るデータ処理システム1f(図示せず)は、データ処理システム1(図2)においてデータ処理装置11に代えて、データ処理装置11fを備える。
図33は、本実施形態に係るデータ処理装置11fの構成を示すブロック図である。
データ処理装置11fは、データ処理装置11(図3)において制御部12、記憶部13に代え、制御部12f、記憶部13fを備える。
制御部12fは、制御部12(図3)においてデータ分析部124に代えてデータ分析部124fを備え、さらに分析地域データ保存部125fを備える。記憶部13fには、記憶部13(図3)に、さらに分析地域データDB136fが形成されている。
データ分析部124fは、上述したデータ分析部124と(図3)同様の構成を有するが、与えられた所定の地域についてユーザの所在地について注目度を分析する点で、上述したデータ分析部124とは異なる。これに対して、上述したデータ分析部124等は、所定のコンテンツについてユーザの所在地とそのコンテンツで紹介された注目地域に対応する注目度を分析する。
ここで、データ分析部124fは、分析地域データDB136fに記憶した分析地域データ(後述)を読み出し、読み出した分析地域データに含まれる地域の地名情報を抽出する。データ分析部124fは、地域データDB134に記憶された地域データを参照し、抽出した地名情報のそれぞれに対応する地域識別情報を特定する。データ分析部124fは、地域データから特定した地域識別情報に対応する地名情報を抽出する。抽出された地名情報は、(正式)名称、別名、又はその両者を示す(図8)。
データ分析部124fは、地域タグDB135に記憶された地域タグデータに含まれる地名情報のうち、抽出した地名情報と同一の地名情報を特定し、特定した地名情報に対応するコンテンツ識別情報を抽出する。
その後、データ分析部124fは、データ分析部124(図3)と同様に、コンテンツDB131に記憶されたコンテンツ属性データを参照して放送時間又は収録区間を抽出する。データ分析部124fは、抽出した放送時間又は収録区間に、視聴時間又は再生時間が含まれるユーザのユーザ識別情報を視聴DB132に記憶された視聴データから抽出する。
データ分析部124fは、特定したユーザ識別情報に対応する所在地情報をユーザDB133に記憶された所在地データから抽出し、抽出した所在地情報と注目地域情報の対応関係を示す関連データを生成する。データ分析部124fは、生成した関連データ、所在地情報(ユーザ識別情報に対応)、地域識別情報(注目地域情報に対応)及び位置情報(注目地域情報に対応)を分析データとして送信部142を介して表示装置21に送信する。但し、データ分析部124fは、データ分析部124とは異なり、抽出した注目地域情報に対応する地域識別情報と位置情報を地域タグDB135に記憶された地域データから抽出する処理を省略してもよい。
分析地域データ保存部125fは、分析対象とする所定の地域の名称を示す地名情報を含む分析地域データを取得する。分析地域データ保存部125fは、分析地域データを取得する際、自部にユーザの操作に応じて入力される操作信号で指定される地名情報を集約してもよい。また、分析地域データ保存部125fは、他の機器、例えば、表示装置21から受信部141を介して分析地域データを受信してもよい。
分析地域データ保存部125fは、取得した分析地域データを記憶部13fの分析地域データDB136fに記憶する。
記憶部13fには、記憶部13(図3)において、さらに分析地域データを記憶する分析地域データDB136fが形成されている。分析地域データDB136fには、分析地域データが記憶されている。分析地域データは、分析対象とする地域、つまり注目地域となる地域の地名を示す地名情報を含んで構成される。
(データ処理の例)
次に、本実施形態に係るデータ処理の例について説明する。
図34は、本実施形態に係るデータ処理の例を示すフローチャートである。
(ステップS701)データ分析部124fは、分析地域データDB136fから分析地域データを取得する。その後、ステップS702に進む。
(ステップS702)データ分析部124fは、分析地域データに含まれる地域の地名情報を取得し、取得した地域の地名情報毎にステップS703−S706、S106、S107を実行する。データ分析部124fは、未処理の地域がなくなるまでステップS703−S706、S106、S107の実行を繰り返す。その後、図33に示す処理を終了する。
(ステップS703)データ分析部124fは、地域データDB134に記憶された地域データにおいて、取得した地域の地名情報に対応する地域識別情報を特定する。その後、ステップS704に進む。
