JP2009162312A - ガス栓用過流出防止弁装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第2開口カム部(3b)の前記周方向移動域の前記傾斜辺部(37)側の端部近傍に、摩擦抵抗付与手段(3)を設けたこと。
【選択図】 図1
Description
この従来のものは、図5に示すように、ガス栓本体のせん収容部内に回動自在に収容されるせん(10)内にその底部から胴部に開放する逆L字状のガス通過孔(10a)が形成され、その上流側(図では下方)に、過流出防止弁装置が配設される構成である。
尚、コイルバネ(62)の上端は補助リング(63)によって覆われており、コイルバネ(62)の付勢力は、補助リング(63)を介して回動リング(30)に付与される。他方、弁体(5)に閉弁力を付与するため、弁体(5)の上面とせん(10)のガス通過孔(10a)の頂壁との間に、上コイルバネ(61)が介装されている。
尚、上記のように弁体(5)が開弁するために、コイルバネ(62)の付勢力は上コイルバネ(61)のそれよりも強く設定してある。
以後、上記動作の繰り返すことにより、せん(10)の開閉及び弁体(5)の開閉が行なわれる。
上記技術的手段は次のように作用する。
せん(10)が全閉位置から開方向へ回動されると、筒状部(53)がこれと共に回動することにより、筒状部(53)の端縁で第1カム突起(36)が押されて、回動リング(30)が回動させられる。回動リング(30)の回動により、第2カム突起(21)が第2開口カム部(3b)の周方向移動域を傾斜辺部(37)側に向かって移動する。第2カム突起(21)が前記周方向移動域の前記傾斜辺部(37)側の端部近傍に達したときに、せん(10)の開位置から閉位置への回動時にコイルバネ(62)に蓄積されたねじり力が回動リング(30)に作用して回動方向の力が加えられても、前記周方向移動域の前記端部近傍には摩擦抵抗付与手段を設けて、第2カム突起(21)が通過する際の摩擦抵抗が大きくなるように設定されているから、第2カム突起(21)が、摩擦抵抗付与手段を越えて傾斜辺部(37)に至ることがない。すなわち、せん(10)の回動に先行して回動リング(30)が回動することはない。そして、せん(10)を開方向へ回動させると、第2カム突起(21)が前記摩擦抵抗付与手段を強制的に通過し、第2カム突起(21)が前記周方向移動域を超えて傾斜辺部(37)に沿って下流側へ移動する。後は、上述したように、コイルバネ(62)の付勢力によって、回動リング(30)が第1カム突起(36)を介して筒状部(53)を押し上げ、弁体(5)が開弁する。
そして、せん(10)を閉方向に回動させると、それに伴って筒状部(53)が回動し、回動リング(30)の第1カム突起(36)が第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)に嵌まり込み、上述した従来例と同じ作用により、弁体(5)が閉弁する。
請求項7のものでは、コイルバネ(62)の環状端面や素線の端部を摩擦抵抗の小さな形状とすることで、前記コイルバネ(62)の上下端の、それらに接触する部材への引っ掛かりを防止している。これにより、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されるのを防止することができ、ガス栓用過流出防止弁装置の機能不全を確実に防止することができる。
この実施の形態は、既述した従来の過流出防止弁付きガス栓と基本的には同様の機構が採用されてあり、各部の詳細を図1、図2に基いて説明する。
先ず、弁体(5)は、これと一体の筒状の筒状部(53)と、この筒状部(53)の下流端(図面では上端)の閉塞板(54)とからなっている。
この筒状部(53)をせん(10)に設けたガス通過孔(10a)の垂直孔と昇降自在に且つ相対回動阻止状態に収容するために、筒状部(53)の胴部の一部に、軸線方向に沿った凸条(51)が設けられていると共に、ガス通過孔(10a)の垂直孔の内周面には、前記凸条(51)が昇降自在に嵌まり込むガイド溝(図示せず)が形成されている。
尚、この実施の形態にて採用するカム筒(22)の第2開口カム部(3b)の長孔部(34)の、傾斜辺部(37)に至る手前の端部には、摩擦抵抗付与手段として、微細な凹凸部(3)を形成している。
