JP2009152896A - 集合住宅用インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲートウェイ装置等のネットワーク機器を用いることなくインターネットに接続されたLANから幹線への通信データの漏洩を防ぐことのできる集合住宅用インターホンシステムを提供する。
【解決手段】集合住宅の共用玄関に設置されるロビーインターホン1と、集合住宅の各住戸Aの屋内に設置されてロビーインターホン1と幹線L1を介して接続される複数台のインターホン親機2と、各住戸Aに設けられてインターネットINに接続されるLANと、LANにおける信号の伝送形式とインターホン親機2及び幹線L1を接続する伝送路における信号の伝送形式とを相互に変換する変換装置4とを備え、変換装置4及びインターホン親機2の間を接続する伝送路と幹線L1及びインターホン親機2の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離する第1の分配器60aを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅用インターホンシステムに関する。
従来から、マンションやアパート等の集合住宅において、集合住宅の共用玄関に設置される共用部装置(ロビーインターホン)と、各住戸の屋内にそれぞれ設置されたインターホン親機との間で通信路を確立する集合住宅用インターホンシステムが知られている。また、近年のインターネットに関する技術の発達及び普及に伴って、各住戸内にLAN(Local Area Network)を構築するとともに、該LANとインターネットとを接続することで通信端末から住戸内の機器を遠隔に監視又は制御するサービスを提供する集合住宅向けの遠隔監視制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。以下、各住戸内にインターネットと接続されるLANを構築した集合住宅用インターホンシステムの従来例について説明する。
この従来例は、図11に示すように、集合住宅の共用玄関に設置されるロビーインターホン1と、各住戸Aにそれぞれ配置されるインターホン親機2とを備え、ロビーインターホン1とインターホン親機2とが伝送線路を介して接続されている。伝送線路は、制御装置10を介してロビーインターホン1に接続される幹線L1と、幹線L1から分岐器11を介して分岐されて各インターホン親機2にそれぞれ接続される住戸別線L2とを含む。この伝送線路としては、1対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブルを用いており、ロビーインターホン1とインターホン親機2との間で、ロビーインターホン1が具備するカメラ(図示せず)で撮像された映像信号と音声信号とを搬送波デジタル信号で多重伝送する信号線と、ロビーインターホン1が有する選択手段(後述する)により選択されたインターホン親機2を指定する制御信号を伝送する制御線とにそれぞれペア線を用いている。尚、1対のペア線で制御信号と映像及び音声デジタル信号とを多重伝送してもよく、この場合には制御線を設けなくてもよい。
ロビーインターホン1は、音声を入出力するマイクロホン(図示せず)及びスピーカ(図示せず)と、来訪者を撮像するカメラと、カメラからの映像信号を適宜な方式でデジタル変調する映像デジタル変調回路と、マイクから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して出力するとともに、受信されて復調されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してスピーカから出力する音声処理回路(図示せず)と、音声処理回路から出力されるデジタル音声信号を適宜な方式でデジタル変調して出力するとともに、受信されたデジタル音声信号を復調する音声デジタル変復調回路(図示せず)とを備える。また、住戸番号を指定するための番号キーと呼出釦を有する選択手段(図示せず)を備え、来訪者が番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作すると住戸番号に対応するインターホン親機2を選択したことになる。ここで、ロビーインターホン1は信号線及び制御線を介して制御装置10と接続されており、ロビーインターホン1で選択された住戸番号が制御線を介して制御装置10に伝送されると、制御装置10が当該住戸番号に対応するインターホン親機2に対して制御線を介して制御信号(呼出コマンド)を送出する。
また、ロビーインターホン1は、デジタル音声信号及びデジタル映像信号をインターホン親機2に送信するとともに、インターホン親機2から送られてくるデジタル音声信号を受信する送受信回路(図示せず)と、音声デジタル変復調回路で変調されたデジタル音声信号、及び映像デジタル変調回路で変調されたデジタル映像信号を多重化して送受信回路から幹線L1及び住戸別線L2を介してインターホン親機2に送信させるとともに、送受信回路により受信されるデジタル音声信号を分離して音声デジタル変復調回路へ出力する多重分離回路(図示せず)とを備える。
インターホン親機2は、音声を入出力するマイクロホン(図示せず)及びスピーカ(図示せず)と、デジタル音声信号を送信するとともに、ロビーインターホン1及び後述するドアホン子機20から送られてくるデジタル音声信号及びデジタル映像信号を受信する送受信回路(図示せず)と、マイクから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して出力するとともに、受信されて復調されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してスピーカから出力する音声処理回路(図示せず)と、音声処理回路から出力されるデジタル音声信号を適宜な方式でデジタル変調して出力するとともに、受信されたデジタル音声信号を復調する音声デジタル変復調回路(図示せず)と、音声デジタル変復調回路で変調されたデジタル音声信号をロビーインターホン1から送信されるデジタル映像信号やデジタル音声信号に対して多重化して送受信回路から送信させるとともに、送受信回路により受信されたデジタル映像信号を分離する多重分離回路(図示せず)と、多重分離回路で分離されたデジタル映像信号から映像信号に復調する映像デジタル復調回路(図示せず)と、復調された映像信号を入力して映像を映し出すモニタ装置(図示せず)とを備える。
