JP2009163107A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置4の寿命初期から末期まで、現像剤担持体44の回転速度を適正に設定し続けて磁性キャリアの劣化を抑制できる画像形成装置100を提供する。
【解決手段】現像容器41には二成分現像剤が充填されて消費した非磁性トナーがトナー補給槽60から供給される。磁性キャリアは、規制部材49による厚み規制や攪拌によって劣化するので、画像比率が5%以下の連続画像形成では感光ドラム1に対する現像剤担持体44の周速比を通常の1.7から1.3まで低下させる。現像剤担持体44の回転速度を低下させた状態で制御用トナー像を形成して規定濃度を満たしていることを確認した後に連続画像形成を開始する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成中の現像装置における現像剤担持体の回転周速度を低下させて二成分現像剤中の磁性キャリアの帯電性能の低下を抑制する画像形成装置に関する。
トナーの色が異なる二成分現像剤を用いて形成された複数色のトナー像を重ねてフルカラー画像を形成する画像形成装置が広く用いられている。
二成分現像剤は、非磁性トナーに磁性キャリアを混合して構成され、現像装置内の攪拌部材によって攪拌されて非磁性トナーと磁性キャリアとが摩擦帯電により反対極性に帯電する。非磁性トナーは、画像形成に伴って消費されるので、消費量に見合った量が補充用現像剤として現像装置へ補給され続けるが、磁性キャリアは、初期状態で充填された量が現像装置内を循環し続ける。
このため、画像形成枚数の累積に伴って磁性キャリアの帯電性能が次第に失われると、出力される非磁性トナーの帯電量が低下して、現像濃度の変化やトナーの飛散が発生することが知られている。そして、磁性キャリアの帯電性能の低下を抑制するための種々の対策が提案されている。
特許文献1には、現像装置の運転に伴って現像装置内の磁性キャリアの一部を排出させる一方で、補充用現像剤として磁性キャリアを含む非磁性トナーを供給する画像形成装置が示される。ここでは、現像装置内の古い磁性キャリアを少しずつ新しい磁性キャリアに新陳代謝させることにより、現像装置内の磁性キャリアの平均的な帯電性能が保たれている。
特許文献2には、現像剤担持体に担持される二成分現像剤の層厚を規制する規制部材を通過する際に、磁性キャリアに大きなストレスがかかることが示される。ここでは、現像装置が実質的に現像を行っていない期間について、現像剤担持体の回転速度を低下させることにより、規制部材によるストレスを軽減して二成分現像剤の無駄な劣化を阻止している。
特許文献3には、二成分現像剤の劣化については言及されないが、現像剤を担持して回転する現像剤担持体の回転速度を、画像形成しようとする画像の画像比率(印字比率)に応じて設定する制御が示される。
特開2005−195705号公報 特開2005−309042号公報 特開2001−350340号公報
特許文献1に示される方法では、磁性キャリアを補充し続けないと、磁性キャリアの帯電性能は次第に低下してしまう。補充する磁性キャリアのコストが運転費用に上乗せされ、廃棄される二成分現像剤の貯留容器を機体内に配置する必要がある。
特許文献2に示される方法では、現像装置の休止間隔が短い画像形成、例えばタンデム型の画像形成装置で連続画像形成を行う場合、現像剤担持体の回転速度を低下させる時間を十分に確保できなくなる。このため、画像形成枚数の累積とともに磁性キャリアの帯電性能は速やかに低下する。
そこで、特許文献3に示される制御を参考にして、画像比率が低くなるほど現像中の現像剤担持体の回転速度を低下させ、これにより画像形成枚数の累積に伴う現像剤担持体の累積回転回数を抑制する制御が提案された。
しかし、特許文献3に示される制御では、設定される現像剤担持体の回転速度は、初期状態から寿命末期まで画像比率に応じて一律一定に定められるので、設定される回転速度が途中から適正でなくなる可能性がある。
後述するように、二成分現像剤の劣化度、現像装置の状態、環境湿度等に応じて規定濃度の現像を行うために必要な現像剤担持体の回転速度は大きく変化するからである。
本発明は、現像装置の寿命初期から末期まで、現像剤担持体の回転速度を適正に設定し続けて磁性キャリアの劣化を抑制できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に静電像を形成する静電像形成手段と、磁性キャリアを含む現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持される二成分現像剤の層厚を規制する規制部材とを有して、前記静電像をトナー像に現像する現像装置とを備えたものである。そして、トナー使用量が少ない画像形成では、トナー使用量が多い画像形成よりも低くなるように前記現像剤担持体の回転速度を制御する制御手段と、前記回転速度を低下させた状態で前記静電像形成手段及び前記現像装置を制御して制御用トナー像を形成させ、前記制御用トナー像の濃度が不足している場合に前記回転速度を増すように前記回転速度を変更する変更手段とを備える。
