JP2009157198A - 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】焦点検出用画素に対する入射光量を増大させて焦点検出の精度を高めるという効果をある程度確保しつつ、焦点検出用画素に入射した光のうちの短波長光が隣接する撮像用画素に受光されてしまうのを低減し、高品質の画像を得る。
【解決手段】2次元状に配置された複数の画素は、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素20Aと、焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素20R,20L,20U,20Dと、を含む。撮像用画素20Aには、赤色(R)、緑色(G)又は青色(B)のカラーフィルタが設けられる。一方、焦点検出用画素20R,20L,20U,20Dには、イエロー(Ye)のカラーフィルタが設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置に関するものである。
近年、ビデオカメラや電子カメラ等の撮像装置が広く一般に普及している。これらのカメラには、CCD型や増幅型などの固体撮像素子が使用されている。これらの固体撮像素子は、入射光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換部を有する画素がマトリクス状に複数配置されている。
増幅型の固体撮像素子では画素の光電変換部にて生成・蓄積された信号電荷を画素に設けられた増幅部に導き、増幅部で増幅した信号を画素から出力する。そして、増幅型の固体撮像素子には、例えば増幅部に接合型電界効果トランジスタを用いた固体撮像素子(特許文献1、2)や、増幅部にMOSトランジスタを用いたCMOS型固体撮像素子(特許文献3)などが提案されている。
ところで、電子カメラにおいて自動焦点調節を実現するためには撮像レンズの焦点調節状態を検出する必要がある。従来は、撮像に用いる固体撮像素子とは別個に焦点検出素子が設けられていた。しかし、その場合には焦点検出素子やこれに光を導く焦点検出用光学系の分だけコストが増大し、またその分だけ装置が大型化する。
そこで、近年、焦点検出方式としていわゆる瞳分割位相差方式を採用し焦点検出素子としても兼用できるように構成された固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献4)。
特許文献4に開示された固体撮像素子では、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する撮像用画素とは別に、焦点調節状態を示す焦点検出用信号(「AF信号」とも称す。)を生成する焦点検出用画素(「AF用画素」とも称す。)が複数配置されている。この固体撮像素子では、AF用画素は、2分割された光電変換部を有している。このような光電変換部上に、マイクロレンズが画素に対して1対1に設けられている。2分割された光電変換部は、マイクロレンズによって撮像レンズの射出瞳と略結像関係(すなわち、略共役)となる位置に配置されている。したがって、撮像レンズの射出瞳とマイクロレンズとの間の距離はマイクロレンズの大きさに対して十分に長いことから、2分割された光電変換部は、マイクロレンズの略焦点位置に配置されていることになる。以上述べた関係から、各画素において、2分割された光電変換部の一方部分は、撮像レンズの射出瞳の一部の領域であって射出瞳の中心から所定方向へ偏心した領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。また、各AF用画素において、2分割された光電変換部の他方部分は、撮像レンズの射出瞳の一部であって射出瞳の中心から反対方向へ偏心した領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
このようなAF用画素は、固体撮像素子の有効画素領域に均一に配置されるのではなく、上下、左右に或いは中央に部分的に配置されるのが一般的である。このように配置されるのは、AF用の信号を効率的に生成し、且つ、出来る限り撮像用画素を増大させるためである。
そして、特許文献4には、撮像用画素にはベイヤー配列に従ってR(赤色),G(緑色),B(青色)のカラーフィルタが設けられる一方、AF用画素にはカラーフィルタは設けられていない第1の固体撮像素子と、AF用画素にもベイヤー配列に従ってR(赤色),G(緑色),B(青色)のカラーフィルタが設けられた第2の固体撮像素子が、開示されている(特許文献4の段落[0125])。
特開平11−177076号公報 特開2004−335882号公報 特開2004−111590号公報 特開2000−292686号公報
しかしながら、本発明者の研究の結果、特許文献4に開示された前記第1の固体撮像素子のように、AF用画素にカラーフィルタを設けない場合には、AF用画素に入射した光のうちの短波長光が、AF用画素の周囲の遮光膜や配線層で多重反射されることで、隣接する撮像用画素に受光されてしまい、これに起因して画質が低下してしまうということが、判明した。この点について、以下に説明する。
固体撮像素子においては、一般的に、ある画素に入射した光が当該画素の周囲の遮光膜や配線層で多重反射されることで隣接画素に受光されてしまうのを防止するために、遮光膜や配線層の上には反射防止膜が形成されている。しかしながら、この反射防止膜は、R光やG光に対しては十分に反射防止機能を発揮するように設計される一方、短波長光に対しては逆に反射させるように設計される。これは次の理由による。固体撮像素子の製造時に、反射防止膜やその下の配線層等をフォトリソエッチング法によりパターニングする際、反射防止膜上に形成したフォトレジストを短波長の露光光(例えば、波長365nm)で露光する。このとき、フォトレジストを透過してしまい反射防止膜に到達した露光光を、反射防止膜で反射させて、再度フォトレジストに入射させてフォトレジストを感光させれば、露光の効率が高まる。そこで、前記反射防止膜は、短波長光に対しては反射させるように設計されるのである。なお、このような反射防止膜では、例えば波長365nmの光のみを反射させるように設計しようとしても、実際には、B光の波長領域の光もかなり反射させることになる。
特許文献4に開示されたような固体撮像素子においても、撮像用画素及びAF用画素の周囲の遮光膜や配線層には、このような特性を有する反射防止膜が形成される。したがって、AF用画素にカラーフィルタを設けない場合には、AF用画素に入射した光のうちの短波長光(すなわち、B光)が、AF用画素の周囲の遮光膜や配線層で多重反射されることで、隣接する撮像用画素に受光されてしまい、これに起因して画質が低下してしまうのである。
