JP2009153602A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】停止位置決定テーブル数を必要最小限にしつつ、有効ライン数を増減させる。
【解決手段】有効ライン設定手段61は、第1遊技状態では複数の図柄組合せラインのうち1つの特定ラインを有効ラインに設定し、第2遊技状態では特定ラインを無効ラインに設定する。遊技者には、特定ラインが有効ラインであるか無効ラインであるかを判断できないようにする。リール制御手段65は、第1遊技状態である場合において特定役に当選したときは、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止する場合があるようにリール31を停止制御し、第2遊技状態である場合において特定役に当選していないときに、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止する場合があるようにリール31を停止制御する。演出制御手段71は、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止したときは、特定役が入賞したか否かの演出を出力するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、役に対応する図柄の組合せを図柄組合せラインに停止させるとともに、その図柄組合せラインが有効ラインであるか否かの演出を出力するようにしたスロットマシンに関するものである。
従来より、スロットマシンでは、遊技者によりスタートスイッチが操作されると、リールの回転を開始するとともに役の抽選が行われ、遊技者によりストップスイッチが操作されると、役の抽選結果に基づいてリールを停止制御している。
具体的は、役の抽選が行われると、役の抽選結果に対応する停止位置決定テーブル(リールの停止位置を定めたもの)が選択され、その停止位置決定テーブルに従ってリールを停止制御している。この場合に、いずれかの役に当選したときは、リールの停止制御の範囲内において当選役に対応する図柄の組合せが有効ライン(役に対応する図柄の組合せが停止したときに、その役の入賞となるライン)に停止するように、リールを停止制御する。これに対し、いずれの役にも当選していないときは、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リールを停止制御する。
ここで、遊技中に、有効ラインと擬有効ライン(役に対応する図柄の組合せが停止しても、その役の入賞にならないライン。遊技者からは、擬有効ラインであるか否かの判別ができない。)とを設け、BBの当選時に、最初はRBに対応する図柄の組合せを擬有効ラインに停止させ、所定の演出を出力した後、BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる制御を行うスロットマシンが知られている(特許文献1参照)。このように制御することで、遊技者に対し、RBがBBに昇格したかのような印象を与えることができる。
特開2004−105623号公報
しかし、前述の従来の技術において、1つの遊技状態(例えば通常遊技状態)では、メダル投入枚数が同一数のときは有効ラインの本数を増減することはできない。例えば、上記特許文献1のように、メダル投入枚数が3枚のときの有効ライン数を4本にしたときは、常に、4本に設定する必要がある。この場合に、擬有効ラインを固定してしまう(例えば、毎遊技、水平方向下段のラインを擬有効ラインにする)と、遊技者に、どの図柄組合せラインが擬有効ラインであるかを知られてしまうという問題がある。
なお、メダル投入枚数を異ならせれば、有効ライン数を変更することができるが、メダルを投入するのは遊技者自身であるので、メダルを何枚投入したかで有効ライン数が変化すれば、どのラインが擬有効ラインであるかは、当然に、遊技者に知られてしまう。
これに対し、引用文献1の段落番号「0061」に記載されているように、毎遊技、擬有効ラインを抽選で決定するようにすれば、当該遊技ではどのラインが擬有効ラインであるかを遊技者に知られないようにすることができる。
しかし、このようにすると、役の抽選結果ごとに、有効ライン及び擬有効ラインに応じた停止位置決定テーブルを設けなければならず、データ記憶容量を圧迫するという問題がある。具体的には、図柄組合せラインとしてL1〜L5の5本を有し、引用文献1の実施形態に記載されているように、メダル投入枚数が3枚であるときに、5本の図柄組合せラインのうち、4本を有効ラインとし、1本を擬有効ラインに設定したと仮定する。
この場合には、(1)有効ラインがL1〜L4で、擬有効ラインがL5、(2)有効ラインがL1〜L3及びL5で、擬有効ラインがL4、(3)有効ラインがL1、L2、L4及びL5で、擬有効ラインがL3、(4)有効ラインがL1、L3〜L5で、擬有効ラインがL2、(5)有効ラインがL2〜L5で、擬有効ラインがL1、の5通りのパターンを有する。したがって、当選役ごとに、5種類の停止位置決定テーブルを設けておく必要があるという問題がある。
さらに、5本の図柄組合せラインのうち、3本を有効ラインとし、2本を擬有効ラインに設定する場合には、当選役ごとに、=10種類の停止位置決定テーブルが必要となる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、停止位置決定テーブル数を必要最小限にしつつ、遊技者に知られずに有効ライン数を増減させることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示したリールを複数並設するとともに、各前記リールの一部の図柄が遊技者から見えるように形成した表示窓を備え、前記リールの停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインを少なくとも複数有するスロットマシンであって、複数の前記図柄組合せラインのうち、役に対応する図柄の組合せが停止したときに、その役の入賞となる有効ラインと、役に対応する図柄の組合せが停止したときであっても、その役の入賞とならない無効ラインとを設定する有効ライン設定手段と、特定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に対応するように、前記リールの停止制御の範囲内において前記リールを停止制御するリール制御手段と、前記リールの停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが前記図柄組合せラインに停止したか否かを判断する停止図柄判断手段と、遊技状態として、少なくとも第1遊技状態及び第2遊技状態を有し、所定の移行条件を満たしたときに、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態への移行、及び前記第2遊技状態から前記第1遊技状態への移行を制御する遊技状態制御手段と、遊技中における演出を出力する演出制御手段とを備え、前記有効ライン設定手段は、前記第1遊技状態では複数の前記図柄組合せラインのうち少なくとも1つの特定ラインを前記有効ラインに設定するとともに、前記第2遊技状態では前記特定ラインを前記無効ラインに設定し、遊技者には、前記特定ラインが前記有効ラインであるか前記無効ラインであるかを判断できないようにし、前記リール制御手段は、前記第1遊技状態である場合において、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときは、前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ラインに停止する場