本発明の画像形成装置は、トナー使用量が少ない画像形成に対して適用される現像剤担持体の回転数を随時変更するので、現像装置の状況変化や経時変化に追従して適正な回転速度を設定し続けることができる。そして、画像形成中の回転速度を現像に差し支えない範囲で低下させることにより、現像剤担持体の累積回転回数を減らして、磁性キャリアの劣化を抑制できる。
従って、現像装置の寿命初期から末期まで、現像剤担持体の回転速度を適正に設定し続けて磁性キャリアの劣化を抑制できる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、トナー使用量の少ない画像形成に際して、現像剤担持体の回転周速度を低下させる限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、記録材搬送ベルトに担持された記録材へトナー像を転写する画像形成装置に限らず、像担持体から記録材へ単純にトナー像を転写する画像形成装置、中間転写ベルトを用いる画像形成装置でも実施できる。複数の像担持体を直列配置したタンデム型フルカラー画像形成装置、1つの像担持体で複数のトナー像を形成する1ドラム型フルカラー画像形成装置でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1、2、3に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。説明中、特許請求の範囲で用いた構成名に括弧を付して示した参照記号は、発明の理解を助けるための例示であって、実施形態中の構成に限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、電子写真方式のデジタル複写機である。
複写されるべき原稿31の画像は、レンズ32によってCCDなどの撮像素子33に投影される。撮像素子33は、原稿画像を多数の画素に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発生する。
撮像素子33から出力されるアナログ画像信号は、画像信号処理回路34に送られ、ここで各画素ごとにその画素の濃度に対応した出力レベルを有する画素画像信号に変換され、パルス幅変調回路35に送られる。
パルス幅変調回路35は、入力される画素画像信号毎に、そのレベルに対応した幅(時間長)のレーザ駆動パルスを形成して出力する。すなわち、高濃度の画素画像信号に対しては大きなパルス幅を、低濃度の画素画像信号に対しては小さなパルス幅を、中濃度の画素画像信号に対しては中間のパルス幅をそれぞれ形成する。
パルス幅変調回路35から出力されたレーザ駆動パルスは、半導体レーザ36に供給され、半導体レーザ36をそのパルス幅に対応する時間だけ発光させる。
従って、半導体レーザ36は、高濃度画素に対してはより長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより短い時間駆動されることになる。
それ故、感光ドラム1は、次に述べる光学系によって、高濃度画素に対しては主走査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対しては主走査方向により短い範囲が露光される。つまり、画素の濃度に対応して静電像のドットサイズが異なる。従って、当然のことながら、高濃度画素に対するトナー消費量は、低濃度画素に対するそれよりも大である。
半導体レーザ36から照射されたレーザ光36aは、回転多面鏡37によって掃引され、f/θレンズ等のレンズ38及びレーザ光36aを像担持体たる感光ドラム40方向に指向させる固定ミラー39によって、感光ドラム40上にスポット結像される。
かくして、レーザ光36aは、感光ドラム40をその回転軸とほぼ平行な方向(主走査方向)に走査し、静電像を形成することになる。
感光ドラム1は、アモルファスシリコン、セレン、OPC等の感光体を表面に有し、矢印R1方向に回転する電子写真感光ドラムである。
感光ドラム1は、露光器7で均一に除電を受けた後、静電像形成手段によって静電像を書き込まれる。すなわち、一次帯電器2により均一に帯電され、その後、露光装置3が出力するレーザ光36aによって露光されて、画像情報に対応した静電像が形成される。
静電像は、二成分現像剤43を使用する現像装置4によって反転現像され、トナー像として可視化される。反転現像とは、感光ドラム1の光で露光された領域に、静電像と同極性に帯電したトナーを付着させる現像方法である。
