JP2009150463A - 変速機の組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な作業で各ベアリングのリング溝に各リテーニングリングを効率よくスムーズに装着できるようにする。
【解決手段】ミッションケース3の第1及び第2嵌合孔11,13の第1及び第2リング溝11a,13aに第1及び第2リテーニングリング12,14を、その合口部を開口部15に望ませた状態で装着する。拡開工具を開口部15から挿入させて合口部を拡開させて第1及び第2ベアリング6,9を第1及び第2リテーニングリング12,14内に挿入する。プライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7(第1回転軸及び第2回転軸)を軸方向に移動させて第1及び第2ベアリング6,9の第1及び第2リング溝6c,9cに第1及び第2リテーニングリング12,14を装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の変速機の組立方法に関し、特にその回転軸を支持するベアリングを固定するリテーニングリングの装着方法に関するものである。
従来より、複数の回転軸を備えた変速機が用いられている。これら回転軸は、変速機のハウジングに対してベアリングで回転可能に支持されている。このようなベアリングのうち、スラスト荷重にも強いテーパーベアリングは、通常、内輪と外輪とが分離可能であり、リテーニングリングによりハウジングに対して固定する必要はない反面、ベアリングの遊びがあることから、シム調整等によりプリロード管理が必要となる。
このプリロード管理をなくすためにテーパーベアリングではなく、ボールベアリングを回転軸の支持に用いることが考えられる。しかしながら、通常、ボールベアリングでは、内輪と外輪とが分離不能であり、ボールベアリングの内輪を回転軸に圧入等により固定し、外輪はリテーニングリングによりハウジングに対して固定する必要がある。
そこで、リテーニングリングを拡開するための環状クリップ拡開装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この環状クリップ拡開装置では、トランスミッションケースの貫通孔に形成したクリップ溝にC字状の環状クリップを装着した後、環状クリップの合口を拡開装置の爪で拡開した状態で貫通孔にベアリングを挿入し、ベアリングのクリップ溝に環状クリップを装着するようにしている。
特公平2−11374号公報
しかしながら、テーパーベアリング等のプリロード管理が必要なベアリングの取付に比べ、内輪と外輪との位置が固定されているボールベアリング等のベアリングを各リテーニングリングを拡開しながら挿入する作業は、困難を極めるという問題があった。特に変速機が複数の回転軸を備える場合には、その問題は顕著である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な作業で各ベアリングのリング溝に各リテーニングリングを効率よくスムーズに装着できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、ミッションケースの各嵌合孔のリング溝にリテーニングリングを、その合口部を開口部に望ませた状態で装着するようにした。
具体的には、第1の発明では、変速機の組立方法を前提とし、
上記変速機の組立方法は、
一端側にリング溝を有する第1ベアリングを備えると共に第1ギヤ列を備えた第1回転軸、及び一端側にリング溝を有する第2ベアリングを備えると共に上記第1ギヤ列に噛み合う第2ギヤ列を備えた第2回転軸をハウジング本体に装着した組立ユニットを準備すると共に、
上記第1ベアリング及び第2ベアリングを取り付ける各嵌合孔と、該各嵌合孔に合口部を有するC字型のリテーニングリングを装着するリング溝と、各嵌合孔と連通する開口部とを備えたミッションケースを準備する工程と、
上記ミッションケースの各嵌合孔のリング溝に上記リテーニングリングを、その合口部を上記開口部に望ませた状態で装着する工程と、
拡開工具を上記開口部から挿入させて上記各リテーニングリングの合口部を拡開させて上記各ベアリングを各リテーニングリング内に挿入する工程と、
上記第1回転軸及び第2回転軸を軸方向に移動させて上記各ベアリングのリング溝に上記各リテーニングリングを装着する工程を含む構成とする。
