JP2009161255A - 移動通路用ハンドレール - Google Patents

移動通路用ハンドレール Download PDF

Info

Publication number
JP2009161255A
JP2009161255A JP2006117196A JP2006117196A JP2009161255A JP 2009161255 A JP2009161255 A JP 2009161255A JP 2006117196 A JP2006117196 A JP 2006117196A JP 2006117196 A JP2006117196 A JP 2006117196A JP 2009161255 A JP2009161255 A JP 2009161255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
belt
strip
moving
dimension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006117196A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kinoshita
桂一 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AD KK
Original Assignee
AD KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AD KK filed Critical AD KK
Priority to JP2006117196A priority Critical patent/JP2009161255A/ja
Priority to PCT/JP2007/058529 priority patent/WO2007123181A1/ja
Publication of JP2009161255A publication Critical patent/JP2009161255A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/22Balustrades
    • B66B23/24Handrails

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

【課題】斜め方向からでも、遠方からでも、エスカレータ等の移動通路の走行方向を確認することができる移動通路用ハンドレールを提供する。
【解決手段】本発明の移動通路用ハンドレール11は、芯体111(帆布及びスチールコード等からなる。)と、芯体に被覆された弾性体112(スチレンブタジエンゴム等からなる。)と、を備え、弾性体の表面に、長さ方向に明度の異なる複数の帯状部(低明度帯状部211、中明度帯状部212,高明度帯状部213)を有する複合帯状体21が、長さ方向に繰り返し設けられ、L表色系により表される各々の明度の差がそれぞれ10〜40であり、且つ各々の帯状部の色相がそれぞれ同じであることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、エスカレータ等の移動通路が備える移動通路用ハンドレールに関する。更に詳しくは、本発明は、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を確認することができる移動通路用ハンドレールに関する。
大型商業施設等に設置されているエスカレータは、昇りと降りの各々のエスカレータが側方から見て交差するように設置されていることが多い。また、空港等のように昇りと降りのそれぞれのエスカレータが離れた位置に設置されていることもある。そのため、エスカレータを利用しようとする人は、昇りと降りとを間違えることのないように乗っている人の動きを見てエスカレータの走行方向を確認することが多い。しかし、エスカレータには人が乗っていないこともあり、乗り口付近へと歩いて行って確認せざるを得ないこともある。この場合、走行方向が反対であるときは、目的とするエスカレータへと移動することになり、少なからず無用な時間を費やすことになる。
このエスカレータの走行方向を確認し易くするため、例えば、走行方向を表示するための案内板が天井から吊り下げられていることもある。しかし、この案内板も、斜め方向から、又は遠方からでは見難く、やはり乗り口付近まで行かないと確認することができないことも多い。また、ハンドレールに何らかの表示を設け、この表示の移動によって走行方向を確認するようにしたエスカレータも提案されている(特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照。)。
実開昭50−114890号公報 特開2002−221920号公報 特開2002−221920号公報
特許文献1に記載されたハンドレールは、同質異色の化粧用カバーゴムにより構成されており、識別し易く、且つ意匠的にも優れていると説明されている。また、特許文献2に記載された手すり(ハンドレール)は、長手方向に沿った片矢印又は両矢印等のマーキングが施されており、遠くからでも移動方向を容易に視認することができると説明されている。更に、特許文献3に記載された移動手摺(ハンドレール)は、側方若しくは斜め正面方向から見てもエスカレータ等の移動方向を視認することができる表示が手摺表面になされており、側方等からでも移動方向を視認することができ、利便性を向上させることができると説明されている。
本発明は上記の従来の状況に鑑みてなされたものであり、ハンドレールの表面に濃淡の帯状部、特定の表示体又は色相の異なる帯状部を設けることにより、斜め方向からでも、遠方からでも、エスカレータ等の移動通路の走行方向を容易に確認することができる移動通路用ハンドレールを提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
1.芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、上記弾性体の表面に、長さ方向に連設された明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、L表色系により表される各々の該帯状部の明度の差がそれぞれ10〜40であり、且つ各々の該帯状部の色相がそれぞれ同じであることを特徴とする移動通路用ハンドレール。
2.芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、上記弾性体の表面に、長さ方向に連設された明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、L表色系により表される各々の該帯状部の明度の差がそれぞれ10〜40であり、且つ各々の該帯状部がいずれも無彩色であることを特徴とする移動通路用ハンドレール。
3.上記複合帯状体が、低明度帯状部と高明度帯状部とを有する上記1.又は2.に記載の移動通路用ハンドレール。
4.上記複合帯状体が、低明度帯状部、中明度帯状部及び高明度帯状部をこの順に有する上記1.又は2.に記載の移動通路用ハンドレール。
5.各々の上記帯状部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つ上記複合帯状体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
