JP2009154656A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
Yohei Kiuchi
陽平 木内
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Abstract

【課題】エアバッグ展開前の状態において車体へのテザーの取付け部とエアバッグ本体先端部との距離が展開後のテザーの長さよりも短い場合でもテザーを弛ませることなくテザー長さを調整可能する乗員保護装置を提供する。
【解決手段】テザー2が取付けられたエアバッグ本体3と、エアバッグ本体3を折り畳んだ状態で内部に収容させるカバー4とを備えたエアバッグであって、カバー4に、前記テザー2を挿通させて折返し部11を形成し弛みを無くすテザー長さ調整孔10を設けた。具体的には、エアバッグ本体3に取付けられたテザー2の基端側を折り畳まれたエアバッグ本体3の長手方向にバッグ本体一端側からバッグ本体他端側へ沿わせた後、該テザー2の先端をテザー長さ調整孔10からカバー4外へ引き出して折返し部11を形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、エアバッグからなる乗員保護装置に関し、詳細には、エアバッグ本体に取り付けられたテザーの長さ調整技術に関する。
例えば、車両が衝突を受けたときにエアバッグが展開して乗員を保護する乗員保護装置の開発が進められている。エアバッグ本体には、このエアバッグ本体を車両に固定するためのテザー(ストラップ)が取付けられている。テザーは、一端がエアバッグ本体に固定され、他端が車体の一部に固定されることにより、エアバッグ本体の展開状態を規制する役目をする。
ところで、エアバッグは、乗員のどの部位を保護するかにより取付け場所が異なる。例えば、乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグは、フロントピラーからリヤピラーに亘って展開することからサイドルーフレール内に車両前後方向に沿って格納されている(例えば、特許文献1等に記載)。
そして、この特許文献1では、エアバッグ本体が展開する前のテザーをフロントピラーに沿って配索保持させておくために、複数の折り返し片を形成した樹脂成形体からなるクリップを使用している。
特開2004−338439号公報
しかし、特許文献1に記載のクリップは、単にテザーを複数の折り返し片で上下方向から挟み込んでテザーを固定保持させるだけのものであり、該テザーの弛みを調整するための機能を有してはいない。そのため、エアバッグ展開前の状態において車体へのテザーの取付け部とエアバッグ本体先端部との距離が展開後のテザーの長さよりも短い場合、テザーの長さに弛みが生じてしまう。
そこで、本発明は、エアバッグ展開前の状態において車体へのテザーの取付け部とエアバッグ本体先端部との距離が展開後のテザーの長さよりも短い場合でもテザーを弛ませることなくテザー長さを調整可能とする乗員保護装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の乗員保護装置は、テザーが取付けられたエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体を折り畳んだ状態で内部に収容させるカバーとを備え、前記カバーに、前記テザーを挿通させて折返し部を形成し弛みを無くすテザー長さ調整孔を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の乗員保護装置は、請求項1に記載の乗員保護装置であって、前記エアバッグ本体に取付けられたテザーの基端側を折り畳まれたエアバッグ本体の長手方向にバッグ本体一端側からバッグ本体他端側へ沿わせた後、該テザーの先端を前記カバーに形成したテザー長さ調整孔からカバー外へ引き出して折返し部を形成し、エアバッグ展開時に該カバーの一端縁から該テザー長さ調整孔までの前記カバー部分が破けて前記折返し部が解けることを特徴とする。
請求項3に記載の乗員保護装置は、請求項1に記載の乗員保護装置であって、前記エアバッグ本体に取付けられたテザーの基端側を少なくとも二つ折りに折り返して形成した折返し部の先端を、前記カバーに形成したテザー長さ調整孔からカバー外へ引き出したことを特徴とする。
