JP2009162087A - エンジンの可変バルブタイミング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気側のカム軸のリターンスプリングによるトルクをより小さく設定しながら、ハンチングの増大を防止するエンジンの可変バルブタイミング装置を提供すること。
【解決手段】排気側のカム軸に設けられ、クランク軸からの動力を前記カム軸に伝達する一方、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相を変更可能な油圧式位相可変ユニットと、前記油圧式位相可変ユニットの進角用油圧室及び遅角用油圧室への作動油の給排を制御する制御弁と、前記制御弁を制御する制御手段と、前記油圧式位相可変ユニットに設けられ、前記カム軸を進角方向に常時付勢するリターンスプリングと、を備えたエンジンの可変バルブタイミング装置において、前記制御手段は、前記カム軸を最進角位置と最遅角位置との間の中間位置に維持する場合に、前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の供給が交互に繰り返し行われるように前記制御弁を制御することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明はエンジンの可変バルブタイミング装置に関する。
エンジンの効率を改善する方法として、ピストンが上死点付近にある場合に、吸排気バルブを共に開放するオーバーラップ期間を設ける方法が提案されている。オーバーラップ期間を広くと、高負荷時における吸気充填効率の向上等の利点があるが、低負荷時においてはエンジンの回転が不安定となる場合がある。そこで、吸排気バルブの開閉タイミングを可変とする可変バルブタイミング装置を設け、エンジンの運転領域に応じて吸排気バルブの開閉タイミングを制御することが提案されている。
吸排気バルブの開閉タイミングを連続的に可変とする油圧式の可変バルブタイミング装置は、一般に、クランク軸からの動力伝達を受けるケースと、ケース内に収容され、カム軸に固定されたロータと、を備え、ケースとロータとの間に進角用油圧室、遅角用油圧室が形成されて、これらに作動油を給排することで、クランク軸に対するカム軸の位相を変化させている。そして、吸排気バルブの開閉タイミングの選択肢を増加させるべく、このような可変バルブタイミング装置を、吸気側のカム軸のみならず、排気側のカム軸にも設けたエンジンが普及しつつある。
ここで、一般には、吸排気バルブには、これを閉方向に常時付勢するバルブ用リターンスプリングが設けられており、このバルブ用リターンスプリングの反力により、カム軸には遅角方向のトルクが常時作用している。このため、排気側のカム軸に可変バルブタイミング装置を設けた場合、エンジンの停止状態においては、作動油の油圧が働かないため、排気側のカム軸が遅角方向に自然に回転してしまう場合がある。その結果、オーバーラップ期間が自然に増大してエンジンの始動性が悪化する場合がある。
そこで、排気側の可変バルブタイミング装置には、カム軸を常時進角方向に付勢するカム軸用リターンスプリングを設けることが提案されている(例えば、特許文献1)。カム軸用リターンスプリングを設けることで、排気側のカム軸が遅角方向に自然に回転してしまうことが防止され、オーバーラップ期間が自然に増大することを防止することができる。
特開2004−162639号公報
カム軸用リターンスプリングによるトルクは、排気側のカム軸が遅角方向に自然に回転してしまうことをより確実に防止するため、バルブ用リターンスプリングによりカム軸に作用するトルクよりも大きなトルクをカム軸に作用するように設定される。しかし、エンジンの運転状態によっては、カム軸の平均トルクとカム軸用リターンスプリングによりカム軸に作用するトルクとが釣り合ってしまう場合がある。例えば、排気側のカム軸に燃料供給ポンプのような負荷が変動する補機が連結されている場合、バルブ用リターンスプリングと補機によりカム軸に作用するトルクと、カム軸用リターンスプリングによりカム軸に作用するトルクとが釣り合ってしまう場合がある。
カム軸を最進角位置と最遅角位置との間の中間位置に維持する場合にこのような釣り合いが生じると、可変バルブタイミング装置の進角用油圧室及び遅角用油圧室の油圧を均衡させるために、これらの油圧室への作動油の給排を停止するよう制御弁が制御される。しかし、バルブ用リターンスプリングからカム軸に作用するトルクは、カム軸の回転により周期的に変動し、かつ、制御弁から進角用油圧室及び遅角用油圧室へ至る油路において作動油の漏れがあることから、進角用油圧室及び遅角用油圧室は作動油が徐々に抜けてエアを吸い込むことになり、ロータのハンチングが増大する場合がある。ロータのハンチングが増大すると、エンジン性能の低下や可変バルブタイミング装置の故障を招くことになる。