また、特許文献4に開示された前記第2の固体撮像素子のように、AF用画素にR,G,Bのカラーフィルタのいずれかを設ける場合には、R,G,Bのカラーフィルタは透過させる光の波長域がそれぞれ比較的狭い範囲に限定されるので、AF用画素に対する入射光量が低下してしまい、ひいては、焦点検出精度が低下してしまう。のみならず、AF用画素にBのカラーフィルタを設ける場合には、AF用画素にカラーフィルタを設けない場合と同様に、AF用画素に入射した光のうちの短波長光が、AF用画素の周囲の遮光膜や配線層で多重反射されることで、隣接する撮像用画素に受光されてしまい、これに起因して画質が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、焦点検出用画素に対する入射光量を増大させて焦点検出の精度を高めるという効果をある程度確保しつつ、焦点検出用画素に入射した光のうちの短波長光が隣接する撮像用画素に受光されてしまうのを低減することができ、ひいては高品質の画像を得ることができる固体撮像素子、及び、これを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による固体撮像素子は、光学系により結像される被写体像を光電変換する固体撮像素子であって、2次元状に配置され各々が入射光に応じた電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素を備え、前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含み、前記焦点検出用画素には、400nm以上470nm以下の波長域における透過率が40%以下であるとともに530nm以上700nm以下の波長域における透過率が40%以上である光学フィルタが設けられたものである。
前記第1の態様において、400nm以上470nm以下の波長域における前記光学フィルタの透過率は、30%以下であることが好ましい。また、前記第1の態様において、530nm以上700nm以下の波長域における前記光学フィルタの透過率は、50%以上であることが好ましい。さらに、前記第1の態様において、400nm以上470nm以下の波長域における前記光学フィルタの透過率は30%以下であり、かつ、530nm以上700nm以下の波長域における前記光学フィルタの透過率は50%以上であることが、より好ましい。
本発明の第2の態様による固体撮像素子は、前記第1の態様において、前記光学フィルタは、イエローフィルタであるものである。
本発明の第3の態様による固体撮像素子は、光学系により結像される被写体像を光電変換する固体撮像素子であって、2次元状に配置され各々が入射光に応じた電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素を備え、前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含み、前記焦点検出用画素には、イエローフィルタが設けられたものである。
本発明の第3の態様による固体撮像素子は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記撮像用画素は第1乃至第3のグループに分けられ、前記第1のグループの前記撮像用画素には赤色カラーフィルタが設けられ、前記第2のグループの前記撮像用画素には緑色カラーフィルタが設けられ、前記第3のグループの前記撮像用画素には青色カラーフィルタが設けられたものである。
本発明の第5の態様による撮像装置は、前記第1乃至第4のいずれかの態様による固体撮像素子と、前記複数の焦点検出用画素の少なくとも一部の画素からの前記焦点検出用信号に基づいて、前記光学系の焦点調節状態を示す検出信号を出力する検出処理部と、前記検出処理部からの前記検出信号に基づいて前記光学系の焦点調節を行う調節部と、を備えたものである。
本発明によれば、焦点検出用画素に対する入射光量を増大させて焦点検出の精度を高めるという効果をある程度確保しつつ、焦点検出用画素に入射した光のうちの短波長光が隣接する撮像用画素に受光されてしまうのを低減することができ、ひいては高品質の画像を得ることができる固体撮像素子、及び、これを用いた撮像装置を提供することができる。
以下、本発明による固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラ1を示す概略ブロック図である。電子カメラ1には、被写体像を結像する光学系としての撮影レンズ2が装着される。この撮影レンズ2は、レンズ制御部2aによってフォーカスや絞りが駆動される。この撮影レンズ2の像空間には、撮影レンズ2により結像された被写体像を光電変換する固体撮像素子3の撮像面が配置される。
固体撮像素子3は、撮像制御部4の指令によって駆動され、信号を出力する。固体撮像素子3から出力される信号は、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号、撮影レンズ2の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号のいずれかである。いずれにおいても信号は、信号処理部5、及びA/D変換部6を介して処理された後、メモリ7に一旦蓄積される。なお、撮像用信号は、自動露光用の信号(測光信号)として用いられる場合もある。メモリ7は、バス8に接続される。バス8には、レンズ制御部2a、撮像制御部4、マイクロプロセッサ9、焦点演算部(検出処理部)10、露光演算部14、記録部11、画像圧縮部12、画像処理部13、ストロボ発光制御部15なども接続される。ストロボ発光制御部15は、内蔵又は外付けのストロボ16の発光を制御する。本実施の形態では、ストロボ16は、プリ発光時には、赤色光の波長範囲に属する所定波長の単色光を発する。上記マイクロプロセッサ9には、レリーズ釦などの操作部9aが接続される。また、上記の記録部11には記録媒体11aが着脱自在に装着される。
図2は、図1中の固体撮像素子3の概略構成を示す回路図である。固体撮像素子3は、マトリクス状に配置された複数の画素20と、画素20から信号を出力するための周辺回路とを有している。画素20がマトリクス状に配置されている有効画素領域(撮像領域)を符号31で示している。図2において、画素数は、横に4行縦に4行の16個の画素を示している。しかし、本実施の形態では、画素数はそれよりもはるかに多くなっている。もっとも、本発明では、画素数は特に限定されるものではない。
本実施の形態では、固体撮像素子3は、画素として後述する撮像用画素20Aと、焦点検出用信号を生成する焦点検出用画素(以下、「AF用画素」と称する。)20R,20L,20U,20Dとを有しているが、図2ではそれらのいずれであるかを区別することなく、符号20で示している。その具体的な回路構成や構造は、後述する。これらの画素20は、周辺回路の駆動信号に従って、撮像用信号又は焦点検出用信号を出力する。また、すべての画素20は、同時に光電変換部がリセットされて露光の時間とタイミングが同一にされることも、1行ずつ読み出す所謂ローリングシャッタも可能となっている。