請求項4に記載の乗員保護装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の乗員保護装置であって、少なくとも前記テザーの折返し部と対応する前記カバーには、前記エアバッグ本体が展開したときに破断する破断容易部が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の乗員保護装置は、請求項3に記載の乗員保護装置であって、前記カバーに、前記テザー長さ調整孔からカバー外へ引出したテザー先端位置を決めるマーキングを設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の乗員保護装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の乗員保護装置であって、前記エアバッグ本体に、前記カバーと前記エアバッグ本体との相対位置を決めるマーキングを設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、折り畳まれたエアバッグ本体を内部に収容するカバーに、テザーを挿通させて折返し部を形成し弛みを無くすテザー長さ調整孔を形成しているので、例えばエアバッグ展開前状態においてエアバッグ本体側の基端部とテザーの車体固定点までの距離が展開後のテザーの長さよりも短い場合でもテザーを弛ませることなく収容保持することができる。また、本発明によれば、テザー長さ調整孔からカバーの外にテザーを引き出すため、テザーのエアバッグ本体に対する周方向での位置を正確に決めることができる。また、本発明によれば、テザー長さ調整孔をカバーの周方向に自由に設定して設けることができるため、車両室内側或いは車両室外側の出したい箇所からテザーを引き出すことができる。
請求項2に記載の発明によれば、テザーの先端をカバーに形成したテザー長さ調整孔からカバー外へ引き出して折返し部を形成したので、このテザー長さ調整孔によりテザーの折返し部を確実に形成することができる。エアバッグ展開時には、その折返し部が形成される部位のカバーが破けてテザーの折返し部が解けるため、展開に支障を来すことはない。
請求項3に記載の発明によれば、テザーを少なくとも二つ折りに折り返して形成した折返し部の先端をカバーに形成したテザー長さ調整孔からカバー外へ引き出したので、その引出し量及びその折り返し数によってテザーの弛み量を簡単に調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、エアバッグ本体が展開したときに破断する破断容易部をカバーに形成したので、エアバッグ展開時にカバーが破断容易部から破け、テザーの折返し部の折返しがスムーズに解かれる。
請求項5に記載の発明によれば、テザー長さ調整孔からカバー外へ引出したテザー先端位置を決めるマーキングをカバーに設けたので、このマーキングに合わせてテザー先端位置を位置合わせすることで、正確に設定したテザー長とすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、エアバッグ本体に、カバーとエアバッグ本体との相対位置を決めるマーキングを設けたので、このマーキングに合わせてエアバッグ本体とカバーとの相対位置を簡単に位置決めすることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1実施形態」
第1実施形態では、本発明の乗員保護装置を、乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグに適用した例である。
図1は本実施形態の乗員保護装置をカーテンエアバッグに適用した例であり、エアバッグ展開前の状態を示す模式図、図2は図1のカーテンエアバッグが展開した状態を示す模式図、図3は図1のカーテンエアバッグの部品図、図4は図1のカーテンエアバッグの要部を示す拡大斜視図、図5は図4のA−A線断面図、図6は折り畳んだエアバッグ本体にカバーを装着する工程図である。
カーテンエアバッグ1は、図1に示すように、テザー2が取付けられたエアバッグ本体3を折り畳んでカバー4内に収容した展開前の状態で、車両のサイドルーフレール5内に車両前後方向に沿って格納される。カーテンエアバッグ1は、サイドルーフレール5に対して複数箇所に設けた固定片部6で本体部を固定すると共に、テザー先端部に設けた固定用ブラケット7をフロントピラー8に固定させて取り付けられている。このカーテンエアバッグ1は、図2に示すように、車両側方からの衝撃等により強い衝撃を受けてフロントピラー8からリヤピラー9に亘って車室内の側面を略全体に覆うように広がって展開し、膨らんだエアバッグ本体3によって乗員頭部への衝撃を緩和する。
