JP2009148558A - 粗度パターンを有するカバーを備えるゴルフクラブフェース - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性のある打撃プレート、打撃表面、およびゴルフクラブを提供する。
【解決手段】複合品、およびとりわけゴルフクラブヘッドのための複合フェースプレート、および同様のものを作製するための方法に関する。ある実施形態において、クラブヘッドのための複合フェースプレートは、様々な厚みを有する断面形状で形成される。フェースプレートは、複数の複合プリプレグプライのレイアップを備える。プライの少なくとも一部は、レイアップに所定の十字パターンに配列される複数の細長いプリプレグを備える。プリプレグストリップは、ストリップが互いに重なり合った、増加した厚みの1つ以上のエリアを形成し、これによってプレートに対する望ましい形状が形成される。金属またはポリマーカバー、あるいはカバー層は、打撃面を画定するために使用することが可能である。
【選択図】図1

Description

本開示は、概して複合品に関する。さらに具体的には、本開示は、特に、複合フェースインサートを有するゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。
さらに高まるゴルフの人気および競争力とともに、ゴルフプレーにおいて、ますます多くのゴルファーが、さらなる喜びと、さらなる活躍を得るように、ゴルフクラブを改善するための相当量の努力および資源が現在費やされている。この改善の取り組みの大部分は、高性能の材料およびクラブヘッド工学技術の分野にある。例えば、高性能のシャフトおよび非ウッドクラブヘッドを有する、現代の「ウッドタイプ」ゴルフクラブ(特に、「ドライバー」、「フェアウェイウッド」および「ユーティリティークラブ」)は、「ウッドドライバー」、ロフトアングルが低いロングアイアン、および数年前に使用された高番号のフェアウェイウッドとほとんど類似しない。これらの現代のウッドタイプクラブは、概して「メタルウッド」と呼ばれる。
フェアウェイウッド、またはドライバーなどの例示的なメタルウッドゴルフクラブは、一般的にクラブヘッドが取り付けられる下方端部を有する中空軸を含む。これらのクラブヘッドの最新版は、少なくとも部分的に、チタニウム合金などの、軽量で強固な金属で作製される。該クラブヘッドは、打撃プレート(フェースプレートとも呼ばれる)が取り付けられるか、一体に形成されるボディを備える。打撃プレートは、実際にゴルフボールに接触する前面部、または打撃フェースを画定する。
強固で、軽量な金属および他の物質のメタルウッドクラブヘッドを形作るための現在の能力は、クラブヘッドに空隙を作ることを可能にしてきた。また、高強度、および高破壊靱性の物質の使用は、クラブヘッド壁を薄くし、これにより以前のクラブヘッドと比較してクラブヘッドの大きさを増加することを可能にしてきた。より大きなクラブヘッドは、打撃プレートにより大きな「スィートスポット」を提供し、より高いクラブヘッド慣性を有する傾向にあり、これによりクラブヘッドは、小さいクラブヘッドよりも、より「寛容的」になる。スィートスポットの大きさなどの特徴は、形状特性、大きさ、および打撃プレートの厚み、さらにはクラブヘッドの重心座標(CG)などを含む、多くの変数によって決定される。
クラブヘッド周辺の質量の分布は、一般的に回転の慣性モーメント(MOI)およびCG位置などのパラメータによって特徴付けられる。クラブヘッドは、一般的に複数の回転のMOIを有し、それぞれは、それぞれのクラブヘッドのデカルト参照軸(x、y、z)に関連する。回転のMOIは、それぞれの参照軸周辺の角度速度(ねじり、または回転)に対するクラブヘッドの抵抗の測定単位である。回転のMOIは、とりわけ、それぞれの参照軸に対するクラブヘッドの質量の分布に関連する。望ましくは、それぞれの回転のMOIは、可能な限り最大限にすることによって、クラブヘッドにさらに寛容性を提供する。
現代のクラブヘッドデザインの別の要因は、フェースプレートである。フェースプレートのゴルフボールとの衝突は、フェースプレートのいくらかの後部の瞬間的なたわみをもたらす。このたわみおよびそれに続くフェースプレートの反跳は、クラブヘッドの反発係数(COR)として表される。薄いフェースプレートはゴルフボールとの衝突時によりエネルギーを伝え、従って、より厚い、またはより硬いフェースプレートよりも、打たれたボールにより高い反発速度を伝える可能性がある。この影響の重要性のため、クラブのCORは、United States Golf Association (USGA)規定のもとに限定される。
クラブヘッドの目標質量としてのクラブヘッドの全質量に関して、少なくともある目標質量は、クラブヘッドのための十分な強度および構造支柱を提供するために設けられなければばらない。これは「構造」質量と称される。該目標に残っているあらゆる質量は、「裁量」または「性能」質量と呼ばれ、例えば、性能問題に対処するためにクラブヘッド内に分布される場合がある。
クラブヘッドの構造質量を減少するためのある現在の手段は、代替物質のクラブヘッドの少なくとも部分を作製することに向けられる。最新のメタルウッドのボディおよびフェースが、チタニウム合金で作製される一方で、少なくとも部分的に、グラファイト/エポキシ複合材(または、他の適した複合物質)および金属合金から形成される構成材で作製される、いくつかの「ハイブリッド」クラブヘッドが入手できる。例えば、これらのハイブリッドクラブヘッドの1群において、ボディの1部分はカーボンファイバー(グラファイト)エポキシ複合材で作製され、チタニウム合金が主要なフェースプレート物質として使用される。他のクラブヘッドは、1つ以上の複合物質で完全に作製される。グラファイト複合物は、4.5g/cmの密度を有するチタニウム合金と比較し、およそ1.5g/cmの密度を有し、クラブヘッドにさらに裁量質量を提供する、期待の持てる可能性を提供する。
クラブヘッド構成材を作製するのに有用な複合物質は、繊維部分および樹脂部分を備える。概して、樹脂部分は、「マトリックス」としての役割を果たし、繊維は画定された方法で組み込まれる。クラブヘッドの複合物において、繊維部分は、樹脂成分を浸透させた複数の繊維層、またはプライとして構成される。各層の繊維は、それぞれの配向を有し、一般的に1つの層は次の層と異なり、正確に制御される。プライの通常の数は相当な数、例えば、50以上である。複合物質の製造の間、層(それぞれは、硬化されない、または部分的に硬化された樹脂に浸透されたそれぞれ配向された繊維を備え、これらの各層は、「プリプレグ」層と呼ばれる)は、「レイアップ」方法に重ね合わせて設置される。プリプレグレイアップを形成した後、樹脂は硬い状態に硬化される。
ファイバー樹脂複合物がクラブヘッド構成材へ製造される従来の処理は、最小の期間で樹脂部分を硬化するために、高い(および時に一定の)圧力および温度を使用する。該処理は、「網形状」である、またはそれに近い複合物を望ましく生じ、これにより構成材が望ましい最終構造および寸法を有するように形成されることを意味する。構成材を網形状に、またはそれに近い形状に作製することは、構成材作製のためのサイクル時間を減少し、処理費用を減少する。残念なことに、少なくとも3つの主要な欠陥がこの従来の方法で作製される構成材に関連する。(a)構成材は複合物空隙率の高い発生率を示す(閉じ込められた空気によって形成される空隙、または化学反応の間に放出されるガスの結果)、(b)構成材の製造の間に生じる樹脂の比較的高い損失、および(c)繊維層は、真っ直ぐな繊維のかわりに「波状」を有する傾向がある。これらのある欠陥は、構成材が単純な(および静的)張力、圧縮、および/または曲げを条件とする時、構成材のサービス性能に深刻な悪影響を生じないであろうが、これらの構成材が動的、および繰返しの(すなわち、繰返しの衝撃および結果として生じる疲労)複雑な加重を条件とする時は、構成材の能力は一般的に劇的に減少されるであろう。
メタルウッドゴルフクラブヘッドの生産者は、打撃フェースのための様々なフェース厚み形状と総称的に称されるものをデザインすることによってさらに近年ゴルフクラブヘッドの性能を調節するように試みている。様々な厚みの複合打撃プレートは、まずプリプレグプライのレイアップを形成し、その後、付加的な厚みが望まれる部分に、プレートの全体的な大きさよりも小さい付加的な「部分的」層、またはプライを付加することが知られている(「部分プライ」方法として言及される)。例えば、複合プレートの裏面に突起を形成するために、大きさが次第に減少する、環状プライの1組はプリプレグプライのレイアップに付加される。
残念なことに、部分的プライ方法を使用して製造される様々な厚みの複合物プレートは、気泡が部分的プライの縁に残る傾向があるため、複合物空隙率の高い発生率の影響を受けやすい。さらに、プリプレグプライの強化繊維は、その端部で効果が無い。衝突ゾーン内の部分プライの繊維の端部には、応力集中があり、早期層間剥離および/または亀裂につながる可能性がある。さらに、部分的プライは、硬化処理の間、樹脂の外側への定流を阻害する場合があり、プレートに樹脂豊富な領域を導く。樹脂豊富な領域は、とりわけ、ゴルフボールの衝突による力が、繊維補強の繊維の配向を横断するため、繊維強化の有効性を減少する傾向がある。
一般的に、従来のCNC機械加工は、硬化部分のトリミングに対してなど、複合フェースプレートの製造の間に使用される。該ツールは部分に対する側面切削抵抗を適用するため(部分の周辺縁部に対して)、このようなトリミングはそのプライから繊維、またはその部分を引き抜き、および/または部分の周辺縁部で水平亀裂を誘発することが分かっている。理解されるように、これらの欠陥は、部分の早期層間剥離および/または他の欠陥を生じる可能性がある。
耐久性が打撃プレートへの非金属の適用を限定する一方、耐久プラスチックおよび複合物はある付加的な欠陥を示す。一般的な金属製打撃プレートは、湿潤条件下でのプレーにおいて、好ましいボール回転を促進することを意図とする、微粉砕された打撃表面(およびアイアンタイプゴルフクラブについては水平溝のシリーズを含んでもよい)を含む。この微粉砕された打撃表面は、湿潤条件下での衝突が、ボール弾道を引き起こし、ショット特徴が乾燥条件下で得られるものと類似するように、打撃表面/ボール衝突エリアに存在する水に対する緩和量を提供するように思われる。打撃プレートに適した非金属は耐久性がある一方、従来のクラブにより提供されるように、これらの物質は概して耐久性のある粗い、溝付きの、または凹凸加工された打撃表面を提供せず、様々なプレー条件下でクラブの性能を維持することが必要とされる。従って、打撃プレートおよび表面、ならびに関連の方法を含む改善された打撃プレート、打撃表面、およびゴルフクラブが必要とされる。
ある開示される実施例は、複合品、およびとりわけゴルフクラブヘッドのための複合フェースプレート、および同様のものを作製するための方法に関する。ある実施形態において、クラブヘッドのための複合フェースプレートは、様々な厚みを有する断面形状で形成される。フェースプレートは、レイアップの複数、複合プリプレグプライを備える。フェースプレートは、レイアップの外側表面を覆い、フェースプレートの打撃表面を形成する外側ポリマー層、または金属層(キャップとしても言及される)などの、付加的な構成材を含む。他の実施形態において、レイアップの外側表面は、フェースプレートで、ゴルフボールの衝突に接触する、打撃表面であることが可能である。
レイアップの厚みに変化を持たせるために、ストリップが互いに重なり合う1つ以上の領域における複合レイアップに厚みを加えるように、プリプレグプライのいくつかは、十字の、重複パターンに配置されるプリプレグ物質の細長いストリップを備える。プリプレグプライのストリップは、フェースプレートのための望ましい十字形状を達成するための所定の方法で互いに相対して配置することが可能である。例えば、一実施形態において、ストリップはストリップが互いに重なりあう中央領域を有する1つ以上の集団に配置されることが可能である。レイアップは、ストリップの中央の重複する領域により形成される突起、または隆起を有し、望ましくはフェースプレートのスィートスポットの中心に配置される。レイアップの比較的薄い周辺部分は、突起を取り囲む。別の実施形態において、レイアップは、フェースプレートの比較的薄い中央領域を取り囲むことで「火山」を連想させる切断面形状を形成する、環状突起を形成するように配置されるプリプレグプライのストリップを含むことが可能である。
プリプレグ物質のストリップは、完成した複合部分に渡って連続的に望ましく延在する、すなわち、ストリップの終端部は完成した複合部分の周辺縁部にある。この方法において、ストリップの縦方向に延在する強化繊維も、繊維の終端部が該部分の周辺にあるように、完成した複合部分に渡って連続的に延在する。さらに、レイアップは、プリプレグ物質の強化繊維がレイアップの周辺犠牲部分へ延在する、「特大」部分として初めに形成されることが可能である。従って、レイアップのための硬化処理は、欠陥がレイアップの犠牲部分へシフトするように制御されることが可能であり、それに続いてわずかの欠陥を有する、または欠陥のない完成部分を提供するように取り除かれることが可能である。さらに、完成部品の耐久性は、繊維の遊離端が衝撃ゾーンから離れて、完成部品の周辺にあるため、増加する。
犠牲部分は、水ジェット切断を使用してレイアップから望ましくトリミングされる。水ジェット切断において、切断力は、プリプレグプライに対して垂直方向で適用され(レイアップの正裏面に垂直な方向で)、強化繊維に対する損傷を最小限にする。
典型的な一実施形態において、ゴルフクラブヘッドは、クラウン、ヒール、トウおよびソールを有し、正面開口部を画定するボディを備える。また、ヘッドはボディの正面開口部を閉じる、様々な厚みのフェースインサートを含む。インサートは、複数のレイアップ、複合プリプレグプライを備え、プライのすくなくとも部分は、ストリップが互いに重なり合う重複領域を画定する、十字パターンに配置される複数の細長いプリプレグストリップを備える。レイアップは、重複領域から離間した位置での第1の厚み、および重複領域の第2の厚みを有し、第2の厚みは第1の厚みよりも大きい。
典型的な別の実施形態において、ゴルフクラブヘッドは、クラウン、ヒール、トウおよびソールを有し、正面開口部を画定するボディを備える。また、ヘッドはボディの正面開口部を閉じる、様々な厚みのフェースインサートを含む。インサートは、複数のレイアップ、複数プリプレグプライを備え、レイアップは前面部、前面部を取り囲む周辺縁部、および幅を備える。プライの少なくとも部分は、レイアップの幅よりも狭い細長いストリップを備え、前面部に渡って連続的に延在する。ストリップは、様々な厚みを有する切断面形状を画定するように、レイアップ内に配置される。
典型的な別の実施形態において、ゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレートは、複数のプリプレグ層を備える複合レイアップを備え、それぞれのプリプレグ層は、それぞれの配向で縦方向に延在する繊維の少なくとも1つの樹脂含浸層を備える。レイアップは、レイアップの全体の大きさおよび形を画定する外側周辺縁部を有する。層の少なくとも一部は、複数の複合パネルを備え、各パネルは1つ以上のプリプレグ層の組を備え、該パネルの各プリプレグ層は、レイアップの全体の大きさおよび形状と同じ大きさおよび形状を有する。層の別の部分は、細長いストリップの複数の組を備え、該ストリップの組は、レイアップ内のパネルの間に散在する。ストリップは、周辺縁部のそれぞれの第1の位置から周辺縁部のそれぞれの第2の位置は連続的に延在し、レイアップ内でストリップが重なり合うレイアップの増加した厚みの1つ以上のエリアを画定する。
典型的な別の実施形態において、ゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレートを作製するための方法は、複数のプリプレグ複合プライのレイアップを形成するステップを含み、プライの一部は、1つ以上のストリップが互いに重なり合うレイアップの増加した厚みの1つ以上のエリアを画定する十字パターンに配置された細長いストリップを備える。該方法は、レイアップを少なくとも部分的に硬化するステップと、クラブヘッドのためのフェースプレート、またはフェースプレートの部分として使用するための特定の寸法および形状を有する一部を形成するように少なくとも部分的に硬化されたレイアップを成形するステップとをさらに含むことが可能である。
さらに典型的な別の実施形態において、ゴルフクラブヘッドのための複合フェースプレートを作製するための方法は、複数プリプレグプライのレイアップを形成するステップを含み、それぞれのプリプレグプライは、樹脂を含浸した強化繊維の少なくとも1つの層を備える。該方法は、レイアップを少なくとも部分的に硬化するステップと、クラブヘッドのフェースプレート、またはフェースプレートの部分として使用するための特定の寸法および形状を有する複合部分を形成するように、少なくとも部分的に硬化されたレイアップを水ジェット切断するステップとをさらに含むことが可能である。
ある実施例において、ゴルフクラブヘッドは、クラブボディと、クラブボディに固定された打撃プレートを備える。打撃プレートは、フェースプレートと、フェースプレートに固定されることによって打撃表面を画定するカバープレートを含み、打撃表面は、複数のスコアライン溝を含む。ある実施形態において、接着剤層は、カバープレートをフェースプレートに固定する。他の代替の実施形態において、スコアライン溝は、打撃表面の衝撃エリアの外観と対照をなすように選択された顔料で少なくとも部分的に充填され、カバープレートは金属製であり、約0.25mmと0.35mmの間の厚みを有する。さらなる実施例において、スコアライン溝は、約0.05mmと0.09mmの間の深さである。典型的な他の実施例において、スコアライン溝の幅対カバープレートの厚みの比率は、約2.5と3.5の間であり、フェースプレートはチタニウム合金で形成される。ある実施例において、スコアライン溝は、約0.2mmと0.6mmの間の半径を有する遷移領域を含み、カバープレートは、フェースプレートの周辺の周囲に延在するように構成された縁部を含む。ある実施形態によると、フェースプレートは複合フェースプレートであり、クラブボディはウッドタイプクラブボディである。
ゴルフクラブフェースプレートのためのカバープレートは、バルジおよびロール湾曲部を有するチタニウム合金シートを備え、複数のスコアライン溝を含む。スコアライン溝の深さDは、約0.05mmと0.12mmの間であり、チタニウム合金シートの厚みTは、約0.20mmと0.40mmの間である。
さらなる実施例において、ゴルフクラブヘッドは、クラブボディと、クラブボディに固定された打撃プレートとを備える。打撃プレートは、打撃表面に位置された複数の耐衝撃スコアライン溝を有する金属製カバーを含む。ある実施例において、金属製カバーは、約0.2mmと1.0mmの間の厚みであり、スコアライン溝は、約0.1mmと0.02mmの間の深さを有する。さらなる実施例において、スコアライン溝は、深さDを有し、金属製カバーは、比率D/Tが約0.15と0.30の間、または約0.20と0.25の間であるような、厚みTを有する。さらなる実施例において、フェースプレートは、様々な厚みのフェースプレートである。
方法は、金属製カバーシートを選択するステップと、ゴルフクラブフェースプレートと一致するように金属製カバーシートをトリミングするステップとを含む。金属製カバーシートは、ゴルフクラブのための打撃表面を提供する。複数のスコアライン溝は、金属製カバーシートが約0.1mmと0.5mmの間の厚みTを有し、スコアライン溝は、比率D/Tが約0.1と0.4の間であるように深さDを有する、打撃表面に画定される。さらなる実施例において、縁部は、カバーシートに形成され、フェースプレートの周囲を覆うように構成される。典型的な実施例において、金属製シートは、チタニウム合金シートであり、スコアライン溝の形成の後にトリミングされる。ある実施例において、スコアライン溝は、打撃表面の衝突エリア、または打撃表面の衝突エリアの外側に形成される。