上記の構成によると、1つの開口部から各嵌合孔のリング溝に装着したリテーニングリングの合口部を広げることにより、2本の回転軸のベアリングがリテーニングリング内に挿入された後、各回転軸を移動させることにより、各ベアリングのリング溝に各リテーニングリングが装着される。
第2の発明では、第1の発明において、
上記組立ユニットの各回転軸を中心軸が上下方向に向くように配置すると共に、該各回転軸の上端部に上記各ベアリングを装着し、該各ベアリングに対して上方からミッションケースの各嵌合孔を挿入する構成とする。
上記の構成によると、開口部から各リテーニングリングの合口部を広げることで、ミッションケースの自重により、各リテーニングリングが各ベアリングのリング溝にスムーズに嵌り込む。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記拡開工具で上記各リテーニングリングの合口部を同時に拡開して上記各ベアリングを各リテーニングリング内に挿入する構成とする。
上記の構成によると、一度に2つのリテーニングリングの合口部を拡開できるので、別個に拡開作業を行う場合に比べ、各ベアリングの各リテーニングリングに対する挿入作業が極めて容易となる。
以上説明したように、本発明によれば、ミッションケースの開口部に合口部を望ませた状態で各嵌合孔のリング溝にリテーニングリングを装着し、その開口部から合口部を広げて2本の回転軸のベアリングを各リテーニングリング内に挿入し、各回転軸を移動させて各ベアリングのリング溝に各リテーニングリングを装着するようにしたことにより、簡単な作業で各ベアリングのリング溝に各リテーニングリングを効率よくスムーズに装着することができる。
上記第2の発明によれば、各回転軸を中心軸が上下方向に向くように配置し、各回転軸の上端の各ベアリングに対して上方から各嵌合孔を挿入するようにしたことにより、ミッションケースの自重を利用して各ベアリングを各リテーニングリング内に極めて効率よくスムーズに挿入することができる。
上記第3の発明によれば、拡開工具で2つのリテーニングリングの合口部を同時に拡開するようにしたことにより、各ベアリングを各リテーニングリング内にさらに効率よく挿入することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−変速機の構成−
図1は本発明の実施形態にかかる変速機1を示し、この変速機1は、ハウジング本体としてのクラッチハウジング2と、ミッションケース3とで覆われている。本実施形態では、マニュアル式の変速機1とするが、オートマチック式でもよい。クラッチハウジング2内には、図示しないトルコンやディファレンシャルが設けられ、エンジンからの動力がトルコンを介して第1回転軸としてのプライマリーシャフト4に伝達されるようになっている。
プライマリーシャフト4は、軸方向中間に複数のギヤよりなる第1ギヤ列5を備え、一端(エンジンと反対側端部)に第1ベアリング6を備えている。他端には、円筒ころ軸受20を備えている。
上記第1ギヤ列5には、第2回転軸としてのセカンダリーシャフト7の第2ギヤ列8が噛み合っている。セカンダリーシャフト7の一端(エンジンと反対側端部)は、第2ベアリング9を備えている。他端には、円筒ころ軸受21を備えている。セカンダリーシャフト7は、ミッションケース3内の図示しない他の回転軸のギヤ列にも連結されている。なお、第1ギヤ列5、第2ギヤ列8及び他のギヤ列には、図示しないクラッチが連結されている。このことで、プライマリーシャフト4に伝達されたエンジンの動力は、適宜クラッチにより変速されてディファレンシャルを経て出力軸10から出力されるようになっている。
上記第1ベアリング6は、ボールベアリングよりなり、その内輪6aはプライマリーシャフト4の先端に圧入された後、第1ロックナット22で固定されている。外輪6bは、内輪6aに対して固定された位置にあり、外周に第1ベアリング側リング溝6cを有する。ミッションケース3には、この第1ベアリング6を取り付けるための第1嵌合孔11が設けられ、この第1嵌合孔11には、第1ケース側リング溝11aが設けられている。これら第1ベアリング側リング溝6c及び第1ケース側リング溝11aには、第1合口部12aを有するC字型の第1リテーニングリング12(図2に示す)が装着されている。
上記第2ベアリング9もボールベアリングよりなり、その内輪9aはセカンダリーシャフト7の先端に圧入された後、第2ロックナット23で固定されている。外輪9bは、内輪9aに対して固定された位置にあり、外周に第2ベアリング側リング溝9cを有する。同様に、ミッションケース3には、この第2ベアリング9を取り付けるための第2嵌合孔13が設けられ、この第2嵌合孔13には、第2ケース側リング溝13aが設けられている。これら第2ベアリング側リング溝9c及び第2ケース側リング溝13aには、第2合口部14aを有するC字型の第2リテーニングリング14が装着されている。
そして、図3乃至図5に示すように、ミッションケース3には、第1及び第2嵌合孔11,13と連通する開口部15が形成されている。開口部15は、嵌合孔11,13を形成する壁面に切欠が形成され、その切欠により、ミッションケース3の内部が外部と連通している。この開口部15は、組立後、ミッションケース3にキャップ16(図1にのみ示す)を被せることにより、密閉されている。図5に示すように、キャップ16のない状態で、開口部15から第1合口部12aと第2合口部14aとを覗くことができるようになっている。
ミッションケース3におけるセカンダリーシャフト7の先端側には、チャック用開口18が設けられ、チャック用蓋19で覆われている。
−変速機組立用装置の構成−
図6乃至図8に変速機組立用装置50を示し、この変速機組立用装置50は、コンベア51と、押上用治具52と、引上用治具53と、パレット54とを備えている。押上用治具52は、パレット54の位置決めをするためのパレット位置決め用突起55を有し、このパレット位置決め用突起55で位置決めした状態で押上シリンダ56のロッド56aを上昇させることで、プライマリーシャフト4が押し上げられるようになっている。引上用治具53は、4本の脚部57に載置された引上シリンダ58を有し、この引上シリンダ58のロッド58a(図11にのみ示す)に連結された引上部材59には、セカンダリーシャフト7を引き上げるためのクランプコレット60が設けられている。このクランプコレット60により、セカンダリーシャフト7の先端を保持して引き上げるようになっている。
−変速機の組立方法−
次に、本実施形態にかかる変速機1の組立方法の作動について説明する。
変速機1を組み立てるには、まず、第1ギヤ列5、第1ベアリング6等をサブ組立したプライマリーシャフト4及び第2ギヤ列8、第2ベアリング9等をサブ組立したセカンダリーシャフト7を準備する。これらプライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7を中心軸が上下方向に向くように、コンベア51上のパレット54に載置したクラッチハウジング2に装着し、組立ユニットを完成させると共に、ミッションケース3を準備する(準備工程)。
次いで、図3乃至図5に示すように、ミッションケース3の第1嵌合孔11の第1ケース側リング溝11aに第1リテーニングリング12を第1合口部12aを開口部15に望ませた状態で装着し、第2嵌合孔13の第2ケース側リング溝13aに第2リテーニングリング14を第2合口部14aを開口部15に望ませた状態で装着する(ミッションケースサブ組立工程)。つまり、図2(a)の状態にある第1及び第2リテーニングリング12,14を図2(b)に示すように、それぞれ手で圧縮し、その合口部12a,14aを密着させる。第1及び第2リテーニングリング12,14は、指で圧縮可能なように例えば、19.6N以下の荷重で密着できるように設定され、密着した際の第1及び第2リテーニングリング12,14の合口部12a,14aを除く部分の外径は、第1及び第2嵌合孔11,13の内径よりも小さくなるように成形されている。図4に示すように、第1及び第2リテーニングリング12,14の合口部12a,14aを開口部15に嵌め込んだ後、全体を第1及び第2嵌合孔11,13の第1及び第2リング溝11a,13aに手で押し込む。
次いで、上記組立ユニットの上からミッションケース3を嵌め込み、第1及び第2ベアリング6,9に対して上方から第1及び第2嵌合孔11,13を挿入する。すると、図9(a)に示すように、プライマリーシャフト4(正確には、第1ベアリング6の外輪6b)が第1リテーニングリング12に乗り上げるので、図10に示すように、クラッチハウジング2とミッションケース3との間に隙間cが生じる。