合があるように前記リールを停止制御するとともに、前記第2遊技状態である場合において、前記役抽選手段で特定役に当選していないときに、前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ラインに停止する場合があるように前記リールを停止制御し、前記演出制御手段は、前記停止図柄判断手段により前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ラインに停止したと判断されたときは、前記特定役が入賞したか否かの演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記演出制御手段は、前記第1遊技状態又は前記第2遊技状態において、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、前記停止図柄判断手段により前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ライン以外の前記有効ラインに停止したと判断されたときは、前記特定役の入賞が確定した旨の演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記リール制御手段は、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置に対応する停止位置を定めた停止位置決定テーブルを選択するとともに、選択した前記停止位置決定テーブルに従って前記リールを停止制御し、前記第2遊技状態である場合において、前記役抽選手段でいずれの役にも当選しなかったときは、前記リールの停止制御の範囲内において前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるように前記リールの停止位置を定めた特定停止位置決定テーブルを選択するか否かの抽選を行い、前記特定停止位置決定テーブルを選択するか否かの抽選に当選したときは、前記特定停止位置決定テーブルに従って、前記リールの停止制御の範囲内において前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるように前記リールを停止制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記リール制御手段は、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置に対応する停止位置を定めた停止位置決定テーブルを選択するとともに、選択した前記停止位置決定テーブルに従って前記リールを停止制御し、前記役抽選手段は、前記第2遊技状態である場合において、前記役抽選手段でいずれの役にも当選しないときは、第1非当選又は第2非当選のいずれかになるように役の抽選を行い、前記リール制御手段は、前記第2遊技状態において前記第1非当選となったときは、前記リールの停止制御の範囲内において前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるように前記リールの停止位置を定めた前記停止位置決定テーブルを選択するとともに、前記第2非当選となったときは、前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させないように前記リールの停止位置を定めた前記停止位置決定テーブルを選択することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記リール制御手段は、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置に対応する停止位置を定めた停止位置決定テーブルを選択するとともに、選択した前記停止位置決定テーブルに従って前記リールを停止制御し、前記第2遊技状態であって、前記役抽選手段でいずれの役にも当選しなかった場合において、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置が特定の範囲内にあるときは前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるとともに、前記特定の範囲内にないときは前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させないように前記リールの停止位置を定めた前記停止位置決定テーブルを選択することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段は、遊技状態移行役を含めて役の抽選を行い、前記遊技状態移行役に対応する図柄の組合せは、複数種類の図柄から構成され、前記遊技状態制御手段は、前記第1遊技状態又は前記第2遊技状態の少なくとも一方において、前記役抽選手段で前記遊技状態移行役に当選し、前記遊技状態移行役に対応する図柄の組合せが前記有効ラインに停止したときは、前記遊技状態を移行するように制御することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段で抽選される前記特定役は、出玉率が1を超えることによって遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役であることを特徴とする。
(作用)
上記発明においては、第1遊技状態では、少なくとも1つの特定ラインが有効ラインに設定され、第2遊技状態では、特定ラインが無効ラインに設定される。
そして、第1遊技状態である場合において特定役に当選したときは、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止する場合があるように制御され、第2遊技状態である場合において特定役に当選していないときに、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止する場合があるように制御される。また、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止したと判断されたときは、特定役が入賞したか否かの演出が出力される。
なお、第1〜第3実施形態では、第1遊技状態は通常遊技(非内部中)であり、第2遊技状態はRT遊技(非内部中)である。また、第4実施形態では、第1遊技状態は通常遊技(非内部中)であり、第2遊技状態は通常遊技(内部中)である。
さらにまた、第1〜第4実施形態では、特定ラインは、図柄組合せラインL2であり、特定役は、特別役(BB又はRB)である。
さらに、請求項3の発明は、第2実施形態に相当し、請求項4の発明は、第1実施形態に相当する。また、請求項5の発明は、第3実施形態に相当し、請求項6及び請求項7の発明は、第1〜第3実施形態に相当する。
本発明によれば、停止位置決定テーブル数を必要最小限にしつつ、遊技者に知られずに有効ライン数を増減させることができる。また、特定役に対応する図柄の組合せが特定ラインに停止しただけでは、特定役が入賞したか否かがわからないという遊技性を持たせることができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の全体を制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し、及び演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等や演出の出力に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1において、遊技制御手段60には、各種の機器(スイッチ、センサ、電子部品、装置、又は基板等の全てを含む)が接続されている。図1中、遊技制御手段60の左側は、入力側を示し(入力機器が接続され)、右側は、出力側を示している(出力機器が接続されている)。