(ステップS704)データ分析部124fは、地域データから特定した地域識別情報に対応する地名情報を取得する。その後、ステップS705に進む。
(ステップS705)データ分析部124fは、地域タグDB135に記憶された地域タグデータに含まれる地名情報のうち、抽出した地名情報と同一の地名情報を特定し、特定した地名情報に対応するコンテンツ識別情報を取得する。その後、ステップS706に進む。
(ステップS706)データ分析部124fは、取得したコンテンツ識別情報毎にステップS102、S103を実行する。データ分析部124fは、未処理のコンテンツ識別情報がなくなるまでステップS102、S103の実行を繰り返す。その後、データ分析部124fは、ステップS106、S107を実行する。
(分析地域データの例)
次に、分析地域データの例について説明する。
図35は、分析地域データの例を示す。
図35(A)に示す分析地域データは、日本の都道府県のそれぞれを地名情報として含むデータである。この分析地域データには、北海道、青森県、等が含まれる。
図35(B)に示す分析地域データは、世界の主要都市のそれぞれを地名情報として含むデータである。この分析地域データには、東京、北京、等が含まれる。
図35(C)に示す分析地域データは、東京都内の交通機関として最も利用されている路線の1つである山手線の駅名のそれぞれを地名情報として含むデータである。この分析地域データには、東京、有楽町、等が含まれる。
(地図表示の例)
次に、本実施形態において表示装置21に表示される地図表示の例について説明する。
図36は、地図表示の例(10)を示す図である。
この例は、本実施形態において、北海道、青森、東京、沖縄をそれぞれ分析対象とする地域3601、3602、3603、3604とした場合での地図表示例である。図36には、地域3601、3602、3603、3604のそれぞれを終点とする矢印が、日本地図の上に表示されている。地域3601、3602、3603、3604の近傍に示されている数値「10」、「5」、「8」、「7」は、それぞれその地域への注目度を示す数値である。この例では、それぞれの地域を終点とする矢印の本数が注目度を示す。この地図表示を閲覧した閲覧者は、地域3601「北海道」が最も注目度が高く、注目度が地域3603「東京」、地域3604「沖縄」、地域3602「青森」の順に高いことを容易に知得することができる。これにより、閲覧者には、より注目度が高い地域に対する行動を、その地域を紹介したコンテンツを視聴したユーザにとることを促す措置が動機づけられる。そのような措置には、例えば、北海道に関連する広告データを、北海道を紹介するコンテンツを視聴したユーザの端末装置41に、他の地域に関連するデータ又は他の地域コンテンツを視聴したユーザよりも優先して配信することがある。
また、本実施形態では、分析地域データが示す地域として与えられた分析対象とする地域に基づいてその地域を注目地域として紹介するコンテンツの全体と、そのコンテンツを視聴するユーザの所在地との関係が抽出される。そのため、閲覧者は、コンテンツ全体を総合して注目地域間の注目度を容易に比較することができる。
なお、データ分析部124fは、地域データDB134に記憶された地域データ(図8)を参照して、分析地域データが示す地名情報に対応する階層関係情報が示す地域識別情報を特定し、特定した地域識別情報に対応する地名情報を抽出してもよい。また、データ分析部124fは、抽出した地名情報に対応する階層関係情報が示す地域識別情報を特定し、特定した地域識別情報に対応する地名情報を抽出する処理を繰り返してもよい。これにより、分析地域データが示す地名情報が示す地域として明示的に与えられた地域よりも下位の階層の地域が抽出される。
また、データ分析部124fは、地域データを参照して、分析地域データが示す地名情報に対応する地域識別情報と同一の地域識別情報に対応する地名情報を抽出してもよい。また、データ分析部124fは、抽出した地名情報に対応する階層関係情報が示す地域識別情報を特定し、特定した地域識別情報に対応する地名情報を抽出する処理を繰り返してもよい。これにより、分析地域データが示す地名情報が示す地域として明示的に与えられた地域よりも上位の階層の地域が抽出される。
そして、データ分析部124fは、抽出した地名情報が示す地域も分析対象とする地域に含める。これにより、分析地域データが示す地名情報が示す地域として明示的に与えられた地域よりも下位の階層の地域や、より上位の階層の地域のように異なる階層の地域についても注目地域としての分析が可能になる。
