JP2009160901A - 二色成形品の成形方法並びに成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出成形工法を採用した二色成形品の成形方法並びに成形金型であって、見切りライン付近の絞模様の消失を防ぎ外観性能を高める。
【解決手段】成形金型40で画成されるキャビティCを二分割する分割機構部50における分割バー51を耐熱性を有する軟質材料で構成するとともに、分割バー51の上面に湾曲シール面53を備えるように形成する。従って、第1のキャビティC1内に溶融樹脂M1を射出充填する際は、分割バー51が可動側金型41の型面と密着シールするが、分割バー51が軟質材料であるため、可動側金型41の絞模様のダメージを軽減できるとともに、湾曲シール面53,414同士が密着するため、シール性能を高めることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム等の自動車用内装部品に好適な二色成形品の成形方法並びに成形金型に係り、特に、見切りライン付近の製品表面の外観性能を高めることができる二色成形品の成形方法並びに成形金型に関する。
図9は、自動車用内装部品の代表的な部品である自動車用ドアトリムを示す正面図であり、この自動車用ドアトリム1は、その外観意匠性を高めるために、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3との間で色彩を相違させた二色成形品から構成されている。
そして、このドアトリム1を成形する成形金型4の構成について図10,図11を基に説明する。まず、成形金型4は、可動側金型5と固定側金型6が相互に型締め、型開き可能に設けられており、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3とを区画する見切り部分には固定側金型6に分割バー7が設けられている。この分割バー7は、駆動シリンダ7aにより所定ストローク上下動作を行ない、ドアトリムアッパー2の成形時には、駆動シリンダ7aの駆動により、キャビティ8内に臨み、ドアトリムアッパー成形用キャビティ8aとドアトリムロア成形用キャビティ8bとを区画することで、ドアトリムアッパー2側の溶融樹脂M1がドアトリムロア成形用キャビティ8b内に侵入することを阻止し、ドアトリムロア3の成形時には分割バー7が後退して、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3との一体成形が行なわれる。
すなわち、ドアトリムアッパー2の成形時、図11(a)に示すように、可動側金型5と固定側金型6とで画成されるキャビティ8には、分割バー7の上昇により、分割バー7の先端面7bが可動側金型5の型面に突き当たり、ドアトリムアッパー成形用キャビティ8aとドアトリムロア成形用キャビティ8bとに区画される。その後、ドアトリムアッパー成形用キャビティ8aに溶融樹脂M1が射出充填され、ドアトリムアッパー2がまず所要形状に成形される。
そして、ドアトリムアッパー2の成形が完了すれば、図11(b)に示すように、駆動シリンダ7aの収縮動作により、分割バー7が下降して、キャビティ8から後退し、ドアトリムロア成形用キャビティ8b内に溶融樹脂M2が射出充填され、ドアトリムロア3がドアトリムアッパー2と一体に成形されて図9に示すドアトリム1の成形が完了する。二色成形品を同一の金型内で分割バーを使用して成形する従来例としては、特許文献1に詳細に示されている。
特開平8−267479号公報
このように、従来では、同一の成形金型4を使用して、二色成形品(ドアトリム)1を成形するには、キャビティ8を分割する分割バー7が通常使用されており、この分割バー7は、一方側のキャビティ8aに充填される溶融樹脂M1が他方側のキャビティ8b内に侵入しないように、図11(a)に示すように、可動側金型5の型面にその先端面7bを突き当てることにより、樹脂漏れを防止するという構成であるが、通常、製品表面に位置する可動側金型5側には、外観性能を高める絞模様が刻設されているが、上述したように、分割バー7の先端面7bが可動側金型5の絞面に突き当たるため、成形を繰り返せば、絞模様が消失する傾向にあり、製品側に転写される絞模様に艶ムラが生じ易く、見切りライン付近の外観性能を著しく低下させるという欠点が指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、キャビティを分割する分割機構部を備えた成形金型を使用して二色成形品を成形する成形方法並びに成形金型において、見切りライン付近に艶ムラが発生することがなく、優れた外観見栄えが得られる二色成形品の成形方法並びに成形金型を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、キャビティを分割する分割機構部における分割バーの材質及び形状に工夫を施すことで、分割バーが成形金型の型面に対して繰り返し突き当てられても絞面に加わるダメージが軽減されることに着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、成形金型のキャビティを分割バーにより複数のキャビティに区画し、第1のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して、一方側の樹脂成形品を成形した後、前記分割バーを下降操作し、第2のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して、他方側の樹脂成形品を一方側の樹脂成形品と一体化してなる二色成形品の成形方法において、前記成形金型内に配置される分割バーは、耐熱性を有する軟質なブロック体から構成されるとともに、分割バーの上面は、湾曲シール面が形成される一方、それに対する成形上型面はそれと密着する湾曲シール面に設定され、上記分割バーの上昇時、二つのキャビティを分割バーで区画する際、分割バーと成形上型とが強固に密着シールされた状態で第1のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填することを特徴とする。