6.各々の上記帯状部の間に、上記長さ方向における寸法が該帯状部の各長さの1/10〜1/30であり、且つ黄色、橙色又はピンク色の短寸法帯部が設けられた上記1.乃至5.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
7.各々の上記短寸法帯部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つそれぞれの該短寸法帯部の色相がいずれも同じである上記6.に記載の移動通路用ハンドレール。
8.上記複合帯状体は樹脂フィルムを基材とし、該樹脂フィルムが上記弾性体の上記表面に貼着されて設けられた上記1.乃至7.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
9.上記複合帯状体に情報が記載された上記1.乃至8.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
10.芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、上記弾性体の表面に、長さ方向に複数の相似な図形が寸法の大きい図形から寸法の小さい図形の順に形成され、且つ各々の図形が同方向を向いて設けられた一対の表示体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、それぞれの該表示体の間の各寸法が、各々の相似な図形の間の各寸法より大きいことを特徴とする移動通路用ハンドレール。
11.上記複数の相似な図形の各々の間隔が同一であり、且つ上記表示体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた上記10.に記載の移動通路用ハンドレール。
12.上記弾性体の少なくとも上記表面が青色、赤色、黒色又は灰色であり、上記表示体が黄色、橙色又はピンク色である上記10.又は11.に記載の移動通路用ハンドレール。
13.上記相似な図形が矢印であり、且つ該矢印が走行方向を向いている上記10.乃至12.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
14.上記相似な図形が菱形であり、且つ該菱形の鋭角側の頂点が走行方向を向いている上記10.乃至12.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
15.上記表示体は樹脂フィルムを基材とし、該樹脂フィルムが上記弾性体の上記表面に貼着されて設けられた上記10.乃至14.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
16.各々の上記表示体の間に情報が記載された上記10.乃至15.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
17.芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、上記弾性体の表面に、長さ方向に連設された色相の異なる複数の帯状部及び少なくとも1個の短寸法帯部を有する複合帯状体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、該短寸法帯部は各々の該帯状部の間に設けられ、該短寸法帯部の長さ方向における寸法が、それぞれの該帯状部の各長さの1/10〜1/30であり、且つ該短寸法帯部の色相が複数の該帯状部の該色相のいずれとも異なっていることを特徴とする移動通路用ハンドレール。
18.上記複合帯状体が、第1帯状部、第2帯状部及び1個の短寸法帯部を有する上記17.に記載の移動通路用ハンドレール。
19.上記複合帯状体が、第1帯状部、第2帯状部、第3帯状部及び2個の短寸法帯部を有する上記17.に記載の移動通路用ハンドレール。
20.各々の上記帯状部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つ上記複合帯状体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた上記17.乃至19.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
21.各々の上記短寸法帯部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つそれぞれの該短寸法帯部の色相が同じである上記20.に記載の移動通路用ハンドレール。
22.上記弾性体の少なくとも上記表面が青色、赤色、黒色又は灰色であり、各々の上記帯状部が該弾性体の該表面とは異なる色相の有彩色であり、すべての上記短寸法帯部が黄色、橙色又はピンク色であり且つ該帯状部のうちの隣り合う帯状部とは異なる色相である上記17.乃至21.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
23.上記複合帯状体は樹脂フィルムを基材とし、該樹脂フィルムが上記弾性体の上記表面に貼着されて設けられた上記17.乃至22.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
24.上記複合帯状体に情報が記載された上記17.乃至23.のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
尚、本発明において、色相が同じとは、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10色の同色系であることを意味し、色相が異なるとは、この10色の同色系ではないことを意味する。
明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が設けられた本発明の移動通路用ハンドレールによれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を容易に確認することができる。
また、各々の帯状部の長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つ複合帯状体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた場合は、移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
更に、各々の帯状部の間に、長さ方向における寸法がそれぞれの帯状部の各長さの1/10〜1/30であり、且つ黄色、橙色又はピンク色の短寸法帯部が設けられた場合は、美観が向上するとともに、移動通路の走行方向をより容易に確認することができる。
また、各々の短寸法帯部の長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つそれぞれの短寸法帯部の色相がいずれも同じである場合は、より美観に優れ、移動通路の走行方向をより容易に確認することもできる。
複数の相似な図形からなる表示体を有する他の本発明の移動通路用ハンドレールによれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を容易に確認することができる。