このようなハンチングの増大を防止する対策として、カム軸用リターンスプリングによるトルクをより大きく設定し、カム軸のトルクに対してカム軸用リターンスプリングによりカム軸に作用するトルクが常に大きくなるようにすることも考えられる。この場合、カム軸を中間位置に維持する場合には、遅角用油圧室内の油圧を進角用油圧室内の油圧よりも高くなるように制御することになり、遅角用油圧室へ作動油が供給されることから、ハンチングの増大を防止できる。
しかし、この対策ではカム軸の位相を遅角方向に変更する場合に必要とされる油圧が高くなる。このため、油圧が低下するエンジンの低回転時においては遅角方向への位相変更が困難となり、これを行うためにはオイルポンプの容量を増大しなければならないという問題がある。
本発明の目的は、排気側のカム軸のリターンスプリングによるトルクをより小さく設定しながら、ハンチングの増大を防止するエンジンの可変バルブタイミング装置を提供することにある。
本発明によれば、排気側のカム軸に設けられ、クランク軸からの動力を前記カム軸に伝達する一方、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相を変更可能な油圧式位相可変ユニットと、前記油圧式位相可変ユニットの進角用油圧室及び遅角用油圧室への作動油の給排を制御する制御弁と、前記制御弁を制御する制御手段と、前記油圧式位相可変ユニットに設けられ、前記カム軸を進角方向に常時付勢するリターンスプリングと、を備えたエンジンの可変バルブタイミング装置において、前記制御手段は、前記カム軸を最進角位置と最遅角位置との間の中間位置に維持する場合に、前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の供給が交互に繰り返し行われるように前記制御弁を制御することを特徴とするエンジンの可変バルブタイミング装置が提供される。
本発明においては、前記カム軸を前記中間位置に維持する場合に、前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の供給を交互に繰り返し行うことにより、前記制御弁から前記進角用油圧室及び遅角用油圧室へ至る油路において作動油の漏れがあっても、これらの油圧室がエアを吸い込むことを防止でき、ハンチングの増大を防止できる。また、このような制御を行うことで、前記リターンスプリングによるトルクをより大きく設定し、前記カム軸のトルクに対して前記リターンスプリングにより前記カム軸に作用するトルクが常に大きくなるようにする必要がなく、前記リターンスプリングによるトルクをより小さく設定できる。
本発明においては、前記中間位置は、前記制御弁による前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の給排が停止される位置であってもよい。このような位置の場合に、前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の供給を交互に繰り返し行うことにより、ハンチングの増大を防止できる。
また、本発明においては、前記エンジンは、前記カム軸により駆動される補機を備えてもよい。前記リターンスプリングにより前記カム軸に作用するトルクと、バルブ用のリターンスプリングと前記補機によりカム軸に作用するトルクと、が釣り合ってしまう状況下において、ハンチングの増大を防止できる。
また、本発明においては、前記補機が、燃焼室内へ燃料を供給する燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料供給ポンプであってもよい。前記燃料供給ポンプの負荷変動の影響があっても、ハンチングの増大を防止できる。
以上述べた通り、本発明によれば、排気側のカム軸のリターンスプリングの弾性力をより小さく設定しながら、ハンチングの増大を防止するエンジンの可変バルブタイミング装置を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る可変バルブタイミング装置が適用されたエンジン100の概略図である。エンジン100は、直列4気筒ガソリンエンジンであるが、本発明は、他の種類のエンジンにも適用可能である。