周辺回路は、垂直走査回路21、水平走査回路22、これらと接続されている駆動信号線23,24、画素20からの信号を受け取る垂直信号線25、垂直信号線25と接続される定電流源26及び相関二重サンプリング回路(CDS回路)27、CDS回路27から出力される信号を受け取る水平信号線28、出力アンプ29等からなる。
垂直走査回路21及び水平走査回路22は、電子カメラ1の撮像制御部4からの指令に基づいて駆動信号を出力する。各画素20は、垂直走査回路21から出力される駆動信号を所定の駆動信号線23から受け取って駆動され、撮像用信号又は焦点検出用信号を垂直信号線25に出力する。垂直走査回路21から出力される駆動信号は複数あり、それに伴い駆動配線23も複数ある。
画素20から出力された信号は、CDS回路27にて所定のノイズ除去が施される。そして、水平走査回路22の駆動信号により水平信号線28及び出力アンプ29を介して外部に信号が出力される。
図3は、図1中の固体撮像素子3(特にその有効画素領域31)を模式的に示す概略平面図である。本実施の形態では、図3に示すように、固体撮像素子3の有効画素領域31には、中央に配置された十字状をなす2つの焦点検出領域32,33と、左右に配置された2つの焦点検出領域34,35と、上下に配置された2つの焦点検出領域36,37とが、設けられている。なお、図3に示すように、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を定義する。また、X軸方向のうち矢印の向きを+X方向又は+X側、その反対の向きを−X方向又は−X側と呼び、Y軸方向についても同様とする。XY平面と平行な平面が固体撮像素子3の撮像面(受光面)と一致している。X軸方向の並びを行、Y軸方向の並びを列とする。なお、入射光は図3の紙面手前側から奥側に入射する。これらの点は、後述する図についても同様である。
図4は、図3における焦点検出領域32,33の交差部付近を拡大した概略拡大図であり、画素配置を模式的に示している。本実施の形態では、いずれの画素20にもカラーフィルタが設けられているが、当該画素に設けられたカラーフィルタの色を区別しないで分類すると、固体撮像素子3は、1種類の撮像用画素20Aと、4種類のAF用画素20R,20L,20U,20Dとを有している。以下の説明において、AF用画素の種類を区別しない場合は、AF用画素に符号20Fを付す場合がある。
図5(a)は撮像用画素20Aの主要部を模式的に示す概略平面図、図5(b)は図5(a)中のX1−X2線に沿った概略断面図である。撮像用画素20Aは、光電変換部としてのフォトダイオード41と、フォトダイオード41上にオンチップで形成されたマイクロレンズ42と、フォトダイオード41の光入射側に設けられた赤色(R)カラーフィルタ50R、緑色(G)カラーフィルタ50G又は青色(B)カラーフィルタ50Bとを備えている。図4には、各撮像用画素20Aに設けられたカラーフィルタの色を、R,G,Bとして示している。また、図5に示すように、マイクロレンズ42の略焦点面には、遮光部としての金属層等の遮光層43が形成されている。遮光層43は、必要に応じて配線層を兼ねる。遮光層43には、撮像用画素20Aにおいて、当該撮像用画素20Aのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形の開口43aが形成されている。画素20Aのフォトダイオード41は、開口43aを通過した光を全て有効に受光し得る大きさを有している。なお、遮光層43とマイクロレンズ42との間や、基板44と遮光層43との間には、層間絶縁膜等が形成されている。
本実施の形態では、画素20Aにおいて、マイクロレンズ42の略焦点面に配置された遮光層43に前記開口43aが形成されていることによって、画素20Aのフォトダイオード41は、撮影レンズ2の射出瞳の中心から実質的に偏心していない前記射出瞳の領域(開口43aのマイクロレンズ42による投影像に相当)からの光束を受光して光電変換することになる。
図6(a)はAF用画素20Rの主要部を模式的に示す概略平面図、図6(b)は図6(a)中のX3−X4線に沿った概略断面図である。図6において、図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。この点は、後述する図7乃至図9についても同様である。
AF用画素20Rが撮像用画素20Aと異なる所は、AF用画素20Rにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20Rのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど右側(+X側)半分の大きさの長方形の開口43bが形成されている点と、R,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bに代えて、イエロー(Ye)のカラーフィルタ(イエローフィルタ)50Yeが設けられている点のみである。図4には、各AF用画素20R(及び各AF用画素20L,20U,20D)に設けられたカラーフィルタの色を、Yeとして示している。なお、画素20Rのフォトダイオード41は、画素20Aのフォトダイオード41と同じ大きさを有している。このように本実施の形態では開口43bは開口43aの半分であるが、これに限定されず、例えば、開口43bは、当該AF用画素20Rのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)の右側(+X側)40%程度又は60%程度の大きさの長方形の開口としてもよい。なお、AF用画素20Rの開口43bはAF用画素20Lの後述する開口43cと同じ大きさを有することが好ましく、AF用画素20Uの後述する開口43dはAF用画素20Dの後述する開口43eと同じ大きさを有することが好ましい。
画素20Rにおいて、遮光層43に前記開口43bが形成されていることによって、画素20Rのフォトダイオード41は、撮影レンズ2の射出瞳の中心から−X方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図7(a)はAF用画素20Lの主要部を模式的に示す概略平面図、図7(b)は図7(a)中のX5−X6線に沿った概略断面図である。AF用画素20Lが撮像用画素20Aと異なる所は、AF用画素20Lにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20Lのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど左側(−X側)半分の大きさの長方形の開口43cが形成されている点と、R,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bに代えて、イエローフィルタ50Yeが設けられている点のみである。