JP2009150785A - 防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム - Google Patents

防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009150785A
JP2009150785A JP2007329322A JP2007329322A JP2009150785A JP 2009150785 A JP2009150785 A JP 2009150785A JP 2007329322 A JP2007329322 A JP 2007329322A JP 2007329322 A JP2007329322 A JP 2007329322A JP 2009150785 A JP2009150785 A JP 2009150785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
waterproof
test
gas flow
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007329322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4941275B2 (ja
Inventor
Takao Shinoda
孝夫 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007329322A priority Critical patent/JP4941275B2/ja
Priority to US12/339,992 priority patent/US7904259B2/en
Publication of JP2009150785A publication Critical patent/JP2009150785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941275B2 publication Critical patent/JP4941275B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/26Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/08Investigating permeability, pore-volume, or surface area of porous materials
    • G01N15/082Investigating permeability by forcing a fluid through a sample
    • G01N15/0826Investigating permeability by forcing a fluid through a sample and measuring fluid flow rate, i.e. permeation rate or pressure change

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

【課題】防水シートの特性にばらつきがあっても、防水シートを実装した製品機器を的確に試験すること。
【解決手段】防水試験装置の判定値決定部170は、防水シートを用いて形成される複数の試験対象のガーレー値と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である空気流量と、を試験対象ごとに入力する入力部200と、前記入力部200によって入力された試験対象ごとのガーレー値と空気流量とを対にして記憶する入力値記憶部210と、前記防水シートの水漏れの起きない気体流量の範囲と、前記記憶されたガーレー値および空気流量と、に基づいて、ガーレー値の範囲を決定するガーレー値決定部240と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、防水シートの防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラムに関するものであって、特に微細孔を有する防水シートを実装した製品機器を試験する防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラムに関するものである。
従来、携帯電話に内蔵しているスピーカーおよびマイク等音声の入出力を伴う音響部および圧力を平衡にするための呼吸部の防水は防水シートを実装することによって行われており、その防水試験は、空気の通し易さの程度を示す透気度を用いて行われている。すなわち、防水試験は、防水シートを通過する水を空気に置き換えて行われている。
また、透気度に関して、防水シート等の通気材を通過する空気の流量と、通気材を通過した裏面側および表面側の圧力差と、により透気度を測定する方法に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−165172号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、通気材の透気度を測定する方法であるため、防水試験を行うことができないという問題がある。すなわち、特許文献1に記載の技術は、通気材の透気度を単に効率良く測定するのみであるため、通気材が防水に適しているか否かを判定することができない。一方で上述した携帯電話等の製品機器を防水するためには、通気材の防水性能を効率的に試験することが重要な課題となっている。
また、防水シートの透気度は、同一防水シート内であっても測定する箇所によってばらつきが生じるため、製品機器に実装される防水シート部品は、大きさが同一であっても透気度のばらつきが生じることになり、透気度によって、水漏れを起こす防水シートを的確に排除することができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、防水シートの特性にばらつきがあっても、防水シートを実装した製品機器の防水試験を的確に行うことができる防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラムを提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するために、防水試験装置は、防水部材の防水性能を試験する防水試験装置であって、防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶手段と、前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することによって、防水部材の透気度にばらつきがあっても、防水部材を実装した試験対象の中で水漏れを起こす防水部材を透気度によって的確に排除することができる。