また、複数の相似な図形の各々の間隔が同一であり、且つ表示体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた場合は、移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
更に、弾性体の少なくとも表面が青色、赤色、黒色又は灰色であり、表示体が黄色、橙色又はピンク色である場合は、美観が向上し、移動通路の走行方向をより容易に確認することができる。
また、相似な図形が矢印であり、且つ矢印が走行方向を向いている場合、又は相似な図形が菱形であり、且つ菱形の鋭角側の頂点が走行方向を向いている場合も、移動通路の走行方向をより容易に確認することができる。
色相が異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が設けられた更に他の本発明の移動通路用ハンドレールによれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を容易に確認することができる。
また、各々の帯状部の長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つ複合帯状体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた場合は、移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
更に、各々の短寸法帯部の長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つそれぞれの短寸法帯部の色相が同じである場合は、より美観に優れ、移動通路の走行方向をより容易に確認することもできる。
また、弾性体の少なくとも表面が青色、赤色、黒色又は灰色であり、各々の帯状部が弾性体の表面とは異なる色相の有彩色であり、すべての短寸法帯部が黄色、橙色又はピンク色であり且つ帯状部のうちの隣り合う帯状部とは異なる色相である場合は、美観が向上し、移動通路の走行方向をより容易に確認することができる。
本発明の移動通路用ハンドレール、他の本発明の移動通路用ハンドレール、及び更に他の本発明の移動通路用ハンドレールにおいて、複合帯状体及び表示体が樹脂フィルムを基材とし、樹脂フィルムが弾性体の表面に貼着されて設けられた場合は、既設の移動通路のハンドレールに樹脂フィルムを貼着することで容易に複合帯状体及び表示体を設けることができ、樹脂フィルムの貼り換えにより複合帯状体及び表示体を容易に変更することもできる。
また、複合帯状体及び表示体に情報が記載された場合は、この情報は人と等速で移動するため視認が容易であり、有用な情報となる。
以下、本発明を図面も参照して詳しく説明する。
[1]明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が設けられた本発明の移動通路用ハンドレール
本発明の移動通路用ハンドレールは、芯体と、芯体に被覆された弾性体と、を備え、弾性体の表面に、長さ方向に連設された明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が、長さ方向に繰り返し設けられ、L表色系により表される各々の帯状部の明度の差がそれぞれ10〜40であり、且つ各々の帯状部の色相がそれぞれ同じであることを特徴とする。
また、各々の帯状部は無彩色であり、且つ明度が異なっていてもよい。
複合帯状体が有する帯状部の個数は特に限定されないが、2〜5個とすることができ、2個又は3個であることが好ましい。
以下、帯状部が2個又は3個である好ましい態様について詳しく説明する。
(1)低明度帯状部と高明度帯状部とを有する複合帯状体が設けられた移動通路用ハンドレール
第1の実施形態の移動通路用ハンドレールは、複合帯状体が、低明度帯状部と高明度帯状部とを有する。低明度及び高明度の各々の帯状部はともに有彩色であり、色相が同じであって、且つ明度が異なる。また、低明度及び高明度の各々の帯状部はともに無彩色であり、且つ明度が異なるものであってもよい。
移動通路用ハンドレールを有する移動通路としては、エスカレータ1及び、所謂、動く歩道等が挙げられる。これらは人が乗って移動する移動ステップ12と、側壁13と、移動ステップと等速で、且つ同方向に周回する移動通路用ハンドレール11とを備える(図1参照)。
上記「移動通路用ハンドレール11」(以下、「ハンドレール」ということもある。)は、芯体111と、芯体に被覆された弾性体112とを備える(図15参照)。上記「芯体111」は、周回時の張力によるハンドレールの伸張等を防止するものであり、ポリエステル、ポリアミド等からなる帆布が積層され、その間にスチールコード等の抗張体が介装されたものが一般的である。上記「弾性体112」は、芯体111の表面に被覆され、人の目に触れ、且つ人が上面に手を置いたり、握ったりすることも多い。そのため、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム及びウレタンゴム等のゴム並びに各種エラストマーなどを用いた化粧ゴムからなり、十分な美観を有するとともに適度に柔軟である。
上記「複合帯状体21」は、上記「低明度帯状部211」と、上記「高明度帯状部213」とが連設されてなる(図2参照)。複合帯状体21は弾性体112の表面のうちの人が視認することができる部位に設けられておればよいが、弾性体112の表面のうちの上面の平坦部及び側面の曲面部に設けられていることが好ましい。このように複合帯状体21が弾性体の幅方向における端部を除く略全幅に渡って設けられておれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を確認することができるため好ましい。
複合帯状体21は、ハンドレールの長さ方向に繰り返し設けられており、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。この複合帯状体21は明度の異なる2種類の帯状部を有し、各々の帯状部のハンドレールの長さ方向における寸法は同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、複合帯状体21は、ハンドレールの全長さに渡って設けられていてもよく、設けられていない部分があってもよいが、間欠的に設けられていることが好ましい。
複合帯状体21は、低明度帯状部211と高明度帯状部213の各々の長さ方向における寸法が同じであり、且つハンドレールの全長さに渡って間欠的に6〜18個、特に12〜18個設けられていることがより好ましい。低明度帯状部と高明度帯状部とが同寸法であれば、見る人に落ち着いた印象を与えることができる。また、複合帯状体21は全長さに渡って間欠的に、且つ等間隔に6〜18個、特に12〜18個設けられていることが特に好ましく(図1参照)、このようなハンドレールであれば、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
低明度帯状部と高明度帯状部の各々の明度の差は10〜40であり、15〜35であることが好ましい。人の視力には差があるが、低明度帯状部と高明度帯状部のそれぞれの明度の差が10〜40であれば、これらの2種類の帯状部の移動によって移動通路の走行方向を容易に確認することができるとともに、適度な明度差であるため、見る人に落ち着いた印象を与えることができる。
