JP2009148968A - ボールペン - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールペンチップ内でのスムーズなインキの流動性と、ボールペンチップ内へのスプリングのスムーズな挿入性が得られるボールペンを提供する。
【解決手段】金属製パイプよりなるボールペンチップ2の前端部に、内向きの前端縁部21aと、内方への押圧変形により形成した複数の内方突起21bとからなるボール抱持部22を設ける。ボールペンチップ2を合成樹脂製のホルダー6の取付孔61に圧入固着する。ボールペンチップ2内部及びホルダー6内部に、スプリング7を配置する。スプリング7がロッド部71とコイル部72とからなる。ボールペンチップ2の内方突起21b後方の内面に、テーパ状内周面41及びテーパ状内周面41から後方に延びるストレート状内周面51を形成する。テーパ状内周面41により形成される空間、及びストレート状内周面51により形成される空間に、ロッド部71を軸方向に貫通させる。
【選択図】 図2

Description

本発明はボールペンに関する。内方への押圧変形により形成した複数の内方突起からなるボール受け座を有する、金属製パイプよりなるボールペンチップと、ボールを前方に付勢するスプリングとを備えたボールペンに関する。
特許文献1には、ホルダー内面にスプリングが引っ掛かることを防止するために、チップ本体後方のインキ流通孔の先端にテーパ部を形成することが開示されている。
特開2003−220786号公報
前記特許文献1のボールペンは、図4に示すように、チップ本体が直円筒状の細管からなるため、ボール外径が比較的小さい場合(具体的には、ボール外径が0.5mm以下の場合)、チップ本体後端が当接する取付孔の底部の係止壁部の内径を大きくとることが困難となり、チップ本体内でのスムーズなインキの流動性が阻害されるとともに、チップ本体内へのスムーズなスプリングの挿入性が阻害されるおそれがある。
特に、前記特許文献1のボールペンに、インキとして熱変色性インキを採用し、且つボール外径が比較的小さい場合(具体的には、ボール外径0.5mm以下)、前記熱変色性インキは、一般の顔料に比べ粒子径が大きいため、ボール受け座後方のボールペンチップ内で熱変色性インキの流動性が低下し、その結果、筆跡が途切れたり、筆跡の濃度が不十分となったりするおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、ボールペンチップ内でのスムーズなインキの流動性が得られるとともに、ボールペンチップ内へのスプリングのスムーズな挿入性が得られるボールペンを提供しようとするものである。
尚、本発明で、「前」とはボール側を指し、「後」とはその反対側を指し、「軸方向」とは、ボールペンチップの軸線に沿う方向(即ち前後方向)を指し、「径方向」とは、ボールペンチップの軸線に対して垂直な方向を指す。
[1]本願の第1の発明は、金属製パイプよりなるボールペンチップ2の前端部に、内向きの前端縁部22aと、内方への押圧変形により形成したボール受け座用の複数の内方突起22bとからなるボール抱持部22を設け、前記ボール抱持部22によりボール21を回転可能に抱持し、前記ボールペンチップ2を合成樹脂製の筒体よりなるホルダー6の前端部に形成した取付孔61に圧入固着し、前記ボールペンチップ2内部及び前記ホルダー6内部に、ボール21を前方に付勢し且つ該ボール21を前端縁部22aの内周面に圧接させるスプリング7を配置し、前記スプリング7が、ボール21後面に前端が当接するロッド部71と、該ロッド部71の後端より後方に一体に連設されるコイル部72とからなるボールペンであって、ボールペンチップ2の内方突起22b後方の内周面に、後方に向かって拡径するテーパ状内周面41を形成するとともに前記テーパ状内周面41から後方に延びるストレート状内周面51を形成し、前記ストレート状内周面51をボールペンチップ2の後端まで延設し、前記ボールペンチップ2の後端開口部の内径をボール抱持部22の内径より大きく設定し、前記テーパ状内周面41により形成される空間、及び前記ストレート状内周面51により形成される空間に、ロッド部71を軸方向に貫通させてなること(請求項1)を要件とする。