(地域情報抽出処理の例)
次に、異なる階層の地域情報を抽出する地域情報抽出処理として、分析地域データから取得した地名情報のいずれかが示す地域よりも下位の階層の地域の地域情報を抽出する処理を繰り返す場合を例にとって説明する。次に説明する処理は、ステップS703(図34)に代えて行われる。
図37は、本実施形態に係る地域情報抽出処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS801)データ分析部124fは、地域データDB134に記憶された地域データを参照して、分析地域データから取得した地名情報が示す地名と同一の地名を含む地名情報に対応する地域識別情報(注目レコード)を特定する。これにより、分析地域データから取得した地名情報が正式名称と別名の一方であっても、分析対象となる地名として捕捉される。その後、ステップS802に進む。
(ステップS802)データ分析部124fは、地域データを参照して、特定した地域識別情報を示す階層関係情報(下位レコード)の有無を判定する。あると判定された場合には(ステップS802 YES)、ステップS803に進む。ないと判定された場合には(ステップS802 NO)、図37に示す処理を終了し、ステップS704(図34)に進む。
(ステップS803)データ分析部124fは、あると判定された階層関係情報に対応する地名情報を地名データから取得する。その後、ステップS801に進む。
データ分析部124fでは、より下位の階層の地名情報を抽出すべき階層数、又はより上位の階層の地名情報を抽出すべき階層数が、予め設定された階層数に制限されていてもよい。データ分析部124fでは、抽出された地名情報の数や、その地名情報に対応するコンテンツ識別情報の数、又はそのコンテンツ識別情報が示すコンテンツを視聴したユーザの数が予め定めた範囲内となるように、その階層数を制限してもよい。これにより、分析対象とする、地名、コンテンツ又はユーザの数を調整することができる。
なお、データ分析部124f及び分析データ処理部241が、上述した実施形態と同様の重み係数に基づいて注目地域毎の注目度を算出してもよい。重み係数は、例えば、視聴時刻から基準時刻までの経過時間に応じた重み係数(図22)、所在地から注目地域までの距離に応じた重み係数(図25)、ユーザ属性に応じた重み係数(図27参照)、キーワードに応じた重み係数(図29)のいずれかであってもよいし、これらの要因のいずれかの組に基づいて定めた重み係数のいずれかを用いてもよい。
また、データ分析部124fは、上述した実施形態と同様にユーザの所在地が属する地域区分毎に注目地域との関係を抽出してもよい。この場合には、データ分析部124は、所在地が属する地域区分毎に所在地と注目地域との組、又はその組について与えられた重み係数を合算して注目度を算出してもよい。
このように、本実施形態では、地域タグデータを参照して、分析対象とする地域に基づいて、その地域を紹介したコンテンツを特定する。そして、本実施形態では、そのコンテンツを視聴するユーザを視聴データに基づいて特定し、所在地データが示すユーザの所在地と、その地域との対応関係を示す関連データを生成する。分析しようとする地域毎にコンテンツによる注目状況が得られるので、ユーザが全体的に注目する地域の傾向を知得することができる。
(変形例)
上述した実施形態において、データ分析部124−124f(以下、データ分析部124等と呼ぶ)は、ユーザがコンテンツを視聴している状況に基づいて注目度を算出してもよい。データ分析部124等は、例えば、注目度の算出に用いる重み係数をユーザがコンテンツを視聴した時間に応じて定めてもよい。データ分析部124等は、上述したように、ユーザがコンテンツを視聴した時間を、そのユーザのユーザ識別情報に対応する視聴DB132に記憶された視聴データを参照して特定することができる。データ分析部124等は、分析対象のコンテンツを示すコンテンツ識別情報に対応する放送時間(又は、収録区間)を、コンテンツDB131に記憶されたコンテンツ属性データを参照して特定することができる。