低明度帯状部211と高明度帯状部213とは、隙間なく連設されていてもよく(図2参照)、低明度帯状部と高明度帯状部との間に、長さ方向における寸法が各々の帯状部の長さの1/10〜1/30、特に1/15〜1/25であり、且つ黄色、橙色又はピンク色の短寸法帯部21aが設けられていてもよい(図3及び図4参照)。このような短寸法帯部が設けられた場合、低明度帯状部及び高明度帯状部の移動のみでなく、短寸法帯部の移動によっても移動通路の走行方向を確認することができる。更に、この短寸法帯部によりハンドレールの美観も向上する。
尚、複合帯状体21が、ハンドレールの全長さに渡って設けられている場合、各々の複合帯状体は隙間なく連設されていてもよく、それぞれの複合帯状体の間に上記と同様の短寸法帯部が設けられていてもよい。
複合帯状体21には、情報が記載されていてもよい。この情報は、低明度帯状部211及び/又は高明度帯状部213に記載することができるが、少なくとも高明度帯状部213に記載されていることが好ましい。高明度帯状部213に記載されておれば、情報をより明瞭に視認することができるため好ましい。この情報は文字のみ、図形のみ、及び文字と図形の両方によって表記されたものであってもよい。情報の種類も特に限定されず、小売店、公共施設、鉄道の駅及び空港等、移動通路の設置箇所により、それぞれの目的に応じた情報を記載することができる。例えば、小売店であれば、各階の販売商品及び催し物等に関する情報、公共施設であれば、担当窓口等に関する情報、鉄道の駅であれば、乗車ホームの案内及び乗り換えの案内等に関する情報、空港であれば、国内線又は国際線の案内及び鉄道への乗り換えの案内などを記載することができる。
(2)低明度帯状部、中明度帯状部及び高明度帯状部を有する複合帯状体が設けられた移動通路用ハンドレール
第2の実施形態の移動通路用ハンドレールは、複合帯状体が、低明度帯状部、中明度帯状部及び高明度帯状部をこの順に有する。低明度、中明度及び高明度の各々の帯状部はともに有彩色であり、色相が同じであって、且つ明度が異なる。また、低明度、中明度及び高明度の各々の帯状部はともに無彩色であり、且つ明度が異なるものであってもよい。
これらの第2の実施形態における移動通路及び移動通路用ハンドレールについては、前記の第1の実施形態における記載をそのまま適用することができる。
上記「複合帯状体21」(本発明の第1の実施形態の移動通路用ハンドレールにおける複合帯状体に更に中明度帯状部212が設けられた態様であるが同符号を付する。)は、上記「低明度帯状部211」と、上記「中明度帯状部212」と、上記「高明度帯状部213」とが連設されてなる(図5参照)。複合帯状体21は弾性体112の表面のうちの人が視認することができる部位に設けられておればよいが、弾性体112の表面のうちの上面の平坦部及び側面の曲面部に設けられていることが好ましい。このように複合帯状体21が弾性体の表面の幅方向における端部を除く略全幅に渡って設けられておれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を確認することができるため好ましい。
複合帯状体21は、ハンドレールの長さ方向に繰り返し設けられており、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を確認することができる。この複合帯状体21は、それぞれ明度の異なる3種類の帯状部を有し、各々の帯状部のハンドレールの長さ方向における寸法は同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、複合帯状体21は、ハンドレールの全長さに渡って設けられていてもよく、設けられていない部分があってもよいが、間欠的に設けられていることが好ましい。
複合帯状体21は、低明度帯状部211、中明度帯状部212及び高明度帯状部213の各々の長さ方向における寸法が同じであり、且つハンドレールの全長さに渡って間欠的に6〜18個、特に12〜18個設けられていることがより好ましい。低明度、中明度及び高明度の各々の帯状部がいずれも同寸法であれば、見る人に落ち着いた印象を与えることができる。また、複合帯状体21は全長さに渡って間欠的に、且つ等間隔に6〜18個、特に12〜18個設けられていることが特に好ましく、このようなハンドレールであれば、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
低明度帯状部と中明度帯状部の各々の明度の差、及び中明度帯状部と高明度帯状部のそれぞれの明度の差は10〜40であり、15〜35であることが好ましい。人の視力には差があるが、低明度帯状部、中明度帯状部及び高明度帯状部の各々の明度の差が10〜40であれば、これらの3種類の帯状部の移動によって移動通路の走行方向を十分に確認することができる。
低明度帯状部211、中明度帯状部212及び高明度帯状部213は、それぞれ隙間なく連設されていてもよく(図5参照)、各々の帯状部の間に、長さ方向における寸法がそれぞれの帯状部の長さの1/10〜1/30、特に1/15〜1/25であり、且つ黄色、橙色又はピンク色の短寸法帯部21a、21bが設けられていてもよい(図6、図7及び図8参照)。このような短寸法帯部が設けられた場合、各々の帯状部の移動のみでなく、短寸法帯部の移動によっても移動通路の走行方向を確認することができる。更に、この短寸法帯部によりハンドレールの美観も向上する。
尚、複合帯状体21が、ハンドレールの全長さに渡って設けられている場合、各々の複合帯状体は隙間なく連設されていてもよく、それぞれの複合帯状体の間に上記と同様の短寸法帯部が設けられていてもよい。
複合帯状体21には、情報が記載されていてもよい(図7参照)。この情報は、低明度帯状部211、中明度帯状部212及び高明度帯状部213のうちの少なくとも1箇所に記載されておればよいが、中明度帯状部212及び高明度帯状部213、特に高明度帯状部213に記載されていることが好ましい。中明度帯状部212及び高明度帯状部213、特に高明度帯状部213に記載されておれば、情報をより明瞭に視認することができるため好ましい。この情報については第1の実施の形態における記載をそのまま適用することができる。
[2]複数の相似な図形からなる表示体が設けられた他の本発明の移動通路用ハンドレール
第3の実施形態の移動通路用ハンドレールは、芯体と、芯体に被覆された弾性体とを備え、弾性体の表面に、長さ方向に複数の相似な図形が寸法の大きい図形から寸法の小さい図形の順に形成され、且つ各々の図形が同方向を向いて設けられた一対の表示体が、長さ方向に繰り返し設けられ、それぞれの表示体の間の各寸法が、各々の相似な図形の間の各寸法より大きいことを特徴とする。
この第3の実施形態における移動通路及び移動通路用ハンドレールについては、前記の第1の実施形態における記載をそのまま適用することができる。
上記「表示体22」は、上記「複数の相似な図形」からなる。表示体22は弾性体112の表面のうちの人が視認することができる部位に設けられておればよいが、弾性体112の表面のうちの上面の平坦部及び側面の曲面部に設けられていることが好ましい。このように表示体22が弾性体の表面の幅方向における端部を除く略全幅に渡って設けられておれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を確認することができるため好ましい。