ある実施例によると、ゴルフクラブヘッド(ウッドタイプまたはアイアンタイプ)は、クラブボディおよびクラブボディに固定された打撃プレートを備える。打撃プレートは、前面部およびフェースプレートの前面部に固定されたポリマーカバー層を有する複合フェースプレートを含み、ポリマーカバー層は凹凸加工された打撃表面を有する。ある実施形態において、カバー層の厚みは、約0.1mmと約2.0mmの間、または約0.2mmと1.2mmの間であるか、あるいは、カバー層の厚みは約0.4mmである。さらなる実施例において、複合フェースプレートの打撃フェースは、少なくとも約75、80、または85の実効ショアD硬度を有する。さらなる典型的な実施例において、凹凸加工された打撃表面は、約1mmと10mmの間の1つ以上の平均表面粗度、少なくとも約2/mmの平均表面特性頻度、または約1.5、1.75、または2.0以上の表面形状尖度を有する。さらなる実施形態において、上下方向、トウからヒール方向、または両方向に沿って測定した場合、凹凸加工の打撃表面は、約4.5mm未満の平均表面粗度、少なくとも約3/mmの平均表面特性頻度、および約2以上の表面特性尖度を有する。ある実施例において、打撃表面は、上下方向、またはトウからヒール方向のみに沿って凹凸加工される。他の実施例において、打撃表面は、トウからヒール方向および上下方向に対して傾いた軸に沿って凹凸加工される。
方法は、ゴルフクラブのためのフェースプレートおよびフェースプレートの前面部のためのカバー層を提供するステップを含む。カバー層の打撃表面は、粗い、または凹凸加工された打撃表面を提供するようにパターニングされる。ある実施例において、粗い打撃表面は、少なくとも2/mmの打撃表面に実質的に平行な少なくとも1つの軸に沿った、約5μm未満の平均粗度および平均表面特性頻度を提供する、表面特性の断続的な配列を含むようにパターニングされる。他の実施例において、カバー層の打撃表面は、鋳型でパターニングされる。さらなる実施例において、打撃表面は、カバー層に対して繊維を押圧し、その後に繊維を取り除くことによってパターニングされる。典型的な実施例において、カバー層は、熱可塑性物質で形成され、繊維はカバー層が形成される時に適用される。
ゴルフクラブヘッドは、前面部と、フェースプレートの前面部に位置された制御層を有するフェースプレートを備え、制御層は、湿潤条件下で約2500rmp、3000rpm、または3500rpmのボールスピンを提供するように構成される表面粗度を有する打撃表面を有する。ある実施例において、制御層は、ポリマー層である。さらなる実施例において、制御層は、約0.3mmと0.5mmの間の厚みを有するポリマー層であり、打撃表面の表面粗度は、打撃表面に実質的に平行である少なくとも1つの軸に沿って実質的に断続的である。典型的な実施例において、フェースプレートの打撃表面は、少なくとも約75、80、またはさらに好ましくは、少なくとも約85のショアD硬度を有する。ポリマー層は、熱硬化性、または熱可塑性物質であることが可能である。典型的な実施例において、ポリマー層はSURLYNイオノマー、または類似の物質、あるいはウレタン、好ましくは非黄色ウレタンである。
本発明の前述、および他の物体、特性、および利点は、付随の図面への言及に続く、以下の詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
図1は、本開示に関するある概略の特徴を示す、「メタルウッド」クラブヘッドの斜視図である。 図2は、図1に示すクラブヘッドのような、クラブヘッドの打撃プレートを形成するために使用される網形状の複合構成材の一実施形態の正面図である。 図3は、図2の3〜3線に沿った断面図である。 図4は、図2の4〜4線に沿った断面図である。 図5は、図2に示す構成材から形成することが可能である、複合レイアップの一実施形態の分解図である。 図6は、図5に図示するレイアップに使用することが可能な「準等方性」複合パネルから積層される、異なる繊維は移行のプリプレグプライの一群の分解図である。 図7は、図5に図示するレイアップに使用することが可能な細長いプリプレグストリップの一群、または集団の正面図である。 図8A〜図8Bは、プリプレグストリップの集団が、近接する集団のストリップ間に角度的なずれを作製するために複合レイアップに互いに相対し異なる回転位置に配向することが可能である方法を図示する平面図である。 図9は、図5に示す複合レイアップの平面図である。 図10Aは、複合構成材を形成するための過程の典型的な実施形態における、時間に対するそれぞれ温度、粘度、および圧力のプロットを示す図である。 図10Bは、複合構成材を形成するための過程の典型的な実施形態における、時間に対するそれぞれ温度、粘度、および圧力のプロットを示す図である。 図10Cは、複合構成材を形成するための過程の典型的な実施形態における、時間に対するそれぞれ温度、粘度、および圧力のプロットを示す図である。 図11Aは、これらの変数のそれぞれは特定の相対的な範囲内(斜めのエリア)であることが可能である、複合構成材を形成するための過程の典型的な実施形態における、時間に対するそれぞれ温度、粘度、および圧力のプロットを示す図である。 図11Bは、これらの変数のそれぞれは特定の相対的な範囲内(斜めのエリア)であることが可能である、複合構成材を形成するための過程の典型的な実施形態における、時間に対するそれぞれ温度、粘度、および圧力のプロットを示す図である。 図11Cは、これらの変数のそれぞれは特定の相対的な範囲内(斜めのエリア)であることが可能である、複合構成材を形成するための過程の典型的な実施形態における、時間に対するそれぞれ温度、粘度、および圧力のプロットを示す図である。 図12は、図2に示す構成材を形成することが可能である複合プライの簡易化したレイアップの正面図である。 図13は、クラブヘッドの打撃プレートを形成するために使用することが可能である別の網形状複合構成材の正面図である。 図14は、図13の14〜14線に沿った断面図である。 図15は、図13の15〜15線に沿った断面図である。 図16は、図13に示す構成材を形成することが可能である複合プライのレイアップの一実施形態の平面図である。 図17は、図16に図示するレイアップを形成するために使用することが可能な複合プライの第1のいくつかの群の分解図である。 図18は、フェースプレートが複合プレートおよび金属キャップを備える、クラブヘッドの一実施形態の上方へり領域の部分断面図である。 図19は、フェースプレートが複合プレートおよびポリマー外側層を備える、クラブヘッドの一実施形態の上方へり領域の部分断面図である。 図20は、複合フェースプレートのための金属製のカバーを示す図である。 図21は、複合フェースプレートのための金属製のカバーを示す図である。 図22は、複合フェースプレートのための金属製のカバーを示す図である。 図23は、複合フェースプレートのための金属製のカバーを示す図である。 図24は、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの側面斜視図である。 図25は、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 図26は、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの平面斜視図である。 図27は、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 図28は、ゴルフクラブヘッド重心座標系を示す、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 図29は、ゴルフクラブヘッド重心座標系を示す、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの上面斜視図である。 図30は、ゴルフクラブヘッド原点座標系を示す、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 図31は、ゴルフクラブヘッド原点座標系を示す、ウッドタイプゴルフクラブヘッドの上面斜視図である。 図32は、パターニングされた粗さを有する打撃表面を有するフェースプレートおよびカバー層を含む打撃表面を示す図である。 図33は、パターニングされた粗さを有する打撃表面を有するフェースプレートおよびカバー層を含む打撃表面を示す図である。 図34は、パターニングされた粗さを有する打撃表面を有するフェースプレートおよびカバー層を含む打撃表面を示す図である。 図35は、クラブボディに対するフェースプレートおよびカバー層を備える、打撃表面の付属品を示す図である。 図36は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む典型的な打撃プレートを示す図である。 図37は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む典型的な打撃プレートを示す図である。 図38は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む典型的な打撃プレートを示す図である。 図39は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む典型的な打撃プレートを示す図である。 図40は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む、別の典型的な打撃プレートを示す図である。 図41は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む、別の典型的な打撃プレートを示す図である。 図42は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む、別の典型的な打撃プレートを示す図である。 図43は、剥離プライ繊維で生産されたポリマー層の典型的な凹凸加工の打撃表面の表面形状の図である。 図44は、剥離プライ繊維で生産されたポリマー層の典型的な凹凸加工の打撃表面の表面形状の図である。 図45は、剥離プライ繊維の凹凸加工表面の一部の写真である。 図46は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む、別の典型的な打撃プレートを示す図である。 図47は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む、別の典型的な打撃プレートを示す図である。 図48は、粗い打撃表面を有するカバー層を含む、別の典型的な打撃プレートを示す図である。 図49は、図46〜図48の粗い表面の表面形状を示す図である。
本開示は、決して限定されることを意図しない典型的な実施形態に関して記述されている。
以下の説明では、「上方」、「下方」、「上部」、「下部」、「水平」、「垂直」、「左」、「右」等、特定の用語を使用する場合がある。これらの用語は、相対関係を取り扱う際、妥当な場合、説明の多少の明確さを提供するために使用される。しかしながら、これらの用語は、絶対的な関係、位置、および/または方向を意味することを意図しない。例えば、物体に関して、「上部」表面は、単純に、物体を裏返すことによって、「下部」表面になることができる。それでもなお、それは、同一の物体である。
本明細書に使用される単数形は、文脈に明確に指示がない限り、1つ以上を意味する。
本明細書に使用される「includes(含む)」は、「comprises(含有する)」を意味する。例えば、AおよびBを含む、または含有するデバイスは、AおよびBを含むが、任意にCまたはAおよびB以外の要素を含むことがある。AまたはBを含む、または含有するデバイスは、AまたはBを含むが、任意に1つ以上のその他の要素、例えば、Cを含むことがある。
本明細書に使用される「複合」または「複合材」は、繊維強化のポリマー材を意味する。
典型的なくぼみ「メタルウッド」クラブヘッド10の主要な特徴は、図1に示される。クラブヘッド10は、フェースプレート、打撃プレート、または打撃プレート12およびボディ14を含む。概して、フェースプレート12は、凸状であり、外部(「打撃」)表面(フェース)13を有する。ボディ14は、正面開口部16を画定する。フェース支持部18は、フェースプレート12をボディ14に位置付け、支えるために正面開口部16に配置されている。ボディ14はまた、ヒール20、トウ22、ソール24、トップまたはクラウン26、およびホーゼル28を有する。正面開口部16の周辺には、ヒール20、トウ22、ソール24、およびクラウン26のそれぞれ前端部に沿って延在する「遷移ゾーン」15がある。遷移ゾーン15は、ボディ14からフェースプレート12への遷移に効果的である。フェース支持部18は、正面開口部16の周辺に延在するリップまたは縁部を含むことができ、図のように遷移ゾーン15に対して解放される。ホーゼル28は、シャフトの遠位端部を受け入れる開口部30を画定する(図示せず)。開口部16は、フェースプレート12を受け入れ、フェース支持部18および遷移ゾーン15上に配置し、それらに固定され、それにより正面開口部16を含む。遷移ゾーン15は、ソールリップ領域18d、クラウンリップ領域18a、ヒールリップ領域18c、トウリップ領域18bを含み得る。これらの部分は、図のように、隣接することができ、またはそれらの間に離間して隣接しなくてもよい。
一実施形態によるクラブヘッドにおいて、フェースプレート12の少なくとも一部分は、硬化樹脂(例えば、エポキシ樹脂)に組み込まれた繊維性材料(例えば、グラファイトまたは炭素繊維)の複数のプライまたは層を含む、複合物から作製される。例えば、フェースプレート12は、打撃表面13を形成する外部ポリマー層を有する複合要素(例えば、図2〜図4に示される要素40)を含むことができる。外部コーティング、またはキャップを形成するために使用することができるのに適したポリマーの例は、下記に記載される。また、フェースプレート12は、米国特許番号第7,267,620号に記載されるように、フェースプレート12の外部の打撃表面13を形成する外部金属キャップを有することができ、参照することにより本明細書に組み込まれる。
フェースプレート12の複合部分の典型的な厚みの範囲は、7.0mm以下である。複合物は、衝撃力の効率的な分散および全体的な耐久性を促進するために、その厚みの断面を通して、強化繊維の相対的な一貫性のある分散を有するように形状が決められることが望ましい。さらに、フェースプレート12の厚みは、異なる性能特性を達成する、および/またはクラブヘッドの耐久性を改善するために、あるエリアにおいて変化させることができる。フェースプレート12は、クラブヘッド10の所望の耐久性および全体的性能により異なるが、所望の形状を形成するために複合レイアップでの規定の方法において、複合材から成る複数のストリップを選択的に設置することにより、様々な断面形状から成るいずれかで形成することができる。
クラブヘッド10のボディ14のフェース支持部18へのフェースプレート12の接着は、適した接着剤(一般に、エポキシ系接着剤またはフィルム接着剤)を使用して、達成されてもよい。クラブヘッド10のボディ14を有するすべての複合フェースプレートの接合点で剥離および層間剥離損傷を防ぐために、複合フェースプレートは、接合点で金属ボディの前部表面の平面から埋め込んだり、実質的に洗い流すことができる。フェースプレート12を複合要素の強化繊維の端部が露出しないように十分に埋め込むことが望ましい。
フェースプレート12の複合部分は、複数のプリプレグプライのレイアップとして作製されている。プライに対して、強化繊維および樹脂は、クラブヘッドの所望の耐久性および全体的性能を考慮して選択される。レイアップの厚みを変えるために、いくつかのプリプレグプライは、1つ以上のストリップの組内に配置されたプリプレグ材から成る細長いストリップを備える。それぞれの組のストリップは、下記にさらに記載されるように、ストリップが互いに重なり合う領域内の複合レイアップに厚みを加えるために、十字の重複パターンに配置される。望ましくは、ストリップは、完成した複合部分にわたって連続的に延在する、つまり、ストリップの端部は、完成した複合部分の周辺端部である。この方法において、ストリップの縦方向に延在する強化繊維はまた、繊維の端部が部品周囲であるように、完成した複合部品にわたって連続的に延在することができる。このため、硬化工程中、欠陥は、複合レイアップの周辺を犠牲とし移行が可能であり、その犠牲になった部分は、その後ほとんどまたは全く欠陥無しに完成部品を提供するために除去することができる。さらに、繊維の遊離端が衝撃ゾーンから離れて完成部品の周辺にあるため、完成部品の耐久性は増加する。
あるクラブヘッド構造を伴う試験において、相対的に織物の単位断面積当たりの重さ(FAW)が低いプリプレグプライから形成された複合部分は、いくつかのエリア、例えば、耐衝撃性、耐久性、および全体的なクラブ性能等において上位の属性を提供することが認められる。(FAWは、g/mの単位において、プリプレグの一定量の繊維部分の重さである)100g/mより低い、さらに望ましくは70g/mより低いFAW値が特に効果的であり得る。プリプレグプライを作製するために特に適した繊維性材料は、上述のように、炭素繊維である。1つ以上の繊維性材料を使用することが可能である。しかしながら、その他の実施形態において、100g/mを超えるFAW値を有するプリプレグプライを使用してもよい。
特定の実施形態において、複数の低FAWプリプレグプライは、積み重ねても相対的に積み重ねたプライの厚みにわたり繊維の均一分布を有することができる。対照的に、類似の樹脂分(R/C、割合の単位において)レベルで、高FAWを有するプリプレグ材の積み重ねたプライは、特に、隣接プライの界面で、低FAW材の積み重ねたプライよりもさらに著しい樹脂リッチ領域を有する傾向がある。樹脂豊富な領域は、とりわけ、ゴルフボールの衝突による力が、繊維補強の繊維の配向を横断するため、繊維強化の有効性を減少する傾向がある。
図2〜図4は、複数のプリプレグプライまたは層から製造され、クラブヘッド用のフェースプレートまたはクラブヘッド用のフェースプレート部分として使用される所望の形状および大きさを有する、完成要素40の典型的な実施形態を示す。複合部40は、前面42および裏面44を有する。本例において、複合部は、全体的に凸状の形状、増加した厚みの中央領域46、および中央領域周辺に延在する相対的に減少した厚みを有する末梢領域48を有する。例示された例において、中央領域46は、中心点50で最も厚みがある部分を有する裏面上に突出または円錐状であり(図3)、末梢領域48に向かってすべての方向の点から徐々に先細りになる。中心点50は、フェースプレート12の「スィートスポット」(最適打撃ゾーン)のほぼ中心を示すが、フェースプレートの幾何的中心であるとは限らない。より厚みのある中央領域46は、フェースプレート12の中央エリアに剛性を加え、フェースプレート12を超えるさらに一貫した偏向を提供するのに効果的である。ある実施形態において、中央領域46は、厚み約5mmから約7mmを有し、末梢領域48は、厚み約4mmから約5mmを有する。
ある実施形態において、複合要素40は、まず、複数のプリプレグプライの特大レイアップを形成し、その後、完成部品40を形成するために、硬化されたレイアップから犠牲部分を機械加工することにより製造される。図9は、複合要素40を形成することができるレイアップ38の一例の平面図である。図9のライン64は、要素40の輪郭を示す。硬化されると、ライン64を取り囲む部分は、要素40を形成するために除去することができる。図5は、レイアップ38の分解図である。レイアップにおいて、望ましくは、それぞれのプリプレグプライは、規定の繊維配向を有し、プライは、繊維配向に対して規定の順番に積み重ねられる。