エアバッグ本体3は、インフレータからエアバッグ本体3の後端部に接続した図示しない鋼管等のガス供給パイプを介して導入されるガスにより膨らんで車室内側面の略全体を覆うことのできる大きさとされている。このエアバッグ本体3には、サイドルーフレール5にエアバッグ本体3を固定するための複数の固定片部6が設けられている。なお、固定片部6の形状は、簡略化して図示している。
テザー2は、エアバッグ本体3が膨らんで展開したときに車両前後方向に引っ張られるのを止める役目をするもので、一端側の先端部2Aを固定用ブラケット7に固定すると共に他端側の基端部2Bをエアバッグ本体3の一端側(車両前方側)に固定させている。本実施形態では、エアバッグ本体3のバッグ本体一端側にのみテザー2を設けているが、車両構成によってはエアバッグ本体3のバッグ本体他端側にもテザー2が設けられる場合もある。
カバー4は、折り畳まれたエアバッグ本体3を内部に収容させる細長い筒状とされている。このカバー4の長さは、例えば車両前方となる一端縁4a及び車両後方となる他端縁4bからそれぞれエアバッグ本体3の一部がカバー外へ突出する程度の長さとなっている。もちろん、このカバー4の長さは、一例であり、この実施形態に限定されるものではない。また、カバー4は、エアバッグ本体3が膨らんで展開する際に展開時の圧力で破れるように、例えば不織布から形成されている。
そして、特に本実施形態では、前記カバー4には、テザー2を挿通させて折返し部を形成し弛みを無くすテザー長さ調整孔10が形成されている。テザー長さ調整孔10は、少なくともテザー2の幅寸法よりも大きい開口幅に形成されている。また、このテザー長さ調整孔10は、例えばカバー4の一端縁4aからの10mm〜20mm程度の位置に設けられており、該一端縁4aに近い位置に形成されている。そして、このテザー長さ調整孔10には、図4及び図5に示すように、テザー2が挿通されている。
具体的には、テザー2は、エアバッグ本体3の長手方向(図4矢印X方向)にバッグ本体一端側からバッグ本体他端側へ沿わせた後、テザー先端をカバー4に形成したテザー長さ調整孔10からカバー外へ引き出して再びバッグ本体一端側へと折り返して折返し部11を形成している。この折返し部11を形成することで、テザー2の弛みを無くと共にテザー必要長さを調整することができる。
折り畳んだエアバッグ本体3にカバー4を取り付けるには、先ず図6(A)に示すように、カバー4の長さが短くなるように不織布をたぐった後、カバー他端側からテザー2の先端に固定した固定用ブラケット7をその内部に挿入させる。そして、図6(B)に示すように、前記固定用ブラケット7をカバー4に形成したテザー長さ調整孔10からカバー4外に引き出す。その後、たぐったカバー4を元の状態に延ばしてエアバッグ本体3をカバー4内に収容させる。その結果、テザー2の他端側に折返し部11が形成される。折返し部11の長さを調整するには、カバー4をエアバッグ本体3に対してその装着位置をずらすようにする。
このように構成されたカーテンエアバッグ1においては、図1及び図2に示したように、エアバッグ展開前の状態においてエアバッグ本体3の先端部3Aとテザー2の車体固定点(固定用ブラケット7の固定位置)までの距離が展開後のテザー2の長さよりも短い場合でも、フロントピラー8に沿って配索されるテザー2を弛ませることなく収容保持することができる。また、エアバッグ本体3の展開時には、その展開圧力でカバー4の一端縁4aからテザー長さ調整孔10までの前記カバー部分が破けて折返し部11が解けるので、展開時に前記テザー2の折返し部11が邪魔になることがない。
また、本実施形態のカーテンエアバッグ1によれば、テザー長さ調整孔10からカバー4の外にテザー2を引き出すため、テザー2のエアバッグ本体3に対する周方向での位置を正確に決めることができる。つまり、テザー2の折返し部11の位置がずれることなく当該テザー2を位置決めすることができる。
また、本実施形態のカーテンエアバッグ1によれば、テザー長さ調整孔10をカバー4の周方向に自由に設定して設けることができるため、車両室内側の出したい箇所からテザー2を引き出すことができる。これにより、車両構造に合わせたテザー2の取り出し位置を自由に決定できる。