また、上記の構成において、防水試験装置は、前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を前記記憶された気体流量の下限値である流量下限値に加算して、気体流量の上限値である流量上限値を決定する流量決定手段をさらに備え、前記決定手段は、前記流量下限値および前記流量上限値と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することを特徴とする。
かかる構成によれば、防水部材に形成される孔の大きさに依存する一方、防水部材の大きさには依存しない気体流量の範囲であって、防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を用いて気体流量の上限値を決定するため、試験対象に実装する防水部材の大きさに依存しないで気体流量の上限値を決定することができる。
また、上記の構成において、防水試験装置は、前記決定された透気度の範囲内にある防水部材を用いた試験対象を通過する気体流量を測定する測定手段と、前記測定された気体流量が、前記流量下限値と前記流量上限値との間に含まれるか否かを判定する判定手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、決定された透気度の範囲外の試験対象を排除してから、残った試験対象について、気体流量の上限値と下限値の間に含まれるか否かを判定することにより、より一層的確に防水試験を行うことができる。また、気体流量の測定結果は、単位時間当たりの空気の体積を瞬時に測定することにより得られるため、気体流量によって防水試験を行うことにより、防水試験を短時間に行うことができ、かつ、工場のラインではコストを削減することができる。
また、防水試験方法は、防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶ステップと、前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定ステップと、を含んだことを特徴とする。
かかる方法によれば、防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することによって、防水部材の透気度にばらつきがあっても、防水部材を実装した試験対象の中で水漏れを起こす防水部材を透気度によって的確に排除することができる。
また、上記の方法において、防水試験方法は、前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を前記記憶された気体流量の下限値である流量下限値に加算して、気体流量の上限値である流量上限値を決定する流量決定ステップをさらに備え、前記決定ステップは、
前記流量下限値および前記流量上限値と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することを特徴とする。
かかる方法によれば、防水部材に形成される孔の大きさに依存する一方、防水部材の大きさには依存しない気体流量の範囲であって、防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を用いて気体流量の上限値を決定するため、試験対象に実装する防水部材の大きさに依存しないで気体流量の上限値を決定することができる。
また、防水試験プログラムは、防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力手順と、前記入力手順によって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶手順と、前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
かかるプログラムによれば、防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を記憶された気体流量の下限値に加算して、気体流量の上限値を決定することにより、防水部材を実装した試験対象の中で水漏れを起こす防水部材を気体流量によって的確に排除することができる。
以上により、防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラムは、防水シートの特性にばらつきがあっても、防水シートを実装した製品機器の防水試験を的確に行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例にかかる防水試験装置の全体構成について説明する。図1は、本実施例にかかる防水試験装置の全体構成の一例を示す図である。同図に示すように、この防水試験装置1は、レギュレータ100と、弁110と、空気供給ノズル120と、試験対象130と、空気圧力監視部140と、空気流量センサ150と、センサ信号A/D変換器160と、判定値決定部170と、判定制御部180と、モニター190と、を備えて構成される。
レギュレータ100は、一定の圧力をかけた空気(以後、「圧力空気」という。)を外部から入力して、その圧力空気の圧力を常に一定に保ちながら、弁110に出力する。
弁110は、あらかじめ定められた圧力によって開弁し、レギュレータ100が出力した圧力空気を空気供給ノズル120に出力する。
空気供給ノズル120は、弁110が出力した圧力空気を試験対象130に供給する。
試験対象130は、防水シートを所定の形状に切り取って得られた防水シート部品を用いて形成される試験対象であり、防水シート部品を製品機器に実装した状態の部品である。ここで、製品機器が携帯電話の場合、試験対象130は、たとえば、音声の入出力を伴うスピーカーやマイク等の音響部、または、圧力を平衡にするための呼吸部となる。これらの部分を防水するには、通気を必要とするため、水を通さないが空気を通す微細孔を有する防水シート部品を実装する。試験対象130は、空気供給ノズル120が出力した圧力空気を大気に流す。