前記第1の発明のボールペン1は、従来の直円筒状の細管からなるボールペンチップに比べ、ボールペンチップ2の後端開口部の内径を大きく設定することができ、それに伴い、取付孔61の底部の係止壁部62の内径を大きく設定することができるため、スプリング7をボールペンチップ2の後方から挿入する際、ボールペンチップ2内にロッド部71をスムーズに挿入することができる。その結果、スプリング7の組立不良の発生を防止できる。
また、前記第1の発明のボールペン1は、ボールペンチップ2内にテーパ状内周面41を形成したことにより、スプリング7をボールペンチップ2の後方から挿入する際、テーパ状内周面41によりロッド部71をボール21の後面にスムーズにガイドすることができる。
また、前記第1の発明のボールペン1は、内方突起22b後方のボールペンチップ2内部に大きなインキ流通空間(即ち、テーパ状内周面41により形成される空間、及び該テーパ状内周面41の後方に延設されるストレート状内周面51により形成される空間)を確保でき、さらに、前記第1の発明のボールペン1は、内方突起22b後方のボールペンチップ2内部に大きなインキ流通空間を軸方向に貫通するロッド部71によるインキ誘導機能によって、ボールペンチップ2内のインキ流動性が向上し、筆跡途切れや筆跡かすれのない十分なインキ吐出性が得られる。
尚、前記テーパ状内周面41は、後方に向かうに従って内径が次第に大きくなる形状であればよく、例えば、円錐面状内周面、凸曲面状内周面、凹曲面状内周面が挙げられる。尚、前記ストレート状内周面51は、前端から後端にわたり同一の内径を有する。前記ボール抱持部22の内径は、前端縁部22aの後方且つ内方突起22bの前方の内径をいう。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記取付孔61の底部にボールペンチップ2の後端が当接可能な係止壁部62を設け、前記係止壁部62に、前記取付孔61(即ちボールペンチップ2内)と連通する連通孔63を設け、前記連通孔63の後方のホルダー6内部に、前記連通孔63と連通するインキ流通孔64を設け、前記ロッド部71の外径Aに対する前記連通孔63の内径Cの比(C/A)が5以上であり、且つ、前記ロッド部71の外径Aに対するストレート状内周面51の内径Bの比(B/A)が5以上であること(請求項2)を要件とする。
前記第2の発明のボールペン1は、ロッド部71外周面と連通孔63内周面との間、及びロッド部71外周面とストレート状内周面51との間に十分な隙間を形成することができ、より一層、ボールペンチップ2内及び連通孔63内のスムーズなインキの流動性が得られるとともに、ボールペンチップ2内及び連通孔63内へのスプリング7のスムーズな挿入性が得られる。もし、ロッド部71の外径Aに対する連通孔63の内径Cの比(C/A)が5未満である場合、スプリング7をボールペンチップ2の後方から挿入する際、連通孔63内にスプリング7のロッド部71がスムーズに挿入できないおそれがあり、また、連通孔63内のインキ流動性が低下するおそれがある。また、もし、ロッド部71の外径Aに対するストレート状内周面51の内径Bの比(B/A)が5未満である場合、スプリング7をボールペンチップ2の後方から挿入する際、ボールペンチップ2内にスプリング7のロッド部71がスムーズに挿入できないおそれがあり、また、ボールペンチップ2内のインキ流動性が低下するおそれがある。
[3]本願の第3の発明は、前記第1または2の発明において、前記内方突起22b(即ち、内方突起22bの頂点)からボールペンチップ2の後端までの軸方向の長さをL1とし、テーパ状内周面41の前端からボールペンチップ2の後端までの軸方向の長さをL2としたとき、前記L1に対する前記L2の比(L2/L1)が0.7以上であること(請求項3)を要件とする。
前記第3の発明のボールペン1は、テーパ状内周面41の前端からストレート状内周面51の後端までの軸方向の長さを十分に確保でき、より一層、ボールペンチップ2内でのスムーズなインキの流動性が得られるとともに、ボールペンチップ2内へのスプリング7のスムーズな挿入性が得られる。
[4]本願の第4の発明は、前記第1、第2、または第3の発明において、内部に収容するインキが、平均粒子径0.5μm〜5μmの顔料が水性媒体中に分散され、粘度が40mPa・s〜160mPa・s(EM型回転粘度計による回転数100rpm、25℃での値)に設定された熱変色性インキであること(請求項4)を要件とする。