画素20Lにおいて、遮光層43に前記開口43cが形成されていることによって、画素20Lのフォトダイオード41は、撮影レンズ2の射出瞳の中心から+X方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図8(a)はAF用画素20Uの主要部を模式的に示す概略平面図、図8(b)は図8(a)中のY1−Y2線に沿った概略断面図である。AF用画素20Uが撮像用画素20Aと異なる所は、AF用画素20Uにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20Uのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど上側(+Y側)半分の大きさの長方形の開口43dが形成されている点と、R,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bに代えて、イエローフィルタ50Yeが設けられている点のみである。画素20Uにおいて、遮光層43に前記開口43dが形成されていることによって、画素20Uのフォトダイオード41は、撮影レンズ2の射出瞳の中心から−Y方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図9(a)はAF用画素20Dの主要部を模式的に示す概略平面図、図9(b)は図9(a)中のY3−Y4線に沿った概略断面図である。AF用画素20Dが撮像用画素20Aと異なる所は、AF用画素20Dにおいて、遮光層43には、当該AF用画素20Dのマイクロレンズ42の光軸Oに対して同心の正方形(開口43aと同じ大きさの正方形)のちょうど下側(−Y側)半分の大きさの長方形の開口43eが形成されている点と、R,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bに代えて、イエローフィルタ50Yeが設けられている点のみである。画素20Dにおいて、遮光層43に前記開口43eが形成されていることによって、画素20Dのフォトダイオード41は、撮影レンズ2の射出瞳の中心から+Y方向へ実質的に偏心した前記射出瞳の領域からの光束を選択的に受光して光電変換することになる。
図面には示していないが、撮像用画素20A及びAF用画素20R,20L,20U,20Dのいずれに関しても、遮光層43やその他の配線層(図示せず)には、従来の固体撮像素子と同様に、R光及びG光は反射させないがB光はかなり反射させるような反射特性を持つ反射防止膜が形成されている。
再び図4を参照すると、本実施の形態に係る固体撮像素子3では、有効画素領域31の全体に2次元状に配置された多数の画素20が、列方向(Y軸方向)に2個隣接するとともに行方向(X軸方向)に2個隣接して並んだ2×2個の画素20からなる複数の画素ブロックに、分けられている。図4では、太線で囲まれた2×2個の画素20の各グループがそれぞれ1つの画素ブロックとなっている。換言すれば、2×2個の画素20からなる画素ブロックを一単位として、この画素ブロックが有効画素領域31の全体に2次元状に配置されている。各画素ブロックは、2×2個の画素20に限定されるものではなく、m及びnをそれぞれ2以上の整数としたとき、m×n個の画素であってもよい。
本実施の形態では、全ての画素ブロックの各々に関して、当該画素ブロックの全ての2×2個の画素20には、AF用画素20Fを除いて、同じ色のカラーフィルタ50が設けられている。したがって、各画素ブロックは、当該撮像用画素20Aの色に従ったそれぞれ一色のカラー情報を出力する。本実施の形態では、1つの画素ブロックの画素数である4個分の撮像用画素20Aの撮像用信号に相当する信号が、1つの画素ブロックの領域の撮像用信号とされる。そして、本実施の形態では、有効画素領域31の全体に配置された画素ブロックは、当該画素ブロックの撮像用画素20Aに設けられたカラーフィルタ50の色を当該画素ブロックの色であるとみなして、当該画素ブロックの色に基づくベイヤー配列に従って配置されている。
本実施の形態では、図3中のX軸方向に延びた各焦点検出領域32,36,37はそれぞれ一画素行の領域となっており、図3中のY軸方向に延びた各焦点検出領域33〜35はそれぞれ一画素列の領域となっている。図4には、焦点検出領域32が一画素行の領域であるとともに焦点検出領域33が一画素列の領域であることが明示されている。
本実施の形態では、X軸方向に延びた焦点検出領域32,36,37のいずれかの領域の一部を含む各画素ブロックは、焦点検出領域32,33の交差点の画素20(ここでは、画素20L)を含む1つの画素ブロック60(本実施の形態では、この画素ブロック60は、特異な画素ブロックとなっているので、他の画素ブロックと区別するべく、図4において符号60を付している。)を除いて、対応する焦点検出領域に配置され瞳分割に関して対をなす2個のAF用画素20F(AF用画素20RとAF用画素20L)と、2個の撮像用画素20Aとからなる。Y軸方向に延びた焦点検出領域33〜35のいずれかの領域の一部を含む各画素ブロックは、画素ブロック60を除いて、対応する焦点検出領域に配置され瞳分割に関して対をなす2個のAF用画素20F(AF用画素20UとAF用画素20D)と、2個の撮像用画素20Aとからなる。画素ブロック60は、対応する焦点検出領域に配置された3個のAF用画素20F(AF用画素20RとAF用画素20LとAF用画素20U)と、1個の撮像用画素20Aとからなる。画素ブロック60にはAF用画素20Uと対をなすAF用画素20Dが設けられていないので、画素ブロック60のAF用画素20Uからの焦点検出用信号は実際には焦点検出用に用いることはできない。よって、画素ブロック60のAF用画素20Uは、撮像用画素20Aで置き換えてもよい。焦点検出領域32〜37のいずれの領域の一部も含まない各画素ブロックは、4個の撮像用画素20Aからなる。
このようにして、本実施の形態では、AF用画素20R,20Lは、各焦点検出領域32,36,37において、X軸方向に並んだ2つ以上の画素ブロックに渡って、同一の行において順次隣り合うように一直線状に配置されている。また、AF用画素20U,20Dは、各焦点検出領域33〜35において、Y軸方向に並んだ2つ以上の画素ブロックに渡って、同一の列において順次隣り合うように一直線状に配置されている。
撮影レンズ2の焦点調節状態を検出する際には、AF用画素20Fから出力される焦点検出用信号が用いられる。また、撮像時には、2個のAF用画素20F及び2個の撮像用画素20Aからなる画素ブロックに関しては、2個の撮像用画素20Aの出力が、当該画素ブロックの撮像用信号として使用される。すなわち、まず、2個の撮像用画素20Aから個別に出力される撮像用信号は、固体撮像素子3内あるいは固体撮像素子3外にて合算される。しかし、2個のAF用画素20Fは、撮像用信号を生成しない。そこで、同一画素ブロックの4個の画素が配置される領域は、概略同一の光量であると近似する。そして、前記合算された撮像用信号は、更に2倍にされて4個分の画素の撮像用信号とするのである。なお、画素ブロック60については、1個の撮像用画素20Aの撮像用信号を4倍にして4個分の画素の撮像用信号とすればよい。