空気圧力監視部140は、レギュレータ100と弁110の間を流れる空気の圧力が安定しているか否かを監視する。空気の圧力が安定しない場合は、空気圧力監視部140は、たとえば、警告メッセージをモニターに出力したり、ブザーを鳴らしたり、ランプを点滅させたりすることにより、空気の圧力が不安定となっていることを、たとえば防水試験装置1の管理者に知らせる。
空気流量センサ150は、弁110と空気供給ノズル120との間を流れる単位時間当たりの空気の体積(以降、「空気流量」という。)を測定する。弁110が出力する圧力空気を空気供給ノズル120が試験対象130に供給すると、試験対象130に実装された防水シート部品は空気を通すが、防水シート部品の孔の大きさによって空気を通し易かったり、通し難かったりする。すなわち、防水シート部品の孔が大きい場合、空気流量センサ150の測定値は大きくなり、一方、防水シート部品の孔が小さい場合、空気流量センサ150の測定値は小さくなる。
センサ信号A/D変換器160は、空気流量センサ150で検知された空気流量を表す信号をデジタル値に変換する。
判定値決定部170は、試験対象130に実装された防水シート部品に水漏れが起きない空気流量の範囲を規定する上限値および下限値を決定する。また、判定値決定部170は、試験対象130に実装された防水シート部品に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する。そして、判定値決定部170は、決定した透気度の範囲および空気流量の範囲をモニター190に出力する。また、判定値決定部170は、決定した空気流量の範囲を判定制御部180に出力する。この判定値決定部170の詳細については、後述する。
判定値決定部170により、防水試験装置1は、試験対象130に実装された防水シート部品に水漏れが起きない透気度の範囲外の試験対象130を排除することができる。また、水漏れが起きない透気度の範囲外の試験対象130を排除後、防水試験装置1は、水漏れが起きない空気流量の範囲に基づいて、排除後に残った試験対象について、さらに防水試験を行うことができる。
ここで、透気度とは、空気の通し易さの程度を表し、ガーレー値(JISP8117規格)でその特性を表すことができる。そこで、以降、透気度をガーレー値によって表すものとする。
判定制御部180は、判定値決定部170によって決定されたガーレー値の範囲内にある防水シート部品を実装した試験対象130について、水漏れが起きない空気流量の範囲を用いて、さらに、防水試験を行う。すなわち、判定制御部180は、判定値決定部170が決定した水漏れが起きない空気流量の範囲を規定する上限値および下限値を入力して記憶する。そして、判定制御部180は、センサ信号A/D変換器160が出力した試験対象の空気流量を表すデジタル値を入力して、そのデジタル値が、水漏れが起きない空気流量の範囲であるか否かを判定する。入力したデジタル値が、記憶した空気流量の範囲内である場合は、その試験対象130は防水試験に合格となり、一方、記憶した空気流量の範囲内でない場合は、その試験対象130は防水試験に不合格となる。
なお、本実施例では、防水試験装置1に空気を流すことにより防水試験を行ったが、空気以外の気体を使用しても良い。
このようにして、防水試験装置1は、試験対象130からガーレー値の範囲外のものを排除してから、残った試験対象の空気流量が、水漏れが起きない空気流量の上限値と下限値との間に含まれるか否かを判定して合否を決定することにより、より一層的確に防水試験を行うことができる。
また、空気流量によって行う防水試験では、単位時間当たりの空気の体積を瞬時に測定することができるため、防水試験を短時間に行うことができ、結果として、工場のラインでは、防水試験にかかるコストを削減することができる。
また、試験対象130は防水シート部品を製品機器に実装した状態の部品であることにより、防水シート部品の部分だけでなく、防水シート部品と製品機器を接合する接合部分をも含んで防水試験を行うことができる。たとえば、防水試験装置1は、防水シート部品を試験対象130に実装した際、防水シート部品がダメージを受けて傷がついた状態または防水シート部品と試験対象130との接合部分に埃が入った状態についても防水試験を行うことができる。
さらに、防水試験装置1によって他の試験対象130の防水試験が行われる場合や試験対象130にガーレー値が異なる防水シート部品が実装された場合に、その都度、判定値決定部170が、水漏れが起きない空気流量の範囲を規定する上限値と下限値を決定して判定制御部180に出力するだけで、他の設定を変えることなく防水試験を行うことができる。
次に、本実施例にかかる防水試験装置1に属する判定値決定部170の構成について図2を参照しながら説明する。図2は、判定値決定部の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、判定値決定部170は、入力部200と、入力値記憶部210と、流量範囲記憶部220と、流量決定部230と、ガーレー値決定部240と、出力部250
と、を備えて構成される。
入力部200は、防水シート部品を用いて形成される複数の試験対象のガーレー値と、空気流量と、を試験対象ごとに入力する。ここで、試験対象とは、製品機器に適用する防水シートを製品機器の部品に実装した状態の部品を表す。
なお、この入力部200は、ガーレー値の図示しない測定装置および空気流量の図示しない測定装置から測定結果を自動的に受信するものとしても良いし、あらかじめ測定された測定結果の手作業による入力を受け付けるものとしても良い。
入力値記憶部210は、たとえば、メモリや磁気ディスク装置を備え、入力部200が入力した試験対象ごとのガーレー値と空気流量とを対にして記憶する。
流量範囲記憶部220は、製品機器に適用する防水シート部品に水漏れが起きない空気流量の範囲をあらかじめ記憶する。
流量決定部230は、試験対象に水漏れが起きない空気流量の下限値および上限値を決定する。すなわち、流量決定部230は、入力値記憶部210が記憶した空気流量の下限値を抽出して、その下限値に流量範囲記憶部220が記憶した防水シートに水漏れが起きない空気流量の範囲を加算して空気流量の上限値を決定する。
