JP2009154815A - 車体組立設備および車体生産方法 - Google Patents

車体組立設備および車体生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、構造の大きく異なる車体を含む複数車種の車体の組立が可能であり、設備面積の増加を抑えることができ、併せて、設備費用の低減を図ることができる車体組立技術を提供することを課題とする。
【解決手段】対象車種のフロア部材11をフロア載置ステージ12に載せる工程と、このフロア部材11に第1取付・仮止ステージ13で主要部材を取り付け仮止する第1取付・仮止ステージ工程と、取付・仮止された車体に第1増打ステージ14で増打ちする第1増打ステージ工程とを備えている車体生産方法において、第1増打ステージ14の後に設けた第2取付・仮止ステージ16で、インナ骨格部を接合した第1の車体に、第1サイドアウタ部材および第1ルーフ部材を接合する第2取付・仮止ステージ工程を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数車種の車体の組立を可能にした車体組立技術の改良に関する。
車種の異なる複数の車体を組み立てることを可能にした車体組立設備が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−334973公報(図1、図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。符号は振り直した。
図16は従来の技術の基本構成を説明する図であり、車体100は、フロア部材としてのアンダボデイ101、サイド部材としての一対のボデイサイド102、102およびルーフ部材としてのルーフ103から構成されている。
車体組立設備104は、第1〜第3ステージ105〜107を備え、これらの第1〜第3ステージ105〜107には、車体を搬送するアンダボデイ搬送機構109が配置され、第1〜第3ステージ105〜107の側方には、溶接ロボット108・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)が配置されている。
図17は第1ステージ105の後面図であり、アンダボデイ101、ボデイサイド102、102およびルーフ103を各々位置決め保持する3種類の治具111〜113と、これらの治具111〜113の間を着脱可能に連結する治具連結機構114、115と、使用後の各治具を回収し元の位置に搬送する搬出機構(図11の符号116)とが設けられている。
アンダボデイ101、ボデイサイド102およびルーフ103を仮組立状態に保持した車体Bを、第1〜第3ステージ105〜107に順次移動させ、アンダボデイ101、ボデイサイド102、102およびルーフ103に多数のスポット溶接を施して車体を組み立てる。
特許文献1に係る車体組立設備104を、例えば、ボデイサイド102、102がインナ骨格部とアウタ部材とからなる2層構造をもつ車体に適用する場合を検討する。
この場合に、車体Bは、各治具111〜113が装着されたまま、ステージ105〜107を移動する。このため、第2、第3ステージ106、107では、インナ骨格部材の外方にアウタ部材を取り付けることができず、ボデイサイドが2層構造をもつ車体には適用することが困難であった。
加えて、同じ車種を連続して生産するなどの要求に対応する場合には、同一車種の治具セットを複数組準備しなければならず、設備費用が増加する。さらに、車体組立設備104には、各治具111〜113間を連結する治具連結機構114、115と、治具搬出機構116とが設けられているため、設備面積が増加する。この他、治具連結・搬送機構が必要となるので、設備費用がさらに増加するという課題がある。
本発明は、構造の大きく異なる車体を含む複数車種の車体の組立が可能であり、設備面積の増加を抑えることができ、併せて、設備費用の低減を図ることができる車体組立技術を提供することを課題とする。
以下の説明では、車両のボデイサイドが2層構造となっている場合に、車室側の部材を「インナ骨格部」、車室外側の部材を「サイドアウタ部材」と呼ぶことにする。
請求項1に係る発明は、車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした車体組立設備において、第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているとき、車体組立設備には、第1の車体を組み立てるときには、第1フロア部材にインナ骨格部を接合し、第2の車体を組み立てるときには、第2フロア部材に第2サイドアウタ部材を接合しこの第2サイドアウタ部材に第2ルーフ部材を接合する第1取付・仮止ステージが備えられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車種の異なる複数の車体を組み立てることを可能にした車体組立設備において、この車体組立設備には、第1の車体を組み立てる第1の車体組立設備と、この第1の車体組立設備の後に設けられて、組立後の車体をストックする第1のバッファステージと、第2の車体を組み立てる第2の車体組立設備と、この第2の車体組立設備の後に設けられて、組立後の車体をストックする第2のバッファステージと、が備えられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、生産対象となる車種のフロア部材をフロア載置ステージに載せる工程と、このフロア部材に第1取付・仮止ステージで主要部材を取り付け仮止する第1取付・仮止ステージ工程と、取付・仮止された車体に第1増打ステージで増打ちする第1増打ステージ工程と、を備えている車体生産方法において、第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているとき、第1取付・仮止ステージと第1増打ステージで、第1の車体を生産する場合には、第1フロア部材にインナ骨格部を接合し、第2の車体を生産する場合には、第2フロア部材に第2サイドアウタ部材と第2ルーフ部材を接合し、第1増打ステージの後に設けた第2取付・仮止ステージで、インナ骨格部を接合した第1の車体に、第1サイドアウタ部材および第1ルーフ部材を接合する第2取付・仮止ステージ工程を備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第1取付・仮止ステージと第1増打ステージで、第3の車体を生産する場合には、第3フロア部材に第3サイドアウタ部材を接合し、第3取付・仮止ステージで、第3サイドアウタ部材を接合した第3の車体に第3ルーフ部材を接合する第3取付・仮止ステージ工程を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、車体のフロア部材、サイド部材およびルーフ部材を第1取付・仮止ステージで溶接して複数種類の車体を組み立てる車体組立設備において、第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフビームと、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているとき、第1取付・仮止ステージでは、第1の車体は、第1フロア部材、インナ骨格部材および第1ルーフビームのみが接合され、第2の車体は、第2フロア部材、第2サイドアウタ部材および第2ルーフ部材とが接合されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、車体のフロア部材、サイド部材およびルーフ部材を溶接ステージで溶接して車体を組み立てる車体組立設備において、この車体組立設備は、第1の車体を組み立てる第1の車体組立設備と、第2の車体を含む複数種類の車体を組み立てる第2の車体組立設備とを備え、第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフビームと、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているときに、第1の車体組立設備で、第1フロア部材、インナ骨格部および第1ルーフビームを接合した半完成の第1の車体を、第2の車体組立設備の入口に投入するように構成することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、第1の車体組立設備には、第1の車体を構成する第1フロア部材を完成させる溶接ステージが含まれていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、車体のフロア部材、サイド部材、ルーフビームおよびルーフ部材を車体組立設備で溶接して車体を組み立てる車体生産方法において、フロア部材、サイド部材およびルーフビーム部材を溶接して半完成の車体にする工程と、半完成の車体に前記ルーフ部材を溶接する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、車体のフロア部材、サイド部材、ルーフビームおよびルーフ部材を車体組立設備で溶接して複数種類の車体を組み立てるようにした車体生産方法において、第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフビームと、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているときに、第1フロア部材、インナ骨格部および第1ルーフビームを接合して半完成の第1の車体を専用に組み立てる工程と、第1の車体以外の種類の車体を組み立てるとともに半完成の第1の車体を投入することができる工程と、が備えられていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした車体組立設備において、第1の車体が、第1フロア部材と、第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフビームと、第2ルーフ部材とから構成されているとき、第1取付・仮止ステージでは、第1の車体は、第1フロア部材、第1サイドアウタ部材および第1ルーフ部材を接合し、第2の車体は、第2フロア部材、第2サイドアウタ部材および第2ルーフビームを接合し、この第1取付・仮止ステージの下流に設けた第2取付・仮止ステージでは、第2の車体には、第2ルーフ部材を接合することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、第1の車体と第2の車体は、両者ともモノコックボデイ構造であることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした車体組立方法において、第1の車体が、第1フロア部材と、第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフビームと、第2ルーフ部材とから構成されているとき、第1の車体を組み立てるときは、第1取付・仮止ステージで、第1フロア部材、第1サイドアウタ部材および前記第1ルーフ部材を接合する工程と、第2の車体を組み立てるときは、第1取付・仮止ステージで、第2フロア部材、第2サイドアウタ部材および第2ルーフビームを接合した後に、第2取付・仮止ステージで、第2ルーフ部材を溶接する工程と、が備えられていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、第1の車体と第2の車体は、両者ともモノコックボデイ構造であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体組立設備には、第1フロア部材にインナ骨格部を接合し、あるいは、第2フロア部材に第2サイドアウタ部材を接合し第2ルーフ部材を接合する第1取付・仮止ステージが備えられている。この第1取付・仮止ステージにて、第1の車体を構成するインナ骨格部を接合できるようにし、また、第2の車体を構成する主要部材の接合を併せて行えるようにした。つまり、最初の取付・仮止ステージで車体の種類に応じて異なる部材の取付を可能にした。
このため、第1取付・仮止ステージの後にステージを設けて、第1の車体を構成する第1サイドアウタ部材などを取り付け、あるいは、第2の車体に増打溶接をすれば、ステージ数の増加を抑えながら構造の大きく異なる車体を含む複数車種の車体の組立が可能になる。
第1取付・仮止ステージを設けたので、同じ車種に係る車体を連続して生産する場合であっても、同一車種の治具セットを複数準備する必要はない。この他、治具を搬送する設備などは不要となり、設備面積の増加を抑えることができる。
複数車種の車体を生産する車体組立設備において、同一車種の治具セットを複数準備する必要はないので、設備費用の低減を図ることができる。また、治具を搬送する設備などは不要となるので、設備面積の増加が抑えられ、設備費用の低減を図ることができる。
また、一部の車種の生産が完了しても、設備の無駄を少なくできる。
請求項2に係る発明では、第1および第2の車体組立設備の後には、各々、第1のバッファステージと第2のバッファステージとが備えられている。第1のバッファステージと第2のバッファステージとに組み立てた車体を貯えることによって、第1の車体組立設備の生産能力と第2の車体組立設備の間で生産能力が異なる場合でも、生産計画に基づいて、指令された車種の車体を出力させることが可能となる。
また、バッファステージを設けることで、第1の車体組立設備と第2の車体組立設備の間で設備待ちなどの生産ロスが解消され、各々の組立設備が有する設備能力を最大限に発揮させることができる。加えて、設備メンテナンスに係る時間を確保することができ、メンテナンスの面においても有利となる。
請求項3に係る発明では、第1取付・仮止ステージ工程と第1増打ステージ工程で、第1の車体を生産する場合には、第1フロア部材にインナ骨格部を接合し、第2の車体を生産する場合には、第2フロア部材に第2サイドアウタ部材と前記ルーフ部材を接合し、第2取付・仮止ステージ工程で、インナ骨格部を接合した第1の車体に第1サイドアウタ部材および第1ルーフ部材を接合するようにした。つまり、車体の種類(車種)によって、例えば、サイドアウタ部材やルーフ部材などの同種の部材であっても異なるステージで取付・仮止するようにした。