トナー像は、記録材搬送ベルト9に担持させて感光ドラム1に搬送された記録材P上に、転写帯電器5の作用により転写される。記録材搬送ベルト9は、2個のローラ45a、45b間に張架され、矢印R2方向に無端駆動されることにより、担持した記録材Pを感光ドラム1に搬送する。
トナー像が転写された記録材Pは、記録材搬送ベルト9から分離されて、図示しない定着器に搬送され、永久像に定着される。トナー像の転写後に感光ドラム1上に残った転写残トナーは、クリーニング装置6によって除去される。
尚、説明を簡単にするために、図1には、単一の画像形成ステーション(感光ドラム1、露光器7、一次帯電器2、現像装置4等を含む)のみを図示した。
しかし、画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対する個別の画像形成ステーションを具備したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、現像色の異なる4つの画像形成ステーションを、記録材搬送ベルト9上にその移動方向に沿って順次に配列している。
各色の画像形成ステーションの感光ドラム1上に原稿の画像を色分解した各色毎(画像の各色成分毎)の静電像が順次に形成されて、対応する色のトナーを有する二成分現像剤を用いる現像装置4で現像される。各色の感光ドラム1に担持された各色のトナー像は、記録材搬送ベルト9に担持されて搬送される記録材P上に順次に重ね合わせて転写される。
現像容器41には、磁性キャリアと非磁性トナーとを主成分とする二成分現像剤48が収容され、現像容器41の上部には、非磁性トナーを主成分とする補充用現像剤63を収容したトナー補給槽60が接続されている。
トナー像の形成に伴って現像装置4に充填された二成分現像剤48の非磁性トナーだけが感光ドラム1へ持ち出されるので、放置しておくと、現像装置4内の二成分現像剤に占めるトナー比率が低下する。このため、トナー像の形成で消費されるトナー量に相当するだけの補充用現像剤63がトナー補給槽60から現像装置4へ補充される。
トナー補給槽60内の下部には、トナー搬送スクリュー62が設置されている。ギア列71を介して接続したモータ70でトナー搬送スクリュー62を回転駆動することにより、トナー補給槽60内の補充用現像剤63が搬送されて現像装置4内に供給される。トナー搬送スクリュー62によるトナーの供給は、制御部67によりモータ駆動回路69を介してモータ70の回転を制御することにより制御される。
<画像濃度制御>
画像形成装置100は、起動時及び500枚の画像形成ごとに、感光ドラム1に濃度制御用トナー像を形成して濃度測定を行い、濃度測定結果を画像形成条件にフィードバックする。
画像濃度制御用トナー像は、10mm×10mmの大きさで、露光装置3によって最大濃度の静電像と所定の中間濃度の静電像を形成し、現像装置4によってこれらの静電像を現像して形成される。
画像濃度制御用トナー像の濃度測定は、照射部73aと受光部73bとを有する光学センサであるパッチ検知センサ73によって、感光ドラム1上の画像濃度制御用トナー像の反射光量を測定して行われる。
画像濃度は、最大濃度と中間濃度の反射光量が一定に保たれるように現像装置4の現像電圧条件を変化させることによって一定に保たれる。一次帯電器2の帯電電圧条件、露光装置3の露光強度等が調整される場合もあるが、現像剤担持体44の回転速度は、通常の一定値(画像比率100%の画像を現像可能な値)に保たれている。
<現像装置>
図2は現像装置の構成の説明図、図3は現像装置の平面断面図である。
図2に示すように、現像装置4は、回転する現像剤担持体44の表面に二成分現像剤を担持して感光ドラム1に非磁性トナーを供給することにより静電像を現像する。
図3に示すように、現像容器41の内部には、現像剤担持体44と平行に、トナー搬送スクリュー42及びトナー攪拌スクリュー43が配置される。トナー搬送スクリュー42とトナー攪拌スクリュー43とは逆方向に二成分現像剤を搬送して現像容器41内を循環させる。トナー搬送スクリュー42及びトナー攪拌スクリュー43が二成分現像剤を攪拌しつつ搬送する過程で、二成分現像剤中の磁性キャリアと非磁性トナーとが摩擦して、磁性キャリアが正極性に、非磁性トナーが負極性にそれぞれ帯電する。
図2に示すように、現像剤担持体44は、SUSなどの非磁性材料にて作製され、中心に配置された固定磁極45の周囲で矢印R4方向に回転する。トナー搬送スクリュー42、トナー攪拌スクリュー43、及び現像剤担持体44はギア列46で連結され、回転速度が可変のモータ47によって駆動される。
トナー搬送スクリュー42、トナー攪拌スクリュー43、及び現像剤担持体44は、同一駆動を採用しているため、現像剤担時体44の回転速度を低下させるとトナー搬送スクリュー42及びトナー攪拌スクリュー43の回転速度も同一比率で低下する。