エンジン100はクランク軸101を有する。クランク軸101にはコンロッド102が連結され、コンロッド102にはピストン103が連結されている。図1においてコンロッド102及びピストン103は1気筒分のみ図示している。
エンジン100は気筒列方向に延び、互いに平行に配設された排気側のカム軸104と吸気側のカム軸105とを備え、これらはエンジン100のシリンダヘッドの上部の軸受部により回転可能に支持されている。各気筒には、排気バルブ106及び吸気バルブ107がそれぞれ2つずつ設けられている。図1において、排気バルブ106及び吸気バルブ107は1気筒分のみ図示している。排気バルブ106は燃焼室に臨む排気ポートを開閉し、吸気バルブ107は燃焼室に臨む吸気ポートを開閉する。排気バルブ106及び吸気バルブ107には、それぞれ、これらを閉方向に常時付勢する不図示のバルブ用リターンスプリングが設けられている。
カム軸104及び105には、各排気バルブ106及び各吸気バルブ107毎にカム部104a、105aが形成されており、カム軸104及び105の回転運動を排気バルブ106及び吸気バルブ107の直線往復運動に変換する。
エンジン100は燃料供給ポンプ108を備える。燃料供給ポンプ108は、燃焼室内へ先端を臨ませた燃料噴射弁(不図示)に燃料を高圧で圧送する補機である。カム軸104の端部にはカム部104bが設けられており、燃料供給ポンプ108はカム部104bに隣接して配置されている。しかして、燃料供給ポンプ108はカム軸104の回転によるカム部104bの付勢により駆動して燃料を圧送する。
カム軸104及び105の各端部には、油圧式の位相可変ユニット10、20が設けられている。クランク軸101の端部にはスプロケット101aが設けられている。スプロケット101a、位相可変ユニット10、20には無端のチェーン109が巻き回されており、位相可変ユニット10、20はチェーン109を介してクランク軸101から伝達される回転駆動力をカム軸104、105にそれぞれ伝達してカム軸104、105を回転させる。なお、本実施形態ではチェーン伝動方式としたがベルト伝動方式でもよい。
エンジン100には、位相可変ユニット10、20に対する作動油の給排をそれぞれ制御する制御弁30、40が設けられている。制御弁30はシリンダヘッド又はシリンダブロックに挿入されて配置されている。
図2は位相可変ユニット10及び制御弁30の構造説明図である。まず、位相可変ユニット10の構成について説明する。位相可変ユニット10は、ロータ11と、ロータ11を収納するケースを構成する本体部12、蓋部13及び14と、を備える。本体部12は、チェーン109と噛合するスプロケット部12aがその周面に形成された円筒状をなし、蓋部13は本体部12の正面側に、蓋部14は本体部12の背面側にそれぞれ装着され、これら複数のボルト10aにより一体的に固定される。
蓋部14の中央部分にはカム軸104が通過する貫通孔が設けられて円板状をなしている。ロータ11の中央部分には、ボルト15が挿通する貫通孔が設けられており、ロータ11はボルト15によりカム軸104の端部に固定される。カム軸104は、エンジン100のシリンダヘッドと軸受けキャップとの合わせ面に形成された軸受部110に支持されており、軸受部110の内周面には環状の遅角用油溝110a及び進角用油溝110bがそれぞれ形成されている。
カム軸104には、遅角用油溝110aと連通する遅角用油路104cと、進角用油溝110bと連通する進角用油路104dとが、その内部に形成されている。また、カム軸104には、ボルト15が螺合する孔の一部が拡径されて進角用油路104dと連通する進角用油路104eが形成されている。
ロータ11には、遅角用油路104cと連通する遅角用油路11aがその内部に形成されている。更に、ロータ11には、ボルト15が挿通する孔の一部が拡径されて進角用油路104eと連通する進角用油路11b及びこの進角用油路11bに連通した進角用油路11cが形成されている。
ロータ11の正面側の中央部分には、リターンスプリング16が収納される溝11dが形成されている。本実施形態の場合、リターンスプリング16はつるまきばねである。溝11dの底部近傍には溝11eが設けられており、リターンスプリング16の一方端部が溝11eに挿入されて係合している。リターンスプリング16の他方端部は、蓋部13の中央部分に設けた貫通孔から外部へ突出して、蓋部13の正面に立設されたピン13aに係合されている。リターンスプリング16は、ロータ11を進角方向に常時付勢することにより、カム軸104を進角方向に常時付勢する。