換言すれば、本固体撮像素子3では、撮像時にAF用画素20Fを補間する場合、当該AF用画素20Fに隣接する撮像用画素20Aの信号を補間用の信号として使用することができる。したがって、本実施の形態では、個々の画素をベイヤー配列に従って又はベイヤー配列に準じて配列する固体撮像素子に比べて、AF用画素20Fに関する補間の精度を向上させて画質を向上させることができる。もっとも、本発明では、個々の画素をベイヤー配列に従って又はベイヤー配列に準じて配列してもよい。その例を、後に第2の実施の形態として説明する。
なお、4個の撮像用画素20Aからなる画素ブロックに関しては、4個の撮像用画素20Aから個別に出力される撮像用信号は、固体撮像素子3内あるいは固体撮像素子3外にて合算される。合算された信号は、その画素ブロックの画像情報となる。
図10は、図1中の固体撮像素子3の1つの画素ブロックをなす2×2個の画素20を示す回路図である。図10は、焦点検出領域33の一部を含む画素ブロック(図4参照)、すなわち、2個のAF用画素20F(AF用画素20UとAF用画素20D)及び2個の撮像用画素20Aを示している。
本実施の形態では、いずれの画素20(撮像用画素20A、AF用画素20R、AF用画素20L、AF用画素20U、AF用画素20D)も、同一の回路構成を有している。各画素は、入射光に応じた電荷を生成し蓄積する光電変換部としてのフォトダイオード41と、前述した電荷を受け取って前述した電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部としてのフローティングディフュージョン(FD)81と、FD81の電位に応じた信号を出力する増幅部としての画素アンプ82と、フォトダイオード41からFD81に電荷を転送する電荷転送部としての転送トランジスタ83と、FD81の電位をリセットするリセット部としてのリセットトランジスタ84と、当該画素20を選択する選択部としての選択トランジスタ85と、を備えている。なお、図10において、Vddは電源である。この画素20の回路構成は、CMOS固体撮像素子の単位画素の回路構成として一般的なものである。
本実施の形態では、転送トランジスタ83、画素アンプ82、リセットトランジスタ84、選択トランジスタ85は、いずれもNMOSトランジスタで構成されている。
各画素20の転送トランジスタ83のゲート電極は、画素行ごとに共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φTGが供給される。各画素20の選択トランジスタ85のゲート電極は、画素行毎に共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φSが供給される。各画素20のリセットトランジスタ84のゲート電極は、画素行毎に共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φFDRが供給される。
図11は、固体撮像素子3の動作例を示すタイミングチャートである。この例は、ローリングシャッタの場合の例を示している。なお、ここでは、撮像用信号を出力することで説明する。しかし、焦点検出用信号を出力する場合も、読み出す領域(行、列)が限定されるだけであり、基本的に同じである。
まず、選択行のφFDRがハイとなっている間にφTGがハイ、ローとされることによりフォトダイオード41がリセットされる。所定時間経過後に、φSがハイとされて、選択行の選択トランジスタ85がオンとされる。φSがハイの開始時点から一定時間だけφFDRがハイにされてFD81のレベルが基準レベルにリセットされ、その後φFDRがローにされる。次いで、FD81の基準レベルに応じたレベル(ダークレベル)が、画素アンプ82から垂直信号線25を介してCDS回路27に蓄積される。
次いで、φTGが再度ハイ、ローとされる。これにより、フォトダイオード41に蓄積されていた電荷がFD81に転送される。その後、基準レベルとこの電荷による信号の重畳された信号に応じたレベルの信号が、画素アンプ82から垂直信号線25を介してCDS回路27に蓄積される。そして、CDS回路27によって、ここで蓄積された信号と先のダークレベルとの差分を取ることで得た撮像用信号が出力される。そして、順次各列の撮像用信号が水平信号線に出力される。
その後、次の行が選択されて同様に信号が出力されていく。
図12は、固体撮像素子3の他の動作例を示すタイミングチャートである。この例は、全画素同時に露光する場合の例を示している。まず、全行のφFDRがハイとされている状態で全行同時にφTGがハイとされる。これにより、全画素20のフォトダイオード41に蓄積されていた電荷が同時にリセットされる。なお、φTGがローにされた時点からφTGが再度ハイとされるまでの時間が、露光時間となる。
所定時間経過後、選択行のφSがハイとされる。次いで、φTGが再度ハイ、ローとされる(この動作は全行同時に行われる。)。これにより、全行同時に、フォトダイオード41に蓄積されていた電荷がFD81に転送される。選択行においては、この電荷による信号に応じたレベルの信号が、画素アンプ82から垂直信号線25を介してCDS回路27に蓄積される。ここでは、CDS回路27は、ダークレベルを利用した相関二重サンプリング処理(CDS処理)は行わず、単に、前記電荷による信号に応じたレベルの信号を一時的に蓄積する回路として用いられる。そして、順次各列の撮像用信号が水平信号線に出力される。
その後、次の行が選択されて同様に信号が出力されていく。
ここでは、簡略化のため、CDS処理を行わないものとして説明した。しかしながら、全画素同時に露光する場合であっても、CDS処理を行うことが好ましいことは、言うまでもない。この場合には、例えば、前記特許文献1(特開平11−177076号公報)に開示されているように、フォトダイオード41とFD81との間に、フォトダイオード41からの電荷を一時的に蓄積する蓄積部(容量)を設け、転送トランジスタ83の代わりに、フォトダイオード41から前記蓄積部に電荷を転送する第1の転送トランジスタ、及び、前記蓄積部からFD81に電荷を転送する第2の転送トランジスタを設ければよい。
ここで、本実施の形態による電子カメラ1の動作の一例について、説明する。
操作部9aのレリーズ釦の半押し操作が行われると、電子カメラ1内のマイクロプロセッサ9は、その半押し操作に同期して撮像制御部4を駆動する。撮像制御部4は、被写体の確認を行うために予め定めた公知の手法により、撮像用画素20Aのうちの全画素又は所定画素から被写体確認用の撮像信号を読み出し、メモリ7に蓄積する。このとき、全画素を読み出す場合は、例えば、前記図11又は図12に示す動作と同様の動作を行う。そして、画像処理部13は、その信号から、画像認識技術を利用して被写体を認識する。例えば、顔認識モードの場合、被写体として顔を認識する。このとき、画像処理部13は、被写体の位置及び形状を得る。