図5に示されるように、例示されるレイアップ38は、複数の組、または単位集団である、実質的に均一の厚みがある1つ以上のプリプレグプライから成る52a〜52k、および1つ以上の組、または単位集団である、細長いストリップ56の形状で、個々のプライから成る54a〜54gから成る。説明を目的として、1つ以上のプライから成るそれぞれの組の52a〜52kは、複合「パネル」と呼ばれ、それぞれの組の54a〜54gは、細長いストリップの「クラスター」と呼ばれる。細長いストリップ56のクラスター54a〜54gは、パネル52a〜52kの間に置かれ、その中央領域46で、完成部品40の厚みを増加させるために役立つ(図2)。それぞれのパネル52a〜52kは、所望の繊維配向を有する1つ以上の個々のプリプレグプライを備える。それぞれのパネル52a〜52kを形成する個々のプライは、実質的に欠陥がないさらに小型の完成要素40を形成することができる硬化されたレイアップを形成するために、十分な大きさおよび形状であることが望ましい。ストリップ56のクラスター54a〜54gは単独に、2つの隣接パネル(すなわち、パネル52a〜52kは、ストリップのクラスター54a〜54gを互いに分離させる)の間に位置付けられ、それらにより挟まれ、プリプレグ材から成る多くの層の間の接着を促進し、部品の断面を通して、繊維の十分な分布を提供する。
特定の実施形態において、パネル52a〜52kの数は、9から14(例示した実施形態で使用される11のパネル52a〜52kを有する)に及び、クラスター54a〜54gの数は、1から12(例示した実施形態で使用される7つのクラスター54a〜54gを有する)に及び得る。しかしながら、代替的な実施形態において、パネルおよびクラスターの数は、部品の所望の形状および厚みにより異なる可能性がある。
パネル52a〜52kおよびクラスター54a〜54gを形成するために使用されるプリプレグプライは、エポキシ樹脂等の適した樹脂を含浸した炭素繊維を備えることが望ましい。炭素繊維の一例は、234Gpa(34Msi)の引張係数および4500Mpa(650Ksi)の引張強度を有する、「34−700」炭素繊維(カリフォルニア州サクラメント(Sacramento,CA)にあるGrafilから市販)である。使用可能な別のGrafil繊維は、「TR50S」炭素繊維であり、240Gpa(35Msi)の引張係数および4900Mpa(710ksi)の引張強度を有する。適したエポキシ樹脂は、「301」および「350」のタイプ(カリフォルニア州アーバイン(Irvine,CA)にあるNewport Adhesives and Compositesから市販)である。典型的な樹脂分(R/C)は、40%である。
図6は、第1のパネル52aの分解図である。参照の都合上、それぞれのプライの繊維配向(ライン66で表示)は、クラブヘッドのフェース面の横軸から実質的にプライ内の繊維に沿うラインを測定する。図6に示されるように、例示した例において、パネル52aは、+45度で配向した繊維を有する第1のプライ58a、0度で配向した繊維を有する第2のプライ58b、−45度で配向した繊維を有する第3のプライ58c、90度で配向した繊維を有する第4のプライ58dを備える。従って、プライ58a〜58dのパネル52aは、プリプレグ材から成る「擬似等方性」パネルを形成する。残りのパネル52b〜52kは、52aのセットのように、同数のプリプレグプライおよび繊維配向を有することができる。
図5に例示されたレイアップはさらに、第1のパネル52aに隣接した「最外部」ガラス繊維プライ70、11番目および最終パネル52kに隣接した単一炭素繊維プライ72、単一プライ72に隣接した「最内部」ガラス繊維プライ74を含む。単一プライは、図のように、90度の繊維配向を有することができる。ガラス繊維プライ70、74は、0度および90度で配向された繊維を有することができる。ガラス繊維プライ70、74は、硬化されたレイアップが、部品の外表面を平滑化するために、サンドブラスティング等の表面処理が行われる場合、炭素繊維プライを保護する犠牲層として、本質的に提供される。
図7は、クラスターが可変の厚みを有するように、互いに対して配置される細長いプリプレグストリップから成る第1のクラスター54aの拡大平面図である。例示された実施例において、クラスター54aは、第1のストリップ56a、第2のストリップ56b、第3のストリップ56c、第4のストリップ56d、第5のストリップ56e、第6のストリップ56f、および第7のストリップ56gを含む。ストリップは、ストリップが、重複領域60を画定するために、互いに重なり合い、それぞれのストリップの端部が別のストリップの隣接端部から角度的に離間するように、十字パターンに積み重ねられる。従って、クラスター54aは、ストリップの端部よりも重複領域60でより厚い。それぞれのストリップは、特大レイアップを切断、またはそうでなければ機械加工される完成部品40にわたって連続的に延在するのに十分長いことが好ましいが、ストリップは、同一または異なる長さおよび幅を有することができ、複合部品40の所望の全体的形状により異なることができる。
例示された実施形態において、ストリップ56a〜56gは、均等の長さから成り、クラスターの幾何的中心点62がそれぞれのストリップの中心に対応するように配置される。本実施例において、初めから3つのストリップ56a〜56cは、最後から4つのストリップ56d〜56gの幅wよりも広い幅wを有する。該ストリップは、第2のストリップ56bの「横の」端部とストリップ56aおよび56cの隣接端部との間の角度α、ストリップ56bの端部とストリップ56dおよび56gの最接端部との間の角度m、並びにストリップ56bの端部とストリップ56eおよび56fの最接端部との間の角度θを画定する。実用的な実施形態において、幅wは、約20mmであり、幅wは、約15mmであり、角度αは、約24度であり、角度mは、約54度であり、角度θは、約78度である。
図5を再度参照すると、それぞれのクラスター54a〜54gは、クラスター内のそれぞれのストリップの端部が隣接クラスターのストリップの端部で整列しないように、隣接クラスターに対して若干回転する、または角度的にずれることが望ましい。このように、該クラスターは、複合部品の末梢領域48において、実質的に均一の厚みを提供するために、レイアップにおいて、互いに対して配置することができる(図3)。例示された実施形態において、例えば、第1のクラスター54aは、−18度の配向を有し、第2のストリップ56bの「上部」端部は、隣接単位集団52cの「上部」横の端部に対して−18度で延在する(図8Aに最良に示される)。次のクラスター54bは、0度の配向を有し、第2のストリップ56bが隣接単位集団52dの「上部」横の端部に平行であることを意味する(図8Bに最良に示される)。次のクラスター54cは、+18度の配向を有し、クラスター54cのそれぞれの第2のストリップ56bの「下部」端部が隣接単位集団52eの「下部」端部に対して+18度で延在することを意味する。クラスター54d、54e、54f、および54g(図5)はそれぞれ、0度、−18度、0度、および+18度を有することができる。
レイアップに積み重ねられる場合、「スポーク」(ストリップ56a〜56g)は、それぞれのクラスター内および隣接クラスター内のスポークに対して、「扇形に広がる」または角度的に互いに離間しながら、クラスターの重複領域60は、部品40の中央領域46の厚みを増加するために、レイアップの厚みの方向に整列させる(図3)。硬化/成形の前に、該レイアップは、該レイアップが平面である、つまり、該レイアップが全体的に凸状の形状を有さない場合を除いて、完成部品40(図2〜図4)に類似である断面形状を有する。従って、形状において、該レイアップの裏面は、増加した厚みの中央領域を有し、中央領域を取り囲む実質的に均一の厚みから成る相対的により薄い末梢領域へ徐々に先細りになる。実用的な実施形態において、該レイアップは、中央領域の中心で、約5mmの厚み、末梢領域で約3mmの厚みがある。ストリップから成るパネルおよび/またはクラスターの数は、該レイアップの中央領域および/または末梢領域で厚みを変えるために使用することができる。
ある特定の方法によると、該レイアップを形成するために、パネル52a〜52kの成形は、まず、それぞれのパネルの個々の事前に切断された、プリプレグプライ58a〜58dを積み重ねることにより形成されてもよい。該パネルを形成後、該レイアップは、所定の方法において、第1のパネル52aの上に第2のパネル52bを重ね合わせることにより組み立てられ、その後、個々のストリップ56a〜56gを重ね合わせることにより、第2のパネル52bの上に第1のクラスター54aを形成する。その後、残りのパネル52c〜52kおよびクラスター54b〜54gを図5に示される順番に該レイアップに加え、単一プライ72まで続く。その後、ガラス繊維プライ70、74をレイアップの前部および背部に加えることができる。
その後、十分に形成されたレイアップは、プライ間で閉じ込められた空気を除去および/または削減するために、「減量」または圧縮するステップ(例えば、真空テーブルを使用)に従うことができる。その後、該レイアップは、該フェースプレートの所望のバルジおよびロールを提供するために成形する鋳型で硬化することができる。典型的な硬化工程は、下記に詳細に記載される。あるいは、該フェースプレートのいかなる所望のバルジおよびロールは、硬化前に行われる1つ以上の減量または圧縮するステップ中、形成されてもよい。該バルジまたはロールを形成するために、該減量するステップは、所望の最終バルジおよびロールを有するダイパネルに対して行うことができる。いずれにしても、硬化に続き、該硬化されたレイアップは、鋳型から除去され、機械加工され、部品40を形成する。
以下の側面は、クラブヘッド、特に該クラブヘッドのフェースプレートにより、通常受けた衝撃および疲労荷重に耐えることができる複合要素を提供するために制御されることが望ましい。これらの3つの側面は、完成した複合物において、(a)適切な樹脂分、(b)繊維強度、および(c)極小間隙率である。これらの側面は、硬化中、樹脂の流れを制御する方法、特に、該プリプレグ層間の空気の封入を最小化する方法において、制御することができる。空気の閉じ込めは、プリプレグ層のレイアップ中、避けることが困難である。しかしながら、本明細書に開示される様々な実施形態に従って、空気の閉じ込めは、少なくともほとんどの空気をパージするために、レイアップ中、画定される時間の長さに対して、遅い、安定した樹脂の流れを与えることにより、実質的に最小化することができ、そうしなければ、レイアップ内で閉塞される。樹脂の流れは、層の繊維(異なるそれぞれの角度で)において、それぞれの配向を保ちながら、十分な層間の接着のためのそれぞれの層における、樹脂の十分な量を維持するように、実質的に遅く、安定していなくてはならない。また、遅く、安定した樹脂の流れは、ぞれぞれのプライの繊維を、ぞれぞれの配向において真っ直ぐに保つことを可能にし、これにより「波状繊維」現象を防止する。一般に、波状繊維は、自然に展開された方向から顕著に異なる配向を有する。
上述の通り、プリプレグのストリップ56は、望ましくはストリップの繊維が部分40にわたって連続的に延在するのに十分な長さであり、すなわち、それぞれの繊維の端部は、部分40の外側周辺縁部49のそれぞれの位置に位置される(図2〜図4)。同様に、プリプレグのパネル52a〜52kは、望ましくは部分の外側周辺縁部49のそれぞれの位置間で連続的に部分に渡って延在する。硬化の間、気泡は、レイアップの外側周辺(犠牲)部分に向かって繊維の長さに沿って流れる傾向にある。十分に長いストリップと、部分40の最終寸法よりも大きいパネルを作製することにより、部分40を形成するレイアップの部分から、閉じ込められたすべての気泡を実質的に取り除くように硬化過程が制御されることが可能である。また、レイアップの周囲部分は、波状繊維が形成されやすい部分である。硬化のステップに続き、プリプレグ材のそれぞれの層の真っ直ぐな繊維のみならず、極小間隙率を有する、網形状部分(または、さらなる最終ステップが行われる場合それに近い形状)、を提供するようにレイアップの周辺部分が除かれる。
実施例において、部品はいかなる空隙、または閉じ込められた空気も有さず、レイアップのプリプレグプライ(ストリップまたはパネルの大きさのプライ)の1つに、たった1つの空隙を有して作製されている。たった1つの空隙がその最大寸法を有する部品は、質量で1.7x10−6パーセント未満の空洞率、または空隙率を有するプライの厚み(約0.1mm)と等しい。
図10A〜図10Cは、遅く、安定した樹脂の流れが最小の樹脂損失を伴って行われる、過程の一実施形態(時間の作用としての圧力および温度)を描く。図10Aは、時間の関数としてのレイアップの温度を示す。レイアップ温度は、実質的にツール温度と同じである。該ツールは、初期の金属温度Tで維持され、硬化されていないプリプレグレイアップは、初期の圧力P(一般的に大気圧)でツールに設置、または形成される。該ツール、および硬化されていないプリプレグは、その後ツール設定温度Tで加熱プレスに設置され、金型温度が最終的に加熱プレスの温度Tと平衡に達するまで、金型温度(および、従ってレイアップ温度)を増加する結果となる。ツールの温度がTからTへ増加する時、加熱プレス圧力はt=0からt=tについてPに保たれる。t=tの時点において、加熱プレス圧力は、t=t、P=Pであるように、PからPへ傾斜される。TとTとの間において、ツールおよびレイアップの温度の増加は、連続的である。温度と圧力の変化の例示的な比率は、tまでΔT約30〜60℃/分、tからtまでΔP約50psi/分である。
金型温度がTからTに上昇する場合、樹脂の架橋のため、粘度が再度上昇する前に、樹脂の粘度はまず、最小値まで減少する(図10B)。tの時点で、樹脂は、相対的に容易に流れる。この増加した流れは、特に、ツールの圧力が上がる場合、樹脂の高い損失をもたらす。また、この段階で上昇したツールの圧力は、さらに樹脂の撹拌型の流れ等の他の望ましくない効果を引き起こす。従って、ツールの圧力は、tで、およびt周辺で相対的に低く維持されるべきである(図10Cを参照)。t時点後、樹脂の架橋結合は、開始され、進行し、樹脂粘度の進行性上昇を生じるため(図10B)、ツールの圧力は、適切かつ連続的(であるとは言っても制御された)樹脂の流れを可能にするために(および促進するために)、tからtの期間に徐々に増加することが望ましい。圧力を増加する割合は、樹脂粘度の急激増加の終点の少し前に最大圧力Pに達するために十分であるべきである。さらに、tからtの望ましい変化率は、ΔP約50psi/分である。tの時点で、樹脂粘度は、最大値の約80%であることが望ましい。
硬化は、tの時点後、継続し、相対的に定温Tおよび定圧Pのスケジュールに従う。樹脂粘度は、硬化段階中、いくつかの継続的な増加(一般に、最大値の約90%まで)を示すことに留意する。この硬化(また、「プレキュア」と称される)は、該樹脂が(樹脂が最大粘度を示す)「完全硬化」状態にまだ達していない場合があるが、構成要素が十分な剛性(最大値の約90%)および取り扱いの強度およびツールからの除去を有すると見なされる時点tで終了する。次に、後処理のステップが典型的に行われ、バッチ加熱モードまたはその他の適した方法において、構成材が「完全硬化」に達する。
従って、この特定の過程の重要なパラメータは、(a)T、製造者の取扱説明書に従い実施される、ツール設定温度(または一般に、樹脂硬化温度);(b)T、初期金型温度、大抵、TとTとの間で十分な期間(t)に生産効率を提供することができるT(oFまたは℃における)の約50%で設定;(c)P、一般に大気圧よりも若干高く、構成要素の形状を維持するのに十分であるが、樹脂を「押し出す」のに十分でない、例えば、20〜50psigである、初期圧力;(d)P、構成要素の寸法精度を保証するために十分に高い、例えば、200〜300psigである、最終圧力;(e)t、樹脂が最小粘度および樹脂特性の機能を示し、レイアップの第1形成後、ほとんどの樹脂に関して、一般に5〜10分の実験により決定される時間;(f)t、樹脂粘度が最小値から最大粘度(すなわち、完全硬化された樹脂の粘度)の約80%までに増加する、ツールがTに到達する瞬間に関連して現れる、最大圧力時間、または、tからの時間遅延;および(g)t、構成要素が取り扱い強度に達し、樹脂粘度が最大値の約90%である、プレキュアの終了時間である。
また、この過程の多くの変形を設計することができ、同様に機能させてもよい。特に、上記に記載の7つのすべてのパラメータは、具体的な量の代わりに範囲に関して表すことができる。この意図において、処理パラメータを以下のように表すことができる(図11A〜図11Cを参照):

:望ましい樹脂硬化温度±ΔT(ΔT=20、50、75oFである場合)
:初期金型温度(またはT/2)±ΔT
:0〜100psig±ΔP(ΔP=5、10、15、25、35、50psiの場合)
:200〜500psig±ΔP
:t(最小値±Δx粘度)±Δt(Δx=1、2、5、10、25%およびΔt=1、2、5、10分の場合)
:t(80%±Δx最大粘度)±Δt
:t(90%±Δx最大粘度)±Δt

完全硬化に達した後、部品は、クラブヘッド上のフェースプレートとして使用するための部品の特定の寸法、形状、輪郭等を達成する製造技術(機械加工、形成等)に従う。従来のCNCトリミングは、完全に硬化したレイアップの犠牲部分(例えば、図9のライン64を取り囲む部分)を除去するために使用することができる。しかしながら、該ツールは部分に対する切断横力を適用するため(部分の周辺縁部に対して)、このようなトリミングはそのプライから繊維、またはその部分を引き抜き、および/または部分の周辺縁部で水平亀裂を誘発することが分かっている。これらの欠陥は、部分の早期層間剥離および/または他の欠陥を生じる可能性がある。
ある実施形態において、完全に硬化したレイアップの犠牲部分は、水ジェット切断によって除去される。水ジェット切断において、切断力は、プリプレグプライに対して垂直方向で(レイアップの正裏面に垂直な方向で)適用され、亀裂および繊維の引き抜きの発生を最小限にする。このため、水ジェット切断は、その部分の全体的な耐久性を増大するために使用することができる。
上記に記載されるように、複合フェースプレートの少なくとも一部分の加工から得られる潜在的質量「貯蓄」は、例えば、Ti−6Al−4V等のチタン合金から形成された2.7−mmの厚さのフェースプレートに対して約10〜30g以上である。具体例において、例えば、Ti−6Al−4V等のチタン合金から形成された2.7−mmの厚さのフェースプレートに対して約15gの質量貯蓄を実現することができる。上記のように、この質量は、要望通り、クラブのその他のエリアに割り当てることができる。
図12は、複合部40を形成するために使用することができる簡易化したレイアップ78の一部を示す(図2〜図4)。本実施例において、レイアップ78は、複数のプリプレグパネル(例えば、パネル52a〜52k)およびプリプレグストリップ82の1つ以上のクラスター80を含む。例示されたクラスター80は、十字パターンに配置された同等の幅から成る4つのストリップ82のみを含み、該クラスターの中心から角度的に互いに離間する、または扇形に広がる。図は、1つのみのクラスター80を示すが、レイアップは、複数のクラスター80(例えば、1〜12のクラスター、特定の実施形態において、7つのクラスターを有する)を含むことが望ましい。それぞれのクラスターは、レイアップの減少した厚みのある周辺部分を形成するために、上記に記載の近接するクラスターのストリップを有する1つのクラスターのストリップ間で角度的なずれを提供するために近接するクラスターに対して回転する、または角度的にずれる。
従って、記載の実施形態はさらに、スィートスポットで突出または円錐状を有するフェースプレートを提供する。しかしながら、様々なその他の断面形状は、レイアップ内でプリプレグストリップの選択的な設置により達成することができる。例えば、図13〜図15は、クラブヘッド用のフェースプレートとして使用される複合要素90(それ自体あるいはポリマー層またはメタル外層との組み合わせ)を示す。複合要素90は、前面92、裏面94、および全体的に若干凸状の形状を有する。裏面94は、中心のくぼみ98に位置する点96を画定する。点96は、フェースプレートのスィートスポットのほぼ中心を示すが、フェースプレートの中心とは限らず、くぼみ98のほぼ中心に位置する。中心のくぼみ98は、本実施形態において、球形またはそうでなければ半径形状を有する「くぼみ」であり(図14および15参照)、管状頂部100により取り囲まれる。点96で、複合要素90の厚みは、管状頂部100の「上部」102よりも薄い。上部102は通常、部品のうちで最も厚みのある部分である。上部102からの外部である、部品の厚みは、頂部100を取り囲む実質的に均一の厚みから成る末梢領域104を形成するために漸減する。従って、中心のくぼみ98および周辺の頂部100は、「火山」を連想させる切断面形状を有する。一般的に言えば、本形状の利点は、より薄い中央領域がより大きなスィートスポット、およびより「寛容的」なクラブヘッドを提供するために効果的である。