ガーレー値決定部240は、防水シートに水漏れが起きない空気流量の範囲と、入力値記憶部210が記憶したガーレー値および空気流量と、に基づいて、防水シート部品に水漏れが起きないガーレー値の範囲を決定する。具体的には、たとえば、ガーレー値決定部240は、入力値記憶部210によって記憶された試験対象ごとのガーレー値および空気流量を対にしたデータからガーレー値と空気流量の相関関係を求め、求めた相関関係と流量決定部230が決定した空気流量の上限値とからガーレー値の範囲の下限値を決定し、求めた相関関係と流量決定部230が決定した空気流量の下限値とからガーレー値の範囲の上限値を決定する。
出力部250は、流量決定部230が決定した空気流量の下限値および上限値をモニター190に出力し、ガーレー値決定部240が決定したガーレー値の下限値および上限値をモニター190に出力する。また、出力部250は、流量決定部230が決定した空気流量の下限値および上限値を判定制御部180に出力する。
次に、水漏れが起きない場合と水漏れが起きる場合の防水シートを通過する空気流量の変化を図3−1および図3−2を参照して説明する。
まず、図3−1は、水漏れが起きない場合の空気流量を示した図である。同図に示すように、試験対象130は、ケース34と接合材料33と防水シート部品32とから構成され、防水シート部品32に圧力空気31を入力して防水シート部品32を通過する空気35の空気流量を矢印の太さで表している。
接合材料33は、ケース34と防水シート部品32とを接合している。ケース34は、試験対象130が大気に触れる外側である。ここで、ケース34および接合材料33に、それぞれ空気が通過する隙間があいているのは、たとえば、試験対象130が携帯電話のマイクの場合は音声を入力するためであり、スピーカーの場合は音声を出力するためである。同様に、試験対象130が呼吸部の場合は通気のためである。そして、試験対象130は、ケース34にあいた隙間から製品機器内部への水漏れが起きないように接合材料33を用いて防水シート部品32が貼り付けられている。
このようにして、試験対象130は、ケース34および接合材料33にそれぞれ空気が通過する隙間があいていても、防水シート部品32に通気のための微細孔以外の孔がなければ、水漏れは起きない。
図3−2は、水漏れが起きる場合の空気流量を示した図である。同図に示すように、試験対象130は、ケース34と接合材料33と防水シート部品32とから構成され、孔があいた状態の防水シート部品36に圧力空気31を入力して防水シート部品孔36を通過する空気37の空気流量を矢印の太さで表している。
同一圧力の圧力空気31を入力した場合、孔があいている防水シート部品36では、孔があいていない防水シート部品32と比較して、一定時間当たりに通過する空気の体積である空気流量が大きい。一般に、防水シートの孔が大きくなれば、空気流量は大きくなる。
このようにして、試験対象130は、ケース34および接合材料33にそれぞれ空気が通過する隙間があいていると、防水シート部品孔36の大きさによって、水漏れが起きる可能性がある。したがって、防水シート部品の孔の大きさによって起きる空気流量の違いによって水漏れが起きない空気流量の範囲を決定することができる。
図4は、入力部200が入力するガーレー値と空気流量の相関を示す図である。同図に示すように、X座標はガーレー値(秒)、Y座標は空気流量(cc/分)を表している。
図4は、防水シート部品を用いて形成される複数の試験対象ごとに入力部200が入力したガーレー値および空気流量をプロットしたものである。そして、ガーレー値と空気流量とは、ガーレー値が大きくなれば空気流量が小さくなるため、相関関係が求まる。そこで、ガーレー値決定部240は、入力されたガーレー値と空気流量とから回帰直線を求め、相関関係のあるガーレー値と空気流量を含む上限および下限の一次直線を求める。
たとえば、まず、入力部200は、製品機器に適用する複数の防水シートを用いた試験対象である複数の部品ごとに入力されたガーレー値および空気流量を対にして入力値記憶部210に記憶する。次に、入力部200は、製品機器に適用する防水シートのうち、ガーレー値の上限値を含んだ防水シートとガーレー値の下限値を含んだ防水シートを用いた試験対象ごとに入力されたガーレー値および空気流量を対にして入力値記憶部210に記憶する。
次に、ガーレー値決定部240は、入力した複数の試験対象ごとのガーレー値と空気流量から回帰直線42を求める。たとえば、回帰直線42は、線形解析分析によって求めることができる。次に、ガーレー値決定部240は、相関関係のあるガーレー値と空気流量を含む上限および下限の一次直線を求める。すなわち、ガーレー値決定部240は、入力値記憶部210が記憶したガーレー値および空気流量を対にしたデータと回帰直線42との距離44を求め、最大距離分だけ回帰直線42をY軸のプラスの向きに平行移動した直線を上限の一次直線41と決定し、最大距離分だけ回帰直線をY軸のマイナスの向きに平行移動した直線を下限の一次直線43と決定する。なお、上限および下限の一次直線を求める前に、図4の中で回帰直線から所定値以上離れたデータである外れ値を求めて排除すると、さらに正確な一次直線を求めることができる。
なお、機能や種類が異なる試験対象130に実装する防水シート部品は、実際は、その面積が異なるため、単位時間当たりの空気の体積である空気流量が異なる。ただし、以降の説明において、試験対象130は、試験対象130に実装する防水シート部品の面積を同一とする同一の種類の部品であるものとする。
図5は、流量範囲記憶部220に記憶される水漏れが起きない空気流量の範囲を示す図である。同図に示すように、X座標は防水シートの孔の大きさ(μm)、Y座標は空気流量(cc/分)を表し、防水シートの孔を段階的に広げていき、その都度測定された空気流量を示している。なお、防水シートの孔を段階的に広げる際には、可能な限り少量ずつ広げるのが好ましく、たとえば、1μmずつ広げるのが好ましい。
防水シートは、水を通さないが空気を通す微細孔を有するものであるため、孔の大きさが小さいときの空気流量は、防水シートに全く孔をあけていない状態の空気流量53と一致している。しかし、孔の大きさを段階的に大きくしていくと、空気流量も少しずつ大きくなり、ある大きさ52が、水漏れが起きない空気流量54の限界となり、その大きさ52以上で水漏れが起きる。したがって、防水シートに全く孔をあけていない状態の空気流量53と水漏れが起きない空気流量54の限界との範囲が、水漏れが起きない空気流量範囲55となる。なお、水漏れが起きない空気流量54は、たとえば、孔をあけた防水シートの空気流量を測定する際、あらかじめ定められた防水性能(たとえば、水深1mの防水性能)が維持されているか否かを試験することにより求まる。