インナ骨格部を含んでいる第1の車体と、インナ骨格部を含んでいない第2の車体という構造の大きく異なる車体構造をもつ車体の生産において、異なる工程で同種の部材を接合させるようにしたので、同一の車体組立設備で、車体構造の大きく異なる2つの車体の生産を混流させて行うことが可能になる。
異なる工程で同種の部材を接合するようにしたので、工程間負荷のバランスをとり易くでき、設備稼働率を高く維持させることができる。
請求項4に係る発明では、第1および第2取付・仮止ステージに加えて、第3取付・仮止ステージで、第3ルーフ部材を接合する第3取付・仮止ステージ工程を備え、第3の車体の組立を可能にしたので、同一の車体組立設備で、構造の大きく異なる3車種の車体の組立が可能になる。同一の車体組立設備で、3車種の車体の混流生産が可能になるので、必要とする車体組立設備の面積を抑えることができ、設備費用の削減を図ることができる。
請求項5に係る発明では、第1取付・仮止ステージでは、第1の車体は、第1フロア部材、インナ骨格部材および第1ルーフビームのみが接合され、第2の車体は、第2フロア部材、第2サイドアウタ部材および第2ルーフ部材とが接合される。つまり、第1取付・仮止ステージでは、第1の車体には、第1ルーフ部材を接合することなく、第1取付・仮止ステージの後に設けられるステージにて接合するようにした。
第1の車体を構成する第1ルーフ部材と、第2の車体を構成する第2ルーフ部材は、同種の部材であるにもかかわらず、異なるステージにて接合可能にしたので、同一の車体組立設備で、構造の大きく異なる複数種類の車体を組み立てる場合において、車体組立の柔軟性を大幅に高めることができる。ここで、柔軟性とは、同種の部材であるにもかかわらず、異なるステージにて接合可能にすることができることである。車体組立の柔軟性が高まれば、ラインバランスの平準化を図り易くでき、車体組立設備の稼働率を高めることも可能となる。
請求項6に係る発明では、第1の車体組立設備で、第1フロア部材、インナ骨格部および第1ルーフビームを接合した半完成の第1の車体を、第2の車体組立設備の入口に投入するように構成する。第1の車体に第1ルーフ部材を接合する場合には、第2の車体組立設備を用いて、第1ルーフ部材を接合すれば良いので、第2の車体組立設備を流用でき、車体組立設備を有効活用することができる。また、第1の車体組立設備には、第1ルーフ部材を組み付ける治具は不要となるので、設備費用の増加を抑えることができる。
請求項7に係る発明では、第1の車体組立設備には、第1の車体を構成する第1フロア部材を完成させる溶接ステージが含まれているので、第1フロア部材に追加部材を付加する場合にも、第1の車体組立設備を利用することにより、最小限の設備費用で第1の車体の生産を成立させることができる。
請求項8に係る発明では、車体組立設備には、フロア部材、サイド部材およびルーフビーム部材を溶接して半完成の車体にする工程と、この半完成の車体にルーフ部材を溶接する工程とを備える。複数種類の車体を組立する場合において、仮に、半完成の第1の車体を、ルーフ部材を溶接可能な第2の車体を組み立てる車体組立設備に投入することができれば、第2の車体を組み立てる車体組立設備の有効利用を図ることができる。
請求項9に係る発明では、第1フロア部材、インナ骨格部および第1ルーフビームを接合して半完成の第1の車体を専用に組み立てる工程と、第1の車体以外の種類の車体を組み立てるとともに半完成の第1の車体を投入することができる工程と、が備えられている。第1の車体を組み立てる工程と、第1の車体以外の車体を組み立てる工程とを分離させたので、第1の車体以外の車体を組み立てる工程を有効に利用するとともに、第1の車体を組み立てる工程に係る設備費用を抑制することができる。
請求項10に係る発明では、第1取付・仮止ステージでは、第1の車体は、第1フロア部材、第1サイドアウタ部材および第1ルーフ部材を接合し、この第1取付・仮止ステージの下流に設けた第2取付・仮止ステージでは、第2の車体には、第2ルーフ部材を接合する。このように、車体の種類に応じて、同種の部材であるルーフ部材を取り付けるステージを異ならせたので、構造が異なる複数種類の車体を1つの車体組立設備にて柔軟に組み立てることが可能になる。このため、車種の変更に柔軟に対応することができる。
請求項11に係る発明では、第1の車体と第2の車体は、両者ともモノコックボデイ構造であるため、モノコックボデイ構造でない場合に較べると、設備費用を抑制することができる。
請求項12に係る発明では、第1の車体を組み立てるときは、第1フロア部材、第1サイドアウタ部材および第1ルーフ部材を接合する工程と、第2の車体を組み立てるときは、前工程で、第2フロア部材、第2サイドアウタ部材および第2ルーフビームを接合した後に、第2ルーフ部材を溶接する工程と、が備えられている。このように、車体の種類に応じて、同種の部材であるルーフ部材を取り付ける工程を異ならせたので、構造が異なる複数種類の車体を柔軟に組み立てることが可能になる。このため、車種の変更に柔軟に対応することができる。
請求項13に係る発明では、第1の車体と第2の車体は、両者ともモノコックボデイ構造であるため、モノコックボデイ構造でない場合に較べると、設備費用を抑制することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明の第1実施例に係る車体組立設備の平面図であり、車体組立設備10は、生産対象となる車種のフロア部材11を載置するフロア載置ステージ12と、このフロア部材11に主要部材を取り付け仮止する第1取付・仮止ステージ13と、この第1取付・仮止ステージ13で得られた車体に増打ちする第1増打ステージ14と、この第1増打ステージ14で得られた車体に、車種によっては、アウタ部材15を取り付け仮止めする第2取付・仮止ステージ16と、この第2取付・仮止ステージ16で得られた車体に増打ち可能に設けた第2増打ステージ17と、この第2増打ステージ17で得られた車体に、車種によっては、ルーフ部材18を取り付け仮止めする第3取付・仮止ステージ21と、この第3取付・仮止ステージ21で得られた車体に増打可能に設けた第3増打ステージ22と、組み立てが完了した車体を払い出す払出ステージ23とをこの順に並べたものであり、車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした。
車体組立設備10には、フロア載置ステージ12から払出ステージ23まで、所定のサイクルタイムごとに、1ステージ単位で車体を順次搬送するシャトルフィーダが設けられている。
第1取付・仮止ステージ13の左右側方には、フロア部材11に後述するサイド部材を接合可能に保持するサイド部材治具25L、25Rが移動可能に設けられ、フロア部材11にサイド部材治具25L、25Rを介して後述するインナ骨格部や第2サイドアウタ部材などのサイド部材を保持した状態で溶接を行う左右の溶接ロボット27L・・・、27R・・・が設けられている。図中、28L、28Rは、サイド部材に小物部品を取り付けるサイド部材サブ治具、29L、29Rは溶接ロボットである。