現像剤担持体44は、トナー搬送スクリュー43によって搬送される二成分現像剤を固定磁極45の磁気力で汲み上げて表面に担持し、矢印R4方向に搬送する。現像剤担持体44の表面に担持された二成分現像剤は、ゴム板で形成された層厚規制板49にせき止められて現像剤溜まりを形成し、層厚規制板49と現像剤担持体44との隙間に層厚を規制される。
現像剤担持体44に担持されて層厚規制されて現像容器41の外側へ搬送された二成分現像剤は、固定磁極45の磁極に応答して穂立ち状態となって、感光ドラム1の表面を摺擦する。
電源D4は、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を現像剤担持体44に印加して、負極性に帯電したトナーを、露光によって現像剤担持体44よりも相対的に正極性となった領域へ移動させる。
現像装置4内の二成分現像剤における非磁性トナーの濃度は、不図示の現像剤濃度センサによって適宜監視されている。現像剤濃度センサは、トナー濃度を反射光量にて検知して制御する方式(現像剤反射ATR)、見かけの透磁率を検知して制御する方式(インダクタンス方式ATR)、或いは非接触でトナー濃度を反射光量/見かけの透磁率等を検知して制御する方式(非接触ATR)等があるが、本実施例では現像剤反射ATRを用いている。
そして、トナー濃度が規定値を割り込むと、トナー搬送スクリュー62が回転して、トナー補給槽60内の補充用現像剤63が現像容器41に補充される。
像担持体(1)は、直径が60mmであり、画像形成時に300mm/secのプロセススピードで回転する。また、現像剤担持体(44)は、直径が20mmであり、画像形成時に510mm/secの周速度で回転している。従って、現像剤担持体44は感光ドラム1に対して1.7倍の速度で回転している。
以下では、感光ドラム1の周速度に対する現像剤担持体44の周速度の比を単に『周速比』と記述する。
<磁性キャリアの劣化>
図4は低画像比率画像を連続画像形成した際のトナー帯電量の変化の説明図、図5はトナー帯電量分布の変化の説明図である。
二成分現像剤に用いられる磁性キャリア粒子は、非磁性トナー粒子に良好な帯電性を付与し、感光ドラム対向部において静電像上にトナーを付着させる。そして、非磁性キャリア粒子自身は、現像容器内に戻され新たな非磁性トナーと混合して良好な帯電を付与するというサイクルで長時間繰り返し使用される。
従って、磁性キャリア粒子に要求される性能として、トナーに良好な帯電を付与すること、繰り返しの使用でも帯電付与性能が劣化しないこと等が挙げられる。
しかし、実際は繰り返し使用することで磁性キャリアの帯電能は低下している。
図4に示すように、低画像比率(低印字率)の画像を連続して画像形成すると、現像されたトナー像の帯電量が次第に低下する。ここでは、画像濃度1%の前面ベタ画像の出力を10000枚連続し、感光ドラム1から採取したトナーのトナー帯電量を、ホソカワミクロン株式会社製E−SPART ANALYSERにより測定した。
なお、上述したように、500枚ごとに画像濃度制御が実行されているので、実験中、出力画像の画像濃度は、1%の濃度階調に対応した一定の濃度に保たれている。
図4に示すように、画像形成の累積枚数が増えるに従ってトナー帯電量が低下して、10000枚を出力した時点ではトナー帯電量が初期の約半分になり、このまま出力を続けるとさらに帯電量が低下する傾向である。
トナー帯電量の低下の原因を探るべく、10000枚連続出力した古い二成分現像剤を取り出して古い磁性キャリアと古い非磁性トナーとに分離した。そして、この古い磁性キャリアに新品の非磁性トナーを混合して磁性キャリアだけが古い二成分現像剤を試作した。そして、古い二成分現像剤と、磁性キャリアだけが古い二成分現像剤と、初期状態の二成分現像剤とを個別に現像装置4に充填して画像形成を行い、感光ドラム1から採取したトナーの帯電量分布を比較した。トナーの帯電量分布は、ホソカワミクロン株式会社製E−SPART ANALYSERにより測定した。
図5に示すように、古い二成分現像剤は、初期状態の二成分現像剤に比較して、トナー帯電量が低下するとともに分布が広がっている。そして、磁性キャリアが古い二成分現像剤のトナーの帯電量分布は、初期状態の二成分現像剤と古い二成分現像剤との中間に位置している。
すなわち、トナー帯電量の低下は、非磁性トナーの帯電性能の低下と磁性キャリアの帯電能力の低下との両方に起因している。
図2に示すように、画像比率が低い画像を連続画像形成したことによって、現像容器41に対する補充用現像剤63の補充が停滞して、同じ非磁性トナーが現像容器41内で何度も攪拌される。同じ二成分現像剤が何度も層厚規制板49にせき止められて層厚規制されることで大きなストレスを受ける。このため、非磁性トナーが変形又は破壊したり、非磁性トナーの表面から外添剤が遊離したり、非磁性トナーの表面に外添剤が埋め込まれたりして、非磁性トナーの帯電性能が低下している。