ここで、データ分析部124等は、そのコンテンツを視聴した視聴時間の放送時間(又は収録区間)に対する比率が、所定の第1の比率(例えば、0.6)よりも大きい場合、重み係数として上述した実施形態で定められた重み係数を採用してもよい。データ分析部124等は、そのコンテンツを視聴した視聴時間の放送時間(又は収録区間)に対する比率が、所定の第1の比率と等しい、もしくは第1の比率よりも小さく、かつ所定の第2の比率(例えば、0.2)よりも大きい場合、重み係数として上述した実施形態で定められた重み係数に所定の減衰率(例えば、0.5)を乗じて得られる重み係数を採用してもよい。データ分析部124等は、そのコンテンツを視聴した視聴時間の放送時間(又は収録区間)に対する比率が、所定の第2の比率と等しい、もしくは第2の比率よりも小さい場合、重み係数を0と定めてもよい。
また、そのコンテンツを視聴した視聴時間が、所定の第1の時間(例えば、3分間)よりも大きい場合、データ分析部124等は、重み係数として上述した実施形態で定められた重み係数を採用してもよい。データ分析部124等は、そのコンテンツを視聴した視聴時間が、所定の第1の時間と等しい、もしくは第1の時間よりも小さく、かつ所定の第2の時間(例えば、30秒間)よりも大きい場合、重み係数として上述した実施形態で定められた重み係数に所定の減衰率(例えば、0.5)を乗じて得られる重み係数を採用してもよい。データ分析部124等は、そのコンテンツを視聴した視聴時間が、所定の第2の時間と等しい、もしくは第2の時間よりも小さい場合、重み係数を0と定めてもよい。ここで、第1の時間は、紹介された地域の魅力を訴求するのに十分な時間をもって定めてもよい。第2の時間は、その地域に関する商品やサービスを宣伝又は広告するために十分な時間をもって定めてもよい。これにより、コンテンツで紹介された地域への注目の度合いを定量化することができる。
これらの重み係数の定める際に考慮する視聴時間は、各コンテンツの全体の放送時間(又は収録時間)には限られず、そのコンテンツの一部、例えば、分析対象の地域を紹介している部分(例えば、コア時間)の視聴時間であってもよい。これにより、コンテンツで紹介された地域への注目の度合いを定量化する際に、その地域とは無関係の事項を除外して、注目の度合いを精度よく定量化することができる。
また、データ分析部124等は、そのコンテンツの放送時間(又は収録区間)における視聴時間の継続性に基づいて重み係数を定めてもよい。
データ分析部124等は、継続性が高いほど、大きくなるように重み係数を定めてもよい。ここで、データ分析部124等は、例えば、そのコンテンツの放送時間(又は収録区間)に含まれる視聴開始時刻と視聴終了時刻の組の個数から1を減じることで中断回数を特定することができる。
例えば、データ分析部124等は、ユーザが視聴開始から視聴終了まで継続して視聴した(即ち、中断回数が0)と判断した場合、重み係数として上述した実施形態で定められた重み係数を採用してもよい。例えば、データ分析部124等は、視聴開始から視聴終了までの中断回数が所定の回数(例えば、2回)以下と判断した場合、重み係数として上述した実施形態で定められた重み係数に所定の減衰率(例えば、0.5)を乗じて得られる重み係数を採用してもよい。データ分析部124等は、視聴開始から視聴終了までの中断回数が所定の回数を超えると判断した場合、重み係数を0と定めてもよい。
これによっても、コンテンツで紹介された地域への注目の度合いを定量化することができる。
また、コンテンツが放送番組である場合には、データ分析部124等は、視聴時間の継続性を判定する際、視聴時間が放送開始時刻を含むか否かを考慮してもよい。データ分析部124は、放送開始時刻を含む場合の重み係数が、含まない場合の重み係数よりも高い値に定める。放送開始時刻を含むか否かは、視聴時間が放送開始当初から継続しているか否かを示す。
これにより、コンテンツで紹介された地域への注目の度合いをより精度よく定量化することができる。一般に、放送開始から継続して視聴されたコンテンツは、ユーザがそのコンテンツを意図して視聴しようとする意志がある場合や、そのコンテンツの内容に魅せられた場合があるためである。これに対し、途中から視聴されたコンテンツは、無用な広告番組の視聴を回避する等、そのコンテンツの視聴に対する積極性が乏しい場合がある。
なお、上述した実施形態のいずれかの組み合わせ又はすべては、任意に組み合わされて実施されてもよい。例えば、第2の実施形態に係るデータ処理装置11bにおいて、データ分析部124bは、第1の実施形態に係るデータ分析部124aと同様に、注目地域に対応するコンテンツの視聴時刻から基準時刻までの経過時間をさらに考慮して重み係数を定めてもよい。