第1増打ステージ14の左右側方には、仮止したサイド部材に増打溶接する溶接ロボット31L・・・、31R・・・が設けられている。
第2取付・仮止ステージ16の左右側方には、車種によっては、サイド部材の外方から第2のサイド部材を車体に接合可能に保持する第2のサイド部材治具32L、32Rが第2取付・仮止ステージ16に移動可能に設けられ、車体に第2のサイド部材治具32L、32Rを介して車体を保持した状態で溶接を行う左右の溶接ロボット34L・・・、34R・・・が設けられている。
第2増打ステージ17の左右側方には、増打用の溶接ロボット35L、35Rが設けられている。溶接ロボット35L、35Rの数は任意であり、設置台数を増やすことは差し支えない。
第3取付・仮止ステージ21の側方には、車種によっては、このステージ21にルーフ部材18を移載するルーフ移載ロボット36が設けられている。図中、37はルーフ部材収納パレットである。
第3取付・仮止ステージ21の側方には、溶接ロボット38L・・・、38R・・・が設けられ、第3増打ステージ22の側方にも、溶接ロボット39L・・・、39R・・・が設けられている。
図2は本発明に係る車体組立設備において、第1の車体に係るワークの流れを説明する図であり、図1を併せて参照して説明する。
第1の車体を組み立てるときには、フロア載置ステージ12に載置されたフロア部材11としての第1フロア部材(後述する図3の符号40参照)は、第1取付・仮止ステージ13に搬送され、この第1取付・仮止ステージ13で左右外方からインナ骨格部(後述する図3の符号41L、41R参照)が取り付けられ、これらのインナ骨格部41L、41Rの間には、第1ルーフビーム42a〜42cが取り付けられるとともに互いに仮止溶接(接合)され、その後、第1増打ステージ14に搬送され、この第1増打ステージ14で増打溶接され、第2取付・仮止ステージ16に搬送され、この第2取付・仮止ステージ16でインナ骨格部41L、41Rに第1サイドアウタ部材(後述する図5の符号44L、44R参照)が取り付けられるとともに仮止溶接(接合)され、第2増打ステージ17に搬送され、この第2増打ステージ17で増打溶接され、第3取付・仮止ステージ21に搬送され、この第3取付・仮止ステージ21で上方から車体の上面にルーフ部材18としての第1ルーフ部材(後述する図6の符号45)が取り付けられるとともに仮止溶接(接合)され、第3増打ステージ22に搬送され、この第3増打ステージ22で増打溶接され、組み立てられた車体が払出ステージ23に搬送される。以下、各ステージにおける組立の詳細を説明する。
図3は第1の車体に係る第1フロア部材の構造図であり、図2を併せて参照し説明を行う。
フロア載置ステージ12に第1の車体43に係る第1フロア部材40を準備し載置する。つまり、この工程は、生産対象となる車種のフロア部材をフロア載置ステージ12に載せる工程である。
例えば、第1フロア部材40は、他の車体組立設備であらかじめ組み立てられたものであり、この第1フロア部材40に他の部品が順次組み付けられ、車体が造られていく。
図4は第1の車体に係る第1フロア部材にインナ骨格部を組み付ける第1取付・仮止ステージ工程での車体構造図であり、図2を併せて参照し説明を行う。
(a)において、第1取付・仮止ステージ13に搬送された第1フロア部材40に左右のインナ骨格部41L、41Rをセットし、これらのインナ骨格部41L、41Rの上端部に第1ルーフビーム42a〜42cを掛け渡した後、第1フロア部材40に左右のインナ骨格部41L、41Rを接合するとともに、インナ骨格部41L、41Rの間に第1ルーフビーム42a〜42cを接合する。
(b)において、本工程が完了した後の第1の車体43が示されている。
つまり、第1の車体43を組み立てるときには、第1取付・仮止ステージ13では、第1フロア部材にインナ骨格部41L、41Rが接合される。
その後、第1の車体43は、第1増打ステージ14に搬送され、部材間の接合力を強化するため、溶接打点を増やす増打溶接が行われる。
図5は第1の車体に係るインナ骨格部に第1サイドアウタ部材を組み付ける工程での車体構造図であり、図2を併せて参照し説明を行う。
(a)において、第2取付・仮止ステージ16に搬送された車体のインナ骨格部41L、41Rの側方から矢印p、q方向に第1サイドアウタ部材44L、44Rをセット(取付)した後、インナ骨格部41L、41Rに第1サイドアウタ部材44L、44Rを接合(仮止)する。
(b)において、本工程が完了した後の第1の車体43が示されている。
その後、車体は、第2増打ステージ17に搬送され、溶接打点を増やす増打溶接が行われる。
図6は第1の車体に係る第1サイドアウタ部材の上端部に第1ルーフ部材を組み付ける工程での車体構造図であり、図2を併せて参照し説明を行う。
(a)において、第3取付・仮止ステージ21に搬送された第1の車体43に設けられている第1サイドアウタ部材44L、44Rの上方から矢印r方向に第1ルーフ部材45をセットした後、この第1ルーフ部材45を仮止溶接(接合)する。
(b)において、本工程が完了した後の第1の車体43が示されている。
その後、第1の車体43は、第3増打ステージ22に搬送され、第1ルーフ部材45には、溶接打点を増やす増打溶接が行われる。
これで、第1フロア部材40と、インナ骨格部41L、41Rと、このインナ骨格部41L、41Rの外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材44L、44Rと、第1ルーフ部材45とから構成される第1の車体43の主要部の組立が完了する。
なお、本実施例では、第1ルーフ部材は第3取付・仮止ステージ21で取り付けられ、仮止めされるが、第2取付・仮止ステージ16で取り付けるようにすることは差し支えない。
図7は本発明に係る車体組立設備において、第2の車体に係るワークの流れを説明する図であり、図1を併せて参照して説明する。
第2の車体(後述する図9の符号49。請求項10〜13では「第1の車体」)を組み立てるときには、フロア載置ステージ12に載置された第2フロア部材(後述する図9の符号50)は、第1取付・仮止ステージ13に搬送され、この第1取付・仮止ステージ13で左右外方から第2フロア部材50に第2サイドアウタ部材(後述する図9の符号51L、51R)が取り付けられるとともに仮止溶接(接合)され、この第2サイドアウタ部材51L、51Rに第2ルーフ部材(後述する図9の符号52)が接合され、第1増打ステージ14に搬送されて増打溶接される。それ以降、第2の車体49は、第1増打ステージ14から第3増打ステージ22にかけて増打溶接され、組み立てられた第2の車体49は払出ステージ23に搬送される。以下、各ステージにおける組立の詳細を説明する。
図8は第2の車体に係る第2フロア部材の構造図であり、図7を併せて参照し説明を行う。フロア載置ステージ12にアンダボデイとしての第2フロア部材50を載置する。