また、破壊したトナーや遊離した外添剤がキャリアに付着することによって、非磁性トナーとの摩擦面積が減って磁性キャリアも非磁性トナーに対する帯電能力が低下している。
なお、画像比率の高い画像を連続画像形成する場合、補充用現像剤63への入れ替えが頻繁に行われるため、二成分現像剤の劣化の進行は遅い。
以上のことから、画像比率の高い画像よりも画像比率の低い画像のほうが、連続画像形成において二成分現像剤に与える損傷が大きく二成分現像剤の劣化速度が著しく高いことが分かる。
そこで、画像形成装置100では、規定画像比率以下の画像を規定枚数以上に連続画像形成する場合、画像濃度制御を行う通常の回転速度よりも低い低比率画像用回転速度を現像剤担持体に設定する。具体的には、画像比率5%以下の画像を5枚以上に連続画像形成する場合、通常の周速比1.7を例えば1.3まで低下させる。そして、トナー搬送スクリュー42及びトナー攪拌スクリュー43も同じ比率で回転速度を低下させる。
<低画像比率用回転速度>
図6は画像比率5%の連続画像形成における周速比と出力画像濃度の関係の説明図、図7は周速比1.3にて画像比率が異なる画像を連続画像形成した実験結果の説明図である。
まず、周速比を通常の1.7から0.1づつ段階的に低下させて、各段階にて5枚の連続画像形成を行い、最後の定着済み出力画像の濃度を測定した。画像は、画像比率5%の最大濃度画像(255/255階調)とした。
図6に示すように、画像比率5%の連続画像形成を行う場合、画像比率100%を想定して設定された通常の周速比1.7は過剰であって、実際には、周速比を1.3まで低下させても画像濃度に影響が無いことが分かった。
次に、周速比を1.3に固定して、画像比率100%、30%、10%、5%、1%の連続画像形成を5枚行った。
図2を参照して図7に示すように、画像比率5%の連続画像形成が十分に可能な周速比1.3は、当然、画像比率5%を越える連続画像形成では十分な画像濃度を確保できない。
周速比1.3まで現像剤担持体44の回転速度を低下させても、画像比率5%、3%の画像であれば連続画像形成しても出力画像の濃度変化が無い。
しかし、画像比率100%、30%、10%の画像を連続出力すると画像濃度が徐々に低下してしまう。これは、現像剤担持体44の速度が遅いと、現像剤担持体44の単位面積から感光ドラム1へ飛んで行くトナー量が増えて、現像剤担持体44の単位面積に担持された非磁性トナーでは不足するからである。また、トナー搬送スクリュー42の回転速度の低下によって現像剤担持体44へ十分な量の非磁性トナーを供給できなくなるからである。
以上のことから、画像形成装置100では、画像比率5%以下の画像であれば、周速比を1.3まで低下させても、出力画像の濃度変化を発生させること無く連続画像形成が可能である。
<低画像比率用回転速度>
図8は現像剤担持体の回転速度を低下させた効果の説明図である。
画像比率が5%以下を想定して、周速比が1.7と1.3の場合でベタ白画像(画像比率0%)を1万枚、連続画像形成する過程におけるトナー帯電量の変化を調べた。
図8に示すように、周速比1.7の時、1万枚までのトナー帯電量の低下値は、−14−−30=16μC/g、周速比1.3の時、同低下値は、−20−−30=10μC/gである。
従って、第1実施形態では、周速比を1.7から例えば1.3に低下させることで、画像比率0%の画像形成におけるトナー帯電量の低下を6割程度に抑制できる。画像比率5%以下の画像を多量に出力したときに、周速比一定の従来機種に比較して二成分現像剤の寿命を約4割延ばせる。
<制御用トナー像>
図2に示すように、画像形成装置100は、現像装置4の経時変化、二成分現像剤の劣化状態、運転環境(温度・湿度)変化に追従して、画像比率5%以下の画像形成に適用する周速比を最適化する。連続画像形成のジョブが入力された際に、画像比率5%以下に該当していれば、周速比を低下させた状態で制御用トナー像を形成して濃度測定し、その周速比で画像濃度低下が起きないことを確認した後に連続画像形成を開始させる。また、周速比を段階的に引き下げて制御用トナー像を形成/濃度測定する操作を繰り返すことによって、画像比率5%以下の連続画像形成に適用される周速比を画像濃度低下が起きない限界ぎりぎりに近付ける。これにより、最大限に現像剤担持体の回転速度を低下させて二成分現像剤の劣化を最大限に抑制する。
このときの制御用トナー像は、画像濃度制御で用いる画像濃度制御用トナー像とはサイズ及び濃度が異なる。制御用トナー像の幅は、トナー消費量を節約するためにパッチ検知センサ73の検知に必要最小の値20mmとした。長さは、現像剤担持体の連続的なトナー供給性能を見積もるために現像剤担持体の周長の6.7倍(420mm)として、制御用トナー像の最後の部分で濃度検知する。制御用トナー像の濃度の規定値は、画像比率5%相当の濃度階調128/255で露光したベタ画像の濃度である。
<実施例1>
図9は現像剤担持体の周速比制御のフローチャートである。