また、インターホン親機2には、住戸別線L2を介してドアホン子機20が接続される。ドアホン子機20は、集合住宅の各住戸Aの玄関先に配置されるものであって、音声を入出力するマイクロホン(図示せず)及びスピーカ(図示せず)と、来訪者を撮像するカメラ(図示せず)と、カメラからの映像信号を適宜な方式でデジタル変調する映像デジタル変調回路と、マイクから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して出力するとともに、受信されて復調されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してスピーカから出力する音声処理回路(図示せず)と、音声処理回路から出力されるデジタル音声信号を適宜な方式でデジタル変調して出力するとともに、受信されたデジタル音声信号を復調する音声デジタル変復調回路(図示せず)と、インターホン親機2にデジタル音声信号及びデジタル映像信号を送信するとともに、インターホン親機2から送られてくるデジタル音声信号を受信する送受信回路(図示せず)と、音声デジタル変復調回路で変調されたデジタル音声信号、及び映像デジタル変調回路で変調されたデジタル映像信号を多重化して送受信回路から住戸別線L2を介してインターホン親機2に送信させるとともに、送受信回路により受信されるデジタル音声信号を分離して音声デジタル変復調回路へ出力する多重分離回路(図示せず)とを備える。また、ドアホン子機20には呼出釦(図示せず)が設けられ、ドアホン子機20での呼出釦の操作時に呼出音を音声処理回路に入力して、スピーカから送出させる機能も備える。
また、インターホン親機2には内部回路を制御するCPU(図示せず)が設けられ、CPUには制御線とのインタフェースとなる制御信号送受信回路(図示せず)が接続される。制御信号送受信回路は、CPUから出力された制御信号を制御線に送出し、制御線から受信した制御信号をCPUに引き渡す機能を有する。
制御装置10から送出された制御信号は制御線に接続される全てのインターホン親機2に伝送される。ここに、インターホン親機2のCPUには個別にアドレス(例えば、住戸番号)が設定されており、例えば、ロビーインターホン1においてアドレスを選択することによって、アドレスを指定する制御信号が制御装置10から制御線を介して全てのインターホン親機2に伝送することが可能となっている。インターホン親機2のCPUは、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば、ロビーインターホン1との間に通信路を確立すると共に、ロビーインターホン1のカメラにおいて撮像された来訪者の映像をインターホン親機2のモニタ装置に表示させ、さらにスピーカから呼出音を鳴動させるように構成されている。
次に、上記従来例の住戸内LANについて説明する。この従来例は、住戸A内に設けられてインターネットINに接続されるルータ3と、ルータ3とイーサネット(登録商標)仕様のLANケーブルL3を介して接続されるとともにインターネットINと相互に通信可能なスイッチングハブ30と、インターネットINに接続されるLANケーブルL3とインターホン親機2に接続される幹線L1及び住戸別線L2との間で通信データを中継する変換装置4とを備える。
ルータ3は、受信した通信データの送信先IPアドレスとその内部に記憶されているルーティングテーブルとを照合し、通信データのルーティングを行う機器である。スイッチングハブ30には、PC(パーソナルコンピュータ)31やWebカメラ32、VoIP(Voice over Internet Protocol)電話33等の端末に接続されたLANケーブルL3が接続されており、住戸A内の各端末は、LANケーブルL3及びスイッチングハブ30から構成されるイーサネット(登録商標)を用いたLANとルータ3を通じてインターネットINに接続されている。
変換装置4は、インターネットINに接続されるLANケーブルL3における信号の伝送形式とインターホン親機2に接続される住戸別線L2における信号の伝送形式とを相互に変換するもので、各端末からLANケーブルL3を介して送信される通信データの信号形式を変換して住戸別線L2を介してインターホン親機2に送信するとともに、インターホン親機2から住戸別線L2を介して送信される通信データの信号形式を変換してLANケーブルL3を介して各端末に送信する。尚、上記のように住戸内にLANを構成することは従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ところで、インターホン親機2に接続された住戸別線L2が幹線L1側と変換装置4側とに分岐する分岐箇所には、ゲートウェイ装置5が設けられている。このゲートウェイ装置5は、インターネットINに接続されるLANケーブルL3における通信プロトコルとインターホン親機2に接続される住戸別線L2における通信プロトコルとの間で相互にプロトコル変換を行うものであって、ロビーインターホン1から送信される通信データに対しては、インターホン親機2に送信されるものだけを通過させてLAN側への通信データを遮断する。また、LAN側から送信される通信データに対しては、インターホン親機2に送信されるものだけを通過させてロビーインターホン1への通信データを遮断するようになっている。
而して、上記ゲートウェイ装置5を設けることで、インターネットINに接続されたLANからの通信データが幹線L1及び住戸別線L2を介して他の住戸Aやロビーインターホン1へ漏洩するのを防いでいる。このため、インターネットINに接続されたLANからの通信データをセキュリティを確保しつつインターホン親機2で受信することが可能となり、例えばWebカメラ32で撮像した映像をインターホン親機2のモニタ装置に表示させることができる。