図16は、複合要素90を加工するために使用することができる複数のプリプレグプライのレイアップ110の正面図である。図17は、レイアップ110を形成するいくつかのプリプレグ層の分解図を示す。図のように、該レイアップ110は、プリプレグ材複数のパネル112a、112b、112cおよびセット、またはパネル間に配置されるプリプレグストリップのクラスター114a、114b、114cを含む。パネル112a〜112cは、1つ以上のプリプレグプライから形成することができ上記に記載の方法において、+45度、0度、−45度、および90度のそれぞれの繊維配向を有する4つのプライを含むことが望ましい。図16および図17におけるライン118は、複合構成材90の輪郭を示し、ライン118を取り囲む部分は、犠牲部分である。レイアップ110が硬化されると、ライン118を取り囲む犠牲部分は、構成材90を形成するために除去することができる。
本実施形態において、それぞれのクラスター114a〜114cは、特定の形状において配置された4つの十字ストリップ116を含む。例示された実施形態において、第1のクラスター114aのストリップは、パネル112aの中心に配置される平行四辺形を形成するために配置される。また、第2のクラスター114bのストリップは、パネル112bの中心に配置される平行四辺形を形成するために配置され、第1のクラスター114aに対して90度回転する。第3のクラスター114cのストリップは、パネル112cの中心に配置される長方形を形成するために配置される。レイアップに積み重ねられる場合、図16に最良に示されるように、クラスター114a〜114cのストリップ116は、管状頂部100に対応する増加した厚みの楕円形の管状エリアを集合的に形成するために互いに積み重ねられる(図14)。従って、完全に形成したレイアップは、中心のくぼみおよびストリップクラスター114a〜114cの積重ねにより集合的に形成された増加した厚みの周辺の管状頂部を有する裏面を有する。追加のパネル112a〜112cおよびストリップクラスター114a〜114cは、所望の厚み形状を達成するためにレイアップに追加されてもよい。
それぞれのクラスターにおいて、ストリップ数は異なり、同一の形状を形成することができることを理解されるであろう。例えば、別の実施形態において、クラスター114a〜114cは、隣接パネル112間で互いに直接隣接して積み重ねる(すなわち、12のストリップ116から成る1つのクラスターを効果的に形成する)ことができる。
レイアップ110は、上記に記載されるように、網形状部分を形成するために、レイアップの犠牲部分(完成部品を示す図16のライン118を取り囲む部分)を除去するために硬化および除去してもよい。前述の実施形態において、それぞれのストリップ116は、繊維の遊離端は部品の周辺端部に位置するように、複合要素90にわたって連続的に延在するための十分な長さから成る。本方法において、網形状部分は、いかなる空洞がない、または極小の空洞率(例えば、容量で約1.7x10−6%以下)で形成でき、プリプレグ材から成るそれぞれの層において、真っ直ぐな繊維を有することができる。
上記のように、いかなる様々な切断面形状は、所定の方法でプリプレグ材のストリップを配置することにより達成することができる。本明細書に記載の技法により形成することができるその他のフェースプレート形状の例は、米国特許番号第6,800,038号、第6,824,475号、第6,904,663号、第7,066,832号に開示され、参照することによってすべて本明細書に組み込まれる。
上記のように、フェースプレート12(図1)は、複合プレートおよび複合プレートの前面を覆う金属キャップを含むことができる。例えば、図18に示される部分図において、フェースプレート12は、打撃表面13を形成するために、複合フェースプレート40上に形成され、または設置された金属「キャップ」130を備える、その実施形態を示す。キャップ130は、複合フェースプレート40の周辺端部134を覆う周辺縁部132を含む。縁部132は、連続的または不連続的であり得、後に複数のセグメントを備える(図示せず)。
金属キャップ130は、適した接着136、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン、またはフィルム接着剤等を使用して複合プレート40に接合する。接着剤136は、キャップ130と複合プレート40との間の空隙を完全に埋めるために適用される(この空隙は、大抵、約0.05〜0.2mmであり、望ましくは約0.1mm未満である)。フェースプレート12は、適した接着剤138、例えば、エポキシ樹脂接着剤等を使用して、ボディ14に接合されることが望ましく、フェース支持部18の縁部132と隣接周囲面140との空隙、および複合プレート40の裏面とフェース支持部18の隣接周囲面142との空隙を完全に埋める。
キャップ130のための特に望ましい金属は、チタン合金、例えば、ボディを加工するために使用される合金等(例えば、Ti−6Al−4V)である。チタン合金で作製されるキャップ130のために、チタニウムの厚みは、望ましくは、約1mm未満であり、さらに望ましくは、約0.3mm未満である。候補チタン合金は、Ti−6Al−4Vに限定されず、合金の主要成分金属は、Tiに限定されない。その他の物質またはTi合金を要望通り、使用することができる。例は、工業用純(CP)グレードのTi、アルミニウムおよびアルミニウム合金、マグネシウムおよびマグネシウム合金、並びに合金鋼を含む。
表面粗度は、複合プレート40(特に、クラブヘッドのボディ、および/または金属キャップ130に接着して接合されるいかなる表面に)に与えることができる。第1の方法において、凹凸形状のフィルムの一層は、フィルムを硬化する前に、複合プレート40上に置かれる(例えば、上記に論じられる「上部」および/または「下部」層)。このような凹凸形状のフィルムの例は、通常、ナイロン繊維である。接着剤136、138を硬化する条件では、通常、ナイロン繊維を劣化しないため、ナイロン繊維は、複合プレートの表面にナイロン繊維の表面トポグラフィーをインプリンティングするために容易に使用される。このような表面粗度をインプリンティングすることにより、ウレタン、またはエポキシ樹脂接着剤、例えば、3M(登録商標)DP460等を複合プレートの表面に接着させ、金属面への接着、例えば、チタン合金鋳造体等と比較して改善されている。
第2の方法において、テクスチャは、複合プレート40を形成するために使用されるツールの表面に組み込むことができ、それにより、凹凸形状のエリアを正確かつ自動的に制御することが可能になる。例えば、鋳造ボディに接続される複合プレートを有する実施形態において、テクスチャは、せん断および剥離が欠陥の主要なモードである表面上に位置することができる。
図19は、図19の実施形態とは1つ異なる、図18に示されるものと類似した実施形態を示し、フェースプレート12は、打撃面13を形成する複合プレート40の前面上のポリマー外層、またはキャップ、150を含む。外層150は、複合プレート40の少なくとも全前面を完全に覆うことが望ましい。フェースプレート上の外層に使用することができるのに適したポリマーの一覧を下記に提供する。特に望ましいポリマーは、ウレタンである。ウレタンから作製される外層150、層の厚みは、約0.2mmから約1.2mmであり、具体例では、約0.4mmを有する。図のように、該フェースプレート12は、フェース支持部18の周辺端部134と隣接周囲面140との空隙および複合プレート40の裏面とフェース支持部18の隣接周囲面142との空隙を完全に埋める接着剤138により、フェース支持部18に接着して固定することができる。
上記に記載の複合フェースプレートは、従来のクラブヘッド上の典型的なフェースプレートを有する共押し出し(寸法、エリア、および形状)である必要はない。あるいは、主複合フェースプレートは、実物大のフェースプレートの一部、例えば、「スィートスポット」のエリア等であり得る。このような複合フェースプレートの両方は一般に、本明細書で「フェースプレート」と称される。さらに、該複合プレート40自体(複合プレート上に接合または形成される物質の追加の層なしに)は、フェースプレート12として使用することができる。
実施例1
本実施例において、多くの複合ストライクプレートを、図2〜図9に関連して上記に記載のストリップ法を使用して形成した。類似の形状を有する多くの打撃プレートを、上記に記載の部分プライ法を使用して形成した。各バッチの5つのプレートを区切り、光学的に空隙を検査した。下表1は、検査した部分の収率を記録したものである。収率は、いかなる空隙をも含まない製造部分の割合である。以下のように、該ストリップ法は、該部分プライ法よりも空隙のない部分のより大きい収率を得た。各バッチの残りの部品は、その後、50m/秒のボール速度で、部品が3600回の衝撃を受ける耐久試験を受けた。表1に示されるように、ストリップ法により製造された部品は、部分プライ法により製造された部品よりも3600回の衝撃に耐えた部品の割合がより高かった(72.73%に対して52%)。表1はまた、耐久試験中、測定された平均特性時間(CT)(打撃プレートを有するボール接触時間)を示す。
実施例2
本実施例において、多くの複合ストライクプレートを、図2〜図9に関連して上記に記載のストリップ法を使用して形成した。類似の形状を有する多くの打撃プレートを、上記の部分プライ法を使用して形成した。各バッチの5つのプレートを区切り、光学的に空隙を検査した。下表2は、両方の方法により形成された部品の収率を記録したものである。実施例1のように、該ストリップ法は、該部分プライ法よりも空隙のない部品について、より大きい収率を得た。(90%に対して70%)。各バッチの残りの部品は、その後、42m/秒のボール速度で部品が3600回の衝撃を受ける耐久試験を受けた。この低速度で試験したすべての部品は、3600回の衝撃に耐えた。
上記に記載の方法は、従来技術の方法により製造された複合構成材と比較して、該方法により製造されたフェースプレートおよびその他のクラブヘッドの構成材の改良された構造的完全性を提供する。これらの方法は、皆無かそれに近い処理パラメータの変更で、アイアン、ウェッジ、パター、フェアウェイウッド等(に限定されない)、様々なクラブの種類のためのフェースプレートを加工するために使用することができる。
主題の方法は、フェースプレートがゴルフクラブヘッドで最も大きく荷重を支持する構成要素であるため、フェースプレートを製造するために、特に有利である。必要に応じて、従来の(および一般により費用のかからない)複合処理技術(例えば、ブラダー成形等)をこのような大きい荷重に影響を受けないクラブヘッドのその他の部品を作製するために使用することができる。
さらに、本明細書に記載の複合部品を加工するための方法は、様々なその他の種類の複合部品、特に、耐衝撃性荷重および/または繰り返し荷重に影響を受けやすい部品を作製するために使用できる。このような部品のいくつかの例は、2〜3例を挙げると、ホッケー用スティック(例えば、スティックのブレード)、自転車のフレーム、野球用バット、およびテニスラケットを含むが、これらに限定されない。
実施例3
図18〜図19に示されるように、金属カバーは、ゴルフクラブ打撃プレートが耐摩耗性の傾向がある複合フェースプレートおよび金属打撃面を含むように、提供することができる。典型的な金属カバー160を図20〜図23に詳細に例示する。図20に関して、金属カバー160は、中央打撃領域162、および白色塗料等の対照的な顔料または塗料で一般的に塗りつぶされる金属カバーのそれぞれのくぼみ、へこみ、または溝と関連する複数の対照的なスコアライン164a〜164jを含む打撃面161を提供する。スコアラインは一般に、軸に沿ってトウからヒール方向に平行に延在する。典型的な例において、スコアラインは約6mmから14mmの長さを有し、スコアラインの長さはゴルフクラブクラウンに向かって大きくなる。該スコアラインは、上から下の方向で、約6〜7mmの間隔だけ離間している。図20の配置は一例であり、その他の配置を使用することができる。
金属カバー160は一般に、チタン合金またはその他の金属、例えば上記に記載のものから作製され、クラブの性能を制御するために提供されるバルジおよびロール湾曲部に対してバルジ/ロール中央領域166を有する。バルジ/ロール湾曲部に対する湾曲のセンター部は、バルジ/ロールセンター部166で、打撃面161に対して垂直である軸上に位置する。本実施例において、スコアライン164a〜164jの最内端部は、バルジ/ロールセンター部166の中心である、直径約40〜50mmを有する円の円周に沿って位置する。図21の断面図に示されるように、湾曲部の「ロール」の半径(湾曲部の上から下までの半径)は、約300mmであり、バルジ/ロールセンター部に対して対称である。図22の断面図に示されるように、湾曲部の「バルジ」の半径(湾曲部のトウからヒールまでの半径)は、約410mmであり、バルジ/ロールセンター部166に対して対称である。バルジおよびロール湾曲部は、球形または円形湾曲部であり得るが、楕円形、卵形、またはその他の湾曲等のその他の湾曲部を提供され得る。本実施例において、縁部168を備え、金属カバー160に接着される複合フェースプレートの端部を少なくとも部分的に覆うことを目的とする。
打撃領域162は、サンドブラスティング、ビードブラスティング、サンディング、またはその他の研磨法、または機械加工またはその他の処理過程により、粗面化することができる。スコアライン164a〜164jは、所望の打撃領域162の外部に位置し、一般に視覚的配置のために提供され、一般にボールの軌道の一因とならない。典型的なスコアライン164aの断面を図23に示す(塗料またはその他の色素は示さず)。スコアライン164aは、カバー160の溝として提供され、遷移部170、174および底部172を含む。薄カバープレート(厚み約1.0mm、0.5mm、0.3mm、または0.2mm未満)のために、スコアライン164aを選択したカバープレート材のシート対応して成形された道具を押圧することにより形成することができる。また、カバー160に対する全湾曲部を、カバー160に適用される複合フェースプレート等のフェースプレートのバルジおよびロールに基づいた同様の方法で提供することができる。一般的なカバーの厚みに対して、凹凸のあるスコアラインは、カバー160の裏面176上の対応して突出した外観と関連する。本例において、スコアライン164aは、約0.30mmの厚みTを有するカバーにおいて約0.07mmの深さDを有する。底部172の幅Wは、約0.29mmであり、全凹凸の幅Wは、約0.90mmである。遷移部170、174は、それぞれ約0.40mmおよび0.30mmの曲率半径を有する、内および外半径領域181、185および180、184をそれぞれ有する。
その他の例において、カバーは、厚み約0.10mmから1.0mm、厚み約0.2mmから0.8mm、または厚み約0.3mmから0.5mmであり得る。溝の深さ約0.02mmから0.12mm、または約0.06mmから0.10mmは一般にスコアラインの定義として好ましい。スコアラインを有する耐衝撃性のあるカバープレートは一般に、D/T比率が約0.4、0.3、0.25、または0.20未満であるように、スコアラインの深さDおよびカバープレートの厚みTを有する。W/T比率は一般に、約0.5から1.5、0.75から1.25、または0.9から1.1である。W/T比率は一般に、約1から5、2から4、または2.5から3.5である。遷移領域の曲率半径Rとカバーの厚みTとの比率は一般に、約0.5から1.5、0.67から1.33、または0.75から1.33である。一般的な溝の深さに基づいてスコアラインを提供することが適当であるが、単一カバー上のスコアラインは、1つ以上の深さの溝に基づくものであってもよい。
ウッドタイプゴルフクラブに対して、衝突部分は、従来のウッドゴルフクラブに使用される挿入部と関連がある領域に基づく。アイアンに対して、衝突部分は、垂直中心線のいずれの側上の20mm以内の打撃表面部分であるが、打撃面の上下部でストリップの幅6.35mmを含まない。ウッドタイプゴルフクラブに対して、スコアラインは一般に衝撃領域の外側に位置するように、カバーに提供される。スコアラインを有する開示したカバーは、ウッドあるいはアイアンタイプのゴルフクラブの衝撃領域の有無に関わらず、配置のために十分に頑強である。
カバーは一般に、スコアライン溝の必要な配置を含むバルジ/ロール領域を有するために処理が行われる一枚のカバーストックから形成される。形成されたカバーストックはその後、所望のフェースプレートに適合させるために調整され、接着剤でフェースプレートを接着させる。概して、接着層は、カバーとフェースプレートとの間に位置し、該カバーおよびフェースプレートは、適した厚みの接着層を形成するように共に押し付けられる。一般的な接着に対して、層の厚みは、約0.05mmから0.10mmであることが好ましい。適した層の厚みに達すると、該接着は、硬化または凝固させることができる。場合によっては、該カバーは、フェースプレートの外周を覆うためにカバーリップまたは縁部を含む。スコアライン溝は一般に、打撃面の残りの部分と対照させる色の塗料で塗り込まれる。
スコアラインは、最終製品に特定の外観を実現させるために提供されるが、スコアラインを画定するために使用される溝はまた、接着の厚みを制御するために役立つ。カバープレートおよびフェースプレートは、接着作業で共に押し付けられるので、溝と関連がある裏面突出は、フェースプレートに接近する傾向があり、従って、接着層の厚みを制限する。従って、溝の深さは、打撃フェース上に塗料またはその他の色素を確保するために選択することができるだけでなく、好ましい接着層の厚みに基づいて選択することができる。いくつかの例において、カバープレートにある溝の突出した特徴は、接着層の厚みを設定する場合、フェースプレート表面から約0.10mm、0.05mm、0.03mm、および0.01mm未満の距離に位置する。
その他の例において、図20〜図23に示される凹凸ベースのスコアラインは、穴を開ける、機械加工される、エッチング加工される、またはカバープレートシートに形成される溝と置換することができる。溝は一般に、凹凸のあるプレートに基づいた接着作業が一般に、打撃面へ移行する接着と関連がないことが好ましい。さらに、くぼんだ金属カバーで作製された打撃プレートは、機械加工または穴を開けられたカバープレートよりも長期使用において、さらに安定する傾向がある。打撃面上のスコアラインまたは溝の位置に加えて、スコアラインまたは凹凸のある寸法(長さ、深さ、および遷移領域の寸法および湾曲)は、選択されたカバー材またはカバー材の厚みに基づいて選択することが好ましい。製造方法(パンチング、機械加工等)は、完成した打撃プレートに対し、例えば、試験対象の打撃プレートでクラブヘッドを形成し、クラブヘッドで3000ショットをすることにより、3000ショットと関連がある力を与える衝撃耐久試験下で、摩耗を示す確率がいつもより高いカバープレートを製造する傾向がある。そのような試験において、劣化することなく順調に機能するカバーは、耐衝撃性のあるカバープレートとして参照される。
変化した実施形態において、カバーは、打撃領域周辺に位置した複数のスロットを含む。好ましく色づけされた接着は、接着部がスロットで満たされ、打撃プレート表面上に可視的方向ガイドを提供するために、スロットを通して目立つように、フェースプレートにカバー層を固定するために使用することができる。
実施例4
ポリマーまたはその他の表面コーティングまたは表面層は、従来のアイアンおよび金属タイプのウッドから成るものと同様の性能を提供するために、複合またはその他のフェースプレートに提供することができる。このような表面層、このような層を形成する方法、およびこのような層のための特性化パラメータを下記に記載する。
表面テクスチャおよび粗度