なお、この水漏れが起きない空気流量範囲は、水漏れが起きる孔の大きさに依存するので、防水シートの大きさが変わっても、変わらないものである。
図6は、ガーレー値決定部240が決定する防水試験の合格範囲を示す図である。同図に示すように、X座標はガーレー値(秒)、Y座標は空気流量(cc/分)を表した図であり、入力値記憶部210に記憶された空気流量およびガーレー値と、流量範囲記憶部220に記憶された水漏れが起きない空気流量範囲と、に基づいて、防水シート部品に水漏れが起きないガーレー値の範囲を決定する。
まず、流量決定部230は、空気流量の下限値61を決定する。たとえば、空気流量の下限値61は、入力値記憶部210に記憶された試験対象の空気流量の下限値とする。そして、流量決定部230は、空気流量の下限値61に水漏れが起きない空気流量範囲55を加算して空気流量の上限値63を決定する。なお、流量決定部230は、空気流量の上限値63を決定してから、水漏れが起きない空気流量範囲55を減算して空気流量の下限値61を決定しても良い。
次に、ガーレー値決定部240は、前述した上限の一次直線41および下限の一次直線43と空気流量の下限値61との交点のうち小さい方のガーレー値に対応する交点におけるガーレー値(以降、「交点の最小値」という。)をガーレー値の上限値として決定する。そして、ガーレー値決定部240は、上限の一次直線41と下限の一次直線43と空気流量の上限値63との交点のうち大きい方のガーレー値に対応する交点におけるガーレー値(以降、「交点の最大値」という。)をガーレー値の下限値として決定する。これにより決定されたガーレー値の上限値と下限値の差分が防水シート部品に水漏れが起きないガーレー値の範囲であり、防水試験の合格範囲として使用可能なガーレー値範囲64となる。
なお、ガーレー値が同一の防水シート部品であっても、空気流量の下限値61は防水シート部品の面積が大きくなる程大きくなり、それに伴い、使用可能なガーレー値範囲64は変わる。したがって、使用可能なガーレー値範囲64は、試験対象である異なる部品ごとに決定する必要がある。
このようにして、防水試験装置1は、防水シート部品を実装した試験対象の防水試験の合格範囲として使用可能なガーレー値の範囲を決定することにより、防水シートのガーレー値にばらつきがあっても、防水シート部品を実装した試験対象の中で水漏れが起きる防水シート部品をガーレー値によって的確に排除することができる。
次に、本実施例にかかる判定値決定部170の処理手順について、図7および図2を参照して説明する。図7は、判定値決定部の処理手順を示すフローチャート図である。
まず、入力部200は、試験対象ごとのガーレー値を入力する(S110)。また、入力部200は、試験対象ごとの空気流量を入力する(S120)。そして、入力部200は、入力した試験対象ごとのガーレー値および空気流量を入力値記憶部210に引き渡す。このとき入力部200は、たとえば、判定値決定部170が接続したモニター190上に表示されたガーレー値と空気流量とをセットにして入力できるようにした画面を参照する試験担当者によって入力される試験対象のガーレー値および空気流量を受け付ける。
入力値記憶部210は、たとえば、メモリでや磁気ディスク装置を備え、入力部200が入力した試験対象ごとのガーレー値および空気流量を対にして記憶する(S130)。すなわち、入力値記憶部210は、入力部200から引き渡されたガーレー値および空気流量を受け取り、同一レコードの要素として記憶する。
なお、試験対象を同一の種類の部品に限らない場合、入力値記憶部210は、試験対象のガーレー値と空気流量とを対にして記憶する際、部品を識別可能な識別情報を付加して記憶しても良い。
次に、流量決定部230は、流量範囲記憶部220があらかじめ記憶した水漏れが起きない空気流量の範囲を抽出する(S140)。なお、防水シートに水漏れが起きない空気流量の範囲は、防水シートに孔を段階的に広げていき、その都度測定された空気流量が、水漏れが起きない空気流量の限界となったとき、防水シートに全く孔をあけていない状態の空気流量と水漏れが起きない空気流量の限界との範囲によって決定される。
そして、流量決定部230は、入力値記憶部210が記憶した空気流量の下限値を抽出する(S150)。
なお、流量決定部230は、試験対象を同一の種類の部品に限らない場合、試験対象の部品ごとに下限値を抽出する。すなわち、流量決定部230は、識別情報を指定して下限値を抽出するものとしても良い。
そして、流量決定部230は、水漏れが起きない空気流量の上限値を決定する(S160)。すなわち、流量決定部230は、抽出した防水シートに水漏れが起きない空気流量の範囲を、抽出した空気流量の下限値に加算して空気流量の上限値を決定する。そして、流量決定部230は、空気流量の下限値および上限値をガーレー値決定部240に引き渡す。
そして、流量決定部230は、空気流量の範囲を出力する(S170)。すなわち、流量決定部230は、空気流量の下限値および空気流量の上限値を、モニター190に出力し、判定制御部180に出力する。
次に、ガーレー値決定部240は、入力値記憶部210が記憶した試験対象ごとのガーレー値および空気流量と、流量決定部230が決定した空気流量の範囲とによって、ガーレー値の下限値を決定する(S180)。具体的には、ガーレー値決定部240は、入力値記憶部210によって記憶された試験対象ごとのガーレー値および空気流量を対にしたデータから回帰直線42を算出する。そして、ガーレー値決定部240は、算出された回帰直線42と試験対象ごとのデータとの距離44の最大値を算出する。次に、ガーレー値決定部240は、算出された最大値分回帰直線を上部に平行移動した上限一次直線41を算出し、算出された最大値分回帰直線を下部に平行移動した下限一次直線43を算出する。さらに、ガーレー値決定部240は、上限一次直線41および下限一次直線43と、流量決定部230が決定した空気流量の上限値と、の交点の最大値をガーレー値の範囲の下限値と決定する。
そして、ガーレー値決定部240は、ガーレー値の上限値を決定する(S190)。具体的には、ガーレー値決定部240は、上限一次直線41および下限一次直線43と、流量決定部230が決定した空気流量の下限値と、の交点の最小値をガーレー値の範囲の上限値と決定する。