図3(a)は蓋部13及びリターンスプリング16を外した状態での位相可変ユニット10の正面図である。同図において、「回転方向」とはチェーン109による位相可変ユニット10の回転方向を示し、「進角方向」及び「遅角方向」とは、ロータ11の進角方向、遅角方向を示す。
本体部12は、半径方向内方に突出した複数の突出部12bを有する。各突出部12bは略同形であって、周方向に略等ピッチで設けられており、その先端はロータ11の周面を摺動する。ロータ11は、半径方向外方に突出した突出部11f及び複数の突出部11gを有しており、これらの合計数は突出部12bの数に等しい。突出部11f及び突出部11gの先端は本体部12の内周面を摺動する。突出部11f及び11gは周方向に略等ピッチで設けられているが、突出部11fのみ周方向の幅が幅広となっている。
このため、本体部12に対して変更可能な位相範囲は、突出部11fにより規定され、突出部11fの両側に位置する突出部12bのうち、同図で左側の突出部12bに突出部11fが当接した位置がロータ11(つまりカム軸104)の最遅角位置であり、同図で右側の突出部12bに突出部11fが当接した位置がロータ11(つまりカム軸104)の最進角位置となる。
突出部11f及び11gと、突出部12bとの間の隙間は、進角用油圧室1、遅角用油圧室2を形成する。進角用油圧室1に作動油を供給するとロータ11が本体部12に対して相対的に進角方向に回転し、遅角用油圧室2に作動油を供給するとロータ11が本体部12に対して相対的に遅角方向に回転する。進角用油圧室1には、進角用油路11cが連通し、遅角用油圧室2には、遅角用油路11aが連通している。
しかして、進角用油圧室1内の油圧と遅角用油圧室2内の油圧との差圧と、カム軸104のトルクとをバランスさせることで、本体部12に対するロータ11の相対的な位置関係を維持しながらクランク軸101からの動力をチェーン109を介してカム軸104に伝達し、これを回転駆動できる。本体部12はクランク軸101と同期回転することから、本体部12に対するロータ11の相対的な位置関係を変更することで、クランク軸101に対するカム軸104の位相を連続的に変更できる。
突出部11fにはロック機構17が設けられている。図2を参照して、ロック機構17は、突出部11fに設けた貫通孔に装填されたピン17aと、ピン17aと蓋部13との間に装填され、ピン17aを蓋部14側に常時付勢するコイルスプリング17bとを備える。蓋部14の正面側には、ロータ11が最進角位置に位置した場合にピン17aに対峙する位置に溝14aが設けられており、ロータ11が最進角位置に位置すると、コイルスプリング17bの付勢によりピン17aが移動して溝14aに進入し、係合する。これにより、ロータ11をピン17aにより最進角位置にロックすることができる。蓋部14には溝14aに連通した解除用油圧室17bが形成されており、この解除用油圧室17bに作動油を供給し、コイルスプリング17bの付勢に抗してピン17aを移動させることで、ロックを解除できる。解除用油圧室17bは不図示の油路を介して遅角用油圧室2に連通しており、遅角用油圧室2に作動油を供給することでロックが解除される。
次に、制御弁30の構成について図2を参照して説明する。制御弁30は筒状のバルブケース31と、バルブケース31内を軸方向に移動可能に設けられたスプール32と、バルブケース31内に設けられ、スプール32を常時一方向に付勢するコイルスプリング33と、コイルスプリング33の付勢に抗してスプール32を他方向に移動する電磁ソレノイド34と、を備える。
バルブケース31は、出力ポート31a及び31bと、入力ポート31cと、ドレンポート31d及び31eと、を有する。入力ポート31cはエンジン100内の不図示の油路を介してオイルポンプ111から作動油が圧送される。オイルポンプ111はクランク軸101から駆動力が伝達されて駆動する。ドレンポート31d及び31eはエンジン100内の不図示の油路を介してオイルパン112と連通している。出力ポート31aはエンジン100内の不図示の油路を介して進角用油溝110bに連通しており、出力ポート31bはエンジン100内の不図示の油路を介して遅角用油溝110aに連通している。
スプール32の位置により、出力ポート31aと入力ポート31cとが連通し、出力ポート31bとドレンポート31eとが連通する。この場合、出力ポート31aと入力ポート31cとの連通度に応じた流量で進角用油圧室1に作動油が供給される。これによりロータ11が進角方向に回転した場合には、遅角用油圧室2の容積が縮小されることにより遅角用油圧室2から作動油が排出されてオイルパン112へ戻る。