次いで、コンベア51を進めて押上用治具52と引上用治具53との間にミッションケース3が載置された組立ユニットを配置する。そして、図8に示すように、パレット位置決め用突起55でパレット54の位置決めをして、組立ユニットを固定する。
次いで、図12に示すように、先端に幅広部62を備えた拡開工具61を用意し、その幅広部62を開口部15から挿入させて第1リテーニングリング12の第1合口部12aと第2リテーニングリング14の第2合口部14aとを同時に拡開させて第1ベアリング6を第1リテーニングリング12内に挿入すると共に、第2ベアリング9を第2リテーニングリング14内に挿入する(ミッションケース組付工程)。
すなわち、図9(b)に示すように、ミッションケース3の自重で第1リテーニングリング12が第1ベアリング6の外周に嵌り込んだ後、さらに図9(c)に示すように、第2リテーニングリング14が第2ベアリング9の外周に嵌り込む。すると、クラッチハウジング2とミッションケース3とが密着し、隙間cはなくなる。このように、一度に2つのリテーニングリング12,14の合口部12a,14aを拡開できるので、別個に拡開作業を行う場合に比べ、第1及び第2ベアリング6,9の第1及び第2リテーニングリング12,14に対する挿入作業が極めて容易となる。また、ミッションケース3の自重を利用しているので、ミッションケース3を押し込むことなくスムーズに挿入が行われる。
次いで、プライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7を軸方向に移動させて第1及び第2ベアリング6,9のリング溝6c,9cに第1及び第2リテーニングリング12,14を装着する(リテーニングリング組付工程)。具体的には、図11に示すように、押上シリンダ56のロッド56aを上昇させてトルコン側のプライマリーシャフト4の下端を押し上げる。すると、第1リテーニングリング12が第1ベアリング6の第1ベアリング側リング溝6cに嵌り込む。また、引上シリンダ58を伸長させてクランプコレット60をチャック用開口18から通し、セカンダリーシャフト7の先端の開口部に挿入し、拡開して保持した後、引上シリンダ58を縮小させてセカンダリーシャフト7を引き上げる。すると、第2リテーニングリング14が第2ベアリング9の第2ベアリング側リング溝9cに嵌り込む。
最後にキャップ16を被せて開口部15を覆うと共に、チャック用蓋19でチャック用開口18を覆う。
このように、シム調整を行うことなく、変速機1の組立がスムーズかつ容易に行われる。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかる変速機1の組立方法によると、ミッションケース3の開口部15に合口部12a,14aを望ませた状態で各嵌合孔11,13のリング溝11a,13aにリテーニングリング12,4を装着し、その開口部15から合口部12a,14aを広げてプライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7のベアリング6,9を各リテーニングリング12,14内に挿入し、プライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7を移動させてベアリング6,9のリング溝6c,9cに各リテーニングリング12,14を装着するようにしたことにより、簡単な作業で各ベアリング6,9のリング溝6c,9cに各リテーニングリング12,14を効率よくスムーズに装着することができる。
また、プライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7を中心軸が上下方向に向くように配置し、プライマリーシャフト4及びセカンダリーシャフト7の上端の各ベアリング6,9に対して上方から各嵌合孔11,13を挿入するようにしたことにより、ミッションケース3の自重を利用して各ベアリング6,9を各リテーニングリング12,14内に極めて効率よくスムーズに挿入することができる。
また、拡開工具61で2つのリテーニングリング12,14の合口部12a,14aを同時に拡開するようにしたことにより、各ベアリング6,9を各リテーニングリング12,14内にさらに効率よく挿入することができる。