図1において、遊技制御手段60の入力側には、メダル検知センサ13、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
メダル検知センサ13は、メダル投入口12から遊技者によって投入されたメダルを検知するセンサである。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。したがって、ベットスイッチ40の操作は、メダル投入口12からメダルを投入することと同様の役割を果たす。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側には、モータ32が電気的に接続されている。
モータ(ステッピングモータ)32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結されており、遊技制御手段60によって制御される。ここで、リール31は、略中空円筒形状に形成され、本実施形態では横方向に並列に3つ設けられている(左リール31、中リール31、及び右リール31)。そして、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
さらにまた、リール31の外周面には、複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープが貼付されている。図2は、リール31の外周面に貼付されるリールテープの図柄配列を示す図である。このリールテープがリール31の外周面に貼付されることにより、各リール31の外周面には、21個の図柄が等間隔で配置される。なお、図2において、空白部は、入賞に関係のないブランク図柄である。
図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた透明な表示窓11と、リール31との関係を示す図である。各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
さらに、図3に示すように、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン又は無効ライン)L1〜L5が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の上段、中段及び下段にそれぞれ設けられた水平方向の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、右下がり及び右上がりの斜め方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5との合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せラインL1〜L5上に位置している。
そして、これら5本の図柄組合せラインの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
本実施形態では、遊技中は、いずれも、3枚のメダルを投入して遊技を行うようになっている。ここで、本実施形態の遊技状態として、詳細は後述するが、通常遊技(非内部中/内部中)、RT遊技(非内部中)、及び特別遊技からなる遊技状態が設けられている。そして、通常遊技及び特別遊技では、5本全ての図柄組合せラインL1〜L5を有効ラインに設定して遊技を行うようになっている。
これに対し、RT遊技では、図柄組合せラインL1、L3〜L5の4本を有効ラインに設定して遊技を行うようになっている。すなわち、図柄組合せラインL2は、無効ラインとなる。
なお、これに限らず、メダル投入枚数が1枚又は2枚で遊技を行うことが可能に設定しても良い。この場合において、例えば通常遊技及び特別遊技では、3本の図柄組合せラインL1〜L3を有効ラインに設定して遊技を行い、RT遊技では、2本の図柄組合せラインL1及びL3を有効ラインに設定して遊技を行うように設定することが挙げられる。
また、図1において、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からなる演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10のフロントマスク部に配置され、役の入賞時や演出出力時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやLEDドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
なお、演出出力機器は、上記に限定されるものではない。
図4は、本実施形態における役(後述する役抽選手段62で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図4に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図4に示すように、特別役として、BB(第1種ビッグボーナス)、及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、RBは、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行させる役である。
なお、他の特別役として、MB(ミドルボーナス。2BB(第2種ビックボーナス)ともいう。)、SB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
さらにまた、小役とは、予め定められた枚数(0枚を含む)のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1、小役2、小役3、及び小役4の4種類が設けられている。そして、各小役ごとに、払出し枚数及び図柄の組合せが設定されている。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
さらに、図4に示すように、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。なお、小役1における「any」とは、どの図柄でも良いことを意味する。
そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。なお、BB、RB、及び小役4の入賞時の払出しはない。また、リプレイの入賞時は、メダルが自動投入される。