表示体22は、ハンドレールの長さ方向に繰り返し設けられており、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を確認することができる。各々の表示体22における図形の個数は特に限定されないが、2〜5個、特に2〜3個であればよく、3個であることが好ましい。また、それぞれの図形の寸法の差も特に限定されないが、最も大きい図形から順に直前の図形の大きさに対して50〜80%、特に60〜70%の大きさに縮小された図形であることが好ましい。更に、各々の表示体22の間の寸法は、それぞれの相似な図形の間の寸法より大きく、表示体22の間の寸法は、各々の相似な図形の間の寸法のうちの最大の寸法の2〜8倍、特に3〜6倍であることが好ましい。
また、表示体22における各々の相似な図形の間の距離は同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。更に、それぞれの表示体22の間の距離も同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、表示体22は、通常、間欠的に設けられる。
表示体22は、各々の相似な図形の間の距離が同じであり、且つハンドレールの全長さに渡って間欠的に6〜18個、特に12〜18個設けられていることがより好ましい。更に、表示体22は、それぞれの相似な図形の間の距離が同じであり、ハンドレールの全長さに渡って間欠的に、且つ等間隔に6〜18個、特に12〜18個設けられていることが特に好ましい(図1参照)。このようなハンドレールであれば、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
表示体22の色相は特に限定されない。例えば、弾性体112の少なくとも表面が、青色、赤色、黒色又は灰色である場合、表示体22は、黄色、橙色又はピンク色とすることができる。このようなハンドレールであれば、移動通路の走行方向を容易に確認することができ、ハンドレールの美観も向上する。
相似な図形の形状は特に限定されないが、例えば、矢印とすることができる(図9参照)。この矢印が走行方向を向くように表示体22を設けることにより、移動通路の走行方向がより明確となり好ましい。また、図形が矢印である場合、移動通路が停止していても動作時の走行方向を推定することができる。例えば、通常は停止しており、センサーによって人を感知して走行する移動通路では、停止していても走行方向を推定することができる。更に、相似な図形は菱形とすることもでき(図10参照)、この菱形の鋭角側の頂点が走行方向を向くように表示体22を設けた場合、大小の菱形の移動により、移動通路の走行方向を容易に確認することができるため好ましい。
各々の表示体22の間には、情報が記載されていてもよい。この情報については第1の実施の形態における記載をそのまま適用することができる。
[3]色相が異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が設けられた更に他の本発明の移動通路用ハンドレール
更に他の本発明の移動通路用ハンドレールは、芯体と、芯体に被覆された弾性体と、を備え、弾性体の表面に、長さ方向に連設された色相の異なる複数の帯状部及び短寸法帯部を有する複合帯状体が、長さ方向に繰り返し設けられ、短寸法帯部は各々の帯状部の間に設けられ、短寸法帯部の長さ方向における寸法が、それぞれの帯状部の各長さの1/10〜1/30であり、且つ短寸法帯部の色相が複数の帯状部の色相のいずれとも異なっていることを特徴とする。
複合帯状体が有する帯状部の個数は特に限定されないが、2〜5個とすることができ、2又は3個であることが好ましい。
以下、帯状部が2又は3個である好ましい態様について詳しく説明する。
(1)色相の異なる第1帯状部と第2帯状部とを有する複合帯状体が設けられた移動通路用ハンドレール
第4の実施形態の移動通路用ハンドレールは、複合帯状体が、第1帯状部、第2帯状部及び1個の短寸法帯部を有する。
この第4の実施形態における移動通路及び移動通路用ハンドレールについては、前記の第1の実施形態における記載をそのまま適用することができる。
上記「複合帯状体23」は、上記「第1帯状部231」と、上記「短寸法帯部23a」と、上記「第2帯状部232」と、がこの順に連設されてなる(図11及び図12参照)。複合帯状体23は弾性体112の表面のうちの人が視認することができる部位に設けられておればよいが、弾性体112の表面のうちの上面の平坦部及び側面の曲面部に設けられていることが好ましい。このように複合帯状体23が弾性体の幅方向における端部を除く略全幅に渡って設けられておれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を確認することができるため好ましい。また、複合帯状体23は、ハンドレールの長さ方向に繰り返し設けられており、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
複合帯状体23は色相が異なる2種類の帯状部を有し、各々の帯状部のハンドレールの長さ方向における寸法は同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、複合帯状体23は、色相が同じであり、且つその色相が第1帯状部及び第2帯状部の各色相と異なる短寸法帯部23aを有し、この短寸法帯部のハンドレールの長さ方向における寸法も同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。更に、複合帯状体23は、ハンドレールの全長さに渡って設けられていてもよく、設けられていない部分があってもよいが、間欠的に設けられていることが好ましい。
短寸法帯部23aの長さ方向における寸法は、第1帯状部231及び第2帯状部232の各寸法の1/10〜1/30であり、1/15〜1/25であることが好ましい。このような短寸法帯部が設けられた場合、第1帯状部及び第2帯状部の移動のみでなく、それぞれの短寸法帯部の移動によっても移動通路の走行方向を確認することができる。更に、これらの短寸法帯部によりハンドレールの美観も向上する。
また、第1帯状部231と第2帯状部232の各々の長さ方向における寸法は同じであることが好ましく、且つ複合帯状体23が全長さに渡って間欠的に6〜18個、特に12〜18個設けられていることがより好ましい。各々の帯状部が同寸法であれば、見る人に落ち着いた印象を与えることができる。更に、複合帯状体23は全長さに渡って間欠的に、且つ等間隔に6〜18個、特に12〜18個設けられていることが特に好ましく(図1参照)、このようなハンドレールであれば、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
尚、複合帯状体23が、ハンドレールの全長さに渡って設けられている場合、各々の複合帯状体は隙間なく連設されていてもよく、それぞれの複合帯状体の間に上記と同様の短寸法帯部が設けられていてもよい。
各々の帯状部及び短寸法帯部の各色相は特に限定されない。例えば、弾性体の少なくとも表面が、青色、赤色、黒色又は灰色である場合、第1帯状部及び第2帯状部の各々を弾性体の表面とは異なる色相の有彩色とし、短寸法帯部を黄色、橙色又はピンク色であり且つ帯状部のうちの隣り合う帯状部とは異なる色相の有彩色とすることができる。このようなハンドレールであれば、移動通路の走行方向を容易に確認することができ、ハンドレールの美観も向上する。