第2フロア部材50は、他の車体組立設備であらかじめ組み立てられたものであり、この第2フロア部材50を基礎として他の部品が順次組み付けられ、車体が造られていく。
図9は第2の車体に係る第2フロア部材に、第2サイドアウタ部材と第2ルーフ部材とを組み付ける工程での車体構造図であり、図7を併せて参照し説明を行う。
(a)において、第1取付・仮止ステージ13に搬送された第2フロア部材50に左右の第2サイドアウタ部材51L、51Rを取り付けるとともに仮止溶接(接合)し、この第2サイドアウタ部材51L、51Rに第2ルーフ部材52を取り付けるとともに仮止溶接(接合)する。
(b)において、本工程が完了した後の第2の車体49が示されている。
その後、第2の車体49は、第1〜第3増打ステージ14、17、22に順次搬送され、これらのステージの全てまたは一部のステージにて、溶接打点を増やす増打溶接が行われる。
つまり、第2の車体49を組み立てるときには、第1取付・仮止ステージ13では、第2フロア部材50に第2サイドアウタ部材51L、51Rが接合され、この第2サイドアウタ部材51L、51Rに第2ルーフ部材52が接合される。それ以降、第2の車体49は、第1増打ステージ14から第3増打ステージ22にかけて増打溶接され、組み立てられた第2の車体50が払出ステージ23に搬送される。
これで、第2フロア部材50と、第2サイドアウタ部材51L、51Rと、第2ルーフ部材52とから構成される第2の車体49の主要部の組立が完了する。
すなわち、第1取付・仮止ステージ13と第1増打ステージ14で、第1の車体43を生産する場合には、第1フロア部材40にインナ骨格部41L、41Rを接合し、第2の車体49を生産する場合には、第2フロア部材50に第2サイドアウタ部材51L、51Rと第2ルーフ部材52を接合し、第1増打ステージ14の後に設けた第2取付・仮止ステージ16で、インナ骨格部41L、41Rを接合した第1の車体43に、第1サイドアウタ部材44L、44Rおよび第1ルーフ部材45を接合する第2取付・仮止ステージ工程を備える。
つまり、車体の種類(車種)によって、例えば、サイド部材20やルーフ部材18などの同種の部材であっても異なるステージで取付・仮止するようにした。
インナ骨格部41L、41Rを含んでいる第1の車体43と、インナ骨格部41L、41Rを含んでいない第2の車体49という構造の大きく異なる車体構造をもつ車体の生産において、異なる工程で同種の部材を接合させるようにしたので、同一の車体組立設備 で、車体構造の大きく異なる2つの車体の生産を混流させて行うことが可能になり、車体組立の柔軟性を大幅に高めることができる。ここで、柔軟性とは、同種の部材であるにもかかわらず、異なるステージにて接合可能にすることができることである。車体組立の柔軟性が高まれば、工程間負荷のバランスをとり易くでき、ラインバランスの平準化を図り易くでき、車体組立設備の稼働率を高めることも可能となる。
図10は本発明に係る車体組立設備において、第3の車体に係るワークの流れを説明する図であり、図1を併せて参照して説明する。
第3の車体(後述する図13の符号59。請求項10〜13では「第2の車体」)を組み立てるときには、フロア載置ステージ12に載置された第3フロア部材(後述する図11の符号57)は、第1取付・仮止ステージ13に搬送され、この第1取付・仮止ステージ13で左右外方から第3フロア部材57に第3サイドアウタ部材(後述する図12の符号58L、58R)が取り付けられ、第3ルーフビーム56a〜56cが取り付けられるとともに仮止溶接(接合)され、第1増打ステージ14に搬送されて前記部材は互いに増打溶接される。そして、第3の車体59には、第3取付・仮止ステージ21に搬送されて、この第3取付・仮止ステージ21にて、第3ルーフ部材53が取り付けられるとともに仮止溶接(接合)される。それ以降、第3の車体59は、第3増打ステージ22で増打溶接され、組み立てられた第3の車体59は払出ステージ23に搬送される。以下、各ステージにおける組立の詳細を説明する。
図11は第3の車体に係る第3フロア部材の構造図であり、図10を併せて参照し説明を行う。フロア載置ステージ12にアンダボデイとしての第3フロア部材57を載置する。
第3フロア部材57は、他の車体組立設備であらかじめ組み立てられたものであり、この第3フロア部材57を基礎として他の部品が順次組み付けられ、車体が造られていく。
図12は第3の車体に係る第3フロア部材に、第3サイドアウタ部材と第3ルーフビームとを組み付ける工程での車体構造図であり、図10を参照し説明を行う。
(a)において、第1取付・仮止ステージ13に搬送された第3フロア部材57に左右の第3サイドアウタ部材58L、58Rを取り付け、これらの第3サイドアウタ部材58L、58Rの間に第3ルーフビーム56a〜56cを掛け渡して取り付けるとともに仮止溶接(接合)する。
(b)において、本工程が完了した後の第3の車体59が示されている。
図13は第3の車体に第3ルーフ部材を組み付ける工程での車体構造図であり、図10を参照し説明を行う。
(a)において、第3取付・仮止ステージ21に搬送された第3の車体59に設けられている第3サイドアウタ部材58L、58Rの上方から矢印s方向に第3ルーフ部材53をセットした後、この第3ルーフ部材53を仮止溶接(接合)する。
(b)において、本工程が完了した後の第3の車体59が示されている。
その後、第3の車体59は、第3増打ステージ22に搬送され、第3ルーフ部材45には、溶接打点を増やす増打溶接が行われる。
第1取付・仮止ステージと第1増打ステージで、第3の車体を生産する場合には、第3フロア部材に第3サイドアウタ部材を接合し、第3取付・仮止ステージで、第3サイドアウタ部材を接合した第3の車体に第3ルーフ部材を接合する第3取付・仮止ステージ工程を備える。第3の車体の組立を可能にしたので、同一の車体組立設備で、構造の大きく異なる3車種の車体の組立が可能になる。同一の車体組立設備で、3車種の車体の混流生産が可能になるので、必要とする車体組立設備の面積を抑えることができ、設備費用の削減を図ることができる。
つまり、本発明に係る車体生産方法において、フロア部材、サイド部材およびルーフビーム部材を溶接して半完成の車体にする工程と、半完成の車体にルーフ部材を溶接する工程と、を備える。複数種類の車体を組立する場合において、仮に、半完成の第1の車体43を、ルーフ部材を溶接可能な第2の車体49を組み立てる車体組立設備に投入することができれば、第2の車体を組み立てる車体組立設備の有効利用を図ることができる。
上述したように、本実施例において、第1および第2の車体に加えて、第3の車体についても生産可能である。第3の車体は、第3フロア部材と、第3サイドアウタ部材と、第3ルーフビームと、第3ルーフ部材とから構成され、第3ルーフ部材が、第2の車体とは異なる第3取付・仮止ステージ21で、第3ルーフ部材を接合させる第3取付・仮止ステージ工程が備えられている。第1〜第2増打ステージ14、17に加えて、第3取付・仮止ステージ21で、第3ルーフ部材を接合する第3取付・仮止ステージ工程を備え、さらに、第3増打ステージ22が設けられているので、同一の車体組立設備で、構造の大きく異なる3車種の車体の組立が可能になる。同一の車体組立設備で、3車種の車体の混流生産が可能になるので、設備費用の一層の削減を図ることができる。