特開2006−197487号公報
しかしながら、上記従来例では、インターネットINに接続されたLANから幹線L1への通信データの漏洩を防ぐ手段としてゲートウェイ装置5等の高価なネットワーク機器を設けているため、コストが増大するという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、ゲートウェイ装置等のネットワーク機器を用いることなくインターネットに接続されたLANから幹線への通信データの漏洩を防ぐことのできる集合住宅用インターホンシステムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸の屋内にそれぞれ設置され共用部装置とは幹線を介して接続されると共に共用部装置が有する選択手段が操作されることにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台のインターホン親機と、各住戸に設けられてインターネットに接続されるLANと、LANにおける信号の伝送形式とインターホン親機及び幹線を接続する伝送路における信号の伝送形式とを相互に変換する変換装置とを備えた集合住宅用インターホンシステムであって、インターホン親機と幹線及び変換装置との間には、インターホン親機に接続された伝送路をインターホン親機及び幹線の間を接続する伝送路とインターホン親機及び変換装置の間を接続する伝送路とに分岐する第1の分離手段が設けられ、第1の分離手段は、変換装置及びインターホン親機の間を接続する伝送路と幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各住戸には、住戸の屋外に設置されてインターホン親機と各住戸に配線されるとともに幹線と接続される住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機との間で通信路を確立するドアホン子機が設けられ、インターホン親機とドアホン子機及び第1の分離手段との間には、インターホン親機に接続された伝送路をインターホン親機及び幹線の間を接続する伝送路とインターホン親機及びドアホン子機の間を接続する伝送路とに分岐する第2の分離手段が設けられ、第2の分離手段は、幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路とドアホン子機及びインターホン親機の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、各住戸には、住戸の屋内に設置されてインターホン親機と住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機との間又はドアホン子機との間で通信路を確立する一乃至複数のインターホン副親機が設けられ、インターホン副親機は、ドアホン子機と第2の分離手段とを互いに接続する住戸別線に分岐接続されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、第1の分離手段及び第2の分離手段に接続され且つインターホン親機に接続されていない側の伝送路に信号を減衰させる信号減衰手段が挿入されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2又は3の発明において、前記第1の分離手段と変換装置との間の伝送路、及び第2の分離手段とドアホン子機との間の伝送路に信号減衰手段が挿入されたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、第1の分離手段を介して信号を受信する受信部と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から変換装置に信号を送信する伝送路を開閉する第1の駆動回路と、第1の駆動回路を駆動して信号を送信する第1の送信部と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から幹線に信号を送信する伝送路を開閉する第2の駆動回路と、第2の駆動回路を駆動して信号を送信する第2の送信部とから構成される通信部をインターホン親機に設けたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、第1の分離手段を介して信号を受信する受信部と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から変換装置に信号を送信する伝送路を開閉する第1の駆動回路と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から幹線に信号を送信する伝送路を開閉する第2の駆動回路と、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の何れか一方を駆動して信号を送信する第3の送信部とから構成される通信部をインターホン親機に設けたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は7の発明において、各住戸には、住戸の屋外に設置されてインターホン親機と住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機との間で通信路を確立するドアホン子機と、住戸の屋内に設置されてインターホン親機と住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機及びドアホン子機との間で通信路を確立する一乃至複数のインターホン副親機が設けられ、通信部は、共用部装置から幹線を介して伝送される通信データをインターホン副親機に転送する中継転送部を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6乃至8の何れか1項の発明において、前記第1の分離手段と変換装置との間に信号減衰手段が挿入され、通信部は、第1の分離手段及び信号減衰手段を介さずに変換装置に信号を送信することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか1項の発明において、第1の分離手段は、幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路における信号の伝送方向を一意に決める方向性結合器から成ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ゲートウェイ装置等の高価なネットワーク機器を用いることなく第1の分離手段によってLAN側からインターホン親機に伝送される通信データが幹線に漏洩するのを防ぐことができるので、コストが増大するのを抑えることができる。