また、小役4は、遊技状態移行役(遊技状態を、それまでの遊技状態から他の遊技状態に移行させる役割を有する役)であり、その詳細は、後述する。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。BB又はRBに当選したときは、リール31の停止時に、BB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、BB及びRBの当選は持ち越されるのに対し、BB及びRB以外の役(小役及びリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、BB及びRB以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、BBやRBに当選していない遊技中(BB又はRBの当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技においてBB又はRBに当選しているが、当選したBB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(BB又はRBの当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口12からメダルを投入し、スタートスイッチ41をオンする。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段65)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(例えば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段65)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、全てのリール31の停止時に、有効ライン上に停止したリール31上の図柄の組合せが予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときは、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
図1に示すように、遊技制御手段60は、以下の有効ライン設定手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
有効ライン設定手段61は、遊技状態に応じて、有効ライン及び無効ラインを設定するものである。上述したように、本実施形態では、どの遊技状態においても、メダルを3枚投入して遊技を行う。そして、有効ライン設定手段61は、通常遊技中(非内部中及び内部中の双方を含む)及び特別遊技中は、図3における5本全ての図柄組合せラインL1〜L5を有効ラインに設定するように制御する。これに対し、RT遊技中は、図3における4本の図柄組合せラインL1、L3〜L5を有効ラインに設定するとともに、図柄組合せラインL2を無効ラインに設定するように制御する。
役抽選手段62は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段62は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル63と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がリプレイの当選領域に属する場合は、リプレイの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル63は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図5は、役抽選テーブル63を示す図である。役抽選テーブル63は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
また、図5に示すように、役抽選テーブル63には、通常遊技(非内部中)に用いられる役抽選テーブル63A、通常遊技(内部中)に用いられる役抽選テーブル63B、RT遊技中(非内部中)に用いられる役抽選テーブル63C、及び特別遊技中(BB遊技中及びRB遊技中)に用いられる役抽選テーブル63Dを備える。
役抽選テーブル63Aには、BB、RB、小役1、小役2、小役3、小役4及びリプレイの当選領域及び非当選領域が設けられている。
また、通常遊技中(非内部中)、及びRT遊技中(非内部中)において、特別役に当選し、当該遊技では当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技から、内部中の遊技となり、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで、役抽選テーブル63Bが用いられる。役抽選テーブル63Bは、BB及びRBの当選領域が存在しない(非当選領域となっている)点で、役抽選テーブル63Aと相違する。
さらにまた、役抽選テーブル63Cは、役抽選テーブル63Aと比較すると、第1に、リプレイの当選確率が若干相違する。具体的には、本実施形態では、役抽選テーブル63Aにおけるリプレイの当選確率は、1/7.3に設定されているが、役抽選テーブル63Cにおけるリプレイの当選確率は、1/7.2に設定されている。さらに第2に、役抽選テーブル63Cの非当選領域は、非当選1領域と、非当選2領域とに分けられている。そして、非当選2領域は、例えば1/50程度の確率領域を有する。
なお、「RT」とは、「ReplayTime」の略称であり、狭義には、リプレイの当選確率が高くなり、遊技の進行によってもメダル所有枚数がほとんど減らない(又は、次第に増加する(出玉率が1を超える))遊技を指す。これに対し、広義には、通常遊技に対してリプレイの当選確率が異なることを指す。本実施形態では、後者の意味で使用し、通常遊技からRT遊技になると、リプレイの当選確率が1/7.3から1/7.2に変化する。したがって、本実施形態では、遊技者は、リプレイの入賞頻度だけでは、当該遊技が通常遊技であるのかRT遊技であるのかをほとんど判断できない。
また、役抽選テーブル63Dは、小役1、小役2、小役3の当選領域及び非当選領域が設けられているとともに(特別役及びリプレイの当選領域はない)、小役3の当選確率が高く(例えば1/1.05程度に)設定されている。
説明を図1に戻す。
特別役当選持越し手段64は、特別役であるBB又はRBに当選したときに、そのBB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(BB又はRBが入賞するまで)の遊技において、BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
図示しないが、特別役ごとに特別役フラグが設けられており、例えばBBの当選時にはBBに係る特別役フラグがオンとなり、BBが入賞したときはオフにされる。
リール制御手段65は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段65は、ストップスイッチ42が操作されたときに、後述する停止位置決定テーブル66を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
リール制御手段65は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間(リール停止受付け位置)からリール31が実際に停止する(リール停止位置)までのリール31の回転量(移動図柄数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から数えて5図柄以内に設定されている
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、停止位置決定テーブル66は、役抽選手段62による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置(リール停止受付け位置)とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
図6は、停止位置決定テーブル66(左リール31のリプレイテーブルの例)を示す図である。図6に示すように、停止位置決定テーブル66は、リール31の停止受付け位置(停止受付け時の図柄番号)、移動図柄数、停止位置との関係を定めている。なお、図6では、図柄配列(図2で示した左リール31の図柄配列)を併せて示している。
また、図6では、リール31の停止受付け位置(停止受付け時の図柄番号)は、所定の基準位置における図柄番号を示している。そして、本実施形態では、水平方向中段の図柄組合せラインL2を基準としている。