表面テクスチャまたは粗度は、表面上の位置の機能として、表面形状、すなわち、表面の高さに基づいて都合よく特徴付けられる。表面形状は一般に、表面をわたって変換されるスタイラスを有する試料表面を問走査することにより得られる。位置の機能としてスタイラスの偏差は、表面形状を得るために記録される。その他の例において、表面形状は、その他の接触または非接触測定に基づいて、例えば、光学的測定等を使用して、得ることができる。この方法において得られた表面形状は、大抵、「raw」形状と称する。あるいは、ゴルフクラブの打撃面のための表面形状は、湿潤条件下で表面を打撃される場合に得られるショット特性に基づいて、機能的に評価することができる。
便宜上、制御層は、雨降りおよび乾燥のプレー条件下で、ショットが一貫性のあるように構成される、打撃面カバー層として画定される。一般に、十分な粗度または凹凸形状の打撃面(またはその他の制御表面)は、約75mphから120mphのクラブヘッド速度で打撃する場合、湿潤状態下で少なくとも約2000rpm、2500rpm、3000rpm、または3500rpmのボールスピンを提供する。従って、このような制御表面は、従来のメタルウッドで得られるものと実質的に同一であるショット特性を提供する。このような制御表面のために表面粗度特性に基づいたスタイラスまたはその他の測定は、下記の詳細に記載される。
表面形状は一般に、平面性から表面の漸減を除去するために処理が行われる。例えば、ウッドタイプゴルフクラブの打撃面は一般に、ボールの軌道を改善するためにトウからヒール、およびクラウンからソールの若干の湾曲部を有し、打撃面または打撃面上のカバー層「未処理」の表面形状は、これらの湾曲部と関連がある寄与を除去するために処理を行うことができる。また、その他の低速な寄与(すなわち、低い空間周波数を有するもの)をこのような処置を行うことにより除去することができる。一般に、約1mm以上の大きさの特徴(または約1/mm未満の空間周波数)は、水平またはその他の軸についてボールスピンへのこれらの特徴の貢献が比較的小さい傾向がある場合、処理を行うことにより除去することができる。粗(未処理の)形状を高または低い空間周波数を強化または抑圧するために空間的にろ過することができる。このようなろ過は、様々な標準、例えば、DINまたはその他の標準等に一致するためのいくつかの測定において必要とされ得る。このろ過は、高速フーリエ変換(FFT)を実行するために構成されるプロセッサを使用して行うことができる。
一般に、パターニングされた粗度またはテクスチャは、打撃面の相当の部分または少なくとも衝撃エリアに適用される。ウッドタイプゴルフクラブに対して、衝突部分は、従来のウッドゴルフクラブに使用される挿入部と関連がある領域に基づく。アイアンに対して、衝突部分は、垂直中心線のいずれの側上の20mm以内の打撃表面部分であるが、打撃面の上下部でストリップの幅6.35mmを含まない。一般に、このようなパターニングされた粗度は、全打撃面にわたって延在する必要がなく、打撃面の外周に延在しない中央領域内にのみ提供することができる。一般的に、中空メタルウッドに関して、打撃面の外周で少なくとも打撃面のいくつかの部分は、ヘッドボディへの打撃プレートの接着に適したエリアを提供するために、パターニングされた粗度を欠く。
打撃面粗度は、様々なパラメータに基づいて特徴付けられる。上記で述べたように、除去された打撃面および表面湾曲部のサンプリングの長さにわたり表面形状を得る。算術平均Rは、表面のサンプリングの長さにわたる平均線からの形状偏差値の絶対値の平均値と定義される。平均線から、偏差値Yの平均値と関連があるそれぞれのN表面サンプルを含むサンプリングの長さにわたる表面形状に関して、算術平均Rは、
であり、式中、iは、整数i=1,・・・,Nである。サンプリングの長さは一般に、打撃面の相当の部分またはすべてにわたって打撃面上の線に沿って延在するが、特に、様々なサンプルの長さにわたって実質的に連続的特性を有するパターニングされた粗度に対して、より小さいサンプルを使用することができる。同様に、二次元表面形状を使用することができるが、一次元形状は一般に、十分かつ便利である。便宜上、この算術平均は、平均表面粗度として本明細書で称される。
また、表面形状は、形状要素の平均幅Sの逆数に基づいてさらに特徴付けられる。本パラメータを1つ以上の標準、例えば、ドイツ標準化機構(DIN)または国際標準化機構(ISO)等により示し、使用し、記載する。Sの値を解明するために、上限値(ピークと関連がある上方の表面偏差値)および下限値(溝と関連がある下方の表面偏差値)を画定する。一般に、上限値および下限値は、平均線よりも5%多い値および平均線よりも5%少ない値として画定されるが、その他の数値を使用することができる。上限値より超える表面形状の突出部は、形状ピークと称され、得られたか現地よりも下回る突出部は、形状溝と称される。形状要素の幅は、形状溝および隣接形状溝と交差するセグメントの長さである。Sは、サンプリングの長さ内の形状要素の幅Smiの平均である:
便宜上、本平均は、平均表面特徴の幅として本明細書で称される。
の決定において、以下の条件を一般に満たす:1)ピークおよび溝は、交互に現れる;2)形状要素の直前の平均線を有する形状の交差は、現在の形状要素の開始点であり、過去の形状要素の終点である;および3)サンプリングの長さの開始点で、形状ピークあるいは形状溝のいずれかが欠落する場合、形状要素の幅は、考慮に入れない。Rpcは、平均の幅Sの逆数として定義され、平均表面特徴頻度として本明細書で称される。
別の表面形状の特性は、形状サンプルがほぼ平均線に集中する範囲と関連がある表面形状クルトシスKuである。本明細書で使用される形状クルトシスKuは、
として画定され、
式中、Rは、算術平均の平均線から形状偏差値の累乗の算術平均の平方根、すなわち、
である。
形状クルトシスは、表面特徴は先が尖った、または鋭い範囲と関連がある。例えば、三角形の波形成形表面形状は、約0.79のクルトシスを有し、正弦波表面形状は、約1.5のクルトシスを有し、方形波表面形状は約1のクルトシスを有する。
表面粗度を特徴付けるために使用することができるその他のパラメータは、Rを含み、最高のピークの高さの選択された平均値と最下の溝の深さの対応する数の平均値の合計に基づく。
1つ以上の値または値の範囲は、表面クルトシスKu、平均表面特徴の幅S、および特定のゴルフクラブ打撃面に対する算術平均偏差値R(平均表面粗度)に関して特定することができる。優位の結果は一般に、
および
で得られる。
ウッドタイプクラブヘッド
便宜的例示のために、このような打撃プレートのための打撃プレートおよびカバー層の典型的な例をウッドタイプゴルフクラブに関して下記に説明する。その他の例において、かかる打撃プレートは、アイアンタイプのゴルフクラブに使用することができる。いくつかの例において、フェースプレートカバー層は、成形過程において、フェースプレートの表面上に形成されるが、その他の例において、表面層は、形成され、フェースプレートに固定されるキャップとして提供される。
図24〜図27に例示されるように、典型的なウッドタイプ(すなわち、ドライバーまたはフェアウェイウッド)ゴルフクラブヘッド205は、クラウン215、ソール220、スカート225、打撃プレート230、およびホーゼル235により示されたホロウボディ210を含む。打撃プレート230は、前面、またはゴルフボールに衝撃を与えるために適合した打撃面240を画定する(図示せず)。ホーゼル235は、ゴルフクラブシャフトを受け入れるために適合されるホーゼル内径237を画定する(図示せず)。ボディ210はさらに、ヒール部245、トウ部250、および背部255を含む。クラウン215は、打撃面240の上から下の方向および最上部の背後から見る場合、クラブヘッド周辺輪郭部257上に延在するクラブヘッド205の上部として画定する。ソール220は、クラブヘッドの底からクラウン215までの距離のうちの約50%から60%で、クラブヘッドの底から上向き方向に延在するクラブヘッド205の下部として画定する。スカート225は、打撃面240を含まず、トウ部250から、背部255周辺、ヒール部245までで、クラブヘッド周辺輪郭部257の直下に延在するクラウン215とソール220との間のクラブヘッド205の側部として画定する。クラブヘッド205は、一般に立法センチメートル(cm)で測定され、クラブヘッド205の行程体積に匹敵する、体積を有する。
図28〜図29を参照すると、クラブヘッドの座標軸は、クラブヘッドの重心(CG)280に対して画定することができる。CG−軸285は、クラブヘッド205がアドレス位置にあるとき、地面299に対して略垂直方向に、CG280を通って延在する。CG−軸290は、ヒールからトウの方向(打撃面240に略平行)に、およびCG−軸285に略垂直であるCG280を通って延在する。CG−軸95は、前後方向に、CG−軸290およびCG−軸285に略垂直であるCG280を通って延在する。CG−軸290およびCG−軸295の両方は、クラブヘッド205がアドレス位置にあるとき、地面に対して略水平方向に延在する。本明細書に記載のポリマーコーティングまたはキャップのついた打撃プレートは、本質量を使用してCG280の設置を選択することができるように、2〜15gの追加の分配可能質量を提供する。
また、クラブヘッドの基点座標系も使用することができる。図30〜図31を参照にすると、クラブヘッドの基点260は、クラブヘッド205上に示される。クラブヘッドの基点260は、打撃面240のほぼ幾何的中心(すなわち、USGA「Procedure for Measuring the Flexibility of a Golf Clubhead,」 Revision 2.0により定義されるように、打撃面の高さおよび幅との中点の交差点)で位置付けられる。
ヘッドの基点260を有する、ヘッドの基点座標系は、3つの軸である、クラブヘッド205がアドレス位置にあるとき、地面100に対して略垂直方向に、ヘッドの基点260を通って延在するz−軸265;ヒールからトウの方向(打撃面240に略平行である)、およびz−軸265と略垂直である、ヘッドの基点260を通って延在するx−軸270;前後方向に、およびx−軸270およびz−軸265と略垂直である、ヘッドの基点260を通って延在するy−軸275、とを含む。x−軸270およびy−軸275の両方は、クラブヘッド205がアドレス位置にあるとき、地面299に対して略水平方向に延在する。x−軸270は、基点260から、クラブヘッド205のトウ250に、正の方向に延在する;y−軸275は、基点260から、クラブヘッド205の裏部255に向かって、正の方向に延在する;およびz−軸265は、基点260から、クラウン215に向かって、正の方向に延在する。
一実施形態に従ってクラブヘッドにおいて、打撃プレートは、フェースプレートおよびカバー層を含む。さらに、いくつかの例において、フェースプレートの少なくとも一部分は、硬化樹脂(例えば、エポキシ樹脂)に組み込まれた繊維性材料(例えば、グラファイトまたは炭素繊維)の複数のプライまたは層を含む、複合物から作製される。カバー層を形成するために使用することができるのに適したポリマーの例は、ウレタン、ナイロン、SURLYNイオノマー、またはその他の熱硬化性、熱可塑性、またはその他の材料を含むが、これらに限定されない。カバー層は、下記に詳細に記載されるように、一般にパターンのある、粗い、および/または凹凸形状の表面である打撃面として画定する。複合物に基づいた打撃プレートは、質量を再分布できるように、金属打撃プレートと比べると、一般に約5gから20gの質量低減を可能にする。
図32〜図34に示される例において、打撃プレート380は、複数のプリプレグプライまたは層から製造されるフェースプレート381を含み、クラブヘッドに使用される所望の形状および大きさを有する。フェースプレート381は、前面382および裏面344を有する。本実施例において、フェースプレート381は、若干凸状の形状、増加した厚みの中央領域346、および中央領域346の周辺に延在する相対的に減少した厚みを有する末梢領域348を有する。例示された実施例において、中央領域346は、中心点350で最も厚みがある部分を有する裏面上に突出または円錐状であり、末梢領域348に向かってすべての方向の点から徐々に先細りになる。中心点350は、打撃プレート380の「スィートスポット」(最適打撃ゾーン)のほぼ中心を示すが、フェースプレート381の幾何的中心であるとは限らない。より厚みのある中央領域348は、フェースプレート381の中央エリアに剛性を加え、フェースプレートをわたってさらに一貫した偏向を提供するのに効果的である。ある実施形態において、まず、フェースプレート381は、トリミングに続き、そうでなければ機械加工される複数のプリプレグプライの特大レイアップを形成することにより製造される。
図33〜図34に示されるように、カバー層360をフェースプレート381の前面382上に位置する。カバー層360は、フェースプレート381の前面382と一般に共形され、接合される裏面362、および従来のクラブ構造で得られるものと類似する性能を提供するためにショット特性を制御または選択するために、パターニングされた粗度を提供する打撃面364を含む。カバー層360は、様々なポリマー、例えば、SURLYNイオノマー、ウレタン等から形成することができる。典型的なポリマーは、2007年3月13日付けの米国特許出願第11/685,335号、および2007年5月31日付けの第11/809,432号に開示され、参照により本明細書に組み込まれる。これらのポリマーは、ゴルフボールに関して論じられるが、本明細書に記載されるように、打撃プレートに使用するのにも適している。いくつかの例において、カバー層360は、フェースプレート381を形成するプリプレグプライで共に硬化することができる。その他の例において、カバー層360は、別々に形成され、その後、フェースプレート381に接合または接着される。カバー層362は、フェースプレート381に対して耐摩耗性または紫外線防護を提供する、または雨降りおよび乾燥条件の両方のプレー中、一貫性のあるショット特性を提供するパターニングされた打撃面を含むために選択することができる。概して、表面凹凸形状および/またはパターニングは、金属打撃プレートを有する従来のウッドクラブまたはメタルウッドタイプのクラブで達成したショット特性を実質的に重複して行うために、設定される。耐摩耗性を強化するために、カバー層360のショア(Shore)D硬度は、打撃面の実効硬度に少なくとも約75、80、または85に適応されたポリマー層を提供するのに十分であることが好ましい。典型的な例において、カバー層360の厚みは、約0.1mm〜3.0mm、0.15mm〜2.0mm、または0.2mm〜1.2mmである。いくつかの例において、カバー層360は、約0.4mmの厚さである。
クラブフェース硬度または打撃面硬度は一般に、クラブの打撃面への選択時間における標準サイズおよび/または形状のプローブの所定の浸透率、またはプローブに適応された所定の力と関連がある浸透度を生成するために必要とされる力に基づいて測定される。このような測定に基づいて、実効ショア(Shore)D硬度を推測することができる。本明細書に記載のクラブフェースのために、ショア(Shore)D硬度の基準は便利であり、約75から90の実効ショア(Shore)D硬度を一般に得られる。一般に、測定したショア(Shore)D値は、より長いプローブ露出に対して減少する。本明細書に記載されるように、クラブフェース硬度は一般に、従来のウッドまたはメタルウッドタイプのゴルフクラブに実質的に類似するショット特性と関連があり得る実効硬度の推定値(実効ショア(Shore)D値)を得るのに十分なプローブ浸透率に基づく。実効硬度は一般に、フェースプレートおよびポリマー層の厚みおよび硬度により異なる。
図35に示されるように、打撃プレート312は、打撃面313を形成するために、複合フェースプレート340上に形成され、または設置されたカバー層330を備える。その他の例において、カバー層330は、複合フェースプレート340の周辺端部334を覆う周辺縁部を含むことができる。縁部332は、連続的または不連続的であり得、後に複数のセグメントを備える(図示せず)。カバー層330は、適した接着336、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン、またはフィルム接着剤等を使用して複合プレート340に接合する、またはそうでなければ固定することができる。接着336は、カバー層330と複合プレート340との間の空隙を完全に埋めるために適用される(この空隙は、大抵、約0.05〜0.2mmであり、望ましくは約0.05mm未満である)。一般的に、カバー層330は、フェースプレート上に直接形成され、接着336を除外する。打撃プレート312は、適した接着338、例えば、エポキシ樹脂接着剤等を使用して、クラブボディ314に接合されることが望ましく、フェース支持部318の縁部332と隣接周囲面338との空隙、および複合プレート340の裏面とフェース支持部318の隣接周囲面342との空隙を完全に埋める。図35の例において、カバー層330は、フェースプレート端部周辺に少なくとも部分的に延在するが、その他の例において、カバー層は、フェースプレートの外表面のみに位置する。本明細書で使用されるように、フェースプレートの外表面は、通常のアドレス位置のボールに向かって向けられたフェースプレート表面である。金属フェースプレートのみから成る従来の金属打撃プレートにおいて、外表面は、打撃面である。
カバー層330等のカバー層は、様々な方法を使用して、フェースプレートに形成し、固定することができる。一例において、カバー層の打撃面は、成形でパターニングされる。選択された粗度パターンは、エッチング、機械加工、または鋳型表面に移動させる。該鋳型表面は、その後、複合フェースプレートまたはその他のフェースプレートへのその後の接着のためにカバー層の打撃面を成形するために使用される。このようなカバー層は、接着剤でフェースプレートに接合することができる。あるいは、該鋳型は、複合部品上にカバー層を直接形成するために使用することができる。例えば、熱可塑性材の一層(または小粒またはこのような材料の他の部分)は、フェースプレートの外表面、および熱可塑性層上に粗度パターンを与えるために適した温度および圧力で、熱可塑性材およびフェースプレートに対して押圧した鋳型上に位置することができ、それにより、パターニング表面でカバー層を形成する。別の例において、熱硬化性物質は、カバープレートの外表面上、および適したカバー層の厚みを提供するために、熱硬化性物質およびフェースプレートに対して押圧された鋳型上に置くことができる。フェースプレート、熱硬化性物質、および鋳型は、その後、カバー層の形状および厚みを硬化する、そうでなければ固定するために、適した温度に上げられる。これらの方法は、例のみであるが、その他の方法は、様々なカバー材に都合が良いように使用することができる。
別の方法において、いわゆる、「剥離プライ」繊維の一層は、複合フェースプレートの外表面(好ましくは、フェースプレートを製造する場合)またはポリマーカバー層上の打撃面に接合させる。その他の例において、熱可塑性物質を使用するが、いくつかの例において、熱硬化性物質は、カバー層に使用される。いずれの種類の物質で、剥離プライ繊維を除去してカバー層に(またはフェースプレートに)接合可能である。剥離プライ繊維は、カバー層から除去され、凹凸形状の、または粗面化された打撃面から離れる。打撃面テクスチャは、従来のメタルウッドおよびアイアンに相当する表面特性に達するために、剥離プライ繊維テクスチャ、繊維配向、および繊維の大きさに基づき、選択することができる。
処理に基づいた典型的な剥離プライ繊維を図40〜図42に例示する。剥離プライ繊維602の部分は正しい方向に置かれるため、該繊維内の織り繊維は、完成したクラブの最終的な打撃プレートの幾何学的配置に基づいて、x軸604およびz軸606に沿う。その他の例において、異なる幾何学的配置を使用することができる。剥離プライ繊維の模様は、縦糸および横糸の方向に沿って一般に同一でない、または同一であるとは限らず、いくつかの例において、縦糸および横糸は、選択された方向に沿って優先的に整列される。図41に示されるように、得られる打撃プレート610は、凹凸形状の打撃面616を有するフェースプレート612およびカバー層614を含む。凹凸形状の打撃面616の一部分は、約0.27mmに分離され、約0.03mmの高さHを有する、表面ピーク618に基づいた表面の凹凸形状を例示するために、図42に示される。図40〜図42の例において、カバー層610は約0.5mmの厚さがある。