また、LAN側からの通信データが幹線に漏洩しないために、幹線におけるトラフィックの増加を防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、第2の分離手段によってドアホン子機からの通信データが幹線に漏洩するのを防ぐことができるので、幹線におけるトラフィックの増加を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、第2の分離手段によってインターホン副親機からインターホン親機への内線の通信データが幹線に漏洩するのを防ぐことができるので、幹線におけるトラフィックの増加を防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、信号減衰手段によって住戸内の各伝送路を流れる通信データが幹線に漏洩するのをより確実に防ぐことができる。
請求項5の発明によれば、信号減衰手段によって住戸内の各伝送路を流れる通信データが幹線に漏洩するのをより確実に防ぐことができる。また、幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路に信号減衰手段が挿入されないので、伝送距離が長くて住戸に到達する際には減衰している共用部装置から幹線を介してインターホン親機に伝送される通信データが必要以上に減衰されるのを防ぐことができる。
請求項6の発明によれば、通信部を設けることで変換装置に接続される伝送路と幹線に接続される伝送路との何れかを選択してインターホン親機から通信データを送信することができる。
請求項7の発明によれば、第3の送信部のみで変換装置に接続される伝送路と幹線に接続される伝送路との何れかを選択することができるので、必要となる送信部の数を減らすことができ、コストを抑えることができる。
請求項8の発明によれば、変換装置と幹線との間を電気的に分離しつつ、共用部装置とインターホン副親機との間で通信データの送受信を行うことができる。また、インターホン親機とインターホン副親機との間を流れる内線の通信データが幹線に漏洩するのを防ぐことができるので、幹線におけるトラフィックの増加を防ぐことができる。
請求項9の発明によれば、第1の分離手段及び信号減衰手段によって変換装置と幹線との間を電気的に分離しつつ、信号減衰手段を介さずにインターホン親機及び変換装置の間で通信データの送受信を行えるので、信号減衰手段によって必要以上に通信データが減衰されるのを防ぐことができる。
請求項10の発明によれば、ゲートウェイ装置等の高価なネットワーク機器を用いることなく方向性結合器によってLAN側からインターホン親機に伝送される通信データが幹線に漏洩するのを防ぐことができるので、コストが増大するのを抑えることができる。また、LAN側からの通信データが幹線に漏洩しないために、幹線におけるトラフィックの増加を防ぐことができる。
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの各実施形態について説明するが、各実施形態の基本的な構成は従来例と共通であるので、従来例と共通する部位には同一の番号を付して説明を省略するものとする。
(実施形態1)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態1について図面を用いて説明する。本実施形態は、図1(a)に示すように、インターホン親機2に接続された住戸別線L2が変換装置4側と幹線L1側とに分岐する分岐箇所において、従来例のゲートウェイ5の代わりに、インターホン親機2に接続された伝送路をインターホン親機2及び幹線L1の間を接続する伝送路とインターホン親機2及び変換装置4の間を接続する伝送路とに分岐する第1の分離手段である第1の分配器60aが設けられ、第1の分配器60aは、変換装置4及びインターホン親機2の間を接続する伝送路と幹線L1及びインターホン親機2の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離する。尚、本実施形態では、第1の分配器60aをインターホン親機2の外側に配設しているが、インターホン親機2に内蔵する構成でも構わない。
第1の分配器60aは、図1(b)に示すように、幹線L1に接続される伝送路及び変換装置4に接続される伝送路の間に挿入されるインピーダンス整合用の抵抗R1と、該抵抗R1と並列に接続される分配トランスT1、及びインターホン親機2に接続される伝送路と接地との間に接続されるインピーダンス整合用の変成トランスT2とから構成され、分配トランスT1と変成トランスT2の各々の中点が接続されている。
ここで、第1の分配器60aを通過する通信データの減衰について説明する。ロビーインターホン1から幹線L1を介してインターホン親機2に伝送される通信データは、第1の分配器60aを通過する際に一定量(例えば、−3dB)減衰してインターホン親機2に伝送される。同様に、LAN側から変換装置4及び住戸別線L2を介してインターホン親機2に伝送される通信データも、第1の分配器60aを通過する際に一定量(例えば、−3dB)減衰してインターホン親機2に伝送される。上記の通信データは何れも第1の分配器60aを通過する際に一定量減衰しているが、必要以上に減衰することがないため、通信を行うのに十分な信号強度で伝送される。一方、幹線L1から変換装置4へ向かう通信データ、及び変換装置4から幹線L1へ向かう通信データは、何れも第1の分配器60aを通過する際に大幅に減衰(例えば、−30dB)するため、これらの通信データは第1の分配器60aによって遮断される。