なお、試験対象を同一の種類の部品に限らない場合、ガーレー値決定部240は、試験対象の部品ごとにガーレー値の上限値および下限値を決定する。すなわち、ガーレー値決定部240は、識別情報を指定してガーレー値の上限値および下限値を抽出するものとしても良い。
ガーレー値決定部240は、決定したガーレー値の範囲を規定するガーレー値の下限値および上限値を出力する(S200)。
以上のように本実施例によれば、防水試験装置1は、防水シート部品を実装した試験対象ごとのガーレー値および空気流量を入力し、入力した試験対象ごとのガーレー値および空気流量を対にして記憶し、あらかじめ記憶された防水シート部品に水漏れが起きない空気流量の範囲と、記憶した試験対象ごとのガーレー値および空気流量とに基づいて、防水シート部品に水漏れが起きないガーレー値の範囲を決定する。
このため、防水試験装置1は、防水シート部品を実装した試験対象の防水試験の合格範囲として使用可能なガーレー値の範囲を決定することができ、防水シートのガーレー値にばらつきがあっても、防水シート部品を実装した試験対象の中で水漏れとなる防水シート部品をガーレー値によって的確に排除することができる。
(付記1)防水部材の防水性能を試験する防水試験装置であって、
防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶手段と、
前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする防水試験装置。
(付記2)前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を前記記憶された気体流量の下限値である流量下限値に加算して、気体流量の上限値である流量上限値を決定する流量決定手段をさらに備え、
前記決定手段は、
前記流量下限値および前記流量上限値と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することを特徴とする付記1に記載の防水試験装置。
(付記3)前記決定された透気度の範囲内にある防水部材を用いた試験対象を通過する気体流量を測定する測定手段と、
前記測定された気体流量が、前記流量下限値と前記流量上限値との間に含まれるか否かを判定する判定手段と、をさらに備えたことを特徴とする付記2に記載の防水試験装置。
(付記4)防水部材の防水性能を試験する防水試験方法であって、
防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力ステップと、
前記入力ステップによって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶ステップと、
前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定ステップと、
を含んだことを特徴とする防水試験方法。
(付記5)前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を前記記憶された気体流量の下限値である流量下限値に加算して、気体流量の上限値である流量上限値を決定する流量決定ステップをさらに備え、
前記決定ステップは、
前記流量下限値および前記流量上限値と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することを特徴とする付記4に記載の防水試験方法。
(付記6)防水部材の防水性能を試験する防水試験装置において用いられる防水試験プログラムであって、
防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力手順と、
前記入力手順によって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶手順と、
前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする防水試験プログラム。
以上のように、本発明にかかる防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラムは、微細孔を有する防水シートを実装した製品機器を試験するのに有用であり、特に、防水機能搭載携帯電話の防水試験に適している。
防水試験装置の全体構成の一例を示す図である。 判定値決定部の構成を示す機能ブロック図である。 水漏れが起きない場合の空気流量を示した図である。 水漏れが起きる場合の空気流量を示した図である。 ガーレー値と空気流量の相関を示す図である。 水漏れが起きない空気流量の範囲を示す図である。 防水試験の合格範囲を示す図である。 判定値決定部の処理手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 防水試験装置
170 判定値決定部
180 判定制御部
190 モニター
200 入力部
210 入力値記憶部
220 流量範囲記憶部
230 流量決定部
240 ガーレー値決定部
250 出力部

Claims (5)

  1. 防水部材の防水性能を試験する防水試験装置であって、
    防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶手段と、
    前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする防水試験装置。
  2. 前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲を前記記憶された気体流量の下限値である流量下限値に加算して、気体流量の上限値である流量上限値を決定する流量決定手段をさらに備え、
    前記決定手段は、
    前記流量下限値および前記流量上限値と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定することを特徴とする請求項1に記載の防水試験装置。
  3. 前記決定された透気度の範囲内にある防水部材を用いた試験対象を通過する気体流量を測定する測定手段と、
    前記測定された気体流量が、前記流量下限値と前記流量上限値との間に含まれるか否かを判定する判定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の防水試験装置。