図2を参照して図9に示すように、制御部67は、画像形成ジョブを受け取ると、ビデオカウンタ66によりビデオカウントを行う(S11)。
制御部67は、ビデオカウントによって画像比率5%以下と判断された場合(S12のYES)、周速比をひとまず一律に1.4に設定する(S13)。
制御部67は、画像形成枚数が4枚以下の場合(S14のNO)、周速比1.4にて画像形成を行う(S22)。しかし、規定枚数以上の一例である5枚以上の場合(S14のYES)、連続画像形成に先立たせて、周速比を段階的にさらに0.1低下させて制御用トナー像を形成して(S15)、濃度測定する(S16)。
制御部67は、濃度検知結果に基づいて画像比率5%以下の連続画像形成に適用される現像剤担持体44の回転速度を変更する。
制御部67は、濃度検知結果が規定値以上であれば(S17のNO)一段の低下余地があるので周速比を0.1下げて同じ操作を繰り返す(S15〜S17)。しかし、規定値を割り込むと(S17のYES)、周速比を1段階だけ上昇させ(S18)、制御用トナー像を複数枚の一例である5枚連続形成し(S19)、5枚目の制御用トナー像の最後の部分を濃度測定する(S20)。
制御部67は、濃度検知結果が規定値を満たしていれば(S21のNO)、その確認された周速比で連続画像形成を開始する(S22)。しかし、規定値以下の場合(S21のYES)、周速比を段階的に1段階上げて現像剤担持体44の回転速度を上昇させ、満たなくなる以前の回転速度に戻して同じ操作を繰り返す(S18〜S21)。
<実施例2>
実施例1では、画像比率5%以下の場合(S12のYES)、周速比を1.7から1.5に低下させた。
実施例2では、画像形成500枚ごとに実行される画像濃度制御に続けて、図9のS13、S15〜S21の制御を実行し、このようにして求めた周速比を、画像比率5%以下の場合に一律に適用する。
実施例2の制御によれば、画像比率5%以下の場合に予め準備された画像濃度低下を引き起さない限界値の周速比を一律に設定して直ちに画像形成を開始できる。
<実施例3>
図10は実施例3の制御のフローチャートである。
二成分現像剤の初期状態を基準に周速比の低下量を一律に決定すると、実際は、二成分現像剤の劣化などにより現像性が低下してしまい、周速比を落とした時に画像濃度が初期状態に比べて低下する可能性がある。
図1を参照して図10に示すように、実施例2では、画像比率5%以下で規定枚数以上の連続画像形成に備えて低下させた周速比を準備してある。そして、周速比を決定して準備させる制御のタイミングを2000枚の画像形成ごとに設定した。また、パッチ検センサ73は、感光ドラム1から記録材搬送ベルト9に転写されたパッチ(又は制御用トナー像)を検知するように配置される。これにより、二成分現像剤の劣化や種々の変動があっても適切な画像濃度を維持しながら周速比を落とすことができる。
まず、周速比の決定から行う。現在の周速比、例えば1.7から周速比を0.1落とす(S31)。パッチの濃度が低下しなければ(S33のNO)、さらに0.1落として(S32)、濃度低下するまで落としつづける。
そして、濃度が落ちた(S33のYES)周速比の一つ手前、例えば周速比1.2で画像濃度低下が発生したとしたら、周速比1.3が、濃度低下しない最も小さい周速比として決定される(S34)。
ここで、パッチの濃度を検知する手段は、実施例1で記述したパッチ検センサ73を用いて、感光ドラム1から記録材搬送ベルト9上に出力されたパッチを測定する。
次に、上記で決定した周速比で連続画像形成しても濃度低下を起こさない画像比率を決定する。
まず、画像比率が低い3%の画像をA4用紙換算で5枚連続で出力し(S35)、パッチ検センサーで濃度の推移を検知する(S37)。
その結果、濃度推移が低下していなければ(S37のNO)、2%大きい5%の画像(S36)を同様に5枚出力する(S35)。
このように2%ずつ画像比率を増やしていき(S36)、濃度が低下した(S37のYES)画像比率の一つ手前の画像比率を採用する(S38)。
例えば、画像比率7%で濃度低下が発生したとすれば画像比率5%を採用し、5%以下の画像が連続で出力されるときに周速比を1.3に設定して画像形成を開始させる。
ただし、画像比率が5%以下の画像が5枚以上連続で出力される時だけ、像担持体と現像剤担持体の周速比を落として使用する。
実施例3を用いることで、トナーの劣化などによる現像性の変化があっても、常に適切な周速比と周速比を落としても濃度変化しない画像比率を算出できる。
<実施例4>
図11は周速比を低下させた画像形成で用いる現像電圧の説明図、図12は現像電圧を変化させた画像比率5%の連続画像形成における周速比と出力画像濃度の関係の説明図である。図13は現像電圧を変化させた際のかぶり発生の説明図、図14は現像電圧を変化させた周速比1.3にて画像比率が異なる画像を連続画像形成した実験結果の説明図である。図15は現像電圧を変化させて現像剤担持体の回転速度を低下させた効果の説明図である。