上述のように、第1の分配器60aを用いることで変換装置4を介してLAN側から伝送される通信データが幹線L1に漏洩するのを防ぐことができるので、ゲートウェイ装置5等の高価なネットワーク機器を用いる場合と比較してコストの増大を抑えることができる。また、LAN側からの通信データが幹線L1に漏洩するのを防ぐことから、幹線L1でのトラフィックの増加を防ぐことができる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態2について図面を用いて説明する。本実施形態は、図2に示すように、実施形態1の構成において、第1の分配器60aとインターホン親機2との間に、インターホン親機2に接続された伝送路をインターホン親機2及び幹線L1の間を接続する伝送路とインターホン親機2及びドアホン子機20の間を接続する伝送路とに分岐する第2の分離手段である第2の分配器60bを設け、第2の分配器60bは、幹線L1及びインターホン親機2の間を接続する伝送路とドアホン子機20及びインターホン親機2の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離することに特徴がある。尚、第2の分配器60bの回路構成は第1の分配器60aと同一であるので、ここでは回路構成の説明を省略する。また、本実施形態では、第1の分配器60a及び第2の分配器60bをインターホン親機2の外側に配設しているが、インターホン親機2に内蔵する構成でも構わない。
ここで、第2の分配器60bを通過する通信データの減衰について説明する。ロビーインターホン1から幹線L1を介してインターホン親機2に伝送される通信データは、第1の分配器60aを通過した後に第2の分配器60bを通過し、一定量(例えば、−3dB)減衰してインターホン親機2に伝送される。ドアホン子機20からインターホン親機2に伝送される通信データは、第2の分配器60bを通過する際に一定量(例えば、−3dB)減衰してインターホン親機2に伝送される。上記の通信データは何れも第1の分配器60a、第2の分配器60bを通過する際に一定量減衰しているが、必要以上に減衰することがないため、通信を行うのに十分な信号強度で伝送される。一方、ドアホン子機20から幹線L1へ向かう通信データは、第2の分配器60bを通過する際に大幅に減衰(例えば、−30dB)するため、この通信データは第2の分配器60bによって遮断される。
上述のように、第2の分配器60bを用いることでドアホン子機20からインターホン親機2に伝送される通信データが幹線L1へ漏洩するのを防ぐことができるので、幹線L1でのトラフィックの増加を防ぐことができる。
以下、第2の分配器60bを通過する通信データの減衰について説明する。
(実施形態3)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態3について図面を用いて説明する。本実施形態は、図3(a)に示すように、実施形態2の構成において、住戸Aの屋内に設置されてインターホン親機2と住戸別線L2を介して接続されるとともに、インターホン親機2との間及びドアホン子機20との間で通信路を確立する一乃至複数(図示では2台)のインターホン副親機21が設けられるとともに、インターホン副親機21は、ドアホン子機20と第2の分配器60bとを互いに接続する住戸別線L2に分岐接続されていることに特徴がある。尚、インターホン副親機21については従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。また、本実施形態では、第1の分配器60a及び第2の分配器60bをインターホン親機2の外側に配設しているが、インターホン親機2に内蔵する構成でも構わない。
従来の集合住宅用インターホンシステムでは、インターホン副親機21は、図3(b)に示すように、インターホン親機2と住戸別線L2を介して接続されていた。このため、インターホン副親機21からインターホン親機2への内線の通信データが、幹線L1及びインターホン親機2の間に接続される伝送路を介して幹線L1へ漏洩するという問題があった。
これに対して、本実施形態では、インターホン副親機21は、インターホン親機2と住戸別線L2を介して接続されずに、ドアホン子機20と第2の分配器60bとを互いに接続する住戸別線L2に分岐接続されているので、インターホン副親機21から幹線L1への内線の通信データが第2の分配器60bで遮断され、したがってインターホン副親機21から幹線L1への通信データの漏洩を防ぐことができ、幹線L1でのトラフィックの増加を防ぐことができる。
(実施形態4)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態4について図面を用いて説明する。本実施形態は、図4に示すように、実施形態2の構成において、第1の分配器60a及び第2の分配器60bに接続され且つインターホン親機2に接続されていない側の伝送路に信号を減衰させる信号減衰手段である減衰器61を挿入したことに特徴がある。尚、減衰器61は従来周知のものであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ここで、減衰器61及び各分配器60a,60bを通過する通信データの減衰について説明する。ロビーインターホン1から幹線L1を介してインターホン親機2に伝送される通信データは、第1の分配器60a及び第2の分配器60bに各々接続される減衰器61において一定量(例えば、−10dB)ずつ減衰するとともに、各分配器60a,60bにおいても一定量(例えば、−3dB)ずつ減衰してインターホン親機2に伝送される。同様に、LAN側から変換装置4を介してインターホン親機2に伝送される通信データも、第1の分配器60a及び第2の分配器60bに各々接続される減衰器61において一定量(例えば、−10dB)ずつ減衰するとともに、各分配器60a,60bにおいても一定量(例えば、−3dB)ずつ減衰してインターホン親機2に伝送される。ドアホン子機20からインターホン親機2に伝送される通信データは、第2の分配器60bに接続される減衰器61、及び第2の分配器60bのそれぞれにおいて減衰してインターホン親機2に伝送される。