打撃面に基づいた剥離プライの典型的な表面形状を図43〜図44に示す。図43は、上記にさらに詳細を記載するためのスタイラスベースの表面形状測定装置を使用して実施されるトウからヒールの表面形状スキャンの一部である。相対的に、粗い形状部702は、さらに緩やかな表面湾曲部に対応する形状部704により分離される。粗い形状部702内の複数のピーク706は、個々の剥離プライの繊維ファイバーにより画定される特徴を超えてスタイラスに対応するように思われる。平滑部704は、繊維方向に沿って画定される特徴に沿ってスタイラス走査に対応するように思われる。表面ピークは、約0.5mmの周期的分離および約20〜30μmの高さを有する。図44は、上から下への方向であるが、図43の走査に類似した一部である。相対的に、平滑および粗い領域が交互に起こり、ピーク離間は、約0.6mmであり、剥離層繊維の縦糸および横糸の繊維の離間が異なるため、トウからヒールの方向のものよりも若干大きい。図45は、剥離層繊維で形成された打撃面の一部の写真である。
機械加工またはその他の鋳型に基づいた打撃プレート810の一例を図46〜図48に示す。本実施例において、打撃面816に提供された表面凹凸形状811は、図46に示されるようにx軸に沿って実質的にクラブおよびクラブヘッドに対して整列される。図47〜図48は、フェースプレート812上に位置しているカバー層814の表面として形成される打撃面816のテクスチャ811を例示する。図48に示されるように、カバー層814は、約0.5mmの厚さがあり、該テクスチャは、約0.34mmで分離され、約40μmの深さがある、複数の溝818を含む。図49は、約0.34mmの中心離間の中心を有する突出を示す、典型的なポリマー表面のスタイラスベースの上から下の方向の表面走査の一部を含む。
以下の表は、図43〜図44および49の走査と関連がある表面粗度のパラメータを要約する。一般的な例において、測定された表面粗度は、約0.1μm、1μm、2μm、または2.5μmを超え、約20μm、10μm、5μm、4.5μm、または4μm未満である。
カバー層の打撃面は、図36〜図39に例示されるいくつかの実施例の様々なその他の粗度パターンを使用して提供することができる。一般的に、これらのパターンは、実質的に全打撃面にわたって延在するが、いくつかの例示された実施例においてのみ、打撃面の一部分を便宜的例示のために示す。図36〜図37を参照すると、打撃プレート402は、複合フェースプレート403およびカバー層404を含む。カバー層の打撃面409は、2つの次元配列内に整列される複数のパターン特徴412を含むパターニングされたエリア410を含む。図36〜図37に示されるように、パターン特徴412は、カバー層404内に形成された長方形または正方形のへこみであり、a+y方向(すなわち、フェースプレート403の外表面414に向かって内部)に沿って延在する。パターン特徴の水平離間(x軸420に沿う)は、dxであり、垂直離間(z軸422に沿う)は、dzである。これらの離間は、同一であっても異なっていてもよく、特徴412は、内部または外部に向けることができ、正方形、円状、楕円形、多角形、卵形、またはxz平面内のその他の断面を有する柱またはくぼみであり得る。さらに、非対称の断面形状のために、パターン特徴は、x軸420およびz軸422に対して任意に整列させることができる。該パターン特徴412は、規則的配列構造で位置することができるが、パターン特徴のそれぞれの幾何学的配置は、任意である、または該パターン特徴412は、x軸420、z軸422、またはxz平面内の別軸に沿って周期的に配置され得る。図36に示されるように、複数のスコアライン430を提供し、高コントラストを提供するために、一般に着色される。y軸に沿うパターン特徴512の最大深度dyは、約10μm〜100μm、約5μm〜50μm、または約2μm〜25μmである。水平離間および垂直離間は一般に、約0.025mm〜0.500mmである。
パターン特徴412は、xz平面に垂直な1つ以上の平面(すなわち、垂直断面)内に実質的に一定断面積を有してもよく、これらの垂直断面は、y軸424に沿って、またはx軸、y軸、またはz軸に対して、断面の角度関数として異なり得る。例えば、円柱状突出部は、外部に、内部に、またはy軸424に沿うその組み合わせを徐々に先細にする底面を有することができ、y軸424に対して傾斜することができる。
図38〜図39に示される実施例において、カバー層504は、x軸520およびz軸522に対して傾斜する軸514に沿って周期的に位置する複数のパターン特徴512を含む。該パターン特徴512は、一次元に周期的であるが、その他の例において、xおよびz軸に傾斜する(または配置される)、1つ以上の軸に沿って周期的なパターン特徴を提供することができる。複数のスコアライン530を(一般にフェースプレート内に)提供し、高コントラストを提供するために、色付けする。図39に示されるように、該カバー層504は、フェースプレート503に固定され、該パターン特徴512は、深さdyを有する。
その他の例において、パターン特徴は、周期的、非周期的、または部分的に周期的、またはランダムに位置することができる。パターン特徴と関連がある空間周波数は、異なり得、パターン特徴の大きさおよび幾何的配置もまた異なり得る。いくつかの実施例において、粗い表面は、ランダムに位置し、ランダムな大きさである一連の特徴として画定される。
類似の打撃プレートは、アイアンタイプのゴルフクラブ用に提供することができる。ウッドタイプゴルフクラブ用の打撃プレートは一般に上から下の湾曲部およびトウからヒールの湾曲部(バルジおよびロールとして一般に参照される)を有するが、アイアン用の打撃プレートは一般に平面である。アイアンタイプのクラブ用の複合ベースの打撃プレートは、第1の複合フェースプレートを保護するために選択されるポリマーカバー層を含む。いくつかの実施例において、上記に記載されるものと類似の打撃面テクスチャを提供することができる。さらに、1つ以上の従来の溝を一般に打撃面上に提供する。このような打撃プレートは、様々な接着剤でアイアンタイプのゴルフクラブボディに固定する、またはそうでなければ固定することができる。
典型的なポリマー材
フェースプレートカバーまたはキャッップに適している典型的なポリマー材を本明細書に記載する。
定義
本明細書で使用される「バイモーダルポリマー」は、2つの主なフラクションを含むポリマーを意味し、さらに詳しくは、ポリマーの分子量分布曲線の形、すなわち、分子量の関数としてのポリマー重量フラクションのグラフの様相を意味する。これらのフラクションからの分子量分布曲線を、得られる全ポリマー生成物の分子量分布曲線に重ねたとき、その曲線は2つの最大を示すかあるいは個々のフラクションの曲線と比較して少なくともはっきりと広くなっている。そのようなポリマー生成物はバイモーダルと称される。2つのフラクションの化学組成は異なっていてもよい。
本明細書で使用される「連鎖延長剤」は、ポリウレタンまたはポリ尿素プレポリマー(またはプレポリマー出発物質)に加えられる化合物であり、最終組成物の熱可塑性性質を維持するのに十分に低いレベルであるが追加反応を行う。
本明細書で使用される「共役」とは、単結合で分けられた2つ以上の不飽和部位(例えば、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、および窒素のような炭素以外の原子を含む不飽和部位)を含む有機化合物を意味する。
本明細書で互いに取り替えて使用される「硬化剤」または「硬化系」は、ポリウレタンまたはポリ尿素プレポリマー(またはプレポリマー出発物質)に加えられる化合物であり、これは最終組成物を追加架橋して熱硬化性樹脂にする。
「(メタ)アクリレート」は、メタクリル酸および/またはアクリル酸のエステルを意味する。
「(メタ)アクリル酸コポリマー」は、メタクリル酸および/またはアクリル酸のコポリマーを意味する。
本明細書に使用される「ポリ尿素」は、ジイソシアネートとポリアミンとの反応によって製造される物質を意味する。
本明細書に使用される「ポリウレタン」は、ジイソシアネートとポリオールとの反応によって製造される物質を指す。
本明細書で使用される「プレポリマー」は、さらに処理すると製造されるゴルフボールの最終ポリマー物質を形成することができる物質、例えば、架橋のようなさらなる処理を行うことができる重合または部分重合物質を意味する。
本明細書に使用される「熱可塑性」は、加熱すると軟化または溶融することができ、冷却すると再度硬化することができる物質として定義される。熱可塑性ポリマー鎖はしばしば架橋されていないか、あるいは連鎖延長剤を用いて軽く架橋されているが、本明細書に使用される「熱可塑性樹脂」は、初めに、例えば初期の押出し過程または射出成形過程の間に、熱可塑性物質として働くが、例えば圧縮成形工程の間、架橋して最終構造を形成しうる物質を意味する。
本明細書に使用される「熱可塑性ポリ尿素」は、任意に連鎖延長剤を加え、ジイソシアネートとポリアミンとの反応によって製造される物質を意味する。
本明細書に使用される「熱可塑性ポリウレタン」は、任意に連鎖延長剤を加え、ジイソシアネートとポリオールとの反応によって製造される材料を意味する。
本明細書に使用される「熱硬化性」とは、架橋または硬化剤との相互作用により架橋または硬化する物質として定義される。架橋は化学反応(硬化剤との反応による)または照射により、熱(一般に約200℃より上)の形のエネルギーによって生じさせることができる。得られる組成物は硬化すると硬質となり、加熱で軟化しない。熱硬化性樹脂は、長鎖ポリマー分子が互いに架橋して硬質構造となるのでこの性質を有する。熱硬化性材料は硬化後、溶融および再成形することができず、従って、熱硬化性材料は、溶融および再成形することができる熱可塑性材料のようにリサイクルされない。
本明細書に使用される「熱硬化性ポリウレタン」は、ジイソシアネートとポリオールおよび硬化剤との反応によって製造される材料を意味する。
本明細書に使用される「熱硬化性ポリ尿素」は、ジイソシアネートとポリアミンおよび硬化剤との反応によって製造される材料を意味する。
本明細書に使用される「ウレタンプレポリマー」は、ジイソシアネートおよびポリオールの反応生成物である。
本明細書に使用される「尿素プレポリマー」とは、ジイソシアネートおよびポリアミンの反応生成物である。
「ユニモーダルポリマー」は、1つの主なフラクションを含むポリマーを指し、さらに詳しくはポリマーの分子量分布曲線の形、すなわち、全ポリマー生成物の分子量分布曲線がただ1つの極大を示すことを意味する。
材料
本発明によると、概して、ゴルフクラブのフェースキャップを作製するために有用であると考えられるポリマー材は、メタロセン触媒ポリマー、ユニモーダルエチレン/カルボン酸コポリマー、ユニモーダルエチレン/カルボン酸/カルボン酸ターポリマー、バイモーダルエチレン/カルボン酸コポリマー、バイモーダルエチレン/カルボン酸/カルボン酸ターポリマー、ユニモーダルイオノマー、バイモーダルイオノマー、変性ユニモーダルイオノマー、変性バイモーダルイオノマー、熱可塑性ポリウレタン、熱可塑性ポリ尿素、ポリアミド、コポリアミド、ポリエステル、コポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ハロゲン化(例えば、塩素化)ポリオレフィン、ハロゲン化ポリエチレン[例えば、塩素化ポリエチレン(CPE)]等のハロゲン化ポリアルキレン化合物、ポリアルケナマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ジアリルフタレートポリマー、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリアミド−イオノマー、ポリウレタン−イオノマー、ポリビニルアルコール、ポリアリレート、ポリアクリル酸塩、ポリフェニレンエーテル、耐衝撃性改質のポリフェニレンエーテル、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、アセリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、スチレン−アセリロニトリル(SAN)、アセリロニトリル−スチレン−アセリロニトリル、スチレン−無水マレイン酸(S/MA)ポリマー、スチレンコポリマー、官能化スチレンコポリマー、官能化スチレンターポリマー、スチレンターポリマー、セルロースポリマー、液晶ポリマー(LCP)、エチレン−ポリピレン−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン−ビニルアセテートコポリマー(EVA)、エチレン−ポリピレンコポリマー、エチレンビニルアセテート、ポリ尿素、ポリシロキサン等の熱可塑性エラストマーを含む熱可塑性ポリマーに加えて、合成および天然ゴム、その他の熱硬化性ポリウレタンまたは熱硬化性ポリ尿素等の熱硬化性ポリマーを含むがこれらに限定されない、合成もしくは天然ポリマーまたはその混合物、並びにそのあらゆるおよびすべての組み合わせを含む。
本発明のゴルフクラブフェースキャップを作製するためのポリマーのある好ましい種類は、ポリイソシアネートおよびポリオールまたはポリアミンの組み合わせでそれぞれ作製された、熱可塑性または熱硬化性ポリウレタンおよびポリ尿素である。当業者が利用できるあらゆるイソシアネートが本発明での使用に適しており、脂肪族、脂環式、芳香族脂肪族、芳香族、そのあらゆる誘導体、および分子あたり2つ以上のイソシアネート(NCO)基を有するこれらの化合物の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
ポリウレタンの技術分野における当業者が利用できるあらゆるポリオールが、本発明での使用に適している。使用に適したポリオールは、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオールおよびポリブタジエンポリオール等のポリジエンポリオールを含むが、これらに限定されない。
ポリ尿素の技術分野における当業者が利用できるあらゆるポリアミンが、本発明での使用に適している。使用に適したポリアミンは、アミン末端修飾炭化水素、アミン末端修飾ポリエーテル、アミン末端修飾ポリエステル、アミン末端修飾ポリカプロラクトン、アミン末端修飾ポリカーボネート、アミン末端修飾ポリアミド、およびその混合物を含むが、これらに限定されない。
前述のジイソシアネートおよびポリオールまたはポリアミン成分は、鎖延長剤または硬化剤との反応前に、プレポリマーを形成するために、あらかじめ組み合わされてもよい。あらゆるこのようなプレポリマーの組み合わせが、本発明での使用に適している。市販のプレポリマーは、LFH580、LFH120、LFH710、LFH1570、LF930A、LF950A、LF601D、LF751D、LFG963A、LFG640Dを含む。
ある好ましいプレポリマーは、ポリポリピレングリコールを有するトルエンジイソシアネートプレポリマーである。このようなポリポリピレングリコール末端修飾トルエンジイソシアネートプレポリマーは、ADIPRENE(登録商標) LFG963AおよびLFG640Dの商標で、Uniroyal Chemical Company of Middlebury, Conn.から入手可能である。最も好ましいプレポリマーは、ADIPRENE(登録商標) LF930A、LF950A、LF601D、およびLF751Dの商標で、Uniroyal Chemical Company of Middlebury,Conn.から入手可能なものを含むポリテトラメチレンエーテルグリコール末端修飾トルエンジイソシアネートプレポリマーである。
ポリオール鎖延長剤または硬化剤は、第1級、第2級、または第3級ポリオールであってもよい。ジアミンおよびその他の適したポリアミンを、鎖延長剤または硬化剤として作用するために本発明の組成物に添加してもよい。これらは、官能基として、2つ以上のアミンを有する第1級、第2級、および第3級アミンを含む。
その化学構造にもよるが、硬化剤は、遅反応性または速反応性のポリアミンまたはポリオールであってもよい。米国特許番号第6,793,864号、第6,719,646号および同時係属米国特許公開番号第2004/0201133 A1号に記載されるように、(本明細書のすべての内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる)。
本発明における使用に適した治療薬は、3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミン、3,5−ジメチルチオ−2,6−トルエンジアミン;N,N’−ジアルキルジアミノジフェニルメタン、トリメチレン−グリコール−ジ−p−アミノ安息香酸、ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノ安息香酸、およびその混合物を含むが、これらに限定されない、遅反応性のポリアミン群から選択される。これらのうちの、3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミンおよび3,5−ジメチルチオ−2,6−トルエンジアミンは、異性体であり、Ethyl CorporationからETHACURE(登録商標) 300の商標で、市販されている。トリメチレングリコール−ジ−p−アミノ安息香酸は、POLACURE 740Mの商標で、ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノ安息香酸は、POLAMINESの商標で、Polaroid Corporationから市販されている。N,N’−ジアルキルジアミノジフェニルメタンは、UOPからUNILINK(登録商標)の商標で市販されている。使用可能な適した速反応性の硬化剤は、ジエチル−2,4−トルエンジアミン、4,4’’−メチレンビス−(3−クロロ,2,6−ジエチル)−アニリン(ペンシルベニア州アレンタウン(Allentown, Pa.)にあるAir Products and Chemicals Inc.からLONZACURE(登録商標)の商標で市販)、3,3’−ジクロロベンジジン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(MOCA);N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンおよびUniroyal, Inc.から市販されているCuralon Lの商標の芳香族ジアミンの混合物、およびそのすべての組み合わせを含む。好ましい速反応性の硬化剤は、ジエチル−2,4−トルエンジアミンであり、2つの商用銘柄Ethacure(登録商標) 100およびEthacure(登録商標) 100LCを有し、商用銘柄は、色が薄く、副作用が少ない。速反応性と遅反応性の硬化剤との混合は、特に好ましい。
別の好ましい実施形態において、ポリウレタンまたはポリ尿素は、ジイソシアネートをポリアミンあるいはポリオールまたはその混合物および1つ以上のジシアンジアミドと結合させることにより、調製される。好ましい実施形態において、該ジシアンジアミドは、2006年10月17日に出願された、米国特許出願番号第60/852,582号に記載されるように、色落ちした黄色のポリマー組成物を形成するためにウレタンプレポリマーまたは尿素プレポリマーと結合させ、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明のゴルフクラブフェースキャップを作製するための別の好ましいポリマー群は、熱可塑性イオノマー樹脂である。このような樹脂の1群は、E.I. DuPont de Nemours and Co.により1960年代の半ばに開発され、SURLYN(登録商標)の登録商標で販売された。このようなイオノマーの調製は、例えば、米国特許番号第3,264,272号に参照されるように、周知である。一般的に言えば、最も商業的なイオノマーは、ユニモーダルであり、例えば、3〜12個の炭素原子を有する不飽和のモノ−またはジカルボン酸を有する、アルケン等のモノオレインのポリマーから成る。また、モノ−またはジカルボン酸エステルの形の追加のモノマーは、いわゆる「軟化コモノマー」として配合物に組み込まれ得る。組み込まれるカルボン酸基は、その後、塩基性金属イオン塩により中和され、イオノマーを形成する。中和に使用される塩基性金属イオン塩の金属カチオンは、Li、Na、K、Zn2+、Ca2+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Pb2+、およびMg2+を含み、Li、Na、Ca2+、Zn2+、およびMg2+が好ましい。該塩基性金属イオン塩は、例えば、ギ酸、酢酸、硝酸、および炭酸等の中和により生成されたものを含む。該塩はまた、炭酸水素塩、金属酸化物、金属水酸化物、および金属アルコキシドを含んでもよい。