その後、マイクロプロセッサ9は、先に得られた被写体の位置及び形状に従って、焦点検出領域32〜37のうちから、被写体に対する焦点調節状態を精度良く検出するのに最適な、焦点検出に用いるべき、オートフォーカス用ラインセンサに相当する焦点検出領域を設定する。また、先に得られた被写体の位置及び形状に従って、被写体に対する露光状態を精度良く検出するのに最適な測光領域(すなわち、AE(自動露光)用信号を取得する撮像用画素)を設定する。さらに、マイクロプロセッサ9は、前記認識結果等に基づいて、焦点検出のため及びAE用測光情報の取得のための、撮影条件(絞り、焦点調節状態、シャッタ時間等)を設定する。
引き続いて、マイクロプロセッサ9は、先に設定した絞り等の条件となるようにレンズ制御部2aを作動させ、先に設定したシャッタ時間等の条件でかつ先に設定した焦点検出領域のAF用画素20Fの画素列の座標及び先に設定した測光領域の撮像用画素20Aの画素列の座標に従って、撮像制御部4を駆動することで、焦点検出用信号及び測光用信号を読み出し、メモリ7に蓄積する。このとき、全画素を読み出す場合は、例えば、前述した図11又は図12に示す動作と同様の動作によって、焦点検出用信号及び測光用信号を読み出す。
次に、マイクロプロセッサ9は、先に取得されメモリ7に格納された全画素の信号のうちから、先に設定した焦点検出領域のAF用画素20Fからの焦点検出用信号をピックアップし、それらの信号に基づいて瞳分割位相差方式に従った演算(焦点調節状態の検出処理)を焦点検出演算部10に行わせることで、焦点検出演算部10にデフォーカス量を算出させる。また、マイクロプロセッサ9は、先に取得されメモリ7に格納された全画素の信号のうちから、先に設定した測光領域の撮像用画素からの信号(測光用信号)をピックアップし、それらの信号に基づいて、本撮影時に最適な露光量を露光演算部14に演算させる。
次いで、マイクロプロセッサ9は、先に算出されたデフォーカス量に応じて合焦状態となるように、レンズ制御部2aに撮影レンズ2を調節させる。また、マイクロプロセッサ9は、先に演算された露光量に応じた絞りとなるようにレンズ制御部2aに撮影レンズ2を調節させる。
次に、マイクロプロセッサ9は、操作部9aのレリーズ釦の全押し操作に同期して、本撮影のために設定したシャッタ時間等の条件で撮像制御部4を駆動することで、画像信号を読み出して本撮影を行う。このとき、前述した図11又は図12に示す動作と同様の動作によって、撮像用信号を読み出す。撮像制御部4によって、この撮像用信号は、メモリ7に蓄積される。
次いで、マイクロプロセッサ9は、前述したような画素ブロック毎の4個分の画素の撮像用信号を得る処理(補間処理を含む)を画像処理部13に行わせ、これを画像信号としてメモリ7に蓄積させる。
その後、マイクロプロセッサ9は、操作部9aの指令に基づき、必要に応じて画像処理部13や画像圧縮部12にて所望の処理を行い、記録部に処理後の信号を出力させ記録媒体11aに記録する。これにより、一連の動作を終了する。
前述した動作例の説明では、AE動作やAF動作を、昼間のような明るい環境下において固体撮像素子3の出力から行うものとして説明した。例えば、夜間のような暗い環境下においてストロボ発光により撮影する場合には、ストロボ16の本発光前に、ストロボ発光制御部15はストロボ16をプリ発光させる。前述したように、本実施の形態では、このプリ発光光は、赤色光の波長範囲に属する所定波長の単色光である。そして、このプリ発光時に固体撮像素子3から焦点検出用信号及び測光用信号が読み出され、読み出された焦点検出用信号に基づいて焦点検出演算部10がデフォーカス量を算出し、読み出された測光用信号に基づいて露光演算部14が最適な露光量を演算する。その後、レンズ制御部2aは、このデフォーカス量に応じて合焦状態となるように撮影レンズ2を調節するとともに、前記露光量に応じた絞りとなるように撮影レンズ2の絞りを調整する。また、撮像制御部4は露光演算部14で得られた露光量に応じたシャッタ時間を設定し、露光演算部14はこの露光量に応じたストロボ16の調光情報をストロボ発光制御部15に供給する。そして、ストロボ発光制御部15は、その調光情報に応じた調光状態となるようにストロボ16を本発光させ、その本発光時に、固体撮像素子3の撮像用画素20Aから撮像用信号が読み出され、その信号は信号処理部5及びA/D変換器6を経て画像データとしてメモリ7に格納される。
本実施の形態では、前述したように、撮像用画素20Aには、赤色カラーフィルタ50R、緑色カラーフィルタ50G及び青色カラーフィルタ20Bのうちのいずれかが設けられているのに対し、AF画素20F(20R,20L,20U,20D)には、これらのカラーフィルタ50R,50G,50Bのいずれとも異なる光透過特性を有する光学フィルタとして、イエローフィルタ50Yeが設けられている。これらのカラーフィルタ50R,50G,50B,50Yeの理想的な光透過特性(分光感度特性)を、図13乃至図16にそれぞれ示す。
図13乃至図16に示すように、理想的には、赤色カラーフィルタ50RはR光のみを選択的に透過させ、緑色カラーフィルタ50GはG光のみを選択的に透過させ、青色カラーフィルタ50BはB光のみを選択的に透過させるのに対し、イエローフィルタ50YeはG光及びR光を透過させるがB光を透過させない。
また、本実施の形態では、前述したように、撮像用画素20A及びAF用画素20R,20L,20U,20Dのいずれに関しても、遮光層43やその他の配線層(図示せず)には、従来の固体撮像素子と同様に、R光及びG光は反射させないがB光はかなり反射させるような反射特性を持つ反射防止膜が形成されている。
AF用画素20Fにカラーフィルタを全く設けない場合や、AF用画素20Fにイエローフィルタ50Yeに代えて青色カラーフィルタ50Bを設けた場合には、AF用画素20Fに入射したB光が当該AF用画素20Fの周囲の遮光層43や配線層で多重反射されることで、隣接する撮像用画素20Aに受光されてしまい、これに起因して画質が低下してしまう。これに対し、本実施の形態では、AF用画素20Fにはイエローフィルタ50Yeが設けられ、イエローフィルタ50YeはB光を透過させないので、AF用画素20Fに入射したB光がその周囲の遮光膜や配線層で多重反射されることで隣接する撮像用画素20Aに受光されてしまうような状況が生じなくなり、画質が低下しない。
また、AF用画素20Fにイエローフィルタ50Yeに代えてR,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bのいずれかを設ける場合には、R,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bは透過させる光の波長域がそれぞれ比較的狭い範囲に限定されるので、AF用画素20Fに対する入射光量が低下してしまい、ひいては、焦点検出精度が低下してしまう。これに対し、本実施の形態では、AF用画素20Fにはイエローフィルタ50Yeが設けられ、イエローフィルタ50Yeが入射させる光の波長領域はR光及びG光に渡る比較的広い範囲であるので、AF用画素20FにR,G,Bのカラーフィルタ50R,50G,50Bのいずれかを設ける場合に比べて、AF用画素20Fに対する入射光量が増大し、ひいては焦点検出の精度が高まる。