また、上述したデータ処理装置11−11f(以下、データ処理装置11等と呼ぶ)と表示装置21は、別体であることを前提として説明したが、これには限られない。データ処理装置11等と表示装置21は、一体化して構成されてもよい。データ処理装置11等は、例えば、記憶部23及び制御部24(図15)をさらに含んで構成されてもよい。また、データ処理装置11等は、表示部25をさらに含んで構成されてもよい。
表示装置21と端末装置41は、別体であることを前提として説明したが、これには限られない。表示装置21と端末装置41は、一体化して構成されてもよい。表示装置21は、例えば、記憶部43及び制御部44(図17)をさらに含んで構成されてもよい。その場合、制御部44は、表示部45にデータを出力することに代え、表示部25に出力してもよい。また、端末装置41は、記憶部23及び制御部24(図15)をさらに含んで表示装置として構成されてもよい。その場合、制御部24は、表示部25にデータを出力することに代え、表示部45にデータを出力してもよい。
上述した説明では表示部25、45は、視覚情報を提示する構成(例えば、ディスプレイ)を備える場合を例にとったが、これには限られない。表示部25、45は視覚情報を提示する構成に代え、又はその構成とともに聴覚情報を提示する構成(例えば、スピーカ)を備えてもよい。
上述したデータ処理装置11−11fの一部、例えば、制御部12−12fの一部又は全部、表示装置21の一部、例えば、制御部24の一部又は全部、例えば、端末装置41の一部、例えば、制御部24の一部又は全部、それぞれコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、データ処理装置11−11f、表示装置21又は端末装置41に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、本実施形態は、上述した実施形態におけるデータ処理装置11−11f、表示装置21又は端末装置41の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。データ処理装置11−11f、表示装置21又は端末装置41の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f…データ処理システム
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f…データ処理装置、
12、12a、12b、12c、12d、12e、12f…制御部、
121…受信者データ保存部、122…コンテンツ属性データ保存部、
123…地域タグ生成部、
124、124a、124b、124c、124d、124e、124f…データ分析部、
125f…分析地域データ保存部、
13、13f…記憶部、131…コンテンツDB、132…視聴DB、
133…ユーザDB、134…地域データDB、135…地域タグDB、
136f…分析地域データDB
14…通信部、141…受信部、142…送信部、
21…表示装置、22…通信部、221…受信部、23…記憶部、231…地図DB、
232…地域リストDB、24…制御部、241…分析データ処理部、
242…表示処理部、25…表示部、
31…コンテンツ送信装置、
41…端末装置、42…通信部、421…受信部、422…送信部、
43…記憶部、431…コンテンツ記憶部、432…所在地データ記憶部、
433…ユーザデータ記憶部、44…制御部、441…表示処理部、
442…視聴履歴生成部、443…所在地データ生成部、45…表示部、
61…ネットワーク、71…放送伝送路

Claims (15)

  1. コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データを記憶した記憶部と、
    ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信部と、
    前記地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析部と、
    を備えるデータ処理装置。