一方、幹線L1から変換装置4へ向かう通信データ、及び変換装置4から幹線L1へ向かう通信データは、何れも第1の分配器60aを通過する際に大幅に減衰(例えば、−30dB)するとともに、各減衰器61を通過する際にも減衰するため、これらの通信データは第1の分配器60a及び減衰器61によって遮断される。
上述のように、第1の分配器60aの他に減衰器61を用いることで、変換装置4を介してLAN側から伝送される通信データが幹線L1に漏洩するのをより確実に防ぐことができる。
ところで、図5に示すように、幹線L1及びインターホン親機2の間を接続する伝送路に挿入された減衰器61を取り除き、第1の分配器60aと変換装置4との間の伝送路、及び第2の分配器60bとドアホン子機20との間の伝送路にのみ減衰器61を挿入する構成にしても構わない。この場合には、各減衰器61での減衰量を上記構成と比較して大きくする(例えば、−20dB)のが望ましい。
上述のように、変換装置4と第1の分配器60aのインターホン親機2に接続されていない側の出力端、及びドアホン子機20と第2の分配器60bのインターホン親機2に接続されていない側の出力端の間のみに減衰器61を挿入する構成にすることで、伝送距離が長くて住戸Aに到達する際には減衰しているロビーインターホン1から幹線L1を介してインターホン親機2に伝送される通信データが必要以上に減衰されるのを防ぐことができる。
尚、本実施形態ではインターホン副親機21が設けられていないが、実施形態3と同様にインターホン副親機21を設けても構わない。
(実施形態5)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態5について図面を用いて説明する。本実施形態は、図6に示すように、実施形態1の構成において、インターホン親機2に第1の分配器60aを内蔵するとともに、変換装置4を介したLAN側とインターホン親機2との間、及び幹線L1を介したロビーインターホン1及びインターホン親機2との間の通信データの送受信を行う通信部62を設けたことに特徴がある。
通信部62は、第1の分配器60aを介して通信データを受信する受信部62aと、第1の分配器60aを介さずにインターホン親機2から変換装置4に通信データを送信する伝送路を開閉する第1の駆動回路62cと、第1の駆動回路62cを駆動して通信データを送信する第1の送信部62bと、第1の分配器60aを介さずにインターホン親機2から幹線L1に通信データを送信する伝送路を開閉する第2の駆動回路62eと、第2の駆動回路62eを駆動して通信データを送信する第2の送信部62dとから構成される。
ここで、本実施形態のインターホン親機2における通信データの送受信について説明する。ロビーインターホン1から幹線L1を介してインターホン親機2に伝送される通信データ、及びLAN側から変換装置4を介してインターホン親機2に伝送される通信データは、何れも第1の分配器60aを通過して受信部62aに伝送される。インターホン親機2から変換装置4を介してLAN側に通信データを送信する場合には、第1の送信部62bが第1の駆動回路62cを駆動してインターホン親機2及び変換装置4の間を接続する伝送路を閉成するとともに、該伝送路を介して変換装置4に通信データを送信する。また、インターホン親機2から幹線L1を介してロビーインターホン1に通信データを送信する場合には、第2の送信部62dが第2の駆動回路62eを駆動してインターホン親機2及び幹線L1の間を接続する伝送路を閉成するとともに、該伝送路を介して幹線L1に通信データを送信する。
上述のように、通信部62を設けることで変換装置4に接続される伝送路と幹線L1に接続される伝送路との何れかを選択してインターホン親機2から伝送される通信データを送信することができる。
(実施形態6)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態6について図面を用いて説明する。本実施形態は、図7に示すように、実施形態5の構成において、第1の送信部62b及び第2の送信部62dの代わりに、第1の駆動回路62c及び第2の駆動回路62eの何れか一方を駆動して信号を送信する第3の送信部62gを設けたことに特徴がある。
第3の送信部62gは、第1の駆動回路62c及び第2の駆動回路62eと接続され、送信を許可する送信許可信号を与えることで何れかの駆動回路62d,62eを駆動させて変換装置4及びインターホン親機2の間を接続する伝送路、若しくは幹線L1及びインターホン親機2の間を接続する伝送路の何れかを閉成するようになっている。
上述のように、第3の送信部62gのみで変換装置4に接続される伝送路と幹線L1に接続される伝送路との何れかを選択することができるので、実施形態5と比較して必要となる送信部の数を減らすことができ、コストを抑えることができる。
(実施形態7)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態7について図面を用いて説明する。本実施形態は、図8に示すように、実施形態6の構成において、インターホン親機2及び変換装置4の間を接続する伝送路に一乃至複数(図示では2台)のインターホン副親機21を接続するとともに、通信部62が、ロビーインターホン1から幹線L1を介して伝送される通信データをインターホン副親機21に転送する中継転送部62fを備えたことに特徴がある。
ここで、中継転送部62fが無い場合、第1の分配器60aによって変換装置4及び幹線L1の間が電気的に絶縁されているため、幹線L1を介してインターホン副親機21とロビーインターホン1との間で通信データの送受信を行うことができない。そこで、上記中継転送部62fを通信部62に設けることで、インターホン副親機21から伝送される通信データを中継転送部62fを介してロビーインターホン1に転送できるとともに、ロビーインターホン1から伝送される通信データを中継転送部62fを介してインターホン副親機21に転送することができる。
上述のように、変換装置4と幹線L1との間を電気的に分離しつつ、ロビーインターホン1とインターホン副親機21との間で通信データの送受信を行うことができる。また、インターホン親機2とインターホン副親機21との間を流れる内線の通信データが幹線L1に漏洩するのを防ぐことができるので、幹線L1におけるトラフィックの増加を防ぐことができる。
尚、実施形態4で説明したように、第1の分配器60aとインターホン親機2との間に、幹線L1及びインターホン親機2の間を接続する伝送路とドアホン子機20及びインターホン親機2の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離する第2の分配器60bを設けるとともに、第1の分配器60aと変換装置4との間の伝送路、及び第2の分配器60bとドアホン子機20との間の伝送路のみに減衰器61を挿入する構成にしても構わない(図9参照)。
上記構成の場合、第1の駆動回路62cが第1の分配器60a及び減衰器61を介さずに変換装置4に接続される構成、即ち、通信部62が第1の分配器60a及び減衰器61を介さずに変換装置4に信号を送信する構成にするのが望ましい。このように構成することで、減衰器61によって必要以上に通信データが減衰されるのを防ぐことができる。
(実施形態8)
以下、本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態8について図面を用いて説明する。本実施形態は、図10(a)に示すように、実施形態6の構成において、第1の分配器60aの代わりに方向性結合器63を設けたことに特徴がある。
方向性結合器63は、図10(b)に示すように、幹線L1に接続される伝送路及び変換装置4に接続される伝送路の間に挿入される結合コンデンサC1を備え、該コンデンサC1の両端に1/4波長の伝送路を成すインダクタL1,L2及びコンデンサC3から成るT型回路、並びにインダクタL3,L4及びコンデンサC4から成るT型回路の各一端を接続するとともに、各回路の他端にインターホン親機2に接続される伝送路と接地との間に接続される結合コンデンサC2の両端を接続し、結合コンデンサC2と接地との間に終端抵抗R2を挿入して構成される。尚、このような方向性結合器63の回路は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ここで、方向性結合器63を通過する通信データの減衰について説明する。ロビーインターホン1から幹線L1を介してインターホン親機2に伝送される通信データは、方向性結合器63を通過する際に一定量(例えば、−10dB)減衰してインターホン親機2に伝送される。同様に、LAN側から変換装置4及び住戸別線L2を介してインターホン親機2に伝送される通信データも、方向性結合器63を通過する際に一定量(例えば、−10dB)減衰してインターホン親機2に伝送される。上記の通信データは何れも方向性結合器63を通過する際に一定量減衰しているが、必要以上に減衰することがないため、通信を行うのに十分な信号強度で伝送される。一方、幹線L1から変換装置4へ向かう通信データ、及び変換装置4から幹線L1へ向かう通信データは、何れも方向性結合器63を通過する際に大幅に減衰(例えば、−20dB)するため、これらの通信データは方向性結合器63によって遮断される。
上述のように、方向性結合器63を用いることで変換装置4を介してLAN側から伝送される通信データが幹線L1に漏洩するのを防ぐことができるので、ゲートウェイ装置5等の高価なネットワーク機器を用いる場合と比較してコストの増大を抑えることができる。また、LAN側からの通信データが幹線L1に漏洩するのを防ぐことから、幹線L1でのトラフィックの増加を防ぐことができる。
尚、上記各実施形態において、第1の分配器60a及び第2の分配器60bの代わりに方向性結合器63を設けても構わないことは言うまでもない。
本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態1を示す図で、(a)は概略図で、(b)は分配器の回路図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態2を示す概略図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態3を示す図で、(a)は本実施形態の概略図で、(b)は従来の形態の概略図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態4を示す概略図である。 同上における減衰器の他の配置を示す概略図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態5を示す概略図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態6を示す概略図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態7を示す概略図である。 同上において更に減衰器を備えた場合を示す概略図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態8を示す図で、(a)は概略図で、(b)は方向性結合器の回路図である。 従来の集合住宅用インターホンシステムを示す概略図である。
符号の説明
1 ロビーインターホン(共用部装置)
2 インターホン親機
20 ドアホン子機
21 インターホン副親機
4 変換装置
60a 第1の分配器(第1の分離手段)
60b 第2の分配器(第2の分離手段)
61 減衰器(信号減衰手段)
62 通信部
62a 受信部
62b 第1の送信部
62c 第1の駆動回路
62d 第2の送信部