このように、本実施の形態によれば、AF用画素20Fにイエローフィルタ50Yeが設けられているので、AF用画素20Fに対する入射光量を増大させて焦点検出の精度を高めるという効果(以下、「AF用入射光量増大効果」という。)をある程度確保しつつ、AF用画素20Fに入射した光のうちのB光(短波長光)が隣接する撮像用画素に受光されてしまうのを低減して高品質の画像を得ることができるという効果(以下、「隣接画素混入低減効果」という。)が得られる。
以上の説明では、イエローフィルタ50Yeが図16に示す理想的な特性を有するものとしていたが、現実のイエローフィルタは、例えば、図17に示すような特性を有している。本実施の形態では、イエローフィルタ50Yeとして、実際には、例えば、図17に示すような特性を有するイエローフィルタが用いられる。
本発明では、AF用入射光量増大効果をある程度確保しつつ、隣接画素混入低減効果をそれなりに得るためには、AF用画素20Fに設けるフィルタは、400nm以上470nm以下の波長域における透過率が40%以下であるとともに530nm以上700nm以下の波長域における透過率が40%以上である特性を有していればよく、必ずしもイエローフィルタに限定されるものではない。より大きな隣接画素混入低減効果を得るためには、AF用画素20Fに設けるフィルタは、400nm以上470nm以下の波長域における透過率が30%以下である特性を持つことが好ましい。また、より大きなAF用入射光量増大効果を得るためには、AF用画素20Fに設けるフィルタは、530nm以上700nm以下の波長域における透過率が50%以上である特性を持つことが好ましい。隣接画素混入低減効果及びAF用入射光量増大効果の両方を高めるためには、AF用画素20Fに設けるフィルタは、400nm以上470nm以下の波長域における透過率が30%以下であるとともに530nm以上700nm以下の波長域における透過率が50%以上である特性を持つことが、好ましい。
図17に示すイエローフィルタでは、400nm以上470nm以下の波長域における透過率が30%以下であるとともに、530nm以上700nm以下の波長域における透過率が50%以上となっている。
なお、本実施の形態では、前述したように、プリ発光光は、R光の波長範囲に属する所定波長の単色光である。本実施の形態において、AF用画素20Fに設けられているイエローフィルタ50Yeは、R光を透過させるので、前記プリ発光光を透過させる。したがって、本実施の形態では、前述したように、プリ発光時に固体撮像素子3のAF用画素20Fから焦点検出用信号が適切に得られ、プリ発光を利用したAF動作を適切に行うことができる。これに対し、イエローフィルタ50Yeに代えて緑色カラーフィルタ50Gや青色カラーフィルタ50BをAF用画素20Fに設けると、AF用画素20Fがプリ発光光を受光し得なくなってしまうため、プリ発光を利用したAF動作を行うことができなくなってしまう。
[第2の実施の形態]
図18は、本発明の第2の実施の形態による電子カメラで用いられている固体撮像素子70の画素の配置を模式的に示す一部拡大概略平面図であり、図4に対応している。図18において、図4中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、基本的に、固体撮像素子3に代えて固体撮像素子70が用いられている点のみである。固体撮像素子70が固体撮像素子3と異なる所は、個々の撮像用画素20Aをベイヤー配列に従って配列した点のみである。
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第3の実施の形態]
図19は、本発明の第3の実施の形態による電子カメラで用いられている固体撮像素子90の画素の配置を模式的に示す一部拡大概略平面図であり、図4に対応している。図19において、図4中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、基本的に、固体撮像素子3に代えて固体撮像素子90が用いられている点のみである。固体撮像素子90が固体撮像素子3と異なる所は、以下に説明する点のみである。
固体撮像素子90では、固体撮像素子3において、全てのAF用画素20R,20LがそれぞれAF用画素20Hで置き換えられ、全てのAF用画素20U,20DがそれぞれAF用画素20Vで置き換えられている。
図20(a)はAF用画素20Hの主要部を模式的に示す概略平面図、図20(b)は図20(a)中のX7−X8線に沿った概略断面図である。図21(a)はAF用画素20Vの主要部を模式的に示す概略平面図、図21(b)は図21(a)中のY5−Y6線に沿った概略断面図である。図22は、固体撮像素子90の1つの画素ブロックをなす2×2個の画素を示す回路図である。図22は、焦点検出領域33の一部を含む画素ブロック(図19参照)、すなわち、2個のAF用画素20V及び2個の撮像用画素20Aを示している。図20乃至図22において、図5、図6及び図10中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
AF用画素20HとAF用画素20Vは、同一の回路構成を有している。AF用画素20H,20Vが撮像用画素20Aと回路構成上異なる所は、1つのフォトダイオード41に代えて、それを2つに分割したような2つのフォトダイオード41a,41bを有する点と、これに伴い、1つの転送トランジスタ83に代えて、互いに独立して作動し得る2つの転送トランジスタ83a,83bを有する点のみである。転送トランジスタ83aはフォトダイオード41aからFD81へ電荷を転送し、転送トランジスタ83bはフォトダイオード41bからFD81へ電荷を転送する。
図20、図21及び図5から理解される通り、AF用画素20Hでは、フォトダイオード41a,41bは、フォトダイオード41に相当するフォトダイオードを−X側と+X側に2分割することによって構成されている。AF用画素20Vでは、フォトダイオード41a,41bは、フォトダイオード41に相当するフォトダイオードを+Y側と−Y側に2分割することによって構成されている。
図20及び図21に示すように、AF用画素20H,20Vには、20R,20L,20U,20Dと同じく、イエローフィルタ50Yeが設けられている。
撮像用画素20Aの転送トランジスタ83及びAF用画素20V,20Hの一方の転送トランジスタ83aのゲート電極は、画素行ごとに共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φTGAが供給される。AF用画素20V,20Hの他方の転送トランジスタ83bのゲート電極は、画素行毎に共通に接続されて、垂直走査回路21から駆動配線23を介して駆動信号φTGBが供給される。