複合帯状体23には、情報が記載されていてもよい。この情報は、各々の帯状部及び短寸法帯部のいずれに記載されていてもよいが、帯状部に記載すれば、より多くの情報を提供することができるため好ましい。この情報については第1の実施の形態における記載をそのまま適用することができる。
(2)色相の異なる第1帯状部、第2帯状部及び第3帯状部を有する複合帯状体が設けられた移動通路用ハンドレール
第5の実施形態の移動通路用ハンドレールは、複合帯状体が、第1帯状部、第2帯状部、第3帯状部及び2個の短寸法帯部を有する。
この第5の実施形態における移動通路及び移動通路用ハンドレールについては、前記の第1の実施形態における記載をそのまま適用することができる。
上記「複合帯状体23」(第4の実施形態の移動通路用ハンドレールにおける複合帯状体に更に第3帯状部233及び短寸法帯部23bが設けられた態様であるが同符号を付する。)は、上記「第1帯状部231」と、上記「短寸法帯部」のうちの一方の短寸法帯部23aと、上記「第2帯状部232」と、他方の短寸法帯部23bと、上記「第3帯状部233」と、がこの順に連設されてなる(図13及び図14参照)。複合帯状体23は弾性体112の表面のうちの人が視認することができる部位に設けられておればよいが、弾性体112の表面のうちの上面の平坦部及び側面の曲面部に設けられていることが好ましい。このように複合帯状体23が弾性体の幅方向における端部を除く略全幅に渡って設けられておれば、斜め方向からでも、遠方からでも、移動通路の走行方向を確認することができるため好ましい。また、複合帯状体23は、ハンドレールの長さ方向に繰り返し設けられており、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を、常時、且つ容易に確認することができる。
複合帯状体23は色相が異なる3種類の帯状部を有し、各々の帯状部のハンドレールの長さ方向における寸法は同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、複合帯状体23は、それぞれの色相が同じであり、且つその色相が第1帯状部、第2帯状部及び第3帯状部のうちの隣り合う帯状部の色相とは異なる2個の短寸法帯部を有し、これらの短寸法帯部のハンドレールの長さ方向における寸法も同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。更に、複合帯状体23は、ハンドレールの全長さに渡って設けられていてもよく、設けられていない部分があってもよいが、間欠的に設けられていることが好ましい。
短寸法帯部23a、23bの各々の長さ方向における寸法は、第1帯状部231、第2帯状部232及び第3帯状部233の各寸法の1/10〜1/30であり、1/15〜1/25であることが好ましい。このような短寸法帯部が設けられた場合、第1帯状部、第2帯状部及び第3帯状部の移動のみでなく、それぞれの短寸法帯部の移動によっても移動通路の走行方向を確認することができる。更に、これらの短寸法帯部によりハンドレールの美観も向上する。
また、第1帯状部231、第2帯状部232及び第3帯状部233の各々の長さ方向における寸法、及びそれぞれの短寸法帯部の長さ方向における寸法、がいずれも同じであることがより好ましく、且つ複合帯状体23が全長さに渡って間欠的に6〜18個、特に12〜18個設けられていることがより好ましい。各々の帯状部が同寸法であり、且つそれぞれの短寸法帯部が同寸法であれば、見る人に落ち着いた印象を与えることができる。更に、複合帯状体23は全長さに渡って間欠的に、且つ等間隔に6〜18個、特に12〜18個設けられていることが特に好ましく(図1参照)、このようなハンドレールであれば、移動通路を利用する人は移動通路の走行方向を常時、且つ容易に確認することができる。
尚、複合帯状体23が、ハンドレールの全長さに渡って設けられている場合、各々の複合帯状体は隙間なく連設されていてもよく、それぞれの複合帯状体の間に上記と同様の短寸法帯部が設けられていてもよい。
各々の帯状部及びそれぞれの短寸法帯部の各色相は特に限定されない。例えば、弾性体の少なくとも表面が、青色、赤色、黒色又は灰色である場合、第1帯状部、第2帯状部及び第3帯状部の各々を弾性体の表面とは異なる色相の有彩色とし、すべての短寸法帯部を黄色、橙色又はピンク色であり且つ帯状部のうちの隣り合う帯状部とは異なる色相の有彩色とすることができる。このようなハンドレールであれば、移動通路の走行方向を容易に確認することができ、ハンドレールの美観も向上する。
複合帯状体23には、情報が記載されていてもよい。この情報は、各々の帯状部及びそれぞれの短寸法帯部のいずれに記載されていてもよいが、帯状部に記載すれば、より多くの情報を提供することができるため好ましい。この情報については第1の実施の形態における記載をそのまま適用することができる。
複合帯状体21、表示体22及び複合帯状体23の各々の形成方法は特に限定されない。例えば、印刷等により複合帯状体又は表示体が設けられた樹脂フィルムをハンドレールの表面に貼着することで形成することができる。また、複合帯状体又は表示体をハンドレールの表面に直接印刷して形成することもできる。これらの方法のうちでは複合帯状体又は表示体が設けられた樹脂フィルムを貼着する方法が好ましい。この方法であれば、既設の移動通路のハンドレールに樹脂フィルムを貼着することで容易に複合帯状体又は表示体を有する移動通路用ハンドレールとすることができる。また、樹脂フィルムの貼り換えにより複合帯状体又は表示体を容易に変更することができる。
複合帯状体又は表示体が間欠的に、且つ等間隔に設けられた移動通路用ハンドレールを備えるエスカレータの斜視図である。 明度の異なる2種類の帯状部を有する複合帯状体が設けられた移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 明度の異なる2種類の帯状部と、各々の帯状部の間に設けられた短寸法帯部と、を有する移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 平面形状が異なる他は図3と同様に帯状部と短寸法帯部とが設けられた移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 明度の異なる3種類の帯状部を有する複合帯状体が設けられた移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 明度の異なる3種類の帯状部と、各々の帯状部の間に設けられ、且つそれぞれが同じ色相の短寸法帯部と、を有する移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 図6において明度の低い帯状部に情報が記載された移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 平面形状が異なり、情報が記載されていない他は図6と同様に帯状部と短寸法帯部とが設けられた移動通路用ハンドレールの一部分を示す説明図である。 