図6の停止位置において、「↑」は、その位置では図柄は停止せず、移動制御されることを意味し、「○」は、その位置で図柄が停止することを意味している。
例えば、図柄番号8番の「スイカ」の図柄が図柄組合せラインL2上に位置する瞬間に(左)ストップスイッチ42が操作されたときは、移動図柄数は「2」であるので、その図柄(8番の「スイカ」)を含めて2図柄だけ移動制御され、7番の「RP」の図柄が図柄組合せラインL2上に停止する。
以上のようにして、リプレイテーブルでは、左リール31が停止するときは、常に、「RP」の図柄がいずれかの有効ライン上に停止するように、リール31の停止位置が定められている。
本実施形態の停止位置決定テーブル66は、当選役ごとに、以下のものを備える。
先ず、BBテーブルは、当該遊技でBBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技でBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
RBテーブルについても、上記BBテーブルと同様であり、BBテーブルにおける「BB」を、「RB」と読み替えたものに相当する。
また、小役1テーブルは、当該遊技で小役1に当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらに、小役1テーブルは、通常遊技(非内部中及び内部中)及び特別遊技用の小役1テーブルAと、RT遊技(非内部中)用の小役1テーブルBとが設けられている。そして、小役1テーブルAは、有効ラインL1〜L5のいずれかに、小役1に対応する図柄の組合せを停止させるようにリール31の停止位置が定められている。ただし、小役1に対応する図柄の組合せが有効ラインL2に停止する頻度は少なく、多くは、有効ラインL1、又はL3〜L5に停止するように定められている。
これに対し、小役1テーブルBは、有効ラインL1、L3〜L5のいずれかに、小役1に対応する図柄の組合せを停止させるようにリール31の停止位置が定められている。
また、小役2テーブル、小役3テーブル、小役4テーブル、及びリプレイテーブルについても、上記の小役1テーブルと同様であり、小役1テーブルにおける「小役1」を、「小役2」、「小役3」、「小役4」、及び「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
ここで、図2に示すように、各リール31には、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。いいかえれば、リール31の停止制御の範囲内で「ベル」の図柄が配置されている。これにより、本実施形態では、小役3の当選時に小役3テーブルが用いられると、常に、当選した小役3に対応する図柄の組合せ(「ベル」−「ベル」−「ベル」)を、所望の有効ラインに停止できるように設定されている。
同様に、各リール31には、「RP」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、本実施形態では、リプレイの当選時にリプレイテーブルが用いられると、常に、当選したリプレイに対応する図柄の組合せ(「RP」−「RP」−「RP」)を、所望の有効ラインに停止できるように設定されている。
さらに、「ベル」及び「RP」が、いずれも5図柄以内の間隔で配置されているので、小役4の当選時には、常に、当選した小役4に対応する図柄の組合せ(「RP」−「ベル」−「RP」)を、所望の有効ラインに停止できるように設定されている
さらに、非当選1テーブルは、通常遊技中(非内部中)における非当選時の遊技、RT遊技中(非内部中)における非当選1の遊技、及び特別遊技中における非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、非当選2テーブルは、RT遊技中(非内部中)における非当選2の遊技で用いられ、リール31の停止制御の範囲内において特別役(BB又はRB)に対応する図柄の組合せを図柄組合せラインL2に停止させるとともに、いずれかの役に対応する図柄の組合せを有効ライン(L1、L3〜L5)に停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、特別役の当選を持ち越している遊技中(内部中)にいずれかの小役に当選したときは、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにし、さらに、当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定めた停止位置決定テーブル66が用いられる。
同様に、特別役の当選を持ち越している遊技中(内部中)にリプレイに当選したときは、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにし、さらに、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定めた停止位置決定テーブル66が用いられる。
以上の停止位置決定テーブル66を用いて、リール制御手段65は、いずれかの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるときは、リール31の停止制御の範囲内において、その役に対応する図柄の組合せを構成する図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
停止図柄判断手段67は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段67は、モータ32のステップ数を検知することにより、図柄組合せライン上の図柄を判断する。
払出し手段68は、停止図柄判断手段67により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
遊技状態制御手段69は、通常遊技(非内部中)、RT遊技(非内部中)、及び通常遊技(内部中)の間の行き来を制御するものである。図7は、遊技状態の移行を説明する図である。
図7において、遊技状態制御手段69は、通常遊技(非内部中)において小役4に当選し、小役4に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、次遊技から、RT遊技(非内部中)に移行するように制御する。
また、遊技状態制御手段69は、RT遊技(非内部中)における遊技回数が100回に到達したときは、通常遊技(非内部中)に移行するように制御する。
さらにまた、遊技状態制御手段69は、通常遊技中(非内部中)又はRT遊技(非内部中)において特別役に当選したときは、通常遊技(内部中)に移行するように制御する。
なお、RT遊技中や通常遊技(内部中)においても小役4が抽選されるので、小役4が入賞する場合があり得るが、この場合には遊技状態は移行しない。
さらに、通常遊技(内部中)において特別役が入賞すると、特別遊技に移行する。そして、特別遊技の終了後は、通常遊技(非内部中)に移行する。
特別遊技制御手段70は、特別遊技(BB遊技又はRB遊技)の開始(通常遊技からBB遊技又はRB遊技への移行)、BB遊技中及びRB遊技中の遊技の進行、及びBB遊技又はRB遊技の終了を制御するものである。
特別遊技制御手段70は、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技からBB遊技に移行させる。
また、BB遊技では、役抽選テーブル63Dを用いて役の抽選が行われる。