図6に示すように、実施例1では、像担持体に対する現像剤担持体の周速比が1.3以下になると画像濃度が低下して周速比をそれ以上には低下できない。
実施例2では、像担持体に対する現像剤担持体の周速比を小さくしたときに、現像電圧の交流電圧のデューティ比を変更して、画像濃度が低下しないで済む周速比を引き下げた。それ以外の構成及び制御は、実施例1と同様なので、詳細な説明は省略する。
図2を参照して図11の(a)に示すように、画像比率が5%を越える連続画像形成では、現像剤担持体44/感光ドラム1の周速比は1.7の通常値である。このとき、電源D4は、デューティ比50%、ピークツーピーク電圧Vpp1.5kVの交流電圧を直流電圧Vdcに重畳した現像電圧を現像剤担持体44に印加する。
図2を参照して図11の(b)に示すように、画像比率が5%以下の連続画像形成では、現像剤担持体44/感光ドラム1の周速比は、例えば1.2まで低下される。このとき、電源D4は、デューティ比53%、ピークツーピーク電圧Vpp1.5kVの交流電圧を直流電圧Vdcに重畳した現像電圧を現像剤担持体44に印加する。
デューティ比50%のまま周速比を1.2まで低下させると画像濃度が低下してしまうが、このとき、デューティ比53%とすると画像濃度が低下しないことが実験により確認されたからである。
デューティ比53%の場合、デューティ比50%の場合に比較して、積分平均値である直流電圧Vdcが等しければ、現像剤担持体44から感光ドラム1へのトナー飛翔方向の振幅Vpp1が大きくなって印加時間が短くなる。逆に感光ドラム1から現像剤担持体44へのトナー戻り方向の振幅Vpp2が小さくなって印加時間が長くなる。
このとき、デューティ比をαとすると、以下の関係が成り立っている。
Vpp1×T1=Vpp2×T2
α=Vpp1/(Vpp1+Vpp2)
図12に示すように、デューティ比を50→53%とすることによって、画像比率5%以下の連続画像形成における周速比が1.1でも、周速比1.7と同等の画像濃度が得られる。
これは、図11の(b)に示す現像電圧の波形が、トナー飛翔方向の電界(電圧振幅)を強くしてトナー戻り方向の電界(電圧振幅)を小さくしているため、現像剤担持体上のトナーが像担持体方向へ飛び易くなったからである。
このように、現像電圧に重畳された交流電圧のデューティ比を53%に上げれば、像担持体に対する現像剤担持体の周速が1.3未満でも画像濃度を確保できる。
図13に示すように、しかし、交流電圧のデューティ比を56%まで上げてしまうと、かぶり画像不良の発生率が高まって、出力画像の品質が低下することが確認された。
そこで、実施例2では、画像比率5%以下の連続画像形成において直流電圧Vdcに重畳される交流電圧のデューティ比を53%に設定した。
まず、周速比1.2として、画像比率100%、30%、10%、5%、3%の連続画像形成を行って、定着済み出力画像の反射濃度の変化を測定した。
図14に示すように、画像比率が高い100%、30%、10%の画像は、画像濃度を維持できないが、画像比率が低い5%、3%の画像は画像濃度を維持できることが確認された。
実施例4の現像電圧の制御を加えることで、画像比率が3%、5%の画像であれば、像担持体に対する現像剤担持体の周速比が1.2でも、実施例1のような画像濃度の低下を招くことなく、連続画像形成できる。
次に、画像比率が5%以下の連続画像形成を想定して、周速比が1.7、1.3、1.2でベタ白画像を10K枚出力したときのトナー帯電量の変化を測定した。
図15に示すように、実施例2の現像電圧の制御を加えることで、二成分現像剤の劣化の割合が実施例1の4割弱程度に抑制できることが確認された。
実施例4の制御によれば、実施例1の制御以上に現像剤担持体の回転速度を低下できるので、画像比率5%以下の画像を多量に出力した場合に、周速比1.7一定の制御を行う場合に比較して二成分現像剤の寿命が約6割延びる。
図1に示すように、実施例2においても、実施例1と同様に、ビデオカウンタ66によって画像比率を算出し、制御部67によって周速比を変えるかどうかを判断する。