また、本実施形態のカーテンエアバッグ1によれば、テザー2の先端をカバー4に形成したテザー長さ調整孔10からカバー4外へ引き出して折返し部11を形成したので、このテザー長さ調整孔10によりテザー2の折返し部11を確実に形成することができる。
さらに、本実施形態のカーテンエアバッグ1によれば、カバー4をエアバッグ本体3に対して車両後方へ動かすことで、簡単にテザー2の折返し部11の長さを調整することができる。
「第2実施形態」
図7は第2実施形態を示し、エアバッグ本体が展開したときに破断する破断容易部をテザーの折返し部と対応するカバー部分に形成した例を示す。
第2実施形態のカーテンエアバッグ1では、図7に示すように、少なくともテザー2の折返し部11と対応するカバー4に、エアバッグ本体3が展開したときに破断する破断容易部12を形成している。破断容易部12は、例えば小さな長孔13を所定間隔でカバー4の一端縁4aから他端縁4bに掛けてテザー長さ調整孔10が形成される位置と同一線上にいわゆるミシン目となるように複数形成することで構成されている。
本実施形態のカーテンエアバッグ1によれば、エアバッグ本体3が展開したときに破断する破断容易部12をカバー4に形成したので、エアバッグ展開時に破断容易部12からカバー4がより一層破け易くなり、前記テザー2の折返し部11の折返しがスムーズに解かれることになる。そのため、カバー4の一端縁4aからテザー長さ調整孔10までの距離を長くして、前記テザー2の折返し部11の長さ調整に余裕を持たせることが可能となる。
「第3実施形態」
図8は第3実施形態を示し、テザーの折返し部の別形態を示す図である。
第3実施形態のカーテンエアバッグ1では、エアバッグ本体3に取付けられたテザー2の基端側を少なくとも二つ折りに折り返して形成した折返し部11の先端11Aを、カバー4に形成したテザー長さ調整孔10からカバー4外へ引き出すことで、テザー2の弛みを無くしてテザー長さ調整を実現させている。
本実施形態では、テザー2の折返し部11は、その先端11Aのみがテザー長さ調整孔10からカバー4外へ引き出されている。折返し部11は、カバー4の一端縁4aとテザー長さ調整孔10との間に形成された部位14で前記エアバッグ本体3とによって押さ付けられており、容易に引き抜かれないようにされている。
また、本実施形態では、テザー長さ調整孔10からカバー4外へ引出したテザー先端位置を決めるためのマーキング15Aが、例えば帯状マークとして印されている。このマーキング15Aに合わせて折返し部11の先端11Aを位置合わせすれば、どの位置まで折返し部11をテザー長さ調整孔10から引き出せば良いか目視により判断することができ、組付作業性を高めることができる。
また、カバー4には、テザー2の折返し部11をテザー長さ調整孔10から引き出す方向を示すためのマーキング15Bが、例えば矢印マークとして印されている。このため、作業者は、テザー2の折返し部11の引出し方向を間違うことが無くなる。
また、本実施形態では、折り畳まれたエアバッグ本体3とカバー4との装着位置(相対位置)を決める位置決めマーキング16が、当該エアバッグ本体3に例えば三角形マークとして印されている。この位置決めマーキング16に合わせてカバー4の一端縁4aの位置を決めれば、エアバッグ本体3の端部(テザー2のエアバッグ本体3に対する取り付け部位となる基端部2B)からカバー4に印したマーキング15Aまでの距離が予め決められた長さとなるため、結果としてテザー2の折返し部11の長さを所定長さとすることができる。これにより、テザー2の弛み長さが予め決められた長さとできたか否かの適否(合否)判断を簡単に行うことができ、目視により簡単にテザー2の弛み長さ調整作業を行うことができる。
「第4実施形態」
図9は第4実施形態を示し、車両のエンジンフードとフロントシールドガラスとの付け根近傍部に乗員保護装置であるエアバッグを配置した例を示す図である。図9(A)では、車両中心から片側をエアバッグ展開前状態、もう片側をエアバッグ展開後状態で表している。図9(B)では、エアバッグ展開状態の車両縦断面を示している。
第4実施形態では、エンジンフード17とフロントシールドガラス18との付け根近傍部に、本発明を適用したエアバッグ19を配置し、車両への衝突時にエアバッグ本体3を展開させて車両に衝突する人を膨らんだエアバッグ本体3で保護するように構成している。