図2〜10を参照して、第1取付・仮止ステージ13では、第1の車体43は、第1フロア部材40、第1サイドアウタ部材44L、44Rおよび第1ルーフ部材45を接合し、この第1取付・仮止ステージ13の下流に設けた第2取付・仮止ステージ16では、第2の車体49には、第2ルーフ部材52を接合する。このように、車体の種類に応じて、同種の部材であるルーフ部材 を取り付けるステージを異ならせたので、構造が異なる複数種類の車体を1つの車体組立設備にて柔軟に組み立てることが可能になる。このため、車種の変更に柔軟に対応することができる。
第1の車体と第2の車体43、49は、両者ともモノコックボデイ構造であるため、モノコックボデイ構造でない場合に較べると、設備費用を抑制することができる。
また、第1取付・仮止ステージ13にて、インナ骨格部41L、41Rの取付および仮止を行い、第2サイドアウタ部材51L、51Rの取付および仮止に加えて、第2ルーフ部材52の取付および仮止を可能にする。
したがって、本発明に係る車体生産方法によれば、インナ骨格部を有する車体を含む車体構造が大きく変わる複数車種の車体の組立を行わせることができる。
つまり、既存のモノコック構造をもつ車体としての第2および第3の車体の生産に加えて、インナ骨格部を有する第1の車体の生産を同一の車体組立設備で混流生産させることができる。
同一の車体組立設備で、構造の大きく異なる車体を含む複数車種の車体の組立が可能になるので、設備面積の低減および設備費用の削減を図ることができる。
表1は第1の車体、第2の車体および第3の車体について、各溶接ステージに用いられる部材、1次溶接または2次溶接の区別および参照図を一覧表にしたものである。
表1において、1次溶接は仮止溶接に相当し、2次溶接は増打溶接に相当する。
Figure 2009154815
以上に述べた車体組立設備に係る作用を以下に説明する。
図1、図2、図7および図10を参照して、車体組立設備10には、第1フロア部材40にインナ骨格部41L、41Rを接合し、あるいは、第2フロア部材50に第2サイドアウタ部材51L、51Rを接合し第2ルーフ部材52を接合する第1取付・仮止ステージ13が備えられている。この第1取付・仮止ステージ13にて、第1の車体43を構成するインナ骨格部41L、41Rを接合できるようにし、また、第2の車体49を構成する主要部材の接合を併せて行えるようにした。つまり、最初の仮止ステージで車体に応じて異なる部材の取付を可能にした。
このため、第1取付・仮止ステージ13の後にステージを設けて、第1の車体43を構成する第1サイドアウタ部材44L、44Rなどを取り付け、あるいは、第2の車体49に増打溶接をすれば、ステージ数の増加を抑えながら構造の大きく異なる車体を含む複数車種の車体の組立が可能になる。
また、複数車種の車体を生産する車体組立設備において、治具セットを複数準備する必要はないので、設備費用の低減を図ることができる。また、治具を搬送する設備などは不要となるので、設備面積の増加が抑えられ、設備費用の低減を図ることができる。
また、一部の車種の生産が完了しても、設備の無駄を少なくできる。
加えて、第1の車体43については、第1取付・仮止ステージ13の後に第1サイドアウタ部材44L、44Rを接合する第2取付・仮止ステージ16としてのボデイサイドアウタステージ54を設けるとともに、第1ルーフ部材45を接合する第2取付・仮止ステージ16としてのルーフステージ55を設けるようにし、第2の車体49については、ボデイサイドアウタステージ54およびルーフステージ55で2次溶接が可能となるようにすることで、1つの車体組立設備で、複数の車体を混流させる生産を成立させることができる。
このように、第1取付・仮止ステージ13にて、車種によって異なる部材を組み立てるようにすることによって、従来困難であった異なる構造をもつ車体の混流生産を、ステージ数の増加を抑え、設備稼働率を損なうことなく、1つの車体組立設備で成立させることができる。
具体的には、異なる工程で同種の部材を接合するようにしたので、工程間負荷のバランスをとり易くでき、設備稼働率(溶接ロボットの使用率)を高く維持させることができる。設備稼働率は、いずれの車種においても、95%以上を確保することができる。
また、ステージ数の増加を抑えることができるので、設備面積の低減と設備費用の削減を図ることができる。
さらに、万が一、第2の車体の生産において、第1取付・仮止ステージの一部に不具合が発生したときでも、ボデイサイドアウタステージまたはルーフステージによってバックアップを可能にすることができる。
なお、フロア部材11には、第1フロア部材40、第2フロア部材50および第3フロア部材57が含まれるものとし、ルーフ部材18には、第1ルーフ部材45、第2ルーフ部材52および第3ルーフ部材53が含まれるものとし、サイド部材20には、インナ骨格部41L、41R、第1サイドアウタ部材44L、44R、第2サイドアウタ部材51L、51Rおよび第3サイドアウタ部材58L、58Rが含まれるものとし、ルーフビーム部材30には、第1ルーフビーム部材42a〜42cおよび第3ルーフビーム部材56a〜56cが含まれるものとする。
図14は第2の実施例に係る車体組立設備において、第1の車体および第2の車体に係るワークの流れを説明する図である。
この車体組立設備10Bは、車種の異なる複数の車体を組み立てることを可能にした設備であり、第1の車体を組み立てる第1の車体組立設備60Bと、この第1の車体組立設備60Bの後に設け組立後の車体をストックする第1のバッファステージ61と、第2の車体および第3の車体を組み立てる第2の車体組立設備62Bと、この第2の車体組立設備62Bの後に設け組立後の車体をストックする第2のバッファステージ63と、が備えられている。
第1のバッファステージ61と第2のバッファステージ63とが備えられているので、第1の車体組立設備60Bの生産能力と第2の車体組立設備62Bの間で生産能力が異なる場合でも、第1〜2のバッファステージ61、63に生産した車両を貯えておくことができ、車両を貯えておくことができれば、生産計画に基づいて、指令された車種の車体を出力させることが可能となる。図中、65は異なる車体が結合する結合点である。
また、バッファステージ61、63を設けることで、第1の車体組立設備60Bと第2の車体組立設備62Bの間で設備待ちなどの生産ロスが解消され、各々の組立設備が有する設備能力を最大限に発揮させることができる。この場合に設備稼働率は、いずれの車種においても100%である。加えて、設備メンテナンスに係る時間を確保することができ、メンテナンスの面においても有利である。
さらに、第1の車体組立設備60Bと第2の車体組立設備62Bのラインタクト(1つのステージでの作業時間)を異ならせることが可能であり、第1の車体組立設備60Bの生産台数と第2の車体組立設備62Bの生産台数を各々フレキシブルに変更することができる。