前記第4の発明のボールペン1により、筆跡が途切れたり、筆跡の濃度が不十分となることがなく、十分なインキ吐出性を備えた熱変色性ボールペンを得る。尚、前記第4の発明のボールペン1において、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦体を外面(例えば、軸筒外面またはキャップ外面)に備えることが好ましい。さらに、前記摩擦体による熱変色性インキの変色温度は、25℃〜95℃に設定されることが好ましい。
・熱変色性インキ
尚、本発明において、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
また、前記可逆熱変色性インキに含有される色材は、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性顔料が好適に用いられる。
本発明では、図3に示すように、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで異なる経路を辿って変色し、完全発色温度(t)以下の低温域での発色状態、または完全消色温度(t)以上の高温域での消色状態が、特定温度域〔t〜tの間の温度域(実質的二相保持温度域)〕で記憶保持できる色彩記憶保持型熱変色性インキが適用されることが好ましい。図3において、ΔHは、ヒステリシスの程度を示す温度幅(即ちヒステリシス幅)を示す。ΔHの値が小さいと、変色前後の両状態のうち一方の状態しか存在しえない。ΔHの値が大きいと、変色前後の各状態の保持が容易となる。
本発明では、前記熱変色性インキの摩擦体の摩擦熱による変色温度は、25℃〜95℃(好ましくは36℃〜95℃)に設定される。即ち、本発明では、前記高温側変色点〔完全消色温度(t)〕を、25℃〜95℃(好ましくは、36℃〜90℃)の範囲に設定し、前記低温側変色点〔完全発色温度(t)〕を、−30℃〜+20℃(好ましくは、−30℃〜+10℃)の範囲に設定することが有効である。それにより、常態(日常の生活温度域)で呈する色彩の保持を有効に機能させることができるとともに、可逆熱変色性インキによる筆跡を摩擦体による摩擦熱で容易に変色することができる。
前記可逆熱変色性顔料は、粒子径の平均値が0.5〜5.0μm、好ましくは1〜4μmの範囲にあることが好ましい。平均粒子径が5.0μmを越える系では、ボールペンチップ2内でのインキの流動性が低下し、平均粒子径が0.5μm以下の系では高濃度の発色性を示し難くなる。
前記可逆熱変色性顔料は、インキ組成物全量に対し、2〜50重量%(好ましくは3〜40重量%、更に好ましくは、4〜30重量%)配合することができる。2重量%未満では発色濃度が不充分であり、50重量%を越えるとインキ流出性が低下し、筆記性が阻害される。
・摩擦体
尚、本発明で、前記摩擦体は、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)により形成することが好ましい。前記弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)は、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦体を構成する弾性を有する合成樹脂は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、摩擦時に消しカスが生じない低摩耗性の弾性材料からなることが好ましい。
本発明のボールペンは、ボールペンチップ内でのスムーズなインキの流動性が得られるととともに、ボールペンチップ内へのスプリングのスムーズな挿入性が得られる。
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。(図1乃至図2参照)
本実施の形態のボールペン1は、ボールペンチップ2と、ホルダー6と、スプリング7と、インキ収容筒8とを備える。
・ボールペンチップ