ここで、役抽選テーブル63Dが用いられると、ほぼ毎遊技、小役3が当選・入賞して、10枚のメダルの払出しを受けることとなる。したがって、ほぼ毎遊技、3枚のメダルを投入して10枚のメダルの払い出しを受けるため、1遊技あたりの純増枚数は約7枚となる。よって、BB遊技は、出玉率(メダル投入枚数に対する払出し枚数の期待値)が1を大きく上回る遊技となる。後述するRB遊技も同様である。
そして、本実施形態では、BB遊技の終了条件として、BB遊技中に払い出されたメダル枚数が450枚以上になったことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段70は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段70は、カウントされた払出し枚数が450枚以上となったと判断したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判断する。
また、特別遊技制御手段70は、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技からRB遊技に移行させる。
RB遊技では、BB遊技と同様に、役抽選テーブル63Dを用いて役の抽選が行われる。
そして、本実施形態では、RB遊技の終了条件として、役の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段70は、RB遊技中の役の入賞回数及び遊技回数をカウントし、毎遊技、役の入賞回数及び遊技回数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段70は、役の入賞回数が8回に到達するか、又は遊技回数が12回に到達したと判断したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断する。
演出制御手段71は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段71は、遊技ごとに、役抽選手段62による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段71は、遊技の開始時等に、役抽選手段62による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段71は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
さらに、演出制御手段71は、本実施形態特有の演出として、以下の演出を出力するように制御する。
先ず、(1)BBテーブルが用いられた遊技において、全てのリール31の停止時に、有効ラインL2にBBに対応する図柄の組合せが停止したとき、(2)RBテーブルが用いられた遊技において、全てのリール31の停止時に、有効ラインL2にRBに対応する図柄の組合せが停止したとき、(3)非当選2テーブルが用いられた遊技において、全てのリール31の停止時に、BB又はRBに対応する図柄の組合せが無効ラインL2に停止したときは、特別役が入賞したか否かの演出を出力するように制御する。なお、上記の停止図柄の判断は、停止図柄判断手段67が行う。
そして、演出制御手段71は、上記(1)又は(2)のときは、特別役が入賞したか否かの演出の最後に、特別役が入賞した旨の演出を出力する。
これに対し、演出制御手段71は、上記(3)のときは、特別役が入賞したか否かの演出の最後に、特別役が入賞していない旨の演出を出力する。すなわち、図柄組合せラインL2は、有効ラインではない(無効ラインである)旨の演出を出力するように制御する。
さらに、演出制御手段71は、停止図柄判断手段67によりBB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインL1、L3〜L5に停止したと判断されたときは、特別役の入賞が確定した旨の演出を出力する。すなわち、通常遊技及びRT遊技のいずれにおいても、図柄組合せラインL1、L3〜L5が無効ラインになることはないからである。
以上のスロットマシン10において、通常遊技(非内部中)において、小役4が入賞すると、RT遊技に移行し、100遊技消化するまで継続される。ここで、小役4に対応する図柄の組合せは、上述したように「RP」−「ベル」−「RP」であり、複数種類の図柄から構成されている(注意して見ていないと、入賞に気づきにくい)。そして、小役4入賞時の払出しはない。さらに、演出制御手段71は、小役4当選時及び入賞時には、特有の演出を出力しない(非当選時と同様の演出を出力する)。
これにより、遊技者は、通常遊技において小役4が入賞し、RT遊技に移行したことを気づきにくい。また、通常遊技とRT遊技とで、リプレイの当選確率はほとんど変わらない。さらにまた、RT遊技で100遊技を消化して通常遊技に移行するときも、特別な演出を出力しないように制御する。よって、遊技者は、当該遊技が通常遊技であるかRT遊技であるかの判断がほとんどできないように設定されている。
このため、図柄組合せラインL2に、特別役に対応する図柄の組合せが停止したときでも、図柄組合せラインL2が有効ラインであるか否かは、演出を最後まで見ないと判断できない。
以上のような制御により、特別役に対応する図柄の組合せを図柄組合せラインL2に停止させ、図柄組合せラインL2が有効ラインであるか否かの演出を出力することにより、遊技者に対し、期待感や緊張感を与えることができる。
また、通常遊技中は、頻度は低いが、小役やリプレイに当選したときに、当選役に対応する図柄の組合せが有効ラインL2に停止する場合がある。これにより、遊技者は、当選役に対応する図柄の組合せが有効ラインL2に停止して、メダルの払出しがあったときは、当該遊技が通常遊技であることを知ることができる。
なお、RT遊技において、非当選2テーブルが用いられたときは、無効ラインL2にいずれの役に対応する図柄の組合せも停止しないように制御しても良いが、低頻度で、無効ラインL2にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止するように制御しても良い。このようにすれば、無効ラインL2にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止してもメダルの払出し等がないとき(小役4を除く)は、遊技者は、当該遊技がRT遊技であることを知ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態のように、RT遊技における役抽選テーブル63Cの非当選領域が非当選1と非当選2とに分けられておらず、通常遊技と同様に1つの非当選領域を備える。
そして、RT遊技において非当選であったときは、リール制御手段65は、非当選1テーブルを用いるか、又は非当選2テーブルを用いるかをソフトウェア乱数を用いた抽選によって決定する。例えば、1/50の確率で非当選2テーブルが用いられるように設定することが挙げられる。
このように設定しても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第2実施形態と同様に、RT遊技における役抽選テーブル63Cの非当選領域が1つに設定されている。また、RT遊技の非当選時に用いられる非当選テーブルは、ほとんどの場合が、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインL1、L3〜L5、及び無効ラインL2に停止しないようにリール31の停止位置を定めているが、リール31の位置が特定の範囲内(図柄の移動数が1図柄以内)にある瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、特別役に対応する図柄の組合せが無効ラインL2に停止するようにリール31の停止位置を定めている。