すなわち、第1の車体組立設備60Bと第2の車体組立設備62Bとで生産する車体の台数の割合に応じて、各々の車体組立設備に設けられている溶接ステージの数を増加または減少させることにより、各車体組立設備の稼働率を最大値にするように調整できることも第2の実施例の大きな効果である。
図15は本発明の第3実施例に係る車体組立設備の平面図であり、第1〜第3の車体を構成する部材は、第1および第2実施例と同一であるので、説明を省略する。
車体組立設備10Cは、車体のフロア部材、サイド部材およびルーフ部材を溶接ステージで溶接して車体を組み立てるものであり、第1の車体43を組み立てる第1の車体組立設備(ライン)60Cと、第2の車体を含む複数種類の車体を組み立てる第2の車体組立設備(ライン)62Cとを備えている。
第1の車体組立設備(ライン)60Cは、上流から下流に、8つのステージ71〜78と、これらのステージ71〜78の側方には溶接ロボット81L、81R〜85L、85Rが配置されている。
第1の車体組立設備(ライン)60Cは、第1の車体43を構成するインナ骨格部を組み立てる専用ラインであり、第1の車体43を構成する第1フロア部材40を完成させる溶接ステージ73が含まれている。
第2の車体組立設備62Cは、上流から下流に、9つのステージ91〜99と、これらの溶接ステージ91〜99の側方には溶接ロボット101L、102L、102R〜104L、104Rおよび105Rが配置されている。
第1の車体組立設備60Cで、第1フロア部材40、インナ骨格部41L、41Rおよび第1ルーフビーム42a〜42cを接合した半完成の第1の車体を、第2の車体組立設備62Cの入口67に投入するように構成する。
この他、第1および第2実施例と較べて、ステージ数が異なること以外は、大きく変わるところはなく、説明を省略する。
第1の車体43に第1ルーフ部材45を接合する場合には、第2の車体組立設備62Cを用いて、第1ルーフ部材45を接合すれば良いので、第2の車体組立設備62Cを流用でき、車体組立設備を有効活用することができる。また、第1の車体組立設備60Cには、第1ルーフ部材45を組み付ける治具は不要となるので、設備費用の増加を抑えることができる。
また、半完成の第1の車体43を、ルーフ部材を溶接可能な第2の車体を組み立てる車体組立設備に投入することができれば、第2の車体49を組み立てる車体組立設備の有効利用を図ることができる。
第1の車体組立設備60Cには、第1の車体43を構成する第1フロア部材40を完成させる溶接ステージが含まれている。このため、第1フロア部材40に追加部材を付加する場合にも、第1の車体組立設備60Cを利用することにより、最小限の設備費用で第1の車体43の生産を成立させることができる。
すなわち、第1フロア部材40、インナ骨格部41L、41Rおよび第1ルーフビーム を接合して半完成の第1の車体を専用に組み立てる工程と、第1の車体43以外の種類の車体を組み立てるとともに半完成の第1の車体43を投入することができる工程とが備えられている。第1の車体43を組み立てる工程と、第1の車体43以外の車体を組み立てる工程とを分離させたので、第1の車体43以外の車体を組み立てる工程を有効に利用するとともに、第1の車体43を組み立てる工程に係る設備費用を抑制することができる。
尚、本発明は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の車体組立設備は、四輪車の車体組立用の設備として好適である。
本発明の第1実施例に係る車体組立設備の平面図である。 本発明に係る車体組立設備において、第1の車体に係るワークの流れを説明する図である。 第1の車体に係る第1フロア部材の構造図である。 第1の車体に係る第1フロア部材にインナ骨格部を組み付ける第1取付・仮止ステージ工程での車体構造図である。 第1の車体に係るインナ骨格部に第1サイドアウタ部材を組み付ける工程での車体構造図である。 第1の車体に係る第1サイドアウタ部材の上端部に第1ルーフ部材を組み付ける工程での車体構造図である。 本発明に係る車体組立設備において、第2の車体に係るワークの流れを説明する図である。 第2の車体に係る第2フロア部材の構造図である。 第2の車体に係る第2フロア部材に、第2サイドアウタ部材と第2ルーフ部材とを組み付ける工程での車体構造図である。 本発明に係る車体組立設備において、第3の車体に係るワークの流れを説明する図である。 第3の車体に係る第3フロア部材の構造図である。 第3の車体に係る第3フロア部材に、第3サイドアウタ部材と第3ルーフビームとを組み付ける工程での車体構造図である。 第3の車体に第3ルーフ部材を組み付ける工程での車体構造図である。 第2の実施例に係る車体組立設備において、第1の車体および第2の車体に係るワークの流れを説明する図である。 本発明の第3実施例に係る車体組立設備の平面図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。 第1ステージ105の後面図である。
符号の説明
10…車体組立設備、11…フロア部材、12…フロア載置ステージ、13…第1取付・仮止ステージ、14…第1増打ステージ、16…第2取付・仮止ステージ、18…ルーフ部材、20…サイド部材、21…第3取付・仮止ステージ、30…ルーフビーム部材、40…第1フロア部材、41L、41R…インナ骨格部、42a〜42c…第1ルーフビーム部材、43…第1の車体、44L、44R…第1サイドアウタ部材、45…第1ルーフ部材、49…第2の車体、50…第2フロア部材、51L、51R…第2サイドアウタ部材、52…第2ルーフ部材、53…第3ルーフ部材、56a〜56c…第3ルーフビーム部材、57…第3フロア部材、58L、58R…第3サイドアウタ部材、59…第3の車体、60…第1の車体組立設備、61…第1のバッファステージ、62…第2の車体組立設備、63…第2のバッファステージ。

Claims (13)

  1. 車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした車体組立設備において、
    第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、
    第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているとき、
    前記車体組立設備には、前記第1の車体を組み立てるときには、前記第1フロア部材に前記インナ骨格部を接合し、前記第2の車体を組み立てるときには、前記第2フロア部材に前記第2サイドアウタ部材を接合しこの第2サイドアウタ部材に第2ルーフ部材を接合する第1取付・仮止ステージが備えられていることを特徴とする車体組立設備。
  2. 車種の異なる複数の車体を組み立てることを可能にした車体組立設備において、
    この車体組立設備には、第1の車体を組み立てる第1の車体組立設備と、この第1の車体組立設備の後に設けられ、組立後の車体をストックする第1のバッファステージと、第2の車体を組み立てる第2の車体組立設備と、この第2の車体組立設備の後に設けられて、組立後の車体をストックする第2のバッファステージと、が備えられていることを特徴とする車体組立設備。