前記ボールペンチップ2は、金属製(例えば、SUS304、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼)のパイプからなる。前記ボールペンチップ2は、直円筒状の小径部3と、直円筒状に大径部5と、前記直円筒状の小径部3の後端と前記直円筒状の大径部5の前端とを接続するテーパ部4とが、塑性加工により一体に形成される。前記小径部3の前端には、カシメ加工(塑性加工)により、内向きの前端縁部22aが形成される。また、前記小径部3の前端縁部22aより僅かに後方の周壁には、内方への押圧変形(塑性加工)により複数の内方突起22bが形成され、前記内方突起22bによりボール21後面を回転可能に支持するボール受け座が構成される。前記前端縁部22aとボール受け座(即ち複数の内方突起22b)とによりボール抱持部22が構成され、前記ボール抱持部22によってボール21が回転可能に抱持される。前記テーパ部4の外面は、後方に向かうに従い外径が次第に大きくなる形状を有し、本実施の形態では、円錐面状外面となっている。本実施の形態では、直径0.3mm〜0.5mmのボール21が採用される。
前記ボールペンチップ2は、略均一の肉厚を有する。前記小径部3の内方突起22b後方の内周面にはストレート状内周面31が形成される。前記大径部5の内周面には、ストレート状内周面51が形成される。前記テーパ部4の内周面には、後方に向かって拡径する(即ち後方に向かって次第に内径が大きくなる)テーパ状内周面41が形成される。前記小径部3のストレート状内周面31は、ボール抱持部22の内径と略同一に設定される。前記ストレート状内周面51は、ボールペンチップ2の後端で開口される。前記ボールペンチップ2の後端開口部の内径(即ち、ストレート状内周面51の内径)は、ボール抱持部22の内径(即ち、ストレート状内周面31の内径)よりも大きく設定される。
・ホルダー
前記ホルダー6は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の成形体からなる筒状体である。前記ホルダー6の前端には、ボールペンチップ2が圧入固着可能な取付孔61が開口される。前記取付孔61の底部(即ち取付孔61の後端)には、ボールペンチップ2後端が当接可能な係止壁部62が一体に形成される。前記係止壁部62の後方には、インキ流通孔64が形成される。前記係止壁部62には、前記取付孔61とインキ流通孔64とを連通させる連通孔63が形成される。前記インキ流通孔64の内周面には、コイル部72後端が係止可能な規制壁部65が一体または別部品により形成される。
・スプリング
前記スプリング7は、金属線材からなる。ストレート状のロッド部71(棒状部)と、該ロッド部71の後端に一体に連設されるコイル部72とからなる。前記スプリング7は、ボールペンチップ2内部及びホルダー6内部に収容される。前記スプリング7のロッド部71は、ボールペンチップ2の内方突起22b間、ボールペンチップ2の内方突起22b後方の小径部3内部(即ち、ストレート状内周面31により形成される空間)、テーパ部4内部(テーパ状内周面41により形成される空間)、大径部5内部(ストレート状内周面51により形成される空間)、及び連通孔63に軸方向に貫通されている。前記ロッド部71の前端は、ボール21の後面に当接し、ボール21を前方に付勢する。前記スプリング7のロッド部71の後端及びコイル部72全体は、インキ流通孔64内部に配置され、前記スプリング7のコイル部72はボールペンチップ2内に配置されない。前記スプリング7のコイル部72の後端は、規制壁部65の前面に係止される。
・熱変色性インキ
前記インキ収容筒8内には、熱変色性インキと、前記熱変色性インキの後端に接触配置され且つ熱変色性インキの消費に伴って前進する高粘度流体からなる追従体とが収容される。前記熱変色性インキは、平均粒子径0.5μm〜5μmの熱変色性顔料が水性媒体中に分散され、粘度が40mpa・s〜160mpa・s(EM型回転粘度計による回転数100rpm、25℃での値)に設定される。前記熱変色性インキは、高温側変色点(完全消色温度)が36℃〜90℃に設定され、低温側変色点(完全発色温度)が−30℃〜+10℃の範囲に設定される。尚、前記追従体は、高粘度流体のみからなる構成の他、高粘度流体と固形物とを併用した構成や、弾性材料よりなる可動栓等が挙げられる。
本実施の形態において、前記ロッド部71の外径Aに対する前記連通孔63の内径Cの比(C/A)が6以上に設定され、且つ、前記ロッド部71の外径Aに対する大径部5のストレート状内周面51の内径Bの比(B/A)が6以上に設定される。それにより、本実施の形態のボールペン1は、ボールペンチップ2内及び連通孔63内のスムーズなインキの流動性が得られるとともに、ボールペンチップ2内及び連通孔63内へのスプリング7のスムーズな挿入性が得られる。