図8は、第3実施形態における左リール31の図柄配列及び非当選テーブルを示す図である。
図8において、特別役に係る図柄が表示窓11の上段又は中段を通過する直前にストップスイッチ42が操作されたときに限り、特別役に係る図柄が中段に停止するようにリール31の停止図柄が定められている。例えば、1番の「7」の図柄が中段を通過する直前にストップスイッチ42が操作されれば、リール31の停止制御時の移動図柄数が0となり、1番の「7」の図柄が中段に停止する。
また、2番の「RP」の図柄が上段を通過する直前にストップスイッチ42が操作されれば、リール31の停止制御時の移動図柄数が1となり、1番の「7」の図柄が中段に停止する。それ以外の位置でストップスイッチ42が操作されたときは、1番の「7」の図柄は中段に停止しない。
6番の「BAR」、12番の「7」、19番の「BAR」の図柄も同様に設定されている。
このように設定すれば、非当選テーブルが用いられたときでも、特別役に対応する図柄の組合せが無効ラインL2に停止する頻度を低く設定することができる。
(第4実施形態)
図9は、第4実施形態における左リール31の図柄配列を示す図である。図9に示すように、「チェリー」の図柄は、特別役に係る図柄の隣に配置されている。すなわち、2番の「チェリー」の図柄は1番の「7」の図柄の隣に配置され、17番の「チェリー」の図柄は、18番の「BAR」の図柄の隣に配置されている。
また、第4実施形態では、小役4及びRT遊技は設けられていない。よって、遊技状態としては、通常遊技(非内部中)、通常遊技(内部中)、及び特別遊技中から構成されている。
さらに、通常遊技(非内部中)は、図柄組合せラインL1〜L5の全てが有効ラインに設定される。これに対し、通常遊技(内部中)は、図柄組合せラインL1、L3〜L5が有効ラインとなり、図柄組合せラインL2は、無効ラインに設定される。
さらに、第4実施形態において、小役1は、小役1A及び小役1Bを備える。そして、小役1A当選時には、小役1Aテーブルが用いられ、小役1B当選時には、小役1Bテーブルが用いられる。ここで、小役1Aテーブルは、上段又は下段に「チェリー」の図柄を停止させるように左リール31の停止位置が定められている。これに対し、小役1Bテーブルは、中段に「チェリー」の図柄を停止させるように左リール31の停止位置が定められている。
さらに、第4実施形態のBBテーブルは、当該遊技でBBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技でBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてBBに対応する図柄の組合せを有効ラインL1、L3〜L5に停止させ、及び/又は、小役1に対応する図柄の組合せを無効ラインL2に停止させ、かつ、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインL1、L3〜L5に停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
RBテーブルについても、上記BBテーブルと同様であり、BBテーブルにおける「BB」を、「RB」と読み替えたものに相当する。
また、上記小役1Bテーブル、BBテーブル、又はRBテーブルが用いられた遊技において、左リール31の停止時に、停止図柄判断手段67により「チェリー」の図柄が中段(図柄組合せラインL2)に停止したと判断されたときは、その時から全てのリール31が停止するまでの間に、演出制御手段71は、特別役に当選しているか否かの演出を出力する。そして、BBテーブル又はRBテーブルが用いられた場合には、「チェリー」の図柄が無効ラインL2に停止してもメダルの払い出しはないので、演出制御手段71は、その時点で、特別役に当選している旨の演出を出力するように制御する。なお、メダルの払い出しがない時点で、遊技者は、当該遊技が内部中であることを知ることができる。
また、当該遊技で「チェリー」の図柄が無効ラインL2に停止するとともに、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインL1、L3〜L5に停止したときは、特別役に当選している旨の演出に代えて、又はこの演出とともに、特別役入賞時の演出を出力するように制御する。
これに対し、小役1Bテーブルが用いられた場合には、「チェリー」の図柄が有効ラインL2に停止すれば、メダルの払い出しが行われるので、演出制御手段71は、その時点で、小役1が入賞した旨の演出(すなわち、特別役には当選していない旨の演出)を出力するように制御する。なお、メダルの払い出しがあった時点で、遊技者は、当該遊技が非内部中であることを知ることができる。
以上のようにして、「チェリー」の図柄が図柄組合せラインL2に停止したときは、特別役に当選しているか否かの演出が出力されるので、遊技者は、「チェリー」の図柄が図柄組合せラインL2に停止したときには、特別役の当選を期待することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)例えば、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、遊技状態に応じて、図柄組合せラインL2を有効ライン又は無効ラインに設定したが、これに限らず、他の図柄組合せラインL1、L3〜L5を有効ライン又は無効ラインに設定しても良い。また、遊技状態に応じて有効ライン又は無効ラインに設定する図柄組合せラインは、複数であっても良い。
(3)第1〜第3実施形態では、遊技状態移行役の入賞によってRT遊技に移行し、RT遊技において100遊技消化後に、通常遊技に移行する(戻る)ようにしたが、これに限らず、通常遊技からRT遊技への移行条件、及びRT遊技から通常遊技への移行条件は、種々設定することができる。また、通常遊技とRT遊技との間の移行を頻繁に行う(例えば、リプレイ当選時には、常に遊技状態が移行する)ようにすれば、当該遊技が通常遊技であるかRT遊技であるかを、遊技者に対し、よりわかりにくくすることができる。
(4)本実施形態では、図柄組合せラインL1〜L5は、図3に示すように、全て直線のラインとしたが、これに限らず、屈曲ライン(例えば、左リール31が上段、中リール31が上段、及び右リール31が下段を結ぶライン)にすれば、遊技状態移行役の入賞を、遊技者に対し、よりわかりにくくすることができる。
第1実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの外周面に貼付されるリールテープの図柄配列を示す図である。 スロットマシンのフロントマスク部に設けられた表示窓と、リールとの関係を示す図である。 本実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 役抽選テーブルを示す図である。 停止位置決定テーブル(左リールのリプレイテーブルの例)を示す図である。 遊技状態の移行を説明する図である。 第3実施形態における左リールの図柄配列及び非当選テーブルを示す図である。 第4実施形態における左リールの図柄配列を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
11 表示窓
12 メダル投入口
13 メダル検知センサ
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 有効ライン設定手段
62 役抽選手段
63(63A〜63D) 役抽選テーブル
64 特別役当選持越し手段
65 リール制御手段
66 停止位置決定テーブル