スプール32の位置により、出力ポート31bと入力ポート31cとが連通し、出力ポート31aとドレンポート31dとが連通する。この場合、出力ポート31bと入力ポート31cとの連通度に応じた流量で遅角用油圧室2に作動油が供給される。これによりロータ11が遅角方向に回転した場合には、進角用油圧室1の容積が縮小されることにより進角用油圧室1から作動油が排出されてオイルパン112へ戻る。
スプール32の位置により、出力ポート31a及び31bのいずれもが閉じられる。この場合、進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の給排が停止される。
このように制御弁30は進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の給排を制御し、ロータ11の位置、つまり、カム軸104の位相を制御する。
図1に示した吸気側の位相可変ユニット20、制御弁40の構成は、位相可変ユニット10、制御弁30の構成と同様である。但し、位相可変ユニット20にはリターンスプリング16は設けられない。図3(b)は排気バルブ106及び吸気バルブ107のバルブタイミングの例を示す図であり、実線が最進角時、破線が最遅角時を示す。排気バルブ106及び吸気バルブ107のバルブタイミングをそれぞれ制御することで、オーバーラップ期間を変更することができる。リターンスプリング16を設けない場合、エンジン100の停止時に排気バルブ106のバルブタイミングは、そのバルブ用リターンスプリングの働きにより破線で示す最遅角時のバルブタイミング側へ自然に移動し、オーバーラップ期間が長くなるおそれがあるが、リターンスプリング16によりカム軸104を進角方向に付勢することで、これを防止できる。
図4(a)はエンジン100のコントロールユニット200のブロック図であり、特に、排気側のカム軸104の位相制御に関わる構成のみを示した図である。コントロールユニット200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、I/F(インターフェース)204とを備える。CPU201はROM202に記憶された制御プログラムを実行してエンジン100を制御する。ROM202にはCPU201が実行するプログラムの他、エンジン100の制御に関わる各種のデータを記憶する。RAM203には一時的なデータが記憶される。なお、ROM202及びRAM203としては他の記憶手段でもよい。
I/F204には、エアフローメータ、スロットル開度センサ等の吸気量センサ211、クランク軸101の位相を検出するクランク角センサ212、カム軸104の位相を検出するカム角センサ213及びエンジン100内を循環する冷却水の水温を検出する水温センサ214の検出結果が入力され、CPU201がこれらを読み込むことができる。なお、エンジン100の回転数はクランク角センサ212の検出結果から算出することができる。CPU201からの制御命令はI/F204を介して、電磁ソレノイド34へ出力される。
電磁ソレノイド34の吸引力は供給電流に比例する。したがって、電磁ソレノイド34への供給電流を制御することでスプール32の位置を制御できる。本実施形態ではパルスデューティー制御により電磁ソレノイド34への供給電流を制御する場合を想定する。
図4(b)はデューティ比と、進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の供給流量との関係の例を示す図である。同図の例では、デューティー比が0%の場合に出力ポート31aと入力ポート31cとが連通度100%で連通し、出力ポート31bとドレンポート31eとが連通する位置にスプール32が位置することになる。また、デューティー比が100%の場合に出力ポート31bと入力ポート31cとが連通度100%で連通し、出力ポート31aとドレンポート31dとが連通する位置にスプール32が位置することになる。そして、デューティ比が50%の場合に出力ポート31a及び31bのいずれもが閉じられる位置にスプール32が位置することになる。なお、出力ポート31a及び31bのいずれもがスプール32によって閉じられた場合、理論上は進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の供給流量は0となるが、実際にはバルブケース31内での作動油の漏れにより、若干の作動油が供給される。
次に、CPU201による排気バルブ106のバルブタイミングの制御例について図5を参照して説明する。図5はCPU201が実行する排気バルブ106のバルブタイミングの制御処理の例を示すフローチャートである。
S1では、吸気量センサ(スロットル開度センサ)211、クランク角センサ(エンジン回転数センサ)212、水温センサ214の検出結果を取得する。S2ではS1で取得した各センサの検出結果からエンジン100の運転状態を把握し、排気バルブ106のバルブタイミングを変更するか否かを判定する。該当する場合はS3へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。
S3では排気バルブ106のバルブタイミングの目標値を設定する。S4以下では、カム軸104を最進角位置と最遅角位置との間での位相制御の処理が行われる。まず、S4では電磁ソレノイド34へ供給するパルスのデューティー比を調整して出力する。例えば、S3で設定した目標値が、現在のバルブタイミングよりも進角した値であれば、現在のデューティー比よりも下げた(0%側へ調整した)デューティー比とし、遅角した値であれば、現在のデューティ比よりも上げた(100%側へ調整した)デューティー比とする。
ここで、S3で設定した目標値が最進角値の場合は電磁ソレノイド34へ供給するパルスのデューティー比を0%に設定して出力する。これにより進角用油圧室1へ作動油が供給され、ロータ11が本体部12に対して回転してカム軸104が最進角位置に位置し、排気バルブ106のバルブタイミングが最進角時のタイミングとなる。また、S3で設定した目標値が最遅角値の場合は電磁ソレノイド34へ供給するパルスのデューティー比を100%に設定して出力する。これにより遅角用油圧室2へ作動油が供給され、ロータ11が本体部12に対して回転してカム軸104が最遅角位置に位置し、排気バルブ106のバルブタイミングが最遅角時のタイミングとなる。
S5では、クランク角センサ212及びカム軸104の検出結果を取得し、クランク軸101に対するカム軸104の位相を検出する。S6では、S5で検出したクランク軸101に対するカム軸104の位相がS3で設定した目標値に達しているか否かを判定する。達している場合は、バルブタイミングの変更が完了したとしてS7へ進み、達していない場合はバルブタイミングの変更が完了していないとしてS4へ戻り、上記の処理を繰り返す。
S3で設定した目標値が最進角位置と最遅角位置との間の中間位置である場合、S6でバルブタイミングの変更が完了したと判定した場合は、カム軸104が目標とする中間位置に至っており、S4で設定したデューティ比でパルスを出力しつづければ該中間位置に維持されるはずである。しかし、排気バルブ106のバルブ用リターンスプリングと燃料供給ポンプ108によりカム軸104に作用するトルクと、リターンスプリング16によりカム軸104に作用するトルクとが釣り合っている場合、デューティー比が50%近傍となって出力ポート31a及び31bのいずれもがスプール32によって閉じられた状態となり、ロータ11がハンチングを起こす可能性がある。以下、この点を詳述する。
図6(a)は、エンジン負荷を一定としてエンジンの回転数を変化させてカム軸のトルク(平均トルク)を計測した実験結果を示す図である。線L1はカム軸により燃料供給ポンプを駆動しなかった場合のカム軸のトルクを示し、線L2はカム軸により燃料供給ポンプを駆動した場合のカム軸のトルクを示す。つまり、線L1は、専らバルブ用のリターンスプリングが負荷となった場合のカム軸のトルクを示し、線L2はバルブ用のリターンスプリングと燃料供給ポンプとが負荷となった場合のカム軸のトルクを示している。
線L1に示すように専らバルブ用のリターンスプリングが負荷となった場合のカム軸のトルクは、エンジンの回転数の全域において略一定であるが、線L2に示すように燃料供給ポンプが負荷として加わると、エンジンの回転数の変化に応じて変動している。この実験ではエンジン負荷を一定としており、エンジン回転数の増大にしたがって燃料供給ポンプによる負荷が増大しているが、エンジン回転数が低い場合であってもエンジン負荷が高い場合は燃料供給ポンプの負荷は増大すると考えられる。
バルブ用のリターンスプリングの作用による、エンジン停止時の排気バルブの遅角方向への自然移動防止のみを考慮すれば、カム軸用のリターンスプリング(上記のリターンスプリング16)がカム軸に作用するトルクは、線L3で示すようにバルブ用のリターンスプリングによるカム軸のトルク(線L1)の2倍程度に設定すれば十分である。
しかし、そうすると、燃料供給ポンプのように負荷が変動する補機がカム軸に連結されている場合、バルブ用のリターンスプリングと補機とによるトルクと、カム軸用のリターンスプリング(上記のリターンスプリング16)によるトルクとが釣り合う場合が生じる。