62e 第2の駆動回路
62f 中継転送部
63 方向性結合器
L1 幹線
A 住戸
IN インターネット

Claims (10)

  1. 集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸の屋内にそれぞれ設置され共用部装置とは幹線を介して接続されると共に共用部装置が有する選択手段が操作されることにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台のインターホン親機と、各住戸に設けられてインターネットに接続されるLANと、LANにおける信号の伝送形式とインターホン親機及び幹線を接続する伝送路における信号の伝送形式とを相互に変換する変換装置とを備えた集合住宅用インターホンシステムであって、インターホン親機と幹線及び変換装置との間には、インターホン親機に接続された伝送路をインターホン親機及び幹線の間を接続する伝送路とインターホン親機及び変換装置の間を接続する伝送路とに分岐する第1の分離手段が設けられ、第1の分離手段は、変換装置及びインターホン親機の間を接続する伝送路と幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離することを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。
  2. 前記各住戸には、住戸の屋外に設置されてインターホン親機と各住戸に配線されるとともに幹線と接続される住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機との間で通信路を確立するドアホン子機が設けられ、インターホン親機とドアホン子機及び第1の分離手段との間には、インターホン親機に接続された伝送路をインターホン親機及び幹線の間を接続する伝送路とインターホン親機及びドアホン子機の間を接続する伝送路とに分岐する第2の分離手段が設けられ、第2の分離手段は、幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路とドアホン子機及びインターホン親機の間を接続する伝送路とを互いに電気的に分離することを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
  3. 前記各住戸には、住戸の屋内に設置されてインターホン親機と住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機との間又はドアホン子機との間で通信路を確立する一乃至複数のインターホン副親機が設けられ、インターホン副親機は、ドアホン子機と第2の分離手段とを互いに接続する住戸別線に分岐接続されたことを特徴とする請求項2記載の集合住宅用インターホンシステム。
  4. 前記第1の分離手段及び第2の分離手段に接続され且つインターホン親機に接続されていない側の伝送路に信号を減衰させる信号減衰手段が挿入されたことを特徴とする請求項2又は3記載の集合住宅用インターホンシステム。
  5. 前記第1の分離手段と変換装置との間の伝送路、及び第2の分離手段とドアホン子機との間の伝送路に信号減衰手段が挿入されたことを特徴とする請求項2又は3記載の集合住宅用インターホンシステム。
  6. 前記第1の分離手段を介して信号を受信する受信部と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から変換装置に信号を送信する伝送路を開閉する第1の駆動回路と、第1の駆動回路を駆動して信号を送信する第1の送信部と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から幹線に信号を送信する伝送路を開閉する第2の駆動回路と、第2の駆動回路を駆動して信号を送信する第2の送信部とから構成される通信部をインターホン親機に設けたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
  7. 前記第1の分離手段を介して信号を受信する受信部と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から変換装置に信号を送信する伝送路を開閉する第1の駆動回路と、第1の分離手段を介さずにインターホン親機から幹線に信号を送信する伝送路を開閉する第2の駆動回路と、第1の駆動回路及び第2の駆動回路の何れか一方を駆動して信号を送信する第3の送信部とから構成される通信部をインターホン親機に設けたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
  8. 前記各住戸には、住戸の屋外に設置されてインターホン親機と住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機との間で通信路を確立するドアホン子機と、住戸の屋内に設置されてインターホン親機と住戸別線を介して接続されるとともに、インターホン親機及びドアホン子機との間で通信路を確立する一乃至複数のインターホン副親機が設けられ、通信部は、共用部装置から幹線を介して伝送される通信データをインターホン副親機に転送する中継転送部を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の集合住宅用インターホンシステム。
  9. 前記第1の分離手段と変換装置との間に信号減衰手段が挿入され、通信部は、第1の分離手段及び信号減衰手段を介さずに変換装置に信号を送信することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
  10. 前記第1の分離手段は、幹線及びインターホン親機の間を接続する伝送路における信号の伝送方向を一意に決める方向性結合器から成ることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
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