67 停止図柄判断手段
68 払出し手段
69 遊技状態制御手段
70 特別遊技制御手段
71 演出制御手段
L1〜L5 図柄組合せライン(有効ライン又は無効ライン)

Claims (7)

  1. 複数種類の図柄を表示したリールを複数並設するとともに、各前記リールの一部の図柄が遊技者から見えるように形成した表示窓を備え、
    前記リールの停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインを少なくとも複数有するスロットマシンであって、
    複数の前記図柄組合せラインのうち、役に対応する図柄の組合せが停止したときに、その役の入賞となる有効ラインと、役に対応する図柄の組合せが停止したときであっても、その役の入賞とならない無効ラインとを設定する有効ライン設定手段と、
    特定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に対応するように、前記リールの停止制御の範囲内において前記リールを停止制御するリール制御手段と、
    前記リールの停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが前記図柄組合せラインに停止したか否かを判断する停止図柄判断手段と、
    遊技状態として、少なくとも第1遊技状態及び第2遊技状態を有し、所定の移行条件を満たしたときに、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態への移行、及び前記第2遊技状態から前記第1遊技状態への移行を制御する遊技状態制御手段と、
    遊技中における演出を出力する演出制御手段と
    を備え、
    前記有効ライン設定手段は、前記第1遊技状態では複数の前記図柄組合せラインのうち少なくとも1つの特定ラインを前記有効ラインに設定するとともに、前記第2遊技状態では前記特定ラインを前記無効ラインに設定し、
    遊技者には、前記特定ラインが前記有効ラインであるか前記無効ラインであるかを判断できないようにし、
    前記リール制御手段は、
    前記第1遊技状態である場合において、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときは、前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ラインに停止する場合があるように前記リールを停止制御するとともに、
    前記第2遊技状態である場合において、前記役抽選手段で特定役に当選していないときに、前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ラインに停止する場合があるように前記リールを停止制御し、
    前記演出制御手段は、前記停止図柄判断手段により前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ラインに停止したと判断されたときは、前記特定役が入賞したか否かの演出を出力するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記演出制御手段は、前記第1遊技状態又は前記第2遊技状態において、前記役抽選手段で前記特定役に当選し、前記停止図柄判断手段により前記特定役に対応する図柄の組合せが前記特定ライン以外の前記有効ラインに停止したと判断されたときは、前記特定役の入賞が確定した旨の演出を出力するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記リール制御手段は、
    前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置に対応する停止位置を定めた停止位置決定テーブルを選択するとともに、選択した前記停止位置決定テーブルに従って前記リールを停止制御し、
    前記第2遊技状態である場合において、前記役抽選手段でいずれの役にも当選しなかったときは、前記リールの停止制御の範囲内において前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるように前記リールの停止位置を定めた特定停止位置決定テーブルを選択するか否かの抽選を行い、
    前記特定停止位置決定テーブルを選択するか否かの抽選に当選したときは、前記特定停止位置決定テーブルに従って、前記リールの停止制御の範囲内において前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるように前記リールを停止制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置に対応する停止位置を定めた停止位置決定テーブルを選択するとともに、選択した前記停止位置決定テーブルに従って前記リールを停止制御し、
    前記役抽選手段は、前記第2遊技状態である場合において、前記役抽選手段でいずれの役にも当選しないときは、第1非当選又は第2非当選のいずれかになるように役の抽選を行い、
    前記リール制御手段は、前記第2遊技状態において前記第1非当選となったときは、前記リールの停止制御の範囲内において前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるように前記リールの停止位置を定めた前記停止位置決定テーブルを選択するとともに、前記第2非当選となったときは、前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させないように前記リールの停止位置を定めた前記停止位置決定テーブルを選択する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記リール制御手段は、
    前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置に対応する停止位置を定めた停止位置決定テーブルを選択するとともに、選択した前記停止位置決定テーブルに従って前記リールを停止制御し、
    前記第2遊技状態であって、前記役抽選手段でいずれの役にも当選しなかった場合において、前記ストップスイッチが操作された瞬間の前記リールの位置が特定の範囲内にあるときは前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させるとともに、前記特定の範囲内にないときは前記特定役に対応する図柄の組合せを前記特定ラインに停止させないように前記リールの停止位置を定めた前記停止位置決定テーブルを選択する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段は、遊技状態移行役を含めて役の抽選を行い、
    前記遊技状態移行役に対応する図柄の組合せは、複数種類の図柄から構成され、
    前記遊技状態制御手段は、前記第1遊技状態又は前記第2遊技状態の少なくとも一方において、前記役抽選手段で前記遊技状態移行役に当選し、前記遊技状態移行役に対応する図柄の組合せが前記有効ラインに停止したときは、前記遊技状態を移行するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段で抽選される前記特定役は、出玉率が1を超えることによって遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役である
    ことを特徴とするスロットマシン。
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