  3. 生産対象となる車種のフロア部材をフロア載置ステージに載せる工程と、このフロア部材に第1取付・仮止ステージで主要部材を取り付け仮止する第1取付・仮止ステージ工程と、取付・仮止された車体に第1増打ステージで増打ちする第1増打ステージ工程と、を備えている車体生産方法において、
    第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、
    第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているとき、
    前記第1取付・仮止ステージと前記第1増打ステージで、第1の車体を生産する場合には、前記第1フロア部材に前記インナ骨格部を接合し、第2の車体を生産する場合には、前記第2フロア部材に前記第2サイドアウタ部材と前記第2ルーフ部材を接合し、
    前記第1増打ステージの後に設けた第2取付・仮止ステージで、前記インナ骨格部を接合した第1の車体に、前記第1サイドアウタ部材および前記第1ルーフ部材を接合する第2取付・仮止ステージ工程を備えることを特徴とする車体生産方法。
  4. 前記第1取付・仮止ステージと前記第1増打ステージで、第3の車体を生産する場合には、第3フロア部材に第3サイドアウタ部材を接合し、
    前記第2取付・仮止ステージの後に設けた第3取付・仮止ステージで、前記第3サイドアウタ部材を接合した第3の車体に第3ルーフ部材を接合する第3取付・仮止ステージ工程を備えることを特徴とする請求項3記載の車体生産方法。
  5. 車体のフロア部材、サイド部材およびルーフ部材を第1取付・仮止ステージで溶接して複数種類の車体を組み立てる車体組立設備において、
    第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフビームと、第1ルーフ部材とから構成され、
    第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているとき、
    前記第1取付・仮止ステージでは、前記第1の車体は、前記第1フロア部材、前記インナ骨格部材および前記第1ルーフビームのみが接合され、
    前記第2の車体は、前記第2フロア部材、前記第2サイドアウタ部材および前記第2ルーフ部材とが接合されることを特徴とする車体組立設備。
  6. 車体のフロア部材、サイド部材およびルーフ部材を溶接ステージで溶接して車体を組み立てる車体組立設備において、
    この車体組立設備は、第1の車体を組み立てる第1の車体組立設備と、第2の車体を含む複数種類の車体を組み立てる第2の車体組立設備とを備え、
    前記第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフビームと、第1ルーフ部材とから構成され、
    第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているときに、
    前記第1の車体組立設備で、前記第1フロア部材、前記インナ骨格部および前記第1ルーフビームを接合した半完成の第1の車体を、前記第2の車体組立設備の入口に投入するように構成することを特徴とする車体組立設備。
  7. 前記第1の車体組立設備には、前記第1の車体を構成する前記第1フロア部材を完成させる溶接ステージが含まれていることを特徴とする請求項6記載の車体組立設備。
  8. 車体のフロア部材、サイド部材、ルーフビームおよびルーフ部材を車体組立設備で溶接して車体を組み立てる車体生産方法において、
    前記フロア部材、前記サイド部材および前記ルーフビーム部材を溶接して半完成の車体にする工程と、
    前記半完成の車体に前記ルーフ部材を溶接する工程と、
    を備えることを特徴とする車体生産方法。
  9. 車体のフロア部材、サイド部材、ルーフビームおよびルーフ部材を車体組立設備で溶接して複数種類の車体を組み立てるようにした車体生産方法において、
    第1の車体が、第1フロア部材と、インナ骨格部と、このインナ骨格部の外方に取り付けられる第1サイドアウタ部材と、第1ルーフビームと、第1ルーフ部材とから構成され、第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフ部材とから構成されているときに、
    前記第1フロア部材、前記インナ骨格部および前記第1ルーフビームを接合して半完成の第1の車体を専用に組み立てる工程と、
    前記第1の車体以外の種類の車体を組み立てるとともに前記半完成の第1の車体を投入することができる工程と、が備えられていることを特徴とする車体生産方法。
  10. 車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした車体組立設備において、
    第1の車体が、第1フロア部材と、第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、
    第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフビームと、第2ルーフ部材とから構成されているとき、
    第1取付・仮止ステージでは、前記第1の車体は、前記第1フロア部材、前記第1サイドアウタ部材および前記第1ルーフ部材を接合し、前記第2の車体は、前記第2フロア部材、前記第2サイドアウタ部材および第2ルーフビームを接合し、
    この第1取付・仮止ステージの下流に設けた第2取付・仮止ステージでは、前記第2の車体には、前記第2ルーフ部材を接合することを特徴とする車体組立設備。
  11. 前記第1の車体と前記第2の車体は、両者ともモノコックボデイ構造であることを特徴とする請求項10記載の車体組立設備。
  12. 車種の異なる複数の車体を混流させて組み立てることを可能にした車体組立方法において、
    第1の車体が、第1フロア部材と、第1サイドアウタ部材と、第1ルーフ部材とから構成され、
    第2の車体が、第2フロア部材と、第2サイドアウタ部材と、第2ルーフビームと、第2ルーフ部材とから構成されているとき、
    前記第1の車体を組み立てるときは、第1取付・仮止ステージで、前記第1フロア部材、前記第1サイドアウタ部材および前記第1ルーフ部材を接合する工程と、
    前記第2の車体を組み立てるときは、前記第1取付・仮止ステージで、前記第2フロア部材、前記第2サイドアウタ部材および前記第2ルーフビームを接合した後に、第2取付・仮止ステージで、前記第2ルーフ部材を溶接する工程と、が備えられていることを特徴とする車体生産方法。
  13. 前記第1の車体と前記第2の車体は、両者ともモノコックボデイ構造であることを特徴とする請求項12記載の車体組立方法。
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