そして、本発明に使用する成形金型は、複数の樹脂成形品を接合一体化してなる二色成形品を成形する際に使用する成形金型であって、この成形金型は、相互に型締め、型開き可能な成形上下型と、成形下型に連設される溶融樹脂の供給系としての射出機と、成形下型に配置され、樹脂成形品の見切りラインに沿って配設される分割機構部とから構成され、上記分割機構部における分割バーは、耐熱性を有する軟質材料から構成されるとともに、該分割バーの上面は、成形上型との間で密着性を高めるために湾曲シール面形状に設定されていることを特徴とする。
ここで、二色成形品とは、単一の成形金型に少なくとも二つ以上の異なるキャビティを設定し、各キャビティに異種材料を射出充填することで、少なくとも外観の異なる複数の樹脂成形品を接合一体化して成形される成形品のことをいう。尚、一方側の樹脂成形品の表面には、表皮を積層一体化することもできる。この二色成形品は、例えば、ドアトリム、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム等の自動車用内装部品全般に適用できる。
上記樹脂成形品の樹脂材料としては、1種類の熱可塑性樹脂でも2種類以上の熱可塑性樹脂からなっても良い。好ましくは、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アイオノマー系樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)樹脂等が使用でき、これらの熱可塑性樹脂中に各種充填剤を混入しても良い。使用できる充填剤としては、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維、タルク、クレイ、シリカ、炭酸カルシウム等の無機粒子がある。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤、低収縮剤等の各種の添加剤が配合されても良い。
次いで、本発明方法に使用する成形金型は、所定ストローク上下動可能な成形上型と、この成形上型の下方側に位置する固定側である成形下型と、成形下型に連結され、複数のキャビティに異なる溶融樹脂を供給する複数の射出機と、成形下型に配置される分割機構部とから構成されている。
更に、成形下型に配置される分割機構部は、シリンダにより分割バーが上下動可能に支持され、分割バーの材質は、フッ素ゴムやシリコンゴム等、耐熱性を有する軟質材料が使用され、成形上型に当接する分割バーの上面は、湾曲面形状に設定されており、対する成形上型においても湾曲シール面形状に設定されている。
従って、本発明によれば、成形金型を型締めした後、第1のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する射出充填時において、分割機構部における分割バーが上昇して、第1のキャビティと第2のキャビティとを区画する際、成形上型の型面と分割バーの上面とが精度良くシールされるため、第2のキャビティに樹脂漏れが生じることがなく、第1のキャビティ内に溶融樹脂を精度良く射出充填することができる。更に、分割バーの材質が耐熱性を有する軟質材料から構成されているため、可動側金型の型面に設けた絞模様がダメージを受けることがなく、繰り返し成形を行なっても、絞模様に艶ムラ等が生じることがなく、見切りライン付近の外観性能を高めることができる。
以上説明した通り、本発明に係る二色成形品の成形方法並びに成形金型は、同一の成形金型を使用して異なる色彩をもつ樹脂成形品を一体化する際、キャビティを二分割する分割バーの材質を耐熱性を有する軟質材料で構成するとともに、当接面として湾曲シール面を採用することで、可動側金型における絞面のダメージが少なく、絞模様消失等の不具合を有効に回避でき、外観性能を高めることができるとともに、可動側金型及び分割機構部の損傷も未然に防止でき、成形金型の寿命を長期化できるという効果を有する。
以下、本発明に係る二色成形品の成形方法並びに成形金型の具体的な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図8は本発明の一実施例を示すもので、図1は本発明方法を適用して製作した上下二分割タイプの自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、図3は同ドアトリムの成形方法に使用する成形金型を示す全体図、図4は同成形金型における分割バーの構成を示す説明図、図5乃至図8は同ドアトリムにおけるドアトリムアッパーの成形工程及びドアトリムロアの成形工程をそれぞれ示す説明図である。