さらに、各ベアリング6,9をボールベアリングとしたことにより、シム調整をすることなく、極めて容易に変速機の組立を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、拡開工具61の幅広部62を開口部15から挿入させて第1合口部12aと第2合口部14aとを同時に拡開させているが、開口部15から幅広部62を有さない拡開工具61を挿入させて第1リテーニングリング12の第1合口部12aを拡開させて第1ベアリング6を第1リテーニングリング12内に挿入した後、第2リテーニングリング14の第2合口部14aを拡開させて第2ベアリング9を第2リテーニングリング14内に挿入するようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
変速機の一部を破断して示す側方断面図である。 第1リテーニングリングを示す正面図であり、(a)が通常時を示し、(b)が圧縮時を示す。 ミッションケースの内面から第1及び第2リテーニングリングを装着する様子を示す斜視図である。 第1ケース側リング溝に第1リテーニングリングを装着する様子を示す断面図である。 開口部から第1及び第2合口部が覗く様子を拡大して示す斜視図である。 変速機組立用装置で変速機を組み立てる様子を示す斜視図である。 引上用治具を示す斜視図である。 押上用治具を示す斜視図である。 第1及び第2リテーニングリング内に第1及び第2ベアリングを装着する様子を(a)から(c)へ順を追って示す側方断面図である。 ミッションケースをクラッチハウジングに載せた状態を示す正面図である。 押上用治具でプライマリーシャフトを押し上げ、引上用治具でセカンダリーシャフトを引き上げる様子を示す正面図である。 (a)は、拡開工具の幅広部で第1及び第2リテーニングリングを押し広げる様子を示し、(b)は、拡開工具の正面図である。
符号の説明
1 変速機
2 クラッチハウジング(ハウジング本体)
3 ミッションケース
4 プライマリーシャフト(第1回転軸)
5 第1ギヤ列
6 第1ベアリング
6c 第1ベアリング側リング溝
7 セカンダリーシャフト(第2回転軸)
8 第2ギヤ列
9 第2ベアリング
9c 第2ベアリング側リング溝
11 第1嵌合孔
11a 第1ケース側リング溝
12 第1リテーニングリング
12a 第1合口部
13 第2嵌合孔
13a 第2ケース側リング溝
14 第2リテーニングリング
14a 第2合口部
15 開口部
61 拡開工具

Claims (3)

  1. 変速機の組立方法において、
    一端側にリング溝を有する第1ベアリングを備えると共に第1ギヤ列を備えた第1回転軸、及び一端側にリング溝を有する第2ベアリングを備えると共に上記第1ギヤ列に噛み合う第2ギヤ列を備えた第2回転軸をハウジング本体に装着した組立ユニットを準備すると共に、
    上記第1ベアリング及び第2ベアリングを取り付ける各嵌合孔と、該各嵌合孔に合口部を有するC字型のリテーニングリングを装着するリング溝と、各嵌合孔と連通する開口部とを備えたミッションケースを準備する工程と、
    上記ミッションケースの各嵌合孔のリング溝に上記リテーニングリングを、その合口部を上記開口部に望ませた状態で装着する工程と、
    拡開工具を上記開口部から挿入させて上記各リテーニングリングの合口部を拡開させて上記各ベアリングを各リテーニングリング内に挿入する工程と、
    上記第1回転軸及び第2回転軸を軸方向に移動させて上記各ベアリングのリング溝に上記各リテーニングリングを装着する工程を含む
    ことを特徴とする変速機の組立方法。
  2. 請求項1に記載の変速機の組立方法において、
    上記組立ユニットの各回転軸を中心軸が上下方向に向くように配置すると共に、該各回転軸の上端部に上記各ベアリングを装着し、該各ベアリングに対して上方からミッションケースの各嵌合孔を挿入する
    ことを特徴とする変速機の組立方法。
  3. 請求項1又は2に記載の変速機の組立方法において、
    上記拡開工具で上記各リテーニングリングの合口部を同時に拡開して上記各ベアリングを各リテーニングリング内に挿入する
    ことを特徴とする変速機の組立方法。
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