図23は、固体撮像素子90の動作例を示すタイミングチャートである。この例は、ローリングシャッタの場合に、撮像用信号を得る例を示している。この動作例は、前記第1の実施の形態において説明した図11に示す動作と同様である。φTGAを図11中のφTGと同一にしている。この例では、AF用画素20H,20Vからの信号は使用せず意味を持たないため、φTGBは任意でよい。したがって、図23にはφTGBを記載していない。
図24は、固体撮像素子90の他の動作例を示すタイミングチャートである。この例は、ローリングシャッタの場合に、焦点検出用信号を得る例を示している。図24に示す動作が図23に示す動作と異なる所は、2つのフォトダイオード41a,41bから信号を別々に読み出す点である。すなわち、図24に示す動作では、φSがハイとなり選択されている間は、AF用画素20H,20Vに関しては、一方のフォトダイオード41aの電荷を読み、次いで他方のフォトダイオード41bの電荷を読むようになっている。
本実施例によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によれば、AF用画素として、それぞれ2つのフォトダイオード41a,41bを持つAF用画素20H,20Vが用いられているので、焦点検出用信号を得る場所の分布密度が高まる。したがって、焦点検出の精度がより高まる。
第1の実施の形態における固体撮像素子3を変形して本実施の形態における固体撮像素子90を得たのと同様に、前記第2の実施の形態における固体撮像素子70において、全てのAF用画素20R,20LをそれぞれAF用画素20Hで置き換えるとともに、全てのAF用画素20U,20DをそれぞれAF用画素20Vで置き換えてもよい。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラを示す概略ブロック図である。 図1中の固体撮像素子3の概略構成を示す回路図である。 図1中の固体撮像素子3を模式的に示す概略平面図である。 図3における焦点検出領域の交差部付近を拡大した概略拡大図である。 図4中の撮像用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の更に他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図4中の更に他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図1中の固体撮像素子の1つの画素ブロックをなす2×2個の画素を示す回路図である。 図1中の固体撮像素子の動作例を示すタイミングチャートである。 図1中の固体撮像素子の他の動作例を示すタイミングチャートである。 図4中の撮像用画素に設けられている赤色カラーフィルタの理想的な光透過特性の一例を示す図である。 図4中の撮像用画素に設けられている緑色カラーフィルタの理想的な光透過特性の一例を示す図である。 図4中の撮像用画素に設けられている青色カラーフィルタの理想的な光透過特性の一例を示す図である。 図4中の撮像用画素に設けられているイエローフィルタの理想的な光透過特性の一例を示す図である。 図4中の撮像用画素に設けられているイエローフィルタの現実の光透過特性の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による電子カメラで用いられている固体撮像素子の画素配置を模式的に示す一部拡大概略平面図である。 本発明の第3の実施の形態による電子カメラで用いられている固体撮像素子の画素配置を模式的に示す一部拡大概略平面図である。 図19中の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図19中の他の所定のAF用画素の主要部を模式的に示す図である。 図19に示す固体撮像素子の1つの画素ブロックをなす2×2個の画素を示す回路図である。 図19に示す固体撮像素子の動作例を示すタイミングチャートである。 図19に示す固体撮像素子の他の動作例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
3 固体撮像素子
20A 撮像用画素
20R,20L,20U,20D AF用画素
50R 赤色カラーフィルタ
50G 緑色カラーフィルタ
50B 青色カラーフィルタ
50Ye イエローフィルタ

Claims (5)

  1. 光学系により結像される被写体像を光電変換する固体撮像素子であって、
    2次元状に配置され各々が入射光に応じた電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含み、
    前記焦点検出用画素には、400nm以上470nm以下の波長域における透過率が40%以下であるとともに530nm以上700nm以下の波長域における透過率が40%以上である光学フィルタが設けられたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記光学フィルタは、イエローフィルタであることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 光学系により結像される被写体像を光電変換する固体撮像素子であって、
    2次元状に配置され各々が入射光に応じた電荷を生成し蓄積する光電変換部を有する複数の画素を備え、
    前記複数の画素は、前記被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する複数の撮像用画素と、前記光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出用信号を出力する複数の焦点検出用画素と、を含み、
    前記焦点検出用画素には、イエローフィルタが設けられたことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 前記撮像用画素は第1乃至第3のグループに分けられ、前記第1のグループの前記撮像用画素には赤色カラーフィルタが設けられ、前記第2のグループの前記撮像用画素には緑色カラーフィルタが設けられ、前記第3のグループの前記撮像用画素には青色カラーフィルタが設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮像素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の固体撮像素子と、
    前記複数の焦点検出用画素の少なくとも一部の画素からの前記焦点検出用信号に基づいて、前記光学系の焦点調節状態を示す検出信号を出力する検出処理部と、
    前記検出処理部からの前記検出信号に基づいて前記光学系の焦点調節を行う調節部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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