相似な矢印からなる一対の表示体が繰り返し設けられた移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 相似な菱形からなる一対の表示体が繰り返し設けられた移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 色相の異なる2種類の帯状部と、各々の帯状部の間に設けられ、且つそれぞれの帯状部と色相の異なる短寸法帯部と、を有する移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 平面形状が異なる他は図11と同様に帯状部と短寸法帯部とが設けられた移動通路用ハンドレールの一部の斜視図である。 色相の異なる3種類の帯状部と、各々の帯状部の間に設けられ、それぞれの帯状部と色相が異なり、且つ各々の色相が同じである短寸法帯部と、を有する移動通路用ハンドレールの一部の斜視図である。 平面形状が異なる他は図13と同様に帯状部と短寸法帯部とが設けられた移動通路用ハンドレールの一部を示す説明図である。 弾性体の上面の平坦部及び側面の曲面部に樹脂フィルムが貼着され、複合帯状体又は表示体が設けられた移動通路用ハンドレールの断面を示す説明図である。
符号の説明
1;エスカレータ(移動通路)、11;移動通路用ハンドレール、111;芯体、112;弾性体、12;移動ステップ、13;側壁、2;複合帯状体又は表示体、21;複合帯状体、211;低明度帯状部、212;中明度帯状部、213;高明度帯状部、21a;短寸法帯部、213a;記載された情報、22;表示体、221;複数の相似な矢印(表示体)、222;複数の相似な菱形(表示体)23;複合帯状体、231;青色、232;白色、233;ピンク色、23a、23b;短寸法帯部。

Claims (24)

  1. 芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、
    上記弾性体の表面に、長さ方向に連設された明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、L表色系により表される各々の該帯状部の明度の差がそれぞれ10〜40であり、且つ各々の該帯状部の色相がそれぞれ同じであることを特徴とする移動通路用ハンドレール。
  2. 芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、
    上記弾性体の表面に、長さ方向に連設された明度の異なる複数の帯状部を有する複合帯状体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、L表色系により表される各々の該帯状部の明度の差がそれぞれ10〜40であり、且つ各々の該帯状部がいずれも無彩色であることを特徴とする移動通路用ハンドレール。
  3. 上記複合帯状体が、低明度帯状部と高明度帯状部とを有する請求項1又は2に記載の移動通路用ハンドレール。
  4. 上記複合帯状体が、低明度帯状部、中明度帯状部及び高明度帯状部をこの順に有する請求項1又は2に記載の移動通路用ハンドレール。
  5. 各々の上記帯状部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つ上記複合帯状体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  6. 各々の上記帯状部の間に、上記長さ方向における寸法が該帯状部の各長さの1/10〜1/30であり、且つ黄色、橙色又はピンク色の短寸法帯部が設けられた請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  7. 各々の上記短寸法帯部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つそれぞれの該短寸法帯部の色相がいずれも同じである請求項6に記載の移動通路用ハンドレール。
  8. 上記複合帯状体は樹脂フィルムを基材とし、該樹脂フィルムが上記弾性体の上記表面に貼着されて設けられた請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  9. 上記複合帯状体に情報が記載された請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  10. 芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、
    上記弾性体の表面に、長さ方向に複数の相似な図形が寸法の大きい図形から寸法の小さい図形の順に形成され、且つ各々の図形が同方向を向いて設けられた一対の表示体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、それぞれの該表示体の間の各寸法が、各々の相似な図形の間の各寸法より大きいことを特徴とする移動通路用ハンドレール。
  11. 上記複数の相似な図形の各々の間隔が同一であり、且つ上記表示体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた請求項10に記載の移動通路用ハンドレール。
  12. 上記弾性体の少なくとも上記表面が青色、赤色、黒色又は灰色であり、上記表示体が黄色、橙色又はピンク色である請求項10又は11に記載の移動通路用ハンドレール。
  13. 上記相似な図形が矢印であり、且つ該矢印が走行方向を向いている請求項10乃至12のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  14. 上記相似な図形が菱形であり、且つ該菱形の鋭角側の頂点が走行方向を向いている請求項10乃至12のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  15. 上記表示体は樹脂フィルムを基材とし、該樹脂フィルムが上記弾性体の上記表面に貼着されて設けられた請求項10乃至14のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  16. 各々の上記表示体の間に情報が記載された請求項10乃至15のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  17. 芯体と、該芯体に被覆された弾性体と、を備える移動通路用ハンドレールにおいて、
    上記弾性体の表面に、長さ方向に連設された色相の異なる複数の帯状部及び少なくとも1個の短寸法帯部を有する複合帯状体が、該長さ方向に繰り返し設けられ、該短寸法帯部は各々の該帯状部の間に設けられ、該短寸法帯部の長さ方向における寸法が、それぞれの該帯状部の各長さの1/10〜1/30であり、且つ該短寸法帯部の色相が複数の該帯状部の該色相のいずれとも異なっていることを特徴とする移動通路用ハンドレール。
  18. 上記複合帯状体が、第1帯状部、第2帯状部及び1個の短寸法帯部を有する請求項17に記載の移動通路用ハンドレール。
  19. 上記複合帯状体が、第1帯状部、第2帯状部、第3帯状部及び2個の短寸法帯部を有する請求項17に記載の移動通路用ハンドレール。
  20. 各々の上記帯状部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つ上記複合帯状体が全長さに渡って間欠的に6〜18個設けられた請求項17乃至19のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  21. 各々の上記短寸法帯部の上記長さ方向における寸法がいずれも同じであり、且つそれぞれの該短寸法帯部の色相が同じである請求項20に記載の移動通路用ハンドレール。
  22. 上記弾性体の少なくとも上記表面が青色、赤色、黒色又は灰色であり、各々の上記帯状部が該弾性体の該表面とは異なる色相の有彩色であり、すべての上記短寸法帯部が黄色、橙色又はピンク色であり且つ該帯状部のうちの隣り合う帯状部とは異なる色相である請求項17乃至21のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  23. 上記複合帯状体は樹脂フィルムを基材とし、該樹脂フィルムが上記弾性体の上記表面に貼着されて設けられた請求項17乃至22のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
  24. 上記複合帯状体に情報が記載された請求項17乃至23のうちのいずれか1項に記載の移動通路用ハンドレール。
JP2006117196A 2006-04-20 2006-04-20 移動通路用ハンドレール Pending JP2009161255A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117196A JP2009161255A (ja) 2006-04-20 2006-04-20 移動通路用ハンドレール
PCT/JP2007/058529 WO2007123181A1 (ja) 2006-04-20 2007-04-19 移動通路用ハンドレール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117196A JP2009161255A (ja) 2006-04-20 2006-04-20 移動通路用ハンドレール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009161255A true JP2009161255A (ja) 2009-07-23

Family

ID=38625081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006117196A Pending JP2009161255A (ja) 2006-04-20 2006-04-20 移動通路用ハンドレール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009161255A (ja)
WO (1) WO2007123181A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151471A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 東芝エレベータ株式会社 手摺りベルトの製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813920Y1 (ja) * 1969-09-10 1973-04-16
JPS4849789U (ja) * 1971-10-12 1973-06-29
JPS50114890U (ja) * 1974-02-28 1975-09-19
JPH0839695A (ja) * 1994-08-01 1996-02-13 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd ハンドベルト、ハンドベルトの製造方法及び製造装置
JP2003029642A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Kubokou Paint Kk 塗料色見本カード及び塗料色見本帳
JP2003108003A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Nissha Printing Co Ltd レーザーエッチングラベルの製造方法、レーザーエッチング用ラベル
JP2005067801A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Masami Nakagawa エスカレータ又は動く歩道用の移動手摺、及びこれを用いたエスカレータ又は動く歩道
JP2005067837A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Toshiba Elevator Co Ltd マンコンベア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019151471A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 東芝エレベータ株式会社 手摺りベルトの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007123181A1 (ja) 2007-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009161255A (ja) 移動通路用ハンドレール
JP2009107742A (ja) 乗客搭乗用エスカレータ及び手摺りベルト用印刷フィルム
JP2006347764A (ja) エスカレーターの手摺ベルト
KR101455808B1 (ko) 표시구를 갖는 에스컬레이터 또는 이동식 보도용 핸드레일
JP5984663B2 (ja) エスカレータのコム構造とその製造方法
JPH0986847A (ja) 乗客コンベア
JP3850485B2 (ja) 乗客コンベア
JP2018193241A (ja) エスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルト
JP2000272864A (ja) マンコンベア
JPH11217175A (ja) エスカレータの踏板表示装置
KR100776300B1 (ko) 보행자용 안전 유도블록
CN220442070U (zh) 一种具有多色视觉效果的拉链
JPWO2007139186A1 (ja) 手摺ベルト及び該手摺ベルトを備えるエスカレーター
JP2018165215A (ja) 転倒事故防止形エスカレーター
JP2005067801A (ja) エスカレータ又は動く歩道用の移動手摺、及びこれを用いたエスカレータ又は動く歩道
CN216303017U (zh) 乘客运输装置
JP2009249182A (ja) エスカレーターの手摺ベルト
JP2002316785A (ja) 乗客コンベア
JP2014061975A (ja) 乗客コンベアのステップ及びこれを備えた乗客コンベア
JP2004323154A (ja) 電動道路
JP3186575U (ja) エスカレーター用手摺
JPH08169677A (ja) 乗客コンベア
JP2005047639A (ja) 乗客コンベア装置
JP2008254922A (ja) エスカレーターの手摺ベルト
JP2013006693A (ja) 視覚弱者向けのエスカレーター用手摺ベルト