  4. 防水部材の防水性能を試験する防水試験方法であって、
    防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力ステップと、
    前記入力ステップによって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶ステップと、
    前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定ステップと、
    を含んだことを特徴とする防水試験方法。
  5. 防水部材の防水性能を試験する防水試験装置において用いられる防水試験プログラムであって、
    防水部材を用いて形成される複数の試験対象の透気度と、単位時間当たりの試験対象を通過する気体の体積である気体流量と、を試験対象ごとに入力する入力手順と、
    前記入力手順によって入力された試験対象ごとの透気度および気体流量を対にして記憶する記憶手順と、
    前記防水部材に水漏れが起きない気体流量の範囲と、前記記憶された透気度および気体流量と、に基づいて、前記防水部材に水漏れが起きない透気度の範囲を決定する決定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする防水試験プログラム。
JP2007329322A 2007-12-20 2007-12-20 防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム Expired - Fee Related JP4941275B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007329322A JP4941275B2 (ja) 2007-12-20 2007-12-20 防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム
US12/339,992 US7904259B2 (en) 2007-12-20 2008-12-19 Waterproof testing device, waterproof testing method, and waterproof test program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007329322A JP4941275B2 (ja) 2007-12-20 2007-12-20 防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009150785A true JP2009150785A (ja) 2009-07-09
JP4941275B2 JP4941275B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40789614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007329322A Expired - Fee Related JP4941275B2 (ja) 2007-12-20 2007-12-20 防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7904259B2 (ja)
JP (1) JP4941275B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026559A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 株式会社日立製作所 ガスリーク検知装置およびガスリーク検知方法
WO2019227402A1 (en) * 2018-05-31 2019-12-05 Goertek Inc. Test device and calibrating method

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102466551A (zh) * 2010-11-19 2012-05-23 亚旭电脑股份有限公司 防水测试装置及方法
US9733150B2 (en) 2014-06-24 2017-08-15 Htc Corporation Water resistance inspection system and inspection method
KR102261604B1 (ko) * 2014-07-04 2021-06-07 삼성전자주식회사 자가 방수 성능 검사 장치
SE539373C2 (en) * 2015-10-19 2017-08-22 Ascom Sweden Ab Method and system for determining an available engine 11
KR102482175B1 (ko) 2017-06-21 2022-12-29 삼성전자 주식회사 통기 검사 장치 및 방법
FR3068781A1 (fr) 2017-07-06 2019-01-11 Ateq Procede de detection de fuite d'une piece creuse et installation pour la mise en œuvre d'un tel procede
FR3073623B1 (fr) 2017-11-16 2019-11-08 Ateq Installation et procede de detection et de localisation de fuite dans un circuit de transport d'un fluide, notamment d'un aeronef
CN110296793B (zh) * 2018-03-23 2021-05-11 神讯电脑(昆山)有限公司 滴水试验装置
FR3081050B1 (fr) 2018-05-09 2020-05-22 Ateq Installation de detection de fuite, procede, utilisation, et moyens de stockage de programme d'ordinateur correspondants.