図1,図2において、自動車用ドアトリム10は、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との上下二分割体から構成されており、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との間には、見切りライン11が設定されている。更に、外観上のアクセント効果を強調できるように、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とは色彩を相違させた樹脂成形品で構成し、ドアトリムアッパー20及びドアトリムロア30のそれぞれ製品面20a,30aは、絞模様が後述する成形金型から転写されている。尚、ドアトリム10には、各種の付属部品、例えば、ドアトリムアッパー20にはインサイドハンドルエスカッション21が取り付けられており、見切りライン11の上方に乗員が肘を掛けて休めるアームレスト22が形成されている。一方ドアトリムロア30には、ドアポケット開口31が開設されており、このドアポケット開口31のフロント側にスピーカグリル32がドアトリムロア30と一体、あるいは別体に設けられている。尚、図2中符号33はポケットバックカバーを示し、符号34はドアパネルを示す。そして、本発明に係るドアトリム10においては、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との間の見切りライン11付近の外観性能が向上していることが特徴である。
次いで、図3,図4に基づいて、上記ドアトリム10を成形する成形金型40の構成について説明する。図3において、成形金型40の全体構成を説明すると、この成形金型40は、射出成形工法を採用しており、可動側金型41と固定側金型42とが相互に型締め、型開き可能に設けられており、固定側金型42には、ドアトリムアッパー20及びドアトリムロア30の素材を供給するための射出機43a,43bが連設されているとともに、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との各キャビティを分割するシール機能を備えた分割機構部50が配置されている。
更に詳しくは、上記可動側金型41は、製品形状に合致したキャビティ部411が形成されており、可動側金型41の上面に連結された昇降シリンダ412の昇降駆動により、可動側金型41は所定ストローク上下動作を行ない、固定側金型42に対して型締め、型開きが行なわれる。また、可動側金型41の4隅部には、ガイド機構となるガイドブッシュ413が設けられている。一方、固定側金型42には、可動側金型41のキャビティ部411に対応するコア部421が設けられている。更に、このコア部421の型面に溶融樹脂を供給するために、マニホールド422a,422b、ゲート423a,423bが設けられており、このマニホールド422a,422b、ゲート423a,423bの樹脂通路を経て射出機43a,43bから供給される溶融樹脂M1,M2がコア部421の上面に形成されたドアトリムアッパー成形用の第1のキャビティC1内、及びドアトリムロア成形用の第2のキャビティC2内に供給される。また、固定側金型42の4隅部には、ガイド機構となるガイドポスト424が突設され、このガイドポスト424は、成形金型40が型締めされる際、ガイドブッシュ413内に案内されることで可動側金型41のプレス姿勢を適正に維持できる。すなわち、一方側の射出機43aから供給される溶融樹脂M1は、マニホールド422a、ゲート423aを通してドアトリムアッパー成形用の第1のキャビティC1内に射出充填される。一方、他方側の射出機43bから供給される溶融樹脂M2は、マニホールド422b、ゲート423bを通じてドアトリムロア成形用の第2のキャビティC2に射出充填されることになる。
ところで、本発明に係る成形金型40は、キャビティCをC1とC2とに区画する分割機構部50の構成に特徴がある。すなわち、図4に示すように、分割機構部50は、キャビティC1,C2とに区画する分割バー51と、分割バー51を所定ストローク上下動させる駆動シリンダ52とから構成されており、特に、本実施例においては、分割バー51の材質及び形状に特徴がある。すなわち、材質としては、耐熱性を有する軟質材料、例えば、フッ素ゴムやシリコンゴム等を使用し、可動側金型41と当接する分割バー51の上面は湾曲シール面53に形成されており、可動側金型41の型面形状についても、分割バー51の湾曲シール面53と密着する湾曲シール面414に設定されている。
そして、この成形金型40を使用して、図1,図2に示す二色成形品の一例であるドアトリム10を成形する工程について説明する。まず、図5に示すように、昇降シリンダ412の駆動により、可動側金型41を所定ストローク下降して、成形金型40が型締めされる。次いで、一方側の射出機43aからマニホールド422a、ゲート423aを通じて第1のキャビティC1内に溶融樹脂M1が射出充填されるが、この時、図6に示すように、固定側金型42に配置されている分割機構部50は、駆動シリンダ52の伸長動作により、分割バー51は最上方位置に上昇し、可動側金型41の型面と当接している。この時、分割バー51は、軟質材料で構成されているとともに、分割バー51の湾曲シール面53と可動側金型41側の湾曲シール面414とが密着しているため、第2のキャビティC2側に溶融樹脂M1が樹脂漏れすることがなく、精度良くドアトリムアッパー20を成形することができる。また、フラット面ではなく湾曲面で当接しているため、分割バー51のシール性能が高まり、樹脂漏れを確実に防止することができるとともに、軟質材料を使用しているため、可動側金型41の型面に刻設した絞模様を転写した場合の絞ダメージが少なく、かつ衝撃も少なくて済み、金型の耐久性を高めることができる。
次いで、ドアトリムアッパー20の成形が完了すれば、分割機構部50における駆動シリンダ52の駆動により、分割バー51はキャビティCから後退して、図7に示すように、他方側の射出機43b、マニホールド422b、ゲート423bを通じて第2のキャビティC2内に他方側の溶融樹脂M2が射出充填され、ドアトリムロア30が所要形状に成形される。そして、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30が一体化されて、図1,図2に示すツートンタイプのドアトリム10が所要形状に成形される。また、第2のキャビティC2に溶融樹脂M2を射出充填する際には、図8に示すように、駆動シリンダ52の収縮動作により、分割バー51は下方に位置しており、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とは分割バー51が固定側金型42側に埋没することで新たなスペースが形成され、接合面積を多く確保することで、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との接合強度を強化することができる。
以上説明した実施例は、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とからなる上下二分割構造のドアトリム10を対象としているが、二色成形品であれば、リヤパーセルシェルフ、フロアトリム、ラゲージトリム、トランクトリム、リヤサイドトリム等、内装部品全般に適用することができる。更に、固定側金型42に配置される分割機構部50において、分割バー51の構成は、実施例では分割バー51の全体を耐熱性を有する軟質材料で構成したが、鋼材ブロックの上面にのみ軟質材料を組み付けた複合材料を使用することもできる。
本発明に係る二色成形品の成形方法を適用して製作したツートンタイプの自動車用ドアトリムを示す正面図である。 図1中II−II線断面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムを成形する際に使用する成形金型の全体構成を示す説明図である。 図3に示す成形金型における分割機構部の構成を示す説明図である。 図3に示す成形金型を使用するドアトリムの成形方法におけるドアトリムアッパーの成形工程を示す説明図である。 図5に示すドアトリムアッパーの成形工程における分割機構部の作用を示す説明図である。 図3に示す成形金型を使用するドアトリムの成形方法におけるドアトリムロアの成形工程を示す説明図である。 図7に示すドアトリムロアの成形工程における分割機構部の作用を示す説明図である。 従来のドアトリムを示す正面図である。 従来のドアトリムを成形する成形金型の構成を示す説明図である。 従来のドアトリムの成形に使用する分割バーの動作を示す説明図である。
符号の説明
10 自動車用ドアトリム
11 見切りライン
20 ドアトリムアッパー
30 ドアトリムロア
40 成形金型
41 可動側金型
411 キャビティ部
412 昇降シリンダ
414 湾曲シール面
42 固定側金型
421 コア部
422a,422b マニホールド
423a,423b ゲート
43a,43b 射出機
50 分割機構部
51 分割バー
52 駆動シリンダ
53 湾曲シール面
C1 第1のキャビティ(ドアトリムアッパー成形用)
C2 第2のキャビティ(ドアトリムロア成形用)
M1,M2 溶融樹脂

Claims (2)

  1. 成形金型(40)のキャビティ(C)を分割バー(51)により複数のキャビティ(C1,C2)に区画し、第1のキャビティ(C1)内に溶融樹脂(M1)を射出充填して、一方側の樹脂成形品(20)を成形した後、前記分割バー(51)を下降操作し、第2のキャビティ(C2)内に溶融樹脂(M2)を射出充填して、他方側の樹脂成形品(30)を一方側の樹脂成形品(20)と一体化してなる二色成形品(10)の成形方法において、
    前記成形金型(40)内に配置される分割バー(51)は、耐熱性を有する軟質なブロック体から構成されるとともに、分割バー(51)の上面は、湾曲シール面(53)が形成される一方、それに対する成形上型(41)面はそれと密着する湾曲シール面(414)に設定され、上記分割バー(51)の上昇時、二つのキャビティ(C1,C2)を分割バー(51)で区画する際、分割バー(51)と成形上型(41)とが強固に密着シールされた状態で第1のキャビティ(C1)内に溶融樹脂(M1)を射出充填することを特徴とする二色成形品の成形方法。
  2. 複数の樹脂成形品(20,30)を接合一体化してなる二色成形品(10)を成形する際に使用する成形金型(40)であって、この成形金型(40)は、相互に型締め、型開き可能な成形上下型(41,42)と、成形下型(42)に連設される溶融樹脂(M1,M2)の供給系としての射出機(43a,43b)と、成形下型(42)に配置され、樹脂成形品(20,30)の見切りライン(11)に沿って配設される分割機構部(50)とから構成され、上記分割機構部(50)における分割バー(51)は、耐熱性を有する軟質材料から構成されるとともに、該分割バー(51)の上面は、成形上型(41)との間で密着性を高めるために湾曲シール面(53)形状に設定されていることを特徴とする二色成形品の成形金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105014872A (zh) * 2014-04-23 2015-11-04 株式会社小糸制作所 双色成形法及双色成形品

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