今日、エチレンおよび(メタ)アクリル酸のコポリマーまたはエチレンおよび(メタ)アクリル酸のターポリマーの双方に基づく多種多様の市販のイオノマー樹脂があり、それらの多くは、打撃面を提供するカバー層等のゴルフクラブの構成材として使用される。これらのイオノマー樹脂の特性は、酸含有量、軟化コモノマー含有量、中和度、中和に使用される金属イオンの種類により、大きく異なる可能性がある。一般に、あらゆる種類の市販物は、一般式、E/X/Yポリマーから成るポリマーのイオノマーを含み、Eは、エチレンであり、Xは、アクリル酸またはメタクリル酸等のCからCのα,βエチレン化不飽和カルボン酸であり、E/X/Yコポリマーの約2から約30重量%の量で存在し、Yは、アクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル等のアクリル酸アルキルおよびメタクリル酸アルキルから成る群から選択された軟化コモノマーであり、該アルキル基は、1〜8の炭素原子を有し、Yは、E/X/Yコポリマーの0から約50重量%の量で存在し、該イオン化ポリマー中に存在する酸性基は、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、鉛、スズ、亜鉛またはアルミニウム、およびその組み合わせから成る群から選択された金属で部分的に中和されている。
該イオノマーはまた、米国特許番号第6,562,906号に記載されるように(本明細書のすべての内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる)、いわゆる、バイモーダルイオノマーであってもよい。これらのイオノマーは、異なる分子量のポリマーを含む混合物から調製される場合、バイモーダルである。該ユニモーダルおよびバイモーダルイオノマーに加えて、いわゆる「変性イオノマー」が含まれ、それらの例は、米国特許番号第6,100,321号、第6,329,458号および第6,616,552号、並びに米国特許公開第2003/0158312 A1号に記載され、本明細書のすべての内容は、参照することにより本明細書に組み込まれる。このような変性イオノマーポリマーの例は、E.I. DuPont de Nemours and Co.から市販のDuPont(登録商標) HPF−1000である。
また、イオノマーとブロックコポリマーとの混合物は、本発明のゴルフクラブフェースキャップを作製するために有用である。好ましいブロックコポリマーは、SEPTON HG−252である。このような混合物は、本発明の譲受人に譲渡された米国特許番号第6,861,474号および米国特許公開第2003/0224871号にさらなる詳細を記載され、その双方は、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
さらなる実施形態において、本発明のゴルフクラブフェースキャップは、少なくとも3つの材料と共に混合することにより調製された組成物を含むことができ、成分A、B、およびCとして特定され、これらの成分を溶融加工して、擬似架橋ポリマーネットワークを組み込まれるポリマー混合組成物をそのままで形成する。このような混合物は、本発明の譲受人に譲渡された、Kimらの米国特許番号第6,930,150号にさらなる詳細を記載され、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
成分Aは、少なくとも5重量%の酸性官能基の少なくとも1つの型を組み込むモノマー、オリゴマー、プレポリマーまたはポリマーである。使用に適したポリマーの例は、エチレン/(メタ)アクリル酸コポリマー並びにエチレン/(メタ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレートターポリマー、またはエチレンおよび/またはポリピレン無水マレイン酸コポリマーおよびターポリマーを含むが、これらに限定されない。
上記に論じられるように、成分Bは、好ましくは、上記に論じられる重量範囲において成分Aに存在するよりも低い重量%のアニオン性官能基を有し、最も好ましくはこのような官能基がない、いずれのモノマー、オリゴマー、またはポリマーであり得る。成分Bとして使用される好ましい材料は、ペンシルベニア州フィラデルフィア(Philadelphia,Pennsylvania)にあるATOFINA Chemicalsから市販のPEBAXおよびLOTADER、デラウェア州ウィルミントン(Wilmington,Delaware)にあるE.I.DuPont de Nemours & Co.から市販のHYTREL、FUSABOND、およびNUCREL、大韓民国ソウル(Seoul, South Korea)にあるS.K.ChemicalsからのSKYPELおよびSKYTHANE、日本倉敷(Kurashiki,Japan)にあるKuraray Companyから市販のSEPTONおよびHYBRAR、NoveonからのESTHANE、Kraton PolymersからのKRATONの商標で市販される、ポリエステルエラストマーを含む。成分Bとして使用される最も好ましい材料は、SEPTON HG−252である。成分Cは、成分Aの酸性官能基を中和することができる塩基であり、金属カチオンを有する塩基である。これらの金属は、周期表のIA、IB、IIA、IIB、IIIA、IIIB、IVA、IVB、VA、VB、VIA、VIB、VIIBおよびVIIIBの群から成る。これらの金属の例は、リチウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、カルシウム、マンガン、タングステン、チタニウム、鉄、コバルト、ニッケル、ハフニウム、銅、亜鉛、バリウム、ジルコニウム、およびスズを含む。成分C源として使用されるのに適した金属化合物は、例えば、金属塩であり、好ましくは、金属水酸化物、金属酸化物、金属炭酸塩、または金属酢酸塩である。組成物は、分散混合メカニズム、分配混合メカニズムまたはこれらの組み合わせを用いることによって、上記材料を互いに十分に混合することにより調製するのが好ましい。
さらなる実施形態において、本発明のゴルフクラブフェースキャップは、ポリアミドを含み得る。適したポリアミドの特定の例は、ポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、 ポリアミド6,12、ポリアミドMXD6;PA12,CX;PA12,IT;PPA、PA6,IT;およびPA6/PPEを含む。
ポリアミドは、ホモポリアミドでもコポリアミドでもよい。適したポリアミドの群の1例は、熱可塑性ポリアミドエラストマーである。熱可塑性ポリアミドエラストマーは一般にポリアミドおよびポリエステルまたはポリエーテルのコポリマーである。例えば、熱可塑性ポリアミドエラストマーは、ハードセグメントとしてのポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12等)およびソフトセグメントとしてのポリエーテルまたはポリエステルを含み得る。1つの具体例では、熱可塑性ポリアミドはポリアミド(PA12)に基づく非晶質コポリアミドである。適したアミドブロックポリエーテルは、米国特許番号第4,331,786号、第4,115,475号、第4,195,015号、第4,839,441号、第4,864,014号、第4,230,848号、および第4,332,920号に記載のようなものを含む。
ポリエーテルエーテルエラストマーの1つの種類は、Pebax系であり、これらはElf−Atochem Companyから入手し得る。Pebax2533、3533、4033、1205、7033および7233から選択するのが好ましい。Pebax2533、3533、4033、1205、7033および7233のブレンドまたは組み合わせも同様に好ましい。使用するのに適したポリアミドのいくつかの例は、ペンシルベニア州フィラデルフィア(Philadelphia,Pennsylvania)のAtofina Chemicals販売の登録商標PEBAX、CRISTAMIDおよびRILSAN、サウスカロライナ州サムター(Sumter,=South Carolina)のEMS Chemie販売の登録商標GRIVORYおよびGRILAMID、Degussa販売の登録商標TROGAMIDおよびVESTAMID、並びにデラウェア州ウィルミントン(Wilmington,Delaware)のE.I.DuPont de Nemours&Co.販売の登録商標ZYTELであり、商業的に入手し得る。
本発明のゴルフクラブフェースキャップを製造するために使用されるポリマー組成物はまた、1つ以上の賦形剤を組み込むことができる。このような充填材は、一般に伸びている繊維およびフロック以外、例えば、一般に約20メッシュ未満、好ましくは約100メッシュ未満の米国標準サイズの微細な形である。充填材粒子サイズは望ましい結果、コスト、添加の容易さ、およびダスティングの考慮により決まる。充填材の適切な必要量は用途により異なるが、過度の実験を行うことなく一般に容易に決定することができる。
充填材は、沈降水和シリカ、石灰石、クレー、タルク、アスベスト、バライト、ガラス繊維、アラミド繊維、雲母、メタ珪酸カルシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リトポン、珪酸塩、炭化珪素、珪藻土、炭酸カルシウムまたはマグネシウムまたはバリウム等の炭酸塩、硫酸カルシウムまたはマグネシウムまたはバリウム等の硫酸塩、タングステン、鋼、銅、コバルトまたは鉄、金属合金、炭化タングステン、金属酸化物、金属ステアリン酸塩等の金属、およびその他の粒状炭質材料、並びにそれらのいずれかのまたはすべての組み合わせよりなる群から選択されるのが好ましい。充填材の好ましい例は、酸化亜鉛および酸化マグネシウム等の金属酸化物を含む。別の好ましい実施形態において、充填材は連続または非連続繊維を含む。別の好ましい実施形態において、充填材は米国特許番号第6,794,447号および2003年9月24日に出願された同時係属米国特許出願番号第10/670,090号および2004年8月25日に出願された同時係属米国特許出願番号第10/926,509号(参照によってすべて本明細書に組み入れられる)に記載のような1種以上のいわゆるナノ充填材を含む。
本発明の組成物に使用するための別の特に適した添加剤には、一般式:

(RN)−R’−(X(O)OR

(式中、Rは水素、またはC−C20脂肪族、脂環式もしくは芳香族系であり、R’は、1つ以上のC−C20直鎖もしくは分枝脂肪族または脂環式基、あるいは置換直鎖もしくは分枝脂肪族または脂環式基、あるいは芳香族基、あるいは12までの反復単位のオリゴマー、例えばこれらに限定されないが12までのアミノ酸のアミノ酸配列から誘導されるポリペプチド、を含むブリッジ基であり、XはCまたはSまたはPであり、ただし、X=Cの場合、n=1およびy=1、X=Sの場合、n=2およびy=1、X=Pの場合、n=2およびy=2である。また、m=1〜3である)を有する化合物が含まれる。これらの材料については2005年7月14日に出願された同時係属米国特許出願番号第11/182,170号(参照によってすべて本明細書に組み入れられる)にさらに詳しく記載されている。最も好ましくは、材料は4,4´−メチレン−ビス−(シクロヘキシルアミン)カルバメート(Diak(登録商標)4でコネチカット州ノーウォーク(Norwalk CT)のR.T.Vanderbilt Co.から入手し得る)、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、ε−カプロラクタム;ω−カプロラクタム、そしてそれらのいずれかおよびすべての組み合わせよりなる群から選択される。
必要に応じて、本発明のゴルフクラブフェースキャップを製造するために使用される様々なポリマー組成物は、酸化防止剤等のその他の従来の添加剤、またはプラスチック形成に一般に使用されるいずれの他の添加剤をさらに含む。添加剤および安定剤等の特定の機能を達成するために提供される薬剤は存在され得る。適した成分の例には、可塑剤、着色剤、酸化防止剤、着色剤、分散剤、UV吸収剤、蛍光増白剤、離型剤、加工助剤、充填材、並びにそれらのいずれかのおよびすべての組み合わせが含まれる。UV安定剤、または光安定剤、例えば置換ヒドロキシフェニルベンゾチアゾールは、最終組成物のUV安定性を高めるために、本発明に使用してもよい。商業的に入手し得るUV安定剤の例は、TINUVINの登録商標でCiba Geigy Corporationから販売されている安定剤である。
本発明は、典型的な実施形態に関連して記載されるが、本発明がそれらの実施形態に限定されるものではないことを理解されるであろう。それとは逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲により定義されるように、本発明の精神および範囲から逸脱することがない限り、すべての修正、変更、および同等物を含むことを意図する。

Claims (96)

  1. クラブボディと、
    前記クラブボディに固定された打撃プレートと、を備えるゴルフクラブヘッドであって、
    前記打撃プレートは、前面部と、フェースプレートの前面部に固定されたポリマーカバー層とを有する複合フェースプレートを含み、前記ポリマーカバー層は、凹凸形状の表面を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記カバー層の厚みは、約0.1mmと約2.0mmとの間であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記カバー層の厚みは、約0.2mmと約1.2mmとの間であることを特徴とする請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記カバー層の厚みは、約0.4mmであることを特徴とする請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記打撃フェースは、少なくとも約75の実効ショアD硬度を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記凹凸形状の打撃フェースは、約1μmと約10μmとの間の平均表面粗度を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記凹凸形状の打撃表面は、少なくとも約2/mmの平均表面特徴頻度を有することを特徴とする請求項1に記載のウッドタイプゴルフクラブ。
  8. 前記凹凸形状の打撃表面の表面形状尖度は、約1.5よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記凹凸形状の打撃表面は、約5μm未満の平均表面粗度、少なくとも約3/mmの平均表面特徴頻度、および上から下方向、トウからヒール方向、または両方向に沿って、約2以上の表面形状尖度を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  10. 前記打撃表面は、上から下方向に沿って凹凸加工され、トウからヒール方向に沿って凹凸加工されないことを特徴とする請求項9に記載のゴルフクラブ。
  11. 前記打撃表面は、上から下方向に沿って凹凸加工され、トウからヒール方向に沿って凹凸加工されないことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  12. ゴルフクラブのためのフェースプレートを提供するステップと、
    前記フェースプレートの前面部へカバー層を提供するステップと、
    粗い打撃表面を提供するように前記カバー層の打撃表面をパターニングするステップと、を含むことを特徴とする方法。
  13. 前記粗い打撃表面は、約1μmより大きく、約5μm未満の、平均表面粗度、および前記打撃表面に対して実質的に平行な少なくとも1つの軸に沿った、少なくとも2/mmの平均表面特徴頻度を提供する、表面特徴の配列を含むようにパターニングされることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 鋳型で前記カバー層の前記打撃表面をパターニングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 繊維を前記カバー層に押圧し、その後前記繊維を取り除くことによって前記打撃表面をパターニングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. 前記カバー層は、熱可塑性物質から形成され、前記繊維は、前記カバー層が形成される時に適用されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前面部を有するフェースプレートと、
    前記フェースプレートの前記前面部に位置する制御層であって、前記制御層は、湿潤状態下で約2500RPMのボールスピンを提供するように構成される、表面凹凸形状を有する打撃表面を有する制御層とを備えることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  18. 前記制御層は、ポリマー層であることを特徴とする請求項17に記載のゴルフクラブヘッド。
  19. 前記制御層は、約0.3と0.6mmとの間の厚みを有するポリマー層であって、前記打撃表面の前記表面粗度は、前記打撃表面に対して実質的に平行である少なくとも1つの軸に沿って実質的に周期的であることを特徴とする請求項17に記載のゴルフクラブヘッド。
  20. 前記フェースプレートは、少なくとも約75の実効ショアD硬度を有することを特徴とする請求項17に記載のゴルフクラブヘッド。
  21. 前記ポリマーは、イオノマーまたはウレタンから本質的に成ることを特徴とする請求項20に記載のゴルフクラブヘッド。
  22. 前記ポリマーカバー層は、イオノマーまたはウレタンから本質的に成ることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  23. クラウン、ヒール、トウおよびソールを有するボディであって、正面開口部を画定するボディと、
    前記ボディの前記正面開口部を閉じる様々な厚みのフェースインサートであって、複数のプリプレグプライのレイアップを備えるインサートと、を備えるゴルフクラブヘッドであって、前記プライの少なくとも一部は、ストリップが互いに重なり合う重複領域を画定する十字パターンに配置された複数の細長いプリプレグストリップを備え、前記レイアップは、前記重複領域から離間した場所での第1の厚みと、前記重複領域の第2の厚みとを有し、前記第2の厚みは前記第1の厚みよりも大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  24. 前記レイアップは、前面部および前記前面部に渡って連続して延在する前記細長いストリップを有することを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  25. 前記複数のプリプレグストリップは、前記レイアップの中央領域で互いに重なり合い、前記前面部を取り囲む前記レイアップの周辺端上のそれぞれの位置の間を前記前面部に渡って連続して延在し、前記ストリップは、前記中央領域に対して互いに角度的にずれて前記中央領域で前記第2の厚みを有する環状突起を形成し、前記環状突起を取り囲む前記レイアップの周辺部は前記第1の厚みを有することを特徴とする請求項24に記載のゴルフクラブヘッド。