US11467053B2 (en) 2018-05-31 2022-10-11 Goertek Inc. Test device and calibrating method
WO2019227400A1 (en) * 2018-05-31 2019-12-05 Goertek Inc. Test device and calibrating method
WO2020047349A1 (en) 2018-08-31 2020-03-05 Ateq Corporation Battery leak test device and methods
FR3092171B1 (fr) 2019-01-29 2021-04-30 Ateq Système de détection de fuite par gaz traceur et utilisation correspondante.
FR3106661B1 (fr) 2020-01-28 2022-01-21 Ateq Dispositif de détection de fuites
TWI789889B (zh) * 2021-08-30 2023-01-11 和碩聯合科技股份有限公司 聲音隔離度測試系統及聲音隔離度測試方法
CN114486112A (zh) * 2021-12-28 2022-05-13 江西飞尚科技有限公司 一种防水测试系统及方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08304261A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Sintokogio Ltd 鋳物砂の通気度測定装置の通気状態検定方法
JP2002098612A (ja) * 2000-09-27 2002-04-05 Nec Corp 防水試験方法
JP2006138859A (ja) * 2005-11-22 2006-06-01 Nitto Denko Corp 通気材の通気度測定方法およびその装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3862560B2 (ja) 2001-12-03 2006-12-27 日東電工株式会社 通気材およびその製造方法
JP4431145B2 (ja) * 2003-06-11 2010-03-10 バリアン・インコーポレイテッド 大規模漏れテスト方法および装置
JP4480067B2 (ja) * 2004-02-16 2010-06-16 ニチアス株式会社 耐水性金属繊維シートおよびその製造方法
SG131861A1 (en) * 2005-10-11 2007-05-28 Millipore Corp Methods and systems for integrity testing of porous materials

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08304261A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Sintokogio Ltd 鋳物砂の通気度測定装置の通気状態検定方法
JP2002098612A (ja) * 2000-09-27 2002-04-05 Nec Corp 防水試験方法
JP2006138859A (ja) * 2005-11-22 2006-06-01 Nitto Denko Corp 通気材の通気度測定方法およびその装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026559A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 株式会社日立製作所 ガスリーク検知装置およびガスリーク検知方法
US10190935B2 (en) 2015-07-28 2019-01-29 Hitachi, Ltd. Gas leak detection device and gas leak detection method
WO2019227402A1 (en) * 2018-05-31 2019-12-05 Goertek Inc. Test device and calibrating method
US11187609B2 (en) 2018-05-31 2021-11-30 Goertek Inc. Test device and calibrating method

Also Published As

Publication number Publication date
US20090164148A1 (en) 2009-06-25
US7904259B2 (en) 2011-03-08
JP4941275B2 (ja) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941275B2 (ja) 防水試験装置、防水試験方法および防水試験プログラム
CN104586396B (zh) 一种肺活量的测试方法和设备
US9736782B2 (en) Mobile device environment detection using an audio sensor and a reference signal
CN109151145B (zh) 一种音频通道的检测方法及装置
CN104515659A (zh) 基于品质因子检测喇叭模组密封性的装置及方法
EP1384977A3 (en) Level switch with verification capability
JP7362815B2 (ja) 情報処理システム、生産システム、物品の製造方法、制御方法、プログラム、記録媒体、情報処理装置、情報処理方法
TWI548283B (zh) 密封驗證方法、密封偵測裝置以及密封品質測量系統
EP3759443B1 (en) Estimation of the sensitivity of a detector device comprising a transducer array
CN106092306B (zh) 一种声压测试方法和声压测试系统
US20170075361A1 (en) Method of inspecting gas supply system
JP2012127882A (ja) 漏洩検知装置及び漏洩検知方法
US9693161B2 (en) Close-type speaker leak test system and method
KR101381200B1 (ko) 마이크 시험 장치 및 방법
EP3594636A1 (en) Liquid immersion sensor
US20080223136A1 (en) Minute structure inspection device, inspection method, and inspection program
JP6141647B2 (ja) 漏洩検出装置及び漏洩検出方法
KR102260694B1 (ko) 음향신호를 이용한 비파괴 검사장치 및 검사방법
JP2008283564A (ja) ヘッドホンユニットの検査方法
JP5715516B2 (ja) 微細孔検査装置及び微細孔検査方法
JP2014098566A (ja) 振動解析装置、振動解析方法、及び振動解析プログラム
CN102374880A (zh) 气体流量计、基于离子迁移的便携式检测设备、气体流量测量方法
CN115917268A (zh) 基于人耳听觉特性检测轴承故障的方法和设备
JP2000088693A (ja) 配管の検査方法およびその検査装置
KR101657748B1 (ko) 강판진동제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941275

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees