JP2009161287A - 調速機ロープテスター装置 - Google Patents

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Hiroki Ikezaki
大樹 池崎
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

【課題】機械室内で調速機ロープの露出した部分が小さくても、機械室外の調速機ロープにロープテスター本体を取り付けて、調速機ロープの損傷を検出することができるかご調速機ロープテスター装置を得る。
【解決手段】垂下されて形成された一対の平行部8の調速機ロープかご側部8aがかご2に連結された無端状の調速機ロープ5の損傷を磁気的に検出する調速機ロープテスター装置9において、平行部8の調速機ロープ反かご側部8bに相対移動可能に設けられ、調速機ロープ反かご側部8bの損傷を磁気的に検出するロープテスター本体9aと、一端部がロープテスター本体9aと連結され、かご2とともに移動する保持部9bとを備え、かご2が移動すると、ロープテスター本体9aが調速機ロープ反かご側部8bの損傷を磁気的に検出する。
【選択図】図2

Description

この発明は、垂下された無端状の調速機ロープの損傷を磁気的に検出する調速機ロープテスター装置に関する。
従来、機械室内を通過するかごロープに対して移動可能に設けられ、前記かごロープの損傷を磁気的に検出するロープテスター本体と、一端部が前記ロープテスター本体と連結され、他端部が前記機械室内の土台に固定された保持部とを備えたロープテスター装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−344441号公報
しかしながら、このものの場合、調速機ロープの損傷を検出するために、機械室内を通過する調速機ロープにロープテスター本体を相対移動可能に取り付けようとしても、機械室内で調速機ロープの露出した部分が小さく、機械室内の調速機ロープにロープテスター本体を取り付けることができないという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、機械室内で調速機ロープの露出した部分が小さくても、機械室外の調速機ロープにロープテスター本体を取り付けて、調速機ロープの損傷を検出することができる調速機ロープテスター装置を提供するものである。
この発明に係る調速機ロープテスター装置は、垂下されて形成された一対の平行部のうちの第1の平行部が移動体に連結された無端状の調速機ロープの損傷を磁気的に検出する調速機ロープテスター装置において、前記平行部のうちの第2の平行部に相対移動可能に設けられ、前記第2の平行部の損傷を磁気的に検出するロープテスター本体と、一端部が前記ロープテスター本体と連結され、前記移動体とともに移動する保持部とを備え、前記移動体が移動すると、前記ロープテスター本体が前記第2の平行部の損傷を磁気的に検出する。
この発明に係る調速機ロープテスター装置によれば、一端部がロープテスター本体と連結され、移動体とともに移動する保持部を備えているので、機械室内で調速機ロープの露出した部分が小さくても、機械室外の調速機ロープにロープテスター本体を取り付けて、調速機ロープの損傷を検出することができる。
実施の形態1.
図1はエレベータの要部を示す正面図、図2は、図1の調速機ロープ5および調速機ロープテスター装置9を示す拡大図である。
この実施の形態に係る調速機ロープテスター装置9が取り付けられるエレベータは、昇降路1内に設けられた、昇降路1内を昇降するかご2と、このかご2に一端部が接続されたかごロープ3と、このかごロープ3の他端部に接続された、かご2と連動して逆方向に昇降する釣合い錘4と、かご2に連結された無端状の調速機ロープ5とを備えている。
調速機ロープ5は、昇降路1の上方に形成された機械室6内に取り付けられた調速機7に巻き掛けられており、この調速機7から垂下されて一対の平行部8が形成されている。
調速機ロープ5の一対の平行部8の第1の平行部である調速機ロープかご側部8aは、かご2と連結されており、かご2の昇降に連動して、調速機ロープ5が循環移動する。
調速機ロープテスター装置9は、調速機ロープ5の一対の平行部8の第2の平行部である調速機ロープ反かご側部8bに相対移動可能に取り付けられるロープテスター本体9aと、一端部がロープテスター本体9aと連結され、他端部が調速機ロープかご側部8aに連結される保持部9bとを備えている。
保持部9bの一端部には開閉部(図示せず)が設けられ、この開閉部の内側にロープテスター本体9aを挿入し、蝶ネジ10を介して開閉部を固定することで、保持部9bとロープテスター本体9aとが連結される。