  26. 前記複数のプリプレグストリップは、前記第2の厚みを有する環状突起と、前記第1の厚みを有する前記環状突起で取り囲まれた陥凹部を形成するように、1つ以上の周着された多角形を形成するために配置されることを特徴とする請求項24に記載のゴルフクラブヘッド。
  27. 前記複数のプリプレグストリップは、プリプレグストリップの複数の組として配置され、各組の前記ストリップは十字パターンに配置され、
    前記プライの別の部分は、複数のプリプレグパネルを備え、各パネルは1つ以上のプリプレグプライの組を備え、前記プリプレグストリップの組は、前記パネル間に散在し、各パネルの前記プライは、前記レイアップの全体の大きさおよび形状と同じ大きさおよび同じ形状であることを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  28. ストリップの各組は、前記レイアップの前記パネルの2つに挟まれて接触することを特徴とする請求項27に記載のゴルフクラブヘッド。
  29. 各パネルは、4つのプリプレグプライを備え、それぞれは異なる繊維配向を有することを特徴とする請求項27に記載のゴルフクラブヘッド。
  30. 前記レイアップは、周辺端を有し、各プリプレグストリップは、縦方向に延在する強化繊維を備え、各繊維は、前記レイアップの前記周辺端上のそれぞれの第1の位置から前記レイアップの前記周辺端上のそれぞれの第2の位置へ延在することを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  31. 前記レイアップは、体積で約1.7x10−6パーセント以下の空洞率を有することを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  32. 前記レイアップは、いかなる空洞も有さないことを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  33. 前記プリプレグストリップは、直線の長手方向端部を有することを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  34. インサートは、前記レイアップ上に配置されて前記クラブヘッドの打撃表面を画定するポリマー層を備えることを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  35. 前記インサートは、前記レイアップ上に配置されて前記クラブヘッドの打撃表面を画定する金属層を備えることを特徴とする請求項23に記載のゴルフクラブヘッド。
  36. 前記金属層は、チタニウム、アルミニウム、マグネシウム、スチール、またはこれらの合金で作製されることを特徴とする請求項35に記載のゴルフクラブヘッド。
  37. クラウン、ヒール、トウおよびソールを有するボディであって、正面開口部を画定するボディと、
    前記ボディの前記正面開口部を閉じる様々な厚みのフェースインサートであって、複数の複合プリプレグプライのレイアップを備え、前記レイアップは、前面部、前記前面部を取り囲む周辺端、および幅を有する、インサートと、を備えるゴルフクラブであって、前記プライの少なくとも一部は、前記レイアップの前記幅よりも細く、前記前面部に渡って連続的に延在する細長いストリップを備え、前記ストリップは、様々な厚みを有する断面形状を画定するように前記レイアップ内に配置されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  38. 前記ストリップは、前記ストリップが互いに重なり合う増加した厚みの1つ以上のエリアを形成するように配置されることを特徴とする請求項37に記載のゴルフクラブヘッド。
  39. 前記ストリップは、第1の厚みを有する前記レイアップの中央突起を形成するように前記レイアップ内に配置され、前記突起を取り囲む周辺部分は前記第1の厚みより小さい第2の厚みを有することを特徴とする請求項37に記載のゴルフクラブヘッド。
  40. ストリップは、第1の厚みを有する前記レイアップの環状突起を形成するように前記レイアップ内に配置され、前記レイアップの凹嵌部分は前記突起で取り囲まれ、前記凹嵌部分は前記第1の厚みより小さい第2の厚みを有することを特徴とする請求項37に記載のゴルフクラブヘッド。
  41. 各ストリップは、複数の縦方向に延在する強化繊維を備え、各繊維は前記周辺端上のそれぞれの第1の位置から前記周辺端上のそれぞれの第2の位置へ前記レイアップに渡って連続的に延在することを特徴とする請求項37に記載のゴルフクラブヘッド。
  42. ゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレートであって、
    複数のプリプレグ層を備える複合レイアップであって、各プリプレグ層は、それぞれの配向で縦方向に延在する強化繊維の少なくとも1つの樹脂含浸層を備え、前記レイアップは、前記レイアップの全体の大きさおよび形状を画定する外側周辺端部を備える、複合レイアップを備え、
    前記層の少なくとも一部は、複数の複合パネルを備え、各パネルは1つ以上のプリプレグ層の組を備え、前記パネルの各プリプレグ層は前記レイアップの全体の大きさおよび形状と同じ大きさおよび形状を有し、
    前記層の別の部分は、細長いストリップの複数の組を備え、前記ストリップの組は前記レイアップ内の前記パネル間に散在し、前記ストリップは前記周辺端部上のそれぞれの第1の位置から前記周辺端部上のそれぞれの第2の位置へ連続的に延在し、前記ストリップは、前記レイアップ内で前記ストリップが重なり合う、前記レイアップの増加された厚みの1つ以上のエリアを画定することを特徴とするゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレート。
  43. 前記レイアップは、最大幅を有し、各ストリップは、前記レイアップの前記最大幅以下の幅を有することを特徴とする請求項42に記載のフェースプレート。
  44. 各ストリップは、別のストリップの一部と重なる第1の部分と、前記別のストリップと重ならない第2の部分とを有することを特徴とする請求項42に記載のフェースプレート。
  45. 前記レイアップの前面部に配置されてそれを覆うポリマー層をさらに備えることを特徴とする請求項42に記載のフェースプレート。
  46. 前記レイアップの前面部に配置されてそれを覆う金属層をさらに備えることを特徴とする請求項42に記載のゴルフクラブヘッド。
  47. 前記金属層は、チタニウム、アルミニウム、マグネシウム、スチール、またはこれらの合金で作製されることを特徴とする請求項46に記載のゴルフクラブヘッド。
  48. ゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレートを作製するための方法であって、
    複数のプリプレグ複合プライのレイアップを形成するステップであって、前記プライの一部は、前記ストリップの1つ以上がそれぞれ互いに重なり合った、前記レイアップにおける増加した厚みの1つ以上のエリアを画定する、十字パターンに配置された細長いストリップを備える、ステップと、
    前記レイアップを少なくとも部分的に硬化するステップと、
    クラブヘッドのためのフェースプレート、またはフェースプレートの一部として使用するための特定の寸法および形状を有する部分を形成するように、前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップを成形するステップとことを特徴とするを備える方法。
  49. 前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップの前記成形の行為は、クラブヘッドのためのプレート、またはクラブヘッドのためのフェースプレートの部分、若しくはクラブヘッドのためのフェースプレートの部分として使用するための特定の寸法および形状を有するように、前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップを水ジェット切断するステップを備えることを特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. 前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップを成形する行為は、周辺端部を有する成形されたレイアップを形成するために前記レイアップの周辺部分を取り除くステップを含み、前記プライの前記強化繊維はそれぞれ、前記周辺端部上のそれぞれの第1の位置から、前記周辺端部上のそれぞれの第2の位置へそれぞれ延在することを特徴とする請求項48に記載の方法。
  51. 前記プライの別の部分は、それぞれ中央部分および前記中央部分を取り囲む周辺犠牲部分を有する複数の特大プライを備え、前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップの成形の行為は、前記中央部分から前記犠牲部分を取り除くことで前記部分を形成するステップを含むことを特徴とする請求項48に記載の方法。
  52. ゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレートを作製するための方法であって、
    各プリプレグプライが樹脂を含浸した強化繊維の少なくとも1つの層を備える、複数のプリプレグプライのレイアップを形成するステップと、
    前記レイアップを少なくとも部分的に硬化するステップと、
    クラブヘッドのフェースプレート、またはフェースプレートの一部として使用するための特定の寸法および形状を有する複合部分を形成するように、前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップを水ジェット切断するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  53. 前記レイアップは、切断の前に、中央部分および前記中央部分を完全に取り囲む犠牲部分を有し、前記水ジェット切断の行為は、前記中央部分から前記犠牲部分を水ジェット切断するステップを含み、これにより前記複合部分を形成することを特徴とする請求項52に記載の方法。
  54. 前記レイアップを少なくとも部分的に硬化する前記行為は、前記部分的に硬化されたレイアップの前記中央部分において複数の空洞を残さないことを特徴とする請求項53に記載の方法。
  55. 前記レイアップを少なくとも部分的に硬化する前記行為は、前記部分的に硬化されたレイアップの前記中央部分からすべての空洞を取り除くことを特徴とする請求項53に記載の方法。
  56. 前記複合部分の外層を設置するステップをさらに含み、前記外層は前記フェースプレートの打撃表面を画定することを特徴とする請求項52に記載の方法。
  57. 前記外層は、ポリマー層を備えることを特徴とする請求項56に記載の方法。
  58. 前記外層は、金属層を備えることを特徴とする請求項56に記載の方法。
  59. 前記金属層は、チタニウム、アルミニウム、マグネシウム、スチール、またはこれらの合金で作製されることを特徴とする請求項58に記載の方法。
  60. 前記レイアップは、様々な厚みを有することを特徴とする請求項52に記載の方法。
  61. 前記プライの少なくとも一部は、ストリップが互いに重なり合う重複領域を画定する十字パターンに配置された複数の細長いプリプレグストリップを備え、前記レイアップは、前記重複領域から離間した位置での第1の厚みと、前記重複領域での第2の厚みを有し、前記第2の厚みは前記第1の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  62. 前記レイアップは、切断の前に、中央部分および前記中央部分を完全に取り囲む犠牲部分を有し、各プリプレグストリップは前記中央部分を通じて連続的に延在し、前記犠牲部分に延在する対向終端部分を有し、
    前記水ジェット切断の行為は、前記中央部分から前記犠牲部分を水ジェット切断するステップを含み、これは前記複合部分を形成することを特徴とする請求項61に記載の方法。
  63. ゴルフクラブのクラブヘッドのための複合フェースプレートを作製するための方法であって、
    多数のプリプレグ複合プライのレイアップを形成するステップであって、前記プライの1部は、前記ストリップの1つ以上がそれぞれ互いに重なり合った、前記レイアップにおける増加した厚みの1つ以上のエリアを画定する、十字パターンに配置された細長いストリップを備える、ステップと、
    前記レイアップを少なくとも部分的に硬化するステップと、
    クラブヘッドのためのフェースプレート、またはフェースプレートの部分として使用するための特定の寸法および形状を有する部分を形成するように、水ジェット切断で前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップをトリミングするステップと、を含むことを特徴とする方法。
  64. 前記部分は、トリミングの後、体積で約1.7x10−6パーセント以下の空洞率を有することを特徴とする請求項63に記載の方法。
  65. 前記部分は、トリミングの後、いかなる空洞も有さないことを特徴とする請求項63に記載の方法。
  66. 前記レイアップは、切断の前に、中央部分および前記中央部分を完全に取り囲む犠牲部分を有し、各ストリップは前記中央部分を通じて連続的に延在し、前記犠牲部分に延在する対向終端部分を有し、
    前記トリミングの行為は、前記部分を形成するように水ジェット切断により前記中央部分から前記犠牲部分をトリミングするステップを含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
  67. フェースプレートの打撃フェースを形成するように、前記部分の前面部に外層を設置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
  68. 前記ストリップは、第1の厚みを有する前記レイアップの中央突起を形成するように前記レイアップ内に配置され、周辺部分は前記第1の厚みより小さい第2の厚みを有する前記突起を取り囲むことを特徴とする請求項63に記載の方法。
  69. ストリップは、第1の厚みを有する前記レイアップの環状突起を形成するように前記レイアップ内に配置され、前記レイアップの凹嵌部分は前記突起で取り囲まれ、前記凹嵌部分は前記第1の厚みより小さい第2の厚みを有することを特徴とする請求項63に記載のゴルフクラブヘッド。
  70. 前記プライの別の部分は、それぞれ中央部分および前記中央部分を取り囲む周辺犠牲部分を有する複数の特大プライを備え、前記少なくとも部分的に硬化されたレイアップのトリミングの行為は、前記中央部分から前記犠牲部分を取り除くように前記部分的に硬化されたレイアップを水ジェット切断するステップを含み、これにより前記部分を形成することを特徴とする請求項63に記載の方法。
  71. 前記特大プライは、特大プライの群として配置され、前記ストリップは、特大プライの前記群の間に散在したストリップの群として配置されたことを特徴とする請求項70に記載の方法。
  72. クラブボディと、
    前記クラブボディに固定された打撃プレートを備え、前記打撃プレートは、
    フェースプレートと、
    前記フェースプレートに固定され、打撃表面を画定するカバープレートであって、前記打撃表面は複数のスコアライン溝を含むカバープレートと、を備えることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  73. 前記カバープレートを前記フェースプレートへ固定する接着層を更に備えることを特徴とする請求項72に記載のゴルフクラブヘッド。
  74. 前記スコアライン溝は、少なくとも前記打撃表面の衝突エリアの外観と対比するために選択された色素で少なくとも部分的に塗りつぶされたことを特徴とする請求項72に記載のゴルフクラブヘッド。
  75. 前記カバープレートは、金属製であり、約0.25mmと0.35mmの間の厚みを有することを特徴とする請求項72に記載のゴルフクラブヘッド。
  76. 前記スコアライン溝は、約0.05と0.09mmの間の深さであることを特徴とする請求項75に記載のゴルフクラブヘッド。
  77. カバープレートの厚みに対するスコアライン溝の幅の比率は、約2.5と3.5の間であることを特徴とする請求項76に記載のゴルフクラブヘッド。
  78. 前記フェースプレートは、チタニウム合金から形成されることを特徴とする請求項77に記載のゴルフクラブヘッド。
  79. 前記スコアライン溝は、約0.2mmと0.6mmの間の曲率半径を有する遷移領域を含むことを特徴とする請求項78に記載のゴルフクラブヘッド。
  80. 前記カバープレートは、前記フェースプレートの周辺の周囲に延在するように構成される縁部を含むことを特徴とする請求項72に記載のゴルフクラブヘッド。
  81. 前記フェースプレートは、複合フェースプレートであることを特徴とする請求項72に記載のゴルフクラブヘッド。
  82. 前記クラブボディは、ウッドタイプクラブボディであることを特徴とする請求項72に記載のゴルフクラブヘッド。
  83. ゴルフクラブフェースプレートのためのカバープレートであって、隆起およびロール湾曲部を有するチタニウム合金シートを備え、複数のスコアライン溝を含み、スコアライン溝の深さDは、約0.05mmと0.12mmの間であり、チタニウム合金シートの厚みTは、約0.20mmと0.40mmの間であることを特徴とするカバープレート。
  84. クラブボディと、
    前記クラブボディに固定された打撃プレートと、を備え、打撃プレートは、打撃表面に位置された複数の耐衝撃スコアライン溝を有する金属製カバーを含むことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  85. 前記金属製カバーは、約0.2mmと1.0mm厚みの間であることを特徴とする請求項84に記載のゴルフクラブヘッド。
  86. 前記スコアライン溝は、約0.1mmと0.02mmの間の深さを有することを特徴とする請求項85に記載のゴルフクラブヘッド。
  87. D/T比率が約0.15と0.30の間になるように、前記スコアライン溝は、深さDを有し、前記金属製カバーは厚みTを有することを特徴とする請求項84に記載のゴルフクラブヘッド。
  88. 前記比率D/Tは、約0.20と0.25の間であることを特徴とする請求項87に記載のゴルフクラブヘッド。
  89. 前記フェースプレートは、様々な厚みのフェースプレートであることを特徴とする請求項84に記載のゴルフクラブヘッド。
  90. 金属製カバーシートを選択するステップと、
    ゴルフクラブフェースプレートに一致し、ゴルフクラブのための打撃表面を提供するように前記金属製カバーシートをトリミングするステップと、
    前記打撃表面に複数のスコアライン溝を画定するステップであって、前記金属製カバーシートは、約0.1mmと0.5mmの間の厚みTを有し、前記スコアライン溝は、D/T比率が、0.1と0.4の間になるように深さDを有する、複数のスコアライン溝を画定するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  91. 前記D/T比率は、約0.15と0.30の間であることを特徴とする請求項90に記載の方法。
  92. フェースプレートの周辺を覆うように構成される前記カバープレート上に縁部を形成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項90に記載の方法。
  93. 前記金属製シートは、チタニウム合金シートであることを特徴とする請求項90に記載の方法。
  94. 前記金属製シートは、前記スコアライン溝の成形の後にトリミングされることを特徴とする請求項90に記載の方法。
  95. 前記スコアライン溝は、前記打撃表面の衝突エリアに形成されることを特徴とする請求項90に記載の方法。
  96. 前記スコアライン溝は、前記打撃表面の衝突エリアの外側に形成されることを特徴とする請求項90に記載の方法。
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