  2. 前記データ分析部は、前記関連データが示す所在地と地域を地図に付加して表示する表示部に、前記関連データを出力する請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記データ分析部は、前記所在地に係る情報と前記地域の名称を示す情報との組に係る数量に基づいて前記地域への注目の度合いを示す注目度を算出する請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記データ分析部は、前記所在地から前記地域への到達容易度に基づいて前記注目度を算出する請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記データ分析部は、前記ユーザの属性に基づいて前記注目度を算出する請求項3又は請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記データ分析部は、前記ユーザが前記コンテンツを視聴した時刻からの経過時間に基づいて前記注目度を算出する請求項3から請求項5のいずれかに記載のデータ処理装置。
  7. 前記記憶部は、テキストデータを前記コンテンツと対応付けて記憶し、
    前記データ分析部は、前記テキストデータに前記地域への訪問の可能性に影響する語句が含まれているか否かに基づいて前記注目度を算出する請求項3から6のいずれかに記載のデータ処理装置。
  8. 前記データ分析部は、前記ユーザによる前記コンテンツの視聴状況に基づいて前記注目度を算出する請求項3から請求項7のいずれかに記載のデータ処理装置。
  9. 前記データ分析部は、前記地域紹介データに基づいて、所定の地域を紹介したコンテンツを特定し、前記視聴データに基づいて特定したコンテンツを視聴するユーザを特定する請求項1から請求項8のいずれかに記載のデータ処理装置。
  10. コンテンツを視聴したユーザの所在地に係る情報と、前記コンテンツで紹介された地域に係る情報を対応付けた関連データを、データ処理装置から受信する受信部と、
    前記関連データが示す所在地と前記地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるための表示データを生成する表示処理部と、
    を備える表示装置。
  11. ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、生成する制御部と、
    前記制御部が生成した視聴データと、前記所在地データとを前記データ処理装置に送信する送信部と、
    を備える請求項10に記載の表示装置。
  12. データ処理装置におけるデータ処理方法において、
    ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信過程と、
    記憶部に記憶された前記コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析過程と、
    を有するデータ処理方法。
  13. データ処理装置のコンピュータに、
    ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信手順、
    記憶部に記憶された前記コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析手順と、
    を実行させるためのデータ処理プログラム。
  14. 表示装置のコンピュータに、
    コンテンツを視聴したユーザの所在地に係る情報と、前記コンテンツで紹介された地域に係る情報を対応付けた関連データを、データ処理装置から受信する受信手順、
    前記関連データが示す所在地と前記地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるための表示データを生成する表示処理手順、
    を実行させるためのデータ処理プログラム。
  15. データ処理装置と表示装置とを備えるデータ処理システムにおいて、
    前記データ処理装置は、
    コンテンツで紹介された地域の名称を示す地域紹介データを記憶した記憶部と、
    ユーザが視聴したコンテンツに係る視聴データと、前記ユーザの所在地を示す所在地データと、を受信する受信部と、
    前記地域紹介データに基づいて、前記所在地データが示すユーザの所在地に係る情報と、前記視聴データが示すコンテンツで紹介された地域の名称を示す情報とを対応付けた関連データを生成するデータ分析部と、
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記関連データを、前記データ処理装置から受信する受信部と、
    前記関連データが示す所在地と前記地域とを対応付けて付加した地図を表示部に表示させるための表示データを生成する表示処理部と、
    を備えるデータ処理システム。
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