本実施の形態において、前記内方突起22bからボールペンチップ2の後端までの軸方向の長さをL1とし、テーパ状内周面41の前端からボールペンチップ2の後端までの軸方向の長さをL2としたとき、前記L1に対する前記L2の比(L2/L1)が0.75以上である。それにより、本実施の形態のボールペン1は、テーパ状内周面41の前端からストレート状内周面51の後端までの軸方向の長さを十分に確保でき、より一層、ボールペンチップ2内でのスムーズなインキの流動性が得られるとともに、ボールペンチップ2内へのスプリング7のスムーズな挿入性が得られる。
本発明の実施の形態の要部縦断面図である。 図1の要部拡大縦断面図である。 熱変色性インキの変色挙動を示す説明図である。 従来のボールペンを示す縦断面図である。
符号の説明
1 ボールペン
2 ボールペンチップ
21 ボール
22 ボール抱持部
22a 前端縁部
22b 内方突起
3 小径部
31 ストレート状内周面
4 テーパ部
41 テーパ状内周面
5 大径部
51 ストレート状内周面
6 ホルダー
61 取付孔
62 係止壁部
63 連通孔
64 インキ流通孔
65 規制壁部
7 スプリング
71 ロッド部
72 コイル部
8 インキ収容筒
A ロッド部の外径
B 大径部のストレート状内周面の内径
C 連通孔の内径
L1 内方突起からボールペンチップの後端までの軸方向の長さ
L2 テーパ状内周面の前端からボールペンチップの後端までの軸方向の長さ

Claims (4)

  1. 金属製パイプよりなるボールペンチップの前端部に、内向きの前端縁部と、内方への押圧変形により形成したボール受け座用の複数の内方突起とからなるボール抱持部を設け、前記ボール抱持部によりボールを回転可能に抱持し、前記ボールペンチップを合成樹脂製の筒体よりなるホルダーの前端部に形成した取付孔に圧入固着し、前記ボールペンチップ内部及び前記ホルダー内部に、ボールを前方に付勢し且つ該ボールを前端縁部の内周面に圧接させるスプリングを配置し、前記スプリングが、ボール後面に前端が当接するロッド部と、該ロッド部の後端より後方に一体に連設されるコイル部とからなるボールペンであって、ボールペンチップの内方突起後方の内周面に、後方に向かって拡径するテーパ状内周面を形成するとともに前記テーパ状内周面から後方に延びるストレート状内周面を形成し、前記ストレート状内周面をボールペンチップの後端まで延設し、前記ボールペンチップの後端開口部の内径をボール抱持部の内径より大きく設定し、前記テーパ状内周面により形成される空間、及び前記ストレート状内周面により形成される空間に、ロッド部を軸方向に貫通させてなることを特徴とするボールペン。
  2. 前記取付孔の底部にボールペンチップの後端が当接可能な係止壁部を設け、前記係止壁部に、前記取付孔と連通する連通孔を設け、前記連通孔の後方のホルダー内部に、前記連通孔と連通するインキ流通孔を設け、前記ロッド部の外径Aに対する前記連通孔の内径Cの比(C/A)が5以上であり、且つ、前記ロッド部の外径Aに対するストレート状内周面の内径Bの比(B/A)が5以上である請求項1記載のボールペン。
  3. 前記内方突起からボールペンチップの後端までの軸方向の長さをL1とし、テーパ状内周面の前端からボールペンチップの後端までの軸方向の長さをL2としたとき、前記L1に対する前記L2の比(L2/L1)が0.7以上である請求項1または2記載のボールペン。
  4. 内部に収容するインキが、平均粒子径0.5μm〜5μmの顔料が水性媒体中に分散され、粘度が40mPa・s〜160mPa・s(EM型回転粘度計による回転数100rpm、25℃での値)に設定された熱変色性インキである請求項1、2または3記載のボールペン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154444A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 三菱鉛筆株式会社 熱変色性筆記具

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