第1実施形態では、車両室内にエアバッグ(カーテンエアバッグ1)を設けて乗員を保護するようにしたが、第4実施形態のように車両外にエアバッグ19を設けて車両に衝突する人を保護するようにした場合でも、本発明構成を適用することができる。本実施形態のエアバッグ19では、第1実施形態と同様、展開前状態の余ったテザー2を、カバー4に形成したテザー長さ調整孔10を挿通させて折返し部11を形成し弛みを無くすようにする。
以上、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。
図1は本実施形態の乗員保護装置をカーテンエアバッグに適用した例であり、エアバッグ展開前の状態を示す模式図である。 図2は図1のカーテンエアバッグが展開した状態を示す模式図である。 図3は図1のカーテンエアバッグの部品図である。 図4は図1のカーテンエアバッグの要部を示す拡大斜視図である。 図5は図4のA−A線断面図である。 図6は折り畳んだエアバッグ本体にカバーを装着する工程図である。 図7は第2実施形態を示し、エアバッグ本体が展開したときに破断する破断容易部をテザーの折返し部と対応するカバー部分に形成した例を示す図である。 図8は第3実施形態を示し、テザーの折返し部の別形態を示す図である。 図9は第4実施形態を示し、車両のエンジンフードとフロントシールドガラスとの付け根近傍部に乗員保護装置であるエアバッグを配置した例を示す図である。
符号の説明
1…カーテンエアバッグ(乗員保護装置)
2…テザー
3…エアバッグ本体
4…カバー
10…テザー長さ調整孔
11…テザーの折返し部
12…破断容易部
15A、15B、16…マーキング
17…エンジンフード
18…フロントシールドガラス

Claims (6)

  1. テザーが取付けられたエアバッグ本体と、
    前記エアバッグ本体を折り畳んだ状態で内部に収容させるカバーとを備え、
    前記カバーに、前記テザーを挿通させて折返し部を形成し弛みを無くすテザー長さ調整孔を設けた
    ことを特徴とする乗員保護装置。
  2. 請求項1に記載の乗員保護装置であって、
    前記エアバッグ本体に取付けられたテザーの基端側を折り畳まれたエアバッグ本体の長手方向にバッグ本体一端側からバッグ本体他端側へ沿わせた後、該テザーの先端を前記カバーに形成したテザー長さ調整孔からカバー外へ引き出して折返し部を形成し、エアバッグ展開時に該カバーの一端縁から該テザー長さ調整孔までの前記カバー部分が破けて前記折返し部が解ける
    ことを特徴とする乗員保護装置。
  3. 請求項1に記載の乗員保護装置であって、
    前記エアバッグ本体に取付けられたテザーの基端側を少なくとも二つ折りに折り返して形成した折返し部の先端を、前記カバーに形成したテザー長さ調整孔からカバー外へ引き出した
    ことを特徴とする乗員保護装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の乗員保護装置であって、
    少なくとも前記テザーの折返し部と対応する前記カバーには、前記エアバッグ本体が展開したときに破断する破断容易部が形成されている
    ことを特徴とする乗員保護装置。
  5. 請求項3に記載の乗員保護装置であって、
    前記カバーに、前記テザー長さ調整孔からカバー外へ引出したテザー先端位置を決めるマーキングを設けた
    ことを特徴とする乗員保護装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の乗員保護装置であって、
    前記エアバッグ本体に、前記カバーと前記エアバッグ本体との相対位置を決めるマーキングを設けた
    ことを特徴とする乗員保護装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9371053B2 (en) 2014-09-12 2016-06-21 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Package confirmation quality check tool for an airbag system and method of operation thereof
JP2017105391A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 オートリブ ディベロップメント エービー カーテンエアバッグ装置

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