スリップ板(1)を介装させることにより、せん(10)の回動に伴って、筒状部(53)が回動し、さらに、筒状部(53)の第1開口カム部(3a)と第1カム突起(36)との係合により、回動リング(30)が回動するが、回動リング(30)は、スリップ板(1)の円板(11)上で独立して回動することとなり、回動リング(30)の回動が、補助リング(63)を介してコイルバネ(62)に伝達されることはない。よって、コイルバネ(62)にねじり力が蓄積されることはない。
上述したように、この実施の形態の過流出防止弁装置では、回動リング(30)と補助リング(63)との間にスリップ板(1)を介在させて、コイルバネ(62)のねじり力を蓄積させないようにしているため、回動リング(30)を回動させても、コイルバネ(62)のねじり力が回動リング(30)に作用して回動リング(30)を先行回動させることはない。さらに、第2カム突起(21)が移動する第2開口カム部(3b)の長孔部(34)の上辺端部には凹凸部(3)が設けられていることにより、せん(10)を開方向へ回動させて、第2カム突起(21)を長孔部(34)の上辺を移動させる際に、何らかの原因(振動等)により、回動リング(30)がせん(10)の回動に先行して回動することがあったとしても、第2カム突起(21)の移動は凹凸部(3)によって阻止されるから、第2カム突起(21)がせん(10)の半開位置で先行回動し傾斜辺部(37)を上昇して、弁体(5)を一旦開弁させた後、さらに、第1カム突起(36)が第1開口カム部(3a)の縦孔部(31)内に嵌まり込み、弁体(5)を閉弁させてしまい、実際に、せん(10)を開方向に回動させたときに弁体(5)が閉弁したままとなって、ガスの流れに支障を来たすといった不都合はない。
尚、上記各実施の形態では、スリップ板(1)と、凹凸部(3)又は凸部(13)を設ける構成としたが、スリップ板(1)のみ、又は、凹凸部(3)のみ、さらには、凸部(13)のみを設ける構成としても良い。
(10a) ・・・・ガス通過孔
(2) ・・・・・円筒主体
(20)・・・・・弁座口
(21)・・・・・第2カム突起
(22)・・・・・カム筒
(3a)・・・・・第1開口カム部
(3b)・・・・・第2開口カム部
(30)・・・・・回動リング
(36)・・・・・第1カム突起
(37)・・・・・傾斜辺部
(5) ・・・・・弁体
(53)・・・・・筒状部
(62)・・・・・コイルバネ
(3)(13)(14) ・・・摩擦抵抗付与手段(凹凸部・凸部・凹部)
Claims (7)
- ガス栓本体内に収容され、せん(10)の開閉操作に伴い全開位置近傍において瞬時に開弁閉弁する弁装置を備えた過流出防止弁装置であって、ガス栓本体内のガス通路部に固定され、内部に球弁(24)を収容した円筒主体(2)と、円筒主体(2)の下流端部に設けられた弁座口(20)と、前記円筒主体(2)の上流端部外周部に設けられたカム筒(22)と、前記円筒主体(2)に進退及び回動可能に外嵌し、せん(10)の縦方向のガス通過孔(10a)に相対回動阻止状態かつ進退可能に収容された筒状部(53)を有する弁体(5)と、弁体(5)を前記弁座口(20)方向に付勢するバネ(61)と、前記筒状部(53)と前記カム筒(22)との間に介装され、内外周面に第1、第2カム突起(36)(21)が各々突設された回動リング(30)と、前記回動リング(30)を下流側へ付勢するコイルバネ(62)と、前記筒状部(53)の下流部に設けられ前記ガス通過孔(10a)に連通するガス出口(50)と、前記筒状部(53)の上流部に設けられ前記第1カム突起(36)を周方向及び軸線方向に移動可能に収容する反L字状の第1開口カム部(3a)と、前記カム筒(22)に設けられ前記第2カム突起(21)が周方向移動域から傾斜辺部(37)を介して下流方向へ移動可能な第2開口カム部(3b)とから成る、ガス栓用過流出防止弁装置において、
前記第2開口カム部(3b)の前記周方向移動域の前記傾斜辺部(37)側の端部近傍に、摩擦抵抗付与手段を設けたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。 - ガス栓本体内に収容され、せん(10)の開閉操作に伴い全開位置近傍において瞬時に開弁閉弁する弁装置を備えた過流出防止弁装置であって、ガス栓本体内のガス通路部に固定され、内部に球弁(24)を収容した円筒主体(2)と、円筒主体(2)の下流端部に設けられた弁座口(20)と、前記円筒主体(2)の上流端部外周部に設けられたカム筒(22)と、前記円筒主体(2)に進退及び回動可能に外嵌し、せん(10)の縦方向のガス通過孔(10a)に相対回動阻止状態かつ進退可能に収容された筒状部(53)を有する弁体(5)と、弁体(5)を前記弁座口(20)方向に付勢するバネ(61)と、前記筒状部(53)と前記カム筒(22)との間に介装され、内外周面に第1、第2カム突起(36)(21)が各々突設された回動リング(30)と、前記回動リング(30)を下流側へ付勢するコイルバネ(62)と、前記筒状部(53)の下流部に設けられ前記ガス通過孔(10a)に連通するガス出口(50)と、前記筒状部(53)の上流部に設けられ前記第1カム突起(36)を周方向及び軸線方向に移動可能に収容する反L字状の第1開口カム部(3a)と、前記カム筒(22)に設けられ前記第2カム突起(21)が周方向移動域から傾斜辺部(37)を介して下流方向へ移動可能な第2開口カム部(3b)とから成る、ガス栓用過流出防止弁装置において、
前記第2開口カム部(3b)の前記周方向移動域の前記傾斜辺部(37)側の端部近傍に、前記第2開口カム部(3b)内へ突出する凸部を設けたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。 - ガス栓本体内に収容され、せん(10)の開閉操作に伴い全開位置近傍において瞬時に開弁閉弁する弁装置を備えた過流出防止弁装置であって、ガス栓本体内のガス通路部に固定され、内部に球弁(24)を収容した円筒主体(2)と、円筒主体(2)の下流端部に設けられた弁座口(20)と、前記円筒主体(2)の上流端部外周部に設けられたカム筒(22)と、前記円筒主体(2)に進退及び回動可能に外嵌し、せん(10)の縦方向のガス通過孔(10a)に相対回動阻止状態かつ進退可能に収容された筒状部(53)を有する弁体(5)と、弁体(5)を前記弁座口(20)方向に付勢するバネ(61)と、前記筒状部(53)と前記カム筒(22)との間に介装され、内外周面に第1、第2カム突起(36)(21)が各々突設された回動リング(30)と、前記回動リング(30)を下流側へ付勢するコイルバネ(62)と、前記筒状部(53)の下流部に設けられ前記ガス通過孔(10a)に連通するガス出口(50)と、前記筒状部(53)の上流部に設けられ前記第1カム突起(36)を周方向及び軸線方向に移動可能に収容する反L字状の第1開口カム部(3a)と、前記カム筒(22)に設けられ前記第2カム突起(21)が周方向移動域から傾斜辺部(37)を介して下流方向へ移動可能な第2開口カム部(3b)とから成る、ガス栓用過流出防止弁装置において、
前記コイルバネ(62)の上流側端部又は下流側短部のどちらか一方又は両方に、摩擦抵抗の小さな素材からなる薄肉リング状のスリップ板を介在させたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。 - 請求項1に記載のガス栓用過流出防止弁装置において、前記コイルバネ(62)の上流側端部又は下流側短部のどちらか一方又は両方に、摩擦抵抗の小さな素材からなる薄肉リング状のスリップ板を介在させたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。
- 請求項2に記載のガス栓用過流出防止弁装置において、前記コイルバネ(62)の上流側端部又は下流側短部のどちらか一方又は両方に、摩擦抵抗の小さな素材からなる薄肉リング状のスリップ板を介在させたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。
- 請求項1から請求項5に記載のガス栓用過流出防止弁装置において、せん(10)の全閉位置における第2カム突起(21)が当接する前記第2カム部(3b)の前記周方向移動域の上辺に第2カム突起(21)を収容する凹部を設けたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。
- 請求項1から請求項6に記載のガス栓用過流出防止弁装置において、前記コイルバネ(62)の環状端面及び前記コイルバネ(62)の素線の端部を、摩擦抵抗の小さな形状としたことを特徴とするガス栓用過流出防止弁装置。
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2008
- 2008-01-08 JP JP2008001034A patent/JP2009162312A/ja active Pending
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