保持部9bの他端部にも、開閉部(図示せず)が設けられ、この開閉部の内側に調速機ロープかご側部8aを挿入し、蝶ネジ11を介して開閉部を固定することで、保持部9bと調速機ロープかご側部8aとが連結される。
保持部9bの中間部には、一端部と他端部との間の距離を伸縮させる伸縮部12を有しており、蝶ネジ13を締めることで伸縮部12を固定する。この伸縮部12により、保持部9bは、調速機ロープ5の平行部8に対して垂直な方向に伸縮可能である。
ロープテスター本体9aには、調速機ロープ5の損傷を磁気的に検出したデータを保存するメモリ14が接続されており、このメモリ14は、かご2の上に配置されている。
この調速機ロープテスター装置9を調速機ロープ5に取り付けた後、作業者がかご操作手段(図示せず)を用いて、かご2を最上階から最下階まで移動させると、ロープテスター本体9aは、調速機ロープ反かご側部8bと相対移動して、調速機ロープ反かご側部8bの損傷を磁気的に検出する。
以上説明したように、この実施の形態に係る調速機ロープテスター装置9によれば、保持部9bの一端部がロープテスター本体9aと連結され、保持部9bの他端部が調速機ロープかご側部8aと連結されるので、機械室6内に調速機ロープ5の露出した部分が小さくても、昇降路1内の調速機ロープ5にロープテスター本体9aを取り付けて、調速機ロープ5の損傷を検出することができる。
また、調速機ロープテスター装置9が調速機ロープ5に取り付けられるので、作業者は、調速機ロープテスター装置9から手を離して、かご2を昇降させることができ、一人で調速機ロープ5の損傷を検出する作業を行うことができる。
また、保持部9bの他端部は、調速機ロープかご側部8aに連結されるので、かご2の昇降に連動して、簡単に、調速機ロープテスター装置9を昇降させることができる。
また、保持部9bは、調速機ロープ5の平行部8に対して垂直方向に伸縮可能な伸縮部12を有しているので、調速機ロープかご側部8aと調速機ロープ反かご側部8bとの間の距離が異なる他のエレベータに対しても、簡単に、調速機ロープテスター装置9を取り付けることができる。
なお、上記実施の形態1では、かご2に取り付けられた調速機ロープ5について説明したが、勿論このものに限らず、釣合い錘4に取り付けられた調速機ロープ5であってもよい。
また、上記実施の形態1では、保持部9bの他端部を調速機ロープかご側部8aに連結させたが、保持部9bの他端部をかご2またはかご2とともに移動する部分に連結させてもよい。
エレベータの要部を示す正面図である。 図1の調速機ロープおよび調速機ロープテスター装置を示す拡大図である。
符号の説明
1 昇降路、2 かご、3 かごロープ、4 釣合い錘、5 調速機ロープ、6 機械室、7 調速機、8 平行部、8a 調速機ロープかご側部、8b 調速機ロープ反かご側部、9 調速機ロープテスター装置、9a ロープテスター本体、9b 保持部、10 蝶ネジ、11 蝶ネジ、12 伸縮部、13 蝶ネジ、14 メモリ。

Claims (3)

  1. 垂下されて形成された一対の平行部のうちの第1の平行部が移動体に連結された無端状の調速機ロープの損傷を磁気的に検出する調速機ロープテスター装置において、
    前記平行部のうちの第2の平行部に相対移動可能に設けられ、前記第2の平行部の損傷を磁気的に検出するロープテスター本体と、
    一端部が前記ロープテスター本体と連結され、前記移動体とともに移動する保持部とを備え、
    前記移動体が移動すると、前記ロープテスター本体が前記第2の平行部の損傷を磁気的に検出することを特徴とする調速機ロープテスター装置。
  2. 前記保持部の他端部は、前記調速機ロープの前記第1の平行部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の調速機ロープテスター装置。
  3. 前記保持部は、一対の前記平行部に対して垂直方向に伸縮可能な伸縮部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調速機ロープテスター装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056657A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Fujitec Co Ltd ロープテスタ保持用治具

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