本実施形態において、このようなトルクの釣り合いが生じると、進角用油圧室1と遅角用油圧室2との油圧差が0になるようにデューティー比が50%近傍に制御され、出力ポート31a及び31bのいずれもがスプール32によって閉じられた状態となる。この場合、理論的には制御弁30と進角用油圧室1及び遅角用油圧室2との間の油路において作動油が封鎖された状態となり、ロータ11の位置は維持されるはずであるが、実際には、例えば、軸受部110やバルブケース31とスプール32との間等において作動油が漏出する。また、排気バルブ106のリターンスプリングからカム軸104に作用するトルクは、カム軸104の回転により周期的に変動する。本実施形態のように4気筒の場合、約90度の位相をもってカム軸104に作用するトルクが変動する。このため、進角用油圧室1及び遅角用油圧室2は作動油が徐々に抜けてエアを吸い込むことになり、ロータ11のハンチングが増大する場合が生じ得る。
ロータ11のハンチングの増大を検出できれば、それによりデューティ比を変更する等して対処することも考えられるが、そのためにはカム角センサ213として、より分解能が高いセンサを使用することが要求され、コスト上、望ましくない。
また、リターンスプリング16によるカム軸104のトルクを、例えば、図6(a)において線L4で示すように、バルブ用のリターンスプリングと補機(燃料供給ポンプ108)によるカム軸104のトルクを常時上回るように設定することも考えられる。この場合はトルクの均衡が生じず、遅角用油圧室2に常時作動油が供給されることになるからである。
しかし、この対策ではカム軸104の位相を遅角方向に変更する場合に必要とされる油圧が高くなる。このため、油圧が低下するエンジン100の低回転時においては遅角方向への位相変更が困難となり、これを行うためにはオイルポンプ111の容量を増大しなければならないという問題がある。
そこで、本実施形態では以下の処理を行う。図5に戻り、S7では現在設定されているデューティ比が所定範囲内か否かを判定する。所定範囲としては、制御弁30による進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の給排が停止される、出力ポート31a及び31bのいずれもがスプール32によって閉じられた状態に対応するデューティ比であり50%近傍、例えば、48%〜52%の範囲である。この場合、上述したロータ11のハンチングの増大が発生する可能性があるからである。
S8では、S1で取得した各センサの検出結果に基づいて、エンジン100が所定の運転領域にあるか否かを判定する。該当する場合はS9へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。出力ポート31a及び31bのいずれもがスプール32によって閉じられた状態にある場合、上述したロータ11のハンチングの増大が発生する可能性があるが、エンジン100の運転領域によってはこれが発生しない場合もあり得る。例えば、エンジン100が高回転時の場合は、オイルポンプ111から供給される作動油の油圧が高まるため、出力ポート31a及び31bのいずれもがスプール32によって閉じられた状態であっても、漏出した作動油により進角用油圧室1及び遅角用油圧室2へ作動油が供給され、エアの吸い込みが抑制される場合がある。
したがって、本実施形態では、エンジン100の運転領域が、ロータ11のハンチング増大が予想される領域にある場合にのみ、後述するS9の交互切替制御を行う。無論、S7で現在設定されているデューティ比が所定範囲内であると判定された場合は一律に後述するS9の交互切替制御を行ってもよい。
S9の交互切替制御を行うエンジン100の運転領域は予め実験等に基づいて規定しておき、図6(b)に示すようにエンジン100の負荷と回転数とに応じたマップデータとしてROM202に格納して、S8の判定の際に参照するようにすることができる。図6(b)の例では、中負荷、中回転数の範囲においてS9の交互切替制御を行うことが設定されている。