実施例2では、制御部67で処理を行うため、リアルタイムに周速比を変化させることは難しい。以上を鑑みて、実際に実施例2を使用する場合は、画像比率が5%以下の画像が5枚以上連続で出力される時だけ、像担持体と現像剤担持体の周速比を落として画像形成を開始する。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 現像装置の構成の説明図である。 現像装置の平面断面図である。 低画像比率画像を連続画像形成した際のトナー帯電量の変化の説明図である。 トナー帯電量分布の変化の説明図である。 画像比率5%の連続画像形成における周速比と出力画像濃度の関係の説明図である。 周速比1.3にて画像比率が異なる画像を連続画像形成した実験結果の説明図である。 現像剤担持体の回転速度を低下させた効果の説明図である。 現像剤担持体の周速比制御のフローチャートである。 実施例3の制御のフローチャートである。 周速比を低下させた画像形成で用いる現像電圧の説明図である。 現像電圧を変化させた画像比率5%の連続画像形成における周速比と出力画像濃度の関係の説明図である。 現像電圧を変化させた際のかぶり発生の説明図である。 現像電圧を変化させた周速比1.2にて画像比率が異なる画像を連続画像形成した実験結果の説明図である。 現像電圧を変化させて現像剤担持体の回転速度を低下させた効果の説明図である。
符号の説明
1 像担持体(感光ドラム)
2、3 静電像形成手段(一次帯電器、露光装置)
4 現像装置
9 記録材搬送ベルト
41 現像容器
42 トナー搬送スクリュー
43 トナー攪拌スクリュー
44 現像剤担持体
45 固定磁極
48 二成分現像剤
49 規制部材(層厚規制板)
60 トナー補給槽
67 制御手段、変更手段(制御部)
73 濃度検知手段(パッチ検センサ)
100 画像形成装置
D4 電源手段(電源)

Claims (6)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に静電像を形成する静電像形成手段と、
    磁性キャリアを含む現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持される二成分現像剤の層厚を規制する規制部材とを有して、前記静電像をトナー像に現像する現像装置と、を備えた画像形成装置において、
    トナー使用量が少ない画像形成では、トナー使用量が多い画像形成よりも低くなるように前記現像剤担持体の回転速度を制御する制御手段と、
    前記回転速度を低下させた状態で前記静電像形成手段及び前記現像装置を制御して制御用トナー像を形成させ、前記制御用トナー像の濃度が不足している場合に前記回転速度を増すように前記回転速度を変更する変更手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置によって現像されたトナー像の濃度を検知する濃度検知手段を備え、
    前記制御手段は、規定画像比率以下の画像形成に対して、低下させた一律の低画像比率用回転速度を設定し、
    前記変更手段は、前記規定画像比率に対応させて形成した静電像を現像して前記制御用トナー像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記変更手段は、前記制御用トナー像が前記規定画像比率に対応させた規定濃度に満たなくなるまで前記回転速度を段階的に低下させて前記制御用トナー像を形成し、前記規定濃度に満たなくなる以前の回転速度に、前記低画像比率用回転速度を変更することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記変更手段は、複数枚の前記制御用トナー像を連続形成して、最後の前記制御用トナー像の濃度が前記規定濃度に満たない場合に、前記回転速度を段階的に上昇させて複数枚の前記制御用トナー像を形成し、前記規定濃度を満たす濃度検知結果が得られた前記回転速度に、前記低画像比率用回転速度を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記変更手段は、前記規定画像比率以下の画像形成が規定枚数以上ある場合に、画像形成の開始に先立たせて前記低画像比率用回転速度を変更することを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤担持体に交流電圧を重畳した現像電圧を出力する電源手段を備え、
    前記制御手段は、規定画像比率以下の画像形成では、規定画像比率を越える画像形成とは前記交流電圧のデューティ比を異ならせることにより、前記規定画像比率を越える画像形成における前記交流電圧と振幅を等しく保ちつつ前記像担持体へ向かわせる電圧振幅を高めることを特徴とする請求項2乃至5いずれか1項記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012128143A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2014157254A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2016105144A (ja) * 2014-12-01 2016-06-09 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム

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