図5に戻り、S9では交互切替制御を行う。ここでは、進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の供給が交互に繰り返し行われるように制御弁30を制御する。本実施形態の場合、デューティ比を周期的に変化させる。例えば、現在設定されているデューティ比が50%の場合、これを中心として一定の幅で、例えば、45%と55%とでデューティ比を周期的に変化させる。この場合、45%と55%との間で連続的にデューティー比を変化させてもよい。いずれにしても、変化の幅は、進角用油圧室1及び遅角用油圧室2へそれぞれ交互に作動油が供給されるように設定する。切替の周期は、時間に依存してもカム軸104の回転数に依存してもよい。前者の場合、例えば、数百msec、後者の場合、数回転に設定することが挙げられる。交互切替制御を終了する時期としては、バルブタイミングを変更する場合、エンジン100の運転領域が図6(b)に示した運転領域から外れた場合等が挙げられる。
このような交互切替制御を行うことにより、制御弁30から進角用油圧室1及び遅角用油圧室2へ至る油路において作動油の漏れがあっても、作動油が供給されることからこれらの油圧室にエアを吸い込むことを防止でき、ハンチングの増大を防止できる。また、このような制御を行うことで、リターンスプリング16によるトルクをより大きく設定し、カム軸104のトルクに対してリターンスプリング16によりカム軸104に作用するトルクが常に大きくなるようにする必要がなく、リターンスプリング16によるトルクをより小さく設定できる。
とりわけ、リターンスプリング16によりカム軸104に作用するトルクと、バルブ用のリターンスプリングと補機によりカム軸104に作用するトルクと、が釣り合ってしまう状況下において、ハンチングの増大を防止でき、本実施形態の場合、特に燃料供給ポンプ108の負荷変動の影響があっても、ハンチングの増大を防止できる。
本発明の一実施形態に係る可変バルブタイミング装置が適用されたエンジン100の概略図である。 位相可変ユニット10及び制御弁30の構造説明図である。 (a)は蓋部13及びリターンスプリング16を外した状態での位相可変ユニット10の正面図、(b)は排気バルブ106及び吸気バルブ107のバルブタイミングの例を示す図である。 (a)はエンジン100のコントロールユニット200のブロック図、(b)はデューティ比と、進角用油圧室1及び遅角用油圧室2への作動油の供給流量との関係の例を示す図である。 CPU201が実行する排気バルブ106のバルブタイミングの制御処理の例を示すフローチャートである。 (a)はエンジン負荷を一定としてエンジンの回転数を変化させてカム軸のトルク(平均トルク)を計測した実験結果を示す図、(b)はエンジン回転数とエンジン負荷とに基づく制御弁30の交互切替領域を示す図である。
符号の説明
1 進角用油圧室
2 遅角用油圧室
10、20 位相可変ユニット
16 リターンスプリング
30、40 制御弁
100 エンジン
101 クランク軸
104、105 カム軸
108 燃料供給ポンプ
200 コントロールユニット

Claims (4)

  1. 排気側のカム軸に設けられ、クランク軸からの動力を前記カム軸に伝達する一方、前記クランク軸に対する前記カム軸の位相を変更可能な油圧式位相可変ユニットと、
    前記油圧式位相可変ユニットの進角用油圧室及び遅角用油圧室への作動油の給排を制御する制御弁と、
    前記制御弁を制御する制御手段と、
    前記油圧式位相可変ユニットに設けられ、前記カム軸を進角方向に常時付勢するリターンスプリングと、
    を備えたエンジンの可変バルブタイミング装置において、
    前記制御手段は、
    前記カム軸を最進角位置と最遅角位置との間の中間位置に維持する場合に、前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の供給が交互に繰り返し行われるように前記制御弁を制御することを特徴とするエンジンの可変バルブタイミング装置。
  2. 前記中間位置は、前記制御弁による前記進角用油圧室及び前記遅角用油圧室への作動油の給排が停止される位置であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの可変バルブタイミング装置。
  3. 前記エンジンは、前記カム軸により駆動される補機を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの可変バルブタイミング装置。
  4. 前記補機が、燃焼室内へ燃料を供給する燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料供給ポンプであることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの可変バルブタイミング装置。
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